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ドキドキ☆ハロウィンダウジング!~爆発もあるよ

#バトルモンスターワールド #お祭り2025 #ハロウィン #プレイング受付中 #すみません失効します。お手数ですが再送いただけると幸いです

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 バトルモンスターワールドでも他の世界と変わりなくハロウィンは楽しまれている。
 美味しいお菓子にこわ~いゾンビや幽霊!そして素敵なハロウィン衣装に身を包み『Trick or Treat!』と民家を回る。変わっていると言えば、そのイベントを享受するのは人間だけではなくバトルモンスターと呼ばれる生き物がいる事だろうか。
 さて、そんなバトルモンスターワールドのとある浜辺。海水浴も終わったこの場所で仮装をした人々とバトルモンスターたちが集まっていた。
『それではハロウィンダウンジング大会――スタートです!』
「よーし行くぞデンレッサ! すっげぇお宝見つけようぜ!」
「あたしのシャナウザーにかかれば優勝は間違いなしよ!」
 浜辺を駆ける少年少女達は早速相棒のバトルモンスターが指し示した砂浜を掘り進めていく。
 掘り進めた先には南瓜型の宝箱の姿。容器の蓋を開ければそこんはお菓子やおもちゃが入っている。
「よーしっレアアイテムゲットよー!」
 少年の横でシャナウザーを連れた少女がレアアイテムが入った宝箱を見つければ、まだ何も見つけていないデンレッサを連れた少年は一抹の焦りを感じた。
「ぐ……でもまだ超レアアイテムは見つかってねぇ……どういたデンレッサ?」
『デンデーン!』
 デンレッサが指し示したポイントを掘り起こせば、そこんはとても大きな南瓜型の宝箱の姿!
「よっしゃこれで優勝は俺たちのもんだー!」
 ワクワクしながら少年が蓋を開ける。
 瞬間、大きな砂柱が立ち上がった。


「とりあえず爆発オチにするのはどうかと思うのよ」
 ねぇ、とマリアベラ・ロゼグイーダは集まった猟兵に同意を得ようとするも、突然振られた話に猟兵の反応はまちまちだった。
「じゃあ説明するとしましょうか。
 バトルモンスターワールドのとある砂浜ではハロウィンダウジングなる大会が行われるわ。有体に言えば宝さがしイベントね」
 ダウジング大会で埋められている物はかなり凄い。ハロウィンらしいお菓子や飾りはもちろん、ハロウィン限定のお揃い衣装やバッチなども完備。更にお宝をたくさん集めた人には有名なバトルイベントへの出場権を手に入れたりとバトモントレーナーとして垂涎物の景品が多いのだ。
「で、そこにね爆弾が埋められているの。たまに爆発するバトモンもいるわ」
 なんでだよ。
「オブリビオンよ」
 なら仕方ないか。
「とにかく、オブリビオンがイベント会場に爆発物を仕込んでね、爆発が発生した混乱に乗じてイベントに参加しているバトルモンスターたちを洗脳もしくは兵器化しようとしているわ。
 だから皆にはこのイベントに参加して爆発物を処理しつつ、イベントを楽しんでもらいたいの」
 出場条件はハロウィンの仮装をしてバトモンと参加する事。もしバトモンがいない場合はスタッフとして参加も可能だ。
 参加したら他の参加者よりも先に爆弾を見つけ、無力化を図る。これが目的だ。
 宝物を探す際には他の参加者たちと協力して宝箱もしくは爆発物を探しても良い。もちろん景品も持って行ってもらって構わないという。
「ひと段落着いたら痺れを切らしたオブリビオンが姿を現すわ。この際に強制的に会場のバトモンを洗脳しようとしてくるけれど……先のイベントでパートナーと絆を深めた個体は洗脳に抗い、戦闘をサポートしてくれるわ」
 ダウジング大会を参加者とバトモンが絆を深められるイベントにできるか。これがオブリビオン戦で有利に戦う鍵になるだろう。

「では行ってらっしゃい。無事に帰ってきなさい」
 そういうとマリアベラは傘の石突を鳴らし、グリモアを起動させた。


遭去

 遭去です。ハロウィンだやっほーい!

●1章
 ハロウィンダウジング大会に参加しましょう!バトモンの力を借りて爆発物を探しましょう!
 バトモン持ってない方はスタッフとして参加し、他の参加者のバトモンの力を借りて探すことも可能です。

 なお、仮装は基本しているものとします。
 初参加の章にどんな仮装されるか記載ください。
 記載が無い場合頭に角カチューシャ等こちらで良い感じに仮装させます。


●2章
 オブリビオンとの戦いです。
 登場と同時にバトモンを洗脳し参加者と猟兵に攻撃をさせようとしてきますが、1章でイベントを盛り上げているとバトモンが洗脳に抗って味方になってくれます。
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第1章 日常 『バトモンとハロウィン!』

POW   :    大きな声を出してイベントを盛り上げる

SPD   :    バトモンと一緒にパフォーマンスを披露する

WIZ   :    バトモンを連れた他の参加者と積極的に話す

イラスト:del

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

明堂院・悠々子
アドリブ連携◎

せっかくのお祭りなのに爆発物なんて危険ね。
私もハナギツネちゃんと一緒に参加させてもらいましょう!
仮装は動きやすさも考えてバトモンレンジャーになりきるわ。ふふ、似合うかしら。

さてダウジングだけれど、『第六感』を働かせて『索敵』を行うわ。きっと爆発物は他の宝箱とどこかが違うはずよね。
同時にハナギツネちゃんは『念力』で辺りを探ってもらえるかしら。何か見つけたら教えてちょうだいね。
もし他の参加者やバトモンが爆発物を見つけたら爆発する前に『結界術』を張って『救助活動』も行うわ。
でもハロウィンなんだから、お菓子も見つけたいわよね!頑張るわよハナギツネちゃん!




 普段は静かな秋の砂浜には楽し気な声が響いていた。
 いつもの巫女服ではなく今回は桃色のバトモンレンジャーの洋服に身を包んだ明堂院・悠々子(人恋しお狐様・f38576)は砂浜を掘る子供たちの様子を微笑ましく見ながらもその眼差しは一種の緊張感を持っていた。
「折角のお祭りなのに爆発物なんて危険ね」
 砂浜の下に眠るのはおもちゃやお菓子だけではなくオブリビオンが仕込んだ爆発物。
 いかな理由があろうと宝探しを行う少年少女、そしてバトモンたちが傷つくのは防がなければならない。
 決意を固めているとふと、自身の足元に何やらさらりとした触感の物が当たった。
 足元を見やるとハナギツネが青紫の悠々子に向けて首を傾げており、その様子を見た悠々子の緊張感が少し和らぐ。
「ハロウィンイベントなんだから、お菓子も見つけたいわよね。私たちも頑張るわよ花狐ちゃん!」
『フラーン!』

 ハナギツネの念力と自身の第六感を頼りに砂浜を探索していると、ハナギツネが他の参加者の元へと駆け寄っていく。
『わっ、ハナギツネ? どこから来たの?』
『シェーイ?』『フララワ~!』
 シェイドールと共にイベントに参加していた少女、その手には一等大きな宝箱。
「ごめんなさい! あら、それはまさか……」
『お姉さんのバトモンだったのね。……ん?これ、いいでしょ? きっと素敵な物が埋まっているに決まってるわ』
「待って!!」
 少女が明けたと同時に悠々子は宝箱に向けて結界術を展開。桜色の術式が展開されてから間髪入れずに箱の中から爆発が巻き起こった!
『は? え? ばくは……?』『しぇ、シェーイ!』
「落ち着いて」
 突然の事に呆然とする少女と慌てふためくシェイドールを宥めると、悠々子はある提案を行った。
「もし良かったら一緒に探さない? もちろん、あなたが見つけたお宝はあなたの物よ」
『えっ、でもそれだとあなたのメリットが……』
「私は私で探すわ。二人で探した方がお宝を見つけやすいメリットがあるもの」
 二人で行動した方が彼女を守れると判断した悠々子の提案に、少女は腕を組むも、
『ん~じゃあ一緒に探そうか。楽しそうだし』『シェド~!』
 納得した少女が再びお宝探しに向かった。
「私たちも行きましょうか~あら? ハナギツネ?」
 彼女に悠々子も続こうとするが、自身の相棒であるハナギツネが砂浜を掘っていた。
『キュワワ~ン』
 彼女に導かれるまま悠々子が砂浜を掘ると小さな宝箱に当たる。
「あら……ふふっ、後で食べましょうね」
『フワ~』
 慎重に明けた宝箱。そこにはコウモリやカボチャ等の形を取ったクッキーが入っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

仇死原・アンナ
アドリブ歓迎

……寒い
浜辺だからぐらびあ水着に着替えたけど…寒い……
だから…今はアイドルのコスプレとしてハロウィンを盛り上げないといけないんだ…
さぁ行くぞ…私は…処刑人…|ぶい…☆《ローテンション》

バトモンがいないのでスタッフで参加…あ、カメラやめてください…
会場は広い…爆弾がどれかは検討つかぬ…
ならば【絶望の福音】で未来予知して爆発する箇所を予知しよう

待てッ!!開けるなッ!!あ、カメラやめてください…

恐怖を与えて参加者を止めて避難させたら宝貝で突き刺し砲撃し爆破


……|痛《つ》ぅ
負傷しても地獄の炎を纏い回復力で切断部位を修復、奇跡のドジで済ませよう…

ここで止まる訳には…あ、カメラやめてください…




「……寒い」
 仇死原・アンナ(処刑人、炎の花嫁、魔女、屠る騎士、そしてあいどる☆・f09978)は寒さを感じていた。
「浜辺だからぐらびあ水着に着替えたけど……寒い……」
 浜辺、つまりは夏、つまりは水着。ゆえに彼女はピンクの花柄の水着を着用している。
 長い黒髪もツインテールにしており最高にかわいい。何らかの法に触れる位の可愛さ。
 完璧なシチュエーションだった。
 今が10月という点を除けば。
「寒い……でもハロウィンだからアイドルのコスプレをしないとハロウィンを盛り上げられない」
 アンナの心意気は崇高なの。でもアイドル服もあるのにどうして、どうして水着を……。
「さぁ行くぞ…私は…処刑人……ぶい……☆」
 アンナはものすっごくローテンション、というよりも今にも消えてしまいそうなくらいか細い声で自身を鼓舞した。
 頑張れアンナちゃん!


『おねーさん寒く無いの?』
「いや、大丈夫……あ、カメラ辞めてください……」
 スタッフとして参加したアンナは、この時期に水着を来た人がいると、スマートフォンのカメラを回す少年を静止する。
『あっ、ごめん。 じゃあこれ見てくれよ!超でっかいこの宝箱』『モフビ~!』
「おおっ、凄いなしょうねn……」
 相棒であろうモフビットと共に宝箱を掲げる少年の姿に、見てしまった。
 10秒先、彼の持つ宝箱が爆発する事に――!

『何が入ってるかな~』
「待てッ!!開けるなッ!! あ、カメラやめてください……」
 先程とは打って変わった暗く、低い声に少年は宝箱の開ける手を止めた。
 その手と変わる様に宝貝『火人剥命』の炎が燃え上がる穂先が宝箱を上空へと飛ばすとそのまま宝箱へと炎を放った――次の瞬間、宝箱が爆発し、大きな花火をあげる!!!
『えっ、は?』『モフ?』
 突然の事に頭の処理が追いついていないが無事そうな二人を確認するとアンナは安どのため息をつく……と同時に腕に小さな痛みを感じた。
 どうやら先の爆発物の破片が当たったようだ。
「|痛《つ》ぅ……」
『お姉さん大丈夫?!』
「ここで止まる訳には……あ、カメラやめてください……」
『カメラ動かしてないから!!』
 無事にトラップを止めたアンナは少年に止められて救護室に引っ張られていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【SPD判定】
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪

魔女の仮装をして、ライバーンと一緒に参加するよ♪
ライバーンには【空中機動】技能を活かして、高所から捜索してもらうね♪

UCは『ワタシの情報収集結界』
水晶玉に見せかけたネクロオーブで宝の場所を占うような【演技】をしながらUCで周囲を探り、爆発物を優先的に回収するよ★
ついでに見つけた普通の宝箱の場所を、他参加者に意味深な口調で教えたりするね♪
抽象的でわかりづらいヒントにして、自力で探す事を楽しんでもらうよ♪




 砂浜でのダウジングイベントは爆発物が見つかるも猟兵達の活躍により被害は無く大盛り上がり。
 だがまだまだイベント時間はもちろん、宝箱だって一杯地中に眠っている。
「よーしっクローネちゃんも一杯見つけるぞ★ ライバーンも手伝っちょうだい♪」
 黒を基調としオレンジを差し色した魔女の服装に身に纏ったクローネ・マックローネ(|闇《ダークネス》と|神《デウスエクス》を従える者・f05148)は相棒のライバーンに呼びかける。
 ライバーンはクローネの声に応えて任せろと頷くと上空へと飛び立つ。
 上空から探索はライバーンに任せ、クローネは水晶玉を取り出した。
 その水晶玉は表面こそ紫色の輝きを放つが芯は光を通さない程に黒い。それはこの水晶玉が召喚したオブリビオンを操る、呪われた宝珠であろるネクロオーブだからであるが、クローネは臆する事もなく片手を沿える。
「さぁてネクロオーブ、私の求める物を教えてちょうだい♪」
 ユーベルコード『|ワタシの情報収集結界《ブラック・エリア・サーチ》』が発動されると同時に会場に情報収集結界が展開。
 結界内にいる参加者、スタッフ、物質、バトモン達すべてと感覚が繋がったような感覚に襲われるクローネ。しかし全く臆することなくそれらすべての情報を捌ききると、彼女はふらりと歩き始めーーやがて何の変哲もない砂浜を掘り始めた。
「う~ん、感覚通りなあらばこの辺りに……あった♪」
 掘り始めて数分、南瓜型の容器に入った宝箱を見事発見!
 中身は爆弾だと先のユーベルコードにて判明済み。後で処理しようと考えていると、ふと、クローネの背後に視線を感じた。
 振り返ってみると視線を向けていたのは小さな女の子とシュリスのペア。女子もシュリスも全身を砂まみれにしているも手にはシャベル以外何も持っていない。
『お姉ちゃんすごいな……』
「ありがとう♪ もしかして君は……苦戦してるのかな?」
 目線を合わせて問えば少女は涙目になりながら頷く。
 ならば、とクローネはネクロオーブから得た情報を算出するとライバーンにも聞こえる声で少女に語り掛ける。
「よしっ良い事教えてあげる★ 占いでは『雷竜の導きに従い南を目指せ』とでているわ♪」
『らいりゅう……?』
「電気を出す竜ってことね」
『電気、竜……あっ!』
 少女ははっと上空を旋回するライバーンを見上げるのをクローネは内心ガッツポーズ。
 折角のダウジングイベント。自力で探すことが一番の楽しみなのだ。
「きっと素敵な物が見つかるわ♪ 頑張ってね★」
『お姉ちゃんありがとう……!』
 そういう少女はぱっと笑顔を咲かせるとシュリスと共にライバーンを追いかけていく。
「がんばってね……★」
 彼女が求めていた宝物を見つける事ができるのをクローネは心の中で小さな祈りをささげた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

立川・登玲奈
わぁ、今年もハロウィンのお祭りが始まったよデンレッサ
私の仮装は…じゃーん、デンレッサぐるみ♪
バトモンになりきれるきぐるみパジャマだけど、デンレッサを抱いてもビリっと来ない絶縁素材で出来てるスグレモノだよ
『デンデーン♪』

さてと、爆発物が仕掛けられているなら探して集めないとだよね
私もダウジング大会に参加するけど…同じデンレッサを連れてる子も居るんだね
たぶん予知で爆弾を開けちゃった子なんだろうけど…うん、ほっとけないよねデンレッサ
焦って爆弾の宝箱を開けないように一緒に探そっか

でも、開けるまで爆弾の宝箱かどうか分からないから…ゴロロン、宝箱を開けるのは『キミに決めた!』
そんな感じにどんどん開けていくね




「わぁ、今年もハロウィンのお祭りが始まったよデンレッサ、ゴロロン!」
『デンデ~ン!』『ゴロ~ン』
 この場所はもちろんの事、ハロウィン仕様になった街の雰囲気に心を躍らせる立川・登玲奈(閃光迅雷デンセッカーズ・f45443)と相棒のデンレッサ、そしてゴロロン。
「そしてハロウィンなのであたしも『デンレッサ』になってみたよ!」
 纏う衣装を見せるためにその場でくるりと一回転。デンレッサそっくりの模様が描かれるフード付きのその衣装は、実はバトモンになりきれるきぐるみパジャマだ。
「普段は君を抱きしめるとちょっとびりッとするけれど、この衣装はビリっと来ない絶縁素材で出来てるスグレモノだよ」
 試しにとデンレッサが登玲奈に抱き着くも静電気一つ起きる様子もない。
「ね? 凄いでしょ!」
『デンデーン♪』『ゴロロ~♪』

 ひとしきりデンレッサ衣装を楽しんだ登玲奈と2体は宝箱を探すことにした。
「予知の時に出てきたっていう彼が爆弾入りの物を見つけるより先にあたし達が見つけようね」
『デーン!』『ゴロロー!』
 ダウジング結果が上手くいかずに焦って爆弾が入った宝箱を開けた少年が連れていたのはデンレッサだ。同じデンレッサ使いとして見過ごすことはできない。
 デンレッサもやる気満々だ。地面に鼻をこすりつけ宝箱の在処を探すと――やがて現在地から十歩ほど離れた場所を砂浜を描き出した!
 登玲奈も一緒に掘り出せばあとは一瞬、地面には大きな南瓜型の宝箱が顔をのぞかせた。
「わっ、凄いすごいデンレッサ!」
『デデデ~ン♪』
 えっへんと胸を逸らすデンレッサにキュンキュンしながら登玲奈は宝箱を見やる。一見豪華な宝箱。だが開けずに中身を確認する術を登玲奈もデンレッサも持ち合わせていない。
「だったらほかの友達に頼る!――ゴロロン、キミに決めた!」
『ゴロローン!』
 待ちわびていたとばかりにゴロロンが一つ咆哮をあげると、ゴロロンはゆっくりと宝箱に近づいて行く。
『デデ……』
「大丈夫だよ。ゴロロンの強さ、キミも知ってるでしょ?」
 入れ替わる様に宝箱から距離を取る登玲奈はデンレッサを宥める。
 ゴロロンは体が岩でできているとても頑丈なバトモン。見た目は厳ついが中身は優しい事はふたりも知っているのだ。
 ゴロロンは心配するなと二人に視線を送ると宝箱を開封する。
 ボンッ!
 途端に砂柱が爆発が起きて会場からは小さな悲鳴が上がった!
「っ……! ゴロロン!」『デデデーン!』
 登玲奈とデンレッサがゴロロンの方へ駆け寄るも……。
『ゴロロ~~ン!!!』
 開けた当の本バトモンはケロリとしていたので、二人は安堵のため息を零したのだった。



 ゴロロンにも幸い怪我も無く他の参加者に影響もない。
 だが同タイミングで爆発物が複数個見つかったことでイベントは中止、このまま解散という流れになったのだが――。
「騒ぎに乗じて動くつもりだったけど……仕方ないわ」
 何事か不安がるトレーナーとバトモンの中、一人の少女が動き出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『英雄忍者「クノイチD」』

POW   :    イヤーッ!
自身の【バトモン】を【一バトモン前のバトモンニンジャ】化して攻撃し、ダメージと【毒or麻痺】の状態異常を与える。
SPD   :    バトモンの…ニンジャ!
自身の【バトモン】に【ニンジャ】属性を付与し、レベルkm/hの飛翔能力・五感共有・捕縛能力「【とりもちだま」か「なわしばりのじゅつ】」を与える。
WIZ   :    オヌシにインストラクションを授けよう
自身と【接触】した対象を【バトモンニンジャ】に変身させ、指定した3種の技能「【忍術・バトモンカラテ・隠密】」のレベルをLVx10にする。

イラスト:きりとりせん

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はブルーノ・ビアンペサントです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 猟兵達の活躍により爆弾は様々な方法で処理され、一般人に被害は出なかった。
 だがほぼ同タイミングで爆発物が複数個見つかったことでイベントは中止。このまま解散という流れになったのだが……。
 不安がるトレーナーとバトモンの中、シャナウザーを連れた一人の少女がふらり、集団の名から抜け出す。
「騒ぎに乗じて動くつもりだったけど……仕方ないわ」
「おい、アンタ……どうしたキャリオ!?」
 急に集団から外れた少女に青年が制止しようとしたが――それは相棒であるキャリオが苦しみだした事から叶わなかった。
 キャリオだけではない。――メンタイン、ホージロ、周囲のバトモン達は我を忘れて暴れはじめたではないか!!
「絆とか友情とか、ばっかみたい」
 猟兵の|バトモン《相棒たち》と彼らと接触があった数体のバトモンが洗脳されていないのを認めると少女は自身のハロウィン仮装をはぎ取り、本来の忍者たる姿を現した。
 
「シャナウザー!」
『シャウ!』
 声に応えシャナウザーが少女の前に躍り出る。
「バトモンは道具。道具に生物に対する感情を持つなんておかしいわ。だから本来の扱い方を教えてあげる」
 少女――最終戦争時代に忍者として暗躍していた英雄忍者「クノイチD」は侮蔑の眼差しと共に猟兵の前に立ち塞がった。
「私の邪魔するなら――容赦はしない」
クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【SPD判定】
真剣口調になるよ

爆弾を仕掛けてイベントの邪魔をして…更にはバトモン達を洗脳して…
その行為、その思想…全てここで終わらせる
オブリビオン倒すべし、慈悲はない!
ライバーン!キミに決めた!

ライバーンと一緒に敵と戦うよ

UCは『ライバーンのでんげきブレス★』
【空中機動/空中戦】技能で飛翔状態になったライバーンが【でんげきブレス】や【電撃突進】、【電流噛みつき】で攻撃するよ
敵の攻撃は【第六感/見切り/身かわし】で避けるね


仇死原・アンナ
アドリブ歓迎

へっぶしゅッ!!!…ごめん…さぶ……貴様が敵か…!
貴様を叩き潰しバトモンを救いだして暖も取ろうぞ!さぁ行くぞ…
私はアイドルでなく…実は処刑人だッ!!!

無数の赤錆びた拷問具を投げつけてバトモン達の攻撃を妨害しよう
そして敵がバトモンに触れられぬように鎖の鞭を振るいロープワークで巻き付けて拘束し身体部位を封じよう

おぉ…バトモン達が抗おうとしている…ならば共に協力してくれ!バトモン達よッ!!!獣と成れッ!!!

【ここは地獄の一丁目】を発動させて周囲を地獄に変貌させて
バトモン達に攻撃行動を指示して敵に一斉攻撃を仕掛けてやろう…!

これがバトモン達の絆…その牙と爪で喉を八つ裂けッ!屠れッ!死ねッ!




「貴様が敵か……!」
 先程の気だるげな瞳には今、赤く鋭い戦意が燃え上がっていた。
 救護室から駆け付けた仇死原・アンナが黒幕――クノイチDを睨みつける。
『だとしたら私にとってもあなたは敵。容赦はしないわ』
 二人の間に火花が散る中秋の寒風が二人の間を通り抜けた。瞬間。
「へっぶしゅッ!!! ……ごめん……さぶ……」
 アンナ、盛大にくしゃみ!そういえばさっきの格好のままでしたね。
『なんで|そんな格好《水着》してるのよ……』
「か、仮装として……」
『外で仮装するならTPOは気を付けた方が良いわよ』
「う、う……」
 あまりの寒さとオブリビオンのツッコミにアンナちゃんは戦う前にピンチに追いこまれる。
「爆弾を仕掛けてイベントの邪魔をして……更にはバトモン達を洗脳して……」
 一方先程の柔和な雰囲気が嘘のようは鳴りを潜め、クローネ・マックローネは真っ直ぐにクノイチDを見据える。
 周囲には先ほどまで楽しくイベントを楽しんでいたバトモンとトレーナーたちが苦しんでいる。
 クノイチDの生きた時代ならば許容できた考え。しかしそれは今を生きライバーンをはじめとするバトモンと共に生きるクローネにとっては赦すことはできない。
 ならばクノイチDに成す事はただ一つ。
「オブリビオン倒すべし、慈悲は無い!」
「貴様を叩き潰しバトモンを救いだして暖も取ろうぞ! さぁ行くぞ…私はアイドルでなく……実は処刑人だッ!!!」
『やれるものならやってみなさい!』
 決意を胸に宣言すれば戦いの火蓋は降ろされる!


『オヌシにインストラクションを授けよう……』
 クノイチDが横にいたシャナウザーに触れる。瞬間、シャナウザーは黒い影の幻影を連れて一瞬で姿をかき消す。
「どこに……」
 クローネが神経を研ぎ澄ませ辺りを探る。だが、彼女の冴えわたる勘をも超越し、シャナウザーはクローネの背後に忍び寄り、彼女の細い首を狙って――。
「させん……!」
 アンナの赤錆た拷問具を軌道上に投げつけによる妨害は見事成功し、シャナウザーは不服の声を漏らしながら退く。
「ライバーン」
『バーン!』
 間髪入れずにクローネのライバーンが猛追するもギリギリのところで回避される。
『あははっ、口ほどにも無いのね?』
「くっ……」
 彼女のバトモンを道具として扱う力は本物……猟兵の間に緊迫した空気が流れた。次の瞬間、
『もふび~!』
 何処かモフビットとシュリスがシャナウザーに果敢に戦いを仕掛け始めた!
「おまえたち……」
『助けに来たぞ!』
「だめよ、ここは逃げて……」
『私たちのバトモンは元気だから……私たちも戦う……!』
 先ほど二人が出会ったトレーナーが二人の横に並び立てば、アンナとクローネは彼らの瞳を見る。
 ふたりとバトモンの瞳には敵に対しての恐怖が溢れていた。しかし奥底には猟兵を助けたい純粋な想いが輝いている。
「おぉ……バトモン達が抗おうとしている……ならば共に協力してくれ! バトモン達よッ!!! 獣と成れッ!!!」
 決意に応えアンナが力を解放すれば地は荒れ果て獄炎が噴き出す地獄へと変貌する!
 それは怪我や死をも恐れない勇猛果敢な攻撃を全て祝福する。
 そして臆病な行動をとる物に罰を与えるは煉獄の炎!
 隠密を得意とするシャナウザーは後者と捉えられ、先ほどの俊敏な動きは鳴りを潜め、炎に祝福されたバトモンたちの猛攻に喰らいつかれる!
『ちっ……シャナウザー!』
「その手はもう見切った!!」
 クノイチDが再び力を与えようとするのをアンナは鎖の鞭を振るいその身体を拘束する!
「クローネ、今がチャンスだ」
「分かった、行くわよライバーン! 君に決めたっ!!」
『バーン!!』
 地獄の炎を切り裂き、現れたのは電気を纏うライバーン!!
「皆が作ってくれたこのチャンスを逃さない、ライバーン! でんげきブレス!」
『ライバー!』
 ライバーンが息を大きく吐き出すと、でんげきブレスが降り注ぐ!!
 地獄をも力に変えたその雷撃は雷鳴と共に周囲を焼きながら、シュナウザーを確かに捉えた!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

立川・登玲奈
●POW

爆弾を仕掛けたのは貴方ね!
このまま諦めてくれたら見逃してあげてかもだけど、実力行使に出てきたらこっちもこうなんだから!
行くよ、デンレッサ!
友情シンクロ、バトモン・フュージョン!!

海洋系バトモン達も暴れてるけど、彼らはただ我を忘れて暴走しているだけ…
出来るだけ相手にしないけど、ダメだったらちょっとだけビリっとさせて大人しくさせるよ

あ、このデンレッサとトレーナーはあの時の…うん、協力しよ!
バトモンは道具だとか感情を持つとかおかしいとか言っちゃってるけど…お互いに信頼しあってるからこその【連携攻撃】も出来るんだから!
行くよ、溜まった電力を最大放電!
『ライトニングスマッシュ』でトドメだー!


エライアー・ウラヌビロス
凄く不穏。あまりよくない状況みたいだ。
容赦をしないのはこっちだ。道具として扱ってくるなら…相応にボクも対応させて貰う。
最終戦争も今は昔、そんな遺物が今の世界で好き勝手していい道理はどこにもないからね。

基本は後方から支援中心に行動。
基本は電撃でクノイチDを狙い牽制しつつ走り回り洗脳されたバトモンは軽い電撃でマヒさせ無力化、他のひとが戦いやすいようにしよう。
できたらUC起動、夢幻の雲を展開して味方側と洗脳されたバトモンには回復を、オブリビオンとそのシャナウザーには幻影の攻撃を喰らわせ続ける。
ニンジャになろうとも広がる雲は捉えられないし、飛んでも戦場のどこにも逃げ場はないよ。

※アドリブ絡み等お任せ




 地獄の炎が燃え上がる中電撃に見舞われたシャナウザーだったが、その姿はいまだ健在だ。
「爆弾を仕掛けたのはあなたね!このまま諦めてくれたら見逃してあげるけど」
『目的も達成していないのに敗走しろと? そんなのやるはずがないじゃない』
「じゃあ電気びりびりしてあげる!」
『やれるものならやってみなさい!』
 立川・登玲奈の言葉に英雄忍者『クノイチD』は敵意剥き出しの言葉を返す。そして彼女の声に応える様に海からバトモン達が襲い掛かってきた!
「デンレッサ!」『デデデー!』
 デンレッサが素早く立ち塞がり、雷撃を見舞わせる。電気の通りは威力は通常よりも高くなったその攻撃に海洋バトモンはたちまちに目を回していく。
『サメ~!』『チューチュー……!』
「ごめんね、少しの間だけ眠っていて!」
 雷撃によって倒れていくが数が多く倒れてもまた新たなバトモンが行く手を阻む。
『ほら、よそ見をしていて良いのかしら?』
 それに合わせて忍者属性が付与されたシャナウザーが背後から強襲。シャナウザーは素早くとりもちだんをデンレッサへと投げつけ動きを止める!
『デ~……』
「デンレッサ!」
 動きを止めたデンレッサと襲い掛かる海洋のバトモンたちの間に登玲奈は迷わず入り覚悟を決めた、その時。
 天空より雷撃が降り立った。

「凄く不穏。あまりよくない状況みたいだ」
 青白い雷撃から現れたのは一体のバトモン。神々しいその姿は只者ではないことを証明していた。
『天から飛来し転校を操る竜。おまえは【ウラヌビロス】……実在していたのね』
 クノイチDの口から発せられるは古の伝説とも呼ばれたバトモンの名前、ウラヌビロス――エライアー・ウラヌビロス(巡るもの・f45487)を紡ぐ。
『個体数が少なく、伝説と言われようとも|バトモン《道具》が人間の邪魔をするのならば容赦はしないわ』
「容赦をしないのはこっちだ。道具として扱ってくるなら……相応にボクも対応させて貰う」
 エライアーを洗脳されたバトモンが取り囲むも彼の悠然とした態度は変わらない。だが、彼の周囲には徐々に白い靄がかかっていく。
『まさか逃げるつもり?』
「どうだろう? 考えてごらん」
 白い靄は徐々に広がりやがて無限の雲となり辺りを包み込む。
 雲に包み込まれた登玲奈をはじめとする猟兵とバトモン、そしてクノイチD達をふわり白い雲に包み込んでいく。
『デデデ~』
「傷が癒えていく……凄い」
 やがて洗脳されたバトモンは動きを止め、傷ついたデンレッサの傷を癒していく。
 一方でクノイチDと共にするシャナウザーは何も無い空間を睨みつけながら牙をむき、襲い掛かる。
 エライアーのユーベルコード『ムゲンの雲』――周囲を満たす雲の影響により幻影を見せられたシャナウザーが幻影に攻撃を仕掛けているのだ。
「ボクができる事はここまでだ。あとは」
「うん、あたしたちに任せて!」
 デンレッサの傷も、トリモチも取り除いた登玲奈がエライアーに応え、最後の戦いを挑もうとした時、一組のバディーズが立ちふさがる。
『俺も、俺たちも戦う!』
「君は……あの時の……うん、協力しよ!」
 そこには予知で見たデンレッサを連れた少年。彼の願いに頷くとクノイチDへと向かっていく!
『シャナウザーそれは幻覚よ、デンレッサに応戦して!』
 くのいちDの言葉に幻覚から打ち破ったシャナウザーが2体のデンレッサに牙をむくも。
「デンレッサ電光石火!」『そこから雷撃スマッシュ!』
 同じデンレッサを友に戦う者、デンレッサの事は何でも知っている。一体がシュナウザーの注意を引き付ける間に死角から大技を仕掛けるコンビネーションにシュナウザーとクノイチDは遂に追い詰められる!
『どうして……!?』
「分からない? これが絆の力だよ!」
『絆? 道具に感情なんて……』
「おかしいとか言っちゃってるけど……お互いに信頼しあってるからこその連携攻撃も出来るんだから!」
 バトモンを道具として扱う人間には到底分からないだろう人間とバトモンの絆。
「行くよ、デンレッサ! 友情シンクロ、バトモン・フュージョン!!」
『デデデー!!』
 絆の形は色々だが、今は登玲奈とデンレッサが見せられる絆を証明するべく、デンレッサはあるだけの電気を体表に纏わせる!
「ライトニングスマッシュ!!」
 今日一番の雷撃がシャナウザーと過去の英雄に見舞われた!!



 かくして猟兵とトレーナーは英雄たちの陰謀を見事乗り越え、ハロウィンを楽しんだのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2025年10月31日


挿絵イラスト