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消えた大正小町~青町商店街てんやわんや(作者 一縷野望
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#サクラミラージュ 


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#サクラミラージュ


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●青町商店街てんやわんや
 齢十四、能代ミエは近所でも有名な動物好きのお嬢さん。
 幼い頃から飼い犬の散歩をする姿を、青町商店街の面々はよく見て知っていた。
 飼っているのは犬だが、やれ親とはぐれた仔猫がいれば必死にミルクをやって飼い主を探すなど、とにかく愛情が深い。
 ところでこのお嬢さんだが、ここ数日とんと姿を現わさない。
 まぁ季節柄風邪を引くこともあろうと皆は深く気には留めずにいたが、彼女の母親が心配顔で探し回りはじめたとなると話は別だ。
 やれ警察だ、いやいや帝都桜學府へ行けだのと騒ぎは膨らむばかりでございます。

●グリモアベースにて
「能代ミエさんの失踪なんですが、わたしの予知に掛かってきたので影朧が絡んでいます」
 大輪の花咲く袖をひらり、大正乙女スタイルのレテ・ラピエサージュ(忘却ノスタルジア・f18606)は、人差し指でつーっと虚空をなぞる。
 四角く浮かび上がる電脳画面には『青町商店街』とのアーチ看板が目立つ商店街の写真が浮かぶ。
 アーチより真っ直ぐ伸びる道の左右には様々な店が軒を連ねている。

 一般大衆のご飯のおかずは任せろなお肉屋さん(コロッケおいしい)や、
 日々の潤いお洒落な練り香水と和小物のお店や、
 若い女店主が最近はじめた一風変わったお茶や――おあなたのお好み調合歓迎、等。

「ここはミエさんがよく買い物に来ていた商店街です。
 店主の皆さんはお話好きな方ばかりですし、お買い物を楽しみつつ聞き込みをお願いします」
 素敵なお店が一杯なんですよ、と、レテはほにゃりと頬をゆるめる。
 マントを止めている花飾りに合わせた髪飾りもひよこさんが入っている巾着も、この商店街で見つけたのだと、最初は照れ照れやがてえへんと胸をはったり。そんな長閑な態度でいいのかとの疑問が出る前にレテの説明は再開する。
「詳しい状況は皆さんが得る情報に頼ることにはなりますが、予知でふんわりと視た限り『現時点では、ミエさんの命が脅かされている感じではなかった』です」
 無論、猟兵の介入なく放置されればその限りではない。ただ商店街でのお買い物を愉しむ心の余裕は持ち合わせても大丈夫。

 説明は以上ですと締めくくったレテは、レトロにお化粧した鍵をつまんで“かしゃん”とまわす。
 ひらかれた先で待ち構えるのは、あなただけが辿れる唯一無二の冒険物語。





第2章 冒険 『昔の事件を追え!』

POW事件現場周囲を駆けずり回って当時の目撃者を探す
SPD当時の関係者を見つけて事情を聞く
WIZ図書館や新聞社の資料から、当時の事件を追う
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



“ミエが影朧と化した亡くなった飼い犬のチロに自らついていった”

 商店街の聞き込みより、猟兵たとはそう推論をたてた。
 チロに似た犬が食料を盗んで何処かへ去って行った証言もある。
 また、ミエはチロの死にひどく傷心であったが、他の家族はそこまでの思い入れがなかった模様。そういった点も孤立に駆り立ててしまったのだろう。
 愛した飼い犬とは言え影朧、このままミエがチロから離れずにいたら彼女の身は愚か周辺にも宜しくないことが起こることは明白である。

 猟兵達は大きく二手に分かれることにした。
「チロが引き取られてきた八年前、なにか切っ掛けとなることがあったのだろうか?」という点を調査する組。もしかしたらミエや影朧の説得に役立つ情報が得られるかもしれない。
 それ以外は、既に手にしている情報よりミエが囚われている場所を足で探す。
 さて、
 調査結果はいずれ記すとして、後者の面々は怪しい路地を見つけ出した。何が怪しいかというと……進んでもいつの間にか入り口に戻ってしまうのだ!
 どうやら影朧が人避けの結界を張り巡らしているらしい。つまり、この先にミエがいるのは明白だ。
 しかし進めぬことにはと頭を悩ませる猟兵たち。何度か行き来をする内にある者が偶然先へと進める方法に気がついた。
 ――大切な人やペットや物を浮かべる、または言葉にして歩けば先へと進める。
 と。


======================
【マスターより補足】

>プレイング受付期間
 24日(月)の8:31~25日(火)の13:30の間にいただいた全ての方(サポートの方は除く)を採用させていただきます
 現時点でいただいている方は一旦お返しいたします。広報がわかりづらくて申し訳ないです。期間内にいただけると嬉しいです

・15人を越えた場合は再送が発生する可能性が高いです
・文字数控えめプレイングは相応に描写が少なくなります
・サポートさんは成功度に到達できない場合に採用させていただきます
・公序良俗に反する方や、同行記載があるのに相方さんがいらっしゃらない等の描写が困難な方は流させていただきます

>2章目でできること
1か2を冒頭に記載の上、プレイングをかけてください
(1か2どちらか片方だけでもクリアできるので、お好きな方をどうぞ!)

1.8年前の調査
 フラグメントを参考に、その他の方法でもいいので調査をお願いします
 1章目ででてきた人たちや、ミエの関係者に話を聞いたりも可能です

2.大切な人、ペット、想い出を携えて路地を歩く
 同行者がいらっしゃる場合は【チーム名】をお願いします
 心情メインの仕上がりとなります
 大切の気持ちは、友情・恋愛・家族愛……など、内容は問いませんし一番でなくても大丈夫です
 語りたいことを託していただければと思います

 以上です、プレイングをお待ちしています!
穂結・神楽耶
【渡り星】2

愛していた飼い犬が影朧に…
もしかしたら、チロ様の方もミエ様と離れたくないのかもしれません。
それでこんな結界を…
むぅ、困りました。

そういえば、グナイゼナウ様の猫…
ヴィルヘルム様のお話は伺ったことがありませんでしたね。
どういう経緯があったんですか?

…へぇ、気付いたときから一緒に過ごしてて。
それこそグナイゼナウ様の家族…
むしろお兄さんみたいなものなんですね。
種族が違っても心は通わせられるのですから、
きっとお互い同じように思っていますよ。
誰かを、何かを大事に思う心が些末な訳ありません。
残り少ない時間だとしても、大切にしてあげてくださいね。

さ、道が見えました。
参りましょう。転生を果たしに。


ヨシュカ・グナイゼナウ
【渡り星】2

ミエさんが影朧について行った事は無理もないと思うのです
ヴィルヘルム(猫)がそうなったら、きっとわたしも

ヴィルヘルムですか?
彼はわたしが稼動してからずっと一緒でした
おばあさま…主とわたしと彼、三人で
主が亡くなって、自分も一緒にお墓に埋まってしまいたいくらい寂しくて
でも彼がいて温かかったから

故郷を出る時も怖かったのですが、彼が一緒だからここまで来れました
わたしはきっと彼に守られていたのです、それは今も
……昔に比べて年老いてしまったけれど、彼の時計が止まる時まで後悔のない様に
すみません瑣末な話を。…ありがとうございます
家族、ですか。そうですね

(あの影朧を、おれは斬ることが出来るだろうか)



「もしかしたら、チロ様の方もミエ様と離れたくないのかもしれません」
 穂結・神楽耶(あかねのうた・f15297)は、傍らのヨシュカ・グナイゼナウ(明星・f10678)の思い詰めた琥珀に視線を止めた。
「ミエさんが影朧について行った事は無理もないと思うのです。ヴィルヘルムがそうなったら、きっとわたしも……」
 人間と動物の持っている時計は針が動く速さが違う。大抵は人の方がゆっくり。いつまでも一緒と願えども、それは叶わないのだ。
 では自立機械人形である自分の時計は?
「彼はわたしが稼動してからずっと一緒でした。おばあさま……主が亡くなった時……」
 恐らくは、人より更に果てしない時間を巡る。
「おばあさまを亡くされた時に?」
 その憂いは守護の太刀として在り果たせなかった神楽耶も察して余りある。
「自分もおばあさまと一緒にお墓に埋まってしまいたいくらい寂しくて、でも彼がいて温かかったから……」
 抱え上げるのも一苦労のずっしりとした灰色猫は、ヨシュカが意識を得たその時からずっと一緒だった。彼とおばあさまと自分、三人で過ごした日々はヨシュカの心を丹念に編み上げてくれた宝物。
「……へぇ、気付いたときから一緒に過ごしてて、哀しみに沈みそうな時もヴィルヘルム様はあたたかかったのですね」
 赤色と琥珀の瞳には、歩く速度で流れ往く路地裏の風景が流し込まれている。
 大切なことを語るヨシュカと、
「それこそグナイゼナウ様の家族……むしろお兄さんみたいなものなんですね」
 受け止める神楽耶を阻む結界はいつしか力を失っていた。
「お兄さん……そうかもしれません。だってわたしは彼に守られています、あの時も今も」
 冷たくなったおばあさまと一緒に土の下に逝かなかったのは、彼があたたかかったからだ。
 ……まだ、ひとりぼっちじゃなかったからだ。
「ヴィルヘルムがいてくれたから……」
「やはり、同じようにチロ様もミエ様を強く想ってらっしゃるのでしょうね」
 あるけども霞みつきまとう道先は、神楽耶達の前ですっかりと晴れやかなものとなっている。
「種族が違っても心は通わせられるのですから、ヴィルヘルム様からもグナイゼナウ様をそのように思っていますよ」
「……頼りない弟分かもしれないですね」
「そうなんですか?」
「どうでしょう?」
 ヴィルヘルムに聞いてみたい、けれど彼は意に介さず美味しいおやつを頂戴と喉を鳴らすのだろう、きっと。
 そんな呟きには神楽耶は柔和に面を崩した。
「……昔に比べて年老いてしまったけれど」
 眠っている時間が増えた、昔ほどアグレッシブにじゃれなくなった……あとどれだけ彼の時計の針はくるりと巡れるのだろう。
「彼の時計が止まる時まで後悔のない様に……すみません瑣末な話を」
「誰かを、何かを大事に思う心が些末な訳ありません」
 だってほら、辿りつける道は今や明白だ。チロが巡らせた結界なのだとしたら、認めてくれたのではなかろうか。ヨシュカの語る“大切”を。
「残り少ない時間だとしても、大切にしてあげてくださいね」
「はい、家族、ですから」
 堂々巡りのような路地が終わった。転生導きたい彼が待つ場所はもうすぐだ。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

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※トミーウォーカーからのお知らせ
 ここからはトミーウォーカーの「猫目みなも」が代筆します。完成までハイペースで執筆しますので、どうぞご参加をお願いします!
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饗庭・響
1.8年前の調査


可能ならオルタナティブ・ダブルで『景』を呼んで手伝ってもらいます

当時の関係者さんを調べにいきます
「何で私がこんなこと…」とブツブツ文句を言う景に
「1人で調べるより2人の方が早いでしょ?」と宥めながら
(何だかんだ言っても結局手伝ってくれる景って優しいよね…)等考えてしまって笑みがこぼれてしまいそう

関係者の方には
・最後にみたミエさんの様子
・チロが引き取られた時に切っ掛けになりそうな事
がなかったか確認してみます

チロを亡くした悲しみを共有してくれる人がいなかったのは辛かったでしょうね…
楽しい事も悲しい事も一緒にわかってくれる人がいるって大切な事だもの


他の人との協力やアドリブ等歓迎します


ヴィクトル・サリヴァン
【1】
あーいなくなった仔に誘われてって事かな。
あんまり後ろを見すぎると前にも進めず帰れなくなっちゃうから何とかしたいね。

ここのお肉いいねとコロッケお土産用に追加購入しつつ引き続きお肉屋さんでお話し。
そいえば最近犬に色々と盗まれる事件があるって聞いたけれども、ここは大丈夫?
こんなに美味しいなら狙われてもおかしくないんじゃないかなって。
なんか能代さんの家のチロっぽい見た目らしいけども…でもよく通ってたならおば…お姉さんなら分かるだろうから違うかな。
そいえばチロってどんな経緯でこの辺りに来たんだろう。
この八年間見てるなら経緯について肉屋のお姉さん知らないかな。
あとチロの癖とか。

※アドリブ絡み等お任せ


フォンミィ・ナカムラ
1

チロちゃんは、ミエさんのおうちに来た頃にはもう大人だったんだよね
ってことは、もとの飼い主さんが何かの事情で飼えなくなっちゃったのかな?
そのときにミエさんと元の飼い主さんに何かあったのか、調べてみるよ

街の人の噂に詳しそうな人とかに、8年前のことを聞いてみるよ
ミエさんのご近所さんとか、何か事情を知ってるかな
「チロちゃんの元の飼い主さんって、どんな人だったんですか?」
人となりとか歳とか、些細なことでも教えてほしいな

もしかしたらミエさんは元の飼い主さんと仲良しさんだったのかなって予想してるよ
そんなおっきくて怖そうな犬、小さな子供から見たら普通は怖いはずだもん
元の飼い主さんと何か約束したりしたのかな?



「何で私がこんなこと……」
 ぷぅと膨れた鏡映しの景の面差しに、饗庭・響(多重人格者の聖者・f01624)は予想通りと苦笑い。
「1人で調べるより2人の方が早いでしょ?」
「そうそう。2人より3人だよね」
 双子のような響と景をくりっとした愛らしい菫色の瞳が覗き込む。
「じゃあ3人より4人はどうかな?」
 更に続けての朗らか声は白黒隈取りシャチさんだ。
「「ふふふー」」
 フォンミィ・ナカムラ(スーパー小学生・f04428)とヴィクトル・サリヴァン(星見の術士・f06661)2人、全然違うけど同じ猟兵の仲間。
 それぞれに人懐っこい笑みを浮かべた提案に、吹き出したのは景だ。
「1人より2人だったらサボろうかと思ったけど、4人だったらそうもいかないね。確かにはやく片付きそう」
「……あ、あの、よろしくおねがいしします」
 感情豊かな景の影に下がり、おずおずと俯く響。そんな2人を一旦は不思議そうに見るも、フォンミィは改めて「よろしくね!」と手放しの笑顔を灯した。
「どの辺を調べるつもりなの? 俺はほら、あそこ」
 と、ヴィクトルの真っ黒指がさしたのは先程までいたお肉屋さんだ。
「最近犬に色々と盗まれる事件があるって言うじゃない。あんなに美味しいコロッケが被害にあってないわけないよなぁって」
「確かにすごく美味しかったです」
「うん、絶品だった」
 2人して食べたコロッケが舌の上に蘇るようだ。美味しいのシンパシーににぃと笑うもヴィクトルは視線はやや下へと落ちた。
「……いなくなった仔に誘われてって事かなーっと。あんまり後ろを見すぎると前にも進めず帰れなくなっちゃうから何とかしたいよね」
「そうなのかな? ……そうなの、かも?」
 フォンミィの自問自答、答えは未だ霧の中。
「私は、チロが引き取られた時に、なにかあったんじゃないかと……その辺りを調べたいのですが……」
 はてさて何処で聞けばいいのかと首を傾げる響へ、フォンミィはおおっと手を打った。
「あたしはチロちゃんと元の飼い主さんのことを調べようと思っていたんです。何かの事情で飼えなくなっちゃったのかなって」
「方向性似てるね。一緒に行こうよ」
「はい!」
 なんて、とんとん拍子に進めて行く景へ響は焦る。
「じゃあ、チロがどこから来たのかはお肉屋のおばちゃんに聞いてくるね」

 お姉さん――そう呼ばれた肉屋さんは上機嫌でヴィクトルに唐揚げのオマケもつけてくれた。
「そうそう! あの顔はチロだと思うのよ! でもねぇ、ミエちゃんにコロッケ代を請求するのも気が引けんのよねぇ……」
「ハッキリとチロだった?」
 はふはふと唐揚げは揚げたて一番。お口で転がすヴィクトルへ、お肉屋さんは首をひねってひとしきり。
「ぼんやりしてたわね」
 この世のモノじゃないように……という想像はぶるりと頭を振って忘れんぼ。その所作を頭の片隅にメモしつつヴィクトルはチロの出自を訪ねた。
「それがねぇ、寒い冬の日だったかしらね」
 ――警察からもらってきたんだって。

 そんな情報を得たわけだが、彼女たちが足を向けたのは警察にアラズ。
「なんで図書館なの?」
「8年前に何があったか聞き込みしても憶えてる人がいないかもしれないでしょ」
 猟兵と明かせば協力はしてくれるだろう、が。
「恐らく事件があったと思う、8年前で季節までわかってるし……」
 フォンミィの説明にふんすと鼻を鳴らす景。
「古い新聞を調べればいいのね」
 わかったと古い新聞の借り出しへいそいそと向かう景へ、響は口元を緩めた。
(「何だかんだ言っても結局手伝ってくれる景って優しいよね……」)
 さて、新聞紙を繰ることしばし――。
「これ……」
「チロちゃん、ですよね」
 景とフォンミィが違う新聞社で見いだしたのは、右下に囲われた写りの悪い犬の写真と『忠犬ノ新タナ飼い主求ム』の文字。
「つまり、少し前の日付を見ればよさそうですね。住所は帝都のこの辺りで……」
 日付を飛び越して響が手繰り寄せた新聞紙の中、果たして該当する事件は見つかった。

 ――通り魔殺人、涙ノ忠犬、オ手柄!
 ――犯人ニ齧リツキ警官駆ケツケルマデ堪エル!

「…………被害者は女学生、ですか」
「ミエさんと近い年格好ですね。チロちゃん……今度こそ護りたかったのかな」
 でも、獣の命は尽きてしまった……。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

リヴェンティア・モーヴェマーレ
葎さん(f01013)と一緒。
関係者を探して話を聞くのですネ
了解デス!
私も葎さんと離れすぎない場所で情報収集に死力しますネ
動物さん達に聞いてみましょうカ
動物好きのお嬢さんのようなので、動物の中でも関わってる子が居るカモしれないのデ、その子達が居るか探して、居た場合は何となくでもわかりそうな事がないか聞いてみマス
よーし!一緒に居る動物さん達も手分けして失せもの探しといきますヨ(ものではないですガ)
お話を聞いた後は、お礼をするのを忘れずに言いマス
もし案内してくれるようであれば着いていきたい気持ち

情報が入り次第葎さんと共有なのデス!
情報共有ダイジですヨネ
葎さん、行きまショー!


硲・葎
リヴェちゃん(f00229)と。関係者を探して話を聞くのが一番早いかな……?バイクさんにも手分けして貰って、世界知識を使いながらマッピングして、第六感を使って関係者を探してみよう。 コミュ力を使って、うまく情報を引き出せないかなあ。 「近所の方で昔のことをよく知っていたりする情報通の人とか、ご存知ありませんか?」あとは犬が好きそうな場所……公園とかも案外何かしら手がかりがあるかもしれない。聞き耳を立てつつ、情報収集を使って色々探してみようか。



 瑠璃とエメラルドの髪色がパッと花咲くは、長屋が連なるせせこましい住宅街。
「この辺りは済みっと……」
 バイクさんの肩を借りるようにぴたりと開き押しつけた地図に、硲・葎(流星の旋律・f01013)はちょんちょんと×マーク。
 その背後では……。
 ――にゃぁん。
「ふみみ?」
 ――にゃにゃんにゃぁん。
「み」
 リヴェンティア・モーヴェマーレ(ポン子2 Ver.4・f00299)が、塀でくつろぐ茶トラ猫と顔をあわせて会話中。
 ふるりん。
 しっぽを一振りして、お礼のお魚をくわえて去って行く茶色の背中へ、リヴァンティアは今一度ぺこりんと頭をさげた。
「ありがとうございました」
「リヴェちゃん、なにかわかったかな?」
「はい。あの猫さんは、この界隈のボス猫で、物知りさんだそうです」
 ボス猫、あくまで自称ではあるが。
「それでそれで?」
 くるりと地図を巻く葎の促しに、リヴェンティアも大きく頷き元気よく続ける。
「ミエさんはとても優しい娘さんで、仔猫時代に怪我をした際にお家に入れてくださったとか……! 寒さで凍えた時に暖を取らせてくれたのはチロさんだったそうです」
 顔が怖かろうが犬猫には関係ない。少なくともボス猫にとっては命の恩人(と恩犬)だったとか。
「あんな人間とならそばにいていいなと……そうですねぇ……羨ましそうでしたよ」
「やっぱりチロとミエさんは仲良しさんだったんだね」
「はい。チロは良い奴だ。最近でてこないけどどうしたんだって、反対に聞かれました」
 ちょっと困ったように下がる眉に、葎は彼女がチロの死亡を伝えられなかったろうのだろうなと悟る。
「言いづらいよね」
 ふとしんみり、その空気は子供達のワッとした歓声で破られる。驚いて振り返れば、バイクさんを囲み鼻を垂らした坊主が三人。なんだなんだと物珍しげに覗き込んだり触ったり。
「カッコイイでしょ?」
「うん! かーっこいー!」
 バイクさんを褒められて鼻高々な葎は、物怖じしない坊主達に対して歯を見せてにぃっと笑ってみせる。
 返ってくるのは同じ笑い、すっかり融けこみお仲間誕生♪
「ミエさんとチロさんってわんちゃん知ってるかな?」
 ――知ってるー! の後で、先程通りで仕入れておいたコロッケやらをもぐもぐしつつ弾ませた話によると、だ。
「この辺がミエさんの通学路で、チロさんはよくお迎えに行っていたって」
 顔が怖い、けど、人に歯をむけたりは決してしなかったからか、鎖を下げてしたした歩くのを非難する人はいなかった。
 再び広げられた地図の○印がついたのは、チロが待ち構えている路地のそば。
「チロさんは、ミエさんを遠くに連れ去って悪さをするという気持ちはなさそうですね」
「そうだね。茶トラ猫さんの話だと優しい犬だったって言うし」
 そしてやはり、ミエの憔悴ぶりも子供達から聞くことが出来た。
「……心配して逢いに来たんでしょうか」
「うん……悪い気持ちじゃない……と思うなぁ」
 葎とリヴェンティアは頷きあうと、チロとミエが辿った路を歩き出す。優しい獣はきっと優しいまま――そんな希望を携えて。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

セナ・レッドスピア
【恋華荘】
【2】
大切な人…
一緒に来ている3人を見て色々悩んじゃいますが…

…思い出す度に、いちごさんと理緒さんへの想いが膨らんでいき…
(アシュリンさんも大切なお友達ですっ。ごめんなさい!)

いちごさんとの出会いは突然で、ハプニングもたっぷりでしたが
それに負けないくらいのドキドキな気持ちも育まれてきてますし

理緒さんともお話や一緒に依頼を解決していく中で
秘めた思いが少しずつ大きくなってます…

きっと1人を選べ、って言われたら頭がばくはつしちゃいそうです…!
…ともあれ、お二人とも今までも、そしてこれからも
とっても大切で、これからもっと仲を深めていけたら…!

と、湯気が出そうなくらいにお顔を赤くしちゃいます


リューイン・ランサード
【竜鬼】

ミエさんにとってチロは飼い犬ではなく家族だったのでしょう。
チロにとってもミエさんは家族。
悲しむミエさんを放っておけなくてチロが戻ってきた。そんな気がします。
チロはミエさんが悲しみを乗り越えられる様に願っているのかな?
『大事な存在を思うなら通り抜けられる人避けの結界』を張っているのも、ミエさんの気持ちを理解できる人だけが来れるよう選別しているように思えました。

と、ひかるさんに自分の考えを述べて意見を聞く。
ひかるさんの意見も尤もです。
なので「どんな真相でも対応できるよう心構えして、ミエさんとチロを助けに行きましょう。」と微笑む。
ひかるさんと手を繋ぎ、ひかるさんへの愛情を胸に路地を進みます。



 どちらからともなく手を結び合った。
 そして、どちらからともなくほぼ同じ問いが溢れた――“どうしてチロはこのような結界を張ったのだろう”という。
 交わされる瑠璃と紅石、どちらから口火を切るかもごく自然な流れで決まる。
「そうですね……悲しむミエさんを放っておけなくてチロが戻ってきた。そんな気がします」
 此度はリューイン・ランサード(竜の雛・f13950)から。
「チロにとってもミエさんは家族。悲しむミエさんを放っておけなくてチロが戻ってきた。そんな気がします」
 対する荒谷・ひかる(精霊寵姫・f07833)はさらり銀髪を揺らす。傾いた首は……横。
「……リューさんの考え、個人的には素敵だと思いますよ」
 でも、と言いづらさも孕む声音をリューインは柔和に瞳を曲げて促した。
「わたしは……チロさんの影朧は、ミエさん含むご家族とまだお別れしたくない――そういう想いを抱えて出て来てしまったのではないかと考えてます」
 リューインがチロに見ているのは、優しさ。既に己に降りかかった死を受け入れている。
 ひかるがチロに見ているのは、執着。まだそばにいたいという思慕をミエ達家族へ叶わぬ願いを請うている。
「ひかるさんの意見も尤もです」
 リューインの首は頷きの形に揺れた。
 ふんわりと二人の頬をなぞる空気は、明らかに拒絶を減じ先へ先へと迎え入れている。
「ミエさん限定でない人避けの結界なのも、他の家族の方も呼び込めるようにかな、と」
 そう。
 ミエがいなくなり“大切な家族”を探し求める人達ならば辿り着ける、そんな結界だとひかるには思えた。
 ふむりと頷くリューインは、傍らの大切な人を瞳におさめてから少し笑みを深める。
「やはりひかるさんの考えは一理ありますね。そうですね……僕は『大事な存在を思うなら通り抜けられる人避けの結界』を張っているのも、ミエさんの気持ちを理解できる人だけが来れるよう選別しているように、と考えてます」
 リューインの考えは何処までも澄み渡る青空のよう。だから、彼は自分にとって何より大切な人なのだ。
 そう浮かべたとたんに、更に周辺に漂う圧迫が減じた。
「今回の顛末、本当にあなたの考え通りであってくれたら良いんですけれど」
 優しい人の願う優しい結末ならとの願い、裏腹な警戒心の強い自分……。
「ひかるさん」
 面差しに浮かんだ僅かな翳りを見逃さず、リューインは足を止めひかるの手の甲を両手で包み込む。
「僕は、ひかるさんが色々考えてくれるから、一人では辿り着けないより良い未来に行けるのだと思います」
 ありがとう、とやや照れて染まった頬で前を向き、
「どんな真相でも対応できるよう心構えして、ミエさんとチロを助けに行きましょう」
「……、はい」
 握り返してくれたひかるの手をもう一度大きくつつみこむ。それを合図に二人は結末の先へと歩を進めるのである。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

荒谷・ひかる


【竜鬼】

わたしは……チロさんの影朧は、ミエさん含むご家族とまだお別れしたくない。
そういう想いを抱えて出て来てしまったのではないかと考えてます。
ミエさん限定でない人避けの結界なのも、他の家族の方も呼び込めるようにかな、と。
なのでわたしは、そこまで楽観的には見ていないです。
ですが……リューさんの考え、個人的には素敵だと思いますよ。
今回の顛末、本当にあなたの考え通りであってくれたら良いんですけれど。

リューさんに自分の意見を伝え「何はともあれ、お二人を……ミエさんと、チロさんも救わないとですね」と返し
彼の手を握り返し、リューさんのことを想いながら前へと進みます



 どちらからともなく手を結び合った。
 そして、どちらからともなくほぼ同じ問いが溢れた――“どうしてチロはこのような結界を張ったのだろう”という。
 交わされる瑠璃と紅石、どちらから口火を切るかもごく自然な流れで決まる。
「そうですね……悲しむミエさんを放っておけなくてチロが戻ってきた。そんな気がします」
 此度はリューイン・ランサード(竜の雛・f13950)から。
「チロにとってもミエさんは家族。悲しむミエさんを放っておけなくてチロが戻ってきた。そんな気がします」
 対する荒谷・ひかる(精霊寵姫・f07833)はさらり銀髪を揺らす。傾いた首は……横。
「……リューさんの考え、個人的には素敵だと思いますよ」
 でも、と言いづらさも孕む声音をリューインは柔和に瞳を曲げて促した。
「わたしは……チロさんの影朧は、ミエさん含むご家族とまだお別れしたくない――そういう想いを抱えて出て来てしまったのではないかと考えてます」
 リューインがチロに見ているのは、優しさ。既に己に降りかかった死を受け入れている。
 ひかるがチロに見ているのは、執着。まだそばにいたいという思慕をミエ達家族へ叶わぬ願いを請うている。
「ひかるさんの意見も尤もです」
 リューインの首は頷きの形に揺れた。
 ふんわりと二人の頬をなぞる空気は、明らかに拒絶を減じ先へ先へと迎え入れている。
「ミエさん限定でない人避けの結界なのも、他の家族の方も呼び込めるようにかな、と」
 そう。
 ミエがいなくなり“大切な家族”を探し求める人達ならば辿り着ける、そんな結界だとひかるには思えた。
 ふむりと頷くリューインは、傍らの大切な人を瞳におさめてから少し笑みを深める。
「やはりひかるさんの考えは一理ありますね。そうですね……僕は『大事な存在を思うなら通り抜けられる人避けの結界』を張っているのも、ミエさんの気持ちを理解できる人だけが来れるよう選別しているように、と考えてます」
 リューインの考えは何処までも澄み渡る青空のよう。だから、彼は自分にとって何より大切な人なのだ。
 そう浮かべたとたんに、更に周辺に漂う圧迫が減じた。
「今回の顛末、本当にあなたの考え通りであってくれたら良いんですけれど」
 優しい人の願う優しい結末ならとの願い、裏腹な警戒心の強い自分……。
「ひかるさん」
 面差しに浮かんだ僅かな翳りを見逃さず、リューインは足を止めひかるの手の甲を両手で包み込む。
「僕は、ひかるさんが色々考えてくれるから、一人では辿り着けないより良い未来に行けるのだと思います」
 ありがとう、とやや照れて染まった頬で前を向き、
「どんな真相でも対応できるよう心構えして、ミエさんとチロを助けに行きましょう」
「……、はい」
 握り返してくれたひかるの手をもう一度大きくつつみこむ。それを合図に二人は結末の先へと歩を進めるのである。
大成功 🔵🔵🔵

 途絶えることのないはしゃぐ声は四人分。お肉屋さんで買い込んだあれこれがせわしなく行き来して、みんなでわけっこしたならおいしさ百倍。
「はぁ…………」
 チロとミエへと続く路地まできた所で、セナ・レッドスピア(blood to blood・f03195)はふわりんと息を吐いた。
 先程灯った照れと恥ずかしさと愛しさの熱を孕む吐息は、照れる頬をますます加熱するようで。
 鎮めるように置いた胸で膨らむのは、いちごと理緒への熱情。アシュリンは大切な“お友達”……ごめんなさい! と添えたらますます前者2人への気持ちが大きくなった。
 ちらり。
 三角おみみの彼と目があったなら、慌ててそっぽ。
 いちごとの出逢いは突然でハプニングたっぷりだった。思いだしたら今でも顔から火が出そう――。
(「でも……今はそれに負けないくらい、隣にいるだけでもドキドキします」)
 ときめきは秒針が巡るごとに更新されている。
 黒髪で隠れた片目の彼女は、ひとりでも大丈夫なんて気配の人……だけど――沢山の言葉をかわし、依頼を重ねるごとに背中を預けられる信頼が育った。
(「本当に、代わりのいない掛け替えのない人です」)
 二人の視線を受けてどちらを見ればいいのか惑う――いつだって選べない。頭がばくはつしちゃうそう!
 三人が他愛のない言葉を交わす中、セナは想いでパンクしそうな胸をきゅうっと抑える。
 でも、これからの気持ちは抑えるとは逆の方向。
(「……お二人とも今までも、そしてこれからもとっても大切で、これからもっと仲を深めていけたら……!」)
 セナの小さな手のひらは、それぞれの大切な人たちへ伸ばされる。そっと触れたなら、更に紅色焔が頬に灯る。
 同時に、逆らうような空間の塊が嘘のようになくなった。
 ……たいせつ、それが先往きをひらく鍵。