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アルダワ魔王戦争6-C〜未来を決めるのは言霊では無く

#アルダワ魔法学園 #戦争 #アルダワ魔王戦争 #大魔王 #モルトゥス・ドミヌス #オブリビオン・フォーミュラ

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●探検、発見、第五形態
「がう、皆おつかれさまー!」
 グリモアベースに集まってくれた猟兵たちを前に、アルファ・オメガ(もふもふペット・f03963)はもふもふな手をふりふりする。とりあえず、集まってくれた人はもふってもいい。もふは疲れと精神集中に効きます、たぶん。
 それはさておき。
「皆の活躍で、大魔王の第五形態が発見されたよ」
 また、ファーストダンジョンも最下層まで手が届きそうな箇所まで探索が進んでいる。
「新たに現れた妖精とかちょっと不穏な気配も感じるけど……今は目の前の敵に集中しよう」
 そう言ってアルファは予知の内容を話し出すのであった。

●無敵と不敗はイコールじゃない
「大魔王の第五形態の名前は『モルトゥス・ドミヌス』って言うんだって」
 またの名を『裁定者』。膨大な魔力を纏う巨神のごとき存在である。
「ちなみに、めちゃくちゃ偉そうな言い方するよ。腹立つよね」
 ぷんぷん怒るアルファの様子はさておいて。

 第五形態『モルトゥス・ドミヌス』はファーストダンジョンの6-C区画、巨大な蒸気反応炉があるエリアにいる。
「この蒸気反応炉はファーストダンジョンに魔力を供給する役目を担っているんだけど……」
 蒸気反応炉の破壊に関しては、今回は控えてほしい。何故なら魔力供給をしている関係で各所にパイプラインが伸びており、蒸気反応炉を破壊すると、影響が広範囲に及ぶ。地上の魔法学園も同時に消し飛ぶような大爆発が発生する、と推測されているのだ。
「だから、皆はモルトゥス・ドミヌスの撃破に専念して」

 今回の目標であるモルトゥス・ドミヌスを一言で言うならば。
「『万能』って言葉がイメージかな」
 アルファがそう告げる。攻防に使用できる『裁定者のオーラ』、ユーベルコードをも食らい反撃の要となる『両手』、そして事象として具現化する『言葉』など、普通の学生たちであれば太刀打ちできないであろう。
 しかし、猟兵なら勝てない相手ではない。無敵のオーラが攻撃を遮ったとしても、本体にダメージが入らないわけではないのだ。
「猟兵の皆の攻撃やユーベルコードなら、必ず突破口が開ける。逆に皆が頼りなんだ」
 ここは猟兵たちに任せてほしい、そうアルダワの魔法学園に告げてあるのだから。

 モルトゥス・ドミヌスと戦闘する際に、注意してほしいことがもう一つある。それはモルトゥス・ドミヌスは必ず先制攻撃を仕掛けてくるという点だ。
「その先制攻撃に対して、どうやって対応するかが重要になるよ」
 いかに防御・回避して反撃するか。これが戦闘の要になる。
「真正面から突っ込むのも悪くないけど、大魔王は万能だからね」
 その大魔王がただでさえ先制攻撃してくるのだから。戦闘に対して、いかに作戦を立てるか。それが猟兵たちの戦いを有利に運ぶ可能性となる。
「あ、事前準備はエリアに入る前にしてね?」
 『エリア内の物を利用して』あるいは『エリアに罠などの細工を施す』という手は間違いではないが、それはモルトゥス・ドミヌスの目の前で策を講じるということだ。その隙を逃してくれるモルトゥス・ドミヌスではないし、万が一逃がしてくれたとしてもその策は十全に効果を発揮しないだろう。

 説明を終えてアルファは改めて猟兵たちを見上げる。
「がう。モルトゥス・ドミヌスが言った言葉は真実になるんだって」
 それは『裁定者』としての力なのか、あるいは知恵を得て身につけたものなのか。いずれにしても、強力過ぎる言霊だ。
 でも。
「未来はまだ決まってない! 未来を作るのはいつだって現実を生きるボクたちだよ」
 過去が放つ言葉が未来を決めるのでは無く、現在を生きる人たちの、猟兵たちの活躍が未来を切り開く。
「だから皆、よろしくね!」
 アルファは改めて頭をぺこりと下げてから、猟兵たちを戦場へ送り出すのであった。


るちる
 はじめまして、あるいはこんにちは、るちるです。
 アルダワ魔王戦争も佳境になってまいりました……なってるよね? 不安なんだけど。
 何はともあれ、大魔王の形態を倒していくことはプラスになるでしょう。
 大魔王戦2回戦、参ります! こちらは1章構成の『アルダワ魔王戦争』のシナリオフレームです。このシナリオの成功数は、大魔王最終形態との決戦に影響を与えます。

 当シナリオの補足をします。大きく2点! 前とほぼ一緒だよ!

 1点目。
 このシナリオには、特別な『プレイングボーナス』があります。
(=============================)
 プレイングボーナス……『敵のユーベルコードへの対処法を編みだす』。
(敵は必ず先制攻撃してくるので、いかに防御して反撃するかの作戦が重要になります)
(=============================)
 ということで、モルトゥス・ドミヌスの先制攻撃に対しての『対策・対処方法』をプレイングにお書きください。モルトゥス・ドミヌスは、皆さんが指定したユーベルコードと同じ属性のユーベルコードを必ず先に使用します。それに対して、どう動くか。そこが重要なポイントです。
 なお、SPDのユーベルコードを選んだ場合、当シナリオにおいては『猟兵がユーベルコードを使うまで、いつでもコピーできる態勢を維持』します。不発にはなりませんのでご注意を。ただ、態勢を維持する関係上、隙ができやすくなります。上手く利用すれば、逆に有利に働く可能性があるかも。
 それから、言った言葉が現実になってしまいますのでね。特定の条件下で発動するユーベルコードは、その特定条件を言葉でフォローします。お気を付け下さい。

 2点目。
 また、速攻で片をつけましょう。
 このシナリオは、公開後、1日程度を目安に完結させる予定です。全員採用ではなく、完結までの速度を重視した執筆を行います。

 それでは皆さんの参加とナイスなプレイングをお待ちしております!
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第1章 ボス戦 『大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』』

POW   :    『貴様らの攻撃は我が肉体には届かぬ』
無敵の【全身を包む『裁定者』のオーラ】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD   :    『己の力にて滅びるがいい』
【ユーベルコードをも『喰らう』両手】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、ユーベルコードをも『喰らう』両手から何度でも発動できる。
WIZ   :    『裁定者に仇為す者には災いあるのみ』
【悪意と魔力に満ちた言葉】を向けた対象に、【放った言葉を現実化すること】でダメージを与える。命中率が高い。

イラスト:東

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ソラスティベル・グラスラン
好き勝手言いますね!大魔王よ!
貴方がどれだけ嘯こうが、わたしは前に進みます
そう…未来を作るのは、今を生きるわたしたちなのですから!

今までの戦いと変わりなく、正面から一歩
オーラ防御で守り、第六感・見切りで敵のオーラの弱い場所へ跳ぶ
怪力・盾受けで受け流し、気合いで耐える!

どうしました、大魔王よ
わたしはまだ『立っています』よ!!

継戦能力で耐え抜き、一歩ずつ前進
見た目では無防備に見える防御重視の【勇者理論】
着実に距離を詰め、恐怖を与える存在感

わたし一人倒せない、貴方の『裁定』はその程度なのですかッ!?
無敵を否定、恫喝し更に恐怖を
大斧を振り抜き大魔王を吹き飛ばし
『退き』ましたね?次は断ち斬ります…!!




 大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』。
「『贄共』よ、『汝ら』の『終焉』である!」
「好き勝手言いますね! 大魔王よ!」
 その言葉にいち早く反応したのは、ソラスティベル・グラスラン(暁と空の勇者・f05892)である。
「貴方がどれだけ嘯こうが、わたしは前に進みます。そう……。

 ――未来を作るのは、今を生きるわたしたちなのですから!


 言葉に含まれた怒気とは裏腹に、ソラスティベルの戦い方は、実に堅実でそして『彼女』らしい戦いであった。
「『この』『一撃』で、『地に伏せ』よ」
 モルトゥス・ドミヌスの『裁定者』のオーラが衝撃波となって放たれ、ソラスティベルを飲みこむ。周囲の地形すらも破壊しながら突き進む衝撃波、それが通り過ぎた後には。
「どうしました、大魔王よ?」
 いつも通りのソラスティベルがいた。
「わたしはまだ『立っています』よ!!」
 オーラ防御で身を固め、衝撃波に押し流されないよう、盾を怪力で支えながら、気合で耐え切ったソラスティベル。しかし、そんな『様子』は微塵も見せず、ゆっくりと歩を進める。
 その様子にモルトゥス・ドミヌスが再び手をかざす。
「『よかろう』。『いつ』まで『耐える』ことが『できる』かな!」
 再度放たれる衝撃波。それをまた同じようにして凌ぐソラスティベル。

 ――戦い続ける、ということは、『負けない』ということである。

 負けなければ、相手が勝つこともあり得ない。継戦能力、そして、見た目は無防備に見えるけれど、防御力重視で発動したユーベルコード『勇者理論』を以て。ソラスティベルは決して膝をつかない。
「わたし一人倒せない……」
 着実にモルトゥス・ドミヌスとの距離を詰める。ダメージを負った風にもみえず、近付いてくる存在に恐怖を感じない『知性体』はいまい。
「貴方の『裁定』はその程度なのですかッ!?」
 『裁定者』のオーラ、その無敵を否定するソラスティベルの叫び。それにはもしかしたら、実は臆病な自分に対する喝も含まれていたのかもしれない。
 だからだろうか。その言葉はより強く、より真実味を以て、モルトゥス・ドミヌスに突き刺さる。恫喝、そして恐怖を与えるようなその叫びに。
「む……ぅ……」
 ひとこと。小さく唸った……それは疑念。すなわち、無敵の『裁定者』のオーラが綻ぶ瞬間。
 その瞬間を、ソラスティベルは逃さない。第六感で見切り、素早く。一瞬で距離を詰めるべく跳ぶソラスティベル。
「『退き』ましたね?」
 大きく振りかぶった大斧の一撃でモルトゥス・ドミヌスを吹き飛ばすソラスティベル。その姿はまるで、『言葉を具現化する』存在のようであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

トゥリース・リグル
連携アドリブ歓迎。
【SPD】で判定します。

…なるほど、その手はユーベルコードを食らうというわけ、ですか。

基本的にUCは使用せず、技能だけで戦闘します。
指定UCが万が一奪われたとしても、相手が初期技能のある防具など着用してるようには見えませんし、問題ないでしょう。

【ダッシュ】で動き回りつつ【先制攻撃】+【2回攻撃+鎧無視攻撃】で攻撃。
以降は動き回りつつ隙を見て【2回攻撃+鎧無視攻撃】で攻撃を続けます。
相手の攻撃は【第六感】で察知しつつ、【見切り+フェイント】を用いて回避していきます。
その際、相手の攻撃の軌道に応じて【ダッシュ】や【ジャンプ】、【スライディング】などを使い、効率的な回避を試みます。


丑三・勘太郎
ユーベルコードをコピーする大魔王か……
だったら代償付きで自分を強化するユーベルコードを使わせてやるぜ!

エリア内に入ったらあえて目の前で【降魔化身法】を使う。
呪縛の代償は「逢魔の紋」の【呪詛耐性】で対策。
ほか2つの代償は攻撃するのに支障が無ければ対策はしない。

相手に正拳突きを当てられる射程に入ったら、「刻印」を起動して自分を強化する。
【降魔化身法】をコピーされていることを想定して、加減は抜きで【捨て身の一撃】をぶちかます!

「俺の『降魔化身法』で強化されていようが関係ねぇ!
こいつでぶちのめす! 丑三流奥義『鬼殴打』!!」




 ソラスティベルの一撃に吹き飛ばされた大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』。
 それを待ち構えるかのように待機していたのは、トゥリース・リグル(刃を為すモノ・f00464)と丑三・勘太郎(妖憑依を継ぐもの・f10108)である。
 猟兵の二人を視認し、モルトゥス・ドミヌスが両手を構える。
(…なるほど、その手はユーベルコードを食らうというわけ、ですか)
 トゥリースが内心で呟く。その事実は既にグリモア猟兵から教えてもらっている。両手を構えたあの態勢は、逆に言えば隙であった。
「いきますよ!」
 小さく息を吐いて、直後、ダッシュで距離を詰めるトゥリース。

 ――ユーベルコードを使わず、技能だけで対応する。

 通常であれば強大な敵に対してそれはデメリットになりかねない戦い方だが。
「……ムゥ!」
 ことこの場においては『有効な作戦』である。
 構えていた分だけ動きが出遅れたモルトゥス・ドミヌスに対して、トゥリースのダガーが素早く2回斬りつけていく。それは着実に鎧の隙間をすり抜けてモルトゥス・ドミヌスにダメージを与える。
(まだまだ……!)
 素早くバックステップ、そして違う角度からモルトゥス・ドミヌスに接近するトゥリース。近付いたからといって攻撃するとは限らず、そして撹乱とすると見せかけて直線的に斬りつけにいく。素早く動き回りながら、トゥリースのダガーがモルトゥス・ドミヌスを翻弄する。
「『姑息』な。『汝』など『ユーベルコード』すら『不要』だ!」
 トゥリースの動きに、モルトゥス・ドミヌスが構えを解く。近付いてきたトゥリースを捉えようと拳が振るわれるが。
「……っ」
 その動きを第六感で察知したトゥリースがかわす。ジャンプして頭上から攻撃……しようとしていたのは逆に察知されていた。
「『滅べ』……!」

 その時。

「いくぜ!」
 叫んだのは勘太郎。常に武術の鍛練に励んでいる勘太郎が構えを取っていた。そして発動するのはユーベルコード『降魔化身法』。
「……!」
 その動作に思わず反応し、両手を構え直すモルトゥス・ドミヌス。

 ユーベルコードをコピーする大魔王、というのは周知の事実だ。だからこそ。
(だったら代償付きで自分を強化するユーベルコードを使わせてやるぜ!)
 強化の代償に、自身が呪縛、流血、毒のいずれかを受ける『降魔化身法』。勘太郎自身に降ってきた呪縛の代償はあらかじめ備えていた『逢魔の紋』が弾く。しかし。
「『おのれ』、『謀った』な!」
 勘太郎のユーベルコードをコピーし、そのまま活用しようとしたモルトゥス・ドミヌスが強化の代償に呪縛を受け、動けなくなる。
「ナイスなフォローだね」
 着地したトゥリースが勘太郎に手を振って合図。
 モルトゥス・ドミヌスがその言葉で呪縛を振り払うとしても。その一瞬は攻撃を叩き込むのに、十二分な隙となる。
 ならば、畳み掛けるなら今しかない!

 モルトゥス・ドミヌスは動けない。今なら『コピーされたとて問題ない』。
「僕の持ち主たる怪盗の少女、その早業、少しだけ貸してください」
 ユーベルコード『超速七変化』で、『明かり無き漆黒の衣』から力を引き出すトゥリース。瞬時に高まった破壊工作の技能で以て、細工するのはもちろんモルトゥス・ドミヌスの鎧。鎧の一部が砕け散る。
「オォォォォ!」
 気合一閃、そこを目掛けて駆け込む勘太郎。相手は自分のユーベルコードで強化されている。ならば。

 ――加減は抜きで、捨て身の一撃をぶちかます!!
 
 『刻印(ドライバー)』は起動済。刻印の力を全力で引き出しながら、勘太郎がモルトゥス・ドミヌスに肉薄する。
「強化されていようが関係ねぇ! こいつでぶちのめす! 丑三流奥義『鬼殴打』!!」
 流れるようで、そして力強く。勘太郎の構えから放たれた拳が、トゥリースの空けた鎧の穴に突き刺さる。その強烈な攻撃で、モルトゥス・ドミヌスを吹き飛ばすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

彩波・いちご
【恋華荘】
理緒さんと作戦打ち合わせておきます
コピー技を使うなら、わざとコピーさせることで隙を作ります

私の術【護法の天使】の変身用の魔力…いったん身体から放出して再びそれを纏うイメージですが、それを攻撃魔術のように見せ、魔王が喰らう体勢になったまま、術を使うまで間を置くことで、コピーのタイミングずらさせます
それでできたタイミングのずれの隙に、理緒さんに目配せして攻撃してもらい、私はその後に変身
理緒さんの攻撃に続く形で、飛び込んで格闘戦ですっ
私の魔法少女への変身コピーできても、それ使いこなせますか?

うまくいったら、理緒さんを笑顔で迎えて、頭撫でてあげましょうか
…聞こえた言葉に全力で照れながら(赤面


菫宮・理緒
【恋華荘】

いちごさんとペアで出撃!
今回は作戦をしっかり打ち合わせていくよー!

いちごさんが【護法の天使】を発動させるまで、。
わたしは行動せずに待機。

魔王が、いちごさんのユーベルコードをコピーしようと、
待機状態になったら行動開始。
相手にできた隙を【Nimrud lens】で焼いていくね。

魔法少女になった魔王も見てみたいけど。
でーとは終わってから、って約束したので、
大魔王にはさくっと消えてもらいたいな。

あ、言霊とかあるんだっけ?
某スポーツみたいに、
戦闘中ずっと「いちごさん大好き」って呟いていようかな、

デートになって撫でてもらったら……
もっと小さな声で呟きながら、ぼしゅん、しちゃうんだけどね!




 猟兵たちの攻撃にたたらを踏む大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』。
 態勢が崩れたその瞬間を狙って、突撃してきたのは、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)であった。
「いきますよ!」
 走りながら『マイクロッド』を横に振るう。その先端、マイク部分に集まる魔力。
「守護の力をこの身に……!」
 いちごの詠唱に応じて、ユーベルコード『護法の天使』が始動する。魔法少女への変身、そのための魔力がいちごから一度放出され。
「『愚策』と『知れ』!」
 いちごのユーベルコードに素早く反応するモルトゥス・ドミヌス。両手を構え、そのユーベルコードを喰らおうとする。
 しかし、いちごは。この『護法の天使』は『変身完了が効果を発揮し切った時』だ。その詠唱を、魔力の放出を、『意図的に遅らせて』、モルトゥス・ドミヌスが両手を構えた態勢を維持させるいちご。
 それは明確な隙。その隙が出来た瞬間、いちごが視線で合図を送る。

「いちごさん大好き、いちごさん大好き、いちごさん大好き……」
 目配せした先にいたのは、いちごとは少し離れた場所で、言霊を信じて小さく呟き続けていた菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)であった。

 この『作戦』は、このフロアに入る前に、いちごと理緒で打ち合わせてあったものだ。ユーベルコードをコピーするなら、そのコピーをさせることで隙を作り出す。
 その作戦通りに、いちごが作りだした隙に、理緒が動く。

「屈折率、固定……収斂」
 自身のアバターを映し出したタブレットを手に、理緒はユーベルコード『Nimrud lens』を発動する。頭上に生成される大気レンズ。『Oracle Link』を通じて理緒が見据えるはモルトゥス・ドミヌス。

 勝負は一瞬。いちごが変身を完了させるまでの刹那。

「いって!!」
 収束された光が熱線となり、フロアの中の空気を焼きながら走る。モルトゥス・ドミヌスに直撃したそれは、しかし無敵の『裁定者』のオーラによって阻まれた。
「『我』は『無敵』。故に『無駄』と……」
「そんなことありません!」
 モルトゥス・ドミヌスの言葉を遮り、飛び込んできたいちご。放出していた魔力がいちごを包み込み、新たな力と衣装を纏わせる。
「……電脳プログラム同調準備完了、いつでもいけます!」
 現れたその姿は普段の妖狐の姿では無く、『護法天使ミラクル☆ストロベリー』のもの。ユーベルコード『護法の天使』が完成した瞬間である。
「はぁぁぁぁぁっ!!」
 魔法少女は格闘する。その基本に違わず、いちごの拳がモルトゥス・ドミヌスの体を殴りつける。反撃の隙を与えない、連打連打連打! 『裁定者』のオーラに拳が阻まれようとも、その上からダメージの衝撃を叩き付けていく。
「私の魔法少女への変身、コピーできても、それ使いこなせますか?」
「『無論』だ、とも」
 攻撃を食らっていたのは喰らうためだったのだ、といわんばかりに。モルトゥス・ドミヌスがいちごの『護法の天使』を使用して、自身を強化する。爆発的に増大するスピードと反応速度。
 反撃は当然のように、拳であった。
「くっ……!」
 モルトゥス・ドミヌスの速度と攻撃に、反撃の隙を見出せず、腕で身を守りながら防戦一方になるいちご。
「『矮小』な『贄』よ。『滅び』……ム?」
 モルトゥス・ドミヌスが言葉に詰まる。その理由は違和感。そして違和感の原因は……いちごの『護法の天使』の代償が『裁定者』のオーラを相殺していったからだ。
 徐々に『裁定者』のオーラが霞んでいき、ついに無敵のオーラに僅かな穴が空いた瞬間。
 理緒のセンサーがそれを捉える。
「ブースト!」
 『Napper』をタブレットに差し込み、オリジナルプログラムを起動。『Nimrud lens』の収束率、威力を増強して。
「ファイアー!」
 再び放った熱線は先のそれより、白く鋭く、空気を斬り裂いて。モルトゥス・ドミヌスのオーラに空いた穴を的確に穿ち、貫いていく。
「『おのれ』、『おのれ』」
「これが私たちの力です!」
 態勢を立て直したいちごの全力の拳が、理緒の『Nimrud lens』が直撃した箇所を捉える。「『おのれ』!」
 完全に無防備だった箇所への強烈な衝撃に吹き飛ぶモルトゥス・ドミヌス。

「……くっ」
 追撃しようとして、いちごが膝をつく。どうやら先の猛攻を凌ぐのに体力を使ったようで。
 理緒がいちごの元へ駆け寄ってくる。
「いちごさん、大丈夫!?」
「はい。なんとか」
 理緒の言葉に笑顔で応えるいちご。どうやら致命傷は避けていたようで、ダメージはそんなにひどくない。
「うまくいきましたね」
 そう言っていちごが理緒の頭を撫でる。そのご褒美に理緒が猫のようにすり寄って。
「……いちごさん大好き」
 とっても小さく、こそっと呟く理緒。ついでに、ぼしゅんと赤面しながら。
「…………」
 無言で理緒を撫でながら、いちごはこっそり聞こえていない振りを……あ、赤面で全力照れって、出来てないですね?

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

文月・統哉
いつものクロネコ・レッドの着ぐるみに
オーラ防御展開し、いざ出陣!

戦場見渡し情報収集
UCの態勢維持する大魔王の動きを見切った上で
見せつける様にUC発動

『着ぐるみで世界に誇れる制服を!』
着ぐるみクラフトで【クロネコ・レッドの着ぐるみ】を大量複製
念動力で周囲にばら撒くぞ

どちらが先にUCを使っても
作られるのは極めて精巧な着ぐるみだ
元より着ぐるみの俺にとって
身代わりやフェイントにはもってこい
着ぐるみ達に紛れ接近し
死角から雷属性・鎧無視・2回攻撃で攻撃する

一方大魔王は巨大だし着ぐるみじゃないし
上手く活用するのは難しいだろう

そういえば、大魔王が呪文を唱えたら
着ぐるみ制服も実現するんだろうか?
ちょっとわくわく




 吹き飛ばされてきた大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』を、カウンターの如く捕捉したのは文月・統哉(着ぐるみ探偵・f08510)であった。

「クロネコ・レッド見参!」
 比較的いつも通りの、クロネコ・レッドの着ぐるみ。しかし、全身にオーラ防御を展開し、準備は万全。そのクロネコが突撃した。

 既に戦況は統哉の知るところ。これまでに得た情報を元に統哉がユーベルコードを放つ。
「着ぐるみで世界に誇れる制服を!」
「『着ぐるみで世界に誇れる制服を!』……ヌ?」
 そのユーベルコードを喰らい、モルトゥス・ドミヌスもまたユーベルコードを発動させる。
 そのユーベルコードの名は! 『着ぐるみクラフト』であった。

「にゃふふふふ」
 不敵に笑う統哉。その姿を全く同じのクロネコ・レッドの着ぐるみが戦場に『大量複製』された。掛け算で2倍である。戦場を埋め尽くす着ぐるみ!!
 それらを念動力で干渉し、自在に動かす統哉!

 作戦はこう。
 『着ぐるみクラフト』をコピーされたところとて、作られるのは極めて精巧な着ぐるみである。しかも人間サイズ。
 元より着ぐるみの統哉にとっては、周囲に漂う着ぐるみの中に紛れ込めば、森の中に在る木に等しい。身代わりやフェイントにはもってこいだ。

「というわけで、いくぞー!」
「ムゥ……!」
 統哉の声に反応し、手から衝撃波を放って着ぐるみをなぎ払うモルトゥス・ドミヌス。しかし、同じサイズの着ぐるみが大量すぎて、その中に紛れ込んでいる統哉は本当にどこにいるかわからない。念動力で動いてもいるし。ラインダンスはやめてください。
「ええい、『姑息』が『過ぎる』!!」
 ラインダンスをなぎ払うモルトゥス・ドミヌス。次はコサックダンスだ。まだフォークダンスも残っている。
 ふざけているような撹乱。しかし統哉は着実に着ぐるみに紛れ接近していた。
(ここだ!)
 モルトゥス・ドミヌスが右腕を振るった直後の隙、左側面からの一撃!
「もらったぜ!」
「……!」
 雷属性のオーラを展開して、鎧を無視する打撃を素早く二連打!
 着ぐるみフェイントを活用したヒット&アウェイで拳を叩き付け、確実にダメージを乗せていく統哉。

(そういえば……)
 戦況を優位に運びながら、ふと統哉が気付く。モルトゥス・ドミヌスの言霊的能力である。
(大魔王が呪文を唱えたら、着ぐるみ制服も実現するんだろうか?)
 さっき詠唱で『着ぐるみで世界に誇れる制服を』とか言ったし。ちょっとわくわくしてきた気持ちがクロネコの目を光らせる。
「『それ』は『否定』する」
「にゃふー!?」
 残念ながら、大魔王の力では実現しませんでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

著莪・尚武
◆連携・アドリブ歓迎

◆心情
『無敵の力か、厄介ね』夏葉が言う
でも不敗ではないそうだよ、それを教えてあげよう

◆行動
攻撃に使う無敵のオーラには【オーラ防御】で対抗する
足りないなら【盾受け】を重ねて何とか受けきる
傷を負った場合は【激痛耐性】で耐える

攻撃を受けたらすかさず【カウンター】だ
三の型・焔鎖を【ロープワーク】で放ち縛り付ける【マヒ攻撃】を行う
動きを止められたかはともかく
相手の無敵のオーラは似て異なる力で破る

信じてるよ《その槍は不条理を許さず(アブサード・ブレイカー)》!

無敵の力を無効化する槍に焔【属性攻撃】を纏う
真っすぐ【ダッシュ】し【ランスチャージ】で攻撃

『全ての不条理を白紙にする!』


御桜・八重
【POW】

大魔王を裁定者のオーラが包むのを見ながら問いかける。
「ねえ、無敵ってどういうこと?」
どんな敵のどんな攻撃も通さないってことなんだろうけど…
不思議だね。
わたしにはオーラを突破する瞬間が見えるよ。

大魔王の攻撃を躱しながら【スクワッド・パレヱド】で突貫!
突撃は何回弾かれても気にしない。
場所を変え、タイミングをずらし、踏み込みを強め、
手応えを元に何度も何度も試行錯誤!

無敵ってね、
絶対負けてやるもんかって気持ちのことなんだよ。
あなたはわたしの諦めの悪さにいつまで『無敵』でいられるかなっ?

能力に疑念を抱かせ裁定者のオーラを弱体化。
皆の声援を背に桜色の弾丸のようにオーラを突破。
大魔王を吹き飛ばす!




 大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』が膝をつく。猟兵たちの度重なる猛攻により、既に満身創痍の状態。だが、このまま放置しておくにはまだ力が残り過ぎている。
 トドメを刺すべく、モルトゥス・ドミヌスの前に立ったのは御桜・八重(桜巫女・f23090)である。

 そして八重はモルトゥス・ドミヌスに問いかける。
「「ねえ、無敵ってどういうこと?」
 『裁定者』のオーラがモルトゥス・ドミヌスの体を包み込むのと同時に投げかけた言葉。
「『無敵』とは『敵う者無し』の『意』。すなわち『汝等』に『抗う』『術』『無し』」
 モルトゥス・ドミヌスの言葉は具現化する。つまり、『裁定者』のオーラに敵う者無く、どんな攻撃も通さないということだ。
 でも。
「不思議だね」
 二振りの愛刀をすらりと抜き放ち、八重はモルトゥス・ドミヌスを見据える。
「わたしにはオーラを突破する瞬間が見えるよ」
 そう言って八重がモルトゥス・ドミヌスへ突進する!

 突進する八重の姿を少し遅れて現れた著莪・尚武(ブレイズ・アリス・ナイト・f23394)が視認する。
「無敵の力か、厄介ね」
 尚武の傍らに在る猫型オウガ、夏葉が呟く。
「でも不敗ではないそうだよ、それを教えてあげよう」
 そう言う尚武の焔の色は黄緑色に揺れるのであった。


 八重の『スクワッド・パレヱド』がモルトゥス・ドミヌスの『裁定者』のオーラに激突する。
「……っ!」
「『無駄』だ」
 モルトゥス・ドミヌスの言葉通り、八重の攻撃はダメージすら届いていない。全てを弾くオーラを纏った腕が八重に向けて振るわれる。
 八重はそれをかいくぐり、もう一度距離を取って。
「はぁっ!」
 再度『スクワッド・パレヱド』で突貫!
「『無駄』『無理』『諦め』よ」
 モルトゥス・ドミヌスの言葉が八重の突進を押し留めようとする。しかし、八重は『諦めない』! 場所を変え、タイミングをずらし、踏み込みを強め、何度も何度も突撃する。 その攻撃に幾ばくかのダメージは蓄積できたものの、戦況を変えるほどの一撃はいまだ叩き込めず。そしてモルトゥス・ドミヌスの腕が八重を捉え、吹き飛ばす。
「『これ』で『理解』できたであろう?」
 モルトゥス・ドミヌスの嘲笑う言葉に。
「無敵ってね……」
 口元の血を拭いながら八重が立ち上がる。
「『絶対負けてやるもんかって気持ち』のことなんだよ」
 そういう八重の表情は不敵に笑い、モルトゥス・ドミヌスを見据える。まるで『先の勝利』が見えているように。
「あなたはわたしの諦めの悪さにいつまで『無敵』でいられるかなっ?」
「ム……ゥ」
 八重の突撃に、わずかにたじろぐモルトゥス・ドミヌス。それは疑念というには小さく、それでいて確実な揺らぎ。

 そこを突いたのは尚武であった。
「とても良い言葉ですね」
「『新手』か!」
 ろくに視認もせずに、『裁定者』のオーラを纏った腕を振り回すモルトゥス・ドミヌス。その雑な攻撃を盾に被せたオーラ防御で受け流し、尚武はアリスランスを構える。
(相手の無敵のオーラは似て異なる力で破る)
 それは手にした槍のことではなく。尚武の強き意思の具現。事象の具現化ならアリスナイトだって負けていない!
 だから。

 ――信じてるよ。

 その想いは自分に、槍に、そして自分に力を貸してくれている夏葉に。
 尚武の手にしたアリスランスがその白銀をより白く輝かせる。ユーベルコードの名に込められた『強き意思』。それは……!

「『その槍は不条理を許さず(アブサード・ブレイカー)』!!」

 無敵の力を無効化する槍が一条の光となってモルトゥス・ドミヌスに突き刺さる。
 激突する無敵のオーラと無敵を無効化する槍。それはさながら矛盾の故事のごとく、自身の優位を競い合う。
 されど、無敵のオーラに投げかけれた八重の言葉。無敵を揺るがす僅かな疑惑がそこにあったなら。

 信じ抜かれた槍が貫けぬ道理など存在しない。

 尚武のアリスランスがモルトゥス・ドミヌスの体を貫き、『裁定者』のオーラが霧散する。
「『おのれ』! 『贄』の『分際』で!」
「ありがとう。私も元気出たよ」
 叫ぶモルトゥス・ドミヌスの様子を見て、八重が微笑む。
 尚武の攻撃は、まさに八重の言葉を体現した一撃だった。ならば、八重も負けているわけにはいかない。
 目の前で起きた事象を声援として、突き出した愛刀に纏うは桜色のオーラ。気合十分、間合いも十分。桜色の弾丸となって放たれるのは全力の『スクワッド・パレヱド』!
「これで! おしまいだよ!」
 裂帛の気合とともに突撃してきた八重の一撃を、モルトゥス・ドミヌスが交差した腕で受け止める。だが、それは『形』だけ。威力もダメージも全てが叩き込まれ、その衝撃がモルトゥス・ドミヌスを吹き飛ばす。

 モルトゥス・ドミヌスが吹き飛ばされた先には、尚武が槍を構えていた。
 槍は白き輝きを抑え、次に纏うのは『赤』き焔。吹き飛んできたモルトゥス・ドミヌスに対して、尚武が迎え撃つようにダッシュ。その勢いの全てを槍に乗せてのランスチャージを放つ!
「「全ての不条理を白紙にする!」」
 尚武と夏葉、二人の攻撃がモルトゥス・ドミヌスの体を突き刺し、貫く。
「『おのれ』! 『贄共』め! 『汝等』は『我』に……」
 事象を具現化するというモルトゥス・ドミヌスの言葉は最後まで紡ぐこと叶わず。

 この場における、第五形態『モルトゥス・ドミヌス』を猟兵たちが撃破したのである。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年02月16日


挿絵イラスト