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ケルベロス・ウォー⑨〜メデューサを止めて見つけて

#ケルベロスディバイド #ケルベロス・ウォー #原罪蛇メデューサ

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 ケルベロスディヴァイドの世界のどこかで、彼らは話をしていた。
「禍禍禍 どうだ 私の愛し子達は強いだろう?」
「お前の不死性さえも破られかねない状況で随分と余裕だな、メデューサ」
「愉愉愉 たしかに 愛し子達に知恵を与えて愛したのは いずれ私が喰らうため
 転転転 ただし私の末裔に違いはないのだから
 明明明 私か子供達 どちらかが残れば全滅にはならない」
「成程。お前もまた確かに、種の存続を第一とするデウスエクスだったという訳か。
 いずれを『持ち帰る』べきか、実に悩ましい所だ」
「咒咒咒 さあ主よ お前にも「おそれ」を貸してやろう
 臨臨臨 ダイウルゴスを構えよ ケルベロスが来るぞ
 禍禍禍 禍禍禍 禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍!」
 メデューサの、愉快そうな声が響き渡った。

「皆様、危険な状況になってしまいましたわ……」
 憂いを帯びた眼差しで、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)は、猟兵達を出迎える。
「十二剣神『原罪蛇メデューサ』が、地球上に満ちた「おそれ」の力で人類の肉体を「メデューサ人間」に変えてしまうという荒業によって、決戦都市に残った人々を「メデューサ人間」に変えてしまうと共に、その中のどれかに本体である自分自身をも紛れ込ませたのです」
 なお、メデューサ人間とは、一般の人々の髪を蛇にした人間である。
「幸いなことに、今なら助けられます」
 力強い声色にて、リズはきっぱりと告げる。
「ですが、自我を奪われ襲い来るメデューサ人間達は、皆メデューサと同等の戦闘力を持ちますが、普通に撃破すれば勿論素体にされた人間も死んでしまいます。なんとか殺さないよう無力化しながら、メデューサの本体と融合したメデューサ人間を見つけ出して叩かなければなりません」
 そう、メデューサの本体と融合したメデューサ人間を見つけ出して、ぶっ倒すのだ。
 さすれば、変えられた人々は元に戻るという。
「皆様、どうか、メデューサ人間から、メデューサの本体を見つけ出し、人々を元に戻してくださいませ」
 そういって、リズは現地へと向かう扉を開くのであった。

 商店街に紛れ込んだメデューサは、ショーウインドゥに映った自分の姿を見て、瞳を細める。
「煌煌煌 愛し子達には少々勿体ない たまには」
 店に入り、煌びやかなアクセサリーを吟味し始めたのだった。


柚葵チハヤ
 どうも、こんにちは! 今回はメデューサ戦!
 1章のみの戦争シナリオ、引き続き、よろしくお願いしますね!!

 今回のプレイングボーナスはこちら!
 プレイングボーナス……メデューサ人間を殺さないよう無力化する/メデューサの「本体」と融合したメデューサ人間を見つけ出す。
 また、メデューサの本体がどこにいるのか、どれなのかを見つけた際にも、その方にもプレイングボーナスをつけたいと思います。
 メデューサの思い通りにさせないためにも、皆さん、頑張ってくださいね!

 それと、複数で参加する際は、お相手の名前やID、グループ名をお忘れなく。
 皆さんのメデューサ退治なプレイング、お待ちしていますね!
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第1章 ボス戦 『十二剣神『原罪蛇メデューサ』』

POW   :    蛇蛇獄魔獄狡兎殺
【全身から染み出す「超次元の蛇」】で近接攻撃し、与えたダメージに比例して対象の防御力と状態異常耐性も削減する。
SPD   :    朧朧蛇蝎奇霊夜行
自身が対象にとって未知の存在である限り、通常の行動に追加して「【広域感染型の金縛り】」「【鎮火できず永遠に追尾する鬼火】」の心霊現象を与える。
WIZ   :    歓歓禍禍大虞呪咒
【底知れぬ恐怖をもたらす笑い声】を放ちダメージを与える。命中すると【「おそれ」】を獲得し、自身が触れた対象の治癒or洗脳に使用できる。

イラスト:カス

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

香久山・ルイ
【瞬閃】2人
アクセサリーつけておめかししてるのが本体のメデューサ?
あはは、彼女も女性ってことか。愉快な生態だなぁ。害がないならUDCに持ち帰って研究させていただきたい!
いてっ。シイナちゃん、本の角で叩かないで、真面目にやるって!

僕は物理攻撃より|口八丁《言いくるめ》とかのが得意だからね。ユーベルコードで近づいて、本体に近づいたところで試験管から指を離して七不思議さんで捕食!
こう見えておしゃれにも一家言あるからね
「素敵なお召し物とアクセサリーですね。あなたには勿体ないので、そこの書生の彼女にでもお譲りいただけませんか?」なーんて

いらない?釣れないこと言わないでよ、シイナちゃん

アドリブ歓迎


嶺・シイナ
【瞬閃】
メデューサ本体は香久山に任せた
僕は露払い

香久山、研究者の性を大事にするのはいいが、今は戦争だぞ(文庫本で叩く)

数を捌くために選択ユーベルコードで蛇の竜胆の手を借りよう
僕も鮫剣で応戦
なぎ払い、闇に紛れて不意打ちからの追撃で死なない程度に蹴散らす

超次元の蛇か何か知らないけど、僕の敵ではないよ
恐れ知らずとかじゃなくて、僕自身が蛇だから

どうして受け取ると思った?

研究員が嫌いなので、香久山には塩対応

で、香久山の勘が当たっていたら、メデューサ本人に手加減なしの攻撃
居合からの毒使い、傷口をえぐり、広げて、覚悟と執念の攻撃で叩く
香久山物理攻撃、僕に投げすぎ

アドリブ歓迎



「アクセサリーつけて、おめかししてるのが、本体のメデューサ? あはは、彼女も女性ってことか。愉快な生態だなぁ。害がないならUDCに持ち帰って、研究させていただき……いてっ!!」
 そう陽気に告げる好奇心旺盛な研究家っぽい青年は、香久山・ルイ(七不思議を追う永遠のこども・f44609)。いや、彼だけではない。
「香久山、研究者の性を大事にするのはいいが、今は戦争だぞ」
 なんだか、かなり力の入った、その手にある文庫本の一番硬い所で、ごんっするのは、嶺・シイナ(怪奇人間の文豪・f44464)である。
「シイナちゃん、本の角で叩かないで、真面目にやるって!」
 例の分厚い文庫本ではなく、普通の厚さの文庫本な辺り、シイナには少し慈悲の心があるようだ。
「なら、ちゃんとやれ」
「は、はいいいっ!!」
 びしっと敬礼して、ルイはさっそく、メデューサ探しに向かう。その後をシイナが追いかける形だ。

 すんずんと街を進んでいくと、さっそくメデューサ人間達が襲い掛かってくる。
「竜胆、行って」
 シイナはさっそく、|花の名を負ひし竜成らざる蛇《リンドウヲオイシリュウナラザルヘビ》を発動させ、蛇の竜胆の手を借りつつ、シイナ自身も愛用の鮫剣で次々と薙ぎ払い、みねうちで散らしていく。
「超次元の蛇か何か知らないけど、僕の敵ではないよ。恐れ知らずとかじゃなくて、僕自身が蛇だから」
 そう告げて、本体を探すルイの邪魔にならないよう、その周りの敵を次々と散らしていくのだった。
「まあ、失敗しても七不思議さんが解き放たれるだけなんだけど……こういうスリル、たまらないよね」
 ルイもまた、|封印解除目前賭博《ノーリスク・ノーメリット》を使い、自身を認識されないようにしつつ、メデューサ本体がいそうな所を探していく。
「ん? あれはもしかして……」
 近づいてよく観察。すると……。
「禍禍禍 これはいい いやこれも……」
 えっ……メデューサさん、アクセサリー物色してる? しかも頭には既に花の形をした髪飾りもつけている。よくみたら、腕や脚にもいくつかアクセサリーを付けている様子。
「素敵なお召し物とアクセサリーですね。あなたには勿体ないので、そこの書生の彼女にでもお譲りいただけませんか?」
「どうして受け取ると思った?」
 そのルイの言葉にシイナは思わず、持っていた鮫剣の柄の部分で、ごちんとルイの頭をぶん殴った。
 その間にも、試験管から出てきた七不思議「アクジキジハンキ」が、お釣いただきますねとメデューサを齧っている。
「いたた……えっと、いらない? 釣れないこと言わないでよ、シイナちゃん」
「良いから、早く本体を……チッ!!」
 なんだかんだやっている間に、メデューサは姿を消してしまったようだ。
「お前のせいだぞ」
「いやいや、シイナちゃん、僕のアクジキジハンキちゃんがしっかり噛みついてたから!」
 二人の喧嘩は……いや、えっと……とにかく、戦いはまだ、始まったばかり!!
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

イクシア・レイブラント
自我を奪われたメデューサ人間たちも笑うけれど、本当に楽しそうなのは本体だけ。
デコイドローンを展開、ポリスタキアと協力して[情報収集、索敵]。
本体を見つけたら[推力移動、滑空]で飛翔、大型フォースブレイドを[武器巨大化]させて【融合切除】で[なぎ払い]。
このユーベルコードは対象を傷つけることなく元に戻し、その原因のみを破壊する。
この一撃をもって本体に憑依された人間をも解放してみせる。

超次元の蛇は[空中機動]でかわし、シールドビットで[盾受け]、デコイドローンを[変わり身]に使ったりして適時対応するよ。



「自我を奪われたメデューサ人間たちも笑うけれど、本当に楽しそうなのは本体だけ」
 そう呟きながら、デコイドローンを展開するのは、イクシア・レイブラント(翡翠色の機械天使・f37891)。その傍にはそのドローンを指揮する偵察用ロボット「イクシア・ポリスタキア」の姿もあるようだ。
「いったい、メデューサの本体はどこに……」
 メデューサ人間の攻撃を避けるため、建物の高い所を飛び回るように、イクシアはドローンのデータを元に、捜索を続けていく。
 と、傍にいたポリスタキアがピカピカと光って、メデューサ本体の位置を見つけたようだ。ポリスタキアから転送されたデータを確認し。
「あそこね、行くよ!」
 そのイクシアの言葉に応えるよう、ポリスタキアもイクシアの後をついていくのであった。

「対象内部に異物を検知。切除開始」
「禍禍禍 もう気づかれたか」
 決戦武装 大型フォースブレイドを手に、イクシアがメデューサ本体へと迫る。メデューサも蛇蛇獄魔獄狡兎殺で、全身から染み出す「超次元の蛇」を放ち、応戦してくる。
 イクシアの放った|融合切除《フュージョンブレイカー》は、宿主ではなく、メデューサのみを切り裂いて見せた。
「愚愚愚 だがこれで倒せたと思うな」
 もう一度、メデューサは超次元の蛇を放ち、イクシアが華麗な空中機動やシールドビットでの受け流しをしている間に、また姿をくらましたのだった。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
ここは|まるでチートのような、とんでもない才能《高性能を駆使する、応用力、リミッター解除、限界突破》でなんとかするわ。

こういう時は戦場全体を覆えるラビリンス系のUCが便利ね。時のラビリンスで時間質量を操作し|時を停止《鉄壁結界術、マヒ攻撃、気絶攻撃、身体部位封じ、封印術、救助活動》させてメデューサ人間を無力化&保護。
この中で動けるのが本体、|感応能力《第六感、心眼、読心術、千里眼(視力)、順風耳(聞き耳)》で探すわよ。見つけたら時間質量操作で融合前に巻き戻し本体のみを攻撃できる状態にするわ。
|えっちなのうみそおいしいです❤《欲望解放、料理、大食い》



「話によると、この辺にいるのよねぇ?」
 首を傾げつつ、アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202)は楽しそうに、メデューサ本体が潜んでいる商店街へと入っていく。
「猟兵だ……」
「倒せ、倒せ……」
 と、そこにメデューサ人間達が現れた!
「あら、見つかっちゃった❤ こういうときは……」
 戦場全体を覆えるラビリンス系の力が便利だろうと、アリスはさっそく、|まるでチートのような、とんでもない才能《高性能を駆使する、応用力、リミッター解除、限界突破》でなんとかしてしまおうと、アレを使う。
「私達の知覚を離れた客観的真理などない、故に、あらゆることは真実であり可能である☆」
 |虚影の混沌魔術《ケイオスマジック》を使い、虚影の化身を生み出し、そこから呼び出した力、|時のラビリンス《タイムラビリンス》で、大量のメデューサ人間達を無力化し、保護して見せる。
「……あら? 本体はいない感じ?」
 けれど、アリスの狙ったメデューサ本体は見当たらず。
「まあ、いいわ。この子達を本体倒すまでは、保護しておかないと」
 えっちなのうみそおいしいです❤と遊んだら、駄目だろうかと物欲しそうに、アリスは無力化されているメデューサ人間を眺めるのであった。
 

成功 🔵​🔵​🔴​

空桐・清導
POW
アドリブ・連携歓迎

「アクセサリーに着飾っている奴がメデューサだな。
それだけわかればやりようはあるぜ!
だがまあ、メデューサ人間達も助けてみせるぜ!」
UCを発動して黄金の光焔を纏う
それをメデューサ人間達に宿すことでメデューサとの繋がり、
おそれのみを焼き払って解放する

メデューサ人間が放つ超次元のヘビの攻撃を光焔によって焼き払う
受けたとしても[気合い]と[根性]でねじ伏せる!
そして特に着飾っている人を見つけたら駆出す
その間もメデューサ人間達の解放が忘れず行い、
気付いていない感じを装う

近づいたら光焔を集束
メデューサと直接融合した人も救うために奴のみを切る刃を作る
その一刀でメデューサのみを撃破する!



「アクセサリーに着飾っている奴がメデューサだな。それだけわかればやりようはあるぜ! だがまあ、メデューサ人間達も助けてみせるぜ!」
 さっそく、空桐・清導(ブレイザイン・f28542)は、|“無敵”のヒーロー《セイヴァーズ・フレイム》を発動させ。
「オレは誰かを助けるヒーローだ! それはキミも例外じゃない!! だから待ってな。今、解放してやる!!」
 清導は、黄金の光焔を纏い、襲って来るメデューサ人間達へと、光焔による一撃でもって、無力化していく。
「くっ……!! 流石はメデューサの力、か!」
 メデューサ人間の放つ蛇蛇獄魔獄狡兎殺を、その身に受けながらも、清導は自らの気合いと根性でもって、その痛みごとねじ伏せてみせていた。
「……ん? あれはもしや……」
 次々と迫ってくるメデューサ人間を無力化しながら、アクセサリーを輝かせるメデューサ人間を見つけた。きっとあれが本体に違いない。
 急いで周りにいたメデューサ人間を、光焔でもって無力化させると、清導は急いで、本体と思しき敵の元へと迫る。
「驚驚驚 まさか見つかるとはな」
「気づかれたが、これでも……喰らえっ!!」
 |“無敵”のヒーロー《セイヴァーズ・フレイム》の光焔を集束させ、刃に変えると。
「ぎゃああああああああ!!!」
 清導は力を込めて、メデューサ本体のみを見事、切り裂いたのである。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

ファルコ・アロー
あーもー!
クソめんどくせー事しやがって!
助けられるのはいいんですけど、似たような連中の中から探すなんてボクの得意分野じゃねーんですけど!
まぁしゃーねーです、やるだけやってやるですよ!

そうなりゃ無駄な戦いはしねーに限るです、空中高く舞い上がりながら空から奴を探すですよ。
視力と瞬間記憶でメデューサ人間共を確認したら、降下中に瞬間思考力で違和感を見つけるです!
違和感、違和感……あいつは化け物、人間のふりしててもぜってー変な所があるはずです。
例えばファッションセンスとか……てめーですか、このごてごてやろー!
まずは一発ぶつかって確かめてやるです!
もしただの悪趣味なヤツだったら……後で謝ってやるですよ!



「あーもー! クソめんどくせー事しやがって! ……助けられるのはいいんですけど、似たような連中の中から探すなんて、ボクの得意分野じゃねーんですけど! まぁしゃーねーです、やるだけやってやるですよ!」
 ぷんすこしながら、現地入りしたのは、ファルコ・アロー(ベィビィバード・f42991)だ。
「そうなりゃ、無駄な戦いはしねーに限るです」
 と、ファルコは自慢の翼で、ぎゅんと飛び上がり、メデューサ人間との戦闘を回避していく。
「違和感、違和感……あいつは化け物、人間のふりしててもぜってー変な所があるはずです。例えばファッションセンスとか……」
 上空から探していると、ファルコはいち早く、|それ《・・》を見つけた。
「……てめーですか、このごてごてやろー!」
 上品ではあるものの、かなりの数のアクセサリーで着飾っているメデューサ人間……いや、本体を見つけたのだ。
「まずは一発……ぶつかって確かめてやるです!」
「上上上 まさかと思ったが あんなところから? うぎゃっ!!」
 ファルコは、Gディフレクターダイブで、激しく体当たりを繰り返しぶつけていく。
「否否否 このままではやられる!」
 なんとかファルコの連続技から逃れたメデューサ本体は、そのまま、メデューサ人間の波に紛れて、逃げていったのである。
「そ、そんなのズルいっすよぉおおお!!!」
 残されたファルコは、思わず、大きな声で叫ぶのであった。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友

第一『疾き者』唯一忍者
一人称:私 のほほん?
武器:漆黒風

原罪蛇メデューサも、厄介なことを。
ですが…この程度で忍びを出し抜けるとは思わぬことです。
UCにより、メデューサ人間への無力化を図りましょう。疲労困憊になりますし…幸運に導かれて本体を見つけると、ね。

陰海月が見たら、『綺麗!』と言って憚らないアクセサリー類があるお店にいますかねぇ?
アクセサリー選んでる気もしますけど。
そこへ、漆黒風を投擲しましょう。
ええ、今を楽しむ邪魔をしたのは謝りますが。ここ、すでに戦場ですし、貴女は打ち倒すべき敵になってますので。

そして、貴女をよく知るが上に、未知ではありませんから。



「原罪蛇メデューサも、厄介なことを。ですが……この程度で忍びを出し抜けるとは思わぬことです」
 どうやら、今は第一の人格、『疾き者』が表に出ているようだ。馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)は、メンバーの中でも唯一、忍びである彼の力でもってメデューサを迎え撃とうと考えている様子。
 と、まずはメデューサ人間達が、朧朧蛇蝎奇霊夜行で攻撃を仕掛けてきた。
「残念ながら、できませんよ」
 対する義透は、|四悪霊・『解』《シアクリョウ・ホドキ》を発動させ、四悪霊が封じてきた呪詛を解放。近づいてくるメデューサ人間達を一気に運気、霊力、生命力を奪って不幸にさせつつ、足止めして見せる。
「おや、あんなところに」
 陰海月が見たら、『綺麗!』と言って憚らないアクセサリー類があるお店を見つけ、静かに店へと近づくと、楽しく次のアクセサリーを選んでいる本体を見つけることが出来た。さっそく、義透は漆黒風を投擲し。
「惑惑惑 また現れたか猟兵め」
 嫌そうな表情で、メデューサ本体が逃げ出していく。
「ええ、今を楽しむ邪魔をしたのは謝りますが。ここ、すでに戦場ですし、貴女は打ち倒すべき敵になってますので」
「呪呪呪 お前ら消え失せよ!」
 朧朧蛇蝎奇霊夜行で攻撃するも、義透に避けられてしまった。
「そして、貴女をよく知るが上に、未知ではありませんから」
「愕愕愕 なん、だと……!?」
 再び、|四悪霊・『解』《シアクリョウ・ホドキ》を発動させ、それをぶつける。
「ぐあああああっ!!!」
 断末魔を響かせながらも、着飾ったメデューサ本体は、また逃げていくのであった。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎

【WIZ】

メデューサさん…
以前にも
戦いましたけど
今回は
その比じゃないんですね…

『でも…一般の方々を巻き込むなんて…』

翼で飛翔
【空中機動】等で
【空中戦】も行い
立体的に立ち回り

攻撃や恐怖等
【第六感】【心眼】【残像】
【狂気耐性】【呪詛耐性】
【勇気】
【結界術】【オーラ防御】で
防御行動し

UCで
メデューサ人間さんを
傷付けずに
「おそれ」のみを斬り
無力化し

本体を探します

――と
アクセサリー店に
入ったらしき
メデューサさん本体を見つけたら…

本体と確認出来次第
【破魔】【浄化】を込め
UCで攻撃

『どうしてアクセサリー店に…?メデューサさんも…やっぱり…女性の方…』

複雑な思いになり
せめて
傷付けずに攻撃をと…



(「メデューサさん……以前にも戦いましたけど、今回は、その比じゃないんですね……」)
 その心を慰めるように、胸に手を置くのは、アリス・フェアリィハート(不思議の国の天司神姫アリス・f01939)だ。
「でも……、一般の方々を巻き込むなんて……」
 それは許されないことだ。そう思って、アリスはその白い翼で上空へと舞い上がる。と、同時にアリスを見つけて、攻撃してくる者達が現れた。
 そう、メデューサに変えられたメデューサ人間達だ。
「勇気と希望をもって……貴方の中の【虚ろの怪物】さんを斬り祓って差し上げます」
 アリスのスナークハンティング・ヴォーパルソード。外傷無く、邪心魂精神等を斬るヴォーパルソードでもって、見事な空中機動でもって、包囲攻撃を見せていく。その攻撃を受けて、次々とメデューサ人間達は倒れていく。
「……あれは!」
 そこでアリスは、アクセサリー店に入っていくメデューサ人間、いや、本体だろう、それを見つけた。
 そのまま、一気に飛翔でその店に駆け込む。
「嫌嫌嫌 また猟兵か! 失せろ!!」
 嫌そうに顔を歪めながら、メデューサ本体は、底知れぬ恐怖をもたらす笑い声を放ち、攻撃してくる。幸いにも、アリスは先ほど見せた空中機動でもって、それを躱してみせる。
「どうしてアクセサリー店に……? メデューサさんも……やっぱり……女性の方……」
 複雑な気持ちを秘めたまま、アリスはそれでも、スナークハンティング・ヴォーパルソードを当てていく。
「いやああああああっ!!」
 せめて、傷付けずに攻撃をと……アリスは祈りを込めながら。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

暗都・魎夜
【心情】
原罪蛇メデューサ、何度かやり合ったことはあるが、とうとう勝負を仕掛けてきやがったな
ここで二度と地球に来られないようにしてやるぜ

【本体の捜索】
女の姿になって、ターゲットにされづらい様に偽装しているってところか?
アクセサリをつけて着飾っている女性を狙う

【戦闘】
「決着を付けようぜ、メデューサ! イグニッション!」
「心眼」「見切り」「武器受け」で防御しながら近接戦闘を挑む
「リミッター解除」で「グラップル」のUCをぶち当てる

毎度毎度、人の精神を脅しかけてくるやり口は見過ごせるもんじゃねえ
てめえのことを誰かが怯える人が出るのも、これが最後だ

「今度はてめえが恐怖を味わう番だ、メデューサ!」



「原罪蛇メデューサ……何度かやり合ったことはあるが、とうとう勝負を仕掛けてきやがったな。ここで、二度と地球に来られないようにしてやるぜ」
 ばんとその両手拳をぶつけて、やる気を見せているのは、暗都・魎夜(全てを壊し全てを繋ぐ・f35256)だ。
「女の姿になって、ターゲットにされづらい様に偽装しているってところか?」
 未だ、メデューサの意図は分からずじまいではあるものの、恐らくそれで合っているはずだ。
 襲って来るメデューサ人間を、魎夜はつぎつぎと飛び越えながら、アクセサリをつけて着飾っている女性を探していると……。
「決着を付けようぜ、メデューサ! イグニッション!」
 たちまち装着されるのは、両手を覆う魔召機甲イグナイトバイザー・ツヴァイ。その手に|重力《グラビティ》の因子を注ぎ込みながら。
「否否否 私はただ!!」
「毎度毎度、人の精神を脅しかけてくるやり口は、見過ごせるもんじゃねえ! てめえのことを誰かが怯える人が出るのも、これが最後だ!」
 魎夜は続ける。
「今度はてめえが恐怖を味わう番だ、メデューサ!」
「いやあああああああっ!!!!」
 魎夜の放つグラビティエンドが、メデューサ本体を貫き、そして――。

 あたりに静けさが戻る。
 あれほど、攻撃的だった人々が我を取り戻し、不思議そうに辺りを見回しているようだ。
 からんという音と共に、メデューサ本体が付けていたアクセサリーが次々と落ちていく。
 もう既に、そこには本体などいないと言わんばかりに。

 こうして、猟兵達の活躍により、メデューサ本体を見つけ、撃破し、メデューサ人間へと変えられた人々を元に戻すことが出来たのである。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2025年05月20日


挿絵イラスト