バトルオブフラワーズ③〜なんか変なのたくさん来た!?~
●グリモアベース
「なんか変なやつらが攻めてきたようだね」
グリモア猟兵、錬金天使・サバティエル(賢者の石・f00805)は予知の内容にやや困惑といった様子だ。
「すでに聞いている者も多いと思うけど、システム・フラワーズへ攻め込むためには周りから崩さねばならない。そこでザ・ビルドステージのボスを倒したいところだったが――」
ふう、とサバティエルは一息ついて、猟兵達に資料を配っていく。
「敵もただ手をこまねいてはいないということか。向こうからも集団で攻め込んで来るらしい」
資料には、コミカルかつ小さなぬいぐるみのような怪人が載せられている。
「外見に油断してくれるな。敵兵は質、量共に並みではないと考えてくれ。無策で挑めば敗北は必至」
サバティエルの言葉に、猟兵達に緊張が走る。
「そこでだ。皆にはやってもらうことがある。」
「一人につき一つ、防衛施設を作成して欲しい。戦場には使えそうな武器がごろごろと転がっているからね、量に関しては幾らでもあると考えて欲しい。」
「質に関してもそれなりだ。機関銃くらいならあるはず」
おおっ、と猟兵達の声が上がる。
「ただ注意して欲しい点が一つ。防衛施設は固定して、移動できないようにして欲しい。仕様上、動かせるようにすると耐久性が大きく落ちてしまうんだ」
「防衛戦だから動かせずとも問題はないはず。人数もいるし、予知したし。だから、動かないやつ造ってね」
そこまで話すと、サバティエルはその手にグリモアを浮かべる。
「もう一つ、防衛施設なしで戦うのは無謀だから無理しないでね。では、頑張って」
グリモアが輝き、猟兵達は白い光に包まれた――――。
あまみつ
こんにちは、あまみつです。
このシナリオフレームでは、『タワーダイセンリャク』という特殊戦闘ルールが適用されます。
防衛施設を造って敵集団を迎えうってください。防衛施設は一人一つまでです。
材料となる兵器の技術水準は現実世界の第二次世界大戦以前程度らしいです。
それでは、皆様の自由なプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『つよくてクールなアニマルズ』
|
POW : モグラさんドリル怪人・ウェポン
【モグラさんドリル兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : カエルさん殺法怪人・ジェノサイド
【カエルさん殺法攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : ネコちゃん拳法怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【ネコちゃん拳法】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
イラスト:まめのきなこ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】
防衛線か……カブじゃちょっと分が悪いね。
とにかく防衛に使えそうなものを作っていくしかないか。
まずは【弱点特攻作成】で、
それぞれの怪人の弱点っぽい物を作って対抗するかね!
モグラ怪人にはドリル対策の網かハンマーかな?
カエル怪人には……そりゃ蛇か、似たような何かかな?
ネコ怪人には毛糸玉とか猫じゃらしを作って気を逸らさせてみようか。
……見事にほとんど攻撃手段がないね、うん。
攻撃は他の皆に任せるとするよ!
「防衛線か……」
相性が悪いな、と数宮・多喜(激走サイキックライダー・f03004)は悩む。
彼女の愛機、宇宙カブはこの戦いでは使えないだろう。
「まずは出来ることをやるとするか」
防衛に使えそうなものを作っていこう、と瓦礫の山へと赴く多喜。
資料とにらめっこしながら、使えそうな材料を吟味していく。それぞれの怪人の弱点を予想し、完成形を想像する。
「……見事にほとんど攻撃手段がないね、うん」
試作品は殆ど防衛専用。攻撃は他人に任せるか……?という思いが過る。
「いや、まてよ……これを合わせれば……よし、出来た」
多喜の防衛施設が完成した。
「ケロケロ」
「にゃーにゃー」
「モグラっ」
オブリビオンの大群が迫る。
「来たね……秘密兵器!行けーっ!」
多喜の号令に応じ、防衛施設から長い"何か"が顔を出す。
「ケロ!?」
「にゃに!?」
カエル怪人、ネコ怪人、モグラ怪人の3組に分断されていく。
秘密兵器とは巨大な蛇型猫じゃらし。
カエル怪人は逃げ、ネコ怪人は寄り、モグラ怪人はそこに留まる。
「ただの撹乱用じゃないよ!」
多喜が巨大猫じゃらしを操り、モグラ怪人達に叩き付ける。
「モグラぁ!」
「どうだ!」
巨大猫じゃらしの先端は重く、ハンマーになっていたのだ。
敵が三種類なら全員の弱点を突けばいい。
逆転の発想で怪人達を蹴散らしていった。
大成功
🔵🔵🔵
一駒・丈一
何だあのファンシーでゴキゲンそうな敵一団は……。
まさか今回の戦争の敵は全部あんな感じの奴らなのか…?
まぁ、油断しないようにしよう。
防衛拠点作成は…。
傭兵としての『戦闘知識』が役立ちそうだ。
一から拠点を作るよりも、
崩れたコンクリート製の建物の外壁をベースに造った方が早いな。
金属製の盾、木製の大きい棒などを使って外柵を構築しよう。
見かけよりも堅牢性を重視だ。
また防壁の手前に予め堀を作って可能な限り足止めできるように手を加えておこう。
堀の中に地雷とかも仕込んでおこう。
これらの防衛拠点構築の上で、
拠点内に身を潜めつつ、
迫ってくる敵に対してUCの『罪業罰下』で攻撃範囲内の敵をまとめて一閃し片付けよう。
「傭兵やってる知識が役に立ったな」
一駒・丈一(金眼の・f01005)は崩れた建物の外壁をベースとし、瓦礫の山から拾い集めた材料でひょいひょいと拠点を形成していく。
簡易的ながらも堀や柵で囲まれ、外見は無骨ながらも堅牢な防衛施設に仕上がった。
丈一の防衛施設にカエル怪人が迫る。
「ケロケロ……この程度の深さなら恐れることなど……」
自分たちならば簡単に脱け出せる。そう括った高がカエル怪人たちを跳んで堀の中へ入らせた。
「ゲコォッ!?」
だがそこに罠。丈一の仕掛けた地雷が作動する。
「ファンシーな見た目だからといって、油断はしない」
ならば――とカエル怪人たちは堀の前から跳躍で柵越えを目指す。
至らない何割かが堀に落下し、地雷の餌食となっていく。
しかし確実にカエル怪人たちの何体かは防衛施設にたどり着き、連続攻撃で壁を崩そうとしていた。
もはやこれまでか――否。一掃する準備は整った。
「これにて終いだ」
一閃。
己に課せらた因果を一時的に逆転させることにより放たれる丈一の奥義。
防衛施設の破壊を試みたカエル怪人たちは皆、一刀のもと切り捨てられたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
エドゥアルト・ルーデル
個人的には機動戦の方が得意でござるがねぇ
しゃーないたまには防衛戦するか…
数には数だ!今回は敵の航空兵力がいないから拙者の航空機隊の独壇場ですぞ!
陣地は他の猟兵達よりも少し後方で簡易飛行場の建設ですな、最悪だだっ広い広場でもいいけど
守りも固めないとな!【罠使い】で地雷原、有刺鉄線の敷設でござるよ
敵が攻めてきたら【爆撃機隊】召喚!三部隊に別けてそれぞれの隊で攻撃、待機、補給と整備のローテーションさせて延々と爆撃ですぞ!
基本は先頭集団から爆撃でござるが他の猟兵の支援をさせてもいいですな
大体これで片付くだろ!拙者は…ちょっと寝るか
敵が来たら起こして…撃ち倒すから…
アドリブ連携歓迎
「にゃっにゃー!?」
ネコ怪人たちが空を見上げ、驚きの声を上げる。
60機を超える小型戦闘用爆撃機が空を埋め尽くしていた。
「スヤァ……スヤァ……」
簡易飛行場の中央で鼻ちょうちんを膨らませているエドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)の放った航空部隊は、飛び道具を持たない怪人達には脅威となる。
射程外からの攻撃に対し怪人たちが取れる手段は尻尾を巻いて逃げ出すか、あるいは──、
「にゃにゃぬああああん!!」
ネコ怪人たちが拳を振るうと、広がるはずの爆風が霧散する。ネコちゃん拳法で爆撃を相殺したのだ。
「ムニャムニャ……そのままドロワーズも……」
だいたい爆撃で片付くでござろう!と優雅なシエスタを決め込んだエドゥアルトの予想は裏切られたのであろうか。
「ぬぁぁぁあん!?」
ネコ怪人達が爆ぜる。次なる爆撃。先程の攻撃は第一部隊に過ぎなかったのだ。
エドゥ軍の三段撃ちでござるよ!とエドゥアルトが起きていたら言うだろう。185機の爆撃機を3部隊に分け、ローテーション方式で休むことなく爆撃を繰り返すのだ。
「デュフフフ……orz……zzz……」
航空基地周辺は有刺鉄線や地雷原で守りは万全。エドゥアルトが目を覚ますのはまだまだ先になりそうだ。
大成功
🔵🔵🔵
出水宮・カガリ
んー…城門のカガリとしては、防壁の構築こそ本領
カガリ自身が壁となりたいところだが…
ここの素材を使った方が、相性がいい、ということだろうか?
拠点防御はカガリが得意とする所だ、任せろ(拠点防御)
まずは壁だ
戦車とか、城塞とかの壁が欲しい
素材に拘らないのであれば、カガリの【錬成カミヤドリ】で【鉄門扉の盾】を並べるのが強度も確実なのだが、まあ、ものを見て考えよう
んー、銃器の類いは、カガリは使えないので…
【駕砲城壁】。敵の攻撃全てが、カガリにとっての砲だ。
うん。やはりカガリ自身が壁になるのが、カガリには合っているな。
「んー……どうしたものか」
普段のように少人数で敵を迎え撃つという状況ならば、自身の本体である鉄門扉の盾を複製して並べるところだった。
しかしこの戦いは守るべきものも敵の軍団も規模が違う。それなりの準備が必要になる。
「……よし、これとこれを使うとするか」
幸い、拠点防衛はカガリが得意とする所。瓦礫の山から必要なものを選ぶのにさほど時間はかからない。
必要なものは目を引く銃器の類いではない。カガリ自身の能力を最大限に引き出せるものだ。
「モグラッモグラッ」
ずんずんずん。
統率されたモグラ怪人軍団の足音が、地鳴りとなって戦場に響く。
「モグラッ!」
地鳴りが止まる。先頭集団が睨めつけているものこそ、カガリの築き上げた防衛拠点。
戦車の装甲や城塞の壁を利用した強固な壁が重圧感を持って行く手を阻む。
「モゲラゲラゲラ!」
だがモグラ怪人達はそれを嘲笑う。
穴堀の達人たる我々が見てみれば一目瞭然、急場凌ぎの悲しさか、所々壁が薄いところがあるではないか、と。
「モグラーッ!」
見出だした弱点部分にモグラ怪人達がドリル兵器で突撃する。
「モグラーッ!?」
しかし、壁を抜いたと思った瞬間。モグラ怪人達は光弾に吹き飛ばされる。
「駕砲城壁。お前達の攻撃全てが、カガリにとっての砲だ」
防衛拠点に脆い部分があることなどカガリは先刻承知であった。
抜けた先にはユーベルコードにより敵の攻撃を光弾とし反射する性質を持った装備、そして自身の本体である鉄門扉の盾が罠として配置されていた。
「うん。やはりカガリ自身が壁になるのが、カガリには合っているな」
かくして、猟兵達はオブリビオンの侵攻を凌ぎ切ったという。
大成功
🔵🔵🔵