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バトルオブフラワーズ⑧~これが新しい森のカタチ

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ

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●ザ・ペイントステージ
「オオオオオオオオオッ……」
 キマイラフューチャーの街並みを模した戦場ステージに『それ』はいた。
 森主にとって、キマイラフューチャーの街は、悪しきモノ。
 大自然を破壊した元凶であるため、壊さずにはいられなかった。
 そんな思いが具現化したのは、キマイラフューチャーの街並みは、闇のような黒色』に塗り固められ、森主にとって偽りの楽園が築き上げられていた。
「コレガ……アタラシイ……森ノ形……」
 だが、森主は全く違和感を覚えておらず、むしろ街が黒く塗り固められた事で悦びすら感じていた。

●ミルクからの依頼
「そう言えば、ここにいる森主って黒以外の色が嫌いのようね。んじゃ、緑はどうなのって話よ。森と同じ色なのに……」
 生乳・ココア(人間の聖者・f14331)が不満げな様子で、今回の依頼を説明し始めた。
 どうやら、森主によって戦場ステージが黒く塗り固められてしまったらしい。
 それが原因で、猟兵のユーベルコードは森主に直接ダメージを与える事が出来ず、一方的に攻撃を受けてしまうようである。
 その代わり、ユーベルコード或いは直接武器で床や壁を攻撃すると、別の色(猟兵の任意)に塗り潰す事が出来るらしい。
 しかも、一定以上の範囲を塗り潰す事によって、一度だけ本来のユーベルコードで森主を攻撃する事が出来るようだ。
「もしかして、その事を森主に指摘したら、反応して襲い掛かってくるかも……? 誰か試してみてよ。ほら、尊い犠牲ってヤツよ」
 そう言ってココアが、まるで他人事のように、猟兵達に対して期待の眼差しを送るのであった。


ゆうきつかさ
 この戦場では、『ヌリツブシバトル』という特殊戦闘ルールが適用されます。
 とにかく、塗って、塗って、塗りまくる事が目的なので、森主に邪魔されないようにしておきましょう。
 ちなみに森主は猪突猛進タイプなので、挑発すると真っ直ぐ突っ込んでくるようです。
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第1章 ボス戦 『森主』

POW   :    自然の猛威
単純で重い【雷槌】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    獣返り
【野生を促す香り】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【凶暴にして同士討ちを誘う事】で攻撃する。
WIZ   :    楽園への帰還
小さな【実から食べたくなる誘惑の香りを放ち、実】に触れた抵抗しない対象を吸い込む。中はユーベルコード製の【忘却の香りの満ちた森。故郷を思い出す事】で、いつでも外に出られる。

イラスト:クロジ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はロク・ザイオンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

霧城・ちさ
森の木の敵とは怖そうなみかけですわね。でもここで怖がっていられませんわっ。
一定の範囲を塗りつぶすために距離を取って塗りつぶすのを優先して塗り始めますわね。ある程度塗って敵が動き回っているようでしたら塗っていくと同時に他の猟兵さまと同時に攻撃出来るような位置へ誘導しますの
追ってこないようでしたら塗る範囲が広がると私たちの攻撃が通じる事を言ってみますわね。黒で再度塗られそうでしたらまた塗り返したりして敵の気を引いてみますの
敵の速度が速そうでしたらユーベルコードで加速して対抗しますわね



●森の主
「森の木の敵とは怖そうなみかけですわね。でも、ここで怖がっていられませんわっ」
 霧城・ちさ(夢見るお嬢様・f05540)は森主を倒すため、ザ・ペイントステージにやってきた。
 そこはキマイラフューチャーの街を模していた戦場。
 だが、そこに住民達の姿はなく、街は黒く塗り潰され、異様な雰囲気が漂っていた。
 そこにポツンと森主が立っており、ちさの存在に気づいて、身体を揺らす。
「モリモリモリモリィィィィィィィィィィィィィ!」
 次の瞬間、森主が奇声を響かせ、ちさに襲い掛かってきた。
 まるですべてを黒く塗り潰し、それ以外のモノをすべて排除する勢いで……!
「そう簡単にやられませんわよ」
 すぐさま、ちさがその場から飛び退き、一定の距離を保ちながら、辺りを塗り替えていく。
 だが、森主にとって、それは最も忌むべき行為ッ!
「ヤメロ、ヤメロ、ヤメロォォォォォォォォォォォォォ!」
 それを目の当たりにした森主が殺気立った様子で、辺りの建物を壊し、真っ直ぐちさを狙って攻撃を仕掛けてきた。
「……!」
 ちさは、その攻撃を寸前のところで避けると、辺りの景色を塗り替えながら、再び森主と距離を取った。
 しかし、森主は疲れ知らず。
 そのため、時間が経てばたつほど、ちさが圧倒的に不利になった。
「私の大事なお友達、風の精霊さん! その力を私に貸して欲しいですの」
 それでも、ちさは諦める事無く、【精霊降臨(セイレイコウリン)】を発動させ、自ら風の精霊に変身しつつ、風の力を纏った体術で森主を攻撃した。
「グヌヌヌヌヌヌ! 何故ダ! 何故ェェェェェェェェェェ!」
 その一撃を食らった森主が、納得できない様子で暴れ回り、辺りにあるモノを手当たり次第に壊しまわるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

七那原・エクル
でっかい木だぁー。巨大な幹から察するにパワーが強そう。攻撃が当たったらひとたまりもなさそう。

浮遊する機械掌、ECL-03<クンバンダ・F>に搭載された両腕の八連掃射砲(ガトリングガン)で床を攻撃してオレンジ色に染めていってユーベルコードが使用できるまでの陣地を確保していくよ。攻撃が可能になったら範囲攻撃のユーベルコードを発動。塗れる範囲の床すべてを対象に攻撃を行うよ。場合によっては敵ごと巻き込んじゃえ。邪魔されそうだったら敵を怒らせるようなことを言って挑発。ボクに攻撃が向くようにする。デフレクターシールドを構えながら後退、逃げ回りつつ、ついでに床をぬーりぬりっと。



●この樹なんの樹
「それにしても、でっかい木だなぁー。巨大な幹から察するにパワーが強そうだし、攻撃が当たったら、ひとたまりもないね、きっと」
 七那原・エクル(ダブルキャスト・f07720)も森主を倒すため、ザ・ペイントステージにやってきた。
 既に戦いが始まっているのか、辺りの建物が音を立てて崩れ、森主の咆哮が辺りに響き渡っていた。
 幸い、仲間の猟兵が頑張ってくれたおかげで、辺りが黒一色という訳ではないものの、森主と戦いながら、景色を塗り替えていくのは、実に骨が折れる作業であった。
 だからと言って、文句を言っている暇はないので、浮遊する機械掌、ECL-03<クンバンダ・F>に搭載された両腕の八連掃射砲(ガトリングガン)で床を攻撃すると、そこをオレンジ色に染め上げ、ユーベルコードが使えるようになるまで陣地を確保していった。
「モリモリモリモリィィィィィィィィィィィィィィ!」
 次の瞬間、森主が烈火の如く怒り狂い、辺りの建物を破壊し、一直線に突っ込んできた。
「狙って狙ってー……フォイエル!」
 それを迎え撃つようにして、エクルが【砲雨の鎮魂歌(ハードブラストレクイエム)】を使い、対ウォーマシン大型火砲兵器による一斉射撃で、森主を攻撃ッ!
 森主が怯んだ隙に、デフレクターシールドを構えながら後退しつつ、オレンジ色で辺りを染め上げていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アイラザード・ゲヘナ
ほぅ。キマイラフューチャーの話は風の噂で聞いておったが…これは珍奇なことになっておるのぅ…面白い。
さて、塗りつぶしかのぅ。
わしのげいじゅつ(自称)を魅せてやるのじゃ。

ぬーりぬりっと。この世を白で一色じゃー
オブビリオンはサモニング・ガイストで召喚した古代の戦士の霊にお任せじゃ。
わしの『呪詛』で強化(やっぱり自称)しておくのでがんばるのじゃ。
わしのげいじゅつの邪魔をさせるのでないぞ。
炎と槍で森を焼くふりしておいたら注意も引けるのではないのかのぅ。
古代の戦士よセンセらの犠牲は無駄にせぬのじゃ。

ぬりぬりーのじゃ。ほら航空写真で見える【呪】の文字の完成じゃ♪

アドリブ:歓迎


榎・うさみっち
【シュガー(f02321)と一緒!】
さぁシュガー!塗って塗って塗りまくるぞー!
【こんとんのやきゅみっちファイターズ】召喚!
全員でボコボコと壁床を攻撃したり
遠くの壁に向かってホームランボールを打ち込みまくる
こうする事で離れた場所も効率よく塗り潰していくぜ
塗る色は爽やかな空色!

そしてここからがゴッドペインターの腕の見せ所!
【早業】で俺流に絵を描いちゃう!
空色をバックに、たくさんの木々とうさぎ達
そして真ん中にはうさぎと遊ぶシュガーの似顔絵!
どうだ俺の力作!

森主が突進しに来たらやきゅみっち達に迎え撃たせる
俺達の邪魔はさせないぜ!
シュガーのもふもふには思わず俺もダイブ
ぴゃー、ふかふかで気持ちいいー♪


シュガー・ラビット
(アドリブ歓迎!)
(うさみくん:f01902と同行)

【目的】
辺り一面いーっぱいパステルカラーでカラフルに塗りつぶして、うさぎさんで楽しく埋め尽くすのだー!

【行動】

私は、うさみくんと一緒にいーっぱい落書きするよ!うさぎ模様とか、人参とか…好きなもので埋め尽くすんだ〜♪ふふ、楽しみだねっ、うさみくん!(うさみくんのUCとか、神業とか色んなことにビックリして、喜んで、楽しむよ!)

うさうさわーるど制作中にフライングで遊びに来てくれたお友達のみんなには、私のとっておき【もふもふワンダーランド】で埋めつくしちゃうぞ☆もふもふで魅了してあげるねっ♪

「みんなも一緒に、もふもふしよっ?」


ノイ・グランガイオス
※大阪弁です アドリブ、仲間と連携歓迎

せっかく開いたボスへの攻略ルートがまた塞がれたらかなわんで。
もうちょっと頑張ろか! HMカスタムを使用、高機動モードにチェンジ!
森主を挑発しまくって、高速で逃げ回りながら
手の届く範囲でちょいちょい排熱攻撃で森をピンク色に塗り替えてくで!
「何や新しい森の形ゆーて真っ黒やないの? こんなんまるで焼け野原やんか。
 自分、森ゆーたら緑ちゃうん?
 森の主とか言うていっこも森に優しないねんなぁ?」
『存在感』をアピールしつつ、上手い事『釣り』出したる。
仲間のみんな、地形塗りと森主への攻撃は頼むで!


モース・レフレクソン
【チーム名】鉄の人形

【目的】
本来の森の色にする為奴を潰す

【主な行動】
サイバーアイで見たところ、あの果実が厄介だな…何とか撃ち落とすか。

しかも敵は雷を放ってくるらしい。その対策もしておくか…。
ファランクスシールドを装備した上でユーベルコード『孤独なる要塞』を発動…重量と防御力を極限まで上げておく。そして相手にフックショットを撃ち込んで、敵の動きを制限してやる…今の俺の重量なら踏ん張れる。その間にアイリスにあの果実をなんとかしてもらうとするか…。

その間俺に雷が飛んできても、ワイヤーで繋がれているのを利用して相手も感電するのを狙おう…


アイリス・クラウディア
【鉄の人形】
アドリブ歓迎 口調プレ ギャグOK!
モースとは犬猿の仲

【目的】ボスと戦うために範囲を広げる

【行動】私は、森主をおびき寄せるための準備として派手に青いペイントのバズーカで範囲を広げる。もし、その途中でモースにちょっかい出されたら、3倍返しでお見舞い、する。

そのやり取りの中で森主がおびき出されたら【サイバーアイ】で敵を捕捉、分析。どうやらあの果実が厄介、みたい。
あれを優先的に撃ち落とす。
モース、援護お願い。

私は手持ちの中で、UDC特化かつ威力の高いボルトアクションSR цар78а(ツァリーツァ)を使う。最後に、UC【一撃必殺】使用。


―――狙撃手の腕、見せてあげる。



●すべてを黒く
「……ほぅ、キマイラフューチャーの話は、風の噂で聞いておったが……。これは珍奇なことになっておるのぅ……面白い」
 アイラザード・ゲヘナ(セカイの渡り鳥・f18145)は、遠くの建物から森主の様子を窺っていた。
 森主は怒り狂った様子で猟兵達を追いかけ回し、辺りの建物を壊しまわっていた。
「せやかて、せっかく開いたボスへの攻略ルートが、また塞がれたらかなわんで」
 ノイ・グランガイオス(ごっつウォーましん・f08595)がその事に対して危機感を覚え、【HM・カスタム(ハイマニューバ・カスタム)】で大出力ブースターを纏うと、高速移動と排気による熱エネルギーの放射で、森主を挑発しまくった。
 このまま勝利数を稼げない状態が続けば、再びボスへと続く道が閉ざされてしまう。
 それだけは何としても、避けたい事態である。
「オ前ハ敵ダァァァァァァァァァァァァ!」
 それに気づいた森主が殺気立った様子で、辺りにある建物を壊していった。
 しかし、ノイが高速移動をしているせいで、まったく追いつく事が出来ず、さらに苛立ちが増しているような感じであった。
「まあ、敵は敵やな。少なくとも、味方やあらへん」
 ノイが素早い身のこなしで森主を翻弄しつつ、排熱攻撃で辺りをピンク色に染めていった。
「ナラバ、死ネ、死ネ、死ネェェェェェェェェ!」
 その途端、森主が大地を揺るがす程の咆哮を響かせ、辺りの建物を破壊しながらノイめがけて突っ込んできた。
「それは、お断りや!」
 だが、ノイもそう簡単にヤラれるつもりはない。
 すぐさま、瓦礫を足場にして飛び上がり、森主の攻撃を軽々と避けた。
「さて、塗りつぶしかのぅ。わしのげいじゅつ(自称)を魅せてやるのじゃ」
 その間に、アイラザードが黒く塗り固められた地面に降り立ち、文字を書くようにして白く塗り替えていった。
「ヤメロォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」
 これには森主も腹を立て、クルリと踵を返すと、今度はアイラザードめがけて攻撃を仕掛けてきた。
「わしのげいじゅつの邪魔をさせるのでないぞ」
 それに気づいたアイラザードが【サモニング・ガイスト】を使い、古代の戦士の霊を召喚した。
「邪魔ダァァァァァァァァァァァァァァァ!」
 しかし、森主はまったく怯む事無く、ケモノのような叫び声を響かせ、古代の戦士の霊を弾き飛ばした。
 それでも、古代の戦士の霊は喫しておらず、森主の身体を槍で貫き、容赦なく炎で焼いた。
「退ケェェェェェェェェェエ!」
 次の瞬間、森主が古代の戦士の霊に体当たりを食らわせ、そのまま倒れ込むようにして全体重を掛けて押し潰した。
 だが、その間にアイラザードが森主から離れ、文字を書くために必要な時間を十分に確保する事が出来た。
「……たくっ! 何や新しい森の形ゆーて真っ黒やないの? こんなんまるで焼け野原やんか。自分、森ゆーたら緑ちゃうん? 森の主とか言うていっこも森に優しないねんなぁ?」
 そんな中、ノイが呆れた様子で、森主に見せつけるようにして、まわりをピンク色に塗り替えた。
「ヨクモ、ヨクモ、ヨクモォォォォォォォォォォォォ!」
 それを目の当たりにした森主が唸り声を響かせ、再び体当たりを仕掛けてきた。
「古代の戦士よ、センセの犠牲は無駄ではないのじゃ。航空写真で見える【呪】の文字が完成したのじゃ♪」
 そう言ってアイラザードが建物の上から自分で書いた文字を眺め、戦いの中で散った古代の戦士の霊を脳裏に浮かべるのであった。


●ふたりで塗れば怖くないッ!
「さぁ、シュガー! 塗って塗って塗りまくるぞー!」
 一方、榎・うさみっち(うさみっちゆたんぽは世界を救う・f01902)は【こんとんのやきゅみっちファイターズ(ウサミノ・ジショニ・スポーツマンシップナド・ナイ)】を使い、釘バットや鉄球を構えた野球服うさみっち団を召喚した。
 うさみっち団は、何やらヤル気満々。
 世紀末チックな雰囲気が漂う中、ヒャッハーと言わんばかりの勢いで、辺りを真っ赤に……いや、爽やかな空色に染めていた。
 それは見た目に反して、実に鮮やか。
 まるで雨の日に捨て猫を拾う不良の如く、うさみっち団の好感度が爆上がり。
「辺り一面いーっぱいパステルカラーでカラフルに塗りつぶして、うさぎさんで楽しく埋め尽くすのだー!」
 シュガー・ラビット(白くて小さなふわふわ☘・f02321)もヤル気満々な様子で、辺りの景色を塗り替えていく。
 その間も森主は他の猟兵達を追いかけ回しており、辺りの建物が音を立てて崩れ落ちていた。
「ここからがゴッドペインターの腕の見せ所だぜ!」
 その間に、うさみっちが早業で空色をバックに、たくさんの木々とうさぎ達。そして、真ん中にはうさぎと遊ぶシュガーの似顔絵を描いた。
「すご~い♪ 私も、うさみくんに負けないくらい、いーっぱい落書きするよ!」
 その出来にシュガーも満足した様子で、楽しそうに鼻歌を歌いながら、うさぎ模様や、人参など、好きなモノを描いていった。
 そこはまるで別世界、ふたりだけのワンダーランド。
 そのため、例え森主であっても、破壊する事を躊躇ってしまう程、ほんわかとした雰囲気が漂っていた。
「それじゃ、みんなも一緒に、もふもふしよっ?」
 次の瞬間、シュガーが【まっしろもふもふワンダーランド(ミンナデイッショニオヤスミシマショ)】を使い、まわりにあった無機物を脱力させる『もふもふした白い無害な生物』に変換した。
 シュガーによって生み出された白い無害な生物は、ほんわか、ふわふわしており、まるで綿飴で出来たうさぎのようだった。
「オ、オ、オレノ聖域ヲ穢スナァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
 それに気づいた森主が烈火の如く怒り狂い、地面が揺れる程の振動を響かせながら、全てを破壊すべく襲い掛かってきた。
 その途端、もふもふした白い無害な生物が怯えた様子で、シュガーの後ろに隠れて震えた。
「俺達の邪魔はさせないぜ!」
 すぐさま、うさみっちがうさみっち団を嗾け、森主に迎え撃つ。
 うさみっち団は先程とは異なり、絶対撲殺デストロイモード。
 釘バットが唸りを上げ、鉄球が森主の身体を抉り、あっと言う間にボッコボコ。
「グワアアアア、痛イ、痛イ! ヤメロォォォォォォォォォォオ!」
 これには森主も悲鳴を上げ、うさみっち団に追いかけられながら、必死に逃げていくのであった。

●チーム【鉄の人形】
「……あと少し」
 そんな中、アイリス・クラウディア(戦場に咲き誇る小さな花・f09353)が森主を誘き寄せるため、勢いよくバズーカをぶっ放し、辺りを青く染め上げていた。
 この時点で既に、黒の領域はまばらになっており、心なしか森主も弱っているような感じであった。
「コレ、食ベロ。美味イ、美味イゾ!」
 その途端、森主がブルブルと身体を震わせ、小さな実をコロンと転がした。
 それと同時に、小さな実から誘惑の香りが漂い、森主の身体を覆うようにして広がった。
「……サイバーアイで見たところ、あの果実が厄介だな」
 それに気づいたモース・レフレクソン(サイボーグの戦場傭兵・f06734)が、警戒した様子で後ろに下がる。
 おそらく、森主は自分の足場を守るために、小さな実を落としたのだろう。
 それが危険なモノである事が分かっているため、森主に近づく事はなかったものの、万が一あの実に触れるような事があれば、それこそシャレにならないことになっていた。
「どうやらあの果実が厄介、みたい。あれを優先的に撃ち落とす。モース、援護お願い」
 アイリスもサイバーアイを使い、森主を補足、分析しつつ、小さな実が危険なモノである事を理解し、モースに援護を求めた。
「断る……と言いたいところだが、状況が状況だ。……足を引っ張るなよ」
 それに応えるようにしてモースがファランクスシールドを装備し、森主にフックショットを撃ち込んだ後、【孤独なる要塞(アインサムフェッソング)】を発動させ、全身を対物理超重装甲兵装に変化させた。
「コレハ……何ノ真似ダァァァァァァァァァァ!」
 次の瞬間、森主が激しい怒りを爆発させ、単純で重い雷槌の一撃を叩きつけた。
 それは辺りにある建物を木っ端微塵に吹き飛ばす程の破壊力ッ!
 だが、森主は気づいていなかった。
 その攻撃を撃ち込んだモースと、自分の身体がフックショットを放った時に伸びたワイヤーで繋がれていた事を!
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
 途端に森主が悲鳴を上げ、苦しそうに身体を左右に揺らし始めた。
「―――狙撃手の腕、見せてあげる」
 次の瞬間、アイリスがスナイパーライフルで【一撃必殺(イーグルアイ)】を仕掛け、森主の身体を容赦なく貫いた。
 それは小さな実だけでなく、森主の命すら奪う程の破壊力ッ!
 その一撃を食らった事によって、森主がいた場所が青く染まり、猟兵達はこの場所での勝利を収めるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年05月14日
宿敵 『森主』 を撃破!


挿絵イラスト