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銀河帝国攻略戦⑦~戦略兵器を打ち砕け!

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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「やあやあ猟兵諸君。くるるちゃんの召集に集まってくれて感謝するねっ」
 グリモアベースに集まった猟兵達を前に腕を広げ、鏡繰・くるる(属性過積載型バーチャル男の娘・f00144)は愛らしい笑顔と共に元気よく切り出した。
「先日スペースシップワールドで起こった、『ヘロドトスの戦い』の顛末は聞いてる? もしかしたら、キミ達の中に実際にあそこに行った猟兵もいるかな?」
 移民船ヘロドトスの警備隊長、ミディア・スターゲイザー。彼女は、銀河帝国が独占していた『ワープドライブ』を導く事が出来る、特殊なユーベルコードの持ち主だ。
「これで、全宇宙のスペースシップの力を結集して、かつて銀河帝国を打ち倒した『解放軍』を再び結成する事が出来るようになったんだ!」
 しかしこの事実は、帝国にとっては看過し難い事態でもある。解放軍の進撃を阻止するため、帝国は決戦兵器『反射衛星砲カイザー・レイ』を用意したのだ。
「カイザー・レイは、巨大特殊ミラーで光を集積し、強力なビーム砲を放つ戦略防衛兵器でね」
 この兵器がある限り、帝国軍の本拠地に艦隊を送り込む事は出来ない。もし送り込んだとしても、端からこのカイザー・レイによって破壊されてしまうだろう。
「そこで、カイザー・レイにグリモア猟兵の力で直接ワープ。そのミラーを破壊するって言う作戦が立案されたんだ」
 ミラーは多数存在し、その一枚一枚に、護衛のオブリビオンが存在する。これを倒し、ミラーを打ち砕くのが、今回の使命と言う訳だ。
「キミ達に担当してもらうミラーを守るオブリビオンは、人造生命体『マンティコア』。帝国の生み出した、生物型のウォーマシンだよ」
 見た目はキマイラのような、獣の身体を一部に持った美女。しかしその実態は、恐るべき生物兵器だ。
 だが、これを打倒しなければ、帝国の野望を打ち砕く事は出来ない。

「いつもの依頼が大事じゃない訳じゃないんだけど、今回の依頼は特に、世界の命運に関わる大事な依頼だよ。スペースシップワールドの未来は、キミ達の双肩にかかってるって言っても、過言じゃないんだ」
 いつもどおりの、わざとらしいほど可愛い仕草の中に、僅かな緊張と期待を混じらせ、くるるは猟兵達を見渡す。
「だから、ばっちり解決してきてね。良い知らせを待ってるよ!」


一二三四五六
 さあ、宇宙の命運をかけた大一番の始まりです!

 ごきげんよう、気合を入れていきましょう。一二三四五六です。

 第六猟兵初めての戦争シナリオとなります。
 皆さんの力をあわせ、銀河帝国の野望を打ち砕きましょう。
 ……とは言うものの、やる事はいつもとあまり変わりません。やる事は普通の戦闘シナリオですので、気負いすぎずにいきましょう。

 なお、『人造生命体『マンティコア』』は、フルーネ・フローライト(ウォーマシンの人形遣い・f05947)さんの宿敵となっております。

 それでは、皆様のプレイングを、楽しみにお待ちしています。

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 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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第1章 ボス戦 『人造生命体『マンティコア』』

POW   :    不可視の牙
【真空刃】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    獣の雄叫び
【凄まじい大音量の咆哮 】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    猛毒の棘
【蠍の尾 】を向けた対象に、【蠍の尾から放たれる針と猛毒】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はフルーネ・フローライトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


『キタ、カ……カイホウグン、ドモ……!』
 カイザー・レイへと転移した猟兵達。巨大なミラーの輝きの元、オブリビオン・マンティコアが立ちはだかる。
 銀河帝国攻略戦の先陣を切った戦いに参戦した猟兵の数、実に39名。これほどの数の猟兵が集まる事は、そう有るものではない。
 だがその数を前にしても、マンティコアは余裕を崩さず、猟兵達を睥睨する。戦略兵器の守護者と言うだけあり、その力は並のオブリビオン以上という事か。
 だが、この場に満ちる輝きは、宇宙に絶望と破壊を齎す光。
 平和を取り戻すために、必ず打ち砕かねばならない光である――!
柳生・友矩
少し出遅れてしまいましたが、世界を救うために、俺も戦わせてくださいっ!!
【POW】ユーベルコードの剣刃一閃を駆使して皆さんの援護をしますっ!!
ちょこを他切な人に渡すお祭りが始まる前に、平和になりますようっ!!


レナ・ヴァレンタイン
※他猟兵との絡み、アドリブ歓迎

まったく、とんだお祭り騒ぎもあったもんだ
とはいえ。同じアホなら踊らにゃ損損といったものだ

――ヘロドトスでは宇宙船ごと一発もらったな。お礼参りに来たぞ


ミラー守護役。なるほど強そうだが……物量でいかせてもらう
ユーベルコード起動。軍隊個人、発動承認
マスケット、リボルバー、ガトリング、全銃砲合わせて60挺
【スナイパー】技能を使って敵を狙いつつ、流れ弾でミラー破壊も試みる

私が単独先行。後からの者に奴がどう動くか、どう攻撃するか、そられの情報を拾わせるために、私が行うのはひたすら攻め続けることだ
単騎で守り切れるかどうか、試させてもらうぞ!


ゼット・ドラグ
「一番槍はこの俺ゼットに任せてもらおうか!」
この日のために作っておいた決戦用装備を身にまとい、マンティコアに挑む戦闘狂。特に大型の右腕の義手が目に付く。
ヴァリアブルウェポンで左手から出た刃で敵の攻撃を捌きつつ、近距離で刃を射出して奇襲。相手に隙が出来たら、ギガンティックブースターで加速した拳で思いっきり殴りつける。
「俺の力はまだまだこんなもんじゃねえが、まだ調整が終わってなくてな。後は任せるぜ!」



「一番槍は、この俺ゼットに任せてもらおうか!」
 まず、いの一番に飛び出したのは、ゼット。この日のために作り上げた決戦用装備を纏い、真っ直ぐに駆ける。
「喰らえっ!」
 目を引く右腕の義手ではなく、左手を突き出し、そこから伸びる刃でマンティコアを狙う。
『ムダ、ダ……』
 それをマンティコアは、獣の右腕で易々と受け止めた。頑強な毛皮で刃を阻み、さらに剛力をもって押し返してくる。
『ツウ、ジハ、シナイ……!』
「それならっ!」
 ならばと、加勢に入る友矩。手にする刃は境鳥正家、美しくも斬れ味鋭い脇差し刀。
「はああっ!」
『フンッ!』
 それを、今度は左腕で受け止めるマンティコア。ユーベルコードですらないただの怪力で、二人の猟兵を相手に取る。
「なるほど、強いな。ならば、物量で行かせて貰おう」
 それを見たレナは、ついと右腕を掲げた。
「ユーベルコード起動。軍隊個人、発動承認……さあ、戦争の幕開けだ」
 マスケット、リボルバー、ガトリング。手にした銃器が複製され、展開される。その数、合わせて60挺。
「帝国には、ヘロドトスでは宇宙船ごと一発もらったからな。お礼参りに来たぞ!」
 まさに個人が軍隊、それを体現するユーベルコードによって、弾丸の雨が降る。
『ム……!』
「ほう……頑丈だな」
 生物型とはいえ、ウォーマシン。獣の部分以外も相当に頑丈で、弾丸を肌で弾き返すマンティコア。
『コレイジョウ、ハ……サセ、ン……!』
 無論、マンティコアも大人しく撃ち続けられてはいない。その身から、真空刃が無数に迸り、弾丸を撃ち落とす。
「うわっ!」
 無論、接敵していた友矩にもその刃が迫り、慌てて飛び退る。
「くっ……ここでは、負けませんっ!」
 下がった所で攻撃範囲からは逃れられないが、至近距離に比べれば真空刃の密度は減る。自らに迫る不可視の牙を、気配で察し、斬り捨てる。
「もうすぐ、ちょこを大切な人に渡すお祭り……その前に平和にして見せますっ!」
「バレンタインまで、か。少々難しいかもしれないが……」
 ゼットも当然飛び退り、大剣を翳して身を守る。
「少なくとも、こいつはここでさっさと倒しておかないとな!」
『ヌ……』
 ただ、下がっただけではない。飛び退る瞬間、刃をその腕から切り離し、撃ち出している。
 それは、浅いとはいえマンティコアの脇に突き刺さっていた。真空刃の狙いが逸れ、一部だけ密度が薄くなる。
「そういう訳だ、喰らえっ!」
 その隙を、ゼットは無論逃さない。一気に間合いを詰めると、その巨大な右腕を、叩きつける。
『ム……ダ、ダ』
「これも受け止めるか。だがっ!」
 両腕を交差し、その拳を受け止めたマンティコア……だがそこから、ブースターを点火、また一段拳を加速する。
「暴竜の竜骨から作った拳だ、流石に効く、だろうっ!!」
『グゥゥッ!』
 ガードごと持っていくような強烈な一撃。マンティコアの身体を、大きく弾き飛ばす。
「そら、そこだっ!」
「いきますっ!」
 さらにそこに重ね、レナが掃射し、友矩が一太刀を入れる。
『キカ、ヌ……!』
 それを、皮膚で受け止め、耐えるマンティコア。再び不可視の刃を撒き散らし、三人を遠ざける。
「いいや、効いていない訳ではあるまい?」
 確かに、マンティコアは血すら流してはいない。だが衝撃は、確実に体内に響いている。
 それを分析して見抜くと、レナは再び狙いを定めながら、後続の猟兵達に情報を送る。
「まったく、とんだお祭り騒ぎもあったもんだが……同じアホなら踊らにゃ損損とも、良く言った物でな」
 これほど多くの猟兵が集まった戦いだ。無論、ここだけではない、他の多くの戦場にも、数多の猟兵達が赴いている。
「世界を救うための戦いですからね……俺もっ!」
 再びマンティコアに斬り掛からんとする友矩。後続の猟兵達も追いついて来て、次々とマンティコアに挑みかかる。
「さあ、この数を相手に単騎で守り切れるかどうか、試させてもらうぞ!」
 軍隊個人、ではない、真に軍勢となって迫る猟兵達を堂々と示し、レナはマンティコアに対して、叫びと共に銃弾を叩きつけた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ユリウス・アルバート
戦争ですね!これこそまさに闘争!さぁ戦いを始めるとしましょう!
「それではお仕事を始めるとしましょうか」

やる事は変わらずですね、私は所謂アタッカーですからね遠距離から攻撃これにつきます
「穿ち破裂せよ」
【先制攻撃】による【誘導弾】を利用した合計100本の爆発する矢による【範囲攻撃】
例え相手に避けられたとしてもミラーにもあたるように攻撃すれば無駄にはならないでしょう
爆発による【衝撃波】を伴えば全く当たらないって事も無理でしょうしね
さらに追撃による【二回攻撃】を行って飽和攻撃といきましょう
相手からは出来るだけ距離を取るように立ち回りますよ
相手の攻撃はオーラ防御で急所だけは守るようにしましょう


イヴ・シュプリーム
【WIZ】
※心境
(イヴは長期の冷凍睡眠から目覚めたばかり、と言う設定です)
宇宙の命運……? いきなり話が大きすぎるわ……私、目覚めたばかりなのに……
でも……困っている人がいるなら……助けるのが魔導士……その為に私は作られたんだから……
相手は私と同じ人工生命体……でも、容赦はしないわ……

※戦術
手始めに【守護スル従者達】を発動。オールレンジ攻撃を仕掛けて撹乱する。その間に【叡知ノ光】を使用。50本の魔導レーザーを収束させ、一転突破を狙います。

「アナタも私も作られた存在……でも、決定的に違うものがあるわ……」

(※アドリブ、連携等歓迎します)


イデアール・モラクス
クク…銀河帝国との全面戦争とはなぁ、滾るじゃないか!
ならばこの戦、始まりの狼煙は盛大に上げてやらねばなるまい!

・行動
「この宇宙に住まう全ての命よ!この焔を見るがいい!これこそが銀河帝国を焼き尽くす炎、闇に光を灯す始まりの火だ!」
『全力魔法』『属性攻撃』で威力を高めたウィザードミサイルを『高速詠唱』で連続発射、千を超える炎を殺到させ避けきれない程の熱量で焼き尽くす。
「迎撃し切れると思ったかぁ?まだあるんだよ!」
『範囲攻撃』で更に数を増やし、徹底的なウィザードミサイル連射でマンティコアを焼き尽くす。
「脅えろ!竦め!銀河帝国だろうがオブリビオンだろうが、この世に滅せぬものなどありはしない!」


神無月・継葉
【表人格で行動・SPD】

ダイブ、大ごとになったみたいだけど、やれないことはないよね?
解放軍を再結成させるためにも、この戦いは負けられなさそうだね。

でも、僕が使うのはやっぱり信頼できる武器しかないよ。
同じ範囲攻撃なら、音に影響されないレーザー兵器で【先制攻撃】を仕掛けるよ。
でも、その弾幕の中でボクも攻撃しないわけじゃない。
サラインの【援護射撃】をしながら、【二回攻撃】でとにかく攻撃をして、方向を防ぐようにしてみようかな。



 中長距離に陣取った猟兵達が、次々と己の戦力を展開する。
「クク……銀河帝国との全面戦争とはなぁ、滾るじゃないか! 始まりの狼煙は盛大に上げてやろう!」
「ええ、これこそまさに闘争! さぁ、お仕事を始めるとしましょうか!」
 快楽と欲望を露わにするイデアールが、柔和な表情の中に鋭い闘志を秘めたユリウスが、無数の炎を編み出した。
「この宇宙に住まう全ての命よ! この焔を見るがいい! これこそが銀河帝国を焼き尽くす炎、闇に光を灯す始まりの火だ!」
「我が声に応え……穿ち、破裂せよ!」
 合わせて200を超える、炎の豪雨。隙などないと見えるそれの中を、マンティコアは高速で掻い潜る。
『フ、ンッ……!』
 雨の中を濡れずに駆けるような、並外れた動き。しかし、猟兵達も、いつまでも避け続ける事を許しはしない。
「避け切れると思ったかぁ……まだあるんだよ!」
 妖艶な唇が動き、高速詠唱が舌の上を踊る。100、200、300と、炎の数を重ねるイデアール。
「そんなに避けても良いんですか? 守るべきミラーが破壊されていますよ?」
 ユリウスも当然、さらなる炎を重ねる。雨は降り止まず、マンティコアと共にミラーをも焼いていく。
『コノテ、イド……ナオセ、ル……オマエタ、チヲ、シリゾ、ケテナ……!』
 その破壊にも構わず、炎雨を見据えるマンティコア。避けきれぬと見れば、凄まじき咆哮を迸らせる。
『フン……ガアアアアッ!!』
 ミラーの何枚かが割れる事も厭わずに放った雄叫びは、魔弾の嵐を弾き飛ばした。接近しようとする前衛の猟兵達も、これでは近づき難い。
「だいぶ、大事になったし、相手は強敵だけど……やってやれないことはないっ! サライン、起動っ!」
 だが、その攻撃は予知情報で知っている。継葉は、待っていたとばかり、己のドローンに指示を送る。
「さあ、吹雪の怖さを教えてあげる。コードA・O・B……アクティブ・オペレーション・ブリザード!」
 音声認識によって、形を変えるドローン・サライン。解き放たれるは、吹雪……だが、冷気の吹雪ではない。
「これなら、音に影響されないでしょっ!」
 音を貫く、光の吹雪。無数のレーザーが戦場へと降り注ぎ、咆哮のために足を止めたマンティコアを撃つ。
『チ……ィ!』
「解放軍を再結成させるためにも、この戦いは負けられないよ!」
 肌を僅かに焼かれ、舌打ちと共に咆哮を止めるマンティコア。再び高速回避を始めるが……降り注ぐ雨と吹雪は、いかに彼女とて避けきれるものではない。
「戦争、帝国、解放軍……どうにもいきなり、話が大きすぎる……」
 継葉の叫びを耳に留め、イヴは小さくつぶやいた。長期の冷凍睡眠から目覚めたばかり。宇宙の命運などと言われても、実感が沸かない……だが。
「困っている人がいるなら……助けるのが魔導士……そのために、私は造られたんだから……」
 そんな彼女を突き動かす一つの感情……否、存在理由。破壊の雨降る戦場に、もう一つの雨を呼び起こすべく、魔法陣を数多と展開する。
「相手は私と同じ人工生命体……でも、容赦はしないわ……」
 彼女は、魔導科学の粋を集めて造られた人造人間。それゆえに、生まれた星の滅びすら招いた。
 だが、その忌まわしき力は、今は宇宙を守るため。迸る魔導のレーザーが、マンティコアへ狙いを定め降り注ぐ。
『ウットウ……シイ……ッ』
 炎と光の嵐に肌を焼かれ、苛立ちを隠しきれぬマンティコアは、その発生源を止めるべく、一気に間合いを詰めてきた。前衛の猟兵達を強行突破し、射撃の繰り手達へと迫る。
『シ、ネッ……!』
「くっ!?」
 まず標的となったのはユリウスだ。接近して来たマンティコアの尾から、毒針が放たれる。
「そういう、訳にはっ!」
 致死の気配すら感じ、咄嗟にマントを翻す。闇の呪詛を纏ったマントが、その針を弾き飛ばし……だが、受けた部分を中心に、マントの大部分が一瞬で溶解した。
「これは、直撃は受けられませんねっ……」
「なら撃たせなければ良いねっ!」
 追撃を狙うマンティコアめがけ、パルスライフルを斉射する継葉。強靭な尾を傷つけるには至らぬものの、横合いから弾き飛ばし、狙いを大きく逸らす。
「感謝を……そしてこれはお返しですっ!」
 その隙に、至近距離から爆炎を数多と叩き込むユリウス。堪らずマンティコアが飛び退ると、イヴが素早く割り込んだ。
「アナタも私も作られた存在……でも、決定的に違うものがあるわ……」
『ナニ、ヲ……!』
 当然、マンティコアはイヴを標的に定める……だがそれこそが狙い。
「だから……私達は、負けない……」
 敵意に反応する自動術式が解き放たれ、さらなる魔導レーザーがマンティコアを撃つ。
 正確な狙いと共に繰り出された魔光の圧力に耐えられず、大きく間合いを取って逃れるマンティコア。
「やたらと頑丈なようだが……しかし、限度はあろう!」
 一旦間合いが離れれば、イデアールが再び炎弾の飽和攻撃を仕掛けた。再び高速回避運動に移るマンティコアは、後衛陣から離れざるを得なくなる。
「怯えろ! 竦め! 銀河帝国だろうがオブリビオンだろうが、この世に滅せぬものなどありはしない!」
『ナラ、バ……キサマラ……ガ、ホロビ、ロッ!』
 雨を躱し、耐えるマンティコアに対し、さらなる雨を降り注がせる猟兵たち。戦闘は、なお続く。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

蜂蜜院・紫髪
*アドリブ連携歓迎
心情:えぇい世界が違うとこれほど戦いが難しいとは…しかし放ってもおけん!やるだけやるのじゃ!
人の世の営みに無粋はいらぬ!

戦闘:人形を盾に狐火で戦います。人形は【猛毒の棘】を優先して受け【厄受人形】からの【呪詛返し】で尻尾を強化して装備します。
連携者が居るときは【かばう】も使っていきます。
怪我は毒の事も考え早いうちに【癒しの狐火】で癒します。


ルセリア・ニベルーチェ
アドリブ歓迎よ
他の猟兵さんとの協力も歓迎よ

美女を倒すのは心が痛みますが?
オブリビオンの野望を打ち砕く為なら致し方ありませんね!
ルセリアさん、この戦いが終わったらバレンタインの準備するんだ…

戦闘スタイルは複数の黒剣による十二刀流、手元に無い剣は念動力で運用
ユーベルコード【契約者権限】を敵の周囲に展開して射出するわ。
敵が避ける事に集中している中を追撃、くるるさんの情報で
手の内は分かっておりますので敵の攻撃に注意しつつね

見切り・第六感・残像で避けつつ
情報収集・戦闘知識でマンティコアの行動パターンを掌握するわ。


ビードット・ワイワイ
見たり見たり見たり、汝の破滅を見たり。
高き火力を誇りども、滅びる要因内部から。
誇りし火力は意味成さず。内なる防壁十分か?
ここが汝の破滅なり。

可憐な姿をせりどもその運命は悲しきものなり。
その声は他者を傷つけ、尾は毒を放ちけり。
ならば切り裂いてしんぜよう。ガジェットショータイムにて
浮遊せし刃を複数作製。
【目立たない】ように【迷彩】を施し【残像】を生み出しながら
攻撃。避けようとも無駄なり。それは【念動力】にて補助しけり。【2回攻撃】が可能なり。汝の背中は安心か?

我への攻撃しようとも我が腕は強靭なり。【怪力】なり。
【グラップル】にて戦おう。拳から【衝撃波】を放ちて戦おう。
我が破滅を与えよう。


リネット・ルゥセーブル
20殺せば、呪いの奔流が一度止まるというのなら。
……やるしかないか。

人形を構え、【フェイント】をかけつつ回避。ある程度傾向が見えれば【見切り】も狙う。
被弾しそうになればフィーネを【盾受け】として防御する。
針はともかく、毒は人形には届くまい。

針と毒を返すタイミングは十分に見極める。
ただの毒なら殺しきれまい。
ゆらりゆらりと迫りつつ、十分接近し、針が深く深く刺さるように。
【カウンター】を狙って叩き込む。

この綻びは、小さな綻びだろう。
『だが、君も殺せない毒ごときで私達を殺しきれるとでも思うのか?』



「おおっと、そろそろ止まってもらいましょうか!」
 降り注ぐ弾幕を躱し、前衛陣を振り切って高速で駆けるマンティコア。その足を止めんと、ルセリアが駆け寄る。
「権限を行使する、砲門よ開け……我こそは黒剣の姫君なり!」
 契約を結んだ黒剣を、真円状に降り注がせる。ルセリア自身とマンティコアを囲む、即席の闘技場。逃げ場を封じると、両手の黒剣を手に斬りかかる。
「さあ、美しいお嬢さん、私と一差し、舞いましょうっ!」
 その斬撃を、両腕で受け止めたマンティコア。さらなる追撃の前に、その毒尾を以てルセリアを反撃しようとする。
「汝美しけれど、その運命は悲しきものなり」
 そこに、ビードットが巨体を揺らして降り立った。念動力で動かすガジェットの刃が、尾を弾いて狙いを大きく逸らす。
「その声は他者を傷つけ、尾は毒を放ちけり。ならば切り裂いてしんぜよう」
 刃はその一本ではない。宙間迷彩が施され、全貌を把握しきれないほどの数の刃が、マンティコアに叩きつけられる。
「美女を倒すのは心が痛みますが? オブリビオンの野望を打ち砕く為ならば!」
 さらにルセリアも、10本の黒剣を展開する。周囲を取り囲む黒剣とは異なる、より深く契約を結んだ剣達。両手の2本と合わせて12本、手足の延長の如くにそれを操り、舞うように刃を振るう。
『グ……!』
 いかに頑強なマンティコアと言えど、無数の刃に晒されれば、無傷とはいかない。僅かずつながら、その身にじわじわと傷を刻みつけていく。
『キリサカ、レ……タオサ、レルノハ……オマエタチ、ダ!』
 だが、ならばとマンティコアはその身から無数の空刃を放った。数だけならば、ガジェットと黒剣、その合計を遥かに上回る。
「我が腕は、我が身は強靭なり。汝が火力は意味を為さず」
「手の内は分かっておりますので、ね!」
 その刃を、ビードットはその身で受け止め弾き返し、ルセリアは12本の剣で切り払う。至近距離では完全には受けきれずこちらも傷を刻まれるが、致命傷には程遠い。
「さあ、私達も」
「うむ……!」
 何より、2人が刃を受け止める事で、マンティコアの攻撃がそれ以上に広がらない。その隙に飛び込んでくるのは、紫髪とリネット、2人の人形遣いだ。
「世界が違うとこれほど戦いが難しいとは……しかし放ってもおけん!」
「殺せば呪いの奔流が一度止まるというのなら、やるしかない」
 店番用の人形達を操る紫髪と、可愛らしい人形達を操るリネット。巧みな操作で、抑えきれない僅かな刃を躱し、阻み。
 4人がかり、人形と刃も数えれば30を超えようかと言う数で、マンティコアを取り囲み、その動きを封じていく。
『ジャ、マダ……キサマ、ラ……オォォォォォォォォッ!!』
 その包囲に苛立ったマンティコアは、咆哮を迸らせる。
 無数の刃も人形も、全てまとめて、音の奔流で薙ぎ倒すつもりだ。
「汝、誇りし火力は意味を為さず」
 それを阻止すべく、ビードットはマンティコアに組み付いた。その巨体が、音への壁となって立ちはだかる。
「ぬ、ぅ……!」
 その轟音の衝撃は、ビードットの頑強な装甲すら打ち砕くに足る威力。だがそれを、彼は捨て身で受け止め続ける。
「汝、高き火力を誇れり……されど、汝が防壁は、十分、か……?」
『オォォォォォォォ……ガッ!?』
 そして、なおも吼え続けるマンティコアの死角……脇腹めがけ、迷彩の刃が忍び入った。裂くには足りずとも、叩きつけた衝撃で咆哮を中断させる。
「隙ありね……!」
 その瞬間を逃さず……あるいは、それを予期していたかのように。ルセリアが十二剣を矢継ぎ早に振るう。残像すら伴う高速の斬撃が、マンティコアの肉体のあちこちに傷を刻みつけた。
『ガアッ、アッ……コ、ノ……ッ!』
 痛みに声を上げて抵抗するマンティコアは、その尾を振るう。
「その力……」
「貰ったっ!」
 だがそれこそ、人形遣い達の待ち望んでいた攻撃だ。人形達を、自らその尾に投じさせる。
『何、を……』
 死を齎す、凶悪なる毒素。神経毒の成分は人形には通じないが、腐食毒の成分が容赦なく、二体の人形を融解させた。
「人形をも溶かすか。だが……」
 その、溶けた人形が断末魔の如く生み出す死の呪詛を、赤いドレスを纏った編みぐるみが受け取った。緑の指が毒々しく染まる。
「返そう。君も殺せない程度の、か弱い毒だが……!」
『ガッ……!』
 乱暴に振られる尻尾を掻い潜り、その指を背中に突き立てる。自身の毒を呪詛として返され、マンティコアの背が焼け爛れる
「わしからも、お返しなのじゃ。人の世の営みに無粋はいらぬ!」
 紫髪も、護衛人形の受けた呪詛を店番人形に移して見せた。こちらは直接は返さず、人形に毒針を生やしてマンティコアに襲いかかる。
『グゥゥ……イラ、ヌハ……オマ、エタチ、ダ……!』
 迫る毒針を腕で払いのけるが、接触する度に焼けた煙が上がり。これ以上は受けられぬと感じたのか、マンティコアはビードットの腕を払い除け、大きく飛び退る。
「おや、逃げるのかの?」
『フ、ン……!』
 紫髪のはなった牽制の狐火を払い除け、憎々しげに睨みつけるマンティコア。まだまだ傷は浅いが、その表情からはじわりと余裕が失われている。
「逃げるは無意味。我は汝の破滅を見たり。ここが汝の破滅、破壊の光と共に眠るが定めなり」
「私達に受けたその綻び。いずれ大きな破綻を招く」
『ワタシハ……ホロビ、ヌ……!』
 ビードットとリネットの宣言に言い返し、大きく跳んで離れるマンティコア。
 無論、それを黙って見送る謂れはない。四人とも、すぐさま追って駆け出していく。
「ルセリアさん、この戦いが終わったらバレンタインの準備するんだ……!」
「それは死亡フラグと言うんじゃぞ……?」
 全員に狐火をともして癒しを与えながら、ルセリアの言葉に紫髪がそっとツッコミを入れた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

須藤・莉亜
「んじゃ、始めようかな。」
眷属の腐食竜さんを召喚、彼に暴れてもらおう。

彼には爪での引っ掻き、噛みつき、体当たり、尻尾でのなぎ払いなんかで攻撃してもらう。

僕は彼の攻撃で出来た隙をついて、対物ライフルのLadyでちまちま撃っときます。

獣の雄叫びが来るなら、時喰らいを使いつつ耳を塞いで、腐蝕竜さんの陰に隠れて回避…出来たら良いな。

「とりあえず、全部バラして行けば良いって話だよね?」

アドリブ、他の人との連携歓迎。


ハバムル・アルコーン
戦争一番乗りぃ! 正直怖いけど…でもあの姫様は見捨て辛いし…うぅ、やるしかないよ!皆で皇帝サマなんか蹴っ飛ばしてやるんだ!その為にもこれは大事な一歩だから。

【SPD】
【バトルキャラクターズ】を発動してドラゴンの群れを召喚して【一斉射撃】!出来るだけ遠距離から竜騎士としての【属性攻撃】の力を注いだ火炎ブレスを一斉に放たせて【獣の雄叫び】が届きにくい場所から攻撃するよ
本体のあたしはカラフルRPGでの【援護射撃】で強い光を放ち、相手の視界を奪うよ!


桐府田・丈華
「世界の命運・・・ボク達が本気になる時が来たみたいだね!サクッと打ち砕くよ!」
静かに帽子をかぶり直して気合を入れて依頼に臨みます

カイザーレイのミラーに乗り込んだら速攻でマンティコアに向かって進軍
戦闘開始とともにカードをデバイスにセットしバトルキャラクターズを召喚し、キャラクター達の連携攻撃で戦います
他の猟兵とも連携して確実にダメージを与えるように戦います
(他猟兵との絡みOKです)



「正直怖いけど、でもあの姫様は見捨て辛いし……うぅ、やるしかないよ!」
 戦い、それも戦争に挑む事の恐怖。それを正直に吐露しながら、ハバムルは毅然と戦場に立つ。本当は、家でゲームをしていたい。だがだからこそ、戦争は止めなくてはならない。。
「皆で皇帝サマなんか蹴っ飛ばす……その為にもこれは大事な一歩だ!」
 取り出した携帯ゲーム機を起動する。無論、遊ぶためではない。
「バトルキャラクターズ! さあ来て、ドラゴン達!」
 呼び出されるのは、3DCGの竜群。羽ばたきと共にマンティコアを追い、宙から炎を降り注がせる。
『アタ、ラン……!』
 だがマンティコアは、その炎を振り切るように、高速で駆ける。竜の羽ばたきでは、それに追いつく事が出来ない。
「なら、ボクも合わせる……サクッと打ち砕くよ!」
 それを見ると、今度は丈華が歩み出る。帽子を深くかぶり直し、懐から取り出したのは、小さなデッキケース。
「世界の命運がかかってるんだ……本気のデッキで相手をするよ!」
 カードを取り出し、デバイスにセット。
「召喚、竜の軍勢!」
 具現化するのは、カードイラストが立体化した姿の竜たちだ。CGとイラストの、二種のゲーム竜が、群れとなってマンティコアを取り囲む。
『ギャオオオオオオ!』
 数十体の竜による、ドラゴンブレスが、避けきれぬほどの広範囲を焼き尽くす。
『コノテイ、ドデハ……!』
 だが、レベル1の竜のブレスの火力では、マンティコアの足を止められない。マンティコアは炎の中を駆ける。宙空の、マンティコアの射程外高度から攻撃するドラゴンに対し、マンティコアは召喚者を狙うつもりだ。
「くっ、ブロックっ……」
『ジャマ、ダッ!』
 咄嗟に、竜のうち一体を、自身とハバムルの壁にする丈華。それを、ユーベルコードすら使わず腕力でねじ伏せるマンティコア。
 時間稼ぎにすらならない……が。
「ゲームスタートッ!」
『ッ!!?』
 竜が視界を遮った、その刹那。ハバムルはロケットランチャーを構え、その引き金を引く。
 放たれたのは弾丸ではなく、カラフルな電子の光。完全に意表をつき、マンティコアの視界を刹那、奪い去った。
『コシャ、クッ!』
 目潰ししたマンティコアに、一匹の竜が襲いかかる。だがやはり、ゲームドラゴンでは、目を瞑ったマンティコアすら傷つけられない。
「まあ、ゲームドラゴンじゃないんだけどね?」
『ッ!?』
 無数のゲームドラゴンに一匹だけ混じっていたのは、莉亜の眷属である腐蝕竜だ。当然その力は、群れの一匹とは訳が違う。ゲームドラゴンだと勘違いしていたマンティコアの爪を易々と鱗で受け止め、そのまま、巨大な顎で噛み砕かんとする。
「さあ、暴れちゃって」
 腐敗した牙が食い込んでいく。その硬い肉体を噛み砕くには至らぬものの、圧迫し、軋ませる。
「とりあえず、全部バラして行けば良いって話だよね?」
 莉亜自身は、飄々とした様子で対物ライフルを構える。Ladyの名がついたそれに己の血を捧げると、強化された弾丸が、身動きの取れぬマンティコアの肌に次々と食い込む。
『グ……ガアアアアアアアアッ!』
 苦しみながらも、マンティコアは咆哮を迸らせた。その音の衝撃で竜の顎がこじ開けられる。
「おおっとっ?」
 さらに猟兵達にも音の波が迫るが……莉亜が一瞬、時を止め、腐蝕竜の影に隠れる事で回避する。
「まだまだ……融合カード、発動!」
「集まって、ドラゴン達!」
 さらに、丈華とハバムルも、ゲームドラゴンを呼び集め、合体させ盾とする。
 そして、レベルの上がったドラゴン達と、莉亜の腐触竜。三体の竜の爪と牙が、マンティコアを取り囲み、斬り裂いていく。
『ガ、ァァァ、オォォォォォォォッ!』
 そのドラゴン達が、マンティコアのさらなる咆哮に弾き飛ばされた。
 しかしマンティコアの方も当然、無傷ではない。数多の傷から血を流し、血走った目で猟兵達を見つめる。
『ムダダ、ァ……!』
 新たな標的を求め、マンティコアは再び駆け出した。三人は、体勢を立て直したドラゴンにそれを追わせていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

デナイル・ヒステリカル
放置してはいけない問題であるということは、猟兵なら誰しも感じているところです。
やりますよ。任せてください。
僕は僕の信念(プログラム)に従って、帝国を打倒します。

UC:バーチャルレギオンを使用して機械兵士を召喚します。
広げた陣形を生かして様々な角度から射撃を実行し、他の猟兵への援護とします。
「これは帝国打倒の始まりに過ぎません。ですから、ここで足踏みしてはいられませんよ」


黒金・華焔
ははっ、面白い展開になってきたじゃねぇか
まずは肩慣らしに一発決めてやるか

今回は式神共に働いてもらうぜ
高速詠唱を駆使して式神氷雨、式神白刃を召喚
白刃を前衛に、氷雨を後衛に配置して戦闘させるぜ
白刃は回避や防御を厚めに、
氷雨は攻撃に専念させる事で連携と役割分担をさせる

私自身は敵の動きを観察、情報を集めて式神に指示を出すか
特に尾の動きには注意して、大技の兆候は見逃さない
他の猟兵がいるならそいつらにも情報を共有しとくか

最初の一戦だ、敵を軽くぶちのめして開戦の狼煙にしてやるよ
【アドリブ連携歓迎】


三千院・操
わー、これはちょっと不味そう!
早急かつ的確な対処が必要な事案ってやつだね?
よーし、おれ頑張っちゃうぞ~!
あはは! 全部腐っちゃえ!

【蝿の王(ベルゼブブ)】でマンティコア達に全体攻撃!
腐敗の吐息で動きを鈍らせて他の味方が倒しやすくするよ!
あとは眷属(蟲)を召喚して直接制圧!
より多く、より速く処理してよね! 蝿の王!

蝿の王の攻撃は勿論だけど、おれもちゃんと戦うよ!
武器『葬送曲』で敵を盾にしたりだまし討ちしたりしながら腐敗の吐息で弱ったマンティコアを狙っていくよ!
もちろん! 他の味方にも気を配っちゃうもんねー!

※アドリブ、絡み歓迎



「ははっ、せっかく面白い展開になって来たんだ、逃げるなよ!」
『ムッ……!』
 駆けるマンティコアの目の前に割り込むように、一体の式神が姿を現し、振るわれた腕を刃で受け止める。
 次いで即座に氷の雨が降り注ぎ、咄嗟に飛び退るマンティコア。
「さあ、戦の時間だ、それもとびきりのな。式神氷雨、式神白刃、存分に働いてもらうぜ!」
 剣豪の式神・白刃に斬り掛からせて足止めし、その隙を氷術師の式神・氷雨に狙わせる。二体の式を従えし術者は華焔、普段から凶悪な笑みの浮かぶ顔は、大一番の予感でさらにテンションも高い。
『ジャ、マヲ……』
「させてもらおうかな」
 マンティコアの言葉を奪い取ると同時に、機械の兵士が電子の海から生み出される。眼鏡をくいと押し上げ、歩み出たのはデナイルだ。
「わー、これは、早急かつ的確な対処が必要な事案ってやつだね?」
 続いて操も飛び出した。巨漢ながら幼児のような表情と声、無邪気の仮面を被った、狂気と残虐さを垣間見せる。
「同意です。放置してはいけない問題であるということは、猟兵なら誰しも感じているところですから」
「だよね! よーし、おれ頑張っちゃうぞ~!」
 デナイルの同意を受け、召喚の魔法陣を描く操。そこから現れるは、巨大な蠅の悪魔だ。
「あはは、全部腐っちゃえ!」
 吐き出されるは、万物を腐敗させる腐食の吐息。禍々しき瘴気の如きブレスが戦場へと落ちる。
『サ、セル、カァァァァァ』
 その吐息を、そして銃弾の雨を。咆哮で弾き飛ばさんとするマンティコア。大分傷ついていても、未だその脅威は健在だ。
「はっ、させないのはこっちだぜ?」
「ええ、やりますよ。任せてください」
 もっとも、それを許すつもりもない。華焔が大技の兆候を見逃さず、合図を飛ばすと、デナイルが機械兵士達に指令を送る。
「僕は僕の信念(プログラム)に従って、帝国を打倒します。これはその始まり、まだまだここで足踏みしてはいられませんよ」
 陣形を組んだ機械兵士が、敵を包囲し、あらゆる角度からマンティコアに射撃を叩き込まんとする。
『チィィッ!』
 当然、マンティコアは回避しようと跳び下がるが、飽和する弾幕の全てを避けきれず筈もない。銃弾の衝撃に動きを止めた所に、さらに式神白刃が追いかける。
「逃がす訳ないだろ……敵を軽くぶちのめして、開戦の狼煙にしてやるよっ!」
『ナマイ、キ、ナッ!』
 反撃の豪腕を、刀で受け止め、受け流す。あくまで足止めに徹し、防御と回避を優先する白刃。
「ほぉら、蝿の王。より多く、より速く処理してよね!」
 そして響く無数の羽音。蝿の王の眷属達が、足止めされたマンティコアに襲いかかる。
『ガッ……グッ、ウグゥッ……コ、ノッ……!』
 空刃を放つ事で、反撃を試みるマンティコア。だが、白刃や蠅の王は下がらされるも、小さな蠅や機械兵士の弾丸は、空刃の隙間をくぐり抜けてマンティコアに突き刺さり続ける。
 弾丸が傷を作り、その傷を蠅が押し広げる。激痛に血と汗を流すマンティコア。
「僕のプログラムは、平和を望んでいるのでね」
 マンティコアの動きに合わせ、射撃の角度をリアルタイムで補正。冷静に敵を狙い続けるデナイル。真剣な視線を、眼鏡越しに向ける。
「そのためにも、ここで斃れてもらいますよ」
「私は、こいつと違って平和とかどーでも良いんだけどなぁ?」
 対して華焔は、楽しげに凶笑を浮かべながら、氷雨の術で温度を奪って、マンティコアの動きを鈍らせる。
「せっかく、デカい祭りなんだ。楽しまなきゃ損だろぉっ!」
『グッ……ォォォォッ!』
 再び咆哮を迸らせ、その銃火と氷から逃れるマンティコア。そのまま、猟兵達から跳び下がる。
「へへーん、逃さないぞー!」
『グァッ!?』
 だが、その逃げ場には、操の仕込んだ鋼糸が張り巡らされており、細い糸に肌を斬り裂かれる。
『グ、グッ……!』
 強引に突破して間合いを取るマンティコアだが、それにより、また余計に傷を刻まれ、苦痛の声を漏らす。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

聖護院・カプラ
ヘロドトスの戦いは前哨戦に過ぎなかったようです。
ですが、この戦争に打ち勝てばこの世界の平和は約束されることでしょう。

まずは人造生命体『マンティコア』の行いを改めさせる事で1本目の矢とさせていただきます。
なんと、ウォーマシンの一種という事ですが逆に言えば行動ルーチンは読みやすい筈。

蠍の尾をこちらに向けて来たら何か毒を飛ばしてくるでしょう。
しかし攻撃に2手かかる手段では、
私の存在感から放たれる円相光の1手には速度が及びません。

敵の動きを止め、味方の攻撃チャンスに繋ぐ事を狙いましょうか。


シャノン・エルステル
多くの人々が犠牲になる破壊の光…私はそういう物だけは決して許すことができない。必ず破壊しなければね。

戦闘序盤は「アイアンクラッド」を用いた攻撃で様子を見るとしよう。
遠距離ならば射撃「スナイプ」で、近づいてくるなら銃剣での攻撃「串刺し」で対応するよ。

敵が隙きを見せるようなら、容赦なく「バヨネット・チャージ」を叩き込むよ。
銃剣突撃で狙う部分は胴体、人間と同じような臓器の配置ではないだろうけど何らかの器官は存在しているだろうしね。
銃剣による刺突攻撃による内臓への損傷と、この特殊弾頭によるゼロ距離射撃での内臓の破壊。二重のダメージで一気に大ダメージを与えるよ。


アリス・フェアリィハート
※アドリブや他の方との絡みも歓迎です

銀河帝国さん達も…
本気で攻勢に出てきましたみたいですね…

カイザーミラー…
そんな兵器まで出してくるなんて…

『マンティコアさん…カイザーミラーは、破壊させて頂きます…!』

味方の猟兵さん達と連携
カイザーミラーを護る
マンティコアさんと戦闘

自身の剣
『ヴォーパルソード』を
使った剣技等を駆使して戦闘
マンティコアさんの
真空波には
こちらも
ヴォーパルソードから
【技能】の『衝撃波』を放ち
攻撃します

『マンティコアさん…一見きれいな女性の方ですけど…恐ろしい戦闘力です…!』

また
負傷した味方の猟兵さんは
シンフォニック・キュアで
回復

『マンティコアさんの猛毒が回らない内に…回復を…!』



 響き渡る銃声一発。
 精密な狙撃が、マンティコアの脚を止める。
『グッ……』
「これ以上、好きに走り回らせはしないよ」
 愛用のライフル銃、アイアンクラッドを構え、狙いを定めるシャノン。素早い相手を逃さぬよう、一発ずつ、確実に弾丸を撃ち出していく。
「多くの人々が犠牲になる破壊の光……私はそういう物だけは決して許すことができないの」
『ユルサレ……ズ、トモ……!』
 ならばとシャノンに迫るマンティコアだが、その間に空色の光焔が割って入る。
「させませんよ、マンティコアさんっ!」
 ルーンが刻まれた白銀の剣を携え、構えを取るアリス。一撃一撃が重く、受け止めるのも厳しい剛力を技術で受け流す。
「くっ……一見きれいな女性の方ですけど、恐ろしい戦闘力です……!」
 一歩間違えれば、剣をへし折られるか、身体を持っていかれるか。ギリギリの攻防に身を置きながら、エプロンドレスを翻してマンティコアと渡り合う。
「銀河帝国さん達も……本気で攻勢に出てきましたみたいですね……!」
 マンティコアの強さから感じ取る、相手の本気。それでも、ここは引けない理由がある。
「私も、カイザーミラーを……こんな恐ろしい兵器を許しはしません……!」
「帝国の思い通りにさせはしない。解放軍の艦隊は私達が守ってみせるよ」
 シャノンも、一撃一撃、確実に弾丸を撃ち込んでいく。すでに大きなダメージを受けていたマンティコアは、じわじわとその動きを鈍らせる。
『ド、ケ……!』
「っ……!」
 だがそこで、マンティコアがその尾を振り上げた。致死毒を湛えた尾が、アリスの頭上に振り下ろされる。
「だが、遅い」
『ッ……!』
 それに割り込むように、カプラが歩み出て、その背から後光を放つ。古きウォーマシンとして、新興宙着宗教に仏として担がれる彼のもたらす円相光は、例え帝国の生体ウォーマシンであろうと、無視する事を許さない。
「尾を向け、毒を飛ばす。なるほど強力な攻撃ですが、それは2手。我が1手には、速度が及びません」
『コ、ノッ!』
 その存在感を振り切って、尾の振り下ろしを再開するマンティコア。だが当然、アリスにとって一度止まった攻撃を避けるなど容易な事だ。
「見た目からは想像し難いですが、私と同じウォーマシンの一種なのでしょう。だと言うのなら、行動ルーチンは読みやすい」
『ナ、ニヲ……!』
 怒りと共にカプラを睨みつけ、再び尾を振り上げるマンティコア。だがカプラの方は、落ち着いた様子だ。
「ほら。そのように、隙を見せる」
『ッ!』
 ズブリ。脇腹に深く突き刺さったのは、アイアンクラッドの銃剣部だ。無論攻撃手は、意識が逸れた隙をついて接近したシャノン。
「貫いた……!」
 本来ならその頑強な肌を徹せる一撃ではない。
 だが、シャノンは、刻まれた傷の中でも一際深いものを、違わず狙い突き刺した。
「そして……打ち砕くっ!」
『ガアアアアアッ!』
 零距離から放たれる特殊強装弾がついに、マンティコアの内部に衝撃を打ち込んだ。人工の血を口から吐き出し、ふらつきよろめくマンティコア。
「む……離れて!」
「っ!」
 だが次の瞬間、無数の空刃が解き放たれた。間一髪、カプラの警告もあって飛び離れるシャノン。
「っ、やらせませんっ!」
 さらにアリスが、ヴォーパルソードからの衝撃波で刃を相殺。一気に安全圏まで後退する。
「大丈夫、ですか……いまのうちに、回復を……」
 防ぎきれなかった分の傷を癒しながら気遣うアリス。マンティコアはなおも、無数の空刃を放っている。
「やれやれ、もう少しで倒せそうかとも思いましたが、そうそう上手くはいきませんね」
 近づけぬほど、大量の空刃、そしてその中央に立つマンティコア。その姿をまっすぐに見つめ、カプラは呟きを漏らす。
「ですが、この戦争に勝てば、世界の平和は約束されるでしょう。ならば、ここで止まる訳にはいきません」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​


『アアアアアアアアアアアアアアアッ!』
 喉も裂けんばかりの叫びと共に、マンティコアは空刃を乱れ放つ。
 いや、放つなどと言うレベルではない。マンティコアを中心に、刃の結界が生じていると、そう感じられるほどの密度だ。
 威力もまた、今までとは桁が違う。ミラーがざっくり切断され、その断片が宇宙へと投げ出されていく。
 これまでは、ミラーを自ら破壊する事を躊躇っていたのだろう。しかし、その枷を外したマンティコアの暴威は、今までを遥かに上回る。もはや、近づく事すらままならない。

 だが、それに怖気づく者などこの場にはいない。
 ここで退けば、ミラーは修復され、解放軍の艦に牙を剥く。それを許す訳にはいかないのだ。
 それに、これまでのダメージが無くなった訳ではない。なりふり構わぬ本気は、それだけ敵を追い詰めている証でもある。
 この空刃の結界を突破し、マンティコアを撃ち倒す。そのために、猟兵達は再び動き出す。
 激戦は、後半戦に突入する――!
ミク・シィナ
ユーベルコードの「漆黒の瞳」を使用し攻撃を行います。
敵は不可視の牙を放ってくるようで。
こちらも不可視の力で対抗し、文字通りパワー対決をしたいと思いますの。

立ち居振る舞いはあくまで優雅に。
パワーには自信がありますので。
冷静に対処致しましょう。

服装は漆黒のゴシックドレス姿に漆黒のマントを羽織っております。

●使用技能
捨て身の一撃10、鎧砕き10、礼儀作法1、怪力13、生命力吸収10、残像2、2回攻撃10、地形の利用1、なぎ払い11、第六感10、おびき寄せ1、盾受け1、属性攻撃1、武器落とし10、傷口をえぐる10、見切り1、空中戦1、カウンター10、敵を盾にする1、フェイント10、衝撃波1、範囲攻撃1


セルマ・エンフィールド
これも戦争の趨勢を決める大事な一戦、確実に行きましょう。

他の猟兵と連携し、援護射撃を行います。
愛用のマスケットの【氷の狙撃手】の射程は500m以上、獣の雄叫びの届かない距離からスコープで強化される視力を生かして狙撃を。

回避を考えずとも問題ない距離であれば攻撃に専念し、敵の動きを見切り、蠍の尾を狙い凍結させることで猛毒の棘の発射を防ぐことも狙っていきましょう。

私の一撃で敵を倒す必要はありません、確実に戦力を削り、体力を奪い、鏡の番人を撃破し、役目を果たしましょう。

※連携、アドリブ歓迎


秦田・麻弓
さすがに真面目にやらなきゃいけない雰囲気ですよね、うん、分かりますよー…

距離をとってスナイパー援護射撃を中心に
自身と他の猟兵さんに向かう針を撃ち落とします。隙があれば尻尾そのものを破壊するように狙撃していきます。

本体を狙う隙がなく、こちらに注意が向かず、射線がもしも取れるようなら、鏡そのものが破壊できないか試しに撃ってみます。成功しても失敗しても、試み自体は早々に切り上げて戦闘に戻ります。その上であまりこちらに注意が向いてなければ、繰り返し破壊のチャンスをうかがいます。

目の前の敵もでっかい兵器もどっちも怖いし、早く済ませて帰りたいですし、ね



「この密度は、どうにも厄介ですね」
 スコープ越し、放った弾丸が空刃に断たれるのを見ると、眉を寄せるセルマ。これまでに比べて刃の密度が遥かに増しており、僅かに弾丸を通す隙間すらない。
 幸い、彼女の射程はマンティコアを遥かに上回っている。防御のことを考えず、狙撃だけに専念出来る。だが当たらなければそれも意味がない。
「なんとか、当てたいんですけどねー……」
 麻弓もそれに並び、狙撃を加えている。だが実弾でない熱線すら、空刃の密度に歪曲され、マンティコアには届かない。
「うーん、やっぱりダメでした、やられちゃうっ……って、訳にもいきませんよね、今回は。流石に分かりますよー」
 普段は、楽しむ事を良しとする麻弓とて、今日は本気で引き金を引いている。
「もうちょっと隙間が無いと……」
 だが、近づけば刻まれ、遠距離からは阻まれる。僅かな隙を作る事ですら、容易ではない。
「隙間が、欲しいですのね?」
 それを聞き、歩み出るミク。漆黒のゴシックドレスを翻し、マンティコアを真っ直ぐに見据えて立つ。
「ならば、私が参りましょう」
 ミラーを蹴って、漆黒のマントを靡かせ、優雅な足取りで駆ける。マンティコアの姿がはっきりと視界に収まるまで間合いを詰めると、足を止め、流麗に直立する。
「パワーには、結構自信があるのですよ、私」
 視線が、真っ直ぐにマンティコアを射抜いた。生み出されるは、不可視の眼力……触れずして物を操る、漆黒の魔眼。
 空刃の結界は、空であるがゆえに、視線ならば遮られる事はない。
「んっ……流石にすごい力……」
 その魔眼をもってしても、マンティコアを操作するのは容易な事ではない。だが、拳を握りしめ、瞳に全ての魔力を集中し、真っ直ぐに凝視を続ける。
 策は弄さない。優雅な令嬢に見えて、その主義は力押しだ。ならばこそ、ここは引けない。
『グ、ググググ……!』
「曲がり……なさいなっ!!」
 渾身の眼力をもって、その視線でマンティコアを射抜く。そうしてついに、力の流れが捻じ曲げられ、空刃の結果に僅かな隙間が開く。
「今っ……」
「外しませんよー!」
 そして、その僅かな隙間を、狙撃手達は決して見逃さない。
 熱線と弾丸が、刃を掻い潜り、マンティコアに着弾する。
『ガァッ……!』
 狙いは、双方とも、その毒尾だ。まず麻弓の熱線が着弾、続いてセルマの弾丸が着弾し、凍結させる。氷はすぐに溶けるが、温度差に襲われた鋼の毒尾は軋みを漏らす。
「私の一撃で敵を倒す必要はありません。ですが、戦力は確実に、削らせてもらいます」
 一発では済まさない、再び狙いを定める。空刃の隙間は、刹那ごとにその場所を変える。一瞬のタイミングを逃せば、先程同様に刃で阻まれ、マンティコアには届かないだろう。
「負けは……しませんわ……!」
 だが、マンティコアの怪力に、不可視の力で真っ向から挑み続けるミクのためにも、一発たりとも外せない。
「目の前の敵もでっかい兵器もどっちも怖いし……早く済ませて帰りたいですからね……」
「戦争の趨勢を決める大事な一戦の一つ。確実に、行きます……!」
 二度目、三度目、四度目。全ての狙撃は、違わず隙間を捕らえ、マンティコアの尾に着弾。温度差にさらされる度に、軋みは広がっていく。
「これでー……決めます!」
「……砕けなさい」
 五度目の狙撃。熱され、冷えた、その瞬間。
『ガッ……!?』
 その毒尾が、ついに砕け散った。尾に痛覚はさほど無いようだが、それでもマンティコアの表情が歪む。
 重要なパーツの一部が破壊された事で、空刃の制御も乱れていく。消滅には程遠いとはいえ、刃の隙間が広がり、こちらがつけ入る隙も増える。
「ふぅ、やりましたのね……」
 狙撃の成果に、ミクも深く息を吐いた。汗を拭い、力を込め続けた目元を抑える。
「やりましたっ……」
「まだ、武器を一つ奪っただけです。続けましょう」
 快哉を上げる麻弓に対し、あくまでセメントに応対するセルマ。
「もう、硬いですね。もうちょっとぐらい喜んでもー」
 そう言いつつ、気を抜けないのは理解している。2人の狙撃手も、それをサポートする魔眼のダンピールも、手を緩めず、次の行動へと移っていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

マハティ・キースリング
あの光、息を呑む火力だが
砲身を向けられた側からすると気が気ではないな
宙の海に漂う孤児を一人でも減らす為私は戦う

可能なら他者の援護射撃に回る

グリオンを上空から偵察に放ち、サイバーアイを併用して戦況の情報蓄積・伝達
前線から離れた位置に布陣
武器改造により生み出したアームドフォートの固定砲台で猟兵の障害を撃ち払う

砲塔の影に隠れ、外套を被り
胸部から炉心を取り出し、侵食砲に接続。災厄砲に施された封印拘束具の瓦礫を砕き、熱源チャージを開始

隙を見て報いの火。大口径プラズマ砲で焼き払う
有機体を怨む災厄は技の叫びに呼応して威力が上がる、高らかに宣言しよう

防御は考えていない
以降隙を見つけてはチャージ砲撃を繰り返す


七那原・エクル
これでブッ飛んじゃえ!

スチームシールドを地面に突き刺してガードの態勢に。ユーベルコードに炎の【属性攻撃】を加えて砲撃だー。生物型のウォーマシンらしいから炎が有効かもしれない


エミリィ・ジゼル
文字数的にももったいないですし、チームメンバーの名前とかIDは省いてもいいかもしれません。採用されているプレ見てもなくて問題なさそうですし。


さすがに世界が滅ぶと目覚めが悪いですしね。
いっちょ頑張るとしますか。

というわけで今回は本気で戦うとしましょう。
具体的には【暴れ回るメイドロボの術】を使い、巨大ロボットへ変身。
その巨体とパワーでマンティコアとぶつかります。

ある程度弱ってきたら、マルチミサイルの一斉射撃を実施。
マンティコアごとミラーを粉砕してやりましょう。

「かじできないさん、拡ぅ―――大っ!」
「マルチミサイル一斉射、いきます。ヒャッハー!」


メルノ・ネッケル
・心情
まずはここからや。
……帝国の好きにはさせへんで、すぐに本丸まで辿り着いたるからな!

・行動
まずは距離を取ってカバーポイントを【戦闘知識】で探す!
咆哮の影響が出にくいところまで離れれば、ダメージも通りにくいはずや。

そして、隠れながら9秒間のカウント。仕込みは万全!
カウントが終わったら、顔を出して咆哮を放つタイミングを【見切り】……『九秒の狐』、叩き込んで黙らせたるわ!
「アンタばっかり吠えとらんで、うちの相棒らにも吠えさせてぇな!」

そっからは距離を取りつつ遊撃戦、【2回攻撃】と【クイックドロウ】の合わせ技、早撃ちの連射で畳み掛ける!
吠える暇もないよう、攻めて行くでぇ!



 薄青の翼で飛ぶ雪兎が、上空からマンティコアを見下ろす。そこからの情報をサイバーアイで受け取ったマハティは、それに合わせて位置取りを変えながら、苺色の砲撃を放っていく。
「やはり、今ので刃の密度は大分落ちたが……まだ迂闊には近づけないか」
 迎撃の密度を確かめると、次の手を思案する。攻め込むにはまだ、一手足りないか。
「ならばっ! かじできないさん、拡ぅ―――大っ!」
 そこへ飛び込んできたのは、メイド服姿のエミリィ。電子の海から大量のデータを引き出し、その身に取り込んでいく。
「発進! かじできないロボ!!」
 轟音と共に降り立つは、巨大メイドロボ。着地と同時にミラーをかち割り、ついでにシリアスな空気もかち割る豪快な登場を見せる。
「さすがに世界が滅ぶと目覚めが悪いですので、いっちょ頑張りますよぉ……って事で、ロケットパーンチッ!!」
 前腕部を切り離して射出、空刃の結界に全力で叩きつける。
「って、痛い痛い痛いっ!?」
 当然、その腕は刃に切り裂かれ、激痛に声を上げるエミリィ。しかし、痛覚はともかくとして、巨大化した分、実際に受けるダメージは小さい。
「こうなったらぁ、マルチミサイル一斉射、いきます。ヒャッハー!」
 ロケットパンチの推進が止まると、上方向に対比させ、追って豪快にミサイルを叩き込む。裂かれても捻じ曲げられても関係なく、強引に刃の結界に穴を開ける火力の飽和攻撃だ。
「これならっ……!」
 結界の大きな綻びを見れば、マハティは切り札を切るべく、頭から迷彩外套を被る。重炭素繊維で編まれたその防具はだが、敵の攻撃から身を守るものではない。
「伝達ディアトニック稼動、制動ショットアンカー射出、カタリストセーフ解除……チャージ開始!」
 炉心を砲塔に接続。封印拘束具を解除する。その外套は、自身の武器の反動と呪いから身を守るもの。
「あのような光を看過はしない。宙の海に漂う孤児を一人でも減らす為、私は戦おう!」
 高らかな宣言と共に、持ち主の意志と決意を糧にして災禍は収束する。
「イニシエート……バスタァァァァァァァァ!!」
 解き放たれるは、有機体を憎む報いの火。放たれたプラズマの熱量は、攻撃を捻じ曲げる空刃の軌道を、逆に捻じ曲げる。
『グ、ガッ……アアアッ、グゥゥゥッ!?』
 メイドロボの火力と合わせ、ただ火力のみで、マンティコアの結界を突破。その身を焼き、高熱によって人工皮膚を溶かす。
 その熱は、空刃の発射機能に狂いを生じさせ、その射出頻度をさらに減少させる。
『ガ、グッ……マ、ダダ、ァ……!!』
 だが、マンティコアの武器は空刃ばかりではない。咆哮で周囲を薙ぎ払おうと、大きく息を吸い込む。
「させない、よっ!!」
 そのマンティコアの眼前。勢いよく落下して来たのはエクルだ。先程の、メイドロボのロケットパンチの上に載っていたとは誰が気づこうか。
 そのまま、着地の勢いで、ミラーに巨大な盾を突き立てる。
「デフレクターシールド、起動っ!」
 盾が展開され、複合装甲を形成。それはまるで簡易の砦となって聳え立つ。
『ガ、ァ、アアアア!!』
「っ……くっ、すごい、威力っ……!」
 その砦ごと吹き飛ばさんとする、マンティコアの咆哮。複合装甲の半分以上が、一撃で吹き飛ぶ。
「でもっ、こっちだって……負けるもんかっ!」
 だが、盾本体は無事。ならばそこに内蔵された兵器も健在。そこまで咆哮の衝撃が届くより先に、素早く発射準備を整える。
「フォイエル!」
『ッ……!!』
 解き放たれるは、対ウォーマシン用の大型火砲兵器だ。出し惜しみなしの一斉掃射で、マンティコアをさらなる高熱に晒し、次々とミサイルが爆発を起こす。
『グ、ゥッッ……コノ、テイ、ド……ッ!』
「いいやぁ、この程度やないでぇっ!」
 響く声は、盾の後ろから。エクルと共に降り立っていたメルノが、紺のコートをはためかせ、飛び出した。
『ナ、ニッ……!』
「アンタばっかり吠えとらんで、うちの相棒らにも吠えさせてぇな!」 9秒の時を、銃弾に変えて撃ち抜く、それが彼女の技。けれど、双銃にはすでに、滾るほどの熱が灯っている。
「悪いけど、もう、9秒数え終えててなぁ……仕込みは万全、後はアンタに、ぶち込むだけやっ!」
『ッ……!』
 解き放たれる銃弾。狐尾を思わせる軌道を描いて飛ぶ熱線と、狙いを違わず急所を撃ち抜く実弾が、マンティコアの身体に吸い込まれた。
「まだまだっ……吠える暇なぞ与えてやらんっ、続けて、攻めて行くでぇ!」
 大技を叩き込んだだけでは満足しない。畳み掛けるように引き金を引き、弾丸を叩き込む。熱線銃のバッテリーが、火傷しそうなほどに熱を発してもなお、ここが攻め時と思えば手を止めるつもりはない。
「そら、そら、そらぁっ!」
『ガッ……グッ、ガァッ!』
 密度の減った空刃を身軽な動きで跳んで跳ねてかわし、射撃で咆哮を阻害する。畳み掛け、マンティコアの機能を狂わせる。
『ガアアアアアアアアッ!』
「おおっと、潮時かいっ!」
 流石に、ずっとは抑えてはおけない。ついにマンティコアが咆哮を迸らせると、その身を両腕で庇い、自ら吹き飛ばされる事で間合いを離す。
「っつぅ……けど、大分ぶちこんでやったわ」
 地面を転がり、そして素早く跳ね起きる。撃ち込んだ手応えは浅くない。敵を、確実に追い詰めている。
「帝国の好きにはさせへんで……覚悟しぃっ!」
 休んでいる暇はない。空刃の隙間を探し、メルノはさらに駆け出していく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

数宮・多喜
【アドリブ改変・連携歓迎】

戦略兵器かい…とくりゃ、潜入して破壊、ってか!
それじゃさっそく乗り込ませてもらうよ!
奴が無差別広域破壊をするってんなら、好都合。
ミラーの破壊を手伝ってもらおうかね?
【人機一体】をすぐに使い、戦闘能力をアップ。
高速で撹乱して叫び声を誘うよ。
もちろんメーザーでの攻撃も忘れない!

もし連携できそうな奴がいたら、アタシがバイクに変形して
タンデムアタックを仕掛けてもいいね!
とにかく時間が惜しい、短期決戦を目指すよ!


メーティオル・スター
(宇宙での戦いだし、しっかりと宇宙服を着こんで)
…よくあんな恰好で宇宙に出てこられるなぁ…え、他の仲間もあんな感じ?
…なんだか技術の進歩に取り残された感じ…。


広範囲へ無差別攻撃に、接近してきた相手には毒の攻撃。
隙の少ない相手だね。

SPDで勝負!
「生物型のキマイラ」が放つ、「大音量の咆哮」。
生物型ってことは、叫ぶ前には大きく息を吸い込む!そこに勝機がある!

宇宙バイクで様子を伺いながら周囲を旋回。
クイックドロウと先制攻撃も使って、相手が息を吸い込む動作が視えたらクイックフルバースト!
そして打ち終わったらバイクに乗って一旦逃げる!
ミラーの破壊を始めるまでには戻ってくるから、皆、しばらくよろしく!


日和見・カナタ
この世界にはまだまだ冒険してないところが沢山あるんですから、滅茶苦茶にされるのを黙って見ている訳にはいきませんよね。
こんな問題なんてさくっと解決してしまって、いつもの世界を取り戻しましょう!

さて、私は【SPD】を活かして戦います!
【ガジェットドローン】や内蔵火器を使って【獣の雄叫び】の範囲に入らないようにしますね!
ちくちく攻撃しつつ相手の注意を引いて隙を作るよう立ち回りますよ!
隙を見せたら【ロケットパンチ】を始めとしたありったけの武装で大ダメージを叩き込んでやります!

帝国攻略の大事な一戦です!
出し惜しみは無しでいきます!



 空刃を放ち続けるマンティコア。その密度と頻度は大分減ったが、それでも未だ、迂闊には近づけば切り刻まれる。
 で、あるならば。今必要なのは機動性だ。
「さあ、遅れるんじゃないよ!」
「当然っ。アンタも遅れるなよ!」
 マンティコアへと接近するのは、多喜とメーティオル。2人の宇宙バイク乗りだ。空刃を躱し、掻い潜りながら、圧倒的なスピードで接近する。
「さあ、準備は良いね!」
「はいっ、いつでもっ!」
 さらにもう1人。多喜のバイクの後ろには、先程拾ったカナタを乗せている。2人乗りでは機動性が落ちるが、無論、それを続ける訳ではない。
「よぉし、それじゃあ仕掛けるっ。気合入れるよ、相棒っ!」
 相棒たる宇宙カブにそう呼びかける多喜。JD-1725の名を持つそれは、空中で変形、パワードアーマーに姿を変えた。
「人機一体モードッ!」
 そのアーマーを身に纏うと、今度はなんと、多喜の身体ごと変形する。それが、JD-1725に秘められた機能の一つ。
 バイクに乗るのではなく、バイクになる。無茶ではあるがそれは、バイクを乗りこなす一つの形だ。
『足回りは任せな、ガンガン仕掛けるよっ!』
「はいっ!」
 改めてカナタを乗せて、ミラーの上に着地すると、高出力メーザーを放ちながら、マンティコアの周囲を駆ける。
 その機上のカナタも、義手に内蔵された火器をマンティコアに向けて掃射、牽制を仕掛けていく。
『ほらほら、こっちだよっ!』
「この世界、滅茶苦茶にされる訳にはいきませんからっ!」
 高速での回避、そして攻撃。決定打になるものではないが、絶えず攻撃し続ければ、マンティコアの苛立ちを誘う。
『ウゥ……ウ、ァ……ッ!』
『っ、今だよっ!』
 再び、咆哮へと攻撃を切り替え、周囲を薙ぎ払おうとするマンティコア。だが、それこそが狙い、そして誘いだ。多喜の呼びかけに応じ……否、呼びかけるまでもなく。
「当然っ、分かってるさっ!」
 同様に牽制を続けていたメーティオルが、バイクのハンドルから手を離し、両手で銃を構える。
 愛用のリボルバーは、伝説の宇宙海賊が愛用の銃。……と言ってもそれは、彼の愛読する漫画の中の話。ただのレプリカモデルにすぎず、実際に、そのような謂れが存在する訳ではない。
 だが。その漫画を読み、彼が憧れた星の海。いつか、同じように冒険したいと憧れたこの星々は、確かにここに実在する。
「だからっ! ここでこの世界に終わって貰っちゃ困るんだ!」
 放たれた銃弾は、狙い違わずマンティコアの喉を撃つ。続けて、二発、三発。全弾撃ち尽くすつもりで引き金を引く。
『ガッ……グッ……!』
 衝撃を受けたマンティコアの咆哮が中断される。
「やったっ……!」
 全弾撃ちきり、確かな成果に快哉を上げるメーティオル。
「続きますよ!」
 そして、マンティコアが隙を晒せば、次に仕掛けるのはカナタだ。
「蒸気充填、加圧完了!」
 両腕部をマンティコアに向けると、それに合わせ、多喜がマンティコアめがけて突貫する。咆哮に失敗した僅かな隙、それを逃さない。
『さあ、ぶちこんでやんなっ!』
「ええ、出し惜しみはなし……吹き、飛べぇっ!!」
 カナタの脚部の内蔵兵器と、多喜のメーザーを、同時にぶちこんで体勢を崩し、至近距離からのロケットパンチ!
 打ち出された蒸気機関の両腕は、そのまま、マンティコアの身体を大きくふっとばした。
「やりましたっ……!」
『よっし、じゃあ一旦逃げるよ!』
 だが、全弾撃ち尽くした今は、こちらも隙だらけだ。他の猟兵に追撃を任せ、再装填のため戦場を離脱する。
「なんとか上手くいったかな?」
「ええ、私だってメーティオルさんと同じですからね」
 並走しながら、会話を交わす。宇宙での冒険に憧れるメーティオル同様、カナタも強い冒険心を持って、数多の世界を駆けて来た。
「この世界には、まだまだ冒険してない所が、沢山あります。滅茶苦茶にされるのを黙って見ている訳にはいきませんよね」
「だよなっ。絶対、止めなくちゃっ!」
 意気投合する2人、と、メーティオルがカナタの姿に視線を向ける。
「ところで、宇宙に出るのにその格好って、大丈夫なのか?」
 メーティオルの姿は、完全防備の宇宙服だ。が、この場でそんな格好をしているのは彼だけである。
「え、メーティオルさん、宇宙服貰ってないんですか?」
『あー、まあ急だったしねぇ』
 猟兵達は、先日のヘロドトスの戦いで、極薄かつ透明の宇宙服を獲得しており、全員にそれが支給されている。だが、そこからすぐに戦争になった事もあり、情報の伝達は不十分だったようだ。
「おお、マジか。それでみんな……」
 納得と共に、その技術に感嘆しながら、戦場を離脱する。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

花宵・稀星
むー、蠍の毒、受けたくないです。
ここは尾の動きを制限していきたいところですね。

ここは属性攻撃を増幅する<ルビー>の宝石で<炎籠>を使用し、炎の籠に敵を閉じ込めて、動きを封じるです。
敵が下手に動けば、周りを縛る炎に身体が食い込み、身を焦がされるですよ。

動きを封じたところを、仲間の猟兵さんに攻撃してもらう連携ができれば効率がよさそうです。


リグレース・ロディット
戦争?戦争なんて大嫌いだよ……!人造生命体なんて知らない、敵だから倒すよ……!!守らなくちゃいけないからね!
【SPD】UCの咎力封じ、特に猿轡をあてたいかな……拘束を狙って攻撃するよ。あたらなかったら、装備の『ドロップシャドウ』か『暴食紫炎』で攻撃系技能を有効活用しながら、喉を狙って攻撃するね。その叫びは危険だから。敵からの攻撃は『激痛耐性』で我慢するよ。そんな叫びより、守らなきゃいけない人たちの叫びの方が重要なんだよ!!!

(絡み・アドリブ大歓迎)


片桐・公明
(他との絡みを希望します。)
拠点攻略戦ね。腕がなるわ。

【WIZ】見た目は近接特化っぽいのに持ってるコードは遠距離に片寄っているのね。私のコードで迎撃できないかしら。毒針くらいなら焼き払えそうだけど。
私の主戦法は遠距離中心だからみんなの支援に徹するわ。相手の周囲を動き回りつつ、物陰に隠れて攻撃をやり過ごす。相手の攻撃は一切受けないつもり。

でも接近されたら受けてたつわ。母さん譲りの格闘術。見せてあげる。

銀河帝国とか宇宙戦争とか、私にはちょっとマクロすぎて分からないけど全力を注ぐわ。『見ず知らずの人のために命を懸ける。』両親もやっていたことだもんね。



『グ、グゥゥ……』
 身体の機能の多くを破壊されたマンティコア。もはやミラー防衛は難しいと、その電子頭脳は判断する。
『コウナレ、バ……ヒトリデモ、オオ、ク、ミチヅレ、ニ……ッ!』
 だが、その頭脳は投降も良しとしない。なればと、我が身を顧みず、猟兵に襲いかかる。
 威力は大幅に落ちたとはいえ、空刃も咆哮も健在だ。猟兵全てを迎撃する力はなくとも、一人や二人を殺すだけの力は、未だその身に秘めている、危険な存在だ。
「ッ……ああっ!?」
 狙われたのは、リグレースだ。その身に、深々とマンティコアの爪がめり込み、血が溢れだす。
「っ……こんなの……守らなくちゃいけないんだからっ!」
 だが、その痛みに、耐える。その身体を支えるのは、毅然たる決意。
「人造生命体なんて知らない、敵だから倒すよ……!」
『ッ……!?』
 その手にした鞭が、鮮血を暴食する。主の血すら糧として迸る紫炎が、マンティコアの身を焦がす。
「そこっ!」
 その怯んだ隙を逃さず、公明がマンティコアを狙った。父から継いだ二丁の拳銃に、母から継いだ炎血の歴史を込め、それを己の能力として解き放つ。
「合わせてっ!」
「っ、わかった……!」
 放たれたエネルギー砲は、大蛇の如くまつわりつく。それに合わせ、リグレースも紫炎を絡みつかせ、二色の炎がマンティコアの肉体を捕らえた。
『グッ……ハナ、レロッ……!』
「あら、逃がすとでも?」
 業火の蛇が、さらにマンティコアの身体を締め付け、動きを封じ、その肌を焼く。それを見ながら公明は、母の銃を強く握り、炎へ力を送る。
「さあ、そっちばかり見てる暇はないですよ!」
 幼い身体を、露出の多い衣装に包んだミレナリィドール。稀星が構えるのは、紅き輝きを秘めたルビー。
「慈悲無き炎よ、哀れな機獣の自由を奪う籠となれ!」
 炎の魔力を増幅して解き放つ、無数の炎の奔流。
 それは、籠となって、マンティコアの身体を閉じ込めた。
「さあ。身を焦がされたくなければ、下手に動かない方が良いですよ?」
『グッ……ガ、ァッ……!』
 三つの炎が織りなす、三重の拘束。いかにマンティコアと言えど、容易に脱出出来るものではない。
 それでもマンティコアは、暴れ、拘束を引きちぎろうともがく。
「人造生命として造られ、命令に従う……ちょっと同情しない訳でもないですけど」
 稀星もまた、人形だ……それも、過去の記憶がない。帝国によって造られ、過去を持たない存在であるマンティコアの境遇は、他人事ではない。
「それでも。現在や、未来のために、ここであなたを逃がす訳にはいかないんです!」
『グッ、ガッ……グゥゥッ!』
 ルビーを強く握りしめ、炎の籠へさらに魔力を送る。いかに暴れようとも、簡単に逃すつもりはない。
『ガ、ァァァ……』
「叫ばせないっ!」
 咆哮で炎を吹き飛ばそうとするマンティコア。そこへ、リグレースが影を伸ばす。光源たる炎に逆らって伸びた影は、実体を為し、咎人を封じる轡となってマンティコアの咆哮を封じる
『ッ……ッ!?』
「そんな叫びより……守らなきゃいけない人たちの叫びの方が重要なんだよ!!」
 誰かを守りたい。それが、リグレースの芯だ。壊れ、失い、それでも残った欠片。それを握りしめるように、彼は叫ぶ。
「戦争なんて嫌いだ。だから僕は、その戦争から、みんなを守ってみせる!」
 先程流した血が、体力を失わせる。目眩もする、痛みも酷い、それがなんだ。ここで引けば、ここで屈すれば、大勢の命が失われる。
 守れない心の痛みに比べれば、身体の痛みなど何だと言うのだ。
「そう、守るのは大事。銀河帝国とか、宇宙戦争とか、そういうマクロな事を言われても、私にはちょっと分からないけれど」
 戦争と言われても、実感は沸かない。けれど公明には、この場に立つ理由がある。
「『見ず知らずの人のために命を懸ける』。両親もやっていたことだもん」
 それは、銃よりも、歴史よりも。何よりも大事な、父母から受け継いだ心。
「だから、あなたは、私達が……」
「僕達が仕留めて、見せる!」
 守るべき者を背に、二色の炎に力を送る二人。マンティコアの身体が、なお締め上げられ、自由を奪う。
『ッ……ッ、ゥゥゥッ……!!』
「っ、危ないっ!?」
 咄嗟に稀星が叫び、飛び退く猟兵達。完全に自由を奪われなお、マンティコアの闘志は失われない。尾を失い、咆哮を塞がれ、動きを封じられ、それでも空刃を放ち続ける。
「あんなに、無茶をして……」
 もはや、命も明らかだ。それでも、造られた存在であるマンティコアは、止まる事を知らない。
「もう……終わりにしましょうっ!」
 手を緩めず、炎籠を維持しながら、稀星は猟兵達に叫ぶ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

石上・麻琴
さて……宇宙(そら)の果ての世界に初めて来るのがこういう事態になるとは思ってませんでした。ですがこの世界を救うために少しでも力になれるのならば、やらない訳にはいかないでしょう。護衛のオブリビオンがいるとのことですが……ならば、護衛ごと踏み潰してしまいましょう。頼みましたよ、玄武!■という感じでユーベルコードを使用して攻撃します。アドリブ等は大歓迎です。


マックス・アーキボルト
「覚悟を決めろマックス、戦い抜くんだ…、…たとえ…たとえ相手が、白ビキニのおねえさんでも―!!」

なんでビキニ!?どうしてビキニ!?揺らぐな僕、【覚悟】を固めろミディアさん達への【優しさ】で恥ずかしさを捨て去るんだ!

遠距離から【加速魔法式】、攻性も防性両方使う!

他の仲間とも協力しよう。
【魔導式空中製地】の連続ジャンプで空中戦、上空から相手を援護射撃して仲間を支援だ!


四王天・燦
マンティコアが敵のコアか…ってそのコアじゃねーの?
嘘大げさ紛らわしいな帝国って!

「一閃!」
神鳴で横一文字に斬る。
浅ければビキニの紐を切るだけかもしれねえ。
「わざとじゃねーんだ。寧ろわざと出来たら神業だろ!」

不可視の牙は第六感を頼りに防いで、猛毒の棘は尾が向きを見切って先に避けておこう。
反撃は縦一文字…電撃属性でマヒ攻撃も加えてやる。浅かったらどうなるか知ーらね

雄叫びを食らったら不敵に笑う。
「叫びで喧嘩売られちゃ買うっきゃねーよな」
―あまり寿命削りたくねーから一撃で決めようぜ。
内なる魂に呼びかけて妖魔解放・アルラウネ!
高速移動×ダッシュで詰めて咆哮に負けじと「わ゛!」っと音属性の衝撃波を叫ぶぜ



「ああ、もう覚悟は決まってるっ!」
 返答し、走りながら、マックスは己の体内に意識を集中した。
 ミレナリィドールである彼の身体を動かす、マキナ・エンジン。それを限界まで励起する事で、複数の魔力式の同時起動を可能とする。
「加速魔法式、攻性・防性同時発動! 魔力噴出、足場生成!」
 地上の空刃に比べ、上空は密度が薄い。ならばと彼は、魔力で作った足場を蹴って宙へと跳び上がる。決して安全な訳ではないが、この程度ならば加速して回避できる。
「さあ、マックス……戦い抜くぞっ!」
 降り注がせるは、数十発、数百発の魔弾の雨。数える意味はない。ただ、己が放てるだけの全てを出し尽くす。
「マンティとか言うあのコアを砕けば、ここのミラーは止まるんだろっ!」
 その雨の中を高速で駆けながら、剣の柄を握る燦。飛び来る空刃も、気配だけで掴み取り、躱していく。
「一閃!」
 すれちがい様、抜刀、一閃。横一文字に斬り裂く。
「もう一発っ!」
 続けざまに、縦一閃。加えて、銘の通り、神鳴……雷を叩き込む。
「……ぶっ」
 瞬間、空中で顔を、鼻を抑えるマックス。足場を踏み外し、墜落しかける。
「わ、わっ……くっ、ま、マックス、耐えるんだっ」
 裂かれたのは、マンティコアの肉体だけではない。ビキニのようなその装甲も、共に断ち切ったのだ。
「み、ミディアさんのためにも、ここで止まる訳には……」
 言っている事は格好良いが、鼻血を堪えながらではいまいち決まらない。
「いやわざとじゃねーよ!」
「別に誰も何も言って無いと思うんですけどねぇ……でも気を抜いてる場合じゃないですよ!」
 一歩踏み出すのは麻琴。その視線の先、最後の力を振り絞り、マンティコアが轡を噛みちぎる。
「やれやれ。宇宙(そら)の果ての世界に初めて来るのがこういう事態になるとは思ってませんでしたが……」
 感慨深げに漏らしながら、懐から取り出すのは霊符。唱えるは代々伝わりし陰陽の業。
「名就けしは十二天将が一つっ!」
『グ、ガッ……!』
 マンティコアの口が咆哮を迸らせるより先に、招来の式を紡ぎ出す。
「後三玄武水神家在子主亡遺盗賊凶将!」
『ガアアアアアアッ!』
 放たれる咆哮。今なお凄まじい破壊の力が迫り……それを、呼び出された存在が、その身を受け止めた。
「ご苦労、玄武。そのまま踏み潰しなさい!」
 呼び出したるは四神・玄武。ミラーを踏み砕いて降臨した巨大なそれを盾にし、さらに進軍させる。
「……ところで、マンティコアのコアは、核って意味ではないですよ?」
「マジッ!? 嘘大げさ紛らわしいな帝国って!」
 ついでに飄々とツッコミを入れる麻琴に、衝撃を受ける燦。そこは帝国のせいではない。
「ま、それはともかくっ、叫びで喧嘩売られちゃ買うっきゃねーよな」
 その下を駆け抜け、内なる魂へ呼びかける燦。呼び出すはアルラウネ、かつて喰らった魂。
「決めるぜっ!」
「あ、合わせるよ!」
 鼻血を拭ったマックスも、玄武の背中に降り立って、そこから再跳躍。マンティコアめがけて飛び降りながら、魔術式を編む。
「全弾……命中だっ!」
「わ゛!」
 無数の魔弾と、轟音の衝撃波。それはもはや、二枚の壁と言っても良い。
 直撃を受けたマンティコアの身体が吹き飛び、ミラーの上を転がっていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ヘンリエッタ・モリアーティ
【WIZ】
宇宙が終わってしまう、なんて、考えたこともなかったわ。
思いつきもしなかった、から、ただ、漠然と――恐ろしいのしか、わからない。いや、いやよ、折角、大事な人たちができたのに!

……やらなきゃ、やらなきゃ!
宇宙を守らないとッ……!く、ぅう、うぐ、倒す、倒すわ、どうやっても!
あなた達に未来は奪わせないッ!!
【謎を喰らう触手の群れ】を発動し、【疑似餌】で狗たちを活性化させます。
蠍の尾を【戦闘知識】と【武器落とし】で腰から生えるUDCで叩き落としたい、わね。当たったら――それでも、あきらめない!
夥しい悍ましき狗の群れたちはどんどん血肉に飢えるわ。たとえそれが機械であっても!
――、覚悟はできたわ。


フィロメーラ・アステール
「よーし、ガンガン飛ばしていくぞー!」
こんな所でモタモタしてられないからな、さくっと片付けるぜ!
帝国の野望はあたしが砕くぞー!

【スーパー流れ星キック】を発動!
【ダッシュ】から【ジャンプ】して光の【属性攻撃】の【全力魔法】オーラをまとい、【残像】が出るほどに加速!
そこから一気に【スライディング】して、【気合い】を込めた【踏みつけ】攻撃だ!

敵の攻撃は超スピードと【空中戦】のスーパー機動力でかわすぞ!
命中率が高くても、向ける尻尾の狙いが定まらなければどうってことない! きっと!



 ――宇宙が、終わってしまう。
 そんな事、考えもしなかった。思考の片隅ですら、思いつきもしなかった。
「いや……いやよ……」
 今でも、実感は出来ない。理解は出来ない。ただ――恐ろしい。
『グルゥゥゥゥ……』
 そうして怯えるヘンリエッタの前に、血まみれのマンティコアが現れる。
 ひどく弱ってはいるのだろう。だが、傷つき、血を流し、なお戦わんとするその姿は、ある意味では最初よりも強く彼女に、恐怖を刻む。
「どうして……」
 どうしてそこまで、宇宙を滅ぼそうとするのか。戦い続けるマンティコアの姿から、銀河帝国の、滅亡を齎す者の強い意志が伝わってくる。
 ――世界が、滅ぶ。
 それがついに実感となった瞬間……その思考をよぎるのは、大切な人たち。せっかく出来た、失いたくない人たち。
「……やらなきゃ、やらなきゃ!」
 ポケットから取り出すのは、己の血肉を入れたカプセル。それを強く握り締め、己の身へと呼びかける。
「く、ぅう、うぐ、倒す、倒すわ、どうやっても!」
 脚は震える。視線は定まらない。嗚咽は止まらない。それでも。
「あなた達に未来は奪わせないッ!!」
 その身から溢れ出すは、夥しく、悍ましき、狗の群れ。カプセルを喰らい、血肉に飢えたそれは、マンティコアに襲いかかる。
『グァ、ァ……』
 もはや身を守る装甲もなく、その人造の身体を喰らわれ……それでもなお、闘う事を止めず、マンティコアはヘンリエッタに襲いかかる。こんな姿になってなお。その爪には、ヘンリエッタの命を奪うだけの力が残っている。
「――覚悟はできたわ」
 だが、ヘンリエッタは、もはや怯えない。触手で爪を叩き落とし、真っ直ぐにマンティコアを見据えて視線を離さない。
 そして、そんな彼女の背後から、星が空へ舞い上がる。
「帝国の野望はっ! あたしがっ、砕くっ!!」
 輝く粒子を放出し、長い金のツインテールが尾を引いて。妖精の羽をはためかせ、降り注ぐ一陣の流星、名をフィロメーラ。
「おぉぉぉぉぉぉっっ!」
『ガアアアッ!』
 迎撃すべく、空刃を放つマンティコア。不可視の刃の直撃を受けたフィロの身体は、真っ二つに断たれ……そして、跡形もなく消滅する。
「そいつは、残像だっ!」
 流星は止まらない。数多の刃が捕らえるのは、無数の残像のみ。そして光の魔法を身に纏い、さらに輝きを増す。
「スーパー! 流れ星!!」
 その光は。宇宙を破滅に導く、破滅の光ではない。その光は、宇宙を救う、正義の星光。
「キーーーック!!!」
 星は、マンティコアの身体を蹴り砕く……いや、もう、そんな所を見てはいない。
「おぉぉぉぉぉぉっっ!」
『ガ、ァ……ァ……!』
 そのまま、脚に力をこめ、光を迸らせる。衝撃は、マンティコアを突き抜けて、そのまま、これまでの戦いでボロボロだったミラーへと伝わっていく。最初に割れたのは一枚。それが連鎖して。
 猟兵達の歓声の響く中、破滅を呼ぶミラーは、その全てが粉々に砕け、宇宙の塵と化していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月05日


挿絵イラスト