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プラント奪還 at カームメドゥ

#クロムキャバリア #セラフィム・リッパー #カームメドゥ国 #ロボット戦 #特殊プレイングボーナス:生身

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#クロムキャバリア
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#カームメドゥ国
#ロボット戦
#特殊プレイングボーナス:生身


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●とある小さな国の受難
 ここクロムキャバリアでは遺失技術で建造された生産施設『プラント』により人々の生活が支えられている……。
 そこでは人々は『プラント』に寄り添うように国を形成することで、その営みを維持していた。

 クロムキャバリアに無数にある小国のひとつ、カームメドゥ……ここもそんな『プラント』によって支えられていた。
 ――そう、ほんの数日前までは。
 この小国は突如錯乱した自国の将校によって『プラント』を占領されてしまったのだ。
 今は残る蓄えをやりくりしているが、間もなく人々の生活に影響が出ることだろう。
 自国を守る戦力の多くが将校側についており、今カームメドゥに残る戦力はとても少ない……。
 『プラント』を取り戻す計画を連日練っていた議会の面々と軍の参謀は頭を抱えていた。
「戦力が圧倒的に足りない。やはり、傭兵で戦力を揃えるしかないか。『プラント』を失ったままでは我々は近いうちに滅びてしまう……支払う報酬を惜しんでる場合では無い」

●プラント奪還作戦
「――オブリビオンマシン。その無力化を、お願いしますわ」
 グリモア猟兵のグルヴェイグ・ヴォルヴァ(f30017)はグリモアベースに集まってくれた猟兵たちへ依頼の目的を告げた。

 ハッキング用の杖をかざしモニタに映し出すのは、クロムキャバリアにある『プラント』のひとつ。
 何かの工場の様に見えるその建造物の周囲を、全長5mほどのマシン――キャバリアが侵入者を拒むように取り囲んでいた。
「目標のオブリビオンマシンはこの『プラント』を取り囲む『ナイトゴースト』、そしてその奥に立つ『セラフィム・リッパー』と呼ばれる機体ですの」
 続けてモニタの表示が切り替わり、二体のキャバリアが映し出された。
「ナイトゴーストは電磁装甲による防御性能、肩の特殊シールドによる鏡のような攻撃の反射、そしてセンサーの類に写りにくいステルス性を備えた量産機、セラフィム・リッパーは、大きな斬艦刀やクリスタルビットを操るサイキックキャバリアですわ。もしかしたら、先に無人の戦闘ヘリとも遭遇するかもしれませんわね」
 オブリビオンマシンと化したのは、この二種のキャバリアの様だ。
「どちらもオブリビオンマシン化したことで、パイロットたちは正常な思考を奪われ過激な妄想に囚われていますの。『マシンだけ』を壊し、停止できたならパイロットたちは正気に戻りますわ。なので攻撃の際はコックピットを避けた方がよりハッピーエンドに近づきますの。そして、この『プラント』へ乗り込む手順について――」
 モニタの映像が再び切り替わる。
 そこにはまばらな草地と城壁に囲まれた、小さな都市があった。
「目的のプラントはこのカームメドゥという国が所持しているものですの。現在はオブリビオンマシンで暴走した自国の軍人にプラントを奪われてしまったという状況ですわね」

 オブリビオンマシンが占拠する『プラント』を取り巻く状況について軽く説明をしたグルヴェイグは「なので」と話を続ける。
「わたくしたちが勝手に動くとプラントを奪いに来た第三勢力の敵と思われてしまうので、この国が出す傭兵の募集に参加してくださいまし」

●オブリビオンマシンからの開放を
「キャバリアの有無は問いませんわ。応募の段階でなんやかんやと実力を示すことになるでしょうから、生身でも問題は無いでしょう。そしてひとつだけ。このクロムキャバリアでは『長い時間の高速飛行は行えない』ことに注意して下さいまし。……わたくしは転移の維持のため同行が出来ませんので、よろしくお願いしますの」
 説明を終えると、グルヴェイグは杖を掲げて電子の扉を生成していく。
「このクロムキャバリアでは『プラント』は人々の生命線。それに、オブリビオンマシンに狂わされた軍人たちにも家族はいますの。多くの人々の運命が狂おうとしているこの状況を、どうか皆の力で打破して下さいまし」
 生成を終えた転移のための扉がゆっくりと開かれた。


ウノ アキラ
 はじめましての方は初めまして。そしてこんにちわ。
 ほぼ戦闘のみのシナリオは、今後こういう形で行こうと思います。ウノ アキラです。
 このオープニングに興味を持っていただき、ありがとうございます。

●お得情報
 このシナリオは『書けそうなタイミングで書いていきます』。
 一日につきひとりかふたり採用するかどうかな進行ペースになります。
 他にもマスター紹介のページは一読頂けると文字数を少し節約できるかもしれません。

●依頼について
 クロムキャバリアの依頼となります。
 一章は冒険。二章が集団戦。三章はボス戦となります。
 戦闘メインにしているので、心情要素は今回特にありません。
 一章開始の時点ですでに傭兵として参加済みになります。

 世界の特徴として、高速での継続飛行は出来ませんのでそこだけ注意して下さい。
 戦闘中なら時間が短いので、戦闘中のみセーフになります。

 一章は無人ヘリの部隊と戦います。
 相手は速度を出さないので目視で撃ち落とすのは難しくないと思います。
 ハッキングしても特に情報は拾えません。

 二章は『ナイトゴースト』との戦闘です。
 センサー類で見えにくいので、ロボ乗りの場合はステルス対策があるとボーナスが付きます。
 生身の場合はセンサー関係ないのでデフォルトでボーナスつきます。
 エネルギー伝達阻害装置は生身もロボも関係なく、機動力や攻防の出力へのデバフ扱いになります。

 三章は『セラフィム・リッパー』との戦闘です。
 ボス相応にしぶといので、攻撃への対策をとりつつ一撃ぶちかましてください。
 オブリビオンマシンに起因する妄想に取り憑かれ、プラントの生産物を正しい人だけ配るみたいなことを言っていますが、とりあえず殴ってマシンだけ壊せば、本来の公正であろうと努力する人物に戻ります。

 よろしくお願いいたします。
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第1章 冒険 『戦闘ヘリ部隊を倒せ』

POW   :    性能差で物量に対抗する

SPD   :    技量で物量に対抗する

WIZ   :    作戦で物量に対抗する

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●プラント奪還へ向けて
 まばらに草が生える土地をキャバリアを伴う一団が進んでいく。
 しかしその軍勢は、これから対峙する相手を思えば非常に心許ない。
 そしてその一団には、傭兵として参加する猟兵たちも加わっていた。

 移動する車両の中で作戦参謀による説明が行われたが、その内容は各々がグリモアベースで聞いた内容とそう変わらない。
「……最後に。諸君らの協力に感謝を。君たちの一騎当千の実力は応募時の審査で大変よく承知している。だからこそ君たちはこの作戦の要でもある。……我々の問題だというのに、自分たちで解決できず君たちを頼るどころか危険な役割まで頼むことになってしまった……我々正規軍は出来得る限りのバックアップと援護を行うことを約束しよう」
 そう伝えると作戦参謀は猟兵たちへ向けて敬礼を行った。

 やがて車のエンジン音に敵機の発見を告げるアラートが鳴り始める。
 進軍が停止し迎撃の用意が進む中、無人ヘリのローター音が次第に大きくなってきた。
●戦闘ヘリの襲撃
 移動する車両の中に響く敵機発見のアラートを聞いて外へ出てみれば、随伴していたカームメドゥの機体はすでに迎撃のために動き始めていた。
 味方機はオブリビオンマシン化を免れたナイトゴースト数機と、残る多数は周辺パトロール用の取り回しを優先した量産型の機体。
 パトロール用の機体は装備が最低限のものしかなく、先に接敵した数機は決して早くはない飛翔体を相手に翻弄され始めていた。
 これは経験豊富なベテランの多くがオブリビオンマシンに取り込まれ将校側についてしまった、という事情も関係している。

 戦闘ヘリはこの部隊を取り囲むように現れている。
 猟兵たちは状況に合わせて協力、あるいは分散して個別に迎撃に出ていった。
村崎・ゆかり
この世界でヘリコプターか。飛行船襲撃くらいしか用途はなさそうだけど。
自立式か無線制御か、その辺気になるところね。黒鴉召喚で式を送り込んで軽く「偵察」しておきましょ。

その間に機甲式の準備。「式神使い」と器物覚醒で『GPD-331 迦利(カーリー)』(二度目以降の表記は『迦利』で可)起動。

先手必勝で行くわ。先にヘリを墜とせれば、反撃を喰らうこともない。
黒鴉の式が届けてくれる情報を元に『迦利』を使役し、群がってくる敵機を叩き落とす。
「空中戦」でヘリと同じ高度に昇り、「レーザー射撃」の「一斉発射」「制圧射撃」「範囲攻撃」「弾幕」で、射程内の無人機を余さず片付ける。

もう終わった? 随分楽をしちゃったわ。



●戦闘ヘリの襲撃――南西方面
 そんな状況の前線を飛ぶ影がひとつ。
 極めて発見され難いソレは召喚主である村崎・ゆかり(《紫蘭(パープリッシュ・オーキッド)》・f01658)へと情報を伝えていく。
「この世界でヘリコプターか。飛行船襲撃くらいしか用途はなさそうだけど」
 戦闘地域の情報を、ゆかりは『黒鴉召喚』で召喚した式神で確認する。
 ――けれど敵機には指示を出していそうな個体は見当たらなかった。
「自立式か無線制御か、その辺気になるところね」
 既知の技術であればその弱点を効率よく狙えるのだけれどと、ゆかりはその制御機構を気にするがいずれも遺失技術である『プラント』から製造されたもの。
 その構造は使用しているこの世界の住人であっても詳しくは解らないだろう。

 ゆかりは続けて周辺の無機物へ式神を憑依させると逆三角形のカタチへと組み立てていった。
「急急如律令! 汝ら、我が下知に応じ、手足の如く動くべし!」
 それは紫と白を基調とした色合いの、機械のような姿の式神となる――顕現せしは機甲式式神『GPD-331迦利<<カーリー>>』。
「火力を集中させて先手必勝で行くわ。先にヘリを墜とせれば、反撃を喰らうこともない」
 ゆかりは先ほど黒鴉で確認した方向へと機甲式式神『迦利』を飛ばした。

 ゆかりが放つ式神の黒鴉が、間を置かず機甲式式神『迦利』の姿を映し出す。
 自律して動く『迦利』はゆかりの指示を受けその方向を変えた。
「あっちよ」
 その先にあるのは攻撃を加える戦闘ヘリとシールドで砲撃を凌ぐカームメドゥのキャバリアの姿。
 そこへスゥと滑るように移動した『迦利』は、逆三角形の姿をふわりと浮かび上がらせると周囲の戦闘ヘリへ向けてレーザーを放つ。

 一瞬の輝きの後に空を奔る幾筋もの光。

 その弾幕が戦闘ヘリを穿つと金属が焼ける煙が立ち込めた。『迦利』はそのままゆっくりと横にまわりレーザーで戦闘ヘリを切断していく。
 やがて光線の熱が燃料に火をつけると、周辺にいくつもの火球が生まれた。

 付近の戦闘ヘリたちがゆかりの『迦利』へと攻撃を開始していく。どうやら脅威とみなした様子だ。
 戦闘ヘリたちは出し惜しみをせず一斉にロケット弾やミサイルを放つ。それは空を埋め尽くさんばかりの弾幕であったが、しかしそれらは同様に空を埋め尽くさんばかりのレーザーの一斉射により迎撃された。
 『迦利』の死角を突こうと上方に回り込んだ敵機も式神の黒鴉で把握されており、ゆかりからの指示にで不意打ちの筈のロケット弾が迎撃されていく。

 爆発の煙を引き裂く様に光の筋が走り、多数の火球が煙を吹き飛ばすとそこにはもう戦闘ヘリは残って居なかった。
「もう終わった? 随分楽をしちゃったわ」
 そう呟くと、ゆかりは式神の黒鴉でこの付近の敵機が残っていないことを確認する。
 ゆっくりと降下する『迦利』の周辺にあるのは戦闘ヘリの残骸と、軽微な損傷で済んだカームメドゥのキャバリアのみ。
 部隊を取り囲むように現れた戦闘ヘリ……そのうちの南西方面に現れた敵部隊はこうして全滅した。

成功 🔵​🔵​🔴​

東雲・一朗
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▷服装と武装
帝都軍人の軍服、少佐の階級章付き。
刀と対魔刀の二刀流、2振りとも腰に帯刀。
専用キャバリア桜花壱式はボス戦まで温存、ボス以外は生身で対処可能と東雲は戦術的に判断。

▷軍務
軍人として同盟勢力への援護は当たり前の事、更には軍人が自身の意ではなく祖国に弓引く状況など捨て置けはせぬ。
「無人ヘリか…速度もない以上は単なる的と変わらぬ、総員構え!」
豊富な【戦闘知識】から敵の戦力と行動を【見切り】【団体行動・集団戦術】指揮により適切な陣形で射撃準備、ヘリを射程に捉え次第【大隊指揮戦術『壱』】を発令し大隊の『制圧射撃』にて無人ヘリの一団を完全掃討する。
「これが、帝都軍の力だ」



●戦闘ヘリの襲撃――北方面
 黒に赤と金の装飾が施された軍服。それは異なる世界に存在する『帝都』に属する帝都軍人の制服だ。
 帝都軍人の制服に身を包む熟年の男性、東雲・一朗(帝都の老兵・f22513)は部隊の北方に現れた敵機に対処するため、その移動中にカームメドゥの兵士から戦況を聞いていた。
「――以上であります、少佐殿!」
 異国、ましてや異世界の者であっても軍であれば階級は礼儀として尊重される。
 その丁寧な報告に礼を返すと東雲は思案を始めた。
(敵影にセラフィム・リッパーの姿は無し……ならば『桜花壱式』を出すまでも無いか)
 こちらの戦力は敵に把握されずに済むならそれに越したことは無い。
 それに個々の敵の脅威度は影朧やユーベルコヲド使いと同等だろう。故に火器は同じものを用いれば良い。
 懸念点があるとすれば相手が軍隊であること。その動きは幻朧戦線のようなテロ組織と比べてどうなるだろうか。

 部隊の北方の襲撃地点では多数の無人ヘリがミサイルや機関砲を地上へ浴びせていた。
 標的となっているのはカームメドゥが有するパトロール用の機体。彼らは数の不利に押されて盾による密集陣形で耐えている。
 そんな場に帝都第十七大隊の一団――東雲がユーベルコヲド『大隊指揮戦術『壱』』により召喚した部隊――が接近していた。
「偵察のための先発隊の報告でもしやと思っていたが……やはり生身の人間を脅威と見ていないな」
 把握できた敵機の行動パターンを元に、東雲は率いる部隊と共に大胆かつ速やかに近づいていく。
 そして敵を射程内に収めると東雲は号令をかけた。
「速度もない以上は単なる的と変わらぬ、総員構え! 撃て!」

 帝都第十七大隊による軽機関銃の一斉射撃が行われた。
 火線に死角を生まぬ陣形が銃撃の嵐を生み、射程圏内の戦闘ヘリを穿っていく。
 その威力は敵機の動力を破壊して次々と撃墜していった。
 速やかに視界内の敵を殲滅すると、東雲は次の指示を部隊へと出す。
「この攻撃で我々は敵に脅威と認識されただろう。第二波に備え、警戒を維持しつつ陣地の構築を急げ!」
 増援に備え土嚢が作られて防御用の遮蔽物として積み上げられていく。それらは上空を互いにカバーできる様に分散して作られていった。
 その間に救助された味方キャバリア部隊は指揮をとる東雲へと感謝の意を伝えた。その言葉に、東雲はこう答えた。
「なに、軍人として同盟勢力への援護は当たり前の事、更には軍人が自身の意ではなく祖国に弓引く状況など捨て置けはせぬ」

 その後、さほど間を置かず第二波が帝都第十七大隊を襲うが、それらは既に構築された陣地からの迎撃で速やかに殲滅された。
 敵機は始めより数が多かったにも関わらず味方の被害がほとんど無かったのは、帝都第十七大隊の練度と指揮をする東雲の手腕にもよるものだろう。
 周辺に敵影が無くなったことを確認した東雲は、大地に残る敵の残骸へ向けて静かに呟く。
「これが、帝都軍の力だ」
 部隊を取り囲むように現れた戦闘ヘリ……そのうちの北方面に現れた敵部隊はこうして全滅した。

成功 🔵​🔵​🔴​

数宮・多喜
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へっ、まずは無人ヘリの前座かい。
キャバリア戦じゃないんなら、Overedは出すまでもないね。
人が空を飛ぶのに、別の方法もあるって事を見せつけてやらぁ……
行くぜ相棒、けれどもスピードは抑え目でな!

全速『ダッシュ』から『ジャンプ』して、
空中で【人機一体・雷】モードにチェンジ。
そのまま強化した『念動力』で姿勢制御しながら、
『空中戦』を仕掛けるよ!
手近な一機に飛び掛かり、『グラップル』で組みついて。
そいつを遮蔽に、つまり『敵を盾にする』ようにして
更に敵陣の奥まで突っ込む。

行きがけの駄賃さ、すれ違うヘリどもは
『衝撃波』の『範囲攻撃』でブチ落とす!

……そうそう、流石に高度には気を付けるよ!



●戦闘ヘリの襲撃――東方面
 無人の戦闘ヘリの襲撃に各々が対応しに向かう中、数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は愛用の宇宙バイク『宇宙カブJD-1725』へと跨る。
(北と西の方向は他の猟兵が先に向かってるし……。それじゃ、アタシは東の方でも手伝おうかね)
「へっ、まずは無人ヘリの前座かい。キャバリア戦じゃないんなら、『Overed』は出すまでもないね」
 多喜はそう呟くと、宇宙カブのエンジンをブォンと鳴らし発進した。

 風を切って進むにつれてパトロール用の機体と戦闘ヘリの攻防がくっきりと見えてくる。
 戦闘ヘリは動きは緩慢ながらも物量を活かして交互にロケット砲を打ち込んでおり、対するカームメドゥ側の機体は防戦の状態だ。
「これも『プラント』の生産力かねえ」
 驚く言葉とは裏腹に多喜は宇宙カブの速度を上げていく……そこに浮かぶのは不敵な笑み。
「それじゃ、人が空を飛ぶのに別の方法もあるって事を見せつけてやらぁ……行くぜ相棒、けれどもスピードは抑え目でな!」

 ――全速力で加速した宇宙カブが不整地の坂を捉えて宙へ飛ぶ。
 飛び上がった宇宙カブが形を変えて手足を覆う装甲に変わっていった。
「いくぜ相棒――」
 纏うのは宇宙カブを操縦する多喜。
 黒のライダースーツに赤いアーマーを重ね、強化された念動力で身を包みながら矢のように飛翔して多喜は無人ヘリの一団へ突っ込んでいく。
 ユーベルコー『人機一体・雷<<チャージアップバディ・ユピテルドライブ>>』……宇宙カブのパワードアーマー形態の中では最も遅いが、念動力を強化することが可能な雷の如き破壊力を持つ形態である。
「――アタシたちの全力サイキック、見せてやろうじゃねぇか!」

 無人ヘリの一機が衝撃と共に軌道を変えた。その側面に張り付くのは、赤いパワードアーマーの人間。
「おらぁああああっ!!」
 多喜はそのまま無人ヘリを押して飛んだ。それは他の戦闘ヘリが放つミサイルやロケット砲を受ける盾となる。
「行きがけの駄賃さ、ブチ落とす!」
 多喜は通り過ぎざまに側面へと強化された念動力を放った。
 発生する突風のような衝撃……これを受けた無人ヘリがバランスを崩して落下していく。
 そのまま敵の一団の中心まで進むと、多喜は盾代わりにしていた残骸を手にその場で大きく一回転した。
「こいつも取っとけ!」
 念動力による制御を加えた投擲――多喜が投げた残骸は正面のヘリに命中した。

 多喜は手近な一機へと向きを変え『サイキックナックル』の拳を叩き込む。
 そして拳をめり込ませた無人ヘリを即座に盾のようにかざしてロケット砲を防御。
「おっと!」
 パワードスーツで強化された念動力の補助もありその動きは軽やかだ。
 多喜はこのまま無人ヘリを盾代わりとしながら立ち回り、時に密集する無人ヘリへ念動力の衝撃波をぶつけて敵の数を減らしていった。
「飛ぶのはそっちの専売特許じゃないってね。おっと、流石に速度と高度には気を付けないと」

 部隊を取り囲むように現れた戦闘ヘリ……そのうちの東方面に現れた敵部隊はこうして全滅した。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロベリア・エリヌス
折角だし新しく手に入れた玩具で遊ぼうかしら

紹介するわ
これが私のキャバリア、Brain Odd Xanadu…[B.O.X]よ
武装はまだ揃ってないけれど、通常兵器を相手取るだけなら十分よ

数には數を…と言うわけで【エレクトロレギオン】を召喚するわ
私は【念動力】を駆使して無人ヘリ同士をぶつけたり、射撃体勢に入った機体の射線をずらして同士討ちを誘発させようかしら?
【ハッキング】してそもそも此方の僚機として使ってみるのも悪くないかもしれないわね
要は徹底的な嫌がらせよ
こうして戦線をかき回しながらレギオンで攻撃よ
一撃でやられるとは言っても、総数375体ものレギオンを一瞬で殲滅させる程の物量は無いでしょうから



●戦闘ヘリの襲撃――南東方面
 『プラント』奪還に向けて進軍する部隊を襲撃してきた無人ヘリの部隊……。
 奪還元となる『プラント』によって生み出されたその物量は、事前に与えられた命令通りに敵のキャバリア部隊へと攻撃を加えていた。
 しかし現在、そのシステムにノイズが入り異常が発生している……。

 フラフラと目標の定まらない不安定な飛行をする無人の戦闘ヘリの一団が、南東方面に発生していた。
 その中心に立つのは、5mほどの四角い構造物。
 人の手足のようなものを備えるソレは両の手を掲げ、頭部のリングをマーブル状に輝かせている。
 そんな構造物の中で、ロベリア・エリヌス(recorder・f23533)が近くの無人ヘリに対するハッキングを試行していた。
「システムの把握に少し時間がかかるわね……センサーを狂わせて無力化できていはいるけれど。折角だしこのまま何機か此方の僚機として使えないかしら?」

 このマーブル状に輝くリングを備えた四角い構造物は、ロベリアが所有するキャバリア『B.O.X』。
 Brain Odd Xanadu の略だということだが……その名が示唆するようにこのキャバリアはハッキング、そして念動力といったシステム――頭脳の阻害と侵入に長けている様だ。
 なお、このキャバリアを指して『折角だし新しく手に入れた玩具で遊ぼうかしら』とは本人の弁。

 やがて三機の掌握が完了すると早速その命令を書き換えて味方機にするロベリア。
 ポチッと確定のキーを押せば無人ヘリは味方のヘリへミサイルを放って一機、また一機と撃墜していく。
 しかし、すぐさま他の無人ヘリがその三機へと武器を向け攻撃を開始する。
「……流石にネットワークでつながっているから位置がすぐわかるのね。けれどネットワークを切断すると此方からの接続も切れてしまうし、困りものだわ」
 撃墜されて失った僚機を惜しみながら、ロベリアは再びハッキングを再開した。
「あら? 学習されてしまったわね」
 ここで同じ手法で接続できなくなっていることに気が付いたロベリアは、ユーベルコード『エレクトロレギオン』を展開する。
「いずれ『B.O.X』の妨害にも対応されるかもしれないし、早めに数を減らしておいたほうが良さそうね」
 そう呟くと、ロベリアは召喚した総勢300を超える小型の戦闘用機械兵器に上空のヘリを攻撃させた。

「敵の無人機も物量はなかなかのものだけれど、その物量が分散していることもあってここではレギオンが有利ね」
 などと分析しつつロベリアは新たにまた三機を掌握してロケット砲で同士討ちをさせる。
 さらにはセンサーへの妨害だけでなく、時おり念動力で敵の射線を強引にずらして同士討ちを誘発させていた。
 ロベリアの行動は、敵機の連携を壊して確実に、ゆっくりと無人ヘリの数を減らしていく。
「要は徹底的な嫌がらせよ」
 そう呟きながら、ロベリアは一連の妨害と攻撃を淡々と続けて周辺の無人ヘリの一団を真綿で絞める様に追い込んでいくのだった。

 部隊を取り囲むように現れた戦闘ヘリ……そのうちの南東方面に現れた敵部隊はこうして全滅した。

成功 🔵​🔵​🔴​

リーゼロッテ・ローデンヴァルト
&&&
※絡み大歓迎

一応医者だから衛生兵要員としても契約したけど
アタシ自慢の【医術】は必要な時まで温存♪

ちなみに猟兵としては初陣だけど、傭兵としては慣れたモノ
速度や高度が無用な世界だからこそ、ヘリは有用だよー
でも当然その分ノロいから、迎撃はしやすいよね?

ってわけでオペレーション9番【セラフ・アンサラー】を開始
後衛から【スナイパー】気取りの【貫通攻撃】で確実に落とすよ

近づいてきた奴には両肩の『シリウス・マイン』を【一斉発射】
この臨機応変な反応も生体電脳の【瞬間思考力】が為せる技
或いは重量級を使い込んできた故の悲しい習性…かな?

ついでに戦場もぐるっと俯瞰
折角ステルス機対策もしてきたからね♡(ムフフ)



●戦闘ヘリの襲撃――北西方面
 無人の戦闘ヘリの襲撃に対し各戦力が対応のために出撃していく……。
 そんな中で重量級キャバリアの改造機の『MPC-RW9r-LEX ナインス・ライン』が立ち上がった。
 搭乗するのはリーゼロッテ・ローデンヴァルト(リリー先生って呼んでよ・f30386)。
 リーゼロッテは戦場となる周辺の映像とをぐるりと見ると、情報統合解析システム『ジオ・アライアンス』で解析を始めた。

「近場にはヘリ以外は隠れてなさそうだねー」
 折角用意したステルス機対策の慣らしも兼ねて、と周辺をスキャンしたリーゼロッテはそのまま援護するポイントを決めていく。
「味方のナイトゴーストが向かった所はさすがに余裕っぽいね。他の猟兵が向かったところも大丈夫、だったら――」
 リーゼロッテは、北西方向へ対物ライフルを向けた。
 その方向に望遠のカメラを向ければ、数に任せて交互にミサイルを撃ち込みながらゆっくりと縦横無尽に飛ぶ戦闘ヘリと、翻弄されるパトロール用の機体が見える。
 無人ヘリを撃墜できている機体もあるが……やはり、ベテランの多くをオブリビオンマシン化で奪われたカームメドゥ側の戦力は全体的に経験が足りない。

「速度や高度が無用な世界だからこそ、ヘリは有用だよー、でも当然その分ノロいから、迎撃はしやすいよね?」
 そう呟いたリーゼロッテは『ナインス・ライン』を狙撃特化モードへ変形させた。
「ってわけでオペレーション9番【セラフ・アンサラー】を開始」
 ユーベルコード『Op.IX:SERAPH ANSWERER<<セラフ・アンサラー>>』により機体のOSと自身の生体電脳とで同期が開始される……。
 移動の速度を代償に得た、繊細な狙撃が無人ヘリを貫いた。

 一射、二射、と砲弾が飛翔する。
 その砲撃は北西方面で部隊を襲っていた無人ヘリを次々と貫いていった。
 時おり複数の無人ヘリを一度に撃ち抜きながらリーゼロッテは援護先の小隊へと通信を入れた。
「どーも。このまま後衛から落としていくからよろしくねー。あ、けが人がいたら言ってねー? アタシ一応医者。衛生兵要員としても契約してるから」
 そう話す傍らでさらに二機の無人ヘリを撃ち抜くリーゼロッテ。
 返事が通信先の部隊から届く。
「今のところは大丈夫だ。狙撃に感謝する。それにしても驚いた……その声、君は銀髪の子か」
 リーゼロッテは、その意外そうな声にムフフと笑みを浮かべてこう返す。
「そーだよ。よろしくね、おにーさん♡」
 軽く愛想を振りまきながら、リーゼロッテはさらに追加で無人ヘリを撃墜した。

 前衛を抜けた無人ヘリをリーゼロッテは両肩の小型多弾頭ミサイル『シリウス・マイン』で難なく迎撃する。
「猟兵としては初陣だけど、傭兵としては慣れたモノだからね」
 そう呟きながら安定した射撃を続けるリーゼロッテ。
 見た目とは裏腹に成熟した年齢と経験を持つ彼女の働きは、ベテランが抜けて大半を若い軍人が占める部隊を補うのに十分な働きだった。

 部隊を取り囲むように現れた戦闘ヘリ……そのうちの北西方面に現れた敵部隊はこうして全滅した。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『ナイトゴースト』

POW   :    パラライズバレット
命中した【RSキャバリアライフル】の【特殊弾】が【エネルギー伝達阻害装置】に変形し、対象に突き刺さって抜けなくなる。
SPD   :    ゴーストミラー
【両肩のシールド】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、両肩のシールドから何度でも発動できる。
WIZ   :    装甲破砕杭
対象の攻撃を軽減する【電磁装甲モード】に変身しつつ、【手持ち式パイルバンカー】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。

イラスト:カス

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●プラント付近
 無人の戦闘ヘリの襲撃を退けるとキャバリアを伴う一団はさらに進んでいく。
 その先は、大岩が転がる谷のような入り組んだ場所になっていた。

 やがて谷底に広がる平地と、遠目に建造物の一群――UDCアースで例えるならば工場地帯のような一帯が見えてくる。
 これが目的の『プラント』……遺失技術で建造された生産施設だ。
 『プラント』を遠目に確認できる位置――約5kmの地点で停止したカームメドゥの一団はそのまま攻め込む準備を開始していく。

 そんな中、作戦参謀を務める軍人が焦りを滲ませて猟兵たちの元にやってきた。
「取り急ぎ皆さんにお伝えすることがあります。……正面のプラントに見える、敵機の機体が『少なすぎる』のです。彼らの戦力は主に隠密性の高い『ナイトゴースト』……近辺で待ち伏せをしている可能性があります」

 このまま進めば敵の方から向かってくるのは確実だろう。
 敵の機体はステルス性が高く、通常のセンサーに頼っていては反応が遅れる可能性がある。
 しかし相手はこのステルス性に頼って待ち伏せをするつもりであるため、何かしらの対策があれば素早い対処で逆に不意を突けるだろう。

 猟兵であれば敵が『オブリビオンマシン』化した機体だとひと目で知ることが出来る。
 そして、同時に猟兵たちは彼らが『オブリビオンマシン』によって正常な思考を奪われた軍人たちであり、マシンだけを戦闘不能にしてしまえば正気に戻せること知っている……。

 『プラント』を取り戻すため、そして狂わされた軍人たちを元に戻すため……猟兵とオブリビオンマシンとの戦いが始まる。

●補足
 『プラント』は簡単には壊れないので巻き込みは気にしなくても大丈夫です。

 センサー類で捉え難いのでロボ乗りの場合はステルス対策があるとボーナスが付きます。
 生身の場合はセンサー関係なく、岩陰から出てきた敵を肉眼でハッキリ見ることが出来、音も聞こえるのでデフォルトでボーナスが付きます。
東雲・一朗
&&&
▷服装と武装
帝都軍人の軍服、少佐の階級章付き。
刀と対魔刀の二刀流、2振りとも腰に帯刀。
専用キャバリア桜花壱式はボス戦まで温存、ボス以外は生身で対処可能と東雲は戦術的に判断。

▷奇襲
待ち伏せの可能性があると聞いていたが…なるほど確かにそのような配置ではある、しかし対歩兵戦闘は想定していないようだ。
「帝都軍式剣術、異世界の人機にも通用するか試させてもらおう」
桜花の霊気【オーラ防御】を纏いて【切り込み】をかける。
【戦闘知識】から大型に対し的が小さい利を活かし回避行動を取りつつ【集団戦術】の基本を押さえて囲まれぬ立ち回り。
そして機体の関節を狙い二刀【剣刃一閃】【二回攻撃】にて敵機を斬り捨ててゆく。



●歴戦の兵
 この世界では人型兵器『キャバリア』を主力としており兵器や戦術の多くは対キャバリア戦が想定されている。
 故に――敵は正面に展開するキャバリア部隊に気を取られ東雲・一朗(帝都の老兵・f22513)の接近を許していた。

 正面のキャバリア部隊を待ち伏せて潜む敵の『ナイトゴースト』の小隊……その五機編成の前に一朗が現れる。
「帝都軍式剣術、異世界の人機にも通用するか試させてもらおう」
「何だこいつは……!? 生身……気でも狂ったか?」
 対する『ナイトゴースト』は、生身で現れた黒と赤の軍服の男を握りつぶそうと腕を伸ばす――。
 その時だ。一朗が帯刀する二振りの刀のうち一刀、『影切』が鞘から奔った。

 切断される『ナイトゴースト』の腕……その光景にパイロットは信じられないものを見た様子で驚愕する。
「な……」
 その隙に、一朗はもう一刀の『旧式退魔刀』を抜刀して敵の足元へと踏み込む。
 ユーベルコード『剣刃一閃』による連撃……このひと呼吸の間で『ナイトゴースト』が一体、行動不能となった。
 この襲撃に、残る四機は素早くキャバリアライフルの銃口を向ける。
 同時に異常に気付いた近くの岩陰の小隊も一朗へ銃口を向けたが、キャバリアの半分もない生身の人間を狙うには的が小さく、あまりに味方も近すぎた。
 一朗は別小隊をちらと一瞥すると視線を目の前の四機へ戻して『桜花の霊気』を身に纏うと前へ踏み出す。
 揺らめく桜色の霊気が掠める弾丸を弾いた。さらに直撃弾を剣刃一閃で切断して防ぐと、一朗は目先の敵機のライフルへ一閃。
「待ち伏せの可能性があると聞いていたが……なるほど確かにそのような配置ではある。しかし――」
 ライフルを切断した所からさらに一足踏み込むと敵機の腕を斬り落とす。
 敵には自機や味方機の懐に潜り込んだ小さな対象への有効な対抗手段が無い……つまり――。
「――対歩兵戦闘は想定していないようだ」
(そして相手がまともな訓練を受けていた軍隊であるのなら、味方の損耗は避けようとするであろう)
 接近した小さな的は同士討ちを誘発しやすく、実際に一朗の動きに『ナイトゴースト』たちは十分な対応を出来ずにいた。

 生身でキャバリアと渡り合う存在に、残りの三機はゆっくり後退を始める。
 一朗はそれを深追いせずに別の岩陰へと目標を切り替えた。
(追った者をすぐに囲める様な後退であったな。退く様に見せ誘い込む……その手に乗る訳にはいくまい。それにだ――)
 一朗が敵の注目を集める間に接近を果たした六機のカームメドゥの機体が、一朗と入れ替わるようにシールドを構えて岩陰に突入していく。
 性能差があるとはいえ、倍の数であればオブリビオンマシン化した『ナイトゴースト』もこのまま無力化されることだろう。
(作戦目的は殲滅ではなく制圧および施設の奪還……味方の進軍も忘れてはならぬな)
「……しかし、大きさの差こそあるが『幻朧戦線』が投入する影朧兵器と戦力的に大差は無さそうだ」
 敵機を新たに一体無力化した一朗は、この世界でも帝都軍の力は通用するだろうという手ごたえを感じていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

村崎・ゆかり
電磁的隠形能力か。生身の人間相手なら問題にならないわ。
ついでに黒鴉召喚で、谷の中を「偵察」しておきましょう。軍の人、この辺の地図ある? 敵機の居場所を地図上に書き落とすわ。後続の人の参考にして。

さて、『GPD-331 迦利(カーリー)』(前回通り)、起動。器物覚醒でポテンシャルを全開に。

取りあえず制空権を取りましょうか。
岩場に隠れたナイトゴーストに「レーザー射撃」の「弾幕」で「制圧射撃」を仕掛けるわ。
隠れん坊はもう終わり。ここからは鬼ごっこよ。
手持ち式杭打ち機じゃ『迦利』には届かない。大人しくこっちの思惑通り追い込まれなさい。
今回も無傷で通り抜けられそうね。
あたしたちは引き続き監視を続行する。



●上空からの襲撃
 猟兵を先陣とする戦いが始まる中、村崎・ゆかり(《紫蘭(パープリッシュ・オーキッド)》・f01658)は拠点の中で式神を召喚した。
 ひとつは『GPD-331迦利<<カーリー>>』へ宿す式神……この機甲へユーベルコード『器物覚醒』を用いることで付喪神とする。
「さて、『GPD-331 迦利(カーリー)』(前回通り)、起動。器物覚醒でポテンシャルを全開に」
 ひとつは複数のカラスに似た鳥形の式神……ユーベルコード『黒鴉召喚』により呼び出したそれは極めて発見され難く偵察に向いている。
「ついでに谷の中を『偵察』しておきましょう。軍の人、この辺の地図ある?」
 地図を受け取ったゆかりは式神が谷の中で目撃した情報を書き込んでいった。
「とりあえず見えたのはこのくらいだけど……」
 既に戦闘は始まっており悠長に全ての物陰を確認することは出来なかったが、取り急ぎ付近に潜む敵の情報をカームメドゥのパイロットたちへと共有するゆかり。
 敵の大まかな位置を把握したゆかりは浮遊させた『迦利』に目としての黒鴉を随伴させながら前進させていった。
 待ち受けるのは乗機の『オブリビオンマシン』化で正常な思考を奪われた軍人。敵は殆どが経験豊富なベテランで構成された部隊となるだろう。

 上空を堂々と移動するゆかりの『迦利』は早くも敵に発見され離れた岩場からRSキャバリアライフルの通常弾を断続的に浴びせられていく。
 その弾幕をオーラ防御で軽減させながら『迦利』は目くらましのようにレーザーを周囲に放ちながら前進していった。
 その場を制圧する弾幕は岩に防がれてはいるが、同時に岩陰に敵機を釘付けにしてその場からの離脱を許さない。
 岩陰から隠れながら放たれるライフル弾は『迦利』の表面にへこみを作っていくが有効打とはいかず、その射角は徐々に真上へ……。
「真上を取ったわ。丸見えよ」
 ゆかりの『迦利』はほぼ真上の位置から『ナイトゴースト』の五機の編成へレーザーを打ち込んだ。
 対する『ナイトゴースト』はシールドで防御しながら電磁装甲モードとなりそのダメージを軽減させる。
 うち二機が隠れていた岩に飛び乗り空中の『迦利』目掛けて跳躍。手持ち式パイルバンカーを当てに行った。
 その反撃にゆかりは『迦利』の高度を上げながらレーザーで迎撃。
「手持ち式杭打ち機じゃ『迦利』には届かない。大人しくこっちの思惑通り追い込まれなさい」
 関節部へレーザーを照射し脚部を破壊するとバランスを崩した『ナイトゴースト』は着地を失敗しそのまま倒れ込んだ。
 脚部の破損で動きが取れずにもがく二機へ『迦利』による追撃のレーザーが放たれると、敵機の機関部が停止した。
 これでパイロットは正気に戻ることだろう……後続のカームメドゥのキャバリアにより中のパイロットは回収されるはずだ。

 その間にライフルを撃ちながら後退していく残りの三機。
「また隠れるつもり? 隠れん坊はもう終わり。ここからは鬼ごっこよ」
 ゆかりオーラ防御を途絶えさせない様に集中しながら、周囲の敵の動きを黒鴉で監視しつつ再び『迦利』を前進させていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

リーゼロッテ・ローデンヴァルト
&&&
※絡み・連携大歓迎

ステルスで待ち伏せ?妥当な戦術だけど
ソコは『ディヴィエイト・アームズ』の出番だねー
8号【クロックワーク】でステルス対策っ

背部コンテナを畳み、中の環状レドームを頭上に設置
コの字状の超音波発生機を両肩へマウントして準備OKっ

電脳で自機のOSを【ハッキング】して強制リンク
ジェネレータの大電力でフル稼働…AIの悲鳴?無視っ
電波傍受から生体反応まで探知能力を全部駆使するよ

拾えた【索敵】情報は生体電脳で統合して皆と共有
ささ、速攻イッちゃってー♪

手近な奴は指向性超音波で撹乱
両手の銃器で【制圧射撃】しちゃお
防御の暇?ふふ、あーげないっ

あ、さっきのおにーさんだ
死なないよーにがんばってね♡



●電子戦支援
「ステルスで待ち伏せ? 妥当な戦術だけど、ソコはディヴィエイト・アームズの出番だねー」
 通常のレーダーに敵機が映らないことを確認したリーゼロッテ・ローデンヴァルト(リリー先生って呼んでよ・f30386)はコックピットから自機『MPC-RW9r-LEX ナインス・ライン』の背部のコンテナ、『ディヴィエイト・アームズ』の操作を行う。
 コンテナが開くと副腕『フレア・ヴェンデッタ』が中の兵装を掴んで持ち上げ両肩へと取り付けた。
 背部と肩で固定され、頭部を包むようなコの字状に展開されたのは大型複合レドーム……多目的に利用できるレーダーだ。
「両肩へマウントして準備OKっ。ジェネレータの大電力でフル稼働して……おっとそうだ、電脳で自機のOSをハッキングして強制リンクしなきゃだね」
 ユーベルコード『DA-08:CLOCKWORK<<クロックワーク>>』……リーゼロッテは自機をハッキングするとジェネレータの出力の大半を大型レドームへと注ぎ込んだ。

『警告、電力が不安定です。本機のシステムの誤動作が……』
「はいはい、無視無視っ」
 システムに必要な分さえもレドームにまわされてAIが抗議を始めるがリーゼロッテはそれを無視して続けていく。
「『一種類だと』難しいけど、複数の探査データを照合したらどこかに矛盾は出るはず……」
 リーゼロッテは大型レドームが備える探知能力の全てを用いて集めた探査データを自身の生体電脳で分析すると、警戒が必要なポイントを絞り込んで味方部隊に共有した。
「なるべくリアルタイムで更新していくから。ささ、速攻イッちゃってー♪」

 リーゼロッテ機は、ただでさえ動きが鈍い重量級であることに加えて出力の大半をレーダーに割き機動力がさらに低下していた。
 そのため単独で行動せずカームメドゥの小隊機と歩調を合わせて進んでいく。
「俺たちにはリリーちゃんという女神の援護がある!」
「マップのデータもありがたい!」
 同行する各小隊の面々の士気は高い。
 側面に現れた敵部隊の特殊弾を味方機が盾で防ぐと、リーゼロッテ機は両手の銃器で反撃をする。
「敵さんこまめに位置移動してるけど、動くとノイズが増えるからよくわかるんだよねー。防御の暇? ふふ、あーげないっ」
 場を制圧するような右手の大型ライフルと左手のビームマシンガンの連射が敵五機編成のうち三機を戦闘不能にした。
「前衛、盾を維持したまま前へ! 後続は攻撃を!」
「指向性超音波の攪乱合わせるよー」
 残りも味方機が攻撃を加えて行動不能にしていく。
 いずれもコックピットは避けられているため中のパイロットは無事に正気に戻れることだろう。

 襲撃してきた敵機を制圧すると、リーゼロッテは盾で守ってくれた機体に礼を言った。
「防御ありがと♡ あ、さっきのおにーさんだ。死なないよーにがんばってね♡」
「こちらこそ助かっているよ。互いに無事に終わらせて戻ろう」
 警戒箇所のリアルタイム更新と、リーゼロッテ機による妨害や火力が有効に働いて一行は着実に進軍していく。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロベリア・エリヌス
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[B.O.X]を有視界戦闘に切り替えるわ
センサー類よりは確実でしょう?

センサーを反射するのがステルスでしたっけ?
じゃあセンサーを増やして、不自然に反射したレーダーを探知して位置を逆算する方法はどうかしら?
後はそうね…
ナイトゴースト自体はセンサー類を誤魔化せても、彼ら自身が引き起こした事象…
例えば砂礫等の音までは誤魔化せないんじゃないかしら?

更に【エレクトロレギオン】を召喚するわ
カメラを追加で付けて疑似的な有視界状態で先行させて索敵よ

敵を発見したら【念動力】でハード面に、【ハッキング】でソフト面に干渉して同士討ちを狙うわ
私とレギオンと同士討ち…貴方の軽減すべき攻撃を行う対象とはどれかしら?



●這い寄る群れ
 谷底にある平地をガッションガッション進む四角いボディの機体……。
 その四角いキャバリアの『B.O.X』の中でロベリア・エリヌス(recorder・f23533)は眼鏡の形の電脳ゴーグルで敵側の主力になる『ナイトゴースト』の情報を確認していた。
「『センサーの類に写りにくいステルス性を備えた量産機』……だったかしら。ステルスってどういう仕組みだったかしら?」
 対熱探知のステルスであれば赤外線を外に出さない様に。対レーダーであれば電波の反射が少なくなるように……などがある。
「じゃあセンサーを増やして、レーダーの不自然な反射から逆算する方法はどうかしら? 『エレクトロレギオン』を使えば観測地点は増やせるし……ついでにカメラを乗せて視界を確保するのも良いわね」
 索敵方法を決めたロベリアはユーベルコード『エレクトロレギオン』で400に迫る数の小型の戦闘用機械兵器を召喚した。
「撃墜されても場所がわかるし、これで先行させて索敵よ」

 岩陰へ入った小型兵器は早速『ナイトゴースト』の五機編成を発見した。
 だが人間よりさらに小さい『小型の』兵器はあまり想定されていないのか、敵はなかなか気づく様子が無い……。
「何だ……? 機体が重い……」
 動きが遅くなった『ナイトゴースト』。そしてそれを合図にしたように小型兵器の群れが一斉に虫のように集り始めた。
「くっ……なんだ、これは。うっとおしい!」
 対する『ナイトゴースト』たちは電磁装甲を起動させて守りを固めるとライフルで応戦を始めていく。
 そして――。
「動いてくれたお陰でより正確な位置が分ったわ。自身が引き起こした事象……そう、砂礫等の音まではやっぱり誤魔化せなかったわね」
 頭上のリングをマーブル状に輝かせながらゆっくりと歩んでくる『B.O.X』。
 その特徴的な見た目が近づくにつれ、『ナイトゴースト』は動きが錆びついたように鈍化していった。
「何だ……あれは!?」
「まさかサイキックキャバリアか! 駆動部の負荷はもしや……」
 動きが制限された原因は、敵の推察通りロベリアの乗る『B.O.X』が放つ念動力によるもの。

 ロベリアは無数にある小型兵器を盾代わりにしながら『ナイトゴースト』の操縦系統への侵入も試みていく。
「ソフト面にも干渉させてもらうわ」
 敵のうち一機の上半身が横に向きライフルの銃弾が隣の僚機の装甲を掠める……が、こちらは早めに対応されてしまった。
「マニュアル操作に切り替えられたわ」
 つまらない、といった様子のロベリア。対する敵の『ナイトゴースト』はマニュアルに切り替えたことで動きがさらに悪化し、纏わりつく小さな群れから一方的に銃弾を浴びていく。
 『エレクトロレギオン』が与える攻撃は、じわじわ敵の装甲を削り行動不能にしていった。
「オブリビオンマシン……だったかしら。これで機能停止して、搭乗者は正気に戻るのよね?」
 ロベリアはそう呟くと、次の標的を探して移動を開始する。
 マーブル状のリングが再び怪しげに光り輝いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

数宮・多喜
&&&

さぁて、キャバリアが相手か。
目で見りゃ簡単にわかる奴らが見えなくなるってのも、
便利なんだか不便なんだかわからねいねぇ。
ま、いいさ。
潜んでる集団を蹴散らせばいいんだろ?
なぁに大丈夫、ちょっと驚かせるかもしれないけどな!

アーマーをカブに戻して『操縦』し、全速力で敵陣へ切り込むよ。
奴らも馬鹿じゃないだろうから目いっぱい撃ってくるだろうけどね、
的も小さいんだ、ちょっとやそっとじゃ当たってやれないね!
そうしてプラント地域を駆け抜けながら、
ナイトゴーストの密集地点を『情報収集』。
座標をそこに指定する。

タッチダウンと同時に【心機一体】発動!
Overedに搭乗し、『範囲攻撃』の『弾幕』でつるべ撃ちさ!



●それは風のように
「潜んでる集団を蹴散らせばいいんだろ? なぁに大丈夫、ちょっと驚かせるかもしれないけどな!」
 そう言い残すと数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は『宇宙カブJD-1725』にまたがり飛び出した。
 先の無人ヘリとの戦いではパワードアーマーになっていた宇宙カブ……それが現在は元のバイクの姿となり多喜を乗せて走り出す。

 谷底に広がる平地……その不整地を赤いカブが駆けていた。
 すでに各所で戦闘は始まっており、風が吹けば鼻をつくのは土煙と焼けた鉄の臭い。
 両側を崖壁に囲まれた先にうっすら見えるのが奪還目的の『プラント』だ。
(ざっと見たところ『プラント』まで大体3kmってところかね。仮に時速200kmで飛ばしたとして1分はかかるってところか……)
 けれどそんなドライブも、戦場では長く続かない。
 隠れる位置がバレるのも構わず『ナイトゴースト』たちはRSキャバリアライフルを多喜目掛けて発砲した。
「うわっ目いっぱい撃って来やがった! けど的も小さいんだ、ちょっとやそっとじゃ当たってやれないね!」
 多喜は大岩が転がる地形を利用したフェイント交じりの巧みな操縦で銃弾をやり過ごしながら進んでいく。
 そして、同時に――。
(敵の隠れてる位置は大体の分って来たかな)
 ――敵の座標の情報が着実に宇宙カブに収拾されていた。
 そんな中、敵は赤いカブを止めるべくその身を晒して集まり始める。
 ……その黒き壁を見た多喜はニヤリと笑みを浮かべた。
「――サイキックロード接続。さあ、出番だオーヴァード!」

 赤いカブが陽炎の幻のごとく忽然と消えた。
 その直後だ。消えた赤いカブを捜す『ナイトゴースト』の集団は突如、遠方から放たれた光のエネルギーに襲われる。
 ――レーダーや熱センサーで補足できない機体を遠方から狙うなど、余程の腕を持つか『正確な座標』を知っていなければ不可能。
 この混乱の中、さらに後続を警戒して隠れ続けていた機体が次々と浮遊する盾のレーザーに襲われた。
 同時に、混乱に乗じる様に一機の所属不明のキャバリアが多数のカームメドゥ所属機を伴って前線を押し上げる。

 その所属不明機は多喜――ユーベルコード『心機一体<<ジャンクションドライブ・オーヴァード>>』で味方の元へテレポートする際に共に現れたキャバリアだ。
「目で見りゃ簡単にわかる奴らが見え難くなるってのも、便利なんだか不便なんだかわからねいねぇ。けど位置さえ分かりゃこっちのもんだ」
 多喜はキャバリア『JD-Overed』を操りながら、レーザー発射機構のある浮遊シールドユニット『Einherjar』を手近の『座標』へと飛ばす。
 迂闊に身を晒した機体があれば、多喜はそこへ手持ち式の『BS-A(JD)マルチプルブラスター』を撃ち込んだ
「ブラスターの出力もこんなもんか。パイロットが無事な様に威力を絞ったから遠くのやつはいくつか逃しちまったけど……ま、いいさ」
 そう呟くと、多喜は後続の味方機へ呼びかけた。
「準備はいいかい? このまま切り込むよ!」

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『セラフィム・リッパー』

POW   :    断罪の剣
【無敵斬艦刀】が命中した対象を切断する。
SPD   :    エンジェルビット
自身が装備する【BS-Fクリスタルビット】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ   :    フォールンウイング
【光の翼】を向けた対象に、【プラズマビーム】でダメージを与える。命中率が高い。

イラスト:棘ナツ

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●オブリビオンマシン
 壊滅状態に追い込まれる、オブリビオンマシン化した『ナイトゴースト』の部隊。
 行動不能にされた各機は動力を停止させ、中のパイロットたちは拘束されていった。
 コックピットから引きずり出された彼らは、何故自分がこんな事をしたのか解っていない。
 本来であれば彼らは相応の刑を受ける運命であるが……猟兵たち――作戦の功労者たちによる事前の説得と、人材不足の二つの理由により極刑は免れるはずである。

 作戦は驚くほどに上手くいき、『プラント』の奪還も目前に迫っていた。
 そんな中、クリスタルビットが飛来しレーザーで最前線の機体をけん制する。
 同時に『プラント』からサイキックキャバリアの『セラフィム・リッパー』が飛び出して大地に降り立った。
「……どうしたことだこれは。こんな機体は我が国には無かったはず。第三勢力の介入か。それとも、カームメドゥは早くも他国に侵略されてしまったのか」
 嘆く様に声を上げるのはこの『セラフィム・リッパー』のパイロット。
「ダニエル中尉……!」
 拘束されたパイロットの一人が声を上げる。

 彼が今回の首謀者であり、オブリビオンマシンによって狂わされた将校だ。
 彼もまた、マシンの機能を停止することで元に戻ることだろう。

「限りある資源、正しき国であるために、正しき者に優先して使われるべきなのだ。何故犯罪者や他国から来た者にまで分け与えなければならん。答えはひとつ……政府も犯罪者の仲間であり他国のスパイだからだ。この『プラント』は渡さん……!」
 オブリビオンマシンにより歪められた思想と妄想を吐き出す中尉。
 『セラフィム・リッパー』が斬艦刀を構え、襲い掛かってきた。
東雲・一朗
&&&
▷服装と武装
帝都軍人の軍服、少佐の階級章付き。
刀と対魔刀の二刀流、2振りとも腰に帯刀。
専用キャバリア桜花壱式に搭乗。

▷全力
「オブリビオンに取り込まれたとはいえこれは軍事クーデターと変わらぬぞ中尉!」
桜花の霊気【オーラ防御】を纏い全速力で【切り込み】をかける。
異世界の兵器とて豊富な【戦闘知識】から挙動や太刀筋を【見切り】、攻撃を【受け流し】つつ【カウンター】を繰り出す二刀剣術で切り結びながら勝機を探る。
「軍人ならば、正否善悪の判断は信じた国家に委ねよ。それが力を持つ責任なのだ!」
機を見極めれば【破魔】と【浄化】の力を込めた【桜花封神】にて敵機を【切断】し戦闘不能へ追い込むのみ。



●軍人として
 オブリビオンマシンにより歪められたダニエル中尉。
 その歪んだ認識は、想像を根拠に自国の中枢を悪と認定していた。
 東雲・一朗(帝都の老兵・f22513)は同じ軍人として中尉を止めるべくキャバリアへと搭乗する。
「オブリビオンに取り込まれたとはいえ、これは軍事クーデターと変わらぬぞ中尉!」
 近くの機体へ向け振り下ろされる斬艦刀……それを『帝都軍試作人機《桜花壱式》』――侍甲冑を思わせる薄紅色の装甲のキャバリアが受け止めた。

 オーラを纏う二本の刀を交差させ斬艦刀の質量を防いだ一朗は、即座に受けた刀をずらして横へと逸らす。
 同時に滑る様に機体を反対側へ動かせば、斬艦刀を受け流された『セラフィム・リッパー』は前のめりにバランスを崩した。
 この時、すれ違う様に密着する『セラフィム・リッパー』と『桜花壱式』。
 その『セラフィム・リッパー』の脇腹へ『桜花壱式』の刀が滑り込んだ。
 火花が散り『セラフィム・リッパー』の胴に刀傷が入る。……しかし、中尉も姿勢が崩れた時点で回避行動を始めておりその刃は深く入らない。
 スラスターを吹かして間合いを取りながら中尉は一朗の言葉に返答した。
「クーデター……その通りだ。 本官は政府の判断は不正だと断定する。故にこの『プラント』は我々が管理する!」
 光の翼が広がり、プラズマが放射された。
 その反撃を一郎の操る『桜花壱式』は霊気で受ける。
 桜色の霊気がプラズマに耐える僅かコンマ六秒――最短距離で一直線に踏み込んだ『桜花壱式』の刀が再び『セラフィム・リッパー』の装甲に斬撃の傷をつけた。
「軍人ならば、正否善悪の判断は信じた国家に委ねよ。それが力を持つ責任なのだ!」

 『軍人ならば』と一郎は言った。
 何の為に軍に属したのか。それは国を信じ、支えるためではないのか。そのために力を持ったのではないのか。
 東雲・一朗の言葉には熟年の軍人としての経験と報国の熱き心からくる重みがある。
 二機はそのまま二度三度と斬り結んだ。
「その威厳、いずこかの軍属の士官とお見受けする。ならばこそ解りはしないだろうか。その信に疑念が宿る瞬間を!」
 しかし言葉と裏腹に『セラフィム・リッパー』の太刀筋には迷いが見え始める。
 迷いは判断の遅れを生み、隙を産んだ。
「――破邪顕正・桜花封神!」
 桜色の霊気が色濃く噴出すると吹雪のように周囲を包む……その全てが『桜花壱式』の二本の刀へ流れ込んだ。
 ユーベルコード『桜花封神』――膨大な霊気を込めた斬撃が、二対の一閃として交差する様に放たれる。
 対する中尉も斬艦刀による『断罪の剣』で対応しようとするが、一朗が放った奥義により『セラフィム・リッパー』の斬艦刀は半ばで折れてしまった。
 同時に、片方の上腕、肩の装甲、そして頭部も切断される。

「祖国に弓引く状況が真に己の意思なのか。事が済んだ後に改めて考えてはどうかね」
 敵機に大きな損害を与えた一朗は、そう言うと追撃を味方に任せて補給のために後退した。

 この一戦によって、オブリビオンマシンと化した『セラフィム・リッパー』は主力武器とセンサーの多くを損傷した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

村崎・ゆかり
見覚えのある機体が出て来たなぁ。片付けるまでだけど。

「式神使い」と器物覚醒で『GPD-331迦利(カーリー)』(以後は『迦利』のみで可)を再度戦闘態勢に。

無人機ならではの素早い機動と「オーラ防御」でプラズマビームを避けながら、「レーザー射撃」で「弾幕」を張り「制圧射撃」で牽制する。
キャバリアは乗り手次第。あの機体のパイロットが、以前戦った機体のパイロットを凌ぐ可能性は否定出来ない。油断は禁物ね。

両機体の射撃戦で状況が膠着した頃に、あたし自身が「目立たない」ようリッパーに接近し、不動金縛り法をリッパーに仕掛ける。

リッパーの動きを止めたら、『迦利』の鋭角に「オーラ防御」を収束。衝角のごとき一撃を!



●無人機との連携
 大地に折れた斬艦刀が刺さる。
 初戦で武器と片腕を損傷した『セラフィム・リッパー』は早くも押され始めていた。
 しかし中尉はオブリビオンマシンによって歪められた正義感によって一人でも多くの『敵』を戦闘不能にしようと粘り続ける。
 無数に展開されたクリスタルビットと光の翼から放たれるプラズマビームの弾幕が敵対者の装甲を次第に削っていく。

 その弾幕にいち早く対応したのが村崎・ゆかり(《紫蘭(パープリッシュ・オーキッド)》・f01658)の操る機甲式の式神『GPD-331迦利(カーリー)』だった。
「見覚えのある機体が出て来たなぁ。片付けるまでだけど」
 ゆかりは以前にも別の『セラフィム・リッパー』と戦ったことがあり、これらの武装を経験で知っている。
 発射の予備動作を読み、ゆかりの『迦利』は弾幕の知見も生かした回避運動で隙を縫うように動いていた。
 それは、避けきれない一部をオーラで受け止めながらも慣性による荷重を無視した無人機の利点を生かした機動。
 同時にレーザーでクリスタルビットを迎撃しようとするが状況は膠着状態になりつつあった。
 
(さて、狙い通り射撃戦で膠着した状況に持ち込めたわけだけれど)
 その頃、戦闘を『迦利』の自立行動に任せたゆかりは大岩が転がる地形を利用して目立たぬよう進んでいく。
(けれどキャバリアは乗り手次第。あの機体のパイロットが、以前戦った機体のパイロットを凌ぐ可能性は否定出来ない。油断は禁物ね)
 中尉のマシンもこれまでと同様に対キャバリア戦を想定した装備であり、二メートル未満の存在に対してレーダーの感度が低い。
 そのため、油断せず慎重に動いた事もあってゆかりは見つからずに折れた斬艦刀までたどり着くことが出来た。
 ゆかりがひっそり指示を飛ばすと『迦利』は『セラフィム・リッパー』へ近づきながら、レーザーの弾幕を一掃激しく放ちその場を制圧するようにクリスタルビットを落としていく。
「膠着に耐えられなくなったか。その焦り、利用させてもらおう……!」
 誘導されたとも気付かず、中尉は近づく『迦利』を迎撃するべく斬艦刀へと手を伸ばす――そこへ。
「ノウマクサンマンダ バサラダンセン――」
 『セラフィム・リッパー』のカメラ映像に白い染みのようなものがちらりと移り込んだ。
 それは、ゆかりが放った霊符『白一色』。その紙片から縄のようなものが飛び出してくる。
「――不動金縛り法!」
 ゆかりが放ったユーベルコード『不動金縛り法』が『セラフィム・リッパー』の全身を縛り上げ、その動きを封じた。
「な、なんだこれは、敵の新兵器か!?」
「さて、衝角のごとき一撃を喰らいなさい!」

 動きの止まった『セラフィム・リッパー』へ向けて『迦利』が加速すると、先端をオーラで包み補強をした鋭角が『セラフィム・リッパー』の胴を突き崖壁へと叩きつけた。
「ぐっ……胴のエンジンを少しやられたか。出力が……」
 この一戦により、オブリビオンマシンと化した『セラフィム・リッパー』は上半身と背面に大きな衝撃を受けて光の翼の出力が低下した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ロベリア・エリヌス
&&&

引き続き[B.O.X]で戦闘よ
折角だし追加で試してみようかしら?

<真の姿を開放>
lptrxpzsdsドィ
mピィオmpォズピmsトdピゥピ
dpmpドmlpッユピウp

さてと
無数のビットを制御しての攻勢は厄介と言えば厄介ね
でも、その全てを完璧に把握する事なんて出来るのかしら?
【念動力】や【ハッキング】で制御を乱すわ
出来れば同士討ちを狙いたいけれど…
射線がずれた時点で【クロックアップ・スピード】で加速する私に当てられるかしら?
【催眠術】で五感を【ハッキング】して、そもそもの私の位置を誤認させられれば確実ね
後は加速を活かして体当たりしても良いし、【念動力】でシェイクしても良さそうね



●サイキック戦
「ぐっ……胴のエンジンを少しやられたか。出力が……」
 胴に強い衝撃を受け崖壁へと叩きつけられた『セラフィム・リッパー』。
 ここまでの戦闘で片腕と多くのセンサーを損傷し、エンジンへのダメージで出力も低下し始めていた。
 そんな状況でもまだ抵抗の意志は固く、中尉はクリスタルビットを複製していく。

 そのビットの群れへに四角い物体……ロベリア・エリヌス(recorder・f23533)が乗るサイキックキャバリア『B.O.X』が飛び込んだ。
 崖壁から抜け出したばかりの『セラフィム・リッパー』へ向け、催眠術とハッキングを試みていく『B.O.X』。
 加えてユーベルコード『クロックアップ・スピード』により爆発的に増大した反応速度とスピードでふわふわと揺れ動く。
 ロベリアはビットの射線から逃れることで相手に狙いを定めさせずにいた。
「さてと。無数のビットを制御しての攻勢は厄介と言えば厄介ね。……でも、その全てを完璧に把握する事なんて出来るのかしら?」
 だが相手の機体もサイキックに対するセキュリティが発動しており干渉はすんなりといかない。
「流石エース機といったところかしら。サイキック対策もしっかりされているわね」
 けれど。と表情を特に変えずロベリアは続けていく。
「折角だし追加で試してみようかしら?」
 ロベリアが真の姿を解放すると、コックピット内に全身に目玉を生やした形容し難いオブジェが現れた。
 さらにその目玉が明滅すると『B.O.X』のリングが放つ光に精神を害する不可視の何かが加わる……。
 真の姿が放つ精神干渉が、サイキックキャバリア『B.O.X』のシステムを通して外へと漏れ出ているのだ。

「サイキック戦に特化したキャバリアか……! この機体に対策は施されているが……性能は落ちるな。ビットも精度が落ちて、これではけん制にしか使えないか」
 システムを乗っ取ろうとする攻撃を受け、動きが鈍くなった『セラフィム・リッパー』。
 中尉は操作方法をマニュアルに切り替えると折れた斬艦刀を拾って地を蹴った。
「……ならば直接叩くまで――もらった!」
 高速で動く『B.O.X』を見切り、折れた斬艦刀の残った刀身を当てに行く。
「lptrxpzsdsドィ――mピィオmpォズピmsトdピゥピ、dpmpドmlpッユピウp」
 この時、解読できない音が聞こえて中尉の視界が一瞬二重にぶれた。
 何とも言えない違和感を覚える中尉。先ほどの音を通じて行われた精神攻撃と催眠術が、この時に五感を『少しだけ』狂わせたのだ。
 ……その刃は紙一重で目標から逸れてしまった。
「……っ!?」
 ――空振り。それを認識した中尉は即座にこの場を離脱しようとするが、今の『セラフィム・リッパー』はサイキックによるハッキング攻撃を受けて動きが鈍い。

 高速移動で真上を取ったロベリアは『B.O.X』の質量を『セラフィム・リッパー』へぶつけてそのまま地面へ叩きつけた。
「ぐっ……厄介な!」
 『セラフィム・リッパー』はさらにダメージを蓄積……同時にサイキックによる妨害を受けたことでクリスタルビットの性能も低下した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

数宮・多喜
&&&

ずいぶん綺麗にひん曲がっちまってまぁ、
一体どこの誰からの入れ知恵だい?
自分で考えた、だなんて悲しい事は言うんじゃないよ。
そんな妄言、今日日小さなガキでも漏らさねぇ。
減らず口を叩けないよう、撃墜させてもらうよっ!

通信回線を開いて『コミュ力』を駆使しながら『挑発』し、
アタシへ敵意を『おびき寄せ』る。
"Einherjar"と『オーラ防御』でフィールドバリアを張りつつ、
マルチプルブラスターで牽制しながらじわじわ退がり、
プラントから引き離すよ。

ある程度距離が稼げたら、本気を出すよ。
【多層重砲展開】、ターゲットロック。
周りのビットも『範囲攻撃』で巻き込み、
複合『属性攻撃』の奔流をぶち込んでやる!



●狂気への既視感
 再びクリスタルビットを複製し折れた斬艦刀を構え立ち上がる『セラフィム・リッパー』。
 先の戦闘でサイキックによる妨害を受け、クリスタルビットを含めた全体的な性能が低下していた。

 そんな『セラフィム・リッパー』の前に数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)のキャバリア『JD-Overed』が進み出る。
「ずいぶん綺麗にひん曲がっちまってまぁ、一体どこの誰からの入れ知恵だい?」
 浮遊シールドユニット『Einherjar』で防御を固めながら、多喜はオブリビオンマシンに乘る中尉へと問いかける。
「そんな妄言、今日日小さなガキでも漏らさねぇ」
「何……?」
 これは中尉を『プラント』から引き離すため挑発だ。けれど全てが嘘でもない。
 オブリビオンマシンに歪められた今の中尉の思想は、命に優劣をつけて選択する様なもの。
 それはUDCアースで生まれ育った多喜にとっては受け入れ難い部分がある。
 ……だから。
「自分で考えた、だなんて悲しい事は言うんじゃないよ」
 小さなつぶやきが、吐き出すように漏れた。

 多喜の乗る『JD-Overed』が『セラフィム・リッパー』へ向けて『マルチプルブラスター』を撃っていく。
「減らず口を叩けないよう、撃墜させてもらうよっ!」
「くっ……!」
 対する『セラフィム・リッパー』はダメージを引き摺りながらもそれをギリギリで避けていた。
 反撃で放たれるクリスタルビットのレーザーは、しかしオーラで守りを高めた浮遊シールドで防がれる。
(マシンから引きずり出されたパイロットたちは、自分が何故そうしたのか解らないみたいだった。ありゃあ、まるで……)
 ――まるで、UDC怪物や邪神によってもたらされる狂気。
 もしその狂気の中に正気が残っているのであれば、理由へ意識を向けることで迷い等の不快を呼び起こすことができるだろう。
 それは敵意をこちらに向ける理由となる。
「で、どうなんだい? 誰が最初にそう言ったんだい?」
 多喜は再び同じ問いを投げかけた。
 すると隻腕の『セラフィム・リッパー』は折れた斬艦刀を手に接近戦での攻勢に出始める。
(っし! かかった!)
 多喜は反撃を混ぜながら後退し『プラント』から『セラフィム・リッパー』を引き離していった。
「出撃任務中に、疑念が沸いたのだ。本官たちが命を賭ける意味が本当にあるのかと……。これは天啓なのだ!」

「……ここならプラントへの被害も大丈夫か。それじゃあ、いっちょデカいのぶっ放すよ!」
 『プラント』と十分な距離が開いたあたりで一転。
 多喜は『マルチプルブラスター』の機能を最大限まで展開――ユーベルコード『多層重砲展開<<マルチプル・オーバーロード>>』を使用した。
 狙うは敵の武装の無力化。
 多喜は展開されているクリスタルビットの全てを照準に加えた。
「マルチプル・オーバーロード、ターゲットロック!」

 様々な属性を持つエネルギーが同時に放射された。
 その奔流は『セラフィム・リッパー』とその周囲のクリスタルビットを焼き払っていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​


●届かない言葉
 先の戦闘でクリスタルビットを全て失った『セラフィム・リッパー』。
 残る武器は、折れた斬艦刀と出力が不調な光の翼のプラズマビームのみ。
 これだけ損耗していれば、いかにオブリビオンマシン化で強化された『セラフィム・リッパー』であろうと量産機での捕獲は可能だろう。

 これまでの戦闘の間に『セラフィム・リッパー』は、カームメドゥ側のパトロール用量産機が取り囲まれている。
 味方側に少数残る、オブリビオンマシン化していない少数のナイトゴーストのうち一機が前に出て『セラフィム・リッパー』へと通信で呼びかけた。
「ダニエル中尉……投降をしてください」
「その声は、ガストン少尉か。貴官こそこちらに着く気はないのか」
「……中尉」
「これを蹴散らしたところで温存されている所属不明機が出て来るのであろうな。だが、事を起こした時点で私はどのみち戻れないのだ!」
 『セラフィム・リッパー』は折れた斬艦刀を振り呼びかけてきたナイトゴーストを弾き飛ばすと、量産機と衝突したナイトゴーストへプラズマビームを放った。
 味方機を庇い、肩のシールドで受ける『ナイトゴースト』。
 『セラフィム・リッパー』はその頭上を飛び越えて包囲を抜け出した。
リーゼロッテ・ローデンヴァルト
&&&
※絡み連携歓迎

で、今のアンタは『正しき者』?
ヨゴレとして断食予定なら褒めたげる
結局傭兵だし、作戦目標は堕とすけどっ

…と中尉を【挑発】
「重装甲だが支援機。接近戦で押せば」とか
ベテランの判断で襲ってきたら好都合♪

オペレーション5番【サムライ・ドール】開始っ
『主腕』全体が180度縦回転、ハンガーモードへ変形
作業モードでは固定してた副腕用両肩を始動
ヒートソードを両手首直結、抜剣点火っ

『フレア・ヴェンデッタ、戦闘モードを起動します』

ふふー、【だまし討ち】用変態技術♪
専用モーションと電脳制御で身軽に動き
四肢を【2回攻撃】で叩き斬り【焼却】っ

あ、おにーさんっ
帰ったらアタシと遊ぼ
護ったお礼、シテあげる♡



●奥の手
「で、今のアンタは『正しき者』?」
 その問いは、包囲を抜ける『セラフィム・リッパー』を妨害するように立つキャバリアから放たれた。
「ヨゴレとして断食予定なら褒めたげる。どっちにせよ、アタシは傭兵だし目標は墜とすけどっ」
 その機体はリーゼロッテ・ローデンヴァルト(リリー先生って呼んでよ・f30386)が乗る『ナインス・ライン』。
 大型対物ライフル『ドミナント・バレル』と大型ビームマシンガン『スカベンジャー』を持ち、重量と出力で安定した射撃を行ういかにもな後衛機である。
「傭兵……金で雇った戦力か。侵略されたわけでは無いのだな」
 安堵するように確認をする中尉。
 オブリビオンマシンによって思想を狂わせながらも、自分の生まれ育った土地の安否を気にしていた様だ。

 味方のナイトゴーストもすぐに駆け付けるが少数で前衛を務めるには力不足。
 リーゼロッテは味方機へ呼びかけた。
「マシンを壊せばまた話が通じるから大丈夫。さっきの敵機もそうだったでしょ? だから、がんばろっ♪」
 最初に応えたのは、何度かリーゼロッテと仲良くしていたパイロット。
「そうだ。他の上官たちだって正気に戻ったじゃないか!」
「ああ……! そうだ、マルク曹長の言うとおりだ。やろう!」
 戦意を取り戻したパトロール機たちが盾とライフルを構え前へ進み出ていく。
「あ、おにーさんっ。曹長だったんだねっ」
 リーゼロッテは護衛についた三機のうち知っている一機へ暗号通信を送った。
「帰ったらアタシと遊ぼ。護ってくれたお礼、シテあげる♡」

 戦闘が始まると、リーゼロッテは味方が作った隙へ狙撃を行い敵の装甲を徐々に破壊していく。
「それっどんどんイッちゃうよー♪」
「あの機体……重量級の量産型の改造機か」
 中尉は、厄介な後衛機――リーゼロッテへと狙いを変えた。
「先ほど、正しいかと問いを投げたな!」
 迫る『セラフィム・リッパー』。護衛機も前に出るが、いずれも斬艦刀で吹き飛ばされてしまう。
 リーゼロッテの『ナインス・ライン』へ接近した『セラフィム・リッパー』は斬艦刀を振るった。

 しかし――。
「オペレーション5番【サムライ・ドール】開始っ」
 銃器を持ったまま『ナインス・ライン』の上腕が両方とも後方へ回るとそのまま上へ持ち上がり肩の上で銃器ハンガーとして固定される。
 同時に腕と胴の間で折りたたまれていた副腕が伸び、新たな肩と共に展開された。
「――ヒートソードを両手首に直結、抜剣点火っ」
『フレア・ヴェンデッタ、戦闘モードを起動します』
「――持ち替えをせず近接武器だと……!?」
 それは、迂闊に近づいた敵の不意を突く『奥の手』――ユーベルコード『Op.V:SAMURAI DOLL<<サムライ・ドール>>』。
 専用モーションと電脳制御による重心を巧みに利用した動きから二刀の大型ヒートソードが振るわれる。
 まさに不意を突くだまし討ち――この二刀は『セラフィム・リッパー』の残る腕と一本の脚を砕いた。
「もう動けないかな? 作戦目標沈黙っと♪」

●プラント奪還作戦、完了
 オブリビオンマシン化した機体はこれで全てが無力化された。

 パイロットたちはいずれも外へ出され、すぐにオブリビオンマシンも破壊されていく……。
 ナイトゴーストのパイロットたち――特に機体の損傷が激しくすぐに正気に戻った者――で既に証明されていた通り、この占拠の中心人物となっていた中尉も正気を取り戻した。
 彼もまた、他の者たちと同様に何故自分があんなことをしたのか解っていなかった。
 本来であれば彼らは相応の刑を受ける運命であるが……猟兵たち――作戦の功労者たちによる事前の説得と、人材不足の二つの理由により極刑は免れるはずである。
 軽症以上の人的被害が出ていないのも幸いし、彼らは半年から数年の謹慎処分と降格を経て日常へと戻っていくだろう……。

 これがクロムキャバリアに蔓延る『オブリビオンマシン』の狂気。
 百年近く続く戦乱はこの『オブリビオンマシン』によってもたらされている。
 そして『オブリビオンマシン』を見分けて解決へと導く希望となるのが、この世界における猟兵なのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年11月23日


挿絵イラスト