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誘拐事件はヒュードロドロ!?
「皆さんこんにちは。暑い日が続くけれど、世界は猟兵の力添えを必要としているわ。頑張っていきましょう!」
グリモアベースへ集まった猟兵たちに玻瑠璃子・セーラはニッコリと微笑みを向ける。大きく手をうち、さっそく猟兵たちへ広げるのはバトルモンスターワールドで発生している事件の予知だ。
「今回、皆さんに向かって貰いたいのはバトルモンスターワールドの町よ。この町では、大量のバトモンさんが行方不明になっているの。
もちろん原因はひとつよね。これはオブリビオンさんによるバトモンさん誘拐事件よ!」
セーラは腰に手を当て指を突き出しビシリと断言すると、すぐさま困ったような笑顔を見せる。
「誘拐されたバトモンさんたちは、町全体のメンテナンス作業のお仕事を手伝ってくださっていたオバケさんみたいなの。そういう方はほら、壁をすり抜けたりもできるでしょう?
町のことは知り尽くしているし、たとえ知らない町だってすぐに調べてしまえるし、奇襲だってお手の物よね。
特定のバトモンさんを狙っている事や、オバケさんなバトモンさんは気まぐれでイタズラ好きな方が多いこともあって、町ではまだ噂程度にしか広まっていないわ」
オブリビオン側もまだ準備段階。明確な征服作戦といえる大きな動きがあるわけではないが、それでも誘拐されている数を見れば、その町の危機と呼べるものである。
「いつまでも平和ではないでしょうし、誘拐されたバトモンさんが征服作戦に利用されたら大変よ。早く助け出してあげなくっちゃ!
町には秘密のアジトがあるようだけれど…その入口はわかっていないの。オブリビオンさんの目を欺きながら、入り口を探して助け出す必要があるわ」
オバケといえば実体がないもの。誘拐されたオバケなバトモンたちと同じように、今回のオブリビオンの実体は予知でもまだ掴めてはいなかった。オブリビオンは町の日常に潜み、アジトは隠されている。それらを捜索するのも猟兵たちの役目となる。
だが、まるで手掛かりがないわけではない。意気込むセーラが猟兵たちへ伝えるのは、誘拐されたバトモンの『オバケ以外』の共通点だ。
「もちろん手がかりまで無いわけじゃないわ。誘拐されたバトモンさんたちはその殆どが、町のコンテスト会場やその付近で姿を消していたり、コンテストに参加していたことがあったり…何かしらの形でコンテストに関連した上で行方不明になっているのですって。
コンテスト会場に何かが、それこそきっと、バトモンさんたちを捕らえているアジトの入り口がある筈よ!
というわけで、会場を調べる為にも、まずは皆さんもバトモンさんと一緒にコンテストへ出場しなくっちゃね!」
セーラは再びビシリと断言すると、今度はにっこりと笑顔を浮かべる。
「今回開催されるのは『たくましさ・かっこよさ・かしこさ』がテーマのコンテストよ。
バトモンさんとお友達になっていない方も心配いらないわ。レンタルバトモンでお試しにコンテストに参加できるそうなの」
猟兵の目的はアジトおよび誘拐されたバトモンの捜索、オブリビオンの討伐ではあるが、コンテスト自体も相棒のバトモンと共に楽しむと良いだろう。
レンタルバトモンでのコンテスト参加であれば、以下の三体から一体を選んで参加となる。
一体目はキノコ+親分バトモンの『ドンキノコ』だ。気は優しくて力持ちで面倒見がいい、良いキノコの匂いがするバトモンで、特技は『キノコタックル』だ。
二体目はひのりゅうバトモンの『ヒノドラゴ』だ。ピンチの仲間には勇ましく助太刀する勇敢な性格のバトモンで、特技は『火炎噛みつき』だ。
三体目はうさぎバトモンの『ヴォーバニ』だ。ずる賢く臆病で、正面切って戦うよりも闇討ちを好むバトモンで、特技は『にんじん殴り』だ。
僅かな種類のバトモンから選ぶレクリエーションだが、その分気軽に参加できるだろう。
ちなみに、どんなバトモンとも参加できる上に、『知名度や認知度が低いバトモンの紹介』も兼ねているという。つまり『これはバトモンだ』と言い張れば実はバトモンでなくても参加は可能ではある。
誘拐されたバトモンたちと類似する『オバケ』な種類でコンテストに参加すれば、オブリビオンの目を強く惹くこともできるだろう。
或いは逆に、オブリビオンの『興味をそそらない』バトモンであれば、密かに行動しやすい事もあるかもしれない。
どんな形で、どんなバトモンと共にコンテストへ参加するのかは、猟兵たちの自由だ。
「コンテストを終えて会場を調べて…アジトへ辿り着いたら、きっとどこかに誘拐されたバトモンさんたちが囚われているわ。探して助け出してね。
ただのアジトとは言えないでしょうし、罠や仕掛けもあるでしょう。最後にはオブリビオンさんと戦う事にもなるでしょうから、どうか気をつけてね」
セーラは最後に猟兵たちへ笑顔を向けると、指先から溢れ出る水の泡で円を描いてグリモアを輝かせる。
「いってらっしゃい!頑張ってね!」
水泡のグリモアの輝きを抜けた猟兵たちの目の前に広がるのはバトルモンスターワールドの町のひとつ、ハナシバタウンだ。
誘拐事件が潜む傍らで、この町の日常はまだ壊されてはいない。それでいて町の姿が少しくたびれて見えるのは、町全体のメンテナンスを担っていたバトモンたちの数多くが、その姿を消していることに由来するのだろう。
それでも人通りや活気までもを失っていないのは、謎多き誘拐事件がまだ大きく取り上げられていないことと、何よりバトモンコンテストの賑わいの影響だった。
町へ一歩踏み入れただけの猟兵たちですら、壁のあちこちに貼られているバトモンコンテストのポスターが目に入る。
そして鼻をくすぐるほんのり甘い香りに視線を動かせば、この町の名物であるカラフルなポップケーキが目に入るだろう。コンテストがひとつの大きな娯楽であるこの町では、バトモンの魅力を高める事もできる美味しいおやつも名物なのだ。
ポスターの地図に従って、猟兵たちが辿り着くのは華やかな色に飾られるコンテスト会場。この何処かにオブリビオンのアジトの入り口があるだろう。
後ノ塵
後ノ塵です。はじめまして、あるいはこんにちは。
バトルモンスターワールドでの三章構成のシナリオとなります。
一章はオープニング公開後からプレイングを受け付けております。二章以降は断章公開後からプレイングを受付させていただく予定です。
一章は日常です。バトモンコンテストに参加しつつ、隠されたアジトを探してください。
アイテムとして登録しておられるバトモンと共に、或いはレンタルバトモンと共にご参加ください。レンタルバトモンは一章の最後にお返しする形となります。
二章は冒険です。
オブリビオンのアジトへ忍び込むことができるようになります。罠や仕掛けを避けつつ、どこかにまとめて閉じ込められている筈の攫われたバトモン達を見つけて助け出てください。気を付けて進みましょう。
三章はボス戦です。『英雄霊能者「オカルトR」』との対決となります。
前章で助けたバトモン達も自主的に得意技を使い、戦いを援護してくれます。
皆様のプレイングお待ちしております。奮ってご参加のほど、どうぞよろしくお願いします。
第1章 日常
『バトモンコンテスト!』
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POW : たくましさや身体能力をアピール!
SPD : かっこよさや器用さをアピール!
WIZ : かしこさや神秘性をアピール!
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
神臣・薙人
町の人達と共に生きているバトモンさんを誘拐とは
嫌な予感しかしませんね
早く救出しなければ
会場に着いた段階で白燐追駆咬傷使用
視覚と聴覚を共有し情報収集します
白燐蟲にはひとけの少ない場所や
何かが隠せそうな物の陰等を中心に
手掛かりを探すよう指示します
コンテストにはレンタルバトモンさんと一緒に
ヒノドラゴさんをお借りします
よろしくお願いしますね
勇ましくたくましい様子をアピールして貰います
ちょっと周囲を羽ばたいて頂いて胸を張る感じで
噛み付いても大丈夫なものがあれば火炎噛みつきも
私は貧相ですけど
ヒノドラゴさんは凄いのですよ
意識の一部は常に
白燐蟲と共有している部分に向けます
それらしいものが見付かれば良いのですが
バトモン誘拐事件が密かに広がるハナシバタウン。少しくたびれた様子を感じさせる景観に、バトモンと共に生きる町の心中を想い神臣・薙人は僅かに目を伏せた。
オバケのように得体の知れないオブリビオンはまだ息を潜めているとはいえ、胸には嫌な予感しか浮かばないし、その予感も的外れではないだろう──いち早くバトモンたちを救出しなければ。
会場に着いた薙人は、さっそく周囲を見渡し賑わいの隙間へサッと身を滑らせる。コンテスト参加の前に、まずは情報収集の下準備だ。
ふっと息を吐くようにして密やかに呼び寄せ忍ばせるのは白燐蟲の残花。
「人にはぶつからないよう気を付けてくださいね。行って下さい、残花」
ひと気の少ない場所や、何かが隠せそうな物の陰。そういった『怪しい場所』の手掛かりを探すように指示をすると、会場内へ密やかに散開する残花の姿を見送る。丸くてころころな残花の飛翔速度は常人の歩行よりも遥かに早い。ぶつかる事さえなければ目に留まることもないだろう。
残花の五感が注意深く周囲を伺う様子を確認し、薙人はいよいよ受け付けへ。
「すみません。レンタルバトモンさんでコンテストに参加してみたいのですが…」
「ようこそバトモンコンテストへ!初めての方ですか?」
受付嬢の笑顔に誘われ、ササッと簡単に説明を受けてエントリー。レンタルバトモンの中から選んだのは、ひのりゅうドラゴン『ヒノドラゴ』だ。カウンターの裏からバサバサッと真っ赤な小型ドラゴンが降り立って、つぶらな吊り目が薙人を見上げる。
「よろしくお願いしますね」
「ドラッ!」
薙人が手を差し出せば、ヒノドラゴは力強く飛び上がってから大きな口を開けて牙をアピール。それから、呆気に取られる薙人の手にタッチ。『こんな事が出来るんだぞ』とでも言いたげなヒノドラゴの姿に、目を丸くしていた薙人は遅れて笑顔を浮かべた。
アピールに使っても良いという小道具や説明を受け取ってステージへ。程なくすればいよいよ薙人とヒノドラゴの出番だ。
ちらりとこちらを伺うヒノドラゴに、薙人は穏やかな笑顔で頷いた。何も気負うことはない、ただヒノドラゴ自身の魅力を引き出すお手伝いをするだけだ。
「一緒に頑張りましょう」
「ドララッ!」
薙人の掛け声でヒノドラゴはステージの上を羽ばき飛びゆき、審査員席へクルンと旋回。パッと胸を張る姿は、まだ小さくとも勇ましくてたくましい姿のアピールだ。
「ヒノドラゴさん、いきますよ」
えいっと放り投げるのは片手ほどの木片。ヒノドラゴが炎を纏う牙でガブッとすればボワッと燃え上がり、一瞬にして炭へと変わる。今度は続けていくつかを違う方向にポポイッ。ヒノドラゴはあちこち飛んでガブッボワッ!即興ながら息のあったコンビネーションにワッと歓声が湧き上がる。
最後にスタッフたちが運んできてくれた小道具は、ひと抱えもある丸太。華奢な薙人ひとりでは重くて運べないほどの密度と大きさにも、ヒノドラゴは臆することなくかっこよく特技の火炎噛み付きおみまいすれば、ステージへ響く拍手と口笛にヒノドラゴはフフンと自慢げに胸を張った。
「凄いですヒノドラゴさん」
「ドラァッ♪」
薙人の心からの賞賛に、ヒノドラゴは楽しげに目を細めて跳ねるように翼を揺らした。
「お疲れさまでした!参加賞のカッラポップケーキです」
「ふふ…とても楽しかったです。ありがとうございました」
「ド〜ラッ!」
小さな手を差し伸べるヒノドラゴと握手を交わし別れを告げると、薙人はカウンターを後にする。笑顔を崩した薙人の瞳が見つめるのは、コンテスト中にも意識の一部だけを向けていた残花の視界だ。
ステージや観客席には何もなかった。スタッフルームや搬入口にも、人の出入りのある場所には何もない。しかしだからこそ、わざとらしい程に人の足が途切れる場所がひとつあった。
残花の視界で人目をすり抜け、薙人の足は塞がれた階段の踊り場へと向かう。スタッフしか出入りを許されない、コンテスト会場の地下一階。ロープで仕切りが作られ荷物が山積みになったそこは長く放置されているのか、不自然にひと気がなく、冷たい空気が満ちていた。──だというのに。
「…埃」
それは大体一人分だろうか。積もった埃が途切れている箇所があった。残花に隙間をすり抜けてもらえば、荷物の奥にはすっかり錆びた鉄の扉が存在するようだ。薙人は積みあがった荷物を見上げ、袖をまくる。華奢な体には厳しい障害物だが──先に進むしかないだろう。
大成功
🔵🔵🔵
クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【POW判定】
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
コンテストに参加しつつ、会場のどこかにあるアジトを見つけないとね♪
オンゾウ!キミに決めた!
コンテストに参加して、【怪力】による【運搬】や【突撃】でオンゾウのたくましさをアピールするよ★
それと並行して、【嗅覚】や【気配感知】、【聞き耳】でアジトの入口を探すね♪
UCは『キミに決めた!』
これでオンゾウの技能を2倍にするよ♪
「クローネちゃんに任せて♪」
グリモアの輝きに飛び込むのはクローネ・マックローネ。元気よくコンテスト会場へ向かいながら、しかしポニーテールを揺らして思考を巡らせる。コンテストは勿論参加するものの、問題はバトモンたちが囚われているというアジトの探し方だ。調べる事はクローネ自身の身体能力をフルに使いながらになろうが、手掛かりは少ない。
「うーんそれじゃあ…オンゾウ!キミに決めた★」
「オーン…」
ならば、とクローネが選んだ今回の相棒はうらみゾウバトモンのオンゾウだ。ムムッと拗ねたようにも見える顔は不機嫌ではなく元からこういう顔なのだ。
「はーい♪たくましさコンテストに参加しまーす★」
「ようこそバトモンコンテストへ!オンゾウとのエントリーでよろしいでしょうか」
「もっちろん♪」
出場バトモンが決まればクローネは受け付けカウンターへひとっ飛び。コンテストの諸々はあれよこれよと聞き流して、必要な小道具をお願いしたら、いよいよオンゾウとステージに突入だ!
「まずは怪力★」
ステージに設置されているのは『たくましさ』のアピールにまつわる小道具ならぬ大道具の大岩や運搬用のコンテナだ。さっそくオンゾウの体よりもドドンと大きな岩を怪力で押して動かせば、その身に秘めたる力に観客席から歓声が沸き上がる。
「運搬もお手の物だよ♪」
ネクロオーブからちょっぴり恨みや憎しみを分けてあげれば、一段重く大きく育ったオンゾウは大岩もコンテナも軽々と持ち上げる。もちろん長い鼻で器用に中身の仕分けも自由自在。たくましくも細やかな動きに今度は審査員席からの大きな拍手。
「最後はやっぱり突撃ー★」
大岩へドドンと勢いよく突撃すれば、ステージ全体が揺らいだなんて勘違いしそうなほどのたくましさ。あっという間に高成績を叩き出したクローネとオンゾウにステージは拍手喝采。たっぷり湧いたステージを後にして、スッパポップケーキの詰め合わせ等の報酬を受け取ったクローネに、ひとつの人影が近付く。
「と、とっても素敵なオンゾウ…ステージ、たくましくて素敵でした…」
「見てくれたんだね♪ありがとー♪」
「あの…オンゾウ撫でても、いいですか…?」
「…いいよー♪」
「オン…?」
長い髪を前に垂らした黒いケープの女性は顔を俯けたまま、細い指先をオンゾウへ伸ばす。その時オンゾウはびくりと体を揺らしたが、クローネが瞬きをした時には違和感は掻き消える。
「ありがとう…|またね《・・・》、オンゾウ…」
走り去っていく背中にクローネは瞳を鋭く細め、彼女を追いかける。スタッフには見えない風体だが、彼女は躊躇いもなくスタッフしか足を踏み入れない領域へと去っていく。ひと目を憚りクローネが遅れて追いかける頃には、その姿は消えていた。
「下だね♪」
──だがあの時感じた不審な気配までは消せるようなものではない。床を見つめたクローネは笑顔を浮かべ、地下へと向かっていった。
大成功
🔵🔵🔵
フリル・インレアン
ふええ!?アヒルさん、コンテストに出るんですか?
なんとなく、そんな気はしていたのですが『たくましさ・かっこよさ・かしこさ』の全てを兼ね備えた伝説のバトモン『アヒルさん』なんて絶対バレちゃいますよ。
そこはアヒルさんの実力でごまかすって、私が言ってるのは見た目の事ですよ。
さすがに伝説のバトモンはやめて普通のアヒルバトモンにしませんか?
コンテスト会場前はちょっぴりザワザワ。何故なら見慣れぬアヒルなバトモン…否、アヒルさんと帽子の女の子がちょっぴり騒いでいるからだった。
「ふええ!?アヒルさん、コンテストに出るんですか?」
フリル・インレアンは大きな声で驚いて、すぐ声を落としてヒソヒソ。ここに来る前からフリルにはなんとなく、そんな予感はあったのだけれど、やっぱりどうしてアヒルさんは『バトモンとして参加する』とゴネていた。
アヒルさんは正真正銘ガジェットだが、これは『知名度や認知度が低いバトモンの紹介』も兼ねているコンテスト。新種のバトモンであると主張するなら通るだろう──しかし。
「たくましさ・かっこよさ・かしこさの全てを兼ね備えた伝説のバトモン『アヒルさん』なんて絶対バレちゃいますよ」
ふんぞり返ったアヒルさんの主張は、いくらなんでも流石に無茶すぎる!
アヒルさんなら実力で誤魔化せるとアヒルさんは自慢げだが、フリルの心配は見た目の話。バトモンはこの世界に様々存在しているがしかし──フリルはアヒルさんをチラリ。やっぱりどうしたってアヒルさんである。
「さすがに伝説のバトモンはやめて普通のアヒルバトモンにしませんか?」
なんてフリルの主張は一蹴されて虚しく過ぎ去り、カウンターにタッタカ。困り顔の受付嬢に迎えられ、フリルは申し訳無さに身を縮ませるもアヒルさんはVIPとでも言わんばかりのドヤ顔。
「ええと、同じバトモンでコンテストに参加できるのは一日一回だけなんです」
「ふえ、そうなんですね。えっと、じゃあ…たくましさコンテストに参加します」
そして何家にコンテスト側の都合によりアヒルさんの要求全ては通らないため、とりあえず妥協の参加申し込みを済ませ、フリルとアヒルさんはあれよあれよとステージへ。
伝説?アヒルさん?なんてざわめく観客席に、腕を組み厳しい眼の審査員。ステージに並ぶ小道具ならぬ大道具な大岩などなどを見つめてフリルはハラハラ。
しかしノンノン。アヒルさんのたくましさにはそんなの木っ端。
実は堅い嘴でガガッと穿ち頑丈な翼で岩をバシッと薙ぎ倒し、たくましさをアピールすると、困惑の観客席もオオッと拍手。そしてさらに、アヒルさんは鼻息フンッと気合を入れてクラウチングスタート。
「ふえええっ!?どうしてこっちに来るんですかアヒルさん!」
やっぱりアヒルさんにはフリルがいなきゃね!なんてフリルを使ってたくましさをアピールしようとするアヒルさんと、悲鳴をあげて逃げ回るフリルのステージは観客席を楽しませ、それはそうと審査員からは参加賞を進呈されるのだった。
成功
🔵🔵🔴
第2章 冒険
『旧軍事施設探索』
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POW : 危険な設備を破壊する
SPD : まだ動いている設備を探知し、避ける
WIZ : 施設に残された資料や事件の証拠品を探す
イラスト:del
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。