●マッスルという名の刺客
真昼間からネオン姦しいサイバーでパンクな都市群。その中をまったりと歩く、一人のテレビウムがいた。
「今日もつまんネーナ」
誰も聞かない虚空へと向けて、彼はぽつりと愚痴を零す。
衣食住に不自由しないこの世界で、非日常を欲するのは致し方のないことなのだろう。
「なんかいいことナイかなアー」
彼にとっては日常の最中。その災厄はビルの上から訪れた。
『イイことと言ったかッ!?』
「ハァ?」
突如上空から聞こえる野太い声。空を見上げたテレビウムの少年の前に、三人……いや、三つの筋肉の塊が降ってきた。
驚き固まる彼の前で、彼等はカッコいいポーズを決める。
☆🦙シュタッ、ビシッ!🦙☆
『💪見よ! この肉体美!💪』
『💪盛り上がる我らが筋肉!💪』
『💪我等三人衆、その名は――💪』
『『『💪💪アルパカマッスルブラザーズ!!💪💪』』』
筋骨隆々とした三人の顔面アルパカ漢たちは、揃って真っ白な歯をキラリと輝かせ、同時に声を発した。
『『『さあそこのカワイイボク、我等と共に来てもら――』』』
「絶ッッッ対に!!! イヤだ!!!!」
漢たちが顔を上げた先には、既に背を向け颯爽と走り去るテレビウムの少年の姿。
『『『どこへ行く!?』』』
「どこでもいいダロ!!? というか追いかけて来ンナ!!」
『『『💪我等と共に逝こうではないか、彼方の空へとッ!🌈✨』』』
「イヤダァァァァアアア!!!?」
いたいけな少年へと迫る筋肉漢たち。彼等の使命と尊厳をかけた徒競走が今、幕を開けたのだ。
ショーウィンドウに映り込んだテレビウムくんの液晶には、不思議な鍵のマークが表示されていたという――。
●
「彼を助けてあげて欲しい」
状況を粗方説明し終えたアイシャ・ラザフォード(研究者・f01049)は、あなたたちへと両手を合わせた。
彼女の顔は青い。予知で見たものは、それほどまでに恐怖に満ちていたのだろう。
「事は一刻を争う。キマイラフューチャーに飛べる人は、いますぐ挙手して」
手にグリモアを浮かべ出発を促す白衣の少女。テレビウムの少年を筋肉の魔の手から救えるのは、君たちしかいないのだ!
ねこです
(※💪この依頼は筋肉です。めくるめく肉体の押収に耐性の無い方はご遠慮いただくか、キャラ崩壊を覚悟して下さい💪※)
こんにちは。ねこです、です。
今回はキマイラフューチャーより、マッスルな依頼をお送りします。
第1章:テレビウムくんを追いかける筋肉たちの撃退。
第2章:後詰のマッスルの撃退。
第3章:テレビウムくんとマッスルをフュージョンしようとするボスとの対決。
このような構成となっておりますので、よろしくお願い致します!(?)
筋肉大好きな方も、そうでない方も。奮ってご参加下さい。
皆さまの自由奔放なプレイングをお待ちしております。
よい冒険を。
第1章 集団戦
『量産怪人アルパカマッスルブラザーズ』
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POW : ポージング
自身の【逞しい肉体の誇示】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD : ポージング
自身の【躍動する肉体の誇示】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
WIZ : ポージング
自身の【洗練された肉体の誇示】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
イラスト:ヤマトイヌル
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●状況
(📺ω📺 )三 🦙🦙🦙三三
🦙🦙🦙『ちょっとマテ茶💪』
📺「こっち来ンナ!」
●MSより
ただいまよりプレイング受付を開始致します。わりとはやめに書き上げたいと思いますので、返却は早めです。
どのようなプレイングでも柔軟に対応しますので、皆さまの自由なプレイングをお待ちしております!
●第1章のお詫び
昨日本日と背後勤務が長時間に渡り多忙な為、期日は問題ありませんが早めの返却ができないことをお詫びいたします。書いていますので少々お待ちを……!byねこです
上城・クロウ
【SPD】
どうあれ第一目的はテレビウムの援護、ですね。フィジカルスペックでは私に勝ち目は薄そうなので搦手で。
【聴覚】を利用してソナーの要領で敵とテレビウムを探知、行動先を予測して【ワイヤートラップ】を仕掛けるとしましょう。テレビウムは小さいので相手のみかかるように高さを調整します。
「そこのテレビウム。こちらへ逃げ込みなさい。」
トラップにかけた後は光刃で切るなり何なりです。
●第一ノ筋肉、上腕二頭筋
都市群の真っ只中。今まさにテレビウムの少年とアルパカマッスルブラザーズが逃げる食うのオニ♂ごっこを繰り広げているその場所へ、彼はひっそりと現れた。
「そこのテレビウム。こちらへ逃げ込みなさい」
死に物狂いで駆けてくる鍵表示の液晶へ向けて、小さく手招きするのは上城・クロウ(白紙の設計図・f01157)。テレビウムくんの背後には追い縋る筋肉の土煙がすぐそこまで迫っている。
「た、助かル!」
『む! 何処へ――ぐおぉぉおお!?』
「……存外、簡単なものです」
マッスル(呼称)が引っ掛かったのは彼の仕掛けたワイヤートラップ。テレビウムの身長の低さを利用し、高さを調整した代物だ。
しかしそこは筋肉。即座に起き上がったアルパカムッキムキ💪(命名)は、その鍛え上げた上腕二頭筋を誇示するように見せつける(※威嚇です※)
『お前、どこの組のものだ!』
「キャラが変わっていますよ。それに、組の者ではありません」
『では筋肉か!💪 そうなのだな!?💪💪』
「生憎と身体は造り物でして。鍛えようと肉は付きません。それよりも――」
上城はただ冷静に、筋肉……上腕二頭筋を見つめ、光剣を引き抜いた。刃に乗るのは冷徹な殺意。流石にそれを察したのか、マッスルは更にその筋肉を見せつけるように前に出る。ずいっ!
「――仕事でしてね。悪く思わないで下さい」
『笑止! 鍛え上げたこの💪きんnウボァァアアア!?』
上城が刀を一閃すれば、空の彼方へと消えていく1人の筋肉。
頭上を覆う都市の青空には、イイ笑顔を浮かべる上腕二頭筋アルパカの姿が映っていたという。
大成功
🔵🔵🔵
園城寺・藍励
アドリブ絡み歓迎
キマイラフューチャーでピンチって聞いてすっ飛んできたけど、ええ……
すっごい筋肉……
と、とりあえずテレビウムくんを助けないとね。
見た目のインパクトが凄いのはとりあえず気にしないとして、やるなら徹底的に潰してあげないとね。筋肉がぺっちゃんこになるくらい。
情報収集で敵の行動一つ一つを見極めて攻撃パターンを覚えるよ。
覚えたら、ダッシュ、早業、忍び足で死角から踏み込んで妖刀と神槍の二刀流で攻撃。鎧砕き、串刺し辺りかな?
大きな隙のある攻撃や行動を取ったり、仲間が隙を作ってくれたら、指定UCを躊躇いなく叩き込むよ。
敵の攻撃は逃げ足、第六感で避けるか、オーラ防御、武器受けで受けていくかな。
●第二ノ筋肉、三角筋
「すっごい筋肉……」
『分かるか! この鍛え上げた肩の美しさが✨』
「あっはい」
歯とキラッ✨と輝かせ盛り上がった肩の筋肉を見せつけるマッスルに、園城寺・藍励(蒼天の白猫天使・f10781)は空を仰ぐ。
(そもそも、うち女の子だし……)
『大丈夫だ、筋肉は性別で差別されることはない💪』
「いや、鍛えないから! というかサラッと心読むのやめて貰えるかな!?」
『そうか、それは残念だ……さらば!』
「うん、またね……って逃がさないよ!!?」
真横をすり抜ける巨大な筋肉の塊を藍励は見逃さない。どう見逃せと。
『くっ、バレてしまっては仕方がない!』
「なんでバレないと思ったのか教えてもらってもいいかな」
刀と槍――『天狂瀾』と『飛天』を手に、藍励は巨大な筋肉へと挑みかかる。
対するアルパカは自身の鍛えた筋肉――三角筋と僧帽筋を盛り上がらせ、タックルのような姿勢で相対した。
ぶつかる金属と筋肉。まるで金属同士がぶつかったかのような音が周囲へと響く。
「かった!?」
『ふははは、驚いたか。これぞ筋肉の力💪 それを理解したのならお前も筋肉を――』
「――っ」
『🦙パカアァァァァァァアアアア!?』
めくるめく筋肉道への誘いに迫ったアルパカは、少女のビンタによって遥か彼方へと吹き飛ばされた。それはもう綺麗に、文句のつけようもなく。
後の彼女はこう語ったという――生理的に無理、と。
大成功
🔵🔵🔵
マヤ・ウェストウッド
「また奇妙な奴等が現れたものだね……」
・170機もの英国式輪入道を引き連れ、魔導バイクと共に登場。運転は自動モード、ハンドルの上で足を組んで紅茶を飲みながら公道を駆ける
・地面をノックして発注したプロテインバーを茶菓子がてらにほおばり、筋肉の変態どもと相対する
・マヤとて銀河生まれ戦場育ち。いつも死地から救い出してくれたのは、今は亡き親友と、大腿四頭筋……!
・侠客同士の決着は、いつだって拳でつけるもの。いわんや、キマイラたちの時代に於いてをや。
・奴等を倒すのにバイクは使わぬ
・銃すら要らぬ……
「ンなわけねーだろ。戦場じゃ仁義もヘッタクレもないんだよ! 爆ぜろ!!」
・パンジャンドラムは普通に使う
●第三ノ筋肉、大腿二頭筋
『お前、その身体……鍛えているな』
「おや、わかるかい」
『強い足腰だ、ぶっちゃけ好みだ💪』
「そりゃどうも。戦場育ちだからね、いつだって死地から救い出してくれたのは親友と……自分の足だけさ」
まるで暴走族の部下のようにパンジャンドラムを引き連れた魔導バイク。そのハンドルの上から飛び降りたマヤ・ウェストウッド(ザ・ベネヴォレント・f03710)は、手にしていた紅茶のカップをそっとサドルへと置く。
「だけど、アタシはアンタを殺らなきゃならない」
中指で壁を叩けば見計らったように飛び出て手に収まるプロテインバー。彼女がそれに嚙り付けば、アルパカは笑みを浮かべた。
『分かるとも。我等敵同士、存分に語り合おうではないか!』
「――拳か?」
『無論💪✨』
その返答と同時。マヤもアルパカと同じように口元をつり上げる。
「いいだろう。バイクも銃も使わない」
『その心意気やよし! 鍛え上げたこの筋肉💪存分に味わうとイイ✨』
拳を構え、足を開きポージング。鍛え上げた筋肉はぐっと盛り上がり、いまにもはち切れんばかりである。
「じゃあ……ドローン展開」
『応ッ! さあ、拳と拳での……おぉう!?』
バイクの背後に控えていた大量のパンジャンドラムが突如として点火、拳を振り上げ距離を詰めようとしたアルパカになぜか一斉に襲い掛かる!
『ま、待て! マテ茶!☕ 我等は拳で――』
「ンなわけねーだろ。戦場じゃ仁義もヘッタクレもないんだよ! 爆ぜろ変態ッ!!」
『ヴァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!?』
本日3人目(?)の筋肉を空の彼方へとご案内する170のパンジャンドラム。戦場を舐めすぎだ、馬鹿などと宣うパンジャンドラムの主に、テレビウムくんはチョット引いたという――。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『マグロ怪人ツーナー』
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POW : 止められない止まれない
【食べられるという恐怖心から無限のスタミナ】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
SPD : そんなことより助けて欲しい
レベル分の1秒で【腕を振り払うことで自らに噛み付いてる猫】を発射できる。
WIZ : 水を得たお魚
【水鉄砲】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を水浸しにし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
イラスト:くずもちルー
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●筋肉四天王が頂点、ツーナー
都市の路地裏。表通りから見えないように身を隠すのは、マグロ頭に赤い褌の漢――マグロ怪人ツーナー。
「あいつらがヤられただとっ!? しかし、あやつら3人は四天王の中でも最弱……」
ぜぇはぁと荒い息を吐きながら肩を上下させる自称四天王最強(?)ツーナー。
「いいだろう。我が鍛えた魚肉で見事猟兵どもを仕留め、あのテレビウムを捕m」
『ニャーン?』
「…………」
カチカチと、ロボット……いや、冷凍鮪のような動作で振り向くツーナー。
『ニャー』
「……🐟」
『……😻』
ここで密かに、新たな鬼ごっこが幕を開けようとしていた。
●MSより(ただいまより2章プレイング募集を開始致します)
路地裏に響き渡る怪人の叫び声をゴングに、さあ二章を始めよう。
鍵を表示させたテレビウムくんを捕まえようと褌マグロの漢たちが襲い掛かります。猫をけしかけるなり刺身にするなりして討伐してください。
例によってギャグ時空ですので判定はゆるっゆるでお送りいたします。返却はなるたけはやめに。
では第二章、ふぁいっ!
●
マグロ頭にイケてる褌、そして筋肉がトレードマークの怪人ツーナーは、大通りのど真ん中で膝に手をついて息を整えている。
『はぁ……に、逃げ切れた。やはり魚肉を鍛えておいて正解だったな……』
ツーナーの永遠の宿敵であるにゃんこ、その猛攻からなんとか逃げおおせたところだった。しかし、逃げ回る怪人をいつまでも放っておくほど世界は甘くはない――。
ビスマス・テルマール
テレビウムの子が怪人達に狙われる、その裏に何があるか解りませんが…
●POW
トリニティ・チルドナメロウを
防御力重視で発動
『誘導弾・一斉発射』の砲撃で味方を支援しつつ
冷やし孫茶バリアを『範囲攻撃』で周囲展開しつつテレビウムの子達を『かばう』し護衛し
近付いてくる変態マグロ怪人を確認したら、冷やし孫茶バリアで『盾受け・オーラ防御・激痛耐性』で備え受け止め『カウンター・シールドバッシュ』併用でカウンターし片っ端から撃墜します
追い討ちに冷凍クロマグロソードに『範囲攻撃・鎧無視攻撃・衝撃波・2回攻撃・属性攻撃(味噌)』を込めて滅多に斬りにして、纏めて、なめろうにしてくれましょう。
※アドリブ絡み掛け合い大歓迎
ロザリア・ムーンドロップ
変態さんがいます!
あれは直感でわかります! 倒しちゃってもいいやつです!
マグロはお刺身がおいしいと聞きますので
きっちり捌いてあげるのがいいと思うんです
ですから、ここでキラリと光るこの刀、『ムラサメ』の登場です!
多分切れ味抜群です! せっかくですから【スチームエンジン】で
威力をアップさせて、ズバッと一刀両断してしまいましょう!
向かってきたところを真正面から、互いの勢いをぶつけて
切ってしまえれば完璧です!
テレビウムさんが逃げるまでの時間稼ぎ、頑張りますね!
紅月・知夏
少年の身の危険という極大ベーコンレタスワードに反応してきたけれど今テレビウム達に起きてるなんやかんや関連なのね?がんばるわ!
私は【萌え対象☆召喚】によってクール系生意気ショタを召喚するわ!筋肉も嫌いじゃないけど今はショタ萌えの気分が強いわ
召喚ショタは戦えないけど、テレビウムくんの盾になるようにうごいてもらって万が一の誘拐を阻止してもらって……かわいい!クール系ショタ&テレビウム少年の図おいしい!!これで応援もしてもらったら私、無敵になれちゃう!
あ、私は全力魔法で発生させた衝撃波でひたすら怪人をぶっ飛ばすわ
ついでに衝撃波に熱属性を付与して、ばら撒いた水を蒸発させて地形の強化も消しちゃうわね
園城寺・藍励
マグロ!
マグロは食すに限るよね!
ええっとまずは捌かないとか。頭としっぽを落とさないとね……あと、この人間みたいな身体も邪魔だから切り落とさないとね?
あれ、逃げるの?逃さないけど。
だってその先、罠あるよ?(早業、罠使い、ダッシュ、殺気)
はい、捕まえた(手をつなぐ)
それじゃ、おとなしく捌かれてね(鎧砕き、串刺し)
あ、他にもいるの?じゃあ纏めて……!(なぎ払い)
トドメは参之式、終之型でね?
それじゃ、また会えるいつの日かを楽しみにしてるね。
(指定UC詠唱→使用)
んーマグロのお刺身美味しい……ってそうだ、テレビウムさんは!?(安否確認)
●猟兵の方がキャラが濃かった件
「Namerou Hearts Chilled! 冷製なめろう武装転送っ!」
『!?』
突如大通りに響き渡る声と効果音。怪人が視線を向けた先にいたのはビスマス・テルマール(通りすがりのなめろう猟兵・f02021)。ひんやりとアイシクルな冷気を放つ冷凍なめろう装備を身に着け、テレビウムくんを守るように冷やし孫茶の盾を構える。
交錯する視線。漂う緊張感。例えるなら教壇に立つ先生を間違えて「お母さん!」と呼んでしまったみたいな空気が漂っている。
そんな中で最初に口を開いたのはビスマスであった。
「――あなたもなめろうにしてあげましょうか?」
『えっ』
「あー!!!!」
『ギョッ!?🐟』
微妙な空気感にヒビを入れる大声に思わず魚らしい叫び声をあげるツーナー。怪人をビシッと指差すのは藍色の髪の幼女、ロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)。
「変態さんがいます!!」
『待て』
「待ちません! 直感で分かります、倒し――いや、捌いちゃっていいやつです!! 鯖(サバ)だけに!」
「あれは鮪(マグロ)ですよ?」
「そうなんですか? 鮪は、お刺身が美味しいと聞きます」
「いえ、アレはなめろうにします」
『📺あノ』
「あ、あなたも食べますか?」
『えっ猟兵って怪人食べるの?🐟』
身に迫る食肉への危機に白身(?)を硬くするツーナー。鍛え上げた腹筋がキュッと締まる。キュッ。
「じゅるり……」
『ギョギョッ!?🐟』
「マグロは食すに限るよね! まずは頭と尾を落として捌いて……あ、人間みたいな体もいらないよね?」
捌くと息巻きつつ涎を垂らすのは園城寺・藍励(蒼天の白猫天使・f10781)。手にしているのは刃物かと思いきや槍である。捌かないのか。
『📺そういう食文化なノカ?』
『えっこわ🐟』
『📺さっきアルパカ共ニ(深い意味で)食べられそうになったトラウマガ……』
『(じー)🐟』
『📺えっ……』
向けられる情熱的な眼差し、対面する鍵画面液晶と魚目。それはいつしか花で縁取りされ、それはまるで――。
「まってぇぇええええ!」
『『📺!?🐟』』
なめろうから始まりどうしてこうなったと言われてもしょうがない急展開を見せる現場へと、大通りを爆走する何かが土煙をあげて迫る。
その勢いに思わずそれぞれの武器や盾を構える3人。
やがて土煙はキキキーッとブレーキ音を立てて止まり――その先頭に立っていたのは金髪の少女。
「愛、愛なのね!? テレビウムの少年の危機、駆けつけないわけにはいかないわ!」
紅月・知夏(蔓桔梗の漂流者・f02536)その人である。彼女は“少年の危機”というベーコンレタス(B(Bacon)L(Lettuce))なワードに見事に一本釣りされ、イェーガー陸上選手もかくやという速度で現場へと急行してきたのであった。
「こ、ここにも変態さんがいます……」
「ベーコンにレタスですか? うーん、なめろうにベーコン……」
「え、いや、グロ系はちょっと困るのだわ……あと引かないで」
『魚肉もそう思います🐟』
「覚悟!」
『えっちょm🐟』
突然串刺しにしようと空気を切る槍の穂先を危機一髪で躱すツーナー。
『鱗! 鱗がっ🐟』
「あ、その先危ない」
『ギョォォッ!? ネズミ、いや、鮪取りが!?🐟』
「……じゃあ、大人しく捌かれてね?」
『ちょ待った! タンマ! 助けて仲間たち!!』
『『『『『🐟🐟我らは四天王の中で最強!🐟🐟』』』』』
『📺増えタ!?』
『🐟鍛え上げた🐟筋肉を前に🐟敗北などない!』
『大人しく鍵を渡してもらおう♂🐟』
🐟三🐟三🐟三🐟三🐟三🐟三
『水を撒け!』
「させないわ!」
『むっ!?🐟』
テレビウムに近づくツーナーに対峙する一人の少年(ショタ)。紅月のユーベルコードによって召喚されたクールな外見のショタは、テレビウムくんの横へと付き添い彼を守る。
「か、かわいい……はっ、ダメよ、このカップリングは危険だわ! おいしすぎる……」
『あの🐟』
「今は筋肉の気分じゃないわ、近寄らないで!」
『ウォォォオ!?🐟』
嗚呼、愛の前には怪人など無力! 彼は見事に吹き飛ばされキマフュの星となる。
更に近づこうと試みる他のツーナーを冷やし孫茶盾で押しとどめるビスマス。
「じゃじゃーん! ここでこの光を返し輝く刀の登場です!!」
ロザリアは張り切って取り出した刃物を太陽光に当ててみせる。
『そんなもの真正面から――!』
「本当にそうでしょうか?」
鍛え上げた魚肉を信じ、目の前から迫るツーナーへと刀を構えるロザリア。言葉通りキラリと光を跳ね返すそれは、静止していたにも関わらず突然加速を開始する!
『な……む、無念――✋』
「どうして負けたのか、明日までに考えておいて下さいね!✌」
綺麗に2枚に降ろされ明日のない鮪へとVサインを向ける彼女は、とてもいい笑顔を浮かべていた。
「なめろうー!」
『!?🐟』
また傍らを見れば、そこには冷凍クロマグロ(剣のすがた)を振り上げているビスマスの姿。刺身に先を越され(?)若干暴走気味である。
「さあ、なめろうになりましょう。味噌味でいいですね?」
『フンッ、できるものならやって――』
「――ッ!」
『『『🐟🐟!?!?!?🐟🐟』』』
そのひと振りは圧巻の一言であった。周囲にいた数人(匹)のツーナーが即座にスプr……細切れにされ、なめろうと化したのだ。それも美味しい味噌味である。もう料理人になればいい。
「まだいるの? もう纏めてでいいよね」
残り少なくなったツーナーを無慈悲に槍で薙ぎ払う藍励。
そんなこんなで、食欲やら肉欲やら愛やらで混沌としてしまったテレビウムの逃走劇は、4人の猟兵たちによって完遂されるのだった。
「これはよいなめろうです」
「スチームエンジンの鮪の刺身、思ったよりいけますね!」
「ほんと、刺身おいし……ってそうだ、テレビウムさんは?」
『📺忘れてたノカ!?』
「忘れてないわ! あぁ、クール系ショタ&テレビウム少年最高……」
『📺……』
鍵表示のまま動かない液晶をテレビウムくんは心底呪ったという。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『ムスビ』
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POW : かみさまの縁結び(物理)
【指名札】が命中した対象を爆破し、更に互いを【運命の赤い糸】で繋ぐ。
SPD : 燃え上がる恋の炎(物理)
レベル×1個の【恋】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
WIZ : 恋する乙女は無敵(物理)
全身を【リア充モード】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
イラスト:華月拓
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠カスミ・アナスタシア」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●ベーコンレタス・運命の赤い糸
テレビウムくんの鍵がカーナビのように逃げる先を指し示し、辿り着いたのは変わり映えのない都市群の一角。此処が目的地です! と告げんばかりに光輝くテレビウムの液晶画面を変えることは叶わない。
そして、その場所へと近づく怪人の影がひとつ。
『ボクがせっかく結んであげようとしているのに、どうして逃げるの?』
『📺えっ……筋肉と、カ???』
『うん』
『📺お断りダ!!』
筋肉と魚肉がミラクルドッキングフュージョンを求めて迫ってきたのは、どうやら鍵のせいだけではなかったようだ――。
●MSより
ご参加ありがとうございます!! お待たせして申し訳ありません。皆さまのおかげでやっと3章へと入ることができました!
特に補足することはございません。コメディゆるーゆる判定でお送りしますので、目的地であるこの場で怪人を撃退してください。例によってネタだろうがシリアスだろうが歓迎です。よろしくお願いします。
マヤ・ウェストウッド
「どうやら、お前さんがこの件の首謀者というわけかい。人と人との『引力』を悪用する所業はちょーっと見逃せないね……」
・マグロ男たちの戦いをビルの屋上から紅茶を飲みつつ眺め、ついぞ加勢する間を見失ってしまったので、首謀者の登場とともに再登場。紅茶はすでに飲みきっている
・ティーカップをバイク「エマニュエル」の座席に置き、怪人と相対する
・魔矢眼・重圧モードは相手に重力を付加する機械仕掛けの邪眼。重力の属性を強化して味方の連携攻撃を促す
・敵の札攻撃には呪詛耐性で、恋の炎には火炎耐性でカバー。無敵の防御は解除を狙って魔矢眼で抑圧
「アタシは慈悲深い……アンタには『地面』と引き合わせてやるよ。包容力は抜群さ」
フィロメーラ・アステール
「うぇーい! 応援にきたぞ!」
なに、リア充が相手だと!
爆発し……えっ、一人でリア充!?
お相手は?
まあいいや! あたし達はあたし達で楽しくやるぞ!
恋するだけがリア充じゃない!
【生まれいずる光へ】を発動だー!
【全力魔法】を込めた【ダンス】の【パフォーマンス】で光の粒子を振りまき、仲間を強化して【鼓舞】するぞ!
相手は……ん? まさか動かないのか?
よくわからんけど事件解決まで踊ってたら止まったまま?
んなワケないと思うけど!
動き出すまで踊ってジャンジャン魔法で強化しよう!
【オーラ防御】の護りを付与!
【残像】の素早さを付与!
【空中戦】を行えるような飛行魔法も試してみるか!?
よし、後は任せたぜ!
それいけー!
レイチェル・ケイトリン
えと、たいへんみたいなのでおてつだいにきました。
念動力と吹き飛ばしの技能でサイコエッジをつかって敵を攻撃してふっとばすね。
敵の札や糸もサイコエッジで斬り裂くよ。
必要なら範囲攻撃の技能もつかってまとめてね。
炎は念動力で空気をうごかして真空にして消すよ。
真空は熱をつたえないしね。
テレビウムさんやほかの猟兵さんへの攻撃もおんなじようにふせぐね。
かばう技能もつかえるから。
敵が攻撃をうけつけなくなったら、サイコエッジを真上に向けてその上に敵を念動力で移動させておいとくね。
防御態勢をやめたらすぐサイコエッジで斬れちゃうようにして。
テレビウムさんの鍵、もうぎりぎりの時間みたいだし、がんばるよ。
ビスマス・テルマール
テレビウムの子が災難を被ったのは
鍵だけでなく貴女も元凶でしたか
筋肉とマグロとテレビウム
筋肉は余計ですね
これ以上変なのを引き合わせる前に貴女は破壊しますっ!
●POW
仲間と連携し動き
『誘導弾・鎧無視攻撃・クイックドロウ・属性攻撃(胡麻味噌)』を込めた『一斉発射』をばら蒔きつつ
『オーラ防御・残像』を合わせて生成した『実体のある残像』を『見切り・第六感』を駆使し敵のUCへの身代わりにしつつ『ダッシュ』
『早業』で『サンガヤキバーガー・マインブレイド』を発動
山河焼きバーガー型鎧装姿になり、その爆弾剣を叩き込み『早業・ダッシュ』で一撃離脱の繰り返し
保護対象に何かしないか警戒しつつ
※アドリブ絡み掛け合い大歓迎
園城寺・藍励
可愛い顔して、やろうとしてること結構えげつない?
何をどうくっつけるのか知らないけど、とりあえずテレビウムさんが迷惑してるしね、おかえりはあちらだよ?
あ、抵抗するんだ。それじゃ、遠慮なく。
恋のキューピッドを気取ってるみたいだし、とりあえず結びつけようとするそれを物理で斬り伏せようかな。(なぎ払い)
熱々なら冷冷でどうかな。(属性攻撃氷)
なんかリア充モードとかになるみたいだけど、動けないのは笑っちゃうね。その周囲に大量の罠でも仕掛けておいてあげようか。(罠使い)
危なそうな攻撃は第六感とオーラ防御、武器受けかな。
それじゃ、最後におやすみなさい。
あ、もちろん骸の海でね?(指定UC)
●
「お前さんがこの件の首謀者というわけかい」
だあれ? と首を傾げる怪人の前にビルの上から颯爽と飛び降りた影は、マヤ・ウェストウッド(ザ・ベネヴォレント・f03710)のもの。
「人と人との『引力』を悪用する所業はちょーっと見逃せないね……」
「鍵だけでなく、あなたも元凶でしたか」
愛車――最新式のバイクであるエマニュエルの座席へ空になったティーカップを丁寧におくマヤの横で、ビスマス・テルマール(通りすがりのなめろう猟兵・f02021)は身構えた。
筋肉たちとテレビウムくん、鮪――いや、なめろうたちとテレビウムくん。それらを引き合わせたのは目の前の怪人も原因の一端らしい。
『ふーん、ボクは運命の糸を紡いでるだけだもん』
「……でも、テレビウムさんは迷惑してるしね。何をどうくっつけてるのか知らないけど、お帰りはあちらだよ?」
ほら向こう、と反対方向を槍で指し示す園城寺・藍励(蒼天の白猫天使・f10781)。迷惑をかける怪人はさっさとお帰り願いたいものだ。
『やーだね。そこのテレビウムくんは貰っていくよ』
「話にならないね」
壊れないよう茶器を直したマヤは溜息をひとつ。どうやら帰宅してはくれないらしい。
猟兵たちはそれぞれの手に武器を構え、臨戦態勢をとる。
「筋肉になめろう……これ以上変なのを引き合わせる前に貴女は破壊しますっ!」
●
『う、おも……』
「どうだい、アタシの“目”は」
ビスマスが発射した胡麻味噌香る誘導弾を辛うじて避けるムスビに、マヤはニヤリと笑みを浮かべる。彼女のユーベルコードである右目の力により、敵は常に周囲の数倍の重力をその身に受けることになるのだ。
『面倒だなぁ、もう!』
「危ない!」
袖に隠してムスビの放った光る符は、小さく空間を走る斬撃によって切って落とされた。サイコエッジ――レイチェル・ケイトリン(心の力・f09500)のユーベルコードである。
「ナイス、白いの」
「白いのじゃなくて、レイチェル……お手伝いに来ました」
マヤの適当な名前にそうじゃないとあっぴるするレイチェルの真横を、残像を残したビスマスが一陣の風となって走り抜ける。
「鎧装転送――」
その手に握られているのは剣……の、ような何かである。いや、剣なのだ。剣なんだけど、先端になんかバーガーっぽいのがぶっ刺さっている。
「――山河爆斬!」
『!?』
先端に刺さっていた山河焼きバーガーは、ナニソレと訝し気な視線を向けていたムスビの目の前で大爆発、熱風を撒き散らしながら爆散したのだ。
「食べ物を粗末にするのはよくないと思うんだ」
「奇遇だね、私もそう思うな……」
「何を言いますか。これはただの山河焼きバーガー型爆弾であって、食べ物ではありません」
「あっ、そうなんだ」
『なんで! なんで燃えないの!! ボクの恋の炎――』
「――炎は空気が無いと燃えないよ」
白色の人形は曇りのない青い瞳をムスビへと向け、淡々とそう告げた。真空では物は燃えず、恋の炎も灯らない。その事実を告げたのだ。
『うーーーーもう! 知らないッ!』
「あ。オイ」
「拗ねた」
「拗ねましたね」
「……ちょっといじめすぎたかな?」
札をサイコエッジでバラバラにされ、張ろうとした赤い糸を槍で切り裂かれ、恋の炎にいたっては灯すことさえ許されなかったムスビは――拗ねた!
「どうしよう、これ硬いよ」
コンコンとリア充の殻(?)に籠った敵をノックするレイチェル。
「うぇーい!!」
「「「「!!?」」」」
「応援に来たよ!」
敵はどこだ! かかってこーい! とシャドーボクシングを始める金ぴか妖精――フィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)。猟兵たちの運命の風に乗って、たった今この場所へと現れたのだ。
「リア充はどこだ!」
「えっそこ」
「お相手は?」
「いないよ」
「えっ」
「気にしなくていいと思うの」
「……それもそうだ!」
うんうんと頷いたフィロメーラは、敵が動かないのをいいことに猟兵たちの頭上を縦横無尽に飛び回る。鱗粉のように撒かれた金色の星屑の粒子は、まるでバフ魔法のように猟兵たちへ様々な強化を付与するのだ。
この粒子は彼女のユーべルコード――【生まれいずる光へ】。
「すごい……」
「ははー、そうだろうそうだろう! よし、後は任せたー!!」
踊りながら金の粒子――幸運を振りまくラッキー妖精は、まさにドンピシャのタイミングで幸運をもたらしたのだ。
●
『うう、う……』
宙へと浮いたムスビの殻がキシキシと嫌な音を立てる。彼女の真下には接地されたサイコエッジ、そしてマヤの義眼から放たれる重力場により殻が悲鳴をあげているのだ。
「アタシは慈悲深い……アンタには『地面』と引き合わせてやるよ。これも引力ってやつだ」
「何というか、罠だらけだね」
「動けないって少し笑っちゃうね」
「……ま、何にせよ地に落ちるんだ。包容力は抜群さ」
ムスビ、散々な言われようである。黙って成り行きを見守っていたテレビウムくんも仰天の冷酷さだ。
ちなみにビスマスとフィロメーラはなめろうと刺身の残りを平らげている。うまうまとか聞こえるのはそっちからです。
殻が壊れれば即座にスプラッタと化す断頭台のようになった罠とユーベルコードだらけのその場所で、怪人の結末は――(📺年齢制限で規制されました)
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「システム・フラワーズより緊急救援要請」
「全自動物資供給機構『システム・フラワーズ』に、侵入者あり」
「テレビウム・ロックの解除数が多ければ多いほど、開放されるメンテナンスルートは増加する。至急の救援を請う」
――――終。
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大成功
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