3
ケルベロス・ウォー⑫〜重力下の神経衰弱

#ケルベロスディバイド #ケルベロス・ウォー #神経樹グラビティピラー #プレイング締切は5/14の20時まで

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#ケルベロスディバイド
🔒
#ケルベロス・ウォー
🔒
#神経樹グラビティピラー
#プレイング締切は5/14の20時まで


0




●諸悪の根源、神経樹グラビティピラーは語る
 ――吾こそが、地球よりグラビティ・チェインを吸い上げ全宇宙に供給する、『宇宙の神経』そのもの。
 この姿は、諸君ら生命に知覚できる限界範囲に過ぎぬ。
 本当の吾の姿は、この星はおろか、いかなる銀河、星団よりも大きい。
 『永遠回廊グラビティ・ゲート』を破った所で、吾を滅ぼす事などできはしないのだ。

 良い機会だ。醜き生命を、吾が直々に根絶してくれよう。
 吾は神経樹グラビティピラー。此の星からグラビティ・チェインを奪う、諸悪の根源である。

 そう言って、神経樹グラビティピラーはグラビティ・ダウンを発生させたのだった――。

●グリモアベース
「……諸悪の根源と名乗る敵は偶に発生しますが、グラビティピラーもその一部だったようで。ええ、ケルベロス・ウォー最初の十二剣神戦の案内となります」
 グリモア猟兵のスリー・サクセス(猟兵サポート型AIプログラム・f34842)がグリモアのバーチャルビジョンへと彼の姿を映し、超巨大な神経のような枯れ木のような、そんな十二剣神を猟兵達へと見せる。
「この説明不要なほど超巨大な存在は宇宙に蔓延っているようで、わたくしが観測出来たのもそのごく一部でした。グラビティ・ダウンという攻撃により、皆様が行動するより早く皆様の身体と精神を支配下に追いやる程の強敵です」
 つまり立ち上がれないし、神経まで追いやられるという事だ。これに勝ち目はあるのかというと、何と、ある。

「ですが、神経の末端までグラビティピラーの支配下に置かれた事で過去に戦った皆様が今まで出会った『過去の強敵』が記憶の奥底からオブリビオンとして顕現して、代わりに戦ってくれます。この『過去の強敵』はグラビティ・ダウンの影響を受けない上、皆様と意思疎通も可能なのようなので、是非皆様の過去の強敵をグラビティピラーにぶつけて下さいませ」

 無理難題とは分かっているが、ぺこりと頭を下げてグリモアでの転移を開始する、サクセスだった。


椿油
 椿油です。モノクロなのと植物関連とで、この前の戦争の翁を思い出しますね。
 戦争なので一章構成、十二剣神『神経樹グラビティピラー』とのボス戦です。
 皆様が行動をする前にグラビティ・ダウンで動けなくしてくるので、皆様は行動の代わりに過去の強敵の参照シナリオIDなどがありましたらそちらをお書き下さい。椿油が知らない敵でも頑張ります。

 プレイングボーナスは「「過去の強敵(任意)」を召喚し、操作して戦う」ことです。

 皆様のアツいプレイング、お待ちしております!!
61




第1章 ボス戦 『十二剣神『神経樹グラビティピラー』』

POW   :    受容せよ。グラビティ・チェインは吾が力でもある
【濃密なグラビティ・チェインの霧】を最大でレベルmまで伸ばして対象1体を捕縛し、【重グラビティ起因型神性不全症(寿命削減)】による汚染を与え続ける。
SPD   :    受容せよ。神経樹は宇宙を覆い尽くしている
【天空から降り注ぐ神経樹の槍】【建造物から生える神経樹の槍】【大地から生える神経樹の槍】を組み合わせた、レベル回の連続攻撃を放つ。一撃は軽いが手数が多い。
WIZ   :    受容せよ。デウスエクスこそが到達点である
視界内の任意の全対象を完全治療する。ただし対象は【神経侵食】に汚染され、レベル分間、理性無き【暴走デウスエクス】と化す。

イラスト:hina

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

久遠寺・遥翔
シナリオID:49751

お前が諸悪の根源か
どれだけ大きかろうが俺達が認識できる姿を取らないとそっちからも干渉できないなら無意味
今目の前にいるお前を焼き払っておしまいだ

こっちが動けなくなるのは知ってるさ
けどその代わりに戦ってくれる奴がいる

出てきな、禁獣『ケルベロス・フェノメノン』!
「我らが惑星には何人たりとも近づかせない」んだろう?
目の前にいるのはまさに悪となりて邪となりて今この惑星を侵す者だぜ!
刺さってる小剣でUCを増幅できたはず、一気にけりをつけるぜ

薙ぎ払えケロちゃん!
増幅したインフェルノファクター・フェノメノン!
燃え盛る地獄で降り注ぐ神経樹の槍ごと相手を焼き尽くせ!



「お前が諸悪の根源か」
 遥翔は十二剣神『神経樹グラビティピラー』を睨みつける。
「どれだけ大きかろうが俺達が認識できる姿を取らないとそっちからも干渉できないなら無意味。今目の前にいるお前を焼き払っておしまいだ」

『面白い。吾を焼き払える物ならしてみせよ』
 グラビティ・ダウンを発生させた十二剣神『神経樹グラビティピラー』。しかし事前の予知で知っていた遥翔はにやりと地に体を付けて笑う。
「(こっちが動けなくなるのは知ってるさ。けどその代わりに戦ってくれる奴がいる――出てきな、禁獣『ケルベロス・フェノメノン』!)」

 現れた禁獣『ケルベロス・フェノメノン』は神経樹グラビティピラーを見上げる。
「――我らが惑星を枯渇させよう者が居るとは」
「(「我らが惑星には何人たりとも近づかせない」んだろう? 目の前にいるのはまさに悪となりて邪となりて今この惑星を侵す者だぜ!)」
「勿論。ここで殲滅してくれる!」

「(薙ぎ払えケロちゃん!)」
 遥翔の想いに頷き、禁獣『ケルベロス・フェノメノン』が機械兵器から放った弾丸と爆風が、小剣の力をあって力を増幅させ、周囲に降り注ぎ生える神経樹の槍を燃やし尽くす。

『ほう……この惑星を護る『|現象《フェノメノン》』か』
「我らが|惑星《ほし》へ敵対する者へは容赦しない。全て打ち砕く!」
 十二剣神『神経樹グラビティピラー』と禁獣『ケルベロス・フェノメノン』は互いに睨み合うのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

空桐・清導
POW
過去の強敵:別の未来の自分
シナリオ:第二次聖杯戦争㉑〜君に何かがあった未来
scenario_id=47182

『かつて殺し尽くした貴様とまた会うとはな、グラビティピラー。
ならば、もう一度消滅するまで殺し尽くすまでだ。
手を貸す。指示をよこせ、オレ。』
何かあった未来で十二剣神を殺し尽くした英雄が
今一度この世界に舞い戻る
相容れないが、それでも尊敬する異なる自分に応と応える
今此処に、ヒーローと英雄がタッグを組んだ

グラビティ・チェインの霧を光焔を放つことで焼却し、
己の通る道を創りながら英雄は突き進む
金色のオーラを纏い、慣れたようにグラビティピラーを叩き潰していく
『言ったはずだ、貴様は殺したと。』



「かつて殺し尽くした貴様とまた会うとはな、グラビティピラー。ならば、もう一度消滅するまで殺し尽くすまでだ。手を貸す。指示をよこせ、オレ」

 グラビティ・ダウンで倒れた清導の前に現れたのは、全ての災害や敵を凌駕し続け、研鑽を続けたもう一人の自分であった。
 口ぶりから察するに恐らく、このパラレルの自分は十二剣神『神経樹グラビティピラー』さえも凌駕したのだろう。
「おう」
 相容れない存在だが、それでも尊敬するこの英雄に応える清導。

『吾を殺し尽くしただと、笑わせてくれる……』
 濃密なグラビティ・チェインの霧を放つ十二剣神『神経樹グラビティピラー』に対し、もう一人の清導は光焔を放つことで濃霧を焼却していく。
『効かない……?』
 そして清導と同じ金色のオーラを纏い、まるで手慣れたかのような手つきで十二剣神『神経樹グラビティピラー』を叩き潰していくもう一人の清導。

『ぐっ……その金色に輝く焔の力は一体……』
 十二剣神『神経樹グラビティピラー』は訝しみ怯えた。
「言ったはずだ、貴様は殺したと」
 もう一人の清導は、二度も言わせるなと言わんばかりに十二剣神『神経樹グラビティピラー』を見やったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エミリィ・ジゼル
ぐえー!うごけねー!
こうなったら奥の手だ。こい、わたくしの記憶のデウスエクス!
具体的にははじまりちゃん!

最古の猟兵である『はじまりの猟兵』ことはじまりちゃんを呼び出します。(獣人世界大戦⑳参照)

わたくしは戦闘できません
できることは横になりながらポテチを食べることぐらい
なので、わたくしのサメ子を貸し出し、これに【騎乗】して接敵してもらいます

はじまりちゃんは最弱を自称していましたが、彼女の経験からくる技能は確かなものです
神経樹の槍など【第六感】で【見切る】ぐらいは容易いでしょう
十分な距離まで近づいたらプログラムド・ジェノサイドで反撃

偉そうなこと言ってる奴が最古の猟兵に倒される
なんとも皮肉な末路です



「ぐえー! うごけねー!」
 エミリィは頭の中のジタバタさえも抑えられて窮屈な気持ちになった。
「こうなったら奥の手だ。こい、わたくしの記憶のデウスエクス! 具体的にははじまりちゃん!」
「えっ、わたしですか……!?」
 そこで呼び出されたのは最古の猟兵『はじまりの猟兵』こと、はじまりちゃんである。
「わたくしは戦闘できません。できることは横になりながらポテチを食べることぐらい」
 およよと泣く素振りを見せるエミリィにはじまりの猟兵は少し訝しみつつも。

「これに乗ればいいんですね?」
 鮫魔術産、メスのサメである【サメ子】に乗って、いざ突撃だ。

『いくら原初の猟兵と言えど、諸悪の根源たる吾に勝てるはずなど無い』
 そう十二剣神『神経樹グラビティピラー』が言いながら、天空から降り注がせる神経樹の槍を、素早い身のこなしで躱していくはじまりの猟兵。
「わ、わたしこれでも正直弱いですからね!」
『嘘を言うな……』
 接敵したはじまりの猟兵は、UC《プログラムド・ジェノサイド》で攻撃の乱舞を十二剣神『神経樹グラビティピラー』に叩き込む。
「ほら、弱いでしょう!?」
『それは弱いとは言わぬ……!!』

「偉そうなこと言ってる奴が最古の猟兵に倒される……なんとも皮肉な末路です」
 そう言いながらポテチをばりぼり食べている、エミリィであった。いや、手は動くのだったら他に出来る事は無いのだろうか――?

大成功 🔵​🔵​🔵​

キング・ノーライフ
アドリブ可
参照シナリオID16886
強敵かは知らんが一番厄介だった奴は思い浮かぶぞ。
ヒーロー・コンプレークスよ、お前の活躍の時だ。

コンプレークス、いきなりボス戦に呼び出して悪いが
かつての敵を助けてボスを吹っ飛ばす…
萌えではなく最高に燃えるシュチュエーションだろう?

お前が最高の景色を見る為にやる事は一つ。
お前が思い出せる全ての猟兵やヒーローの最高に輝く戦い方を総動員し
「 ああん♪こんなのがいいかもー♡」と思い描いて
あの敵に勝利する未来を描く事だ。

意思疎通可なら弱気なりそうな時に
勝ったら我をスマホで好きに撮影許可する事でやる気を取り戻させる。
一番怖いのは死地でやりたい事を命を投げ出してもやる奴よ。



「(強敵かは知らんが一番厄介だった奴は思い浮かぶぞ。ヒーロー・コンプレークスよ、お前の活躍の時だ)」
 グラビティ・ダウンで倒れたキングが呼び出したのは、ダストブロンクス上層に居たヒーロー・コンプレークス。
「えっなになにこのシチュエーション!? 猟兵が負けてる~~っっ!?」
「(コンプレークス、いきなりボス戦に呼び出して悪いが、かつての敵を助けてボスを吹っ飛ばす……萌えではなく最高に燃えるシュチュエーションだろう?)」
「めっちゃ燃える~~~!!!」
 はぁはぁ興奮していたヒーロー・コンプレークス。
「でも出来るかなぁ? あの敵でっかくない?」
「(なんなら、勝ったら我をスマホで好きに撮影する事を許可する)」
「よし、やったらいでかっっ!!!」

 やる気を出し、腕をグルグル回すヒーロー・コンプレークス。

「(お前が最高の景色を見る為にやる事は一つ。お前が思い出せる全ての猟兵やヒーローの最高に輝く戦い方を総動員し)」
「 ああん♪ こんなのがいいかもー♡」
 キングが意思疎通する間もなく妄想シチュエーションを具現化し始めたヒーロー・コンプレークス。
「(……と思い描いてあの敵に勝利する未来を描く事だ)」

 そして早速、萌えるシチュエーション達が十二剣神『神経樹グラビティピラー』へと突撃していった。

「いっけーーー! あんなのも、こんなのも、人外シチュも、ああ人外×神経とかアツ過ぎぃぃ~~っっ!!!」
 そして神経樹の槍を妄想シチュエーション達が跳ね飛ばしていく。
『何を言っているのか全く分からぬが、非常に厄介なのは理解した……』
 この時、猟兵側と十二剣神側で意見が一致したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

穂村・耶子
【POW】判定

またとんでもないのが現れたね
でも、僕達はこれに匹敵するような存在にも勝ったことがある

僕がイメージするのは『二つの三日月』
かつてシルバーレインの世界で、僕達がまだ銀誓館学園の能力者だった頃に戦った最後の敵

そっちが宇宙を覆うなら、こっちは宇宙を新生・創造する力を持った存在だよ
君のように不死だけど、根本的に違う
全ての生命を否定し、無数の小宇宙から無限のエネルギーを得られるんだ

君がいくら寿命を削減しようと、元から寿命なんてないから関係ない
これを滅ぼせるのは、限りある生命が紡いだ運命の力だけ

ユーベルコードは使えなくても構わない
その巨体に無限のエネルギーを乗せて、不滅の命を否定し踏みつける!



「またとんでもないのが現れたね。でも、僕達はこれに匹敵するような存在にも勝ったことがある」
 グラビティ・ダウンで倒れた耶子が呼び出したのは『二つの三日月』。かつてシルバーレイン世界が2012年7月頃に当時最後の戦争を行った時、宇宙の創造主たる存在と戦った。それが二つの三日月である。

「そっちが宇宙を覆うなら、こっちは宇宙を新生・創造する力を持った存在だよ。君のように不死だけど、根本的に違う――全ての生命を否定し、無数の小宇宙から無限のエネルギーを得られるんだ」
 言語野を侵される前に耶子は二つの三日月を送り出した。

『そのような存在……否定してみせよう』
 十二剣神『神経樹グラビティピラー』が濃密なグラビティ・チェインの霧を送り出すも、二つの三日月は臆する事なく進んでいく。
「君がいくら寿命を削減しようと、元から寿命なんてないから関係ない。これを滅ぼせるのは、限りある生命が紡いだ運命の力だけ」
『運命の力だと……面白い』

 二つの三日月は徐々に十二剣神『神経樹グラビティピラー』へと近づき、そして、その巨躯なる身体を、二つの巨躯なる身体で踏みつけていったのだった。

『ぐ……三日月如きが、吾の力をも超えるとは……』
 そう言って、十二剣神『神経樹グラビティピラー』は一先ずその姿を消滅させたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2025年05月14日


挿絵イラスト