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【サポート優先】凍て城の女神の膝下に

#エンドブレイカー! #戦後 #小世界 #凍て城星のセルセス

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#小世界
#凍て城星のセルセス


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。

「氷海、凍土、大雪原……永遠の冬に覆われた、小世界があるんだよ」
 凍て城星のセルセスと呼ばれる、海が七割を占める地球と酷似した構成の、けれどその陸海ほぼ全てが雪と氷に覆われた星に成り立つ世界。
 この世界の宇宙は、どの星も同様に氷雪に支配され、まともに人――生命が存在できるのは、そのたったひとつの星。それが、世界そのものとなり、その名前となったのだ。
「ここに、今回討伐してもらうことになるエリクシルの残党がいて、願いを叶える神を騙ってる」
 それは少女の姿をしている。
 より正確に言うのであれば、少女を核に巨大な氷像の令嬢――否、今や『女王』となった姿だ。
「最初はね、何を顧みることなく無償で人々の願いを叶えていたんだ。でも、信仰を得て、同時に力を取り戻すにつれて、少しずつ対価を要求してくるようになったんだ」
 子供には『友達になって』と。
 大人には『私の願いも叶えて』と。
 詳細は人によって異なったが、共通しているのは少女を孤独にしないこと。
 そして、それがエリクシルにとって『当然』となった、今となっては。
「何においても自分を、その願いを優先すること。大切な人との約束があっても、どうしても外せない用事があっても、その全部をかなぐり捨てて、自分の願いを最優先で聞き入れなければならない。さもないと」
 拒んだ者は殺された。
 ある者は、エリクシル自らが氷像の仲間に。
 またある者は、逃げようとしたところを配下の凶刃に。
「もっと言うなら、エリクシルって基本的に何かしら歪んだ形で願いを叶えるよね? このエリクシルの場合は、ちゃんと願いは叶える。でも、その時にちょっとだけ、次の願いが必要になるような種も、気づかれないように巻いておくんだ。これで、人々はまたエリクシルに願いの成就を乞わなければならない。そうしたら当然、エリクシルの願いも聞かなければならない」
 人々は、願いの連鎖から逃れられない。
 救えるのはエンドブレイカー、そして猟兵たちしかいない。
「この世界を救おう。そして……少女も」
 クレープは言う。
 本当は、孤独だった少女はただ、愛されたかっただけだったのだと。
 彼女自身の願いもまた、歪んだ形で叶えられた。
 ――ならば解放の|終焉《エンディング》を。


絵琥れあ
 お世話になっております、絵琥れあと申します。
 ひっそりとサポート優先シナリオを運営させていただきます。
 勿論、通常参加も望外の喜びですので歓迎いたします。
 (但し通常参加はタイミングによっては流れる可能性があります。同章受付中の再送は歓迎です)

 流れと詳細は以下の通りになります。

 第1章:集団戦『マスカレイドにゃんこ』
 第2章:ボス戦『氷魔令嬢』

 第1章では、少女(エリクシル)の願いによって、敵の本拠地である城に事実上軟禁されている人々を監視(そして逃げる素振りがあれば斬首)している『マスカレイドにゃんこ』から人々を解放する戦いになります。
 人がいなくなればエリクシルが対価を要求する人間が減ってしまうため、逃げようとしない限りは敵は監視している人々に手は出しません(=人質にとってきたりはしません)。
 人々に希望を与えるためにも、気兼ねなく倒してしまいましょう。

 第2章では、遂に城の玉座の間へ乗り込み、今回の黒幕であるエリクシル『氷像令嬢』と決戦を行います!
 核になった少女は生きていますが、最早エリクシルと生命を共有してしまっており、少女だけを生存させて救い出すことは出来ません。
 せめて人としての最期を与えてあげてください。出来れば、孤独にならない形で。

 サポート優先シナリオのため、調子と相談しながら自分のペースで執筆していくことになるかと思います。
 また、執筆中に同時進行予定の通常シナリオに通常プレイングがきたらそちらが優先になります。ご了承いただければ幸いです。
 それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
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第1章 集団戦 『マスカレイドにゃんこ』

POW   :    にゃんこリーパー
【大鎌の一撃を外した気まずさに放つ猫パンチ】が命中した敵を一定確率で即死させる。即死率は、負傷や射程等で自身が不利な状況にある程上昇する。
SPD   :    にゃんこリチュアル
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【拒絶体マスカレイド】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
WIZ   :    クリムゾンにゃんこ
召喚した【クリムゾンにゃんこが対象】と寝食を共にする。信頼度に応じ、注意を逸らす【可愛く甘える攻撃】や治療能力【だと思っている傷口をえぐるペロペロなめ】を自主的に使用する。

イラスト:塒ひぷの

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

キノ・コバルトリュフ
キノキノ、火力が足りないんだって?
だったら、焼き舞茸はいかが?

キノ!バルくんどんどん焼いていくよ!!
トリュフ!バルくん、いい焼き加減だね。
キノも奉納の舞いを頑張っちゃうよ!
マツタケ!!おいしく焼けたかな?




 凍て城星のセルセス。
 世界そのものであるその星には、その名の通りに蒼く凍てつく古城がある。
 そこには、女王にして女神が君臨する。孤独を嫌い、意に沿わぬ者を氷蔵として留め置く暴君であった。
 永遠の氷に覆われ、溶けることのない氷に閉ざされたこの城の一角で――不意に、見慣れぬ色が上がった。
 紛れもない、炎だった。
「にゃにゃーっ!?」
 女神の私兵たるマスカレイドにゃんこが、駆けつけてきてみれば。
「キノキノ、こんなに寒かったら力が出ないよ。火を上げて、焼きマイタケで元気出していくよ!」
「にゃー!!」
 そこでは、キノ・コバルトリュフ(|キノコつむり《🍄🍄🍄🍄🍄》の星霊術士・f39074)が神楽巫女としての奉納の舞により、神火の渦を空高く立ち昇らせていたのだ。
 やめろ、と言わんばかりにクリムゾンにゃんこを呼び出し、可愛らしくキノに甘えさせて注意を引き、阻止しようとするが。
「キノ? バルくんと友達になりたいのかな?」
 そう、キノには星霊バルカンがいる。そう簡単に他の猫に落ちたりはしないのだ。
 結局、止めに入ろうとしたマスカレイドにゃんこは大火傷。
 キノは、なんだかんだで敵の戦力を削ることに成功したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです


田中・香織(サポート)
『あたしに任せて』
 ヤドリガミの戦場傭兵×鎧装騎兵、22歳の女です。
 普段の口調は「明るく元気な女性口調(あたし、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、真剣な時は「勇敢なヒーロー(あたし、あなた、呼び捨て、なの、よ、なのね、なのよね?)」です。

いわゆる熱血ヒーロータイプで一直線に行動する性格です。
戦闘では重火器一斉射撃など火力でごり押し型のシンプルな戦い方をし、ユーベルコードもそういった使い方をします。

描写上のタブーは一切無し、フリー素材やNPC感覚でご自由にお使い下さい。




「助けに来たわよ!」
「皆様、ご無事ですか?」
 にわかに慌ただしくなった城内に、続けて駆け込んできたのは田中・香織(ヒーローに憧れた人形・f14804)と、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)だった。
 二人共、困っている人を放っておけない性格だ。今まさに人々が追い詰められていると知り、参戦を申し出たのだ。
「エリクシルに取り込まれてしまった方のことは、残念ではございますが……」
「その子がこれ以上、望まない形で人を傷つけないためにも、今は目の前の人たちを助けないとね!」
「ええ、その通りですわね。参りましょう」
 勿論、そう簡単にやらせはしないと、マスカレイドにゃんこが人々を守る――と言えば聞こえはいいが、女神の元から逃さないようにしているのだ――ように動く、が。
「フライトモードでひとっ飛びよ! ついてこられるかしら?」
 猫パンチも、続く鎌の一撃もものともせずに飛び上がった香織は、城の廊下上空を直線飛翔、的確に人々を避けて敵にのみ弾丸の雨をばらまいた!
「猫さんということで、少し心は痛みますが。人々を苦しめる行いに加担するのであれば、見逃すことは出来ません」
 リズは静かに目を瞑り、そっとガラスのフルートを歌わせる。
 ふわりと、雪にも負けぬ純白の、白薔薇が凍てつく城を埋め尽くす。
 当然、それはマスカレイドにゃんこも、お供のクリムゾンにゃんこも包み込み、降り注ぐ花弁によって呼吸を失い、その生命も緩やかに途絶えた。
 断末魔がなかったことだけは、不幸中の幸いだとリズは思わずにいられない。
「さて、と。囚われた方々を救助しなければ……」
「そうね! みんな大丈夫?」
 リズと香織が、セルセスの民を解放していく。
「あっ、ありがとうございます……!」
「ここは危険だからね、早く逃げて!」
「追手は私たちが食い止めますので、安心してくださいませ」
 人々を、そのいるべき場所に帰していく。
 その背中を見送ってから、香織とリズはまた、城内へと向き直ったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

仲佐・衣吹(サポート)
キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい!

お相手するはアタシことネイル
美術好きな女性人格よ

口調はいわゆる女言葉かしら
身のこなしが一番軽いみたいで
接近戦より距離をとってダガーで戦うのが好きよ

よく使う手は
外套を投げつけて囮や目暗ましからの一撃
ルーンソードで戦ってる途中で手放して虚を突き、袖口から隠し武器としてダガー
光属性を付けたルーンカルテを落としといて、タイミングを見て目潰しフラッシュ
こんなところかしらね

アイテムやユーベルコードはお好きに選んでくれていいわ
使えるものは全部使って、華麗に美しく戦いましょ!




「あら、カワイイにゃんこさん!」
 仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)――厳密には、その有する人格のひとりネイルが、弾んだ声を上げた。
 美術が好きで、美しいものを好む女性の人格。しかし侮るなかれ、彼女は戦いすらも美しく彩る戦場のアーティストだ。
「可哀想ではあるけど、人を殺しちゃってるみたいだしねえ。拒絶体でもなさそうだし、せめて美しく散らせてあげるわ!」
 それがネイルなりの慈悲。
「にゃーん!」
 可愛いものが好きならこれでどうだと、マスカレイドにゃんこはクリムゾンにゃんこを召喚し、ネイルに向かわせるが。
「郷に入っては郷に従え、ってね」
 |環境《せかい》に適応し、その環境由来のユーベルコードを即座に使いこなす、まるでチートのようなとんでもない才能をもってして。
 ネイルはエルフヘイムの妖精を一時的に喚び出すと、小さいながらも可憐で美しい彼女たちに、逆にクリムゾンにゃんこを魅了させたのだ。
 そして、妖精とクリムゾンにゃんこによる集団戦術!
「にゃー!?」
「にゃにゃー!!」
 味方の思わぬ裏切りに、マスカレイドにゃんこの集団は容易く瓦解していく。
「戦いの場に立つ者なら、何が起きてもスマートに対処出来ないとね♪」
 そう言って、ネイルはひとつウインクして見せた。

成功 🔵​🔵​🔴​

八坂・詩織
|起動《イグニッション》!
髪を解き、瞳は青く変わり防具『雪月風花』を纏う。

氷雪世界でしたら雪女の私の出番ですね。
タイタンやエンケラドゥスのような天体もありますし、氷雪に支配された宇宙があっても驚きはしませんが。
ただ…できるならエリクシルの核となった少女の心が孤独で凍てつく前に救出したかったですね。
対価として無理やり一緒に居てもらったところで孤独は解消されないでしょうに…

とはいえ人質にとってきたりはしないのは助かります。
UC『ファンガスプリズン』発動、マスカレイドにゃんこの運動能力を吸収。猫パンチも出せないでしょう?
私も猫飼ってるので気はひけますが、結晶輪の【凍結攻撃】で凍らせてしまいましょう。




「氷雪世界でしたら雪女の私の出番ですね。――|起動《イグニッション》!」
 お決まりの掛け声と共に、八坂・詩織(銀誓館学園中学理科教師・f37720)のイグニッションカードから、その武装が展開される。
 下ろされた黒髪と、花散らした着物の袖がふわりと舞った。
「タイタンやエンケラドゥスのような天体もありますし、氷雪に支配された宇宙があっても驚きはしませんが……」
 詩織にとって、この世界はファンタジー色の強いものだが。
 それでも、こういった星は詩織の故郷であるシルバーレインにおける『現実』でも存在する。解明された存在に、彼女が恐れをなすことはない。
 今、彼女の心を占めるのは、また別の話だ。青く染まった瞳を、そっと伏せる。
(「できるなら、エリクシルの核となった少女の心が孤独で凍てつく前に救出したかったですね」)
 救う手立ては最早ない、とグリモア猟兵は言った。
 その終焉さえ破壊出来たら、そして変えることが出来たのなら、どんなによかったか。
「対価として無理やり一緒に居てもらったところで、孤独は解消されないでしょうに……」
 きっと少女だって、そんなことは望んでいなかった。
 けれど、その望みは変質し、ここまで捻じ曲げられてしまった。
 せめて解放を、と改めて視線を前に向ければ、警戒態勢のマスカレイドにゃんこの集団が、玉座へ続く道と、捕らわれた人々へ、侵入者を到達させるまいと立ちはだかり、睨みつけてくる。
「とはいえ、捕らえた人たちを人質にとってきたりはしないのは助かりますね」
 人々を盾にされることがあれば、話はもっと厄介なことになっていただろうが。女神を騙るエリクシルも、その私兵たるこのマスカレイドらも、本来であれば人々を殺したくはないのだ。尤も、自分の手元に置いておきたいからという、余りに身勝手な理由ではあるが。
「私も猫飼ってるので気はひけますが――一線を越えてしまっていますから」
 諭すような声音と共に、詩織が展開したのは雪と見紛うファンガスの白き檻。
 触れた敵から力を奪うその牢獄は、鎌どころか猫パンチすらも出せない状況まで力を奪い取り。
「せめて痛みと苦しみがないように……」
 詩織はそっと、動きを封じられたマスカレイドにゃんこに結晶輪で触れると、その身を凍りつかせた。
 そうしてこの日、氷像となったのは、無辜の民ではなく、偽りの神の遣いであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『氷魔令嬢』

POW   :    氷魔城塞
【氷像からの氷のブレスによって広がった冷気】からレベルm半径内に、外部からのあらゆる被害を阻む【魔氷の城】を構築する。堅牢さは【本体の心の冷たさ】に比例する。
SPD   :    ヴァリアブルアイスウィップ
【変幻自在の氷の鞭による攻撃】をレベルm半径内の対象1体に飛ばす。ダメージを与え、【凍結】した部位の使用をレベル秒間封じる。
WIZ   :    拒絶令嬢
戦場内に「ルール:【こないで】」を宣言し、違反者を【氷牢】に閉じ込める。敵味方に公平なルールなら威力強化。

イラスト:Y!eld

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ポーラリア・ベルです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

仲佐・衣吹(サポート)
キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい!

お相手するはアタシことネイル
美術好きな女性人格よ

口調はいわゆる女言葉かしら
身のこなしが一番軽いみたいで
接近戦より距離をとってダガーで戦うのが好きよ

よく使う手は
外套を投げつけて囮や目暗ましからの一撃
ルーンソードで戦ってる途中で手放して虚を突き、袖口から隠し武器としてダガー
光属性を付けたルーンカルテを落としといて、タイミングを見て目潰しフラッシュ
こんなところかしらね

アイテムやユーベルコードはお好きに選んでくれていいわ
使えるものは全部使って、華麗に美しく戦いましょ!


田中・香織(サポート)
『あたしに任せて』
 ヤドリガミの戦場傭兵×鎧装騎兵、22歳の女です。
 普段の口調は「明るく元気な女性口調(あたし、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、真剣な時は「勇敢なヒーロー(あたし、あなた、呼び捨て、なの、よ、なのね、なのよね?)」です。

いわゆる熱血ヒーロータイプで一直線に行動する性格です。
戦闘では重火器一斉射撃など火力でごり押し型のシンプルな戦い方をし、ユーベルコードもそういった使い方をします。

描写上のタブーは一切無し、フリー素材やNPC感覚でご自由にお使い下さい。




 配下であるマスカレイドにゃんこの群れを突破した勢いのまま、仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)と、田中・香織(ヒーローに憧れた人形・f14804)は、城の最奥、重厚な扉と分厚い氷、そして一際強い冷気の源である、玉座の魔へと突入した。
 果たしてそこに女王にして女神は、堂々たる佇まいで君臨していた。
「我が民と臣下を脅かす不届き者はそなたらか。控えよ!」
 氷像の女神は扉が開くなり、二人に向けて伸縮自在の鞭を打ち込んだ。咄嗟に身を退いたことで、ダメージ自体は掠り傷程度で済んだが、被弾部位の凍結によって衣吹――ネイルは右脚を床に縫い止められ、香織は右腕を固定されて封じられた。
「あら、聞く耳持たずって感じね。そういうのは美しくないわよ」
「住人の皆への無理強いも、女の子への責任転嫁も、ここで全部終わらせる!」
 動きを封じられてなお、余裕の二人。ネイルは自分の代わりに動く残像分身を既に召喚しており、香織も動かぬ右腕の代わりにアームドフォートに生成したマジックハンドに武器を握らせている。
 そんな二人に苛立ちを覚えたのか、氷像は叫ぶ。
 眠ったように沈黙した少女を、氷の懐に抱え込んだまま。
「黙れ! 妾は民の――ひいてはこの娘の願いを叶えておる! これは皆、民と娘が望んだ結果なのだ!」
「そういうのを言い訳って言うの、よッ!!」
 問答無用は同じこと。
 香織はアームドフォートから、重火器により氷像へと、一撃一撃の重たい集中砲火を浴びせる!
「く……!」
 氷像に僅かながら、亀裂が走った。
 そして、着弾により生じた煙が晴れる頃、ネイルの分身が、エリクシルを取り囲んでいる!
「……フン! 囲めば逃げられぬとでも思ったか? 全てが同じ単調な動き、見切れぬとでも、……ッ!?」
 回避に動こうとしたエリクシルを阻んだのは、強烈な光。
 動けないながら氷像の足元へと、香織の砲撃に乗じてネイルが投げたルーンカルテ。それが発光し、目くらましとなったのだ。
「確かにアタシ自身ほど威力も精度もないけど。でも、視覚の覚束ない相手になら、控えめに見積もっても半数以上は問題なく当てられるわね。そして、」
 ――16体の分身、半分にしても8体もの総攻撃に、耐えられるかしらね?
 落とされた言葉と共に、ダガーによる神速の一撃、否、連撃が突き刺さる!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

仇死原・アンナ(サポート)
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います

UCは指定した物をどれでも使用

普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)

処刑人として敵と戦います
同行者がいれば協力
メインは鉄塊剣で攻撃
鉄塊剣の使用が不向きな相手・場所では刀剣をメインにして相手をします。
拷問具や鞭を使い敵の行動を阻害、鉄塊剣や刀剣で敵を攻撃します。影朧にはできる限り説得しますが説得不能と判断すれば容赦なく屠ります
キャバリアを操縦したり生身でも戦います




「く……無礼者どもめ! 妾は女王にして女神、狼藉は許さんぞ!!」
「――いや、貴様は罪人だ。神を騙る大罪人だ、エリクシル」
 そう、断じるのは。
「罪には罰を。さあ、行くぞ――私は、」
 仇死原・アンナ(処刑人、炎の花嫁、魔女、屠る騎士、そしてあいどる☆・f09978)は。
「処刑人!」
 鉄の処女を思わせる巨大な剣が、軽々氷像の首を刈り取らんと空を斬る!
「ええい、控えよと言っている!!」
「!」
 それを阻まんと、エリクシルは氷の吐息ひとつで吹雪を巻き起こす。
 思わず一瞬足を止めたアンナの前、吹雪が晴れればそびえ立っていたのは、この古城よりは余程小さな、しかし人間を阻むには十分な、氷の城。
(「『本当は』愛されたかっただけだった、か」)
 少女に何があったのか。それはアンナも、他の猟兵やエンドブレイカーも、グリモア猟兵にも分からない。
 だが、孤独であったこと、ゆえに愛されたいと願ったことは真実で、そして恐らく、最初に孤独を、拒絶を選んでしまったのは、少女の方だった。
「ならば」
 罰するべきを罰する為に、拒絶の壁を砕かねば。
「その城壁ごと、熱し溶かす……!」
「何を……!」
 鉄塊剣が、赤熱する。
 花の如く四方に開き、展開した刀身が、氷像ごと巻き込んで、氷の城を締めつける!
「グッ……! ……なんと、いう、無礼千万ッ!」
「罪人に弁えることなどない」
 アンナはただ、粛々と、執行するだけだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

田中・香織(サポート)
『あたしに任せて』
 ヤドリガミの戦場傭兵×鎧装騎兵、22歳の女です。
 普段の口調は「明るく元気な女性口調(あたし、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、真剣な時は「勇敢なヒーロー(あたし、あなた、呼び捨て、なの、よ、なのね、なのよね?)」です。

いわゆる熱血ヒーロータイプで一直線に行動する性格です。
戦闘では重火器一斉射撃など火力でごり押し型のシンプルな戦い方をし、ユーベルコードもそういった使い方をします。

描写上のタブーは一切無し、フリー素材やNPC感覚でご自由にお使い下さい。




 先の猟兵の攻撃を、辛くもといった様子で振り払ったエリクシル。
 その様子を、一旦退いて態勢を整えていた田中・香織(ヒーローに憧れた人形・f14804)が、じっと観察していた。
「うーん、あと少しではあると思うのよね。次でトドメを刺せるって程じゃないけど、流れは確実にこっちに来てる筈」
 ならば、自分が続く一手を。決着に繋げる為の、あとひと押しを。
「さっきので上半身がだいぶガタがきてる筈だし、そこを集中的に狙えば!」
 そうと決まれば、香織は迷わず持てる全武装を展開し。
 全ての銃口、砲口を、少女を避けて氷像の上半身へと一斉に向けた!
 そして、こうなればやることはひとつしかない!
「このまま一気に押し切るわよ!!」
 轟音が、玉座の間に響く。
 鼓膜どころか床をも震わせるほどのそれと共に、銃弾砲弾が全て氷像の上半身に差し向けられる!
「な……ぐうぅッ!」
「! よし、いけるわ! もうだいぶヒビが入ってる!」
 香織の言う通り、氷像には大きく亀裂が走り、限界が近いようだ。
 決着の時は、すぐそこまで迫っている!

成功 🔵​🔵​🔴​

八坂・詩織
さながら雪の女王といったところですね…でも私も雪女ですから。雪も氷も私にとっては友、貴女のことは怖くないです。だから、貴女も怖がらないで。

ただ、寂しかっただけなんですよね…対価としてじゃなく、一緒にいたいから一緒にいてくれる人が欲しかったんですよね。
教師として、大人として助けてあげたかったです…せめて今少し、貴女の心に触れさせてはもらえませんか?
少しでも凍てついた心を溶かせないかと語りかけて。
UC『極月煌光』で魔氷の城ごと溶かせないか試してみます。

本当は、貴女の心を溶かすのはこの熱のない赤い月の光ではなく人の温もりであってほしかったですが…
できるなら溶かし尽くす前に彼女に触れてあげたいですね。




「く……うぅ、許さぬ、許さぬぞ! 皆殺しにしてくれる!!」
 崩れかけながらも、女神を騙るエリクシルは敗北を認めない。
 未だエリクシルは、女神であり、女王であろうとしていた。
「さながら雪の女王といったところですね……尤も、原作の雪の女王は純粋な悪と呼べるかどうかは疑問の余地がありますけど」
 八坂・詩織(銀誓館学園中学理科教師・f37720)の記憶が正しければ、物語における雪の女王は、結果的に少年を誘拐こそしているが、自らの元に留まることを強制はせず、危害らしい危害も――感情を奪ってはいるが、その意図にしても様々な考察がなされるところだ――加えてはいない。
 ただ、在り方はどうあれ孤独であるということは、共通しているとも詩織は思う。
「でも私も雪女ですから。雪も氷も私にとっては友、貴女のことは怖くないです。だから、貴女も怖がらないで」
「何を、」
「ただ、寂しかっただけなんですよね……対価としてじゃなく、一緒にいたいから、一緒にいてくれる人が欲しかったんですよね」
 ただ、それだけのことだった。
 エリクシルの手に落ちた少女が、愛を求めていながらなぜ、他者を拒絶したのか。素直になれなかったのか、はたまた拒まざるを得ない事情があったのか。その答えは、残念ながらもう知りようがない。
 それが、酷く詩織には悔しくて、寂しくて、悲しかった。
「教師として、大人として、助けてあげたかったです……せめて今少し、貴女の心に触れさせてはもらえませんか?」
 手を伸ばす。
 少しでも、凍てついた心を溶かせないかと、希望を込めて。
「やめ……ろ……!」
 拒絶の城が、詩織の前に冷たく立ちはだかる。
 だが、エリクシルの声は震えていた。少女の想いを取り込んだのなら、その理由は詩織にも理解出来る気がした。
「本当は、貴女の心を溶かすのはこの熱のない赤い月の光ではなく、人の温もりであってほしかったですが……」
 それでも、貴女に手を届かせる為ならと。
 熱に溶け、崩れ落ちた女王の――令嬢の鎧の中から少女が落ちる。それを、詩織は受け止めた。
 その腕の中で、少女は一瞬、薄っすらと目を開けて。

「――、…………、……」

 目を、閉じた。
 今度こそは、永遠に。
(「……今。ありがとう、と……いえ、希望的観測でしょうか」)
 詩織はそう思ったが、自身を叱咤するように、頭を振った。
 少女の心の一欠片でも、救えたのだと信じなければ。
 自分以外に、誰がそれを信じられるというのだ。
(「どうか、安らかに」)

 凍て城星のセルセスに、花咲く春は訪れない。
 だからこそ、優しい人の温もりが、少女の手向けになればいい。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2025年08月26日


挿絵イラスト