#アリスラビリンス
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アリスラビリンス。
そこは、無数の不思議な世界が連なる不思議な複合世界だ。
各地に人肉を食らう「オウガ」が闊歩しており、不運にも呼び出されてしまった人々「アリス」達が日々、餌となってしまっている。
「アリス」達は「オウガ」から逃げながら、故郷に帰ることができる「自分の扉」を探し、この世界を旅するのである。
グリモアベース。
金髪エルフのセレイン・オランケット(エルフの聖者・f00242)が依頼の解決に意欲を見せる猟兵達を探していて。
「とあるアリスの少女を助けてあげてほしいの」
応じてくれた猟兵に感謝を示し、セレインは話を始める。
金髪碧眼の少女、エルナはひょんなことからアリスとしてこの世界へと迷い込んでしまった。
直後、彼女はデスゲームに巻き込まれ、その時は猟兵達がデスゲームの主催者を倒し、助け出すことができた。
猟兵達はエルナの旅立ちを見送り、その依頼を終えたのだが……。
この数カ月、アリスラビリンス内を彷徨っていたエルナ。
童話のような可愛らしい街並みを歩いたり、時には恐ろしいホラーハウスのような空間に紛れ込んだり。
それでも、エルナは持ち前のユーベルコード【ドレスアップ・プリンセス】を使って、なんとか襲い来るオウガをやり過ごしていた。
しかし、とある森へとたどり着いたエルナがもうすぐ扉に至れそうなタイミングで、オウガ『トランプの巨人』の集団に発見されてしまう予知をセレインは視たようだ。
また、その近くにそれらを従えていたボス『廃亡の剣姫マウラ』がおり、エルナを逃さずに始末しようとしている。
まずはこれらを蹴散らし、エルナの安全を確保したい。
自分の扉を探すエルナはトランプのスートをその身に刻む敵に襲われる最中、元の世界の記憶を取り戻しつつあるらしい。
「できれば、元の世界に返してあげたいわね……」
もっとも、エルナが元の世界で幸せだったとは限らないし、その記憶が正しいかどうかも分からない。
それでも、いつオウガに食べられるとも分からないアリスラビリンスでこのまま彷徨い続けるよりは……。
できるなら、エルナにその辺りの事情を聞きながら進むといいだろう。
オウガを全て倒すことができれば、エルナは自分の扉の近くまで至ることができるはずだ。
その少し手前で困っている愉快な仲間を手助けしている間に、うまくいけばエルナは記憶を完全に思い出し、自分の扉から元の世界へと帰ることができるかもしれない。
エルナの行く末がどうなるかは、猟兵達の働きにかかっている部分も大きい。
「どうか、彼女の助けとなってあげて」
オウガからの救出を。そして、元の世界への橋渡しを。
セレインは、集まった猟兵達へとそう願うのである。
なちゅい
猟兵の皆様、こんにちは。なちゅいです。
当シナリオを目にしていただき、ありがとうございます。
「自分の扉」を見つけたアリスの少女、エルナを扉まで送り届けていただきますよう願います。
第1章は、『トランプの巨人』との集団戦。
第2章は、『廃亡の剣姫マウラ』とのボス戦。
第3章は、アリスであるエルナの自分の扉を探しつつ、周囲で困っている愉快な仲間も助けてあげてください。
まずは、森の中で彷徨うエルナがオウガ『トランプの巨人』の集団に見つかってしまいますので、助け出してあげてください!
●NPC
金髪碧眼で、お人形の様な可愛らしい容姿をした、12、3才くらいの少女。
拙作、「作られた悲劇のデスゲーム」に出た少女と同一人物です。
レベルは10程度の想定。ユーベルコード【ドレスアップ・プリンセス】を使用可能です。
こちらは、『【豪華絢爛なドレス姿】に変身し、武器「【プリンセスハート】」の威力増強と、【舞い散る花びら】によるレベル×5km/hの飛翔能力を得る』ことができます。
●シナリオの執筆予定
章間は前章終了から半日以内を目途に、プレイングの幅を広げる為の情報を加筆します。
そちらが確認できましてから、プレイングを手掛けていただければ幸いです。なお、第1章も公開後、加筆を致します。
今回は随時受付、執筆予定ですので、締め切りは設けておりません。
シナリオの運営状況はマイページ、またはツイッターでお知らせいたします。
それでは、行ってらっしゃいませ。
第1章 集団戦
『トランプの巨人』
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POW : 巨人の剣
単純で重い【剣】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : トランプ兵団
レベル×1体の、【胴体になっているトランプのカード】に1と刻印された戦闘用【トランプ兵】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ : バインドカード
【召喚した巨大なトランプのカード】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
イラスト:はるまき
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
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アリスラビリンスを1人、彷徨い続けるアリスの少女、エルナ。
彼女はデスゲームが行われた闘技場を出てからずっと、このアリスラビリンスにある世界をいくつか彷徨っていた。
しばらく旅してきた彼女はアリスとしての自らの勘を活かしながら、森へと至っていた。
「なんとなく、こっちだと思うのだけれど……」
彼女は運よく自分の扉のある不思議の国までたどり着いたらしく、扉のある方角を感知して移動し続けていた。
森はかなり木々が多く、オウガから身を隠すのはかなり楽だと思っていたのだが……。
「おう、こっちだ」
「ふむ、アリスの匂いがするぞ……」
集団で森へと現れたのは、いかつい鎧を纏った巨大な集団。
鎧に刻まれているのは、スペード、クラブ、ハート、ダイヤ。トランプのスートを思わせるマークだ。
オウガの名は、『トランプの巨人』。
手にする剣だけでなく、トランプのカードを使ってアリスを捕らえて命を奪ってしまう。
なんでも、彼らに殺されたアリスは、新たなトランプの巨人になり果ててしまうのだとか……。
「「「どこだ、アリスはどこだ!?」」」
巨人の剣で森を破壊していく彼らは木々を切り払い、まさしく草の根をかき分けてアリスを探し出そうとしている。
木々や草むらを移動していたエルナだが、このままでは見つかるのも時間の問題。
彼らが持つトランプのカードは新たなトランプの巨人を呼び寄せる。
また、別の巨大なトランプのカードでユーベルコードを封じられてしまえば、エルナに対抗手段がなくなってしまう。
「下手に飛べば、一巻の終わり……」
彼女は巨人達が破壊する森を移動しつつ逃れていたのだが、突然、頭が痛み始める。
「ううっ……!」
あのトランプのスートを見る度に、エルナはこの頭の痛みを感じる。
何か薄暗い世界で町が奇術師に襲われる光景。
それは、失われた自分の記憶ではないのか。
ひどい頭痛を感じ、蹲ってしまうエルナ。その頭上を巨大な剣が通り過ぎて。
「いたぞ!」
森を破壊していた巨人の1人がエルナを発見してしまう。
「うっ……」
絶体絶命の危機。
やむを得ず、ドレス姿へと変身したエルナは【舞い散る花びら】をユーベルコードで生み出し、飛翔してその場から逃れようとする。
とはいえ、UDCアースで例えるなら、車が移動する程度の速さ。巨人にエルナの捕捉は難しくはない。
集まってくる巨人達は次々にエルナへと巨大なカードを投げつけてくる。
このまま、ユーベルコードを封じられれば、一巻の終わりだ。
エルナはなんとかトランプの巨人から逃れるべく、森の中で退路を探して回るのである……。
(※プレイング受付に締め切りは設けておりません。随時受付、受付から1日以内をめどに、タイミングの良いときに執筆させていただきます。)
春日・氷華
氷の異能を持つ寡黙な少女。絶対零度の冷気と氷で戦う。
追いかけられているエルナの前に投げられたカードを【絶対零度】の冷気【属性攻撃】で凍らせて無力化します。
「……大丈夫。助けに来た」
能力封じの白手袋と上着を脱ぎ捨てて、冷気を身体に纏わせます。
「……あたし達があなたを守る」
巨人の剣を振るったら、目の前に飛び込み片手を胴体に当てて【絶対零度】を零距離から放ちます。
「……遅い」
トランプ兵団には、地面に片手をつけて敵の足元の地面から無数の氷柱を生み出して動きを封じます。
「……氷牙(アイス・ファング)」
カードでUCを封じられたら、地面に生えた氷柱を【怪力】で蹴り折って武器にします。
「……武器はここにある」
●
アリスラビリンス内のとある世界。
広く広がる森の中を移動していたアリスの少女は今、絶体絶命のピンチを迎えていた。
ドレス姿へと変身した金髪碧眼のエルナは【舞い散る花びら】をユーベルコードで生み出し、飛翔して舞い上がる。
「絶対に、逃がすな!」
「「「おおおおおおおお!!」」」
体に4種のスートを刻むトランプの巨人達は、彼女目がけて巨大なトランプのカードを投げつけてくる。
頭の痛みを堪えるエルナは空中を飛び回ってそれらを避けようとするが、何せ巨人の数が数だ。
「…………っ!」
避けられないと彼女が感じたその瞬間、飛んできた巨大なカードが凍り付き、地面へと落ちていく。
その冷気の【属性攻撃】を放ったのは、銀色の髪を二つ結びにし、眼鏡を着用したクール系少女、春日・氷華(氷の女王・f22182)である。
「……大丈夫。助けに来た」
「あなたは……」
頭痛で顔を引きつらせていたエルナが助けに来た氷華に気づく。
その氷華は能力封じの白手袋と上着を脱ぎ捨てて。
「……あたし達があなたを守る」
これからやってくる猟兵達と共に。
氷華は自らの体に【絶対零度】の冷気を纏う。
「なんだ貴様は!?」
「狩りの邪魔をするな!」
もう少しでアリスを狩ることができたと、憤るトランプの巨人達。
そいつらは邪魔な氷華を始末しようと、重い剣を振るう。
すると、彼女はその巨人の目の前へと飛び込み、片手を胴体の鎧へと当てて零距離から【絶対零度】を放つ。
「ぬぐおおおおおっ!!」
体が凍り付き、苦悶の叫びを上げる巨人。
がちゃり、がちゃり……。
それを見た巨人が槍を手にしたトランプ兵団の集団を呼び出す。
「そいつを始末しろ!」
「……遅い」
群がってくるトランプ兵団に対し、氷華は地面に片手をつけて敵の足元の地面から無数の氷柱を生み出す。
「……氷牙(アイス・ファング)」
「「………………!!」」
言葉を発しないトランプ兵達は氷柱に貫かれ、倒れる者もちらほら。
しかしながら、傷が軽微な物が巨人と共に氷菓へと襲い掛かって。
トランプ兵が投げつけた槍を避けた氷華目がけ、巨人は巨大な【バインドカード】を飛ばす。
「くらえ!」
対処が遅れた氷華はそれを完全に避けられず、体を僅かに切られてしまう。
手応えを感じた巨人は勝利を確信したような笑みを浮かべて。
「今だ、行けええっ!!」
1体の巨人は自らの寿命を削りながらも、氷華のユーベルコードを封じる間に、無事なトランプ兵や他の巨人達が近づいてきた。
ただ、氷華は攻撃手段まで失ったわけではない。
「……武器はここにある」
自ら地面に生やした氷柱を、氷華は【怪力】で蹴り倒す。
そうして、折れた1本を手に取って『氷の刃』とし、彼女は片っ端から敵を蹴散らしていくのである。
成功
🔵🔵🔴
メルフローレ・カノン
エルナさんはお久しぶりですね。
今回も、御自身の世界に帰るお手伝いができればいいですね。
ゆっくりお話ししたいところなのですがr、まずは巨人ですね。
私が敵とその攻撃を引きつけますので、
エルナさんはその間に逃げてもらいましょう。
必要なら[かばう]で守ります。
私の得物はメインがメイス、サブが剣で、
[属性武器]で炎を纏わせ見た目を派手にして敵の目を引きます
力負けしないよう[怪力][力溜め]の上で[2回攻撃][なぎ払い]で
数に対応です。
「全力で行きますよ!」
敵の攻撃は[盾受け][武器受け][オーラ防御]【無敵城塞】で防ぎます。
ユーベルコード封じられても気にせずいきます。
「ここは堪えてみせます!」
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森の中、トランプ巨人に襲われるアリスの少女を助けるべく、新手の猟兵が駆けつける。
「エルナさんはお久しぶりですね」
やってきたのは、清楚な身なりの少女。
長い黒髪のメルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)だ。
見覚えのあるその姿に、アリスの少女エルナも空中で微笑んで。
「お久しぶりです」
「今回も、御自身の世界に帰るお手伝いができればいいですね」
幾度か言葉のやり取りをしていた2人だが、この場のオウガ達がのんびり会話もさせてくれない。
「おのれ、貴様も切り裂いてくれるわ!」
トランプの巨人が振るう重い剣を、メルフローレは『メイス』で受け止めて。
「ゆっくりお話ししたいところなのですが、まずは巨人ですね」
彼女はトランプの巨人の攻撃を引きつけるべく、メイスに炎属性を纏わせて殴りかかる。
見た目が派手になれば、敵の目も引けるだろうというのがメルフローレの考えだ。
「今の内に逃げてください!」
「は、はい……!」
エルナはまだ頭痛がするらしく、状態は万全ではない。
まだ彼女を狙う巨人は皆無ではないが、メルフローレが注意を集めればその数も減るはず。
「全力で行きますよ!」
大きく振るうメイスがトランプの巨人の鎧を打ち付けると、甲高い音が森に響き渡った。
エルナが飛び去ってからしばらく、メルフローレは力を溜めつつメイスで敵を叩きつける。
連続して敵をなぎ払い、順調に敵を倒していたのだが……。
「おい、こっちだ!」
トランプの巨人がまたトランプ兵団を呼び寄せたことで、メルフローレも少しずつ数に押されて。
敵の持つ槍や大剣をメイスで受けつつ【オーラ防御】で防いでいくが、やむなく彼女は一時、全身を【超防御モード】で覆って防御態勢をとる。
ほぼ無敵の態勢をとった彼女へと攻撃を続けるオウガ達。
まるでダメージを受ける様子はないメルフローレは余裕も見せていたが、トランプの巨人の1人が鼻を鳴らす。
「動かないのであれば!」
敵が投げつけてきた【バインドカード】は、メルフローレのユーベルコードを封じてしまう。
「ここは堪えてみせます!」
彼女はすぐに小回りの利く『グラディウス』と『ラウンドシールド』に持ち替え、敵と剣戟を繰り広げる。
――この場は耐えなければ。
傷を負いながらも、メルフローレはトランプ兵やトランプの巨人へと切りかかり、再びメイスで強烈な一撃を見舞うチャンスを待つのである。
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
んー、再開するとはねー。
猟兵と縁が繋がるのはピンチの時。
繋がらないほうがいいんだよね。
まぁ、こうなっては仕方がない。
無事に扉まで送って見せるですよ。
まずは目の前の巨人を倒さないとね。
化身機装<火廣鐵>
大きいってことは単純に強い!
そして目立つからね。
エルナさんよりもこっちに注意が向くはず。
さぁ、暴れてやるっぽい!
魔剣を連結刃に変形し、広範囲を攻撃。
このサイズで振り回せば音速は軽く超えるです。
衝撃波も合わされば…森ごと敵を吹き飛ばすのです。
それに全力で戦闘機動を行うだけでも攻撃なる。
発生する衝撃波が粉砕するっぽい。
敵からの攻撃は装甲で弾ける。
ヤバそうなのは騎士盾で防御すればいい。
イケルイケル!
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思った以上にトランプの巨人の数は多い。
「ううっ……」
頭痛がする中、ユーベルコードで飛び続けるのにも限界を感じるエルナ。
一度木の枝へと降り立つ彼女へ敵はカードを投げつけ、あるいはその木を重い剣で切り倒そうとしてくる。
そんな危機的状況のエルナを知る猟兵がまた1人。
「んー、再会するとはねー」
女性と見紛う奇抜な容姿をした赤髪の羅刹、露木・鬼燈(竜喰・f01316)がエルナを見上げる。
あちらは喜びの表情を見せてはいたものの、彼はやや複雑そうな表情を見せる。
猟兵と縁が繋がるのはピンチの時だからこそ、繋がらない方がいいと鬼燈は考えていたのだ。
「まぁ、こうなっては仕方がない。無事に扉まで送って見せるですよ」
その為にも、まずは目の前の巨人の撃破をと、鬼燈はユーベルコードを使って。
「化身機装……火廣鐵(ヒヒロカネ)っ!」
この場に出現させたのは、無敵の機械神。魔剣と騎士盾を持つ人型機動兵器だ。
大きいということは単純に強く、そして目立つ。
「エルナさんよりも、こっちに注意が向くはず」
自らの能力に自信を持つ鬼燈だ。それだけに【火廣鐵】はその力を遺憾なく発揮してくれるはず。
「さぁ、暴れてやるっぽい!」
機械神が持つ魔剣を連結刃へと変形させ、彼は広範囲へと攻撃を開始する。
「ぐおっ!」
「伏せろ、やられるぞ!!」
その図体の大きさで振り回す刃は音速を超え、衝撃波を伴う斬撃がトランプの巨人達を次々に薙ぎ倒していく。
「森ごと敵を吹き飛ばすのです」
のほほんとした態度で攻撃を繰り返す鬼燈。
さらに、全力で戦闘機動させ、トランプの巨人達を圧倒する。
しばらく、敵を圧倒していた鬼燈の機械神。
トランプの巨人達も数を減らしながらも、剣で切りかかろうとしていたが、騎士盾で封じられて手も足も出ない……かに見えた。
「結局は、ユーベルコードだ!!」
だが、巨人の1体が対応策を打ち出し、巨大なトランプのカードを機械神へと投げつける。
まだ数がいる巨人は一斉にカードを投げつけ、機械神を攻め立てる。
「イケルイケル!」
それを騎士盾で防御していた鬼燈だったが、不意を突いた1枚のカードが体にかすり、ユーベルコードを封じられてしまう。
機械神の姿が消え、そのカードに体を捕縛されかけた鬼燈。
次の瞬間、叩きつけられた剣を彼は咄嗟に魔剣で防ぎ、素早く連結刃としてカードを切り裂いて拘束を逃れる。
「っと、危なかったっぽい?」
傷を負いつつも鬼燈は仕切り直して、さらに近づいてくる巨人達の殲滅に動いていくのだった。
成功
🔵🔵🔴
エウトティア・ナトゥア
何やら難儀しておるようじゃが、とりあえず安全を図るとするか。
敵はUCを封じる厄介な手段を持っておるようじゃし、ここはUC以外の手段で戦うのがよいじゃろう。
【精霊石】の力を借りて精霊達を召喚、『トランプの巨人』に差し向けて進行を押しとどめるのじゃ。
更に【秘伝の篠笛】で呼び出した狼の群れと共に、【巨狼マニトゥ】に【騎乗】して、逃げるエルナ殿に並走して護衛するか
【疾風の凱歌】を【歌い】エルナ殿と皆を加速強化して共に逃げつつ、風術を込めた【誘導する矢】で精霊たちを【援護射撃】
『バインドカード』に対しては、カードを矢で射抜き矢に込めた風術を暴走させた衝撃波で迎撃するのじゃ。
これで暫くは時間が稼げるかの?
●
アリスラビリンスの森を逃げるアリスの少女エルナ。
所々で猟兵達が抑え、討伐に当たってくれていることもあり、その数は少しずつ減ってきてはいるが、依然としてエルナの危機的状況は変わらない。
枝でしばらく休んでいた彼女だが、また押し寄せてくるトランプの巨人が木を切り倒そうとする。
またエルナが空に飛び上がれば、巨人達はカードを投げつけてくるという状況だ。
「何やら難儀しておるようじゃが、とりあえず安全を図るとするか」
やってきた金髪の猫耳巫女姫、エウトティア・ナトゥア(緋色線条の巫女姫・f04161)が助けとなるべく、手早く状況を確認する。
トランプの巨人は【バインドカード】でこちらのユーベルコードを封じてくるのが厄介だと、エウトティアは判断して。
「ここは、ユーベルコード以外の手段で戦うのがよいじゃろう」
まず、エウトティアは『精霊石』の力を借り、精霊達を呼び出す。
「あの巨人達の進行を押しとどめるのじゃ」
彼女の呼びかけに応じた精霊達はトランプの巨人達へと向かい、前進を止めようとしてくれる。
その間にエウトティアは『秘伝の篠笛』を使い、狼の群れを呼び寄せて。
「マニトゥ、頼むのじゃ!」
同時に呼び寄せた『巨狼マニトゥ』へと跨り、彼女は頭上を飛ぶエルナへと追いついていく。
彼女もエウトティアに気づき、地上近くまで降りてくる。
「あ、ありがとうございます」
「うむ。じゃが、油断はできんのじゃ」
そのまま並走し、エルナの護衛にと考えるエウトティア。
精霊達を振り払ってこちらへとやってくる巨人はさらに、トランプ兵団を出現させてくる。何ともしつこい連中だ。
そこで、エウトティアはすっと息を吸い込んで。
「風よ、勝利の歌を!」
エウトティアが歌うは、【風精霊の唄】。
エルナと聞こえる範囲の猟兵や精霊達を歌声で強化しつつ、彼女はさらに敵から距離をとる。
その上で、背後に向けてエウトティア『手製の短弓』を構え、精霊達の援護をすべく風術を込めた誘導矢を射放っていく。
「追え、逃がすな!」
引き離されてしまう中、敵はそれでも【バインドカード】を投げつけ、エウトティアとエルナのユーベルコードを封じようとしていた。
そのカードへと誘導矢が突き刺さる。
直後、矢に込めた風術が暴走して衝撃波を放ち、追ってきた巨人達を巻き込んでいく。
「「ぐあああっ!!」」
「これで、暫くは時間が稼げるかの?」
うまく対処できたと安堵しつつ、エウトティアはそのままエルナと共にトランプの巨人達を引き離しにかかるのである。
大成功
🔵🔵🔵
リヴェンティア・モーヴェマーレ
他の方との絡み、アドリブ大歓迎です
エルナさんをお助けに参りましタ!
私より小さな方なのですネ
これはしっかりと守って差し上げたい気持ち!
扉まで必ず届けて差し上げますヨ!
それにしても…トランプの巨人さんってこんなに怖い方だったのですネ…
想像してたのとちょっと違うマス…
しょんぼりしながらオーラ防御で防御壁を固めながらいざ出陣!
ひびちゃん(灰色のジャンガリアンハムスター)がルーンソードに形を変えて武器もバッチリな気持ち!(しっかり変身ポーズを取るハムスター)(かわいい)
出来る限り攻撃に当たらないように気を付けながら立ち回り、隙を見てスナイパーの如く狙いを定めてUCで攻撃デス
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アリスの少女、エルナが森の中を逃げている間に、トランプの巨人の討伐は進んでいく。
自ら地面に生やした氷柱を握り、氷華は敵へと切りかかる。
その間に、自らのユーベルコードを封じた巨人を倒した氷華は、再び【絶対零度】を浴びせかけて敵を倒していく。
剣と盾を手に堪えていたメルフローレも、相手が怯んだところで『メイス』へと武器を持ち換え、一気に巨人どもを薙ぎ払ってしまう。
鬼燈はというと、持ち前の身体能力で鮮やかに連結刃とした魔剣で敵を薙ぎ倒していたようだ。
巨狼に跨るエウトティアに合わせて飛んでいたエルナの元へともう1人、猟兵が駆けつける。
「エルナさんをお助けに参りましタ!」
やってきたのは、長い青髪を三つ編みにしたミレナリィドール、リヴェンティア・モーヴェマーレ(ポン子2 Ver.4・f00299)だ。
彼女に、エルナとエウトティアが挨拶を交わすと。
「私より小さな方なのですネ。これはしっかりと守って差し上げたい気持ち!」
金髪碧眼の可愛らしい護衛対象に、リヴェンティアが目を細める。
「扉まで必ず届けて差し上げますヨ!」
意気込む彼女達の前に新手のトランプの巨人達が立ち塞がるが、その数ももう残り少ない。
「ここは私に任せて欲しいのでス!」
「はい、ご武運を……!」
エルナがリヴェンティアの身を案じながらも、この場を去っていく。
それにしても、と彼女は前方のトランプの巨人達を見つめて。
「トランプの巨人さんって、こんなに怖い方だったのですネ……」
名前を聞く限り、リヴェンティアはもっと可愛らしい見た目の相手を想像していたようだが、相手は重厚な鎧を纏った怪物である。
「邪魔する奴は始末しろ!!」
太い声で叫ぶオウガ達を見つめるリヴェンティアの顔はせつない。
「想像してたのと、ちょっと違うマス……」
しょんぼりしながらも彼女はオーラ防御を展開し、防御壁を固めて。
「いざ出陣!」
まず、灰色のジャンガリアンハムスターのひびちゃんこと『響』がしっかりと変身ポーズをとってから、剣に姿を変える。
そんな可愛らしい姿を微笑ましげに見つめながらも、リヴェンティアはその剣を手に取る。
「武器もバッチリな気持ち!」
「「うおおおおおお!!」」
咆哮を上げ、切りかかってくるトランプの巨人達。
飛んでくるカードも防御壁で防ぎつつ、リヴェンティアはできる限り敵の攻撃に当たらぬようにと立ち回る。
相手の攻撃を受け止め、切り払いながらも、彼女はユーベルコードを組み立てていく。
そして、彼女は大きく剣を振るって敵が態勢を崩した隙に、それを発動させて。
「――自然と共に散りゆくのデす……」
ユーベルコード【Phainomenon・Archean】(パイノメノン・アルケイン)。
リヴェンティアの手から巻き起こる炎の竜巻に、巨人達が次々と飲まれていく。
炎の中ではトランプ兵団を呼ぶこともできず、悪あがきにと投げつけようとする【バインドカード】すらもすぐ燃え尽きてしまう。
「「ぐおおおおおおっ!!」」
鎧を焦がし、崩れ落ちるトランプの巨人達。
全てが倒れたことでリヴェンティアは小さく息をつき、エルナ達を追いかけていくのだった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『廃亡の剣姫マウラ』
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POW : 我流:インガオーホーザン
対象のユーベルコードに対し【自身のレベル倍の威力にして斬り返す斬撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
SPD : フォースート・ストライザー
【紋章剣の四つのスート属性を一つに束ねる事】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【空間断層を引き起こす聖剣による光の斬撃波】で攻撃する。
WIZ : 剣霊姫招来
自身の【装備する紋章剣の使用封印(最大四本まで)】を代償に、【使用を封印した紋章剣に宿る少女聖霊】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【敵の弱点を突くスートの属性攻撃と属性防御】で戦う。
イラスト:おきな
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「七那原・エクル」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
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アリスラビリンスの森でトランプの巨人達を撃退した猟兵達。
おかげで、金髪碧眼のアリスの少女、エルナも難を逃れてホッと一息ついていたようだ。
「本当にありがとうございます」
頭を下げる彼女へと、それぞれ猟兵達が声をかける。
話によれば、どうやらこの近くに自分の扉があるようにエルナは感じていた様子。
元の世界に戻ることができるのであれば、是非助けてあげたいが……。
「あーあ、巨人どもやられちゃったんだ。図体ばかりデカくて使えない奴ら……」
そこに現れたのは、1人の少女。
見た目は、同じくアリスの少女にも見えるが、彼女はオブリビオンであるようだ。
♠️蝕毒、♥️獄炎、♣️疾風、♦️聖雷。
4つのスートの紋章剣と巨大な聖剣を操るこの少女の名は、『廃亡の剣姫マウラ』。
攻撃だけでなく防御にも優れ、さらに紋章剣に封印を施すことで少女の聖霊を呼び出して戦わせることもできるという。
自分の扉に至って故郷に帰ることができたアリスなのか、はたまたオウガに食われてしまった存在なのかはわからない。
「ううっ……」
敵の持つスートが刻まれた紋章剣を見ていたエルナは、またも頭痛に見舞われる。
彼女の視界には、薄暗い世界で奇術師のような何者かが町を襲う光景が再び垣間見えた。
「い、今のは……」
「万全じゃないのかな。でも、アタシの知ったことじゃないね」
マウラは巨大な聖剣をエルナへと突き出して。
「アリスであるあんたは、ここでアタシが切り刻んであげる」
アリス……エルナを優先して狙おうとするオブリビオンの少女。
討伐へと当たる猟兵達はそこで、転送直後にグリモア猟兵が追加して教えてくれた一言を思い出す。
『そういえば、ボスとして現れる少女はなぜか、アリスの過去のトラウマに関連する弱点を持っているようよ』
僅かな情報しかないこともあり、弱点を探り当てるのは難しいが、もし思いついたのであれば、試してみるのもいいかもしれない。
「そろそろいいかな。こちらから行かせてもらうよ」
にやりと笑うマウラは4つの紋章剣を舞わせ、大きな聖剣を握りしめてエルナを狙って襲ってくるのである。
(※プレイング受付に締め切りは設けておりません。随時受付、受付から1日以内をめどに、タイミングの良いときに執筆させていただきます。)
キャロ・エレフセレリア(サポート)
静かにしないといけない場面を除いて台詞に「!」が付く。うるさいくらいに元気
人を呼ぶ時は敵以外には誰にでも「名前+さん」
●戦闘
相棒機『メガロス』や各種ガジェット、アイテムを駆使する
『迷彩』で身を隠し『プチメガロス』で偵察しつつ敵を引きつけて、最大火力の『メガロス大爆炎波』を叩き込むのが好き
火力任せの面制圧からスナイパー技能を活かした狙撃や『メガシュピラーレ』で串刺しにして敵の動きを封じるなど、援護や中距離戦もできる
●冒険
情報収集、暗号作成にハッキングなど主に機械類に対する技能を発揮する
『武器改造』『防具改造』の技術でハッキングしやすいように改造するなど強硬手段も躊躇わない
星羅・羽織(サポート)
魔術師ローブのヤドリガミ。
何世代にも渡って受け継がれてきたローブがヤドリガミになったもの。
その内には蓄えられた膨大な魔力によって疑似的な宇宙が成っている。
見た目は小学生くらいだけれど、年齢は数百歳。
性格は見た目通り幼めで、寂しがり。
困っている人は放っておけないタイプのため、遠回りなことを言いながらも、積極的に手伝ってくれる。
蓄えられた知識は広く深い。それを活用して必要とあらば助言もする。
喋りはたどたどしい。
戦闘は中遠距離からの宇宙魔法を駆使して行う。
セリフや行動は完全にお任せ!
好きに喋らせたり動かしたりしてください。
●
アリスの少女、金髪碧眼のエルナの護衛に当たる猟兵達。
挨拶、顔合わせしていた両者の元に1人の少女が。
4本の紋章剣と巨大な聖剣を操る少女、『廃亡の剣姫マウラ』だ。
「おっと、真打登場だね!」
薄紫色の髪を2組の三つ編みにしたフェアリー、キャロ・エレフセレリア(たーのしー!・f12156)が現れた敵を前にして叫ぶ。
身長24センチ程度のキャロは小さい身体でも、元気いっぱい。
目の前の敵から感じる力にも、まるで臆する様子を見せない。
「その剣……誰にも差し向けさせはしない……」
夜明け前の魔法使い、藍色の髪の星羅・羽織(星空に願いを・f00376)も敵の前に立ち塞がる。
「うっ……」
その時、敵の紋章剣に刻まれたスートを見ていたエルナが頭痛を訴える。
自らの内に眠る記憶を呼び起こしたエルナは、薄暗い世界で奇術師のような何者かが町を襲う光景を見ているはずだ。
羽織はそんな彼女をじっと見つめる。
「そこで座っているといい……」
困っているエルナを遠回しな言葉で気遣いながらも、羽織は魔力を高めて敵を威嚇する。
しかし、アリスが蹲り、動かないのであれば、マウラにとっては好都合。
彼女は右腕を広げ、4本の紋章剣を前面に浮かせてから瞳を輝かせて。
「ここでアタシが切り刻んであげる」
「させないよ!」
「その力、確かめる……」
早速攻撃を仕掛けてくる敵に対し、キャロと羽織がすぐさま応戦に出るのである。
●
襲い来る少女、『廃亡の剣姫マウラ』。
その姿は気品溢れるお姫様を思わせるが、強気な彼女はオブリビオン化したことで剣呑なる性格を内に秘めていた。
おそらくはアリスとして旅する間に身に着けたその剣の技能を持って、自らの力を示すつもりなのだろう。
「アリスは1人たりとも、逃さない……!」
紋章剣に刻まれたスート属性を1つに束ねるマウラ。
その所作は隙だらけだと感じたキャロが先に、攻撃を仕掛ける。
「メガロス、頼むよ!」
彼女が呼びかけたのは、『相棒型万能機「メガロス」』。
ガジェットを玩具感覚で作るキャロの最初の力作であり、相棒である。
まず、メガロスがビームガンやロケットランチャーで射撃を行う間に、羽織は詠唱を行っていて。
「収束せよ、私の、宇宙<魔力>。敵を、貫き、滅ぼせ」
羽織の周囲に現れたのは、250本余りの疑似宇宙化した無属性の魔力の矢。
それらを一気に放つことで、羽織は敵を牽制する。
だが、マウラはそれをオーラ防御で防ぎながらも、1つに束ねたスートの力を高めていく。
一方、キャロはいつの間にかメガロスに迷彩を施して姿を隠させ、代わりに『プチメガロス』を操り、敵の偵察と引きつけを行わせる。
空中を飛び回らせてマウラの気を引く間に、キャロは本体であるメガロスの全武装を展開させて。
「メガロス、フルバースト!」
彼女は敵意を向けたマウラ目がけ、全ての重火器を一気に叩き込んでいく。
多数の魔力の矢と銃弾の嵐。
それらを浴びてなお、マウラは微笑んでいて。
「それでは、これはお返しね」
素早く背の大きな聖剣を抜いたマウラは、高めた力を一気に解き放つ。
そして、視認していたキャロと羽織の体を光の斬撃波で切り捨ててみせる。
「これが、剣姫と呼ばれたアタシの力よ」
光に切り裂かれたキャロ、羽織。
致命傷こそ避けたものの、2人ともその体から血を流してしまっていたのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
メルフローレ・カノン
先程からエルナさんの様子が変ですね。
先の騎士も目前のオブリビオンもトランプのスートを携えてますが、
何か関係があるのでしょうか……
それはさておき、
今は目前の敵を食い止めましょう。
エルナさんは[かばう]で守りましょう。
私の得物はメインがメイス、サブが剣、その他盾などで、
[武器受け][盾受け][武器落とし][オーラ防御]、
さらに【神の見えざる手】による念動力で
敵が数多く操る剣に対抗し、防ぎましょう。
多くの技を出させて受け止めれば、
それを見たエルナさんは何か思い出すかもしれませんね。
やられっぱなしは面白くないので反撃もしますよ。
[怪力][力溜め]の上[2回攻撃][傷口をえぐる]で攻撃です。
御門・結華
礼儀正しい少女、怒っているときは慇懃無礼。
戦いの最中に割り込み、助けに入ります。
「失礼致します」
横目にエルナを見たあと、マウラへエレメンタルソードを構える。
相手が四人の聖霊を呼び出したら、こちらも4枚のカードを投げて精霊を呼び出します。
「契約の下に集え。偉大なる精霊よ」
獄炎には同じ属性の「サラマンダー!」
蝕毒には水で受け流し、癒しで回復させる「ウンディーネ!」
疾風には同じ属性の「シルフ!」
聖雷には雷を受け止める大地の「ノーム!」
相手が紋章剣を構えると同時に【精霊武装】を使用します。
こちらも4つのエレメントを精霊剣に纏わせ迎撃します。
「火、水、風、土のエレメント。集いし光で、我が敵を薙ぎ払え!」
露木・鬼燈
なかなか面白い剣の遣い手だね。
武芸者として正面から相対、なんてね。
これが救出忍務でないなら、それもありだったけど。
お仕事優先とゆーことで…忍の戦いで効率よくね。
<隠忍の見えざる手>を発動。
念動手に素早く印を組ませるですよ。
水遁<霧隠れ>ってね。
腰に吊り下げた<隠忍之薬酒瓢箪>から清酒を霧として放出。
こいつは強力な幻覚成分を含むのです。
濃霧と幻覚で正確に視認できない。
そんな状況でどこまでやれるかな?
忍の無音暗殺術。
その恐ろしさを教えてあげるっぽい!
全方位から襲い掛かる念動手。
死角からは大百足由来の神経毒が塗られた棒手裏剣。
さらには不規則な軌道で襲い掛かる連結刃。
これで骸の海に沈めるっぽい!
エウトティア・ナトゥア
※アドリブ・連携歓迎
うーむ、遠近隙がないのう。
それにわしが呼び出す精霊は属性が明確な分、聖霊の能力に対して相性が悪そうじゃ。
物理攻撃で戦う方が無難かの?いや、属性の関係ない攻撃はどうじゃろう?とすると…
まずは、距離をとって【手製の短弓】を射掛けつつ、【巨狼マニトゥ】を嗾けて狼の爪や牙で攻撃するか。
ある程度気が引けたら敵の視界からフェードアウトし【目立たない】ように隠れてUCの準備に入るかの。
(UCの準備が完了したら頃合をみて声をかける)
マニトゥ、準備完了じゃ。飛び退けい!
剣姫と聖霊が一直線に重なる絶好のタイミングを【野生の勘】で【見切り】、様々な属性の精霊の力を収束させた一撃を放つのじゃ。
愛久山・清綱
おう、久しぶりだな。エルナ殿。
ちと遅れてしまったが、此処からは俺も戦おう。
■決
エルナ殿を護ろう。
攻撃が飛んで来たら割り込みながら【武器受け】し、
ドレスアップ・プリンセスで逃れるよう指示。
余裕がある時は後方から援護を頼む。
■闘
弱点は無理に見抜こうとせず、普段通りの戦いを。
刀を抜かず、居合の構えを取りながら【ダッシュ】で急接近。
相手の懐に辿り着いたら刀に【破魔】の力を宿しつつ、
【早業】の抜刀から【夜見・改】を放ち、霊魂を斬り伏せる。
技を見抜かれないよう、力を宿すときは「刀を抜く瞬間」に宿す。
相手の攻撃は剣の軌道を【見切り】つつ【武器受け】、
受け止めたら【怪力】を込めて押し返す。
※アドリブ・連携歓迎
●
サポートメンバー達が戦っている間、他のメンバーは敵、『廃亡の剣姫マウラ』の戦法を見ながら態勢を整える。
4種のスートが刻まれた紋章剣。そして、大きな聖剣。
女性を思わせる容姿をした羅刹の青年、露木・鬼燈(竜喰・f01316)は、その戦法に目を見張って。
「なかなか面白い剣の遣い手だね」
「うーむ、遠近隙がないのう」
金髪猫耳のキマイラ少女、エウトティア・ナトゥア(緋色線条の巫女姫・f04161)も敵を見つめて考える。
「それにわしが呼び出す精霊は属性が明確な分、聖霊の能力に対して相性が悪そうじゃ」
物理攻撃で戦う方が無難か、いや、属性のない攻撃なら……。
エウトティアはあれこれと脳内で戦略を組み立てる。
「武芸者として正面から相対、なんてね」
一方、鬼燈もこれが救出任務でないなら、それもありだっただろうと思う。
しかし、ここはお仕事優先。
「とゆーことで……忍の戦いで効率よくね」
割り切った鬼燈は、目の為の敵を確実に倒そうと考えたようだ。
また、この隙に頭痛に苦しむエルナを気遣うメンバーも。
「先程から、エルナさんの様子が変ですね」
黒髪の清楚系少女、メルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)が屈んで彼女の容態を見る。
それにしても、トランプの巨人達も、目の前のオブリビオンの少女もトランプのスートを携えていることをメルフローレは指摘して。
「何か関係があるのでしょうか……」
もっとも、それを語る素振りはあの剣姫にはなさそうだ。
そして、新たにやってきた猟兵が1人。
蛇の鱗と牙、猛禽の翼と爪、牛の角を持つ大柄な少年、愛久山・清綱(飛真蛇・f16956)だ。
「おう、久しぶりだな。エルナ殿」
彼もまた、以前のデスゲームでエルナと面識がある。
頭痛に苛まれるエルナだが、清綱にも会釈して返す。
「ちと遅れてしまったが、此処からは俺も戦おう」
頼もしい存在が1人増え、エルナも嬉しそうだ。
さて、サポーター達の交戦は痛み分けといったところ。
マウラはこちらに視線を向け、改めてエルナを狙う。
「さ、そろそろいいかしら?」
自らの紋章剣を使用封印するマウラ。
すると、それぞれの紋章剣に宿るスートの剣霊姫達が姿を現す。
そこで、飛び込んできた長い灰色の髪を靡かせた少女、御門・結華(色褪せた精霊人形・f01731)。
「失礼致します」
無表情のまま横目でエルナを見た後、結華は剣となった『エレメンタルウェポン』を構え、マウラへと仕掛けていくのである。
●
マウラは呼び出した4人の剣霊姫へと指示を飛ばす。
「さ、いきなさい」
聖霊達は嬉々として、剣を携える。
♠蝕毒、♥獄炎、♣疾風、♦聖雷。
手にする剣だけでなく、聖霊達は魔法を使って自らのスートの属性攻撃を行ってくる。
それらを相手にしている間に、マウラは隙を見てエルナに攻撃を仕掛けるつもりなのだろう。
結華は聖霊達を抑えるべく、4枚のカードを投げつけて。
「契約の下に集え。偉大なる精霊よ」
それぞれの属性に対し、結華は4体の精霊達を呼び寄せる。
「サラマンダー! ウンディーネ! シルフ! ノーム!」
♥獄炎に同属性のサラマンダーを、♠蝕毒には水で受け流して癒しで回復させるウンディーネ。♣疾風は同属性のシルフ。そして、♦聖雷には雷を受け止めるノームと、結華は個別に対処する。
「今度こそ、観念なさい!」
その間に、マウラ自身はエルナ目がけて聖剣を携えて切りかかろうとする。
「今は目前の敵を食い止めましょう」
エルナは気になるが、メルフローレは彼女を庇いに当たるべく『メイス』を携えて敵の聖剣を受け止める。
「くっ……!」
「どこまで耐えられるかしら?」
幾度も斬撃を繰り出すマウラ。
剣術には自信ある彼女だ。聖剣1本でさえも、メルフローレはすぐ押される状況となってしまう。
「さすがですね……」
メイスでは凌ぎきれないと判断したメルフローレは、『グラディウス』と『ラウンドシールド』に切り替える。
武器、盾で敵の刃を受け止める彼女は自らの周囲に【オーラ防御】を展開し、この場を凌ぎ切ろうとする。
出来れば、エルナが何か思い出すきっかけを作る為に数多くの技を出させて受け止めたいとメルフローレは考えるが、それには現状でマウラを押し、剣霊姫達を退かせたいところ。
「エルナ殿、【ドレスアップ・プリンセス】で退避を」
「あ……、は、はい……!」
頭痛に苦しみながらもエルナは清綱の指示を受け、ドレスを纏って空を舞う。
それを確認した清綱も交戦に加わり、『今刀』で相手の聖剣を受け止めつつ、【怪力】で押し返そうとしていく。
マウラには弱点があるという話もあるが、清綱はそれを無理に見抜くことはせず、普段通りの戦いをと堅実に攻め立てることにしていた。
さらに、距離をとるエウトティアが『手製の短弓』で矢を射かけつつ、呼び出した『巨狼マニトゥ』を嗾けて。
「マニトゥ、奴を攻めるのじゃ!」
エウトティアの言葉を受けてすぐ飛び掛かるマニトゥは自らの爪や牙を使い、他メンバーと合わせて攻撃を畳みかける。
その間にエウトティアは【目立たない】ように身を引き、隠れてユーベルコードの準備へと入っていく。
同じく、鬼燈も仲間達がうまく気を引いている間に、ユーベルコード【隠忍の見えざる手】を発動させていて。
「水遁<霧隠れ>ってね」
念動手に素早く印を組ませた彼は、腰に吊り下げた『隠忍之薬酒瓢箪』から清種を霧として放出していく。
この酒には、強力な幻覚成分が含まれている。
「あ、あれ?」
霧の酒に包まれたマウラは幻覚を見始め、動きが少し鈍る。
「そんな状況でどこまでやれるかな?」
鬼燈は敵へと音を立てずに忍び寄っていく。
「忍の無音暗殺術。その恐ろしさを教えてあげるっぽい!」
「このままでは……!」
マウラは慌てて剣霊姫達を下げさせて紋章剣の封印を解除し、自らの守りへと当たらせていくのである。
●
マウラが怯んだことで、猟兵達は一気に攻勢を強める。
「マニトゥ、準備完了じゃ。飛び退けい!」
エウトティアは丁度、自らのユーベルコードが完了したこともあって呼びかけると、マニトゥは指示通りに飛び退く。
聖霊が下がってしまったのは誤算だが、ならば、紋章剣ごと吹っ飛ばすまでのこと。
剣姫が手前に紋章剣を並べたタイミングを、【野生の勘】を働かせて【見切った】エウトティア。
「天地に満ちる精霊よ。我が敵を討ち滅ぼせ!」
彼女は一気に、様々な属性の精霊の力を収束させた一撃を放つ。
「こ、こんなもの……!」
赤く輝く砲撃を紋章剣で受け止めるマウラ。
だが、その絶好の隙を他メンバーが逃すはずもない。
居合の構えをとったまま、【ダッシュ】で急接近していく清綱。
相手の懐へと迫った彼は刀を抜く瞬間に刃に【破魔】の力を宿して。
「秘伝……夜見」
清綱は居合で一気に斬りかかり、相手の霊魂を切り伏せようとする。
精霊剣はエウトティアの砲撃で防御に回しており、対処が間に合わない。
「ぐあああっ!!」
霊魂を切られて苦悶の叫びを上げたマウラは清綱を捉えようと聖剣を振り回すが、すでにその姿はない。
またエウトティアの一撃を凌ぎはしたものの、周囲に浮かばせていた精霊剣もかなりボロボロになっていた。
「神よ、その奇跡の御手を、暫しお貸しください……」
逆方向からはメルフローレが仕掛け、【神の見えざる手】で対抗する。
まだ相手は幻覚を見続けていることもあり、剣を防いで攻め入る。
「やられっぱなしは面白くないですからね」
力を溜めたメルフローレは渾身の力でグラディウスを振るい、仲間のつけた傷口を抉るように切りかかっていく。
さらに、結華が相手の紋章剣を見て、4つのエレメントを精霊剣に纏わせる。
「火、水、風、土のエレメント。集いし光で、我が敵を薙ぎ払え!」
今度は紋章剣と精霊剣で刃を交わし合う。
しかし、すでに仲間の一撃で傷んだ紋章剣だ。結華の精霊剣が勝り、全ての紋章剣を折ってしまう。
「う、うそ……!?」
仲間達の攻撃に合間を見て、鬼燈が攻撃を続ける。
すでに、敵は霧を振り払って幻覚が解けていたようだが、紋章剣を失ったのであれば、これからの攻撃を凌げないと踏んだのだ。
全方位から襲い掛かる念動手。
死角から投げつけられる大百足由来の神経毒が塗られた棒手裏剣。
それらを聖剣1本で、防ぎきることができるはずもなく。
「これで骸の海に沈めるっぽい!」
さらには、不規則な軌道を描く連結刃を操り、鬼燈はマウラを狙う。
「そんな、はずは……!!」
刃に切り裂かれたマウラは血飛沫を上げ、崩れ落ちる。
森に崩れ落ちた剣姫は武装と共に、ゆっくりと姿を消していったのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 冒険
『愉快な仲間が落とした鍵を探してあげよう』
|
POW : とにかくくまなく辺りを探す
SPD : 辺りを見渡し広い範囲で探す
WIZ : 周りの人の話を聞きながら探す範囲を絞って探す
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
森の中、追ってきていたオウガ達をなんとか倒した猟兵達。
アリスの少女、エルナもようやく頭痛が止んだようで、地上へと降りてきて改めてメンバー達へと感謝を示す。
そんな中、彼女はポツリとこんな話を口にする。
「思い出したんです。この世界に来る前の自分を……」
全てとはいかなかったが、それでもほとんどの記憶を取り戻したエルナは自らの過去を語った。
「私は……あなた達がダークセイヴァーと呼ぶ世界の出身なのです」
そして、奇術師のような姿のヴァンパイアによって、住んでいた集落が壊滅させられ、両親も失ってしまったとのこと。
トランプのカードを武器として操る奇術師。
カードのスートと血に濡れた集落の光景が、彼女の中でトラウマとなって残っていたようだ。
失意の中、エルナはこのアリスラビリンスへと記憶を失った状態で迷い込んでしまったらしい。
「……私は、本当に元の世界に戻るべきなのでしょうか」
戻っても両親はすでにおらず、生き残った集落民は避難生活を余儀なくされているだろうということだった。
森の中を進む間に猟兵一行が出くわしたのは、全身赤い服を着た小人の愉快な仲間。
「あわわわ、あわわわ……」
なにやら、泣きそうな顔をした三角帽子の小人があたふたしながら草木をかき分けて何かを探している。
小人はなんでも鍵を失くしてしまい、困っているのだという。
「あわわ、森に入るまではあったんだよ……」
どのみち、一行もエルナの自分の扉を探していた途中だ。
それもあって、この愉快な仲間の落とし物を探すことにする。
「本当!? ありがとうなんだよ……」
目を潤ませて、猟兵達に感謝を示す小人。
その間に、元の世界に帰るべきか悩むエルナに声をかけながら、メンバー達は扉と鍵の捜索に当たる。
元の世界に戻るのか、それとも、この世界に留まるのか。
果たして、エルナが出す答えは……。
(※プレイング受付に締め切りは設けておりません。随時受付、受付から1日以内をめどに、タイミングの良いときに執筆させていただきます。)
リヴェンティア・モーヴェマーレ
ぼんやりしてたらボスさんが既に討伐されてましタ!
猟兵さんの凄さを目の当たりにした気持ち!
お休みしてた分、散策頑張りマス!
【WIZ】
[失せもの探し]ですか?!お任せください!探索と言えばやはり情報収集ですよネ
周りの方々(この子の場合は人だけではなく動物さん達も含まれます[情報収集][動物使い][動物を話す]等をフルに活用)に情報をお聞きして、探す場所を狭めていきましょう!
闇雲に探すよりかは見つけやすいかもしれないデすよネー!(小動物さん達と一緒に「ねー!」と声を揃えながら)
有力そうな情報が手に入ったら、ドローンや動物さん達と絞った場所をしっかり探していきマス
上手く見つかったら嬉しい気持ち!
●
追手となるオウガ達を全て撃破し、金髪碧眼のアリスの少女、エルナの自分の扉を探す猟兵達。
そこにやってきたのは、長い藍色の髪を三つ編みにした小柄な少女、リヴェンティア・モーヴェマーレ(ポン子2 Ver.4・f00299)だった。
「ぼんやりしてたら、ボスさんが既に討伐されてましタ!」
気づけば、『廃亡の剣姫マウラ』が倒されていたと、リヴェンティアはこの場の猟兵達の凄さを目の当たりにして、驚きを隠せずにいた。
「お休みしてた分、散策頑張りマス!」
「あわわわ、あわわわ……」
丁度、この場には森であたふたと涙目になっていた赤い服の小人……愉快な仲間がいて。
「【失せ物探し】ですか?! お任せください! 探索と言えば、やはり情報収集ですよネ」
リヴェンティアは森という場所を最大限に利用し、周りの方々へと情報を収集しようと考える。
方々というのは人ではなく、森にいる多数の動物達だ。
「ちょっとだけ、私に力を貸して欲しいのでス」
リヴェンティアが呼びかけると、小鳥やリス、狐やサルなどが集まってくる。
「闇雲に探すよりかは、見つけやすいかもしれないデすよネー!」
リヴェンティアの言葉に、彼女の連れていたハムスターやチンチラ、ハリネズミ、フェレット達が一斉に鳴き声を上げる。
さらに、森の動物達も続けて、任せろと言わんばかりに鳴いてみせた。
そんな頼もしい猟兵と動物達に、小人は瞳を潤ませながらもようやく笑顔を見せて。
「ありがとうなんだよ……」
彼は丁寧に頭を下げて、感謝を示したのである。
とりあえず、リヴェンティアは小人がやってきた方向、歩いていた道のりなどを聞く。
動物達は小人の匂いや足跡などをたどり、鍵の在り処をたどってくれた。
すぐにある程度の範囲を割り出すことができた為、リヴェンティアはユーベルコード【エレクトロレギオン】で多数のドローンを展開し、数を活かして森の中を隈なく探す。
これで、程なく小人の失くした鍵を発見することができるだろう。
「皆で、頑張りましょウ!」
うまくいくことを願いつつ、リヴェンティア自身もまた捜索に当たっていく。
また、合わせてエルナの自分の扉も探すことになる。こちらは見つければエルナしか使えない為、すぐわかるはずだ。
「…………」
その間も、エルナはこれからの自分の行く末を思い悩む。
そんな彼女に、捜索へと当たる猟兵達はどう声をかけるべきかと気にかけるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
エウトティア・ナトゥア
※アドリブ・連携歓迎
どちらを選んでも苦楽はありそうじゃが…エルナ殿の判断次第じゃのう。
わしにできる事は選択できる状況を提供するくらいじゃな。
さて、手がかりのない状態での探し物じゃ。何をするにも人手がいるのう。
探索のお手伝いに【秘伝の篠笛】を吹き鳴らし狼と大鷲の群れを呼び出すのじゃ。
よう来てくれた。
狼たちよ、そこの小人の匂いをよく覚えて鍵を探しておくれ。
大鷲達は、上空から扉を探すのじゃ。
これでよいじゃろう。後は周囲に自生しているハーブを摘んでハーブティでも嗜みながら、ゆるりと報告を待つとするかの。
エルナ殿、小人殿、慌ててもよい事はないのじゃ。お茶でも飲んで落ち着くとよいぞ。
露木・鬼燈
鍵ねー。
金属探知でいけるっぽい?
まぁ、森の中で金属はそう多くないだろうからね。
<骸晶>を展開。
金属探知はレーダーのちょっとした応用なのです。
…やっぱり厳しいかも。
小人さんのサイズの鍵だからね。
さっきまでの戦いの影響で細かな金属反応がたくさん。
これは時間がかかりそうだね。
捜索中にお話しするです?
ふむふむなるほどなー。
闘争を心から楽しめる僕なら戻るんですけど…
まぁ、エルナさんはそーゆータイプじゃないよね。
だったら楽しくここで暮らすのもいーと思うですよ。
基本的には自分が幸せになれる選択をするべきなのです。
それが戻ることってゆーのなら応援するですけど。
幸せなんて主観だからねー。
よく考えるといいですよ。
メルフローレ・カノン
それはそれは……
エルナさんも大変でしたね。
それはさておき、
愉快な仲間のお願いも無視できませんし、
鍵を探してみましょう。
エルナさんも、これまでに比べれば気楽な物探しを手伝い、
気分転換を図るといいかもしれません。
自分の扉や自分のしたいことが見つかるかもしれませんし
で、探しことですが……
高いところから探せればいいのですが、
それはエルナさんの領分ですか。
私は[第六感]で地道に探して行きましょう。
こういうのは根気が勝負です。
そうそう、
エルナさんがご自身の世界に帰るにしても、別の選択をするにしても、
あとで後悔するのが一番悪いので、
勇気を持って選択ができればいいですね。
[鼓舞][優しさ]をもって励まします。
御門・結華
呼び出したままの4体の精霊に周囲の愉快な仲間たちの落とした鍵を探してもらう。
「もうひと頑張りです。頑張りましょうね」
その後、猟兵たちとエルナたちの話をしているのを見て歩いていきます。
「もしダークセイヴァーに戻るのなら、知り合いの猟兵を紹介しましょうか?」
「彼女は孤児院を経営しています。そこなら安全に暮らせるでしょう」
「勿論、エルナさんの意思が第一です。あくまで一つの案として考えて下さい」
どのような結論でも手助けします。
「私にはこのくらいしかできませんが……」
別れる前にカードを一枚渡します。
「精霊の加護が込められたお守りです。護身用にはなると思います」
「あなたの旅路に幸運が訪れますように」
愛久山・清綱
漸く故郷の記憶を取り戻せたのだな、エルナ殿。
……しかし、故郷もまた荒れた地とはな。
果たして俺は、どう語るべきか。
■行
【SPD】
とりあえずは鍵探し。
獣特有の【視力】を用いて周囲に目を凝らし、「輝くもの」を
探し出す。それらしきものを見つけたら拾って確認。
なかなか見つからない時は【念動力】を用いて落ちている物を
浮き上がらせる。
■噺
※エルナ殿がいる時のみ
俺も、あの世界には何度か足を運んだことがある。
悪しき吸血鬼が人々を蹂躙する、恐怖の世界。
だが、それでも人々は生きていた。
何度苦しめられても、何度奪われても立ち上がっていた。
エルナ殿の生き別れた仲間達も、今頃そうしているのでは
ないだろうか。
※アドリブ歓迎
●
リヴェンティアのおかげで手数も増えたことで、小人には少し笑顔が見え始める。
その一方で、アリスの少女、エルナは今なお表情が陰っていて。
「それはそれは……、エルナさんも大変でしたね」
清楚系クレリックの少女、メルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)は言葉を選び、エルナへと声をかける。
「漸く故郷の記憶を取り戻せたのだな、エルナ殿」
複数の種族特徴を持つキマイラの少年、愛久山・清綱(飛真蛇・f16956)もそれを喜ぶ半面、故郷もまた荒れた地と知って戸惑いを見せる。
「果たして俺は、どう語るべきか」
このまま、彼女を助けてあげたいのはやまやまだが……、小人が困っている状況もある。
「ともあれ、愉快な仲間のお願いも無視できませんし、鍵を探してみましょう」
なかなか鍵が見つからないことに小人はまたあたふたしていたが、手数が増える事には素直に喜んでみせる。
「本当にありがとうなんだよ……」
エルナも自分のことで手一杯で、小人を助けることまで気が回らなかったようだが、メルフローレは彼女へとこう促す。
「エルナさんも、これまでに比べれば気楽な物探しを手伝い、気分転換を図るといいかもしれません」
「自分の……したいこと……」
エルナはそんなメルフローレの一言に少しだけ戸惑いながらも、鍵探しに協力しようと決めていたようだ。
●
さて、小人の鍵探しに協力する猟兵達。
「鍵ねー。金属探知でいけるっぽい?」
困った顔の小人や思い悩むエルナを見ながらも、奇抜な服装をした露木・鬼燈(竜喰・f01316)のほほんとした態度を崩さない。
普段から楽観的な彼は、今回も何とかなると考えているのだろう。
「まぁ、森の中で金属はそう多くないだろうからね」
試しに、鬼燈は【化身鎧装<骸晶>】の力で魔導士の姿となり、レーダーを応用して調べてみる。
「……やっぱり、厳しいかも。小人さんのサイズの鍵だからね」
先程までの戦いで倒れたオウガ、トランプの巨人達の纏った鎧があちらこちらに転がっているし、その破片を合わせればきりがない。
「これは時間がかかりそうだね」
それでも、全く困った態度を見せないのが彼らしい。
「手がかりのない状態での探し物じゃ。何をするにも人手がいるのう」
エウトティアも手数を増やす為にと『秘伝の篠笛』を吹き鳴らし、この場に狼と大鷲の群れを呼び出して。
「よう来てくれた」
エウトティアは集まった鳥獣達を労いつつ、狼達には小人の匂いを覚えさせ、大鷲達には上空から扉を探すよう指示を出していた。
「高いところから探せればいいのですが……」
「あ、私やります!」
メルフローレは何気なく告げたのだが、エルナはそこでハッとして自らのユーベルコードでドレス姿となり、ふわりと浮き上がって鍵と扉を探し始める。
上空は大鷹がいる為、彼女は木々の枝を伝って探すことにしていた。
「こういうのは、根気が勝負です」
メルフローレ自身は【第六感】を働かせ、地道に探していく。
清綱も獣特有の【視力】を駆使して周囲に目を凝らし、捜索に当たる。
それらしきものをと拾い上げてみたのだが、それはどうやらオウガの纏っていた鎧の破片のようだった。
なかなか発見できず、清綱は【念動力】を使って落ちている物を浮き上がらせようとしていたが、小石や枯れ枝ばかりで簡単には見つからない。
「もうひと頑張りです。頑張りましょうね」
灰色の髪と瞳、無表情な御門・結華(色褪せた精霊人形・f01731)はエルナにそう一声かけ、愉快な仲間達の落とした鍵を探してもらうことにしていた。
「そうですね、もう少し……」
エルナは結華に言葉を返しつつ、今度は何を自分がしたいのかと思い悩むのである。
●
小人は自分の為に沢山の猟兵、動物達が助けになってくれることに感謝しつつ、失くした鍵を探す。
「はわわ……」
その動揺した表情が安らいだものとなることを願い、皆、真剣に捜索を続ける。
そんな中、猟兵達は1人1人、エルナを励ますべく声をかけていく。
「ちょっと、お話しするです?」
「はい、それでは……」
森の中に散らばる金属をたどる鬼燈はエルナを見つけて声をかけると、彼女は木の上からふわりと降りてくる。
そして、エルナは改めて自分の扉から元の世界に帰るべきか、このままアリスラビリンスに留まるべきかで悩んでいることを打ち明けて。
「ふむふむ、なるほどなー」
鬼燈は目的があり、猟兵をやっている羅刹だ。
闘争を心から楽しめる彼であれば、ダークセイヴァーでもヴァンパイアへと正面から立ち向かっていくことだろう。
しかし、エルナはたまたまアリスに覚醒しただけの一般人だ。
「まぁ、エルナさんはそーゆータイプじゃないよね。だったら、楽しくここで暮らすのもいーと思うですよ」
基本的には、自分が幸せになれる選択をすべきだと鬼燈は語る。
「……でも」
自分の扉を見つけたのであれば、この世界に留まる理由はない。戻ってヴァンパイアやその眷属による脅威から逃れられる、くらいのものだろうか。
この世界に居続けても、先程みたいにオウガに襲われる可能性だってある。しかし、今度は猟兵達が助けてくれるとは限らないのだ。
「それが戻ることってゆーのなら、応援するですけど」
幸せなんて主観だからと鬼燈は告げ、改めて良く考えるよう促してから、彼は鍵探しへと再び注力し始めたのだった。
少し、捜索している間に、今度はメルフローレがやってくる。
彼女は言い忘れたことがあったと、エルナに駆け寄ってきた。
自分の世界へと帰るにしても、別の選択をするにしても、後で後悔するのが一番悪いとメルフローレは話す。
「勇気を持って、選択ができればいいですね」
メルフローレは彼女を【鼓舞】し、【優しく】励ます。
そこに、2人が話しているのを見た結華がやってきて、一緒に歩こうと誘う。
「もしダークセイヴァーに戻るのなら、知り合いの猟兵を紹介しましょうか?」
彼女は孤児院を経営しており、そこでなら安全に暮らすことができるという。
「勿論、エルナさんの意思が第一です。あくまで一つの案として考えて下さい」
どのような結論であっても手助けをすると、結華はエルナの決断を後押しする構えだ。
「どちらを選んでも、苦楽はありそうじゃが……エルナ殿の判断次第じゃのう」
そこに、エウトティアも合流する。
「わしにできる事は選択できる状況を提供するくらいじゃな」
エウトティアは、ちょっとしたリラックスタイムの準備が整ったから、声をかけに来たのだという。
メンバー達が元居た場所へと戻ると、そこにはお茶を飲むことができるスペースが設けられていた。
「エルナ殿、小人殿、慌ててもよい事はないのじゃ。お茶でも飲んで落ち着くとよいぞ」
周囲へと自生していたハーブを摘んだエウトティアは、それを使ったハーブティーを皆に振舞う。
「ゆるりと報告を待つとするかの」
そうしていると、リヴェンティアのハムスターが煌めく何かをくわえてやってきた。
それは、確かに小さな鍵の形をしていた。
「それ、それなんだよー!」
小人は嬉しそうに、そして大切そうにその鍵を手に取る。
また、鬼燈がエウトティアの放った大鷹1羽と共に戻ってきて。
「扉、見つかったっぽい!」
それもあり、しばしメンバー達はティータイムで落ち着くことにする。
そこに戻ってきた清綱は鍵も扉も発見したことを知り、安堵の表情を見せる。
ただ、扉が見つかったということは、エルナはこの世界に留まるか、それとも自分の世界に戻るかの2択を迫られることとなる。
そこで、清綱もハーブティーを頂きつつ、口を開く。
「俺も、あの世界には何度か足を運んだことがある」
ダークセイヴァー……悪しき吸血鬼が人々を蹂躙する、恐怖の世界。
だが、それでも人々は生きている。
何度苦しめられても、何度奪われても立ち上がって生活をしているのだ。
「エルナ殿の生き別れた仲間達も、今頃そうしているのではないだろうか」
両親は失ったとはいえ、同じ集落の生き残りはいるはず。
「…………」
ふと、エルナはそんな人々の顔を思い出していたようだった。
メンバー達は再び、森の中を移動し始める。
「本当に、本当にありがとうなんだよー!」
いつかまた会うことができたら、きっとお礼をしたいと小人は告げ、小さな体で大きく手を振って去っていく。
そして、すぐに現れた扉は森の中、2つの木に挟まれた形で一見すると分かりづらい場所に設置されていた。
そこに、エルナは進み出て、猟兵達へと告げる。
「…………私、帰ろうと思います」
この先、何をすべきかまだ判らないが、このままこの場所にいても、ただ思い悩み続けるだけだと考えたのだという。
「自分にできること……それで、皆さんは私を助けてくれたんですよね」
最初のデスゲーム。トランプの巨人や剣姫の襲撃。
それらからエルナを護った後はこうして扉も発見し、小人の鍵も見つけだした。
だから、今度は自分が誰かの為に。
猟兵達を見て、エルナはそう決めたのだという。
「私にはこのくらいしかできませんが……」
そんな彼女へ、結華が1枚のカードを差し出す。
「精霊の加護が込められたお守りです。護身用にはなると思います」
「大切にします」
それを手に取り、エルナはようやくすっきりとした表情で猟兵達へと頭を下げる。
リヴェンティア、エウトティア、鬼燈、メルフローレ、結華、清綱。
皆、笑みを浮かべて、彼女を送り出す。
「あなたの旅路に幸運が訪れますように」
「はい、皆さんもお元気で……!」
結華が告げると、エルナは丁寧に頭を下げてからそっと扉を開いた。
数か月、探し求めた扉をくぐり、彼女は前に進む為に自分の世界へと戻っていく。
それを見届けた猟兵達は、彼女の行く末に幸あることを祈りながら帰路につくのだった。
大成功
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