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色彩無くした金魚すくい大会を救え!

#カクリヨファンタズム

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#カクリヨファンタズム


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 カクリヨファンタズムのとある商店街で、この時期にピッタリな催し物が開かれていた。
「よってらっしゃい、見てらっしゃい! 楽しい楽しい金魚すくい大会だよ!!」
 子供妖怪だけでなく、興味のある妖怪達がわいわいと集まってくる。
 ポイを片手に、色とりどりの金魚を掬うため、参加者たちは楽しげに金魚を狙っていく。
 そんな楽しいお祭りの中。
「あ、あれ……?」
「金魚の色が……白黒になっちゃった……」
「おい、周りを見ろよ! 俺達も白黒になってるぞ!!」
 突如襲った、カタストロフ。
 楽しかった大会もあっという間に冷めていってしまった。

 ――なにが金魚すくいだよ……なにが楽しいっていうんだ……。
 そんな呟き声を、会場にいる妖怪も耳にしたが、今はそれどころではない。
「うわああ、なんだこりゃ!!」
 なんと、金魚の水槽から、次々とオブリビオンと化した妖怪達が現れたのだ。
 こうなってしまったら、お祭りどころではない。
 参加者達もお祭りを楽しく見ていた者達も大騒ぎで逃げ出した。

「皆様、カクリヨファンタズムで、全ての色が消えてしまいましたわ」
 そう告げるのは、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)。
「原因はよくわかりませんが、既に現地は色を奪われ、白黒の世界になっております。また、金魚の水槽から現れた浮き笹舟達が、町の妖怪達を襲って、その数を増やそうとしています。まずは、その浮き笹舟達の退治をお願いしますわ」
 それと……と、リズは続ける。
「恐らく、浮き笹舟達を全てを倒せば、彼らを指揮していたボスが現れますわ。どんな相手かまではわかりませんでしたが、気を付けて戦ってくださいませ」
 どれも倒せば、妖怪達は復活するそうだ。
「戦いが始まる前は、楽しい金魚すくい大会が行われていました。きっと解決すれば、大会も再開することでしょう。この夏にぴったりの大会ですわよね」
 気を付けて行ってきてくださいませと、一言添えて、出かける猟兵達をリズは見送ったのであった。


柚葵チハヤ
 どうも、こんにちは。柚葵チハヤです。
 今回はカクリヨファンタズムでのシナリオをお届けに来ました!
 楽しい金魚すくい大会が待っていますので、ぜひ、事件の解決にご協力をお願いします。

 1章は、浮き笹舟達を退治します。逃げる妖怪がつかまっても、倒してしまえば元に戻りますので、まずは、現地にいる浮き笹舟達を全て倒して来てくださいね。
 2章は、ボス戦です。入りましたら断章を入れますので、よろしくお願いします。
 3章は、楽しい金魚すくい大会です。みんなでワイワイ金魚を掬って楽しんでくださいね。プレイングによっては、優勝もできちゃう……かも?

 それでは、楽しい夏の風物詩をお楽しみください。皆様の参加をお待ちしています!
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第1章 集団戦 『浮き笹舟』

POW   :    月宵の抱擁
自身からレベルm半径内の無機物を【月光を纏う水流】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
SPD   :    波渡りの嘆き
全身を【揺水の羽衣】で覆い、共に戦う仲間全員が敵から受けた【攻撃】の合計に比例し、自身の攻撃回数を増加する。
WIZ   :    笹揺れの爪先
攻撃が命中した対象に【水に似た性質を持つ月光の輪】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【動きを阻むように絡み付く水流と紛れた光刃】による追加攻撃を与え続ける。

イラスト:片川 香恵

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リゼ・フランメ
どのような色をも失わせてしまった世界
……それこそ、廃退や荒廃にさえ色彩はあるというのに
楽しさという彩りや、思いという色も見いだせないのなら、それは地獄よりなお悲惨ね

感情は色を帯びるとは比喩ではなく
優しさや、喜びにもまた同じく色は宿るのだから


劫火剣エリーゼを構え、UCを発動
最高速度で縦横無尽に飛翔しつつ、破魔と属性攻撃で刃に炎を宿し
敵の流水を見切り、避けて隙を伺い、一気に切り込むわ
目にも止まらぬ早業として
飛翔速度を上乗せし、この身を炎の斬刃と化して相手の存在ごと焼却を

赤い炎も、白い翼の色彩も失われたというのなら
私は自由に夢を追い求めて翔る姿で私自身を彩るのみ
決して、カタストロフに呑まれはしないわ



 リゼ・フランメ(断罪の焔蝶・f27058)が、現場に降り立つ。
 鮮やかな赤色の瞳と髪色が、すうっと、白黒へと変化していく。
「どのような色をも失わせてしまった世界。……それこそ、廃退や荒廃にさえ色彩はあるというのに。楽しさという彩りや思いという色も見いだせないのなら、それは地獄より、なお悲惨ね」
 感情は色を帯びるとは比喩ではなく、優しさや、喜びにもまた同じく色は宿るのだからと、心の中で呟き、劫火剣「エリーゼ」を構える。
「夢へと翔る翼と炎を、この身に」
 熾天使の舞踏(シテンシノブトウ)、それがリゼのユーベルコード。
 白き翼を持つ天使の姿に変身し、さっそうと飛翔していく。その刃に炎を宿し、敵の流水を見切り、避けて隙を伺い、一気に切り込んで見せる。
 その間、ほんの一瞬。
 ばっと舞い散る白い羽根が、焔を帯びて敵へと向かっていく。
「赤い炎も、白い翼の色彩も失われたというのなら……私は自由に、夢を追い求めて翔る姿で私自身を彩るのみ」
 劫火剣「エリーゼ」を振るい、敵を次々と葬り去る。
「決して、カタストロフに呑まれはしないわ」
 焔を帯びた天使は、敵に容赦なくその刃を向けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

二條・心春
街が、白黒になってる……不思議な感じです。話には聞いていましたが、凄いことが起きる世界ですね。

妖怪さん達のことも心配ですが、まずは敵を倒した方が良いみたいですね。水を操る敵なら、雷が効くでしょうか。タブレットを操作して、今回は【召喚:雷鹿】でフルフュールさんを呼びましょう。お祭り会場はできるだけ壊したくないので、雷で敵達だけを狙って攻撃できると良いかな。フルフュールさん、狙い撃っちゃってください!
フルフュールさんが攻撃している間、私は敵の攻撃を防ぎますね。直槍に風の属性を付与して振り回して、水流を吹き飛ばしてしまいましょうか。数が多いなら「衝撃波」を飛ばして一気に薙ぎ払います。



 二條・心春(弱さを強さに・f11004)もまた、この地に降り立った一人。
 白黒の世界を見つめて、思わず呟いた。
「街が、白黒になってる……不思議な感じです。話には聞いていましたが、凄いことが起きる世界ですね」
 心春の気配を感じ、すぐさま浮き笹舟が近づいてくるのが見えた。
「妖怪さん達のことも心配ですが、まずは敵を倒した方が良いみたいですね」
 愛用しているタブレットを取り出すと、慣れた手つきで操作する。すると、タブレットが輝き、そこから翼の生えた鹿が現れた。その体はパチパチと、雷をも帯びている様子。そう、これが心春の召喚:雷鹿(サモニング・フルフュール)だ。
「お祭り会場はできるだけ壊したくないから……雷で敵達だけを狙って攻撃できると良いかな」
 そう判断して、心春の指示を待つ雷鹿のフルフュールへと顔を向ける。
「フルフュールさん、狙い撃っちゃってください!」
 承知したと言わんばかりに頷くと、フルフュールは、即座に向かってくる敵へと向けて、攻撃を放った。なるべく周りに被害が出ないように。
「……私は敵の攻撃を防ぎますね」
 フルフュールを守るように心春は前に突き進み、愛用の槍を振るい、敵をなぎ払うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

木常野・都月
白黒…チィは白に、俺は黒と白だ。
面白いな!

それに、笹舟…葉っぱで作った舟の妖怪なのか?

器用な事をするものだな。
葉っぱを舟に見立てて……

って感心してる場合じゃなかった。

カクリヨファンタズムは、なんか…凄く懐かしい感じがする世界なんだ。
カタストロフを絶対防せがないと。

笹舟達を倒してしまいたい。

UC【精霊の矢】を氷の精霊様の助力で使用したい。
相手が水なら氷やすいはずだ。

敵の攻撃は、[高速詠唱]を乗せた、[多重詠唱]の[カウンター]で対処したい。
多重詠唱は、月の精霊様チィの[属性攻撃]と[オーラ防御]を使用、敵の光刃を防ぎたい。



「白黒の世界……チィは白に、俺は黒と白だ。面白いな!」
 白い子狐の精霊と一緒にこの地にやってきたのは、木常野・都月(妖狐の精霊術士・f21384)。可愛らしい精霊は、時折、チィと鳴いて、都月を見上げている。
 と、遠くで蠢く浮き笹舟を見つけた。
「それに、笹舟……葉っぱで作った舟の妖怪なのか? 器用な事をするものだな。葉っぱを舟に見立てて……」
 とそこで気付いた。
「って、感心してる場合じゃなかった」
 都月はあの浮き笹舟を倒しにやってきたのだ。もう少しで目的を忘れる所であった。
 しっかりと愛用の杖を握りしめ、浮き笹舟達の方へと駆けてゆく。
 浮き笹舟達は都月の姿を見つけて、さっそく襲いかかってきた。動きを阻むように絡み付く水流と紛れた光刃が都月へと放たれる。
「させない」
 側にいたチィの助力を受け、都月の高速詠唱で放たれた月光の攻撃が敵の攻撃を相殺していく。
「次は僕の番だ……精霊様、ご助力下さい」
 氷の精霊様の助力を受けた氷の矢が敵を貫き、次々と凍らせていく。
「カクリヨファンタズムは、なんか……凄く懐かしい感じがする世界なんだ。カタストロフを絶対防がないと」
 そういうと都月は再び、精霊の助力を願うと、更に敵を凍らせていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

七那原・望
えくるん(f07720)と参加

常にカタストロフ……
普段でこの状態だとオブリビオンフォーミュラが現れた時には……

えくるんがそう思うなら、わたしはその望みに寄り添うの。

白黒になる現象はもう始まってるのでしょう?それなら早く戦わないと、ね。

【果実変性・ウィッシーズラブ】を発動し、えくるんへの愛を力に変えるのです。

【第六感】と【野生の勘】で敵の動きや攻撃を【見切り】、対処を。

アマービレでねこさん達を召喚し、【動物使い】でねこさん達と一緒に氷の【全力魔法】で水流に変化した無機物を即座に凍らせ、敵のユーベルコードを封じていきます。

また、余裕があればえくるんと共に雷の魔法で敵を殲滅します。


七那原・エクル
七那原・望と参加

カクリヨファンタズム…UDCアースの裏側にこんな世界が拡がっていたなんてね…常にカタストロフが発生する不安定な場所…ボクたち猟兵の力が少しでも役立てるなら可能な限り助けてあげたい…

敵は水を纏っているから雷が有効と予想、腕を電気に分解して雷を打ち出す粒子状のビーム砲に再構成、浮き笹舟に超電磁ビームを発射します

近接攻撃時は腕を超電磁で構成された鞭剣へ再構成。電気鞭で対象を切断するよ



 ここにまた、二人の猟兵が降り立った。
「カクリヨファンタズム……UDCアースの裏側にこんな世界が拡がっていたなんてね……」
 七那原・エクル(ツインズキャスト・f07720)は、黒のヘッドギアを通して、白黒の世界を見つめている。その隣に寄り添うのは、目元を隠した七那原・望(封印されし果実・f04836)。
「常にカタストロフ……。普段でこの状態だとオブリビオンフォーミュラが現れた時には……」
 そう望はこの世界の行く末を憂う。だが。
「そうだね。ここは常にカタストロフが発生する不安定な場所……ボクたち猟兵の力が少しでも役立てるなら可能な限り助けてあげたい……」
 そう強く願うエクルに望は、彼のその手を握った。
「えくるんがそう思うなら、わたしはその望みに寄り添うの」
 見えない目で、周囲がわかっているのか、敵が現れる先を見据えて、望は続ける。
「白黒になる現象はもう始まってるのでしょう? それなら早く戦わないと、ね」
 そういって離れると。
「ああ、そうだ。ボクらがこの世界を救う」
 エクルは望を一瞥して、迫る敵へと注意を向けた。
「敵は水を纏っているから……雷が有効かもしれない」
 そう判断したエクルは、すぐさま自身の身体部位ひとつを、質量を持った粒子状の超電磁エネルギーに変異させた。
「ガルバナイズ・ボディ!」
 エクルの腕が雷を帯びて、ビーム砲へと変化し。
「これでも……喰らえ!!」
 超電磁ビームを発射してみせる。近づいてきていた浮き笹舟達がビームに巻き込まれて、次々と倒れていく。
「わたしは望む……ウィッシーズラブ!」
 その後方で、望は果実変性・ウィッシーズラブ(トランス・ウィッシーズラブ)を発動させ、飛翔する。鈴の付いた白いタクト、共達・アマービレを取り出し、沢山の魔法猫を呼び出した。
「一緒にお願いね」
 彼らと協力して、敵が生み出した水流を次々と凍らせ、敵の攻撃を無力化していく。
 その間にもエクルは、次々と迫り来る敵を葬り去っていく。
 近づいてくる敵には、ビーム砲を超電磁で構成された鞭剣へ再構成させ、そのしなった刃で切断してみせた。
「えくるん、危ない!」
 エクルの背後を狙ってくる敵を、今度は望が攻撃する。望の放った凄まじい雷が敵を貫き、消滅させた。
「ありがとう……助かったよ」
「えくるんが無事でよかったわ」
 ふわりとエクルの隣に寄り添う望に、エクルは思わず顔を綻ばせる。
「さて、そろそろこの戦いを終わりにしようか」
「ええ、えくるん」
 二人は一緒に同じ雷で、並み居る敵を一掃したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『『縊鬼』繰々里』

POW   :    くびれ鬼の誘い
攻撃が命中した対象に【精神的苦痛を伴うトラウマ 】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【自ら命を絶ちたいと望んでしまう自殺衝動】による追加攻撃を与え続ける。
SPD   :    幽世招炎
【縊鬼の力 】を籠めた【対象の魂を媒介に発火する知覚不可能な妖炎】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【生きることへの執着心】のみを攻撃する。
WIZ   :    噴き出す炎の怨念
戦闘力のない、レベル×1体の【炎の怨霊「妖炎魔」 】を召喚する。応援や助言、技能「【呪詛】【恐怖を与える】【生命力吸収】」を使った支援をしてくれる。

イラスト:なみはる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はシララ・ミーファです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「なんだよ、なんだよぉ……全然、こわれないじゃないか……」
 全ての浮き笹舟が消え去った後に、ゆっくりと現れたのは、涙する妖怪。
「金魚なんて、嫌いなんだ! 嫌い嫌い! だから、みんな、自分で括っちゃえばいいんだ!!」
 理不尽な物言いで、『縊鬼』繰々里は猟兵達へと向かってくる。
「みんな……白黒になって……消えれば良いんだ!!」
 精神的苦痛を伴うトラウマを付与するために、その手を振るったのだった。

※マスターより
 いよいよ、ボスの登場です。
 最初はトラウマ付与の攻撃をしてきますので、まずはそちらを避けてから攻撃をお願いします。
 また、相手は金魚大会にえらい固執しているようです。
 それを利用すれば、隙を見せるかも知れません。
 よろしければ、そちらも狙ってみて下さい。
 それでは、引き続き、皆様の参加をお待ちしています。
リゼ・フランメ
みな、みな、嫌いなものは括りて消えればいい、とね
自分が嫌いなもの否定するのは構わないけれど、それを大事に思うひとだっているの
様々な色彩が織りなすひとと、ひと
それが世界を形作るのだから

「色を、掬いましょうか」

まずは相手のトラウマ付与の攻撃を避ける為
見切りで攻撃の挙動を避けて、残像を産みつつ、ゆらり、ひらりと早業で回避
炎のように揺らめきながら
白黒となった世界で揺れる火のようなに儚く、不確かな残像を

「金魚の色彩が嫌いなの? それとも、動いて、掴まえられないのが?」

金魚を掬う、という事が嫌いなのか、と問いかけて
相手が反応した瞬間に、ダッシュ+切り込み
破魔と焼却の火を宿した劫火剣の一閃を、その罪と霊魂へ



 リゼのいる方向に繰々里のトラウマを帯びた攻撃が迫る。
「みな、みな、嫌いなものは括りて消えればいい、とね。自分が嫌いなもの否定するのは構わないけれど、それを大事に思うひとだっているの」
 言い聞かせるようにそう告げると、リゼは攻撃の挙動を見切り、残像を産みつつ、ゆらり、ひらりと早業で回避してみせた。
 そう、まるで炎のように揺らめきながら……白黒となった世界で揺れる火のように儚く、不確かな残像を。
「様々な色彩が織りなすひとと、ひと。それが世界を形作るのだから……色を、掬いましょうか」
 敵のトラウマ攻撃を躱して見せるリゼに、繰々里は怒りを露わにする。
「うるさい、黙れ! 金魚すくいのなにが楽しいっていうんだ!! あんなのタダの祭りの余興だろ!!」
「金魚の色彩が嫌いなの? それとも、動いて、掴まえられないのが?」
「うるさいうるさい!!」
「……金魚を掬う、という事が嫌いなのかしら?」
 そのリゼの言葉に繰々里は、その目を見開く。
「あんなの、どこが楽しいっていうんだよっ!!」
 どうやら、繰々里は金魚が掬えないのが嫌ならしい。
 その隙にリゼは、相手の間合いを駆けて詰めると。
「その罪が、命の裡にあるならば、炎と刃にて清められる」
 破魔と焼却の火を宿した劫火剣の一閃を、その罪と霊魂へと振るったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​


※マスターより
 リゼさんがトラウマ攻撃を避けてくださったことで、今後はどの攻撃をしてくるかは、ランダムになります。ご注意ください。
二條・心春
みんな消えてしまえばいい、ですか。……私もちょっと前までは何も上手くいかなくて、私なんか消えてしまえばいいって思ったことがありました。(タブレットを一瞥して)この子達や大切なお友達と出会えた今では、そんなこと絶対に言えませんけどね!

ここは【召喚:蛇竜】で召喚したワームさんの出番ですね。毒の息を広範囲に吐いて怨霊を倒します。また、白黒の世界なら毒の息は良い煙幕になるはずですよね。敵の攻撃も当たらなければ平気です。ワームさんなら蛇のように温度で敵の位置がわかりますから、私の銃と尻尾で同時攻撃します!
金魚すくいは私も得意ではありませんが、みんなでやれば楽しいはずです。後で一緒にやってみませんか?



 心春は、先ほどの繰々里の言葉を受けて、切なげな表情を見せる。
「みんな消えてしまえばいい、ですか」
 繰々里へと歩みよりながら、心春は続ける。
「……私もちょっと前までは何も上手くいかなくて、私なんか消えてしまえばいいって思ったことがありました」
 と、手に持っていたタブレット端末に目をやる。その端末を通じて、知り合った仲間達や支えてくれた友人らが心春の支えにもなっていた。
「この子達や大切なお友達と出会えた今では、そんなこと絶対に言えませんけどね!」
 そう、今は違うのだ。
「うるさい、うるさい!!」
 聞く耳持たないといわんばかりに繰々里は幽世招炎で、心春を攻撃するも。
「……これくらい、どうってことありませんよ」
 何とか堪えて見せた。だが、続く攻撃は避けねばならない。
「ここはワームさんの出番ですね」
 召喚:蛇竜(サモニング・ワーム)で、蛇のような翼竜を召還すると。
「力を貸して? 私と一緒に戦ってほしいの」
 心春の言葉にこくりと頷くと、煙幕のように毒の息を広範囲に吐いて、敵の視界を阻害することに成功した。
「敵の攻撃も当たらなければ平気です」
 繰々里がまた攻撃を仕掛けてきたが、見当違いの所を攻撃してきたため、心春達は、余裕で避けることができた。
 それに、心春達はワームの視覚で敵の位置はすぐに分かる。
「今ですっ!!」
 心春とワームが息の合った攻撃を仕掛けて、更に繰々里に攻撃を重ねた。
 と、そこで毒の息が晴れる。
「金魚すくいは私も得意ではありませんが、みんなでやれば楽しいはずです。後で一緒にやってみませんか?」
 そう声をかけるが。
「……うう、嫌だ、うるさい! 黙れ!!」
 逆上する繰々里には、あまり届いていないようだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

木常野・都月
貴女は、嫌いな事、嫌いな物が消えればいいと言うけれど。
逆に聞くぞ?
妖怪が嫌いな人に、自分が消されてもいいのか?

金魚を消すなら、自分も金魚に消されてもいい覚悟をしないとダメだぞ。

金魚のためにカタストロフを起こされたら叶わない。

金魚もいい迷惑だろうな…。
確か人の言葉で「風評被害」っていうんだっけ。
苦手、嫌いだからって、相手を傷つけて良い理由にはならないぞ。

まずは、トラウマ攻撃を回避したい。

トラウマ攻撃は、[ダッシュ]で回避したい。
逃げ切れないなら[高速詠唱]の氷の精霊様の[属性攻撃]の[カウンター]で防ぎたい。

UC【精霊の矢】を氷の精霊様の助力で使用したい。



「貴方は、嫌いな事、嫌いな物が消えればいいと言うけれど。逆に聞くぞ? 妖怪が嫌いな人に、自分が消されてもいいのか?」
 そう繰々里に厳しい声色で問うのは、都月。
「金魚を消すなら、自分も金魚に消されてもいい覚悟をしないとダメだぞ。金魚のためにカタストロフを起こされたら敵わない」
 何度も繰り出される幽世招炎の攻撃に、都月は走って避けたり、チィと協力して、カウンター攻撃で躱してみせる。
「金魚もいい迷惑だろうな……。確か、人の言葉で『風評被害』っていうんだっけ。苦手、嫌いだからって、相手を傷つけて良い理由にはならないぞ」
「うるさい、うるさい……黙れ黙れ!!」
 どんどん荒っぽくなる攻撃に都月は思わず、眉を顰める。
 お陰で都月は、攻撃が躱しやすくなってはいるが、果たして、これで良いものか。
 とにもかくにも、相手を一度、止めなくてはならないだろう。
 そう判断して。
「精霊様、ご助力下さい」
 都月は氷の精霊に助力を仰ぐと、次々と氷の刃を繰々里へと放ったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

七那原・望
えくるん(f07720)と参加

骸魂だけを?何か考えがあるのね?
それならわたしはえくるんのフォローに徹するの。
だからえくるんはあの妖怪から骸魂を引き剥がす事に専念してね。

【マジックオーケストラ】で呼んだねこさん達の【全力魔法】【多重詠唱】による水の魔法の【一斉発射】で敵の炎を消していき、えくるんの援護を。

【第六感】と【野生の勘】で敵の動きや攻撃を【見切り】、【オーラ防御】や影の猟兵による護りも併用しつつ回避や防御をしつつ、えくるんも護ります。



えくるんの意向を尊重して、敵には一切攻撃が当たらないように配慮。敵の攻撃を相殺する事だけ考えて戦います。

えくるんの邪魔はさせません。一つ残らず消化します。


七那原・エクル
七那原・望と参加するよ

話が通じないね…カクリヨファンタズムの敵は骸魂って呼ばれていて妖怪を取り込むことでオブリビオン化する…ならば骸魂を剥がせば話が通じるかもしれない…デフレクターシールドG2を構えて煙幕弾を発射、視界を妨害している間に距離をとります。盾に搭載された機関砲で牽制射撃をおこないながら中距離を維持するよ

接近された場合は竜核結晶炉に蓄積しておいた物理衝撃エネルギーを【衝撃波】に変換して繰々里の攻撃にぶつけて相殺します

ユーベルコードで一点集中攻撃で繰々里の肉体を傷付けず骸魂を直接攻撃してみます



「話が通じないね……」
 エクルは思わず呟く。
 カクリヨファンタズムの敵は骸魂と呼ばれており、妖怪を取り込むことでオブリビオン化する。そのことを思い出したエクルは。
「ならば、骸魂を剥がせば、話が通じるかもしれない」
「えくるんは、あの妖怪とお話がしたいのね」
 傍にいる望の言葉に、エクルはこくりと頷く。
「それならわたしは、えくるんのフォローに徹するの。だから、えくるんはあの妖怪から骸魂を引き剥がす事に専念してね」
「ありがとう。けれど無理はしないでね、望」
 エクルの言葉に望は微笑むと。
「さぁ、開演なのですよ!」
 マジックオーケストラを発動させ、自身と同じ強さの高魔力を持った、無数の白猫の軍勢と、様々な猟兵を模した無数の影の軍勢を召喚。
 呼んだ白猫達は、水の魔法を一斉発射して、敵の炎を消していき、自身は、第六感と野生の勘で敵の動きや攻撃を見切りつつ、どうしても躱しきれない攻撃に関しては、オーラ防御と影の猟兵による護りも併用していた。
 もちろん、エクルへの攻撃も影の猟兵達が盾となり、防いでいく。
「……すごい」
 思わずエクルが呟く。しかも、エクルの想いを酌んで、敵本体への攻撃はしていない。あるとすれば、敵からの攻撃の相殺のみ。
「ボクも負けてられないね」
 望が敵の攻撃を抑えている間に、エクルも駆け出す。デフレクターシールドG2を構えて煙幕弾を発射、視界を妨害している間に良い間合いへと滑り込む。
 そして、盾に搭載された機関砲で牽制射撃を行いながら中距離を維持すると。
「お前も消えちゃえ!」
 突然、敵が意図せぬ間合いまで入ってきた。驚きながらもエクルの頭は冷静であった。
「だろうと思って、用意してよかった!」
 エクルの竜核結晶炉に蓄積しておいた物理衝撃エネルギーを衝撃波に変換し、繰々里の攻撃にぶつけて相殺してみせたのだ。
「えくるん!」
 後方で望の声が聞こえた。エクルは余裕の表情を浮かべて。
「オーバーディサーマメントフラッシュ!」
 一点集中攻撃で、敵の肉体を傷付けずに、骸魂を直接攻撃してみせる。
「うああああああ!!!」
 繰々里の体がブレて、もう一つ、小さな小鬼の姿が見えた。
「も、もしかして、繰々里は本体ではなく……骸魂だったのか……」
 驚きながらも、牽制してくる敵の攻撃を更に相殺するエクル。
 だが、骸魂に直接攻撃したことで、敵の足はふらつき、立っているのもやっとの様子。
 望とエクルは、その状況を見て、一度態勢を整えるべく、次の猟兵達へと後を任せたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

朧・ユェー
【苺月夜】

泣いてる鬼ですね
おや?苺ちゃん立派なドラゴンですねぇ
ふふっとても素敵な乗り心地ですよ
攻撃回避ありがとうねぇ

でもこれでは攻撃は届きませんから

ルーシーちゃん僕にしっかり捕まって下さいね
ひょいと彼女を抱き上げるとそのまま飛び降りる
蝙蝠傘でふよふよと流れるように落ちながら
手にした万年筆をチェーンに敵を絡めてそのまま着地

ルーシーちゃんを守る様に傍に
両手を広げて苺ちゃんに人戻ってこっち『おいで』
落ちてくる彼女をしっかりキャッチ

二人を傷つけるのは許しませんねぇ

【美喰】

暴食グールで攻撃しつつ内なる心を
嗚呼君は…本当に金魚掬いが嫌いなのかい?
本当に皆と一緒にしたいじゃないのかい?

金魚掬いを、ね


ルーシー・ブルーベル
【苺月夜】

白も黒も大事なひとの色だし好きだけれど
妖怪さんは金魚すくい大会で一匹もとれなくて
悲しい思いをしたことがある、とか?

わあ……苺、かっこいい!
お友だちの背にのればアッという間に空中へ
なんてたのもしい翼なの
もちろん信じてる
あなたの空に身を任せれば鬼の呪詛も炎もこわくないって

まあ、ゆぇパパ?どうするの?

え?
ええ??

言われずとも全力でしがみ付いてしまう
あ、足がふわふわするわ、ぱぱ!

と、ルーシーもお役に立たなきゃ
青い花に破魔の力のせ
近づくわるい霊さんは浄化する
ゆぇパパやドラゴンになった苺を花弁で包むように繰り守るわね
ふたりに手を出させはしない

おかえりなさい、苺
さ、皆で楽しい大会を取り返しましょう


歌獣・苺
苺月夜

…なんだか、嫌な予感がする
こわい。何かが…くる!

【これは、皆を希望に導く謳】!

そう叫び
ガーベラの花を舞わせながら
薄桃色の大きなドラゴンに変身する

2人とも飛ぶよ!大丈夫、
絶対落としたりなんてしない
『信じて』!

そう言って高く高く飛び立つ
うまく交わせたかな…?

?ユェーくん?何してるの?
傘を持って、
ルーシーを抱いて…あっ。
…ルーシー、良い空の旅を。

ーー行ってらっしゃい!

…ん?『おいで』…?
またそういう事を平気で…
…まぁでも、
たまにはこういうのも
いいのかな…なんて。
ちょっと恥ずかしいけど…
言ったからには
ちゃんと受け止めてね…!

そう呟くとガーベラと青の花弁を
纏わせながら手を伸ばす月の元へ
落ちていった



 後を引き継いで現れたのは、【苺月夜】の面々だ。
「泣いてる鬼ですね」
 そう呟くのは、眼鏡をかけた青年、朧・ユェー(零月ノ鬼・f06712)。
「白も黒も大事なひとの色だし好きだけれど……妖怪さんは金魚すくい大会で一匹もとれなくて、悲しい思いをしたことがある、とか?」
 そう妖怪へと想いを寄せるのは、ルーシー・ブルーベル(ミオソティス・f11656)だ。真実はまだわからないが……。
「……なんだか、嫌な予感がする、こわい。何かが……くる!」
 いち早くその殺気に気づいたのは、歌獣・苺(苺一会・f16654)。
 苺の言葉に驚き、他の二人は動きが遅れた。
「これは、皆を希望に導く謳!」
 苺は咄嗟にそう叫ぶと、ガーベラの花を舞わせながら、薄桃色の大きなドラゴンに変身して見せる。
「おや? 苺ちゃん、立派なドラゴンですねぇ」
「2人とも飛ぶよ! 大丈夫、絶対落としたりなんてしない。『信じて』!」
 そう感心するユェーとルーシーをすぐさま背に乗せると、苺ドラゴンは一気に飛び上がった。
「なんだよそれ!! 反則だ!!」
 下では繰々里が激しく抗議していたが、ドラゴンの背に乗っている空の上の散歩を楽しむ者達は、とても優雅だ。
「わあ……苺、かっこいい!」
「ありがとう、ルーシー」
 苺の背でルーシーは大興奮。
「なんてたのもしい翼なの。それに……もちろん信じてる、苺。あなたの空に身を任せれば鬼の呪詛も炎もこわくないって」
 そんな言葉を告げて、ルーシーは薄桃色の背を撫でた。
「ふふっとても素敵な乗り心地ですよ。苺ちゃん、攻撃回避ありがとうねぇ」
 ユェーもそう感謝を述べる。そう、苺の機転で三人は、見事に敵の攻撃から身を躱すことができた。が、実はそれには、一つ問題があった。
「でも、これでは攻撃は届きませんから」
「まあ、ゆぇパパ? どうするの?」
「? ユェーくん? 何してるの?」
 困惑する二人を余所に、すっくとユェーが苺の背で立ち上がると。
「ルーシーちゃん、僕にしっかり捕まって下さいね」
「え? ええ??」
 ひょいっとルーシーを抱えて……そのまま飛び降りた!
 と、同時にぽんと何かが開いた。蝙蝠傘だ。
 先ほどの勢いは、その傘が受け止め、落ちるスピードはゆっくりに。
「あ、足がふわふわするわ、ぱぱ!」
 全力でユェーにしがみつきながら、ルーシーはこの飛行を楽しんでいる様子。
「……ルーシー、良い空の旅を。――行ってらっしゃい!」
 苺はそう声をかけ、空から皆の援護をする。薄桃色の翼をはためかせ、敵の攻撃を相殺して見せた。

 一方、降りていったユェー達も。
「さて、そろそろ仕掛けますよ」
 手に持っていた傘を肩へと持ち替えると、空いた手で万年筆を取り出した。いや、これは普通の万年筆ではない。漆黒ノ鏈。ユェーの武器の一つで、一つ一つの環に念や想いを込めた鋼のチェーンが敵へと放たれ、絡めとられていく。傷つけられた血で紅く染まるかのように。
「と、ルーシーもお役に立たなきゃ」
 ユェーが華麗に地面に着地すると同時に、ルーシーも敵へと攻撃を開始。
「さあ、いっしょにおどって?」
 妖精花の舞(ヨウセイバナノマイ)だ。ルーシーの放った釣鐘水仙の花びらが敵を切り裂いていく。
 その間に、ユェーは、ルーシーを守りながらも、上空にいる苺へと顔を向けた。
「苺ちゃん! 人戻ってこっち『おいで』!」
 ユェーが両手を広げ、そんなことを言い出した。
「……ん? 『おいで』……? またそういう事を平気で……」
 少し恥ずかしそうにしながらも、苺は思案する。
(「……まぁでも、たまにはこういうのも、いいのかな……なんて」)
「ちょっと恥ずかしいけど……言ったからには、ちゃんと受け止めてね……!」
 そう呟くと苺も、ガーベラと青の花弁を纏わせ、人の姿に戻りながら手を伸ばすユェーの元へと飛び込んだ。
「怪我はありませんね、苺ちゃん」
「ええ」
 ちょっと頬を火照らせながら、苺は頷く。
 その間にも、ルーシーは。
「ふたりに手を出させはしない」
 釣鐘水仙の花びらでもって、背後にいる二人を守っている。
「早くおまえらも……消えちゃえ!!」
 繰々里の攻撃を躱しながら、ユェーが飛び出した。
「二人を傷つけるのは許しませんねぇ」
 ユェーの体内に埋め込まれた刻印、暴食のグールが動き出す。
「僕に教えてくれるかい? 君はどんな子なのか?」
 美喰(ビショク)を発動させ、敵の内なる心へと攻撃を重ねていく。
「嗚呼、君は……本当に金魚掬いが嫌いなのかい? 本当に皆と一緒にやりたくないのかい?」
 囁くように優しい声色で囁いていく。
「金魚掬いを、ね」
「ああああああああああっ!!」
 ユェーの攻撃を受けて、繰々里は崩れ落ちる。その体がゆっくりと崩壊を始め、そして、ゆっくりと周りの光景にも、色づき始めていった。
 それを見て、花びらを消したルーシーが苺へと振り返る。
「おかえりなさい、苺。さ、皆で楽しい大会を始めましょう」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『妖怪たちと金魚すくい対決』

POW   :    気合で金魚すくいに挑む

SPD   :    速さで金魚すくいに挑む

WIZ   :    慎重さで金魚すくいに挑む

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 繰々里が消えた後には、泣きじゃくる青い小鬼が残っていた。
「うわああああああん!!」
 えんえんと泣きながら、小鬼は謝っている。
「ごめんなさい、ごめんなさい……本当は僕もやりたかったんだ! ……でも、金魚掬い下手だから……いっつもビリで……それが嫌で……うわあああん、ごめんなさあああああい!!」
 泣いている小鬼を猟兵達は、温かく迎える。
 そう、戦いは終わったのだ。カタストロフは回避されたのだ。
 気づけば、ばっと逃げた妖怪達が一人、また一人と集まってきていた。
 妖怪達も金魚掬い大会が、待ち遠しかったようだ。

 さあ、始めよう! 楽しい色とりどりの金魚掬い大会を!

※マスターより
 金魚すくい大会の始まりです!
 プレイング内容とダイス運で金魚を掬った数を出したいと思います。たくさん金魚が掬えるよう、ボーナス目指して頑張ってくださいね。
 泣いてる青鬼さんを勇気づけると……??
 プレイング締め切りは、一つ目あるいは二つ目のプレイングが流れる前とします。
 皆様の参加をお待ちしていますね!
 あっと、今回のみの飛び入り参加も大歓迎です。こちらもよろしくお願いしますね。
草野・千秋
やっぱり白黒の世界よりも色とりどりの世界の方がいいです
この金魚達のように

妖怪さん元に戻ったようでなによりです(にこにこ)
あらー……青鬼さん(ハンカチを差し出し)泣くだけ泣いたら金魚すくい楽しみましょう(なでようと)誰だって最初は初心者です、金魚すくいもそう

僕も楽しそうなので合流させてもらいます、青鬼さんにも見せたい金魚
とはいってもすくうやつ紙のやつでしょうか、モナカのやつでしょうか
紙なら表面がすくいやすいんですよ
すくいやすいやつは表面を泳ぐ小さい金魚なんですよね
でもどうせなら大きな金魚狙いたい

水に入れる時は一気に入れて
すくうやつに水圧がかからないようにして
壁にいるやつを狙うんです

どうでしょう?



「やっぱり白黒の世界よりも色とりどりの世界の方がいいです。この金魚達のように」
 草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)は、無事、世界が救われたのを眺めながら、頬を緩ませる。
「妖怪さんも、元に戻ったようでなによりです」
 にこにこと、泣いている小鬼に寄り添うと。
「あらー……青鬼さん」
 そっとハンカチを差し出し、優しくその頭を撫でてやる。
「泣くだけ泣いたら金魚すくい楽しみましょう。誰だって最初は初心者です、金魚すくいもそう」
「……そ、そう……なの?」
「ええ、そうですよ」
 見ててくださいと、金魚すくい大会に参加を表明して、手本を見せてやる。
「とはいっても……すくうものは紙のやつでしょうか、モナカのやつでしょうか」
 そう呟き、大会スタッフが持ってきたものを受け取る。どうやら、モナカではなく、紙の方、ポイですくうらしい。
「紙の方でしたか。紙なら表面がすくいやすいんですよ」
 そう後ろにいる小鬼に聞こえるよう告げると、さっそく、千秋は金魚をすくっていく。
 すくい易いのは面を泳ぐ小さい金魚。でもどうせならと千秋は狙う。
「これですっ!」
 タイミングを合わせて、大きな金魚をばっとすくう。
「水に入れる時は一気に入れて、すくうやつに水圧がかからないようにし、壁にいるやつを狙うんです。……どうでしょう?」
 大きな金魚を取った後は、普通に小さいのをすくって、数を増やし、最終的には、59匹もすくって見せた。
「お兄さん、すごい!」
 きらきらと目を輝かせてやってくる小鬼に、千秋は照れたように頭を掻いたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

木常野・都月
……金魚掬いって何だ?

周りの人が金魚を掬ってる様子を見て、何となく把握する。

要は薄い紙で金魚を掬い上げてお椀に入れればいいんだな?

……え?無理じゃないか?
紙だぞ?何で紙で掬えるんだ?

そうか、青鬼の子はこれが出来なくて泣いてるんだな。

大丈夫、俺は金魚掬い初めてなんだ。
一緒に頑張ろう。

それにしても、何で紙が破ける人と破けない人がいるんだ。
紙にオーラ防御でも使ってるのか?

でも、皆同じ条件なら、オーラ防御は使ったらダメだな。
精霊様も手出し無用だ。
見れば小さい子供も掬えてるんだ。
自力で掬ってみせる。

でも……本当に、本当にこんな紙で金魚を掬えるんだろうか……。



 ここにいる都月に致命的な問題があった。
「……金魚掬いって何だ?」
 幸いなことに、先ほど千秋が手本を見せてくれたので、どんなものかを確認することが出来た。
「要は、薄い紙で金魚を掬い上げて、お椀に入れればいいんだな?」
 しかも、初心者用という、素晴らしい場所も用意してくれていた。
 ここでは、記録に残らないが、何回も練習してもいいそうだ。記録を狙うならば、正式な場所に移る必要があるのだが。
 というわけで、さっそく都月もポイを貰って、金魚すくいにチャレンジ!
 ……べり。
 ものの数秒で破れてしまった。都月も驚いて、固まってしまっている。
「……え? 無理じゃないか? 紙だぞ? 何で紙で掬えるんだ?」
 と、そこで、改めて理解した。
「そうか。青鬼の子はこれが出来なくて泣いてるんだな」
 ずっと見ているだけの青鬼の子に都月が声をかける。
「大丈夫、俺は金魚掬い初めてなんだ。一緒に頑張ろう」
 と誘うと。
「お兄ちゃんとなら、楽しく出来そう」
 二人は仲良く隣同士で、さっそく金魚すくいを始めた。
 ……二人とも、またものの数秒でポイを破ってしまう。
 けれど、仲間が居ることで、泣いていた青鬼も泣かずにやっていた。むしろ、都月がいるお陰で、笑顔が出てくるように。
「それにしても、何で紙が破ける人と破けない人がいるんだ? 紙にオーラ防御でも使ってるのか?」
 いや、違うようだ。よく見ると、そんな力を使う様子が見られない。
「皆、同じ条件なら、オーラ防御は使ったらダメだな。精霊様も手出し無用だ。見れば小さい子供も掬えてるんだ。自力で掬ってみせる」
「僕も頑張るよ」
 そういう青鬼に都月も、こくりを頷く。
 ……と、また破れた。
「でも……本当に、本当にこんな紙で金魚を掬えるんだろうか……」
 ちっとも掬えない都月の隣で。
「あっ!!」
 青鬼が1匹、初めて掬えた。
「お兄ちゃん、見て! 一匹だけ、掬えたよ!」
「うん、よかった」
 ちょっぴり複雑な心境だったが、とっても喜ぶ青鬼の手前、不機嫌な気持ちを出すわけにはいかない。

 数時間後、試行錯誤した後、ようやく都月にも、1匹掬うことが出来たのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リゼ・フランメ
この世界のオブリビオンを倒すことができれば、助け出すことが出来るのよね
ある意味では救いがあり、そして、滅びもある、このカクリヨの幻想

さて、まずは助け出した青鬼の、その心までも救わなければね

金魚掬いが苦手というのなら、つきそう形でひとつずつ教えていきましょうか
といっても私も得意ではなくて、同じく、苦手なものが一所に挑むように

揺らがず、焦らず、落ち着いて
自分のペースで楽しむ姿を見せながら
そのほうが楽しいし、すくう、のだからねと

そして、掬った金魚は
何処か、狭い水袋ではなく、広い水の中で生きていけるように探しましょう

嫌いな世界ではなく
好きな世界で生きていけるように



 晴れやかな笑みを浮かべ、リゼは呟く。
「この世界のオブリビオンを倒すことができれば、助け出すことが出来るのよね。ある意味では救いがあり、そして、滅びもある……このカクリヨの幻想」
 賑やかな金魚すくい大会にリゼもそっと、加わる。
「さて、まずは助け出した青鬼の、その心までも救わなければね」
 まずは一匹掬えた青鬼の隣に、リゼがそっと寄り添う。
 とはいっても、実はリゼも金魚すくいはそれほど、得意ではない。
「あ、さっきのおねえちゃん」
「一匹掬えたみたいね」
「でもね、もっと掬いたいの」
 手伝ってくれる? と、首を傾げる青鬼にリゼは笑って、彼の隣に座る。
「揺らがず、焦らず、落ち着いて」
 そう、自分のペースで楽しむ姿を見せながら、リゼは続ける。
「そのほうが楽しいし、すくう、のだからね」
「うん、わかった!!」
 破いてしまったポイを取り替えて、青鬼とリゼは再び、金魚すくいに立ち向かう。
「さあ、どっちが先にすくえるか、競争!」
「負けないよ!」
 焦らず落ち着いて、自分のペースですくう。
 と、二人は同じタイミングで。
「「取った!」」
 2匹目の金魚もすくえて、青鬼の笑顔は、溢れんばかりだ。
「そうだ。狭い水袋じゃなくて、大きな水槽に入れて育てるんだよ」
 こんな感じのと、手頃な取っ手つきの水槽を買ってやって、青鬼にあげた。
「わあ、ありがとう、おねえちゃん!」
 水槽に入った金魚が生き生きと水の中を泳いでいく。
 リゼもすくった一匹の金魚を別の水槽に入れて、持ち歩く。

 ――願わくば、嫌いな世界ではなく、好きな世界で生きていけるように。

大成功 🔵​🔵​🔵​

朧・ユェー
【苺月夜】

ルーシーちゃん、苺ちゃん、二人とも怪我は無いですね?
それでは金魚掬いをしましょうか?

二人とも優勝頑張ってくださいね
沢山取れる掬い方を少し教えましょうか?
おや?青鬼さんもいらっしゃいと手招きして
コツを掴めば上手に取れると思いますよ。

ポイを先に全部濡らしておくと少し強化されます、後は少し泳ぎの遅い金魚を壁際に斜めにポイの端で掬うと良いですよ。

皆さんを見守りつつ参加。
ルーシーちゃんもう少しです、ふふっ良く取れましたねと頭をそっと撫でて
青鬼さんも取れましたか?
おや、苺ちゃんの歌が。とても素敵な声ですね
皆さん楽しめますよ。

二人と笑顔と青鬼さんが喜ぶ顔にこちらも微笑んで
自分が取れた子はプレゼント


ルーシー・ブルーベル
【苺月夜】
お二人ともおつかれさま

青鬼さんなかないで
金魚すくいは初めてだけど
みんなでワイワイしながら遊べば掬えなくてもきっと楽しいわ
ごいっしょしましょう?

優勝できるかは分からないけど、がんばる
ゆぇパパのアドバイスを聞いて
ぬらして、動きのおそい……どのコ?
あの大きいコは……あっ、にげちゃった
さっきはああ言ったけれど少しくやしい

まあ、ゆうどう作戦ね?やってみましょう
苺のしっぽに誘われたコを
やぶれかけのポイに気を付けて
今度こそ……えいっ

とれた!
見て、とれたわ!わあい!
苺とパパのおかげよ

パパはすごい
金魚すくいもお上手なのね!
青鬼さんはどうかしら?
ぽかぽかするお歌をきいたら、きっとだいじょうぶ
がんばって!


歌獣・苺
苺月夜

2人のおかげで全然平気だよ♪

わーい♪金魚すくいだ~!
ルーシー!絶対優勝しようね…!
私が尻尾で餌のフリをするから
誘われた金魚をルーシーが
すくう作戦はどう!?

…あっ。ねぇねぇ鬼さんっ、
さっきはズル?
しちゃってごめんね?
良かったら鬼さんも一緒に
金魚すくいしようよ♪
だいじょーぶ!
そこのお兄さんがコツを教えてくれるし、私もいっぱい取れるおまじないのうた、歌ってあげるね♪

ここに居る金魚さんが
素敵な人たちに出会って
すくわれて、
幸せな時を過ごせますように

ユェくんやルーシー、
旅団のみんなが私を
『絶望』から『幸せ』へと
すくいあげてくれたように

『これは、皆を勝利へ導く詠』

…!やったあ!
取れた取れた!すごーい♪



「お二人ともおつかれさま」
 そう、【苺月夜】の面々を労うのは、ルーシー。
「ルーシーちゃん、苺ちゃん、二人とも怪我は無いですね?」
 それよりもユェーは、二人の怪我があるかないかが心配なようだ。
「2人のおかげで、全然平気だよ♪」
 苺がそう元気よく笑顔で答える。ルーシーも問題ないと言わんばかりに頷いてみせると、ユェーも安心した様子。
「それでは、金魚掬いをしましょうか?」
 そのユェーのかけ声で、彼らもまた、金魚すくい大会へと歩みを進める。

 と、金魚の水槽を片手に笑顔な青鬼を、ルーシーが見つける。
「金魚すくいは初めてだけど、みんなでワイワイしながら遊べば掬えなくてもきっと楽しいわ。ごいっしょしましょう?」
「え? で、でも……」
 言いよどむ青鬼に、苺も声を掛けた。
「……あっ、ねぇねぇ鬼さんっ。さっきはズル? しちゃってごめんね。良かったら、鬼さんも一緒に金魚すくいしようよ♪」
 苺はさらに続ける。
「だいじょーぶ! そこのお兄さんがコツを教えてくれるし、私もいっぱい取れるおまじないのうた、歌ってあげる♪」
「おまじないの歌?」
 苺のその言葉に青鬼は興味を示した。
 それを見逃さないよう、苺は心を込めて歌を歌う。

 ――ここに居る金魚さんが、素敵な人たちに出会って、すくわれて、幸せな時を過ごせますように。
 ――ユェくんやルーシー、旅団のみんなが私を、『絶望』から『幸せ』へとすくいあげてくれたように。

『これは、皆を勝利へ導く詠』

 ここに居る3人や青鬼だけではなく、その歌を聴いていた者達全てに、何があっても最後まで諦めない感情を与える。それが、苺の歌の力だった。

 それだけではない。
「沢山取れる掬い方を少し教えましょうか?」
 おや、青鬼さんもいらっしゃいと手招きして、今度はユェーが。
「コツを掴めば上手に取れると思いますよ。こうして、ポイを先に全部濡らしておくと少し強化されます。後は、少し泳ぎの遅い金魚を壁際に、斜めにポイの端で掬うと良いですよ」
 青鬼はその言葉をしっかり真面目に聞いて、初心者用のコーナーでさっそく試している様子。
「わーい♪ 金魚すくいだ~! ルーシー、絶対優勝しようね……!」
 苺が興奮気味にそう、ルーシーに声を掛けると。
「優勝できるかは分からないけど、がんばる」
 ルーシーもヤル気になっているようだ。さっそく、ルーシーも先ほど聞いたユェーのアドバイスを頼りに……。
「ぬらして、動きのおそい……どのコ? あの大きいコは……あっ、にげちゃった。さっきは、ああ言ったけれど、少しくやしい」
 それを見かねて、苺がこう提案してくる。
「私が尻尾で餌のフリをするから、誘われた金魚をルーシーが掬う作戦はどう!?」
「まあ、ゆうどう作戦ね? やってみましょう」
 苺のしっぽに誘われたコを、ルーシーが、やぶれかけのポイに気を付けて……。
「今度こそ……えいっ」
 勢いよく、ぽちゃんという音と共に。
「とれた! 見て、とれたわ! わあい! 苺とパパのおかげよ」
「……! やったあ! 取れた取れた! すごーい♪」
 嬉しそうに可愛らしい赤い色の金魚がお椀に入ったのを、ルーシーは嬉しそうに苺達へと見せていく。苺も一緒に喜んでいるようだ。
「ふふっ、良く取れましたね」
 ユェーがルーシーの頭をそっと撫でて、青鬼に気付いた。
「青鬼さんも取れましたか?」
「うん! たくさんじゃないけど、これで5匹になったよ!」
 今までで1番楽しい金魚すくい大会だと、笑顔で青鬼は教えてくれた。
「ぽかぽかするお歌をきいたから、だいじょうぶだったのよ」
「うん、いつも以上に頑張れたよ! でも……ちょっと疲れちゃった」
 青鬼はここでギブアップのようだ。
 だが、ユェーとルーシー、苺達は、まだまだヤル気である。
 その後も頑張り続け、ルーシーは34匹、苺は85匹。
 そして、ユェーはというと。
「143匹ですっ!!」
 ダントツの1位をもぎ取っていった。
「ちょっと多く取ってしまいましたね」
 ユェーは、取った金魚を青鬼とルーシー、苺にもプレゼントして、満足げな笑みを見せる。
「今日は良い思い出になりました」
 そう笑顔で言うユェーに、周りにいた皆もまた、笑顔で頷いたのだった。

 こうして、楽しい金魚すくい大会が幕を下ろした。
 カタストロフも回避し、無事に大会が行えたこと、そして、その猟兵達が優勝したことに、妖怪達は英雄のように彼らのことを語るのだが……それはまた、別の話。
 まずは、こうして無事に楽しめたことに喜ぶとしよう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年07月19日
宿敵 『『縊鬼』繰々里』 を撃破!


挿絵イラスト