【新入】珠沙・薄加【団員】
白斑・物九郎 2020年8月4日
『お初にお目にかかります、猟団長。珠沙・薄加と申します。
そちらには姉もお世話になっているようで、お礼を申し上げたく思います。ご迷惑をおかけしていなければいいのですが。
とは言っても、今回お手紙を差し上げたのは、姉とはあまり関係なく。
僕自身の実戦経験の浅さを嘆かわしく思っていた所に、狩人の集いの噂を聞きつけまして。
呪術でも死霊術でも、色々長けた方々もいらっしゃることでしょうし……お互いの経験を交換できればと、入団を希望する次第です。』
※
●世界:アリスラビリンス
●所:
【ヘンな学園跡地(
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=22823 )】
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=49468
●新入団員:「珠沙・薄加」
【17/男/人狼:レトロウィザード×死霊術士】
https://tw6.jp/character/status/f28576
1
白斑・物九郎 2020年8月4日
(――その「姉」について知っていること。)
白斑・物九郎 2020年8月4日
(元気娘。だいぶ野生児。人狼。狼。仔狼。自称「野良犬」。割とノーモーションで“呪詛”とかいうエフェクトをバカスカ撒き散らしつつのカタナ使い。【20・7】、ワイルドハントに参加しに来た時には「野良デビューほやっほや」と言っていたか。かつて幼少の砌に自身を拾ってくれた、読み書きとか剣とか色々と師事した「飼い主」をよくよく想っている風(※だが割と直近に向こうから強制子離れ親離れとばかり、ダクセのヤサを燃やして消えた? らしい)。――ところで。そんなあれそれをつらつら思い返すに付け、なんだかんだで「始点」がすっぽり抜けていることにふと気付く)
(そもあの狼娘は、なんだってガキの時分から一人放浪なんぞしていたのか? と。)
白斑・物九郎 2020年8月4日
(かと思えば、同姓で、そして「弟」を自称する手合いが出て来た――というのがまさに今の状況だ)
…弟ォ? そんなん居たんスか。全然聞いてませんでしたや。
(アリラビは学園っぽい不思議の世界にて。校舎の一隅、ごくごく普通の教室の中で、15・6はある机を「前衛芸術かな?」ってくらいファンキーに積み上げた挙句、そのてっぺんで椅子にふんぞり返っては緩やかにギッコンバッコン揺れなどしつつ、ハッカの方を頬杖ながらに見下ろした。――白いマダラとヘアピンだらけの黒髪に、紅黒模様の猫耳一対。パッと見「招き猫を擬人化したみたいな」ナリの、バランス感覚が無駄にすごい甚平姿の黒猫キマイラである)
エル・クーゴー 2020年8月4日
『アーカイブ接続』『団員名簿【20・8~】参照』
(その机ピラミッドの直下には、ごつい電脳ゴーグルで目元をすっかり隠した銀髪のドールが突っ立っていた。身の周りにピコピコ浮かべた電脳世界を慣れた手つきでタイプしたりフリックしたり)
『>“珠沙・焦香”_二親等の情報を追記しますか?』
白斑・物九郎 2020年8月4日
当人の話ィ聞いてからな。
(エルの方に見もせず応じる。無駄に高みからハッカをしげしげ見る)
珠沙・薄加 2020年8月4日
──そうですか。姉は僕のことを話していませんか。
(一方。そこらにあった椅子を一脚拝借し、膝の上に手を組んで座る人狼の青年は、柔和な微笑みを崩さない。その首筋といい手筋といい、鼻を鋭く撫でるような薄荷の匂いが漂う。)
ま、無理もないですかね。……僕は正真正銘、彼女と血を分けた弟ですよ。10年余り生き別れている間に、向こうはすっかり僕のことを忘れたらしいですが。
白斑・物九郎 2020年8月4日
(生き別れたのが十年前? アレは19だったか。すると「九歳の時から」か。頭の中でぼちぼち計算しつつ、)
…。……。………。なァんか育ちよさゲですわな、おたく。どこそこの世界のいいトコの出なんスか?
珠沙・薄加 2020年8月5日
UDCアースで、珠沙の家の当代家長を務めていますよ。資産という意味では、うちの家はまず生活に困りませんが……良い家かというと、少し憚られるところはありますね。どうも先祖が目先の利益欲しさに、狼関連でオイタをやらかしたようで。
(しゅるん、と尻尾を身体の前まで持ってくる。合わせて、頭部前方の獣耳もゆっくりと揺れた)お陰で子孫の身体はこの調子ですし、血は生まれてすぐ呪いで暗く澱みます。……姉が呪詛を扱う所、ご覧になりましたよね? 例の模擬戦で。
白斑・物九郎 2020年8月5日
…ははぁん? UDCアース。 (その世界が『珠沙の家』のホームか。)
(さて――曰く「狼関連でやらかしたオイタ」。それが故の、子孫の身に具わった人狼の形質と呪いの血。差し詰め狼憑きといった所か。そういえばこのハッカも、戦闘スキルを列挙するに付け、イの一に呪術・死霊術――呪いカテゴリに身をやつしている風なことを言っていたか)
珠沙・薄加 2020年8月5日
ええ。一族が呪われたお陰で、他人を呪う術を得た。死した狼に一生付き纏われる代わり、その狼を操れるようにもなった。そうした術を利用して、他人を踏み付けて財を成してきたのが珠沙の家です。
(薄加が腕を軽く上げると、一匹の狼霊がぬるりと足元に現れる。半透明なその影は周囲を見渡して戦闘状態にないことを察すると、不満げに唸りながら床に横たわった)このように。……姉は呪いをやたら溜め込む代わり、この手の細かい呪術は不得手なようですが。
白斑・物九郎 2020年8月5日
(猫と狼の様子をなんとなく見遣りながら、)
ほー。ちゃんと「術」を通せばそーゆー容[カタチ]になったりするアレなんですわな。
…。……。………。
(さて、術とかそんな小器用なイメージこそなんもなく、呪詛パワーをヴァーッと撒くのがメインくさいその「姉」の「性質」を伺うに、想起されることと言えば――)
“呪詛耐性”。
(なんか憂き事の類にも、その技能一本で割と抗したりなんだりしてた気がする。)
珠沙・薄加 2020年8月5日
あ、いいですねその子。雰囲気が和みます。(狼霊は少し猫の匂いを嗅いだが、可食でないことを悟ると再び横たわる)
僕が呪霊を扱う「術師」なら、姉は呪いを溜める「器」ですかね。とにかく身体が呪いに強いですから、幼い頃はクソジジ……親戚の高齢者の方々から、実験台とばかりに色々呪物を喰わされたらしく。そういう経験を忘れたくて、家の記憶を無意識に封じ込めたのかもしれません。
エル・クーゴー 2020年8月5日
『>“クソジジイ”』『縁者に対する少なからざる嫌悪感を検出しました』
白斑・物九郎 2020年8月5日
…? 分かりませんわな。なんだってンな“お宝”色々詰め込んだレアな「器」を、一人ほっつき歩かせてダクセだりにまで――
…。……。………。? あーあー。「神隠し」案件っスか?
珠沙・薄加 2020年8月5日
仰る通りで。「隠し」の当時は家中大騒ぎでしたよ。飛ばされた先で元気にしているかがずっと心配の種でしたが……育ての親も生きる目標も見つけたようですし。結果だけ見れば、あんな家で育つよりよっぽどマシだったんじゃないですかね。
白斑・物九郎 2020年8月5日
そんで? おたくが? 今は「その家」の当主で? 自身、猟兵としてやってく腹だって話は今さっき聞いたトコですけども――
白斑・物九郎 2020年8月5日
多分両日中にゃ、珠沙の――焦香のツラ見るコトにゃなりましょうわな。 (目の前の相手と同姓だ。名前呼びにシフトした)
そんときゃどうするんですよ。
珠沙・薄加 2020年8月5日
ああ。先日、無事が確認できて直ぐに顔合わせに行きましたが……血縁関係は感覚で認められても、家族としてはかの「主」以外認めるつもりはないそうで。今のところ、僕は姉にとって血が繋がっただけの他人です。ですから僕も、そう接します。
寂しくない訳はありませんけどね。生きていてくれただけでも僥倖です、これくらい何でもありませんよ。
白斑・物九郎 2020年8月5日
…ははぁん? そんなカンジなんスか。なんか誰彼に塩対応してるアイツとか、ちょい見たコトねえヤツですわな? 後で見物に行きますわ。
(デリカシーあんまないことを言いながら、欠伸を一つ挟み――)
エル・クーゴー 2020年8月5日
(上向く目線。微かなアクチュエーター音みたいなのが過ぎる頸部)
『タスクを受領しました』
エル・クーゴー 2020年8月6日
『躯体番号L-95』『エル・クーゴー』『ワイルドハント【遠距離戦闘・兼・IT担当】』『Welcome.』『Nice to meet you.』
『――“Attention”』
『猟団員は入団時、各自【担当】の名称の自己申請を実施します』『申請内容は以降、団員名簿内に於いて付記され運用されます』
エル・クーゴー 2020年8月6日
『名称を入力して下さい』
(胸程の高さに構えた手先が、ホロのキーボードに触れて待っている。)
珠沙・薄加 2020年8月6日
ふむ、僕に出来ることといえばこの死霊達と呪いの使役ですが。(不機嫌そうな狼霊が、床に臥せったまま片目を開けて薄加を見る。)「死霊」の看板を背負うのはやや重いですし……少しずらして、【死狼担当】でお願いしましょう。
エル・クーゴー 2020年8月6日
『【死蝋】――、』『エラー』『【死狼担当】』『名称を登録しました』
(なお羽生えたデブ猫は、宅の狼霊に「たべゆ?」とばかりに、なんか鈍器みたいな鰹節(まだ削ってないやつ)をニュッと差し出しなんぞしていた)
白斑・物九郎 2020年8月6日
――エル。「二親等」のトコに追記。
白斑・物九郎 2020年8月6日
【※そちらの次の書き込みで終了】
珠沙・薄加 2020年8月6日
まあ、否定はしませんよ。(ガジガジと塊の鰹節を齧る狼霊を一瞥し)この力を小金稼ぎにしか使う気がないあの家の連中よりは、遥かに姉の方が好きですしね。
白斑・物九郎 2020年8月6日
【このスレッドは終了しました】