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バグと季節と|終末機構群《エンドコンテンツギミック》

#ゴッドゲームオンライン #三章プレイング受付中

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「ヤァヤァ猟兵の皆々サマご機嫌よう。GGOでは相変わらずバグプロコトルによる人権事件が起ころうとしているよ。ということで、皆々サマの手が必要なご案内だ。
 二月も終わりの今の時期、大慌てでイベントの駆け込みに向かうゲームプレイヤーを狙って、バグプロコトルが襲ってくるんだよ」
 グリモアベースに集まった猟兵たちへバロン・ドロッセルが語り出すのは、人の集まる季節イベントに乗じて襲い掛かってくるバグプロコトルの予知だ。

「以前から、季節イベントの連動クエストがバグプロトコルに乗っ取られて、大規模な|終末機構群《エンドコンテンツギミック》が仕掛けられてしまう事件は頻発していたんだ。きっと聞き覚えある方もいるよねェ。
 けれど今度は一味違う。バグプロトコルはイベントクエストのボスステージじゃなくて、お祭り会場に直接干渉を仕掛けてくるんだ!」
 つまり──今回の季節イベントのお祭り会場には|終末機構群《エンドコンテンツギミック》がワンサカ!
 触れるだけでも危険なギミックの不意打ちとなれば、イベントを楽しみにきたゲームプレイヤーでは一溜まりもないだろう。

「季節イベントのお祭り会場は街の洋館だよ。内装もバレンタインっぽくデコられているから雰囲気もいいんだけど、バグるからねェ…突然危険なダンジョンの最深部へと接続されるんだ。
 だから皆々サマには洋館へ向かって、ダンジョン化とバグプロトコルの流入に備えて貰いたいんだけどねェ…本来ならイベント進行の手伝いをしてくれるNPCまでバグっちゃっててね。
 チョコレートケーキ作りのお手伝いイベントだけど、NPCが邪魔してくるから難易度が急上昇しているんだよォ」
 溜息混じりにバロンは肩を竦める。『イベント期間中しか挑戦できない』クエストが終了間際にバグまみれなど駆け込みたいゲームプレイヤーにとっては堪ったものではない。

「すぐに向かって貰うけど、現場は既にワチャワチャの状態になっているからねェ。まずは会場がバグる前に、なんとかバグった場を治めて欲しいんだ」
 場を治める手段は問わない!とは言っても、NPCへの被害も極力控えめにすることが望ましいだろう。NPCのバグった状態はただの余波であり一時的なものに過ぎないのだから。
 迅速に場を治めた後は、ついでにゲームプレイヤーをイベント会場の外へ誘導することもできれば、その後のバグプロコトルとの戦闘に巻き込まれる事もないだろう。

「しばらくすればダンジョン化が始まるよ。お祭り会場が繋がる先は煮え滾るマグマに|終末機構群《エンドコンテンツギミック》…触ったら即死のダンジョン地形、頭上から垂れてくるマグマに落石のご登場だ。
 同時にバグプロコトル『カルペ』も現れてくるだろう。敵を認識した瞬間から斧を取り出してくる好戦的なバグプロコトルだよ。時間が経てば経つほど周囲は危険になるから気を付けてね」
 そしてカルペを殲滅していけばその内、バグプロコトルを率いる親玉であるボスも現れる。だがその頃には、周囲は完全に危険なダンジョンと化しているだろう。どのように戦うのかも猟兵の選択のうちだ。

「ま、最初はバグってるNPCが大変なだけで危険はないからね。迅速に対応しながら、楽しくイベントに駆け込んでくるといいよ。皆々サマにとっての本番はその後だからね」
 軽薄な笑顔を浮かべたバロンがそう言ってパチンと指を鳴らせば、輝くグリモアが開くのは重厚な扉。仰々しくお辞儀をすれば、グリモアが導くのは薔薇の花とリボンが舞うチョコレート色の洋館だ。

「それでは皆々サマ、頑張ってゲームプレイヤー達の遺伝子番号焼却を阻止してねェ」



 チョコレート色の洋館から漂い猟兵たちの鼻をくすぐるのは、甘い甘いチョコレートの香り。
 少しばかり美味しそうな洋館の外装に惑わされたわけではない、と猟兵たちが知るのは板チョコのような扉を開いてすぐの事だ。

「ギャーッ!!」
「ウワー!!」
「イヤーッ!!」
 バレンタイン色のグラフィックには場違いな悲鳴は、NPCに運んでいたチョコレートクリームをひっくり返されたプレイヤーの悲鳴──と、さらにそのクリームで盛大に滑って転んで、完成間際のケーキに頭から突っ込んだ別のプレイヤーの悲鳴──と、イベントクリア間近で全てを台無しにされたプレイヤーの悲鳴。

「また最初からじゃんん…!」
「アッハハハ!いい気味だあぁ!」
「いぃつまでこんなもん作ってんだ!よこせぇ!!」
「や、やめてーっ!」
「簡単なイベントって言ったの誰だよお!!」
 あちこちで悲鳴がこだまする洋館の中は、チョコレートケーキの材料や料理器具が飛び散りまさに惨状。この場にいるプレイヤーはその殆どがイベント期間の終了間際の駆け込み勢が故に──微妙に俊敏なNPCにまんまと翻弄されて、チョコレートにまみれるゲームプレイヤーは無力であった。

「誰かNPCを追い出してぇ…」
 またひとり、プレイヤーがチョコレートケーキの材料が散らばる床に倒れ伏す。
 このままではイベント報酬すらも得られぬままに、プレイヤーたちは人権を剥奪されてしまうだろう──いち早くこの惨状の場を治め、これから訪れるダンジョン化とバグプロコトルからこの可哀想なプレイヤーたちを守らなければならない!




第3章 ボス戦 『スナッチ・ウィッチ』

POW   :    素敵なユーベルコードね
【使役するバグプロトコルの噛みつき】で敵の肉片を捕食する。自身の身体部位ひとつが変異し、敵のユーベルコードひとつを使用可能になる。
SPD   :    私からは逃げられないわ
【ハッキング】と【結界術】と【逃亡阻止】と【生命力吸収】と【魔力吸収】と【捕食】を組み合わせた独自の技能「【狩場(ハウンティング・グラウンド)】」を使用する。技能レベルは「自分のレベル×10」。
WIZ   :    あなたも私のものにしてあげる
【トリリオンやEXPを結晶化したお菓子】の消費量に応じた強さの【バグプロトコル】や【かつて捕食したPCやNPCのコピー】を召喚する。[バグプロトコル]や[かつて捕食したPCやNPCのコピー]が敵を倒すと[トリリオンやEXPを結晶化したお菓子]を獲得する。

イラスト:森乃ゴリラ

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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はシャロン・シープホーンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵たちがバグプロコトル『カルペ』を掃討したと同時に、いよいよ周囲は危険なダンジョン地形に覆い尽くされる。煮え滾るマグマが落ちて地を燃やし、転がり落ちる落石は地を響かせる──触れたら即死のダンジョン地形と変貌しきった今ようやく、バグプロコトルの親玉はようやく姿を表した。

「あら?おかしいわね?」
 箒に乗って器用にギミックを避けながら猟兵たちの前へ降り立つと、首を傾げてそう呟くのは『スナッチ・ウイッチ』──イベント会場にバグを仕掛けた張本人だ。

「チョコみたいに溶けちゃうくらい、熱ーい場所にプレイヤーをご案内した筈なんだけど…どうして猟兵だけなのかしら?」
 思惑を阻まれた魔女が無邪気に疑問を口にすれば、周囲に取り巻く半透明の幽霊たちはさっぱり分からないとでも言うように体を振った。

「んー…プレイヤーは一人もいない?ホントに?私の想定がキャンディより甘かったってことかしら。
 …まあ、どうだっていいわ。全部全部、私が奪っちゃうもの」
 魔女は唇を尖らせながらボヤくも、すぐさま猟兵たちへと向き直りイタズラっ子のような凶悪な笑顔を浮かべる。
 この場を覆う|終末機構群《エンドコンテンツギミック》──触れたら即死のダンジョン地形は、これまでと変わらず油断のならないものとなるだろう。だが、それはギミックを回避していたスナッチ・ウィッチとて同じだ!
 バグプロコトルが故に触れたら即死とはゆかずとも、ギミックによるダメージや行動の牽制は充分に狙えるだろう。

「私のイタズラはお菓子みたいに甘くはないわよ!」
 すべてを奪う為に、スナッチ・ウィッチが襲いかかる!