第二次サイキックハーツ大戦⑪~我が衣手を濡らせ朱色
「やあ、来てくれてありがとう。早速だけど、第二次サイキックハーツ大戦についての予知をした。これから説明をしていくよ」
贄波・エンラ(Liar Liar Liar・f29453)は手にしていた煙草を口から離して紫煙を吐き、己の呼びかけに応じた猟兵にそう礼を述べると、自らの見た予知を語り始めた。
「戦場は武蔵坂学園に降臨した巨大ソウルボードの一部。ここが、六六六人衆と呼ばれる殺人鬼たちの手によって、大規模殺戮儀式のための巨大密室「ハンドレッド・コルドロン」に改造されつつある。そのままにしておけばオブリビオンたちが殺人儀式によって大幅に強化されてまうのは勿論なんやけど、敵さんの親玉が破壊しようとしとる超機械「サイキックアブソーバー」を守るための武蔵坂学園の迷宮要塞化にもヒビが入ってまうのは確実やね。せやからキミらには、オブリビオンとの殺し合いを制してハンドレッド・コルドロンを破壊してもらう必要がある」
猟兵たちが赴くのは、エンドレス・ノット――チベット仏教に関連するシンボルの名を持つ六六六人衆が待つ、ハンドレッド・コルドロンの内部。このエンドレス・ノットの布陣する領域は、無数の刃物が飛び交う「無限斬撃迷宮」へと変貌しているのだとエンラは言った。
「侵入者を解体せんと飛来する刃物を躱す、或いは防ぎながら、エンドレス・ノットと戦う必要がある。けれど、|それだけ《・・・・》だ。キミたちなら、そのくらい何度でもやってきた事だろ?」
そう言うとエンラは再び紫煙を吐き出し、言葉を続ける。
「そして、この無限斬撃迷宮に対処ができれば、エンドレス・ノットの撃破も簡単になる。そんで、どうやら迷宮、と名がつく割に、戦場自体が迷宮化しているわけではないみたいだ」
――だから、まぁ、サクッと行って、サクッと倒して帰って来てよ。
そう軽い調子で言うと、三度吐き出された紫煙は空中に溶けることなく、ふわふわと漂って転移の門を作り出す。
「それじゃ、頑張ってね」
遊津
遊津です。第二次サイキックハーツ大戦の戦争シナリオをお届けします。
ボス戦一章、難易度は普通となっております。
当シナリオには以下のプレイングボーナスが存在します。
※プレイングボーナス:飛来する無数の刃物に対処する。
「★注意★」
マスターの巨大ロボットへの知識が滅茶苦茶なため、基本的にキャバリア、メイガス、そうでなくても巨大ロボットの登場するプレイングは不採用となります。
ユーベルコードもキャバリア他巨大ロボが登場するものは採用できません。あらかじめご了承ください。
生身でキャバリア兵器を扱っている場合は採用可能です。
「戦場について」
武蔵坂学園に降臨した巨大ソウルボードの一部、六六六人衆によって巨大密室に改造されつつある領域です。
この巨大密室への出入りは、グリモア猟兵の転移、あるいは一部のユーベルコードによって行うことが可能です。
広く、天井も高く、十分な戦闘を行うことができます。
太陽光由来ではない謎の光源により、視界も確保されています。暗闇ではありません。
「無限斬撃迷宮」と銘打たれていますが、特に迷宮化とかはしておりませんので、すぐエンドレス・ノットとの戦いに挑むことができます。ただし、戦場には出どころの不明な様々な無数の刃物による斬撃が飛び交っていることは変わりません。
戦闘に使用できそうなものは探せばあります。プレイングで指定したものは「あった」ことにします。何かを利用する場合には「何を」「どうやって」使うかプレイングに明記してください。「使える物は何でも使う」的なプレイングだと何かを利用する描写を行わない場合があります。
今回は接敵からすぐにリプレイが始まりますので、「身体の“パフォーマンス”を良くしておく」といった準備行動を行っておくことは出来ません。何らかの準備行動を行いたい場合、戦闘と並行して行うことになります。
「ボス敵 エンドレス・ノット について」
【危険度★】「エンドレス・ノット!」の声と共に現れ、乗物等に乗る者を一瞬にして細切れにして消える、奇妙な殺人事件を起こす、超高速移動する密室殺人鬼です。
エンドレス・ノットのレベルは猟兵のレベルと同じになります。猟兵がチームを組むなどした場合、最も高レベルの者と同レベルになります。
ボス戦であるため、リプレイではひとつひとつダメージを与えていく形となり、トドメは最後のリプレイでしか刺すことが出来ません。どのプレイングが最後のリプレイとなるかは、お預かりしたプレイングの内容と締め切りの日時から決定します。
猟兵がユーベルコードを使わず、技能とアイテムだけで戦った場合でも、装甲に仕込んだ刃などによって戦います。
ただし、プレイング内容次第ではユーベルコードを使わせないといったリプレイになる場合もあります。
当シナリオのプレイング受付開始は、このシナリオが公開され次第即時となります。
上記タグやマスターページに受付中の文字がないことがありますが、公開されていればプレイングを送ってくださって構いません。
諸注意はマスターページに書いてありますので、必ずマスターページの【初めていらっしゃった方へ】部分を一読の上、プレイングを送信してください。
それでは、皆様のプレイングをお待ちしております。
第1章 ボス戦
『エンドレス・ノット』
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POW : エンドレスエッジ
自分の体を【装甲に仕込んだ刃を展開しながら回転】させる攻撃で、近接範囲内の全員にダメージと【大量出血】の状態異常を与える。
SPD : 無限刃
【腕または足装甲に仕込んだカミソリ刃】を手または足で射出する。任意の箇所でレベル×1個に分裂でき、そこからレベルm半径内に降り注ぐ。
WIZ : 超高速密室殺人
【超高速殺人装甲】を纏いレベル×100km/hで疾走する。疾走中は攻撃力・回避力・受けるダメージが4倍になる。
イラスト:させぼのまり
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ロラン・ヒュッテンブレナー
ハロちゃん(f13966)、あの数は凌いでたら押し負けちゃう
素早く近づいて一気に決めちゃおう!
UC発動、狼の毛並み(耳、髪、腕、尻尾)を満月の魔力で輝かせてダッシュなの
狼の身体能力で駆けながら尻尾や腕から魔力を充填した毛針を飛ばして刃物を撃ち落とし、防ぎきれないのは毛並みでパリィなの
長年の阿吽の呼吸と連携でお互いの死角を守りつつ最速で接近、毛針・爪・尻尾で連続攻撃なの
狼の脚力で攪乱しつつ、飛び交う刃物や分裂したカミソリを毛針で撃ち落としてハロちゃんを援護するよ
ハロ・シエラ
どうやらそのようですね、ロランさん。(f04258)
行きましょう、あなたの背中は私が守ります。
敵の攻撃も含め無数の刃物が吹き荒れる戦場を、ロランさんの動きに合わせて私もダッシュします。
第六感が刃物の軌道を捉えたとしてもこの密度では躱しきれません。
オーラ防御を張りつつ手袋から障壁を展開して盾受けしたり、衝撃波で吹き飛ばしてしまう方が良いでしょう。
防ぎ切れなくとも激痛耐性で動きを鈍らせません。
ロランさんをかばう事も出来るはずです。
私とロランさんは状況に咄嗟に合わせても、連携を形に出来ます。
共に進みながらあの金属の体の急所を見切り、刃物の嵐の中であっても必ず貫いて見せます!
「ハロちゃん、あの数は凌いでたら押し負けちゃう。素早く近づいて、一気に決めちゃおう!」
「どうやらそのようですね、ロランさん。……行きましょう、あなたの背中は私が守ります」
ロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)とハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)は、その殺人密室と化した戦場に飛び交う無数の刃物を視て、「躱しきれない」と判断を下す。
ロランはユーベルコード【|月光纏いし魔狼《ムーンライトアーム》】を発動させ、狼の耳と尻尾、そして獣毛に覆われた腕と髪を満月の魔力で輝かせ、野生の身体能力で殺戮刃物――古今東西の刀剣にナイフ、包丁に鋏といったあらゆる「刃物」が飛び交う中を駆け抜ける。ハロもまた、ロランの動きに合わせて駆けていく。オーラの防護膜を二人分の肉体に張り巡らせ、魔術陣を縫い込んだ手袋から聖なる光をバリア障壁として展開させた。
「エンドレス、エンドレス、エンドレス……ノット!」
腕部装甲に仕込んだカミソリ刃を射出するエンドレス・ノット。先を走るロランの一歩前でそれは百六十九個に分裂し、そこから半径百六十九メートル範囲内に降り注いだ。ロランは尻尾に溜めた魔力を充填させた毛針でもってそれを撃ち落とし、また腕の獣毛でもって受け流す。ハロが仕込んでいた防護膜と聖光のバリア障壁によってロランは傷を負わない。ハロもまた、己の防護と障壁、そして衝撃波によって身を守る。
ハロとロランは長年ともに相棒として戦い抜いてきたパートナーだ。阿吽の呼吸と連携で、襲い来るカミソリの雨と殺戮刃物たちからお互いの死角を守りつつ、咄嗟の状況に合わせて連携を取る。狼の脚力でもってエンドレス・ノットへ向けて床を蹴ったロランは、まず満月の魔力と術式が充填された毛針を打ち込む。そのまま繁華移転して月光属性を付与された尻尾を叩きつけると、尻尾と同じく月光属性を付与された爪はエンドレス・ノットの金属製と思われる肉体を引き裂くことまでは出来なかったが、衝撃は確実に与えることができた。
「エンドレス、エンドレス、エンドレス……ノット!エンドレス・ノット、戦況はいまだ優勢と判断する!」
ロランの眼前でカミソリの刃が弾ける。一個の剃刀が百六十九個に分裂するその様は、爆ぜる、と呼ぶに相応しい。そして、弾けた刃はロランの両の眼球に飛び込んでくる――
「させません」
敢えて一呼吸ぶんをロランに譲っていたハロが、その瞬間を狙いすましたようにロランの前に出た。防護と障壁は刃の切れ味を鈍らせたが、痛みは殺しきれない。しかし、ハロはその痛みに怖じることなく、動きを鈍らせることなく、殺戮刃物が飛び交う中でレイピア「リトルフォックス」を抜く。妖狐の霊力と炎の力を持つ、サムライエンパイアで鍛えられた鋭いレイピア。ハロは【|Heartbreaker《ハートブレイカー》】によって既にエンドレスノットの急所を見抜いていた。見抜いたからこそレイピアが最も適切だった。金属と思しき装甲が折り重なったその僅かな隙間を、その刃で穿ち貫く。
「ありがと、ハロちゃん!」
ロランはハロが穿ったその急所に毛針をありったけ射出する。見事なまでのコンビネーションで、二人はエンドレス・ノットに猛攻を仕掛けていった――!!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ギュスターヴ・ベルトラン
飛んでくる刃物が無限に、ね
流石にこれを一人で対処は難しい
それならこいつらと共に対処すれば良いってことだ
【祈り】を捧げて蝋燭に火を灯して【結界術】で結界を貼る
併せてバトモンたちにも指示を出す
キリエには【月光バリア】と【キャンドルライト】で結界の強化
ノクは【バハムートの風】と【超風圧】で飛んでくる刃物を地面に叩き落とす
先に結界貼っとかないと、オレたちもこれで怪我するからな
この広い空間で、そしてこの瞬間は刃物も地面に落ちてる
例えどんなに速く疾走しようとも、光から身を隠すことは出来ない
【戦闘演算】で適切なタイミングを見計らってUC発動
今ならこの攻撃は必ず当たるがそれでも宣言しよう
「あなたの罪に罰を」
(飛んでくる刃物が無限に、ね。流石にこれを一人で対処は難しい)
ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)は殺人密室の中に転送され、すぐに判断を下す。跪いている余裕は今はない。胸の前で十字を切り、燭台に立てられた白い蝋燭「Cierges de dévotion」に火を灯す。祈りは力となり、結界がギュスターヴの周囲に張り巡らされた。そのままギュスターヴは二体のバトモンを呼び出し、指示を出す。
小鹿のキリエには、蠟燭に灯った祈りを慈悲へと変える力と月の光によるバリアによって結界の強化を。そして星屑の竜ノクターン……ノクには、巨大魚バハムートに由来する風の力、その風圧を最大限に利用して、飛んでくる古今東西の刀剣、ナイフ、鋏、包丁といったあらゆる刃物、殺戮刃物を地面へと叩き落させる。先に結界を張ったのは正しい判断だ。
「エンドレス、エンドレス、エンドレス……ノット!!児戯である、些事である。趨勢に幾何の影響もなしと判断する」
超高速殺人装甲を纏ったエンドレス・ノットは時速一万六千九百キロメートルで疾走し、装甲に仕込んだ刃でもって結界を斬り裂き割らんと攻撃を仕掛けてくる。だが――。
――グリモア猟兵の言った通り、戦場となった殺人密室は密室と言えど、その殺戮刃物を飛び交わせる為にか、広い。そして、今この瞬間、ノクが起こした風によって刃物は地面に無数に落ちている。
ギュスターヴはノクにはそのまま超力の風圧を生み出させ続けて殺戮刃物を地面へと叩き落させ続させたまま、キリエにちょっとした合図を送る。御世話焼きな女の子バトモンは、主の意図を正確に汲み取った。
結界が、軋む。罅が入ったかのように、エンドレス・ノットの刃に貫かれるかのようにそこだけが脆弱になる。エンドレス・ノットは、畢竟|そこから《・・・・》結界を穿ち、叩き割り、ギュスターヴたちを結界の外に引きずり出そうとする。
そう。その箇所に、その場所に拘るということは、どれだけの速さで動けるユーベルコードを使用していたとしても――その一つのところに、留まっているということだ。
エンドレス・ノットから隙を引き出すには、ギュスターヴ自らが己らを危険と紙一重の状況に追い込むより他になかった。何千パターンの演算を行って、そして導けた最善策がこれだった。
「例えどんなに速く疾走しようとも、光から身を隠すことは出来ない」
――欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生み出す。
今ならこの攻撃は必ず当たる。そう確信があったが、それでもギュスターヴは敢えて宣言する。
「あなたの罪に罰を」
罪は罰を以て許される。――罰とは、人によって与えられるモノではない。主による裁きこそが、「罰」だ。最も、六六六人衆に、赦しなど与えられるかどうか定かではないが――……。
殺人密室をすり抜けるように天から降り注いだ光が、殺戮の罪に塗れたエンドレス・ノットの肉体を断ち切った――!!
大成功
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朱鷺透・小枝子
まとめて砕く!!壊せ!!朱鷺透小枝子!!!
己が『破壊衝動』を解き放ち【範囲攻撃】自身の体から崩壊霊物質を展開。
飛来してくる刃物、カミソリ刃を破壊し衝動を満たしながらメガスラスター【推力移動】物質透過能力でこの身に届く前に破壊し切れなかった刃物を透過しながら人工魔眼の動体【視力】、【第六感】でエンドレス・ノットを捉え、崩壊霊物質纏う騎兵刀で3回攻撃を繰り返す!!
壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ!!!!
その間もを増幅され続ける破壊衝動、その【闘争心】の衝動を【呪詛】に、
崩壊霊物質に変換!破壊速度と範囲を広げ、このハンドレッド・コルドロンを破壊し、エンドレス・ノットが何処に居ようと壊しに掛かる!壊れろ!!!
「まとめて……砕く!!」
朱鷺透・小枝子(|亡国の戦塵《ジカクナキアクリョウ》・f29924)は、殺人密室と化した戦場に転送されると、己の【|破壊衝動《ブレイカー》】を解き放つ。悪霊猟兵、未だ生きていると思い込んでいる。自覚なき、死んだことに気づけない悪霊はおのれの肉体に秘めた|崩壊霊物質《シカラプス》を解放する。それは|小枝子《自覚なき悪霊》の念動力によって操られる、他の触れたもの一切を崩壊させる。高速で殺人密室の中を飛来する古今東西の刀剣、ナイフ、包丁、ハサミまで、あらゆる刃物――殺戮刃物を展開した|崩壊霊物質《シカラプス》によって破壊し、【|破壊衝動《ブレイカー》】を保ち続けるに必要な、毎秒加速する破壊衝動を満たし続ける。
「壊す壊せ壊せ壊せ壊せ!!壊せ!!朱鷺透……小枝子ォォッッ!!」
「エンドレス、エンドレス、エンドレス……ノット!!」
破壊衝動の塊、破壊の権化と呼んでもいい小枝子の投入に、エンドレス・ノットは非常事態であることを演算する。この殺人密室は文字通り知的生命体を殺害するための密室だ。膨れ上がった破壊衝動にはもはや闇も光もなく、今ここに至っては知性すらもあるかどうか朧気で、そして悪霊である小枝子は生命体ですらない!
「エンドレス・ノット!即刻、即時に、今すぐに、この非生命体の駆逐を実行せん!」
エンドレス・ノットは腕部装甲に仕込んだカミソリ刃を矢継ぎ早に射出する。小枝子の進行方向、即ち己へのルートで百六十九個に爆ぜさせ、弾けさせ、小枝子を排除しようとする。
|崩壊霊物質《シカラプス》によって破壊しきれなかったカミソリの刃を、小枝子は【|破壊衝動《ブレイカー》】の物質透過能力によって透過しながら、メガスラスターを用いて推力移動し、|人工魔眼《ガンマ》によってエンドレス・ノットを捕らえ、|崩壊霊物質《シカラプス》を纏わせた騎兵刀によってその金属めいた肉体を斬り、穿ち、裂く!
――壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ、|壊せ、壊せ、壊せ、壊せ《如何に壊すかを考えろ》ッッッ!!!!
その間も増幅され続ける破壊衝動、その闘争心、衝動を呪詛に――|崩壊霊物質《シカラプス》に変換し、小枝子は己の破壊速度と範囲を拡張する!この殺人密室を破壊し、築き上げられつつあったハンドレット・コルドロンをも破壊しながら、エンドレス・ノットの逃げ道を、隠れられるべき場所すらをも壊し、ハンドレッド・コルドロンとなっていた部分のソウルボードのテクスチャをただ破壊空間へと書き換えあげる!!
「壊れろォォォォォォォォッッッッッ!!!!!!」
狂奔の雄叫びはエンドレス・ノットの存在核を穿ち貫き、崩壊させ、そして微塵も残らぬように破壊しつくしていく。
「この」エンドレス・ノットはこのようにして討滅、否、破壊された。
人を殺す事にどれほど長けた六六六人衆であろうとも、生きてすらいない悪霊猟兵に、殺戮ですらない破壊でもっては敵いはしなかった。
――ただ、それだけの幕切れである。
大成功
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