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欲望-カノウセイ-を殺すたった1つの確かな方法

#UDCアース


 空高く伸びる高層ビルの屋上。クスクスクスと笑う影。世間では橋は老朽化による閉鎖とニュースで流れ、猟兵達はけして咎められなかった春の戦いの後。
 カエリタイという願望――『欲望』を開放したその姿を見て絶頂の極みを感じた少女たちが、ハァハァと喘ぎ、その唇に指を伸ばした。くちゅ、くちゅという水音の後に銀糸が小指と唇を繋ぐ。

「なぁんて素敵な『欲望』だったのかしら。集団的帰化願望。とても美しかった」
「アレを造って本当によかったわぁ」

 しかし、突如その蜜時を帰すものが居た。先ほどまで少女がいた場所に、1人の少年が立っている。

「返して。ボクの――」
「ふふ、ざぁんねん。私たちなんかより、もっと傲慢な『欲望』を持った子を狙ったらどう? しょうがないから、その子はもうあげるけど」

 いやぁああ!と声を上げる1人の少女。彼女はたちまち燃え盛る黒い炎に呑まれ、炭化し、どう、と身体を横たえた。もはや、かわいらしいパステルカラーの洋服は見る影もなく肌に張り付き、まるでうろこのようだ。

「許さない、全ての『願う者』をボクは許さない。愚鈍で、傲慢で、キモチワルイ。
 嫌いだ。皆。皆、ミンナミンナ――!!」

 吠え猛る仔兎のその姿を見て、ひらりと撤退しようと身をひるがえした彼女たちだったが。

「あら? もう、追いついちゃったの? 思ったより嗅覚が良いのね。 猟犬さん♪」



「ついにすべての元凶を突き止めたよ」

 ノエル・グランシャリオ(聖夜の約束・f02661)は猟兵達を見て神妙な面持ちで告げる。

「全ての元凶であるUDCオブジェクト『白兎の脚部《ラビット・フット》』。それは元々、兎のキマイラの脚部だったんだ。それを、邪神の力を秘めた儀式によってUDCオブジェクト化を人為的に行う実験を、『欲望教』が計画したみたいなんだ。
 ――計画は実行された。兎のキマイラが居たとある1つの村はその計画の為に襲撃され、消滅。母と子の家族構成だった彼らが逃げ切れるはずもなく、当時10歳に満たない少年の目の前で母親は惨殺され、儀式上へと連行。そののちに――」

 ――生きたまま脚部を切断され、その魂はUDCオブジェクト化した『白兎の脚部』に封印された――!

 願いを叶える可能性を高めるだけだった小型のUDCオブジェクトが、人の願いを叶え、信仰される数が増えるたび、その力は増し、ある時、人の器と邪神の力が加わったことで、肉体が再構成された。古の炎の邪神を失った脚に宿すそのアンディファインド・クリーチャーの名は。

「可能性を搾取された絶望の仔兎『イリス』。――嗚呼、どれだけ苦しかっただろう。どれだけ辛かっただろう。その絶望を、僕は測りきることが出来ないよ。ねえ、皆。お願いだ。もう、終わらせてあげてくれ。彼は絶望しきっている。この世界のすべてを。だけどさ、願う事のすべてがそんな汚い物ばかりじゃないんだって、どうか教えてあげて欲しいんだ。じゃないと、あまりに哀れじゃないか」

 ――自分が叶えてきた者全てが醜い『欲望』ばかりで、『希望』がそこにないなんて。


蛇の目
 『白兎の脚部《ラビット・フット》』事件の最終章となります。皆様にはすべての元凶である『欲望教』の眷属と可能性を搾取された絶望の仔兎『イリス』を討伐してもらう事になります。
 倒すだけなら何も苦労はしません。『欲望教』の眷属も、『イリス』も。――けれど、そこに救いを見出そうとするのなら、それはとても難しい物語となるでしょう。

 皆様の『願い』が、『欲望』が、『絶望』から『希望』へと変えるのです。
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第1章 集団戦 『欲望教のバニーガール』

POW   :    貴方の欲望、開放しませんか?
質問と共に【対象の抑え込んだ欲望を引きずり出す腕】を放ち、命中した対象が真実を言えば解除、それ以外はダメージ。簡単な質問ほど威力上昇。
SPD   :    その欲望を満たすモノはこちらにごさいますよ?
いま戦っている対象に有効な【対象の欲望を満たすモノ(生物非生物不問)】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    あなたの素敵な欲望を少しいただきますね?
【相手の抑え込んでいる欲望】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
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土斬・戎兵衛
うん、思っきし私欲で《白兎の脚部》を使えないかなと考えたクズこと俺ちゃんです
こりゃー白兎相手には表立たない方が良さそうか

敵が拙者の金銭欲を刺激してくるならば、目先の利には【見切り】をつけ、先々につながる猟兵としての信用と報酬を意識して闘おう……その上で、いただけるものはいただくがな!

要心すべきは人斬り時代の殺人欲を突かれることか
もっとも、あれは"他に何もない"が故に、唯一たるそれを求めずにはいられないのであって、殺人そのものを欲したわけではないが
今の拙者が求めずとも人斬りの機能がなくなったわけにはあらず
咄嗟の殺人欲が同業にではなく兎少女に向くように、敵に張り付くような近間での戦いを心がけよう



 もしこの事件が解決したら、あわよくば『可能性』を引き上げるこのUDCオブジェクトを己がものにしよう。
 土斬・戎兵衛("刃筋"の十・f12308)はかつての《白兎の脚部(ラビット・フット》の依頼を受けた時の自分の姿を思い出す。

「はぁい♫ 綺麗な欲望ですねェ? 貴方のような方が何故私達を殺そうとするのか……理解に苦しみますけれど」

 同類。同族。と笑う欲望教のバニーガール。それならいっそ共に手を組んで、あの少年を屈服させた方がよっぽど楽しいのではなくて?、などと誘われる。

「残念な事に、そーゆー趣味を理解するだけのナニカは持ち合わせてなくてね」
「あら残念。 ならば」

 尚更に、大人しく欲望の声に従った方が貴方はきっと素敵よ、なんていいながら、彼女の兎耳のようなそれが貴方の体を捕らえた。

 引き出されるのが金への欲ならば、良い。けれど殺人への魅力を引き出されたならば、と考えを巡らせる土斬の意識は徐々に薄らいでいく。

 本当の欲は己自身も認知できない所にある。たとえばそう。

 貴方の場合は金への魅力、命の剥奪への魅力……ではなく。

「〜〜っ!! あっ、ぐ」
「貴方、そう、大丈夫よ。身を委ねなさい。私達がすべて、叶えてあげるから」

 さらりと官能的に触れるバニーガールの指が刀を取り落とした彼の唇をなぞる。その後に腕を広げて囁いた。

「《愛して》るわ、貴方」

 身を焦がすような孤独感。
 求めるまま求められたいという承認欲求。
 満たされたいという、欲望。

 戦意を喪失した彼の瞳は、濁っていた。貪るように愛を享受した。それが本当に叶えたいものだったのか、わからないままに。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

仁上・獅郎
自分の不始末の後片付け、といきたいのですけどね。
ああ、厄介です。欲望との対峙とは。

僕の欲望とは何か。
……知識欲。今尚抑えられない深淵への好奇心。
世界の裏側の悍ましい恐怖に、破滅を理解しても手を伸ばしたくなる。
……養護欲求。誰かを救いたいという願い。
自己を犠牲にしても、助けを求める者に手を差し伸べたくなる。

どちらにしろ、僕は我慢ならないかもしれない。
故に、任せてしまおう――忌まわしき狩人よ。
欲望のままに血肉を啜り、喰らい尽くせ。

翼蛇の欲望を優先するならそれでも良し。
その間に鋼糸と[早業]で敵の首を締め上げ、斬り落とします。
生憎、僕は聖人君子ではなくて。
救えぬ者に情けはかけられません。

アドリブ可能



 救えるのなら、全てを救いたい。だが、自分は聖人ではない。故にそれがままならない。救う為の両手から零れ落ちていく命を見て、何度命を痛めたか。
 少しでも多くを救う為に、どうしたら良い?どうすれば良い?そう、知識を身につければ良い。故に、『俺』は――。

「おっと、これ以上はいけませんよ」

 仁上・獅郎(片青眼の小夜啼鳥・f03866)は招来させた『駆り立てる恐怖』を操りながら、唇に人差し指を当てる。翼を持つ狩人は次々と少女達をなぎ払い、噛み付き、戦意を刈り取っていく。
 見せつけられた己の欲望。だが、自分の本当の欲望を良く知る者故に取れた覚悟が狂気を跳ね除けた。

(倒すことが己の望み、だとしても。一瞬で望んだモノなんて、一瞬で朽ちるものだ。なら、潜在的な己の闇に向き合わなければ、この少女達は倒せない)

 サファイアの瞳を細くして、鋼糸を操り、駆り立てる恐怖が弱らせた少女達を確実に仕留める。返り血すら浴びないその姿は、かの猟兵が理性的である証であった。

「この敵は己の『本当の望み』を引き出します。本当の欲望を自ら向き直らないと、命に関わりますよ」

 猟兵に向けられたアドバイスはたしかに彼らに届いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ニコライ・ヤマモト
猟兵としての責務。倒すべきは倒す。
…だが、その感情に寄り添ってやりたいと思うのは人の情、か。

主の元へ帰りたい。かつての願望だ。
寄る辺なきは恐ろしい、寂しい。
だが俺は一足早く『答え』を得てきたぞ。(他依頼の夢にて)
元の主の愛情も記憶もすべて、確かにこの胸にあるのだから。もう迷うことなどない。
愛してくれた主人へ恩を返すこと。この力の全てはそのために得たものだ。

元の主でも民間人でも好きなだけ出してみれば良いさ。
敵とはいえ既に多くの人間の命を奪った手だ。人を守るために人を殺す覚悟はできている。

UC+[暗殺/ダッシュ/鎧無視攻撃/2回攻撃/恩返し]
分かるだろう? 俺の望みは唯一つ、『お前を殺すこと』だ。



 その言葉に、飛び出していったのはニコライ・ヤマモト(郷愁・f11619)だ。駆け出した彼にクスクスと笑いながら彼の前に『かつて渇望した主人の姿』を召喚する。彼の孤独感を埋める為の存在。それさえあれば欲望は叶えられる。そうすれば、彼は止まる。
 ――そう思っていた。

「えっ?」
「悪いが俺はもう、夢から覚めたんだ。お前は俺の主人の思い出を汚す事すらできん」

飛び上がったその勢いのまま、重力にまかせて威力の上がった短剣をぐさりと心の臓に突き刺し、悲鳴を上げようとする喉を切り裂けば、ひゅ、という空気が漏れる音だけが響く。

 彼の動きはそれだけでは止まらない。悲鳴をあげる少女達に飛び込んで次々に急所を狙ってダガーを振るう。
 少女は叫ぶ。

「私達は願いを叶えてるのよ、良い事をしているの! 仮にアレを救う為の行動だとして、その血濡れた手で本当にアレが救えるとでも思っているの?」
「俺は守りたい者を守る為なら、他を殺す覚悟はできている。お前に心配されずとも、お前が何かする前に、俺は望みを叶えている。残念だったな」

 どう、と何人めかの『欲望教のバニーガール』が倒れ、コンクリートに血溜まりを作った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】

アタシの秘めた欲望なんて、簡単さ。
世の真実を、真相を知りたい。それだけだ。
結果がどうあれ、秘められていた、いる物があるなら
正しく真正面から見据えたい。
バニーさんよ、アンタらはその欲望を満たしてくれるんだろ。
それこそ、お前らが企んだこと、やらかした事。
キッチリ全て、答えてくれるんだろうな?
隠し立てしようとしても、無駄だ。
【超感覚探知】で、お前らの言い淀んだ事も全て聞かせてもらう。

……アンタらには、少しは感謝してるんだぜ。
カタチはどうあれ準に会わせてくれたからな。
だから礼代わりだ。
お前らも準の所へ送ってやる!

『属性攻撃』『範囲攻撃』込みの電撃で、
残る奴らを吹き飛ばす!



 飽くなき探究心。引き出されたところで何も怖くない。数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は少女に向き直ると、かざす様に手を動かす。超感覚探知(テレパシーリンク)が発動すれば、隠された真実が暴かれる。
 資産家達が集う姿。金を積み、『欲望教』と手を組む姿。教団が1つの村を襲撃する姿。そして――1つの母子家庭にたどり着いた姿。母親から引き離される子供。子供を守るために殺された母親。目の前で血飛沫が広がるその様を見て絶叫する子供。
 広がるのは凄惨な光景。少年は儀式場へと連れ出され、脚を、切断された。

 少女たちはクスクスと笑っている。その姿に、数宮は激情した。

「あんた達……最低だよ。本当に。でも、感謝もしてるんだ。カタチはどうあれ準に会わせてくれたからな。だから礼代わりだ。お前らも準の所へ送ってやる!」

 でも、赦すことはできない。と拳を握れば、近場にいる『欲望教のバニーガール』を電撃で焼き尽くした。

成功 🔵​🔵​🔴​

白川・美依
使用能力:WIZ

秘めた欲望? …可笑しな事言うのね貴女達。どうして隠す必要があるのかしら?
私は何時だって自分に正直に生きているわ。甘い物は食べたい時に食べるし、着る服は私の好きな『白』にしたいの。

でも…今一番したいことは…カワイイ兎の断末魔が聞きたいわ?

使用するUCは【ムーンライト・フラッシュ】。【全力魔法】を乗せた杖で、兎ちゃんの頭を叩き割るわ。
そして【ディヴァイナリィ・ホワイトフレイム】も展開。近寄る兎ちゃんも燃やし尽くしてあげる。

フフフ…今の貴女、とてもイイ表情をしているわよ?

多分、私も…❤️

※何でも歓迎



 一方、秘められた欲望を暴こうとした彼女だったが、その内容を知れば、これはまずい、と奥歯を噛み締めるバニーガール。そして、そんな彼女に妖艶な微笑みを浮かべながら近寄る影。

「あらぁ、やっぱりうさぎさんは臆病なのかしら? ダメよ、売ったからにはちゃぁんと火の始末が着くまで喧嘩しなきゃ」

 白川・美依(プリンセス・ホワイトムーン・f19433)はその手に持ったムーンライトスティックを握り締めれば、その先端に魔力を溜め始めた。

「秘めた欲望? …可笑しな事言うのね貴女達。どうして隠す必要があるのかしら? 私は何時だって自分に正直に生きているわ。甘い物は食べたい時に食べるし、着る服は私の好きな『白』にしたいの。でも…今一番したいことは…カワイイ兎の断末魔が聞きたいわ?」

 刹那、光の御柱が迸るその麓、頭蓋骨が粉砕され哀れな姿となった彼女が真白の灰へと還る。彼女を元に広がる炎は近くにいたバニーガール達をもことごとく焦がし、燃やし尽くした。

「あら、残念。私ったら、断末魔を聞く前にヤッちゃったわ」

 赤く光る月は狂気的な笑みを浮かべる彼女に祝福を与え続けていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『可能性を搾取された絶望の仔兎『イリス』』

POW   :    強奪された未来
【絶望】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
SPD   :    君達なんて大嫌い
【自身】から【絶望の呼び声】を放ち、【狂気、呪い、災い、絶望を齎す】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    伝播する厄災
【全身を邪神の黒炎で覆う】に覚醒して【災厄拡散形態】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
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 バニーガール達の骸の上、呻くようにしてうずくまる少年の影。

「う、うう……!」

 唸るイリスの瞳からは血の涙が溢れ、流れ落ち、コンクリートに向かって落ちていくが、地に堕ちる前にボォッと炎が燃え上がり、消えていく。
 彼の憎しみのように、黒々とした炎はまるで蛍のように舞い上がっては消えていく。

「望むもの、願うもの、全て、全て僕が消してやるんだ、僕は、もう誰の願いも叶えたくない!」

 巨大な焔に包まれたかと思うと、彼は大きな黒い焔を纏う白兎の姿となって、一同に襲いかかってきた。
ニコライ・ヤマモト
ようやく会えたな。お前の憎悪のお蔭でこのふざけた組織の存在を知ることができた。
それと…以前猟兵を一人助けたろう。感謝するぞ。

俺たち大人が……親が、子供にしてやれることなんぞたかが知れているんだよな。
悲しむことがありませんように。望む未来を掴めますように。いつか自分が居なくなっても、毎日幸せに過ごせますように。
自分の未来は自分で掴むしか無い。だから俺たち他人にできるのは、祈ることだけ。

相手より早く動ければ良いが…。UC+スナイパー/一斉発射/クイックドロウ/2回攻撃で挑む。
同情はするが、だからこそ俺は手加減するつもりはない。こうなった以上、…これ以上恨むことないよう早く休ませてやるからな。



 ニコライ・ヤマモト(郷愁・f11619)はスナイパーライフル越しにイリスを見つめていた。哀れな子供だ。本当に。本来なら母の腕に抱かれ、父に頭を撫でられて育つはずだった者を見て、ニコライはわずかに目を細める。

(俺たち大人が……親が、子供にしてやれることなんぞたかが知れているんだよな)

 悲しむことがありませんように。望む未来を掴めますように。いつか自分が居なくなっても、毎日幸せに過ごせますように。

(自分の未来は自分で掴むしか無い。だから俺たち他人にできるのは、祈ることだけ)

「同情はするが、だからこそ俺は手加減するつもりはない。こうなった以上、…これ以上恨むことないよう早く休ませてやるからな」
「わあぁあ!!」

 駆け出す白兎の足元を銃弾が飛んでいく。普通なら避けたと思われる角度だが、それは『普通の弾であれば』の話だ。【姿なき狩人(スガタナキカリウド)】でもって力を得た魔弾はコンクリートの上を跳ねてイリスに吸い込まれるようにして命中する。
 しかし、白兎の勢いは止まらない。痛み、苦しみ、悲しみを込めた声が辺りに響き渡る。周囲にいた猟兵達がその思念に押され、膝をついた。
 ニコライのリロードがわずかに遅れそうになった時、ふと、暖かな懐かしい気配が彼の手元に触れた気がした。

「……?」

 あれは、もしかして。否、今はそれを考えている暇はない。2つ目の弾丸をイリスに放てば、声が止み、高い悲鳴のような声が一瞬上がる。

(嗚呼、痛覚が、あるのか)

 本当に悪趣味だ。こんな子供を、ここまで駆り立てようとする大人がいるなんて。
 ニコライは祈るようにスナイパーライフルを再度リロードして、そのトリガーを引く。
 絶望の声に混じって、銃声が重く、響き渡った。

成功 🔵​🔵​🔴​

数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】

イリス。
それがアンタの本当の名前か。
ようやく、恩人の名前を知ることができたよ。
ありがとうな、イリス。
準の願いを、「帰りたい」という願いを叶えてくれて。
だから、今度はアタシが恩返しする番だ。

さっきの連中との戦いと事前情報で、
イリスの故郷ってのの見当はついてるんだろ。
至急連絡を回して、他の猟兵とUDC組織にその村にスタンバイしてもらう。
後は……アタシが覚悟を決めるだけさね。

「かえりたい」って願いは、アンタも持っていたんじゃないか?イリス。
だから……その願いだけでも、叶えてやるよ。
【縁手繰る掌】で、イリスの故郷の村の跡まで
彼を抱えるように転移する!

あとは皆……頼んだよ!



 絶望の咆哮が銃声によって途絶え、苦痛が入り混じった悲鳴に変わる。蹲る巨大な兎の姿に、数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は語り掛ける。

「イリス。……それがアンタの本当の名前か」
「だから、なに」

 恨みがましい視線を向けながら痛みに震えても尚、敵意を向けて来る姿があまりにも痛々しく、数宮は眉を下げる。この子を救う手立てを自分は1つ思い浮かんだ。それは、かつて読み取った感情の残滓。『帰りたい』という願望。それを叶えることが出来るのは――自分だけだ。

「ようやく、恩人の名前を知ることができたよ。ありがとうな、イリス」

 準の願いを――『帰りたい』という願いを叶えてくれて。その言葉に、イリスは目を見開いた。その反応からして、少年はきっと覚えているのだろう。叶えてきた願いも、望まれてきた想いも。だから、余計に辛かったにちがいない。そうでなければ、叶えることが苦しいと、もう何も叶えたくないと、その為に全てを壊そうとなど、考えないはずだ。

「だから、今度はアタシが恩返しする番だ」
「何、言って――騙されない、嘘だ、そう言って、皆、いつもいつも!」

 自分勝手に『幸せ』を望むんだ。そう叫び、拒絶するイリス。けれど、数宮は唸るイリスに動じることなく、その頭を抱きしめると、『縁手繰る掌(アポート・アンド・テレポート)』を発動する。

「嘘じゃない。――帰ろう、イリス。お前の故郷へ」

 刹那、ぶわりと風が舞い踊り、その脚は草の上に降りた。壊れた家。放置されて雑草が伸び放題になったかつての畑。もう戻ることのない母との思い出。その全てが懐かしくて、悲しくて。

「故郷で、眠るってのも悪くないだろ?」
「――感謝はしないし、負けないよ、僕は」

 けれど、確かに、彼の声音からイリスの絶望は少し薄らいだ。……そんな気がして数宮は仲間に頷く。彼に、安寧たる眠りを。もうけして目覚めることがないように。祈るように告げる彼女の言葉に、首を横に振る猟兵は誰一人としていなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エレクトゥス・レヴィン(サポート)
『履行、完了……!』
サイボーグのグールドライバー × 鎧装騎兵
年齢 24歳 男 (11月1日生まれ)
外見 171.9cm 赤い瞳 灰色の髪 普通の肌
特徴 左腕に傷跡 だらしない 人がいい 曇り空が好き 実は投獄されていた
口調 男性的(オレ、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
偉い人には 丁寧(オレ、~さん、だ、だな、だろう、なのか?)

基本的に「参加する依頼に関する契約」を理由に参加します。
内容は問いません。
刻印の影響で、不当な契約や守るつもりのない約束に強い怒りを感じます。

戦闘時は【捨て身の一撃】で義肢を酷使して戦います。
非戦闘時は【運転】【操縦】などで輸送、移動手段として貢献します。



 仕事だ、と呟いた言葉の後、エレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)はその機械仕掛けの身体を変形させて、戦いやすいように人の姿へと変貌させる。
 ここまでの道中、仲間を背中に乗せて走りながら通った景色は退廃的で静かだった。背の高い雑草の陰に埋もれる家の支柱だった筈の残骸や、かつて家畜を守っていた筈の壊れた柵。祈りの届くことはなかった崩壊した教会の屋根。
 けれど、ここには多くの埋葬されなかった骸たちが、今は風化して消えた哀れな者たちが未だにここに縛られている。
 目の前にいる子兎が復讐に囚われているのと同じように。

「選びな……蹴り潰されるか、焼け死ぬか!」
「それはこっちのセリフだよ!」

 ユラユラと燃える黒炎を纏う脚部にグ、と込められた力が襲いかかる。けれど、その度にプシュウという排熱の煙を上げてエレクトゥスがそれと同等の速さで受け身を取り、力を受け流す。お互いの熱がジリジリを肉を焦がしていくが、撤退の余地はない。数分の応酬の間に出来た傷から流れる体液を荒く袖口で擦りながら、彼は再び、駆け出せば、痛みに悶えるイリスの身体を捨て身のタックルで吹っ飛ばした。

成功 🔵​🔵​🔴​

イネス・オルティス(サポート)
『この鎧は一族伝統のもの、恥ずかしくなんて……』

アックス&ウィザーズ辺境のどこかにある隠れ里に住む一族の女戦士
〔一族伝統の鎧〕のビキニアーマーを愛用し主に〔巨獣槍〕という槍を使う
”ダッシュ”で近づき”なぎ払い”、”串刺し”等をよく行う

ボン・キュ・ボンのナイススタイルで、ビキニアーマーを普段使いしているため
無意識に周りを”誘惑”している事があるが本人は気づいていない
また”恥ずかしさ耐性”があるためか自分の格好より任務の達成を優先する傾向がある

アドリブ・絡み・可 ””内技能
描写はセクシーレベルまで


フーカ・シャークライト(サポート)
「フカカカカ! オレだぜ!」
ウォーマシンの鎧装騎兵 × アームドヒーロー
鮫型アームパーツでの攻撃とミサイルやレーザーなどの武装を駆使して戦う。
水中戦を得意としている。



イネス・オルティス(隠れ里の女戦士・f06902)は稲妻の如き動きで砂煙漂う戦場へ飛び込んでいった。防御力と機動性。その両方を兼ね備えたビキニアーマーを纏う彼女だからできたその動きで、イリスの身体を捉えれば、その巨大な槍で持って薙ぎ払う。
不意を突かれたイリスは言葉もなく上空へと吹き飛ばされた。

「う、わ!」
「フカカカ! さぁ、時間だぜ! 花火になりな!」

フーカ・シャークライト(ウォーマシンの鎧装騎兵・f21308)のサメ型ミサイルは予測不可能な動きを空中で見せた後、イリスに向かって飛んでいく。

――東洋には、花火なるものがあるらしいの

イリスは迫り来るミサイルを見つめながら、フラッシュバックするのは母親との記憶。『きっととてもキレイなのでしょうね』と笑った母と、想像の中で花を咲かせていた自分の温かな日常。
それを思い出せたのは、きっと、あの気にくわないおせっかいと、この場所が見せた『願いの果て』の仕業だろう。

「……ありがとう」

儚げに笑う白兎の少年の微笑みを最後に、ミサイルは光と熱と音を撒き散らし、彼を花火へと昇華させていく。
幸せを叶える為と言いながら、私利私欲に利用された少年の人生は、たしかに悲惨なものだった。結末もあっけないものだ。

けれど、それでもイリスは満たされた。一瞬だったけれど、確かに彼には母親と故郷に幸せな思い出があって、道具にされた後も、全てが全て、私利私欲の為に使われていたわけではない。

『お願いだ、俺を助けてくれたあの猟兵を、どうか無事に返してやってくれ』

あの日叶えたその願いは、とても純粋なものだった。気にくわない宗教関係者や自分を最悪の形で利用しようとしていた者たちの願望に比べて、なんと尊いものであるか、幼いイリスでもそれはわかった。

故に、彼は散る間際に、対面した猟兵達に感謝を告げたのだ。

遠い遠い田舎街、廃墟となったその場所で、美しい白い花火が打ち上がった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 日常 『地下ライブハウス』

POW   :    魂に響くシャウトや、気合いの入ったエールで盛り上げる

SPD   :    超絶技巧のパフォーマンスや、キレのいい合いの手で盛り上げる

WIZ   :    心を震わせるソングや、想いを込めたメッセージで盛り上げる

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数宮・多喜
【アドリブ改変・連携等歓迎】

これで終わった、のかね。
アイツ……イリスが納得して往ってくれたら良いんだけどさ。
みんなが打ち上げに行くんならちょっと遅れるよ。
少し、後始末をやっときたいんでね。
大丈夫、ちゃんと追いつくさ!

……まったくさ。アンタも優しすぎるんだよ、イリス。
最後の最期まで、アタシなんかを気に掛けてさ。
言ったろ、恩返しだって。
それに恩を重ねられたら、どうすりゃいいってのさ?
こうするしか、ねェだろうがよ。

戦場となった跡地で、なるべく彼の家に近い被害が少なめの場所を
軽く整地して、手頃な石で墓碑を立てる。
そうだな……墓碑銘は「悲しくも心優しき兎、ここに眠る」ってとこか?
センスなくてゴメンな。



 嗚呼、これで終わったんだな。と数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は花火となって散って逝ったイリスの姿を見つめる。あの、絶望を孕んだ狂気的な黒い炎も、禍々しい呪術によって生み出された肉体も、もう見えない。あるのは、純粋なイリスの魂、それだけだった。

 猟兵達がそれぞれ去っていくなかで、数宮だけはそこに残った。

「……まったくさ。アンタも優しすぎるんだよ、イリス。
 最後の最期まで、アタシなんかを気に掛けてさ。言ったろ、恩返しだって。
 それに恩を重ねられたら、どうすりゃいいってのさ?
 ……こうするしか、ねェだろうがよ。」

 あらかじめ調べがついていたイリスの家へと足を運ぶ。荒れ果て、もはや家の姿もなく雑草ばかりが伸びているその平野を、なるだけ奇麗になるようにと、幾ばくかの時間と手間をかける。

 彼女が作りあげた拙くも立派な墓標には、『悲しくも心優しき兎、ここに眠る』という文字が刻まれていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

有栖川・清十郎(サポート)
『ありすちゃんって呼んで頂戴な!』
 人間の剣豪×聖者、27歳の男です。
 普段の口調は「女性的(ワタシ、~くん、~ちゃん、ねぇ、ねぇん、でしょお、なのぉ?)」、真剣な時は「丁寧(私、~くん、~さん、ございます、ございましょう、ございますか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



エダ・サルファー(サポート)
アックス&ウィザーズ出身の聖職者で冒険者です。
義侠心が強く直情的な傾向があります。
一方で、冒険者としての経験から割り切るのも切り替えるのも早いです。
自分の思想や信条、信仰を押し付けることはしません。
他人のそれも基本的に否定はしません。
聖職者っぽいことはたまにします。
難しいことを考えるのが苦手で、大抵のことは力と祈りで解決できると言って憚りません。
とはいえ、必要とあらば多少は頭を使う努力をします。
戦闘スタイルは格闘で、ユーベルコードは状況とノリで指定のものをどれでも使います。
ただ、ここぞでは必殺聖拳突きを使うことが多いです。

以上を基本の傾向として、状況に応じて適当に動かしていただければ幸いです。


虎熊・月霞(サポート)
「まー焦らずのんびり行こー。とりあえず昼寝しよぉ」

 面倒臭いけど、僕とーじょーってねぇ。いつもどーり野太刀でバッサリと斬り捨てちゃうよぉ?
 伊吹流から派生した雷鳴を組み込んだ伊吹"雷切"流、僕の場合は『紫電』を利用した剣術を使ってー雷の速度で近付いてー敵さんを真っ二つにするよぉ。まぁ面倒臭くなったら首刎ねちゃえばいっかぁ、そうすれば大体の生き物って死んじゃうよねぇ?
 首の無い敵さん?……うん、まぁそこは高度な柔軟かつ臨機応変に対応していこー。
 あ、あとお願いされたら他の猟兵さん達と共闘もするしぃ、お手伝いもするよぉ。ご飯一回奢ってくれるならね!

アレンジ・共闘可



 地下に響き渡る無数の歓声。
 有栖川・清十郎(美の探求者・f20942)とエダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)虎熊・月霞(電紫幻霧・f00285)は一般人たちに大人気だった。世間とこの場所を騒がしていた厄介な事件が、猟兵たちのおかげで解決したのだ。感謝しないものなどいない。
 けれども、内心で『なんだかなぁ』と思う有栖川は、時折握手を求められるがままに応じてあげながら、今回の悲しい事件のいきさつを考える。目が合ったエダと虎熊もそれは同じだったのか、あいまいな笑顔を浮かべていた。

 厄介な事件と、厄介なものがイコールであるとは決して限らないのだ。
 少なくとも、今回この事件を大きく拡大させた主犯格たちはどちらも被害者だ。

 そう、猟兵達は考えていたのである。

 はじまりは、人々の純真なる欲望を叶える事こそが美だと謡い、ありとあらゆる幸福をその手に収めるためにと『欲望教』がイリスたちの故郷を襲ったのが発端だ。
 イリスの足を素材としたUDCオブジェクト『白兎の脚部《ラビット・フット》』はそののちに安全な組織へと回収されるものの、個人のミスで邪神『全てを食らうもの』を崇拝する危険な組織の手に渡りそうになった後、再び行方をくらませる。
 その後、被害者のイリスと本見準(もとみ・じゅん)が融合した、見るだけで人を狂わす感染性の狂気をまき散らす“イリーガルケース『リターナー・ジェイ』”となって町を騒がせる。一般人が知る事件の多くはこれのことだ。

 そして――今回、イリスとの決戦。けれど、それは『白兎の脚部《ラビット・フット》の権化であるイリスが『もう誰の願いも叶えたくない』という慟哭にもよく似た心からの願いからの行動だ。“イリーガルケース『リターナー・ジェイ』”を屠るのに使われたクトゥグアの炎をその身に宿し、人間への復讐を望んだのである。

 『無理もない話だ』と猟兵達は思う。家族と故郷を奪われ、自分勝手な欲望を叶え続けてきたのは、生まれてからたった数年の幼い少年なのだ。

 けれど、彼に根気よく『希望』を教え、その呪いともいえる肉体から魂を救済しようと多くの猟兵が集まった。それは確かに攻撃の形をとっていたけれども、その場にいた猟兵は皆、『イリスをこの呪縛から、呪いから解放してあげたい』という気持ちで引き金を引いたのを、誰もが理解し、戦っていた。

 これを伝えるべきなのかはわからない、
 もしかしたら、もっと混乱を招くかもしれない……。

 盛り上がるライブハウスの中、悩んでいると、突然、サラリーマンが舞台に立ちあがった。

「聞いてくれ、頼む、あの子をただの『厄介な危険存在』というものにくくらないで上げてくれ」

 それは、名前もない男性だった。それに続いて、腕章を付けた組織の人間も舞台に上がる。

「これは……非常に悲しい事件なんだ。どうか、真相を知ってほしい。そのうえで。自分の幸せというものをどうやって叶えていこうとするか、よく考えてほしいんだ」

 楽をするだけが、願いが叶うことばかりが幸せじゃない。

 そのことに気が付いた民の何人かが、とある猟兵が作った墓場に向かったのは、
また別の物語である。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年10月16日


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#UDCアース


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ノエル・グランシャリオです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト