勃発、地獄のかくれんぼ! 見つかったら割られる!?
「見つけた! ボボボボボッ!」
「鍵、鍵よこせ! シュシュシュシュ!」
「パンチ! パンチパンチ! 殴るド!」
警戒なフットワーク(?)を見せながら、戦闘員ナグルドたちが追いかけ回す。
「キマイラフューチャーで異変が起こっているということだが、ご覧のとおりだ」
堂崎・獣明(人間のスクラップビルダー・f15021)が、さっそく猟兵たちに状況を説明する。
「テレビウムたちがあいつらに追いかけ回されているんだが、なんでもその顔……まあ、テレビ画面だな。そこに、鍵みたいなものが浮かぶっていう謎の現象が多発している。で、そいつを狙って怪人たちが追い回している。ほら、見ろよ」
一斉に逃げ回り、そこいらの物陰にテレビウムたちが隠れている。
「うわわわわ~、か~く~れ~ろ~!!」
テレビウムたちが、追いかけ回してくる怪人たちから逃れ、そのへんの物陰に姿を隠す。
まるで、かくれんぼをしているかのようだ。
「なんか緊張感がないよう見えるかもしれねえが、あれはあれで大変みたいだからな」
隠れたテレビウムたちの顔には、不思議な鍵の映像が浮かんで点滅している。
その光が、隠れても怪人を呼び寄せてしまうのだ。
キマイラフューチャーのアトラクションで始まった特殊なアトラクションだと思って楽しんでいるテレビウムもいるようだが、怪人たちに見つけられると、鍵が映った画面を割われてしまうらしい。
彼らにとっては、命の危機が迫っているのだ。
「彼らを助けてやっちゃもらえないか? それにあの鍵……何か秘密があるらしい。そいつも探ることになるだろうな」
画面に鍵が移るという現象は、キマイラフューチャーのテレビウムすべてに起こっている現象ではないようだが、一斉にこうした現象が発生したというのも、気にかかるところである。
「追いかけ回されているテレビウムだが、まだどっかに隠れているのもいるかも知れねえ。あいつらに見つかる前に保護してやってくれ。じゃ、頼んだぞ」
丹藤武敏
皆様よろしくお願いします、丹藤武敏です。現在『ゲーマーズ・フィールド』誌で「第六猟兵シナリオマスター体験記」という記事を連載中です。知らない方に自己紹介しますと、TRPGのシナリオやリプレイをいっぱい書いてます。
PBWのマスターはこれが二回目となります。前回の経験を活かせればと思います。
せっかくですので、期間限定ベントもやってみようと思いました。
何度か遊んでよりよい記事にしたので、どうか遊んでくださいませ。
期間限定ですので、対応できる人数はそれほど多くはないと思います。
基本、アドリブは多めでいきます。ダイス目には従いますが、大失敗でも猟兵は活躍させてあげたい派です。
それでは、どーんといらっしゃってください。
第1章 集団戦
『戦闘員・ナグルド』
|
POW : 強靭で無敵だド!
全身を【頑丈なサンドバッグ 】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD : バチバチするド!
【触れると爆発する砂 】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ : 飛び道具卑怯だド!
【ボクシンググローブ 】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
イラスト:井渡
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
大豪傑・麗刃
なんか黒い長いおっきい奴に、赤い拳みたいなのが浮いてる?(サムライエンパイアな人なのでサンドバックとか初めて見るらしい)また変な奴が出てきたのだ!わたしも日ごろから変だ変だと言われるが、ここまでではないのだ!
とりあえず殴ったり殴られたりする奴らしいので、じゃあ素直に殴るんじゃなくて斬ってやればいいのだ。右手に刀、左手に脇差(と呼ぶにはちょっと大きすぎる剣)を持って斬りまくるのだ。敵の攻撃は見切ってカウンター。なんかボクシングぽいのだ。
相手が無敵になったら直接攻撃じゃない方法で対処。相手の顔(?)に限界まで近づき。
必殺!零距離鬼神フラッシュ!
これで相手を無理やり動かして強引に無敵を解除するのだ!
「ジャブだド!」「フックだド!」「ボディだド」「アッパーだド!」
シャドーボクシングの要領でパンチを繰り出し、威嚇する戦闘員・ナグルドの一団。
不用意に格闘戦を挑めば、あっという間にタコ殴りにされるであろう。
しかし、そんな中に大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)がふらりと乗り込んでいく。
「よくわからんが、殴り合いなんかせず斬ればいいのだ!」
近づいて、あっさり一刀のもとに斬り伏せる。
「……ぶ、武器とか殴り合いに卑怯だド!」
「大勢で弱い者を追い回すほうが卑怯なのだ!」
あっさりと正論で返し、殴ってくるナグルドたちの攻撃を見切って切り捨てる。
「防御なのだド! サンドバッグは打たれ強い!」
対して、ナグルドたちは、鉄壁のディフェンスの構え。
「ならば、必殺! 零距離鬼神フラッシュ!!」
「ブフォ―――!?」
自尊心を犠牲にした、至近距離からの変顔による精神的攻撃は、いかに防御を固めようが守るのことはできないのだ。
「そ それにしてもいつやってもこのワザは自尊心がズキズキいたむ……」
成功
🔵🔵🔴
フィロメーラ・アステール
「テレビウムどこだー! 猟兵が助けに来たぜ!」
もう隠れる必要はないぞ! あたし達が守るからな!
【失せ物探し】の探知魔法で探していく!
敵が出たら【スーパー流れ星キック】だ!
【ダッシュ】【ジャンプ】からの【スライディング】!
【残像】を放ちながらつっこんで、キーック!
敵が多いなら、直撃させるよりも【衝撃波】で【吹き飛ばし】て【範囲攻撃】するのも手かな?
敵の攻撃は……ん?
このキックの速度だと、仮に攻撃をくらっても、何か宣言される前に蹴っ飛ばしてしまうのでは?!
まあ飛び道具を禁止されても、飛び道具らしい飛び道具は持ってないんだけどな!
もし何もできないようなルールを言われたら……応援の【ダンス】を踊ろう。
蛇塚・レモン
<WIZ>
もう大丈夫、あたいが助けに来たよっ!
あたいの超霊力オーラガン(アイテム欄参照)の連射で敵をなぎ倒すよ!
だだだだだだだっ!
(念動力+スナイパー+誘導弾+吹き飛ばし)
そしてあたいにボクシンググローブを命中させるよ
次の瞬間、蛇神様を敵の集団のド真ん中に召喚!
マヒの呪詛を籠めた破壊念動波と尻尾の怪力で敵中で暴れて、敵のユーベルコードを封印していくよっ!
(だまし討ち+怪力+念動力+鎧無視攻撃+衝撃波+範囲攻撃+マヒ攻撃+気絶攻撃+呪詛+2回攻撃)
蛇神様にグローブが命中してないから飛び道具OK!
更にあたいの蛇腹剣クサナギは遠くの敵も薙ぎ払えるよっ!
飛び道具じゃないよ、リーチの長い近接攻撃だよっ!
タビタビ・マタタビ
ケットシーのちっこさを活かして、テレビウムさん達が隠れてる場所をお探し!
とりあえず手近なナグルドに、【駆猫鋭爪】でしゅばっ、と攻撃。
【二回攻撃】も混ぜつつしつこく攻撃して【頑丈なサンドバッグ】化を誘発、動かなくなったらそのまま放置して、テレビウム探しにGO。
「怖くないよーただの猫だよー出ておいでー」
何かで誘き出したいけど……テレビウムさんって何が好きなんだろ?
ボクならまたたびとかなんだけどなあ。
それなら。
こそこそ~っと音を立てずに近づいて、奇襲を仕掛ける感じで隠れテレビウムさんを捕まえる!
「見つけたよ~。ほら一緒に別の人を探しにいこー」
なんて言って保護する。
※他の猟兵さんと共闘OKです
「テレビウムどこだー! 猟兵が助けに来たぜ!」
運命の風に乗ってやってきた、フィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)。
ナグルドに画面を叩き割られるのを救いに来た妖精のひとりだ。
「見て見て、出会えたらラッキーな妖精さんだ!」
「ラッキー、僕らのヒーローが助けに来てくれたんだ!」
テレビウムの少年たちが、ヒーローの到着に失いかけた希望を取り戻す。
画面に拍手の映像を浮かべてSSRのレアキャラ妖精とを讃える。
「そうさ、もう大丈夫! あたいが助けに来たよっ!」
テレビウムの少年が指差す先には、脳筋系蛇塚・レモン(叛逆する蛇神の器の娘・f05152)の姿もあった。
「ああ、他にもヒーローがやってきているよ!」
「録画してUPしようぜ-! みんなもう大丈夫だぞー!」
「みんな、応援しようぜー!」
レモンが指鉄砲を構えると、そこからブレスレットで増幅されたオーラの弾丸がバシバシ発射される。
「あたいの超霊力オーラガンをくらえー! だだだだだだだっ!」
「と、飛び道具とか卑怯だド!?」
「何言ってんだ? SSR妖精も言ってんだろ。お前たちのほうがよっぽど卑怯だろ」
「そうだそうだー!」
もはや、ナグルドたちの声には、説得力の欠片もなかったのである。
「いくぞー、ダーッシュアンドスライディーング! からのー、スーパー流れ星キィィィック!!」
宇宙速度に到達した、隕石にも匹敵するキック!
そう、ナルグドたちはボクシングテクニックはあったが、オーラの弾丸やキックに対するディフェンスは疎かにしていたのだ。
フィロメーラの流れ星キックが決まり、衝撃波で吹き飛ばされる。
その隙を見計らって、すばしっこく小さな影がシュッシュッと爪を立てる。
「これならガードできるド!」
「あっそ、じゃあ今のうちだね」
「あ、あれ……?」
サンドバッグ化して防御に徹したナグルドであったが、タビタビ・マタタビ(若き猫黒騎士・f10770)はそれを無視して、身を隠していたテレビウムたちの捜索に当たる。
「怖くないよー、ただの猫だよー、出ておいでー」
騎士道精神を併せ持つケットシーのタビタビがやってくると、テレビウムも安心して姿を見せた。
そう、赤いマントは騎士の印である。
「猫さんもヒーローなの?」
「まあ、君たちを助けに来たんだよ・他のテレビウムは……あっ、見つけた!」
音を立てずに、しかし敏速に近づき、そっと隠れていたテレビウムを捕まえる。
「見つけたよ~。ほら一緒に別の人を探しにいこー」
「う、うん」
テレビウムも安心してタビタビについていく。
「かくれんぼにパンチはズルいから、反則だよっ! 使用禁止~っ! あいつにお仕置きしちゃって!!」
その声と同時に、レモンの召喚した白い蛇神がナグルドを捕縛し、破壊念動波がボクシンググローブを絡め取った。
レモンのユーベルコード、戦闘召喚使役術式・大罪司りし蛇神は妬み嫉む(バトルサモンコード・エンヴィー・レヴィアタン)が発動したのだ。
そして、フィロメーラは、ダンスで後続の猟兵たちを鼓舞していた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
寧宮・澪
おー……噂の事件、ですねー……。
テレビウムさん、守りませんとー……。
頑張りましょー……。
【Call:ElectrioLegion】、使用ー……。
隠れたテレビウムさんたち、【かばう】ように、レギオンで守りましょー……。
囮代わりに、離れた方に【おびき寄せ】ー……こっちですよー、鍵付きの子いますよー……。
【誘惑】の方が、いいですかねー……。
麻雀牌なんです、よねー……。
画面割るなんて、ひどいことをー……めーですよ、そんなことしちゃー。
レギオンで、お仕置きしちゃい、ますよー……沢山で波状攻撃ー……できたらいいですねー……。
……揃えたら役満とかできるんでしょか。
アドリブや、連携など、歓迎ですよー……。
霧島・九護
魔術回路、起動。【鎧装変異:始原の饕餮】を解放する。
適当なサンドバッグ怪人を【怪力】で掴んで、
そのまま飛び上がって空中に拉致する。
無敵を解除してくれるならそのまま氷の【属性攻撃】で腕を強化。
【生命力吸収】しながら力を取り込んでやる。
解除しないなら、適当な方向………海とか川とか池とかが良いな。投げ込む。
そんな感じを、繰り返そう。
……無敵のままだと、オレも力を取り込めないのが、残念、だな。
でも、今は人助けが優先だ。……頑張ろう。
※アドリブ連携可
※名前は呼ばれ慣れて無いので若干たどたどしいです
火土金水・明
「これまた、硬そうな相手ですね。隠れたテレビウムさん達のためにも、確実に倒さないといけませんね。」
【WIZ】で攻撃です。他の方の攻撃に【援護射撃】をする形で【高速詠唱】した【属性攻撃】の【全力魔法】の【コキュートス・ブリザード】を【範囲攻撃】にして、怪人がどこに移動しても巻き込めるように攻撃します。
「私は、私が今できることを全力でするだけです。」「逃がしませんよ。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
ラヴ・フェイタリティ
おう、ラヴ様のご登場だ。あちこちに出てるな鍵マーク。結構ヤバイ事件になってんじゃねぇの?
取り敢えずさっさと怪人倒さねぇとかくれんぼしてるやつらと話もできねぇな。
ユーベルコード発動!ラヴロセツで地面塗り潰しながら突貫じゃオラァ!飛び道具とか言われるまでもなく使わねぇってんだコラァ!そんでもって思いっきりぶん殴りまくってやるァ!くたばれサンドバック野郎ァ!
…前にぶん殴ったときも思ったんだけど、こいつら頑丈すぎじゃね?ラヴ様か弱いヒロインなんで~、金槌だけで怪人倒せるわけないっていうか~。オラァッ張り付きラヴポミ起動ッ!死なば諸ともだコラァ!まぁラヴ様再生するんだけd(爆発に呑まれる)
「テレビウムさん、守りませんとー……」
事件の噂を知ってキマイラフューチャーにやってきた寧宮・澪(澪標・f04690)が、気だるげな声で言う。
「【Call:ElectrioLegion】、使用ー……」
発動した澪のユーベルコードにより、琥珀金の機械兵器たちが出現し、テレビウムの画面をかち割ろうとしたナグルドのパンチを食い止める。
「馬鹿なのだド! この攻撃が当たれば、こっちのルールに従ってもらうのだド! 究極のエクストリームスポーツ、“かくれんぼボクシング”のルールは……あ、あれ?」
「殴られると機械兵器たちは消えるのでー……」
一発殴ってルールを強要しようにも、そのルールを強要されるはずの機械兵器は消えてしまうのだ。
澪のユーベルコードのデメリットは、今回の場合はデメリットにならない。
そしてかくれんぼボクシングのルールはいまいち謎のままだ。
「画面割るなんて、ひどいことをー……めーですよ、そんなことしちゃー」
無力化したナグルドたちに、澪はいつもの表情のまま言う。
「魔術回路、起動。【鎧装変異:始原の饕餮】を解放する……」
霧島・九護(生き残りの95番目・f17365)は、全員を翼を生やした身体に変異させ、装甲で覆う。
上空に飛び上がり、急降下で急襲する。
「……お、お前は、いきなり何をするド!?」
いきなりの攻撃に対し、ナグルドはサンドバッグ化して攻撃を無効化する。
「オレの攻撃じゃ、効かないか。だったら、こっちだ――」
「ド? か、身体が凍って……!?」
そのまま氷属性で冷凍し、抱きかかえて空中に飛び上がった。
「無敵のままだろうと、溺れさせればいい」
氷漬けにしたナグルドを、上空から海に投下する。
攻撃に対して無敵であろうが、海中に沈めればテレビウムを襲うことはできない。
「……無敵のままだと、力を取り込めないのが、残念だ。でも、今は人助けが優先だ」
九護は、これを繰り返すことでテレビウムを救うことにしたのだ。
一方、火土金水・明(人間のウィザード・f01561)は、テレビウムたちを救出するための手立てを整えていた。
「これまた、硬そうな相手ですね。隠れたテレビウムさんたちのためにも、確実に倒さないといけませんね」
霧島・九護が氷漬けにして葬ったのを見て、ユーベルコード、コキュートス・ブリザードの魔法を発動させる。
「逃しませんよ!」
全力の魔力を込めた氷属性の魔法の矢が広範囲に命中し、ナグルドを凍結させていく。
それをさらに九護が抱えて空中に連れ去り、海中に投棄するという“処理”を繰り返した。
「ああ、助かったぜ……」
「いえいえ。私は、私ができることを全力でするだけです。テレビウムさんたちのためにも」
そんな二人の動画をテレビウムたちが撮影し、共有してコメントで称賛する。
「おう、ラヴ様のご登場だ!」
バーンと登場したのは、ラヴ・フェイタリティ(怪奇!地下世界の落ちものメインヒロイン!・f17338)である。
テレビウムたちが猟兵たちの活躍を顔に当たる画面に映すものの、やはり鍵マークはその最中でも映っている。
「あちこちに出てるな鍵マーク。結構ヤバイ事件になってんじゃねぇの?」
疑問を口するものの、さっさと怪人たちを倒して話を聞くことにしたのだ。
「ユーベルコード発動! ラヴロセツで地面塗り潰しながら突貫じゃオラァ!」
ラヴロセツ――。巨大な絵筆の柄に金槌を括り付けてある特殊な武器だ。当然バランスも悪化している。
「飛び道具とか言われるまでもなく使わねぇってんだコラァ!」
そのバランスの悪い武器でボカスカ殴る。
「ボクシングに金槌とか反則なんだド!」
「何言ってんの? 複数人も反則だろ。スっぞオラァ! それにラヴ様か弱いヒロインなんで~。オメェら頑丈すぎんだよ!」
と、小型爆弾ラヴボミを起動する。
「死なば諸共だコラァ!」
「ちょっ!? おま、自爆とかなしだド!?」
「まぁ、ラヴ様再生するんだけd――」
言っている最中にラブボミは起爆し、派手な爆発ともにラヴはナグルドとともに爆炎に呑まれた。
無茶しやがって。だが、その意気やよし。
「……やったか!?」
ラヴがみずからを犠牲にしてナグルドとともに爆炎の中に消えると、他の猟兵とテレビウムたちは呟いた。フラグである。
苦戦
🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
第2章 集団戦
『雀牌戦闘員』
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POW : 国士無双
予め【異なる顔の戦闘員が14人揃う】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD : 三元牌
【3人同時攻撃】による素早い一撃を放つ。また、【鳴く】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ : 立直
【相手の行動を読み、作戦通りの攻撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【狙いすました一発】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
イラスト:ケーダ
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「くっくっく! ナグルドたちがやられたらしいですね。あっ、ポン!」
「かくれんぼボクシングとかエクストリームスポーツとしても無理があったのです」
「これからは、“かくれんぼ麻雀”が時代の頂点を極めるとき! あっ、チー!」
「では、第二ラウンドの開始……いえ、ここは麻雀らしく第二局の開始と行きましょうか!」
「ええ、わたしたちの当たり牌を探しに行こうじゃありませんか! ……リーチ!」
「……あの、それロンです。タンピンドラドラ」
「そこぉ、空気読んでくださいよ!」
大豪傑・麗刃
うん、ちゃんとかくれんぼしてる人も探さないとなのだ。
と思ったらまーたあやしげなのが出てきたのだ!せっかくかくれんぼしているところを邪魔しないでほしいのだ。そも麻雀とかまったくわからないのだ!
今回は斧両手持ちで行くのだ。
さて相手は違う顔が14人まとめて来るらしいのだ。で、全員違う顔だと戦闘力上がるらしいので、問答無用でそん中のひとつかふたつの顔面(?)にグラウンドクラッシャーぶつけて、模様削って白にしてやるのだ!これが轟盲牌という奴らしいのだ。これで白数枚の他ふぞろいなのでチョンボなのだ。あとは片端から少牌にしてやるだけなのだ。
ひととおり片づけたら……
こわくないよぉ~隠れてないで出ておいでぇ~
霧島・九護
引き続き【鎧装変異:始原の饕餮】で高速飛行しながら強襲。
予め顔(絵柄)は全部覚えておいて、
【属性攻撃】【生命力吸収】【怪力】で殴り飛ばしながら取り込む。
【属性攻撃】で腕を強化する魔法は火属性で良いか。
焼き鳥にすると良いと、聞いたし。
できれば撃破済と種類を被らせないように撃破して、
14人分揃う前に撃破して、行こう。
えっと……国士無双、だったよな。
オレの『中』でそれだけの『役』が揃ったらどうなるんだろうな?
……麻雀とか、遊んだこと無いから、聞いただけの知識なんだけれど。
一撃で吹き飛ばせるようになるとか、そういう風になるん、だろうか。
※アドリブ連携可
※名前は呼ばれ慣れて無いので若干たどたどしいです
フィロメーラ・アステール
「かくれんぼと麻雀を融合させた!?」
しまった、麻雀わからないぜ!
……かくれんぼ技の応用で対抗するしかない!
【錬成されし対の双星】を発動するぞ!
あたしの分身を敵の後ろに忍ばせておき、状況に応じて援護!
【迷彩】魔法で手持ちを別の牌に見せかけて、勘違いを誘発!
役が揃いそうになったら【盗み】で【物を隠す】ことで妨害!
あたし自身は応援でもして……あ、そういう戦いはしない?
牌や卓を【吹き飛ばし】て、ひどい事にするのもナシ?
じゃあ【念動力】の【衝撃波】で、読みや狙いを妨害だ!
自分や仲間への攻撃を阻止して、戦闘を有利に運ぶぜ!
ピンチの時には【オーラ防御】のバリアで守る!
分身と協力して、色々な状況に対応するぞ!
「くっくっくっ、お次は我ら雀牌戦闘員が相手。かくれんぼしたテレビウムを、見事ツモってみせましょう!!」
雀牌戦闘員たちが、地面から全自動卓よろしく現われ、独自のパントマイムっぽい怪しげな動きを見せる。
「しまった、麻雀わからないぜ!」
フィロメーラは戦慄した。
妖精である彼女は、麻雀とかいう遊戯をやったことがない。
「麗ちゃんも麻雀とかまったくわからないのだ!」
大豪傑・麗刃も同じく麻雀を知らない。
「……俺も、麻雀とか遊んだことないから、聞いただけの知識しかないんだけど」
かろうじて、九護は聞いただけだが麻雀についての知識はあった。
「なんと! せっかく究極のエクストリームスポーツ“かくれんぼ麻雀”を楽しむ機会だというのに……」
雀牌戦闘員は絶望した。
この麻雀が普及していない事実に絶望した。
だが、その絶望を怒りに変えて立直棒を叩き込むのだ!
狙いすました初撃が命中すれば、ダブル立直で威力は倍加する。
「……こうなったら、かくれんぼ技の応用で対抗するしかない!」
しかし、かくれんぼ麻雀において、麻雀はわからなくてもかくれんぼの技は有効なようであった。
しかし、フィロメーラは【錬成されし対の双星】によってその直後に分身していた。
自身は迷彩効果によって姿を隠し、分身が雀牌戦闘員の背後に忍び寄り、こっそり引き抜いて隠したのだ。これによって彼らの役(この場合、フォーメーションを意味する)を崩壊させた。
「ちょっ!? せっかくのダブル立直がぁぁぁ!? 純チャンドラドラまであったのにぃぃぃ!!」
麻雀がわからないフィロメーラには、戦闘員たちの嘆きは伝わらない。
こうして戦いの第一局は流れたのである。
「お、おのれ……! こうなったら国士無双をぶち当ててくれるわ!」
手役に惚れていた戦闘員たちの哀しみは大きい。
「とりあえず、あいつらの顔を覚えて、種類を被らせないように撃破して、殴り飛ばす!」
九護は、【鎧装変異:始原の饕餮】によって高速飛行しながら、雀牌戦闘員を撃破していく。
「魔術回路、機動。変異、解放。……オレの力で、お前を『喰らって』やる!」
九護が雀牌戦闘員を、その変異した装甲に取り入れていく。
「なんだと!? ……貴様、喰いタン狙いか!?」
「喰いタン? なんだそれうまいのか?」
「わからないのだ……」
雀牌戦闘員は物事を麻雀を中心に考えることしかできない。
そしてフィロメーラと麗刃は、その麻雀がよくわからない。
しかし、そういうアガリの役があると覚えていなくとも、かくれんぼで勝てばよいのである。
「グラウンドクラッシャーぶつけて、模様削って白にしてやるのだ! これが轟盲牌という奴らしいのだ!」
轟盲牌――。
麻雀パイの模様を削り取って白に変える荒業である。
両手で斧を構えた麗人が、国士無双フォーメーションで並ぼうとする十三人の雀牌戦闘員の顔表面を削り取る。
「な、なんということだ。国士狙いだったのに白が7枚も……」
そして、戦闘員のひとりがその勢いによって倒れる。
「これで少牌なのだ!」
「き、貴様……。麻雀知ってるじゃん!」
麻雀は、14枚の牌を揃えて役を作るゲーム。
その数を間違えて少なくなってしまうのを、少牌という。
こうなると、チョンボで八〇〇〇点払いの罰符が一般的である。
「あとはかくれんぼするのだ。こわくないよぉ~隠れてないで出ておいでぇ~」
麗刃は、隠れているテレビウムたちに呼びかけるのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
寧宮・澪
引き続き、【Call:ElectroLegion】ー……。
あたりの機器に【ハッキング】、【情報収集】……監視カメラとか通行情報とかでテレビウムさん探し、とー……追いかけてくる怪人、待ち受けましょー……。
あとはレギオンで情報薄い場所カバー、しましょー……。
怪人さんはレギオンでぼこりますよー……お帰り、くださいなー……。
雀牌戦闘員の顔……ほんとに麻雀牌なんでしょかー……。
機会があったら、こんこんしてみたい、ですねー……本物、触ったことないです、がー……。
あ、役満ドミノとか……。
やってみたいかも、ですね……。
そんなに数、いますでしょか……。
アドリブ、連携歓迎ですよー……。
タビタビ・マタタビ
かくれんぼまあじゃん……?
かくれんぼはともかく、まあじゃん……鳴く……? どんな鳴き声なんだろう?
(全くわからないらしい)(傾げた首が真横になる勢い)
とりあえず、違う顔の敵が並ぶとヤバい攻撃が来るっぽい?
なら、かくれんぼに付き合いつつ【第六感】に従い剣を振るって、相手の連携を邪魔してみよう。
反対にこっちの動きが読まれて【立直】が来たら、これまた勘に頼って回避。マントを翻して、
「みんな見てくれた? これがヒーロー回避だよ……!」
そんなこんなで剣の攻撃を繰り返して、良い感じに複数の敵を一か所に追い込んでいく。
必殺の攻撃は【エレメンタル・ファンタジア】。
炎の雨を発動して、まとめて燃やしてあげよう!
火土金水・明
「国士無双だと、同じ顔をした戦闘員が一組は居ないと・・・。この場合は十四不塔では?。」(つい、ツッコミ)
【WIZ】で攻撃です。他の方の攻撃に【援護射撃】をする形で【高速詠唱】した【属性攻撃】の【全力魔法】の【ウィザード・ミサイル】を【範囲攻撃】にして、怪人達がどこに移動しても巻き込めるように攻撃します。
「今回も、コキュートス・ブリザードで攻撃すると思っていましたか?。そう予想していたら残念でしたね。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
「国士無双だと、同じ顔をした戦闘員が一組は居ないと……。この場合は十四不塔では?」
雀牌戦闘員たちに対し、火土金水・明はついツッコミを入れた。
「あっ……!!」
あまりの鋭いツッコミに、雀牌戦闘員たちも取り乱す。
そのとおり、ヤオ九牌――つまり、一九字牌の端牌14種を揃え、一組は対子を作るというのが国士無双という役満である。
雀牌戦闘員たちは震えた。それは怒りに打ち震えているわけではない。
「よかったぁ、麻雀知っていてくれて……」
歓喜に震えていたのである。
しかし、それはそれとして立直棒で殴りかかってきた。
彼らは、非情の戦闘員なのだ。
「怪人さんはレギオンでぼこりますよー……お帰り、くださいなー……。お仕事ですよー……れぎおーん……」
引き続き、琥珀色の機械兵器レギオンたちが寧宮・澪の気だるげな声に命じられて、雀牌戦闘員たちをかき乱していく。
彼女は、周辺の監視カメラをハッキングしており、状況の情報収集をすでに終えていたのだ。
「あ、あれ? 待ち牌どれだっけ……」
せっかく立直棒攻撃のために洗牌(牌をわかりやすく並べること)してフォーメーションを組んだのだが、ものの見事に混乱してしまい、雀牌戦闘員たちも自分で自分がわからなくなってしまっていた。
清一色などを狙っていると、よくあることである。
「じゃ、こんこんしますー……」
澪が戦闘員の顔をコンコンと叩くと、ドミノのように連鎖的に倒れていった。
「かくれんぼはともかく、まあじゃん……鳴く……? どんな鳴き声なんだろう?」
タビタビ・マタタビもまた、麻雀をよく知らなかった。
「教えてやろう! “鳴く”とは、ポンとかチーちか相手の捨て牌を拾うことだ! 発声するからそういわるのだぞ!」
説明しながら、麻雀戦闘員は立直棒攻撃を仕掛けてくる。
第六感を活かして勘に頼って回避する。
「みんな見てくれた? これがヒーロー回避だよ……!」
「すごいよ、ネコさん立直を回避した!」
「多面待ち立直を回避されることほど悔しいことはないよね!」
タビタビのマントがひらりと翻ると、テレビウムたちも歓声を上げた。
ひらりひらりとかわして敵を集め、【エレメンタル・ファンタジア】によって炎を雨を降らせる。
「わたしも追撃するわ!」
鋭いツッコミで雀牌戦闘員たちの戦意を喪失させた明は、すでに魔法の詠唱を終えて範囲に対して全力魔法を放つ。
「今回も、コキュートス・ブリザードで攻撃すると思っていましたか? そう予想していたら残念でしたね」
炎の雨に加えて、炎属性のマジックミサイルがビュンビュン飛んでくる。
使い捨ての雀牌戦闘員たちは、プラスチック製であった。プラスチックは熱には弱く、溶けるのである。
高級な牌ならこんなことはなかったのにね。
「み、見事といわせていただきましょう、猟兵たちよ。ですが、これであなたたちも少しは麻雀のルールを覚えたはず……」
「んー、ドミノですよねー……、本物触れて、よかった、ですー……」
眠そうに答える澪。それが彼らの支えを打ち砕いた。
結局のところ、かくれんぼ麻雀についてはよくわからないまま終わった。
成功
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第3章 ボス戦
『ダークプルティア『ダーク・シュトレン』』
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POW : 集まれ甘き闇の菓子!ダーク・シュトレンレッカー!
戦闘中に食べた【人々の欲望から作り出した菓子】の量と質に応じて【自身のダークティアパワーを増大させ】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD : 甘き闇に溺れちゃえ!シュトレン・ダークフルス!
【闇に染まった大量のクリーム状特大ビーム】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : 甘き闇をあげる!ダーク・グーテンアペティート!
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【自分の菓子を食べさせる事で怪人や戦闘員】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
イラスト:すねいる
👑7
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「シズホ・トヒソズマ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「あらあらー、かくれんぼボクシングもかくれんぼ麻雀もぜーんぜん大したことなかったじゃないの」
しゃかしゃかホイップを泡立てながら、甘い香りを振りまくダーク・シュトレンは言う。
今までのは、ほんの小手調べと言わんばかりである。
「じゃあ、いくわよ。これからエクストリームスポーツは、かくれんぼスイーツで決まり♪」
甘~い香りが、隠れていたテレビウムたちを惹き寄せる。
いよいよ、ボス戦である!
大豪傑・麗刃
わたしはよく常識ないと言われるが、それでもこれはわかるのだ。お菓子でかくれんぼとかさすがにおかしいのだ!!
すいーつなんて横文字は知らんのだ。
それはともあれ!
かくれんぼで香りで隠れてる人をおびきよせるとか!なんという邪道な手を使うのだ!鬼の風上にも置けないのだ!
わたしは怒ったのだーーーーー!!!
はあああああああああ(それっぽい気合で力溜め)
(スーパー変態人発動)
つーことで!
右手に刀と脇差(と呼ぶには大きすぎる剣)を両方!左手には斧!これで全力で斬って斬って斬りまくりなのだ!
たぶんわたしがこれだけ光ってるので、相手がお菓子食べてパワーアップする度合いよりもはるかに上のはずなのだ!(根拠レス)
タビタビ・マタタビ
ちょっ、テレビウムさん達、甘い香りにだまされちゃダメだよ!
代わりにボクが行ってあげるから!(軽く甘い香りにだまされている)
マントを脱いで、全力の【駆猫鋭爪】でアタック! 敵のお菓子を狙って攻撃して、強化するのを邪魔するよ!
あーテレビウムのみんな、応援してくれるのは嬉しいけど、顔出すと危ないから! ビーム飛んでくるから!
もしもテレビウムさんが敵の攻撃に巻き込まれそうになったら、【かばう】でガードだ!
何とか敵の隙をついて、『ゆうしゃのつるぎ(仮)』の斬撃を食らわせる。
「テレビウムさんだけじゃない。この世界の異変は、ボク達猟兵が何とかしてみせる!」
フィロメーラ・アステール
「スポーツってなんだっけ……」
意味不明に定評のあるこの世界に、
新たな意味不明が刻まれた……!
まあ、でもやる事は一つ!
勝つことだけだー! と【気合い】を入れるぞ!
【外つ星々の法則】を使う!
【空中戦】の動きを使い【全力魔法】の粒子を散布!
緑の粒子で空間に壁を形成し、敵ビームを防ぎながら攻撃・行動の範囲を制限!
闇に染まってるみたいだし【破魔】の【オーラ防御】としての力も込めた方が確実かな?
そして青の粒子で時間を遅くし、ビームの飛翔速度を減衰!
前のビームが遅くなって、後ろから来たビームが衝突!
結果、ダンゴ状のクリームの塊になるはず!
最後に赤の粒子で重力増大!
クリームの塊で敵を押しつぶして拘束するぞ!
「さーあ、甘くて美味しいお菓子を食べさせて、ア・ゲ・ル♪」
ダーク・シュトレンがシャカシャカとテンポよく音を立てて泡立て器で泡立てる。
それは危険で甘い誘惑。
「お、美味しそう~~!?」
思わずつられてしまう、テレビウムたち。
やはり、彼らの画面には鍵が浮かんでいる。
「ちょっ、テレビウムさんたち、甘い香りにだまされちゃダメだよ!」
慌てて、タビタビがその間に入った。
誘惑されたテレビウムたちを守るためでもあるが、ほんのちょっと甘い香りに誘われたのもあるかもしれない。
「あらら、猫ちゃん? 今なら、マタタビシフォンも作ってあげちゃうわよ♪」
「え、えええっ!?」
マタタビシフォン――。
なんと蠱惑的な響きであろうか。
「シフォンケーキって、スポンジがフワッフワッで、そこにマタタビ酒で香りをつけたクリームを、いっぱい塗って仕上げるの。どう? 美味しそうでしょう」
思わず聞きってしまう、ダークシュトレンのシュガートークである。パティシエとして、自作したお菓子のプレゼンも、バッチリなのであった。
「さあ、甘き闇に溺れちゃえ!」
誘惑とともに放たれる、シュトレン・ダークフルス!
闇に染まったクリーム状ビームが、テレビウムとタビタビをまとめて無差別にデコレートしようとしている!
だが、そんな誘惑を振り切って、タビタビはマントを捨てて、ゆうしゃのつるぎ(仮)によってクリームを斬り飛ばし、身を挺してテレビウムたちを守る。
クリーム塗れになったタビタビを、何故だか羨ましそうに見ていたテレビウムたちであったが、すぐにはっと正気に戻った。
「ああ、僕たちを守ってくれたんだ!」
「ありがとう、猫の勇者さま!」
タビタビの奮戦に、テレビウムたちは感謝を述べる。
「わたしはよく常識ないと言われるが、それでもこれはわかるのだ。お菓子でかくれんぼとかさすがにおかしいのだ!!」
大豪傑・麗刃は思ったままのことを述べる。
「言われてみればー!!」
テレビウムたちも、ハッとそのことに気づいた。
まったく、そのとおりである。
「スポーツってなんだっけ……」
SSR妖精フィロメーラも思った。
どうやら、哲学の深淵に踏み込んだのかもしれない。
まっ、それはともかく――。
「細かいことはいいの、これはエクストリームスポーツよ! 麻雀やボクシングよりもスイーツのほうがかくれんぼとの親和性が高いわ」
などと、ダークシュトレンは意味不明なことを述べている。
意味不明な世界に、また新たな意味不明が刻まれたのであった。
「そもそも、かくれんぼで香りで隠れてる人をおびきよせるとか! なんという邪道な手を使うのだ! 鬼の風上にも置けないのだ!」
「うるさいわね、勝てばよかろうなのでしょー!」
麗刃のツッコミにも、ダークシュトレンは徹底して口答えする。
これには、麗刃の怒りは有頂天である。
「わたしは怒ったのだ―――!!!」
麗刃、あまりの理不尽にブチ切れ、スーパー変態人(スーパーレイクン)モードが発動する。黄金に輝き、ダークシュトレンが生み出した闇の殺人お菓子を斬って斬って斬りまくる。
「わたしもやることはひとつ、勝つことだー!」
フィロメーラも気合いを入れてユーベルコード【外つ星々の法則】を使う。
高速移動しつつ、魔法の粒子を散布。
緑、青、赤の三色の粒子が、まるでふるいにかけた粉のようにダークシュトレンの周囲に降り注いだ。
そして、自慢のクリームが団子状に。
「ああっ!? なんてこと、ダマができちゃったじゃない!」
ダマ、とは溶いても溶けきれずにぶつぶつが残ってしまうことをいう。
お菓子作りにとって、食感を悪くするダマは大敵なのだ。
そしてクリーム状のビームは塊となって押し返され、ダークシュトレンを拘束、かつデコレートしたのであった。
成功
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火土金水・明
「かくれんぼスイーツですか?。いずれ、かくれんぼモーニングとか、かくれんぼランチとか、かくれんぼディナーとか出現しそうですね。」
【WIZ】で攻撃です。他の方の攻撃に【援護射撃】をする形で【高速詠唱】した【属性攻撃】の【全力魔法】の【サンダーボルト】をダーク・シュトレンに向けて攻撃します。
「テレビウムさんがどうやって食べ物を食べるのか、見てみたい気がするのですが、今回は遠慮しましょうか。」
戦闘後には、けがをしたテレビウムさんが居たら、応急手当をしてあげます。
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
霧島・九護
お菓子……製造材料が、ちょっと美味しくなさそう、だな
みたび【鎧装変異:始原の饕餮】。
炎の魔術の【属性攻撃】でお菓子は炭に変える、というか燃やしておこう。
両腕にも炎の魔術で強化をかけて、
【属性攻撃】【怪力】【生命力吸収】で殴り合いに持ち込む。
食べてる暇なんか、与えない。
テレビウム達が巻き込まれそうなら一時的に他の猟兵に任せながら
テレビウムを救出→飛んで一端戦闘外に離脱させて、元に戻ってくる。
「お菓子は欲望が詰まってたら、腹も、膨れない」
「……そんな、お腹に悪そうなもの、貧民街の連中だって、喰わない」
※アドリブ連携可
※名前は呼ばれ慣れて無いので若干たどたどしいです
「お菓子……製造材料が、ちょっと美味しくなさそう、だな」
霧島・九護は、思ったままに言った。
しかも、クリームがダマになってしまった直後にである。
「きいいいいいっ! ちゃんと美味しいわよ! 厳選した闇の素材集めてるんだから! 人の欲望とか? 負の感情とか、そんなのを!」
「お菓子は欲望が詰まってたら、腹も、膨れない」
「うっ……!?」
「……そんな、お腹に悪そうなもの、貧民街の連中だって、喰わない」
「ううっ……」
当たり前の指摘ではあるが、それだけにダークシュトレンの精神を激しく動揺させた。
「そんなお菓子は、炭に変える。燃えろ――」
【鎧装変異:始原の饕餮】で変異したまま、炎の魔法でお菓子を焼き払う。
テレビウムたちも、自分たちを誘惑したお菓子が炭化したことによって正気に戻る。
「あ、危ないところだったよ!」
「ありがとう、また隠れてるからね!」
九護は、一時的にテレビウムを避難させる。
「かくれんぼスイーツですか? いずれ、かくれんぼモーニングとか、かくれんぼランチとか、かくれんぼディナーとか出現しそうですね」
そんなことを呟いていた火土金水・明のもとに誘導すると、怪我をしたテレビウムの負傷を任せた。
ダークシュトレンがダマになったクリームに拘束されている、今のうちである。
「テレビウムさんがどうやって食べ物を食べるのか、見てみたい気がするのですが、今回は遠慮しましょうか」
殴り合いに持ち込む九護に対し、サンダーボルトの魔法を援護射撃することで支援する。
「こうなったら、このダークプリンの力でパワーアップよ!」
ダークシュトレンは拘束からなんとか逃れ、真っ黒なダークプリンを口にしてパワーアップ! ……しようとしたが、明のサンダーボルトとともに接近戦を仕掛けてきた九護によって阻止させる。
ダークプリンは、雷と火炎を受けて炭化した。
「ちょっ、もったいないことしないで!!」
「でも、食べ物で遊ぶなって言われなかったの?」
「ダークプルティアになったんだから、そんないい子みたいなこと気にしないの!」
無茶なことを言ったダークシュトレンであったが、両の手を炎に包んだ九護の怪力によって締め上げられ、戦闘能力を喪失したのである。
「ありがとう、ヒーローたち!」
かくれんぼは、もう終わり。
テレビウムたちは安心して姿を現した。
が、そのとき。一体に、突如警報のようなものが鳴り響く。
『全自動物資供給機構『システム・フラワーズ』に、侵入者あり』
『全自動物資供給機構『システム・フラワーズ』に、侵入者あり』
『全自動物資供給機構『システム・フラワーズ』に、侵入者あり』
『全自動物資供給機構『システム・フラワーズ』に、侵入者あり』
『――至急の救援を請う』
成功
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