エンパイアウォー㊴~猿との絆と信頼を力に、相対す
●第六天魔王『織田信長』を討ち取り、終結を
「皆、ここまでよく頑張ってくれた。まずは礼を言わせてくれ」
目の下に濃い隈を抱えたまま、グリモア猟兵館野・敬輔(人間の黒騎士・f14505)は集まった猟兵らに礼を述べる。
「皆の協力で、島原まで幕府軍を完全に温存することができた。大変だったし辛いことも見てきたとは思うが、おかげで幕府軍は気力体力ともに充実している」
正直、ここまで完全に温存できるとは思っていなかった、と正直に吐露する敬輔。
「その結果、『首塚の一族』に魔空安土城の防護を完全に破壊してもらえた。さらに幕府軍が信長軍本体を全て引き受けてくれているんだ」
魔軍将が一、大帝剣「弥助アレキサンダー」も関門海峡に釘付けの今、信長までの道中、猟兵を阻む者はいない。絶好の機会だ。
「僕らは魔空安土城内へ突入、そのままオブリビオン・フォーミュラ、第六天魔王『織田信長』を討ち取る」
もちろん、討ち取ると言っても簡単にはいかない。猟兵より先んじて痛手を与えてくる上、配下の魔軍将の力を取り込み、利用するという。
「どうやら今から出会う信長は、隠し将『豊臣秀吉』の力を利用するらしい。十分気を付けてほしい」
あのフェンフェンと鳴く生き物が魔軍将かぁ……と一部の猟兵が落胆する。
「あれで意思疎通できるのが不思議だが……まあ魔軍将であることには変わりないから、油断するなよ」
あと質問はなしだぞ答えてくれないと思うぞ、と投げやりに呟く敬輔だが、どう考えてもその余裕はないだろう。全力で戦術を練り、相対しないと勝利への道筋は見えてこない。
「ここまで長かった。たくさんの命も失われた。でもこれで最後だ」
――失ったいのちに報いるためにも。
「ここで絶対に終わらせる!! 頼んだぞ!!」
敬輔の檄とともに丸盾のグリモアが転送ゲートを形成し、戦場への道を繋ぐ。
●魔空安土城・天守閣内部
「……遂に来たか、猟兵達よ」
猟兵の気配を感じ取り目を開けるひとりの武将。
――彼こそが第六天魔王『織田信長』その人。
「エンパイアを滅ぼし、渡来人共の「グリードオーシャン」をも侵略する道筋は、これでほぼ絶たれたか」
血塗られし彼奴らの神が如何程の物か、確かめてみたかったが、それももう叶うまい。
「さて、もはや儂に万にひとつの勝ち目も無かろうが……億にひとつでもあるのならば、賭けてみるのも一興よ。」
信長は刀を収め、目を閉じ、何かを念じる。
「さあサルよ、儂に『憑装』せよ……!」
――秘術「魔軍転生」!
「フェンフェーン!!」
術に応じ背後につき従うように現れしは、『豊臣秀吉』その人。
秀吉の力をも我が物とし、一世一代の賭けに打って出る、覚悟。
「秀吉よ、この命尽きるまで共に戦おうぞ!!」
「フェンフェンフェーーーン!!」
背後霊の如く秀吉を従え、信長は再度刀を抜き放った。
さあ猟兵達よ。
第六天魔王『織田信長』を討ち取れ。
――そして、彼の者の陰謀を打ち砕け。
北瀬沙希
北瀬沙希(きたせ・さき)と申します。
よろしくお願い致します。
ついに第六天魔王との決戦です。
配下の魔軍将を「憑装」した第六天魔王との決戦の結果は、いかに。
特殊ルールをよく確認のうえ、最良の戦術を持って挑んで下さい。
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このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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●特殊ルール:先制攻撃
第六天魔王『織田信長』は必ず先制攻撃します。
敵は、『猟兵が使用するユーベルコードと同じ能力値(POW、SPD、WIZ)のユーベルコードを、【猟兵より先に】使用してきます。』
彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
※本シナリオで『憑装』している魔軍将は、隠し将「豊臣秀吉」となります。
お間違いなきよう、お願い申し上げます。
概要・詳細はオープニングの通り。
冒頭の追記はございませんので、プレイング受付はオープニング公開時より行います。
締め切りは北瀬のマスターページ及びTwitterで告知致します。
一応念のために記しておきますが、背後霊の如く存在する「豊臣秀吉」に何か質問しても、まず答えてもらえませんので、念のため。(内容によってはプレイングを流します)
それでは、皆様のプレイングをお待ちしております。
第1章 ボス戦
『第六天魔王『織田信長』秀吉装』
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POW : 黒槍殲撃
【秀吉を融合させた鋼鎧から無数の黒槍】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : 黒粘剣戟術
【秀吉の黒粘液で全身から刀まで全てを覆い】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
WIZ : シャドウクローニング
レベル×5体の、小型の戦闘用【豊臣秀吉(フェンフェンだけで意思疎通可)】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
イラスト:UMEn人
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
真宮・響
織田信長、第六天魔王・・・間違いなく強者だ。武者振るいがするよ。
アタシの技量がどこまで通じるか分からないが、猟兵として、母として、サムライエンパイアの未来の為戦うよ。
まず【見切り】【第六感】【残像】を駆使して黒槍を凌ぐ。無理に槍を捌こうとは考えない。回避することに専念。
黒槍を凌ぎきったら【忍び足】【目立たない】で背後を取り、背後から【先制攻撃】【二回攻撃】で背後から竜牙で攻撃。
もし背後に回る余裕を与えて貰えなかったら、黒槍を凌ぎ切った後に【カウンター】で【槍投げ】【串刺し】で攻撃。強大な敵だ、打てる手は全て使うよ!!
●母として、未来の為に
(「織田信長、第六天魔王……間違いなく強者だ」)
真宮・響(赫灼の炎・f00434)は、目の前に立つ信長の威圧感に、武者震いが止まらない。しかし深呼吸してなんとか武者震いを止め、信長の赤き瞳を見据えた。
「アタシの技量がどこまで通じるか分からないが、猟兵として、母として、サムライエンパイアの未来の為戦うよ」
手にする赤き槍・ブレイズランスの先端を信長に突き付け、堂々と宣言する響に、信長は目を細めカッカッカと高笑いする。
「その豪胆さ、気に入った」
「褒め言葉かね」
「然り。だが女子とて猟兵ならば手を抜かぬ。サル!」
「フェンフェンフェーン!!」
信長に背後霊の如く突き従う秀吉が、信長の鋼鎧に深く融合し始める。鎧がさらに黒く染まり、別の生き物のように蠢き始める。完全に秀吉が同化した次の瞬間、無数の黒槍が響に、そして響の動きを牽制するかのように周囲に雨あられと降り注ぎ始めた。
(「無理に槍を捌こうとは考えない。回避するだけ!」)
しかし全ての槍を避けきるのは、無数に降り注ぐ黒槍の前では至難の技とも言えた。響は軌道を見切り、第六感で危険を察知し、残像を囮にして凌げるだけ凌ぐが、それも長続きはせず、やがて黒槍が1本左肩を捕らえる。
「うあっ……ッ!!」
槍が突き立った衝撃で体勢を崩した響に、立て続けに黒槍が穂先を向け降り注ぐ。かろうじて手にしたブレイズランスで何本か受け、致命傷だけは避けるものの、黒槍に全身を斬り裂かれ、立っているのもやっとの状態にまで追い込まれる。
「どうした女子よ、そこまでか!」
「まだまだっ!」
(「強大な敵だ。打てる手は全て使うよ!」)
この怪我と、何より信長の視界に入っている状況では背後を取る余裕はない。せめて一撃入れるべく、響は最後の黒槍の軌道に合わせるようにブレイズランスを投擲。黒槍は響の脇腹を直撃し意識を刈り取るも、黒槍とすれ違うように虚空を飛んだブレイズランスは信長の右肩を捕らえていた。
「ぐっ……見事!!」
ブレイズランスを抜きながら響を称賛する信長を、響は遠のく意識の中で見つめるしかなかった。
苦戦
🔵🔴🔴
真宮・奏
織田信長・・・発するオーラだけで魔王に相応しい強者だとお見受けしました。
最大の敬意を持って相対します。いざ、参ります!!
黒槍の攻撃は【見切り】【第六感】で回避を試みます。回避出来なかったら【オーラ防御】【武器受け】【盾受け】【拠点防御】で被害を防ぎます。
もし受けきれないと判断したら、【衝撃波】【範囲攻撃】で槍を吹き飛ばす事を考えます。槍を凌ぎきったら、【衝撃波】を牽制に撃って接近、【シールドバッシュ】で体勢を崩してから、【二回攻撃】で信念の一撃を使います!!
●信念の盾で守り抜け
傷だらけとなり緊急に回収される猟兵の次に現れたのは、真宮・奏(絢爛の星・f03210)。
「織田信長……発するオーラだけで魔王に相応しい強者だとお見受けしました」
真剣に一礼する奏の顔を見て、ふと信長が何か気づいたかのように声をかける。
「お主、先程の女子と似ておるの」
(「既に母は相対していましたか……」)
嘆息する奏。母の結果は後で本人に聞くとして、奏は首肯する。
「ならば、私も最大の敬意を持って相対します。いざ、参ります!」
「来るが良い。サル、鎧に同化せえ!!」
「フェ、フェフェーン!?」
信長の命に、なぜか戸惑い気味に鳴く秀吉。
「なぬ、それは二番煎じではないかと!? 良いではないか!」
「フェーン……」
なぜか不服そうに剛鎧に同化し始める秀吉を見て、奏も身構えた。
(「秀吉は信長が奇抜な発想をしなかったことに抗議したのかしら……?」)
ふと奏の脳裏に疑問が過るが、投げられるというより降られると形容したほうが適切な勢いで襲いかかる無数の黒槍を見てすぐに思考を切り替える。
奏でも最初は無数の槍を見切りながら避けていたが、すぐに動きが制約されるように黒槍が降らされているのに気づいた。これでは埒があかない。
(「槍が多すぎます……それなら!」)
奏はエレメンタル・シールドを構え、オーラも併用しながら槍を防ぐ。黒槍が執拗にエレメンタル・シールドを叩くが、破られることはない。槍の豪雨が止むまで、ただじっと耐える。
「ほう! この槍の雨を耐えるか!!」
奏の得意分野を十二分に目の当たりにし、思わず感嘆する信長。
黒槍の勢いが弱まったところで、奏はブレイズセイバーを抜き放ち、槍の雨の隙間から振るって衝撃波を発生させ、黒槍を吹き飛ばす。黒槍が尽きたところで奏は再度衝撃波を牽制として打ち込み、信長を怯ませた後、走って急接近。
「これで……っ!」
奏は手にしたエレメンタル・シールドを信長の胴に強かに打ちつけ、体勢を崩し怯ませた後、ブレイズセイバーを構える。
「信念を貫く一撃を!!」
至近距離からの【信念の一撃】が乗った二連撃は、確実に信長の剛鎧の一部を斬り裂く。
「見事……ッ!!」
奏を称賛しながらも、ニヤッと笑う信長には、まだ余裕がありそうだ。
成功
🔵🔵🔴
神城・瞬
さあ、これで最後です。織田信長、貴方は確かに強者でしょうが、これ以上の犠牲を防ぐ為に。ここで貴方を討ちます。
まずは先制攻撃を凌がねばなりませんか・・・【衝撃波】【範囲攻撃】でで纏めて吹き飛ばす事を狙い、【衝撃波】の範囲から逃れてきた相手は【誘導弾】【吹き飛ばし】で撃ち落しを狙います。もし突破されてきたら【オーラ防御】で被害を軽減した上で【属性攻撃】で攻撃。
先制攻撃を凌ぎきったら【オーラ防御】を常時展開しつつ【高速詠唱】【全力魔法】でありったけの凍てつく炎を全部合体させた特大の凍てつく炎をぶつけます。次に続く猟兵さんが楽になるように【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】【目潰し】【部位破壊】も乗せます。
●凍てつく炎で何もかも凍らせろ
神城・瞬(清光の月・f06558)は、これで最後ですと自身に小さく気合を入れた後、信長と対峙する。
「織田信長、貴方は確かに強者でしょうが……これ以上の犠牲を防ぐ為に。」
「儂を討つ、と」
「ええ、ここで貴方を討ちます」
――お覚悟を。
静かに告げる瞬に、なぜか爆笑する信長。
「はっはっは! か弱いお主が儂を討つならこの群れを凌いでからにせえ!!」
「「「「フェンフェンフェーーーン!!」」」」
突如、どこからともなく現れた、信長の背後に背後霊が如く憑依している秀吉……のミニチュア版とでも言うべき小型の『戦闘用豊臣秀吉』がわらわらと出現。その数、ざっと500体。予想以上の多さに、強く杖を握り締める瞬の背筋に、冷や汗が一筋流れ落ちるが、すぐに思い直す。
(「多いですが、一撃で消滅するはずです。それなら手はあります」)
「さあ、あ奴を蹂躙せよ!!」
「「「「フェンフェーン!!」」」」
信長の命に従い瞬を蹂躙すべく殺到する小型秀吉の群れに、しかし瞬は慌てず騒がず杖を向ける。次の瞬間、杖から走った衝撃波に次々と小型秀吉が巻き込まれ、消滅していった。
「フェーン!!」
それでも何らかの幸運で衝撃波を逃れた小型秀吉が飛び上がって瞬に迫るが、氷の誘導弾で片っ端から撃墜される。
とはいえ500体以上もいると全ては消滅させられない。衝撃波も誘導弾も逃れた数体ほどが瞬に辿り着き、果敢に瞬に体当たりを敢行するが、瞬が予め纏っていた薄い青のオーラで衝撃が緩和され、然程の痛手にはならない。それらも再度放たれる衝撃波で一掃された。
「信長公、これは見た目通りの炎ではないですよ?」
小型秀吉を一掃したところで、瞬は高速詠唱から52個の【凍てつく炎】を生み出し、それを全て合体させ、特大の凍てつく炎の玉へと変化させる。それは瞬の意に従い、猛スピードで信長に迫り、衝突した。
「ぐぬおっ……なんだこの炎は……身体が……!!」
冷却と燃焼と言う相反する特性を持つ呪いの凍てつく炎を受け、信長は必死に振り払おうと躍起になっていたが、身体が麻痺し始めたのか徐々にその動きが鈍くなっていった。
成功
🔵🔵🔴
薄荷・千夜子
いよいよ大詰めですね
織田信長、必ずここで倒しましょう
【オーラ防御】で負傷を抑えつつ小型の豊臣秀吉には[操花術具:鬼灯薙刀]を使用して【なぎ払い】とUC『操花術式:花神鈴嵐』で倒しつつ信長へ接敵するための道を確保します
秀吉をなぎ払いつつ信長目掛けて駆け抜けましょう
「織田信長、貴方にこの地を好きにはさせません!!」
我々の生きる場所を守るために
犠牲になってしまった方々に報いるために
[操花術具:鬼灯薙刀]に【属性攻撃:炎】で炎を纏わせ【捨て身の一撃】
負けるわけにはいきません、全力をこの一撃に込めます
●鬼灯持って魔王を祓う
薄荷・千夜子(鷹匠・f17474)が駆け付けた時には、信長の全身を覆っていた呪われし凍てつく炎は消えていたものの、動きに若干精彩を欠いている様子だった。
(「いよいよ大詰めですね。織田信長、必ずここで倒しましょう」)
「ほう……お主、鷹匠か?」
千夜子の姿を認めた信長が、興味を惹かれる。生前の信長は鷹狩を趣味とし、鷹狩の権威とも称された公家と交流があった。オブリビオン・フォーミュラとなった今でも、鷹狩ヘの興味は変わらぬということか。
千夜子は「はい」と静かに首肯した後、きっと信長を見据える。
「ですが、今の貴方にこの地を好きにはさせません!!」
「その覚悟たるや良し。サル!!」
「フェーン……」
『戦闘用豊臣秀吉』を召喚し始める秀吉だが、不服そうなのは先の猟兵と同じ戦術だからだろうか。
「二番煎じと言わずに数で蹴散らせ!!」
「フェ、フェーン!」
「「「フェンフェンフェーン!」」」
信長の激に怯えたか、次々と召喚される小型秀吉が信長への道を遮り、千夜子に迫る。その数、約500体。
「秀吉公は全てなぎ払わせていただきます。」
操花術具:鬼灯薙刀を手に取り、魔力を通して朱い刃の薙刀へと変化させた千夜子は、接近する小型秀吉を片っ端からなぎ払い、一撃で消滅させる。さらに【操花術式:花神鈴嵐】で紅い刃を鈴蘭の花びらに変え、通り道を塞ぐ小型秀吉へと一斉に舞わせると、鈴蘭の花びらに触れた小型秀吉も次々と消滅した。残りの小型秀吉は恐れをなしたか動かない。
千夜子は再び朱刃の薙刀に戻した操花術具:鬼灯薙刀に炎を纏わせ、開いた通り道を一気に走り抜け信長に接敵。
「我々の生きる場所を守る為に」
信長が右手の刀を振り上げ、千夜子を両断せんとするが、千夜子は構わない。
「犠牲になってしまった方々に報いるために」
振り下ろされた信長の刀がオーラを削り取り左腕を斬り裂くのも厭わず、千夜子は全ての力をこの一撃に籠め、振り下ろす。
――私たちは負けるわけにはいきません!!
「ぐぅっ……その覚悟やお見事!!」
捨て身の覚悟で振り下ろされた朱刃の薙刀は、剛鎧を炎で焙り溶かしながら袈裟に斬り裂き、胴に深い火傷と裂傷を刻み込んでいた。
成功
🔵🔵🔴
ルード・シリウス
流石は覇道を往く者か。だが、こうでなきゃ喰らい甲斐がねぇ
持てる十全…いや、自分の命も全部賭けて狩りに行くぜ第六天魔王
暴食剣、呪詛剣構えて初手攻撃の黒槍迎え撃つ
攻撃の軌道見切り、致命傷及び反撃の手を潰される攻撃だけに注視。二刀を以て全力で防ぎ、或いは切り払って凌ぎ踏み留まる。それ以外の攻撃は無理に対応せず、受ける覚悟で
凌ぎ切れたら接近。踏み込むと同時に、呪詛剣による鎧の防御無視した一撃叩き込み、続く暴食剣による振り降ろしの【竜咆震撃】による一撃放つ
受けた傷は補食能力(吸血&生命力吸収)で癒し、態勢立て直しからの継戦能力維持。以降は斬り結びによる削り合いに持ち込む
神も魔王もこの手で喰らい尽くす…っ
●神でも魔王でも覇道往く者でも、喰らい尽くすのみ
「流石は覇道を往く者か」
だがこうでなきゃ喰らい甲斐がねぇ、と、第六天魔王を前に不敵な笑みを浮かべるのは、ルード・シリウス(暴食せし黒の凶戦士・f12362)だった。
「儂を喰らう、だと……面白い」
かかか、と笑う信長の表情は時折痛みに歪み、胴鎧には深い裂傷が刻まれている。
「持てる十全……いや、自分の命も全部賭けて」
――狩りに行くぜ、第六天魔王。
狩る宣言と共に、手によくなじむ二刀、暴食剣と呪詛剣を構えるルード。
「ははは! 無謀と蛮勇はうぬが命を縮めると知れ!!」
秀吉と融合した剛鎧から撃ち出される無数の黒槍がルードを襲うが、ルードは攻撃の軌道を見切った上で、最低限度の致命傷になり得る槍、もしくは反撃の手を潰される槍のみ二刀で受け、切り払って凌ぐ。致命傷にならないもの以外は食らうに任せたルードの全身には無数の切り傷が生じ、激しく痛みを訴えるが、ルードは意図的にそれを無視。
「ほう、二刀のみでこれを凌ぐとはな!」
黒槍の豪雨をほぼ二刀のみで凌いだルードに思わず感嘆を漏らす信長だが、右手に握る刀は油断なくルードを狙っている。しかしルードは構わず接近、一気に踏み込んで呪詛剣を剛鎧の隙間狙って叩き込んだ。
信長の体勢がわずかに揺らいだところで、ルードは暴食剣を振り下ろす構え。
「どれだけ堅牢だろうが関係ない。単純に、一撃で諸共ぶった斬る……それだけだ」
無造作に振り下ろされる、怪力と速度、手にした武器の質量を伴う全てを叩き斬る斬撃、【竜咆震撃】。それが信長の剛鎧にさらに罅を入れ、魔空安土城の床を破壊する。
「ははははは! その渇望、その貪欲さ……うぬも魔王と呼ぶに相応しい!」
「俺は神も魔王もこの手で喰らい尽くす……っ!」
ルードの竜種すら喰らう渇望は、今や目の前の魔王に、オブリビオン・フォーミュラにすら向けられている。存在の全てを喰らうべく刀を斬り結びながら、隙を見て呪詛剣を鎧の隙間に捻じ込み、その血を啜り、己の生命力へと変換し傷を癒す。
その後もお互いの存在を喰らうべく、ルードと信長は斬り結び続けた。
「その飽くなき欲望! 飽くなき渇望!! ははは!! 猟兵と言う存在は面白い!!」
信長の高笑いは、痛手を負わせたルードに向けられたものなのだろうか。
――あるいは、猟兵全体に向けられたものなのだろうか。
成功
🔵🔵🔴
虎熊・月霞
アドリブ・共闘可
第六天魔王・織田信長、悪いけどもその首もらい受けるよぉ。次の新しい時代を始める為にも死ぬべき時に死んでもらわないといけないからねぇ、ここで終わってもらうよぉ。
――伊吹雷切流、虎熊・月霞。いざ参ります。
【POW】
秀吉はその鎧を依り代に憑依させてるみたいだから、まずはその鋼鎧を削り取らせて貰おうかなぁ。速攻・即断・最高速で一太刀をあびせ続けて鎧の破壊を狙うよぉ。飛来してくる黒槍は避けれるなら避ける、無理なら致命傷に当たるものだけを弾いて接近し、一太刀あびせて離脱を繰り返すよぉ。
渡来人たちをどうするかは、今を生きて未来を目指す僕たちのお仕事だからねぇ、過去は御呼びじゃあないんだよぉ。
●次の時代に繋げるためにも
「さて、次に儂を楽しませてくれるのは……」
斬り結んで満足げな信長の声に呼応するように現れたのは、虎熊・月霞(電紫幻霧・f00285)だった。
「第六天魔王・織田信長、悪いけどもその首もらい受けるよぉ」
「いきなり首を要求するか」
「次の新しい時代を始める為にも死ぬべき時に死んでもらわないといけないからねぇ、ここで終わってもらうよぉ」
「はっはっは! 儂の居場所は新しい時代にはないということか」
月霞ののんびり、しかし豪胆とも言える言動に、信長は爆笑しつつも眼光を緩めない。油断ならぬ相手だと月霞は野太刀を構え、名乗りを上げる。
「伊吹雷切流、虎熊・月霞」
――いざ、参ります。
(「秀吉はその鎧を依り代に憑依させてるみたいだから、まずはその鋼鎧を削り取らせて貰おうかなぁ」)
月霞は憑依が完了する前に速攻・即断・最高速で一太刀を浴びせ続けて鎧の破壊を狙うつもりだったが、月霞が接近する前に上空から無数の黒槍が飛来する。月霞が信長に目をやると、既に秀吉の憑依は完了していた。
「早すぎだよぉ!?」
月霞は慌てて避けられそうな槍を全力で避け、避けるのが難しそうな槍は致命傷になりそうなものだけ刀で弾くが、信長に一太刀を浴びせる隙すら与えてもらえず、あっという間に防戦一方に追い込まれる。猟兵に先んじて攻撃することのできる信長は、『猟兵がユーベルコードを使用するより前に』自身のユーベルコードを使用することができるのだ。それは雷鳴のような速さで移動できる場合でも例外ではない。
それでも月霞は全身に無数の切り傷を作りながらも轟雷の如く降り注ぐ無数の黒槍を少しずつ刀で弾きながら接近し、黒槍が途切れた一瞬を狙い【紫電閃刃】で雷の如き一閃。
「渡来人たちをどうするかは、今を生きて未来を目指す僕たちのお仕事だからねぇ、過去は御呼びじゃあないんだよぉ」
胴鎧を斬り裂き返す刀で紫電を纏った一閃を繰り出しながら嘯く月霞に、信長からの一喝。
「笑止! お主たち猟兵はその渡来人すら滅ぼす気ではないのか?」
――今、儂をこの場で滅ぼそうとするのと同じようにな。
猟兵らは既に侵略渡来人『コルテス』を骸の海に還している。
既に1人討ち取っている以上、今後渡来人と相容れる余地はあるのだろうか?
月霞は信長からの問いには何も答えず、その場を離脱した。
苦戦
🔵🔴🔴
猟兵たちの断続的な攻撃に、信長は肩で息をし始めている。
彼の胴鎧には深い裂傷が刻まれ、鎧に隠れて見えぬ胴や腕などにも無数の疵が走っている。いずれも猟兵らの手でつけられたものだ。
「儂の命も風前の灯火、か」
呟く信長。おそらく満足に戦えるのはあと一戦、止めを刺されればそれで骸の海に還されてしまうであろう。
「サルよ、もう少し付き合ってくれぬかの」
「フェーン」
背後に控える秀吉も頷く代わりにひと鳴きし、次の猟兵が来るのを待つ。
さあ次に来る猟兵よ、そして信長と秀吉よ。
互いの存亡を賭け、死力を尽くせ。
――次が、最後の戦となる。
推葉・リア
【博愛祈願堂】
さぁ最終局面よ!信長と秀吉…この二人を相手にできるなんてある意味光栄ね
たくさんの小さい秀吉…!まずはこの猛攻を耐えるわ【第六感】や【聞き耳】を駆使して攻撃を避けて、炎の【オーラ防御】をまとって攻撃を防御、防御しきれなくても【激痛耐性】で耐えるわよ
耐え抜いたのならマクベスさんのUCで回復し私も『バトルキャラクターズ』で範囲攻撃や魔法が得意な推しキャラ達を召喚、【範囲攻撃】や【一斉発射】で小型の秀吉を確実に倒していくわそして私も茉莉也さんのカウンターをマクベスさんと推しキャラの皆と一緒に狐火の【範囲攻撃】で【援護射撃】していくわ
【アドリブ歓迎】
マクベス・メインクーン
【博愛祈願堂】
織田信長、コイツを倒せば戦争も終わりだな
キッチリ倒しきろうぜっ!
敵からの黒槍は【オーラ防御】で
向かってくる攻撃を防いで防御専念するぜ
攻撃食らったとしても【激痛耐性】で耐えて
攻撃が終わったと同時にUCを使って味方を回復させる
小型の秀吉はリンに任せるが
消しきれなきゃオレも銃で【範囲攻撃】して
炎の【属性攻撃】で燃やしに行く
敵からの攻撃を耐えきったところで
茉莉也に一発カウンター決めてもらうぜ
引き続き回復は任せてくれよなっ
攻撃の余裕があれば雷【属性攻撃】の弾丸で
【鎧無視攻撃】して痺れさせて動きを鈍らせるサポートするぜ
七々鐘・茉莉也
【博愛祈願堂】
織田信長……本物の魔王が目の前に……
秀吉を使うよう誘導する為皆より先にUCを使い臨戦態勢をとるわ
さあ……全ての罰を、飲み干しなさい
信長の先手で秀吉達が迫っても第六感で察知し衝撃波と範囲攻撃で蹴散らすわ
残る秀吉はリアちゃんの得意技に任せ、その時予想される黒槍はオーラ防御とUCでの武器受け、槍をなぎ払うわ
マクベスくんとリアちゃんの後押しを受け、炎と氷の属性攻撃による全力魔法で例え黒粘液で覆っても防げない低・高温の一撃で決めます!カレイドフェザーシャフト!!
教えて、今回の貴方の目的を
何も知らない闘いの終焉は哀しいわ
志半ばで散る織田信長にも、受け継がれる矜持はあるでしょうから
アドリブOK
●魔王の最期を見届けろ
この戦の最後を見届けるべく現れたのは、【博愛祈願堂】の3人。
「信長と秀吉……この二人を相手にできるなんてある意味光栄ね」
推葉・リア(推しに囲まれた色鮮やかな日々・f09767)は、例えオブリビオンであっても名の知れた武将と戦えることに感動を覚えていた。
「織田信長、コイツを倒せば戦争も終わりだな」
キッチリ倒しきろうぜっ! と気合を入れているマクベス・メインクーン(ツッコミを宿命づけられた少年・f15930)の目は、あくまでも信長にのみ向いている。
「織田信長……本物の魔王が目の前に……」
一方、七々鐘・茉莉也(羅刹の戦巫女・f11217)は、第六天魔王を前に感動しているともうっとりとしているとも取れる反応を示す。羅刹として強者と戦える高揚感は隠せぬか。
「最後に来たのは、おぬしらか」
「ああ、おそらくな」
「ならば問答は不要。来るが良い、猟兵ども!!」
3人の姿を認めた信長が、刀をリア達に突きつけ。
「フェーン!!」
背後に備える秀吉がひと鳴きし。
「さぁ最終局面よ!」
リアが推しキャラと戦える喜びと強者と会い見えた喜びを前面に押し出し。
「ここでキッチリ終わらせようぜ!」
マクベスが二丁の銃を構え。
「さあ……全ての罰を、飲み干しなさい」
茉莉也がブレンドツイングレイヴを構える。
――最後の戦いの火蓋が、切って落とされた。
手始めに茉莉也が【珈琲ノ氷炎戦甲】で氷雪と火炎の魔力を宿し臨戦態勢を取ろうとするが、それより早く『戦闘用豊臣秀吉」の群れが3人に殺到、数の暴力で蹂躙しようと飛びかかる。
「フェンフェーン!!」
「早いわね!?」
(「小型秀吉を召喚するよう誘導するために、先に氷雪と火炎を宿したかったけど、先手を取られたのは仕方ないわね」)
「フェンフェンフェン!!」
もっとも、茉莉也は先んじて召喚される可能性まで織り込んでいる故、すぐさま小型秀吉対応へと思考を切り替え、第六感で己にとびかかる小型秀吉の気配を察しつつ、薙刀を振り、衝撃波で数を減らしていく。
一方、リアとマクベスは第六感や聞き耳で飛びかかろうとしている小型秀吉の居場所を察しつつ、飛びかかられたらオーラ防御と激痛に対する耐性で耐えようとするが、あまりにも数が多すぎてそうもいかない。
結果、2人は次々と小型秀吉に飛びかかられ、さらにじゃれつかれ引っかかれ、振り払うのに躍起になっている。
「フェンフェーン!」
「こいつら邪魔するなって……アイタタタタ!!」
「フェンフェンフェン!!」
「信長様の邪魔はさせないって、律儀過ぎよこの秀吉たち!!」
かろうじてリアの纏っている炎のオーラが発する熱で小型秀吉を少しずつ遠ざけているものの、数が多すぎて攻撃の切れ目が見いだせない。見出すことができれば反撃のチャンスもあるのだが……。
「リアちゃんに任せようと思っていたのだけど、仕方ないわね」
そこに駆け付けた茉莉也が衝撃波でリアとマクベスの周囲を一掃、わずかな隙を作る。
「茉莉也さん、ありがとう!」
「助かったぜ! さーて……そんくらいの傷、治してやるよっ。」
茉莉也が作り出したわずかな機を逃さず、マクベスは【癒しの雫】で水の精霊を呼び出し、自分と茉莉也、そしてリアに癒しの水を浴びせて傷を癒す。
「推しキャラさん達、私の声に応えて……!」
リアも状況を打開すべく、【バトルキャラクターズ】で範囲攻撃や魔法が得意な推しキャラクター達を次々と召喚。ハルバードを手にした騎士が迫る小型秀吉をなぎ払い、杖を手にした魔法使いが炎や雷で次々と押し戻す。そして弓矢や銃を手にした狩人が片っ端から撃ち抜いていく。
「リアだけじゃきついな。オレも手伝うぜ」
マクベスも回復の合間に魔装銃【ファフニール】と魔装銃【リンドブルム】を構え、炎の弾丸を撃ち込んでいく。癒しの水を立て続けに使用したことによる疲労が重くのしかかり、瞼が落ちそうになるが、こらえながら援護に集中していた。
リアのバトルキャラクターズとマクベスの援護で、やがて信長への道が少しずつ開き始めた。
「茉莉也さん!」
「今だぜ!!」
小型秀吉の群れに隙間が空いた一瞬を逃さず、リアとマクベスが茉莉也に合図。茉莉也が【珈琲ノ氷炎戦甲】で改めて冷気と熱風を纏う珈琲色の鎧装束を纏い、薙刀に氷雪と火炎の魔力を宿して飛び出し、信長に接近する。
「フェンフェン!」
「あなたたちは私の押しキャラたちが相手するわよ!」
後を追おうとする小型秀吉もいるが、それらは全てリアのバトルキャラクターズが足止めし、後を追わせない。
「ほう、うぬにこれが破れるか? サル!!」
「フェーンフェンフェーン!!」
接近した茉莉也の目の前で、信長の全身と刀が秀吉の鳴き声とともに摩擦抵抗を極限まで軽減する黒粘液で包まれる。このまま斬っても黒粘液で逸らされるだけだが……。
「炎と氷の属性攻撃による全力魔法、例え黒粘液で覆っていても防げるかしら?」
茉莉也が氷雪を宿す刃で、既に他の猟兵が刻み込んだ鎧の裂傷を正確に斬ると、裂傷を中心に粘液が凍りつき、粘性を失う。
「ぬう!?」
黒粘液の効力を弱められ驚く信長に、何処からか飛び交う雷の弾丸が撃ち込まれ、よろめく。
「終わらせようぜ!」
雷の弾丸を撃ち込んだマクベスの声を受け、茉莉也は火炎を宿す刃を向け、振り下ろす。
「カレイドフェザーシャフト!!」
火炎宿りし刃の前では、凍結せし粘液は何の防護効果も持たない。
茉莉也が胴に叩きこんだ一撃が致命傷となり、信長は膝をつき、倒れ伏した。
●第六天魔王の終焉
倒れ伏した信長に、茉莉也が近づき、問いかける。
「教えて、今回の貴方の目的を」
「……目的、か」
「何も知らない闘いの終焉は哀しいわ」
――志半ばで散るあなたにも、受け継がれる矜持はあるでしょうから。
「はっはっは、儂の矜持か、そうか」
茉莉也の言の葉に、第六天魔王であることが矜持だったのかもしれぬな、と呟く信長。
「うぬら猟兵は既に儂の目的を知っておるであろう。狸の子孫が治めるこのエンパイアを滅ぼすことよ」
――もっとも、うぬらに阻止されたわけだがな。
「惜しむらくは、渡来人どもの国に手を伸ばせなかったことか」
「おい、それはどこだ!」
マクベスが問い詰めるも、信長は不敵な笑みを浮かべるのみ。
「うぬら猟兵に知らせる意味はない。このまま骸の海まで持って行くのみよ」
かっかっか、と笑いながら、織田信長は力尽きゆっくりと消滅した。
「フェーン……」
そして背後につき従っていた秀吉も、主の消滅を見届けると同時に消滅。
――後に残されたのは、茉莉也たち3人だけ。
「渡来人の国……どこにあるのかしら」
リアの呟きに答える者は、この場にはいなかった。
第六天魔王『織田信長』。
――島原の地で、討ち取られり。
成功
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