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バグのお化けと鉱石の夏氷り

#ゴッドゲームオンライン #バズリトレンディ

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「みんな、来てくれてありがとう!現実世界は毎日暑いねー!
 統制機構の人たちも、やっぱり暑くて家でゲームしがちになるのかな?」
 大きく両手振って猟兵たちを迎えるのは布都御魂・アヤメ。笑顔を見せるアヤメが軽快に思い馳せるのは、現実と見間違えるほどの『究極のオンラインゲーム』の世界だ。

「今回はGGOに向かってもらいたいんだ!
 この世界にバグプロコトルが増え続けているのは、みんな知ってるよね?」
 娯楽もない統制機構という抑圧の現実から逃避した先で、バグプロトコルによって人権を剥奪される事件…それは大人気ゲームの裏で蔓延る暗い噂だ。神妙な空気の中、アヤメは猟兵たちの顔を見渡して──困ったように眉を下げると頬をかいた。

「それで、なんか…バグが増えてる事とかとは、全っ然関係はないらしいんだけど…。
 GGOに突然バズリトレンディが現れて、でたらめな夏イベントをバラ撒いちゃったんだって」
 なんて?脈絡もなく出てきた妖怪の名前に、今度は猟兵たちが困惑し顔を見合わせる。だが今回のことで一番困惑させられ、しかもその上で一番迷惑を被っているのは──ゲーム内のドラゴンプロコトルたちだ。

「しかもそのイベントに、バグプロコトルが大集結しちゃってるんだ…」
 どうにも歯切れ悪く言葉を並べていたアヤメは、目尻を下げてなんとも言えない表情を浮かべる。
 なんのこっちゃな状況ながら、イベントエリアにバグプロコトルが集まっているのは事実。バグは勝手には消えないし、かといって現地のドラゴンプロコトルたちでは倒すのは荷が重く…しかし放置するわけにはいかないせいで、彼らは収拾のつかないバグイベントに泣かされているのだった。今はドラゴンプロコトたちによってプレイヤーたちへの被害は抑えられている。その代わり、彼らはすっかり目が死んでしまっていた。過労だ!

「でも猟兵のみんなにとっては、バグプロコトルを大量に減らすチャンスでもあるよね!」
 アヤメはそう言って力強く拳を握りしめる。この事態は、猟兵たちにとってはまたとない機会ともなろう。今ここで集まりに集まったバグプロコトルを一掃できれば、楽しい夏のイベントも心置きなく行われ──ドラゴンプロコトルもゆっくり休めるだろう。

「プレイヤーさんたちに被害を出さない為にも!
 ドラゴンプロコトルさんたちを助けにいこう!」
 アヤメは大きな声をあげると、頭上に拳を突き出した。プレイヤーたちを未然に救い、そしてドラゴンプロコトルたちを過労から救う──それもまた、猟兵たちの正義なのだから。

 ●

 プレイヤーの姿で賑わう港町──夏の日差しをサンサンと浴びるのは、気持ちの良いリゾート風の青い街並み。
 青い海に白い砂浜。いかにも怪しげな洞窟群に、周囲の海流に渦が巻く無人島。この一帯には夏のイベントクエストに訪れるプレイヤーの笑顔が賑わい…ついでに街の交易がいい感じに回って、街やらダンジョンやらと色々苦労したリターンにトリリオンががっぽがっぽ!
 の、筈だった。

「どうしてこうなったー!!」
 半翼の男性ドラゴンプロコトルが崩れ落ち、人型の女性ドラゴンプロコトルが崩れ落ちた彼の肩にそっと手を置き、子供の姿のドラゴンプロコトルが同情の眼差しを向けた。
 バグプロコトルに乗っ取られてしまっては、頑張ってデザインしたトロピカル感たっぷりのモンスターもイベントアイテムも、それらにかけた彼の労力もトリリオンもパァ。
 それもこれも、謎の妖怪を名乗るネズミ耳の女性のせいだった。「ワイちゃんが倍々に盛り上げたるわ!ファイト一発やで!」とかなんとか言われて、まあ思い返せばなんか明らかに怪しいのに、徹夜明けのテンションで親指を立てたのが良くなかったのだろう。なんか気付いたら魔改造されちゃってた。

 バグったサルファー・ゴーストが群れてきちゃうから、トロピカルなモンスターは逃げまくっててドロップアイテム依存のイベントがなかなか成立しないし、慌ててモンスター固有じゃなくてエリアでドロップを設定し直したら何を倒しても鉱石しかドロップしないし、なのにイベント内容は『アイテムを集めて、最高のかき氷を作っちゃおう!』だし、鉱石を合成すると出来上がるのは燃え盛るかき氷だ。ゲームって何でもありなんだ。
 本当なら港町の配膳ミニゲームでNPCの皆に料理を提供するとトリリオンが稼げるし、自分で食べてもイベントバフがつくようにしたのに、合成アイテムは装備武器になっている。スタンもつく。なんでだよ。
 しかもプレイヤーがトンチキ武器だ!と想定外に面白がったせいで、バグプロコトルから守るためにこっそり誘導しなきゃだし、たまに頑張ってバグプロコトルを倒そうとして倒しきれなくて死に戻るか〜と思ったら強敵レイドイベントと勘違いしたプレイヤーたちを想定外に巻き込みかけて必死で逃げなきゃいけなくなった。早く逃げて。
 あとドロップの鉱石で合成した燃え盛るかき氷が、何故かここに集まっているバグプロコトルへの特効装備になるのも腑に落ちない。なんでだよ。普通のプレイヤーにバグプロコトル倒せるわけねーだろ。

 俯きながら愚痴だか突っ込みだかを、小声で一気に放出する疲労困憊のドラゴンプロコトルの言葉は、もはや呪詛めいたなにかである。駆けずり回る羽目になっている可哀想な同僚に、二人のドラゴンプロコトルは同情しながら、力なく励ましの言葉をかける。

「元気だしなってぇ〜。応援呼んどいたからさぁ」
「そうですよ、大丈夫です。幸いまだ被害も出ていませんからね」
「うう…ありがとな…でもお前らも無理すんなよ…」
 二人はこの可哀想なドラゴンプロコトルの応援に駆け付けてくれたわけだが…当然のように三人揃って過労である。そろそろ限界も近いと言えよう。
 だがここで心折れる訳にはいかない。たとえデタラメなイベントを押し付けられてしまったとしても──ドラゴンプロコトルは管理者なのだから!

「俺、|みんな《プレイヤー》の為にまだ頑張るよ…でも誰か早く助けに来てー!!」


後ノ塵
 後ノ塵です。はじめまして、あるいはこんにちは。ゆるっとデタラメな夏イベントです。三章構成のシナリオとなります。
 一章はオープニング公開後からプレイングを受け付けております。

 尚、予告なくプレイングの再送信のお手間をいただくことがございます。再送信をお願いする場合、個別の連絡は行いません。ご了承下さい。

 一章はサルファーゴーストとの集団戦です。
 バグプロコトルへの危機感が薄い一般のプレイヤーたちもイベントを楽しんでいますが、可哀想なことにならないようにドラゴンプロコトルたちが頑張っています。可哀想なことにならないうちに、さくっと倒していきましょう!
 敵を倒すと様々な色の鉱石をドロップします。次章でのプレイングボーナスに繋がります。

 二章はゴースト・ファランクスとのボス戦です。プレイングボーナス:イベント特効装備を着用する。
 ドロップアイテムが充分に集まったため、イベントアイテムを合成できるようになりました。参加者全員にイベント特効装備『燃え盛るかき氷』が配られます。装備してボスを倒しましょう!
 ※特効装備を着用していないと、ボスへのダメージやバッドステータス成功率は10分の1になります。

 三章は日常です。
 イベントは大盛り上がりで無事に終了となります。疲れすぎてもうハイになった現地のドラゴンプロコトルたちと共に、イベントの締めのバーベキューを楽しみましょう!
 ドロップした食材の他にも持ち込み可能です。

 皆様のプレイングお待ちしております。奮ってご参加のほど、どうぞよろしくお願いします。
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第1章 集団戦 『サルファーゴースト』

POW   :    ゴーストスクワッド
対象の周りにレベル×1体の【小さなサルファーゴースト群 】を召喚する。[小さなサルファーゴースト群 ]は対象の思念に従い忠実に戦うが、一撃で消滅する。
SPD   :    アンラック・フラッシュ
【全身 】から、物質を透過し敵に【不幸】の状態異常を与える【冷たい輝き】を放つ。
WIZ   :    呪う亡霊
自身が触れた物体ひとつに【悪霊 】を憑依させ、物体の近接範囲に入った敵を【呪詛】で攻撃させる。

イラスト:リュイ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

夜鳥・藍(サポート)
生まれも育ちもサクラミラージュ。誰かの願いで転生した元影朧。そのため影朧には同情しがち。
それなりの良家の出で言葉遣いは丁寧。だが両親とは違う種族で生まれたのを悩み高等部(高校短大相当)卒業を機に家を出ている。現在は帝都で占い師。

もふもふ大好き。
実家ではいろいろ我慢してたのもあって、飼えなくとも一人暮らし&猟兵となったことで爆発しがち。
猟兵になっていろいろ経験し悩みを乗り越えた。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭いません。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動は絶対にしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。



 ドラゴンプロコトルたちの応援に馳せ参じたアス・ブリューゲルトと夜鳥・藍を迎えるのは、南国を思わす砂浜に散らばる人騒がせなバグプロコトル、サルファーゴーストの群れと──バグプロコトルにも、物怖じせずに飛びかかってゆく浮かれきったプレイヤーたち。
 ドラゴンプロコトルたちが駆けずり回ってなんとかフォローし続けているお陰でまだ被害はないが、群れを成すサルファーゴーストの前では、犠牲者が出るのは時間の問題だろう。

「力を貸すぞ……」
 ならば猟兵たちの役目はバグプロコトルの殲滅。アス・ブリューゲルトは冷静に状況判断を済ませると、その手にフォースセイバーを輝かせる。

「もふもふの動物さんはいないみたい、ですね…」
 一方で藍は周囲を見渡し、少しだけ肩を落とした。眩しい日差しの南国モチーフのエリアでは、藍の好きなもふもふとした動物はあまり期待できない。

「まずは敵の殲滅ですね」
 藍は残念な気持ちを少しだけ握りしめ、気持ちを切り替えると月光を放つ打刀を構える。
 二人の猟兵は目配せすると、サルファーゴーストの群れへ飛び込んだ。
 刹那、群れを貫くのは二つの青い閃光。突如現れた猟兵たちによる攻撃に、たまらずゴーストたちは体を揺らす。骨を思わす頭部から渦巻くアンラック・フラッシュは、不幸を与える冷たい輝き。直接的なダメージを与えず、不幸による自滅を狙うユーベルコードだ。

「させません──ッ!」
 だがバグプロコトルの反撃の前にも猟兵たちの瞳は揺るがない。一歩前へ飛び出した藍は素早く刀を鞘に収め、次の瞬間に解き放つのは居合による素早い一撃。目にも止まらぬ瞬きにゴーストたちの頭部が落ちれば、群れのヘイトは藍へと集まるもの。藍が背中を向けて砂浜を走り出せば、サルファーゴーストが追い掛ける。…それこそが猟兵たちの狙いだとは知らずに。

「隙を見せるとは……そこだ!」
 二丁のブルーブラスターを一つに合わせ、アスが解き放つのはコード:神殺しの聖星槍。神殺しの槍を思わせる凄まじいレーザーの輝きは、直線上に並ぶサルファーゴーストの群れを一掃していった

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ロビン・バイゼ(サポート)
「困っている人を助けたい」と強く願う少年。
時には自身を犠牲にしてでも助けようとします。

アイテム・技能・UCは状況に応じて好きなものを使わせて構いませんが、拷問具や拷問系UC・咎力封じは基本ヴァンパイア・闇の種族にしか使いません(逆に両者に対してはよく使用)

絵を描くのが好き。でも描く絵はピカソや岡本太郎のような抽象画。だいたい何描いてあるか分かりません。
基本無表情。何があっても表情変わりませんが、芸術的なもの・博物館・拷問具を見ると瞳が輝きます。
「…」や「、」多めの喋り方。
好きに使ってください。よろしくお願いします。

台詞例
「……びっくり、した」
「……すごい」
「……少しは、役に……立てた、かな」


ネッド・アロナックス(サポート)
めずらしい そざいはある?
なければ じょうほうを しいれて かえろうかな!
(※セリフはひらがな+カタカナ+空白で話します)

探し物や調べ物は楽しくて得意だよ
"くらげほうき"や"ゆきソリ"で空を飛んだり泳いだりしてヒトや物も運ぶよ

戦闘はサポートに回ることが多いかな
手強い敵は基本隠れながら隙を作って逃げる!
"クリーピングコイン"で物をひっかけて飛ばしたり
"しろくじら"の歌で余所見をさせたりね

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
よろしくおねがいします!



 猟兵たちがバグプロコトルを減らしている今も尚、ドラゴンプロコトルたちは大忙し!
 彼らのお陰で今もなおプレイヤーたちへの被害は抑えられていると言っても、そうは問屋が卸さない。なにせプレイヤーたちは浮かれきって調子にのった人間なのだから。

「……!今、聞こえた」
 人の耳には聞こえずとも、ロビン・バイゼにはプレイヤーのその声が──ドラゴンプロコトルの手の届かぬ場所で、助けを求める人の声が確かに届く。

「それなら たすけに いかなきゃ!」
 ネッド・アロナックスはロビンの手を取り大きく頷く。ロビンのテレポートですぐさま二人が出現するのは洞窟の中だ。追い詰められたプレイヤーのパーティに、無数の小さなサルファーゴースト群の攻撃が迫っていた。

「あっ あぶない!」
 予断を許さない状況に、ネッドは反射的に飛び出した。小さなサルファーゴースト群は避けきることも庇いきることも難しい数の群れ。だが困っている人を見捨てられないネッドには、そんな不利など関係ない──そしてその性格に由来するユーベルコードは、彼の身体能力を増大させる!

 パーティの前に立ちふさがったネッドの指が素早く弾くのはクリーピングコイン。空飛ぶ金貨の大群はその身を挺して小さなサルファーゴースト群の攻撃からプレイヤー守り、そしてネッドはパーティ全員を抱えてロビンの元へと舞い戻る。

「ふう おもかった」
「……すごい。後は、任せて」
 ネッドの鮮やかな救出劇にプレイヤーたちは目を回し、ロビンはネッドへ小さな拍手を贈るとサルファーゴーストへ向き直る。キョロキョロ周囲を見渡し、目標を探すその姿に突きつけるのは、身の丈ほどもある巨大な絵筆だ。

「ありがとう! おれは みんなを あんぜんなとこに つれていくね」
 頼もしいロビンにこの場は任せて、ネッドはしろくじらを呼び出すとプレイヤーたちをゆきソリに乗せて出口へ向かう。

「あ、ありがとう」
「どういたしまして! そうだ めずらしい そざいはある?」
「えっ珍しい…今はイベント中だし鉱石しかドロップしないけど…」
「こうせき!」
 雑談と共に去っていくネッドたちを背中に、ロビンはサルファーゴーストたちの様子を伺う。
 怒りに震えるその頭部から悪霊を吐き出せば、洞窟の岩が生き物のように震え出す。近接範囲への呪詛の攻撃を繰り出すけれど、それはロビンの相手ではない。群れへ勢いよく飛び込んだロビンは、若草のロザリオの加護で呪詛を払いながら、軽々と絵筆を振り回しサルファーゴーストを次々になぎ払う。
 鈍器による地形を破壊するほどの攻撃の前には、いくらバグプロコトルといえどなす術無く、サルファーゴーストの頭部は砕かれていく。

「……少しは、役に……立てた、かな」
 そうして敵を一掃したロビンの周囲には、少しばかり姿を変えた洞窟の姿が広がっていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

クローネ・マックローネ(サポート)
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪

基本は一般人の安全を優先で♪
多少の怪我は厭わず積極的に動くね♪
シリアスな場面では状況の解決を優先するよ
コメディ色が強い場合はその場のノリを楽しむ方向で動くね♪
えっち系はばっちこい★状態変化もばっちこい♪
絡みOK、NG無しだよ★

UCは集団召喚系か範囲攻撃系を優先して使うよ♪
状況に応じてMS様が好きなのを使ってね★

後はMS様におまかせするね♪


アリス・セカンドカラー(サポート)
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい♥

それはまるでチートのような、とんでもない才能であると便利な|舞台装置《デウス・エクス・マーキナー》役な|狂言回し《サポート》。

瞬間的に|主観の世界観を切り替える魔術的パラダイムシフト《高速詠唱早業先制攻撃多重詠唱拠点構築化術結界術》で妄想を魔力具現化する|混沌魔術《欲望開放》で|戦闘、諜報、輜重《多重詠唱×各種技能》とマルチに活動可能。
|大概のことは高水準でこなせるわ《高性能を駆使する、応用力》

依頼の成功を大前提に、あわよくば己の欲望を満たそうとするかも?
大食い×魔力供給×料理で|えっちなのうみそおいしいです♥《感情エネルギーをエナジードレイン》



 猟兵たちの手によってサルファーゴーストは数を減らしているものの、イベントエリアはまだまだワッチャワチャ!
 海辺のイベントへ新たに参戦するのはアリスセカンドカラーとクローネ・マックローネの二人。

「便利な|舞台装置《デウス・エクス・マーキナー》役が必要のようね」
「クローネちゃんも助けに来たよ♪え~っと、手で印をこう結んでからこう結んで…ドロン★
 おいで♪クローネちゃんの螺旋忍軍団★」
 さっそくクローネは両手の形を組み合わせ、ドロンと巨大な十字手裏剣型の円盤を呼び出した。回転する円盤の上に乗っているのは漆黒の肌の色っぽい女螺旋忍軍の幽霊だ。

「みんなの安全を優先でドンドン助けていくよ♪螺旋忍軍ちゃんたち、散開♪」
 各々の武装を握りしめ、螺旋忍軍はさっそくプレイヤーたちの元へ。迫り寄るサルファーゴーストには螺旋手裏剣と苦無で牽制を、ピンチを見て取れば全てをすり抜け駆け付けて忍者刀を盾に庇ってゆく。

「こっちもマルチに活動していくわね」
 アリスの選ぶユーベルコードは、それはまるでチートのような、とんでもない才能──ブラック・グリードの瞬きはアリスの指先に宿ってくれる。
 黒い光線によって次々にサルファーゴーストへダメージを与え、ドレインエネルギーを吸収してゆく。だがブラック・グリードの力は攻撃だけに留まらない。アリスは負傷したプレイヤーに素早くタッチすると、エネルギーを譲渡し治癒する。

「はい、タッチ♥治癒だってこなせちゃうわ」
「あ、ありがとう…」
「これなら行けるぞ!」
「無理しないようにね〜♪」
 猟兵たちのサポートがあればプレイヤーたちもバグプロコトル相手にも怖じることなく立ち回っていける。
 もちろん、その間にも猟兵たちが巧みにヘイトを稼いでいけば、|サルファーゴーストたちも猟兵たちへ目標《ターゲット》を定める。砂浜に散らばった使われないまま壊されたイベントの残骸に触れ、悪霊を吐き出し取つかせると、ひとりでに動き出す残骸は呪詛の攻撃を繰り出してくる。だがそれも強力な猟兵たちと、その手厚いサポートを受けたプレイヤーたち前では無意味だ。
 猟兵たちと、そして力強い協力を得たプレイヤーたちの即興パーティーは、あっという間にサルファーゴーストを倒していった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ミノア・ラビリンスドラゴン
これはバグリトレンディ……担当の同族には同情いたしますわ~
ネコチャンの猫魔力で公開前のギミックを台無しにされたりしますもの、気持ちは分かりますわ~

プレイヤーの皆様方とモンスターの距離が近すぎますわね
範囲攻撃では巻き込んでしまいますわ
ならばわたくし自身が前線を支えましょう!
身に纏うのは実装されたばかりのすごくけしからん水着!!
そして双龍剣を携えて、いざ出陣!!(双剣使い・ダッシュ)

襲いかかる幽霊の群れに【斬撃波】を放って【一刀両断】!
【龍の剣舞】の効果で再行動! 斬撃、蹴撃の【アクセルコンボ】で蹴散らしますわ~!!
流麗な剣の舞いにてプレイヤーの皆様方の【注目を集め】、無謀な中断させますわ~!



「これはバグリトレンディ……担当の同族には同情いたしますわ~」
 バグプロコトルの跋扈する無残な海辺のイベントエリアに、そう同情の眼差しを向けるのは──手助けに馳せ参じたミノア・ラビリンスドラゴンだ。

「ネコチャンの猫魔力で公開前のギミックを台無しにされたりしますもの、気持ちは分かりますわ~」
 担当ドラゴンプロコトルの苦労を思えば、ミノアには在りし日の記憶が蘇る…度重なるトラブルに涙をのんで迷宮開発に勤しんできた思い出をついつい重ねれば、手を差し伸べたくなるのがドラゴンプロコトルの情け。トラブルシューター役として気合も入ろうというものだ。
 気持ちを切り替えたミノアは表情をきりりと引き締めて、衣装もビーチに似合いのものへパパッと着替える。ミノアがその身に纏うのはもちろん──実装されたばかりの純白の水着…『すごくけしからん水着』だ!
 セクシーな体を贅沢に解禁したミノアは双龍剣を携えさっそく前線へいざ出陣!!

「今お助けいたしますわ〜!」
 目の前では今まさに、浮かれきったプレイヤーたちへ向かって小さなサルファーゴースト群が吐き出されたところ。敵と救護対象の距離は近すぎて、範囲攻撃では巻き込んでしまうだろう。ならばミノア自身が前線を支えるまで!
 ミノアは波打ち際をサンダルで駆け抜けて、サルファーゴーストとプレイヤーの間に割り込むと素早く双龍剣を踊らせる。ほとばしる衝撃波に波飛沫がキラリと輝き、小さなサルファーゴースト群と本体をまとめて一気に一刀両断!
 突如戦闘に飛び込んできたミノアの姿に驚くのは、もちろん敵だけではない。華麗な技でダイナミックに揺れるミノアの肢体は、布面積の少ないハイレグ水着から零れ落ちそうなほどの迫力で、どうしたって魅力的なのだから!

「皆様方〜! 無謀はいけませんわ〜!」
 プレイヤーたちの注目を集めながら、更にミノアは再行動。サルファーゴーストの群れの中へひと思いに踏み込むと、舞い踊るように二刀の斬撃を食らわせる。ヘイトを稼げばその分、サルファーゴーストの群れにあっという間に囲まれるが、まだまだミノアのターンは終わらない。敵の渦中でも臆することなく強烈な蹴撃を食らわせ、次々にアクセルコンボを決める龍の剣舞は、まさしくビーチの華。
 なにせ、すごくけしからん水着の美女ドラゴンプロコトルなのだから!ミノアの華麗な技の数々に、そのけしからん美貌にとプレイヤーたちはすっかり大盛り上がり。バグプロコトルに挑むことをなど止めて、すっかりギャラリーとなったプレイヤーたちから口笛と応援の声がイベントエリアに響き渡る。

「このままじゃんじゃん行きますわよ〜!
 流麗なりし剣の舞い! とくとご覧あれ!!」
 もちろんドラゴンプロコトルの演算能力で計算され尽くした超効率は、イベントアイテムである鉱石のドロップもガッポガッポ。色とりどりの鉱石が落ちる中を舞い踊り、ミノアは敵に反撃の隙も与えぬままにサルファーゴーストの群れをすっかり蹴散らしていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『ゴースト・ファランクス』

POW   :    スーパー怨恨合体
自身と仲間達の【敵に倒された恨みパワー】が合体する。[敵に倒された恨みパワー]の大きさは合体数×1倍となり、全員の合計レベルに応じた強化を得る。
SPD   :    ゴーストの極悪戯
【全属性無効のバグの炎】を纏ってレベル×5km/hで跳び回り、触れた物品や対象の装備を破壊、あるいは使用不能にする。
WIZ   :    ゴースト・リボーン・フル・MAX
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【召喚物も含め全て『ゴーストエネミー』】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。

イラスト:RAW

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠幻武・極です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 サルファーゴーストの群れを撃破した!
 軽快なジングルが響きわたり、ポップなテロップが流れていけば、プレイヤーはもちろんドラゴンプロコトルたちもクエストの一区切りに喜びを見せる。

「や、やったー!何とかなったー!」
 特に喜びが顕著なのは、せっかく作ったイベントをめちゃくちゃにされていた半翼のドラゴンプロコトルだ。両手を上げて喜ぶ同僚の姿に、彼の苦労を間近でみてきた二人のドラゴンプロコトルは拍手を送る。これで肩の荷を下ろせる──と思うのは、残念ながら大間違いだ!
 倒れたサルファーゴーストたちの骸からエネルギーじみたエフェクトが立ち昇り、それらは洞窟の一つへ真っ直ぐ向かってゆく。その間にも青く晴れた空には雲が陰りを見せ始め、冷たく細い風がどこからともなくひゅ〜どろろ…。

「グオオオオオ!!」
 固唾をのんでイベントの演出を見守る中で、突如凄まじい咆哮が洞窟の中からエリア一帯に響き渡る!
 イベントはまだ一区切りついただけ──ここからようやくボスのバグプロコトルがお出ましだ。
 どこか寒々とした空気に緊張が張り詰める。洞窟の入り口に不透明な白い塊がうごめいて、風船のようにぷくっと膨らむ。しばらく左右に揺れてから、ぽんっと出てきたのは──ちょび髭が可愛いゴーストファランクスだ!

 可愛いらしいボスの登場に気が抜けそうでも、これもしっかりバグプロコトル。油断などしてやられてしまえば、プレイヤーはもちろん遺伝子番号を焼却されてしまう──!
 などと警戒しているのは、猟兵と現地のドラゴンプロコトルくらいだ。プレイヤーたちは揃いも揃って呑気にゴーストファランクスを眺めてスクショタイム。
 悲しいことにドラゴンプロコトルの苦難はまだ終わらないが…猟兵たちの大活躍によって、イベントドロップアイテムである色とりどりの鉱石は、もう充分すぎるほどに集まった。イベント特効装備は──いくらでも用意できる!

「これをっ!使ってくれーっ!」
 さっそくドラゴンプロコトルが皆に投げて配るのは合成したてホヤホヤの『燃え盛るかき氷』だ!
 涼し気なガラスの器に乗った色とりどりのかき氷は、何故か揺らめく炎のエフェクトに包まれている。触っても熱くもないし冷たくもないし、何故か武器種も様々なイベント特攻装備。
 投擲武器のかき氷をゲットしたプレイヤーのひとりが、爆笑しながら先走ってかき氷を投げつければ、勢い良くかき氷を食べ始めたゴーストファランクスはアイスクリーム頭痛に襲われる!…あ、|行動不能《スタン》ってそういうこと?

 武器種によって発動効果に差はあるが、何はともあれすべてが特効装備だし、一時的な|行動不能《スタン》も与えられるともなれば、使わない理由はないだろう。突っ込みが追い付かない現状に頭が痛そうなドラゴンプロコトルから、猟兵たちも『燃え盛るかき氷』を受け取れば、いよいよめちゃくちゃなイベントも最終決戦。無理はさせられないが、この特効装備があればプレイヤーたちもこのボス戦では戦力になることもあるだろう。
 プレイヤーたちも巻き込んだレイドバトルのスタートだ!
仲佐・衣吹(サポート)
キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい!

お相手するはアタシことネイル
美術好きな女性人格よ

口調はいわゆる女言葉かしら
身のこなしが一番軽いみたいで
接近戦より距離をとってダガーで戦うのが好きよ

よく使う手は
外套を投げつけて囮や目暗ましからの一撃
ルーンソードで戦ってる途中で手放して虚を突き、袖口から隠し武器としてダガー
光属性を付けたルーンカルテを落としといて、タイミングを見て目潰しフラッシュ
こんなところかしらね

アイテムやユーベルコードはお好きに選んでくれていいわ
使えるものは全部使って、華麗に美しく戦いましょ!


熊ヶ谷・咲幸(サポート)
お騒がせ☆アイドル×力持ち、12歳の女の子です。

戦闘時など、アイドル⭐︎フロンティア以外ではコンパクトを力技で【こじ開け】て変身します。そのせいかリボンが絡まるなど不完全な変身も
がむしゃらに頑張るタイプで【怪力】による正面突破や力技がメインですが、力をコントロールできなかったり等でドジをすることもしばしば。【奇跡のドジ】でいい方向に向かうことも

ユーベルコードは指定した物や公開されている物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 いよいよ現れた想定外のイベントボスであり、バグプロコトルの親玉であるゴーストファランクス。

「あら、カワイイ幽霊じゃない。でも色々ぶち壊したボスなのよね〜。手加減なんかしないわよ」
 仲佐・衣吹の女性人格ネイルは、夏の海に現れたカワイイの幽霊姿に笑顔を浮かべるも、油断を見せることはない。なにせ可愛いのは見せかけだけ。サルファーゴーストが充分に倒されたからこそ、恨みパワーはどんどん集まりゴーストファランクスはスーパー怨恨合体!急成長してその強さも増してゆく。

「おっきいぃ…」
 熊ヶ谷・咲幸は目の前でどんどん膨らむゴーストに尻込みしそうになるが、逃げ出すわけにはいかない。イベント特攻装備があっても相手はバグプロコトル、たとえ|一般人《プレイヤー》のやる気は充分でも猟兵は先陣を切らなければ!

「まずお相手するのはアタシことネイルよ」
 ネイルはシルフィード・クロークを身に纏い、コートを投げつけた隙に死角へ回り込む。ダガーを放ち攻撃するも、やはり幽霊相手に物理攻撃は効果が薄い。ならばイベント装備の出番だ。

「とにかく使ってみるしかないわね…!」
 琥珀色の『燃え盛るかき氷』をゴーストファランクスの口へ投げ込めば、キーンと一時的な|行動不能《スタン》に陥った。その隙に他のかき氷を更に投げつけ追い打ちをかければ、ダメージも着実に稼げそうだ。
 だが敵もただでやられるばかりではない。頭を振って|頭痛《スタン》を追い払ったゴーストファランクスは全属性無効のバクの炎を纏い、そこかしこを破壊する勢いでで素早く飛び回る──だが、何故か酔っ払ったようにフラフラだ!
 狙いが定まっていないせいで予測ができず、プレイヤーたちへもちろんイベントエリアもめちゃくちゃになってしまう。
 咲幸はコンパクトをこじ開け不完全な変身をすると真っ赤な『燃え盛るかき氷』を両手に抱える。使い方もわからない武器だけど…頑張ればできるはずだ!

「あたしも行きます!…ぐえっ!」
「咲幸ちゃんー!!」
 しかし咲幸は絡まったリボンに引っ掛かって見事に転倒!勢いが余りすぎて、転がりながらあっという間に沖に流された。装備していたかき氷も見事な弧を描いて高く飛び上がりガラスの器からは氷が溢れだす。
 かき氷は青空にキラキラと輝きながら──炎と氷の矢の雨となりゴーストファランクスに襲いかかった!
 イベント効果でスタンも入り、咲幸のパッシブ『いっしょうけんめい☆がんばります!』が発動して、周囲にがんばりオーラが味方に付与される。懸命なアイドルの姿に|やる気《バフ》がみなぎれば、このプレイヤーの心は一つ。かき氷を手にゴーストへと駆け出し攻撃を繰り出してゆく!

「華麗な一撃、いくわよー!」
 惜しみないラッシュにハマってしまえばもう後はない。ネイルの放つ竜巻に乗せた黄色のかき氷の一撃が命中すれば、雷鳴が轟きゴーストファランクスを撃ち抜いた。

「うぅ、また失敗したべ…あれっ?」
 一方その頃、マスコットのクマリンとドラゴンプロコトルに助け出された咲幸の目に映るのは、総攻撃を食らって少し身を縮めたボスの姿だった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ミノア・ラビリンスドラゴン
ゴーストモンスターは夏の定番ですわね!!
しかしバグっているなら成仏していただきますわ~!!

その場で手に入れた特効アイテムを駆使するのもイベントの醍醐味!
そぉ~れ! 美味しそうなカキ氷ですわよ~!!!(注目を集める・欲望開放)
上手い具合に【おびき寄せ】られたら……かかりましたわね!! トラップカード発動!!!(罠使い)
【罠だらけの迷宮】!! カキ氷の下には落とし穴(トンネル掘り)ですわ~!!
全属性無効などというチートバグを纏っているようですが、「高所よりの落下」は攻撃力も防御力も属性も関係なし!
HPの減少というシステム上のペナルティ! 防ぐすべはありませんわよ~!!



 いよいよ現れたバグプロコトルの親玉、ゴーストファランクス。怨念パワーで一時的に膨らんでいた体は猟兵たちの攻撃によって今は身を縮めていれど、その体の上部に表示されているHPはまだまだたっぷり残っている上に──ゴーストファランクス自身もまだまだやる気充分!

「グオオオオオ!!」
 ゴーストファランクスは見た目に似合わない雄叫びをあげて、全属性無効のバグの炎を纏う。バクの炎の体に触れれば、あれこれ壊れて物や装備は使用不能となってしまうだろう。もちろん『燃え盛るかき氷』も例外ではない。

「ゴーストモンスターは夏の定番ですわね!!
 しかしバグっているなら成仏していただきますわ~!!」
 だが炎を纏うゴーストファランクスのその姿に、ミノア・ラビリンスドラゴンは全く怖じる事なく、ビシリと鋭く指先を向ける。夏のイベントボスとみれば相応しいゴーストモンスターでも、バグプロコトルともなれば話は別だ。悪霊には問答無用!

 ゴーストファランクスが狙いを定めきれない隙に、ミノアは再び砂浜を駆け出す。程よい場所に狙いを定め、サンダルの踵を砂浜へズドンと突き立てる。ラビリンスドラゴンのいるところ…即ちここがミノアの迷宮だ。

「そぉ~れ! 美味しそうなカキ氷ですわよ~!!!」
 準備が整ったところでミノアは大声でゴーストファランクスに向かって呼びかけ、純白のかき氷を高々と頭上にかかげ、気を引いてから砂浜へ設置する。その場で手に入れた特効アイテムを駆使するのもイベントの醍醐味だ!
 散々痛い目にあっていようとも、このトンチキかき氷は美味なのだろう。まんまと欲望を煽られて、ゴーストファランクスはフラフラとミノアの方へ。上手い具合におびき寄せられたら…ゴーストファランクスの命運はたったひとつ。

「かかりましたわね!! トラップカード発動!!!」
  ミノアが指をパチンと鳴らせば即座にかき氷の下に仕込んだトラップがパカンとオープン!
 全属性無効などというチートバグを纏っているのであれば、属性もステータスも全てを無視できるシステムの妙、「高所よりの落下」で対応するまでだ。
 縛鎖と呪縛はフワフワ浮かぶその体を一瞬でぐるぐる縛り付け、ゴーストファランクスは小さな両手をバタバタさせて奇跡的な滞空を見せるものの、すかさず駄目押しのかき氷を投げ付け食わせればやっぱり|頭痛《スタン》!
 ヒュルルル〜と風の音を響かせながら、ゴーストファランクスは抵抗むなしく暗い奈落へ落下する。

「HPの減少というシステム上のペナルティ! 防ぐすべはありませんわよ~!!」
 深い落とし穴に反響するミノアの言葉の通りに、地上に寂しく残ったゴーストファランクスのHPバーはそのメモリをゴッソリ削るのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

政木・朱鞠(サポート)
ふーん、やっと、ボスのお出ましか…。
もし、貴方が恨みを晴らすためでなく悦に入るために人達を手にかけているのなら、不安撒き散らした貴方の咎はキッチリと清算してから骸の海に帰って貰うよ。

SPDで戦闘
代償のリスクは有るけど『降魔化身法』を使用してちょっと強化状態で攻撃を受けて、自分の一手の足掛かりにしようかな。
ボス側の弐の太刀までの隙が生まれればラッキーだけど…それに頼らずにこちらも全力で削り切るつもりで相対する覚悟で行かないとね。
得物は拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使いつつ【傷口をえぐる】【生命力吸収】の合わせで間を置かないダメージを与えたいね。

アドリブ連帯歓迎


中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『すぐに終わってしまってはもったいないですわね』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。性格は享楽的な戦闘狂
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】を【早業】で繰り出す
ドラゴンランスを使うことがあれば、相手を【串刺し】にするか、竜に変えて【ブレス攻撃】
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します

あと、虫が苦手



 奈落の底へ落っこちてHPをゴッソリ削っても、このボスもまたバグプロコトル。穴からヨロヨロ這い出して涙目の姿を見せるも、そこに表示されているHPはもう|残り僅か《レッドゾーン》。…だから被ダメージはもうコリゴリ!
 ゴーストの極悪戯によってバグの炎を纏い、ゴーストファランクスは特攻武器に狙いを定め、片っ端からかき氷を使用不能にする魂胆だ。

「ふーん、曲がりなりにもボスってことか…」
 見た目がどうあれ罪なき者へ仇なすバグプロコトルに政木・朱鞠は不敵な笑みを見せる。

「すぐに終わってしまってはもったいないのですけれど」
 その一方で中村・裕美のもう一つの人格、シルヴァーナは退屈そうに手元で惨殺ナイフを弄ぶ。今回は戦いの享楽は得られそうにない。だがそれでも戦うのが猟兵だ。

「代償のリスクは有るけど…『ラッキー』は自分で掴まないとね」
 朱鞠は降魔化身法で強化を纏い、毒を堪えながら黄色のかき氷を|振り抜いた《・・・・・》。切っ先から雷鳴が轟きゴーストファランクスは飛び上がるも──バグの炎の前は属性攻撃が効かないのだ!丸い目を半月にして雷に臆さず凄まじい速度で飛び回る。
 シルヴァーナも気乗りしない顔で惨殺ナイフと白いかき氷を片手に応戦する。早業で刃先を射出した端から壊れるナイフに舌打ちし、次はかき氷の射撃を命中させれば瞬く|目眩まし《フラッシュ》。こうなれば頼みの綱は雷鳴だけだ。
 猟兵たちは体当たりを回避しながら、ゴーストファランクスを巧みに惑わし目的のポイントへとおびき寄せる。
 目眩ましがいよいよ切れてシルヴァーナにバグの炎の体当たりが襲いかかるが、それは優美なステップで作られた残像だ。

「おしまいですわ」
 シルヴァーナはつまらなそうに、ゴーストファランクスの口へかき氷を押し込んだ。まんまと美味しく食べてしまえば|頭痛《スタン》が襲い、行動不能となったゴーストファランクスを二人は息を合わせて押し込んだ。足元にあるのは──さっきまで落ちていた奈落の落とし穴だ。

「ばいばーい」
 朱鞠がひらひら手を振る中、ゴーストファランクスはヒュルルル〜と再び奈落の底へ。何の音もないままに、地上に残ったHPバーだけがその表示を失うのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 日常 『GOD.GAME//BBQ』

POW   :    ゲーム世界の素材をじゃんじゃん焼く!

SPD   :    ちょっと変わった調味料で味付け!

WIZ   :    アルコールやドリンク、ポーションで乾杯!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ゴーストファランクスを撃破した!
 軽快なファンファーレが響き渡り、流れるテロップが賑やかなエフェクトに彩られる。散々な想定外に振り回されたイベントクエストもこれにて目標達成だ!
 猟兵たちの活躍によってプレイヤーたちの安全が守られたお陰で、彼らの遺伝子番号が失われるような被害はない。だからこそ、ようやく掴んだ勝利に一番喜ぶのはやっぱり半翼のドラゴンプロコトルだ。

「やったー!やっと…やっと終わったよー!」
 瞳に涙を浮かべて両手を空へ投げ出すドラゴンプロコトルの姿に、同僚たちもようやくホッと胸を撫でおろした。
 一方で、結局最後まで状況を理解し切る事がなかったプレイヤーたちの方は──|復活《リポップ》しないモンスターやボスに「え?一回だけ?」などと物足りなさを感じているが、本来のイベントとはかけ離れていたので仕方がない。バグプロコトルを前になんだかんだ楽しめたのだから、細かいところは知らぬが仏。

 まだ逃げ出した本来のイベントモンスターも戻ってはこないが、無事にバグは解消されたのだ。しばらくもすれば本来の夏のイベントも恙無く行えるだろう。このエリアで催される夏の本当の楽しみはまた後日。
 そうしてボチボチ帰り支度でもしようかと、戦果を改めちらほら散開してゆくプレイヤーたち。
 さあ、このまま穏やかにお開きだ──とはいかない。何せ約一名のドラゴンプロコトルはワーカーズハイ。もはやハイテンションになってしまっているのだ!

「そんじゃ打ち上げパーティーすっるぞーっ!」
「今からぁ!?」
 いくら疲労困憊であろうとも、めちゃくちゃなトラブルが無事に解消されれば誰だって喜びが勝るもの。ドドンと取り出すのはいざという時の為にバーベキューセットの準備は万端!
 問題はバーベキューパーティーの要である食材だが──それこそ散々ドロップしたものがあるではないか!

「なんか知らんけどドロップした鉱石が食材のカテゴリだし、これでバーベキューしちゃうぜー!」
「うわ〜…」
「お腹を壊しそうですね。ゲームですけど」
「ゲームだから何食っても怖くないぜー!」
「そっか〜もうさっきの『かき氷』も食べれないかなぁ」
 もはやプレイヤーも猟兵も差し置いて、ガヤガヤ盛り上がるドラゴンプロコトルたち。バグったイベントやらバグプロコトルやらの対応に追われていたドラゴンプロコトルたちは、結局揃いも揃って疲れているので判断能力が落ちているのだとは、外野が察するばかり。なんだかんだで楽しそうな彼らにまざって、この散々な夏イベントのエンディングとするのも、きっと悪くはないだろう。
 ということで、打ち上げパーティーの参加者を募集中だ!
 尚、食材の持ち込みは可能なので、普通のものを食べたいときは何か持ち寄ると良いだろう。
百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生

正義感が強く困っている人は見過ごせない

とりあえずなにか食べられるならよほどのゲテモノでない限り喜んで食べる
やっぱり病院のご飯よりお外で食べるもののほうがおいしいよ…

イベントなどでわちゃわちゃする場合も乗って動く
ボクこういうのはじめて!すっごく楽しみだな!
(ずっと病院にいたのでお祭りとかイベントごとはあまり遊べなかった)

あとはやることに対してわーきゃー喜んだり
技能も状況に合わせて使用するかも

アドリブ絡み歓迎



「うわあ〜!ボクこういうのはじめて!」
 浜辺に広がる一風変わったバーベキューに、百地・モユルはキラキラと目を輝かせる。
 病院暮らしが長かったモユルにとって、ワイワイ楽しむイベント事は未経験の娯楽だし、ゲーム世界の素材でバーベキューともなればよりいっそうの好奇心を刺激されるもの。
 バーベキューの網の上に『具材』を並べるドラゴンプロコトルたちの背中を、モユルはソワソワと覗き込んでみる。…もちろんその光景は色鮮やかな石を焼いているようにしか見えない!

「わあっホントに食べれるの?」
「当ったり前だろー!ここはゲームの中だからな!」
 焼けたらしい石(食材)を皿に乗せたドラゴンプロコトルは、ニヤリと笑ってナイフを取り出すとナイフの刃を当てる。硬さを感じぬ滑らかさでスルリと刃が入れば、スライスされた石の断面は…何故か鮮やかな赤身肉だ!
 仕上げに表面をブレスで炙って、白っぽい石の砕いた欠片を振り掛ければ、大体ステーキみたいな何かの出来上がり!
 ドラゴンプロコトルは一切れパクッと拝借すると、すぐさま微妙な顔に表情を歪めた。

「あー…焼き加減は微妙かも…」
「えーっ!ボクも食べてみるっ」
 食欲を刺激する香ばしさに思い切って、今度はモユルも一切れパクリ。口の中に広がるのは不思議なことに確かに肉の味で、そして確かにちょっぴり焼き過ぎた焦げの味と食感。網に並ぶ『具材』の見た目とはちっとも繋がらない味に、モユルはおかしくなって笑い声をあげた。

「あはは、ホントにちょっと焼き過ぎかも!でも美味しいよ!」
「うぐっ!次はもっと上手く焼くから!」
「ボクも焼いてもいい?」
「もちろんです。どうぞ」
「やった〜!ありがとう!」
 トングを手渡されると、今度はモユルが網の上に鉱石を並べていくが、見た目ではなかなか『焼き加減』がわからない分一苦労だ。しかしうっかり黒焦げにしてしまっても問題ない、ドロップした鉱石はまだまだたっぷり余っているのだから!

「お外で食べるとなんでも美味しいってホントだね!」
「同感〜、ちょっと意味違くなるかもだけど〜」

成功 🔵​🔵​🔴​

ミノア・ラビリンスドラゴン
プレイヤーの皆様方のご無事が何よりの報酬!
それがドラゴンプロトコルというものですわ~!
それはそれとして、労いに「ミノア印の迷宮ミルク」をさしあげましょう!
【回復力】を【瞬間強化】で疲労も吹き飛びますわ~!

それにしても鉱石焼き?
鉱石を熱する石焼きなら聞いたことはありますが……?
ふ~む、【紅蓮瞳の暗黒龍】でも召喚し、食べさせてみましょうか
炎属性ですし、熱々の鉱石で暗黒爆炎弾の威力が上がったりしないかしら?
頑強な牙でガリガリゴリゴリと鉱石を噛み砕いておりますわ~!!
わたくしはこのトンチキなカキ氷を何点か、記念品としてトレジャーボックスに入れてお持ち帰りですわ~!
季節限定の燭台にすれば映えそうですし!



「プレイヤーの皆様方のご無事が何よりの報酬!
 それがドラゴンプロトコルというものですわ~!」
 どこか物足りない顔を見せていても、一人として欠けることのなかったプレイヤーたちの姿に、ミノア・ラビリンスドラゴンは高らかな声を上げる。プレイヤーを楽しませることがドラゴンプロコトルの本懐だが、それはプレイヤーの安全には変えられないもの。大事に至らなかった事を一番の幸いとしつつ──それはそれ。やっぱりプレイヤーが少しでも笑顔で帰れる事を目指すのも、ドラゴンプロコトルの役目だ!

「労いに『ミノア印の迷宮ミルク』をさしあげましょう! わたくしの迷宮の限定販売品ですわ〜!」
「なにこれウマッ!」
「疲労もあっという間に吹き飛びますわ〜! ぜひご贔屓にしてくださいまし〜!」
「ホントだ、元気出る〜。ありがと〜!」
「限定って言うのも良いですね」
「フッフッフ……! 金策にもなる……予定ですわ〜!」
「予定かぁ」
 両手に取り出した牛乳瓶をドラゴンプロコトルにもプレイヤーにも、ササッと配ればイベント疲れのアフターケアにミノアのダンジョンの宣伝にと一挙両得!
 そうしてワイワイ雑談を広げながら、そしてやっぱり気になるのは異彩を放つトンチキなバーベキューだ。

「それにしても鉱石焼き? 鉱石を熱する石焼きなら聞いたことはありますが……?
 ふ~む、【紅蓮瞳の暗黒龍】でも召喚し、食べさせてみましょうか」
 イベント装備のかき氷は『燃え盛って』いた事だし、鉱石を食べれば|暗黒爆炎弾《ダークインフェルノ》の威力上昇なんかも期待できようか。

「出でよ! 我が精強なるしもべ!! |紅蓮瞳の暗黒龍《クリムゾンアイズ・ダークネスドラゴン》!!!」
 さっそくミノアは暗黒龍を召喚するとトングを掴み、暗黒龍の口に焼けた鉱石をポイポイ! 暗黒龍は熱々の鉱石を頑強な牙でガリガリゴリゴリ!!
 鉱石の熱さなど意にも介さず、どこか楽しげにも見えるほど勢い良く噛み砕いて咀嚼して飲み込んでゆけば──不意に喉を詰まらせた。

「ガハッ」
「|紅蓮瞳の暗黒龍《クリムゾンアイズ・ダークネスドラゴン》〜!?」
 口元から黒煙がボフンと上がり、咳き込む拍子にチラッと暗黒爆炎弾が噴き出しかければうっかり大事故だ。大慌てて首を海へと向け盛大に咳き込み吐き出すのは、いつもより些か威力と勢いのありそうな暗黒爆炎弾。ヒューッと大きく弧を描き、誰もいない夕暮れの海に飛び込んで、飛沫を上げながらボンッと爆発。

「あらっ! 花火みたいですわ〜!」
 そうして波間に炎上しバチバチ弾ける爆炎は、無差別に色とりどりの焼き鉱石を食べたせいなのか──彩り豊かに、思いもよらない光のショーを見せてくれる。

「キレイ〜」
「来年は俺も花火でもしよっかな…」
「アホなことしてないで帰りましょうか」
 思わぬ形でのイベントっぽい締め括りに魅入られて、ドラゴンプロコトルたちもようやくトンチキを切り上げて帰り支度。娯楽を求めるプレイヤーたちは、きっと明日もまだ見ぬダンジョンを待っているのだから!

「このトンチキなカキ氷をお持ち帰りさせていただきますわ〜!
 季節限定の燭台にすれば映えそうですし!」
「映え…るかなぁっ!?」
 そしてミノアは最後に、配り切れずに余っていた『燃え盛るかき氷』をトレジャーボックスに詰めてお持ち帰り。イベントの記念品に良し、夏のダンジョンの内装にも良し──なのかどうかは、今後のミノアのセンス次第だろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2025年08月18日


挿絵イラスト