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第二次サイキックハーツ大戦①〜人生MUSASHI

#サイキックハーツ #第二次サイキックハーツ大戦 #第一戦線 #締め切りました #全員採用予定です

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●集え、MUSASHIオールスターズ
「お集まりいただき感謝する。まさか『蒼の王コルベイン』が復活するとはな」
 蒼の王コルベインとは、かつて武蔵坂学園が最初の戦争で灼滅した強大なダークネスであるらしい。それが最後の戦争で灼滅した『剣樹卿アラベスク』と一体となって襲ってくるとは、因果な事もあるものだと鷹神・豊(蒼天の鷹・f43985)は言う。

「俺も昔とは一味違う、可能な限り簡潔に解説するぞ。敵は武蔵坂学園の中枢にある『サイキックアブソーバー』という超すごい機械を破壊することを目的としている。奴らが過去にあらゆる企みを阻止されてきたのは、非常にざっくり言えばこの機械が原因なのでな。今回も邪魔になっているようだ」
 むろん武蔵坂学園としても、そんな超すごい機械を破壊されるわけにはいかない。
「そこで今、武蔵坂学園の教師でもある『大津・優貴』という女性が特殊な儀式を行い、学園敷地内を要塞化してくださっている。君達には先生を援助してもらいたい」
 何故一教師がそのような儀式を行えるのかは、他世界出身の猟兵は別に知らなくてもよい。重要なのはここからだ。

「とはいえ、今サイキックアブソーバーには多数の敵が殺到している状態だ。君達のみで相手をするのにも限界があるだろう。ふ、案ずるな。武蔵坂学園にはこんな時の為の最終防衛システムがある。その名は……」

 ――鋼鉄の魔城、MUSASHI!!

「そう、MUSASHIだ。かつて俺達の世界では運動会で猛威を振るっていた、超巨大フィールドアスレチック、それがMUSASHI」
 あまりに殺人的なギミックが満載だったため、当時まだ一般人だった俺達エスパーはエントリーすら許されない競技だったのだ……と、豊はどこか遠い目をして語る。
「今回はそのMUSASHIを『最終防衛システム』として敵に使用する。あらゆる灼滅者達を武蔵坂の闇に飲み込んできたマシンだ、オブリビオンにも攻略はほぼ不可能だろう」
 しかし、なぜかこのMUSASHI攻略にかなり前のめりになっている敵集団がいた。
 業大老門下生のアンブレイカブル達である。
 なぜか筋肉がミュージカルしてしまうのだ、MUSASHIを見ると。

「俺が完全攻略する前に奴らに先を越されるなど、MUSASHI愛好家として絶対に許せん。君達もそうだろう?」
 そう、君達はMUSASHI愛好家だ。
 この話を聞きに来ちゃった時点で多分そう。
 不敵なドヤ顔スマイルを浮かべつつ、豊は言う。
「令和最新版だ、無論MUSASHIも殺人的新エリアを追加してお待ちしている。君達もアイデアがあれば是非仰ってくれ、即時反映しよう。挑戦者は全員……灼滅する!」


蜩ひかり
 MUSASHI愛好家の日暮ひかりこと蜩ひかりです。
 改めてよろしくお願いいたします。

●概要
 MUSASHIの殺人的な新エリアを考え、敵をリタイア(灼滅)させるシナリオです。
 100%ネタシナリオになりますので、ご了承のうえでご参加ください。

●MUSASHI
 OPで豊が説明している通りの装置です。
 過去作のエリアを引用しても、元ネタをモデルにしても、まったく新しいオリジナルエリアを考案してもOKです。
 UCや装備品を使ったものも可、とにかく敵を倒せそうなら何でもOKです。
 過去作(TW4)からネタを引用する場合は、何年のMUSASHIか書いていただけると助かります。

●業大老門下生
 なぜかMUSASHIへチャレンジすることに情熱を燃やしています。
 どんな理不尽エリアであれ果敢に挑んでくれるでしょう。

●受付・採用について
 物理的にフォームが閉まったら締切です。告知は行いません。
 なるべく頑張りますが、全採用はお約束できません。
 今回はオーバーロードはご遠慮ください(来た場合はすみませんが内容を問わず却下させていただきます)。

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プレイングボーナス……MUSASHIのギミックを利用して敵を倒す。
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第1章 集団戦 『業大老門下生』

POW   :    業撃拳
自身の【定めた構え】から、戦場の仲間が受けた【ダメージ】に比例した威力と攻撃範囲の【正拳突き】を放つ。
SPD   :    業決闘
【強敵の気配】を感じると自動発動。それに決着をつけるかレベル分後まで「攻撃力・跳躍力・魅力」のどれかが3倍。
WIZ   :    業気解放
対象の【肉体】に【積み重ねた修行量に応じたオーラ】を生やし、戦闘能力を増加する。また、効果発動中は対象の[肉体]を自在に操作できる。

イラスト:明美

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

此原・コノネ
あら、あらあら。知ってるわ!灼滅者のおにーさんおねーさんたちから聞いてるもの!
とっても大変だったけど、楽しかったって!
それの…エリア提案していいのね?

じゃあ、超高速ベルトコンベアが欲しいわ!そう、逆走するやつよ!
後ろまで流されたら、上からドッスン!と扉が落ちるの!
脇に落ちても、ドッスン!って岩が来るの。
ええ、脇に壁があるなんて、甘いものじゃないのよ。ベルトコンベアの端は、ナイフみたいに鋭利だし。
あ、もちろん…ただ逆走するわけじゃないのよ。【さあ踊りましょう!】で視界がぐるぐるしてるのよ。挑戦者。


なかなか楽しいわね!おにーさんおねーさんたちの言うとおりだったわ!
(たぶん違う)



●第1エリア『ダンシングマーダー』
『むう、これが噂に聞く鋼鉄の魔城MUSASHI……! クリアせねば武の頂には辿り着けぬと我が魂が震えておる!!』

 目の前にそびえるMUSASHIの威容に筋肉が共鳴し、何故か『これを制覇するのが人生の目標』みたいな使命感を持ってしまった業大老門下生達は、謎の連帯感を感じつつ震えていた。
 そこに、楽しげに弾むような少女の声が降ってくる。
「あら、あらあら。あなたたちも知ってるのね? あたしも知ってるわ! 灼滅者のおにーさんおねーさんたちから聞いてるもの!」
『ぬう……き、貴様は六六六人衆、此原・コノネ(|精神殺人遊び《マインドマーダーゲーム》・f43838)! 最近は灼滅者共と仲良し小良ししていると聞いているぞ、ダークネスとして恥ずかしくないのか!?』
 どうやら、MUSASHIの噂はダークネスの皆さんたち(一部)にも轟いているようだ。コノネはえー、と首を傾げる。
「おにーさんおねーさんたち、優しいよ? あなたたちみたいなオブリビオンを殺したら褒めてくれるし!」
 MUSASHIを巡って言い争うアンブレイカブルと六六六人衆――かつての武蔵坂学園生が見たらぶっ倒れそうな光景である。いや、昔も時々こんな感じだったかもしれない。

「おにーさんおねーさんたち言ってたわ、とっても大変だったけど、楽しかったって! それの……エリア提案していいのね?」
 きらきらきら。
 コノネの瞳が無邪気に輝く。
 いくら可愛らしい少女の見た目をした友好的なダークネスとはいえ、いきなり殺人の専門家が監修したエリアが新登場。これが令和のMUSASHIだ!

「筋肉のおにーさん達、まずはあたしが考えた新エリア『ダンシングマーダー』で遊んでいってね! さあ、一緒に踊りましょ!」
 コノネは自らの提案した逆走ベルトコンベアを這って通り抜けると、棒状にしたトラウメンヴァッフェを出口付近に突き立てて踊り始める。門下生達は鼻で笑った。
『ふん、幼女に易々と突破できるようなエリアに我らの筋肉が屈するわけが……ぬおおおッ!?』
 筋肉は屈した。このベルトコンベア――超高速すぎる!!
 わかる人にはわかるだろう、超高速で這ったままコンベアを逆走するやつである。この後すごい水流が流れてるプールとかあるんだろうなぁ……しかし、コノネちゃん(10さい・さつじんき)が監修したエリアはそんな甘っちょろいものではなかった。

 挑戦者は、コンベアの出口で踊るコノネの姿を視界に入れ続けながら逆走することになるのだが、見ていると目が回ってしまうのだ。さあ三半規管の筋肉体操だ! 踊れ、大腿四頭筋の限界まで!
「すごいわ、何か聞こえる気がするわ! 実況ってやつかしら?」
『ぬうっ、目まいで足が滑っ……ぐわぁーーッ!!』
 バランスを崩しステージ脇に落ちてしまった門下生、転がってきた巨岩に潰されてリタイア。
『な、なんと過酷な……おい殺人娘、何故かわかるのだがこのエリアには壁があるはずでは!?』
「そんなの甘いじゃない、取っちゃった。ベルトコンベアの端も、ナイフみたいに鋭利にしておいたわ!」
 キャッキャッとはしゃぎながらエグいアレンジを加えている。実家のような安心感、六六六人衆のノリ。魔改造されたナイフコンベアは肉体を容赦なく切り刻んでいく――文字通りに。
『も、もう駄目だ、これ以上前に進めん……ぐわぁーーッ!!』
 筋肉の限界で後ろに流された門下生は、無念にもタイムアップ……などという慈悲はない。上から降ってきた重そうな扉に挟まれ、強制リタイアである。
『なん……だと……こ、この扉は、せめて持ち上げさせ……ぐはぁっ!!』
 MUSASHI愛好家の断末魔であった。2ndステージの最終盤でたまに見る光景。

 こうして、出だしから大量の脱落者を出した恐るべき新エリア『ダンシングマーダー』。
 考案者のコノネちゃんもご満悦である。
「なかなか楽しかったわね! おにーさんおねーさんたちの言うとおりだったわ!」
 いや、おにーさんおねーさん達もここまで過酷なのはやってないと思いますけどね……殺人鬼まで監修してる令和版MUSASHI、果たして完全制覇者は現れるのか!?
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

仇死原・アンナ
アドリブ歓迎

…時は来たれり!
…この世界を救う為にも…さぁ行くぞ…私は処刑人だッ!

えと…MUSASHI…?
アスレチックか…|超人の世界《アスリートアース》でこういうのを見かけたな…
あと|アイドルの世界《アイドル☆フロンティア》の収録でこういうので体を張ったな…

地形を利用しながらジャンプとダッシュの軽業でアスレチックを駆け抜けよう

敵か…だが構ってる暇はない…!

【絶望の福音】を発動、未来予知と気配感知で敵の攻撃を回避しよう
己の肉体から地獄の炎を放ち、敵群を炎の壁で妨害したり
拷問具をばら撒き敵に噛みつかせ継続ダメージを与えて脱落させよう…!

…ここで止まる訳には行くまいぞ!
私は…処刑人だッ!!!



●第二エリア『フレイムエクスキューション』
 第一エリア『ダンシングマーダー』で早くも脱落した者達の絶叫がこだまする中、誇り高き処刑人は此度の戦争でも人類を守るべく、鋼鉄の魔城の頂から挑戦者達を見下ろすのである。
「……時は来たれり! ……この世界を救う為にも……さぁ行くぞ……私は処刑人だッ!」
 いざ往け、仇死原・アンナ(処刑人、炎の花嫁、魔女、屠る騎士、あいどる☆・f09978)よ……いやいつの間にか肩書きすごい長くなってないですか? あいどる☆?

「……あれ? えと……MUSASHI……?」
 処刑人☆アンナさんは、戦場に降り立ってようやく何かがおかしいと気づいた。魔城とか殺人的とか言うし、絶叫とか聞こえるから処刑人の出番だ! って思ったのに、立ち塞がるのはなんかすごい装置の数々だ。
「アスレチックか……|超人の世界《アスリートアース》でこういうのを見かけたな……」
 わかる。私はMUSASHI好きすぎてその他スポーツにしようと思った事ある。
 次のバトルオブオリンピアで正式競技に採用されてそう。
「あと|アイドルの世界《アイドル☆フロンティア》の収録でこういうので体を張ったな……」
 わかる。MUSASHIの本家にも毎回出ている。
 案外アスリートより健闘しちゃう事もある……という訳で。
「処刑人改め、アイドル仇死原・アンナ……MUSASHIに挑むッ……!」
 さすが体当たり系バラドル、話が早い。

 アンナの前に立ち塞がるのは新エリア『フレイムエクスキューション』。
 下はマグマ、横は炎の壁(全て地獄の炎産)。そして飛んでくる拷問具を避けながら、不安定な足場を渡って向こう岸に辿り着かねばならないという、まさに殺人的の名に相応しいエリアだった。
『ぐぬう、強敵の気配……! 貴様もMUSASHI挑戦者か!? 完全制覇するのは俺だ!』
「敵か……だが構ってる暇はない……! MUSASHIの攻略が先……!」
 アンナさんもすっかりMUSASHI脳に染まっていた。
 不定期に降ってくる巨大な剣、振り子のように揺れる棘の生えた鉄球、そのタイミングを読みながらアンナは軽快に足場を渡っていく。
 一方、門下生達も跳躍力を強化して挑むも、障害物に妨害されてあえなく落下し(物理的に)燃えつきる者が続出していた。鎖の鞭に激突した門下生が炎の壁まではね飛ばされていく。
『あ、熱いッ!? おまけに何か噛みついてくるが!?』
 それはアンナさんのばら撒いた拷問具だ。もうMUSASHIというか、無差別格闘技であった。
 ここは筋肉の処刑場、さあアンナよ、地獄の炎で乳酸を焼き尽くせ!
 アイドル初のMUSASHI完全制覇者として歴史に名を刻むのは、この女なのか――!?
 
「……ここで止まる訳には行くまいぞ! MUSASHI、完全制覇する……私は……処刑人だッ!!!」
 アンナはゴールを目指してコースを駆け抜ける。
 アイドル界、そして処刑人界に名を轟かせるために――いや、ぼんやりアンナさんは「たぶんこの先にボスがいるはずだし、クリアしよ……」と思っているだけかもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ギュスターヴ・ベルトラン
うちの可愛いバトモンのノクとキリエに手伝ってもらうことにするか

ボルダリング系ギミックがある場所に陣取り、【祈り】を捧げてUC発動
ノクターン、リンドルム・メテオラ形態に変身!

やることは単純、敵をホールドから引き剥がして落とす

ノクは【バハムートの風】を吹かせて、ホールドの掴みを外す
キリエは【キャンドルライト】で相手の視線をホールドからずれさせる

掴める場所は限られてるだろ?
その手、そこしか置けねえよな

声かけしつつ、オレは落ちて来た奴を【神聖攻撃】や【浄化射撃】で叩いてる
後は【戦闘演算】を働かせて、ノクとキリエにどのタイミングで技を撃てば良いかの指示

そろそろ時間切れみたいだな
掴み損ねた時点で詰みだぜ



●第3エリア『ホーリークリフホリック』
『ハア……ハア……文字通り何度か死にかけたぞ、恐るべしMUSASHI……!』
 ちょっと地獄的なエリアが続きすぎたので、優しい武蔵坂学園の皆さんは、ここで門下生達の心が休まるエリアを追加してあげる事にした。
「いやオレもこんなMUSASHI知らねぇんだけど……ま、まあいいや。先生元気(?)そうだし」
 何せ祈りレベル731の猛者であり、武蔵坂学園卒業生たるギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)が、可愛いバトモン・リンドルムの『ノクターン』およびカプレリエの『キリエ』と一緒に考えたエリアだ。とっても可愛くて神聖なエリアに違いない……!

「よし、ボルダリング系ギミックにするぜ。ノク、キリエ、手伝ってくれよな」
 ボルダリング。
 これはマジで令和最新版のやつだ。完全制覇直前で地味に夢を阻み、挑戦者の心を折りそうなエリアの登場だ。祈りレベル731はやはりちょっと暴力だった。
「――主は星に数を定め、それぞれに呼び名をお与えになる。かっとべ、ノクターン! リンドルム・メテオラ形態に変身!」
 ギュスターヴが祈りを捧げると、ノクが光り輝きながら攻撃の手数を重視した形態・メテオラにフォルムチェンジした。なお、16900km/hで飛翔する。祈りって筋肉なのかも……!

『フッ、ボルダリングか。今までのエリアに比べれば優しさを感じるぜ……!』
 門下生の皆さんもやや感覚が麻痺しているようで、この第3エリア『ホーリークリフホリック』がまるで安息の地、神の与えた慈悲のように見えてしまっていた。しかし、実際は地味にキツい。
『ぐッ、なんだかよくわからないが焦りを感じる……うおっ!?』
 ノクの羽ばたきがバハムートの風を起こし、キリエのかざすキャンドルの光が挑戦者の目をくらませる。
 暴風に煽られ上手くホールドを掴めないうえ、光が目に入って次に掴むべきホールドが見づらい。頑張るバトモンたちは可愛いが、やってる門下生はマジきつい。
「掴める場所は限られてるだろ? その手、そこしか置けねえよな」
 黒スーツにサングラスをかけてニヤニヤスマイルを浮かべるギュスターヴさん、もう悪い番組プロデューサーにしか見えなかった。獲れ高のためなら何でもしそう(印象)。
 春コレ完成おめでとうございます。キリエちゃん清楚可愛すぎだし、ノクくんのやんちゃな笑顔が眩しいナ……(※今はロケットぐらいの速さで飛翔してる)。

『あ、あと少しでこのエリアは終わる……!』
「おっと……時間かけすぎだぜ、更に障害物追加だ。神聖なる攻撃と浄化の射撃を食らいな」
 更に力尽き、落ちかかっている門下生へリングスラッシャーと鴉の影までが襲いかかる!
 まさに武蔵坂の聖なる暴力、このMUSASHIに神の慈悲は存在しないのか。
 ギュスターヴ、ノク、キリエ、彼らのコンビネーションが筋肉の三位一体となってここに君臨する。
 ホーリークリフホリックに鳴り響くのは、終末を知らせる讃美歌――わかりやすく言えば、タイムアップを知らせる警告音である。聖なるキャンドルライト、キリエちゃんが頑張って赤くビカビカ光らせている。

『いや、タイムアップとかあったのか!?』
 エリアによる、それがMUSASHI。ギュスターヴPはそのあたり容赦ないタイプだった。
 その理不尽さに門下生たちも震えたであろう。
「そろそろ時間切れみたいだな。掴み損ねた時点で詰みだぜ」
『ま、待て、ホールドを外すな、ぐわぁぁーーーッッ!!』
 時間切れの瞬間、哀れにも全てのホールドが壁面からぽろりと外れ、バハムートの暴風に吹き飛ばされた門下生は底なし沼に落下した……MUSASHIに休憩エリアなどない、ダークネス達が思い知らされた瞬間であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

流茶野・影郎
ええっ!?
池の上に不安定な一本橋があって、それを渡るゾーンですって!?
「あるんだ(あるんだ)」

なんだよ、そのジブなんとか海峡は
とは言え、やらなきゃならないのが猟兵の仕事
さあ、橋を渡り切る前に池に落ちるんだ
(バレーボールをぶつけながら)

分かっちゃいるがアンブレイカブルが普通に不安定な足場で転ぶとかないだろうから
ないよね?
なあ、ないだろ?
(楽しそうに橋を揺らしつつ)

……俺?
大丈夫?
軽業技能持ちだし、インフィニティエアでちょっとリカバリーできるから

まあ、それ以外はちょっと飛んでから膝
足払い連打
からの『ルチャキック』で倒すよ
ほら、ここって不安定でしょ?
体勢崩れるよねえ?



●第4エリア『ルチャブリタル海峡』
 ここまでの難関エリアを突破してきた門下生(次々に挑戦者が湧いてくるので、たまには突破するっぽい)の前に立ち塞がる第4エリアの番人は、武蔵坂学園の心のブラザー的存在・銀誓館学園からの刺客……いや、どっちかというと『殿』みたいなオーラをかもし出す男、流茶野・影郎(覆面忍者ルチャ影・f35258)であった。本職はむしろ忍者のはずなのだが。
「盟友武蔵坂学園の危機と聞き、ルチャ影参上。俺も微力ながら助太刀しよう」
 頼もしいルチャ影先輩が担当するエリアはというと……ええっ!?
 池の上に不安定な一本橋があって、それを渡るゾーン……ですって!?
 いや、こんないろいろと危ないものがあるわけが……。
「あるんだ(あるんだ)」
 あるんだ――!!

 ここで、昭和の灼滅者たちは急に存在しない記憶を思い出してしまった。
 かつてMUSASHIの前身として君臨したかもしれない伝説の競技、『風雲ムサシ城』を!!
 平成のMUSASHI、昭和のムサシ城である。ちなみに内容はそこまで大差ない。
 武蔵坂学園伝統の校風だ。いや、みんな集団幻覚を見ているので、非公式記録だが。

「なんだよ、このジブなんとか海峡は。第4エリア『ルチャブリタル海峡』だって? パク……やるしかないのか」
 いいんだ、MUSASHI自体が際どいし。第3エリアはバトモンワールドだったし。
 それにしてもチョイスが上級者すぎである。皆、これがMUSASHI愛好家だよ。
 バレーボールまで渡されたルチャ影先輩は、もう完全にアレじゃないかと思っていた。
 しかしやらねばならぬのが猟兵、灼滅者、能力者の仕事だ。令和とか関係ないのである。
『ぐうっ、急にシンプルながら故に奥深し……! しかしここにもどんな罠があるかわからん、心してかかるぞ!』
 辿り着いた門下生たちはなんとなくMUSASHIの鉄則がわかってきたのか、一気に橋を渡ろうと走りだした。

「させん。さあ、橋を渡り切る前に池に落ちるんだ」
 限界を超えた速度で投げつけられるバレーボール!
『ごへぇっ!?』
 守備側の動きの読みが甘く、ボールが直撃した最初の門下生は池に落下していった。
 なお、他の猟兵様の協賛により、この池は落下すると即死するマグマや強酸プールと化しています。

「分かっちゃいるがアンブレイカブルが普通に不安定な足場で転ぶとかないだろうから。ないよね? なあ、ないだろ?」
 ゆさゆさゆさゆさ。
『よ、よせ! 無駄に動いて橋を揺らすのは!! 風を吹かせるのもやめろ!!』
 自分はルチャリブラーらしく軽快に動きつつ、アンブレイカブルの矜持にかけて重心を調整する門下生を実にいい笑顔でお眺めになる殿……いや、ルチャ影パイセン。やらなきゃならないとか言ってたけど、やっぱり実はMUSASHI愛好家じゃないですか?
「しぶといじゃないか、それでこそ格闘家だ……まあ、これでも落ちないならこうだな」
 ルチャ影先輩は闘気でちょっと飛ぶと、門下生の膝を蹴った。
『ごおッ!?』
 言うまでもなく急所。しかもこの競技においては致命的だ。
 膝! 膝膝膝膝膝膝膝膝!! 膝がゲシュタルト崩壊するほど足払い連打!!

「ほら、ここって不安定でしょ? 体勢崩れるよねえ?」
『ひ、膝はやめろ!! あと守備側が飛翔するのはさすがに卑怯ではないか!? 武蔵坂学園に異議を申し立て……』
「MUSASHIにルールは無用! 喰らえ、ルチャキック!!」
『そんな無茶な!? ぐ、ぐわぁーーーッ!!』
 完全に体勢を崩されていた門下生は、定めた構えを取る間もなくルチャキックをボディに喰らって池に落下していった。いや、まさかボールじゃなくて本人が飛んでくるとは思わないじゃん――彼もそんな心境であったろう。
 MUSASHI城、まさに難攻不落!
 |悪役《ルード》と化したルチャ影隊長を加え、この先にも新たな刺客が挑戦者を待ち受ける――!
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

金城・ジュリエッタ
MUSASHI!
噂に名高き筋肉の殿堂!
それは!わたくしも!是非とも挑戦させて頂きたいヤツですわ!

そして此度はオブリビオンの挑戦者が現れると!
良いでしょう、この競技を以て最強の筋肉は誰か決めると致しましょう!

指先の力だけで強酸プールの上を渡る雲梯!
不規則に飛び出す鉄杭をかわしながらの回廊ダッシュ!
超重いギロチンシャッターをこじ開け突破!
成程、まさに殺人的ですわね!
ならばわたくしもアスリートとしての研鑽(UCで防御力アップ)を以て乗り越えて参りましょう!

さあ、どんどん参りますわよ!
あの頂上の鐘を鳴らすのは!わたくしでしてよ!
(挑戦の過程でオブリビオンは脱落する模様。PC自身の結果はお任せ)



●第5エリア『パワーイズパワー』
 武蔵坂学園も夕暮れ時。序盤の鬼畜エリアにやられ、そろそろ半分近くの挑戦者が脱落した頃だろうか。
 しかし、ここにも鋼鉄の魔城に魅入られし筋肉女王がまたひとり。

 ――MUSASHI!!
 ――噂に名高き筋肉の殿堂!!

「それは! わたくしも! 是非とも挑戦させて頂きたいヤツですわ!」
 超人スポーツの本場、アスリートアースから金城・ジュリエッタ(|脳筋《フィジカルエリート》お嬢様・f37793)様のご登場である。
 夕陽を浴びて黄金色に輝くシックスパック! 安土城怪人も裸足で逃げ出す筋肉の瓦だ!
 MUSASHIの女性限定版に出てそう。NADESHIKOみたいな名前のやつ。
「お待ちしておりましたわよ、オブリビオンの挑戦者! 良いでしょう、この競技を以て最強の筋肉は誰か決めると致しましょう!」
『くっ、猟兵に先を越されるとは。いいだろう。仲間の屍を乗り越え、ここまでのエリアを突破してきた俺が相手だ……! そのヴァンパイアの如き縦ロールには絶対に屈さん!』
 ちなみにジュリエッタ様もここまでのエリアは正々堂々と突破してきた。
 門下生、アブソーバーの事忘れてないか? 業大老怒ってない?
 しかし脳筋と脳筋が対峙する時、すべての会話は肉体言語になるのだ。死合い成立!

「見えてきましたわ。あれが第5エリア『パワーイズパワー』……成程、まさに殺人的ですわね! 攻略し甲斐がありそうでしてよ!」
 まずお嬢様の前に立ち塞がったのは、指が辛うじて引っかかる程度の窪みしかない雲梯で強酸プールの上を渡っていくやつだ。MUSASHI愛好家には超有名なエリア。
 しかも上下左右に動いたり、飛び移る所があったりするんだぞ! クレイジーだろ!
「指がおくたばりになりそうですわ……ふんッッ!!」
 だがジュリエッタ様は驚異的な|指力《ゆびぢから》を発揮し、対岸の動く雲梯へ飛び移る。筋肉の黄金鳥が武蔵の大空を舞った!
 だが、その次には魚の骨みたいな形状の鉄杭が、不規則に回転しながら飛び出してくる細~い回廊があった。ここ、正直自信がない……! MUSASHIの過去エリア、多すぎるッ……!
「逆回転!? 考えたら負けですわ、おダッシュで一気に駆け抜けましてよ!」
 熟練のMUSASHIアスリートでも時々落ちてるこの回廊を、お嬢様は杭にぶつかりながらも力技で走り抜ける。
 タイミング? そんなの計ってたらタイムロスでしてよ! 後半に響きますわ!
 更に更に、最後の関門として立ちはだかるのは超重い三連シャッター。
 重量への安全配慮なんてものはなく、むしろ下部がギロチンに魔改造されている。クリアできなければ即死! 殺人的すぎる!
「こ、これでこのエリアは最後ですわ……! どっせぇぇぇぇいッ!!」
 ジュリエッタ様はお上品な掛け声と共に最後のシャッターをこじ開けようとしたが、足をギロチンに挟まれてしまった。アスリート生命万事休すか!?
「お下品なシャッターでございますわね! とぉりゃぁぁぁっ!!」
 お嬢様、シャッターをお蹴り飛ばしあそばされた。
 破壊されたシャッターの残骸は、運悪く雲梯のあたりにいた門下生に激突してしまう。
『ごふッ!? お、落ちるッ……! いや、貴様なぜ無傷なのだ!?』
「おーっほっほっほ! アスリートとしての研鑽の成果ですわ! 努力!気合い!根性! それが全てですわ!」
 努力と気合いと根性で筋肉の鎧を纏い、防御力上げただけ――!
 脳筋すぎる攻略法! まさに力こそパワー!

「さあ、どんどん参りますわよ! あの頂上の鐘を鳴らすのは! わたくしでしてよ!」
 聴こえますわ、かつて赤い虎の精鋭軍団を率いていた某大御所歌手の方の御声が……!
 お嬢様、華麗なるMUSASHI愛好家ですわ!
 わたくし、お嬢様に敬意を表してダイスを振りましてよ。雑記をご覧あそばせ。
 成功率101%に対して出目60でしたわ。
 お嬢様、恐らく次かその次ぐらいのエリアで、脱落にございます――。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

有城・雄哉
【POW】
アドリブカオス大歓迎♪

ちょっと待て!!
誰かMUSASHIを最終防衛システムに変化させようって提案したんだ!?
…いや、まあ、そうなると面白そうとは思っていたんだが!!

それはさておき
最終防衛システム化したMUSASHIは、今までの運動会ではまず組み込まれなかったギミックがあるだろう
たとえば、火炎放射器とドライアイス噴霧装置が交互に起動して、極端な温度差で攻めるようなエリアがあったり
…いや、これ俺らもしんどくない?

とにかく、全身に蒼穹のオーラを纏って防御を固めて
敵が炎と氷の温度差(+目つぶし?)攻撃を喰らって定めた構えを取る前に
片っ端から指定UCの100連撃を浴びせてやったら…いけるかな?



●第6エリア『デスマッチサウナ』
 お嬢様、MUSASHIもとうとう折り返し地点、第6エリアまで参りましたわ。日も暮れつつありますが、殺人的に盛り上がって参りましょう!
「ちょっと待て!! 誰かMUSASHIを最終防衛システムに変化させようって提案したんだ!?」
 まあ、有城・雄哉(蒼穹の守護者・f43828)お嬢様! お久しゅうございますわね!
 私ではございませんわ。私が監修を担当しておりましたら、初年度からとっくに武蔵坂学園はそうなっておりましてよ!!
「どこもお嬢様じゃないが!? 脳内に話しかけてくる奴、何なんだ!? シャドウか!?」
 あら失礼、まだMUSASHIお嬢様の人格が残っておりましたわ。私、一般MUSASHI愛好家に戻りますわ~!

 MUSASHIお嬢様シャドウの声はさておき、雄哉は考える。それはもう真剣な顔で……。
「……いや、まあ、そうなると面白そうとは思っていたんだが!!」
 ノーシリアスだった。
 ダークネス絶対殺すマンの雄哉さんまで職業MUSASHI化。恐るべし、武蔵野の魔物!
 とにかく、魔改造を受けたMUSASHIには灼滅者の常識を覆すギミックが組み込まれている。ここまで出てきた殺人的エリアをクリアした門下生達もヘトヘトだった。
『……むっ、貴様灼滅者だな!? しかも俺達の好敵手、ストリートファイターだな!? 貴様には先をこされんぞ!』
「ええ……まあいいか」
 勝手にライバル認定された。そして、案外乗り気だった雄哉さんはエントリーしてしまった。MUSASHIってライバル設定が大事だし。いざ進め、|強敵《とも》と共に!

「第6エリア『デスマッチサウナ』? なんだこれ」
 一見するとただの箱型の個室である。しかしただの箱であるはずがない、シンプルすぎて逆に怖い。ここまでの経験から雄哉も門下生も分かっていた。
『まずは慎重に……ぐおおっ!?』
 室内に足を踏み入れた途端、いきなり火炎放射器の炎が二人を襲う!
 そして! 温められた体をドライアイス噴霧装置が襲う!
 その繰り返し。整う〜!
 さあ今度こそインターバルですよ、酷使した筋肉を休ませてあげましょう!
「いや、サウナってレベルじゃないだろこれ!? 俺らもしんどくない!?」
 うん、しんどいと思う。
 しかし、MUSASHIとはそもそも、しんどいのである。
 何度も挫折し、友や強敵の引退を見送り、しんどさを超えたその先に栄光がある……!
 つまり、サイキックハーツほぼMUSASHI!
「いや、そんな競技だったっけ!? 運動会の話だよな!?」
 しかもこのエリア、なんと出口がない。一定時間耐えないと出口が開かないという、MUSASHIの常識を覆す新エリアだ。まさにサウナーのためのサウナ……いや、サウナ―も死ぬかもなこれ。

「とにかく熱いし寒い……防御を固めよう」
 冷静な判断。雄哉が薄い青色のオーラをまとうと、その一角だけがめっちゃ適温になった。まるで晴れやかな蒼空の下にいるような澄んだ空気……こんな素敵な装備をエアコン扱い、罪悪感。
 一方、上半身裸な門下生はさすがに寒い。それに炎も直撃し、真っ黒に焼けていた――強そう、見た目だけは。
『ぐ、ぐうっ……このまま力尽きるぐらいなら、せめて貴様を道連れにしてやる!』
 門下生さんは一瞬MUSASHIのことを忘れ、かつてのダークネスらしさをむき出しにして雄哉へ襲いかかってきた!
 ……のだが、歯がカチカチと震えており構えがうまく取れない。雄哉はその隙を見逃さず、懐かしの閃光百裂拳を叩き込んだ。
 めっちゃ書いた記憶あるなあこれ……それこそ百回ぐらい書いた気がする。その一回一回の思い出が、目がくらむような青春の煌めきとなって敵に叩きこまれる。追撃isジャスティス!
『む、無念……! だが貴様、強かったぞ!』
「は、はあ……」
 昔の誇りを思い出したように雄哉の強さを称え、満足げに消えていく門下生。
 MUSASHI愛好家としては失格気味だが、ダークネス人生は全うしたのではないだろうか。
 いや、そもそも雄哉さんはダークネスを憎悪してるのであった――合掌。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

エドゥアルト・ルーデル
MUSASHI ってなんだよ

まあいいや残虐ファイトだ!
戦法No3!円は直線を包む!素早く動いて背後を取れ!
背中を取ったら組み付き!担ぎ上げ!必殺!ロンドン名物|タワーブリッジ《アルゼンチンバックブリーカー》!!
他の奴らには今担いでる奴を投げつけてプレゼントでござる!味方を打撃できるかな!?

いけねっギミック全然活用しとらんかった…まあええか今から活用しますぞ
という訳で掴んだ敵を空高く投げ飛ばし!その背に飛び乗って空中サーフィン!そのままギミックに飛び込め!筋肉インフェルノーッ!!

こちとらケルベロスだぞ!味方から殺人攻撃される運動会してたでござるよ!この程度で死ぬ訳ないだろ!
いやなぜそんな真似を?



●第7エリア『デンジャラスオヂサン』
 武蔵坂学園最終防衛システム『MUSASHI』――!
 それは武蔵坂学園中枢のサイキックアブソーバー前で、ラグナロク『大津・優貴』が『プレスター・ジョンの国展開儀式』を行い、学園敷地内を巨大なソウルボードの要塞で覆「MUSASHI ってなんだよ! 拙者知らねぇでござるわ!!」
 だよね。正直思った。専門用語満載すぎて、我々でもわかるかちょっと怪しいぞ~って――。
 大丈夫。武蔵坂学園最終防衛システム、灼滅者のみんなも完全に初耳。

「まあいいや残虐ファイトだ!」
 あっ、今年も春コレの時だけ正気を取り戻すエドゥアルト・ルーデル(黒髭・f10354)氏!
 いいと思う、それくらいのノリで参加しちゃって。できるだけ脱落させる、専門用語!
「戦法No3! 円は直線を包む! 素早く動いて背後を取れ!」
『えっ?』
 MUSASHIをやりに来た門下生は戸惑った。
 難関アスレチックへ挑みにきたのに、第7エリアまで来て、いきなり知らないおっさんが普通に襲いかかってくるとは思わないじゃん……ですがエドゥアルトさん、このアンブレイカブルって敵種族はすごい脳筋なんだ。
『その動き……只者ではないな! よくわからんが受けて立つぞ!』
 強敵っぽければ、物事の道理や善悪には一切頓着しないんだそうだ……エドゥアルト氏、前世アンブレイカブルちゃうか? なんか特徴が結構似てる。新視点。
「ダークネスちゃうわ、こちとら真っ当な人類ですぞ! 背中を取ったら組み付き! 担ぎ上げ!」
『ぬうッ!?』
 シャカシャカと動く謎のおじさん相手に構えを取っている時間などなく、門下生はエドゥアルトの頭上に担ぎ上げられてしまった。
「必殺! ロンドン名物タワーブリッジアルゼンチンバックブリーカー!!」
『ウボァァーッ、背骨がァァ!!』
 背骨がGUWAKIII! みたいな音立ててるぞ! 色々とヤバい!
 まな板の上の筋肉、打つ手なし! 反り返った広背筋は武蔵坂にかかるタワーブリッジだ! 更に、エドゥアルトは後からやってきた門下生へ担いでいる方の門下生を投げつけた!
「プレゼントでござる! 味方を打撃できるかな!?」
『投げられる奴が悪い! 破ァ!!』
『ひでぶッ!!』
 門下生、門下生を業撃拳で殴ったァ!!
 エドゥアルトさん……アンブレイカブルってさ、こういう奴らなんだ。
 その、超人オリンピア? 的なのをやるんだよな、身内同士で。超ファインプレー。

「いけねっギミック全然活用しとらんかった……まあええか今から活用しますぞ!」
 エドゥアルトは新しく来た挑戦者もガッとやると、空高く投げ飛ばし、鍛えられた筋肉の上に飛び乗った。なんという事だ、この男の手にかかれば筋肉のまな板がサーフボードに早変わりか!
 っていうか、よく考えたら空中サーフィンって何?
 まあ操縦483あればできるか、ヨシ! マッチョは乗り物! 肩にジープ乗るしな!
「このままギミックに飛び込むでござるよ! 筋肉インフェルノーッ!!」
『いやそこは第2エリアで出てきたマグマッ……ギエピーーーーッッ!!』
 今考えたなんらかの技、マグマ波乗り――!
 おい、サーフしている間にマッチョが溶けてしまったぞ。エド氏、ヤバない?

「こちとらケルベロスだぞ! 味方から殺人攻撃される運動会してたでござるよ! この程度で死ぬ訳ないだろ!」
 エドゥアルトはそう叫びながらサムズアップし、溶鉱炉、ではなくマグマに沈んでいった。
 なんか聞いた事はあります、ケルベロス大運動会ってやつ。後で見よ。
 いやなぜそんな真似を? イヤな伝統!
「ちなみに拙者は何度でもリスポーンするでござるよ! かかってきやがれ!」
 あまりの暴れように、武蔵坂学園も『この人自体が障害物じゃん』と認定することにした。
 恐怖の第7エリア『デンジャラスオヂサン』誕生の瞬間である――。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

比良坂・冥
闇堕ちってそそる単語ね、堕ちてみたぁい…なんて

はいはーい
「博戯のMUSASHI」へようこそ
カジノディーラーは不肖私め比良坂冥が勤めさせていただきます

ルーレットを挟み座る
あんた達は椅子についてるペダルを漕ぐと電流が発生
俺を含めた他の奴に電撃攻撃が奔る
俺は漕がない
その代わりにルーレットをまわしまぁす
キミらは毎回『数字か赤黒』を宣言、当たると攻撃倍率ドン
でもね赤黒はたったの1.2倍なの
けど数字を当てたら俺に電流が集中し一発で死にます
ね? 悪くないでしょ?
ほらほら数字を言ってよー、俺を殺して頂戴よー

血反吐塗れの煙草を吸って吸って
武器は「賭け狂い」で運を奪うだけ
さぁさ「ノーモアBET」

カジノ演出はお任せ



●第8エリア『ヒラサカギャンビット』
『はァ、はァ……異常に疲れた……』
 第7エリアでよほど酷い目に遭ったのか、門下生達はヘトヘトになっていた。そんな彼の前にそびえる新たなエリアは、ギラギラと派手なネオンに照らされ、夜の街めく巨大ルーレット――エリア数的にそろそろ夜間帯なので、映える感じのやつ助かる。鋼鉄の魔城、ライトアップ!
「闇堕ちってそそる単語ね、堕ちてみたぁい……なんて」
 そう妖しく微笑むディーラーは、いつものあの人……あれ?
 いや、なんかちょっと違うな。
 よく見たら比良坂・冥(ブラッド・レイン・f45309)って書いてある。
 新しい比良坂一族だ! いや……でも、あの人ですよね? 違う? まだ失踪してないよね?
 MUSASHIのエリア数ぐらいいる、比良坂一族ッ……!

「はいはーい、『博戯のMUSASHI』へようこそ。カジノディーラーは不肖私め比良坂冥が勤めさせていただきます。まぁそこに座ってよ」
『カジノだと……? 貴様、ソロモンの悪魔か!? 六六六人衆か!?』
 門下生、なんかイヤな思い出があるっぽい。
 しかし直前のエリアと違いルールはありそうな事に安心したのか、単に疲れてるのか、門下生は冥に勧められるまま椅子に座ってしまった。そして、謎のペダルに気づく。
『おい、この自転車のような装置は何だ?』
「はーい、そのペダルを漕ぐと電流が発生しまぁす。俺を含めた全員に電撃攻撃が奔るよー」
 カッコいい演出に騙されそうだけど電気イスだ……! バラエティの王道!
 しかもしっかり持ちネタ使ってないですか? やっぱりあの人じゃないですか?
 ツッコミ入れたいが、ダメだ、門下生真面目に聞いちゃってる。
 ちなみにMUSASHI愛好家から補足すると、本家の方には昔、腕力でバイク漕ぐエリアがあった。MUSASHIには全てがあるんだ。

『それのどこがギャンブルなのだ?』
「俺は漕がないよ。その代わりにルーレットをまわしまぁす。キミらは毎回『数字か赤黒』を宣言、当たると攻撃倍率ドン。でもね、赤黒はたったの1.2倍なの。けど数字を当てたら俺に電流が集中し一発で死にます」
 ごめん。処刑器具の方とバラエティの方、両方の性能兼ねてた。しかも自己処刑しようとしてる。比良坂一族あるある――!
「ね? 悪くないでしょ? ほらほら数字を言ってよー、俺を殺して頂戴よー」
 椅子の上でくるくる回る冥さん、幻覚だけどすっごい見覚えあるよ。でも今回は第四の壁あるんだよ。脳筋な門下生には伝わってない! 筋肉の、ボケ殺しッ……!

『つ、つまり数字を言って自転車を漕げばよいのだな。えーと……MUSASHIだから、634!』
「いや、そんなにないよ流石に。そんな低確率当たんないじゃん」
『そ、そうだな。では……1だ!』
 ルール理解してるか怪しい門下生達はいっせいに自転車を漕ぎ始めた。
『痛いッ!』
 微弱な電流で痺れながら自転車を漕ぐマッチョ達、やっぱり絵がバラエティすぎる。
 冥は血反吐塗れの煙草をふかし、どこか虚ろな目で嗤いながら気だるげにルーレットを回す。からからと盤面を滑ったボールは惜しくも『2』に落ちた。
『し、し、痺れるッ!』
「まだまだ。さぁお次は?」
『1! 1だッ、俺達は頂点を目指しているのだからな!』
 次は――『3』。
「あらあら、惜しいねぇ。次も1でいいの?」
『あ、あばばば……あ、当たり前だ!』
「一点張りとは潔いじゃん。さぁさ、そろそろ――『ノーモアBET』」
 冥がそう宣言すると、白かったボールが突如赤に染まった。赤……それは彼岸花、MUSASHIではリタイアを示す色。ボールは吸いこまれるように『4』――死へ、からんと落ちる。

『――ッッ!!』
 致死量の電流を食らった門下生達は、悲鳴をあげる間もなく倒れ、|死《リタイア》した。冥は煙草をふかしながら怠そうに立ち上がる……いや待て、なんでしれっと生きてるんですか?
「あーもしもしサイキックアブソーバー前の皆さん? え? 装置が故障してて敵にだけ電流が流れちゃったの? なんだー、折角死ねると思ったのに……」
それは|運がお悪い《﹅﹅﹅﹅﹅》ことで。比良坂一族、殺人的ギミックでも死に損なうのだった。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​