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【妖土佐戦記】土佐に咲き誇る一輪の妖!?

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●炎上の次は植物ですか?
 ここは、土佐国の外れにある小さな集落。村とも言えない、そんな規模である。

『おいで……おいで……』
 そんな集落の端にある崖の隙間から、声が聞こえるようになったという。

『綺麗だよ……綺麗に咲いてるよ……』
『美しいよ……うっとりしてしまうよ……』
『見てごらん、見てごらん……』

 それがあからさまな罠である事は、猟兵なら分かるだろう。そして、ここ土佐の民は怖がるだけだった。
「何じゃあ、あの声は? おちおち安眠も出来んぜよ」
「通りすがりの貴族にでも報告出来やせんかのう?」
「あても聞いたけんど、子供がうっかり迷い込みやせんか心配やのう」

 しかも妖にとって不幸だったのは、こう何度もグリモア猟兵達が妖の裂け目の予知をした事により、それが妖の裂け目の奥からの声だと早期に発覚させる事が可能になったのだ――。

●グリモアベース
「人々を誘う怪しき声。この件はまだ妖の裂け目が発生した直後ではありますが、早期発見により即撃破が可能になったようでございます」
 グリモア猟兵の功・三成(平安さぽおと女房・f42973)が電子の巻物を広げ、予知の光景を映し出す。何やら暗い場所で声がしているようだ。そう、明らかに罠である。

「この声で|誘《いざな》って捕食、が妖の目的かもしれませんが、何が咲いているかも分からずに挑む事をしなかった土佐の方々のお陰で、我々猟兵が調査の名目で乗り込んでも何の違和感もございません。平安貴族の猟兵の方なら特に安心されるでしょうね」

 土佐の住民の不安を取り除く為、まずは暗い場所からする声の調査。進んで行けば、開いた直後の妖の裂け目が歓迎してくれるだろう。

「開きかけであれば、むしろこちらから挑みに行ってしまっても良いやもしれません。結界を開きこちら側へ侵入しようとするなら、逆も許される筈」
 何せ妖はオブリビオンなのだから、先手必勝――も作戦の内だろう。そこに関しては、自由である。

「それでは、皆様の健闘を祈っております」
 グリモアでの転移を開始した、三成だった。




第3章 ボス戦 『死垂桜』

POW   :    のたうち押し潰す幹
自身の【不気味な顔が浮き上がる幹 】に【怨嗟の声】を宿し、攻撃力と吹き飛ばし力を最大9倍まで強化する(敗北や死の危機に比例する)。
SPD   :    生き血を啜り蠢く根
【地中に張り巡らせた生命力を吸い取る根 】が命中した敵の部位ひとつを捕縛し、引き寄せる。
WIZ   :    死垂れ落ちる血の桜
術者の血液に触れたあらゆる対象は、血液が除去されるまで、全ての知覚が【美しい桜が舞う光景 】で埋め尽くされる。

イラスト:日向まくら

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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠遠藤・修司です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●その身を焦がすは猟兵の力
『……誰彼も上手く行かぬとは』
 桜の樹が枝垂れる。
 ――この妖は死垂桜。ウツツカサネを手駒に、養分を得ようとしていた張本人だろう。洞穴を抜ける際「お前、本当に狐か?」とトーンの違う声が混じったのもこの妖大将である。
『……お前らは自然を大切にしないのか? まあいい。狐は矢張り人であったか。ならば容赦無く養分を吸い取るまでよ』

 死垂桜の根っこは妖の裂け目ギリギリまで伸びようとしていた。恐らく、そのもう少しといった距離をウツツカサネに稼がせようとしていたのだろう。

『……我が養分にならないか? 人よ。尤も、お前らが私を燃やすのであれば徹底的に抗うまで。覚悟は出来ているな? 我が根になるか否か。答えよ!』

 死垂桜は妖しく揺れながら、猟兵達を出迎えるのであった。