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|偶像《アイドル》は地に根を生やし、糧を与えたもう

#アイドル☆フロンティア #オーバーロード歓迎 #団体歓迎 #途中参加歓迎

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 自分は地方の田舎街に住んでいる、所謂豪農の生まれだ。
 豪農、と聞くと少しお金持ちの様に聞こえるが……実際は、かなり忙しい。
 畜産では家畜の世話で臭いやケア等に気を張り詰め、農作では虫や気象に意識を回さなければならない。
 父や母は『みんなの美味しい食べ物を提供する事が出来る』と、誇らしく思っている。
 私も、心の中では然りとそう思っている。
 ――だけど、私は……都会でホワイトカラーの仕事に就きたい。
 バリバリと、薄く整ったメイクを行ってキャリアウーマンとして功績を積み重ねていく。
 そんな生き様に、心のどこかでは憧れていたから……

 ――胸の奥に秘めていた骸の海が、溢れ出す。
 オブリビオン『オブリビオン・アイドル』……その顕現が、今行われようとしていた。

「その|終焉《エンディング》を、破壊してもらうのだわ!」
 オラクルのエンドブレイカーであるシビュラ・ヴェルムリープ(光桜天樹スプリールの聖女・f39562)は、そう言って新たにグリモアベースと繋がった新世界『アイドル☆フロンティア』の依頼を六番目の猟兵達に紹介していく。
 この世界では全人類は……心の中に「骸の海」を抱えている。
 不幸にもそれが溢れ出した時、人は社会に迷惑をかける奇行や凶行に奔ってしまう。
 其れを阻止して骸の海を浄化し、オブリビオン化を解除するのがこの世界の六番目の猟兵『アイドル』なのだ。
「不幸な人を救うため「アイドルになりたい!」と願う人あらば、宇宙から流れ星が落ちてきて、ふしぎな「アイドルステージ」を作り上げる……それが『アイドル』という猟兵なのだわ」
 アイドルステージの周辺には「観客席」があり、サイリウムの形をした「人々の無意識」が召喚される。
 アイドルステージでは通常の戦闘によってオブリビオンを倒す事もできるが、観客を刺激する魅力的なパフォーマンスを加えて戦うならば……今の六番目の猟兵ならば平均して百万人以上の応援を受けることができ、応援の量に応じてユーベルコード等を用いた攻撃の威力が増加する。
「この世界のオブリビオンは何故か強力で、アイドルステージでの応援を受けて立ちまわった方が良いのだわ」
 一方でこの世界のオブリビオンはアイドルステージの上でしか具現化しないが、それ以外の場所で撃破した場合……宿主も死んでしまう。
 それは、六番目の猟兵の大義に反する行為だろう。
「今回、東北地方の田舎町に存在する豪農一家の娘さんがオブリビオン化し、徐々に凶行に奔ろうとしているのだわ」
 彼女はメイクを始めとしたキャリアウーマン的な事象に憧れており、アイドルステージの前にその方面からアプローチをすれば、オブリビオン化した際もある程度弱体化するだろう。
「アイドルステージでオブリビオン化を解除したら、後は憑き物が晴れた彼女と交流してほしいの」
 農家としてできる事と、理想との折り合い……それを確立させたなら、もうオブリビオン化する事も無いだろう。
 そう言ってオラクルのエンドブレイカーは自身のグリモアを輝かせるのであった。


黒代朝希
 キラキラな様で、骸の海の真実に近い世界。
 アイドル☆フロンティアのシナリオとなります。

 第一章。
 オブリビオン化を示している豪農の娘と接触し、メイク等のアプローチから彼女の心の淀を晴らして下さい。

 第二章。
 アイドルステージとなります。
 輝かしいキラキラとしたパフォーマンスやバトルを期待しております。

 第三章。
 オブリビオン化が解除され、憑き物が落ちた豪農の娘と一次産業をしながら経過観察を行います。
 農家としての美味しい食べ物も、食べられる事でしょう。

 それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『プリティ☆メイクショー』

POW   :    勘で似合いそうなメイクアイテムを選ぶ

SPD   :    流行を踏まえたメイクにする

WIZ   :    シチュエーションにこだわったメイクをする

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フィーナ・シェフィールド
アドリブ歓迎です♪
農家のお嬢さんの心に潜んだ闇、晴らしてあげたいですね。
メイクセットを持って駆けつけましょう。

キャンペーンで試供品を配っている化粧品販売員を装って接触します。
帝都から持ってきた祈桜コスメを見せて、
「これはわたしが関わったコスメなんですけど、お試しで使ってみませんか?わたしも愛用してるんですよ♪」
キャリアウーマンに憧れてるということですし、化粧品メーカーにも興味あるのかな?

「自然なメイクって、思ったより難しいんですよ」
さりげなく、でも自分の魅力をしっかり引き立てる。加減が難しいのですよね。

メイクをしながら、本音のところを聞き出してみたいです。
貴女の心の底にある、本当の願いは…?



「農家のお嬢さんの心に潜んだ闇、晴らしてあげたいですね」
 サクラミラージュの音楽家であるフィーナ・シェフィールド(天上の演奏家・f22932)はメイクセットを持って現場に駆けつける。
 件の豪農の娘に対し、キャンペーンで試供品を配っている化粧品販売員を装ってフィーナは接触する。
「これはわたしが関わったコスメなんですけど、お試しで使ってみませんか?わたしも愛用してるんですよ♪」
 フィーナが宣伝に関わった『帝都鍛冶司開発』の心を守る祈りが込められた桜色のコスメ『祈桜コスメ』……サクラミラージュのオブリビオン・フォーミュラ『幻朧帝イティハーサ』がいなくなった世界では、良く売れているコスメだ。
「(キャリアウーマンに憧れてるということですし、化粧品メーカーにも興味あるのかな?)」
 心中で彼女の心境を推測しながら、フィーナはアイドルとして培ったメイク技術を豪農の娘に施していく。
 化粧品メーカーのサービスとして受けていた彼女も、フィーナの手際に喜んでいる様だ。
「自然なメイクって、思ったより難しいんですよ」
 さりげなく、でも自分の魅力をしっかり引き立てる――加減が難しい、とフィーナは語る。
 その言葉を真剣に聞いていく豪農の娘、彼女の素地を引き立てる化粧技術を処置しながらフィーナは言葉を紡いでいく。
「そう言えば、何かを悩んでいたようですが……」
 メイクをしながら、本音のところを聞き出してみるフィーナ。
 豪農の娘が抱える心の底にある、本当の願い……それをゆっくりと、身長に解きほぐすのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​

神城・星羅
私は家業ですから、音律の陰陽師の道を迷いなく歩めてますが、実家の家業に馴染めなく、華やかな世界に憧れる気持ち、わかります。

でも件のお姉さんは迷いがあるように思えます。辛そうなお姉さんをみると心が痛くなります。私の家業も困難な事が多いですからね。年下ですからお姉さんに式神の狼と狛犬を寄り添わせながら、お姉さんのお話を聞きます。

お姉さん、元気がないですね。この子達も心配してます。年下でなんですが、話してみませんか?できれば(紺色のコスメポーチを見せて)メイクの仕方も教えて欲しいな、と。私はお姉さんの笑顔がみたいです。この子達、いい人じゃないと懐かないんですよ?



「私は家業ですから、音律の陰陽師の道を迷いなく歩めてますが……」
 実家の家業に馴染めなく、華やかな世界に憧れる気持ち……理想に手が届かないという意味では、神城・星羅(黎明の希望・f42858)も同じような思いをした事がある。
 故に、ある程度以上は彼女を理解する事が出来る……そう感じた星羅は、別の感情にも気が付く。
「でも……件のお姉さんは迷いがあるように思えます」
 自身のの家業も困難な事が多い。
 だからこそ、辛そうな様子や表情を抑え込んでいる豪農の娘に対して助けになりたい……その一心で星羅、音律の陰陽師は行動を開始する。
「お姉さん、元気がないですね」
 星羅は愛玩犬の姿に変身させた式神の狛犬と狼を連れ、散歩の途中で声を掛けた……という体裁で豪農の娘に接触。
 無垢な鳴き声を漏らし、愛玩犬の姿をした式神達は彼女に寄り添っていく。
「この子達も心配してます……年下でなんですが、話してみませんか?」
 そんな星羅の提案を受け、気が付くと豪農の娘は年下の少女に話をする。
 長い、長い話であったが……音律の陰陽師はその全てを真摯に傾聴する。
「成程……コスメ等の技量があるんですね……なら」
 そこで取り出したのは、紺色のコスメポーチ。
 良質なものである事は、豪農の娘にも一目で分かった。
「メイクの仕方も教えて欲しいな、と……私はお姉さんの笑顔がみたいです」
 彼女の心の淀みを少しずつ解体し、解きほぐす……音律の陰陽師はそうして悩みに寄り添うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【POW判定】
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪

キャリアウーマンになるというのなら、スーツが必要になってくる筈★
という訳で、洋服店の【関係者を装う】【変装】をして接触するよ♪
多数のレディーススーツを持ってきて、娘さんに試着してもらうね♪
【おしゃれ/説明/心配り/情報収集/情報検索】で、彼女の好みに合うスーツを一緒に探すよ♪
【優しさ】と【コミュ力】を発揮して彼女の心を解きほぐしたら、本音のところを聞き出せるかな?

UCは『クローネちゃんの愛用品★』
【コミュ力】を100レベルにするよ♪



「キャリアウーマンになるというのなら、スーツが必要になってくる筈★」
 コスメや化粧品とは別の方向性でクローネ・マックローネ(|闇《ダークネス》と|神《デウスエクス》を従える者・f05148)は豪農の娘にアプローチをする。
 洋服店の関係者を装うべく変装……ブランドのパンツスーツを身に纏ったレディーススーツのセールスレディとして接触。
 リムジン使用の最高級クラスに改造した高級感あふれるワゴンへと丁寧に搭載されたレディーススーツと試着室の代わりとなるスペースをクローネは彼女に提供し、試着をして貰う。
「……良いですね」
「お似合いですよ★」
 彼女の好みに合うスーツを一緒に探し、やがて一つの種類を見繕った後に仮の仕立てを行い着用させるクローネ。
 優しさとコミュ力を発揮し、対話を通してオブリビオンが具現化しそうになっている限界を迎えつつある豪農の娘の心を、クローネは解きほぐしていく。
「(彼女の心を解きほぐしたら、本音のところを聞き出せるかな?)」
 ユーベルコード『|クローネちゃんの愛用品★《ブラック・アイテム・クリエイト》』……『ブラックスライム製のアイテム』を創造し、それを媒介として自身の技能を一つユーベルコード並みに強化するユーベルコードを以て、クローネは対話の技能を強化。
 巧みな話術は、クローネの持ち前の明るさも相まって……具現化が近づいている豪農の娘に潜むオブリビオンを最大限以上に弱体化させ、彼女の心を既に癒し切っているのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『オブリビオン・アイドル』

POW   :    コール・オブ・ダークネス
【精神をかき乱す歌声】を放ちダメージを与える。命中すると【オブリビオン化エネルギー】を獲得し、自身が触れた対象の治癒or洗脳に使用できる。
SPD   :    ブラッククロス・リベレイター
視界内に【黒き十字の閃光】を召喚する。[黒き十字の閃光]はレベル秒間存在し、レベルm半径内の全員に【「骸の海」流出】の精神異常を与える。
WIZ   :    暗黒の歌声
視界内の任意の全対象を完全治療する。ただし対象は【心の内に秘めた「骸の海」】に汚染され、レベル分間、理性無き【オブリビオン】と化す。

イラスト:稲咲

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フィーナ・シェフィールド
アドリブ連携歓迎です。

さぁ、オブリビオンを浄化しましょう。アイドルステージ展開です!
スーツからアイドル衣装に早着替えし、白い翼を翻しながらアイドルステージに降臨します。

「あれがオブリビオン・アイドル…彼女の心の闇?」
歌唱の対決なら、絶対に負けられません!

「|いっぱいのときめきを、貴女に!《The Fuse of Heartbeats》」
ステージ中に歌声を響かせてファンからの声援を最大限に引き出し、破魔の力を込めたとびっきりの笑顔からのウィンクをオブリビオン・アイドルに向けて放ちます。
切なさでどうにもならない状態にした後、愛しさで温かく癒して浄化しますね。
「貴女の心、やさしさで包んであげるわ☆」



「さぁ、オブリビオンを浄化しましょう……アイドルステージ展開です!」
 スーツからアイドル衣装に早着替えし、オラトリオとして白い翼を翻しながらアイドルステージに降臨するのはフィーナ・シェフィールド(天上の演奏家・f22932)。
 サクラミラージュ屈指の音楽家はアイドルステージに顕現した160万人のサイリウムを輝かせ、並みのユーベルコードを軽く凌駕した歌唱をアイドルステージに響かせていく。
「あれが『オブリビオン・アイドル』……彼女の心の闇?」
 歌唱の対決なら、絶対に負けられない――凛然と全霊のパフォーマンス……フィーナは歌って踊りながら『オブリビオン・アイドル』と対決。
 ステージ中に歌声を響かせてファンからの声援を最大限に引き出しながら、ユーベルコードの域に昇華された破魔の力を歌声に乗せていく。
「――|いっぱいのときめきを、貴女に!《The Fuse of Heartbeats》」
 とびっきりの笑顔からのウィンクを『オブリビオン・アイドル』に向けて放つフィーナ。
 その笑顔とウィンクは『オブリビオン・アイドル』……オブリビオンと化した豪農の娘の心へと、切なさと共に届く事だろう。
 これこそユーベルコード『|The Fuse of Heartbeats《トキメキヲアナタニ》』……『誰もが恋心を抱く笑顔と共に放ったウィンク』を放つ事で『どうにもならない胸が張り裂けそうな切なさ』で攻撃し、着弾点から160m半径内の仲間を『身も心も温かく満たされるような愛しさ』で回復する魅了系ユーベルコードだ。
「貴女の心、やさしさで包んであげるわ☆」
 そこからフィーナはどうにもならない状態にした『オブリビオン・アイドル』に対し、愛しさで温かく癒して浄化を開始していくのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​

真宮・奏
義妹の星羅(f42858)と参加

加勢にきたよ!!星羅。あれ、なんか可愛くなってる。え?目の前の方にメイクを教えてもらった!?なら助けないといけないなあ。

私もわかるんだ。ダークセイヴァーの放浪で育ったから騎士になったけど、年頃らしい女の子の生活もしたかった。届かない。切ないよね。

妖精騎士団のお手伝い召喚!!【ダンス】【パフォーマンス】の技術はあるよ。ダンサーだし。【オーラ防御】【結界術】でオーラを纏い、【狂気耐性】【呪詛耐性】で異常を防ぐ!!

星羅の歌唱の元、華麗に【ダンス】しながら剣を振るう!!【風を操る】で風のエフェクトしてもいいね。

姉妹でアイドルパフォーマンス、一度してみたかった!!


神城・星羅
義姉の奏(f03210)と参加

ああ、お姉さん・・・せっかくメイクを教えていただいたのに。今助けます!!あ、姉様!?きてくれるとは。はい、メイクを教えていただきました!!

アイドルパフォーマンス・・・姉様はダンサーですからね。家族に教えられて最近の流行りの歌は知ってます!!黎明の風を吹かせながら、【歌魔法】発動!!魔法に【祈り】【浄化】【祝福】【加護】の効果を持つ歌詞をまぜ、変わってしまったお姉さんの心に届けます!!

攻撃の効果は【オーラ防御】【結界術】【呪詛耐性】【狂気耐性】でふせぎます。

奏姉様とアイドルパフォーマンス・・・夢のようですね。



「加勢にきたよ、星羅!!」
 神城・星羅(黎明の希望・f42858)の加勢として真宮・奏(絢爛の星・f03210)はアイドル☆フロンティアにおける地方の田舎街へと駆け付ける。
「ああ、お姉さん……せっかくメイクを教えていただいたのに――ですが、今助けます!!」
 星羅はオブリビオンが溢れた豪農の娘に対し、恩義を忘れぬべく救助を試みている所だ。
「星羅!」
「あ、姉様!? きてくれるとは……」
 そのタイミングで、奏が駆け付ける。
「……あれ、なんかより可愛くなってる?」
 奏はそこで義妹の様子が変わっている事に気が付く。
「はい、メイクを教えていただきました!!」
 星羅の方も、現在オブリビオンが溢れている女性の事を説明する。
 ならば、後は簡単だ。
「……目の前の方にメイクを教えてもらった?――なら、助けないといけないなあ」
 今回舞台となる世界であるアイドル☆フロンティアにおける猟兵……アイドルとは『アイドルステージ』を顕現させ、パフォーマンスを披露する事で自己強化を施す術式を持つ猟兵。
「アイドルパフォーマンス……姉様はダンサーですからね」
「ああ、私もわかるんだ」
 奏はダークセイヴァーで生まれ育った存在。
 現在こそサクラミラージュに住んでいるが、あの暗黒の……五卿六眼が悲劇を振りまき統治する世界では、青春等見込める筈も無かった。
「ダークセイヴァーの放浪で育ったから、騎士になったけど……年頃らしい女の子の生活もしたかった」
「なら、ここで――!」
 星羅はユーベルコード『黎明の風』を発動。
 戦場……アイドルステージ全体に『薫風』を発生させ、奏と自身に『優しい風』による回復を。
 オブリビオン化してしまった彼女には、致命傷にならない程度に『増幅する音波』を送る。
「変わってしまったお姉さんの心に届けます!!」
「これでもダンサーだ……その情熱を、披露して届けるよ!」
 音律の陰陽師として歌魔法の術式を練り上げ、そのまま奏とアイドルステージでのパフォーマンスを繰り広げる星羅。
 フリッカーハートでもある奏の踊りも合いまり、『オブリビオン・アイドル』のユーベルコード『ブラッククロス・リベレイター』をサイリウムからの強化で押さえつけていく。
「姉妹でアイドルパフォーマンス、一度してみたかった!!」
「奏姉様と一緒に……夢のようですね」
 そんな風に、二人の義姉妹はアイドルステージで歌と踊りによるパフォーマンスを行い、強化を受けながら『オブリビオン・アイドル』と戦っていくのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【POW判定】
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪

ここがアイドルステージかぁ…♪
それじゃあ…オブリビオンと戦う猟兵として、観客を魅せるアイドルとして、ステージに上がろうか!

【アイドル力/アイドルダンス/歌唱】で観客に魅力的な【パフォーマンス】をしながらオブリビオン・アイドルと戦うよ♪

UCは『クローネちゃんの心癒す歌★』
淫魔アイドルの姿に変身して、歌声を放つよ♪
敵の攻撃は【オーラ防御/霊的防護/狂気耐性/呪詛耐性/精神の余裕】で耐えるね♪



「ここがアイドルステージかぁ……♪――それじゃあ、オブリビオンと戦う猟兵として、観客を魅せるアイドルとして、ステージに上がろうか!」
 クローネ・マックローネ(|闇《ダークネス》と|神《デウスエクス》を従える者・f05148)……彼女は現在『闇の簒奪者にして、神の蒐集者』ではなく、一人のアイドルとしてアイドルステージへと躍り出る。
 ユーベルコード『コール・オブ・ダークネス』……精神をかき乱す歌声を放ち、オブリビオン化エネルギーを獲得する歌唱能力を用いて『オブリビオン・アイドル』はクローネへと攻撃を開始。
 しかしクローネもユーベルコードは使える以上――
「この歌が、アナタの心に響いてくれたら嬉しいな♪」
 アイドルステージに響き渡るクローネの『|クローネちゃんの心癒す歌★《ブラック・サキュバス・アイドル・ハートフルソング》』――淫魔アイドルに変身して、魅力的な歌声を響かせる事で『オブリビオンの宿主の心を癒す暖かな光』を放つユーベルコードが、魅力的なパフォーマンスと共に披露される。
「ここで、貴女の心に宿る『骸の海』を浄化するよ★」
 瞬間、アイドルステージの周辺を埋め尽くすサイリウム……163万の強化がクローネに施される。
 其れは時空が歪む域の出力であり、クローネの歌声によって輝く『オブリビオンの宿主の心を癒す暖かな光』が『オブリビオン・アイドル』……その宿主となる豪農の娘の心を浄化していくのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​

熊ヶ谷・咲幸
初アイドルステージ

これがアイドルステージ……あたしも、豪農ではないけど実家が田舎で農家をしているし、お姉さんを助けてあげたい
「流れ星、あたしに力を貸し…て!」
憧れたアイドル。降り注ぐ流れ星を掴み取ると、星がコンパクトに変形
「あたしも、アイドルに!」
最初うまく開かなかったが【怪力】で無理やりこじ開け、変身バンクに
「チアフル⭐︎アップ」
アイドル姿に変身するが、強引な変身のせいか左手足のリボンが絡まっている
「掴め、希望の元気星!チアフル⭐︎クレッシェ…ふぎゅ!」
ポーズを決めようとして盛大に転ぶ
「でも、変身できたんだ!ならお姉さんだって、助けられるべ!」
パフォーマンスは片腕片脚でも気合と力技で跳ね回り、転んで地べたを転げようとブレイクダンスの要領で回転しパフォーマンスへ繋げる
「うおおおおおおお!!」
ついたファンは少ないけれど、それでも
「おらだってファンさついてくれただ。だから、お姉さんもきっと自分のやりたい事が、できるだよ!」
最後は片手片脚で強引に跳躍し、理性の続く限りお姉さんをハグするだ



「これがアイドルステージ……あたしも、豪農ではないけど実家が田舎で農家をしているし、お姉さんを助けてあげたい」
 だからこそ、熊ヶ谷・咲幸(チアフル☆クレッシェンド・f45195)は空に願う。
「流れ星、あたしに力を貸し……て!」
 瞬間、流れ星は咲幸の元へと訪れ……咲幸の手元には、流れ星がコンパクトに変形していた。
「あたしも、アイドルに!」
 オブリビオンへと変化してしまった彼女を助けたい一念で、最初うまく開かなかったコンパクトを力持ちとしての怪力で無理やり開く――と同時、アイドルステージがアイドルとなった咲幸を中心として展開していく。
「チアフル⭐︎アップ!――掴め、希望の元気星!チアフル⭐︎クレッシェ……ふぎゅ!」
 アイドル姿に変身――したは良いが、強引な変身のせいか左手足のリボンが絡まっていた故、ポーズを決めようとして盛大に転ぶ。
 そう、咲幸はアイドルの中でもお騒がせ☆アイドルに覚醒したのだ。
「でも、変身できたんだ!――ならお姉さんだって、助けられるべ!」
 変身できた――咲幸はアイドルとして認められたのだ。
 ならばこそ、高揚感から故郷の方言が言葉に混ざるのも仕方なしか。
「うおおおおおおお!!」
 パフォーマンスは片腕片脚でも気合と力技で跳ね回り、転んで地べたを転げようとブレイクダンスの要領で回転し……パフォーマンスへ繋げていく。
 その意気込みに、サイリウム……10万の応援は、咲幸を強化する。
 これでもアイドルの中では少ないであるが、然し――応援してくれる人が、自分には居る。
 咲幸には、その事実と真実だけで今は充分であった。
「おらだってファンさついてくれただ。だから、お姉さんもきっと自分のやりたい事が、できるだよ!」
「――!!」
 ありのままの咲幸の言葉に、オブリビオンへと変化した豪農の娘が反応。
 それが『オブリビオン・アイドル』の動きを止める。
「よく頑張っただよ!」
 ユーベルコード『いっしょうけんめい☆がんばります!』……『がんばりオーラ』を『味方』である『豪農の娘』に付与し、咲幸の失敗……左手足のリボンが絡まっている失敗に応じて行動成功率を上昇させ、豪農の娘が自身でオブリビオン化を解除できる様にお騒がせ☆アイドルは計らう。
 ――その『がんばり』は、確かに届いた。

 片手片脚で強引に跳躍し、理性の続く限りお姉さんをハグする咲幸。
 その抱擁に、その暖かさに……豪農の娘は理性を取り戻しオブリビオン化を解除するのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『アイドルと言えば? そう、一次産業だ!』

POW   :    アイドルだもの、農業はお任せあれ!

SPD   :    アイドルだもの、林業はお任せあれ!

WIZ   :    アイドルだもの、漁業はお任せあれ!

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「あ、ありがとう……お礼と言っては何だけど」
 そう言ってオブリビオン化を解除した豪農の娘は、とれたての野菜を使った料理を六番目の猟兵達に振る舞う。
 どれも美味しそうで、新鮮そうだ。
「後は、農業体験もできるけど……どう?」
 そんな風に語り掛けてくる豪農の娘。
 アイドルステージが終わった後の過ごし方は、君達次第だ――
フィーナ・シェフィールド
アドリブ歓迎☆

とれたて野菜のお料理、とても美味しいです♪
こんな美味しい野菜、どうやって育ててるのか、教えてくれますか?

作業できる服に着替えて畑に行きます。
「わ、重たい…」
しっかり育った野菜は、一つ一つ収穫するだけでも一仕事。
足腰は鍛えてるけど、格闘技とは違う動きに、ちょっと筋肉痛かも。
「大変ね。…でも、美味しそうな野菜を収穫するの、楽しいわ♪」
ここまで育てるの、とても大変だったと思うけど。
心を込めて、育ててきたのね。

「この野菜、もっとみんなに知ってもらえたらいいわね」
今やってるみたいに、農業体験してもらうのもいいかも。
収穫した野菜で料理教室とかもね!

笑顔になった彼女に、笑顔でこたえます☆



「とれたて野菜のお料理、とても美味しいです♪……こんな美味しい野菜、どうやって育ててるのか、教えてくれますか?」
 フィーナ・シェフィールド(天上の演奏家・f22932)は農作業ができる服に着替え、畑へと同行。
 案内してくれた豪農の娘と一緒に、フィーナは農作物の収穫作業を進めていく。
「わ、重たい……取れたての野菜ってこんなにぎっしりしているんですね」
 しっかりとした農作物は、一つ一つ収穫するだけでも一仕事……フィーナはそんな感想を抱く。
 フィーナは歌唱・演奏系統のユーベルコードの他に格闘技を嗜んでいるが、足腰は鍛えてる彼女であっても格闘技とは違う動きには苦労している様だ。
「大変ね……でも、美味しそうな野菜を収穫するの、楽しいわ♪」
 ここまで育てるのは、とても大変であっただろう――心を込めて、育ててきたと心で理解出来た。
 なので丁寧に収穫を行い、フィーナはパーフェクト☆アイドルとして完璧に仕事をこなしていく。
 やがて総ての収穫を終えた後、フィーナは豪農一家が開いた野菜パーティーに招待される。
「この野菜、もっとみんなに知ってもらえたらいいわね!」
「ええ、やってみようかしら……?」
 先程フィーナが行った農業体験……それらのカリキュラムをネットなどを介して開いたり、収穫した野菜で料理教室を開催する……そんな風に未来図を豪農の娘とフィーナは語り合っていく。
 笑顔になった彼女に、笑顔で応える――パーフェクト☆アイドルに覚醒したフィーナの所作は、総てが『|完璧《パーフェクト》』であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

熊ヶ谷・咲幸
「農作業ですね!これなら実家の畑仕事も手伝っていたんで、自信はありますよ!」
力持ちならではの【怪力】で重いものをどんどん運びますよ!ただ、うっかりすると農業機械とか運ぶ必要のないものまで運ぼうとしちゃったりするかも
「あわわ、ごめんなさい!」

家畜の世話もしますよ。山の動物達と暮らしていた時期もあったので、なんとなくですが【動物と話す】こともできますし
「ふむ、なるほどなるほど」
気を張ってケアしているから、家畜達の状態は良さそうですね
「丁寧にお世話してくれてありがとうって言っていますね。とっても嬉しそうです」
豪農の娘さんがどう折り合いつけるかは分からないけど、農業の素晴らしさを再認識して欲しいな



「農作業ですね!これなら実家の畑仕事も手伝っていたんで、自信はありますよ!」
 熊ヶ谷・咲幸(チアフル☆クレッシェンド・f45195)は笑顔を満開にしながら、豪農の娘へと笑いかける。
 力持ちならではの怪力で重いものをどんどん運び、彼女らの手伝いを行っていく。
 ただ、お騒がせ☆アイドルとしての宿命か……うっかり農業機械等の運ぶ必要のないものまで運ぼうとしようとして少しの騒ぎを起こしたが、其れも些細な事。
「家畜の世話もしますよ。山の動物達と暮らしていた時期もあったので」
 何となくであるが、咲幸は動物達とも会話を行う事が出来る。
「ふむ、なるほどなるほど……」
 気を張ってケアしている為、家畜達の状態は良い……その事は鮮明に伝わった。
「丁寧にお世話してくれてありがとうって言っていますね。とっても嬉しそうです」
「そう……それなら、よかった」
 咲幸の言葉に対し、豪農の娘は笑みを浮かべる。
 彼女の様子は明るく、もうオブリビオン化することは無いだろう――ここでの六番目の猟兵とアイドルの任務は、終わったのだ。
「こちらこそ、良かった……」
 豪農の娘さんがどう折り合いつけるかは分からないけど、農業の素晴らしさを再認識して欲しい――それが咲幸の願いであり、それは叶ったのだ。

 こうして、アイドル☆フロンティアの田舎におけるオブリビオン化事件は被害が出る前に抑止され、アイドルの手で解決した。
 ここにまた一つ、星が願いを叶えたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2025年04月07日


挿絵イラスト