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【模擬戦】珠沙・焦香VS白斑・物九郎

白斑・物九郎 2020年7月12日

狼だのに野良犬たァこれいかに。
しかもコイツ、ほっとくと自分で自分のコト「ひよこ」って言い出したりもし始めますしな。ひよっこ。

――ま、なんでもイイですわ。
猟団長様を前に鉄火場に立ちゃァ、いくらか狼らしいトコ見せんだろ。

          ※

●世界:キマイラフューチャー

●所:お高そうなホテル/1Fエントランス

●時:7/12(日)21:00

●使用ルール
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=1041




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白斑・物九郎 2020年7月12日
(常時緩やかなスピードでぐるぐる回ってる回転ドアが三・四くらい、ギラギラした手すりと一緒に玄関にズラリ並んでたり。床を見てみれば、加工し抜いて磨き抜いたんかなってくらい表面ピッカピカなタイルがピッシィーと敷き詰められていたり。ちなみに玄関外のロータリーでは、半分空を飛んでるみたいなクールでシャープな流線形の車…車? がヒュンヒュン行き交ってたり。そんなこんな、とにもかくにも無闇にお高そうなホテル――)
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白斑・物九郎 2020年7月12日
(――の、中の入ってすぐ脇らへん。コーヒースタンドの一席。そこで猫耳生やした甚平姿がクッソえらそうにふんぞり返っていた。「昼寝するにも散歩するにもコレ」みたいなダルンダルンの格好。もしもキマイラフューチャーがアースらへんの尺度の価値観で回っている世界だったら、こんな上等そうなホテル、ドレスコードとか何かでおん出されててもおかしくないアレだった。が。取り分け今この時、その黒猫キマイラを取り囲んでいる周囲のキマフュー民の目はというと、好奇にハラッハラしたそれだったりした。ゴリラとヒトの比率が10:0くらいのゴリラのキマイラの人(ホテルマンの制服着てる)なんかは興奮あまりに鋭く深いドラミングをおっぱじめていた)
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白斑・物九郎 2020年7月12日
(と。ホテルマンの制服を着たテレビウムが、八木アンテナ片手にちょこちょこ近付いて来た。顔のブラウン管にコーヒースタンドのメニューを直接映してくれている。一瞥し、)
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白斑・物九郎 2020年7月12日
――ブラック。濃いィやつ。
ちょいと今からひと暴れしますからよ。目ェ覚ましたいんですわ。
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珠沙・焦香 2020年7月12日
おーおー。ギャラリーがワクワクで揃ってりゃ、猟団長もギラギラで待ってくれてんじゃねえの。噂にゃ聞いてたが、噂以上に騒ぎ好きだよなあ、ここの連中。(またキマフューの民をかき分けて、高級そうなホテルに似合わないシルエットがひとり。革のジャケットに短く詰められたホットパンツの出で立ちは、あるいはストリートになら馴染むかもしれない。しかしその統一感すら、腰の大小二本の差料でぶち壊すのがこの女のスタイルだった)
ま、賑やかで輝いてんのは好きだぜ。真っ暗で静かよりゃ、悪くねえもんだ。
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白斑・物九郎 2020年7月12日
(テレビウムのホテルマンが床と並行に構えた八木アンテナにコーヒーカップを乗っけて差し出して来ていた。そのアンテナそうやって使うんか。ともあれカップを受け取り、口を付けちゃグイと飲み始め――)

おう。

(視線を転じる。ストリート・スタイルに大小二本差。その姿を、観た)

おたくもワイハンでやってこうってんなら、せいぜい慣れるコトっスね。応援の多寡が戦闘力に跳ね返ってくるようなユベコも世の中あったりするトコですしな。
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珠沙・焦香 2020年7月12日
応援の多寡、ねえ。いいトコだし、いい群れだぜ、本当。背中を押す連中がいるってんなら、そりゃ振るう技のキレも違うもんだ。

生憎、こちとら住み家追ん出された犬っころで、お見せする芸と言っちゃ駆けっこやら狩りごっこだがよ。(褐色の指が太刀の柄巻を撫でる。琥珀色の瞳が、少し縮まって目の前に焦点を合わせた)──それでも、退屈はさせねえよ。わざわざ雁首揃えた観衆も、あんたもな。
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白斑・物九郎 2020年7月12日
そりゃ結構。 (じっくり味わうとかでナシに、カフェイン摂れればそれでよしと言わんばかりに干したコーヒーカップを、テレビウム君の頭の上にコンと置いた。相変わらず、椅子に、ふんぞり返って、座ったまま――)

ンじゃ始めっかァ。
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白斑・物九郎 2020年7月12日
【先攻後攻判定】
珠沙がミリでも動いたらスタートな。
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珠沙・焦香 2020年7月12日
【先攻後攻判定】
居合、っつか初速からMAXギアがイケる口か。いいぜ、始めよう。
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珠沙・焦香 2020年7月12日
【先攻】【攻撃】
(鯉口を切り、太刀を抜き放つ。金属の擦れ合う音が遅れて聞えるほど、その動作には迷いがなく、動きは真っ直ぐ。そして飛び掛かる仕草も然り。走る、というよりほとんど崩れ落ちるような姿勢で跳び込む)

──らァッ!!

(抜刀、弾丸のような跳び込み、腕の返し、その全ての速度が斬撃に乗せられ、物九郎目掛けて斬りかかる!)
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白斑・物九郎 2020年7月12日
【防御】


(珠沙の疾走。その出端の「圧」で、大量のヘアピンで押さえた前髪が尚ぶわりと浮いた。迫り来る抜き身と斬撃とを前に、椅子に片足組んで座ったまんま、すぅっ、と左手を差し向け――)
【HP5】
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白斑・物九郎 2020年7月12日
【防御クリティカル! 但しHP上限5の為、回復無し】
【攻撃】

(ぱちん、と左手の指を打ち鳴らす。その時、爪で指の腹を自ら薄く浅く裂いた。血の一滴を出血させた。その血の一滴を以って、左腕を取り巻く虎縞紋様――我が『刻印[ドライバー]』が励起する!)

ザ・レフトハンド――『ブラッド・ガイスト』。

(ゾバァッ!!!!! と。刃物で人体をカッ捌いたような音が轟いた。しかして左腕の「内側から」骨身を割いて幾重にも生えて来た赤黒い鉤爪の群れは、その態様は、実質そんなもんだった。――異形の鉤爪の束と化した左腕で以って、珠沙の剣をがっきと受け止めた。勢いそのまま「ヒネる」。珠沙を危険な角度でスッ転ばせに行く「投げ」だ)
【HP5】
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珠沙・焦香 2020年7月12日
【防御】
ぐっ──

(攻撃を受け止められた反動、物九郎自身の膂力が焦香の腕に伝わり、さらにその先の胴体までを捻じりにかかる。身体全体が浮き上がりかけるような奇妙な感覚に反応し、勝手に全身が投げへの対応を取り始めた)
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珠沙・焦香 2020年7月12日
【攻撃】【HP4】
(転ばされかけた姿勢から脚を無理矢理突き出し、倒れる先の地面を力の限り踏み締める。衝撃を受け止める骨が軋み、地面に靴底が削られて、ようやく踏み止まった)

……ッ痛ぅ。初太刀から当てさせちゃくれねえか。

(鉤爪の群れと己が刃は、交錯している。姿勢はこちらが転びかけ。力比べは自分の領域ではないと悟っていた。だから刃同士の押し合いには付き合わず、かといって右腕の力を緩めもせず──そのまま、左手で脇差を抜き、二の太刀を放つ。刀身が短い分、より疾く)
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白斑・物九郎 2020年7月12日
【防御】


(猫背気味に立ち上がる。下駄履きの足の踵でガン! と椅子を後ろに蹴っ飛ばす。異形極まる鉤爪の群れたる左腕で、珠沙の刃と押し合いヘシ合いを維持したまま――)

スピードは結構なモンでしたけども。軌道は単純でしたからな、と――
【HP5】
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白斑・物九郎 2020年7月12日
【防御クリティカル! 但しHP上限5の為、回復無し】
【攻撃】

(珠沙が抜いたサブウエポンの切っ先が向いた先には、果たして下駄履きの足裏が浮いていた。まるで未来を覗き見でもしていたかのように「先んじて」ガードが配置されていた。下駄の歯が脇差の刃をギャギ! と受ける。その足を支点にふわりと跳躍。もう片足が――珠沙の側頭部へソバットを送り込む!)
【HP5】
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珠沙・焦香 2020年7月12日
【防御】
マジッ──
(弐撃目を防がれたかと思うと、物九郎の影が目の前には既に無い。左腕に一瞬ずしりと感じた重みからして、間違いなく上へ跳ばれた。弾けるように地面を蹴る)
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珠沙・焦香 2020年7月12日
【防御失敗】【HP3】【攻撃】
(かくして、前に跳んだ回避軌道にも僅かな読み違えがあった。ゴッ、という鈍い音と共に、掠めるように命中した蹴りが頭を傾けさせる)
……かよ。早々にこいつ背負うの、趣味じゃねんだけど……二刀目抜いてこれじゃ、そーも言ってられねえみたいだな。
(キン、と脇差を納める。ジャケットの隙間から、肌そのものから、火もなく紫煙が溢れ出す。燃して焦がすのは、己が望んで背負った呪い)
「苦怨煙捨」。
(今までの弾け、飛び掛かるような斬撃とは匂いが違う。瘴気を纏った身体と刃は這うように、滑るように、すり抜けるように、襲いかかる)
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白斑・物九郎 2020年7月12日
【防御】


(かかんッ、という下駄歯が床に接した瞬間の音。着地。着地、した時には――左腕はすっかりと「元の腕の形」に戻っていた。傷一つ無い、真っ当な一本の腕に舞い戻っていた。――殺戮捕食態のドライバーを「一旦引っ込める」という挙動。それは、戦い慣れした者を惑わせる為のアクションに他ならなかった。「白斑・物九郎の左腕は斯様に変化もし得る」。「変化に所要する時間は秒未満」。そんな「脅威ある見え見えの伏せ札」を相手の視界内に置き続けることで、攻防の応酬の間の判断に常に選択肢を増やし思考を圧迫するのだ。と)

…ァ?

(眉根を寄せる。何か毛色の違う得物が、攻勢が、来――)
【HP5】
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白斑・物九郎 2020年7月12日
【73「以下」達成! 防御成功】
【攻撃】

(左手の五指で眼前の宙を掻き毟る。瞬間、宙が指の軌跡に沿って五条に裂けた。その「裂け目」からモザイク状の靄が噴いた。その靄の渦中から、金色に輝き、紅い宝珠を戴いた――でかくて長くて重そうな「魔鍵」を引き抜く! モザイク模様を撒き散らしながら魔鍵を振るう。尋常の物理では捉えるに難儀しそうな「煙」と、真っ向から一合打ち合った。捌く。そして返す刀で、魔鍵の先端部を珠沙の胴目掛けて豪速で突く!)
【HP5】
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珠沙・焦香 2020年7月12日
【防御】

か、ぎ?
(そう、鍵。異空間から取り出したそれは、尋常のものとは比べ物にならないほど明らかに重く、厚い。突き刺すような鋭さがなくとも、突けば間違いなく一端の重量級武器。手数に驚く暇もなく、巨大な鍵は眼前に迫り。そして紫煙を纏う焦香は、するりと動く)
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珠沙・焦香 2020年7月12日
【防御成功】【HP3】【攻撃】
(下手に逃げない。受け止めもしない。身体を、ふっと半身にズラす。ボッッ!!と風を切る轟音は、しかし焦香の胴のすぐ横を抜け、焦香の動きをなぞるように残っていた紫煙を吹き散らかしていく)
……多いな。
(思わず、愚痴も溢れる。相手の手数そのもの、考慮すべき場所、攻撃の種類が多岐にわたる。こちらは刀二本、脚二本。だがそれでも、斬る以外に干渉のしようはある。瘴気で強化された脚で素早く間合いを詰め、斬撃を振るうかと見せかけて──前触れもなく。何も持っていない、左手を翳す)
『苦怨煙捨』。
(轟!!と。重い圧が籠もった呪詛の紫煙がより濃密に圧縮され、奔流となって左手先から放出される!)
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白斑・物九郎 2020年7月12日
【防御】


イェス。「鍵」。正しくは「魔鍵」な。ワイルドハントの王の儀仗みてーなモンですわ。

――ま、誇れ。
少なくとも、ヒヨッコ相手にゃ“抜かねえ”代物だ。

(突きを繰り出した。だが返って来たのは、質量の無い煙を掠めたかのような手応えのみ。魔鍵をすかさず手元へ、引き戻し――)

…!

(くだんの「煙自体」を、放射して来――!)
【HP5】
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白斑・物九郎 2020年7月12日
【クリティカル被弾! ダメージ2】
【攻撃】

(推進力をド至近距離から殺到させられたかのような始末だった。魔鍵を体の前面に翳して「受け」の構えこそ取ったが、かの紫煙の圧は自身の体重を重力から引っこ抜いてくれて尚余りあった。コーヒースタンドのテーブルと椅子とをしっちゃかめっちゃかにひっくり返しながら吹っ飛び、フロント前で魔鍵を床に刺して制動してようようストップ。立ち上がる)

…。……。………。『砂嵐の[ワイルド]』――

(伏せた顔が呟く)
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白斑・物九郎 2020年7月12日
――『王[ハント]』!!


(地を抉り裂くかのように魔鍵を振り上げる。迸る「モザイク状の靄」が、破壊のエネルギーの権化が、珠沙目掛けて一直線に床を破壊蹂躙しながら疾走する!)
【HP3】
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白斑・物九郎 2020年7月12日
【物九郎、攻撃ファンブル! 珠沙の攻撃に移行!】
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珠沙・焦香 2020年7月12日
【攻撃】
(今度は横には避けない。前に、駆ける。迫る豪速と焦香の疾走が合わさり、両者は一瞬にして──すれ違った。焦香は僅かに身体の軸をズラしていた。先程よりもさらに近く肌を掠めるほどの距離で、しかし攻撃を凌ぐ)

へえ、そいつが王の儀仗、か。そりゃ持ち出すにも重てえよな、光栄だ!

(駆け込んだ脚を軸にくるりとターン。勢いは殺しきらず、また駆ける。そして背後の物九郎へと流れるように、今度こそ偽りなく両腕で斬り込む)
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白斑・物九郎 2020年7月12日
【防御】


(万象をモザイクの如くしっちゃかめっちゃかにせしめる破壊のエネルギー。混沌属性。割と渾身の飛び道具だった。であるが故にモーションは大きかった。その間隙を縫うかのような回避/接近/背後――)

…アア?

(――なんだこいつ。その速さで急転換も出来るのか!!)
【HP3】
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白斑・物九郎 2020年7月12日
【クリティカル被弾! ダメージ2】
【攻撃】

(ぞんッ、という刃傷が生まれる音。背面へ見事に両手撃ちの斬撃を帯びさせられた。盛大に前傾する。転倒、し掛けて――いや倒れない。咄嗟、踏み出した足で踏み留まった。その時その足から下駄は脱げていた。――いや。「脱いでいた」)

…。……。………。デッドリーナイン、ナンバーファイブ――

(ゆぅらりと、珠沙の方を、振り返りながら――もう片足の下駄も放り捨てるように脱ぐ)
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白斑・物九郎 2020年7月12日
『バニシングドライブ』。


(疾走の初速だけで衝撃波じみた「圧」を身に纏う高速機動。「いきなり」珠沙の目の前にまで姿勢低く迫り、また、怪力を発現させた左腕が魔鍵をブン回す速度も機動に負けず劣らずの超高速。速さ、プラス、重量、イコール――純然たる物理暴力! 珠沙の身を煙ごと吹き散らせと言わんばかりになぎ払いに行く!)
【HP1】
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珠沙・焦香 2020年7月12日
【防御】
ッ!?
(咄嗟に思い浮かんだのは、砲弾。速度も重さも間違いなく、掠めただけで身を弾き飛ばす威力。反応が始まった時には既に目の前にいる、その一撃に焦香は──)
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珠沙・焦香 2020年7月12日
【防御成功】【HP3】【攻撃】
(──跳んだ。横へ避けるには速すぎて、刃で弾くには重すぎる。だから、下を蹴る。ただ地面を強く蹴って、弾けるように空中へと逃れる。それならば、ほんの一瞬とて、避けられる)
『瞬閃・──
(だが、空中は自分の持ち場ではない。剣を極めた師ならいざ知らず、自慢の脚の踏ん張りもきかないまま剣を振るえるほど熟達はしていない。故に、尋常ならこのまま落下を待つが──)
──寂静』。
(ほんの一瞬。そう、例えば飛び上がってから墜ちるまでの短い間ならば、焦香の太刀筋は、主のそれに似せられる。踏み場などなくとも、静かな、鋭い一撃を頭上から振り下ろせる!)
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白斑・物九郎 2020年7月13日
【防御】


(薙いだ。だが跳ばれた。かわされた。超重の鈍器を斯様に渾身でブン回した手前、このスカによって来たす隙はあまりにもデカい。「普通なら」)

そこ。

(見上げる。落ち来る珠沙を射るように見据える。その時、左手の魔鍵を、パッと「手放した」。勢いそのまま彼方にブッ飛んで行く、魔鍵が――しかし左手を離れて一メートルしない内にモザイク模様の靄に押し包まれて宙に溶け消えた。そしてその消えた魔鍵は、あろうことか、出し抜けに「己の右手でキャッチし易い位置」にパッと現出した。自身の周囲の異空間へ収納可能なメイン・ウエポンの出し入れを刹那の攻防の間に行うことによる「隙のキャンセル」――! 右手でキャッチした魔鍵を頭上に翳す!)
【HP1】
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白斑・物九郎 2020年7月13日
(その時)
(刃を受けた魔鍵の軸が、珠沙の振るう刃筋そのまま、つぅっ、と“裂け”――)
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白斑・物九郎 2020年7月13日
――猟兵の剣っスね。


腕力頼み…ってカンジじゃありませんわな? どっちかっつーと「刃物の扱いが巧い」系。どうも女か。
腕の振り、そのストローク――おたくよか経験こそあれ上背はちょい下と見ましたわ。
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白斑・物九郎 2020年7月13日
あと――
煙草でも喫ってんな。その紫煙は“憧憬”かァ?
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白斑・物九郎 2020年7月13日
【HP0! 敗北!】


(王の儀仗)
(そう喧伝した魔鍵は、鋭き剣にすり抜けられたかのように断たれていた)
(体の前面へ斜に刃傷。血が噴いた拍子に併せて、前のめりにブッ倒れた)
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珠沙・焦香 2020年7月13日
(着地。今しがた斬撃を放った太刀を軽く手元で返し、納刀。)
……鼻も眼も、勘も。さすがに、特別良いもん揃えてるみてえだな。
主にずーっとありもしねえ尻尾振って、自分呪ってまで匂い刻みつけて、ここぞって時の太刀筋もあの人の後ろ追ってる。んなもん、獲物狩る狼の生き様じゃねえよ。
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珠沙・焦香 2020年7月13日
【勝利!】
でも、おれは──もうしばらくは、犬っころでいてえって思っちまってる。
な、退屈させなかったろ? 猟団長。
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白斑・物九郎 2020年7月13日
…。……。………。
(数瞬遅れて、二ツに分かたれた魔鍵が、臥した己の両サイドへ、がらんがらん、と転がって――)

はん、まァな。 (鼻先で床を掻きながら虚勢。)

…呪詛コミの紫煙なァ。おたくもおたくで、まあ不可思議なエフェクトを使いやがるこって――
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珠沙・焦香 2020年7月13日
「モザイク状の空間」そのものを出し入れしたり収納に使う手合に言われたくねえけど……あれ何をどうやってんだ。

ま、純粋な想いってのは、時に呪いになっちまうからな。おれの場合それがちぃっと重くて、身体に馴染んだってだけだぜ。(肩を軽く手で払うような仕草。重たい紫煙は「逆戻り」するかのように焦香の肌に染み込み、消えていく)
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白斑・物九郎 2020年7月14日
ァ? そんなん。万物を創生する混沌を従えし『王』の†権能†に決まってましょうわ。
(うつ伏せじゃ喋り辛くて仕方ねえ。ボディから余さず血ダラなまま、ごろーん、と仰向けにシフトした。この時周囲では「狼少女勝ったー!」とか「猟団長逝ったー!」とか「つえーぞあの新顔!」「ストリートスタイル&大小二本差! クールパンキッシュサムライガール!」とか、キマフュー民がすごいやいのやいの割れんばかりにハシャいでいた)
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白斑・物九郎 2020年7月14日
…。……。………。もう「馴染んで久しい」ってカンジっスね。ま、狩りの手管は猟師それぞれですわ。せいぜい磨くコトですわな。
ワイハンにゃ途方も無ェ呪詛遣いも居ますからな。安心しなさいや、天狗になる暇はまず無ェぞ。
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珠沙・焦香 2020年7月14日
そりゃ……稽古の相手にも困んねえだろうな。おれが習えたのは太刀筋だけだ。そろそろ「纏って全力でぶっ放す」以外の使い方も覚えねえと、肩が凝ってしょうがねえや。

(キマフュー民に笑いかけて手を振りつつ)付き合ってくれてサンキュな。お陰でますます、──楽しみになってきたぜ。あの人の影に隠れたまんまじゃ見えなかった、見ようともしてなかった、「これから」ってやつがさ。
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白斑・物九郎 2020年7月14日
はん。 (鼻で笑ったんだか血泡吹いたんだかよく分からない一呼吸)


よりによって、貸した胸ェ袈裟懸けにブッた斬ってくれやがらっしゃったんですからな? そんくらいなって貰わにゃむしろ困りまさ、ったく――
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白斑・物九郎 2020年7月14日
【※そちらの次の書き込みで終了】
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珠沙・焦香 2020年7月14日
おうよ。そんじゃ、お疲れーい。
(歩くたび差料二本を煩く鳴らし、タイルを逞しい脚で踏み締めて。人狼の女は溶けるように、回転ドアの向こうへ姿を消した)
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白斑・物九郎 2020年7月14日
【このスレッドは終了しました】
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