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戦慄! スク水ソルジャー量産計画!?

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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●悲しみの変態兵士
 キマイラ・フューチャーに存在する、海辺を意識した屋内型リゾートアトラクション施設。だが、今やそこは怪人達によって占拠され、恐るべき計画を実行するための場所と化していた。
「や、やめてくれー! 俺は変態じゃなぃぃぃっ! 家に帰れば、妻と子供が待っているんだぁぁぁぁっ!!」
「そんな臭そうな水着、死んでも被らないわよ! もし、被せたりしたら……その場で、舌噛んで死んでやるんだから!」
 並べられた台座の上には、何故か男女関係なく女性用のスクール水着姿にされた、キマイラやバーチャルキャラクター達の姿が。彼らは強靭なベルトで固定されており、台座から逃げることは不可能だ。
 見れば、天井には謎のライトや手術器具のようなものが吊り下がっており、おまけに妙なチューブのような物体が、壁のあちこちから伸びている。
「ふっふっふ……そう、怖がる必要はない。スク水は、旧人類の生み出した至高の産物のひとつ。これを身に着け、被ることによって、諸君らもまた原初の海へ帰還することが容易となるのだからね」
 白衣……ではなく、白スク水を纏ったイソギンチャク怪人が、不気味に笑いながら捕えられた者達に向かって言った。その手に握られているのは、なぜか男性用のスクール水着。怪人達は、拉致された者達が嫌がるのもお構いなしに、それらを強引に彼らの顔へと被せて行き。
「さあ、仕上げだ! 海洋エキスの注入に、高圧電流100万ボルト! これで彼らも、我々の立派な戦闘員だ!」
「「ふぉっ!? ふぐぐぅぅぅぅっ!!」」
 殆ど拷問にしか思えない仕上げを施され、哀れな被験者達はその全員が、スク水ソルジャーとして改造されてしまった。

●恐怖の人間改造計画
「……いや、さすがに、これは拙いわよ。100歩譲って、スク水を着るのは許せても、頭に被るとか信じられないし……」
 その日、猟兵達の前に姿を現したパトリシア・パープル(スカンクガール・f03038)は、開口一番に大きな溜息を吐いた。
「キマイラ・フューチャー世界で、怪人が一般人を攫って戦闘員に改造しようとしているわ。キミ達には、今からその現場に向かって、捕まった人達を助け出して欲しいのよ」
 ただし、問題なのは捕まえられている人達の格好だ。事もあろうか、彼らは男も女も関係なく、その全員が女性用のスクール水着を着せられている。なんでも、改造を担当しているイソギンチャク怪人が、「スク水最高! スク水こそ旧人類の遺産! これを着て、皆で原初の海に帰還するんだ!」などと、ふざけたことを言っているらしい。
「このまま放っておくと、捕まった人達は男性用のスクール水着を頭に被せられて、おまけに電流とか変なエキスとか注入されて、スク水ソルジャーにされちゃうの。本人の意思に関係なく変態に改造されちゃうなんて、そんなの許すわけにはいかないよね!」
 うわぁ、なにその酷い設定。思わず、そんな言葉が誰かの口から零れたが、それはそれ。確かに、改造されるだけでも酷いのに、おまけに恰好がどう見ても変態とか、本気でやっていられない。
「キミ達には、まず怪人が拠点にしているリゾートアトラクション施設に向かって、そこに捕まえられている人達を、手分けして助けて欲しいのよね」
 力技で正面突破する他にも、怪人が現れる前に先回りして人々の拘束を解いて解放したり、巧みな話術で怪人の気を逸らして、その間に一般人を救出してしまうという方法もある。どれを選ぶかは任せるので、とりあえず救出が先決だとパトリシアは告げ。
「捕まっている人達が逃げ出したのが解ったら、さすがにイソギンチャク怪人も黙っていないと思うわ。だから、あいつらが新しく誰かを攫って来る前に、こっちから仕掛けてやっつけちゃって!」
 敵はスクール水着姿のイソギンチャク怪人。触手の振り回しや猛毒の触手で攻撃して来るが、個々の戦闘力は低いので、上手く立ち回れば問題ない。
 彼らを全て掃討すれば、この事件を引き起こした真の黒幕も姿を現すことだろう。さすがに、こちらはイソギンチャク怪人とは異なり、そう簡単に倒せるような相手ではないが。
「今回の事件……たぶん、裏にいるのは『いいねリス』っていう怪人よ。正直、スクール水着のどこがいいのか、わたしにはサッパリ解らないんだけど……」
 少なくとも、男性が女性用を身に着けたり、ましてや頭に被ったりするのは論外だろう。しかし、多数のイソギンチャク怪人を従えているだけあって、いいねリスはなかなか強敵だ。
 戦闘になると、いいねリスは高い命中率を誇る爆弾や、速射性能に優れたビームで攻撃して来る。他にも、自分の共感者や分身を生み出し、代わりに戦わせることもできるので油断できない。
「なんか、頭のネジが5本くらい抜けてそうな相手だけど、こんなのでもオブリビオンだからね。油断して、反対にやられないように注意してね」
 最後に、それだけ言って、パトリシアは猟兵達をキマイラ・フューチャーに転送した。


雷紋寺音弥
 こんにちは、マスターの雷紋寺音弥です。

 キマイラ・フューチャーにて、怪人達が自らの支持者である戦闘員を強制的に増やすため、拉致した人々に強引な改造手術を施そうとしているようです。

 第一章では、まず攫われた人達を怪人の魔の手から救い出してください。
 その際、怪人と戦闘になるかもしれませんが、捕まっている人達の救出が最優先なので、ここでは怪人を倒せません。
 なお、各能力値で可能な行動は、以下の通りです。

 【POW】正面突破あるのみ、怪人を張り倒して救出します。
 【SPD】怪人よりも早く一般人に接触、そのまま救出します。
 【WIZ】巧みな話術で怪人の気をそらし、気付いた時にはもう救出しています。

 続く第二章で、まずは施設の管理を任されているイソギンチャク怪人の群れと戦闘し、これを倒していただきます。
 その後、第三章で黒幕である「いいねリス」と戦い、倒していただきます。
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第1章 冒険 『住民戦闘員化計画を阻止せよ』

POW   :    正面突破あるのみ、怪人を張り倒して救出します。

SPD   :    怪人よりも早く一般人に接触、そのまま救出します。

WIZ   :    巧みな話術で怪人の気をそらし、気付いた時にはもう救出しています。

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

伝農・エルナちゃん
「男性用スク水を被る……その発想はなかったのじゃな」
一応、あちきはヴァーチャルキャラとして変態文化にはそれなりに馴染みがある。
だからという訳ではないが、その発想については素直に感心しよう。呆れ半分じゃが。
「流石に女性用パンツなら少しは分かるが、男性用スク水はほんに誰得じゃよ……」
そんなあちきの格好は、合わせたように白スク水。絶対に水かけるんじゃあないぞ、白は透けるからな。
「こういうのはあちきのような美少女がつけてこそなのじゃ!」
声が男なのは気にするな。いつものことじゃ。
封呪剣の呪文で身体強化。潜入して、怪人達に身を晒す。翻弄しつつ、高速移動で捕まった人たちの拘束を刀で断ち切っていくのじゃ。


河南・聖
【POW】
キマイラフューチャー……初めて来ましたけど
なんて恐ろしい所なんでしょう。
しかもこんなのが割と頻繁に起きてるんですよね?ひえぇ……。

と、とりあえず救出作戦ですね!
とりあえず立ちはだかる怪人さんは全部鞘で殴り倒すか
感電でもしてもらって、早急に捕まってる人を救出しちゃいましょう!

後、こんな特殊な嗜好の怪人を話術でどうにかできる自信はないですが、これだけは言っておきたいです。
「水着は、頭に被るものじゃなあああああい!!!」

あ、すみません。誰か男性の救出はやっていただいてもいいですか?
ちょっとこう、どことは言いませんけど目に毒といいますか、精神衛生上よろしくないと言いますか……。


アンナ・フランツウェイ
行動はSPD。怪じ…変態よりも先に一般人達の元を目指す。

突入前に施設の地図を入手したり、案内板を見るなりして目的地と最短ルートを確認する。確認したら全力疾走で目的地を目指す。途中怪人達に合ったら物を倒したり、非常扉を展開したりして妨害しよう。

一般人の元へたどり着けたらベルトを切って救出する。切断には断罪剣・ラストブラッドの鋸の刃を使用。怪我させないように気を付けるけど、万が一の時はごめんと謝っておく。


マリア・テミルカーノヴァ
【WIZ】を使って、スクール水着をべた褒めしながら怪人の気をそらしますね。
私は、なんだかスクール水着を着てるとドキドキしてしまうもので。

「スクール水着、よいものですね。実は、私も下に着てたりします。」

そう言って、スリットの入ったシスター服からチラリとスクール水着を覗かせます。

「さらに、その上に服を着て、ちらちら魅せるのがよいのです!」

聖女らしからぬ悩殺も使った上で、スクール水着の良さを精一杯語ります。

そして、とらわれていた一般人にいろいろな服を着せて、水着の上に服を着せる良さをアピールしながら彼らを救出します。たまに中のスクール水着を見せながら、ですよ。

(アドリブはもちろん歓迎です)



●戦慄の改造計画
 怪人達の陰謀により、人々が捕らわれたアトラクション施設。敵のアジトにも等しい場所に足を踏み入れた河南・聖(始まりの白き翼・f00831)は、しかし怯えの色を隠し切れなかった。
「キマイラフューチャー……初めて来ましたけど、なんて恐ろしい所なんでしょう。しかも、こんなのが割と頻繁に起きてるんですよね? ひえぇ……」
 スク水姿にされた挙句、頭にまで水着を被せられた自分の姿を想像し、思わず震え上がる聖。
 いや、それはさすがにないだろう。少なくとも、怪人による事件は頻発していても、その全員が変態というわけではない。そんな突っ込みが聞こえて来そうな気もしたが、しかし彼女の言うこともあながち間違ってはいないため、なんとも微妙なところである。
「ふむ……。男性用スク水を被る……その発想はなかったのじゃな」
 どこか感心した様子で頷く伝農・エルナちゃん(のじゃロリおじさん剣士・f00886)だったが、その表情は呆れ半分。
 まあ、そりゃそうである。世の中、様々な変態文化があるとはいえ、女性用ではなく男性用のスクール水着でアブノーマルなことをするとか、もう色々な意味で存在からして頭が痛い。
「無駄口はそこまで……。さっさと捕まった人を助けて、怪人を倒す……それだけ」
 完全に冷めた様子で、アンナ・フランツウェイ(断罪の御手・f03717)が建物の扉に手をかける。もっとも、状況が状況な上に相手が相手なので、いつ何時も冷静でいられる者が近くにいるのは、それだけで心強いというものだ。
「それでは、陽動は私に任せてください。こんなこともあろうかと、私もスクール水着を着て来たのです!」
 シスター服のスリットからスクール水着をチラりと見せて、マリア・テミルカーノヴァ(電子の海を彷徨う光・f00043)が自信満々に仲間達へと告げる。この恰好なら、スク水大好きな怪人が飛び付かないはずがない。その間に、捕まっている人達を怪人の魔の手から無事に助け出せれば万々歳だと。

●スク水大パニック!?
 アトラクション施設の扉を開けて突入すると、そこで猟兵達を待っていたのは、スク水姿をしたイソギンチャク怪人達の群れだった。
「むっ! 何者だ!?」
 こちらに気付いた怪人達が、一斉に顔を向けて来た。その恰好は、右も左もスク水だらけ。だが、着ているのが美少女ではなくキモい触手を持った怪人なので、もはやギャグなんだかホラーなんだか分からない。
「流石に女性用パンツなら少しは分かるが、男性用スク水はほんに誰得じゃよ……」
 白スク水姿に着替えたエルナちゃんが、怪人達を前にして、深い溜息を吐いていた。
 ついでに言うなら、イソギンチャクにスク水という組み合わせも色々と酷い。世の中には、属性を組み合わせることで新たなる萌えを生み出す文化もあるというが、しかし何でもかんでも混ぜれば良いというものでもないだろう。
 それは言うなれば、中学生の妹の水着を、アラフィフの母親に着せるというのに等しい暴挙!
 想像するだけで、相反する属性が全てをブチ壊しにする最悪の味!
 くさやに生クリームをかけるとか、そういったレベルで素材が喧嘩しかしない組み合わせ!
「こういうのは、あちきのような美少女がつけてこそなのじゃ!」
 お前達、これ以上スクール水着を汚す前に、さっさと水着を脱ぎ捨てろ。ドヤ顔で告げるエルナちゃんだったが、それで話を聞いてくれるなら、最初から苦労はしないというもの。
「うるせぇぇぇっ! スク水は、旧人類の生み出した最高の芸術なんだ!」
「それを広めることの、どこが悪い! それに、美少女とかいうなら、そのオッサン声はなんなんだよ!」
 怪人達から飛んでくるブーイングの嵐。だが、このまま舌戦を繰り広げていても埒が明かない。
「と、とりあえず救出作戦ですね! 皆さん、準備はいいですか?」
 鞘に入ったままの剣を片手に、聖が他の面々に尋ねた。それを聞いて、まず前に出たのは他でもないマリアだ。
「スクール水着、よいものですね。実は、私も下に着てたりします」
 シスター服のスリットから水着を覗かせ、マリアは怪人達にセクシーポーズで積極アピール!
 聖女らしからぬ艶っぽい動作で、相手の視線を釘付けに!
「さらに、その上に服を着て、ちらちら魅せるのがよいのです!」
「ぬぅ……なんという破壊力! やはり、旧人類の最高傑作は輝きが違う!」
 マリアの肢体とスクール水着、そしてシスター服とセクシーさのギャップに心を打たれ、怪人達はメロメロだ。そして、そんな敵の隙を突き、エルナちゃんとアンナの二人が素早く捕らわれている者達へと距離を詰め。
「大丈夫かの? さあ、今の内に逃げるのじゃ」
「悪いけど、ゆっくりしてる時間はない。怪我させたらごめんね」
 拘束ベルトを断ち切って、台座に囚われていた者達を次々と救出して行く。途中、誤って水着まで斬ってしまったのか、明らかにポロリしかけな女性や、股間が丸出しになりそうな男性もいたが、細かいことは気にしたら負けだ。
「むっ……! いかん! 実験材料が逃げ出した!」
「しまった! スク水&シスター服の魅力に負けて、注意が散漫になっていたか!?」
 捕まっていたキマイラやバーチャルキャラクター達が逃げ出したことにようやく気付き、慌てた様子で追い掛けようとする怪人達。もっとも、そんな彼らの行動も、猟兵達は予測済み。
「雷よ! 目の前の敵を薙ぎ払って!」
「「うぎゃぁぁぁっ!!」」
 極彩色の雷鳴を呼び、聖が敵を一網打尽。特に、水のある場所を走っていた怪人にとっては、かなりのダメージになったようだ。
「ぐ……ぅぅ……まだだ! スク水魂は、こんなところで消えはしない!!」
 だが、雷鳴で足止めされたにも関わらず、それでも一部の怪人達は、しつこく触手を伸ばして這い縋ってくる。
 うん、これはキモい。そしてウザい。あまりに斜め上なイソギンチャク怪人達に、とうとう聖が静かにキレた。
「すみません、これだけは言っておきたいです」
 そう言って剣を鞘のまま構える彼女の身体に、怒りのオーラが蓄積して行く。こんな連中、説得できる自信はないが、それでもやるべきことがあると拳に力を込めて。
「水着は、頭に被るものじゃなあああああい!!!」
 叫び声と共に、鞘ごと剣を相手の頭に叩き付けた。
「ぶぎゅっ!? だ、だが、まだだ! スク水戦士を拝む前に、こんな場所で死ぬわけには……」
 なんとも下らない理由から、頭を押さえつつ立ち上がるイソギンチャク怪人。まあ、今は放っておいても良いだろう。それよりも、まずは捕まっていた者達の、身の安全が最優先。
「これ以上の酷い目に遭いたくなかったら、ここから逃げろ」
 そう、アンナが告げたところで、解放されたキマイラやバーチャルキャラクター達は、一斉に外目掛けて逃げ出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『イソギンチャク怪人』

POW   :    テンタクル・テンペスト
予め【触手を振り回しておく】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD   :    ウネウネ・アネモネ
自身の肉体を【ウネウネモード】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ   :    ポイゾナス・ポリプ
【頭部】から【毒針のついた触手】を放ち、【麻痺毒】により対象の動きを一時的に封じる。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●スクール水着とイソギンチャク
 猟兵達の活躍によって、怪人に捕まり改造される寸前だった人々は救われた。
 しかし、真の戦いはここからだ。計画を邪魔された以上、怪人達もこのまま黙っているはずもなく。
「おのれ! よくも我々のスク水ソルジャー計画を邪魔してくれたな!」
「こうなれば、貴様達を倒して、新しいスク水ソルジャーの素材にしてくれる!」
 ドサクサに紛れてサラリと恐ろしいことを叫びつつ、スク水姿のイソギンチャク怪人達が、猟兵達へと襲い掛かる。
 冗談じゃない。こんな場所で、戦闘員の素材になんぞされてなるものか。というか、男性用のスクール水着を、頭から被せられるなど死んでも御免だ。
 迫り来る変態……もとい、イソギンチャク怪人の群れと対峙し、戦闘態勢に入る猟兵達。海辺風のリゾートアトラクション施設を舞台に、馬鹿らしくも危険な戦いの幕が上がった。
伝農・エルナちゃん
アンナ(f03717)との共闘
「まさかアンナとこんなトコで出会うとはの。普段の借りを返すチャンスじゃな」
アンナに言いおいて、怪人の群れに高速移動で突撃。一箇所に纏めるように魔法の矢や封呪剣の剣撃で牽制する。
「それ、纏まったぞ!今じゃ!」
機と見たら号令。アンナの範囲攻撃を待つ。
「一気にケリをつけるぞ! アンナ!」
アンナと共にトドメとして、名刀・伝鉄を手に走り抜け、怪人共にトドメを刺していくのじゃ。
「いやあ、上手く行ったな。いい連携じゃ」
自画自賛し、アンナとともに背中合わせになるかの。そしてこう言うのじゃ。
「お前さんのことは常に心配しとる。こんなふうに、あちきをいくらでも頼ってええからな?」


アンナ・フランツウェイ
伝農・エルナちゃん(f00886)と共に怪じ…変態を倒す。
「借りとか貸しとか考えてない。ただ私の役目を果たすだけだから」(エルナちゃんへの返答)

エルナちゃんが怪人達を一か所に集めたら、拒絶式・呪詛黒百合で怪人達と着ているスク水を攻撃し奴らのアイデンティティを破壊する。局所の布は残す。
「分かってる!」

怪人が動揺したらエルナちゃんと共に並走。処刑剣・ラストレクイエムでなぎ払いを使い、怪人達を切り払いながら走り抜けトドメを刺そう。
「分かった。変態を断罪する!」(並走前に)

「私は大丈夫なんだけど…」「…あなたの事は嫌いじゃなし、その内話ぐらいはしに行こうかな」(エルナちゃんの言葉への返答)



●変態は断罪です!
「おのれぇぇぇっ! 我らの計画を邪魔する者、許すまじぃぃぃっ!!」
 戦闘員に改造する予定だった者達を解放され、怒りに震えるイソギンチャク怪人が猟兵達へと迫る。
 その姿は、全員が女性用のスク水姿という凄まじい代物。触手まみれの頭と相俟って、もはやホラー以外の何物でもない。
「まさかアンナとこんなトコで出会うとはの。普段の借りを返すチャンスじゃな」
「借りとか貸しとか考えてない。ただ私の役目を果たすだけだから」
 伝農・エルナちゃん(のじゃロリおじさん剣士・f00886)の言葉に、アンナ・フランツウェイ(断罪の御手・f03717)は淡々と答えた。
 今は挨拶を交わすよりも、目の前の怪人を始末する方が先決だ。こんな場所で衣服を剥かれ、スク水戦闘員になどされては堪らない。
「ふむ……こうも数が多いと、ちと面倒じゃな。ならば……」
 一ヶ所に集め、纏めて一網打尽にすれば良い。そのための陽動は任せろと、エルナちゃんは確認も取らずに飛び出した。
「封呪剣……その封じられし魔の力をあちきに宿し、敵を討つのじゃ!」
 剣に封じられた力を解放し、エルナちゃんは凄まじい速度で加速しつつ、敵の群れへと飛び込んで行く。迫り来る触手を薙ぎ払い、時に魔法の矢を撃って牽制し、敵の目を引き付けるために大暴れ!
「クソッ! あの、オッサンだか幼女だか分からんやつを捕まえろ!」
 頭に矢が刺さったまま、白スク水姿の怪人が叫んだ。どうやら、白スク水の怪人は、戦闘要員ではなく指揮官や博士といった役割のようだった。
「それ、纏まったぞ! 今じゃ!」
「分かってる!」
 迫り来る触手が自分を絡め取る瞬間を狙い、エルナちゃんはアンナに叫ぶ。その言葉が終わり切らない内に、アンナは自らの装備している武器を、黒き百合の花びらへと変えた。
「我が怨念は全てを包む……」
「ぬぉっ! な、なんだ、この花びらは!?」
 突然、周囲を舞いだした黒い花びらに、怪人達は大混乱。しかも、気が付けば花びらは鋭利な刃物の如く、怪人達の纏っていたスクール水着を粉砕しており。
「うわぁぁぁっ! お、俺のスク水がぁぁぁっ! 最強の防具がぁぁぁぁっ!」
「な、何故だ! スク水こそが、旧人類の生み出した、究極の衣服ではなかったのか!?」
 自分の信じるものを打ち砕かれ、ますます混乱する怪人達。しかし、そんな彼らの叫びを聞いている猟兵達は、なんとも微妙な顔をしていたが。
 いったい、何をどう間違えれば、スク水が最強の防具となるのだろう。あんなものを防具に使うくらいならば、露出度こそ高くとも、ビキニアーマーの方がまだ防御力がありそうだ。
 まあ、細かいことは、気にしていても仕方がない。そもそも、怪人達のやることなど、最初から頭のネジが数本ばかり飛んでいるネタの方が多いのだから。
「いやあ、上手く行ったな。いい連携じゃ」
 アンナと背中を合わせつつ、エルナちゃんは再び剣を構えた。
「お前さんのことは常に心配しとる。こんなふうに、あちきをいくらでも頼ってええからな?」
「私は大丈夫なんだけど……あなたの事は嫌いじゃないし、その内、話ぐらいはしに行こうかな」
 いきなり告げられたことで、アンナはしばし戸惑ったような表情を見せる。だが、その間にも体勢を立て直した怪人達が、続々と二人の下へ集まって来る。
「まったく、無粋な連中じゃな。どうやら、お喋りもここまでのようじゃ」
「分かった。変態を断罪する!」
 この話の続きは、無事に事件を解決してからするとしよう。
 迫り来る怪人の群れに、アンナとエルナちゃんは、並走しつつ斬りこんで行く。触手を薙ぎ払い、スク水諸共に敵の身体を両断すれば、その度に気色悪い悲鳴が施設の中に響き渡る。
「い、いやぁぁぁんっ! こんなところで、ポロリは駄目……ぎゃぁぁぁっ!!」
 スク水の破れ目を押さえて動けなくなっているイソギンチャク怪人に、無情なる斬撃が襲い掛かった。言葉には出さずとも、気が付けば自然に阿吽の呼吸で動いている二人を前、変態怪人の軍団は次々と成敗されて行った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

子豚・オーロラ
随分と変わったこだわりもあるものね……
うちの流派も大概だけど、さすがにここまでじゃないわ

POW主体での勝負を挑むわ
【存在感】と【誘惑】を用いて胸を揺らし、敵の攻撃を誘導しより見切りやすくするわ
打ってきたところで【武器受け】を狙いたいわね

行動中は常に相手との距離を少しずつ詰めていき、間合いに入ったら【爆乳籠絡鞭】をヒットさせるわ
命令は『スク水を着るな』
簡単な命令よね?それを脱げばいいのだから
無理して着てダメージを受け続ければそれでよし
もし脱いだら脱いでる途中に【暗殺】を仕掛け、それでも仕留め損ねたらもう一度【爆乳籠絡鞭】を当て『脱いだものを自分で破れ』とか命令しようかしら



●炸裂、爆乳剣術!?
 スク水を至高の戦闘服とし、スク水戦闘員を作らんと暗躍するイソギンチャク怪人。そんな連中を目の当たりにして、子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)は思わず溜息を吐いた。
「随分と変わったこだわりもあるものね……。うちの流派も大概だけど、さすがにここまでじゃないわ」
 そう口にする彼女自身、殆ど全裸に等しい露出度なのだが、それはそれ。あんな変態どもとは違い、この格好にも意味があるのだということを、今から身を以て教えてやるとしよう。
「うぉぉぉぉっ! 貴様、なんだその格好はぁぁぁっ!」
「なんて破廉恥なやつだ! 貴様こそ、スク水を着用することで、隠すべきところを隠しやがれ!」
 オーロラに気付いたイソギンチャク怪人達が、自分達のことを棚に上げながら突撃して来た。
 悪いが、お前達だけには言われたくない。こんな再び大きな溜息を吐いたオーロラの下へ、イソギンチャク怪人達の触手が迫る!
「フハハハッ! そんなに露出が好きなら、我々の手でひん剥いてくれるわ!」
「その上で、ピッチピチのスク水を着せて、貴様も戦闘員にしてくれる!」
 身体を無防備に晒し、攻撃を避けようともしないオーロラへ、イソギンチャク怪人達は好き放題に叫びながら触手を伸ばす。が、次の瞬間、彼らの触手がオーロラを捕えるよりも先に、オーロラの方が彼らの触手を捕縛した。
「……な、なにぃっ!?」
「ば、馬鹿な……抜けん! 抜けんぞぉぉぉっ!!」
 四方八方から伸ばした触手を胸で受け止められ、イソギンチャク怪人は予想外の事態にうろたえるばかり。爆乳の谷間だけでなく、下乳や横乳と脇の下の隙間まで活用し、オーロラは敵の触手の先端をガッチリと挟んで逃がさない。そのまま両手で触手を引っ張って怪人を手繰り寄せると、両胸を揺らしながらにやりと笑い。
「さあ、覚悟はいいわね? 豚房流剣術奥義の一、爆乳籠絡鞭! ほぉぉ~っ!」
 そのまま身体を大きく捻り、自慢の爆乳で怪人の頬を張り倒した。
「……ぶげぇっ!?」
「ほげぇぇぇっ!!」
 哀れ、巨大な胸による横殴りの一撃を食らい、吹っ飛んで行く怪人達。見たところ、そこまで大きなダメージを負ってはいないようだが、しかし本当の地獄はここからだ。
「さあ、今からあなた達に命令するわ。それは……『スク水を着るな』ということよ!」
「な、なんだと! 何故、貴様のような女の命令などを聞かなくては……ぐぎょべっ!? な、なんじゃこりゃぁぁぁっ!!」
 オーロラの命令を無視して再び襲い掛かろうとしかイソギンチャク怪人が、唐突に自らの身体を捩りながら悶絶を始めた。
 豚房流剣術奥義、爆乳籠絡鞭。その恐ろしさは、乳ビンタを受けた相手に命令をし、それを破るとなんやかんやでダメージを与えるという効果にある。先程、オーロラから命じられたのは、『スク水を着るな』という命令だ。それを無視して、スク水を着続ければどうなるか。答えは火を見るよりも明らかである。
「ぐぎゃぁぁぁっ! み、水着が! 水着が食い込んで……俺を締め付け……ごはぁっ!?」
「あばばばっ! そ、それ以上は……絞らないで……ぶふぉぉっ!!」
 イソギンチャク怪人達の着ていたスク水が、まるで拘束衣の如く彼らの身体を締め上げ始めた。その力は凄まじく、とても耐えられるものではない。強情に意地を張ってスク水を着続ければ最後、雑巾のように肉体を絞られ、口から内臓をブチ撒けて圧死する未来が待っている。
「ぼ……ぼう……ぶり……。水着……脱がないと……」
「だ……だずげで……。ぐ、ぐるじい……」
 潰されて死ぬくらいなら水着を抜いだ方がマシであると、怪人達は悔しそうに自ら着ていたスク水を脱ぎ捨てた。もっとも、中には脱ぐ途中で身体を締め付けられて、そのまま間に合わずに昇天してしまった者も、いくつかいたが。
「はぁ……はぁ……。い、いったい、なんで水着が俺達を……ぎゃぁっ!?」
 そして、辛うじて生き延びた者達も、当然生かしては帰してもらえない。スク水を脱ぐことに夢中になって、死角への意識が疎かになっている怪人達を、オーロラは実に手際良く暗殺して行く。
「やれやれね……。こだわりも時には大切だけど、それで自滅しちゃったら元も子もないじゃない」
 自分に襲い掛かって来た者の大半を蹴散らし、オーロラは既に物言わぬ塊と化したイソギンチャク怪人達に向かって告げた。もっとも、スク水を握り締めて倒れる怪人達は、その誰もがオーロラの言葉に対し、返事をするだけの力を失っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マリア・テミルカーノヴァ
いくらスクール水着がよくても、人に押しつけることは感心しません。
このような様子では、誰もスクール水着を着てくれなくなってしまいますよ。
スクール水着を着る自由も、着ない自由もある方がいいのです。

ということで、【エレクトロレギオン】で機械兵器を呼び出して戦いますよ。
こういう遠距離から攻撃してくる敵には、数の暴力で押し切るのがよいと思います。

たまに、こう皮肉を述べながら。

「私が倒れてしまったら、スクール水着への理解者が一人減ってしまいますよ」

そして、シスター服の裾をひらひらさせながら誘惑です。中のスクール水着に見とれているうちに、戦闘機械でイソギンチャク怪人たちを一気に片付けますよ!



●スク水シスターと機械兵
 迫り来るスク水イソギンチャク怪人達の群れを前に、マリア・テミルカーノヴァ(電子の海を彷徨う光・f00043)は、憶することなく正面に立った。
「いくらスクール水着がよくても、人に押しつけることは感心しません。このような様子では、誰もスクール水着を着てくれなくなってしまいますよ」
 スクール水着が旧人類の生み出した最高の遺産だとするならば、平和的に広めてこそ真のスク水愛好家。スクール水着を着る自由もあれば、着ない自由もあって良いはず。それだけ言って、マリアは戦闘用の小型機械兵器を呼び出した。
「さあ、あの不埒者どもに罰を与えるのです!」
 そう、彼女が叫ぶと同時に、機械兵器達は一斉にイソギンチャク怪人達の群れへと向かって行く。兵器の中には回転鋸や多数の刃といった物騒な武器を搭載しているものもあり、それらは情け容赦なく、スク水諸共に怪人達の触手を刈り取って行く。
「うぎゃぁぁぁっ!」
「や、やめてくれぇっ! このスク水は俺達の……俺達の宝なんだぞぉっ!!」
 ズタズタに切り刻まれながらも、イソギンチャク怪人達は泣き叫びつつ、スク水だけでも助けてくれとマリアに懇願した。が、その程度で許してもらえるほど、彼らの罪は浅くない。嫌がる者に無理やりスク水を着用させ、あまつさえ頭にまで被せようとした罪は、スクール水着の盛大なるイメージダウンとして余りある。
「く、くそっ! こうなったら、この女も俺達と同じスク水姿に……っ!」
 機械兵器の攻撃から辛うじて逃れたイソギンチャク怪人が、触手を伸ばしてマリアに迫った。だが、その攻撃を食らっても、マリアは何ら動じない。毒針による攻撃を食らってもなお、ともすれば皮肉を述べるだけの余裕があるようで。
「いいのですか? 私が倒れてしまったら、スクール水着への理解者が一人減ってしまいますよ」
 そう言って、シスター服の裾をまくり、中に着ているスク水を見せつける。スク水を愛し、戦闘服として崇めるイソギンチャク怪人にとって、これは予期せぬカウンター!
「う、うぐっ! き、貴様……スク水を盾にするとは、卑怯なり!」
「こいつは邪道だ! スク水は、スク水だけで着用してこそ意味があるものなんだ!」
 目の前のスク水に惑わされながらも、己を鼓舞して立ち上がるイソギンチャク怪人だったが、しかし先程までの勢いはどこへやら。どうにも戦い難そうにしているようだが、その隙をマリアは見逃さず。
「さあ、これで終わりです。あなた方の行いは、スクール水着に対する冒涜であると知りなさい!」
「「ぎょ、ぎょぇぇぇぇっ!!」」
 機械兵器の攻撃を集中させ、残るイソギンチャク怪人を一掃する。火薬と刃が縦横無尽に飛び交った跡に、残されているのは哀れな怪人の成れの果てと、ズタズタに引き裂かれたスクール水着の残骸だけだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『いいねリス』

POW   :    強いっていいね! いいね!ボム
【いいね! 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【いいね!ボム】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    足がはやいんだね! いいね!ビーム
レベル分の1秒で【いいね!ビーム 】を発射できる。
WIZ   :    いいね!って思ったらみんなあつまれー!
戦闘用の、自身と同じ強さの【共感者】と【いいねリスの分身】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠青景・黒影です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●スク水&スクイール
 捕まっていた人々を救出し、変態……もとい、イソギンチャク怪人の群れも始末した猟兵達。
 だが、それでも戦いは終わらない。今回の事件の黒幕であり、スク水戦闘員なるものを考案した存在。イソギンチャク怪人達を裏で操っていた親玉が、ついにその姿を現したのだから。
「さ~て、スク水戦闘員の仕上がりはどうかな~♪ ……って、あぁぁぁぁっ!!」
 驚愕の表情で大声を上げているのは、スク水姿のいいねリス。なんともカオスな展開に、さすがの猟兵達も開いた口が塞がらない。
「な、なんてことしてくれたんだよぉっ! 折角、たくさん『いいね!』がもらえるように、旧人類が大好きだったスクール水着を使って戦闘員を作ろうと思ったのに!」
 イソギンチャク怪人を倒されたことで、いいねリスはご立腹。もっとも、何か色々な意味で勘違いしているようで、これでは仮に戦闘員を作るのに成功しても、『いいね!』は稼げなかったと思うのだが。
「さては、キミ達が計画を邪魔してくれたんだね! 許さないぞ!」
 最高の『いいね!』を稼ぐために、邪魔する者には死、あるのみ。顔に似合わぬ物騒な台詞を吐いて、いいねリスは猟兵達を倒すべく戦いを挑んで来た。
マリア・テミルカーノヴァ
 20歳過ぎているのにシスター服の下にスク水着ている私も私なんですけど、スク水を着て似合う人も似合わない人もいるものなのですよ。それに、スク水が好きでも、「Yesロリータ、Noタッチ」という格言があるじゃないですか。実際に手を出すのはいけませんからね。(と、シスター服をひらひらさせながら下に着ているスクール水着をちらちらさせて誘惑します)
 スク水を着てる変態さんには、なかなかやっかいなプログラムのバグこと【ぬるぽ】をお見舞いしてあげますね。これを投げればもれなく「ガッ」されるおまけがついてきます。でも、これ、よく効くんですよ。というわけで、観念してくださいね。


伝農・エルナちゃん
引き続きアンナ(f03717)と共闘

「……正直あんなけったいな方法ではコアすぎて、誰も『いいね!』せんような気がするがのぅ」
投稿というのは、やはりニーズを考えるべきじゃ。ニッチすぎてとてもじゃないがウケない。
「ええか、お手本を見せてやろう! スク水を使って、『いいね!』とはこうやって稼ぐのだ!」
あちきは和装の下に着た白スク水を披露し、そしてUC起動じゃ。応援を稼ぐぞ。
目的は挑発。怒ったいいねリスが対wiz攻撃をしてくるように誘導するのじゃ。
誘導できたら暗殺を構えるアンナに合図する
「よし釣れた! 今じゃぞ!」
アンナにいいねボムが放たれる場合は、UCで強化した速度で剛剣を振り抜き弾き返してやるわ。


アンナ・フランツウェイ
伝農・エルナちゃん(f00886)と引き続き共闘する。

「そうだね…。自分が変態なのは良いけど、他人に迷惑をかけるのはちょっと…。」(エルナちゃんへの返答)

エルナちゃんがいいねリスと分身達の注目を集めている隙に、私は奴らの背後へ回り込もう。
「エルナちゃん。…負けないでね。」

背後を取れたら暗殺と先制攻撃の技能と、断罪式・薊ノ花を使用していいねリス本体へ奇襲攻撃を仕掛ける。命中したら傷口をえぐるで追撃を加え、より深手を与えてやる。
「かわいい顔しても、私は騙されるか。」



●スクール水着っていいよね!
 配下の怪人を全て失い、スク水姿で猟兵達に襲い掛かるいいねリス。もっとも、愛らしい姿にスク水といった格好は妙なミスマッチを生んでおり、どうにも苦笑いしかできない代物だったが。
「……正直、あんなけったいな方法ではコアすぎて、誰も『いいね!』せんような気がするがのぅ」
「そうだね……。自分が変態なのは良いけど、他人に迷惑をかけるのはちょっと……」
 伝農・エルナちゃん(のじゃロリおじさん剣士・f00886)とアンナ・フランツウェイ(断罪の御手・f03717)の二人は、早くも言葉を失って溜息を一つ。スクール水着が好きなのは結構だが、それを他人に強要し、あまつさえ戦闘員を作るための素材にしようとは、もはやどこから突っ込んで良いのか解らない。
「20歳過ぎているのにシスター服の下にスク水着ている私も私なんですけど、スク水を着て似合う人も、似合わない人もいるものなのですよ」
 マリア・テミルカーノヴァ(電子の海を彷徨う光・f00043)もまた、誰もがスクール水着の世界など間違っていると、自らシスター服の裾を摘まみ上げ。
「それに、スク水が好きでも、『Yesロリータ、Noタッチ』という格言があるじゃないですか。実際に手を出すのはいけませんからね」
 下に着ているスクール水着を見せながら誘惑しようとするが、しかしそれを見たいいねリスは、何故か激高してマリアに向かって叫び出した。
「手を出す? 何を言ってるんだよ、キミは! 私はただ、スクール水着が大好きなだけなんだよ! それなのに、ちょっとそういうのが好きだって言えば、直ぐにロリコン扱いとか……許せない! キミなんかに、スクール水着を着る資格はないって、教えてあげるよ!!」
 自分はあくまでスクール水着が好きなのだ。だからこそ、老若男女問わずスクール水着を着せてやろうとしただけなのに、それをロリコン扱いするとは何事か。
 完全に意味不明な理論をブチ上げて、勝手にブチ切れるいいねリス。こうなってしまっては、もう仕方がない。
 元より話して解り合える相手でもなし。問答無用で襲い掛かって来たいいねリスを倒すべく、猟兵達は散開して敵を取り囲んだ。

●行け、白スク応援隊!
 謎のスク水理論を展開し、猟兵達に襲い掛かって来たいいねリス。
 ならば、こちらも目には目を。スク水にはスク水で対抗すべしとばかりに、エルナちゃんが和装を脱ぎ捨てた。
「ええか、お手本を見せてやろう! スク水を使って、『いいね!』とはこうやって稼ぐのだ!」
 そんな彼女が披露したのは、スク水ファンの間では伝説となっている白スク水! 本当の学校体育では絶対に拝むことのできない、コスプレか二次元の創作物の中にしか存在しない幻の一品!
「フハハハ! どうじゃ! 今からあちきが、この姿を動画に投稿して、どれだけ応援が集まるか見せてくれるわ!」
 動画撮影ドローンを展開し、エルナちゃんはドヤ顔で仁王立ち。しかし、対するいいねリスも負けてはいない。動画で『いいね!』を稼ぐなら、それは自分の土俵であると言い張って。
「ふん! 言っておくけど、そんな実用性のないスクール水着なんて、ぜ~んぜん萌えないんだよ! スクール水着に大切なのは、実際の体育の授業で使われていたっていう事実だってこと、今からキミ達に教えてあげるよ!」
 なんともニッチな思考を持ち出して反論し、いいねリスも自らの共感者と分身を召喚する。途端に、スクール水着を纏ったリスがもう一匹と、女子用のスクール水着を着用し、頭に男子用のスクール水着を被ったガチムチ兄貴マンが出現した。
「行けー! あの偽物スク水女達をやっつけろー!」
「偽物じゃと? ならば、どちらが真のスクール水着か、文字通り『白黒』つけてくれるわい!」
 こうなれば、どちらが多く『いいね!』を稼げるのか、バトル実況込みで生放送勝負だ。
「エルナちゃん。……負けないでね」
 迫り来る変態どもに正面から突っ込んで行くエルナちゃんを、アンナが心配そうに見守っている。
 だが、これも全ては作戦の内。言葉とは反対に、アンナの瞳は高所から獲物を狙う、猛禽類のそれにそっくりだった。

●秘儀、ぬるぽ叩き!
 白スク水は、果たして王道か、それとも邪道か。実際にバトルで決めんと奮闘するエルナちゃんだったが、やはり2対1では分が悪い。
「そ~れ! いいねビームだよ!」
「ふんぬぅぅぅっ! スク水、最高ぉぉぉっ!!」
 分身のリスがビームを乱射する中、ガチムチの共感者が力任せに拳を振るって来る。その威力は、拳の一撃で堅牢なコンクリートを粉砕する程に強烈だ。
 もっとも、エルナちゃんにとっては、追い詰められてからが真骨頂。苦戦をすればするほどに、動画を視ている者達からの応援も勢いを増して行くのだから。
「お前さんたち、その程度かえ? けったいな恰好をしておる割には、見掛け倒しじゃのう」
 ついでに、その共感者の恰好はなんとかならんのか。敵の攻撃をギリギリのタイミングで避けながら、エルナちゃんは2体を挑発し。
「よし釣れた! 今じゃぞ!」
 いいねリスの本体から引き離したところで、敵の後方に回っていたアンナに叫んだ。
「えっ? 釣れたって、何を……って、痛ぁぁぁっ!?」
 突然、死角から斬り付けられ、悲鳴を上げるいいねリス。しかし、それでもアンナの攻撃は止まらない。ともすれば、更に傷口を複雑な形状に抉らんと、処刑用の鋸を押し付ける。
「かわいい顔しても、私は騙されるか」
 それだけ言って、強引に鋸を押し込んだ後、素早く敵の間合いから離脱するアンナ。追撃は大切だが、深追いは禁物。パワーでは敵の方が上である以上、捕まってしまえば命取り。
「うぅ……よ、よくもやったなぁっ! でも……その強さ、いいね!」
 攻撃を食らい、分身や共感者も消滅してしまったいいねリスだったが、しかし果敢に『いいね!』を飛ばすことで、離脱するアンナへと反撃を試みる。
 あれを食らってしまったら、次に待っているのは爆弾による手痛い一撃。もっとも、初撃さえ回避してしまえば、そこまで恐れるものでもない。
「そうはいかんのじゃ! そんなに『いいね!』が欲しいなら、お前さんが自分で自分に『いいね!』すればよかろう!」
 すかさず飛び出して来たエルナちゃんが、大剣を片手にアンナの盾となり猛反論。世間一般では、自分に『いいね!』をするのは自作自演とも言えそうだが……それを突っ込むのは後回し。
 自分に向かって来る敵の爆弾を、エルナちゃんは大剣の豪快なフルスイングで迎え撃つ。初撃を避けられ、半ば暴投に等しい形で投げられた爆弾は、盛大なホームランとしていいねリス自身へと返って行き。
「えぇっ! そ、そんなのあ……ぶべらっ!?」
 顔面に爆弾が直撃し、哀れ巨大なリスの顔は丸焦げに。なんとも情けない自爆になったが、それでも猟兵達の攻撃は終わらない。
「すべては無から始まり、無に終わる……ぬるぽ投げますね」
 この機会を逃してはならないと、マリアがプログラムのバグという、ある意味では最強にして最大の闇魔法を解き放った。
 これを投げれば、漏れなく『ガッ!』されるオマケが付いて来る。もはや逃げ場はないので覚悟を決めろ。そんなマリアの言葉に、思わず突っ込むいいねリスだったが。
「な、なに、それ!? だいたい、『ガッ!』って、なんのこ……ガッ!?」
 突然、後頭部に激しい痛みを感じ、吹っ飛んでゆくいいねリス。その様は、まるで見えないゴルフクラブか何かで、真後ろから殴られたかの如く。
 盛大な水音を上げ、スク水姿の巨大なリスは、プールに落下したまま沈んで行った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

メルフローレ・カノン
遅れて推参します。
オブリビオンの撃破に助勢しましょう。

……って、なんかカオスな状況ですね。
倒れた敵も目前の敵も水着姿(しかも特定の形状)で……
まぁ、殴り倒せば同じと割り切ります。

私の得物は主にメイスですが
状況と水着を切り裂く必要性に応じて
予備武器の剣も使います。

敵は攻撃のほか分身や共感者も召喚するのですね。
[見切り]でかわすほか[武器受け][なぎ払い]で
払いのけます。
攻撃を耐える場合は[オーラ防御]【無敵城塞】で耐えます。
「ここは堪えてみせます!」

攻撃に際しては、[力溜め]の上で
[見切り][2回攻撃]で素早さに対抗しましょう。
[気絶攻撃]で動きを鈍らせることもします。
「全力で行きますよ!」



●ドキッ! スク水だらけのリス叩き大会!?
「遅れて推参します。オブリビオンの撃破に助勢しま……って、なんかカオスな状況ですね!?」
 怪人に制圧された施設があると聞いて馳せ参じたメルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)だったが、現場に到着するなり、思わず自分の目を疑った。
 周囲に倒れている、スク水姿のイソギンチャク怪人達。どれも、既に倒されて息はない。その向こう側では、何故か一部の者達がスク水を纏ったまま、同じくスク水を着た巨大なリスと戦っている。
 いったい、これは何のイベントだろう。あまりに色々な属性が混在し過ぎていて、何から突っ込めば良いのか解らない。
「な、なに、それ!? だいたい、『ガッ!』って、なんのこ……ガッ!?」
 だが、そんな思いも、目の前の巨大リスが謎の力でプールに吹っ飛ばされるのを見て吹き飛んだ。
 そうだ。自分はここに、戦いに来たんだ。ならば、目の前の敵を倒すことが当面の使命。敵はなにやら妙な恰好をしているが、とりあえず殴り倒せば同じだろうと。
「うぅ……ひ、酷い目に遭ったんだよ。もう、許さないんだからね!」
 完全にブチ切れたいいねリスが、プールの中から出るなり爆弾を投げて来た。が、そんな攻撃にやられるメルフローレではない。避けることが難しくとも、彼女には誰にも負けない鉄壁の防御手段があるのだから。
「ここは堪えてみせます!」
 全身を無敵の城塞モードに変化させ、メルフローレは爆弾を見事に防いでみせた。爆風に身体が吹っ飛びそうになるが、そこは我慢だ。ぐっと堪え、煙が退いたところで目の前を見れば、驚愕の表情で目を丸くしているいいねリスの姿が。
「えぇっ! な、なんで死んでないんだよぉっ!?」
 自慢の攻撃を防がれて、思わず叫ぶいいねリス。ならば、もう一発食らわせてやろうと再び爆弾を投げようとするいいねリスだったが、しかしメルフローレとて、そう何度も黙って攻撃を食らうはずもなく。
「全力で行きますよ!」
 渾身の力を両手に込めて、握り締めたメイスを敵の頭に叩き込んだ。
「……痛ッ!?」
 強烈な衝撃が脳髄を駆け抜け、目から星を出してプールに沈んで行くいいねリス。だが、それでもまだまだメルフローレの攻撃は終わらない。再びプールから頭を出したところを狙い、追い打ちでもう一発殴りつけ。
「……ミギィッ!?」
 なにやら変な声を上げながら、いいねリスはプールの底へ逆戻り。頭を上げる度にメイスで叩かれる無限ループ。これぞまさしく、ずっと猟兵のターンというやつだ。
「うぐぐ……み、みんな……集まって……。こっちを……助けてね……」
 ボコボコに殴られた状態で水底に沈みながら、いいねリスは再び共感者と自分の分身を呼び出して、メルフローレへと差し向ける。だが、スク水姿の巨大リスを連れたスク水姿のガチムチ兄貴マンが現れても、もはや誰も突っ込まなかった。
「な、なんという変態……。いえ、そんなことを言っている場合ではありませんね。ここは耐えてみせましょう……色々な意味で!」
 ポージングを決めながら迫る共感者の兄貴マンにドン引きしつつ、メルフローレは彼らを倒すべく斬り込んで行く。怪人達の妙な野望が打ち砕かれるのは、もはや時間の問題だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クラーラ・ストルイピン
到着が遅れました、ごめんなさいです😖

あわわ、変態さんがいっぱいです!
ちょっとアマレスの人っぽいかも? って思ったけど、気のせいでした。やっぱり変態だと思います!
お父さん、ラーラを守ってください……!

とりえあず、近づくのがイヤなのでサイコキネシスでいいねリスを弾き飛ばします。ついでに、ガチムチ兄貴マンをいいねリスに投げつけます。何か他に手ごろな物があれば、とにかく全部投げつけます。
「いやー! 来ないでくださいー!!」

爆弾を投げられたら、サイコキネシスで投げ返せないか試みます。
できない場合は、【武器受け】技能を使って爆弾を手で打ち返します。ドキドキビーチバレーです!




「到着が遅れました! ごめんなさいで……っ!?」
 怪人達の拠点としている、リゾート風のアトラクション施設。そこへ踏み込んだクラーラ・ストルイピン(ミセリコルデ・f14091)は、思わず自分の目を疑った。
「あわわ、変態さんがいっぱいです!」
 そこら中に倒れている、スク水姿のイソギンチャク怪人達。時に、その亡骸を踏み付けながら、ガチムチ兄貴マンやスク水姿の巨大リスと、猟兵達が戦っている。
 いったい、これは何の冗談だろう。というか、もはやこれもキマイラフューチャーのアトラクション? 何が何やら意味不明な光景だったが、しかし悲しいことに、これは現実だ。
「お父さん、ラーラを守ってください……!」
 これから自分は、あんな戦場に身を躍らせねばならないのか。父よ、母よ、名も知らぬ先祖の英霊達よ、変態度もから我が身を守ってくれたまえ。思わず、両手を組んでクラーラが祈ったところで、それを目敏く見つけたいいねリスの共感者が、スク水片手に彼女をロックオン!
「ハーハッハッハァッ! さあ、君も旧人類の残した至高の遺産、スクール水着に着替えるがいい! 今、ここで!!」
 スク水姿のガチムチ兄貴マンが、ポージングを決めながらクラーラに迫る! その、あまりに凄まじいインパクトに、クラーラは思わず泣き叫びながら、サイコキネシスを発動させた。
「いやー! 来ないでくださいー!!」
 一瞬、アマチュアのレスラーかと思ったが、間近で見たら認識を改めざるを得なかった。
 少し、考えてもみて欲しい。ガチムチの兄貴マンが女性用のスクール水着を見に纏い、股間を強調させながら、男性用のスク水を顔面に被せようと迫って来る様を。
 正直、この連中に比べたら、深夜の路上で全裸にコートを纏って徘徊している、丸出しおじさんが可愛く思えてしまうだろう。似たような格好をしているとはいえ、パンツを被って悪を成敗する戦士の姿の方が輝いて見えるレベルだ。
「ハーッハッハァッ! さあ、もう逃げられないぞ! 君も今すぐ、このスク水を被って……グホッ!?」
 もっとも、そんな変態紳士の攻撃は、クラーラに届くことはなかった。彼女が念力で飛ばした椅子やら観葉植物やらが、一斉に共感者達に向かって飛んで来たのだ。
「こっちに来ないでください! 近づかないでください! 半径3m以内から……いえ、ラーラの視界から消えて下さい!」
 変態どもの狂気を目の当たりにし、クラーラはもはや錯乱状態。とにかく、手近にあるものをなんでもかんでも念力で浮かせ、変態と思しき格好の者目掛け、容赦なく放り投げて行く。それこそ、椅子でも机でも、果ては倒れたガチムチ兄貴マン自身でも。
「うわわっ! ちょっと、なんでこっちに来……むぎゅっ!?」
 運悪く、プールから上がって来たいいねリスの顔面に、投げられた兄貴マンが正面衝突! どうやら、顔面からダイブする形で衝突したらしく、哀れ、兄貴マンの唇が、いいねリスの口とコンバイン!
「うげぇっ! ペッ、ペッ!! ね、念力攻撃か……それ、なかなかいいね!」
 口から何かを吐きながらも、いいねリスは半ば強引に、クラーラへ向かって『いいね!』を飛ばして来た。続けて、強力な爆弾も飛ばして来るが、残念ながらクラーラには当たらない。そもそも、心にもない『いいね!』を飛ばしたところで、命中なんぞするはずもなく。
「こんな爆弾、打ち返してあげますよ! ドキドキビーチバレーです!」
 狙いの外れた爆弾を、クラーラは強烈なアタックで打ち返す。一方のいいねリスは、未だガチムチ兄貴マンと絡み合っており、満足に避けることができず。
「うぎゃぁぁぁっ!!」
 盛大な爆発と共に、施設の天井まで吹っ飛んで行く。そのまま落下して来たのは、なにやらよく判らない黒い塊。猟兵達の度重なる猛攻を前に、いいねリスの命は、もはや風前の灯だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ステラ・カガミ
『あなたのような独りよがりな芸で観客から賞賛なんてもらえるわけがないわ』
ステラ自身が踊り子兼歌姫として人前で歌や踊りを披露するのが仕事なので、こういうタイプには厳しいです。
サウンド・オブ・パワーで能力を上げながらサウンドウェポン(踊りで使う扇です)で攻撃します。
(力溜めと歌唱を併用して魂の一曲を歌いながらパフォーマンスで得意の踊りを披露します)
踊り子兼歌姫として歌と踊りで戦います。
愛用の露出度の高い踊り子の衣装を着てより注目を集めるようにします。
『いいね』をもらうことに拘っているようなので、自分の歌や踊りの方が注目(いいね)を集めている、
という事実を突きつけてやるのはかなり効くはずですから。



●変態死すべき、慈悲はない!
 猟兵達の奮闘によって、いいねリスは完全に満身創痍。スク水は破れ、もはや巨大なだけの黒焦げリスといった風体だったが、それでも同情の念を抱く者はいなかった。
「あなたのような独りよがりな芸で、観客から賞賛なんてもらえるわけがないわ」
 歌い手でもあり、踊り子でもあるステラ・カガミ(踊り子兼歌姫・f14046)にとって、いいねリスの計画など滑稽の一言。短絡的な萌え要素に走り、それを無理やりに押し付けるなど、他人に何かを魅せる者としては3流以下だ。
「うぅ……こんなところで、負けるわけにはいかないんだよ。ボクの輝かしいスク水ソルジャー計画で……絶対に、たくさんの『いいね!』を貰うんだ……」
 ボロボロになりながらも、いいねリスは未だ下らない戦闘員の量産計画を諦めてはいなかった。そのことが、更にステラの精神を逆撫でしたのだろう。
「そう……だったら、見せてあげるわ。本当に『いいね!』を貰うためには、どうすればいいのかっていうことを!」
 そちらがスク水なら、こちらは煽情的な踊り子の服だ。己の内なる衝動を歌声に、燃え上がるパッションをリズムに変えて、ステラは扇を片手に舞い踊る。
「くっ……この! ちょこまか動くな!」
 ビームを乱射するいいねリスだが、死に体となったオブリビオンの攻撃に捕まるステラではない。ひらり、ひらりと飛び回りつつ距離を詰め、手にした扇で額を一発叩き伏せ。
「痛っ! ちょっと、なにす……っ!?」
 悪態を吐こうとするいいねリスへ、今度は左右から扇で連続ビンタ。続けて、閉じた扇を鋭く突き出し、喉笛に深々と突き立てて。
「どう? これが、本当に『いいね!』をもらえる、魂のこもったパフォーマンスよ!」
 もはや、呼吸さえ満足にできない状態のいいねリスに、ステラは手厳しく言い放つ。
「うぅ……そ、そんな……。スクール水着は皆が大好きな……最強のアイテムじゃなかったの……?」
 幻想を打ち砕かれ、力なく崩れ落ちるいいねリス。だが、強引にスク水を勧めたところで、生まれるのはたくさんの『いいね!』ではなく、単なる変態に他ならない。
 人を不快にさせるようなブームで、『いいね!』を得ようなど、おこがましいのだ。変態死すべき、慈悲はない。旧人類の滅び去ったキマイラ・フューチャー世界においても、それは何ら変わらぬ常識だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月08日
宿敵 『いいねリス』 を撃破!


挿絵イラスト