【日々徒然:10】霜月、柿熟るる
境・花世 2019年11月5日
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秋も終わろうというのに空は雲一つなく、
頬をぬくめる陽射しが万の木の実を照らす。
遠い季節を想い出すこんな日のことを、
小春日和と柔く名付けたのは誰だったろう。
――やがて来る冬を知りながら、
今ひととき、日向を安穏と愛おしむ。
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短文雑談。RP推奨。
前後の流れは気にせずどうぞ。
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オルハ・オランシュ 2019年11月5日
わ、本当だ!いつにも増して賑やかだねー!国宝だなんてすごい……真珠も、そちらのひと達もよろしくね(興味深そうに一人一人を見遣って)私はオルハ。
花世、花世。大丈夫?私も手伝おうか?(そわりそわり。ゆるやかに翼を揺らした)さすがレイッツァ、物知りだね!渋柿を使うなんて知らなかったなぁ。干し柿って食べたことなくて。
蘭・七結 2019年11月5日
これは、また。ステキなお客さまがやってきたのね。この場所が賑わうことは、とてもうれしいわ。(新たなるよっつの姿かたち。ひとつ、ひとつと紅彩を移して、びいどろの彩にて留める。) ……わあ。あなたは、シンジュさんね。以前はお世話になりました。こうしてお会いをすることができて、うれしいわ。御三方も、はじめまして。わたしは、ナユ。七つを結ぶで、ナユというの。どうぞよろしくね。
(移ろう視線は、軋む枝上の佳人へと。) まあ、カヨさん。そんなに高いところにいらっしゃったのね。ホシガキに、シブガキ。カキには、幾つもの種類があるのかしら。わたしにもお手伝いをさせてちょうだいな。(何処からか、あかい茨絲を取り出して。ひとつ、ひとつ小枝ごと絡めとる様子。)
榎本・英 2019年11月5日
(ぽっかり開いた口を閉じ、声のする方を見た。中には人がいたようだ)嗚呼。こんなにも人が沢山いたのだね。呆けていたよ。私は榎本英。よろしく頼むよ。
冬場に備えて柿か。柿を吊るすくらいなら私でも出来そうだ。手伝うよ。……とは言ったが、既に手は足りているかな?
可惜夜・藤次郎 2019年11月5日
ははァ、活発そうなお嬢さんだとは思ったが、猫さながらの行動力とは。元気で良いことだ。手は足りているようだが、それでも足りなければ声を掛けてくれ。人ひとり乗せられる鳥なら直ぐに喚べる。(のんびり柿の木を眺めながら、さてさてと先に白い国宝とやらが居座る縁側に腰掛け)菊より先に柿見になりそうだな。持つ種の種明かしに名乗るなら、アタラヨのトウジロウと。まァ、皆々よしなに。
テイア・ティアル 2019年11月5日
(聲のする先、眩し気に眼を細めてからから笑う) あいや、樹の上とは恐れ入った。カヨ、カヨ。花の水遣りは有り難く手伝わせて戴こう、ところで柿も良いが、空からも落ちて受け止めてくれる王子様に心覚えは? 無ければ其の役目、ばばあが買っても良いが。
おお、其れに何やら、賑やかだなあ、レイッツァは此方こそ、この前はどうも。わたしはテイア・ティアル、名の他にも『ティティ』、だとか『ばばあ』とか呼ばれておる、まあおばあちゃんさな、宜しく頼むよ。
ベスティア・クローヴェル 2019年11月5日
(梯子を持って屋敷の奥から顔を出せば、いつも以上に賑やかな庭に優しい笑みを浮かべ)今日は随分賑やかだと思えば、お客が増えたのか。既に打ち解けている所を見ると、顔見知りが多いのかな。私はベスティア・クローヴェル。呼び辛ければベティでいい。よろしくね。
リル・ルリ 2019年11月6日
わぁ。今日はいちだんと賑やかだ。(ゆうるり、ふわり、白のヴェールを揺らして白珠の人魚が游ぐ。後をてこてこ追いかけるのは小さな子ペンギンだ)
真珠にいさんだ!真珠にいさんもお庭にきたんだね!
ふふ、英に、藤次郎。テイア、はじめましてだね。僕はリル・ルリ。歌うさかなだよ。こっちのペンギンはヨル。どうぞ、よろしくね。
かき?そのおれんじは、カキというの?食べたことないな。
美味しい?(きらきら、花世の様子をみつめ)
縁城・陽 2019年11月6日
おー、なんかわいわいしてんな!おーっす!(裏庭からやってきて、声をかけながら、抱きかかえてた子猫を縁側に下ろし)へー、知り合い同士だったりするのか。これも縁って奴かね?オレはえんじょーよー。太陽の陽で、名前一文字な。よろしくなー♪
んで花世は……柿とってんのか?懐かしいなー、村いた頃は貴重な甘味だったぜ……樹に登っておちたりしたなー……リルは柿しらねーのか。秋の山の恵みだからなうまいぞー。当たり外れあるけど、さ(いつも通りに笑って)
境・花世 2019年11月6日
レイッツァと陽から柿の先輩な気配を感じる……! それじゃあ今日のところは下ごしらえまでだね。じょうずにできたらうんと甘くなるんだよ、リル。(寄ってくるみんなの姿にふくふくと笑って) ふふ、ごめんね真珠、干し柿のためにもうすこし許して。いちばんきれいに出来たのをあげるから、ね?
境・花世 2019年11月6日
そしたら七結とオルハには一緒に柿を落とすの手伝ってもらって――みんなは地面に落ちる前に受け止めてくれるかな。うっかりわたしまで落っこちた場合は、藤次郎の鳥さんかティティ王子様の協力体制で確実なきゃっちをおねがいします。(できれば無事に梯子で降りたいとまじめな顔でのたまいつつ、)じゃあ英、まずはひとつめいくね、はいっ。
ベスティア・クローヴェル 2019年11月7日
わざわざ落下した花世を受け止めなくてもいいように、梯子持ってきたから使うといい。万が一、落ちてきた花世とぶつかって怪我をしたら大変だ。木の実の加工どころの騒ぎじゃなくなってしまう。(梯子を立てかけて、倒れないようにしっかり押さえ)この人数で加工するなら、一気に収穫出来るように籠のひとつでも持ってくればよかったか。そうすれば、落として受け止めてなんて面倒なことをしなくて済んだのに。
イア・エエングラ 2019年11月7日
おや、まあ、今日は一段と賑やかで、(遠目にも見える人垣に、今日は枝にも影ふたっつ。はてと見上げて、)ああ、柿をとっているのなあ。柿の枝は折れやすいから、お気をつけてね。ふふ、ベティは用意がいいねえ。落としてくださるなら、受け止める手になるよう。(これで、と服の裾をつまんで見せた)……やあ、めずらし、とーじろさん。お花を探しにいらしたの? 新しいお客様もたくさんねえ。テイアに、英に、真珠。やあ、ひとりひとつでもたくさん柿はとれそうねえ。皆々お料理もお得意そうで、おいしい干柿が出来そうかしら。
蘭・七結 2019年11月8日
承ったわ、カヨさん。とびきりおおきくて、美味しそうなものを捕えてみせましょう。どうか落ちてしまう前に、受け止めてちょうだいな。(えいや、と紅絲を放り。小枝を絡めて引き抜けば、艶やかな果実が落下をはじめる。)
榎本・英 2019年11月8日
わ、っと。まさか一番に来るとは思わなかったよ。良い色をしているね。美味しそうだ。落として駄目にしてしまわないように気をつけなければいけないね。次はもっと綺麗に受け止めるよ。落とす方も狙いを定めてくれると嬉しいよ。(上の三人に向かって叫ぶ)
雅楽代・真珠 2019年11月8日
うん、よしなにね。(賑やかな面々を一瞥して)いちばんきれいに出来たものをくれると言うのなら仕方がないね。気をつけるんだよ。――今の季節なら干し柿に栗きんとんを詰めたものが好きだよ。白あんを詰めたものも美味しいね。(縁側で尾をはたりと動かし、柿の木を眺める。)リル、柿は頭にぶつかると痛いから気をつけてね。近付きすぎては危ないよ。
レイッツァ・ウルヒリン 2019年11月8日
(上にあがってる皆を見て)気を付けてー。皆軽そうだけど、枝ごと落ちたら危ないからね。おおっと、降ってくるのは頑張って受け取るよ!(ぴょんこぴょんこと落ちてくる柿をキャッチ!あっという間に腕の中は満杯に) わーい、ひとつの枝に結構成ってるね。今年は豊作なのかな?
干し柿に栗きんとんを……!?秋の味覚セットだね、おいしそーっ、ねぇねぇ花世さん、干し柿できたら作って良い?(味を想像してにこにこ)
可惜夜・藤次郎 2019年11月8日
柿ケーキ、柿プティング……ほう、栗金団詰めとはまた贅沢だ。クリームチーズなんか詰めても良いかも知れんなァ。(身近ではすっかり稀になった賑やかさを眺めつつ、見慣れた煌めきにひらり手を挙げ)よォ、イア。陽の下で見る君も綺麗だな。確かに滅多に外出はしないが、うちの庭は藤以外はそう長持ちしない。そろそろ新しい花を持ち込むのも良いだろうと、な。
テイア・ティアル 2019年11月8日
なぁんだ、梯子があるじゃないか。王子様より確実だが、気をつけてな。(ほっとした様に微笑い、よっと七結の落とした柿をキャッチする)
ほう、此処にいる者達は知識が豊富なのだな、聴いていて飽きんよ。干し柿に栗金団を……其れは食べた事がないな。ラム酒に漬けたものが意外と美味しい、と云うのは教わった事があるぞう。 あの、干し柿のネチっとした感じが何とも云えず美味しいのよなぁ。
境・花世 2019年11月10日
英、ないすきゃっち! みんなもじょうずだ、その調子その調子。(梯子押さえる銀の頭にくすくす笑って)心配してくれてありがと、ベティ。そしたら落とす係は任せて下ごしらえ班に回ろうかな。みんなの発案が罪深すぎて、わたしも全力で干し柿においしいもの詰めたくなってきた。栗きんとん……クリームチーズ……ラムの馨をふわっときかせて……。(降りる前にと、手の届く中でいっとう艶やかに実った果をもいで落とす)そういえば新入りさんたちはお酒は嗜むほう?
蘭・七結 2019年11月10日
わあ。ないすきゃっち、テイアさん。(どこか上機嫌な様子で牡丹の佳人を真似て。見上げる人々の位置を確認し、ひとつ、またひとつと落としてゆく。) 引き続きおまかせあれ、カヨさん。下ごしらえ、いってらっしゃい。美味しそうなお名前の数々に、心が踊ってしまうわ。甘いものに、甘いもの。逃れられなくなってしまいそう。
オルハ・オランシュ 2019年11月10日
うん、任されたよ!(両翼をはためかせ、花世の傍へ。はためくそれが木の葉をさらさらと揺らす)枝ごと採っていいんだね。それなら私にもできそうかな(隠し持つダガーで枝を切れば、色鮮やかな柿が手に収まり。手の空いたひとへそっと落としては)……こんな感じ?みんな甘いものに詳しいんだねー。聞いてるだけでお腹が空いてきちゃう!
亀甲・桐葉 2019年11月12日
(とたとたと母屋から足音が響かせる。庭先で色めきたつ聲を耳朶で拾いながら、)こんにち――わぁあ?!(ひょこり玄関から顔を出せば、薄紅牡丹の落とした柿に肩を揺らして。咄嗟に上着を引き延ばしてぽす、と受け止めた。しきりなおし。)……こんにちは。新しいお客さまがたくさんで…初めまして、よろしくお願いしますね。ええと、真珠さんに榎本さんに、藤次郎さん、テイアさん。…でだいじょうぶでしたでしょうか。亀甲桐葉と申します。……これ、どこに持っていけば…(大切にシャツで抱えた橙色に、少々あたふたしはじめて)
榎本・英 2019年11月12日
(そっと落とされた柿を再び両手で受け止めた。飛び交う話題はどれもこれも食欲をそそるもの)食欲の秋と云う。どの甘味もいつも以上に美味しく感じるだろうね。嗚呼。そうだ。受け取る事に夢中になっていたよ。柿は大切に置いておかなければいけないね。(袖の下、服の中、大切に仕舞っておいた柿を取り出した)
レイッツァ・ウルヒリン 2019年11月12日
(倉庫から籠を持ってきて)はい、皆これに入れると良いよ。柿は傷つきやすいから優しくね。あ、この子変な形してる、面白ーい!
皮を剥く係と、吊るす係と、お酒に付ける係と、あとは煮込んでプティングにする係と……あははっ、やることがいっぱいだね。美味しいものが沢山出来るのは大歓迎。これだけあれば皆で沢山食べられるね(美味しい想像に胸を弾ませて)
イア・エエングラ 2019年11月12日
柿のプリン。わあ、美味しそう、ふふ、メニュの考案も、僕を喜ばせるのがとーじろさんはお上手。(笑いながらもぽすり、落ちる柿を手に)皮剥く係なら僕もできるかしらな、はい、レイッツァ。(籠へととすん)ティアの仰るラム酒漬けもおいしそう。ええ、ええ、そうね、食欲の秋の恵みだもの、うんと贅沢に並べてもゆるされるかしら。(お任せしましたとばかり、くるり翻して道具を取りに。きっと運ぶのは手伝ってくれるだろうから)
境・花世 2019年11月14日
そっか、こんなにお腹がすくのは食欲の秋だからだ……! いっつも食いしんぼうなわけじゃないよ、ほんとだよ。でも今は秋のせいで柿クリームチーズを肴に呑みたいきもちが抑えきれない。(梯子をするすると猫のように降りてくる。救世主にありがとうと笑いかけて、) それじゃあわたしはお酒に漬ける係になろう。ラム酒はあったかな、あった気がする。(イアのあとをかろやかに追いかけてゆく)
雅楽代・真珠 2019年11月15日
れいつ……れいっつ、ぁ……は、料理が得意? 秋の味覚は菓子に合う。たくさん口にしたいな。(柿の木周りで作業する面々をのんびり眺め、縁側で尾鰭を揺らす。)酒も口に出来るから酒入りの菓子も大丈夫だよ。くりぃむちぃずも好き。
リル・ルリ 2019年11月16日
頭!(真珠にいさんにいわれたので、両の手で頭を覆ってみせる。珊瑚の角は意外とやわい。柿でわれたら、大変だ)
ぷりん!かき、ぷりんになるの?ちーず、を柿に?藤次郎は、たくさん食べ方を知っているね。お酒、は飲めないけれど、おかしにはいっているものくらいは、だいじょぶだろうか。
僕も、むくのやるよ。(イアの横、はいと手を挙げ)おににりだって作れるんだもの、柿もむけるよ。
レイッツァ・ウルヒリン 2019年11月16日
あはは、僕の名前言いにくいかな? 好きに呼んでもらって構わないよ(真珠さんの方を向いて、にこり、笑い掛け)
僕、自分で言うのもなんだけど料理は得意なんだ。多分美味しいものが作れると思うよ! 柿の栗クリーム入りに、柿ゼリー、柿のケーキに、干し柿のラム漬け……いっぱい作って試食会しようよ! その時は1番に真珠さんに食べてもらいたいな。(柿が入った籠は結構重い。それをうんしょと運んで)よーし、じゃあ皮むきはリルさん達に任せて、僕は焼酎を探そうか。それとも花世さんあったー?
雛月・朔 2019年11月16日
(皆が歓談している庭に遅れて姿を見せる)こんにちはー。……あれっ、今日はいつにも増して人が多いですね、新しい方でしょうか?
(新しい顔ぶれを確認し、おそらく4人とも初対面のはずだと思い)えっと、初めまして、私は雛月朔と言います。よろしくお願いしますね。
テイア・ティアル 2019年11月16日
ふふ、ほんとかな。カヨは何時も健やかに食べて燃費の良さそうなイメージだ。(きびきびと柿を受け取りながら、つったか下準備に駆けていく面子を見てくふくふ笑った) ……皆、仲良しなのよなぁ。
わ、わたしはヤドリガミだが、今をときめくジョシコーコーセー、なのだ。一応。なので酒は呑み交わせられないが、風味漬けの物なら頂けるのかな。(少ししょぼしょぼした様子)
やあ、サク、初めまして。如何にも、新人のテイア・ティアル と云うよ。宜しく頼むな。
境・花世 2019年11月17日
(右手にラム酒を、左手に皮剥き用の小刀を幾つか掴んでぴょっこりと) あは、ばれちゃってたか。実は春と夏と冬も、ちょっぴりだけ食いしんぼうなので――ラム酒も抜かりなく常備してた! わたしえらい。(右手に燦然とびんを掲げてみせつつ、) ヤドリガミさんたちの年齢換算っていつもながらふしぎだねえ。真珠が一番年若く見えるけど、朔やテイアの方が概念的には年下なんだ。
イア・エエングラ 2019年11月17日
(器にまな板、お手拭きと、持ってきたなら縁側に並べて)やあ、リルも一緒に皮剥きしてくださる。おりぼん出来るほど長く出来るかしら。(頑張りましょうと手合わせた)みんなかわいらしく見えるものだから、おとしの判らないねえ。やあ、テイアはじょしこーこーせー、でいらっしゃるの。花の盛りねえ。お酒はだめでも風味付けのものや、それにきっとたくさん、たくさん作るから、お気に入りがきっとあるよう。(くるり果物用のナイフ片手に、柿をひとつ剥きだして)
レイッツァ・ウルヒリン 2019年11月20日
むむむ、ヤドリガミの年齢って猟兵の登録年齢?ちょっとよく分かんない。でも人と違ってある意味自由につけられるからいいなぁ。真珠さんもテイアさんも朔さんも同じくらいに見えるけど、不思議。
(柿が沢山詰まった籠をうんしょ、と持って縁側へ)僕も剥こう。たくさんあるからね、人ではいっぱいの方がいいよね。ナイフ、ナイフ……と(懐から手頃なナイフを取り出し、シャリシャリ剥きはじめる。するり、するりと剥かれていく柿。皮一枚繋がったもので丸裸になった)あっこれ蔕ががない!どうやって釣るそう……(うーんと考える)
雅楽代・真珠 2019年11月20日
外つ国の言葉は発音が難しい物が多い……菓子、楽しみにしているからうんと美味しく作ってね。(作業する皆を眺めながらのんびり。手伝う気が全くないが、何かあれば如月が手を貸すだろう。)一般的なヤドリガミの年齢は、ヤドリガミになってからの……身を得てからの年月だと思うよ。身を得た途端大人の姿の者もあれば、僕のように小さな者も居るけれど。じょしこーせー……はいからな響きだね。
蘭・七結 2019年11月21日
(瑞々しい果実を成した枝に茨絲を絡め、手繰って、繰り返し。) 各々の見目も、その性質も。ヤドリガミの方々は、とても神秘的な雰囲気に包まれていると感じるわ。……まあ。テイアさんはじょしこーせー、なのね。生まれた世界がおんなじならば、ステキな学園生活を送ることができたかしら。(十、二十。落果させた回数だけ瞬きながら、数えあげて。籠が満ちる頃合かと視線を移ろわせる。) カキの木は、こんなにも沢山の実を成すのね。皆さんで多くをいただくのならば、落とす果実の数は、もっと多くかしら。
雛月・朔 2019年11月22日
おやティアさんは猟兵でもあり学生さんでもあるんですか、どのような学校に通っているのか話を伺ってもいいでしょうか?私は猟兵のお仕事でしか、それも極短期間しか学生さんと会わないので若い方々がどのように自分の未来を決めるのかとても興味がありますので。
ヤドリガミの年齢も個人個人で考え方が違うんですよねー。器物が生まれた年から数える人もいれば、肉体を得てから数える人もいますし、私などは肉体を得てから初めて会った人に『だいたいこれくらいの歳』と、外見を元に年齢を決めてもらいましたし。
榎本・英 2019年11月22日
嗚呼、ありがとうレイッツァ。(籠の中に柿を並べる)ヤドリガミの年齢は私達人間と違って少々複雑だね。考え方も人其々か。神秘的なのも納得するよ。さて、私は少し休憩しようかな。休憩したらまた取りに向かうよ。(籠の中の柿を見てひと休憩)
リル・ルリ 2019年11月23日
(柿をひとつと刃をひとつ、手にとり怖々、皮をむきだす)
嗚呼、ありがとう、イア。一緒に皮むき、するよ。秋色のおりぼん、長くなれば――あっ、もう切れた!スルスル剥くのはむずかしいな……けれど皆の笑顔咲かせるおいしいお菓子になるのなら、がんばらないと。
ふふ、ヤドリガミの皆は神秘的だね。姿は、変わらないのだろうか。
じょしこーせ。学校は楽しいね。お仕事で学生になったことはあるけれど、楽しかったな。学校、は憧れだ
イア・エエングラ 2019年11月23日
そんでも僕は、ヤドリガミでないお方のお年もわからないけれどねえ。お酒が飲めたら、はたち。やあ、そしたら真珠は百も世界を見てきたかしら。朔のはでは、そうっぽくみえる他称のお年でいらっしゃる。色んな人とお勉強ができるのは、羨ましくはあるだろか。(あとはええと、と面々と記憶の歳を照らし合わせて)うん、リルは指を切らないよにお気をつけて。ふふ、千切れてしまえば秋の色した花弁のようね。英はお疲れ様よう、たくさんとれたかしら。おや、蔕がないのは、……お料理に使っては如何だろ。
テイア・ティアル 2019年11月26日
わたしも、顕現出来た時に『これくらいじゃないかな』と云う年齢で猟兵として登録したから、感覚的にはサクと一緒になるかな。シンジュの様な者も沢山居るし、結構皆自由なのだと思う。姿形は、変わってないかな。背も伸びておらぬよ。
ふふ、ひとのこの真似がな、人形の頃から、ずぅっとしてみたくって。我儘を言って、今は学校に通わせて貰っている。結構由緒正しい、歴史のある共学校だ。成績の程は訊いてくれないと助かる。そうか、ナユも同じ年頃なのかい。大人っぽかったり美しくて、此処に居る者は年齢不詳さんが多い事。
レイッツァ・ウルヒリン 2019年11月26日
そうなんだ、僕は学校行ったこと無いから楽しそうだなぁ。(柿をしゅるしゅる剥きながら、皆の話を聞いている) 登録年齢って結構自由なんだね。僕も投影された設定年齢で登録したから親近感。
英さんはお疲れ様。(蔕のない柿をちょこん、と置いて)お料理かー。柿プリンみたいに摩り下ろすのに使ったり、何かの隠し味にでもしようかな。リルさん頑張れっ、コツは刃物の根本を持つ事だよ。
オルハ・オランシュ 2019年11月26日
けっこうな大人数だもんね。七結、もう少しだけ落としてみようか。大は小を兼ねるっていうしね。それっ!(誰かが受け止めてくれるであろうと地に落とした柿は、一際大振りだ)
なになに、歳の話?ここって最年少と最年長は誰なんだろう。テイアは学校に通ってるんだねー、楽しそうでいいな!ヤドリガミとか機械のひと達は見た目で年齢が読めなかったりするよね。投影って、レイッツァもしかしなくてもバーチャルキャラクターだったの?ここ最近で一番の驚きかも……!
蘭・七結 2019年11月27日
ええ、オルハさん。少ないよりは、多くの方がよいものね。……それでは、もう少しだけお手伝い願おうかしら。(あかい視線が移ろい、見上げる面々の位置を把握してゆく。豊かに実った果実を留める細枝へ絲を絡め、ひとつずつ順に落として。) まあ、あなたの夢が叶ったのね。学校というものは、アースのお仕事で潜入をしたきりなの。学ぶことは、とてもたのしそうだわ。
ベスティア・クローヴェル 2019年11月28日
レイッツァは料理が得意というだけあって、手際がいいね。切って焼いて、燻製を作るくらいなら出来るけれど、それ以外はさっぱり。料理する必要性が出てきたら、レイッツァにでも教えを乞おうかな。(手馴れた様子で柿を剥く姿を眺め)最近だと神様も見かけるようになったから、ますます年齢不詳が増えてきた印象がある。私の年齢だと、アルダワやUDC辺りだと学校に行っている年齢らしいけれど、行った事はないな。見学くらいはしたことがあるけれど、何の話をしているのかさっぱりだった。
雛月・朔 2019年11月28日
本人的にはあまり年齢や性別は気にならないのですが、人の世ではそれなりに意味を持つものですからね。当初は『年齢で何が決まるのだろう?』と思いました。
学校に通うこと、それがテイアさんの夢だったというわけですか。人の身を得て叶うことが出来て本当に良かったです、人の世に溶け込み、楽しそうに日々を送られているようで少し羨ましいですね。
榎本・英 2019年12月4日
嗚呼。沢山取れたよ。皆のお陰でだいぶ集まったのではないかな。あともう少しと言った所だ。それにしても同じ柿なのに個性豊かと言うべきかな。似ているようで違うのだね。(柿を手に取り比べた)
そう言えば本物の神もいるのだったね。私達と同じ貌をしていると聞いたよ。見た目だけでは分からないことも多いものだ。
境・花世 2019年12月4日
神さまもひともバーチャルもあやかしも混ざって暮らしてるって、よく考えたらすごい環境だよね。それぞれ価値観も在り方も寿命もちがって――なのに今こうして話してるの、なんだか不思議。(英の手に並ぶ果実を見てふんわりと眦をゆるめた)ふふ、でも共通項がひとつ、みんな働きものだ。これでおいしい干し柿がうんとたくさん食べられるよ。
境・花世 2019年12月4日
(笑い声と共に軒先に吊るされた、つやつやとした橙の果実たち。やがて寒風が吹き荒び、冬の陽が照らし、夜を越えるごとに甘くなるまで――味見はしばし、お預けだ)