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『夜の帳に迷いて』

天音・亮 2020年11月27日

さらさらと崩れゆく身体
眩い程の光に目を閉じ、次に開いたそこにはもう
…きみの姿はどこにも無かった

光の無い暝闇に
きみとふたり佇んで


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https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=29418
きみ食む時、われら終わりぬ/華房圓MS様


ღ お約束した方のみ。
ღ 10~20レス程で〆予定。




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天音・亮 2020年11月27日
(きみが横たわった土の上、未だに心は置き去りのまま只々見つめているしかできなくて)…ちゃんとニーナさんのとこに行けた、かな(ぽつり零れる音)
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ロキ・バロックヒート 2020年11月27日
……、(耳に届いたそれに視線を上げて、同じくただ見詰めて居たのに気付いた。すぐさま言葉を口にできなかった間は、そうだね、なんてただ慰める機を逸したものだから)……わからない。(ぽつりと返すよう)でも、おそらく骸の海には、還らなかった。(あの、魔女を家族と定めたマンティコアは、きっともう《過去》にはならないのだ)(ひとつひとつ、確かめるように)
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天音・亮 2020年11月30日
(きみから返るのはありのままの事実。少しずつ進めた脚は最後にマンティコアが横たわっていた場所の手前で止まる)…うん。(それは何よりも優しい望み。身勝手ながらも寄り添っているだろうきみ達を思い描く事でしか、希望を繋ぎ留められないんだ)なんにも、してあげられなかったなぁ(しゃがみ込んで、風に攫われる様に呟きひとつ)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月1日
なんにも。そうかな。(ゆるく首を傾けた)君が願い祈らなければ、眠らせてあげることはできなかったのに。(本来は“そんなこと”ができる神様ではないのだから。まるで正反対の癒しに至る迄になったのも、君の願いと祈りがあればこそ。けれど――)それがどれほどすごいことかを語っても、きっと君の心は、晴れないんだろう。(責めるわけではなく、やはり事実だけを述べるよう)
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天音・亮 2020年12月1日
(きみが神様だということは知っている。でも、宿した力はわからないから“すごいこと”だと言われてもピンとくるものは浮かばなくて)出来る事なら願いの…祈りの先に、行きたかった…(霧がかかった様な心は見透かされていたみたい。今はもう冷たくなった地面に指先を滑らせても、一粒の砂の感触だってない。彼は余す事無くニーナをその身の裡に迎え入れたんだ。まるで、抱きしめる様に)ロキが居なかったら、眠らせてあげる事すら(──出来ていたのかな)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月2日
(もし――司るものを言ったとしても、それが君にとっての救いになるかすらもわからないから、口を閉ざすに至る)……その先は、どんなもの?(あえて聞いた。君の想う、君の途を)君の祈りと願いと云ったけれど、眠りを齎すことにしたのは私が決めたことで、私の最善で――君の選択ではなかった。亮、君はまだ、答えを出していない。(だからこの結末に惑うのだと、思う)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月2日
……でも、無理に答えを出さなくても、いいとも思う。
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天音・亮 2020年12月2日
……願うだけじゃない(瞳は惑いを乗せたまま、地面を撫ぜた手を開いて眺め)願いを掴み取って、笑わせてあげたかった(一瞬握った拳は、立ち上がるのと同時に力無くぐらりと落ちてゆく)…はは、痛いとこ衝かれちゃったなぁ。答え、か…(──例えばロキが居なかったら?私はどうしていたんだろう)(答えを出さなくていいと言うきみを振り返る。どうして?と問い掛ける目を、きっと今私はしているのだろう)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月3日
そうだね。……そうなれば、一番良かったんだろう。(おちる拳をただ見詰める。そうなるわけがないなんて否定も、そうできたかもしれないなんて肯定もしない代わりに、声音は柔らかかった)(思うのだ。己の選択は、彼女の可能性を狭めたのではないかと。自分が居なかったら、悩みながらも納得のゆくなにかを遂げていたかもしれないと。後悔ではなく、ただ思うのみ)甘いことを云うわけじゃないの。……もっと酷くて、辛いことかもしれない。(問う瞳を見返しながら、前置きをして)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月3日
この――悲劇や理不尽なことに対しての答えというものは、ある種の逃げで、諦めだ。ここまでで良い、自分は出来るだけのことをした。ここまでしたなら、仕方ない。(ひた、ひた。地を裸足が歩む。人食いと魔女が眠った場所をくるりと一周。芝居掛かった口調と仕草で両手をあげて――ふっと降ろした)己を納得させ、理不尽から眼を逸らし、次に進ませるためのものなんだ。 ……でも。(立ち止まる。背を向けるかたち)君は今、それができる?
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天音・亮 2020年12月4日
(ただ静かにきみの言葉に耳を傾ける。素足で描かれる足跡は二人の名残をなぞりながら、あげられる両手にすくわれる様に視線はきみの背を見つめた)(柔らかい声が問い掛ける)…ずっと、考えてる。私が出来る事は何なのか、何をする為に私はここに居るのか。(零れ落ちる様にぽつりぽつり)多分正解はどこにでもあって、どこにも無いんだと思う(例えば結論を出してそれを達成出来たとして、なんの後悔もなく自分は精一杯やったと言えるのか)(きっと、そうは思えない)
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天音・亮 2020年12月4日
私は、諦める事も妥協する事も多分出来ない。…でも、きっと後悔せずに進んでいく事は出来ないって事も分かってる。(思いを整理する様に、ひとつひとつの言葉を確かめる様に紡いでいく)だから、(導く思いは)自分を無理矢理納得させることも、理不尽から眼を逸らすことも私は──“したくない”。
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ロキ・バロックヒート 2020年12月4日
――だから君は、ヒーローなんだ。
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ロキ・バロックヒート 2020年12月4日
(答えの出ないものへの答えではなく、君の在り方を聴き終えて――短くそれだけを返したあとに、ゆっくりと)……その在り方こそが、いつか君を、手をのばした先に届かせるヒーローにする。だから、大丈夫だよ。(ああ、いつだってそうだ。英雄。勇者。ヒーロー。そう呼ばれる者たちは、いつだって――)(背を向けていて良かったと思う。穏やかに告げながらも、顔だけは酷く歪んでいただろうから)
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天音・亮 2020年12月7日
(きみが私をヒーローと呼ぶ、──そう在りたい。心からの思いだ。)…うん(大丈夫だよと届いた音は神様の言葉?それとも、きみの?)ありがとう(問わないままで今は進もう)(指先からふわり生まれた日向色の幽世蝶が一羽飛び立てばきみの肩をすり抜け暗い空へと羽搏いていって、光の雫を溢して消えた)
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天音・亮 2020年12月7日
帰ろう、ロキ(束の間だけ光に照らされたきみの背に、手を伸ばして)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月7日
(蝶の暖かな光が顔を掠めて、礼を聞いて小さく息を吐いた。これで良かったのかはわからない。けれど、かけた言葉に偽りはなかった――偽れなかった)うん。行こう。(やわい笑顔で振り向いて、手を差し出した。今はただ、ひとりのヒーローの往く途を見守るよう)
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天音・亮 2020年12月10日
(どう進めば、どの答えが正解なのか、それはまだ全然わからないまま。時には立ち止まって、振り返ったりもするかもしれない。けれどこれからも進んでいくしか出来ないから、前を向こう。進んだ先に何があるのか、手を伸ばし続けて確かめよう)

(光の差し込む道の先、きみの手を取って飛び込んだ──)
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天音・亮 2020年12月10日
___〆
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