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バッドエンド~邪なる仙の虜

#封神武侠界 #ノベル

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篁・綾




「ちっ、随分堂々と住んでいるわね……何か企みでもあるんでしょうけど」
 封神武侠界のとある街中に、潜むでもなく築かれた邪仙のアジト。その無警戒さに苛立ちの声を零した篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)は、扉を刀で斬り裂き、真正面から中へと突入した。
「あら、乱暴。人の家に入る時の礼儀を知らないのかしら?」
「悪事を働く邪仙に対する礼儀は、知らないわねっ!」
 突然の訪問も、まるで予期していたかのようにこちらを迎え入れるのは、艷やかな黒い長髪の女邪仙。豊満な肉体をチャイナドレスに押しこみ、スリットから肉感的な太腿を覗かせて嫣然と微笑む相手に対し、一気に間合いを詰めていく。
 もちろん罠は警戒しているが、だからこそ時間を与えるつもりはない。相手が怪しげな妖術を使う前に、一気に仕留める――。
「遅いわっ!」
「っ!?」
 刹那、邪仙はこちらの懐に潜り込み、刀を持つ右腕を強打する。痺れるような痛みと共に床に刀を取り落としてしまい、そこからは流れるような相手の連打。
 妖術の方は警戒していたが、格闘戦は想定外だ。慌てて飛び退きかわそうとするが、ぴたりと張り付いたかのように追ってくる。
「くっ……! こうも踏み込んでくるとは!!」
「むしろ私の方が驚きよ。この程度の腕前で私を倒しに来るなんてっ!」
 何らかの拳法を修めているのだろう、無手での技量は明らかに相手が上。相手の妖術を封じるどころか、逆にこちらがユーベルコードを使う余裕を与えて貰えない。
 怒涛の拳撃は到底防ぎきれず、纏うニンジャスーツが少しずつ剥ぎ取られ、肌を晒されていく。
「そこよ、しゃぁっ!!」
「うっ……!?」
 蛇を思わせる掛け声と共に繰り出された拳が、こちらの防御を掻い潜って、剥き出しになった下腹を……もっと言えば子宮を外側から打ち据える。その衝撃とそこから広がる疼きに、反射的にそこを両手で抑える綾。
 もちろんこの相手を前に両手が塞がるなど、あまりに致命的だ。無防備なこちらの双丘へと、相手の両手が伸びて来る。
「お前は私を倒すには実力不足も良い所だけど……ここだけは私以上かしら」
「んぉぉぉおぉっっっ!?」
 相手が繰り出して来たのは、拳でも掌打でもなく、握り潰し。大きな乳房を握り締められると、仰け反りながら悲鳴を上げる。
 もちろん、ただ握られるだけではない。その指先から妖力が注がれ、乳房がパンパンに張り詰めるような感覚。
 いや、張り詰めるだけでは済まされない。乳房に、身体に収めておけないほどの力が叩き込まれれば、当然――。
「ほぉら、たっぷりと喰らいなさい。はあっ!!」
「おっ、ほぉぉぉっっ!?」
 ダメ押しに強い力を注ぎ込まれた瞬間、綾の胸の先端から、そして両脚の間から、勢いよく飛沫が噴き上がる。膨れ上がった水風船が破裂したような、そんな感覚と共に迸る、甘い匂いの噴水。
 一方、相手はそれを浴びる事を嫌ったのか、正面からこちらの背後に回り込む。もちろん今の綾には、それを阻む余力など残っていようはずもない。
「無様な事……恥ずかしくないのかしら」
「ひっ、いぎっ……いっ、いいいっ!?」
 そのままこちらの背中に飛びついてきた相手は、互いの両脚同士を絡める事で股裂きを仕掛けてくる。
 倒れる事も出来ずにガニ股を強いられ、広がったその中心から止め処なく迸る、快楽の飛沫。胸の方からも継続的に搾り取られ、床を水びたしにしていく。
 その醜態を揶揄されても、口からは悲鳴しか出せず、何も言い返せない。
「さあ、こういうのは、どうかしら!」
「っ~~~~!」
 挙げ句そのダメ押しに、前後の穴へと叩き込まれる衝撃。相手の股から伸びる黄金で出来た二股の蛇が、その頭部でこちらを串刺しにする――というのは、仰け反り天井を見上げる事しか出来ない綾には分からないが。
 それが女を責めるための宝貝だと言う事も、当然認識は出来ない。肉で突き上げられるのを遥かに上回る、暴力的な快感だけが身体を突き上げて来る。
「気に入って貰えたようね、嬉しいわ」
「っ、っ、っ~~~!」
 相手はこちらにおぶさったまま腰を振り、激しく打ち付けてくる。肉がぶつかる音が響く度に、身体の正中を駆け上がり、脳へと響く衝撃。
 一撃ごとに噴き上がる飛沫が、周囲に撒き散らされていく。もちろん下には栓がされた状態だが、その隙間から勢いよく迸る。口からはもはや、悲鳴すら上げられない。掠れた高音が、断続的に溢れる。
 そんな綾を嘲笑する邪仙は、黄金蛇へと妖力を集中し。
「うふふ。そろそろトドメよ……トびなさい!」
「っ~~~……!!」
 それが熱く滾る体液となって、綾の前後から勢いよく注ぎ込まれる。その胎と腹を満たす灼熱と暴力的な快感に、白目を剥き、意識を飛ばしていく綾。
 邪仙が離れた事でようやく、自分が作った水たまりに倒れる事を許される。
「随分と派手に果てたものねぇ、うふふ」
「おっ……あっ……おっ……」
 意識を失ってなお、ビクンビクンと痙攣を繰り返しながら、さらに体液を撒き散らし続ける。そんな綾の下腹には、邪仙の所有の証を示すように、淫らな紋様が浮かび上がっていく――。

「ひぃっ……あひっ、ひぃっ、ひぃっ!?」
 そうして邪仙に敗れた綾を待っていたのは、敗者への過酷な仕打ち――ですらない。厩舎に放り込まれた彼女に課されるのは『者』ですらない、家畜としての扱いであった。
「おっ……おっ、おおおぉ……!!」
 四つん這いで黒い巨馬に跨がられると、人のそれとは比較にならない太さに体内を蹂躙されていく。内側から突き上げられた腹は、ボコッとそれの形に膨らんでいる。
 当然一糸を纏う事も許されていないが、例外としてその両乳房には、同じくらいの大きさの壺が吸着している。それに止め処なく体液を注ぎ込み続ける。
「おぉ、おおおっ……あ、ひぃっ……!?」
 そんな仕打ちが、昼夜を問わずに続いている。自分が何日こうしているかなど、とうに覚えていない。
 だがどれほど激しい責め苦を受けても、綾が力尽きる事はない。下腹の紋様が輝く度、体力も体液も、無限に補充される。本来ならば苦痛であるはずの巨馬による突き上げも、身体を傷つける事はなく、痛みは快感に変換されていく。
「おほぉぉっ……おっ、ほぁぁっ……!」
 もちろん、壺も馬も、尋常のものではない。例えばその壺はただ吸着するのみならず、綾の乳房を凄まじい力で吸引し続けている。本来であればそれを満たすだけの――どころか、綾の体重を遥かに上回る量を中に注ぎ込んだが、満ちる事はない。
 逆に馬の方からは出した以上の量を注がれているが、やはり力尽きる様子はない。常に最大の大きさを保ったモノが、綾の腹を突き上げていく。注がれたその体液は妖力に変換されて綾の紋様に力を供給しているようで、それゆえに綾の胎が破裂する事はない。
 ――女から力を搾り取る『吸牝壺』と、昼夜を問わず無限に走り続ける体力を持つ『永遠馬』と言う宝貝の名を、綾は知るよしもない。自分が永遠馬の体力を妖力に変換するための、言わば濾過装置とされている事も。
「おぉっ、ひ、ぎぃぃぃぃ~っ!」
 あるいはその悲鳴を街に響かせ、邪仙が人々を恐怖で支配する助けとなっている事も、当然知りはしない。『あそこには人の姿をした雌牛がいる』と囁かれている事も。
 彼女に分かる事は、ただ一つ。己が、永遠の快感に苛まれ続けるという事だけだ――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2025年09月01日


挿絵イラスト