コンサルテイション・ウィズ・インモラル・ゴッデス
キト・デュフェル(秘薬使いのフェアリー・f31699)が住居兼|工房《アトリエ》としているダンジョンの様子が、最近どうもおかしい。
ダンジョンの中には、彼がほぼ全財産をはたいて投資した様々なアイテムが散らばってしまい、これを回収するために定期的に探索していたのだが――突然難易度が急上昇し、見たこともないモンスターやトラップが出現するようになってしまったのだ。
探索に出る度にじっくりたっぷりとひどい目に合い、這々の体で逃げ帰るばかり。このままでは、回収どころではない。
「それで、私に相談しに来たって訳ね?」
「はい……なんとかならないでしょうか?」
そんな事情を説明し、上目遣いを向けるキト。視線の先にいるのは、ヒーローズアースの小神――『飼育』を司る女神クルヴィである。
とある事件を切っ掛けに、キトは一時期彼女に『飼育』されていた事があり……神の力ならばあるいは解決の糸口が見つかるのではないかと、相談しに来たのだ。
「例えば、どんなモンスターが出るのかしら」
「そうですね……」
問われれば顔を赤くしながら、自身があった災難を振り返り説明する。例えば、壁から突然女性の上半身が生えて来て、抱き締められ揉みくしゃにされるとか……。
「……って、あ、あのっ、ひゃうっ!?」
「なぁに?」
そんな説明の最中、クルヴィはキトの身体を豊かな胸の谷間に挟み込んで来た。フェアリーの小さな身体が柔らかな感触に捏ね回されて、声を上ずらせてしまう。
クルヴィはいきなりの行為にも悪びれず、にこにこと微笑んで。
「ほら、その時をちゃんと再現した方が、状況を把握しやすいでしょう?」
「そうですかねぇっ……あっ、んぁっ!?」
相談する相手を間違ったような気がするのだが、文字通りの『神頼み』以外に解決の術も思い当たらない。ならばクルヴィがそう言うなら、受け入れるしかなく。
「ちゃんと説明を続けて? ぜーんぶ言えるわよね?」
「は、はいっ……あっ、んっ……それで、逃げようとしたら、舐めらりぇぇっ!?」
いや、それ以上にかつての飼育のトラウマが、キトに逆らう事を忘れさせる。身体を舌が這い回る度に、あの時の事が記憶に蘇る。ペットは『飼い主』に逆らえないと、その事実を思い出させられる。
とはいえ流石にこうも簡単に骨抜きにされるのは、女神の権能による所も大きいだろうが。小神とはいえ、『飼育』の女神なのだ。……やっぱり相談する相手を間違っていると思うが、今のキトにはそれを考える余裕はない。
「ひゃあっ、舐めっ……りゃ、めっ……あっ……♪」
「ん……相変わらず美味し♪ ほら、説明、ちゃんと続けて?」
下半身を胸の谷間で挟まれながら、上半身を徹底的に舐めしゃぶられる。クルヴィの口の中に喘ぎを響かせ、身体が大きく痙攣する。
そんな状況で説明を求められても、口から漏れるのは喘ぎ声ばかりだ。そしてそれを咎めるように、音を立てて吸い上げられる。
「ほらぁ……んっ……♪ ちゃんと説明してくれないと、解決出来ないわ♪」
「んふぅぅっ……♪ はひっ……あ、あの時は、ひゃあっ……!?」
喘ぎや悲鳴で何度も途切れさせながら、必死に思い出して説明を続けるキト。あの時は必死に逃げようとしたのだが――反対側の壁からも同じように女性が生えて来て、挟まれてしまったのだ。
「それで、むねの、あいだっ……あひっ……もみく、しゃ、あひぃ!?」
「なるほどねぇ、つまり……」
説明を聞いたクルヴィがベルを鳴らすと、一人の美女が姿を現す。どうやらクルヴィの従者であるようだが、豊かな肢体は主に劣らず。
「ラティア、あなたもこっちに来て。この子を私と一緒に挟んであげて?」
「かしこまりました……少々お待ちを」
突然の命令に対しても動じる事なく、胸を揺らしながら歩み寄ってくるラティアと呼ばれた従者。だが先に床に散らばっているキトの荷物を、邪魔にならないように片付けようとして。
「……?」
その最中、開いている一冊の本に気づく。明らかに尋常ならざる、禍々しい魔力を放つモンスター図鑑。
「ヘブンズ・ウォール……サキュバス系……壁に擬態しており、二体一対で左右から犠牲者を挟み込み、干からびるまで弄んで……ふむ?」
「何してるのラティア、ほら早くいらっしゃい?」
だが改めて主に呼ばれると、本を閉じてキトの鞄にしまうラティア。従者に過ぎない彼女には、これが異変の原因だと教える動機はない。
「失礼します」
「ふむぉぉぉっ……♪」
あくまで主の命に従い、キトを乳房で挟み込む。女神とその従者の乳房は、サキュバス変種のそれとは比べ物にならないほどの極上の感触。
「ほら、次はどうされたの?」
「~~~~っ――!」
最近遭った全ての災難を説明し、それを再現し終えるまで、キトが神殿から帰る事は許されない。だが、口から溢れるのは甘い悲鳴ばかり。
どうやらまた、当分ここで飼われる事になりそうだ――。
成功
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