バグと季節と|終末機構群《エンドコンテンツギミック》
「ヤァヤァ猟兵の皆々サマご機嫌よう。GGOでは相変わらずバグプロコトルによる人権事件が起ころうとしているよ。ということで、皆々サマの手が必要なご案内だ。
二月も終わりの今の時期、大慌てでイベントの駆け込みに向かうゲームプレイヤーを狙って、バグプロコトルが襲ってくるんだよ」
グリモアベースに集まった猟兵たちへバロン・ドロッセルが語り出すのは、人の集まる季節イベントに乗じて襲い掛かってくるバグプロコトルの予知だ。
「以前から、季節イベントの連動クエストがバグプロトコルに乗っ取られて、大規模な|終末機構群《エンドコンテンツギミック》が仕掛けられてしまう事件は頻発していたんだ。きっと聞き覚えある方もいるよねェ。
けれど今度は一味違う。バグプロトコルはイベントクエストのボスステージじゃなくて、お祭り会場に直接干渉を仕掛けてくるんだ!」
つまり──今回の季節イベントのお祭り会場には|終末機構群《エンドコンテンツギミック》がワンサカ!
触れるだけでも危険なギミックの不意打ちとなれば、イベントを楽しみにきたゲームプレイヤーでは一溜まりもないだろう。
「季節イベントのお祭り会場は街の洋館だよ。内装もバレンタインっぽくデコられているから雰囲気もいいんだけど、バグるからねェ…突然危険なダンジョンの最深部へと接続されるんだ。
だから皆々サマには洋館へ向かって、ダンジョン化とバグプロトコルの流入に備えて貰いたいんだけどねェ…本来ならイベント進行の手伝いをしてくれるNPCまでバグっちゃっててね。
チョコレートケーキ作りのお手伝いイベントだけど、NPCが邪魔してくるから難易度が急上昇しているんだよォ」
溜息混じりにバロンは肩を竦める。『イベント期間中しか挑戦できない』クエストが終了間際にバグまみれなど駆け込みたいゲームプレイヤーにとっては堪ったものではない。
「すぐに向かって貰うけど、現場は既にワチャワチャの状態になっているからねェ。まずは会場がバグる前に、なんとかバグった場を治めて欲しいんだ」
場を治める手段は問わない!とは言っても、NPCへの被害も極力控えめにすることが望ましいだろう。NPCのバグった状態はただの余波であり一時的なものに過ぎないのだから。
迅速に場を治めた後は、ついでにゲームプレイヤーをイベント会場の外へ誘導することもできれば、その後のバグプロコトルとの戦闘に巻き込まれる事もないだろう。
「しばらくすればダンジョン化が始まるよ。お祭り会場が繋がる先は煮え滾るマグマに|終末機構群《エンドコンテンツギミック》…触ったら即死のダンジョン地形、頭上から垂れてくるマグマに落石のご登場だ。
同時にバグプロコトル『カルペ』も現れてくるだろう。敵を認識した瞬間から斧を取り出してくる好戦的なバグプロコトルだよ。時間が経てば経つほど周囲は危険になるから気を付けてね」
そしてカルペを殲滅していけばその内、バグプロコトルを率いる親玉であるボスも現れる。だがその頃には、周囲は完全に危険なダンジョンと化しているだろう。どのように戦うのかも猟兵の選択のうちだ。
「ま、最初はバグってるNPCが大変なだけで危険はないからね。迅速に対応しながら、楽しくイベントに駆け込んでくるといいよ。皆々サマにとっての本番はその後だからね」
軽薄な笑顔を浮かべたバロンがそう言ってパチンと指を鳴らせば、輝くグリモアが開くのは重厚な扉。仰々しくお辞儀をすれば、グリモアが導くのは薔薇の花とリボンが舞うチョコレート色の洋館だ。
「それでは皆々サマ、頑張ってゲームプレイヤー達の遺伝子番号焼却を阻止してねェ」
●
チョコレート色の洋館から漂い猟兵たちの鼻をくすぐるのは、甘い甘いチョコレートの香り。
少しばかり美味しそうな洋館の外装に惑わされたわけではない、と猟兵たちが知るのは板チョコのような扉を開いてすぐの事だ。
「ギャーッ!!」
「ウワー!!」
「イヤーッ!!」
バレンタイン色のグラフィックには場違いな悲鳴は、NPCに運んでいたチョコレートクリームをひっくり返されたプレイヤーの悲鳴──と、さらにそのクリームで盛大に滑って転んで、完成間際のケーキに頭から突っ込んだ別のプレイヤーの悲鳴──と、イベントクリア間近で全てを台無しにされたプレイヤーの悲鳴。
「また最初からじゃんん…!」
「アッハハハ!いい気味だあぁ!」
「いぃつまでこんなもん作ってんだ!よこせぇ!!」
「や、やめてーっ!」
「簡単なイベントって言ったの誰だよお!!」
あちこちで悲鳴がこだまする洋館の中は、チョコレートケーキの材料や料理器具が飛び散りまさに惨状。この場にいるプレイヤーはその殆どがイベント期間の終了間際の駆け込み勢が故に──微妙に俊敏なNPCにまんまと翻弄されて、チョコレートにまみれるゲームプレイヤーは無力であった。
「誰かNPCを追い出してぇ…」
またひとり、プレイヤーがチョコレートケーキの材料が散らばる床に倒れ伏す。
このままではイベント報酬すらも得られぬままに、プレイヤーたちは人権を剥奪されてしまうだろう──いち早くこの惨状の場を治め、これから訪れるダンジョン化とバグプロコトルからこの可哀想なプレイヤーたちを守らなければならない!
後ノ塵
後ノ塵です。はじめまして、あるいはこんにちは。三章構成のシナリオとなります。遅刻でバレンタインに便乗シナリオです。
一章は22日(日)からプレイングを受け付けさせて頂きます。
一章は日常です。ちょっとバグった迷惑なNPCをなんとかして対処しましょう!
イベント会場が危険なダンジョンに接続される前に、場を治めましょう。ゲームプレイヤーは皆イベント報酬が欲しいだけのプレイヤーです。早めに帰ってもらえたらゲームプレイヤーたちの安全を確保できます。
二章は『カルペ』との集団戦です。
好戦的なバグプロコトルです。周囲は頭上から滴り垂れるマグマに落石にと、『触ったら即死のダンジョン地形』に変化し始めている為、気を付けて戦ってください。
三章は『スナッチ・ウィッチ』とのボス戦です。
奪う事に長けた魔女型のバグプロコトルです。周囲はもう危険なダンジョン地形に覆われイベント会場の姿形もありません。上手く利用すればボスをハメる事ができるかも知れません。
皆様のプレイングお待ちしております。奮ってご参加のほど、どうぞよろしくお願いします。
第1章 日常
『迷惑NPCを追い払え』
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POW : 問答無用で殴り飛ばす
SPD : 不意打ちで気絶させる
WIZ : 言葉で宥める
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
神臣・薙人
クエストの一部がバグプロトコルに乗っ取られる事はありましたが
今回はイベントの会場を丸ごとですか
一般プレイヤーさんの安全のためにも
放っておく訳には行きませんね
洋館へ着いたら
バグを起こしているNPCだけを対象にして
桜の癒やしを使用
眠って頂ければこれ以上の被害は出ませんよね
NPCが眠ったら
急いで会場の外へ運び出します
一般プレイヤーさんの手もお借り出来そうならお願いします
後は床や調理器具を綺麗にして
チョコレートケーキ作りのお手伝いをします
NPCさん達が眠っている間に
手早く完成させてしまいましょう
今のうちですよー…と
素早く行動出来るように
頑張って誘導してみます
ダンジョン化には巻き込みたくありませんからね
ミノア・ラビリンスドラゴン
駆け込み需要のタイミングでバグは洒落にならなくってよ~!!!
プレイヤーの皆様方の悲鳴を聞いてドラゴンプロトコルが駆けつけましたわ~!!
イベント進行の邪魔をするというのならば、挙動も先読みしやすいというもの!(戦闘演算)
キッチンの至る所にトラップカードをセット!(物を隠す・罠使い)
プレイヤーの皆様方に忍び寄る影……
トラップカード発動! 【金剛の鎖】!!
カードから840本の鎖がジャラララララ!!!と現れてNPCたちを雁字搦めに!!
さぁ! この隙にチョコをクラフトしてイベントクリアしてくださいまし~!!!
そうそう、今ならチョコによく合うミノア印の迷宮ミルクがわたくしのインベントリで販売中でしてよ?
オニキス・ヴァレンタイン
バレンタインイベントでバグ発生ですかぁ。
僕が実装されたバレンタインイベントもバグが発生して八月まで開催が延期になったのですよね。困ったものです。
家事でしたら得意なのでお任せください!(技能∶掃除)
まずはチョコレートでべちゃべちゃの会場を綺麗して
ユーザーに突っ込もうとする困ったNPCは強引に手でも取って、ダンスでもしますか。ユーザーに手を出させなければ良いのでしょう?(技能∶ダンス)
洋館の外には見栄え良くテーブルや花を並べておいて、完成したケーキはそちらで|記念撮影《スクリーンショット》して頂けるようユーザーの皆様を誘導しましょう。
ユーザーの皆様が楽しそうにわいわい食べる姿はいいものですね。
「駆け込み需要のタイミングでバグは洒落にならなくってよ~!!!」
大慌てのミノア・ラビリンスドラゴンを先頭に、猟兵たちはバレンタインのイベント会場である洋館へ一直線でドドド!
「プレイヤーの皆様方の悲鳴を聞いてドラゴンプロトコルが駆けつけましたわ~!!」
「なんだあぁ!?」
「うぅ…助けてぇ…」
ミノアがドーンと勢い良く扉を開けば、そこはすっかりカオス空間!
チョコレートクリームを筆頭にケーキの残骸が散らばる床と、HPこそ満タンでも疲れ切ったゲームプレイヤーたちが死屍累々。まともに立っているのは、バグってしまった迷惑なNPCだけだ!
「クエストの一部がバグプロトコルに乗っ取られる事はありましたが…今回はイベントの会場を丸ごとですか…」
目の前の惨状を見渡し、神臣・薙人は思わず渋面を作る。これだけのプレイヤーたちが丸ごと被害者となる事態は、何としても避けなければならない。
しかし幸いな事に、これでも今はまだ安全──ちょっとNPCがバグっているだけである。とはいえミノアの言う通り、イベントに駆け込みたいプレイヤーたちにとっては洒落にならないバグなのは間違いない。
「イベント進行の邪魔をするというのならば、挙動も先読みしやすいというもの!」
故にミノアはすぐさま至る所にトラップカードをスローイング!
プレイヤーを邪魔するその動線という動線にカードを仕込み──忍び寄る影を察知したその瞬間、すかさず指パッチン!
「トラップカード発動! 【金剛の鎖】!!」
「ぐうわぁあ!」
死角に潜めたカードが表になれば、カードから溢れる840本の鎖がNPCたちへ向かってジャラララララ!!!
極めて堅固な鎖によって、あっと言う間にNPCたちを雁字搦めに縛り付ける。いくらバグっていようとも、一介のNPCなどには解けぬ強固な拘束だ。
「すみませんが、眠って頂きます」
「花弁をぉ散らかす…ンゴーッ!」
「眠くぅう…ゴガーッ!」
続けて薙人が桜の花吹雪を広げれば、桜の癒やしは瞬く間にNPCたちを眠りへ誘う。暴れようとしていたNPCたちは残らずバッタバッタと眠りに倒れる。
皆で協力して鎖を引き摺りながらNPCを洋館の外へと運び出していけば、この後のダンジョン化にNPCが巻き込まれない対処もバッチリだ。
そしてようやく邪魔者がいなくなって、プレイヤーたちは大喜び!
「さぁ! この隙にチョコをクラフトしてイベントクリアしてくださいまし~!!!」
「はーい!!」
「やったー! まともに作れるー!!」
しかし平和になったとはいえ、チョコレートまみれの調理場は足元から何までべっちゃべちゃだ!
チョコもクリームもなにせ油分、このままでは滑って転ぶ危険が伴うだろう。
「一度、辺りを綺麗にしましょうか」
「家事でしたら得意なのでお任せください!」
薙人の言葉に待ってましたとばかりに、シュバッと手を上げるのはオニキス・ヴァレンタイン。どこからともなく掃除道具をもってきて、薙人とオニキスはテキパキお掃除。
「いや〜、僕が実装されたバレンタインイベントもバグが発生して八月まで開催が延期になったのですよね。困ったものです」
そうしてお掃除に勤しみながら、バレンタインの|惨状《バグ》にオニキスはついつい自身の実装時期を思い出してしまう。あの時はとんでもない時間を要したものだが──あの時とは違い、今回は猟兵たちの協力によって迅速に対応できたのだ。
バグに崩れ落ちていた駆け込みプレイヤーたちが徐々に元気を取り戻す姿に、オニキスは笑顔を浮かべる。あっという間に片付いた調理場は、プレイヤーたちの沈みかけた気持ちも晴れやかにしてくれよう。
しかしこのバグった季節のイベントは、本来NPCたちの手厚いサポートで簡単にも進められるイベントクエストだ。猟兵といえどここに居るならばクエスト参加者──新たに数人のNPCが乱入してくる!
「ケーキ作ってる奴はぃいねぇかあ!」
「ぎゃああ! 出たあ!!」
ケーキナイフを片手に扉を蹴り破って現れたNPCたちの姿に、プレイヤーたちは悲鳴をあげる。せっかく楽しめるようになってきた所なのに、また邪魔されるわけにはいかない!
「もー。ほらほら、邪魔しちゃダメですよ~」
「おぉ前は誰だぁ!?」
素早くNPCたちに割り込んだオニキスは、強引に手を取って鮮やかなステップでくるりとターン。パートナーチェンジの要領でNPCたちと代わる代わる、無理やりダンスをしながら誘導するのは、ミノアが仕込んだトラップの上だ。
「いらっしゃいまし〜!」
「目があぁ回る…グーッ!」
そうしてミノアが指を再びパッチン! ジャラっと鎖が縛れば、あとは薙人の桜の花弁がフワッと眠りに誘ってNPCの無効化は完了だ。
「僕はNPCを外に連れ出しちゃいますね〜」
「お手伝いしますわ〜!」
「今のうちですね。チョコレートケーキ作りもお手伝いしますっ」
「ありがとうー!!」
元々難しいイベントではない事もあり、邪魔さえいなければ何とかなるもの。サクサク手早く調理が進めば、この場に参加していたプレイヤーたちの人数に充分すぎる量の、イベント用のチョコレートケーキが完成する!
あとは報告するだけでクエストクリアだろう。終わるに終われぬ状態からの解放感と、徒労に徒労を重ねてきた故の達成感。喜び勇んで洋館から解放されるプレイヤーたちへ、最後は猟兵たちからのサプライズ。
「じゃじゃーん! せっかくなので、綺麗にテーブルを飾って並べてみましたよ〜」
「すごっ映えじゃん! 至れり尽くせり…!」
「嬉しいよ〜…NPC不信になるとこだったんだよね…」
オニキスが洋館の庭へ用意しておいたのは、クロスを敷いたテーブルに鮮やかな薔薇の花を飾って並べた、野外のアフタヌーンティー風のスペースだ。
さっそく作ったばかりのチョコレートケーキを並べれば、色のコントラストがそれはそれは見栄えも良くて、イベント仕様の洋館との雰囲気もバッチリ!
もちろんプレイヤーたちは感極まりながら|記念撮影《スクリーンショット》をカッシャカッシャ!
ケーキ単体だけでも座ってお茶会風でも楽しめる上に、もちろん余分なケーキを食べる事も楽しめる空間に、プレイヤーたちの表情はもうすっかり綻んでいる。
「そうそう、今ならチョコによく合うミノア印の迷宮ミルクがわたくしのインベントリで販売中でしてよ?」
「えっ限定品なの!? ください!」
「なんか元気出る…え、バフすごっ!?」
そしてミノアからは迷宮ミルクの出張販売サプライズという名目の宣伝だ!
しかしイベントギリギリに駆け込むくらいのプレイヤーたちであれば、限定物と聞けば手を伸ばさずにはいられない。チョコレートケーキとミルクを最高のロケーションで楽しみながら、プレイヤーたちは和気あいあい。
そんなプレイヤーたちの平和で和やかな様子に、猟兵たちは胸を撫で下ろして笑顔を浮かべる。
ダンジョン化を前に全てのプレイヤーとNPCを会場から離脱させる事ができた事で、この先に待ち受けるバグプロコトルとは気兼ねなく戦える事だろう──猟兵たちの|戦い《メインクエスト》はこれからだ!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『カルペ』
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POW : チャージ・アックス
自身の【斧】に【魂の一部】を宿し、攻撃力と吹き飛ばし力を最大9倍まで強化する(敗北や死の危機に比例する)。
SPD : アックス・スローイング
【自身の分身である投げ斧による攻撃】を放つ。他のユーベルコードと同時に使用でき、【あくまのまなざし】効果によってその成功率を高める。
WIZ : あくまのまなざし
【照射】を飛ばし、命中した対象をめろめろにする。対象の傷を治してもよい。
イラスト:ひゅうがなつ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
満足そうに洋館を後にするゲームプレイヤーたちを、笑顔で手を振り見送って──猟兵たちは再び洋館へと足を踏み入れる。
全てのプレイヤーがイベントクエストを終えて去り、縛られてスヤスヤ眠るNPCも洋館の外庭。イベントクエストという役目を失い、すっかり無人のイベント会場はがらんどう。
けれど、そんな静けさは一瞬で崩れ落ちる。
猟兵たちが洋館の扉を施錠して程なく──変化は唐突に訪れた。
洋館のグラフィックはいびつに歪み、テクスチャが剥がれるように真っ赤に|溶け落ちた《・・・・・》。前ぶれなく滴り落ちてきたマグマに驚く暇もなく、大きな落石がはるか頭上から転がり落ちて砕ければ、火山地帯を思わせる焼けた岩盤のグラフィックが所々に露出する。
|終末機構群《エンドコンテンツギミック》──触ったら即死のダンジョン地形のお出ましだ!
「ケケケッ!」
さらに甲高い笑い声で猟兵たちを出迎えるのは、敵対心をあらわに斧を取り出すバグプロコトル『カルペ』の群れ。
しかし、この場にバグプロコトルの標的であり、守るべき対象であるゲームプレイヤーはもういない──!
終末機構群である周囲の環境に気を付けながらも、猟兵たちは心置きなく戦えることだろう。
神臣・薙人
護るべき方々は安全地帯へ連れ出せましたが
ここからが本番、ですね
このギミック
触れたら即死なのですね…
正直に申し上げますと怖いです
リアライズ・バロックの発動トリガーとしては十分でしょう
レギオンをギミックに向けて放ち
少しでも破壊を試みます
可能ならば白燐蟲も呼び出し追撃を
ギミックに触れないよう注意しつつ
カルペにもレギオンを向かわせるようにします
照射には白燐蟲の光で相殺を狙います
めろめろになるには
持っているものが怖いです
足元のギミックを踏まないよう気を付けて
少しでも攻撃の手が止むよう
カルペ達の数を削って行きます
ギミックとの接触とカルペの攻撃が重なった場合は
ギミックを避ける事を優先
先はまだ、ありますからね
ゲームプレイヤーにちょっとバグったNPC…護るべき存在は無事に安全地帯へ連れ出せたが、猟兵たちの役目はまだまだこれからだ。
「ここからが本番、ですね」
神臣・薙人は小さく呟き、危険なダンジョンへと変わりゆく目の前の光景に生唾を飲み込んだ。
滴り落ちるマグマの熱気が目前にあれど、薙人の手足の先は氷のように冷たく、心臓はいつになく早鐘を打っている。触れたら即死の|終末機構群《エンドコンテンツギミック》⸺目前にそんなものを突きつけられれば、猟兵であろうと恐怖心を煽られるもの。
けれど今回は薙人のその恐怖心こそ、頼もしい味方を呼び寄せるトリガーとなってくれる。
頭上から襲いかかる落石を見上げ薙人の足が竦んだその瞬間、虚空から次々に現れるのは無数のバロックレギオンたち。飛び上がって容易く落石を砕いていくその姿に、薙人がホッと胸を撫で下ろしたのも束の間。混ざり崩れゆくグラフィックの奥から出現するのはバグプロコトル『カルペ』の群れだ。
「ケケケッ!」
一見ひょうきんな見た目でも油断はできない。敵を見つけた途端、腕を生やして自身の体ほどもある凶悪な斧を一斉に振り上げる!
カルペの姿に薙人の胸に再び浮かび上がるのは僅かな恐怖。だがその恐怖心にこそ、バロックレギオンはすぐさま反応してくれる。素早く飛び掛かるとカルペの斧を次々に弾き飛ばして攻撃し、薙人に近付く隙を与えない。
油断の出来ないギミックにバグプロコトルという二つの脅威を前に、薙人は早鐘を打つ心臓を深い呼吸で落ち着ける。
「お願いします、残花…!」
恐怖心を押さえ込み、薙人は蟲笛を響かせる。薙人に力を貸してくれるのはレギオンだけではない⸺白燐蟲の群れが現れるとカルペに食らいつき追撃し、レギオンとのコンボで着実にカルペの数を減らしてゆく。
「ヤッタナァア!!」
だが仲間の数が減ればカルペたちの反撃も激化する。真紅にギラリと輝く眼差しは、あくまのまなざし!命中すればめろめろにされてしまう紅の眼差しが照射されるも、転がるように飛び交う残花の輝きはまなざしを相殺してくれる。
「めろめろになるには、持っているものが怖いです…!!」
「ケケケッ!ソンナ事ナァーイヨォッ!」
薙人の言葉に軽快な言葉を返しながら、斧を振り上げ近付くカルペの頭上から迫るのは滴り落ちる真っ赤なマグマ。既のところで薙人が回避すれば、逃げ遅れたカルペは声を上げる間もなくジュッと焼け落ちて即死する。
頭上からの落石はもちろん、流れて広がるマグマをうっかり踏まないように慎重に気を付けながら、薙人はレギオンと残花と共に再びカルペの群れを着実に削ってゆく。
「先はまだ、ありますからね」
未だ変化しきらないダンジョン化のこの先には⸺バグプロコトルを率いるボスが待ち受けているのだから。
大成功
🔵🔵🔵
ミノア・ラビリンスドラゴン
これで心置きなく戦えますわね!
地形改竄……その程度で有利を取ったおつもりかしら?
ゴッドゲームオンラインでドラゴンプロトコルを敵に回す意味、もっと吟味してから事を起こすべきでしたわね!
トラップカード発動! 【戦場の支配者】!!
わたくしはドラゴンプロトコルの中でも、迷宮創造に長けたラビリンスドラゴン!!
バグった即死地形を通常地形に強制変更して支配権を強奪!!(カウンターハック)
その斧、威力はあるようですが、命中率はコンボで補うことを前提としているようですわね!
地形の|支配者《ドミナント》効果で速度強化されたわたくしには当たりませんわ~!!(地形の利用)
華麗に躱してドラゴン偃月刀で【一刀両断】!!
「これで心置きなく戦えますわね!」
崩れ変わりゆく元イベント会場を前に、しかしミノア・ラビリンスドラゴンは笑顔を浮かべる。ゲームプレイヤーを楽しませ、安心安全なゲーム体験を与える事こそがドラゴンプロコトルの本懐なればこそ──彼らを無事に助け出せた今は、ようやく心置きなく本気を出せるというもの。
バグプロコトル『カルペ』と共に迫るのは|終末機構群《エンドコンテンツギミック》──ドラゴンプロコトルとて触れたら即死&リスポーンを余儀なくされるであろう、即死のダンジョン地形だ。しかしミノアの前では、そんな理不尽ギミックなど無意味に等しい。
「地形改竄……その程度で有利を取ったおつもりかしら?」
なにせ、ミノアはドラゴンプロトコルの中でも、迷宮創造に長けた|ラビリンスドラゴン《・・・・・・・・・》。
迫り寄るものがどんな脅威であろうとも、どれ程のバグプロコトルがイベントを乗っ取り、ダンジョン化によってこの場を支配しようとも。この場所がダンジョンという迷宮であるならば、すなわちミノアの領域である。
「トラップカード発動! 【戦場の支配者】!!」
ミノアが不敵な笑みと共にカードを弾いて発動するのは、バグった即死地形から|支配権を強奪《カウンターハック》する即効トラップカードだ。
支配者となったミノアは指パッチンひとつでその場を通常地形に強制変更。滴り落ちるマグマ溜まりは大理石のタイルと石柱に、突然現れる落石はシャンデリアに変化して、即死ギミックは取り除かれて安心安全な通常仕様に早変わり。
更には地形の|支配者《ドミナント》効果で強化されて、ミノアには攻撃力・耐久力・速度が増加するバフがてんこ盛りだ!
「わたくしには当たりませんわ~!!」
「ケケケッ!?」
故にカルペが四方八方から攻撃してこようとも華麗に躱して躱しまくって、隙を逃さずドラゴン偃月刀で一刀両断してゆく!
「ヤアァッタナアァ!!」
そうして瞬く間に数を減らしてゆく群れの数に、カルペが死の危機を察知すればカルペたちの攻撃パターンは変わりゆく。次から次へと激昂すれば斧へ魂を分け与え、自己強化によってチャージ・アックスの威力は増大!
しかしその自慢の威力が効果を発揮するのは──ミノアへ当たればの話だ。
カルペはミノアを取り囲み大きな斧による|吹き飛ばし《ノックバック》を狙うも、大振りなスマッシュではやはりミノアの速度に追い付けるものではない。
「その斧、威力はあるようですが、命中率はコンボで補うことを前提としているようですわね!」
「ケケェ!?」
強攻撃の空振りによって生まれた大きな隙を逃すことなく、カルペを両断する白刃はドラゴン偃月刀の輝き。
「ゴッドゲームオンラインでドラゴンプロトコルを敵に回す意味、もっと吟味してから事を起こすべきでしたわね!」
終末機構群を引っ提げようとも、ここがゴッドゲームオンラインである限り──そしてここが迷宮である限り。ラビリンスドラゴンの独壇場だ!
大成功
🔵🔵🔵
クローネ・マックローネ(サポート)
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
基本は一般人の安全を優先で♪
多少の怪我は厭わず積極的に動くね♪
シリアスな場面では状況の解決を優先するよ
コメディ色が強い場合はその場のノリを楽しむ方向で動くね♪
えっち系はばっちこい★状態変化もばっちこい♪
絡みOK、NG無しだよ★
UCは集団召喚系か範囲攻撃系を優先して使うよ♪
状況に応じてMS様が好きなのを使ってね★
後はMS様におまかせするね♪
鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です
かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかけるような行為はしません
不明な点はお任せします
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました。…酷い有様ですね」
滴り落ちるマグマに落石、即死ギミックがてんこ盛り。猟兵とて警戒を緩めるわけにはいかないこの場に、鈴乃宮・影華はメガネの奥の瞳を鋭く細める。
「うん。でも、一般人はもうどこにもいないみたいだね」
クローネ・マックローネもまた真剣な眼差しで周囲をぐるりと見渡す。ダンジョンと化した元イベント会場だが──猟兵たちの活躍によって既に|一般人《プレイヤー》は退避している。未だ危険な場所のままではあれど、猟兵のやるべき事は思いっきり戦う事だけだ!
「よぉーし、クローネちゃんの出番だね♪おいで、クローネちゃんのご当地怪人ちゃん♪」
迫り寄るバグプロコトル『カルペ』の群れにクローネがネクロオーブを取り出し揺らせば、召喚されるのは真っ黒のご当地怪人。
「ダメージ地形には気を付けてね★それでは~♪本日の天気は、ところによりご当地名産品が降るでしょう★」
「ケケケッ?」
クローネがオーブを掲げ、ご当地怪人が合わせた両手を空へ掲げる。瞬く間にダンジョン内へ暗雲が立ち込めれば、ひゅるると音を立てて降り注ぐのはご当地名産品のゲリラ豪雨な攻撃!
味方側にはオヤツの小雨を降らせてもらえば、敵には攻撃を味方には回復を与えてくれる優れものなご当地名産だ。
「ダメージはおやつで回復してね♪」
「ありがとうございます。まあ…当たらなければ良いだけです。――|起動《イグニッション》!」」
「頼もし~い♪」
影華がかつての様にイグニッションカードを掲げ武装を展開すれば、その左手に収まるのは魔剣『黒の葬華』。友人から教わった剣術で、名産豪雨を必死で抜けてくるカルペを次々に両断してゆく。
しかしカルペたちとてやられるばかりではない――真紅の瞳を輝かせれば、あくのまなざしを照射して自身の分身でもある斧を猟兵たちへ投げつけ始める!
まなざしの照射を食らいめろめろになっては回避もままならなくなってしまう。否応無しに回避を余儀なくされる中で、徐々に進行するダンジョン化は猟兵たちの頭上を危険なギミックへと変化させてゆく。
「捕まってください。我が友の教えを此処に……いや何か違う気がするけども!」
しかし猟兵たちは動じない。マグマ溜まりを背中に立ち止まると、素早く振り返った影華は魔剣を一回転。二回転、三回転…目にも止まらぬ高速回転と共に影華は飛翔する!
まなざしをいくら照射しようとも猟兵の凄まじい飛翔にカルペが追いつける筈もなく、さらに高速回転する剣の防御の前では投げ斧の攻撃は全て弾かれ一撃とて届きはしない。カルペの群れはそのまま即死ギミックに取り囲まれるダンジョン内を右往左往。飛翔する影華の誘導によって一か所にまとめられた後は、クローネと怪人は再び|雨乞い《・・・》を祈願する。
「それじゃあフィニッシュだね♪食らえっ♪ご当地名産品の大豪雨★」
降り注ぐ名産品の豪雨が再びひゅるると降り注ぎ、カルペの群れを一掃していった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです
熊ヶ谷・咲幸(サポート)
お騒がせ☆アイドル×力持ちの女の子です。
戦闘時など、アイドル⭐︎フロンティア以外ではコンパクトを力技で【こじ開け】て変身します。そのせいかリボンが絡まるなど不完全な変身も
変身時に出現したキラキラエフェクトはしばらく物質化しており、攻撃を防いだり掴んで投げたり出来ます
がむしゃらに頑張るタイプで【怪力】による正面突破や力技がメインですが、力をコントロールできなかったり等でドジをすることもしばしば。【奇跡のドジ】でいい方向に向かうことも
マスコットのクマリンは「咲幸ちゃん、〜リン、〜だリン」みたいな感じで喋りツッコミ等サポートも兼ねます
UCは指定した物や公開されている物をどれでも使用します。
「あ、危なかった…!」
「咲幸ちゃん、気をつけるリン!」
ダンジョン化が進みゆくイベント会場に訪れた途端、即死ギミックに寸前のところで接触しかけた熊ヶ谷・咲幸はゴクリと唾を飲み込む。
だがその一方で、響納・リズはバグプロコトル『カルペ』の群れをじっと見つめてポツリと言葉をこぼした。
「ぬいぐるみのようで、可愛いですわ…」
可愛らしいものが好きなリズはカルペのあくのまなざしを受けるまでもなく、ぬいぐるみっぽい見た目の可愛さちょっぴりめろめろだ!
しかしどんなに可愛くとも相手はバグプロコトル。今回は未遂とはいえ、罪もないゲームプレイヤーの人権を剥奪せんとする極悪。リズは呼吸を整えルナティック・クリスタを握りしめると、美しい杖は白薔薇の花弁となってほころび解ける。
「問答は無用ですわね。咲幸様、少々お下がりくださいませ。…この薔薇のように綺麗に滅して差し上げますわ」
「ケケケッ!?」
リズがふっと息を吹きかければ、白薔薇の花弁は嵐となってカルペたちへと襲い掛かる!
嵐に引き裂かれてみるみるHPを減らしてゆけば、そのうちカルペたちの眼が真紅に輝く。あくのまなざしを照射するのは──猟兵たちではなく仲間たち。めろめろになってウットリしてる間に治療を施してゆく。
リズの攻撃は着実にカルペのHPを削っていれど、群れを倒し切るにはあともう一手。
「あたしも戦いますっ!」
咲幸が勇み足でコンパクトをこじ開ければ、キラキラのエフェクトが飛び出して咲幸はチアフル☆クレッシェンドへと変身する。
だが──不完全な変身で咲幸の体にはリボンがぐるぐる!
「あわわっ」
そのままリボンに足を引っ掛けてつんのめったら、偶然キラキラエフェクトをドンッと押し退け、それは咲幸の怪力によって勢いよく射出される。
「ケケケエッ!?」
「あ、や、やったー!」
奇跡のドジでキラキラは攻撃となるも、とんでも攻撃に怒り狂ったカルペの群れは揃って斧を振りかぶる。もちろんリボンに絡まる咲幸はつんのめって動けないままだ。
「クレッシェンド様、こちらへ!」
「ありがとうございますっ!」
投げ斧の攻撃が迫る中、リズが咲幸の手を引き翼を広げる。素早く回避するも、ここは危険なダンジョン地形の中。巨大な落石が転がり落ちてくる。
「ウオオオッ!チアフル☆ロッド!今こそその力を!」
間一髪で咲幸はリボンを引き千切ると、巨大化させたチアフル☆ロッドのビームで落石を砕く。
「リズさん!私をあそこに落としてください!」
「かしこまりました。ご武運を!」
「行きます、ハートフル☆ハーケン!一回目!」
カルペの群れのド真ん中に落下した咲幸は──そのままロッドとビームを掴んで思いっきりぶん回す!
巨大化したロッドはもちろん鈍器だしビームだって掴めるし当たり判定があるのでやっぱり鈍器である。
「二回目!これで、三回目です!ウオオオオオオッ!!」
たった一人で敵の中にいる咲幸に敵味方の区別は不要。ただ怪力のままに二つの鈍器をブン回す咲幸に、いよいよカルペが困惑して逃げ惑おうとも、白薔薇の嵐が討ちもらしを残らず掃討していった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
第3章 ボス戦
『スナッチ・ウィッチ』
|
POW : 素敵なユーベルコードね
【使役するバグプロトコルの噛みつき】で敵の肉片を捕食する。自身の身体部位ひとつが変異し、敵のユーベルコードひとつを使用可能になる。
SPD : 私からは逃げられないわ
【ハッキング】と【結界術】と【逃亡阻止】と【生命力吸収】と【魔力吸収】と【捕食】を組み合わせた独自の技能「【狩場(ハウンティング・グラウンド)】」を使用する。技能レベルは「自分のレベル×10」。
WIZ : あなたも私のものにしてあげる
【トリリオンやEXPを結晶化したお菓子】の消費量に応じた強さの【バグプロトコル】や【かつて捕食したPCやNPCのコピー】を召喚する。[バグプロトコル]や[かつて捕食したPCやNPCのコピー]が敵を倒すと[トリリオンやEXPを結晶化したお菓子]を獲得する。
イラスト:森乃ゴリラ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「シャロン・シープホーン」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
猟兵たちがバグプロコトル『カルペ』を掃討したと同時に、いよいよ周囲は危険なダンジョン地形に覆い尽くされる。煮え滾るマグマが落ちて地を燃やし、転がり落ちる落石は地を響かせる──触れたら即死のダンジョン地形と変貌しきった今ようやく、バグプロコトルの親玉はようやく姿を表した。
「あら?おかしいわね?」
箒に乗って器用にギミックを避けながら猟兵たちの前へ降り立つと、首を傾げてそう呟くのは『スナッチ・ウイッチ』──イベント会場にバグを仕掛けた張本人だ。
「チョコみたいに溶けちゃうくらい、熱ーい場所にプレイヤーをご案内した筈なんだけど…どうして猟兵だけなのかしら?」
思惑を阻まれた魔女が無邪気に疑問を口にすれば、周囲に取り巻く半透明の幽霊たちはさっぱり分からないとでも言うように体を振った。
「んー…プレイヤーは一人もいない?ホントに?私の想定がキャンディより甘かったってことかしら。
…まあ、どうだっていいわ。全部全部、私が奪っちゃうもの」
魔女は唇を尖らせながらボヤくも、すぐさま猟兵たちへと向き直りイタズラっ子のような凶悪な笑顔を浮かべる。
この場を覆う|終末機構群《エンドコンテンツギミック》──触れたら即死のダンジョン地形は、これまでと変わらず油断のならないものとなるだろう。だが、それはギミックを回避していたスナッチ・ウィッチとて同じだ!
バグプロコトルが故に触れたら即死とはゆかずとも、ギミックによるダメージや行動の牽制は充分に狙えるだろう。
「私のイタズラはお菓子みたいに甘くはないわよ!」
すべてを奪う為に、スナッチ・ウィッチが襲いかかる!
「あなたたちの全部を奪ったらもう一度イベントを乗っ取って、プレイヤーの|遺伝子番号《ジーンアカウント》も奪わせてもらうわ!」
バグプロコトル『スナッチ・ウィッチ』はそう宣言するや否や、宙に放り投げるのはトリリオンやEXPを結晶化したお菓子の数々。ポンと弾けて召喚されるのはバグプロトコルに、更にはかつて|捕食《・・》したPCやNPCのコピーたち。
それがコピーだとしても──人権を剥奪されるに留まらず、悪行に利用される無辜の人々の姿に神臣・薙人は眉をひそめる。
「プレイヤーの皆さんの所へは行かせませんよ。今回も、これからも。悪い魔女は討たれるのがお約束です」
戦いの幕が開くと同時に、薙人は白燐蟲を周囲に放ち広げる。残花の視覚は薙人の目。ダンジョンの全域を広く見据え、危険を把握しながら立ち回ることができる。
次から次へと襲い掛かってくるバグプロコトルとコピーの攻撃を残花の目と食い付きで凌ぎながら、魔女本人にも食い付かせてHPを削り取る。
「何よこの虫!ガムよりしつこいじゃない!」
いくら箒で追い払おうとしようも、魔女とて白燐蟲の凄まじい飛翔には追いつけない。だが魔女もバグプロコトルの親玉、膨大なHPには咬傷だけではあと一歩届かないだろう。薙人は広い視界で頭上から滑り落ちる落石を捉えると素早く回避し、一帯の危険なギミックを目敏く観察し──残花と共に少しずつ敵の動きを誘導する。
滴り落ちるマグマと突如現れる落石。終末機構群だらけのダンジョンで戦う難易度は猟兵もバグプロコトルも同じ。広い視覚で臨機応変に対応しながら、薙人がいよいよ背後に迎えるのは滴り落ちるマグマで作られた溜まりだ。
「あらら~?強がってた割にもう後がないじゃない。甘~い猟兵も、私のものにしてあげる!」
バグプロコトルとコピーを引き連れて、薙人を追い詰めたと魔女は嘲笑う。だが薙人は追い詰められたのではなく、悪い魔女をこの場所へ誘い込んだのだ──魔女が薙人へと踏み込むその時、頭上から落石が襲い掛かる。
「チッ間の悪い…」
「いいえ、良いタイミングです。行って下さい、残花」
「…!?」
後退しようとする魔女の足にすかさず白燐蟲を噛み付かせれば、白燐咬傷の捕縛は逃げようとするその足を止める。そのまま薙人は姿勢を低くし敵の脇を走り抜けて落石をなんとか回避すれば、岩の砕ける音がダンジョン内へ響き渡った。つぶての中から現れるのは咬傷を食らい落石を食らい、さらには身動きの取れない足をマグマ溜まりに囚われスリップダメージも食らい──ギミックによってそのHPを着実に削られる魔女の姿だ。
「バグプロトコルであっても、即死級ギミックは多少は痛いでしょう」
「この…私を…舐めやがって…!」
「ここで倒れて下さい」
動きが緩慢になって隙だらけになっている魔女に、薙人と残花は更なる追撃。マグマ溜まりから抜け出そうと必死にもがく魔女は追撃に怯み、その膨大なHPをさらにごっそりと削っていった。
神臣・薙人
プレイヤーの皆さんの所へは行かせませんよ
悪い魔女は討たれるのがお約束です
ここで倒れて下さい
開戦と同時に白燐追駆咬傷使用
視覚を共有し
ギミックの動きを広く把握するようにします
ギミックを避けつつ白燐蟲をけしかけ
魔女本人に食い付かせて体力を削り取ります
攻撃が来た際は
バグプロトコルやコピー達を攻撃
ギミックの動きで攻撃の回避が難しい場合は
ギミック回避優先
攻撃しつつ少しずつ動いて
魔女がこちらに近付いて来るよう誘導
ギミックの傍までおびき寄せられたら
白燐蟲に足を噛ませて動きを止め
ギミックの攻撃が当たるようにします
バグプロトコルであっても
即死級ギミックは多少は痛いでしょう
隙が出来たら逃さず
更に白燐蟲をけしかけます
「あなたたちの全部を奪ったらもう一度イベントを乗っ取って、プレイヤーの|遺伝子番号《ジーンアカウント》も奪わせてもらうわ!」
バグプロコトル『スナッチ・ウィッチ』はそう宣言するや否や、宙に放り投げるのはトリリオンやEXPを結晶化したお菓子の数々。ポンと弾けて召喚されるのはバグプロトコルに、更にはかつて|捕食《・・》したPCやNPCのコピーたち。
それがコピーだとしても──人権を剥奪されるに留まらず、悪行に利用される無辜の人々の姿に神臣・薙人は眉をひそめる。
「プレイヤーの皆さんの所へは行かせませんよ。今回も、これからも。悪い魔女は討たれるのがお約束です」
戦いの幕が開くと同時に、薙人は白燐蟲を周囲に放ち広げる。残花の視覚は薙人の目。ダンジョンの全域を広く見据え、危険を把握しながら立ち回ることができる。
次から次へと襲い掛かってくるバグプロコトルとコピーの攻撃を残花の目と食い付きで凌ぎながら、魔女本人にも食い付かせてHPを削り取る。
「何よこの虫!ガムよりしつこいじゃない!」
いくら箒で追い払おうとしようも、魔女とて白燐蟲の凄まじい飛翔には追いつけない。だが魔女もバグプロコトルの親玉、膨大なHPには咬傷だけではあと一歩届かないだろう。薙人は広い視界で頭上から滑り落ちる落石を捉えると素早く回避し、一帯の危険なギミックを目敏く観察し──残花と共に少しずつ敵の動きを誘導する。
滴り落ちるマグマと突如現れる落石。終末機構群だらけのダンジョンで戦う難易度は猟兵もバグプロコトルも同じ。広い視覚で臨機応変に対応しながら、薙人がいよいよ背後に迎えるのは滴り落ちるマグマで作られた溜まりだ。
「あらら~?強がってた割にもう後がないじゃない。甘~い猟兵も、私のものにしてあげる!」
バグプロコトルとコピーを引き連れて、薙人を追い詰めたと魔女は嘲笑う。だが薙人は追い詰められたのではなく、悪い魔女をこの場所へ誘い込んだのだ──魔女が薙人へと踏み込むその時、頭上から落石が襲い掛かる。
「チッ間の悪い…」
「いいえ、良いタイミングです。行って下さい、残花」
「…!?」
後退しようとする魔女の足にすかさず白燐蟲を噛み付かせれば、白燐咬傷の捕縛は逃げようとするその足を止める。そのまま薙人は姿勢を低くし敵の脇を走り抜けて落石をなんとか回避すれば、岩の砕ける音がダンジョン内へ響き渡った。つぶての中から現れるのは咬傷を食らい落石を食らい、さらには身動きの取れない足をマグマ溜まりに囚われスリップダメージも食らい──ギミックによってそのHPを着実に削られる魔女の姿だ。
「バグプロトコルであっても、即死級ギミックは多少は痛いでしょう」
「この…私を…舐めやがって…!」
「ここで倒れて下さい」
動きが緩慢になって隙だらけになっている魔女に、薙人と残花は更なる追撃。マグマ溜まりから抜け出そうと必死にもがく魔女は追撃に怯み、その膨大なHPをさらにごっそりと削っていった。
大成功
🔵🔵🔵
葛城・時人(サポート)
※連携・キャラ性保つアドリブOK
※お色気・反社会的行動・反公序良俗行動・所謂R18やR18G系NG
※口調等ステシ参照希望
能力者から猟兵になった「運命の糸症候群」で若返った存在
常に依頼目的の達成、成功に向かい最大限の努力を払う性質
状況に応じ、範囲攻撃から単体攻撃まで幅広くこなし
設定UCは積極的に使用
オブリビオンは確殺の方向
非人道的行いには嫌悪と怒り、より強い意志を持ち
攻撃や行動
一般人などの救出対象がある場合、戦場からの
対象の離脱を最優先
「力無き者の盾となる」ことを常に念頭に戦う
使役する白燐蟲の名はククルカン
呼ぶと『きゅい!』と鳴き、命に従い行動する
(言葉も聴き分ける)
後はお任せだね。宜しくだよ!
マグマを振り払いながら悪態をつくバグプロコトル『スナッチ・ウィッチ』のHPは、大きく削られて初めていようとも──その悪意はいまだ衰える事はない。
負傷の憎悪を滲ませるその悪しき魔女の姿に葛城・時人が抱くのは嫌悪と怒り、そして悪を滅するというより強い意志だ。
「お前のような悪意から、絶対に全てを護る。団是にかけて!」
怒りの膨らむ心を落ち着かせ、時人が鋭く放つ言葉は護の誓い。その身は真の姿に変身すると、正しき義の誓いに大きな力を宿しゆく。玉枝の杖を振り上げれば、小環と銀鎖は揺れ動き音色を奏でる。強い意志を記憶の錫杖に乗せて放つその攻撃が音色と共にダンジョンの広範囲を埋め尽くせば、即死ギミックなど振り払う勢いで猛威を振るう。
「く…っあははは!素敵なユーベルコードね!その力も私が全部奪ってあげる!」
だが時人の激しい攻撃を食らいながらも魔女は哄笑する。攻撃から逃れるように箒で飛びながら、無造作に己が使役するバグプロコトルを放ってゆく。それは噛み付き食らう事で力を奪う悪意──ならば一撃と食らうわけにはいかない。時人の正義の心は、魔女のような悪を滅する為にあるのだから。
「俺の力を奪わせはしない!ククルカン!」
「きゅい!」
時人は白燐蟲を呼び寄せ飛び乗り、迫り寄るバグプロコトルを掻い潜る。敵だけではなくこのダンジョンの即死ギミックも襲い掛かってこようとも、ククルカンの飛翔で振り切り──突撃と共に、魔女へ最大の攻撃を解き放つ。
「力無き者の未来を護る為に、俺はここに居る!」
誓いによって増強された魔力を溜めて放たれた時人の一撃は、スナッチ・ウィッチのHPを大きく削り取った。
成功
🔵🔵🔴
キノ・コバルトリュフ(サポート)
キノキノ、キノが来たから
もう、大丈夫だよ。
キノノ?キノだけじゃ心配だって?
マツタケ!キノには星霊の仲間がいるから大丈夫!!
トリュフ!!キノ達の活躍を見せてあげるよ。
シメジ?キノが苦戦はありえないけど、その時は一発逆転を狙っていくよ。
キノキノ、みんなよろしくね。
「キノキノ、キノが来たから!もう、大丈夫だよ」
大きなキノ笠のキノ・コバルトリュフはマグマ滴り落石注ぐバグったダンジョンの中でだってニッコリ笑顔。即死ギミックもバグプロコトルなんかもキノにとってはお茶の子さいさい。
「私からは逃げられないわ!」
けれど猟兵たちとの戦いでHPが残り半分近くなってきたボスはすっかりカンカン!己の力を展開し、この即死ダンジョン一帯を|狩場《ハウンティング・グラウンド》へと変貌させる。
「シメジ?キノが苦戦はありえないけど…ちょっとピンチ?」
逃亡を阻止する空間は足が重くなってスリップダメージを食らうオマケ付き。ジメジメジワジワHPが削れる予感。
「マツタケ!けど、キノには星霊の仲間がいるから大丈夫!!」
それでもキノはとびきり笑顔。だって頼もしい仲間が助けてくれるから!
「トリュフ!!キノ達の活躍を見せてあげるよ。キノキノ!みんな出ておいで!!」
キノが召喚するのは星霊たち。気品溢れるグラりんがカッコつけたらどんな悪路もへっちゃら。バルくんはやんちゃなフェニくんの小さな翼任せて気まぐれ気分で敵なんか焼いていく。ちょっと怪我はスピちゃんがペロッと回復。そして今は揃いのキノ笠をもってる皆の胞子は超絶猛毒!ちょこっと攻撃を食らうだけでも毒胞子を撒き散らして、逆に敵のHPをジワジワ減らしながらキノが狙うのはただ一つ。
「キノキノ、一発逆転だよ!」
攻撃の隙に皆で力を合わせた突撃は、魔女のHPを大きく削る一撃!
成功
🔵🔵🔴
ミノア・ラビリンスドラゴン
い~え! 甘くて甘々ですわ~!!
いまだに自分が有利であるという想定が甘々ですわ~!!
だってほら……モンスター同士が戦っていることにも気付いていらっしゃらない!
召喚されたバグプロトコルを、|蜥蜴亜人《リザードマン》がマグマの中へ突き落としている!
PCやNPCのコピーを、火山龍が強力なブレスで焼き払っている!
状況の把握に気を取られた瞬間、マグマが間欠泉のように吹き上がってスナッチ・ウィッチを襲う!
これぞ【創造・火山迷宮】!!
|龍の権能《GM権限》により、今この瞬間に新規作成したダンジョンで|終末機構群《エンドコンテンツギミック》を上書きですわ~!!!
モンスターの軍勢で袋叩きでしてよ~!!
猟兵たちとの戦いの中で、バグプロコトル『スナッチ・ウィッチ』のHPはすっかり残り半分を切り──いよいよイエローラインに差し掛かったというところ。
だが魔女は腐っても強力なバグプロコトルでありボス。明らかな負傷の中でも再び立ち上がり箒に跨ると、連戦の負傷を払おうとでもするかのように、トリリオンやEXPを結晶化したお菓子をありったけ両手に抱えて宙へばら撒く。それらがポポンと次々に弾ければ、バグプロトコルやかつて捕食したPCやNPCのコピーが所狭しと召喚されてゆく!
「お菓子みたいに甘い時間はもうお終いよ! あなたも私のものにしてあげる!」
ゲームのボスが猛威を振るうのはいつだってHPが削れてきてから。戦いはここからが本番──苛烈さも増して来る頃合いとなるだろう。
「い~え! 甘くて甘々ですわ~!!」
しかしどんなバグプロコトルやコピーの多勢を前にしたって、ミノア・ラビリンスドラゴンは不敵に微笑み高らかな声をあげる!
「いまだに自分が有利であるという想定が甘々ですわ~!!」
「なんですって……!」
不快を滲ませながら、余裕たっぷりのミノアを忌々しく睨み付ける魔女の姿に、ミノアは隠しきれない笑みを含ませてその目線に指をさす。
「フフ……だってほら……モンスター同士が戦っていることにも気付いていらっしゃらない!」
「えっ!?」
ミノアの指先が素早くスライドすれば──そこに広がるのはどんな強力なバグプロコトルだって動揺待ったなしの光景!
召喚されたバグプロトコルを、|蜥蜴亜人《リザードマン》がマグマの中へ突き落としている! PCやNPCのコピーを、火山龍が強力なブレスで焼き払っている!
「な、なによこのダンジョン! 私のものなのに、どうなって…ギャー!!」
更にはミノアの指先にまんまと誘導されて、慌てて状況の把握に気を取られた瞬間、マグマが間欠泉のように吹き上がってスナッチ・ウィッチを襲う!
「オ〜ホホホホ!! これぞ【創造・火山迷宮】!! わたくしの前でダンジョンを我が物にしようだなんて、まるでクリーム増し増しチョコソーストッピング! 激甘々にも程がありますわ〜!!」
ミノアが今この瞬間、|龍の権能《GM権限》によって新規作成しこの場に上書きしたのはマグマと火成岩の迷宮。権能が及ぶ範囲は169m半径内といえど、その分効果範囲内では超強力だ!
|終末機構群《エンドコンテンツギミック》がすっかり出来たてホヤホヤのダンジョンに上書きされたら、文字通り溢れ返るモンスターの軍勢は即死ギミックに怯える必要もなく、心置きなく魔女の軍勢を袋叩き!
いくら魔女の軍勢が反撃に出ようとも、弱い蜥蜴亜人が100体もの物量とマグマ地形を利用して立ち回り、強い火山龍がその強さでシンプルな猛威を振るってくるダンジョンの中では、どんな相手でも逃げる隙もなくボッコボコ、もちろん間欠泉のように吹き上がるマグマもピンポイントで魔女の軍勢を狙い撃ちだ!
「こっんな狭い範囲に出していい量じゃないでしょ!? バランス調整くらいしなさいよーッ!!」
「オ〜ホホホホ!! バグプロコトル相手には不要ですわ〜!!」
ミノアの高笑いが響き渡る火山迷宮の中で、その容赦のない難易度によって魔女の軍勢はあっさり壊滅し、スナッチ・ウィッチもまた残っていたHPをゴッソリ大きく削られてゆくのだった──。
大成功
🔵🔵🔵
風花・雪月
戦闘ステージならまだしもイベント会場を汚染するとはなんとも迷惑な奴じゃな。
決して逃がしはせぬ。ここで1ビット残らず抹消してやろう。
UCにより戦場の管轄権を取得。
バグの機能を停止、低下させよう。
敵が召喚したバグやコピーはまともに動けまい。
仙術の金行をもって鋼矢の雨を降らし、殲滅しよう。
《地形管理》や《迷宮管理》で落石や溶岩を操作し、敵の注意を逸らしつつ、縮地で接近。
《抹消》の力を込めた扇子を敵に突き刺そう。
大方、その姿すらも誰かから奪い物であろう。
おぬしが奪った全て、ここで全て吐き出すが良い。
敵を倒すことができたならば、バグっているNPCやマップを《修復》しよう。
「戦闘ステージならまだしもイベント会場を汚染するとはなんとも迷惑な奴じゃな」
マグマに落石と触れれば即死級の|終末機構群《エンドコンテンツギミック》と、改めて見てもウンザリする|迷惑行為《バグプロコトル》。風花・雪月はため息を吐き出すと、パチンと閉じた扇子の尖先を魔女に向かって突きつける。
「決して逃がしはせぬ。ここで1ビット残らず抹消してやろう」
「フフ、逃げるですって…?どいつもこいつも、私の事をキャンディだと思ったら大間違いなのよ…」
もうすっかり息絶え絶えのバグプロコトル『スナッチ・ウィッチ』は足元をフラつかせながら譫言を囁いて──剣呑な眼差しを持ち上げ雪月を睨みつける。
「あなたも私のものにしてあげる。私の下僕の前に平伏しなさいッ!!」
そうして魔女がマントを翻せば、溢れるほどのお菓子をバラ撒く。軽快な音と共にお菓子が弾ければ、召喚されるのはバグプロトコルやかつて捕食したPCやNPCのコピーたち。お菓子の消費量に応じた強さを持つ存在……最後の手札をすべて消費した魔女によってより強力な敵として下僕たちは雪月の前へと立ち塞がる。
「申請――」
だがそんな魔女を冷たく見つめる雪月は、ただ両足を地に付け静かに力をこの戦場へ巡らせる。淡いエフェクトが水の波紋のように広がれば──雪月はダンジョンの管轄権を取得する。
「承認」
囁きと共に周囲は幽かに揺らぐ。音もなく世界は雪月の管轄区域に──バグ停止/チート禁止の法則の世界へと交換され、直後バグとチートを有する全てが動きを止めた。
バグプロコトルは存在そのものがバグであり、プレイヤーキャラクターのコピーは|不正《チート》な存在。そしてスナッチ・ウィッチもまた、|強力《バグとチート》な|存在《バグプロコトル》だ。
「な、何よこれ、体が……ッ!?」
驚きの中で動きを止めた魔女の軍勢を襲うのは鋼矢の雨。雪月の仙術は煮え滾るダンジョンの土から金を生まれ出ると、矢と成り雨と降り注ぐ。動かぬ下僕は次々に雨に崩れ、更に管理者としての権限を操り手繰れば落石と溶岩を魔女自身へと猛威を振るう。
すべての溶岩と落石が魔女の頭上で滝となる。回避もままならぬ状態で、終末機構群のラッシュに気を取られる魔女の──その背中へと、雪月は縮地で接近する。
音もなく突き刺すのは、抹消の力を込めた扇子の一撃。
「ぐっ!?」
「大方、その姿すらも誰かから奪い物であろう。…おぬしが奪った全て、ここで全て吐き出すが良い」
「そ、そんな、イヤ…私の、私のものなのにぃ──!!」
雪月が扇子を引き抜けば、穿った胸から無数の|お菓子《データ》が溢れ出しては消え、魔女のその全てが、|魔女の姿《グラフィック》が|断末魔《ノイズ》となって崩れてゆく──。
最後のキャンディが消え去れば、ダンジョンのグラフィックはいびつに歪み…元のイベント会場である洋館のテクスチャを貼り付けるように変わりゆく。
猟兵たちが迎えたのは最後の変化。元凶が消え去りイベント会場へ戻ってくれば、これにて今回のバグプロコトル事件は解決だ!
「…まだちょいとバグっているようじゃな」
しかしそれは、|管理者《ドラゴンプロコトル》以外にとってのお話だ。よくよく見れば、洋館のグラを貼り付けただけで戦闘エリアで終末機構群な仕様のまま。…クエスト終了後の後片付け後始末。そういった雑用もまた管理者の役目のひとつだ。
雪月は溜息を吐きながら扇子を持ち上げ、まるで鍼を刺すようにトトンと突き当て接続のバグったイベント会場を修復してゆく。
会場をくまなく確認すれば、最後はお邪魔をしてきたイベントNPCたちの小さなバグへ修正パッチ。寝っ転がったNPCにも軽く扇子を突き当てれば、あっという間に修復は完了だ。
「うぅ、ここは…」
「バレンタインのイベント会場じゃ。ほれほれ、早く起き上がらんか。次のイベントが待っとるぞ」
「た、大変だ…行ってきまーす!!」
すっかり元気になって慌ただしく去ってゆくイベントNPCたちの背中を、雪月は満足そうに見送った。
大成功
🔵🔵🔵