シャングリラ☆クライシス④〜きらめく場面を切り抜いて
●キラキラ大発生! シャングリラ☆クライシス!
アイドル☆フロンティアの空に浮かぶ|流れ星《シューティングスター》!
アイドルになりたいと祈る人に不思議なパワーを与えるすっごい生き物が、突然オブリビオンに奪われちゃった!
しかも、アイドル☆フロンティア全体がアイドルステージになって、みんながサイリウムやオブリビオンに変わっていっちゃう! このままじゃ、大変なことになっちゃうよ!
この事件を起こしたのは、クオリア・シンフォナー! だけど、まだ黒幕がいるのかも!
けど大丈夫! だってこの世界にはアイドル達がいるんだから!
オブリビオンをやっつけて、世界に平和を取り戻しちゃおう!
●Let'sサマースナップ!
「皆様! アイドル☆フロンティアの危機ですわよ!」
グリモアベースでエリル・メアリアル(|孤城の女王《クイーン・オブ・ロストキャッスル》・f03064)が叫んだ。
アイドル☆フロンティア全土を覆ったアイドルステージは、人々を次々と飲み込んでオブリビオンやサイリウムに変えてしまう。アイドルステージが消えなければ、世界はずっとこのままだ。
「もちろん、今回の首謀者もオブリビオン! ですから、皆様の力をお借りさしたいんですの!」
そうして、エリルは高らかに宣言した。
「シャングリラ☆クライシスのはじまりですわ!」
「さて、まず皆様に行っていただくのは、マーメイド☆ラグーンというアイドルステージですわ!」
エリルが猟兵達にステージを見せる。そこは真珠や珊瑚で彩られた、煌びやかなステージであった。
「ここは最強オブリビオンの一人、レッドライオンが支配しているのだけれど……今はいないみたいですわね」
そこで、とエリルは提案する。
「今こそ、ファン獲得大キャンペーンの時ですわ!!」
このアイドル☆フロンティアは、オブリビオンが非常に強力な力を持っている。
だが、対峙するアイドル達もまた、サイリウムになってしまった人々の意識から応援を受けることが出来れば、その力を爆発的に上げることが出来るのだ!
つまり、ファンがたくさん出来れば、この後の戦いをより有利にすることができるかもしれない、というのだ。
「そう、ここはスナップショットに最適なステージ。しかも今はサイリウムになった人々が無数にいますのよ。今こそたくさんの人から応援を受けるチャンスですわ!」
エリルが鼻息を荒くして猟兵達に告げた。
「もちろん、水着で、ですわよ!!」
なんたって、マーメイド☆ラグーンなのだから!
そこまで説明して、エリルはグリモアを掲げた。
「さぁ、魅力的な夏のアイドル写真を撮って、ファンを作ってくださいまし!」
そして、グリモアが輝く。
煌びやかなアイドルステージへ、いざ!!
G.Y.
こんにちは。G.Y.です。
シャングリラ☆クライシス勃発!
今回も皆様と一緒に駆け抜けられればと思います!
今回のシナリオでは、戦闘はありません。
マーメイド☆ラグーンというアイドルステージに立って、ファンを獲得しましょう!
水着になって夏の魅力的なアイドル写真を撮れば、沢山のファンを増やすことが出来るはず!
思いっきりパフォーマンスしてください!
今回のプレイングボーナスは『水着を着てステージに上がる。/新規ファンを開拓する素敵な写真を撮る』になります。
それでは、皆様のプレイングをお待ちしております!
第1章 日常
『フレッシュサマースナップ』
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POW : 健康的な肉体美を前面に出す
SPD : 映えるポーズやライティングを工夫する
WIZ : 癒しの空気を演出する
イラスト:ぽんち
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
燦々と輝く太陽の下、色とりどりのサイリウムがステージを囲む。
真珠と珊瑚がぴかぴか光って、アイドル達を輝かせる。
さぁ、今こそファンを獲得する時だ。
魅力あふれるポーズをキメて、大勢を魅了しよう!
李・玉明
クオリアもイエロータイガーも、そしてレッドライオンも。みんな本意ではないという。
オブリビオンになって、黒幕に利用されているのじゃ。
よかろう!
世界を平和にしたいという彼女たちの想いを叶えるために、アイドル☆フロンティアを救うために、妾も頑張るのじゃ!
どっかーん!
スペシャル☆ディザスターを演奏し、歌って踊れる寵姫の登壇なのじゃ!
アスリートアースで披露した勝負服のこの水着で、ステージを盛り上げるのじゃ!
みんなー! 妾のステージを楽しんでほしいのじゃー!
写真撮影には元気よくピースサインやかっこいいポーズを決めるのじゃ!
シャングリラ☆クライシスを発生させたオブリビオン、クオリナ・シンフォナー。
クオリナの虚無から生まれたという|神格者《アイドル》達。
彼女らが|流れ星《シューティングスター》を捕まえたことによって世界はアイドルステージと化してしまった。
でも……。
「クオリアもイエロータイガーも、そしてレッドライオンも。みんな本意ではないという」
李・玉明(豪華絢爛西欧天女・f32791)は脳裏によぎった予兆を思い、考える。
「オブリビオンになって、黒幕に利用されているのじゃ」
そう、それならば、猟兵達にとって、やることは決まっている。
ステージ袖の暗がりで、玉明は拳をぐっと握る。
マーメイド☆ラグーンはきらきらと輝いて、アイドルの登場を心待ちにしていた。
「世界を平和にしたいという彼女たちの想いを叶えるために、アイドル☆フロンティアを救う為に、妾も頑張るのじゃ!」
そして、駆ける!
「いくのじゃー!!」
玉明がステージに飛び出すと、同時に花火が上がった。
「歌って踊れる寵姫の登壇なのじゃ!」
ぎゅぃぃんとギターをかきならし、玉明がぱっと明るい笑顔を見せる。
玉明はレオタードタイプの活発そうな水着を着ていた。アスリートアースで披露した、勝負服である。
玉明が踊るたびに、羽織った着物と羽衣がひらりひらりと美しく揺れた。ステージを見守るサイリウムが力強く振られ、ヒートアップしていくようであった。
「みんなー! 妾のステージを楽しんでほしいのじゃー!!」
その声に合わせて、噴水が高く噴き上がる!
太陽の光、サイリウムの輝き。それらが噴き上がった水にキラキラ反射して、まるで宝石のように玉明を彩った。
今こそシャッターチャンス!
「ピース! なのじゃ!」
カメラに向かって元気いっぱいのピース!
勢いよくシャッターが切られる音が響き渡る!
1カメ、2カメ、3カメ!
あらゆる角度からバシャバシャとスナップショットが撮られれば、会場のボルテージはますます上がる。
そこで玉明が観客に呼びかけた。
「みんなー! 準備は良いかのー!!?」
呼びかけに応じ、わぁぁっ、とサイリウムが大きく振られる。そして……。
「どっかーん!!」
玉明が大きく跳ね上がる! 同時に、一際大きな噴水が天高く噴き上がった!
噴水は玉明の背後に綺麗な虹を作り上げる。これぞ、最強の一枚!!
玉明のファンが、次々と増えてゆく!
「盛り上がってるかえーっ!?」
その呼びかけに、凄まじい歓声が応えた。
玉明のステージは、ますますヒートアップしてゆくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
マル・メロ
「ぷみゃあ」
水着で写真撮影、ですか
マルメロは濡れるのは好きではありませんが、お洒落とちやほやされることは好きです
ですので、マルメロもちょっと頑張ってみましょうか
教会の人たちはみんな、マルメロをかわいいと言います
それなら、かわいい水着を着たらマルメロはとてもかわいくなるに違いありません
フリフリたっぷりの水着が良いですね
これでマルメロは最強になりました
さぁ、かわいいマルメロを撮っていいですよ
マルメロはパーフェクトなアイドルですので、みんながメロメロになるポーズはよく知っています
おすわり、見返り、お腹見せ、カメラ目線だってお手の物
あなたもマルメロのファンになってもいいのですよ?
煌びやかなマーメイド☆ラグーン。派手なライトが真珠や珊瑚を照らして、ぱしゅっと噴水が噴き上がる。
……が、その時ばかりは、噴水が動作を停止した。
ぽたり、ぽたりとノズルから落ちた水が、ステージの上に残った水たまりに波紋を起こす。
その水たまりを「ちょん」とつついた猫がいた。マル・メロ(まるめろ・f41913)である。
「ぷみゃあ」
濡れた手をぶるるんと振って水滴を飛ばすと、軽くひと鳴きして水たまりを飛び越える。
尻尾をぴんと立ててご機嫌な様子なのは、マルメロのことを可愛いと思ってくれる観客達がいるからだ。
マル、メロ、ハチワレなどと色んな名前で呼ばれるその猫は、ふりふりのかわいいフリルをあしらった水着を身に着けて、気取った足取りでステージを歩く。
マルメロの住むゴッドゲームオンライン内の教会では、彼のことを皆がかわいいと言っていた。
つまり、今かわいい水着を着たマルメロは間違いなく絶対に100%、かわいいはずだ。
そう、それも最強という名を冠するほどに!
マルメロがステージの真ん中にやってくると、そっぽを向いて座った。
ぺろ、ぺろと軽く毛づくろいをしてから、きゅるんとした瞳を観客席に向ける。
マルメロはわかっている。これがメロメロになるポーズなのだ。
マルメロはわかっている。ころんと寝転がると観客が湧き上がることを。
「ぴゃ、ぴゃ」
そして、お腹を見せて鳴く。すると、サイリウムが強く振られる。
マルメロは知っている。なんたって、パーフェクト☆アイドルなのだから。
観客の期待に応え続けるマルメロ。その愛らしさによって、スナップショットは次々撮られ、マルメロの魅力を引き出す会心作が続々生み出されていた。
こんな写真が拡散されれば、ファンの数だってうなぎ上りだ。
濡れるのが好きじゃないマルメロがこんな水っぽいステージに上がっていることだって、ファン獲得の一助になっている。頑張った甲斐があったということだ。
そうして、マルメロは宝石のような瞳を輝かせて、カメラを見つめた。
まるで「あなたもマルメロのファンになってもいいのですよ?」とでも言いたげな視線で――。
大成功
🔵🔵🔵
ジェイミィ・ブラッディバック
なるほど。水着。
この私に水着を要求するわけですね。
いいでしょう。
毎年毎年、我々ウォーマシンは「水着」の概念を更新し続けてきました。
「水」場での装「着」を前提にしている、あるいは可能としているからこそ水着。つまりこのHEISENBERGもまた水着(2024年度水着イラスト)。
加えて戦艦長門を改装したこの宇宙戦艦ユニットもまた水着(2025年度水着イラスト)。
我々はこれこそが王道なのです。宇宙戦艦も、水陸両用型外部装甲ユニットも、我々にとっては立派な水着です!!
水着は!! 自由なのです!!!!
(HEISENBERGを装着、カメラの前でロボットアニメ風の決めポーズ)
猟兵達に課せられたミッション。
それは、魅力的なスナップショットを撮ることによってファンを獲得する、ということ。
しかもそれには『水着』という条件まで課されていた。
「なるほど、水着」
ジェイミィ・ブラッディバック(脱サラの傭兵/Mechanized Michael・f29697)はやや挑発的で、かつ、やや得意げな様子で頷いた。
「この私に水着を要求するわけですね」
ぎゅぃいん、と全身の関節が唸る。そう、ジェイミィはウォーマシンである。が。
「いいでしょう」
グポォン、とジェイミィの瞳が輝いた。
マーメイド☆ラグーンの上空、太陽を背にして一つの影が落ちてくる。
その影はみるみる大きくなり、マーメイド☆ラグーンへと加速してゆく。巨大なそれはまるで『戦艦』であった。
「毎年毎年、我々ウォーマシンは『水着』の概念を更新し続けてきました」
その戦艦から声が聞こえる。落下してきた戦艦は地上スレスレでスピードを落とすと、サイリウムで埋め尽くされた観客席を横切ってゆく。すると、サイリウムはそれに呼応するように大きく揺れ、光のウェーブを作り出す。
戦艦の艦橋部分には、ジェイミィが鎮座していた。ジェイミィは両腕に手にした武装を格好良く構え、ファン達を魅了してゆく。
これが果たして水着なのか? そんな疑問など投げかける必要すらない。
「『水』場での装『着』を前提にしている、あるいは可能としているからこそ水着……」
そう。ジェイミィは語る。
「つまり、これらもまた……水着なのです!」
戦艦長門を改造した宇宙戦艦ユニット……すなわち水着のバーニアが青白い炎を上げて噴き出した。
ぐん、ぐんと速度を上げてゆくジェイミィと宇宙戦艦ユニットが再び空へと舞い上がる。
そして、宇宙戦艦ユニットから、何かが弾き出された。
同時に、再び声が聞こえる。
「我々はこれこそが王道なのです。これらも、我々にとっては立派な水着です!!」
弾き出された黒い影が、マーメイド☆ラグーンのステージ中央へ、凄まじい勢いで落下してゆく。
丸みを帯びたフォルムの、砲弾のような重量級のそれがステージに落ちると、どぉん、と大地を震わせるような音が鳴り響いた。
舞い上がる煙の中、その中央にはステージに手をついて着地する機械……つまり水陸両用型外部装甲ユニットという水着へと着替えたジェイミィがいた。
「水着は!!」
ばっと手を挙げ、叫ぶ。
「自由なのです!!!!」
ビシィッ、と手の爪を突き付けるように、ジェイミィがポーズを披露する。
まるでプラモデルのパッケージのようにキマッた、ケレン味のあるイカしたポーズであった。
一斉にストロボの光がジェイミィを包む。彼の、ウォーマシンの心の叫びとともに魅せた格好いい姿は、多くのファンを獲得するに至ったのであった。
大成功
🔵🔵🔵
皇・美虎
おうおうおう、えれぇ観客の数じゃねぇか!
コイツらをまるっとファンに取り込んでレッドライオンに対抗するったぁ剛毅なモンだが、その話ノッたぜ!
あたいの水着は夏を感じさせる白い帽子にフリフリの水着さ…胸も変わってねぇって言ったら筆でぶっ叩くからな?
生憎あたいは虎タウロスのキマイラだから生足はねぇが、その分虎の身体から上で勝負だよ
アイドルは歌って踊れるが鉄板らしいが…あたいの場合は歌って描けるアイドルをやってやるぜ!
バックダンサーさながらに『乱飛の筆法』を飛ばして回すが、ただ飛び回ってるだけじゃねぇぜ
ステージの上に用意させたでっけぇ紙幕に写真さながらなあたいの水着姿を描けば拍手喝采大賑わいってな!
猟兵達のパフォーマンスによって、マーメイド☆ラグーンの興奮は最高潮に達していた。
色とりどりのサイリウムが激しく振られ、次なるアイドルを今か今かと待ち構える。
その観客の様子を見て、皇・美虎(壁絵描きのお虎・f18334)は楽し気に笑った。
「おうおうおう、えれぇ観客の数じゃねぇか!」
カラカラと威勢よく笑いながら、美虎は腕を組む。
「こいつらをまるっとファンに取り込んで、レッドライオンに対抗するったぁ剛毅なもんだが……」
へへんと鼻を鳴らして、美虎がぐぅっと拳を握る。
「その話、ノッたぜ!」
とん、とん、とん、とんとんとんとんとん……。
太鼓の音と共にステージ中央がせり上がる。ライトを浴びたそのステージには、虎……いいや、虎タウロスのキマイラ、美虎の姿があった。
ててん、とポーズを決めて動き出せば、さながら屏風から飛び出したかのよう。和な振る舞いとは裏腹に、可愛らしいフリルの水着に身を包み、しなやかに身体を伸ばす。なだらかで美しい、しなやかなボディラインが観客達を魅了する。
下半身が虎の美虎にとっては生足の脚線美というものはないが、それでも野性的な美しさは、サイリウムを大いに熱狂させたのだった。
「さぁてと」
大きな筆を振り上げて、美虎がステージの方を向く。
アイドルと言えば歌って踊れるのが鉄板。
だが、美虎の場合は違う。ステージを覆うほどの巨大な紙幕が下りてきて、美虎が筆を構えた。
「へへへ……来たぜぇ」
そう、美虎が目指すは、歌って描けるアイドル。
スポットライトが美虎と紙幕を照らす。そして、一瞬の静寂がステージを包んだ。
「………――」
サイリウムが固唾を飲んで、その様子を見守る。じぃっと紙幕に睨みをきかせて、緊張が走ったその瞬間。
「はぁっ!!」
美虎がぶんと筆を振るった。
純白の紙幕に一本の線が引かれると、それを皮切りにして、無数の絵筆が美虎を中心に舞い上がる。
スピーカーからは盛大な楽曲が流れ始めて、美虎と絵筆たちはそのリズムに合わせて白い紙幕を染め上げてゆく。
「さぁさぁ、あたいの本領はこっからでぇ!」
大きく息を吸って、美虎が歌を歌い始めた。
まるで絵筆はバックダンサー。その中心で筆を振るう美虎は、まさにアイドルであった。
真剣なまなざしに笑顔を載せて、凛々しく可愛く、格好良く。
命を乗せた筆さばきは、美虎の気風によく似た、荒々しくも繊細な一筆。
「どうでぇ!!」
曲の終わりと同時に、美虎が最後の一筆を走らせた。
その紙幕に描かれたのは、水着姿の美虎の絵。いまにも飛び出しそうなそれと同じポーズをとって美虎が得意げに笑った。
ステージは拍手喝采、大盛り上がり。
絵筆を走らせるスナップショットに、二人の美虎が決めるショット。そんな美虎の魅力が詰まった数々は、観客をファンにするには十分であった。
大成功
🔵🔵🔵
栗花落・澪
今年の水着着用
僕の水着のモチーフは、アマクサクラゲとパティシエ
ってことでどうせなら少しくらげっぽいことを
写真撮るまでの間に簡易パフォーマンス
高速詠唱で紡いだ水魔法で作った大きめの水球にぴょんっと腰掛け
更に水魔法で作ったいくつかの小さめの水球でお手玉をしながら
のびやかに歌唱
マイペースに水と戯れるクラゲさん
動きに合わせて袖や腰元のひらひらがふわりと揺れて
締めにはお手玉にしていた水球を飛沫上に弾けさせながら
指定UCを発動することで水飛沫と光で作った虹の下を花弁が舞う演出の中
かわいく決めポーズ☆
こういう演出、キラキラで夏っぽいでしょ?
お菓子も写真に収めたら
フレーム飾りみたいに魅せれないかなーなんて
ふわり、ふわり。ゆらゆらり。
まるで海底を漂うような緩やかな音楽とともに、マーメイド☆ラグーンのライトがステージを淡く照らした。
そのライトが辿るのは、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)。
お日様のような明るいオレンジの衣装に、腰の長いリボンがゆらゆら揺れる。
それはまるで水と戯れるクラゲのようであった。
アマクサクラゲとパティシエをモチーフにした水着を身に纏った澪は、スナップショットを撮るまでの間に、パフォーマンスを行っていた。
魔法で作り上げた大きな水玉をステージにいくつも浮かべて、中でも一番大きなものに腰掛ける。
ふわっと手をかざすと、周りで浮いていた水玉がぽんと跳ねて、まるでお手玉をしているかのように動き回る。
「――……♪」
お手玉を続けながら、澪が歌った。
のびやかで、透き通った、美しい歌声がステージを通り抜け、真珠や珊瑚までもがきらきらと輝くように見えた。
そんな神秘的な世界で、ふわり、ゆらり。
澪の奏でる音楽とともに袖や腰のリボンがひらひら舞って、それを見守るサイリウムはゆったり、波を作るかのように揺れた。
澪が歌いながら、ステージの中央へ辿り着く。
「さ、いくよ」
その言葉に合わせ、澪は一緒に踊ったお手玉達を全部放り投げた。いままで澪を追っていたスポットライトがふっと消えて、一瞬の暗転。
直後、天から暖かな光が降り注いだ。
それは希望の輝きを灯す穏やかな光。それが澪と水玉を燦々と照らすと、放り投げられていた水玉が、パンっと一斉に割れた。
「こういう演出、夏っぽいでしょ?」
歓声が上がる。サイリウムが大きく振られる。降り注ぐ光の中で、大きな大きな虹がかかったからである。
さらに、花弁とお菓子がステージを彩れば、穏やかな海からは一転、華やかで賑やかなステージが現れた。
湧き上がる観客席に向かって澪がにこっと笑うと、お菓子がまるでフレーム飾りのように周囲で踊る。
今こそシャッターチャンス。澪はありったけの可愛さを込めて、ポーズを決めた。
そうして仕上がった一枚は、大きな虹の下でウィンクする、まさしくアイドルの姿であった。
その姿に数多くの観客が魅了され、澪のファンとなったのは言うまでもないだろう。
大成功
🔵🔵🔵
宝海院・棗
水着でアピールすればいいのかな?
もし普段の水着(全身参照)が公序良俗的にNGだったら万人受けのために普段とは違う水着を探して着てみよう!これとかどうかな(少しシンプル目のビキニや競泳水着)
ポージングとかアクションとかはやっぱりかわいい路線で行きたいなー。あと柔軟な体を生かしたものもやってみたいね
あとは海らしいゆったりとした動きの他に、高速回転や転がりとかで緩急をつけた振り付けのダンスとかもどうかな。
魅力的なポーズが決まったらその都度写真に残しちゃおう!動画も可能なら撮ってもらいたいな
きらりと真珠が輝いて、多彩な珊瑚が場を彩る。
そんなマーメイド☆ラグーンのステージの中で、一際輝く者がいた。
「水着でアピールすればいいのかな?」
宝海院・棗(もち・ぷに・とろり。・f02014)。透き通った肌のもっちりボディが布面積の小さな水着で惜しげなく晒されて、スポットライトと太陽光でプリズムのようにキラキラと輝いた。
この水着がNGだったらどうしよう、と思って保険も用意してきたが、サイリウムはしっかり棗を受け入れる。
「みんな、見てるー?」
そんな風に呼びかけると、多数のサイリウムが力強く揺れる。棗はその反応に手ごたえを覚え、にこっと笑ってウィンクをする。
「それじゃ、どんどん写真を撮っていってね★」
そう言って身体を捻り、振り向きざまのポーズを見せる。続けて棗はそのまま背を反らせ、ブリッジからの倒立を披露。柔軟な身体をこれでもかと見せつけた。
その都度見事なボディがぷるんと揺れて、それもまたサイリウム達を喜ばせるが、棗は気にせずさらに大胆なポーズをとる。
「それじゃ、これはどうかな?」
ぺたりと大きく足を前後に開き、そのまま腰を鎮めてゆく。とうとうお尻がステージについて、そのまま背までステージにつける。
まるでそれは軟体動物、海に揺蕩う生き物を思わせた。足をゆっくり広げてみせれば、クラゲが泳ぐかのようであった。
「まだまだいくよ♪」
すると棗は手も使わずに立ち上がり、今度は一転、ピシッと激しいダンスを見せる。
音楽もまた軽快になって、棗はシューズにつけたローラーを使い、ステージ全体を走る。
「全部、写真に残してね!」
観客席に向かって大きく手を振り、サイリウムは棗の動きに合わせるようにウェーブを作る。
「みんあ、ありがとー!」
棗が眩しい笑顔を向けた。きっとこの日の写真と動画は、ファン達の心にずっと残るものとなったろう。
大成功
🔵🔵🔵
劉・久遠
拝啓 愛しの家族へ
パパ次この世界来る時は戦争やなーと思とったけど
半年後は早過ぎひん?
再び遠い目しつつ、今回もやり遂げましょか
前回はロック全面に出したパフォやったし、ちょっと変えてこかな
最初は猟コレ2025衣装で登場
明るいポップな夏歌で歌とダンスを
サビ前に道術でスモーク代わりの霧を発生させ
霧の中でカード構えて|起動《イグニッション》
霧を晴らし2025水着に瞬間お色直しでアピール!
お嬢さん方の中にはこの細い腰が好きな人も居たはるでしょ
撮ってええのよ?(ただし紐は死守
男性参加者は少ないやろうしね
サービスさーび……もしかして岩田さん居てる?
ウッソやろ恥っず!?
これ同性に見られた方が恥ずいんですよ(悶絶
――拝啓 愛しの家族へ。
パパ次この世界来る時は戦争やなーと思とったけど……。
(「半年後は早過ぎひん?」)
劉・久遠(迷宮組曲・f44175)は遠い目をしながら、舞台袖に立つのであった。
今回、久遠が身に纏ったのは、王子様風アイドル衣装。ロックを全面に押し出した前回とは違って、これは明るくスタイリッシュ。タイトなスラックスがすらりと伸びた脚を強調し、やや着崩したように見えるジャケットの着こなしが色気を演出する。
マーメイド☆ラグーンのスポットライトが消えて、イントロが流れ始めると、久遠はキリっと表情を変える。
「……ま、今回もやり遂げましょか」
ステージに飛び出した久遠をスポットライトが照らす。同時にわぁっと歓声が上がり、サイリウム達は興奮したように激しく揺れた。
久遠はライトに照らされ、爽やかな笑顔を見せる。そうして歌うのは明るくポップな夏の歌。
軽快なダンスを披露すれば、それをさらに際立たせるようにステージの装飾がキラキラと輝く。
今回のステージ、みんな姿はサイリウムだが、なんとなく女性のお客さんが多いように思えた。
(「なら、サービスしたらんとな」)
ちらりと流し目で誘って見せて、首筋を指でなぞってアピールする。
『きゃぁぁあああ!!』
黄色い歓声が上がって、会場のボルテージもうなぎ上り。そんな最高の状態で、サビが来る。
「いくで?」
パチンとウィンクをすると同時に、久遠が道術を披露する。
突如、霧がステージを包んで、瞬く間に視界が真っ白に染まった。
「――|起動《イグニッション》」
その霧の奥で、小さく声が聞こえ、直後、霧の中から新たな衣装に着替えた久遠が飛び出した。
『きゃぁあああぁぁぁあっ!!!』
ステージを揺らさんばかりの大歓声が響き渡った。なんたって、久遠は水着姿に着替えたのだから。
長めのボトムは腰回りを大胆に開けて、きゅっと締まった細さを強調する。
シースルーのパーカーのその奥には、うっすらと身体のラインが浮き出ている。
『撮ってええのよ?』なんて言いそうな挑発的な表情に、カメラのフラッシュが激しく瞬く。
それと同時に霧が晴れ、大きな虹をバックにたたえる。そんなステージで明るく盛り上がるサビを歌いきれば、玉のような汗が流れてキラキラと輝いた。
間奏に入っても久遠はキレキレのダンスを披露し続ける。一つステップを踏むたびに、ファンは着実に増え続け、久遠もまたさらなるファン獲得のために様々なポーズで観客を魅了する。
「サービスサービス」
振り向き、髪をかきあげ、にやっと笑う。口元に指を当ててみれば、観客席から再び歓声が上がる。
が、その時だった。
「サービスさーび……もしかして岩田さん居てる?」
久遠の笑顔がひきつった。サイリウムの中に紛れて、久遠の見知った顔があった。
彼が以前助けた中年男性は、にやにやしながらも楽し気にサイリウムを振っている。
「ウッソやろ恥っず!?」
これまでに久遠がやったパフォーマンスが、一つ一つフラッシュバックする。
滅茶苦茶アイドルを気取って踊ってしまった。それが今になって、物凄い羞恥心となって襲って来る。
同性に見られる方がよっぽど恥ずかしいと、久遠は内心悶絶しながらも、一曲しっかりと歌い上げた。
こうして生まれた新たなファン達は、きっとこの戦いで大きな力になってくれるに違いない。
もちろん、これまでのファンも。
大成功
🔵🔵🔵
アニカ・エドフェルト
いい写真を、撮れればいい、わけですね。
じゃあ、テーマは、「一緒に水遊び」…ということで、コンテストの水着と一緒に、水鉄砲を、持っていきます。
どっちが、強いか、勝負、ですよっ
(水鉄砲を構えて決めポーズ)
笑顔で、水鉄砲、カメラ(きっと防水)に向かって、撃ってみたり。
アクロバティックな、ジャンプで、逆さまになって、撃ってみたり…(〈空中浮遊〉とか使う)
うーん、わたしだけが、攻撃するのも、あれですね。
そこの辺りの、水鉄砲持てそうななにかに頼んで、水鉄砲、撃ってもらいます。
軽く悲鳴を上げながら、喰らう姿や、
「やってくれました、ねっ」って感じで、水を滴らせながら、撃ち返す姿も、撮ってもらいます、ねっ
猟兵達の度重なるパフォーマンスで、マーメイド☆ラグーンは過去類を見ないほどに盛り上がっていた。
魅力的な姿を見せれば、きっと観客席のサイリウム達は猟兵のファンになってくれるはず。
「いい写真を、撮ればいい、わけですね」
アニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)はたどたどしくも力強く頷いた。
ここ、マーメイド☆ラグーンはその名の通り、まるで人魚が踊るような海をイメージしたステージだ。
「じゃあ、テーマは……」
ぱしゅっと噴水が噴き上がって、アニカが飛び出した。
サイリウムがわっと強く振られ、その視線の中心に立つアニカは、水鉄砲を構えてにこっと笑う。
「どっちが、強いか、勝負、ですよっ」
アニカの選んだテーマは『一緒に水遊び』。
白と桜色で彩られたひらひらの水着は、アニカの翼と相まってまるで天使のようである。
そこに水鉄砲を構えれば、まさに天真爛漫なジュニアアイドルさながらであった。
アニカは笑顔を見せながらカメラに目線を向ける。悪戯っぽい表情を見せたらしゅぱっと一射ち。たちまちカメラレンズは水滴まみれになって、その奥からくすくす笑うアニカの笑顔が覗いた。
「えいっ」
カメラから離れて、次は観客席。翼をふわっと広げて空に浮かべば、アクロバティックな姿勢で水鉄砲を放つ。
その元気な様子に、サイリウムが大きく振られる。空中で可愛く微笑めば、わぁっと歓声が上がった。
けれど、アニカはふと考える。
「うーん、わたしだけが、攻撃するのも、あれですね」
ステージには今、アニカしかいない。やっぱり水鉄砲というなら勝負がしたい。
そこでふと見つけたのは、かつてアイドル☆フロンティアで助けた人の姿であった。
プロレス技で肌をぶつけ合った彼女達は、オブリビオンから解放された今、人間の姿でファンとしてステージを見守っていたのだ。
「あ、そこの、人達、勝負、おねがいします」
アニカが空から水鉄砲を渡してゆくと、彼女達がステージに上がってくる。
「いざ、勝負ですっ」
アニカが水鉄砲を構えると、ファン達も同時に水鉄砲を構える。
水が勢いよく噴き出して、アニカやファン達を濡らす。
「きゃっ」
水を被って、アニカが悲鳴を上げる。桃色の髪からぽたぽたと水滴が垂れて、アニカが髪をかきあげた。
「やってくれました、ねっ」
アニカが水鉄砲を思い切り撃つ。すると相手も水を被って、お互い楽しく笑い合う。
その一枚は誰もが笑顔になるような、微笑ましい一枚であった。
それを見れば誰でもアニカにファンになってしまうだろう。
こうして、猟兵達はマーメイド☆ラグーンの観客達を大いに魅了した。
こうして生まれたファン達は、きっとこれから、猟兵達にさらなる力を与えてくれるだろう。
シャングリラ☆クライシスは始まったばかり。
さぁ、ファンと一緒にオブリビオン達と戦おう!
大成功
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