アイドル☆プロレス! リングの一番星はキミだ!
●グリモアベースにて
「……っし、だいたいこんなもんっスか。先輩がた、本日はお集まり頂き感謝っス!」
グリモアベースの一角。集まった猟兵達を見回したプロレスラーにしてグリモア猟兵、焔・雷火(正義の闘魂ファイター・f39383)は、元気よく大きな声でそう叫び、勢いよく頭を下げた。
「今回は先輩がたに、新世界『アイドル☆フロンティア』の依頼のお誘いっス。アイドルとオブリビオンがステージの上で戦うこの世界で、バシッと熱いプロレスを見せて欲しいっスよ!」
この世界の人々は、心の中に骸の海を抱えている。それが何らかのネガティブな感情によって溢れ出した時、その人間は社会に迷惑をかける奇行や凶行に奔ってしまうと言う。
その状況でも彼らはただの人間なので、倒す事はできる――が、それは、元々はごく普通の一般人だった相手をただ殺す、と言う事にしかならない。しかし、この骸の海が溢れた一般人を救う事ができる、唯一の存在がいる。
それが、|猟兵《アイドル》なのである。
「アイドルがこの凶行に走った人々を救いたいと願えば、宇宙から流れ星が落ちてきて、大量の観客が詰めかける『アイドルステージ』を作り上げるっス。そしてこのステージの上でなら、相手の心に巣食うオブリビオンを具現化させ、それを倒す事で無傷で救えるって訳っス!」
そして猟兵やアイドルは、ステージ上で魅力的なパフォーマンスを魅せる事で、観客達から応援を得る事ができる。この応援は心理的のみならず、実際にアイドルの力を増幅する事が分かっている。
この世界のオブリビオンは、非常に強大だ。それを倒すには、声援の力が必要不可欠。つまりこの世界の戦いは、いかに観客のハートを掴むかが勝敗を分けるのだ。
「で……まあ。観客のハートを掴むって言ったら、プロレスラーも同じだよな。『アイドルレスラー』だっているくらいだ、プロレスとアイドルは似たようなもんだ」
暴論でもあるような、真理でもあるような。そんな言葉とともに、雷火はレスラーとしての魂に火を付け、こちらに強く頷きかけた。
「今回のステージに上がれば、オブリビオンはステージ上にプロレスのリングを具現化させる。先輩がたにはこのリングの上で、アイドルレスラーとしてパフォーマンスをしてもらうぜ」
まず最初に襲いかかってくるのは、悪役レスラーだ。と言っても人間ではなく、オブリビオンの生み出した『悪役レスラー型モンスター』と言う所だが。
筋骨隆々で全身黒タイツを纏い、覆面で顔を隠していると言う、いかにも少女バトルアニメのモンスターのような風貌をしている。
彼らは様々なプロレス技や反則行為で、リングに上がったアイドル達を苦しめようとしてくる。
「悪役レスラー達は力も強く卑劣な奴らだが、猟兵の本気であれば倒すのは難しくない。……が、ただ倒すってんじゃあ、観客のハートは掴めない。今回の観客は、『アイドルレスラー』の活躍を見に来てるんだからな」
アイドルレスラーのあり方については、多種多様な意見があるが――今回は『ピンチからの逆転』を演出する事が、声援を受ける鍵だ。
観客は、アイドルレスラーが苦しみ、しかしその苦しみの中で逆転を掴み取る姿を期待している。ただ一方的に勝つだけでは、声援は得られない。
「もちろん、ピンチにわざとらしさがあるのは良くないぜ。本当に負けてしまうかもしれないと観客にハラハラさせておいて、声援を受けて逆転する。『観客の声援のおかげで勝てた』と思わせるのが、良いアイドルレスラーってヤツだ」
なおこの『ピンチからの逆転』と言う要素は、今回の依頼全体を通して、声援を得るための重要なファクターとなっている。
本格的なオブリビオンとの戦いが始まる前に、この悪役レスラーとの戦いで感覚を掴むのも良いだろう。
「次にアイドルの前に立ちはだかるのは、『アイアンメイデン』。ヴィクトリアンメイドの衣装に身を包んだオブリビオンだ。今回はボス戦のオブリビオンに影響を受けて、メイド服レスラーとしてアイドルの前に立ちはだかるぜ」
この試合で声援を受ける鍵は、もちろん前述のピンチからの逆転要素もあるが、加えて『完成度の高い技』も重要だ。
アイアンメイデン達は、メイドとして必要なあらゆる要素を極めている。そしてその中には当然、(今回の場合は)プロレス技も含まれる。
彼女達のもっとも得意とする技は、それ一つで観客を沸き立たせられるフェイバリットなのだ。
「だからこそ、アイアンメイデンの得意技を出させた上で、それを上回るほどの完成度の高い技で観客を魅了する。これが重要になってくるって訳だ」
なお、当然だが同じ技を出し続けるのは、それがよっぽど素晴らしい技でない限りは観客に飽きられやすい。よって、悪役レスラー戦、アイアンメイデン戦、そしてこの後のボス戦では、違った技を繰り出して勝利を狙うのが良いだろう。
『自分の技は何回出しても観客を魅了できる芸術だ!』と考えるなら、挑戦するのも良いかもしれないが。
「で、最後は今回の元凶……いや、メインイベントの相手、『オブリビオン・アイドル』だ。彼女のコンセプトは闇落ちアイドル……まあ、ヒールターンしちまったアイドルレスラー、って所だな」
彼女は可愛らしい風貌に反して反則攻撃なども辞さないヒールレスラーだが、アイドルだけあって観客の反応も熟知している。彼女のプロレスは観客を恐れさせながらも、その過激さをもっと見たい、と思わせる力を持っているのだ。
「この試合で重要となるのは、『相手と心を通わせる事』だ。彼女はただ倒すべき存在って訳じゃない。アイドルが救うべき存在なんだ」
オブリビオンになる前の彼女も、アイドルレスラーを目指して挫折した存在のようだ。その絶望がこのステージを生み出し、
「一方的に倒すんじゃあダメだ。相手のプロレスを真っ向から受け止め、こちらのプロレスで真っ向から返す。『プロレスって良いな』と相手に思わせる事が、観客の支持を得るのみならず、彼女を救う事にも繋がるだろう」
オブリビオンを倒せば彼女は元の人間に戻るが、心を通わせた上で倒す事ができれば、彼女は元に戻った後も前向きに生きていけるようになる。そうすれば、もうオブリビオンとなる事はなくなるだろう。
「まあ、いろいろ言ったが、一番大事なのは、さっきも言った通りの事。『観客のハートを掴む』事が一番大事だぜ。そのためには独りよがりにならず、観客と、そして対戦相手とも心を通じ合わせるのが大事って事だ」
全ての説明を終えた雷火は、そう言って笑みを浮かべ、グッと拳を突き出した。
「ま、先輩がたなら難しい話じゃないって、信じてるけどな。世界を、沸かせてやろうぜ!」
一二三四五六
アイドルと言えばアイドルレスラー。
ごきげんよう。かなり偏った発想だと言う自覚はある。一二三四五六です。
という訳で新世界『アイドル☆フロンティア』でわざわざプロレスをしようと言う依頼です。まあ実際、観客が大事なのはアイドルもプロレスも同じなのです。
第一章は悪役レスラー、第二章はメイドレスラー、第三章はヒールアイドルレスラーとの闘いになりますが、一貫して大事なのは『相手の魅せ場も作る事が自分の人気につながる』と言う事です。
『自分』ではなく『2人』(あるいはそれ以上)で魅せてこそレスラー。そんな気持ちでいきましょう。
なお、相手はプロレスで闘い、そのユーベルコードもプロレスらしくアレンジされています。
例えばオブリビオン・アイドルの『ブラッククロス・リベレイター』は黒き十字の閃光で骸の海を流出させるユーベルコードですが、今回の場合は、『自分が十字のポーズを取ってボディプレスを喰らわせると、その完成度に魅了された観客が骸の海の影響を受ける』みたいな事になります。
なお、こちらは必ずしもプロレスで闘わずとも構いませんが、プロレスで闘った方が支持は得やすいでしょう。
それ以外で闘う場合は、プロレスを見に来ている観客に『プロレスじゃないけど、なんか良いもんみた』と思わせる必要があります。
それでは皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています。
第1章 冒険
『魅せて闘え! アイドルプロレス!』
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POW : 激しい攻撃でピンチになりつつ、熱い闘志で大逆転!
SPD : 相手の技で苦しめられつつ、魅せるテクニックで大逆転!
WIZ : 卑劣な罠に嵌められながらも、クールな作戦で大逆転!
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
アニカ・エドフェルト
なるほど、アイドルレスラーなら、ちゃんとアイドル、ですね。
それじゃあ、入場から、アイドルレスラーっぽく、やっていきましょう。
観客席に向かって、手を振ったり、|観客《サイリウム》とタッチしてみたり、要所で、ターンして、スカートを揺らしてみたり。
最後は、リングインして、観客席に向かって、決めポーズ☆(ピースサインをしながら)
…してたら、後ろから不意打ちされて、リング外へ…
くぅ、油断、しました…きゃあっ!?
(鉄柱や柵、硬い床への投げ技の餌食に)
それでも、途中なんとか攻撃をかわして、その隙に、リングの中に戻って。
相手が、戻ってくるのを、待ってからの、《転投天使》で、リングに、沈めて、あげますねっ
|猟兵《アイドル》の願いに応え、宇宙より降り注ぐ流れ星。
生み出されるはステージ、満場の観客詰めかけるその中心には、スポットライトに照らされたプロレスのリングが鎮座する。
『ヒャーッヒャッヒャー!』
そのリングの上を占拠するのは、いかにもと言った風貌の悪役レスラー軍団。我が物顔で振る舞う彼らに、客席からはブーイングや悲鳴が飛び交う。
観客達が求めるのは、|主役《アイドル》の登場だ。そしてその求めに応えるように、愛らしい入場曲が鳴り響いた。
「アイドルレスラーなら、ちゃんとアイドル、ですね。やっていきましょう」
その曲に乗って最初に入場してくるのは、アニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)。アイドルたるもの入場から拘らなければと、花道を歩きながらも観客席に向かってアピールする。
手を振って笑顔を向け、観客のサイリウムとタッチして。そこから客席全体に、小さなアイドルへの声援が伝播していくかのようだ。
スカートを揺らすようにターンしてアピールする度に、わっと観客が沸き立っていく。すっかり会場の声援を味方につけた彼女は、リングに上がれば、ビシッと決めポーズを披露して――。
『ドリャアッ!』
「きゃあっ!?」
だが、そんなアピールに気を割きすぎたのが災いしてか、まんまと悪役レスラーからの奇襲を受けてしまう。背中から蹴り飛ばされてうつ伏せに倒れた所を、髪を引っ張られて場外へと投げ落とされてしまった。
「くぅ、油断、しました……ああっ!?」
さらに追ってきた悪役に髪を捕まれ、鉄柱に頭部を叩きつけられる。衝撃にふらついていると、今度は持ち上げられ、鉄柵に背を打ち付けさせられた。
『ヒャハハー!』
「く、ぅっ……」
悪役の無法に痛めつけられ、ぐったりとして呻くアニカ。必死に立ち上がるものの、周囲が見えていない。
そこへ再び悪役が迫り、彼女を後ろから捉えようと――。
『後ろー!』
「っ……! こっち、です……!」
そんなアニカに届くのは、客席からの悲鳴のような声。それに自身の窮地を察すると、ひらりと悪役の腕から逃れてリングに戻る。
当然悪役も追ってきて、今度は正面から掴みかかってくるが。
「負け、ませんっ!」
『グォォー!?』
声援に背中を押された彼女は、再びその腕を掻い潜り、懐に潜り込んだ。相手の腕を取るとそのまま、自身よりはるかに大きな悪役レスラーをリングに叩きつける!
『1……2……3!!』
そうして観客の声が重なり合い、高らかにゴングが鳴り響く。アイドルレスラーのお手本のような試合運びで、まずは|猟兵《アイドル》が一勝を上げた。
大成功
🔵🔵🔵
茂多・静穂
ふふ、まさかまたこうしてプロレスができるとは
懐かしいですね
ケツァールマスク一派関連の依頼でプロレスやったら
この受けて返すプロレスにすっかり嵌まって卒業後はプロレスラーやってて…
しかしこの世界ではこれがデビューリング
初心に帰っていきましょう
レザーベルトを全身に締めて顔にもX字にベルトを巻いたスタイルで登場
私は拘束レスラー・マスクドM!
11年の時を経ての再びの新人戦、全員リングに沈んで貰います!
敵の攻撃を受けて倒れるが受け身と防御力上昇で耐え
いい一撃です!しかし私も負けない、この痛みと思いの応酬、ここで終わらせるなど勿体ない!
どんどん攻撃を受けても立ち上がり反撃のクロスチョップやラリアットで応戦!
「ふふ、まさかまたこうしてプロレスができるとは」
かつて、武蔵坂学園の灼滅者としてケツァールマスク一派とプロレスでぶつかりあった事を思い出し、懐かしく笑みを浮かべる茂多・静穂(千荊万棘・f43967)。
受けて返すと言うプロレスの流儀にすっかり嵌り、サイキックハーツ世界ではプロレスラーとして巡業していたが、こうして『世界のためにプロレスをする』のは久しぶりだ。
「この世界ではこれがデビューリング。初心に帰っていきましょう!」
そう言って入場口に躍り出た彼女の姿に、観客がざわりとどよめく。……何しろまあ、レザーベルトで全身をギチギチに締め上げ、顔にもX字のベルトを巻き付けているのだ。
アイドルレスラーを見に来た観客には、どう考えても刺激が強すぎる。
「私は拘束レスラー・マスクドM! 11年の時を経ての再びの新人戦、全員リングに沈んで貰います!」
だが静穂、いやMは全く意に解する事なく、堂々とリングに上がる。高らかに悪役レスラー達を挑発すれば、いきり立って襲いかかって来て。
『ウリャアーッ!』
「んぐぅぅっ……いい一撃ですっ!」
その豪快なキックを、ノーガードでお腹に受け止める。強烈な圧迫感と吐き気を腹部に覚えながら、Mの口元に浮かぶのは恍惚の笑み。
ベアハッグで締め上げられようが、乱暴にマットに串刺しにされようが、彼女が動じる事はない。
「この痛みと思いの応酬、ここで終わらせるなど勿体ない!」
『ウガアアッ!』
倒れる度に立ち上がり、幾度となく立ち上がり、鋭いクロスチョップやハイキックで応戦していく。
そのまま激しい打ち合いの末、最後はラリアットで相手をリングにねじ伏せた。
「ふぅ、やはりプロレスは良いですね……」
恍惚の表情で、吐息を漏らすM。なんだかんだプロレスとしては流石に見事なもので、観客もやや困惑しつつ拍手と声援を送る。
大成功
🔵🔵🔵
サエ・キルフィバオム
アドリブ歓迎!
アイドルプロレスねー
衣装ってアイドル寄りにした方がいいのかプロレス寄りにした方がいいのか分からないなぁ
なーんて、ちょっとアイドルっぽい意匠やフリルが付いたぴっちりスーツを【ミラード・クローゼット】で用意してリングに上がるよ
さぁーって、リング上で相手とにらみ合って組みあおうとした瞬間、まさかの2人目が乱入!
2人相手だと流石のあたしも防戦一方だし、すっごくピンチに陥るよ
遂には抱えあげられて身動き取れなくなって嬲られるだけに……
なーんてのはここまで!
【因果速報】でパワー逆転して2人を跳ね飛ばした後に【狐の罠糸】の見えない糸でホールド!
大逆転のフィニッシュホールドを食らわせよう!
「アイドルプロレスねー。こんな感じかな?」
ユーベルコードでフリルやリボンのついたアイドル衣装に着替えて、リングに上がるサエ・キルフィバオム(突撃!社会の裏事情特派員・f01091)。
まあ、ぴっちりと肌に張り付いたスーツのセクシーさはフリル程度では隠しきれていないが、それもまたアイドルの形ではある。
「さぁーって、それじゃあいくよ――ごっ!?」
『ウラァ!!』
だが、悪役レスラーと対峙していた彼女の背後から、2人目の悪役がパイプ椅子を振り下ろして来た。思わぬ衝撃につんのめった所を、羽交い締めにされてしまう。
「ちょっ、それはずるっ……うぐっ、ぇっ!?」
ノーガードの所に突き刺さる、正面の悪役のチョップやキック。2人がかりの容赦のないリンチに、客席からは悲鳴も上がる。
解放されてもぐったりと崩れ落ち、髪を掴んで引っ張り起こされて。
「んん~~~っ!!」
2人がかりでのマッスルバスターに、あられもない姿を晒させられる。顔を真っ赤に染めながら必死に耐えるが、流石にもはや限界か。
客席は、そんなサエに必死の声援を送り――。
「ピンチは……ここまでっ!」
『ウガッ!?』
その声援に応えて、全力で拘束を跳ね除けた。そのまま背後に着地すると、相手の腰を抱え込む。声援によるパワーアップ、相手の侮りを強化に変えるユーベルコード、そしてこっそり張り巡らせた、客席には見えない罠の糸。
「これで……逆転だよ!!」
『ガアアアッ……!』
それらの力を借りれば、2人まとめてバックドロップで投げきる事も不可能ではない。そのままブリッジを維持してホールドすれば、観客も3カウントを唱和して。
勝利のゴングが鳴り響くと、その歓声に笑顔で応えていく。
大成功
🔵🔵🔵
オリヴィア・ローゼンタール
プロレスラーとアイドル……
う、う~ん、まぁ、|ステージ《リング》の上で観客を沸かせるという大きなカテゴリなら……?
ともかくいつもの体操服でリングイン
【気合い】を入れていきましょう!
凶器攻撃や急所攻撃の反則行為を警戒しつつ、【怪力】のラリアットやドロップキックの打撃戦
互いに避けることはなく、真っ向から打ち合う
ボディスラム……をかけようとして抱え上げたら、ブルマを掴まれる
マスクやコスチュームを掴むのも反則ですよ!?
ピンチですけど観客の皆さんもどっちを応援しているんですか!?
このまま投げると脱がされる……
体勢を変えて脚を閉じ、逆さ状態の相手の首を太ももで絞める
【獣絞縛鎖】! 失神するまで絞め上げる!
「プロレスラーとアイドル……う、う~ん、まあ、大きなカテゴリなら?」
いまいち納得がいかないと首を捻りつつも、アスリートアースと同じくいつもの体操服でリングに上がるオリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)。
まぁ、観客を沸かせると言う意味ならと、疑問は呑み込んで相手と対峙する。
「とにかく、いきますよっ!」
『ウガアッ!!』
悪役レスラーの巨体にも怯む事のない、真っ向からの激しい打ち合い。チョップをぶつけ合い、ドロップキックで蹴り飛ばし蹴り飛ばされ、ラリアットで正面から激突する。
「ここまでは順調ですが……ピンチからの逆転、でしたか」
そして相手の巨体を持ち上げようと力を篭めつつも、アイドルレスラーに求められるギミックをどう消化するかと思案する。
……その悩みのせいで、わずかに相手への警戒が疎かになってしまい。
『オリャアッ!』
「って、ちょっ、待っ……反則っ! それも反則ですよっ!?」
その隙に相手にブルマを捕まれ、思いっきり引っ張られる。大きなお尻に喰い込み、隙間から下着も見えそうで、顔を赤くして狼狽するオリヴィア。
「た、確かにこれもっ、ピンチですが……皆さんもどっちを応援してるんですか!?」
そんな姿に、観客(主に成人男性)から声援が送られ――はするのだが、そこに邪なものを感じて抗議する。その抗議、と言うよりは女性観客のジト目を受け、取り繕うように彼らもオリヴィアに声援を送り直すが。
まあハプニングもアイドルレスラーの華と言うのは、一応間違っていない。
「くっ……もうっ!?」
中断していたリフトアップを完遂してパワースラムで相手を捻じ伏せ、無事逆転勝利するオリヴィア。だが、客席からは次もそういう事を期待されているような気がして顔を赤くし、ブルマの喰い込みを直していく。
大成功
🔵🔵🔵
佐々木・シロミ
【アドリブOK】
プロレス、いいですよね~。
でも手加減となるとちょっと大変です。
追い込まれて戦う…うーん、相手の攻撃をあえて受けて
その後に一転攻勢を繰り出すというのが良いでしょうか?
大丈夫ですよ、ちゃんと手加減して攻撃しますからね。
…こういうのは事前に打ち合わせをしておいたほうが良いですかね?
「プロレス、いいですよね~。……でも、自分でやるとなると、うーん」
おっとりとした様子でリングに上がり、悩ましげに首を傾げる佐々木・シロミ(ダークネス「アンブレイカブル」の女房・f43934)。
ひたすら強さを求めるダークネス・アンブレイカブルであり、|六六六人衆《さつじんき》を夫に持つ彼女にとって、人を魅せる戦闘と言うのは難しい。
派手に殺す――もとい勝つだけならやりようはあるが、ピンチに追い込まれるとなるとなかなかハードルが高い。
「どうしましょうか……事前に打ち合わせをしておいたほうが良いですかね?」
悪役レスラーを前にしてもマイペースを保ったまま、ふんわりとした様子で問いかけるシロミ。
だが今回の相手は悪役レスラーであると同時に、オブリビオンの生み出したモンスターでもある。当然、ブックなど応じてくれる訳もない。
『ウガァァァッ!!』
「きゃあっ!」
その筋骨隆々とした肉体から繰り出される容赦のないパンチが突き刺されば、流石のシロミも大きくよろめいた。そこから続く殴る蹴るの容赦のない暴行に、客席からも悲鳴が上がる。
『ガアアッ!!』
「ぐ、ふっ……!」
そのままお腹を蹴り飛ばされると、コーナーまで吹き飛んで背中を打ちつける。トップロープに腕を引っ掛けなんとか耐えるも、ぐったりと俯いて絶体絶命。
観客の悲鳴と声援がさらに高まる中で、悪役が歩み寄ってきて――。
「ご協力感謝しますね~?」
『グガッ!?』
その腹に逆に、思い切り蹴りを叩き込み返すシロミ。そうして折れ曲がった巨体の後頭部めがけて、強烈な踵落としで捻じ伏せた。
「大丈夫ですよ、手加減はしましたから♪」
一応モンスターなのでやりすぎてしまっても問題はないのだが、彼女の本気は観客に刺激が強すぎるだろう。
おっとりとした微笑みとは裏腹に、相手の後頭部をしっかりと踏みつけ勝ち名乗りを上げていく。
大成功
🔵🔵🔵
槇島・アンナ
アドリブ歓迎。無闇な顔面攻撃以外なら折ったり曲げたりしても可。
青白のハイレグレオタード系コスチュームで、斧を担いで無駄に堂々とリングインしてくる(斧は振り回して挑発パフォーマンスに使った後リング外に放置する)。
へっ、真っ当なプロレスってんならなんぼでもやったらあ!
(無駄な【挑発】も織り交ぜながら、勢いよくエルボーで殴り込んでいく。スタンスが【負けん気】に全振りしている為か、本人の性格か、全体的にドロップキックやエルボーなど大ぶりな技を出しがちであり、そこへ技を差し込まれて腹パンされたり、ショルダースルーされたり追加でエルボーされたりする。悶絶する間にストンピングのおまけを貰って胃液を吐かされたりもする。が、負けん気と根性、そして無闇な回復力とリジェネレート能力で打撃は勿論、逆エビやらアルゼンチン・バックブリーカーやら食らっても暫くすると元気に起き上がってくる始末。サバ折りにも頭突き等で徹底抗戦してくる。尚、一応全体的な傾向としては、肘膝など身体の硬い部分を使って殴りつけてくるタイプ)
「よっしゃあ、いくぜぇっ!」
青白のハイレグレオタードをリングコスチュームに、花道から入場してくる槇島・アンナ(砲煙弾雨の破壊魔術士・f42325)。斧を振り回す物騒な入場アピールだが、小柄童顔なその容姿もあって、どこか可愛らしい。
「へっ、真っ当なプロレスってんならなんぼでもやったらあ!」
リングに上がればその斧は置くが、悪役レスラーに対して派手な挑発を向ける。そして相手がこちらを向けば、目の前に来るくらいに高い胸板めがけてエルボーを叩きつけた。
「オラオラっ、どうだ……ごぼぉっ!」
『ウガァッ!』
もっともその打撃はほとんど相手を揺らがせられず、お返しにその膝蹴りが腹に叩き込まれる。唾液を吐き出して悶絶し、折り曲げた身体の上にさらに降り注ぐエルボーの嵐。
「ぐっ、がっ……この……ぐぇっ!」
『フンッ!!』
ひとたまりもなく這い蹲らされてしまえば、その上にドスンと巨体が跨って来た。ただ体重をかけられるだけでも辛い体格差だが、もちろんそれだけでは済まされない。
『ウォォッッ!!』
「ぐええええっ!」
そのまま逆エビ固めでミシミシと腰が反り返らされれば、悲鳴、と言うか絞り出されるような呻きがリングに響く。
身体がCの字を描かされるような、あまりにもエグい極め方。それでも懸命にマットに腕を立てて引き剥がそうともがけば、相手は技を解き、こちらの髪を掴んで来た。
『オォォッ……オォッ!?』
「まだまだだぜっ!」
だがその勢いで立ち上がると、身体がへし折れるかと言うほど曲げられたとは思えない元気いっぱいのドロップキックを相手の胸板に突き刺していくアンナ。
そのままマットに落ちるとすぐに跳ね起き、今度は飛び膝蹴りでぶつかっていき。
「こっからは私の番……ぉぉぉっ!?」
だが今度のそれは受け止められてしまい、後ろに投げ落とされてしまう。攻撃の勢いがあるのは良いが、その分技がいちいち大ぶりで、反撃を差し込まれる隙が多いのが彼女の欠点だ。
「く、くそっ、まだ……ぐぶぅっ!?」
呻きつつ起き上がろうとした所へ、強烈なストンピングに腹を踏み躙られる。苦悶する身体を抱き締められてのベアハッグを喰らえば、ミシミシと軋んでいく背骨。
細い身体がへし折られんばかりに締め付けられて。
「こな、くそっ!」
『グァッ!?』
そして今度は、相手の鼻っ面に頭突きを喰らわせる。さらに外れた所をもう一発、全身から腹に突っ込む頭突き。考え無しの特攻はピンチには陥るが、負けん気の強さと回復力の高さで相手の攻撃にも決して屈しない。
言動が少々荒っぽくはあるものの、可愛い容姿と相まって案外アイドルレスラーの適正は高いようだ。
『グォォッ!』
「ぐぉぉっっ……負けるかああ……!」
ただ、体格差の攻めきれなさは欠点で、またも捕まってアルゼンチン・バックブリーカーに極められてしまう。
度重なる腰責めの激痛は、流石に涙が滲むほど。身体が曲がらない方向に真っ二つになるかと言う程まで絞め上げられ、背骨の悲鳴が客席にまで届きそうだ。
だが、それでも諦める事はなく、激しく暴れていく。
『グガアッ!?』
「っ……はぁ、はぁ、どうだぁっ!」
相手の頭に何度も肘を叩きつけると、ついには技を緩める事に成功し、その隙に背後に着地する。着地の衝撃だけで硬直しかける身体を必死に動かすと、そのままコーナーまで駆け寄り、駆け昇って。
「こいつで、決めてやるっ!」
『ぐぉぉっっ!?』
最上段から跳躍しての、全体重を乗せたジャンピングニー。硬い膝を相手の頭部に叩きつけ、リングへと捻じ伏せた。
「はぁ、はぁ、ど、どうだぁっ!」
相手を踏みつけてフォールしながら、人差し指を高く掲げて観客にアピールしていくアンナ。
歓声を受ける身体は汗だくで、第1試合から大分ハードではあったが、声援を糧にする事で次戦への気力を補充していく。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『アイアンメイデン』
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POW : それが私のメイド道!
【全てのメイドの頂点に立ちたい】という願いを【ライブステージやその配信を見ている観客】に呼びかけ、「賛同人数÷願いの荒唐無稽さ」の度合いに応じた範囲で実現する。
SPD : メイドは一日にして成らず
1日8時間以上【ライブステージやファンサービス】を行うと、次の日の[ライブステージやファンサービス]の成功率・効率・芸術性が3倍になる。
WIZ : メイド冥利に尽きる
【自身のコラボ商品(主に飲食物)】を給仕している間、戦場にいる自身のコラボ商品(主に飲食物)を楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にする。
イラスト:川上らいと
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
悪役レスラー達に無事勝利し、観客の声援も勝ち取った猟兵達。客席の盛り上がりが高まる中、新たなレスラー達がリングに降り立ってくる。
「あなた方を、我々の相手として資格があると認めましょう」
アイアンメイデン――ヴィクトリアンメイドのステージ衣装を纏ったオブリビオンである彼女達は、今回のボスオブリビオンの影響を受け、メイドレスラーとしてリングに上がる。
その所作にはいちいち隙がなく、洗練された動き。それでいてしっかりと、レスラーとしても鍛えられている。
そして彼女達の最大の武器は、『完璧なフェイバリット』。それだけで会場を沸かせる完成度の高い技を、一人ひとりが備えている。
「ですが、リングの主役は我々です。私達の技で、沈めてあげましょうっ!」
普通の戦いなら、その技を封じるのが常套手段だろう。だがこれはプロレス。あえてその技を受けてこその、プロレスラーだ。
そしてもちろん、そこから勝ってこそのプロレスラー。より完成度の高い技を、メイド達に、観客に、見せつけてやるのだ!
佐々木・シロミ
【アドリブOK】
いえいえ、私といえば力ばっかりで…
みっつん…じゃなくてミツオさん(夫、六六六人衆)からもっと技を教わっとけばよかったわ…
まぁ技を食らうのはアンブレイカブルの特技の一つですから
ここはどーんと!
(敵の気の流れを読みながら相手の攻撃を受ける。忠大ダメージにならないように受け流していく)
はー、ダークネスに匹敵するパワー…素敵だわ!
じゃあ私はそろそろ…
(追撃のフェイバリットを返し技で受け止めて)
私も必殺の一撃ですよー!
(漆黒のオーラを纏ったパワーボムと、寸勁の合せ技!)
暗黒気力召雷波!という名前ですよー。
「みっつん……じゃなくてミツオさんからもっと技を教わっとけばよかったわ……」
最愛の夫を思い出しながら、困り顔で頬に手を当てる佐々木・シロミ(ダークネス「アンブレイカブル」の女房・f43934)。……六六六人衆から技を教わるのは、アイドルレスラーとしてはちょっと問題がある気もするが。
「私といえば力ばっかりなのよねぇ……」
「それなら、私がお相手させていただきます」
そんな呟きに反応してリングに上がるのは、メイデンの中でも特に体格の良い少女だ。相手の真っ直ぐな闘志をその身に受ければ、にこりと微笑み、腕を広げて。
「わかりました、技を受けるのもアンブレイカブルの特技の一つ。ここはどーんと!」
「ではお望み通りに……いきますよっ!」
メイデンの繰り出す技は、その体格の通りに力強い。逆水平チョップやラリアットに豊かな胸を押し潰されれば、息が詰まる。
だがそうして攻め込まれながらも、相手の気の流れを読む事で、その衝撃を巧みに受け流し続けていく。シロミの口元には、笑みすら浮かび。
「はー、ダークネスに匹敵するパワー……素敵だわ!」
「っ、これで、決めますっ!」
メイデンの側もそんな余裕を感じ取ったのか、キッとシロミを睨んで組み付いてくる。そのまま腰を抱え込まれると、逆さに持ち上げられて……パイルドライバーで、脳天から叩きつけられて。
「んぐぅっ……」
「さあ、どうですか、これで……っ!?」
そのままフォールに入られるが、それをカウント2で跳ね返すシロミ。驚く相手が立ち上がろうとする所を、こちらも身体を起こして組み付いて。
「私も必殺の一撃ですよー!」
「しまっ……きゃあああっ!?」
漆黒のオーラをその身に纏い、寸勁の技術も応用した必殺のパワーボムが、相手をリングにねじ伏せた。
カウントは……3。逆転勝利に観客が沸き立つ。
「暗黒気力召雷波! という名前ですよー」
その歓声に、笑顔で応えていくシロミ。技名は、あんまりアイドルっぽくないが。
大成功
🔵🔵🔵
アニカ・エドフェルト
まだ、大将さんが、控えてますから、なんとかいろいろ、温存できると、いいのですが…
互いに、攻撃を、出し合いながらも、1回戦のダメージが、まだ抜けていないのか、ちょっとずつ、追い込まれて行きます。
そこに、相手からの強烈な技を喰らい、苦悶の表情を浮かべながら、フォールされますが、なんとか、カウントは2.9。
引き起こされた、ところで、背後を取って、ジャーマンスープレックスで、反撃ですっ。
…が、これは返され。
くっ、これは、取っておきたかったですが、仕方ない、ですね。
《撃地天使》、これで、今度こそ、沈んで、ください…っ
なんとか、勝てましたが…出し切って、しまったかも、しれません。これは、ピンチ、ですね…。
「なんとかいろいろ、温存できると、いいのですが……」
「舐められたものですねっ!」
大将戦の事を考慮に入れながら、試合を進めようとするアニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)。
だがそんな態度が相手の癇に障ったか、メイデンの攻撃は苛烈で、じわじわと押し込まれてしまう。
「ほらっ……どうですかっ!!」
「ぐっ……あぐぅっ……!!」
相手のエルボーの連打に、マットを後退させられる。蹴りで勢いを止めようとするが、逆にケンカキックでお腹を撃ち抜かれ。
「う、ぐっ……!!」
「さあ……覚悟、してくださいっ!」
そこで背後を取られると、豪快なバックドロップホールド。リングが揺れるほどの勢いで、マットに叩きつけられてしまう。
「きゃああっ……ま、まだっ……ですっ……!」
「しぶといですね……あっ!」
それはカウント2.9でギリギリ返すと、引き起こされた所でするりと相手のクラッチを抜ける。そのまま逆にバックを取ると、繰り出す技は、ジャーマンスープレックス。
「これでっ……あっ!?」
「このくらいじゃ逆転は許しませんよ……っ!」
だが、綺麗な人間橋を描いて相手をマットに叩きつけても、カウントは2.9。決めきれない。互いの決め技が不発に終われば、試合も長引き、スタミナを持っていかれる。
それでも相手にも疲労が見えれば、なんとか隙をついて。
「取っておきたかったですが、仕方ない、ですね……っ!」
「っ、しまっ……きゃあっ!」
繰り出した技は、渾身のパワーボム。そのフェイバリットを切る事で、なんとかメイデンをマットにねじ伏せた。
「今度こそ、沈んで、ください……っ!」
「く、ぅ……」
カウントは、1、2……3。逆転勝利を告げるゴングに、会場からは歓声が上がる。
「なんとか、勝てましたが……出し切って、しまったかも、しれません」
だが、勝利したにも関わらず、アニカの表情は苦い。メインイベントへの、不安を募らせる……。
大成功
🔵🔵🔵
槇島・アンナ
アドリブ歓迎。無闇な顔面攻撃以外なら折ったり曲げたりしても可。
青白のハイレグレオタード系コスチュームにて。
なんであれ構わねえ、やってやるぜ!
で、なんでメイドでプロレスなんだ?まぁどっちでもいいや、来やがれメイド野郎め!
(【挑発】しながら、仕切りに水平チョップ合戦等の足を止めての殴り合いに持ち込もうとする。乗らないと思われるので、仕方なくせっせと殴りに行く)
(そして無駄に荒っぽくケンカキックを出した所を掴まれ、エビ固めに持ち込まれた挙げ句、ついでにレッグスプレッドまで持っていかれて痛めつけられる。なんとか逃れるも、挑発は不快に思っていたのか、八つ当たり気味に背中からストンピングをされる羽目になる。尚固め技の過程でコスチュームは食い込み気味。客は喜ぶ)
(結局ジタバタした後スタンディングドラゴンスリーパーに持ち込まれ、ガッツリ締め上げられる事になる。【根性】と【負けん気】でなんとか出来れば、UC効果で自身の肉体を武器扱いし、勢いよく起き上がってトーラスキックによる【気絶攻撃】を打ち込んでくる)
「で、なんでメイドでプロレスなんだ?」
「メイドは職場を選びません。たとえリングの上であろうとです!」
リング中央で足を止め、メイデンと激しい逆水平チョップを打ち合う槇島・アンナ(砲煙弾雨の破壊魔術士・f42325)。
相手の方もその勝負を避ける事なく、激しい打撃戦を挑んでいく。
「ちっ、澄ました顔して乗ってくるたぁ意外だな。やるじゃねぇか、メイド野郎めっ!」
「挑まれた勝負を逃げる事はありません!」
荒々しいラフ気味のファイトにも、相手はしっかりと応じてくる。それにニヤリと笑いながら、ケンカキックを繰り出して。
「だったらこいつでぶっ潰……うぁっ!?」
「それはそれとして……はしたない方にはお仕置きが必要ですね」
だが蹴り足を受け止められると、軸足を払われ、素早く逆片エビへと持ち込まれてしまう。その脚が一気に引き伸ばされれば、激痛に目を見開いて。
「ぐっ……がああっ、こ、こいつっ……おおっっ……」
「さあ、サービスでもしてもらいましょうかね!」
必死に逃れようとすれば、技が緩む……と思いきや、流れるようにレッグスプレッドに移行。ハイレグレオタードの股が晒されると、観客がおおっと沸き立って。
もがくが全く緩まないどころか、余計にコスチュームが食い込んでしまう。
「ぐぅぅっ……こ、んのっ……離せっ……がっ!!」
「ラフファイトが、お望みでしたね?」
やむを得ずロープに逃れるものの、相手は技を解いたかと思えば背中へのストンピングを放つ。アンナの挑発的な言動が気に入らなかったのか、その怒りを乗せるような踏みつけに、苦悶の声が漏れて。
「さあ、起きてください」
「や、やめろ、この……ぐぅっ!?」
そしてそこから引き起こされるのは、強烈なスタンディングのドラゴンスリーパー。必死にもがくが抜け出せず、さらにはその動きが、コスチュームが食い込んだ股間を強調し誘っているようにも見える。
サービスシーンに、さらに沸き立っていく客席。だがアンナには、その動きを止める余裕もない。
「さあ、ギブアップしなければ……落としますっ!」
「ぉ、おおお……」
羞恥よりも圧迫に顔を真っ赤に染めるが、もがいてもやはり、技は緩まない。それでも懸命にもがき続けていたが、徐々に動きが鈍っていく。
相手の腕を掴む、と言うより縋り付くようだった自由な腕も、ついにはずるりと落ちていってしまう。
「全く、諦めの悪い人でしたね……」
抵抗を失ったアンナを見下ろて、技を解いていくメイデン。アンナの身体はそのまま力なく、マットに落ち――。
「っ、まだまだぁっ!?」
「なっ!?」
そこから勢いよく起き上がれば、流石にメイデンの目が驚愕に見開かれた。ノックアウトされていたように見えたアンナは、根性と負けん気だけで踏み留まっており。
「っ、なら、改めて仕留めるまで――」
「そこだぁっ!!」
驚きによる焦りから動きが乱れたメイデンが、こちらに組み付こうと迂闊に踏み込んで来た所への、トラースキック。
身体全体を武器にしたような荒っぽい蹴り上げが、相手の顎をしっかり蹴り抜いた。
「がっ――」
「ぜぇ、ぜぇ……どうだっ……!!」
完全にクリーンヒットしたその一撃に、糸が切れたように崩れ落ちるメイデン。その身体を荒っぽく踏みつけてのフォールで、3カウントを奪う。ゴングが打ち鳴らされれば、堂々と勝ち名乗りを上げていくアンナ。
ラフなファイトスタイルは、若干アイドルレスラーっぽくはないかもしれないが……汗だくで顔を紅潮させ、コスチュームを食い込ませて息を荒げる彼女のサービス姿は、しっかりと(主に男性)観客の支持を得ていくのだった。
大成功
🔵🔵🔵
サエ・キルフィバオム
アドリブ歓迎!
コラボ食品を楽しんでないと速度が落ちるって難しいなぁ
あたしももらえないか聞いてみるけど……、そりゃ相手には渡してくれないよね
って感じでスピードで負けて劣勢に陥って防戦一方
遂には完璧なフェイバリットを決められてしまって撃沈……
なーんて、あたしはコラボ食品を貰えてなかったけど、あたしの【オーバー・パラライザー】でUDCが一体化したスーツは貪欲だから、こっそり食べてたみたいだよ
てなわけで、スーツのおかげで耐える事ができたってわけ!
そして、【インビジブル・タトゥー】で受けたその完璧なフェイバリットは覚えたよ!
さぁ、掟破りのフェイバリット返しを受けてもらおうかな
「むぅぅっ、コラボ食品でスピード操作とか、ずるくないっ!?」
「日々の食事もトレーニングの一環ですっ!」
コラボ食品によってスピードを操作するメイデンのユーベルコードの前に、防戦一方のサエ・キルフィバオム(突撃!社会の裏事情特派員・f01091)。
「だったらあたしも欲しいんだけどっ!」
「試合が終わったら物販でお買い求めくださいっ!」
メイドのスカートを翻しながらの蹴りは、風を切るほどの鋭さ。防御も間に合わずに滅多打ちにされ、その肌が赤く染められる。
ミドル、ハイと続くキックに体勢が泳ぎ、バランスを崩した所にローキック。たまらず片膝をついてしまえば、太股にメイデンの足が乗り。
「ふっ……!」
「きゃあんっ!?」
華麗なシャイニングウィザードによって、ひとたまりもなくリングに沈められる。後はそのままカバーに入られ、カウント――。
「なーんて、ねっ!」
「っ!? そんなっ!」
2.9でフォールを返せば、耐えられるはずがないとメイデンの目が大きく見開かれる。実際、直撃を喰らっていれば、流石のサエも厳しかっただろうが。
「物販にあるって宣伝したのが間違いだったねっ!」
「いつの間に……!」
共生UDCがこっそりコラボ食品をつまみ食いした事でユーベルコードの制限を突破し、相手のフェイバリットを受けきったのだ。さらに耐えるのみならず、しっかりとその動きを記憶して。
「さぁ、掟破りのフェイバリット返しを受けてもらおうかなっ!」
「っ……あっ、くぅっ!?」
動揺するメイドに対して、ミドル、ハイ、ロー、そしてシャイニングウィザード。鏡写しのフェイバリットが、相手の身体をリングに沈めていく。
あとはしっかりと、身体を重ねフォールして。
「このように、コラボプロテインバーは効果抜群……なのです……ぐぅ……」
「さすがは完璧メイド……」
最後までしっかりと宣伝する相手にプロ根性を感じつつ、3カウントを取っていく。
大成功
🔵🔵🔵
オリヴィア・ローゼンタール
その動き難い格好で隙がない、かなりの手練れのようですね
レスラーにとってのステージとは試合、1日8時間以上の過酷な特訓の賜物、ということですか
手刀、蹴撃、激しい打撃戦の応酬を繰り広げる
華奢な体躯に見えて、堅い守りは|鉄の乙女《アイアンメイデン》の名に不足なし
芸術性が3倍化した|マーシャルアーツ《武芸》は見る者を圧倒する
|重力を無視したかのような華麗な後ろ回し跳び蹴り《フライング・ニール・キック》
直撃を受け――吹き飛ばす、踏みとどまる!(気合い・根性)
すかさずその脚を掴み、腋で挟み、独楽のように回り回り回り……【竜巻投げ】!
「その動き難い格好で隙がない、かなりの手練れのようですね」
「当然です。闘いはリングに上がる前には終わっているのですから」
オリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)の賛辞に対し、堂々たる態度で応じるメイデン。その自信を支えるのは、常日頃の過酷な特訓であろう。
「ですが私も、負けるつもりはありませんよ!」
「そうですか、ならば……言うだけの事はあるか、見せてもらいますよ!」
繰り広げるのは、激しい打撃戦。その手刀が、蹴りが、互いの身体を強く鋭く打ち据える。
メイデンの打撃は見る者を圧倒するほどに完成度が高く、一発ごとにオリヴィアの身体を揺るがして。一方でその防御技術もまた、オリヴィアの怪力を耐えきる程に高い。
「その守り、|鉄の乙女《アイアンメイデン》の名に不足ありませんね……!」
「人の賛辞をしている余裕がありますか……っ!」
その防御技術を撃ち抜こうと踏み込むが、ローキックによって止められる。そこから相手は一歩下がると、軽やかに跳躍して。
「この一撃で――沈みなさいっ!」
「ぐぅぅっっ……」
重力を無視した軽やかさと、ずしりと重い衝撃を両立した、フライング・ニール・キックがオリヴィアに振り下ろされる。
斧を思わせる一撃が叩き込まれれば、その豊かな胸が押し潰され、息が詰まり、そのままなぎ倒されて――。
「っ、そこぉっ!」
「なっ……!?」
いや、その寸前で腰を落として踏み留まると、相手の足を脇に抱え込む。そこからジャイアントスイングのように、相手の身体をぶん回して。
「まだっ、まだっ、まだっ、まだっ!!」
「きゃあああああっ!?」
最初は衝撃に備え身構えていたメイデンも、回転が10を超えれば遠心力に負けて腕を伸ばす。それでもなお回し続ける怪力を、存分に見せつけて。
「これで……終わりですっっ!!」
「~~~~~~っ!」
放り投げればさしものメイデンも、受け身を取れずに身体を投げ出す。フォールを取れば、抵抗はなく3カウント。堂々と勝ち名乗りを上げていく。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『オブリビオン・アイドル』
|
POW : コール・オブ・ダークネス
【精神をかき乱す歌声】を放ちダメージを与える。命中すると【オブリビオン化エネルギー】を獲得し、自身が触れた対象の治癒or洗脳に使用できる。
SPD : ブラッククロス・リベレイター
視界内に【黒き十字の閃光】を召喚する。[黒き十字の閃光]はレベル秒間存在し、レベルm半径内の全員に【「骸の海」流出】の精神異常を与える。
WIZ : 暗黒の歌声
視界内の任意の全対象を完全治療する。ただし対象は【心の内に秘めた「骸の海」】に汚染され、レベル分間、理性無き【オブリビオン】と化す。
イラスト:稲咲
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「ふん、やるじゃない……そうでなくてはねっ!」
メイデン達にも、見事勝利を収めた|猟兵《アイドル》たち。するとそこに、派手な歌声が響き渡る。
花道から姿を現したのは、『オブリビオン・アイドル』――人間をオブリビオンへ導く闇のアイドル、いや、闇のアイドルレスラーである。
「けれど最強は私。この私よ!」
彼女の入場曲でもある歌声が会場に響けば、観客は彼女の邪悪さに魅了される。反則攻撃も辞さず、もちろんレスラーとしての地力も高い彼女だが、それ以上に厄介なのは悪役レスラーとしてのカリスマ性。その一挙手一投足が、観客の視線を引き付ける。
だが彼女に魅了されてしまえば、観客もまたオブリビオンになってしまうだろう。それを阻止するには、勝利を収めるしかない。
「この私が、すべてを破壊してあげるわ!」
だが同時に、彼女は救うべき相手でもある。この世界のオブリビオンは元は一般人、負の感情によって骸の海が暴走してしまった存在だ。
ただ勝つだけでは足りない。彼女と心を通わせて救う事こそ、真の勝利である――!
アニカ・エドフェルト
さて、一番の大技、使っちゃいましたから…ここで新しく、生み出すしか、ない、ですね。
とはいえ、もう3戦目、体力も限界…
息を、切らしながら、出した蹴り足を、掴まれ、そのまま倒され。
晒し者に、されるのが、アイドルレスラーの、宿命と言わんばかりの、カベルナリア…
胸やお腹、苦しい表情が、強調されちゃい、ます。
その後、体力を削られきって、一度技を解かれて、相手のフィニッシュムーブ…を、ほぼ無意識で、カウンターするように、卍固めを、決めちゃいます。
…でもそれも、外されて、お手本を見せられるかのごとく、今度はグラウンドの、卍固めを、されて、ギブアップ、です…
(という展開を想定していますがリプレイ順番次第)
「はぁ、はぁ、はぁ……!」
「あら、もう限界かしら?」
激しく息を切らしながらも、必死にオブリビオンアイドルと対峙するアニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)。
体力は限界な上に一番の大技も使ってしまい、絶体絶命……それでも諦めない姿に、会場からは声援が沸き起こる。
「大技……ここで新しく、生み出して、みせます……!」
「舐められた、ものね……!」
その声援に背を押され懸命に攻め込むが、疲労で大きくキレの衰えた蹴り足は、相手の格好の餌食だ。捕まって引きずり倒され、うつ伏せに転がされ。
「せいぜい、その可愛い身体を観客に晒すと良いわ!」
「あ、ああああ……あああああ~っ!?」
極められる技は、カベルナリア。腰が曲がらない方向に反り返り、晒される身体。突き出されたお腹が苦しげに痙攣すると、根こそぎ体力を奪われて。
「ノォォォ……」
「ふん、しぶといわね」
それでもギブアップを拒絶すれば、相手は呆れたように技を解く。そのままトドメを刺すべくこちらの髪を掴んで立たせ――。
「い、まっ……ですっ……」
「っ!? くっ!?」
その僅かな気と技の緩みをついて、身体を絡みつかせての卍固め。ほぼ無意識に身体を動かし、相手の身体を締め上げる。
「……この程度……ヌルいわっ!」
「ああっ!?」
だが、所詮は付け焼き刃……相手に耐えられ、力任せに振りほどかれる。絶望の声を漏らすアニカへと、逆に相手が絡みついてきて。
「トドメよっ!!」
「っ……ああ~っ……!」
そのまま繰り出される技は、グラウンドの卍固め。アニカの卍よりもさらに強固な関節技が、その身体をキツくキツく絞り上げて来る。
「ギブ……アップ……っ!」
「ふん、当然ね」
身を捩っても僅かたりとも緩まないばかりか、身体がバラバラになりそうな苦痛。ついにはアニカの口から、屈服の言葉が漏れる。
小さな身体で健闘した少女には、温かい声援が送られた。だが、それを聞きながらも、悔しげに天を仰ぎ、涙を滲ませる。
大成功
🔵🔵🔵
槇島・アンナ
アドリブ歓迎。無闇な顔面攻撃以外なら折ったり曲げたりしても可。
青白のハイレグレオタード系コスチュームにて。
こいつが噂の殴り合い宇宙ってやつか……まぁ、やるだけやったらぁ!
(勢いよくラリアットを仕掛けるもいなされ、ケンカキックもかわされ、代わりに勢いよくロープに振られ、戻ったところへドロップキックを貰う)
(そして悶絶している間にトップロープからボディスラムを喰らい、更にパロ・スペシャルで両腕を責め立てられる。根性で振り払いエルボーを振るも、今度はフルネルソンに捕らえられ、そのままドラゴンスープレックスに持っていかれる。騒いで転げ回るも逃がしては貰えず。今度はムーンサルトプレスで追撃された上、ロメロ・スペシャルをキメられる。これでもかと股を開かされ、パロ・スペシャルの時とは逆に下半身を重点的に責められる。)
(色々と散々だが、ギブアップだけはせず。絞められたりなんだりするも根性でUCを発動。回復・復活し負けん気に任せてバネ仕掛けのように飛び起き、シャイニングウィザードを叩き込んでくる)
「こいつが噂の殴り合い宇宙ってやつか……まぁ、やるだけやったらぁ!」
オブリビオンアイドルに対して、真っ向からラリアットで突っ込む槇島・アンナ(砲煙弾雨の破壊魔術士・f42325)。豪快に相手をなぎ倒す……も、手応えは軽い。
「まだまだっ……オラッ!!」
「ふ、んっ……!」
相手はレスラーらしく避けはしないが、その分防御技術は超一流だ。腹へのケンカキックも当たっているはずなのに、その衝撃を巧みに受け流されている感覚。
蹴り足を戻す隙を突かれて、逆に腕を捕まれ、ロープに振られていく。
「うぉっ……!?」
「そこよっ!」
帰って来た所に繰り出されるのは、芸術的なドロップキック。高い打点からの打ち下ろしによって、マットにねじ伏せられ、息を詰まらせる。
「かはっ……ぐっ……おごぉぉっっ!?」
そして苦悶にのたうっている所へと繰り出される、トップロープからのボディプレス。マットと肉体との間に押し潰されると、さらに空気を吐き出してしまう。
「ほら、起きなさい!」
「はっ、はっ、はっ……ぐっ……おぉぉぉっっ!?」
顔を真っ赤にして必死に酸素を取り込もうとするが、休む暇も与えられないパロ・スペシャル。芸術的なサブミッションによって、上半身が極められる。
小さな胸の膨らみを突き出す事を強いられながら、肩関節と肋にかかる強烈な負荷。ますます息苦しさに顔を赤くしながら、それでもタフさを見せるように、力任せに振りほどく。
「ま、まだっ、だっ……うぉぉっ!?」
「何がかしらっ!」
だが、懸命に腕を逃がしてのバックエルボーの反撃は、容易く絡め取られ、フルネルソン。ダメ押しの苦しさに悲鳴を漏らす中で、さらに切れ味鋭いドラゴンスープレックス。
受け身も取れずに後頭部から落とされれば、カウントは2で返すも苦痛にのたうち回っていく。
「ぐぉぉぉっっ……!!」
「全く……随分タフね」
ふんとこちらを嘲笑った相手は、素早く駆け上がってのムーンサルトプレス。転がり回るこちらの動きを完全に読み切られ、転がった先で押し潰されていく。
「かはっ……!」
「いつまで耐えられるか……楽しみねっ!」
そうして動きを封じられた所で、うつ伏せにひっくり返される。今度はロメロスペシャルで身体を突き上げられて、晒されていくスレンダーな肢体。
「さあ、ギブアップ……っ!?」
「ノォォォ……ぐ、おぉぉぉっっ!?」
脚が180度開脚を強いられ、恥辱と共に股関節に走る激痛。目を見開いて悲鳴を上げると、唯一自由な首をぶんぶんと横に振って耐えるアンナ。
一方的に責め立てられながら、それでもギブアップは拒絶する。先の二戦でも散々痛めつけられたにも関わらずの規格外のタフさには、流石に相手も辟易して。
「しつこいのよ……良いわ、起きなさいっ……っ!?」
技を解いてこちらの髪を掴み、立たせようとして来る……が、そこでその手を振りほどくと、ローキックを叩き込む。
意表を突かれた相手が膝をつけば、そこで太ももを足場に跳び上がり。
「お返し、だぁっ!」
「っ……ぐぅっ!」
渾身のシャイニングウィザードを、相手の側頭部に叩き込んだ。今度は相手が苦悶を漏らして横転し、それを見下ろしながら立ち上がるアンナ。
「ふん、どうだっ!」
「本当に……鬱陶しいわね……!」
流石にそれ一発で沈む事はなく、受けたダメージで言えばこちらの方が圧倒的に上。それでも汗だくになりながら小さな胸を張って勝ち誇るアンナを、相手は苛立たしげに睨みつけてくる。
大成功
🔵🔵🔵
サエ・キルフィバオム
アドリブ歓迎!
カリスマの高いアイドルね
救うためには相手の土俵に乗ってあげないといけなさそうだし、これは骨が折れそうだよ
ま、あたしにはあたしの出来る事をやるだけだけどさ
真正面からロックアップ状態で歌声を聴いてしまおうか
洗脳パワーを受けてパワー負けをし始めちゃうけど、そこはあたしの【オーバー・パラサイザー】ならオブリビオン化エネルギーには負けないかな、押し返すよ
そして十分に組みあったら【雌伏妖狐】の条件を満たしただろうし、フルパワーでフィニッシュに向かうね
「これは骨が折れそうだよ」
相手の実力、カリスマ性、そして救わなければならないと言う課題。様々な障害を感じながらも、マイペースな態度を崩さないサエ・キルフィバオム(突撃!社会の裏事情特派員・f01091)。
「ま、あたしにはあたしの出来る事をやるだけだけどさ!」
「そうね……私に負けて屈すると良いわっ!」
相手は真正面から組み付いてきて、こちらもそれに応じていく。ロックアップでの力比べで、感じ取る凄まじい圧力。
「このまま、押し切ってあげるっ!」
「っ、くっ……!」
強烈なパワーに加えて、相手のカリスマ性……あるいは入場時にも響いていた歌声が、サエの身体に屈服を強いてくる。じわじわとその身体を押し込まれれば、膝が震え、苦悶の吐息が漏れて。
「まだ、まだっ……こっちも負けない、よっ……!」
「むっ……!」
だがそんな圧力に対しても、リングコスチュームとなっている共生UDCの力をフルに発動して抗っていく。
リング中央で拮抗する力、お互いに額を、胸を突き合わせ、その身体に汗を滲ませて。
「これ、でっ……フルパワーだよっ!」
「っ……ぐぅっ!?」
そのままさらに力を振り絞ると、相手の身体をついには押し返し。体勢の崩れた相手の身体をリフトアップすると、豪快にマットに叩きつけた。
「はぁ、はぁ……さあ、どうかなっ……!」
「か、はっ……ぐ、ぅっ……この、程度ぉっ……!」
こちらも荒く息を切らしながら、相手を見下ろすサエ。確実にダメージは響いたはずだが、相手は諦める事なく、マットを踏みしめ立ち上がってくる。
大成功
🔵🔵🔵
佐々木・シロミ
【アドリブOK】
うふふ、なんだか気が合いそうな予感がしますよー。
最強の座をかけた戦いというのは良いものですよね。
でも私も負けるつもりはありませんよー!
彼女は躯の海の力で暴走している相手
それなら真正面からのぶつかり合いで語らずして対話を行います。
お互いに拳をぶつけ合い、戦うことそのものの楽しさを教えてあげます。
全力のぶつかり合いというのはとても気持ちの良いものですからね。
それでは…彼女の心を引き戻すことができたら
ユーベルコードで一気に闇の力をふっとばしちゃいましょう!
「うふふ、なんだか気が合いそうな予感がしますよー」
「さあ、どうかしら……」
オブリビオンアイドルからの激しい殺気に対し、おっとりとした笑みで応じる佐々木・シロミ(ダークネス「アンブレイカブル」の女房・f43934)。
だがその笑みの向こう側に、相手に劣らぬ殺気を滲ませて。
「でも私も負けるつもりはありませんよー!」
「ふんっ……!!」
そうしてリングの上で繰り広げられるのは、激しい肉弾のぶつかり合いだ。リングの上に言葉は要らないと、拳や蹴りを相手の身体に叩き込み合う。
「うぐっ……ほらぁ、いきますよぉっ……!」
「ぐっ……この程度ぉっ!!」
相手の身体の芯まで響かせるような打撃を打ち込み、逆に相手の鋭い打撃をノーガードで受け止める。
打たれる度に苦悶の声を漏らしながらも、口元から笑みが耐える事はない。
(「あなたも、楽しいですよねぇっ……!」)
プロレスラーを目指していたならば、闘う事そのものの楽しさは原体験として必ず存在するはず。それを伝えるように、力を技を振るっていく。
相手の技は鋭く重く、全身が苦痛を発し、両脚が震えて……それでも、シロミが手を止める事はない。
「ほらっ……これでぇっ!」
「ぐっ……!!」
相手の脇腹に叩き込む渾身のミドルが、その体勢を揺らがせる。それを見たシロミは蹴り足を引き戻さず、上に高く振り上げて。
「引き戻して、あげますっ……!」
「がっ……!!」
そのまま相手の脳天に叩きつける、踵落とし。相手の身体をリングにねじ伏せて、オブリビオンの力を払おうとしていく。
「ま、まだ……私、はっ……負けないっ……!」
「あらぁ、がんばりますねぇ……」
それでも相手は力を手放す事なく、マットに手をつき、起き上がって来た。だが、確かに響かせた手応えは感じる。それは、身体にも、心にも――。
大成功
🔵🔵🔵
オリヴィア・ローゼンタール
非日常的な|悪《ヒール》は人々の目を惹き付ける
そのカリスマ、相手にとって不足なし
ならばこちらは|善《ベビーフェイス》として振る舞い(存在感・威厳)、【注目を集めましょう】
精神を掻き乱す歌声、コール・オブ・ダークネス……これはサイキックハーツ世界の|闇堕ち《ダークネス化》に近い
ならば、それに抗うすべはある
即ち【気合い】と【根性】! 精神力で撥ね退ける!
持ち前の【怪力】で真っ向から打ち合い、リングを震撼せしめる!
最強――競技の世界では誰もがその座を追い求める
しかし、「競」技は文字通り、共に競い合うからこそ意味がある
並ぶ者なき孤高の玉座に価値はない!
全霊の拳を受け止め、反撃に【廻天の拳】を叩き込む!
「そのカリスマ、相手にとって不足なし……!」
「あなたも私の踏み台にしてあげるわっ!」
ヒールに対するベビーフェイスとして、堂々たる態度でリングに立つオリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)。
オブリビオンアイドルの悪のカリスマに対し、真っ向からぶつかり合う。
「いきますよっ、ふんっ……!」
「この程度っ……ほらぁっ!」
オリヴィアがダンピールの怪力を叩きつけて相手をねじ伏せようとすれば、相手はキレ味鋭い打撃で対抗してくる。
胸板に叩きつけるエルボーが相手の息を詰まらせ、しなる鞭のようなキックに足を止められる。持ち上げてマットに叩きつけてやれば、腕を取られて極められる。
激しい攻防がリングを、そして会場の観客をも震撼させていく。
「私こそが、最強なのよっ!!」
「最強――確かに競技の世界では、誰もがその座を追い求める……!」
見ているだけで心奪われそうなそのカリスマ性は、彼女にとっては馴染み深いサイキックハーツ世界の闇堕ちを想起させる。ならば、それに抗う事は慣れている。すなわち、気合と根性。脳筋とも言える正面突破。
「しかし『競』技は文字通り、共に競い合うからこそ意味がある!」
「っ……黙り、なさいっ……!」
力強い打撃と共に意志を響かせれば、相手はこちらを睨みつける。繰り出されるのは渾身のラリアット……その身体で十字を描き骸の海を纏った剛腕が、オリヴィアの身体に叩き込まれ。
「勝者こそ全て……私は必ず、勝って――」
「――並ぶ者なき孤高の玉座に価値はない!」
その衝撃を全身に受け止め、バラバラにされるような衝撃と激痛を味わいながら繰り出す、渾身の拳。
まさに廻天の一撃が相手の身体を、そしてその言葉を打ち砕き、リングにねじ伏せた。
「……あなたも本当は、分かっているのでしょう?」
「……私、は……」
倒れた身体を押さえつけてのフォール。それを返す余力は、すでに相手には残っていない。いや、力以上に精神が、オリヴィアの言葉に抵抗を止めて。
「次は……負けない、から……」
「ええ。今度はオブリビオンではなく貴女として競い合うのなら、喜んで」
そうして3カウントと共にゴングが鳴り響き、観客の熱狂と共に、骸の海が浄化されていく。
|猟兵《アイドル》の思いをその心に刻んだ彼女が再びオブリビオンとして暴れる事は、もうないだろう――。
大成功
🔵🔵🔵