2
バトルオブフラワーズ④〜海の恵みを山に還元しろ!

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#キマイラフューチャー
🔒
#戦争
🔒
#バトルオブフラワーズ


0




●バトルオブフラワーズ
「海の恵みは我らが生み出している!」
「然り!」
「故に海の恵みは我らが享受すべきである!」
「然り!」
 システムフラワーズへの侵入を拒むバトルフィールド『シュウカクフードバトル in 浜辺』にて、果物っぽい頭をした怪人達が、網を引いて魚を採っていた。

●グリモアベース
「……小学生の頃……そんな感じの話……授業でやった気がするけど……キマフューでも……適用されるのかしら?」
 集まった猟兵達に対して中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)が問いかける。
「……それはそうと……キマイラフューチャーを助ける為のルート……システムフラワーへのメンテナンスルート……通る為に……怪人達を倒して欲しいの」
 急な話題転換する彼女が話すのは、これから向かう戦場のことだ。
「……行く先では……戦場によって特殊ルールが課せられれて……それを守らないと勝てないの。……それで……今回向かうのは……『シュウカクフードバトル』よ」
 シュウカクフードバトル。何かの食物を収穫している怪人を倒さねばいけないのだが、収穫作業中の怪人にはあらゆる攻撃が無効化され、更に一定量の収穫を許してしまうと戦場から退場させられてしまうらしい。
「……敵の収穫作業を邪魔する手段として……相手が収穫したものを……調理するという方法があるわ。……それが……攻撃のチャンス」
 自分達が収穫した食べ物が美味しく調理されていると、つい食べに向かってしまうらしい。
「……調理器具とか……調味料は何故かバトルステージにあるみたいだから……大抵の調理法は……できると思う」
 もし、持ち込みたいものがあれば、裕美が転送してくれるとのことだ。
「……肝心の食材だけど……収穫しているのは……海産物みたいなの」
 怪人達が網で魚や貝など海の幸を引っ張り上げているが、キマイラフューチャーらくし、近海の魚も遠洋の魚も獲れたりするらしい。
「……フルーツ頭……スイカもフルーツって言っていいかは疑問だけど……彼らが引っ張ってるのよね」
 なんでも、『海の恵みは山からの恵みがあってこそ』と主張して、自分達が海産物を収穫する権利を主張しているらしいが、コンコンすればすぐ食べ物が出てくる世界でそんな主張しても、どこまで正当性を認めてもらえるやら。
「……美味しく作るのも大事だけど……相手に料理に興味を持ってもらう工夫とかも……考えるといいかも」
 料理が得意でない者も、工夫次第では攻撃のチャンスを作り出すのに貢献できるだろう。
「……メンテナンスルートに……行けるかどうかは……貴方達にかかっているわ。……頼むわね」
 そう言うと裕美は準備のできた猟兵を特殊な戦場『シュウカクフードバトル』に送り出すのだった。


麦門冬
 GWのオフ会に行かれた方はお疲れ様です。マスターの麦門冬(むぎとふゆ)です。
 今回はシステムフラワーズへ救援に行くためのルートを開きに行きましょう。
 今回のシナリオでは、メンテナンスルートを阻む6つのステージのうちの一つ『ザ・フードステージ』の『シュウカクフードバトル』を攻略していただきます。フラグメントはそれ一つだけです。

 以下、補足情報です。

●シュウカクフードバトル in 浜辺
 このステージでは、多数のオブリビオン(集団敵)が、海で食材を集めています。
 このステージでは、食材を収穫中のオブリビオンは攻撃が無効になるという特殊能力があり、一定以上の収穫をされてしまうと、猟兵側の敗北になります。
 オブリビオンは、収穫された食材を山のように積み上げようとするので、猟兵は、その食材で料理を作成しましょう。
 その料理が美味しそうならば、食欲を刺激されたオブリビオンが作業を中断して、料理を食べてしまい『攻撃無効の効果が無くなる』ので、攻撃して撃破する事が出来ます。
 自分で料理して食べさせて攻撃しても良いですし、連携が可能であれば、料理班と戦闘班で役割分担してもOKです。

●怪人
 フルーティーな香り漂う怪人トリオです。スイカをフルーツ扱いするかどうかは人それぞれですが、怪人達の中ではフルーツみたいです。

 それでは皆様の冒険をお待ちしております。
79




第1章 集団戦 『フルーティートリオ』

POW   :    スイカ怪人・ウェポン
【スイカ兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    レモン怪人・ジェノサイド
【レモン攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    リンゴ怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【リンゴ】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。

イラスト:まめのきなこ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

高柳・源三郎
連携希望・戦闘班
「わしは飯を作れんから攻撃に専念するぞ」源三郎はユーベルコード【酒盛りの主役】を使い酔いどれ親父達を呼び自分は【たぬき印の扇子】を取り出して踊って宴会を始めた。不謹慎な行動だと思われるが、敵の食が進み様な空気を作り出す為だった。敵が食事を始めたら【たぬき印の扇子】で踊ってるふりをして攻撃をして敵の数を減らしていくのだった。


ウィーリィ・チゥシャン
…フルーツ頭の怪人達が海鮮料理食べるのか? っていう疑問は忘れよう。
相手はオブリビオン。気にしたら負けだ。 

俺が作るのは海鮮のバター焼き。
新鮮な材料には不自由しないからな。
海老やホタテ、牡蠣の焼ける食欲をそそる音と匂いに加え、バターと醤油の香りを加えて怪人達の注意を惹く。
「さぁ、冷めないうちに食べてくれよな!」
…敵とはいえ、自分の作った料理を美味しそうに食べてくれてる相手を攻撃するのは抵抗あるけどさ。
奴らがある程度料理を味わったら、食べ終わる前に『飢龍炎牙』で一気に退治。

バトルが終わったら今度は俺達の分の料理も作りたいんだけど、いいかな?
せっかくこんなに材料あるんだからさ。


ビスマス・テルマール
魚料理なら『なめろう』料理の領域ですし、この際腕によりを掛けて『料理』しますね

●料理
手に入れた魚介類を『早業』で捌き、ベースとなるなめろうを
薬味と調味料各種で叩き混ぜて

白味噌
トマト味噌
鮪にはバナナ&醤油
と取り敢えず3種のなめろうを作り

この内の幾つかをさんが焼きに焼き上げて、わたしからは

これで勝負です

●POW
怪人達が食べ終わったら
トリニティ・チルドナメロウを攻撃力重視で発動

冷やし孫茶バリアを『オーラ防御』を重ね『範囲攻撃』で広げ『激痛耐性』で備え

『範囲攻撃』と『属性攻撃(バナナ&醤油)』と『2回攻撃』とを込めた冷凍クロマグロソードによる『衝撃波』で『なぎ払い』一掃を

※アドリブ絡み掛け合い大歓迎


リュシール・ミラー
果物頭、果たしてあれの中身はどちらなのやら……。山海はともかくキミたちは既に滅びたのだから部外者だ、再び消えなさい。

魚を数匹拝借。料理はアイテム:記録の棺の死霊に任せるよ。五人くらいで足りるかな?レモンソースのムニエル、スイカと見立てるにはキツイだろうがつみれの味噌汁、リンゴ型の入れ物に詰めたシーフードグラタン。品は揃った。後は宣伝だ。
UCの道化くんと揃ってオブリビオンの近くで食品をセット。「やあやあ皆様、よろしてれば海の幸を食べませんか?」「キミたちをイメージして作ってみたよ。どうかな?」【存在感】【パフォーマンス】で思い切り売り込もう。ある程度群がったら、道化くんが【串刺し】だ。


仁科・恭介
※アドリブ、連携歓迎
「…フルーツに合う料理か。なかなか難しいね」
【携帯食料】を食べながらUCで脳細胞を活性化させて【学習力】を向上
いろいろ考えて煮魚を選択

〇材料
青魚、白身魚、大根、生姜
たれ:酒、醤油、水、砂糖

魚の鱗、内臓、鰓、血合いを丁寧に除去し、火が通りやすいように皮に隠し包丁を入れる
たれを全て混ぜ多めに蒸発分も考えて水を加え沸騰させる
青魚用には生姜を加える
沸騰したら魚と大根を入れ、落し蓋をして煮込む
器によそったら残りを煮詰めてタレにする

戦闘
煮魚とご飯の組み合わせに釣られた敵をじっくり観察
林檎の甘み、檸檬の酸味、西瓜にも対応(できるはず)
隙ができたらそのテンションを借りたUCの力を乗せて殴る



●オーダー入りました!
「果物頭、果たしてあれの中身はどちらなのやら……」
「…俺もフルーツ頭の怪人達が海鮮料理食べるのか? っていう疑問はあるが忘れよう。相手はオブリビオン。気にしたら負けだ」
 リュシール・ミラー(ダンスマカブル・f14809)の言葉にウィーリィ・チゥシャン(鉄鍋のウィーリィ・f04298)が答える。フルーツ頭の中身がどうなっているのか、どうやって食事をするのか、生命の埒外の存在となっているオブリビオンに、ちゃんとした答えを求めても無駄だろう。
「…フルーツに合う料理か。なかなか難しいね」
 干し肉を齧りながらそう呟くのは仁科・恭介(観察する人・f14065)だ。自身の【共鳴】の力で脳細胞を活性化させ、今回の状況にふさわしい料理を考え始める。
「魚料理なら、『なめろう』料理の領域ですし、この際腕によりを掛けて『料理』しますね」
 そう言って、恭介の隣にいたビスマス・テルマール(通りすがりのなめろう猟兵・f02021)が手にしていたのはバナナだった。
「なめろう、ですよね?」
「ええ、なめろうです」
「それは、バナナですよね?」
「ええ、バナナです」
 恭介の質問にクリスタリアンの少女は淡々と答える。
「マグロとバナナのなめろうも作ろうと思っているんですよ。私はまだ飲めませんけど、ワインなどにも合うみたいなんですよ」
「そ、そうなのか」
 ふと見ると、リュシールも魚介類以外の食材でリンゴやレモンなどのフルーツを用意しており、死霊を封じ込めたトランプ【記録の棺】から数体の死霊を呼び出して調理にかからせている。
「私も何かフルーツを合わせるべきか…」
 そう思案する恭介は最後の一人、ウィーリィの動きを注視する。ウィーリィは海老や貝類などを集めているようだ。
「新鮮な材料には不自由しないからな」
(あちらは、フルーツは使っていないか)
「おう、兄ちゃん兄ちゃん」
 恭介が思案中のところ、声をかけられる。そこにいたのは赤ら顔の中年、高柳・源三郎(流浪の酔いどれおやじ、たぬき人形と共に・f15710)だった。
「わしは飯を作れんから攻撃に専念するんでな。美味い飯を頼むぞ」
 そう言うと、料理を始めた他の猟兵達の姿を肴に一杯始める。
「うまい飯か。……よし」
 考えがまとまったのか、恭介も動き出す。
(怪人達が欲しているのは海産物だ。本職の料理人ではない私が変にフルーツと合わせて魚介の持ち味をぼかしても、向こうの要求を見せないだろう。ならば…)
 4人の猟兵は怪人達をおびき出すべく、調理を進める。
「頑張るんじゃぞー」
 源三郎はそう言いながら、空になった盃に酒を注ぐのだった。

●実食
「海の恵みは我らのもの!」
「然り!然り!」
 ひたすら網を引き、海産物を搾取していた怪人達、フルーティートリオだったが、
「む、何だこの音は!?」
「匂いもするぞ!」
 ジュージューと焼ける音にバターの焼けるような匂いにスイカ怪人が周囲を見回すと、様々な料理が並べられたテーブルがいつの間にか用意されており、
「やあやあ皆様、よろしければ海の幸を食べませんか?」
 と、リュシールが呼びかける。
「さぁ、冷めないうちに食べてくれよな!」
 その横ではウィーリィが豪快に立てに割った大きめの海老や、ホタテや牡蠣などの貝類をこれまた豪快に網の上でバター焼きにしていた。いい頃合いに焼けたものに醤油を垂らすと、より香りが強くなる。
「貴様ら!我々が収穫した食材を勝手に!」
 レモン怪人がなにか言おうとしたが、
「さあさ旦那方、まずは食べてくだせえな。これらは全て、旦那方が海にお恵みを与えた結果得られたものでごぜえますから」
「そう、うまい飯が食えるのは旦那達のおかげでさあ!」
「よ!大統領!」
 そこに調子よく源三郎が声をかけ、席につくように促す。その周りには酔いどれ親父や道化師などもおり、怪人達をヨイショする。実はいきなり登場した彼ら、源三郎の【酒盛りの主役】とリュシールの【滑稽なる乱入者】によって呼びだれた者達である。
「ま、まあそこまで言うのならば仕方ないのかもな」
 リンゴ怪人がそう言って席につき、他の怪人もそれに続く。
「まずはこれでも食ってくれよな!」
 ウィーリィが網で焼いていた海老や貝を怪人達のところへ取り分ける。
「うまいぞ!バターと醤油が香ばしい」
「噛むほどにプリップリの身からダシが滲み出てくる!」
「シンプルながら、海老や貝の旨味がダイレクトに伝わってくる!」
 身を縮ませることなく絶妙の火加減で焼き上げたウィーリィの海鮮バター焼きに舌鼓を打つ。
「おお、そこにあるのは煮魚か」
「白身魚と青魚とそれぞれあるのか」
 続いて恭介の作った煮魚へと箸を伸ばす。
「ふむ、口の中でホロッと解けてうまいな!」
「魚の種類でタレ……いや、煮汁か。種類を変えて作っているのか。青魚も臭みがなく煮汁のしみた旨味が伝わってくる」
「一緒に煮込まれた大根も程よい苦味が魚の旨味を引き立てる。ご飯が欲しいな」
「ならば、お米で作られたお酒でもいかがでしょうかな?」
 すかさず源三郎が怪人達に酒を注いでゆく。
「なるほどなるほど。ならば、つまみになるものが欲しくなるな」
「む、そこになめろうがあるではないか」
「だが、3種類もあるぞ」
 次に怪人達が見つけたのがビスマスのなめろうだ。普通のアジのなめろうのほか、トマトと味噌で和えたトマトなめろう、マグロにバナナと醤油で和えたバナナなめろうと用意されている。
「更に、私はこれで勝負です」
 ビスマスは貝殻になめろうを詰めて焼いたもの、俗に言うさんが焼きを怪人達の前に出す。この料理にも怪人達は大賑わいだ。
「おお!トマトまでは許せる…だが、バナナに魚介は合うのかと心配していたが、なめろうのねっとり感がバナナの粘り気と相まってうまい!これは新感覚のなめろうだ」
「さんが焼きも、味噌の香ばしさと脂の旨味が相まって、焼いただけであるのに、なめろうだったときと別の顔を見せるとは、にくい演出をしてくれる」
「なるほど、確かにこのなめろうはワインとも合うな」
「そうでございましょうそうでございましょう」
 リュシールの道化が、いつの間にビスマスと恭介の会話を聞いていたのだろうか、バナナなめろうを食べている怪人にワインを出していた。
「そしてこちらが私の旦那様が作りました料理でございます。こちらもお酒と共にお召し上がりくださいませ」
 そう言って道化はリュシールの料理を怪人達の前へと置いてゆく。
「キミたちをイメージして作ってみたよ。どうかな?」
「ほう、白身魚のムニエル。レモンソースでさっぱりとしている。これには白ワインが合いそうだ」
「この味噌汁のつみれ団子はかなりの大玉、まるでスイカだな。食べごたえもあって、汁物と言うより、つまみにもなりそうだ。酒のおかわりだ」
「このグラタンはくり抜いたリンゴを器にして焼いているのか。ホワイトソースの中に入っているリンゴが中の魚介と調和しているとは。これは面白い」
 リュシールの怪人達をモチーフにした料理も好評のようだ。怪人達は盛大に食べ、飲み、出来上がってしまい、今までの自分たちの仕事や、目の前にいる猟兵達の存在などすっかり頭から抜け落ちていた。

●お星様、3つです
「山海はともかくキミたちは既に滅びたのだから部外者だ、再び消えなさい」
「…敵とはいえ、自分の作った料理を美味しそうに食べてくれてる相手を攻撃するのは抵抗あるけどさ」
 料理やお酒に夢中になっている怪人達の周りで、猟兵達は武器を構える。自分達の仕事を放棄した彼らに、特殊ルールの加護は既に、ない。
「源さん張り切っちゃうぞ!!」
 源三郎がたぬき印の扇子を振り上げ、
「喰らい尽くせ、炎の顎!」
 ウィーリィが大包丁から炎の龍を巻き起こす。
「冷製なめろう武装転送っ!」
 ビスマスが鎧に武装転送用のカードを差し込むと、『Namerou Hearts Chilled!』と電子音が響き、
「まだ死んでないと言う道化くん。さ、キミの特別公演の始まりだ!」
 とリュシールが道化に指示を出せば、「ちょっと旦那様。勝手に私を殺さないでくださいませ!」とサーベルを抜いた道化から返事が返ってくる。
「これが貴方達に証明する私達なりの解答」
 怪人達の観察を終えた恭平が狩猟刀を構える。
「ん?」
 怪人達が気づいたときには既に遅し。
 3人怪人達は、そのままお星様となった。

 怪人達が倒されると、どこからともなくファンファーレが聞こえる。ここのステージをクリアしたという合図だろうか。これで、メンテナンスルートへと侵入できるようになったかもしれない。
 だが、そこから去ろうとする猟兵は一人もいない。
「バトルが終わったら今度は俺達の分の料理も作りたいんだけど、いいかな?せっかくこんなに材料あるんだからさ」
 最初に口を開いたのはウィーリィだった。
「わしは最初からそのつもりじゃぞ?あんな旨そうなものを見せられて、そのまま帰れるわけなかろうて」
「私のなめろう料理はまだまだありますから、覚悟してくださいね」
「ならば、私も腕を振るわねばならないな」「旦那様が料理するわけではないですがね」
「皆のその腕前、勉強させてもらおうかな」
 猟兵達が帰還するのはもう少し先になりそうだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年05月08日


挿絵イラスト