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カクリヨヤバイ

#カクリヨファンタズム

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#カクリヨファンタズム


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●どのくらいヤバいかっていうと、アレがアレするぐらいヤバい
「女将さん、次の料理運んで」
「女将さん、お客様が……」
「女将さん、あの部屋って掃除終わってる?」
 カクリヨファンタズムに存在する、妖怪たちの温泉郷『遊楽亭』。日々忙しなく働く妖怪たちが、来訪した客たちをもてなすために日々奮闘している……のだが。
 女将、と呼ばれた美貌の女妖怪が、従業員たちに隠れて肩を落とす。
「……経費管理、お客様のおもてなし、従業員の教育……組合にも挨拶にいかないと……」
 ぶつぶつ、と日々の労働の愚痴を小さく繰り返していた。何かあれば従業員たちに呼ばれる始末。流石に、ストレスも尋常ではない。
 そして、その一言が問題だった。

「……もうみんな、何もかも考えなく過ごせればいいのに」

 その一言で、世界は変貌する。

●いやマジで。カクリヨの世界がヤバい。いやマジで
「……またこの世界に戻ってくるなんて、思わなかったわ」
 はぁ、と無表情のまま、幽世からの来訪者、万象・穹(境界の白鴉・f23857)がため息をついた。
「カクリヨファンタズム、新しく発見されて間もない世界なんだけど、この世界、頻繁にカタストロフが起こっているの。……というより、カタストロフに近いこと、って言った方が良いかもしれないわね」
 今回カクリヨファンタズムで発生した事件は、『概念の喪失』だ。
「今現在、カクリヨファンタズムで、ある概念が失われているの」
 はて、と集った猟兵たちが首を傾げる。なにやら、あまり言いたくないことのようだ。
 意を決して、穹が口を開いた。

「……あのね……『語彙力』が失われてるの」

 なんですと、とばかりに口をあんぐりと開ける猟兵たち。当然の反応であった。
「……『語彙力』が失われたカクリヨファンタズムは、語彙力なき『低知能の世界』へと変貌しているわ。猟兵たちもその影響を受けてしまう。多分、主語が『アレ』とか『ソレ』とかになったり、難しい言葉も『ヤバい』とかになっちゃうかもしれないのよ……」
 更に穹が付け加えるには、『あまりにも複雑な力を持つユーベルコードが弱体化』してしまうらしい。迷惑。
「今回、こんなことをしたオブリビオンは、カクリヨファンタズムにある温泉宿『遊楽亭』の女将よ。仕事に疲れちゃって、そこを骸魂に狙われちゃったみたい」
 現在、女将は『リヴァイアサン天女』というオブリビオンに姿を変えている。このまま状況が悪化すれば、間違いなくカクリヨファンタズムはカタストロフを迎えるだろう。
「まずは、旅館内にいる骸魂に呑まれた従業員たちを救わないといけないの。それが終わったら、女将を助けてあげて」
 それと、と穹が付け加える。
「旅館内にいる妖怪たちの救出が終わったら、温泉宿を堪能していいわ。卓球バトルとかマッサージとか……温泉に入ってまったりすることもできるわよ」
 周囲に白鴉の鴉羽が舞い踊る。転移の輝きに包まれた猟兵たち……だが、嫌な予感とばかりに表情が固い。
「……みんなを救ったら、語彙力も戻ってくるから、頑張ってね」
 そう小さく付け加えた。


夕陽
 わーい!たーのしー!カクリヨファンタズムすごーい!
 ……という感じなシナリオとなっております。
 OPをご覧頂きありがとうございます。初めましての方は初めまして、すでにお会いしている方はこんにちはこんばんは、夕陽です。
 今回のシナリオはカクリヨファンタズム、『語彙力』の失われた幽世を救うシナリオとなります。

 【警告】この依頼はネタ依頼です。語彙力が失われている関係上、キャラクター崩壊の可能性があります。

 というわけで、以下補足です。

 ルールとして、猟兵もまた『語彙力喪失』の影響を受けます。主語が『アレ、ソレ』になり、難しい言葉はご法度。全部『ヤバい』系の言葉になります。(その他、語彙力喪失のアドリブ、をプレイングに書いて頂いて構いません)
 また、『複雑な文章を持つユーベルコード』が弱体化します。プレイングボーナスが発生しない、と考えて下さい。

 プレイングにつきましては、技能の使用等で難しい言葉を使用するのは問題ありません。プレイングそのものが語彙力を失っても勿論問題ありません。語彙力が失われていない場合はこちら側で勝手に語彙力を喪失させます。(鬼畜)

 第1章では、骸魂に呑まれてしまった旅館内の従業員を救います。敵オブリビオンも語彙力が喪失しています。救ってあげましょう。
 第2章では、元凶、『リヴァイアサン天女』との戦いです。同様に語彙力が喪失しています。かなり残念な美人になっているかと思われます。救ってあげましょう。
 第3章では、通常の日常が戻ってきます。語彙力も元に戻るので、温泉宿でゆったり寛いでもらって構いません。

 第1章断章記載後に、プレイングの募集を開始致します。
 それでは、皆様のプレイングお待ちしております!
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第1章 集団戦 『狐魅命婦』

POW   :    神隠しの天気雨
【にわか雨】を降らせる事で、戦場全体が【視覚を惑わせるあかやしの森】と同じ環境に変化する。[視覚を惑わせるあかやしの森]に適応した者の行動成功率が上昇する。
SPD   :    フォックスファイアフィーバー
対象の攻撃を軽減する【九本の尾を持つ黒狐】に変身しつつ、【無数の青い炎の弾幕】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    天狐覚醒
【神のごとき神通力】に覚醒して【九本の尾を持つ白狐】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●※骸魂に取り憑かれた従業員たちを元に戻してください
 温泉宿内部に転移をした猟兵たちが見たのは、それはもう色々とアレになっている妖怪たちの姿だった。
「あ、なんか光がぶわーってなってしゅぱって来る人がきたー!」
「ここは……えーと……とりあえず殴る!」
 考えるのをやめた。
「雨ばーって降らしたり、炎をぶわーってしたり、むんってしてぶばーってする感じでいきます!」
 マジヤバイ。
 とりあえず、猟兵たちが武器を手に取る。武器をぶんぶんして骸の海からぶわーっと来ているヤバい奴らから働いてる妖怪たちをぽんっと元に戻さないといけないからだ。

「えーと……ねーねーこれどうやって使うの?」
「ほらアレだよアレ。アレをコレしてソレすればぶわーって」
「あ、なるほどね!じゃあやっちゃおー!」

 おー。
メルステラ・セレスティアラ
女将さん……!
聞けば聞くほど涙が出てくる話ね
うう、かなしい
でもこの惨状を放っておくわけにはいかない

そのためにはあれをそれするのよ
ほら、わかるでしょう?
ヤバヤバな状態のあの集団にあれをふわーって、ね
……自分でもなに言っているのか良くわからなくなってきたけれど、とにかくみんなおやすみなさい

【先制攻撃】で先に殴っておけばおーけー?
【浄化】の力を乗せた夜色の花をふわーって、ね
ふふ、綺麗な花でしょう
もうおやすみの時間ですよ
ほら、さっさとねんねして
眠らない悪い子にはあれこれそれでお仕置しちゃいますよ

☆ネタ大歓迎です



●ねんね(物理)
「女将さん……!聞けば聞くほど涙がだばーって。うう、かなしい。かなしみがつよいわ……」
 茶色い髪をふぁさっとさせながら、メルステラ・セレスティアラ(夢結星・f28228)は旅館入り口でよよよ、と泣いた。エモい。エモいったらエモい。
 今まで色々な所をふらふらしていたメルステラにも、ちょっと同情できるとこはありよりのあり。
「でもこのヤバヤバなのを放っておくわけにはいかない!」
 放っておくとカクリヨのヤバみが抜きん出て世界がヤバい。はやめになんとかしないと世界がズゥゥゥゥゥンってなる。やらなくちゃ。
「そのためにはあれをそれするのよ」
「あれってなに?」
「わかんないー」
「いやほら、わかるでしょう?ヤバヤバな状態のこの集団にあれをふわーって、ね?」
 分からない。語彙力が死亡中。
「よーし、じゃあなんか全身からぶわーってして尻尾がぶわーってなっちゃうやつしちゃうかr」
「ぜつゆる!」
 超スピード。一体どこからそんなしゅぱっと移動できるのかわかんないぐらいの腹パン。ぐえってオブリビオンがぷるぷるしてる。男女平等腹パン。かわいそう。
「はいだめ!そういうなんかぶわーってしちゃうやつしちゃだめよ!ねんねよ。ねんねするのよ!だいじょうぶ、次は痛くないから!はい、寢る!今すぐ寢る!自分でもなに言っているのか良くわからなくなってきたけれど、とにかくみんなおやすみなさい!」
 ゴリ押し。なんかメルステラの周囲から夜の空みたいなすごい花びらがふわふわし始めた。オブリビオンたちがスヤァし始めてる。すごい。
「ふふ、綺麗な花でしょう。もうおやすみの時間ですよ。ほら、さっさとねんねして

「いや……私まだねんねしたくないm」
「眠らない悪い子にはあれこれそれでお仕置しちゃいますよ?」
「(スヤァ)」
 こわいから寢るフリをしはじめたオブリビオンもいるっぽい。結果オーライ。
 とりあえず、スヤァしたオブリビオンから骸魂がふわぁってなって飛んでいった。それをまたオブリビオン平等腹パンで退治するメルステラ。つよい。やはり図書館の司書はなんでもできてこそである。腹パンできる司書?知りません。

大成功 🔵​🔵​🔵​

神奈木・璃玖
連携アドリブ歓迎

商人にとって、『言葉』というものは交渉する際に必ず使うものですからとても大切なのですよ
それが無くなる、というよりも貧弱になるのは如何ともし難いですね
これは対価がどうの、という話ではなく我々の生存がかかっていますから由々しき次第なわけですよ
あれ、これ思考内の語彙力も失われているるのでしょうか?
さすがにそれはないとは思いたいですが、それだとしたらかなりヤバくないです?

選択UCの狐火たちで攻撃です
さあ、アレ(敵)をソレ(攻撃)してヤバい感じにしちゃいましょう!
アレとかソレとかコレとか何言ってるか自分でも分からなくなってきました
やはり伝えるための言葉は大切ってことですね



●商人ぢから
 商人にとって、言葉というものは交渉する際に必ず使うものである。つまり超スーパーめっちゃ大切なものなのだ。
 ヤバさが有頂天なカクリヨなう。言葉がヌォーなことになっているというのは、商人にとってはマジ卍な話なのである。
 つまり、神奈木・璃玖(九尾の商人・f27840)の商人ライフがかかっているのだ。このまま放置すれば、商人としてのギブアンドテイクができなくなってしまう。いや、どちらかというとテイクアンドテイクでよろ、っていう感じなのだが、それしちゃうと色々なところから目つけられるからちょっとやめとこーって感じです。
「思考さえも影響を受けている!!!!!」
 璃玖、超ハイパーボイス。今までおよそ200文字ぐらいで説明した内容全ての語彙力が喪失している。かなしみ。かろうじて影響とかいう難しい言葉だけ言えたのえらい。
「いやいや、ヤバみがつよい。ギブアンドテイクとかそんな話じゃなくなってしまいますよ!?ギブアンドギブみたいな『え、いいの?わーい!』みたいなことになっちゃうじゃないですか?ジョークの圧がつよい。カクリヨヤバい……」
 旅館内でぼーっと立ち尽くす尻尾フサフサな商人の姿。帰ってきて。
「ねー。お兄さんだいじょうぶ?」
「わたしたちとフレンドな気配するー。旅館内で狐さんたちとあくしゅー」
「はいはいあくしゅ……ではなくて!?さ、さっさとぶわってして元に戻さないと……!」
 こんこんファイアがぼっ、ってなった。合計50この熱々ボールがぶわーって飛んでいく。フレンドな感じで握手を求めてきたオブリビオンが火にぼーってなってる。ひどい。
「さあ、アレをソレしてヤバい感じにしちゃいましょう!はい、尻尾ぶわってしてぐわーってやるのダメです!ダメダメのダメ!ダメのダメダメなのでダメなことはこっちでダメしちゃいますよ!」
 とにかくダメ。やっちゃダメ。
 とりあえず火でぶわーってしたら目をバッテン印にした従業員たちが元に戻ってきた。商人WIN。
「……後でこの人たちともなかよしできたら良いんですけどね。……やはり伝えるための言葉は大切ってことですね」
 商人パゥワーは健在であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

霑国・永一
●アドリブ・共闘、共に可

うわぁ、これ絶対アレな奴だよ、アレ。地味にヤバい奴。おっともう俺まで言葉がアレなことになってるなぁ。こういうのは元々アレな俺の別のやつにやらせたい。(脳内で語彙の無い抗議する戦闘狂人格の方)

とりあえずなんか凄い良い感じの狐たちが炎をぶわーってきたら、この凄いダガーでスゥゥゥっと受け止めようかなぁ。
そうしたらそのダガーのなんか凄い力で炎をぶわーし返しまくる感じの。
それでまぁ狐たちの命がヤバくならない程度にぶわーしまくって、なんかこう……色々終わるまで、あーーーおやすみ。(暴力で寝て貰う)



●語彙力から逃れる方法:暴力
「うわぁ、これ絶対アレな奴だよ、アレ。地味にヤバい奴」
 宿の中でオブリビオンと化した妖怪たちがこんにちはーしている光景。霑国・永一(盗みの名SAN値・f01542)は、フードをこれでもかってぐらい深く被ってめちゃくちゃナイーブな感じになっている。残当。
「おっともう俺まで言葉がアレなことになってるなぁ」
「またぶわーってなってしゅたって現れたよー!」
「むりー!お客さんおひとりさまー!あ、あいてるおへやないからろうかでどうぞー」
 なんかひどいこと言われてる。おもてなししてください。
「いやまあ世界がヤバくなってるのが終わったらいろいろと楽しませてもらうけどさ……こういうのは元々アレな俺の別のやつにやらせたい」
(「ちょっと待て。おいやめろ。早まるんじゃねぇ。俺様がドドンとどったんばったんしたところで何の意味もないだろ!?アレなことはソレにさせてもらうから、目の前のオブリビオンはお前がアレしてコレしろよ!?いいな!?」)
 頭の中で語彙力喪失している別人格。めちゃくちゃかわいそう。かなしいけどこれ、世界の終わり真っ只中です。
 はぁ、と息を吐く。おはなし終了。結局ダメでした。人格チェンジ。
「いやだったらおかえりくださいませおきゃくさまー!」
 おきゃくさまに対して炎を放つ従業員たち。だからおもてなしの心はどうした。
「ったくよぉ!?ああもういい、炎がぶわーってするやつだろ!?じゃこれで終わりだ終わり!」
 ぶわーってきた炎がなんかダガーに当たったらスゥゥゥゥってして消えた。すごい力発動。きらりん☆と光ったダガーから、なんか炎がぶわーってした。やっぱりすごい力はすごい。
「あついー」
「やだーあついのやだー!」
「どうだ!!自分の炎がぶわーってするやつでちりちりする感覚はよ!」
 お遊戯会かな?という感じのテンション。わーわーと逃げ惑うオブリビオンたち、鬼ごっこでした。
 通路にダッシュしていったオブリビオンたちの背中をじーっと見つめていた裏人格がダガーを降ろす。めちゃくちゃ悲しそうな背中。
「おい、終わったからもう帰らせろ。口から良くないものが次から次へと―――おい?」
(「zzz……」)
「すやすやしてんじゃねぇよ!?」
 言い訳:眠みがヤバかったから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

煙晶・リリー
カクリヨヤバい。何がヤバいってこう、カタストロフがすごい起きる
超ヤバい。意味分かんない

よし、ここは私のエネルギーをぶおーってしてギュイーンってしたのをドーンってする新技の出番!
【指定UC使用】
えー、ドーンってするのは‥‥黒い、なんかこうアレが‥
しゅう‥‥えん?を、言う?のは、アレ、
‥‥なんだろ。こう、長かったらいい感じになる感じのアレなのに
なんか、アレ、いい感じで出てこない

‥‥うぉおおお!ぐぉおおおん!リリーは力をぐーんってした!
どかーんばきーん!どーん!!すごいビィーーーム!!!

‥‥ふっ。いい感じのやつがどーんってなった。
超やばーい。いぇーい!!


宇宙空間対応型・普通乗用車
なにこれヤベェ!カワイイおんなのこがいっぱいじゃん!うれしみじゃん!
けどオブリビオンだからボコボコにしないとじゃん…かなしみじゃん…
かなしみだけど、なんかせかいがヤベェらしいし!しょうがねぇからオレはやるぜ!

とりあえず【なんかめっちゃはやいタックル】でボコボコにするぜ!
さきにやるぜ!はやくやるぜ!とにかくやるぜ!
んん?なんかくろくなった?ほのおがボーボーいっててヤベェかんじ?
…しらねー!つっこむ!もえたらそのままアツアツでつっこむ!
アイツらはアツアツのオレにぶつかってヤバイ!でもオレはくるまだからへいき!
くるまはすげぇんだぜ!わかったかこのヤロー!
…いややっぱあちぃ!つれぇ!ヤベェ!



●とりあえず猟兵もヤバい
「ヤバいよな。カクリヨ」
「わかる。カクリヨヤバい」
「カワイイおんなのこがいっぱいじゃん?うれしみじゃん?」
「それも確かにヤバいかも。でもそれ以上に何がヤバいってこう、カタストロフがすごい起きる」
「わかる。ヤバいじゃん」
「超ヤバい。意味分かんない」
 旅館の中のながーい廊下で宇宙空間対応型・普通乗用車(スペースセダン・f27614)のボンネットに手を置いてかっこいいポーズシチュを演出している煙晶・リリー(クール・スモーキー・ガール・f21371)。さすがにシュールすぎる。でもそれがいい。
「わー!逃げてきたらこっちにはてかーってなってしゅばって登場する人たちがいる!」
「え、でもかっこいい!なにあれ!かっこいい!なにあれ!」
「かわいい女の子いっぱいやっほーじゃん!けどオブリビオンだからボコボコにしないとじゃん…かなしみじゃん…」
「よし、ここは私のエネルギーをぶおーってしてギュイーンってしたのをドーンする新技の出番!」
「え、マジじゃん?じゃあどうぞどうぞ」
「え、あ、いや、そちらこそどうぞどうぞ」
「え、いいの?じゃあオレするじゃん」
「じ、じゃあ私も」
「じゃあ私もー!」
「「どうぞどうぞ」」
「よしー!コンコンなぼわっとするやつそぉーい!」
 オブリビオンの先制攻撃。どうしてこうなった。廊下から火がぼわーってくる。ヤバい。多分当たったらやけど。いや、やけどっていうよりももっと痛い。死んじゃう。
「いや!さきにやるぜ!はやくやるぜ!とにかくやるぜ!ってなんかくろくなったじゃん!?ほのおがボーボーいっててヤベェかんじ?」
「私たちのほのおぼーぼーをくらうといいのですー!」
 ヤバい。廊下がほのおでぼーぼーしてる。ヤバい。
「…しらねー!つっこむ!オレくるまだからへいき!ひゃっはー!滑走路展開車体固定射角調整風力測定磁力充填重力演算その他諸々影響確認射角補正車体解ほうs語彙力飛んでる状態で長台詞はキツイぞチキショー!!!!!!!!!!」
 ほのおがぼーぼーしてるところに突っ込むイケメン乗用車。いっぱんつうかで乗用車一台が旅館内通路を通過します。ご注意下さい。1秒でそれは言えない。
 ムリでした。避けられない。一本道。ムリ。
 UDCアースなせかいだったら即職質タイーホものである。でもここカクリヨ。セーフ。
厳密にはセーフでもなんでもない。でも大丈夫、猟兵だから。
 あれー、とばかりにずばーんされるオブリビオンたち。骸魂がさよなら。バッテンの目でばたんきゅーした妖怪たちをうまい感じに自分のボンネットの上にライドインさせる普通乗用車。さすが猟兵。
「くるまはすげぇんだぜ!わかったかこのヤロー!」
「やだ……カッコイイ……」
 オブリビオンがベタぼれである。これだからインテリジェンスカーは困る。さすがの魅力。
「…いややっぱあちぃ!つれぇ!ヤベェ!」
 でもボーボーしてるやつには結局弱い。タイヤ溶ける。
 後ろから何かリリーの圧を感じたので、別の通路におさらばする普通乗用車。危険なアレをきゅぴーんしてスッと避ける力も最高な普通乗用車!さす車。
「わー!なんかまだいるしゅぱってする人がなんかしようとしてるー!」
「すとっぷー!宿をぼこぼこするのやめてー!」
 従業員の心、未だに在りよりの在り。でもムリ。止められません。
「えー、ドーンってするのは……黒い、なんかこうアレが…しゅう……えん?を、言う?のは、アレ……?」
 長い!!設定されたユーベルコード詠唱が長い!!!これはキツイ!語彙力がヤバくなってるところでこの長台詞はヤバい!!
「う、うぉぉおおおお……!うぉおおお!ぐぉおおおん!リリーは力をぐーんってした!」
 リリー の こうげき が あがった!▼
「どかーんばきーん!どーん!!すごいビィーーーム!!!」
 開き直った。リリーの手からなんかぎゅいーんってする感じの光がぎゅぽん!ってなった後にしゅごごごごごごごごってなってしゅばーって通路の先までズドドドドドドドドドド!!ってなった!!すごい!!!オブリビオンが一瞬でばたんきゅーした!!ヤバい!!
「……ふっ。いい感じのやつがどーんってなった」
ろうかがぷすぷすしてる。ヤバい。弁償金ヤバい。
「超やばーい。いぇーい!!」
「いぇーい!!だけどオレはこれ関係ないかんな!?ちょっとタイヤの跡つけたぐらいだからな!?」
 必死の弁明ですが、当事者ですはい。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ルルチェリア・グレイブキーパー
※おまかせにアレするやつおっけー!

アレにのまれてヤバくなったはたらく人たちをアレしに来たのよ!

とりあえず【骨の犬呼ぶやつ】でクルーガー呼んで、
乗ってばーんとぶつかる!
いっぱいぶつかったら、きっとアレもなんとかなるはず!
アレのしっぽがいっぱい増えて黒くなって、
青い炎でぶわーってして来ても、
≪なんか勘とか≫でクルーガーによけさせる。

はたらく人たちをヤバいことにはさせないわ!
私がぜったいアレしてみせる!


茜崎・トヲル
心境
こいつあやべーぜ! ってかあれだよね、このカクリヨファンタズムって世界がもうやばいよね。本日のおすすめカタストロフ~シェフのおまかせコース~って感じだもん。毎日やばば。温泉のためにがんばるぞー!

行動
敵のしっぽが増えたことにおどろくなー。そんで攻撃を防御しないで受ける。当たってるのはわかるけど痛みは感じないんだー(激痛耐性)でもケガはケガだからズタボロになるじゃん。だからこのケガぜーんぶ、見える相手にあげよう! ケガを移すってだけだし、むずかしくないよね?
おれはハンマーぶんぶん丸して暴れるしー、ケガは返す! これでたくさん戦えるぜ!(継戦能力 限界突破)



●とにかくヤバいからドーンってする!
「こいつあやべーぜ!ってかあれだよね、このカクリヨファンタズムって世界がもうやばいよね」
「ヤバみが強すぎるわ!アレにのまれてヤバくなったはたらく人たちをアレしに来たのだけど、アレがアレになってるから自分でも何言ってるかアレなのよ!」
「うわーほんともうヤバいね。本日のおすすめカタストロフ~シェフのおまかせコース~って感じだもん。毎日やばば」
 茜崎・トヲル(白雉・f18631)とルルチェリア・グレイブキーパー(墓守のルル・f09202)がぎゃあぎゃあ騒いでいた。うるさみが強い。でもやっぱりきゅぴーんってなってしゅたって着地したからカッコいい。
 やっぱり言葉がすぽーんってなって世界がヤバい。シャレにならない。ヤバい。
「でも温泉のためにがんばるぞー!」
 でもエンジョイすることは忘れない。ヤバい。いや、なんか方向性がヤバいとかってわけじゃなくて、ポジティブ的な方向でヤバい。でもすばら。
 というわけで、ながーい廊下にはたらくオブリビオンがどたどたと集まってきました。ヤバい。
「うわー!まだまだいっぱいぶわーってなってしゅぱって来る人が!」
「だいじょぶ!しっぽをぶわってしてあおいぶわーってするやつをぽんぽんしちゃうからー!」
 はらたく人たちがたくさんあつまって、たくさんの青いぼーぼーするやつが向かってくる。ヤバい。でもそんなんじゃびっくりしないしざわざわしない。よゆー。
「なにあれすごい!しっぽがぶわってなった!」
 ごめん、びっくりしてた。
「とりあえず私のわんわん呼んじゃう?わんわんしちゃう?」
「いーや、ここはあえてライフで受ける!!」
 それはちがうやつ。
 でも『大!!!』って感じでルルチェリアの前にしゅたってしたトヲルがぼーぼーするやつを全部受け止めました。つよい。ぷすぷすいってる。
「わー!全部受け止めてる!」
「ねーねーどんな気持ち?いたいー?いたいのいたいのとんでけ?」
「当たってるのはわかるけど痛みは感じないんだー」
 でもいたそう。ルルチェリアがちらっとぷすぷすしてるところをΣ(゚Д゚)って感じで見つめてる。察して。
「うわーお兄さんつよい。つよいよー。じゃあそっちのケモケモしてる人にぶわーってしちゃうもんねー!」
 もっかいぶわーってくる。だけどよゆう。ルルチェリアが骨でできたわんわん(みたいなやつ)『クルーガー』をかもん!ってした。カッコいい。そしてどすんって感じで乗った。カッコいい。
「はいむりー!わんわんに乗ったから効きませんー!」
「えー!ずる!ずるじゃん!ずる!」
「ずるじゃないもん!クルーガーはつよいからずるじゃないもーん!」
 ずるじゃないです。
「はたらく人たちをヤバいことにはさせないわ!私がぜったいアレしてみせる!」
 っていいながらわんわん全力アタック。多分相当痛い。ゴリゴリして痛い。
 って言ってたらトヲルもなんかしてた。きゅぴーんってすごい力発動してた。
「ズタボロになるし、このケガぜーんぶ見える相手にあげちゃう!はいどぞー!」
「うわー!!なんかぷすぷすしてる!ヤバいー!」
「いたいよーいたいのいたいのとんでけー!」
 とびません。いたいのとびません。とんでもまた返ってくるからムリ。
 トヲルが自分のぶんぶんできるハンマーを持ってぶんぶん丸しはじめた。ヤバい。さっきまでゴリゴリして痛かったはたらく人たちがどずんって感じで壁にあべしした。いたかったらしく目をぐるぐる回してる。
 わーって感じで他のはたらく人たちは逃げ出した!ドロン!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

蛇塚・レモン
【幽世】
草野のおにーさんっ!
ルリララさん達っ!
従業員さん達をぶっ飛ばして助けちゃおうっ!
うぇーいっ、とりまガンガン行っちゃうよ~っ!

UC発動させて、とにかく蛇腹剣と鋒先神楽鈴を踊りながら振り回すっ!
すると憑依した蛇神様の神通力で衝撃波が自動で発生っ!
うぇーい!とパリピ風に騒ぎながら、仲間と一緒に敵を吹っ飛ばすよっ!
(念動力+衝撃波+爆撃+乱れ撃ち+なぎ払い+2回攻撃+範囲攻撃+貫通攻撃)
敵の攻撃もリームーのメーダーでブロるからマジで!
(オーラ防御)
お神楽を踊ってたら、テンション上がって空を飛んじゃうっ!
(念動力+空中浮遊+空中戦)
多分、超ノリノリだから、敵も見惚れちゃうかもっ?
(催眠術+誘惑)


ルリララ・ウェイバース
【幽世】の皆と行動

互いに姉妹と認識する四重人格
主人格で末妹のルリララ以外序列なし

『言葉が使えなくなるのは、地味にヤバイわね』
『ルリ、既にヤベェぞ』
『そんなに大変?バーンと行っちゃえば良いんでしょ♪』
「ララ姉、頼んだぞ」

人格をララに交代
「いっくよ~♪エレメンタル・ファンタジア♪アッチにピカピカでグルグルだよ♪」(雷の竜巻だと精霊に伝えてる)
皆を巻き込まない様に気を付けたいけど、危なくなったら、逃げてくれるよね♪

『元々、精霊には大雑把なニュアンスしか伝わらねぇけど、ヤベェな』
(大雑把に伝わるので、暴走しやすい認識。普段はリラは延焼を気にして、ルリ、ルリララも性格的に制御しようとする方向で気を使う)


草野・千秋
ウェーイ!(合言葉)
ぼ、僕ウェイするキャラではないはずなのに……
はずかしい(でもやる)
多重人格者さんのおふたり、ノリノリのノリですね!?
僕もサイボーグとして負けてられません!
……何をもって勝ち負けなんでしょう
僕にはオヤジギャグを発するしか出来ないのか

UCでなんかこうドカーンとしたやつをお見舞いします
こうイカにもタコにも機械種族の武装っぽいやつです!
ドカーンボカーン!
そしてスナイパー、2回攻撃、範囲攻撃
レディおふたりがおられるのでおふたりへの攻撃は
鋼鉄でカッチカッチの僕がかばう、ですよ
攻撃は激痛耐性、盾受けで耐え忍ぎます
盾受け……受け(何かを想像してふるふる首を振り)



●団体3名様ご案内ですが旅館内から悲鳴が聞こえる
「草野のおにーさんっ!ルリララさん達っ!はたらく人達をぶっ飛ばして助けちゃおうっ!うぇーいっ!」
「うぇーい!言葉が使えなくなっても問題なし♪」
「ウェーイ!」
 ウェーイ!とハイタッチする3人、きんぴかな髪をふぁさってするのは蛇塚・レモン(白き蛇神オロチヒメの黄金に輝く愛娘・f05152)だ。うぇーいするとテンションあげあげ。よき。
 そしてそれにハイになるのは、ルリララ・ウェイバース(スパイラルホーン・f01510)のおねーさん、ララがうぇーいって感じでテンションをアゲに(´∀`∩)↑age↑している。よき。
 だめおしのウェーイはがっしょんがっしょんするやつをつけた草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)だった。ちょっと地味メンな感じなのにうぇーいしちゃうのは予想GUY。
「……ぼ、僕ウェイするキャラではないはずなのに……」
 違った。だいたいカクリヨのせい。涙拭いて。
「っていうか多重人格者さんのおふたり、ノリノリのノリですね!?」
「もち!どんどん助けて温泉にざっぱーんするまでドンドコいっちゃうからねっ!」
「私に任せれば、なんかヤバいことになってるヤバヤバな人たちなんてちょちょいのちょいだよ♪」
「……ぼ、僕もサイボーグとして負けてられません!」
 ぐっ!って感じで手をぐってする千秋。ちょっとだけシーンとした。だらだらと冷や汗ヤバい。
「……何をもって勝ち負けなんでしょう」
 分からない。いま自分がなにをぺらぺらしてるのかまったくイミフ。ヤバい。カクリヨに一番ずぶずぶしてる。ヤバい。
「うわーこっちにもきゅぴーんってしてぺかーって感じで来る人たちがいるよー!」
「よーし!じゃあこっちもぶわってしてぶわーって感じのやつやるよー!」
 はたらく人達が、なんか分からないけどしっぽをぶわぁってした。なんかくる。ヤバい。でもやっぱりよゆー。
『言葉が使えなくなるのは、地味にヤバイわね』
『ルリ、既にヤベェぞ』
『そんなに大変?バーンと行っちゃえば良いんでしょ♪』
「ララ姉、頼んだぞ」
「はーい!」
 おねーさんたちとふむふむしているルリララ、っていうかララがなんか手をしゅってすると、そこからぎゅるんぎゅるん風がぶおおおおああああああって感じでむわってなった。
「いっくよ~♪なんかいろいろとぶわってするやつ♪アッチにピカピカでグルグルだよ♪」
 なんかモワッてなったやつが通路をぎゅうううううんってやるとバチバチって感じでゴオオオオオオオオってなる。ヤバい。また旅館の修理費用がヤバい。でもはたらく人たちをヘルプするには必要なこと。仕方ない。
 家の中で台風がグルングルンし始めるのはさすがにヤバい。精霊もなんか「あ、こんな感じでいいっすか?」みたいなアバウト感覚なので仕方ない。
「よし、それなら僕もぶわあああああってやっちゃいますよ!」
 千秋がそれに続いて自分の体のがっしょんがっしょんするところからイカにもタコにも機械種族の武装っぽいやつをドカーンボカーンし始めた。キラキラ光るお宿の星よ。オブリビオンがあぼーんでどかーんな感じになってるけど、それ以上に旅館がヤバい。たすけて。
「あたいもあたいもっ!よーしいっくよっ!」
 なんかレモンの体がぶわーってキラキラって感じになった。なんかシャンシャンしてたりしそうな感じだけど、ぶるんぶるんって感じでのびーる武器がぶぉん!ってなったらなんか通過がざしゅざしゅってなってオブリビオンがどんどんあーれーしていく。待って。旅館ヤバいやめて。
「「「うぇーい!」」」
 うぇーい。オブリビオンがキラキラ光ったりバチバチのぎゅるんぎゅるんしたりズバズバしたりする攻撃でどんどんばたんきゅーしていく。でも待って。旅館がヤバい。
 レモンのパーリーピーポー感はもう、「あ、なるなるーそういうアゲアゲな感じね?」って感じで他2人にも伝わった模様。軽快なBGM流れそう。
 んでもってレモンがふわってした。テンションMAX。敵も見惚れ―――
「……」
 ムリ。もうなんか色々なあぼーんなやつ受けてチーンって感じ。目がバッテン。
あ、でも最後の最後でオブリビオンの1人が炎をぶわってしてきた。でもよゆう。千秋が2人の前に立ちはだかって手を「✕」って感じでクロスさせて防御した。カッチカチ。そこからへんのぶわってした攻撃はたぶん効かない。たぶん。
 ここでなんか千秋が語彙力ズゥゥゥウンしすぎて、「受け……?」みたいなフィーリングをし始めてるっぽいですがダメです。それ以上考えたら戻ってこれません。よもつへぐい。
なんかもう旅館内がやべーことになってますが、カクリヨなんですぐ直せると思う。うん、だいじょうぶ。
「いやもうヤバヤバのヤバですね」
「皆はおーけー?ビリビリになったらダッシュしてくれると思ったけど、そんな必要なかったね♪」
「さ、2人とも次いこーっ!」
唐突に、「布団が吹っ飛んだ」ならぬ「旅館が吹っ飛んだ」、みたいなシャレにならないことを思いついてしまった千秋が、あからさまにブルーになっている。
(……僕にはオヤジギャグを発するしか出来ないのか)
 たぶん、カクリヨのせい。気にしたら負け。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アリルティリア・アリルアノン
バーチャル魔法少女(ウィッチ)アリルちゃん、ログインなう☆
ことばがアレで世界がヤバいって、めっちゃヤバいですね!
でもごいりょく?はどっかいっても魔法少女魂はなくなりません!
このアリルちゃんがババーン!と…こう……アレしてみせますよ!
まずはりょかんのひと!
コレ(魔法のステッキ)がキラキラのヒラヒラになるワザに、
こう、わるいのがパアァーって消えちゃうパワーをのっけて
ぶわー!って とばしてやります(属性魔法・範囲攻撃)
これでガイコン?だけをうまいことアレしていいかんじになるはずです!



●まじかるさんしゃいんぶわー
 旅館に一点の光あり。賛美歌的なものがこうエコーしそうな感じで、猟兵が、カクリヨに、降り立つ。(なんとかの降臨、第一節より)
「バーチャル魔法少女(ウィッチ)アリルちゃん、ログインなう☆」
 アリルティリア・アリルアノン(バーチャル魔法少女アリルちゃん・f00639)、魔法少女としてカクリヨに立つ。
 だがおかしい。語彙力喪失判定に引っかからない。あるぇー。
「ことばがアレで世界がヤバいって、めっちゃヤバいですね!」
 ヤバい。どれくらいヤバいかって言うと、100m走をゴム製の長靴履いて走って10秒台出しちゃうぐらいヤバい。
「でもごいりょく?はどっかいっても魔法少女魂はなくなりません!」
 おかしい。語彙力喪失判定に引っかからない。なんで。
 後ろにすっ、て振り返る。3カメが的確にそれぞれ捉える感じですごいカッコよく振り向く。
「このアリルちゃんがババーン!と…こう……アレしてみせますよ!」
 よろしい。語彙力はきっかりしっかりきっぱり喪失してる。問題なし。ビシィ!とひとさしゆびを通路の先にいるはたらく人たちにビシィする。
「やだ……かっこいい……」
 はたらく人たちもアリルティリアの魔法少女然とした立ち振舞いにビューティフォー……ってなってる。やはり魔法少女はえらくてカッコいい。
「まずはりょかんのひと!コレがキラキラのヒラヒラになるワザに……」
 すっ、と取り出したるはきゅるるん、と変身するためのステッキなりけり。それがなんかぺかーって感じで光ったと思ったらじゅわぁ、って感じでヒラヒラってなってく。
「こう、わるいのがパアァーって消えちゃうパワーをのっけてぶわー!」
 つよい。ぺかーっぴかーって感じのひらひらがはたらく人たちを(賛美歌のBGM)浄化していく。単純すぎてユーベルコードがつよい。パァァァァァァ……って感じでむくr……ガイコンもとんだ。やねまでとんだ。やねまでとんでこわれてきえた。いや、それはマズい。骸の海にじゃあのって感じで消えた。
 うまいことしてアレしていいかんじになった結果、もとに戻ったはたらく人たちがアリルティリアをそのままぼーって見つめてる。なんか祈りだした。※魔法少女です。
「これがアリルちゃんの力ですよ!」
 えっへんって感じでポーズキメたらなんかもとに戻ったはたらく人たちがうぉオンしてる。バーチャルウィッチはつよい。ようかいたちも知ってる。古事記とかにもたぶん書かれてる。たぶん。

大成功 🔵​🔵​🔵​

祓月・清十郎
なんと
この近所(世界)からアレ(語彙)がアレ(消失)してしまうとは何たるヤバたにえん
とりまとんでもなくヤバなのでマジヤバくなる前にちょっぱや片すでござるよー

と、アレして(意気込んで)みたはいい物の、アレ(語彙)がマジアレ(死)んでるので実際テンションめっちゃロー気分
敵も味方もソレ(語彙力)がマリアナアレ溝まで下がったこの辺(戦場)が気になって雑念超モリモリなんですけど? 語尾すらアレしちゃったんですけど?
ごはんすらアレ(お櫃)一杯分しか喉を通らないくらいアレ(雑念)塗れなので
こうなったら皆アレ(語彙)とは言わず悉く全部忘れてしまえば良いんじゃないかしら?

(記憶消去銃を最大出力で全力ぶっぱ!)



●にゃーん(語彙力喪失)
「なんと……この近所からアレがアレしてしまうとは何たるやばたにえん」
 そう、ヤバい。祓月・清十郎(異邦ねこ・f16538)の言う通り、近所からアレがアレしてしまってるので、いずれ世界がアレになる。だからヤバい。やばたにえん。
「うわー逃げてきたらこっちにもぺかーってなってしゅたってする人がいるー!」
「やばたにえんー!でももふもふ?ちょっと肉球さわらせろやこらー」
 オブリビオン、やはりそっちが気になる系。世界をヤバくするよりもぬっこの肉球の方がつよい。世界の真実。
 えぇ……って感じで清十郎がじとっ、ってしてる。キミたちに触らせる肉球はありよりのなし。
「……とりまとんでもなくヤバなのでマジヤバくなる前にちょっぱや片すでござるよー」
 緑色のネギっぽいネギをてーれってれーしてはたらく人たちにどやぁ、してみせる清十郎。でもやっぱゲキヤバローテンション。アレしてみたは良い物の、アレがマジアレんでるのでドンドコしゅぱって終わらせたいやつ。
「あーはやくおせんべい食べてゆっくりしたいー」
「温泉入ってばっしゃばっしゃしたいー」
 敵も清十郎もソレがマリアナアレ溝まで下がってるので、それはもうどうでもよくね?みたいなマインドと化してる猟兵ぬっこ。わかる。もう帰っても良いんじゃない?とかわかる。でもダメダメのダメ。放っておくと二次受け、三次受け、四次受けとかどんどん下に流れてって果てにはチョーマジにお仕事しなくなるから。さあ、世界を救いましょう。
「うわぁもう拙者つらいですわ。語尾すらアレしちゃってるからもうムリでごわす」
 お嬢様になったり力士になったり超ビジー。片しましょう、はやく。
「あれ?もしかしてぬっこさんぼーぜんロスト?」
「じゃあ私たちが最初のぶわーってやつをー!」
 もういいや、ってなった。清十郎あきらめムード。わかる。オーケー。ちゃきって感じで構えたのは、なんか光がびゅばばばばばばばって出るチャカ。超超記憶絶対消すガン。
「ごはんすらアレ一杯分しか喉を通らないくらいアレ塗れだし、こうなったら皆アレとは言わず悉く全部忘れてしまえば良いんじゃないかしら?」
 おしとやかで麗しさMAX。
 雑念MAX×超すごい力も単純すぎて=無敵。つよい。
 びゅんびゅん光がしゅぱーってなったらなんかオブリビオンがばたり、って倒れた。うん、つよい。ばたんきゅー。
 骸魂がぶわーってなってじゃあの。
「ぬっこ、今ゼッタイマリアナアレ溝の深海生物のこと考えてたですん……」
 断末魔がかなしい。

大成功 🔵​🔵​🔵​

穂積・直哉
あのー、ひとついい?
オレ似たようなアレをUDCアースで体験したんだけど
マジでヤバヤバだった覚えがあるんだけど

オレなんで此処に居んの?(※知らん)

てかなんで此処でもアレ(語彙力)がコレしちゃってんの?
あーそうかお隣さんだからかぁ……(謎の納得)
あーまたアレがヤバヤバになんのかーもうなってるわー(遠い目)
どっちがヤバさはヤバい?
こっちの方がヤバヤバ度はアゲアゲかな世界がサヨナラ~しちゃうんだし……
あーやばいな、カクリヨマジヤバイ。

ふっふーん、でもいいもんねーだ
オレの得意技はすっげー単純だからな!
アチチッってなる奴(炎)はぶわわーって広がる奴(衝撃波)でぶわ~ってしてお返しにはい空からドーーン!!



●別世界でも語彙力0
 いやちょっとまって、って感じで棒立ち。
 転移されたことだけは覚えてるし、なんかしゅぱーってなったことも覚えてるけど、ちょっとまって欲しいらしい。
 穂積・直哉(星撃つ騎士・f06617)がカクリヨファンタズムに物申す。のこっているオブリビオンたちがおう?とばかりに聞き耳。
「あのー、ひとついい?」
「うわーなんかしゅぱっていきなり来た人がいるけどどうぞー」
「あ、どーも。で、ですよ。オレ似たようなアレをUDCアースで体験したんだけど。マジでヤバヤバだった覚えがあるんだけど」
「ふむふむ」
「オレなんで此処に居んの?」
「真っ赤で腕ぐるんぐるんして銃弾ぶばばばばばする人なんて知らないよー」
「嘘だッ!!」
 気のせいか、聞き捨てならないことを聞いた気がする。気のせい。スルー。
「てかなんで此処でもアレがコレしちゃってんの?関係ないじゃん!?あいつらと全然関係ないじゃん!?」
「お隣さんだからー」
「あーそうかお隣さんだからかぁ……」
 論破。そんなバカな。デッドフィッシュアイと化した直哉の反応は当の然。UDCアースがアレならカクリヨファンタズムもアレ。あいつがお前でお前がオレで。あいつって誰。
 そろそろ倒さないと世界がヤバい。
「あーまたアレがヤバヤバになんのかーもうなってるわー。どっちがヤバさはヤバい?」
「それはーマジヤバイ鳥の方がヤバーイ」
「もう騙されねぇぞ!?こっちの方がヤバヤバ度はアゲアゲかな世界がサヨナラ~しちゃうんだし……あーやばいな、カクリヨマジヤバイ」
 マジレスするとどっちもヤバい。黒いぶわーってするやつを撒き散らす鳥と腕グルングルンさせて銃ぶっぱしてくるマッチョおなごに勝るものはたぶんいない。たぶん。
「ふっふっふ……ふーはっはっはっは!!」
 高笑い。猟兵は悪役だった?とはいえ、ちょっとドヤってる。
「ふっふーん、でもいいんもねーだ。オレの得意技はすっげー単純だからな!」
「スキありー!」
「私たちのしっぽぶわってしてほのおぼわーってしちゃうもんー!」
「話聞いて!?」
 はたらく人たちの尻尾がぶわーってなってほのおがアチチってなってかもーんって感じ。でもしっかりとスタンバってた直哉はつよい。
「はいドーーン!!」
 空からなんかすごいぶわってしたやつがドドドドドドドド!!!って感じで降ってきた。ヤバい。はたらく人たちもヤバいけど主に旅館がヤバい。修繕費。
 アバーッ!って感じで骸魂がもわーってなったはたらく人たちが目をぐるぐるさせてバタンキューしてる。かわいそう。というか旅館もヤバい。半壊レヴェル(ネイティブ)。
 ドヤってる直哉ですが、弁償金ヤバい。世界もヤバいがお金もヤバい。そろばんの珠がぱちぱちしてそう。
 でもはたらく人たちは全員元に戻った。おつー。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『リヴァイアサン天女』

POW   :    伝説の序章
【海の力を纏った黄金の槍による攻撃】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に空いた穴に海水が満ち】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
SPD   :    羽衣伝説
【水の羽衣が高速回転して飛行形態】に変身し、レベル×100km/hで飛翔しながら、戦場の敵全てに弱い【が貫通力のあるウォータージェット】を放ち続ける。
WIZ   :    レジェンドオブリヴァイアサン
海の生物「【リヴァイアサン】」が持つ【海水で大渦を創り出す等】の能力を、戦闘用に強化して使用する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はピオネルスカヤ・リャザノフです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●そりゃそうだ
「うっさいわね!!!ここは旅館だっつうのよシャラアアアアアアアアアアプッッ!!」
 圧。
 なんか(大空が見える)通路の先から、どすどす音を立ててどえらい美人が歩いてくる。だけどげきおこ。
「何考えてんのよあんたらは!!世界救う前に人様の旅館物理的に潰す直前とかどういうことよ!!!!」
 ド正論。語彙力が戻ってる。激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム(リヴァイアサン神)。
「せっかく温泉にふへーしながら働きたくなーいをしたかったのにもっと仕事増やすとかありえんし!!」
 色々と耳が痛いけど世界を救うためにヤバくなった旅館の偉い人がさらに偉くなってるオブリビオンをばちこんして骸魂からヘルプしないと世界がヤバい。
猟兵たちが武器をそぉい!って感じで構える。旅館潰れる前に早く処理おねです。

 っていうか、正直オブリビオンのすごい力で旅館もうヤバそう。
セレシェイラ・フロレセール
いっけなーい!遅刻遅刻!わたし、セレシェイラ。締め切り明けのしがない作家だよ☆食パンくわえてダッシュしてたら鬼ババとぶつかっちゃったの。わたし、これから一体どうなっちゃうの~?!

ふふ、いいネタが浮かんできちゃったな~
遅刻ネタには食パンが鉄板だね
あの美人が女将さん?
旅館もアレだけど女将さんもヤバ系?
あっ遅刻すいませんでした締め切り明けに空の青さが染みるわ~

女将さんの攻撃には空飛ぶ箒で逃げちゃおっと
ヤバい攻撃で女将さんが一番旅館潰そうとしてるじゃないですかーやだー
そんな女将さんに魔法を綴ってあげるね
月の光ぺかー、慰めぱわー全開の桜がぶわーってなったらお迎えがくるからね
あとは天に召されるだけだよ☆



●ドキドキの予感―――★
「いっけなーい!遅刻遅刻!わたし、セレシェイラ。締め切り明けのしがない作家だよ☆食パンくわえてダッシュしてたら鬼ババとぶつかっちゃったの。わたし、これから一体どうなっちゃうの~?!」
 曲がり角で向かい合う鬼ばば。すっとセレシェイラ・フロレセール(桜綴・f25838)の頭に手が行く。
「骸魂、頭についてたわよ(カリッ)」


「ふふ、いいネタ浮かんできちゃったな~」
「何者よ。その骸魂カリッてしたの何者なのよ」
「遅刻ネタには食パンが鉄板だね」
「話聞きなさいよ!?」
 げきおこってるのにマイワールドにヒッキーするセレシェイラ。とりあえず女将は放っておいて続きはよ。
「あ!あの美人が女将さん?旅館もアレだけど女将さんもヤバ系?」
「ヤバくないわよ!あんたたちの方がよっぽどのヤバさでしょ!?」
「あっ……おこ?おこでしょ?遅刻すいませんでした締め切り明けに空の青さが染みるわ~」
 骸魂がふよふよしてる空はくもり以上のまっくろくろすけ。マイワールドなヤドリガミは女将の話を全く聞いていないやーつ!
「ゆるすまじ!ぐるぐる回るの喰らいなさい!!」
「え、ちょっ……だから本当にめんごめんごって言ってるじゃんー!じゃそういうことで!」
 箒にまたがってビューン!ってするセレシェイラ!!全く話を聞いていない!!
「旅館を潰そうとするやつはぎったんぎったんのめちゃこらしちゃうからね!!!」
「ヤバい攻撃で女将さんが一番旅館潰そうとしてるじゃないですかーやだー」
 どっちもどっちである。
 持っていたセレシェイライズペン(?)がシュッてされると、なんかめちゃんこまっくらだった空からぶわーって感じで光がオオォオォオォ……って感じのBGMと一緒に女将に突き刺さる!しかもなんか桜のふわふわしたやつが更にビシビシッ!ってしてる!つよい!
「あとは天に召されるだけだよ★」

 次号、激震―――★

成功 🔵​🔵​🔴​

茜崎・トヲル
おれの温泉ーーー!!!(彼のではない)
おのれオブライエン(オブリビオン)! おれの温泉はこわさせねーぞ!!(彼のではない)
それはそれとしてお姉さん美人だなー。リヴァ天っていい名前だね。リヴァイアサンの天ぷらって感じで。旅館で出る?
でもここを穴だらけにするのはちょーゆるせんやつ。よってギルティ。
その槍をライフでうける! 死なやす!
あと刺さったってことは近くにいるってことだから そのままパァン!する

だいじょーぶ、すぐ復元されてもとどーり!
すげー廊下汚れたけどこれはぜんぶてんぷらさんのせいです。でもごめんなさい。あとでおれも掃除するからゆるしてね。



●nice boat.
「おれの温泉ーーー!!!」
「誰があんたの温泉よ」
「おのれオブライエン!おれの温泉はこわさせねーぞ!!」
「だからあんたのじゃないっていってんでしょうがこのやろうがよぉ!!オブライエンって誰よ!?」
 茜崎・トヲル(白雉・f18631)のトーキングスキル的なものに女将さん、再びマジギレ。美人だけどもう語彙力も投げやりになってる。肩ポンしないと。
「それはそれとしてお姉さん美人だなー。リヴァ天っていい名前だね」
「……え、あ、あら、そう?えーそう言われちゃったらなぁ……えーしかたないなぁ?まあ仕方ないよねぇ?あたし美人だし?だしだし?」
「リヴァイアサンの天ぷらって感じで。旅館で出る?」
「ぶっころ」
 ファイッ!
「もーいいわ。あーもーいいわ。ぶっころ。ぜつゆるよ。この槍でちょーつよいやつやっちゃうから!ぴーぴー泣いても遅いわよ!?遅いったら遅いわよ!?」
「いやーまあほら。でもでも、それで旅館ブレイクするのそっちだし。ちょーゆるせんやつ。よってギルティ」
 何度でも言うが、どっちもどっち。
「ふあああああああああいくわよあたしの槍をシューッ!!!!」
「その槍をライフで受ける!しなやす!」
 トヲルのタンク感がヤバい。ちょーいたいのにすっごい真顔。ヤバい。さすがのちょーいたい耐性とまだまだ戦える力。UDCアースでいう武器でぐさぐさされても戦い続けたなんか英雄的なものを思い出す。そしてそんなしなやすは知らない。
「はー!終わりよ!フィニッシュよ!あたしの槍でぐさってされちゃったんだものこれで終わr」
 トヲルがにっこり。と思ったらパァ―――


<<只今、きれいな川の映像を流しております。しばらくお待ち下さい。>>


「いやあああああああああッ!!いやああああああああああああああッ!!ありえん!!ありえんし!!!目に【ピー】が!!目に【ピー】が!!!」
「いやーなんか思った以上にサクセス的なね?」
「!!!?な、なんですってーーーーーっ!!」
 トヲル、パァンしたのにコンテニュー。多分土管とかから出てきてる。間違いない。
「こ、これは……!今さっきのパァンは?」
「これが真の現実だよ、女将さん……おれは最初からこうしてこの場を一歩も動かず女将さんをガン見し続けていただけ!!」
 ウソ。もう通路が色々とヤバいことになっている。詳しくは言えない。R-18G。
 とりあえず、目にヤバいやつが入っちゃってぐぬぬしてる女将さんを尻目にじゃあのするトヲル。
「すげー廊下汚れたけどこれはぜんぶてんぷらさんのせいです。でもごめんなさい。あとでおれも掃除するからゆるしてね」
「え……ゆ、ゆるす」
 ちょろい。

成功 🔵​🔵​🔴​

神奈木・璃玖
連携・アドリブ歓迎

いやいや、まさか思考までわーってなってるなんて誰も思いませんよ?
これはアレです、ナシよりのナシです
商人として、とか以前の問題です
早くどうにかしないと、本当にアレがコレしてソレになってぐわーってなってわーってなります
ああ、語彙力だけじゃなくて思考もめちゃくちゃになってきました
やっぱり言葉って大事です

だから(?)選択UCの狐火をまとめてぶわーっとやります
海水なんかじゅわーっと蒸発させちゃうくらいのやつですよ
旅館は物理的にぐわーってなっても後でみなさんで元に戻せば何とかなりますって
その後で温泉に入った方が絶対に気持ちいいはずですから、頑張りましょう?



●はじけるほのお
(いやいや、まさか思考までわーってなってるなんて誰も思いませんでしたよこれはアレです、ナシよりのナシです商人として、とか以前の問題です早くどうにかしないと、本当にアレがコレしてソレになってぐわーってなってわーってなりますああ、語彙力だけじゃなくて思考もめちゃくちゃになってきましたやっぱり言葉って大事です)
 みたいな事を思考の内でノーブレスで言い切った神奈木・璃玖(九尾の商人・f27840)。なんか斧と魔法的な世界のすっごい竜、ベルセルクなんとかさんに通じるものがある。でもこれはマジで語彙力の問題。しゃーなし。
「なんなのよ……旅館が血とか【ピー】とかいろいろなものでぶしゃってるじゃない……なんなのよ……うぅ……」
 さすがに泣いてる。さっき自爆特攻(文字通り)で目に色々入っちゃった女将さん、気分的にマジブルー。とりあえずハンカチ誰か渡したげて。
「だから狐火まとめてぶわーっとやります!!!!」
「大声あげて何事よ!?」
 頭の中で考えていた全てを省いて、結論からスマートなトーキングスキル。さす商人。ここではむしろもうイミガワカラナイ。
「なんなのよ!?あんたたちマジでなんなのよ!?旅館とあたしいじめてそんなに嬉しい?NDK的な?NDK的なことなんでしょ!?ぴえん……」
 泣いてる。わかるけどその槍は下げましょう。
「旅館は物理的にぐわーってなっても後でみなさんで元に戻せば何とかなりますって。ほらよく言うでしょう?」
「え……?」
「死なばもろとも!」
「あたし含めて全部破壊してんじゃないのよ!?」
 意味合いが違う。語彙力低下の問題。
「というわけでそぉい!させて頂きますよ!」
 こんこんファイアーがぼおおおおおおおってなった。ぐるぐるしてた水がじゅわーってなる。つよい。
「その後で温泉に入った方が絶対に気持ちいいはずですから、頑張りましょう。ええ、頑張りましょう!!」
 女将がツッコミ疲れて肩で息してる。これはまごうことなき成功。

成功 🔵​🔵​🔴​

霑国・永一
………………あ、ごめんよ、なんか語彙凄すぎて今の語彙がヤバい俺にはよく分からないや(適当)
ああ、この旅館の女将さんかぁ。凄いなぁ(小並感)
それじゃ海の凄い化け物には桜の凄い悪魔ぶつけるとしよう
エリ、出ておいで(ダガーで腕をてきとーに斬って、その血から、桜鬼「エリ」を召喚)
そうだねぇ。肩とか腕とか足とかまぁ俺がヤバそうでヤバくないでもちょっとだけヤバいくらいに血肉あげるから、あの海を叩き割ってきてねぇ。ああ、あの女将さんの命がヤバくならない程度にだよ。一応生かさないとだから
(うちの悪魔、知人の女将さんに似てるからなぁ。女将には女将をぶつけんだよっ…てね)

えーとアレな女将さん、正気に…ほら、ね…?



●ホコリが溜まっていますわ、もう一回掃除
「もう嫌……はやく終わらせてあったかいお湯にざっぱーんしたいのに……くぅ……!」
 ぐぬぬ、ってなってる女将、もうなんか体中が血ですっごーいことになってたり(自分の血じゃない)しているが、もうなんかあきらめムードである。
「っていうか、またしゅぱってぶおおおんって現れる人の登場!?もう良いんだけど!?こ、こうなったらあたしの旅館はマジでセーブしてやるわ……!かかってきなさいよコラー!!」
 槍をずびしっ!って感じで構える女将。そんな1人芝居……ではないんですはい。霑国・永一(盗みの名SAN値・f01542)がぼーっと見てましたはい。
「………………あ、ごめんよ、なんか語彙凄すぎて今の語彙がヤバい俺にはよく分からないや」
「IQさえも手放してるんじゃないわよ!?」
 ヤバいカクリヨファンタズム、決してIQは溶けない。語彙力がすっごーい!するだけ。でも相乗効果的なナニカは発生してる。たぶん。
「ああ。ああー……」
「くっ!あたしの旅館は!!あたしの旅館はあんたたちの好きにはさせないんだからっ!」
「……ああ、この旅館の女将さんかぁ。凄いなぁ」
「ねえ、バカにされてる?あたしバカにされてるの、ねえ?」
 ムリ。とりあえず会話することさえも諦めているやつ。たおしゃあいいんだろたおしゃあ、的なサムシング。
「それじゃ海の凄い化け物には桜の凄い悪魔ぶつけるとしよう」
「あんたも……!?あんたもマイペースなのね……!!」
 血涙をだばーってしそうな女将ですが、先制攻撃の気配なし。油断MAX。
「エリ、出ておいで」
 鋭利な刃物……鋭利じゃない刃物って何?とか言われそうですけど、鋭利な刃物で腕をスパッてして血がポタッて感じでなったら桜がぶわぁってなってるなんかすごいONIが出ました。すっごい見覚えのあるONIでした。
「随分と手荒な呼び方ですのね」
 やる気、あんまりなし。でも一応願いは聞いとくスタンス。優秀。語彙力そこそこあり。
「そうだねぇ。肩とか腕とか足とかまぁ俺がヤバそうでヤバくないでもちょっとだけヤバいくらいに血肉あげるから、あの海を叩き割ってきてねぇ。ああ、あの女将さんの命がヤバくならない程度にだよ。一応生かさないとだから」
「ヤバヤバですわね……女将」
 へぇ、とばかりに槍をきゅぴーんしてる女将へ視線を向けるONI。
「20点」
「……はい?」
「20点ですわ。なんですの、その破廉恥なファッションは。先進的すぎてお客様を迎えることもできませんわ。だいたい、旅館を守るだのなんだの言ってるのに、自分の力で旅館を破壊する気満々ではないですの。お客様を迎え入れ、旅館を守る女将が、槍を持ってにらみ合いだなんて呆れてものも言えません。そも、なんのために旅館を守ろうとしているんですの?どうせあなたが楽をしたいだけでは?全く、嘆かわしいことですわ。あなた、女将である資格ないのではなくて?」

 圧倒的口撃力。あ、泣いた。女将泣いた。ハンカチ。ハンカチプリーズ。

「……えーとアレな女将さん、正気に…ほら、ね…?」
「う゛っ゛さ゛い゛っ゛っ゛っ゛!!!!!!!!!」

 精神的摩耗(叩き割り)。

成功 🔵​🔵​🔴​

地籠・陵也
【アドリブ連携諸々大歓迎。好きなだけ語彙を殺してください】

よいしょっ、と。
ギリ間に合った的な感じかな……(空気読まずにぽてぽてやってくる)

今ついたばっかだけど壊してしまったことは俺もごめんしとく。(※今きたばかりなのでまだ何もしていない)
とりま壊れるのだけは止めないとヤバのヤバが極まりそうだ。
【指定UC】でかっちーーーーんとひび割れとかは何とかしとく。
寒くなるけど俺は寒くても全然だいじょぶ(※【氷結耐性】)だし、ついでに広げた丸くてムズいのがびっしり入ったやつ(※魔法陣)から何か綺麗にするやつ(※【浄化】)もセットで出しててんこ盛りコンボサービスしたら何かこういい感じになったりしないかな……


宇宙空間対応型・普通乗用車
つよいやつきた!ヤベェ!
しょうがねぇ!【ベルセルクトリガー】でとにかくボコるぜ!
…あっ、ヤベェ。りょかんのことわすれてた。
あたまがパーになるし、りょかんもボコボコにしちまうかもしれん。
まぁいっか!もうここまできたらとめらんねぇし!
とっくにボロボロだし!

おっぱい…(それにしてもヤベェどえらいびじょがきたマジヤベェ…)
ふともも…(びじょもボコボコにしなきゃいけないとかマジかなしみだぜ…)
わき…(イェーガーのしごとってマジかなしみだな…)
びきゃく!(だがオレはやるぜ!)
くちびる!(このカクリヨのヤバヤバなアレをどうにかするぜ!)
へそ!(うおおー!とつげき!うおおー!)



●応急処置的な
光がふぉおぉおぉおぉんしてしゅたっとカッコよく着地。ちょっと出遅れちゃったが問題なし。
「よいしょっ、と。ギリ間に合った的な感じかな……」
 間に合ってない。正直に言えば間に合っていない。(主に旅館が)
 地籠・陵也(心壊無穢の白き竜・f27047)があれぇ、とばかりに目の前にいる女将をじーっと見つめる。泣いてる。めちゃくちゃ泣いてる。そりゃ泣く。現役女将(鬼だから違うが)に女将向いてないんじゃない?とかマジ声で言われちゃったら間違いなく泣く。
「……今ついたばっかだけど壊してしまったことは俺もごめんしとく」
 反省の色がインビジブルである。あ、ごっめーん旅館こわしちったてへぺろー☆とかそんなふんいきで言われたらちょっとイラッてなる。
「ぜんぶあんたたちのせいなんだからぁ……ッ!」
 泣いてるかと思ったら泣きながらげきおこ。情緒不安定なう。
「まあ待ってくれ、女将さん。いい話と悪い話がある」
「……悪い方から聞かせなさいよ」
「まだまだ猟兵たちは控えてる」
「死刑宣告じゃないのよ!!?い、良い話は?」
「旅館がどっかーんするまではセーブできるけど女将さんがヤバヤバのヤバになる」
 どっちも悪い話でした。槍持って口から魂抜け出てそう。戻ってきて。
「というわけで、なんかすごいぶわーってやつぶわーっ。でかっちーーーーんと!」
 陵也のなんかすごい力がふぉぉぉぉぉおんってなったら、なんかヒュゴゥ!って感じでピキピキって旅館が凍り始めた。すごい力すごい。
「さっっっっっっっっっっっっっっっっっっっむ!!!」
「一応なんか綺麗にするやつもセットで出しといたから、旅館が星5ホテルぐらいにぴっかぴかになるかもしれない。たぶん」
 ぴっかぴかになってるが、人とかも妖怪とかも住めるふんいきではない。でも完全に潰れる未来は見えない。GJ。
「いや、ちょ……寒す―――」

「つよいやつきた!!!!!ヤベェェェェェェェェェ!!!」

 なんかながーい廊下の先からぶおんぶおんする音が聞こえる。宇宙空間対応型・普通乗用車(スペースセダン・f27614)、イケ車である。旅館凍ったところとか、女将さんがガクブルしているのだとか全部放り投げてぶおんぶおんしてる。
「……あっ、ヤベェ。りょかんのことわすれてた」
 気付いた。でも時すでにお寿司。とりま、なんか全部どうでもよくなっちゃうすごい力使うけどまあダイジョブダイジョブー的なノリで普通乗用車であった。ここまできたらとめらんねぇし!という前衛的思考。でも猟兵にはその思考がマルである。
(それにしてもヤベェどえらいびじょがきたマジヤベェ…)
 やべぇ。心の中は普通にそう思ってる。
(びじょもボコボコにしなきゃいけないとかマジかなしみだぜ…)
 わかる。お仕事だから仕方ない。
(だがオレはやるぜ!このカクリヨのヤバヤバなアレをどうにかするぜ!)
さす乗用車。覚悟が違う。他の猟兵と比べて(?)覚悟がディファレント。
(うおおー!とつげき!うおおー!)
と、ここまでがすごい力を発揮したイケ車の心境である。

 では、実際にどういう事が起きているか見てみよう。


「おっぱいふとももわきびきゃくくちびるへそWRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!」
「ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!変質車!!!!!変質車がきてるううううううううううう!!!!!!」
 追いかけっこ開始。空中に逃げてもムリ。普通乗用車、フライアウェイできるマジスゴ乗用車である。
「おっぱいふとももわきびきゃくくちびるへそおっぱいふとももわきびきゃくくちびるへそおっぱいふとももわきびきゃくくちびるへそおっぱいふとももわきびきゃくくちびるへそおっぱいふとももわきびきゃk」
「こっちくんなぁああああああああああッッ!!!イヤアァァァァァァァァァァァァ!!!」
 女将、正直ステイのまま棒立ちならばイケ車からの攻撃を全部スンスンッって感じで避けることができる(かもしれない)のだが、あまりの圧に逃亡することしかできないやつ。

 数分後。ころころ転がる氷の塊に標的を変更した普通乗用車から逃げおおせた女将の前に、陵也がフアッと手を差し出すスタンス。
「元気出せ、その……いい出会いはありよりのあり」
 逆効果。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ルルチェリア・グレイブキーパー
※自由に書くやつすごい良い!

あなたが言葉をヤバい事にした人ね!
お仕事がヤバい位しんどいのはわかりみが深いけど、
それで世界をヤバい事にするのは無理的なやつだから!

旅館の偉い人が海の超強いやつの力を借りて
海水でぶわーっとしてきても
私は【船呼ぶやつ】で船呼んで乗るから海水とかききませーん!
旅館めっちゃ壊れてる?
……後で誰かがきっとすごい力でぶわーっと直すからへーきへーき
そのまま大砲ドーンしたり、おばけに銃でバンバンさせるわ!
徹底的にバンバンしてドーンなさい!


アリルティリア・アリルアノン
うるせー知らねー!
旅館はどかーんってなってもまた建てられますけど、
言葉と世界がどかーんしちゃったらまぢ無理ですからね!

だいたいキャパ越えてやべーのに、
クオリティ落とさないから更にやべーんじゃないですか!
いくら周りサゲても、女将がマジ忙しいのどうにかしなきゃ結局やべーですよ?

まあそれは置いといて、
そんなマジヤバオーラ出してたらせっかくの美人が台無しですよ?
ほらほら、アリルちゃんがかわいく撮ってあげますから、
とびっきりの笑顔でダブピしてください!
じゃあ撮りますよ~、パシャリ☆

ふっふっふ、かかりましたね!
アリルのワザでしばらくそのまま動けません!
女将がスヤァ…ってなるまでずっとアリルのターン!



●たぶんオーバーキル気味
 ずざーっ!とばかりに女将さんの前に2人のすっごい人たち登場。足元ツルツルしてるけどもーまんたい。たぶん靴裏にスパイク入ってる。きっと。
「あなたが言葉をヤバい事にした人ね!」
「……」
「お仕事がヤバい位しんどいのはわかりみが深いけど、それで世界をヤバい事にするのは無理的なやつだから……?」
 そのままセリフ言おうとしたルルチェリア・グレイブキーパー(墓守のルル・f09202)、固まる。なんかもう顔がぐっちょぐちょになってた。涙でぐっちょぐちょ。曲がり角で骸魂カリッてされたりパァンされたりぶおおってされたり真・女将さんからめちゃくちゃ言われたり凍らされたりなんかすごい車に追いかけ回されたりと色々あったからか、精神がずぅぅぅうぅんってなってる。ノイローゼ寸前。
「……う゛っ゛さ゛い゛わ゛ね゛ぇ……!これが女将としての仕事の大変さよぉ……!!」
「……あ、えっと……ごめんなさい……」
 接客って大変。
「ふっふっふ……でもアリルちゃんはこう言うのですよ……!」
 そこで, アリルティリア・アリルアノン(バーチャル魔法少女アリルちゃん・f00639)が渾身のビシィ!!ドヤァ!!
「うるせー知らねー!旅館はどかーんってなってもまた建てられますけど、言葉と世界がどかーんしちゃったらまぢ無理ですからね!」
 Kakuriyo Fantasm。
「だいたいキャパ越えてやべーのに、クオリティ落とさないから更にやべーんじゃないですか!いくら周りサゲても、女将がマジ忙しいのどうにかしなきゃ結局やべーですよ?」
 そしてド正論をずびしっ!していくバーチャルウィッチ。精神に打ち込まれる杭がもう太いったら太い。女将さん発狂寸前かもしれない。
「ああああああああああもういいわよ!!あんたらみーんな渦にヒュゴウッ!されちゃいなさいよッッ!!!」
 女将さん、槍をふんっって感じでやったらなんか海水がずばぁぁぁぁって感じで2人にどどどどどどってなる。ヤバい。
 でもさすシャーマン。ずずずって感じでなんか空間のあいだから出てきたでっかい船が2人の猟兵さんを乗せました。渦なんて効きません。
「私は船呼ぶやつで船呼んで乗るから海水とかききませーん!」
「はぁっ!?ずるじゃん!!そんなのずるよひきょーよ!!」
「ずるじゃないもーん!みーんなさいきょーだからずるじゃないもーん!」
「「「ずるじゃなーい!」」」
 とりあえず船に乗ってる子供たちもずるじゃないこと主張してるんでずるじゃないです。
「……あ、旅館めっちゃ壊れてる?」
「……あ」
 ルルチェリアと女将さん、気付く。氷でぴっきーんしてるにしても、流石にすごい力ですごいことされると旅館がもっとヤバい。
「……後で誰かがきっとすごい力でぶわーっと直すからへーきへーき」
「へーきじゃないわよぉ!!?」
「「「はっしゃはっしゃー!」」」
 大砲がドーン!!銃がZAPZAPZAP!!!旅館!!旅館が死んじゃう!!
「やめ……やーめーろーよーやーめーなーよー!せんせいに!せんせいに言っちゃうから!」
 女将さんちょっと壊れてきてるけど気にしない。
「いやーすっごいことになってますけど、そんなマジヤバオーラ出してたらせっかくの美人が台無しですよ?」
「……はっ!な、何言ってんのよ!?あたしが美人だなんてそんな……そんなことあるけどぉ?」
 ?????
「ほらほら、アリルちゃんがかわいく撮ってあげますから、とびっきりの笑顔でダブピしてください!」
「えーでもぉーそ、そんなに言うならぁ?やってあげても?」
「じゃあ撮りますよ~、パシャリ☆」
 ひどいダブルピースであった。女将さん、バーチャルウィッチのすごい力でそのままかなしばり。しゅたっと降り立ったアリルちゃん、拳をぽきぽき。
「ふっふっふ、かかりましたね!アリルのワザでしばらくそのまま動けません!女将がスヤァ…ってなるまでずっとアリルのターン!」
 オラオラですか。
 数秒後、肩で息をしてorzしてる女将さんがいたとかいないとか。
「もう……もうお嫁に行けない……」
 いや、もうこんなことしてる時点でアウトだと思う。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

祓月・清十郎
(以下語彙力崩壊しすぎて全文ルー語)

ホワットを隠そう実は拙者オーシャンハンター
故に相手がリヴァイアさんとなればこれはもうフィッシングするのがデステニー
仮にsheがスカイをフライングしていた場合はまず大海に叩き落し
いざケットsea達が持ってきたボートに乗り込みレッツゴー
荒海に翻弄されドロップしそうになりつつもキャット同士身をトゥギャザーして何とか堪え
オーシャンの男の意地一つ、緻密なインフォメーション交換の末に導き出したスポットへ、万感の思いを込めた龍の髭をフルスイング!
アメイジングに釣り上げたアフターは何かタートルがフルボッコにしてくれたでござる

所で何なんでござるこの亀…怖い…(正気に戻る)



●ミュータントなタートルの可能性
 祓月・清十郎(異邦ねこ・f16538)、なんかもう気落ちがMAXすぎてズゥンってなってる女将に近づく。え、大丈夫?みたいな感じではあるが大丈夫。メンタルブレイク寸前ではありそう。
「次は誰よ……しゅぱってまたきたのね……」
「確かにミーはしゅぱって登場する系でござるがホワットを隠そう実は拙者オーシャンハンター!故に相手がリヴァイアさんとなればこれはもうフィッシングするのがデステニー」
 あ、やべーやつきた、とばかりの表情。ですよね。
「もういいのよ……!もういいのよそういうのは……!傷心ぎりぎりを生き抜いてるあたしに構わないでくれる……ッ!」
 槍からぶわーってぐるぐるの水がぶわーってなった。オーシャンハンターなぬことはいえ、厳しめでありそう。
「HAHAHAHA!ノープロブレム!ミーのケットsee達、カモン!」
 ぶわーってなる水の上を、なんかにゃーにゃーいうぬっこたちのボートが華麗に波乗り。トリックきめてジャンプ。すごい。
「いくら渦でも荒波でも、決してドロップなど!キャット同士をトゥギャザー!」
「「「にゃー」」」
 つよい。キャット同士がトゥギャザーする。つよい。渦でもなんでもDon’t来い。いや、どんとこい。
「オーシャンの男の意地、緻密なインフォメーション交換の末に導き出したスポットへシューッ!!」
 釣り竿をぶんぶんぶんぶんしてフルスイング。渦の中にちゃぽん。
 そしてヒット!!キャッチ!!はせずにそのまま女将さんへシューッ!!!
 ごつん!!っていうすっごい音した。なんか釣り竿の先のタートルの甲羅がボコスカやってる。かわいそう。
 そのまま釣り竿を離れたタートルが、渦の中に戻る前にヒレをグッ!ってしてみせた。オーシャンの男の意地。

「……所で何なんでござるあの亀…怖い…」

 リヴァイアサンの眷属とかじゃない?

成功 🔵​🔵​🔴​

穂積・直哉
アハハ……旅館の事なーんも考えてなかったわーすんません……
てかそっちもヤバヤバじゃん人の事言えねーわ!?

いやでも、どーにかなんじゃね?
お金チャリーンでアレ(経済)がグールグルでお店がウェーイでしょ……
もうオレ何言ってるか全っ然わかんねぇ……(orzのポーズ)

えぇいもうビュッって突き出された奴(槍)はズザーッって(※スライディング)避けて
地面をシューって滑る奴(※インラインスケート)でヒュバっと近づいて
【めっちゃ近い所で色々ぶちまける奴】でドカーン!!
チャプチャプ言ってる所(※海水が満ちてる所)からブッ飛ばす!

痛いのは嫌だからビュッて奴をピャッてするのはとーぜんだろーがッ!(心臓ドキドキ)



●スィー
 あ、えーと、どーも?みたいな感じで現れたのは穂積・直哉(星撃つ騎士・f06617)でした。まず普通に、気まずい。旅館をぼかーんしてしまってるのは直哉によるところも大きい。というより天井の穴はほぼほぼ直哉のせい。反省。
「アハハ……旅館の事なーんも考えてなかったわーすんません……てかそっちもヤバヤバじゃん人の事言えねーわ!?」
「どっちもどっちでしょうよ!?反省よ!!反省しなさいよ!?」
 げきおこ。どっちが悪いと言われても、という話。
 ふーむふむする直哉。
「いやでも、どーにかなんじゃね?お金チャリーンでアレがグールグルでお店がウェーイでしょ……」
「そのお金をどこから持ってくれば良いのよ?ねえ?どこから?あんたの財産から引きずり出せるの?ねえ?」
「……すんません……」
 再謝り。自分でも何言ってるか分からない直哉がorzした。地面カチコチだからすごいつめたい。
「ぜつゆる!!」
 槍構えてうぉおおおおおおおおおおって感じで女将さん全力疾走。orz状態の直哉。回避するすべなし。
「えぇいままよッ!」
 orz状態だった直哉が、_/\○_ヒャッ ε=\___○ノホーウ!!って感じでスライディング。凄まじい回避方法。猟兵以外は真似しないで下さい。
 とか思ったらなんか全身からしゅばばばばばばばばって感じでドカーン!!!した。旅館死ぬ。
「いたああああああああ!!なにすんのよ!?いたいじゃないのよ!?っていうか女性の股の間潜り抜けるとかどういう思考してんのよ!ありえんし!」
「痛いのは嫌だからビュッて奴をピャッてするのはとーぜんだろーがッ!」
「あーもうそういうこという!!いたいのやだからいたいのし返すとかサイテー!!!」
「うっさい!!そういうこというやつがサイテーだからな!?サイテー!!」
「サイテーサイテーサイテー!!!はーもうこれだからしゅばってくる人たちは嫌なのよ!まじないわー!」
「そもそもヤバヤバになんなきゃこんなことにならなかったんだからな!?まじないわー!本当にないわー!」
 およそ10分間ぐらい、ないわーな会話が繰り広げられていた。
 早く正気に戻って。

成功 🔵​🔵​🔴​

草野・千秋
【幽世】
POW

これは女将さん激おこですね!
た、確かに旅館をぶっ壊すレベルまで暴れ回ったのは僕達ですが……!
と、とにかく救って差し上げねば

あえて女将さんには攻撃してもらいましょうか
僕はUC【Mag Mell】で攻撃をぶちかまし☆彡
そして女将さんのUCの力で穴が空いてプールが出来るでしょう
あとはレモンさんルリララさんの出番ですよ!4649お願い致します!

ああ^〜
これは海水流れるプールの出来上がりです?
いや僕実は泳げないんですけどね、サイボーグなので(しょぼん)
生体パーツはあるので浮き輪なら水に浮くことが出来るんですが
い、いい大人なのにはずかしい


ルリララ・ウェイバース
【幽世】の皆と行動

互いに姉妹と認識する四重人格
末妹のルリララ以外、序列なし

千秋や他の者との戦闘で海水が満ちてきた辺りで、ララからルリに交代
『うぇーい。ルリちゃんたぁーっち♪』
「はいはい、でも、そのノリ、ルリにはムリよ」
全力魔法、高速詠唱の精霊掌握で周囲を真水の精霊で満たすわ
相手は海生生物、これで能力を解いてやる
攻撃は全力魔法に地形の利用したエレメンタル・ファンタジアの真水の激流で動きを邪魔するわ
ルリは深海適応、地形&環境耐性、無酸素詠唱、高速泳法、水中機動に水の精霊を纏っての精霊飛翔で問題ないわよ
「良い感じにしたから、後はよろー、う、波よ治れ」


蛇塚・レモン
【幽世】
ヒャッハーッ!
旅館はリフォームだ~っ!
(怒られたので開き直る)
つーか女将さん自ら旅館をブレイクとか草
草通り越して森、からの水だばーっ!
まじウケる~っ!(笑)

ねーねー?
二人ともさー、水、どばーってくるから、プール遊びなんてDoよ?

UCで呼んだ眷属達が水の盾でサーフィン!
みんな、いい波乗ってるね~っ!
流れるプールだキャッホーッ!!
草野のおにーさん、ルリララさん達もいい波乗ってる~っ?

あ、女将さんの悪い骸魂は眷属達と八ツ首の蛇神様が念動力+全力魔法+衝撃波+爆撃とかなんかいい感じに技能使った破壊光線×8でどかーんっ!てなぎ倒すよっ!

女将さん、もういい……!
もう、休め……!(ざわ……ざわ……)



●女将さんのこと嫌いになっても旅館のことは嫌いにならないで下さい
「ヒャッハーッ!旅館はリフォームだ~っ!」
 リフォーム(衝撃波)とか汚物を消毒するよりもヤバい。怒られたらどうするか。簡単な話です。開き直ればいい。
 蛇塚・レモン(白き蛇神オロチヒメの黄金に輝く愛娘・f05152)が物騒すぎるヒャッハーをした後に、後ろに控える草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)がひたすらにハハハ……していた。
(……これは女将さん激おこですね!)
 っていうか、旅館への被害を増やしたすごい人達3人です。
「ほんっとーにありえんし!!あんたらマジで何考えてんのよ!?」
「た、確かに旅館をぶっ壊すレベルまで暴れ回ったのは僕達ですが……!」
 精霊たちがヒャッハーしたりじゃきんじゃきんするところからすごい兵器をぶわーってしたり、ぐわんぐわんする剣でしゅばばばばしたり、旅館がもたない。マジで。現状は他の猟兵のすごい力で旅館がヒエヒエのぴっきーんになっているが。溶かした後の修繕費もむーりー。
『ほんっとーに面白かったよ!精霊たちがマジでイケてたし♪』
「ヤバヤバなのは分かったから、さっさとあの女将救いましょうよ」
 ルリララ・ウェイバース(スパイラルホーン・f01510)が姉妹たちとガールズトーク(?)をしている。
「そ、そうですね!とにかく救って差し上げねば!」
「つーか女将さん自ら旅館をブレイクとか草。草通り越して森、からの水だばーっ!まじウケる~っ!」
 ほんとマジウケる。あ、女将さんの槍がきらーんってなった。げきおこぷんぷん(略)。煽りおる。
「Damn it!!!!」
 英語。ブッレブレ。
「ねーねー?二人ともさー、水、どばーってくるから、プール遊びなんてDoよ?」
『いいねぇ♪じゃああたしはスタンバってるからよろよろ♪』
「くっころぉおおおおおおおおおおおおお!!!!」
 もう怒りすぎて自分が何言ってるか分かってない女将がそこに。槍持ってとつげきーする女将の前に立ちはだかる千秋。がっしょんしょんで殴る蹴るのスタンス。
「ダムナーティオ……キック!!」
「パンチッ!?」
 キックと言っておいてパンチを繰り出すがっしょんしょん。
「からのダムナーティオパンチぶちかまし☆彡」
「ってキックゥ!!」
 語彙力低下とかそんなプロブレムじゃない。ずるい。
 とはいえ、槍をスカッてした女将、地面にどんどん海水が増えていくかーらーのー。
「あとはレモンさんルリララさんの出番ですよ!4649お願い致します!」
『うぇーい。ルリちゃんたぁーっち♪』
「はいはい、でも、そのノリ、ルリにはムリよ」
 ララからルリにバトンタッチ。精霊たちにま、適当にね、って感じでお願いしたら、精霊たちも「りょ」ってなって真水をシュゴゥ!!し始める始末。
「ってあんたらもう旅館の事全然考えてないわね!!!!??」
 あー!困りますお客様!旅館あー!お客様!困ります!
「良い感じにしたから、後はよろー、う、波よ治れ」
「じゃ、みんなシクヨロ!!」
 レモンのすごい力でなんか色々と登場。でっかい盾がサーフィンの板に!!流れるプールと化した旅館(旅館?)内で女将さんの悲鳴が聞こえる。主に、修繕費方向の悲鳴が。
「流れるプールだキャッホーッ!!草野のおにーさん、ルリララさん達もいい波乗ってるね~っ!」
「ああ^〜これは海水流れるプールの出来上がりです?いや僕実は泳げないんですけどね、サイボーグなので」
「問題ないわよ。盾に乗ってればトリックも決められそうよ?」
「ルリさんは凄いですね!生体パーツはあるので浮き輪なら水に浮くことが出来るんですが……い、いい大人なのにはずかしい」
「全然OK!じゃ、女将さんへシューッ!!」
 蛇のすっごい神様とすっごい人たちがペカーッ!って感じでチュインチュインする。女将さん、波に揉まれながらチュインチュインに器用に避け……当たっていく。いたそう。

 数分後。

 旅館内が大変マズいことになってますが、槍に体を預けてへたり込む女将に、レモンがそっと近づいた。

 そして、熱いハグ。

「女将さん、もういい……!もう、休め……!」

 女将に、電流走る――!その時……!圧倒的 閃きっ……!!

「……あんたらから弁償金全部もらうから」

 イイハナシカナー?

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

テアトル・アークリフト
語彙力やばいってどれぐらいやばいのかな?
とにかく、女将さんをどーにかしないとね。
とりあえず、いつもの竜変化の槍で距離感を保ちつつ攻撃していって…ってこの程度の語彙力も無いのか、この現象!?
戦闘で必要な言語ですら、語彙力やべぇなってなってるのか。
こりゃ、早めに対処しないと後が大変だ。

レンジは中~近距離。相手もトライデント持ってるから同じレンジな気がするんだけど。
一瞬の隙も見逃さないよ、女性相手に悪いけど相手に敵意があるなら話は別。
隙を見つけて槍を当てたら、選択UCでチェックメイト。



●おにくたべたい
(語彙力やばいってどれぐらいやばいのかな?)
 転移前に、そう考えていたのは灰色の髪と中性的な顔の猟兵、テアトル・アークリフト(平凡を語る猟兵・f27192)である。
 語彙力がやばい、と言われてもしっくりこない。事実、転移前はこうして理知的に物事を考えることが出来ている。
相手の攻撃方法に対して、俺は―――、と思考を重ね、よし!とばかりに転移したのは良かったのだが……

「ああああああああああああもうぶっころ!!!ぶっころよぶっころ!!みーんなみーーーーーーんな死んじゃえば良いんだーッ!!!」
(あ、これマジでヤバいやつだな)
 もう見ただけで把握。ヤバい。心に湧き出てきた言葉が「ヤバい」だったのもかなりヤバい。早く片さないと世界もヤバいがテアトルもヤバい。
「……と、とにかく!女将さんをどーにかしないとねっ!」
 まずはしゅぱって近くにダッシュしてじーっと見極めて、しゅばばばばばばって攻撃していけば……。という思考。
「ってこの程度の語彙力も無いのか、この現象!?」
 悲しきかな、世界のヤバさで脳内もヤバい。
「キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイイイイ!!!」
 奇声。女将さん奇声。イタコみたいなアレを思い出しますが、語彙力とげきおこの問題。
「ボコボコするのに必要な言葉ですら語彙力やべぇなってなってるのか……!こりゃ早めに何とかしないと後がヤバい!」
 言ってる側から速攻語彙力喪失中。
 槍と槍がびしびしする。きぃんきぃんって感じで何回もしゅばばばばって感じになる。すごい。はたから見たらもうなにやってるか分かんないやつ。
「ちょこまかとうざったいわね!!!これでフィニッシュよ!!!あたしの旅館はあたしのものなんだからッ!」
 女将ニズム。旅館はみんなのものです。
 大きくぶぉん!って感じで振ろうとしたその隙をきゅぴーん!したテアトルが槍をシュパッてする。はやい。これは串刺しけってい。
「はい、チェック……め、めい……と」
 ゆっくり発音。語彙力をひねり出そうとした結果である。ぺこん、と女将さんの頭に槍の腹がヒット!!白目になって倒れる女将!!!その後竜に変身した槍が女将さんの頭をもぐもぐし始めた!!かわいい!!!
「……食べちゃダメだ」
 ぽんぽん壊すよ。
 ということで、なんか女将さんの体から骸魂がぶわーってなって骸の海にチュィンしていきました。

 救出完了。なお旅館。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『おいでませ、あやかし温泉宿へ!』

POW   :    妖怪達と温泉卓球バトル!

SPD   :    部屋で秘伝の妖怪マッサージを受けてリフレッシュ!

WIZ   :    温泉でのんびり過ごす(謎の温泉たまごもあるよ!)

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ナニハトモアレ
「あ、あの……大変申し訳ございませんでした。全く記憶にないのですが……この現状を見る限りその……本当に申し訳ありません」
 集った猟兵たちにぺこぺこお辞儀するのは、骸魂から解放されてなお美人度MAXな女将の姿だった。数多の妖怪の手によって旅館はたちまち修復され、元の形……以上になんかもっと広くなっている。妖怪たちすごい。
「お代は要りませんので、温泉を楽しんでいって下さい。よろしければ、卓球台も使って頂いて構いませんので……お疲れでしたらマッサージも是非」
 やや元気なさげにニコリ、と微笑んだ女将が、そう言って猟兵たちを促す。語彙力は戻り、世界の滅亡を防ぐことができた。無事に任務は完了だが、帰還する前にカクリヨファンタズムの旅館、そのサービスを堪能するのも良いかもしれない。
 ……とぼとぼと従業員室に消えていく女将の背中がちょっと寂しそうだったが。
地籠・陵也
【アドリブ連携歓迎】
きもちいい……(温泉に浸かって幸せそう)
湯加減が素晴らしいバランスで体の疲れが吹っ飛んでいく気分だ。
これは今度きちんとお代を払って泊まりにいかないと。
素晴らしいと思ったものには相応の対価を払うことが何よりの支えだと先生(育ての親)は言っていたし……今度は弟も連れてこよう。

(温泉から出て温泉卵を食べながら)
しかし、女将さんの様子が心配だな。
うーん……こういう時こそあにまるせらぴーの力だな。
【指定UC】を使用、隠密能力は低めでうちの猫を呼ぶ。
実はかくかくしかじかでな……女将さんを元気にしてあげてくれ。
(子供が書いたっぽく見えるように感謝の気持ちを綴ったメモを渡して)



●まったり温泉堪能中
「きもちいい……」
 白く濁った露天風呂に肩まで浸かっているのは、地籠・陵也(心壊無穢の白き竜・f27047)だ。
 白い竜翼を動かすと、ばちゃばちゃと湯が波打つ。同様に温泉に入っているのはこの旅館に通い詰めな妖怪たちだろう。河童、大きな体躯の狒々など、無数の妖怪がぼーっとしながら湯に浸かっていた。
「湯加減が素晴らしいバランスで体の疲れが吹っ飛んでいく気分だ。これは今度きちんとお代を払って泊まりにいかないと」
 なにしろ、妖怪たちへ効能を発揮する神秘の湯だ。それは猟兵にも十分に効果がある。先ほどまで大変(語彙力低下)だった疲労の全てが取り除かれている感覚。ふー、と息を吐いて、頭に被せてある濡れたタオルの位置を調整。
 素晴らしいと思ったものには相応の対価を払うことが何よりの支え。あの人がそう言っていた。穢れを浄化する立場である陵也が浄化されている、という状況。先生が知ったら、おそらく小さく笑って言うかもしれない。「凌牙にも紹介したらどう?」と。
(まあ、秘密にするどころか、穢れを吸い取る弟にも十分効果があるだろうな……というか)
 どちらかというと、この湯が必要なのは間違いなく弟である。

 十数分後、温泉を後にして、売っていた温泉たまごを頬張る。とろーっとした黄身に、濃い旨味が凝縮されている。
「へぇ、美味いな。この世界の鶏、相当良い卵を産むみたいだ」
 と、そんな批評をする陵也であるが……
「おい、あの卵食べたぞ」「さすが俺たちのことが見える人間……恐れ知らずだ」「俺でさえ躊躇するのに……」
ぼそぼそ、と後ろで小さく話し合う妖怪たちに、陵也の頭上に「?」マーク。気にしたら後がやばそうだが、幸い他の対象に興味が移ったようだ。
 従業員室のドアが開いている。覗き見ると、はぁ、と肩を落としている女将の姿。
(まあ無理もないよな……自分のせいで旅館が大変なことになってたなんて)
 こういう時は何をするべきか。行動は決まっている。
「うーん……こういう時こそあにまるせらぴーの力だな。エインセル、出てこい」
小さく光が瞬くと、足元に出現する羽の生えた白い子猫。名をエインセル。
「じつはかくかくしかじかでな……女将さんを元気にしてあげてくれ」
『にゃー!』
 ぱたぱたと羽ばたいて従業員室へ入っていく子猫。そっと覗き見ると、女将が驚いたように目を見開き、エインセルとじゃれあっている。どうやら、作戦は成功のようだ。
「旅館の運営ももうちょっと力を抜いて切り盛りしていけたらな」
 そっ、と呟きながら。にこり、と微笑んでいる女将の姿を見て、陵也はその場を後にしたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

茜崎・トヲル
女将さんだー! ぶじっぽいね? よかったー! おつかれさまー!
おれ語彙戻ってもあんまかわんねーね。しかたないしかたない。ひとやすみひとやすみ。
そーそー、女将さんはひとやすみしててね。のっとられてたんだし。
その間に、おれがお掃除します! 約束したもんねー。
だいじょーぶ任して。おれ疲れるとかないし。廊下も床もきれいにすんぜー。怪力と運搬、穴を板でふさいでー化術で同じものに变化させて。へへ、全部おわったら、おもいっきり温泉を堪能するぜー。卓球はー……ひとりじゃむりか。あはは。



●楽しいことをしよう
「女将さんだー!ぶじっぽいね?よかったー!おつかれさまー!」
 ビクッ、と廊下を歩いていた女将が驚いて後ろを振り向く。そこには、満面の笑みを浮かべて近づいてくる男の姿。鬼のような角を二つ生やした美男子は、見ようによっては妖怪に見えるかもしれないが、女将はぺこりと深くお辞儀をした。
「トヲル様、旅館を救って頂きありがとうございます、本当に丸く収まって良かっ―――」
「本当にいろいろヤバかったねー!いやーおれがいろいろしちゃったのは本当にごめんなさいっていうか……おれ語彙戻ってもあんまかわんねーね。しかたないしかたない。ひとやすみひとやすみ」
 ニコニコと微笑みながら、女将が持っていたモップを軽やかに奪い取る。
「え、あの……」
「そーそー、女将さんはひとやすみしててね。のっとられてたんだし。その間に、おれがお掃除します!約束したもんねー」
「いえ、ですが……」
「だいじょーぶ任して。おれ疲れるとかないし。廊下も床もきれいにすんぜー」
 そもそも女将は骸魂に取りつかれていたことを忘れている。心配そうな女将の様子を見ても、トヲルは満面の笑みを崩さなかった。
「えーと……ぱぁんしちゃったところは雑巾がけ、後はバケツと……穴とかできちゃったところ、まだカンペキに直せてないでしょ?よしよし、それじゃやりますかー」
 妖怪たち顔負けの作業効率であった。キマイラである故に、人間の身体能力を超えに超えている。たちまち綺麗になっていく廊下と破損個所。その様子を見ながら、女将がぽかんとした表情をしている。
「へへ、全部おわったら、おもいっきり温泉を堪能するぜー。卓球はー……ひとりじゃむりか。あはは」
 苦笑気味に笑った猟兵に、今度こそ女将がふふ、と笑い出した。ん?と振り向いたトヲルに、女将が口を開く。
「それでしたら、私がお相手しましょうか?」
「えー女将さんが?もしかしてめちゃつよ?」
「いえいえ、習った程度ですよ。この素晴らしい旅館の催し物として、温泉も、卓球も是非楽しんでいただきたいのです」
 女将の、本来の快活さが戻ってきたようだ。長い髪をかんざしで結わえた水色の髪の先がゆらりと揺れた気がした。
「マジで?じゃあやろうやろうー!よーし、そういうことならさっさと終わらしちゃうから、待っててねー」
「はい、ありがとうございます、トヲル様」
 旅館内にある長椅子に腰掛けながら、女将は柔らかく微笑んでいた。
 ―――トヲルにとって、他人が幸せであるなら、それで良い。ごしごしとモップを動かしながら、トヲルは口元を綻ばせていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

テアトル・アークリフト
女将さん、元に戻ったけど何だか浮かない顔してるなぁ。
さては、今回の原因は彼女にあったのかな。

困ってる人が居たら助ける。
両親と猟兵になるときに約束したことだから放ってはおけないよね。

女将さんに何か手伝える事が無いか聞いてみよう。
客人だけど、手伝っちゃいけないなんてルール無いからね。
何か言われるかもしれないけど、個人的でかつ根本的な解決方法だと説得してお手伝いさせてもらおう。
旅館の切り盛りも大変なんだろうなぁ…

【アドリブ・他PCとの絡み、歓迎】



●苦労を知って
「女将さん、元に戻ったけど何だか浮かない顔してるなぁ」
 他の猟兵との卓球の一戦を終えて、従業員室に戻ってきた女将の表情は、それでもまだ曇っていた。覗き見るように、テアトル・アークリフト(平凡を語る猟兵・f27192)がうーん、と唸る。
「さては、今回の原因は彼女にあったのかな」
 骸魂に取り憑かれたのは不可抗力ではあるが、骸魂が彼女に興味を持った理由は、大体その本音が原因だろう。
 なにしろ、旅館の運営をほとんど全て任されているようなものだ。そのストレスも計り知れない。
 困っている人が居たら助ける。それは、テアトルが猟兵になるときに、両親と約束したこと。そのあり方を変えることはあり得ない。
「よし」
 短く言葉を切って、従業員室の扉をくぐる。はっ、と現れた猟兵に女将が深くお辞儀をした。
「これは、テアトル様。どうなさいました?もしかして、何か至らぬ点が……?」
「ああいや、そうじゃなくてさ、何か手伝えることないかって」
 はっ、と女将が目を見開く。他の猟兵に手助けしてもらったすぐ後で、またそんなことを言われるとは微塵も思っていなかったのだろう。
 口を開こうとした女将に、テアトルが制する。
「客人だけど、手伝っちゃいけないなんてルール無いからね。これは個人的でかつ根本的な解決方法だ、良いよね?」
 おろおろと視線を彷徨わせた女将だったが、テアトルの熱意に負けたのだろう。
 それなら、と女将がテアトルに手伝いの内容を言い渡す。

 旅館内の掃除はもちろん、お客様の予約確認、個室の清掃、配膳の準備にお出迎え、汚れたシーツやごみの回収など様々。
 右往左往しながら走りまくるテアトルが、息を切らしながら心の中でつぶやく。
(これは……旅館の管理とかの問題だけじゃないな……女将さん本当に大変なんだ……)
 やがて、時間が経ち。
 休憩室の椅子に腰を下ろしたテアトルに、女将が心配そうに声をかけてくる。
「大丈夫ですか?かなりの重労働ですし……」
「大丈夫、女将さんの苦労が分かった気がするよ……そりゃあストレスを溜めるのも必然だね」
 はぁ、と息を吐いて、テアトルが思考を張り巡らせる。
 他に従業員はいるが、そもそも人数の割り当てや得意分野の割り当てが問題なのではないか、と。
「あのさ、女将さん。ちょっと提案があるんだけど……」
 テアトルが切り出したのは、各従業員の配備と改善だった。それを聞いた女将が、ぱぁと表情を綻ばせた。
「素晴らしい提案ありがとうございます!作業の効率化ができそうですね」
「うん、女将さんも、自分ひとりだけじゃ回らないことを、他の妖怪たちと一緒に頑張ってみればいいと思うよ」
 はい、と小さく頷いた女将の笑顔が、テアトルには眩しかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

霑国・永一
成程成程。元に戻ってみれば面白おかしいところは無くなって素敵な女将さんとなったわけだ。
とはいえ仕事疲れに関してはそのままだし、経営してる以上は解決も困難だねぇ。
とりあえず温泉行って、その後にマッサージ。

どれも中々に素晴らしいねぇ。
さて、そうしたら軽くお酒でも飲むとしようかなぁ。ああせっかくだし、お疲れな女将さんでも呼んで一緒に飲み交わそうかなぁ。仕事中ならお酒頼むとかそんな名分でいいか。他愛もない会話でも。愚痴聞きもあるかもだ。
どうぞ麗しの女将さん。暫しの時間を俺に盗ませてくれると幸いだよ。

いやぁ、知人(あっち)の女将さんと違って優しくしてあげたくなるなぁ(笑)


神奈木・璃玖
先程までの語彙力のなさは本当になんだったのでしょうね
女将さんも元に戻ったみたいですし、旅館も従業員さんたちの力であっという間に元通り…え、元通り以上の仕上がりになってません?
さすがは妖怪達、やはり数の力は偉大だということですか

なにはともあれ、あれだけの仕事をしたのですからしっかりと『対価』をいただかねば割に合いません
温泉からマッサージ、食事までこの旅館のサービスを全て堪能させていただきますよ
商人の命とも言うべき『言葉』を奪った罪は重いのです
それはもう素晴らしい『サービス』を期待してますからね?



●別々のやり方
「成程成程。元に戻ってみれば面白おかしいところは無くなって素敵な女将さんとなったわけだ」
 他の猟兵と会話をしているところを、遠く離れた通路の先で確認していたのは、霑国・永一(盗みの名SAN値・f01542)だった。その言葉に同意したのは、銀髪に眼鏡をかけた妖狐、神奈木・璃玖(九尾の商人・f27840)である。
「先程までの語彙力のなさは本当になんだったのでしょうね」
「まったくだ。とはいえ仕事疲れに関してはそのままだし、経営してる以上は解決も困難だねぇ」
「それもですが、従業員さんたちの力が凄すぎませんか?あっという間に元通り…元通り以上の仕上がりになってません?」
 周囲をみれば、漆もしっかり塗られた綺麗な柱と、延々と続くような新品同然の木造建築が広がっている。
「さすがは妖怪達、やはり数の力は偉大だということですか」
 頻発するカタストロフを日常として送る妖怪たちだ。ある程度の『凄さ』があるのは当然……なのだろうか。
 と、そこでくるり、と永一が踵を返す。その行動を不思議に思った璃玖が声をかけた。
「おや、声をかけないのですか」
「とりあえず温泉行って、その後にマッサージだねぇ」
 ああ、と璃玖が頷いた。確かに、妖怪たちが賑わう温泉宿だ。その実態を確認しておかなければ。
「……まあ、私は別の『対価』をいただきましょうかね」



 一時間後。濁り湯の温泉をじっくりと堪能し、マッサージが得意だという妖怪から施術を受け、息を小さく吐いて永一が腰掛けたのは宿の個室だ。
 外を見れば、幻想的なカクリヨファンタズムのねじれた空間の風景が広がっている。桜の木と花が乱れ咲き、天地の逆転した広大な川が“宙を走っている”。
「どれも中々に素晴らしいねぇ」
 再び小さく呟くと、しばしの沈黙の後ぱん、と手を叩いた。呼ばれたのは、宿の従業員である妖怪の女性だ。
「女将さんを呼んできてくれるかい?」
 猟兵にそう言われれば、否定などできるはずもなく。呼ばれた女将がきょとんとした表情で永一を見ると、「何用でございましょうか?」と小さく微笑む。
「軽くお酒を、一緒に飲み交わそうかなぁってね」
 ……少し困り気味であった。仕事中でして、と言おうとした女将に、永一がわずかに頬を緩ませる。
「ああ、仕事中かなぁ。じゃあ晩酌でいいや。お願いするよ」
「は、はい……」
 ふっ、と笑ってお猪口を掲げる。
「どうぞ麗しの女将さん。暫しの時間を俺に盗ませてくれると幸いだよ」



「成程ねぇ、他の従業員に仕事の割り当てをしようにも、多くの作業は女将さんに偏ってるわけだ」
「誠に不甲斐ない話ではございますが……」
 従業員たちが仕事ができない、というわけではなさそうだ。どちらかというと、この旅館の気質に寄るものだろう。
 陰の差す表情ながら、女将はその笑顔を絶やさない。やれやれ、と永一が呆れているが。そこで、後ろから声がかかる。
「管理者は責任者でもありますが、重労働のために任される役職ではありませんよ」
 入ってきたのは璃玖だった。女将の話を聞いていたのか、肩を竦めてその隣に座ってくる。
「温泉からマッサージ、食事まで全てのサービスを堪能させていただきました。商人の命とも言うべき『言葉』を奪った罪は重いですからね」
「面目ありません。ご堪能していただけたでしょうか?」
「ええ、それはもう。素晴らしい旅館ですよ。しかしまあ、先ほどの話を訊く限りでは、とても順調な運営とは思えませんがね」
 はい、と小さく身を縮こまらせる女将に、もう一度璃玖は肩を竦めた。
「……ですので、少し従業員たちに進言させて頂きました。作業の割り当て、効率化について、あなたがどれほど頑張っているのかをね。そうしたら……ほら、あれですよ」
 璃玖が後ろに視線を向けると、襖の陰に隠れるように、従業員の妖怪たちが、女将をじっと見つめている。
「これからは、あなたに全面協力するそうです」
 襖の奥からどたどたと駆け寄ってきた妖怪たちが「女将さんごめんなさい!」「もっと私たちもお手伝いしますので!」「もっとこきつかってくだせえ!」とぎゃあぎゃあ騒ぎ立てる。
 璃玖のスタンスはギブアンドテイク、『等価交換』だ。貰いすぎても、払い過ぎてもいけない。だからこそ、璃玖は『等価交換』を行ったまでである。
 鳩が豆鉄砲を食ったように硬直する女将の姿に、永一が今度こそ口元を覆って笑った。
「いやぁ、知人の女将さんと違って優しくしてあげたくなるなぁ」
 旅館もそうだが、お客様をもてなすために身を削る。というより、お客様をもてなすことが彼女にとっての生きがいでもあるのだろう。その知人の女将が「どういうことですの!?」とツッコみを入れてきそうではあるが、妖怪たちの喧噪を聞きながら永一が静かにお猪口を傾ける。
 旅館の外、開けた窓からふわりと舞い込んできた桜の花びらが、酒の上にちょん、と波紋を成したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

祓月・清十郎
(料理をしこたま食べながら)

もぐ(自立した大人だって、何もかも忘れ去って童心に帰りたくなる時があるのでござる)
もぐもぐ(何を隠そう拙者そういう機微には敏い猫(自称))
ももぐ(今の女将になにより必要なのはきっと思って田舎のおっかさん)
もぐぐのぐ(そんな訳で拙者が喚んだおっかさんと一緒に親子水入らずの時間を過ごしたらいいと思うでござるよー)
ももんが(是にて大団円でござる!)



もぐ?(え?何でござる従業員さん?)
もぐんぐ?(女将さんがおっかさんと寛いでるから人手が足りなくなった?)
もぐ!?(猫の手も借りたい状況だから飯ばっか食ってないで責任取って手伝えと!?)

もーぐー(問答無用で引きずられていく猫)



●その後全力で働いた
と、そんな中で次から次へと出される料理をひたすらフードファイトしている姿が。
「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ」
 全力もぐもぐ中の祓月・清十郎(異邦ねこ・f16538)が、山の幸やら海の幸やらを口の中に放り投げる!
「もぐ(自立した大人だって、何もかも忘れ去って童心に帰りたくなる時があるのでござる)」
 味噌汁ずずー。
「もぐもぐ(何を隠そう拙者そういう機微には敏い猫(自称))」
 炊き込みご飯がつがつ。
「ももぐ(今の女将になにより必要なのはきっと思って田舎のおっかさん)」
 天ぷらもぐもぐ。
「もぐぐのぐ(そんな訳で拙者が喚んだおっかさんと一緒に親子水入らずの時間を過ごしたらいいと思うでござるよー)」
 ぶわぁっ!っと夕焼け空に変化する旅館の領域。従業員室にいるだろう女将さんへ謎のカーチャンがにっこりと微笑んで部屋を後にした。誰。
「ももんが(是にて大団円でござる!)」
 漬け物をぱりぽり。
 旅館の料理フルコースを堪能する清十郎、次は高級牛ステーキとすき焼きを、と箸を進めていたのだが。
 なんか、従業員たちがぞろぞろ集まってきた。
「もぐ?(え?何でござる従業員さん?)」
 ごごごごごごごごご……とばかりにすごい圧を感じる。あ、これやばい、とか思ったが口の中には未だにご飯。
「……もぐんぐ?(女将さんがおっかさんと寛いでるから人手が足りなくなった?)」
 ぐわし、とばかりにケットシーのびよーんと伸びる背を持って引きずられていく清十郎。猫の手も借りたいとはまさにこのことである。
「もぐ!?(飯ばっか食ってないで責任取って手伝えと!?)」
 先ほど、女将さんに全力で手伝います!と覚悟した従業員たちである。面構えが違う。
 というわけで食事中断。ずるずるー。
「もーぐー」

 妖怪ひとさらい(文字通り)。

成功 🔵​🔵​🔴​

セレシェイラ・フロレセール
温泉に浸かりながら考え事を少々
ふう、良き温泉であった

良く働いた後は良く食べて良く眠って、そして適度なストレス発散が必要だ
そんなわけだから、女将さんわたしと卓球しようそうしよう
今は何も考えず、ただこのピンポン球を互いに打ち合うのよ!

女将さんが勝ったら、うちの子(相棒の猫の使い魔の『結』)が極上の肉球で女将さんにマッサージをしてくれます
わたしが勝ったら、女将さんはわたしと結にアイスおごってね

あっれーそういえばわたし卓球したことなかったっけ~(すっとぼけ)
てなわけで、勝負は女将さんの勝ちでーす
結ちゃん出番だよ、女将さんを癒してあげて
その後は女将さんはゆっくり眠ってね
そうしたら、明日からまた頑張れるよ



●この猟兵ッ……!できる……ッ!
濁り湯の温泉に漬かりながら、ぼーっとした表情で思考中の猟兵が。
しばし黙考の後、女将がいるだろう部屋へ。
「ふう、良き温泉であった」
 セレシェイラ・フロレセール(桜綴・f25838)が、ばっ、と襖を開け放つ。浴衣姿でダイナミック入室。えっ、とばかりに妖怪たちの視線が突き刺さる。
「よく働いた後は良く食べて良く眠って、そして過度なストレス発散が必要だ。そんなわけだから、女将さんわたしと卓球しようそうしよう」
 どういうわけだ、と妖怪たちがざわざわしているが、セレシェイラから闘志のオーラが放たれる(桜色)
「今は何も考えず、ただこのピンポン球を互いに打ち合うのよ!」
 いつの間に用意したのか分からないが、ラケットを掲げ、ピンポン玉が掌の上に乗って不動。しかしオーラは迸る。
「し、仕方ありません……私で宜しければ、お相手致しましょう」
 立ち上がった女将。なぜか床下を割いて現れる卓球台。なんで。
 両者、ラケットを持って睨みあう。
「女将さんが勝ったら、うちの子(相棒の猫の使い魔の『結』)が極上の肉球で女将さんにマッサージをしてくれます。わたしが勝ったら、女将さんはわたしと結にアイスおごってね」
「承知致しました……」
 いや、お客様として来てるのだからアイスくらい頼めばいいのでは?とか普通に思っちゃう妖怪がいたかもしれないが、それはそれ、これはこれ。
 セレシェイラの掌に乗ったピンポン玉がふわりと浮かぶ。迸るオーラ。全力サーブ。おそらく、逆回転を狙ったサーブだ。斜め上から入るようなラケットの振り。セレシェイラのサーブが女将に襲い掛かる―――!!

「あっれーそういえばわたし卓球したことなかったっけ~」

 ブオン!!!と圧倒的風圧。ラケットに触れてないのにピンポン玉がそのままあらぬ方向へ飛んで行った。見守っていた妖怪の額に直撃。ぎゅるぎゅる音を立てて煙がもわってなった。妖怪K.O.
「てなわけで、勝負は女将さんの勝ちでーす。結ちゃん出番だよ、女将さんを癒してあげて」
 にゃー、とばかりに女将さんに抱き着くセレシェイラの相棒、結。先ほど別の猫に洗礼を受けた後である。女将さんが至福の表情。
 そのままセレシェイラは踵を返して部屋を後にする。女将さんから声がかかったが、それを躱すように、わずかに振り向いてドヤな顔。
「その後は女将さんはゆっくり眠ってね。そうしたら、明日からまた頑張れるよ」
 退場。廊下を歩くセレシェイラが、小さく呟いた。
「……今度卓球を題材にした物語でも書こうかな?」
 遅刻交差点激突ネタはありそう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルリララ・ウェイバース
【幽世】の皆と温泉
◎アドリブ

互いに姉妹と認識する四重人格
末妹で主人格のルリララ以外、序列なし

オルタナティブ・ダブルでリラ、姉召喚でルリを分離
本体はララメイン
ルリはお湯と半ば同化して入浴
他の二人(とルリララ)は卓球場へ
『やれやれだわ。金払えとか建て直せとかにならなくて良かったわね』
『あら、面白いけど、この状態だと中途半端ね。あ、ルリララ達も戻って来るって』
『ララ、そっちは生身なんだから、水着は着なさいよ』
「ルリちゃん、タ~ッチ♪」
「やれやれ、この騒がしさも平和の一部って事で見逃してちょうだい」

水着は去年か今年の水着コン参照で


蛇塚・レモン
【幽世】
アドリブ◎

旅館、修復されて本当に良かったね……(目を逸らしつつ

あたいたちは温泉へ
混浴なので水着着用
温泉を更にグレードアップできるアイテムを持ち込むよ
それは、サウナ珊瑚!
群竜大陸で拾いまくったあれだよ!
これを温泉の中に浸けると、なんとブクブクと泡が吹き上がってジェットバス状態に!
更に、『整った』っていう感情が解放されて、心身共にリラックス~
あ~また語彙力無くなりそうだよね~

※説明しよう! 整うという感情は、サウナの『蒸し風呂』『冷水浴』『外気浴』というワンセットを通してさっぱり爽快な気分になることである! まさにユルユルの極楽気分!

草野のおにーさんもルリララさん達も、まったりしようね~


草野・千秋
【幽世】
アドリブ◎

温泉ですか、いいですね
(ゴムのひよこを持っていく)
といっても混浴、僕一人だけ男子なので水着ですが
本当に旅館再建されてよかったです
これ「建て直せ!」とか言われるかと思ってましたよ〜(ひやひやした顔をしつつ)
お、レモンさんそれはなんです?
(じぃ、と珊瑚を見やり)
なるほど群竜大陸の財宝、それを生かすなんて流石です
それを浸けると……
おお!確かにジェットバスです!
上手いこと考えましたねぇ
おや、ひよこちゃんさんが流れて
(ひよこを手の中に収める)
なんにしても温泉が楽しめる状態にまでなってよかったです
平和が一番



●従業員「お客様!!?」
「旅館、修復されて本当に良かったね……」
「これ「建て直せ!」とか言われるかと思ってましたよ〜」
『やれやれだわ。金払えとか建て直せとかにならなくて良かったわね』
 露天風呂に続く廊下を歩きながら、蛇塚・レモン(白き蛇神オロチヒメの黄金に輝く愛娘・f05152)が目を逸らし、草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)とルリララ・ウェイバース(スパイラルホーン・f01510)の人格の一人、リラがやれやれと肩を竦めている。
 妖怪たちがほとんど改築並みの建築をしたわけだが、お金は一体どこから出てきたのだろうか、カクリヨファンタズム恐るべしである。
 というわけで。
「うわあ!すっごいっ!まさに秘湯って感じだねっ!」
「早く入ろうよー♪もうへとへとー」
「濁り湯の温泉ですか、いいですね」
 混浴ということで、レモンはめちゃくちゃきらきら光ってこれでもかってぐらい金ぴかしている水着を着用、ルリララ……といっても今温泉にいるのは人格分離をしたララではあるが、民族衣装風の水着に身を包んでの登場である。それに合わさるように、千秋もまた民族衣装風の水着を着て温泉に赴いていた。……え、なにこれ異郷から団体様ご案内?みたいな感じになっている。
「うーん!流石は妖怪たちが利用する温泉だねっ!疲れが吹き飛ぶよっ!」
「気持ちいい~♪最高♪」
「うん、これは素晴らしいです。世界を救うとかではなくて、今度はお客としてここに来たいですね……」
 ぷかーっとゴムのひよこが濁り湯の温泉に浮いている。ひよこを眺めながら、一同が無我の境地。語彙力喪失は相当堪えたらしい。かくいう地の文も疲れている。
「っていっけないいっけないっ!この旅館を繁盛させる意味でも、こんなものを持ってきたんだよねっ!」
 後ろに置かれた布袋から取り出したのは、なんかすっごい見覚えのあるアイテムである。アックス&ウィザーズの戦争、群竜大陸に存在した秘宝、その珊瑚。
「これを温泉の中に浸けると、なんとブクブクと泡が吹き上がってジェットバス状態に!」
 たったの一欠片入れただけなのに、温泉がゴワゴワしてくる。流石は秘宝。というか、別世界で別世界の秘宝中の秘宝を使って温泉そのものが秘宝になるとかもう訳が分からないことになりそう。
「なるほど群竜大陸の財宝、それを生かすなんて流石です。……おお!確かにジェットバスです!上手いこと考えましたねぇ」
『あら、面白いけど、この状態だと中途半端ね。あ、ルリララ達も戻って来るって』
 と、なにかむーっ、とした表情をしたララであった。どうやら、遠く離れて卓球場にいる姉妹たちと会話を行っているらしいが、水着をちゃんと着ろ、と注意されたらしい。ともあれ、ジェットバス状態になっている温泉を見て、ララが瞳を輝かせている。
「ルリちゃん、ターッチ♪」
 なんだなんだ、と妖怪たちが集まってきたようだが、気にする素振りなし。
「やれやれ、この騒がしさも平和の一部って事で見逃してちょうだい」
 流れてきたゴムのひよこを受け止めながら、千秋がにこりと微笑んだ。
「なんにしても温泉が楽しめる状態にまでなってよかったです。平和が一番」
「草野のおにーさんもルリララさん達も、まったりしようね~。『整った』っていう感情が解放されて、心身共にリラックス~。あ~また語彙力無くなりそうだよね~」
 整うという感情を与えた相手になんとかかんとか。治癒ユーベルコードみたいなのが完成しそうな雰囲気ではある。ジェットバス状態になっている温泉に浸りながら全力癒され中。

……だったのだが。

「もしかしてさ、もっと珊瑚入れればもっと疲労回復できる温泉になったりして♪」
「……え?」
『ちょっと、待ちなさいララ』
「なるほどー良いですね。この際できるところまでやって旅館の売り上げにも貢献していきましょうかー」
「ちょっと待ってっ?ララさん、それはやめた方が―――っ!」
「えーい♪」
 レモンの静止声、意味なし。温泉の気持ちよさに思考放棄している千秋。ララが布袋に包まれた全珊瑚、投入。

 温泉が爆発した。

 いや、爆発っていうかメントスコーラのあれみたいになった。雨のように降り注ぐ温泉。津波のごとく押し寄せるお湯に押し流される猟兵計6名。(ちょうど帰還した2名)

 ……とりあえず、従業員である妖怪たちの作業が増えたのは言うまでもない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

穂積・直哉
ふへぇ……旅館立派になってんじゃんすげぇ……

でも、女将さん頑張りすぎてまた同じ事態になったら大変だよなー
……いや、マジでヤバイじゃんそれ色んな意味で
女将さんに気付かれないようにこっそりと【Panopticon】使ってみるか
普段言えない悩みとか言ってみてよ?

んで、かくかくしかじかなんだけどさって
聞き出せた悩みを従業員の妖怪たちに伝えておきたい
偶には仲間に任せて休んでも良いと思うんだよね
大変な時は沢山あるだろうけど、仲間と楽しく乗り越えなくちゃ!

あ、そだ
この旅館ってなんか弦楽器置いてある?
オレね、バンド組んでんの! んでオレはベース担当!
旅館をメチャメチャにしたせめてものお詫びに一曲やりますっ!



●そして丸く収まり……
「ふへぇ……旅館立派になってんじゃんすげぇ……」
 妖怪たちの力で5割増しの大きさになった旅館を見上げながら、穂積・直哉(星撃つ騎士・f06617)は茫然と呟く。
 カタストロフは回避された。カクリヨファンタズムの世界における滅亡の危機など日常茶飯事ではあるが……。
「でも、女将さん頑張りすぎてまた同じ事態になったら大変だよなー。……いや、マジでヤバイじゃんそれ色んな意味で」
 世界的にも。旅館的にも。語彙力が戻ったのにもかかわらず、まったく語彙力のない表現方法であったがその言葉がしっくりきている不思議。
 と、なにやら慌ただしそうに廊下を駆けていく女将の姿が見えた。唸った直哉は、よし、と両手を眼前に掲げて、デッサンの要領でその女将を捉える。
 直哉にとっての超常―――ユーべルコード【Ponapticon】は、狙いを定めた対象の鏡像を見透かす力を持つ。それは、心の奥底に存在する淀みさえも捉える、絶対不可避のカウンセリングのようなものだ。
「ってことで女将さんには悪いけど……普段言えない悩みとか言ってみてよ?」
『お客様を迎えるのは大変光栄なことだと思っています。ですが、やはり従業員に心無い言葉を向ける方もいらっしゃいまして……。それに、横暴な態度をとるお客様もいらっしゃいます。あとは―――』
 旅館の運営について、従業員たちの頑張りに自分は報いているかどうかの不安。諸々を吐き出して、鏡像は現実から姿を消した。
「……なるほどね?」
 まあ、大体は予想できていたことなのだが。すぐに従業員室に赴き、妖怪たちにその話をしてみると。
「あーまあそりゃなぁ……」
「俺たちのこと舐め腐ってる妖怪もいるからなぁ。無駄に楯突いたりすると後がこえ―のよ」
「女将さんはいつも頑張ってくれてますから、私たちも協力は惜しみません」
 口々にそう呟く従業員たちに、直哉はにかっ、と笑った。
「なんだよ良い奴らばっかじゃん。大変な時は沢山あるだろうけど、仲間と楽しく乗り越えなくちゃ!」
 こくり、と頷いた妖怪たち。と、そこで直哉が思いつく。
「あ、そだ。この旅館ってなんか弦楽器置いてある?オレね、バンド組んでんの!んでオレはベース担当!旅館をメチャメチャにしたせめてものお詫びに一曲やらせてよ!」
 おや、と顔を見合わせた妖怪たちは―――。

 旅館の中に、軽快な音楽が鳴り響く。ロック、はたまたジャズ風に。ギターと、ピアノ、ドラムやトランペットなど、無数の音楽と重なって鳴り響く。
 また再起のために。この旅館を訪れる皆が笑顔であり続けるために。
 にっと微笑みながら、直哉は集ってくる妖怪たちを視界に収めて、ギターを弾き続けたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年07月22日


挿絵イラスト