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迷宮災厄戦⑭〜ふわふわもふもふと、うとうと

#アリスラビリンス #戦争 #迷宮災厄戦 #コミカル #ハートフル

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●パジャマパーティー
「チュイ、チュイ、パジャマパーティーだチュイ!」
「準備は出来てるチュイ!」
「あまーいお菓子だけじゃなく、しょっぱい系も用意したチュイ!」
「から~いのもあるチュイ!」
「サラミとかハムとかもあるチュイ!」
 ふわふわのその国にいるのは、黒と白のコントラストが美しい、まんまるの鳥。
 たくさんたくさん集まって、パジャマのつもりなのかそのへんのメルヘンな景色をプリントした布を纏ったり、ナイトキャップを被ったりしている。
「甘党だけじゃなく、辛党も満足チュイ!」
「だけど……」

「「焼き鳥だけは持ち込み禁止チュイ!!」」

 なんだかチュイチュイ盛り上がっているようではあるが、ころころもふもふなつばくらさまたちは、これでも猟兵たちを待ち構えているのだ。
 ……たぶん。

●グリモアベースにて
「パジャマパーティーをしようよ!!」
 何を言っているんだこの南瓜頭、とか思ってはいけない。彼は真剣に言っているのである。
「ふざけているわけじゃないよ! パジャマパーティーをしないとめっちゃくちゃ眠くなって寝落ちてしまうんだよ!!」
 このグリモア猟兵、神無月・孔雀(正義のへたれカボチャマスク・f13104)によると、迷宮災厄戦の戦場のひとつ『おやすみなさいの国』に入った者は例外なく強烈な睡魔に襲われるという。ただし、『パジャマパーティーをしている間』だけは眠くならずに行動できるのだ。
「だからみんな、パジャマパーティーをしよう!!」
 といっても、猟兵たちを送り届ける役目の彼は、そのパーティーに参加できないのだけど。
「みんなを出迎えるオウガは『つばくらさま』っていう、まあるくてもふもふした鳥のオウガだよ。つばくらさまたちはお菓子やおつまみや軽食を用意して、パジャマに見立てた布を纏っているみたい。あと、たくさんぬいぐるみとか用意して、そこに紛れているみたいだから、間違えたふりしてもふもふしても問題ないんじゃないかな~」
 問題ない、らしい。
 食べ物各種、飲み物各種は用意されているようだが、ある程度の持ち込みはできるようである。
 そしてパジャマパーティーである以上は、寝間着を着ていることが望ましい。
「パジャマに限らなくても、寝る時に着るようなもので行ってねー。行ったあとはまあ……ふかふかのお布団にくるまったままおしゃべりしたり、お菓子を食べたり、恋バナしたり……楽しいことすればいいんじゃないかな!」
 案外パジャマパーティーの内容については判定がガバガバなようである。
「あっ! 今年のハロウィンの仮装について相談してもいいんじゃないかな!!」
 目(?)を輝かせて告げられたその言葉は、まあ、右から左にスルーしても良い。
「ってわけで、頑張ってパジャマパーティーしてきてねー!」
 勢いよく手を振る彼のカボチャのグリモアで猟兵たちは、おやすみなさいの国へ――。


篁みゆ
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「迷宮災厄戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

 こんにちは、篁みゆ(たかむら・ー)と申します。
 はじめましての方も、すでにお世話になった方も、どうぞよろしくお願いいたします。

 ちょっと出遅れた感ありますが、同じく参加しそびれた方でもまだまだ楽しみたいという方でもどなた様でも。

●パジャマパーティー
 描写はパジャマパーティーメインです。
 つばくらさまについては触れても触れなくてもOK。
 ほとんど、リプレイ外で倒したことになると思います。
 ユーベルコードの指定だけはお忘れなく。

 パジャマにこだわりがある方は軽く書いて下さい。

●採用について
 戦争シナリオであることも鑑みて完結を優先させていただきます。プレイングをお返しすることもございます。
 また、採用についてマスターページを更新しておりますので、目を通していただけると幸いです。

●受付について
 オープニングが公開され次第、プレイング受付を開始します。早期に締め切る可能性は0ではありません。

●お願い
 単独ではなく一緒に描写をして欲しい相手がいる場合は、お互いにIDやグループ名など識別できるようなものをプレイングの最初にご記入ください(今回に限っては、お相手とプレイング送信時間が大幅にずれた場合、プレイング締切になってしまう場合もあるかもしれません)
 また、ご希望されていない方も、他の方と一緒に描写される場合もございます。

 皆様のプレイングを楽しみにお待ちしております。
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第1章 集団戦 『つばくらさま』

POW   :    するどいつばさ
【翼】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    スワローテイル
【尾羽】が命中した対象を切断する。
WIZ   :    きりっ
【きりりとした瞳】を向けた対象に、【翼】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

吉備・狐珀
【狐扇】

わぁ…!
ふわふわの中にもふもふが!もふもふが!

つばくらさまを待たせるわけにはいけませんね
これは急いでパジャマに着替えてきます!
(言うが早いか水色のレースフリルの可愛らしいネグリジェに着替えに行く)
語さん、お待たせしました
早速パジャマパーティーしましょう!

つばくらさまを抱きしめもふもふを堪能しつつ話すのはハロウィンの衣装の打ち合わせ
今年は王道の仮装をしてみたいと思いまして
吸血鬼とか魔法使いとか
妖怪もいいかもしれませんね
猫又の着ぐるみとか、つばくらさまの仮装もいいですね!
語さんは何か希望がありますか?

話している傍らでピコピコとオコジョさんが何かしている気が、する…?(UC【一獣当千】使用)


落浜・語
【狐扇】

これはまた、モフモフがいっぱい。つばくら様もいっぱい。
そして、狐珀がとてもテンション高い……。
あぁ、いってらしゃい。
俺は着替えるも何もないしなぁ……(戻ってきたのをみて、無言で近くのクッションを殴る)

今年の仮装かぁ……確かに王道のもいいな。
特にあまり考えてなかったんだけれど、前にちょこっと話題に出た鬼をモチーフにするんでもいいかなぁって。鬼の妖怪とか、色々いるからさ。
まぁ、なんにせよ狐珀がかわいいのは変わらないと思うけれど。

ん?カラス、仔龍、なにとじゃれて……(つばくら様とじゃれる二匹)
あぁ、まぁ、好きなだけじゃれていいと思うよ。



 ふわふわの国に、もふもふのぬいぐるみがたくさん。
 中にはなんだか布を纏った鳥っぽいまんまるのぬいぐるみがあるけれど。
 それも含めて、とてもかわいい。

「わぁ……!」

 話を聞いてその光景を想像した吉備・狐珀(狐像のヤドリガミ・f17210)の瞳がきらきらと輝く。彼女はもふもふやふわふわに弱いのだ。可愛いは正義と言うではないか。だから仕方がない。
「つばくらさまを待たせるわけにはいけませんね。これは急いでパジャマに着替えてきます!」
「あぁ、いってらっしゃい……」
 いつになく早口で告げた彼女のテンションの高さが分かるから、落浜・語(ヤドリガミの天狗連・f03558)は着替えに向かう彼女を送り出して。
「俺は着替えるもなにもないしなぁ……」
「語さん、お待たせしました!」
「早っ」
 つばくらさまを思ってか、信じられない早業で着替えをこなした狐珀が纏うのは、水色を基調にしたネグリジェ。レースとフリルを要所要所に使い、動けばふわりと裾が広がるそれを着れば、お嬢様気分になれるというもの。
「早速行きましょう!」
「ああ……」
 彼女のその装いがつばくらさまの為のものだと思うと……思わず爪が食い込みそうなほど拳を握りしめた語。
 しかし。
「こっちですよ!」
 彼女が語の、握りしめていない方の手を引いたから――……少しばかり頬を緩めた語であった。
 だって、ふわふわもふもふ可愛いもの好きな狐珀は可愛いし。
 和装の多い彼女のネグリジェ姿も可愛くないわけがないのだから。

 * * *

「ふわふわの中にもふもふが! もふもふが!」
「これはまた、モフモフがいっぱい」
 おやすみなさいの国に到着してみれば、元々ふわふわした国である上に大量のぬいぐるみが置かれたそこは、もふもふパラダイス。
(――つばくら様もいっぱい)
 そのぬいぐるみに紛れている(つもり)のつばくらさまを見つけた語は、心のなかでそう呟いて。
 いや、だって、ぬいぐるみの種類に比べて、つばくらさまの数多すぎだから!
 つばくらさまの比率高すぎだから!!

「語さん、こっちです! こっちで早速パジャマパーティーしましょう!!」

 いつの間にやらぬいぐるみの山に寄りかかるようにして、狐珀はパッチワークキルトでできた敷物に座っている。
 彼女の目の前にはお菓子とおつまみと、カラフルな紙コップに入ったジュースが用意されていて。
「ああ――……」
 隣り合うように腰を下ろした語の視線は、狐珀の腕の中へ。彼女の腕の中には、ぬいぐるみのふりをしている(つもりの)つばくらさまがぎゅっと抱きしめられている。
「っ……!!」

 ポフッ!
 チュイッ!?

「あれ? 今、鳴き声が聞こえたような……」
「気のせいだろ、気のせい」
 首をかしげる狐珀に、笑顔で返す語。彼がグーパンキメたぬいぐるみ(つばくらさま)は、彼の身体の陰になっていて、狐珀からは見えない。
「……、……」
「!?!?」
 狐珀の腕の中のつばくらさまと目が合った。小刻みに震えているように見えるのは、仲間の鳴き声で何があったか察したからだろうか。
「乾杯です!」
「ああ、乾杯」
 ジュースで乾杯しつつ、片手でつばくらさまをもふもふし続ける狐珀。
 こいつらぬいぐるみのフリしてもふもふされやがって、なんてちょっと(?)思いながら語が微妙な視線を向けるのは、つばくらさまにだけ。
 彼女には気付かれないように、さっき殴ったつばくらさまをクッションにしつつ。
「このポップコーン美味しいです。いろんなフレーバーがあるみたいです」
 狐珀はストロベリーやキャラメル、チョコやチーズのポップコーンを少しずつ紙皿に乗せて、語へと差し出す。他にもたくさんのお菓子があって目移りしてしまうが、たくさんのお菓子で思い出すのはやっぱり、昨年のハロウィン。
「今年のハロウィンは、王道の仮装をしてみたいと思いまして」
「今年の仮装かぁ……」
 チーズ味のしょっぱさが癖になるなんてもう一つポップコーンを掴みながら、語は応える。
「確かに、王道のもいいな」
 去年はお嬢様と執事に扮した二人。仮装の王道、といっても色々あるけれど。
「吸血鬼とか魔法使いとか、妖怪もいいかもしれませんね」
 こっちのストロベリーは甘酸っぱいですけれど、こっちはいちごミルクって感じです、とポップコーンの味比べをする狐珀。
「あー……前にちょこっと話題に出た鬼をモチーフにするんでもいいかなぁって。鬼の妖怪とか、色々いるからさ」
「妖怪もいいかもしれませんね。カクリヨファンタズムが見つかってから、妖怪の方を目にする機会も増えましたしね!」
 特にあまり考えていなかったけれど、ふと彼女の並べた仮装リストから、以前の記憶が掘り出された。
「猫又の着ぐるみとか、つばくらさまの仮装もいいですね!」
 むぎゅむぎゅもふもふ。
 告げながらも腕の中のつばくらさまをモフる手は緩めない狐珀。
 その腕の中のつばくらさまを色んな意味のこもった視線で見つめながら語が思い描いたのは、まんまるのつばくらさまの着ぐるみを着た彼女。
「語さんは、何か希望ありますか?」
「まぁ、なんにせよ狐珀がかわいいのは変わらないと思うけれど」
「えっ……!?」
「……ぁ」
 問われて、その時考えていた事が口から出てしまった。
 ふたりの瞳の色が絡み合う――落ちる沈黙。けれどもこれは気まずいものではなく、こそばゆいけれど心地よい沈黙だ。

「ピュイ!?」
「ピュ、ピュピュイ!?」

 そんな沈黙を破ったのは、助けを求めるような鳴き声と何かが動き回っている気配。
「ん? カラス、仔龍、何とじゃれて……」
「オコジョさん……?」
 ふたりがそちらへと視線をやれば、語のカラスに仔龍、そして狐珀の『もふっと大辞典』から喚び出されたオコジョが、つばくらさまたちを追いかけたりつついたり乗っかったり……好き放題じゃれついていた。
「あぁ、まぁ、好きなだけじゃれていいと思うよ」
 語が若干ドライなのは仕方がない。だってまだ狐珀の胸元に、つばくらさまが抱えられたままだし……。
「オコジョさんたちも、もふもふが好きなのですね!」
 狐珀は、もふもふとかわいい小動物たちとの絡みに和んだのか、眦を下げていつも以上に笑顔だ。
「語さんも、もふもふしますか?」
「えっ」
 狐珀が近くのつばくらさまへと手を伸ばして。
 そしてこちらへと引き寄せられるつばくらさまと、語の目が合った――。

 つばくらさまたちの受難は、まだまだ続く。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

御狐・稲見之守
深夜に啜る蕎麦は、美味い。

狐蕎麦、コロッケも付けてナ。
寝間着姿で一心不乱に蕎麦をいただく。

ずるずる、はふ。蕎麦を勢いよく啜る。
さく、ほくり――コロッケを箸で割り
濃いめのつゆと共に堪能、深夜の空きっ腹に染み渡る。
そしておあげにかぶりつき、じゅわり――うむ、美味い。

……なんじゃ、喰うか?
美味いゾ。

ずるずる……はふ、はふ。



「チュ……」
「……チュイ……」

 もふもふふわふわの中で、つばくらさまたちは混乱していた。ちょっとどころじゃなく、どうしていいのかわからなくなっていた。
 寝間着姿でこの国に現れた小柄な猟兵は、ぬいぐるみやパッチワークに囲まれたメルヘンな空間の中で開口一番。

「狐蕎麦、コロッケも付けてナ」

 そう、オーダーしたのだから。

 それに応じてきつねそば+コロッケを提供したつばくらさまたちの対応力には、一周回って感心したくなってしまうものだけれど。
 この小柄な猟兵――御狐・稲見之守(モノノ怪神・f00307)が、一心不乱に蕎麦をすすっているものだから。

 ずるずる、はふ。
 はふ……ずるるるっ!

 はふはふしながらも、熱い蕎麦を勢いよくすする稲見之守。
 かと思えば、コロッケへと箸を伸ばし――さく……揚げたてコロッケを割る音のなんと心地よい響きか。
 濃いめの蕎麦つゆとともにほくほくのコロッケを流し込めば、深夜の空きっ腹に染み渡るというもの。

「深夜に啜る蕎麦は、美味い」
「ッチュ……」

 そう漏らした稲見之守は、つばくらさまたちに嘴を挟む間も与えずに、おあげへとかぶり付いた。
 味の沁みたおあげのなんと美味いことか。
 じゅわりと染み出すつゆと油。ほんのり甘い。この甘じょっぱさは癖になる。

「うむ、美味い」
「チュルリ……」

 あまりに彼女が美味しそうに食べるものだから、周囲のつばくらさまたちは稲見之守の食べっぷりに見とれていて。
 嘴の端からよだれを垂らしているモノもいる。

「……なんじゃ、喰うか?」
「チュ、チュイ!?」
「美味いゾ」

 それは魅力的な誘い。

 そうだ、この蕎麦とコロッケを用意したのは自分たちなのだから、自分たちが食べてはいけないという道理はないのだ!

 閃いたつばくらさまたちが、チュイチュイと自分たちの蕎麦を準備し始めたのをよそに、稲見之守は蕎麦をすすり続ける。
 ずるずる……はふ、はふ。

 きつねそばとコロッケが彼らの最期の晩餐になることを、稲見之守だけが知っている。

大成功 🔵​🔵​🔵​

薄荷・千夜子
メリーさん(f00481)と
足も生えてない、黄金色にもなっていない…つばくらさま!
メリーさん、私たちはなんで変なつばくらさまを予知で見てしまったのでしょうね…
気を取り直して、楽しみましょう…!

パジャパには緑色の寝巻き浴衣で
あ、そういえばメリーさんってお布団のヤドリガミさんでしたよね?
本来なら寝かせる方なのに、こうやってパジャパパーティーしてるのなんだか面白いですね
あ、私のオススメお菓子はチョコです!千夜子だけに!
と笑いながらお菓子を出し
お菓子食べていっぱいお話してこれが女子会…!
せっかくなので普段もこうやって集まりたいですねぇ

つばくらさまはそっと花のUCで包んでしまいましょう


メリー・アールイー
千夜子(f17474)と
Reとお揃いの桜色の寝巻浴衣

いやー、ありゃ我ながら酷かったね
やっと可愛いままのつばくらさまに会えそうだ
Re以外でパジャパに付き合ってくれる子がいるとは思わなかったからね、嬉しいよ!

広げた巾着の中身はマシュマロチョコと生クリームフルーツ大福
自分なりに女子力高そうなおやつを選んでみたらしい
普段は手軽な和菓子が多くてね
ちょっと見栄はっちまったかもしれない
ふふ、千夜子のチョコ好きは知っとるよ

好みのお菓子の話をしながらお菓子を摘まんで
手頃なぬいぐるみを抱きかかえて、ごろごろりん
白黒のあいつを【彩縫狩縫】で縫い付けてむぎゅむぎゅ

そうだね、こういう女子会ならまたやりたいよ
また是非に



「チュイ~?」
「……チュ、チュイ~……?」

 つばくらさまたちが怪訝そうに見つめるのは、先程このおやすみなさいの国へと到着したばかりのふたり。
 いつもはお団子サイドテールにしている茶色の髪を下ろし、首の横で軽く結って前へと垂らした彼女は、自身の瞳と同じ緑色の寝間着浴衣に身を包む薄荷・千夜子(陽花・f17474)。
 揃いの装いの人形『Re』を片手に抱きかかえ、さらさらふわふわの白い髪にと同じく柔らかな、桜色の寝間着浴衣に身を包んだメリー・アールイー(リメイクドール・f00481)。
 ふたりは向かい合わせに立って、手と手を取り合っている――メリーの空いている片手を、千夜子が両手で握りしめるようにして。
 そして顔と視線だけは、つばくらさまたちへと向いていた。
 パッチワークキルトの敷物の上に、たくさんのぬいぐるみ。その中に妙に多いぬいぐるみのふりをしたつばくらさまの他に、カラフルな景色を映した布を纏ってナイトキャップを被ったつばくらさまが、数体。
 彼らはふたりから向けられる熱~い視線に戸惑っていた。
(どういうことだチュイ……)
(……めちゃくちゃ熱視線チュイ……)
(でも、敵意の視線ではないチュイ……)
 こそこそと言葉を交わしているつばくらさまたちを見て、ふたりの瞳が輝きを増してゆく。

「足も生えてない、黄金色にもなってない……つばくらさま!」
「ああ……可愛いままのつばくらさまに会えたね」

 どうやらふたりとも、感動に震えているようだが、つばくらさまたちは彼女たちの話の意味がわからない。
「メリーさん、私たちはなんで変なつばくらさまを予知で見てしまったのでしょうね……」
「いやー、ありゃ我ながら酷かったね」
 そう、グリモア猟兵であるふたりは、このアリスラビリンスでの戦いの最中に、見てしまったのだ。

 千夜子は――金ピカに輝き、重量感の増したつばくらさまを。
 メリーは――ムキムキの『人間の足』が生えたつばくらさまを。

 なら仕方ない。ようやく可愛いままの、しかもパジャマのつもりで布を纏ったりナイトキャップを被ったつばくらさまに出会えたのだから。雑な語尾なんて全く気にならないというもの。
「気を取り直して、楽しみましょう……!!」
「ああ。Re以外でパジャパに付き合ってくれる子がいるとは思わなかったからね、嬉しいよ!」
 ぎゅっと手を握り直し、お姉さんが妹の手を引くが如く佇まいで――だがめちゃくちゃ早足で――ふたりはつばくらさまゾーンへと向かう。
「く、来るチュイッ……!!」
「総員、準備チュイ……!!」
 まんまるの全身に緊張を走らせるつばくらさまたち――。
 すっ。
 すっ。
 しかし彼らの緊張をよそに、つばくらさまたちを鑑賞できる良ポジションに座り込んだふたりは、それぞれ持ち込んだお菓子を広げ始める。
 パジャマパーティの始まりというわけだ。

 さっそく、とメリーが巾着から取り出したのは、マシュマロチョコと生クリームフルーツ大福。
「普段は手軽な和菓子が多くてね」
 女子力高そうなおやつを、と思い自分なりに選んだのだけれど。「ちょっと見栄はっちまったかもしれない」と零すメリー。
「手軽な和菓子というと……金平糖とかお煎餅とかどら焼きとかですか?」
「この時期だと水羊羹とかもおすすめだよ」
 なるほど、と頷いた千夜子。千夜子はサムライエンパイア出身だからして、和菓子には馴染みがあるが、ここはやっぱり。
「あ、私のオススメお菓子はチョコです! 千夜子だけに!」
「なるほど、期待を裏切らないねぇ。ふふ、千夜子のチョコ好きは知っとるよ」
 笑いながら持参したチョコ菓子を取り出す千夜子に、メリーもつられて笑う。
 チョコレートはデリケートだから、この時期はどうしても溶けやすいけれど。環境耐性の結界を施したチョコミントカラーの風呂敷バッグから取り出したチョコ菓子たちは、暑さで溶けずにきちんと形と味を保っている。
 一口サイズの可愛らしいチョコレートたちに、チョココーティングされた薄手のクッキー。口に入れればほろりと溶ける生チョコトリュフも万全の状態で持ってくることができた。
 互いに持ち寄ったお菓子を広げて、交換する――簡単なことのように思えるけれど、それがもたらしてくれる楽しさや嬉しさはとても大きくて。
「マシュマロチョコ、可愛くて美味しいです!」
「このハイカラなトリュフとやらは、口の中で溶けてしまったよ!」
 頬に手をあてて、舌鼓をうつ。ああ、これだけでも十分幸せなのだけれど。
 いつの間にかつばくらさまたちが気を利かせて置いて行ってくれた、カラフルな紙コップに入った冷たい緑茶を飲み干して、次のお菓子へと手を伸ばしながら。
「あ、そういえばメリーさんってお布団のヤドリガミさんでしたよね?」
「今はくるみボタンの姿だけどね」
 千夜子の問いに頷くメリーは、元は布団であった。打ち直しを繰り返して長年愛用された彼女は、布団としての役目を終えたそのあとも、人形や小物入れなどの姿を経て大切にされてきた。
「本来なら寝かせる方なのに、こうやってパジャマパーティーしてるのなんだか面白いですね」
 千夜子の漏らした感想は、ヒトならではのものだろう。メリーは黄緑色の瞳を数度瞬いて。
「確かにその通りだ」
 笑って、チョコクッキーを食む。
 今の姿は違うとはいえ、布団としての本質は消えるものではない。千夜子の素直な言葉が、なんだかメリーの心をくすぐった。
「この敷物も、なかなか気持ちいいねえ」
「チュイ!?」
 パッチワークキルトの敷物を撫でたメリーは、その手で手近なぬいぐるみへと手を伸ばし――偶然にも掴まれたつばくらさまの鳴き声は、聞かなかったことにして――ぎゅっと抱きしめてごろんっ。
「あ! 私も……!」
「チュッ……!?」
 千夜子も適当に手を伸ばした先にいたつばくらさまを抱きかかえて、メリーの頭の近くに自分の頭がくるようにして、ごろん。
 お菓子を食べながら横になるなんて、行儀が悪いと言われるかもしれないけれど。
 これがパジャマパーティーの醍醐味というものだから。
「……これが、女子会……!」
 むぎゅむぎゅ、ごろごろしながらこの時間を満喫すれば、きっとこういうのを女子会というのだろうと、千夜子は腑に落ちて。
「せっかくなので、普段もこうやって集まりたいですねぇ」
 もっと人数がいてもいいかもしれない。
 こんな風に、戦場として強制されずとも集まれば、きっと楽しい。
「そうだね、こういう女子会ならまたやりたいよ」
 また是非に――告げたメリーと視線を交わして、千夜子は笑顔の花を咲かせた。

 * * *

 ――ほら、そこほつれてるよ。縫い付けてやるから。
 ――チュイ!?

 鈴蘭の花びらに包まれたつばくらさまが、メリーの凄腕の手縫いを施されるのは――もう少しあとの話。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

城島・冬青
【菫橙】


…あのさ
親子でパジャマパーティーってよくわからないよね
父のパジャマは見慣れたいつものTシャツとスエット
私は父が選んだ少女趣味なネグリジェ(正直着たくなかった)
てかこれ家で過ごしてるのとあまり変わらないよね?
父と向かい合ってカフェオレを飲んでクッキーを食べてる
…うん、これは家ですね
あーもー、なんか眠くなってきた
面倒だから寝ちゃおうかな
嘘嘘、寝ないよ

てかこのぬいぐるみ
丸くてもふもふしてて可愛い!
一つくらい持って帰れないかな
え、恋バナ?
…いたとしてもお父さんには絶対話さないから安心して
もう!しつこいなぁ
じゃあゲームしよ?ゲーム
対戦ゲームを取り出して恋バナから遠ざけます
うん、お父さん下手だね


城島・侑士
【菫橙】


冬青
そのパジャマよく似合ってるぞ
ネットで見た時にお前によく似合うだろうと思って買ったんだが…やっぱり似合うな!
メルヘンな国で可愛い娘と二人
珈琲とお菓子でパーティーだなんて最高じゃないか!
テンション低いぞ?
というか眠そうだな…
寝るな!寝たらオウガに攻撃されるぞ!
なんでもオウガはあのぬいぐるみの中に紛れ込んでるらしいからな
しかしぬいぐるみを抱きしめる娘は年相応で可愛い
なぁ眠くならないよう話をしないか
…そう例えば恋バナとか
冬青はどうだ?
好きな人とか気になる人がいるのか?
いたらこっそり教えてくれ
そいつを始末…じゃない挨拶をしたいな!
くっ俺は真剣に…え?ゲーム??
久々だな!いいぞ
負けないからな



 おやすみなさいの国のメルヘンチックな場に立つふたりの猟兵は、外見だけで判断するならば、少し年の差のあるカップルかなと思って
「冬青、そのパジャマ、よく似合ってるぞ」
 長身の男性――二十代にしか見えぬ彼、城島・侑士(怪談文士・f18993)は、よく家で着ているTシャツとスエットに身を包み、隣に立つ彼女に嬉々として声をかけている。
「ネットで見た時に、お前によく似合うだろうと思って買ったんだが……やっぱり似合うな!」
(あ、ネット通販で買ったんだ……なら、まだ……)
 テンションの高い侑士の言葉を受けた彼女――胸の下あたりにレースとともに切り返しが入り、そのままワンピースのようにすとんと落ちるデザインのネグリジェを纏った城島・冬青(六百六十九番目の宿木・f00669)は、チラリ、と隣に立つ父を見上げる。
 このパステルカラーのネグリジェ、裾部分10cm位にはギャザーが寄せられていて、フリルになったデザイン。袖は膨らんでいて、袖口できゅっと絞られているパフスリーブ。もちろん袖口と胸元にもレースがあしらわれていて、胸元のリボンがアクセントになっている。
『お姫様気分でまどろんで』
 そういえば、父からこのネグリジェを渡された際に、そんなコンセプトを記したカードを見かけたような……。
「色違いもたくさんあってな、どれがいいか8時間ほど悩んだんだが……」
「長いよ!!」
 反射的にツッコミを入れた冬青ではあるが、とりあえずひとつ安心したことがある。
 このネグリジェを実店舗ではなくネットで購入したならば、父がネグリジェを前に考え込んでいる様子を誰かに見られたということはないだろう。あっても、母くらいだ。
(店舗でネグリジェを手に取るお父さんの姿を、知り合いに見られたら……)
 思春期真っ只中の冬青にとしては、そんな父の姿を見られて、かつその事を近所のおばさんとかから聞かされたとしたら。
 ――お父さんとは二度と口きかない――という気持ちになってしまうかもしれない。
 しかも8時間も悩んだとあっては、店員に不審に思われてもおかしくない。
 だがこれは、ネット通販で買われたという。不幸中の幸いだ――でも正直、この少女趣味なネグリジェに袖を通したくはなかった。
 けれど、けれども。
 父が自分のために一生懸命選んでくれたのは伝わってくるし、冬青がネグリジェを着たことをめちゃくちゃ喜んでくれているのは火を見るより明らかだから……。
「お父さんはいつもどおりだね」
 小さく息をついて、パッチワークキルトの地面に踏み出す冬青。
「まあ、俺が着飾ってもな」
 長い足で半歩後ろをしっかりついてくる父の言葉を聞いて、冬青はふと思う。
(誕生日プレゼントにパジャマをあげるの、悪くないかも)
 誕生日でもクリスマスでも父の日でも――たまにはパジャマを選んであげるのもいいかもしれない。
 ただ、このネグリジェが気に入ったからお礼、と思われるのは避けたいけれど。だって、また同じ系統のネグリジェをたくさん買われても、正直困る。
「わー、ぬいぐるみがいっぱい!」
 とりあえずプレゼントの可能性は頭の端において、冬青はコーヒーポットの置かれているあたりへと腰を下ろす。侑士は、その向かいに腰を下ろした。
「お父さん、コーヒーでいい?」
 返事を待たずにカップへと琥珀色の液体を注ぐ冬青。カップを両手で受け取った侑士が「娘手ずからサーブしてくれたコーヒー……」なんて呟いているのは、聞こえないふりをして。
 自分にはコーヒーとミルクを半分ずつ、カフェオレボウルにいれて。パステルカラーの角砂糖を追加して、スプーンをくるくる。
「ゴーフレットにフィナンシェに、パステルカラーのアイシングクッキーやマカロン! お菓子も豪華だな!」
 コーヒーポットの横の銀皿に手を伸ばし、それを冬青との間へ置いた侑士は、嬉々としつつ。
「メルヘンな国で可愛い娘と二人。珈琲とお菓子でパーティーだなんて最高じゃないか!」
 感嘆の声をあげたのだが。
「てかこれ、家で過ごしてるのとあまり変わらないよね?」
 対する冬青は、アイシングクッキーを口へと運びながらぽつり、侑士が目を向けようとしなかった事実を紡いだ。
「……うん、これは家ですね」
「テンション低いぞ? というか、眠そうだな……」
「あーもー、なんか眠くなってきた。面倒だから寝ちゃおうかな」
 父子でパジャマパーティーというよくわからない状況は、家で寛いでいるのと酷く似ていて。
 ぽふっとぬいぐるみの山に体を預ける冬青。
「寝るな! 寝たらオウガに攻撃されるぞ!」
「嘘嘘、寝ないよ」
 父の注意喚起を右から左へと流しつつ、ぬいぐるみへと手をのばす。
「なんでもオウガは、あのぬいぐるみの中に紛れ込んでるらしいからな」
「てかこのぬいぐるみ、丸くてもふもふしてて可愛い!」
 改めて侑士が注意喚起を試みた時、すでに冬青の腕の中には、白と黒のコントラストが美しい、ナイトキャップを被ったつばくらさまが――……。
「一つくらい、持って帰れないかな?」
 もふもふもふ。むぎゅむぎゅむぎゅ。冬青に抱きしめられているつばくらさまは、なんだか気持ちよさそうに目を細めていた。
 そして、侑士は。
(ぬいぐるみを抱きしめる冬青は、年相応で可愛いな!)
 プリンセス風のネグリジェに身を包んだ娘が、ぬいぐるみを抱きしめている姿――これを見て、可愛いと思わない親がいようか!
(だが、眠ってしまうのは危険だ。娘を守らねば)
 父親意識がビンビンと強くなる。この国ではパジャマパーティーをしていなければ眠くなってしまう。それを避けるには、パジャマパーティーらしいことをするしかない。ならば。

「なぁ冬青、眠くならないよう話をしないか……そう例えば恋バナとか」

 パジャマパーティーにかこつけて、侑士がぶっこんだのは恋バナ。だって年頃の娘は、父親にそういう話をしてくれなくなって久しい。園児の頃は「○○くんと●●くんと◎◎くんににチョコあげるの!」とか「大きくなったら▲▲くんのお嫁さんになるの!」とか、こちらから聞かなくとも話してくれて、複雑な気持ちになったものだが。
 話してくれないとなれば、それはそれで寂しくもあり、不安でもあり。
「え、恋バナ?」
 けれども十代半ばの娘としては、母親ならともかく父親とする話題ではないと思うのだ。
「冬青はどうだ? 好きな人とか気になる人がいるのか?」
「……いたとしてもお父さんには絶対話さないから安心して」
「いたらこっそり教えてくれ。そいつを始末……じゃない挨拶をしたいな!」
 バッサリと断った冬青になおも食い下がる侑士。カフェオレをこくんと嚥下した冬青は、カフェオレボウルを置いて。
「もう! しつこいなぁ」
「くっ……俺は真剣に……」
「じゃあゲームしよ? ゲーム」
「……え? ゲーム??」
 恋バナに固執する父の前に冬青が取りいだしたるは、色違いの携帯ゲーム機二台。通信対戦のできるタイプだ。この世界にWi-Fiが飛んでいるかはわからないけれど、まあなんとかなるだろう。
「久々にお父さんと対戦したいなぁって思ったんだけど……ダメ……?」
 少ししゅんとしてみせつつ、やや上目遣いで『お願い』すれば。
「久々だな! いいぞ!!」
 即陥落した父がゲーム機に手を伸ばしたことにこっそり胸をなでおろしつつ、冬青はゲーム機の電源を入れる。
 目論見通り、父の意識を恋バナから遠ざけることに成功した!
「負けないからな!」
 久々の娘との対戦に、菫青色の瞳を輝かせる侑士は勝つ気満々……とまでは行かずとも、善戦する気ではあったが。
 冬青は知っている。父のゲームの腕前を。

 * * *

「うん、お父さん下手だね」
 膝の上においたつばくらさまをクッション代わりにして、その上に携帯ゲーム機を持った手をおいて、冬青がバッサリ告げれば。
「くそっ、もう一戦! もう一戦だ!」
「はいはい」
 何度目かの「もう一戦」に対応しつつ、ふたりでゲームに夢中になって夜ふかし。
 普段ならば、一般的に夜ふかしを注意する側である親との夜通しのゲーム――こういう時間も悪くないかもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アリソン・リンドベルイ
【WIZ 午睡に誘う茉莉花香】
…この催しは、楽しんでしまってよろしいのでしょうか。いえ、戦うのではなく楽しむのが最善とは理解していますけれど……少し、釈然としません…。
子供っぽいパジャマに身を包み、つばくらさまにナッツ類の差し入れをします。お気に召していただけるかは判りませんけれど、松の実、殻を取った落花生と向日葵の種を。……ええ、ええ。【動物と話す】で、愛鳥のイスカと一緒に、つばくらさまのパーティのご相伴に預かります。特に面白い話もできませんけれど…そうね。【礼儀作法、ダンス、コミュ力、空中浮遊】…もしよろしければ、一緒に踊ってくださらない? ここが不思議と夢の国ならば、思い出の一頁にでも。


藤崎・美雪
【一応WIZ】
アドリブ連携大歓迎
ツッコミ属性の持ち主です

パジャマパーティーという名目でつばくらさまをもふもふできるのか
よし、存分にもふってやろう
というわけでライトグリーンの花柄パジャマで参戦だ

一応眠気覚ましのコーヒーは持ってきたが気休めかな
ま、パジャパを楽しめば問題あるまい
そもそも、目の前に並ぶ食べ物がどう見ても飲み会なのだが
それでも焼き鳥持ち込み禁止…アッハイ

基本はお菓子をつつきつつ皆と恋バナ
ま、私が恋する相手はコーヒーとカフェだから聞き役だが

隙あらばぬいぐるみをもふるフリしてつばくらさまをもふもふ
何なら「優しさ、祈り」+指定UCでもふもふ成分(羊)倍増だ
…おや、つばくらさまが寝ているぞ?


御園・桜花
「寝巻…ですか?その…普段は古くなった長襦袢を着ているのですが…皆様にお披露目するなら、新しいものを下ろした方が良いですよね…?」

UDCアースへ浴衣寝巻を買いに行こうと思ったが時間がなく、正絹の極々薄い桜色の長襦袢を寝巻用に下ろした
「普段は古くなった綿なので…これを寝巻にするのは清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちがします…」
アワアワしつつもクッキーやお茶の準備は忘れない

「さぁさぁ、皆でパジャマパーティいたしましょう。ふふ、こういう丸いクッションを抱えてお茶をするのは夢だったのです」
UC「桜の癒やし」使用
丸いつばくらさまは寝こけさせて温いクッション代わり
抱えこんでお菓子とお茶に興じる



「……この催しは、楽しんでしまってよろしいのでしょうか」
 おやすみなさいの国に到着したアリソン・リンドベルイ(貪婪なる植物相・f21599)は、ぽつりと疑問の言葉を漏らした。
「いえ、戦うのではなく楽しむのが最善とは理解していますけれど……」
 ガーデニアの花がプリントされた、少々子どもっぽいと言われるかもしれないパジャマを身に纏ってはいるが、彼女の表情は解せぬ、というような、釈然としない、というような複雑なものだ。
 パジャマパーティーを楽しんでいなくては、戦うことすらままならぬという制約は理解しているけれど。必死で戦っている戦場もあるというのに、本当にこれでいいのだろうか――そう思う気持ちは拭えない。
「パジャマパーティーという名目でつばくらさまをもふもふできるのならば、それを存分に楽しむのが『仕事』と思えばいいだろう」
 アリソンの隣に立った藤崎・美雪(癒しの歌を奏でる歌姫・f06504)は、視線の先にあるぬいぐるみの山とこちらを見つめているつばくらさまたちを見据えて。
「……そういうもの、なのですよね……」
「世界によって雰囲気はだいぶ異なるから、時にはすっぱり割り切ることも必要だよ」
 ライトグリーンをベースにした花柄のパジャマに身を包んだ美雪の言葉に、アリソンは「割り切り……」と小さく紡いだ。
「ところで、そこのあなたは大丈夫だろうか?」
 斜め後ろを振り向いた美雪が声をかけたのは、ほんのりと淡く桜色に色づいた長襦袢を纏う女性――御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)へ。
「はっ……はいっ……大丈夫、です……」
 応えた桜花の声は、言葉と裏腹に震え気味でかつなんだか落ち着きがない。
 寝間着として普段は古くなった長襦袢を着ている桜花であるが、今回はパジャマパーティーということで、他の猟兵たちに寝間着姿を見られる可能性が高い。
 ――……皆様にお披露目するなら、新しいものを下ろした方が良いですよね……?
 判断に困ってグリモア猟兵に相談した桜花は、UDCアースへ浴衣寝巻を買いに行こうと思ったのだが。
 出発までに新しいものを購入する時間が得られず――古着の長襦袢姿が他の皆の目に触れることと金額を天秤にかけた結果。
 断腸の思いで、正絹の長襦袢を寝巻用にと下ろしたのだった。
「大丈夫、ですか……?」
 桜花の様子に気づいたアリソンも、その若草色の瞳を向ける。
「だ、大丈夫、です……ただ、普段は古くなった綿なので……これを寝巻にするのは、清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちがします……」
「確かに、見るからに高そうだね」
 目を泳がせている桜花の纏うそれを見て、美雪が頷く。
 袖の部分に触れさせてもらえば、正絹ゆえのなめらかな肌触り。控えめな優しい光沢と衣擦れの音が、意識せずとも高級さを感じさせた。
 正絹の長襦袢といえば、最高級の和装下着である。特別な時に着用するために桜花も持ってはいたが、さすがにこれを寝巻代わりに使う日が来るとは思わなかった。
 普段の綿の肌襦袢とは違う肌触りが、桜花を狼狽させる。
(高いんだろうな……)
(お高いのでしょうね……)
 視線を合わせて頷き合う、美雪とアリソン。
 しかしせっかく清水の舞台から飛び降りてきたのならば、ここは楽しまねば損だろう。
 アリソンは若干釈然としないままではあるが、理解はしているからして、桜花へと手を差し出した。
「一緒に参りましょう……?」
「……はい」
 桜花がその手を取ったのを確認すると、美雪が先陣を切るように踏み出した。
「よし、存分にもふってやろう」

「チュイ……」
「チュ、チュイ……」

 若干の戸惑いを見せるつばくらさまたちの用意したローテーブルへと、三人は向かったのである。

 * * *

「目の前に並ぶ食べ物がどう見ても飲み会なのだが……まあ、一応コーヒーは持参した」
「焼き鳥は持ち込み禁止チュイ!」
「……アッハイ」
 ローテーブルの上に広がるラインナップを見た美雪の言葉に、即座に反応したつばくらさまではあるが。
「唐揚げは禁止じゃないのか?」
 それは、素朴な疑問。
「『唐揚げ』だけだと、鶏に限らないから難しいチュイ」
「だったら、『鶏の唐揚げ』って限定すれば……」
 美雪のツッコミに「その手があったチュイ!?」と目から鱗の様子のつばくらさまたち。
 その傍らで桜花は、テキパキとクッキーなどの甘味を広げ、お茶をサーブしてゆく。さすが本業のパーラーメイドさん。つばくらさまたちの分も次々とお茶を入れて。
「お気に召していただけるかは判りませんけれど……」
 お茶を受け取って桜花へぺこりと頭を下げたアリソンは、パステルカラーの紙ナプキンの上にナッツ類を広げていく。
「チュ!?」
「チュイ!?」
 松の実に、殻を取った落花生。そして向日葵の種――つばくらさまたちが、わさわさとアリソンの近くへと集まってくる。
「……イスカ」
 アリソンが呼んだのは、愛鳥。特徴的な嘴を持つ愛鳥とは、いつものように言葉を交わして。
「ご相伴に預かっても……?」
「どんどん食べるチュイ!」
「そのかわりに……」
「私のナッツでしたら、お好きなだけどうぞ」
 ちゅるり、とよだれを垂らしていたつばくらさまにそう示せば、嘴がたくさん集まってくる。
 でもつばくらさま、まあるいボディラインなもので……。
「押すなチュイ!」
「こっちが先チュイ!」
 おしくらまんじゅう状態。
「いやいやいや。ナッツにまっしぐらすぎるだろ」
「このままでは、テーブルの上が乱れてしまいますね」
 呆れた様子でしっかりツッコミを入れてから、持参したコーヒーを啜る美雪。どうしましょう、とおっとりと告げながらも、テーブルから落ちそうになったお皿やコップをそつなく支えてテーブルの上の秩序を保とうと務める桜花。
「ナッツはまだまだありますから……順番に……」
 ぽふんぽふんとぶつかり合うつばくらさまたちへと、声をかけるアリソンだけれど。
「……そうね。……もしよろしければ、一緒に踊ってくださらない?」
 踊り終わった子から、ナッツを召し上がれ――そう告げて、白翼を羽ばたかせて宙空へと昇る。
「チュイ!?」
「ダンス、チュイ!?」
 よほどナッツがほしいのか、アリソンに倣うようにしてつばくらさまたちが浮かんでゆく。
 手(?)を繋ぎ、くるくる。
 イスカもアリソンのそばを、弧を描くように飛んで。
「良い眺めですね」
「ああ、このメルヘンな国にピッタリの光景だ」
 桜花とともにその様子を見上げる美雪は、既にナッツにありついているつばくらさまへとそ~っと手を伸ばした。
「おや、こんなところにぬいぐるみが」
「チュ!?」
 喚び出したデフォルメ羊でもふもふ成分を追加して、存分にもふる。
 もふもふもふもふもふ、もふもふもふもふもふ。
 踊り終えてナッツ目当てに降りてくるつばくらさまたちを見上げた桜花は、その幻想的な光景に桜吹雪を追加して。
 踊っていないつばくらさまたちの数を数えていたアリソンは、茉莉花の花弁とその甘美な香りを泳がせる――。

「綺麗だな――……おや、つばくらさまが寝ているぞ?」

 二種類の花弁を見上げた美雪の手の中だけでなく、ナッツをついばんでいたつばくらさまも、ぬいぐるみに混ざっていたつばくらさまも、アリソンと踊っていたつばくらさまも――例外なく、眠りに落ちて。
 眠っている一体を拾い抱きしめた桜花が、にっこりと笑む。
「さぁさぁ、パジャマパーティーはまだまだこれからです」
 こういう丸いクッションを抱えてお茶をするのが夢だった――そう告げる彼女の腕の中のつばくらさまは、とてもぬくい。
「せっかくの出会いを記念して、もう少し話に花を咲かせようか」
 ふわりと地に降り立ったアリソンへと、眠りこけているつばくらさまを一体渡して美雪が提案する。
「……もふもふ、ですね……」
 抱きしめたつばくらさまは、想像よりももふもふしていて暖かい。アリソンもローテーブルの前へと再び座して。

 不思議と夢の国の、思い出の一頁は、これから更に書き加えられていく――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

逢坂・宵
【星鯨】
星型と三日月が踊る長袖Tシャツと藍色のスウェットズボン
青い星型の大小クッションを携えて
パジャマパーティー、楽しみです

ふふ、僕の惚気話は長いですよ?
お望みとあらばいくらでも
けれど、かれの可愛いところは僕だけの秘密にしておきたい気もしますね

ケビ君は種族ならではの体操でとても興味深いです
ぜひ見てみたいですとお願いすれば、初めて見るテレビウムモニタのザッピングにわくわくと

ハーブティー、良いですね
お茶を淹れ飲む時間は、落ち着いてリラックスできる貴重です
僕はお喋りですね
その日あったことなどを話してそのまま眠りにつくと、楽しい夢が見られます

枕投げ大会、開催ですね
敵さんのおやすみのお手伝いはお任せを


ケビ・ピオシュ
【星鯨】
星柄の可愛い三角帽子とパジャマ
白い鯨のぬいぐるみを抱え
今日のために気合を入れて用意してきたよ

パジャマパーティと言えば恋の話をするのだろう?
…話せそうな者が一人しかいないねぇ

ウムウム
胸裡よりまろび出た時に、また話せば良いさ
ぬいぐるみを枕代わりにゆらゆら

ウムウム
私はいつも寝る前に体操をしているよ
モニタの切り替え速度の体操さ
音楽や映画、表情
顔のモニタをザッピング
コツは…そうだね、テレビウムになる事かな

とても贅沢で良い習慣だねえ
今度ホワイト殿におすすめのお茶を聞かなければね
お客様にお出しするのさ

他にはそうだね
私は本を読むのも好きだけれど…

――君達はどうだい?
敵に尋ねるように、枕を投げつけて


クリス・ホワイト
【星鯨】
無地のシンプルな紺色パジャマに刺繍の肉球がワンポイント
お魚型のクッションをお供に
楽しい時間になりそうだ

恋バナというやつだね
中々盛り上がるものだと聞いたことがあるよ
ふふ。惚気話ともなると確かに、長い夜になってしまいそうだ

テレビウムならではの体操だね
ぱっと切り替えるのにはやはり、コツがいるのかな?
モニタを興味深げに覗き込んでは、テレビウムにはなれないなあと笑って

僕は寝る前にはハーブティーを飲むようにしているよ
体があたたまるし、よい夢も見れる気がするんだ
皆それぞれ習慣があるものだね
良いことだ──さあ、君たちも紅茶の時間を楽しんでおくれよ
睡魔に誘われて眠ってしまわないように、お気を付けて



 パッチワークキルトの敷物に腰を下ろし、上品なスイーツの乗った銀皿を前に向かい合うのは、三人の猟兵。
「今日のために、気合を入れて用意してきたよ」
 そう告げるのは、星柄の可愛いパジャマにそろいの三角帽子。そして白い鯨のぬいぐるみを抱えたテレビウム――ケビ・ピオシュ(テレビウムのUDCメカニック・f00041)。
「楽しい時間になりそうだ」
 軽く笑んで応えるのは、紺無地のシンプルなデザインに刺繍の肉球がワンポイントとして目を引くパジャマを纏った、ケットシーのクリス・ホワイト(妖精の運び手・f01880)。その腕の中には、お魚を象ったクッションが。
「パジャマパーティー、楽しみです」
 常のように柔和に微笑うヤドリガミの逢坂・宵(天廻アストロラーベ・f02925)が纏うのは、星と三日月が踊る長袖Tシャツと藍色のスウェットズボン。彼の脚に寄りかかるようにしている青い星型のクッションたちは、大小ふたつとも伴として。
「パジャマパーティーと言えば恋の話をするのだろう?」
「恋バナというやつだね」
 ケビの言葉に頷いたクリスは、「なかなか盛り上がると聞いたことがあるよ」と告げる。しかしそれを受けたケビは。
「……話せそうな者が一人しかいないねぇ」
 視線を宵へと向けた。
「そうだね」
 ケビだけでなくクリスの視線も受けた宵は、悪戯っぽい笑みを浮かべて。
「ふふ、僕の惚気話は長いですよ?」
 小さく首を傾げれば、夜色の糸がさらりと揺れた。
「ふふ。惚気話ともなると確かに、長い夜になってしまいそうだ」
 クリスが笑むと、ふわふわの毛並みが空気を揺らす。
 気のおけない仲間の話なら、どれだけ長くても退屈することはないだろう。
「お望みとあれば、いくらでも――」
 気のおけない仲間になら、望まれればいくらでも話して聞かせよう。
「――けれど」
 言葉を切った宵へと、ふたりが視線を向ければ。

「――かれの可愛いところは、僕だけの秘密にしておきたい気もしますね」

 彼が、見たこともないような表情を浮かべて紡ぐものだから。
「おやおや。こういった時にごちそうさま、と言うのだろうね」
 クリスはそのふた色の瞳を優しく細めて。
「ウムウム」
 ぬいぐるみを枕代わりにしてゆらゆらと揺れながら頷いたケビは。
「胸裡よりまろび出た時に、また話せば良いさ」
 揺れに身を任せるのを心地良いと感じつつ、紡ぐ。
 具体的な話を聞けずとも、宵のその言葉と表情から、十分に察することができる。
 だから無理矢理話す必要など、まったくもって、ないのだ。
 気が向いた時に、話したい、そう思った時に言の葉として綴れば、それで十分というもの。

 * * *

「ふたりとも、寝る前の習慣みたいなものは持ち合わせているかな?」
 自然と話題が移りゆく。クリスの問いに最初に答えたのは、ゆらゆらしているケビだ。
「私はいつも、寝る前に体操をしているよ。モニタの切り替え速度の体操さ」
「テレビウムならではの体操だね」
「ケビ君は、種族ならではの体操でとても興味深いです」
 クリスも宵も、思いもしなかった答えに興味を示す。興味を持つなという方が無理であった。
「是非見たいです」
「大したことはないのだけれどね」
 そう告げつつも、宵の要望に応えるように顔のモニタ部分の表示を変えてゆくケビ。
 音楽を始めとして映画やニュースや深夜の通販番組、そして表情各種をザッピング。
 流石にこれは真似できない。ふたりはわくわくを瞳に映して、体操が終わるまで見守った。
「ぱっと切り替えるのにはやはり、コツがいるのかな?」
 モニタを興味深げに覗き込むクリスからの問いに、ケビが考えるようにしたのは一瞬。
「コツは……そうだね、テレビウムになる事かな」
 紡がれた答えに、クリスは宵と視線を合わせてどちらからともなく笑い出した。
「テレビウムにはなれないなぁ」
「そうですね」
 なれるものなら一度、なってみたいかもしれない。

「僕は寝る前にはハーブティーを飲むようにしているよ」
「ハーブティー、良いですね」
 クリスの寝る前の習慣を聞いて、宵が頷く。
「お茶を淹れて飲む時間は、落ち着いてリラックスできる貴重な時間ですね」
「ああ。体があたたまるし、よい夢も見れる気がするんだ」
 クリスの声に同意するように頷きながら、ケビが口を開く。
「とても贅沢で良い習慣だねぇ。今度ホワイト殿におすすめのお茶を聞かなければね」
「用途や嗜好に合わせて、厳選するよ」
 お客様にお出しするお茶を、と告げたケビに、クリスは任されたよ、と軽く自身の胸元に手を添えた。

「僕はお喋りですね」
 自分の寝る前の習慣はなんだろうか――宵はたどり着いた答えを口にする。
「その日あったことなどを話してそのまま眠りにつくと、楽しい夢が見られます」
「寝る前に話し相手がいるというのは、存外に羨ましいもののようだね」
「ウムウム。話し相手は、何も言葉が通じる相手に限らないとは思うね」
 宵とクリスの様子にそう返したケビは、チラッと視界の端で動くモノに意識を向けて。
「他にはそうだね、私は本を読むのも好きだけれど……」
 一旦言葉を切ってから顔を向けたのは、三人の様子を窺っていたつばくらさまの団体。

「――君たちはどうだい?」

 そして尋ねるようにしながら投擲されたのは、枕。

「皆それぞれ習慣があるものだね。良いことだ──さあ、君たちも紅茶の時間を楽しんでおくれよ」

 それを合図として、クリスが紅茶をサーブし始める。
「睡魔に誘われて眠ってしまわないように、お気を付けて」
「いただきますね」
 口内に広がる香りを楽しみながら、紅茶を一口嚥下した宵は。

「枕投げ大会、開催ですね」

 枕ではなく、不可視の重力波をつばくらさまたちへとぶつける。

「チュ~イ~!?」
「チュウ~!!」

 投擲され続けるそれらを避けきれないつばくらさまが、続々と消えていく。

「敵さんのおやすみのお手伝いは、お任せを」

 パジャマパーティーの締めは枕投げで――。
 涼しい顔の三人がパジャマパーティーを終焉に導くまで、それほど時間はかからなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年08月22日


挿絵イラスト