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チョコナゲ祭り開催中🍫

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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●キマイラフューチャー
 人類滅亡後の地球(?)らしき惑星。
 人類の遺したポップなサイバーパンク都市に、何らかの理由で生き残ったキマイラ達が楽しく暮らしている。
 しかも、食べ物が豊富で暮らしに困らないため、住民はみんな何らかのアーティストになっており、動画をアップして『いいね』を貰ったり、ダンスをしたりして暮らしている。

●何もナイトシティ
 何も売りが無かった町で、チョコレートを投げ合うイベントが流行っている。
 しかも、チョコレートは投げて良し、食べて良し、味も良し!
 そのため、半ばゴーストタウンと化した町が活性化しているらしく、町長が調子に乗ってチョコレートを大量に仕入れているらしく、悪ノリ全開で流行りまくっているようだ。

●ガジルからの依頼
「みんな忙しい中、集まってくれてありがとうね」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が、猟兵達を前にして今回の依頼を説明した。
 何の特徴もなかった町で、チョコレートを投げ合うイベントが流行っているらしく、町中がチョコレートまみれになっているようだ。
 しかも、チョコレートをいくら食べても叱られる事が無い為、住民達は揃いも揃って、ぽっちゃりさん。
 カロリー全開フルスロットル的なノリで、歯止めが利かなくなっているらしく、町は文字通りチョコレート一色になっているようだ。
 そのため、このままではチョコレートの角に頭をぶつけて大怪我をする住民や、カロリーモンスターと化してヤバイ事になる住民達が増えていくばかり。
 そういった住民達の目を覚まさせるため、猟兵達がスタイリッシュに決めて、チョコレートを投げ合うイベントが、いかに危険な行為であるかを伝えて欲しいと言う事だ。


ゆうきつかさ
 このシナリオはノリと勢いで進みます。
 事件も何となく解決していくので、悪ノリしても問題はありません。
 むしろノープランなので、皆様のプレイングだけで、すべてです!
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第1章 冒険 『食べ物は大事にしよう!』

POW   :    力いっぱいぶん投げる!

SPD   :    狙いを定めてぶん投げる!

WIZ   :    頭を使ってぶん投げる!

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ラッセル・ベイ
うむ、まあ何と言うか……食べ物で遊ぶのは宜しくないぞ
それは置いといて、大怪我するまでになるのは流石に見過ごせんな
きっちり叱ってやるとしよう

まずは『グラウンドトーテム』で武具強化の布石を打つ
これで今後の戦いが楽になる筈だ
……待て、トーテムにチョコレートを投げるな
それは大地の有り難い加護が……むっ、今度は此方に投げて来るか
だが甘い、「地盾グラウンド」で盾受けを……あっ

お主ら……よくもグラウンドに汚れを……!
絶対に許さん、覚悟するが良い!
シールドバッシュでお主らのチョコレートを突き返してくれる!

……しまった、これでは叱れないではないか
うーむ……折角だし「スティールアイ」でチョコ属性を吸収して置こう



●何もナイトシティ
「……うむ。まあ、何と言うか……食べ物で遊ぶのは宜しくないぞ」
 ラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)は大量のチョコレートが飛び交う中、何もナイトシティにやってきた。
 おそらく、町の名前があまりにも残念過ぎるため、住民が激減してしまい、ゴーストタウンと化してしまったのだろう。
 それがチョコ投げ祭りで、活性化。
 住民達が殺気立ち、力任せにチョコレートをぶん投げ合っていた。
「……うぐっ! 流石に大怪我するまでやり合うのは見過ごせんな。きっちり叱ってやるとしよう」
 ラッセルが、自分の頭に当たったチョコレートを拾い上げ、ムッとした様子でこめかみを激しくピクつかせた。
 どうやら、チョコレートを投げるため、通常のモノと比べて硬度が増したモノが混ざっているらしく、それが当たって御陀仏一歩前と言う事もあるようだ。
 おそらく、チョコレートを投げる住民の中に、ガチでヤバイ奴が紛れていると言う事だろう。
「開戦だ。呼び起こせ、グラウンド」
 すぐさま、ラッセルが【グラウンドトーテム】を使い、武具強化の布石を打つ。
 だが、住民達はヤル気満々。
 トーテムポールを的代わりにして、チョコレートをガツガツ、ゴツゴツぶち当てた。
「……待て、トーテムにチョコレートを投げるな! それは大地の有り難い加護が……だが甘い、【地盾グラウンド】で盾受けを……あっ!」
 すぐさま、ラッセルが大地属性の力を秘めた地盾グラウンドで、チョコレートを受け流していく。
「お主ら……よくもグラウンドに汚れを……! 絶対に許さん、覚悟するが良い!」
 ラッセルがムッとした表情を浮かべ、シールドバッシュでチョコレートを突き返した。
 しかし、チョコナゲ祭りが、だんだん楽しくなってきたため、叱るどころではなくなっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ダミア・アレフェド
【WIS】
チョ、チョコを投げるのですか!?!?
と、とりあえず、悪い所に当たりませんようにと『祈り』って、お口に入れば美味しい思いが出来ますし、痛くない場所に当たれば当てられちゃったで済むはずですよ~♪
「え、えーい!」
(ぶん投げるというより、スローに見えるほどに弱い投げ方)
「わー! わー! 当たったのです!? 今から傷を癒しますからじっとしていてくださいよー!」
当たったので、もう混乱しながら『生まれながらの光』で癒す! 意味がなくとも癒す!
(やっぱり、食べ物で遊んじゃダメなのですよ……)
しょんぼりとしながらチョコを食べる。
「美味しいですよ……もぐ」

語尾に『~よ』を付けます。


ティエル・ティエリエル
「うぅ、食べ物で遊ぶなんていけないことだけど……」

まずは目を覚まさせるために全力でチョコを投げて、チョコ投げが危ないことだって伝えるよ!
背中の翅と【スカイステッパー】でチョコの届かないような上空まで飛び上げって、そこからチョコを絨毯爆撃のように投げつけるよ!
重力でさらに加速されてるから当たったらかなり痛いよ☆(でも、間違って当たらないように注意するね!)

キマイラたちも反撃してくるかもだけど……ふふーん、ここまでは届かないよね?

「チョコ投げが続けば、いつかこんな風に一方的に投げつけられるようになるんだよ!それでも楽しいの!?」


ニコライ・ヤマモト
【POW】暴れて怖がらせれば犯人以外帰ってくれるのではないかとおもいました。
この世界には職人の技術や凄い作品があると聞いた。良い武器を作って貰うべく来たのだ。
…だが何だこれは、何だこいつらは、どこもかしこもチョコばかり!
食べ物で遊ぶな! 帰れ! 帰って仕事を…!

住民を散らすべく銃で威嚇射撃をしたり、飛んできたチョコを人に当たる前に「スナイパー」で撃ち落とす。
チョコの流れ弾(?)に当たって怪我をしたら、【怪異為す(以下略)】で大きな影の獣を呼び出しひと暴れしてもらおう。
ちなみに獣は銃弾を吐いて攻撃する。…いやまて、実弾は危険だから、今回限りはチョコを食べてチョコを発射してもらったほうがいいな??



●チョコが降り注ぐ中で
「この世界には職人の技術や凄い作品があると聞いた。故に、良い武器を作って貰うべく来たのだが……。何だ、これは! 何だ、こいつらは! どこもかしこもチョコばかり!」
 ニコライ・ヤマモト(郷愁・f11619)は、信じられない様子で悲鳴をあげた。
 何処を見ても、チョコ、チョコ、チョコ!
 しかも、目が合っただけで、チョコをブン投げてくる始末。
 その上、みんな鬼のような形相を浮かべて、チョコをブン投げてくるため、何やら殺伐……。
 一触即発デストロイと言わんばかりな雰囲気が漂っていた。
「チョ、チョコを投げなければ、命がないって事ですか!?」
 ダミア・アレフェド(蒼海の人魚・f01502)が自分の頭を守りながら、チョコの雨から逃げていく。
 だが、住民達はヤル気満々。
 最後まで立っていた者達こそ正義と言わんばかりに殺気立っていた。
「うぅ、食べ物で遊ぶなんていけないことだけど……」
 ティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)が、覚悟を決めた様子でチョコをポンポンと投げていく。
 そのたび、『ドカッ!』『バキッ!』と音を立て、住民達が血飛沫を撒き散らして倒れていく。
 これでチョコ投げが危ないと言う事を、住民達も何となく理解した事だろう。
「お前等ッ! 怯むなッ! 怯むんじゃねぇ!」
 リーゼント板チョコヘアのオトコが吠えるようにして叫び、力任せにチョコの塊を投げた。
「食べ物で遊ぶな!」
 ニコライがスナイパーでチョコの塊を撃ち落とし、住民を散らすべく銃で威嚇射撃をした。
「別に遊んでいるつもりはねぇ! 俺達は……真剣だ!」
 リーゼント板チョコヘアのオトコが鬼のような形相を浮かべ、上着を脱ぎ捨て吠えまくった。
 まわりにいた住民達も『ここは俺達のシマだ!』と言わんばかりに、半ばヤケになりつつチョコの塊を投げた。
 殺るか、殺られるか、の真剣勝負ッ!
 チョコと血が入り乱れる中、ケモノの如く吠えるオトコ達。
 最早そこは……戦場だった。
「……ふふーん、ここまでは届かないよね? チョコ投げが続けば、いつかこんな風に一方的に投げつけられるようになるんだよ! それでも楽しいの!?」
 すぐさま、ティエルが【スカイステッパー】を使い、チョコが届かない上空まで飛び上がり、そこからチョコを絨毯爆撃のように投げつけた。
「うぎゃあああああああああああ!」
 これには住民達も驚き、あたふたとした様子で逃げ惑ったものの、大量に降り注ぐチョコからは逃げられないッ!
「お前ら……チョコで……遊ぶな……」
 その巻き添えを食らってニコライも瀕死の重傷を負い、【怪異為す魔除け厄喚び幸運の獣】を発動させ、【八尾十六目、胴まで裂けた口を持つ影の獣】が呼び出した。
 【八尾十六目、胴まで裂けた口を持つ影の獣】はチョコをムシャムシャと食べた後、弾丸の如く勢いでチョコを発射し、住民達の意識を奪っていった。
 そのため、住民達は薄れゆく意識の中で思った。
 『もうチョコは懲り懲りだ』と……。
「おい、テメエら! こんなところで寝て、どうする! もっと頑張れよ! 俺達のチョコ魂はこんなモンじゃねぇだろ!」
 リーゼント板チョコヘアのオトコが吠える。
 だが、住民達は、既に寝たフリ。
 みんな心の中で白旗を上げつつ、時が過ぎるのを待っていた。
「と、とりあえず、落ち着いてください。お口に入れば美味しい思いが出来ますし、痛くない場所に当たれば当てられちゃったで済むはずですよ~♪ え、えーい!」
 ダミアが『悪い所に当たりませんように……』と祈りを込め、ぶん投げると言うよりも、スローに見えるほど軽い投げ方で、チョコの塊をポーンと投げた。
「うげっ!」
 しかし、その願いは虚しく、クリティカルッ!
 リーゼント板チョコヘアのオトコが間の抜けた声を上げ、大量の血を撒き散らしてグツタリとした。
「わー! わー! 当たったのです!? 今から傷を癒しますから、じっとしていてくださいよー!」
 それに驚いたダミアがリーゼント板チョコヘアのオトコに駆け寄り、半ばパニックに陥りながら【生まれながらの光】で癒す。
「お、俺は死なねぇ。俺が死ぬ時は、このリーゼントヘアが、萎れた時だ……」
 そう言ってリーゼント板チョコヘアのオトコが、白目を剥いてばたんきゅー。
(「やっぱり、食べ物で遊んじゃダメなのですよ……」)
 ダミアがションボリした様子で、チョコをモグモグと食べる。
 チョコは美味しく、とても幸せな気持ちになった。
「ヒャッハー!」
 そんな中、空から現れたのは、沢山のチョコレート型怪人であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『親方!空から怪人たちが!』

POW   :    数撃ちゃ当たる作戦。

SPD   :    一体ずつ正確に攻撃する。

WIZ   :    一ヶ所に誘導し大火力をブチ込む。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●チョコレート怪人軍団
「ヒャッハー! お前等、皆殺しだァ!」
 空から現れたチョコレート怪人達は流星の如く勢いで地上に降り立ち、ハイテンションで叫び声を響かせた。
「お、お前等! 一体、何を食べているゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウ!」
 その途端、チョコレート怪人達が、チョコを食べる住民達に気づき、オーバーアクション気味に驚いた。
「ぐぎゃあああああああああああ! やめ、やめろおおおおおおお」
 しかも、誰かがチョコを食べるたび、チョコレート怪人達が苦しみ、悲鳴を上げた。
 だが、それが妙にわざとらしく、何やら裏がある感じであった。
 その間も次々とチョコレート怪人が地上に降り立ち、あちらこちらで奇声を上げていた。
ラッセル・ベイ
年甲斐もなく食べ物で遊んでしまった
まぁ、今回に限っては制圧の為だ、仕方ない
……しかし煩い怪人だ、さっさと始末してくれる

●戦闘(WIZ)
良し、トーテムのお陰で武具が強化されたな
トーテム自体はチョコに埋まってしまったが、まだ効果はある様で安心したぞ

「炎剣フラム」に火炎ポーションを付与し、火炎属性を向上
「エレメントリング」で出力を更に上げ、属性攻撃力を限界まで引き上げる

これならば十分
フラムを【ウェポンブレイク】し、火炎の花びらを撒き散らして怪人共をなぎ払ってくれよう

……そう言えば、さっきの遊びで忘れていた
倒した怪人から「スティールアイ」でチョコ属性を抽出して置こう
……使う機会があるのかは疑問だがな


ダミア・アレフェド
【WIZ】
(何かわざとらしいですよ……)
鈍感な彼女さえ気付く程。
「あ、怪人さんをチョコフォンデュにしちゃえばいいのですよ!」
多分、チョコより甘い考えかもしれないけど、一ヶ所に誘導してからのー熱々チョコをぶっかける!
「作戦名、チョコ?やだなーやだなー言いつつもなりたいほどに好き!通称『チョコフォンデュ』ですよ!」
チョコしか合ってない悲しい作戦名。
「怪人さん、美味しくなーれ♪」
メイド喫茶でやるアレ風。
間違えで他の猟兵さんもチョコフォンデュしちゃったら、『生まれながらの光』で回復しますよ。
仕上げにチョコスプレーを怪人さんにばら蒔く。
カラフルでキュートです!

語尾に『ーよ』を付けます。


ティエル・ティエリエル
「チョコレート食べたらダメージ受けてる?ううん、なんだかうそ臭いよね☆」
ふふーん、ここは一芝居打っちゃうよ♪チョコレートを食べるふりして実際は食べないでどうなるか様子を見るね!
食べてないのに苦しんでたら「やっぱりね!」とネタばらししてまっ平らな胸を張ってえっへんとドヤるよ♪

戦闘になったら、自慢の翅と【スカイステッパー】を使って空中からのヒット&アウェイで戦うよ!
「鎧無視攻撃」で装甲の薄そうなところをチクチク刺して回るよ!

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です



●チョコレート怪人軍団
「何だか、みんな……チョコレートを食べてる姿を見ただけで、ダメージを受けてるようだけど……。どう見ても、嘘臭いよね☆」
 ティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)は目の前で苦しむチョコレート怪人を見下ろし、疑いの眼差しを送っていた。
「そ、そんな事はないぞ! く、苦しい! お前達がチョコレートを食べるたび、心臓が握り潰されそうな気持ちになるぅ~」
 それでも、チョコレート怪人は大袈裟に苦しみ、ティエルをチラ見。
 バッチリ目が合ってしまったせいか、獲れたてピチピチの魚並みに飛び跳ね、チョコレートが弱点である事を強調した。
 この時点でわざとらしい気はするのだが、住民達は『俺達の手でチョコレート怪人達を倒すぞおおおおおおお!』と言わんばかりのノリで、チョコレートを喰いまくっていた。
(「何かわざとらしいですよ……」)
 ダミア・アレフェド(蒼海の人魚・f01502)が、チョコレート怪人達に対して疑いの眼差しを送る。
「そ、そんな事はないぞ。く、苦しい! 妙な震えが止まらん!」
 その途端、チョコレート怪人達がオーバーアクションで胸を掻き毟り、こちらをチラ見。
 これには鈍感なダミアでさえ、警戒ムード。
 ……怪しい。
 ……と言うか、絶対に怪しいッ!
「それにしても、煩い怪人達だな。さっさと始末してしまうか」
 ラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)が、チョコレート怪人達をジロリと睨む。
「ま、まさか、チョコレートを喰らうのか。俺達の目の前でチョコレートを喰らうつもりなのかッ!?」
 チョコレート怪人達がこれまた大袈裟にビビる!
(「ここは一芝居打っちゃうよ♪」)
 ティエルが色々と察した様子で、チョコレートを食べるフリをした。
「ぐぎゃあああああああああああああああああ! やめ、やめ、やめろおおおおおおおおおおおおお!」
 それでも、チョコレート怪人達は苦しみ、地面をゴロゴロと転がった。
「やっぱりね! ……と言うか、食べてないし」
 そこでティエルが、ネタバラシ。
 真っ平らな胸を『これでもか!』とばかりに、えっへんと胸を張る。
「き、貴様ァァァァァァァ! よくも、よくも、よくも、俺達を騙したなァァァァァァァァァァァ!」
 チョコレート怪人達が吠えた。
 気まずい様子で、逆ギレした。
 これでは、せっかくの作戦が台無し。
 だが、横目でチラリ。
 住民達がチョコを食べてる。
(「これだ、これ、これ!」)
 チョコレート怪人達が『チャンスッ!』とばかりに、ジタバタと苦しみ始めた。
「あ、怪人さんをチョコフォンデュにしちゃえばいいのですよ! 作戦名、チョコ? やだなー、やだなー言いつつも、なりたいほどに好き! 通称『チョコフォンデュ』ですよ!」
 ダミアが色々と察した様子で、熱々のチョコを怪人達にぶっ掛けた。
 それはチョコよりも甘い考えだったかも知れない。
 しかし、熱々のチョコをぶっ掛けられたせいで、チョコレート怪人達の身体が中途半端にくっつき、何処かの美術館に展示されていそうなオブジェになった。
「怪人さん、美味しくなーれ♪」
 そこですかさず、オマジナイ。
 仕上げにチョコスプレーを掛け、チョコレート怪人達をカラフルに染め上げた。
「うぐ……うぐぐぐっ! 俺達の仲間をよくもォ!」
 チョコレート怪人達が、再び吠えた。
「トーテム自体はチョコに埋まってしまったが、まだ効果はあるようだな。おかげで武具が強化された」
 ラッセルが炎剣フラムに火炎ポーションを付与し、チョコレート怪人達に斬りかかった。
 それに合わせて、ティエルが自慢の翅と【スカイステッパー】を使い、空中からのヒット&アウェイでチョコレート怪人達を蹴散らした。
「ま、まだだッ! 俺達の方が数は上だッ!」
 それでも、チョコレート怪人は今にも折れそうな心を奮い立たせ、とにかく吠えた、吠えまくったッ!
「……使う機会があるのかは疑問だが……」
 その間に、ラッセルがスティールアイを使い、チョコレート怪人からチョコ属性を抽出した。
 それが何なのかよく分からないが、チョコっぽい何かである事は間違いない。
「……」
 そんな中、謎のオブリビオンが高台に立ち、こちらの様子を窺っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

華上・ユーディ
ほい、再びキマイラフューチャーの依頼なのです。

悪さをする怪人から
住民の方々を守るのです…。

チョコを食べ過ぎるのも
いけませんが(苦笑)

【pow】勝負!

【二回攻撃】
【範囲攻撃】にて数に物を言わし攻撃します。

いかに危ないかを知って貰いますよ。

もし、一人で投げる数が足りないなら…動けなくなりますがUI【モッチ・オブ・リビオン】で
餅精霊(仮)に手助けして貰いますね。



●異変
(「何やら凄い事になっていますね」)
 華上・ユーディ(冥土贈り・f02310)は、チョコレート怪人達を倒すため、何もナイトシティにやってきた。
 この町には何もないと聞いていたのだが、実際には何処を見ても、チョコまみれ。
 しかも、あちらこちらで住民達がチョコを食べ、そのたびチョコレート怪人達が悲鳴を上げて苦しんでいた。
(「……妙ですね。チョコレートを食べただけで、怪人が苦しむなんて……」)
 ユーディが違和感を覚え、住民達に視線を送る。
 住民達は食べ過ぎと言うレベルでは済ます事が出来ないほど太っており、苦しそうにしながらチョコを口に運んでいた。
 ……おかしい。
 明らかに……何かがおかしい。
「ハッハッハッハッハッ! お前も俺達を倒しに来たのか? 俺達は強いぞ! 物凄く強いぞ!」
 そんな中、チョコレート怪人達が現れ、ユーディのまわりを囲むようにしてポージング。
「それなら試してみますか……?」
 すぐさま、ユーディが間合いを詰め、二回攻撃と範囲攻撃で、チョコレート怪人達に攻撃を仕掛けていく。
「それがどうしたァ!」
 しかし、チョコレート怪人達は無傷。
 いや、正確には単なるヤセ我慢をしているようだった。
 それでも、表面上は無傷のように振舞い、堂々と胸を張っていた。
「そのヤセ我慢……いつまで持ちますかね」
 そう言ってユーディが【モッチ・オブ・リビオン】で、自身と同じ強さの【餅肌爆乳着物美人】と【餅肌マイクロビキニ爆乳美女】を召喚した。
「そんな事をしても、俺達は倒されないぞ!」
 チョコレート怪人が必要以上に強がり、横をチラ見。
 その時、チョコレート怪人は見たッ!
 チョコを食べる住民達の姿を!
「ぐぎゃあああああああ! チョコは……チョコを食べるのだけは、やめてくれええええええええええええええええ!」
 それはチョコレート怪人達にとって、チャンスであった。
 ……これで無駄に痛い思いをする必要はない。
 そんな気持ちが爆発的に膨らみ、チョコレート怪人達が一斉に苦しみ、グッタリとして動かなくなった。
 その間も住民達は、チョコをムシャムシャ。
 半ばチョコを喰らう肉袋。
 そう言っても、大袈裟ではない程、ブクブクと太っていた。
 それでも、止められない、止まらない。
 まるでそれが義務であるかの如く、口の中にチョコを運んでいた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『カロリー執事』

POW   :    血糖覚醒
【自らの野望の為 】に覚醒して【全身が高カロリーな食べ物】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    カロリーボム
【口に向けて一日分超の高カロリーな食べ物 】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    お食事会
いま戦っている対象に有効な【相手が好みそうな食べ物(カロリー激高) 】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は宇冠・由です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●カロリー執事
「おやおやおやァー? どうやら、思ったよりも、ぽっちゃりさんが少ないですねぇ? ひょっとして、気づかれてしまいましたか? このチョコ……とっても
カロリーが高いんですよ。しかも、ワタクシの催眠的なアレで、みんなチョコを食べずにはいられなくなっていますッ! ほら、この通り……」
 そう言ってカロリー執事が、袋の中に入ったチョコを放り投げていく。
「チョ、チョコだああああああああああ」
 それに気づいた住民達がチョコに群がり、一心不乱にチョコを食べ始めた。
 だが、住民達はどんなに身体がぽっちゃりしても、休む事無くチョコを食べ続けていた。
「さて、どうしますか? ワタクシを倒さなければ、彼らは延々とチョコを食べ続ける事でしょう。そうなれば、時間が経つにつれて、死者が増えていく事になります。さてさて……ワタクシを倒す事が出来ますか? まあ、無理でしょうね。あなた達の実力では……!」
 カロリー執事が自信満々な様子で、猟兵達を見下すようにして、冷たく言い放つ。
 そして……、運命のカウントダウンが始まった。
ラッセル・ベイ
自分の意志で食べるならばともかく、催眠術を使っているならば話は別だな
……しかし、見ているだけで胸焼けがする。早く済ませてしまおう

●戦闘(POW)
トーテムポールの力は更に増しており、武具もずっと強力になっている
今の内に攻め立てるとしようか

いつも通り、「魔鎧ダークネス」に暗黒ポーションを付与して属性攻撃力を向上
……「スティールアイ」で抽出したチョコ属性も付与しておくか。何の効果があるかは私にも分からん

フラムとグラウンドを使い、堅実に戦おう
……見た目はアレだが、中々手強い
ここは一気に近付いて、【ダークネスイーター】で喰らってやろう
喰らうのは私ではなく、ダークネスなので太ったりはしないがな



●チョコの町
(「自分の意志で食べるならばともかく、催眠術を使っているならば話は別だな。……しかし、見ているだけで胸焼けがする。早く済ませてしまおう」)
 ラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)は濃厚なチョコレートの匂いが漂う中、カロリー執事の前に陣取った。
「おやおや、これは勇ましい。……ですが、あなただけで、私を倒す事が出来ますかね?」
 カロリー執事がチョコレートで出来た小さな塔に立ち、小馬鹿にした様子で高笑いを響かせた。
「笑っていられるのは、今だけだ」
 ラッセルが間合いを取りつつ、横目でトーテムポールを見た。
 トーテムポールの力はさらに増しており、武具もずっと強力になっている。
 これならば、カロリー執事を倒す事が出来なくとも、身を守るには充分であった。
 すぐさま、ラッセルが魔鎧ダークネスに暗黒ポーションを付与し、スティールアイで抽出したチョコ属性を付与した。
 そのせいか、鎧からチョコレートの匂いが漂っており、ゾンビの如く勢いで住民達がワラワラと近づいてきた。
(「まさか、私を喰うつもりじゃ……」)
 そんな不安に襲われつつ、ラッセルが間合いを取っていく。
 それに合わせて、住民達も距離を縮めてきたが、たっぷんボディが災いして、ラッセルの速さについていけないようである。
「……今だ! 喰らえ、ダークネス!」
 次の瞬間、ラッセルが一気に間合いを詰め、暗黒属性のダークネスによる捕食攻撃で、カロリー執事に超高速かつ大威力の一撃を放つ。
「うぐ……うぐぐぐぐっ! なかなか、やるようですね。しかぁーし! あなただけで、私に勝つなど百年早い!」
 そう言いつつ、カロリー執事が脂汗を流しながら、ラッセルと距離を取るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

高柳・零
何と!チョコ投げ祭りに間に合いませんでしたか…。
仕方ないので、そこに居るよく分からない怪人を倒しましょう。
(飛び入り参加失礼します)

「よく分かりませんが、怪人はきっと悪なので倒します!」
血糖覚醒とカロリーボムは見切り、盾受け、武器受け、オーラ防御、激痛耐性、火炎耐性などで耐えます。防御特化は伊達じゃないです。

「自分テレビウムなので…食べ物必要なんでしょうか?そもそも口は何処にあるんでしょうか?」
お食事会を使って来たらこう答えます。本当に何処にあるんでしょうね?

2回攻撃でどんどん斬ります。弱って来たら天斬りで更に斬ります。
「チョコはこの前仕入れたので、そのお菓子を貰います」

アドリブ、絡み歓迎です


ラッセル・ベイ
ふむ……先程の属性で、ほんのりとチョコの香りがしている
香りは強過ぎず弱過ぎない。実に丁度良く、気分が良い
住民に狙われるのは困り物だが……それ込みでもプラスの面が大きいな
今が好機、焼き尽くしてくれよう

●戦闘(POW)
長時間に渡る戦闘の末、トーテムポールの力は完全な物となった
さあフラムよ、今や君の力は最大限にまで達している
奴も変身を多用し過ぎて寿命も残り僅かだろう

「ストレングス・ルーン」を装備し、近接戦闘能力を増大
ルーンで得た怪力で高カロリーとなった奴を焼き焦がしてくれる
さあ受けるが良い、最高火力の【フラムブラスト】を



●祭りの後に
「……何と!チョコ投げ祭りに間に合いませんでしたか……。仕方ないので、そこに居るよく分からない怪人を倒しましょうか」
 高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)は少し残念そうにしながら、カロリー執事の前に陣取った。
「おやおや、また変わった御客様が来たようですネェ! まあ、イイでしょう。歓迎しますよ。むしろ、大歓迎ですッ! さあ、チョコを食べてください。ささっ、グググイッと!」
 カロリー執事が軽やかな足取りで、零に高カロリーのチョコを勧めた。
「自分テレビウムなので……食べ物は必要ありません……と言うか、そもそも口が何処にあるのか分かりませんし……」
 零が大きなハテナマークを浮かべ、不思議そうに首を傾げる。
 一応、口っぽいモノはあるのだが、食事をする必要があるかどうかは……謎のようだ。
「おお、ソウですか。それは残念」
 カロリー執事がオーバーアクションで、思いっきり残念そうにした。
 そうする事で同情を誘おうとしているのか、意味ありげに零をチラ見。
 だが、零は無反応。
 それどころか、カロリー執事に対応に、違和感を覚えているようだった。
「何やらニオイますね。よく分かりませんが、怪人のようですし、きっと悪ですね。……と言う訳で、倒しますッ!」
 すぐさま、零が間合いを詰め、カロリー執事に攻撃を仕掛けていく。
「ぬおおおおおおおおおお! そ、そう来ましたかッ! やれやれ、困りましたね。それでは、私も本気を出しますかねぇ!」
 次の瞬間、カロリー執事が自らの野望の為に覚醒すると、全身が高カロリーなチョコレート人間に変身した。
「せっかく、チョコレート以外のモノを貰おうと思っていたのに……。これでは、貰うどころの話ではありませんね。それでは、斬り刻んでしまいましょうか」
 そう言って零が情け容赦なく、カロリー執事に攻撃を仕掛けていった。

●チョコの香りが漂う中
(「香りは強過ぎず弱過ぎない。実に丁度良く、気分が良い。住民に狙われるのは困り物だが……それ込みでもプラスの面が大きいな。今が好機、焼き尽くしてくれよう」)
 ラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)は全身甘い匂いに包まれながら、カロリー執事をジロリと睨んだ。
 どうやら、カロリー執事は他の猟兵達と戦っているらしく、いつの間にか姿もチョコレート人間風になっていた。
 しかし、長時間に渡る戦闘の末、トーテムポールの力は完全な物となった。
 これなら、勝てる……!
 ……絶対に勝てる!
 そう思ってはいるものの、ラッセルのまわりには、ぽっちゃり体型の住民達が近づいており、丸齧りしそうな勢いでアングリと口を開けていた。
 しかも、ラッセルが動くたび、こっちにフラフラ、あっちにフラフラ。
 まるでダンスを踊るようにして、住民達が身体を左右に揺らしていた。
 このままだと、住民達と一緒に集団舞踏ッ!
 場合によっては、それだけで『いいね!』が貰えそうな勢いだった。
「おやおやおやァー!? まだ私と戦う気なんですかァー? イイですよ、イイですよ、掛ってきまない! 纏めて相手をシテあげマァース!」
 それに気づいたカロリー執事が、得意のカラテポーズを繰り出した。
「さあフラムよ、今や君の力は最大限にまで達している。奴も変身を多用し過ぎて寿命も残り僅かだろう。さあ受けるが良い、最高火力の【フラムブラスト】を!」
 すぐさま、ラッセルがストレングス・ルーンを装備し、火炎属性の炎剣フラムによる剣撃で、カロリー執事の身体を炎に包んだ。
「グギャアアアアアアアアア! 身体がッ! 身体が、溶けるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
 その途端、カロリー執事の悲鳴が響く。
 だが、カロリー執事は倒れないッ!
「うぐ……ぐぐぐぐぐっ! こうなったら、最後の力で、住民達の食欲を最大限に活性化するだけだあああああああああああああああああああ!」
 そう言ってカロリー執事が、ほんのり甘いオーラを漂わせ、何やら力を溜め始めるであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

高柳・零
焼き菓子や焼きチョコもいいですね。
店に帰ったら実践してみましょう。(酒場ですが)

「そもそも、テレビウムって太るんですか?あ、でも成長しますしね。不思議です(自分の事ですが)」
キマイラフューチャーは分からない事だらけですが、兎に角戦います。
好物が無いのでお食事会は効かないでしょう、きっと

「え、そんな事言われても困る?自分も困ってるんですよ」
そう言いつつ容赦なく2回攻撃と衝撃波を叩き込みます。
たまにユベコも入ります

「生菓子って賞味期限が短いですよね。大丈夫ですか?命削って。そろそろやばいのでは?」
敵の攻撃は豊富な防御技能で防ぎます。ほぼ、戦闘しか出来ないので、この部分だけは強いです

アドリブ歓迎です



●最終決戦
「……ところで、この攻撃を喰らったら、テレビウムも太るんですか? あ、でも成長しますしね。不思議です」
 高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)は、カロリー執事の催眠攻撃を喰らい、まるで他人事のように軽く流した。
 それとは対照的に、まわりにいる住民達は何かに取り憑かれた様子で、延々とチョコを食べ続けていた。
 しかし、零にはまったく効果がなく、ハッキリ言って拍子抜け。
 一体、何が凄いのか分からないため、頭の上には沢山のハテナマークが浮かんでいた。
「ば、馬鹿なッ! そんな馬鹿なッ! あり得ないッ!」
 それを目の当たりにしたカロリー執事が信じられない様子で、身体をブルブルと震わせた。
 カロリー執事にとって、それは絶対にあってはならない、非情な現実。
 まるで死刑宣告をされたような感覚で、身体を硬直させていた。
「まあ、焼き菓子や、焼きチョコもいいですね。店に帰ったら、実践してみましょう」
 零が色々と察した様子で、カロリー執事に答えを返す。
 店と言っても酒場だが、此処で深い事を考えたら、負けである。
「いや、そこはチョコレートでしょ! チョコレート……食べたくありませんか?」
 カロリー執事が、グググイッと零に迫っていく。
 その手にはチョコレートが握り締められており、『食べたいです』という言葉以外受け入れない程、必死であった。
「そんな事を言われても、別に食べたいと思いませんし……」
 零が困った様子で、言葉に詰まる。
 ここで空気を読むのであれば、『チョコレートが、食べたい……ですっ!』の一択ではあるものの、そんな事を言う義理はない。
 むしろ、ここで肯定的な答えを出す事は、精神的な敗北を意味していた。
「ええい、ならば私がッ! 私の手で、アナタを倒してあげマス!」
 カロリー執事が殺気立った様子で、零に何度も攻撃を仕掛けていく。
 それは攻撃と言うよりも、八つ当たり。
 駄々っ子的な……パンチである。
「そう言えば、生菓子って賞味期限が短いですよね。大丈夫ですか? 命削って。そろそろやばいのでは?」
 それを迎え撃つようにして、零が天斬りを仕掛け、カロリー執事を真っ二つに切り裂いた。
 それは実に呆気なく、スライスしたチーズの如く、スパッと斬れた。
「のほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
 次の瞬間、カロリー執事が断末魔を響かせ、爆発四散してチョコの塊と化した。
「こ、ここは……。うっ、胃もたれする……」
 その途端、住民達が我に返って、『うぷっ!』と口元を押さえた。
 どうやら、みんなチョコを食べ過ぎてしまったらしく、気持ちが悪くなっているらしい。
 それでも、この町を救ってくれた猟兵達に感謝を込め、チョコレート色をした像が建てられることになった。
 それは嬉しい反面、恥ずかしい気持ちもあったが、彼らの感謝が形になったモノなのだから、何ひとつ断る理由はなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月02日


挿絵イラスト