プレイング例
【2020/02/09作成】
ルールブックには「プレイング例」がいっぱい!
「遊び方の紹介」にあるように、第六猟兵TRPGは「プレイング」が大事なゲームです。ただ、そうなると「すぐに思いつくかな?」という不安があるかもしれません。
その不安を解消するため、ルールブックには、掲載されたユーベルコードや技能、アイテムの全てについて、「こうすればいいよ」というプレイング例が、物凄くたっぷり載っています。TRPGをプレイしていない時にルールブックを読み返せば、そうした知識がちょっとずつ身につくようになっています。読み物としても面白いし、オンライン版の参考資料としてもスグレモノなので、ぜひ活用してくださいね。
という訳で本日は、そういったプレイング例をちょっとずつ学習していけば「とっさにどういうプレイングを思いつけるようになるのか」を、「ミニリプレイ」のときのキャラ達(プレイヤーも同じ)を使って例示していきたいと思います。こんな感じであればすぐできるようになりますので、どうぞご安心ください。
プレイングを考える人達
ヴォルフラム・ヴンダー
ダンピールの黒騎士 × 剣豪 男ユーベルコード:
血統覚醒
【真紅の瞳】に覚醒して【ヴァンパイア】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
設定:
世界を夜と闇から救うため、戦いの旅を続ける天涯孤独の騎士。
口数は少ないが誇り高い性格で、オブリビオンのもたらす理不尽を許さない。
ミディア・スターゲイザー
スペースノイドのフォースナイト × ブラスターガンナー 女ユーベルコード:
サイコキネシス
見えない【サイキックエナジー】を放ち、遠距離の対象を攻撃する。遠隔地の物を掴んで動かしたり、精密に操作する事も可能。
設定:
銀河帝国に虐げられる人々を救うべく、レジスタンスを率いて前線で戦ってきた宇宙の騎士。
実は皇帝の血筋に連なるプリンセス。
アウルム・アンティーカ
ウォーマシンのガジェッティア × シンフォニア 男
ユーベルコード:
ガジェットショータイム
いま戦っている対象に有効な【変な形のガジェット】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
設定:
大魔王を名乗る謎のウォーマシン。たまに「ガッションション!」という駆動音を上げる。
特技はびっくりメカ(ガジェット)の発明と生産。趣味はパイプオルガン演奏。
状況1:ヴァンパイアの人間狩り
街を支配するヴァンパイアが、配下のオブリビオンに命じて領民を攫っています。 猟兵達は狙われた街へ赴き、この誘拐事件を阻止しなければなりません。 |
既に捕まった人々を吟味するふりをして、秘密裏に逃がすとしよう。
ついでにその人達からこの後戦うことになるだろう領主の情報を可能な限り聞き出しておきたいな。
街の人々に、誘拐に抗う意志はあるんでしょうか? 彼らに戦う気概があるのなら、私が人々を導いて人間狩りへの抵抗運動を行いましょう。
黙ってオブリビオンの餌食になり続けるほど、人は弱くないのです!
人々の心に希望を与えられるよう、頑張りたいですね。
何人もの人間を攫うなら、それなりの輸送手段が必要でしょうなあ~。
誘拐に使われるであろう馬車を、片っ端から破壊しておきますぞ!
はっはっは、最早これ以上の誘拐事件は起こせまい。
壊した馬車は、吾輩の技術力で後々修理と改造を施して街の皆さんにお返しするつもりで。
状況2:血啜りの森
倒すべきヴァンパイアの城は、周囲を吸血植物の森に囲まれ、守られています。 どうにかして、この危険な森を突破しなければなりません。 |
恐らくこの木の生態は、主人であるヴァンパイアを模倣したのだろう。
俺が先頭に立ち、皆を導くぞ。血を吸われないよう、肌を守りつつ注意して進もう。
植物が動いて吸血してくるなら、私達に触れさせなければいいのでは?
私の「サイコキネシス」で近付く植物の枝葉を掴み、払いのけて、皆さんの安全を確保します。
あとは、できる限り植物の少ない道を選んで速やかに抜けましょう!
ガッションション! これは吾輩のびっくりメカの出番ですな!
「ガジェットショータイム」! 出でよ、スーパー火炎放射器くんMk3!
いかに血を吸う危険なものと言えど、木は所詮木。燃やせばよろしい、解決ですな!!!
状況3:歪められた反乱軍
過去の時代にヴァンパイアに反旗を翻した人々がオブリビオンとして蘇りました。 彼らは最早目に映る全ての生物を憎むべきヴァンパイアやその手下と認識しており、無辜の人々を虐殺しようとしています。 人々と過去の反乱軍の間に割って入った猟兵達に、鋭い剣が今、向けられます……! |
だが、「よりヴァンパイアっぽい相手」の方が攻撃したくなるだろう? 俺は「血統覚醒」を使いながら彼らの前に立ちはだかり、攻撃を自分自身に集めよう。俺が引き付けている間に、皆はこいつらを攻撃してくれ!
同じくレジスタンスを率いた者として、今の彼らは見過ごせません。
正気を失くした彼らに通じるとは思いませんが、敢えて武器を下ろして歩み寄り、「あなた達が守りたかったものは何でしたか?」「無辜の人々の血でその刃を汚していいのですか」と真摯に呼びかけましょう。
これで人々を狙うのをやめるか、せめて一瞬でも動きを止めてくれればいいのですが。
相手が剣を使うならば、その刃が届かない遠距離からガジェットの一斉砲撃を放ちましょうぞ。
戦いが長引いてお互いに損傷が重なるのは避けたいですから、ここは一気呵成に攻めますぞ。
状況4:決戦! 悪逆の吸血姫
幾多の罠を潜り抜け、猟兵達は遂に領主館の主である女ヴァンパイアと対峙します。 これまで領民の若い娘を戯れに攫っては殺し、その血を浴びることで快楽を得てきたヴァンパイアを、ここで討ち果たしましょう! ヴァンパイアは手にした剣を無数の血色の花びらに変え、今まさに猟兵達を攻撃しようとしています……! |
そのまま敵の魂を啜る黒剣で斬りかかり、与えた傷から生命力吸収、今しがた敵の攻撃で受けた負傷をリカバーするぞ。
若い娘の血だけが快楽、ですか。
ではその攻撃を己が身で受け、血色の花と自分の血で彩られた私の姿をヴァンパイアに見せつけましょう。
相手がそこで快楽を覚えて少しでも隙を見せたら、その瞬間に熱線銃を抜いて早撃ち攻撃です!
ガッションション! どんな強い攻撃も、当たらなければどうということはありません。
ここはひとつ、ユーベルコードで巨大な扇風機メカを召喚しましょう。
花びらを綺麗さっぱり吹き飛ばして、丸腰の敵に反撃ですぞ~!!
状況5:人々に炊き出しを
ヴァンパイアを倒したことで、彼の溜め込んでいた大量の穀物が猟兵達の手元に転がり込みました。 圧政によって飢えていた領民達の為、この食糧を使った炊き出しが始まります。 |
俺はそうした混乱が起きないよう、少し離れて場を見張っていよう。
不穏な動きをする者がいれば、まずは睨みを効かせて警告するぞ。
いくら大量の食糧があるとは言え、無限ではないですからね。
食べ応えがあるよう、簡単でボリュームのある料理の作り方を人々に教え、一緒に調理します。
村人にレシピを覚えてもらえば、きっと今後も少ない素材でお腹を満たすことができますよね。
人はパンのみにて生きるにあらず。お肉やお魚も恋しいでしょう!!
という訳で炊き出しの足しになるよう、即席で作った機械罠を使って森の魔獣を狩って来ますぞ。
狩りが成功して凄くいっぱい肉が取れたら、干し肉を作りますかな。今後の備えもあった方がいいでしょう。
……とまあ、このくらいやっても「ぜんぜん大丈夫」ですので、お気軽に想像力を働かせまくって楽しんでいただければ幸いです。
最初に言ったとおり、ルールブックには各種族・ジョブ・ユーベルコード・技能・アイテムに対して「こんなプレイングができるよ!」という例も色々掲載しております(真壁くんが頑張って考えました)ので、よければご利用くださいませ!
ゲームシステムも、それ以外も。 第六猟兵TRPGは「誰も見たことのない自由」を目指します。 どうぞ応援をおねがいします! |