【サポート優先】 Dragon was kind.
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
☆――☆――☆――☆――☆――☆――☆
ずっと昔、その島は栄華を謳歌していた。心優しい召喚獣の結界に守られ、巨大帝国の庇護を受けながらも、平和で幸せな日々を送っていた。
「……それも、昔の半ば伝説と化している話ですが」
リリアナ・グレイ(遺された宝珠、あるいは喪失の淑女・f42333)は手元の本をそっと閉じた。猟兵達は彼女を訝しげに窺う。予知があったとグリモアベースに集合したにも関わらず、聞かされたのは御伽噺だったのだから。
「勿論、この話も予知に関係します」
彼女は椅子から立ち上がった。
「先の戦争でキャンプ・フォーミュラが共闘者を各世界に送り込み、その共闘者が帰還に至っていないのは皆さんもご存知でしょう」
キャンプ・フォーミュラ、『キャンピーくん』は現在行方知れず。今のままでは、共に戦ってくれた恩人たちを元いた世界に返してあげることが出来ない。
「皆さんには、共闘者の一人で現在ブルーアルカディアに留まっている、レース・フォーミュラの帰還を手伝って頂きたく思います」
ウィリアム・ローグ。アスリートアースの伝説のレーサーである。
「レース・フォーミュラは、自らの愛機で骸の海を振り切って帰還しようとしています」
これ自体は別に不可能なことではない。ウィリアムのスピードであれば、尚更だ。だが、一つ問題がある。
「骸の海を振り切れる程のスピードを出すには相応の燃料が必要です。それが足りないのです」
彼の愛機が要求している燃料は、天使核だ。天使核はその辺のオブリビオンの心臓をくり抜けば手に入る。だが、余りにも膨大な量が必要であるため、途方もない数のオブリビオンを倒すか、強いオブリビオンを倒して質のいい天使核を手に入れなければならない。
「ここで、先程の浮島の話に繋がるのです。あの島は最早遺跡と化していますが、召喚獣は今も存在しています。既に優しい心は失っておりますが」
長い間島を守り続けてきた召喚獣だ、手に入れられる天使核もさぞかし良いものであろう。
「また、島には屍人帝国の生体兵器が召喚獣に引き寄せられて集まっていますので、まずはそれらを殲滅して一つでも多く天使核を集めてください」
一体で数隻の飛空艇と渡り合える力を持っているが、人智を超えた力を持つ猟兵なら殲滅も可能だろう。
「浮島へはレース・フォーミュラが操縦する飛空艇で向かってください。レース・フォーミュラの近くに皆さんをテレポートしますので」
猟兵達の視界が歪む。リリアナが転移を始めた。
「宜しくお願いします、皆さん」
雨野つくし
試験的にサポート優先シナリオを運営します。通常プレイングはタイミングが合った時のみ採用します。
『第1章』
浮島に到着する前から苦難が降りかかります。その苦難を払い除けてください。
『第2章』
浮島に集っている兵器ドラゴンを殲滅します。
『第3章』
召喚獣を倒します。ウィリアムのマシンや飛空艇に乗るなり自力で飛翔するなりして空中戦を制して下さい。
アドリブ・共闘NGの場合はプレイング冒頭にその旨を明記してください。あまり大きなアドリブは加えませんが、ちょこちょこ入れます。共闘は上手く組み合わさりそうであれば行います。
第1章 冒険
『空賊の襲撃』
|
POW : 迎え撃って徹底抗戦だ!
SPD : スピード勝負で包囲を潜り抜けろ!
WIZ : 敵の連携の隙をついて優位を取れ!
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「敵襲、敵襲!」
誰かが叫ぶ。
「5時の方向より敵接近!」
「空賊か……全く厄介なものだ……」
ウィリアムは俯く。最高速近くで飛行しているため、これ以上加速して振り切ることは出来ない。
「すまないが……|猟兵《君達》の手で追い払って欲しい」
船後方に立つ猟兵達。やる気満々の表情でいざ、敵と相見えん。
政木・朱鞠(サポート)
とりあえず、感覚共有した『忍法・繰り飯綱』を放ち【追跡】や【情報収集】で周囲を探って敵の分布や地形の情報を把握しておきたいね。
邪魔をする敵が湧くのなら、武器は拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使い【傷口をえぐる】でダメージを与えたいね。
アドリブも連携もOK
「空賊ってどうしてこうもしつこいのかな?」
政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)は手すりに頬杖をついた。ふわふわの尻尾が揺れる。
周囲の山々がどんどん遠ざかっていくにも関わらず、空賊の飛空艇はむしろずんずん近づいてくる。あのウィリアムですら振り払えない程の速さ。そんな大層な船を持っているなら、もっと別の事に使って欲しいものだ。
「まあでも、敵にはきっちり落とし前をつけてもらわないと」
「まずは……情報収集、かな」
彼女は一匹の子狐を召喚した。目を閉じて、意識を集中させる。子狐は空を泳ぎ、空賊の船にゆっくり着地する。
「なるほど…こんな感じね」
共有される視覚、聴覚。鮮明な映像が朱鞠の脳裏に映る。
「敵は、いち、に、さん……この船に30人か」
どれくらいで全滅させられるだろうか、そんな事を考えながら子狐を呼び戻した。
「甲板前方に20人、後方に2人、飛空艇の中に残り8人ね。把握した」
ここまでくればもう朱鞠の独壇場だ。1対多数の戦いなど忍者にとってお手の物。
いつの間にか空賊の船はすぐそこに迫っている。何とか飛び移れそうな距離まで。
「いざ、出陣」
船から船へ、ふわりと優雅に飛び移る。突然現れた姫忍に空賊達は呆然としていた。
「さあ、お仕置きの時間だ」
その手に握られた鎖がぶんぶんと振り回される。風を切る音が止まった。
「ぐあああ!」
空賊の一人に鎖が巻き付く。鎖についた無数の棘が彼の革の防具をいとも容易く突き破り、肌に、肉に深々と刺さる。
苦痛に苛まれ、見開かれた眼を見た周囲の空賊達は怖気づき、我先にと逃げ出そうとした。
「逃がすわけないよ、空賊ども」
鎖で傷口を抉り最後の苦痛を与えると、朱鞠は鎖を解き、他の空賊を捕らえる。
朱鞠は空賊を次から次へと荊野鎖の餌食にしていくのだった。
成功
🔵🔵🔴
ミーガン・クイン(サポート)
はぁい♪
サキュバスの魔女、ミーガン・クインよ。
私のユーベルコードの拡大魔法や縮小魔法、
アイテムの巨大化薬や縮小薬で色んなものを大きくしたり小さくしたり。
きっと楽しいことが出来るわね♪
サポートに不思議な魔法の力はいかがかしらぁ?
私のことを好きに使ってみてね♡
小瓶を揺らす妖艶な指。愉しげに揺れるピンクの髪。妖しく輝く2つの小瓶。
「今日はどちらを使おうかしら♪」
金の瞳を細めるのはミーガン・クイン(規格外の魔女・f36759)。
「どちらを使っても楽しそうねぇ……迷うわぁ」
指が小瓶の間を彷徨う。金の瞳が右、左と揺れる。
暫く悩んだ末、彼女が選んだのは……
「今回はおおきくして楽しみましょう♪」
甲板に立つミーガン。目の前の空に魔法陣の紋章が描かれる。紫の様なピンクの様なその紋章は、だんだん小さくなっていく。
「おおきくなぁれ♪」
なぜなら、自分達が大きくなっているからだ。
「ふふ。大分大きくなったわねぇ」
もうちょっと大きくしても良かったかも……と思い始めてきた。それでもこれ以上大きくすると飛空艇が地面に座礁しそうなので、止めておいた。
「可愛い空賊ちゃんたちね」
さっきまで同じ大きさだった空賊の船は、今やアリの様に小さい。ここからは、ミーガンの大好きな圧倒的体格差による蹂躙が始まる。
ミーガンの大きな親指と人差し指が飛空艇をつまみ上げる。
「あらあら皆怖がっちゃって。そういうの、私だぁい好き♡」
空賊達の恐怖を美味しく頂く。ちょっとずつ力を込めるたび、飛空艇にヒビが入るたび、恐怖の感情は強くなっていく。
「最後の最後まで、私がぜぇんぶ頂いちゃうわね♪もっと恐怖を頂戴な♪」
最終的に、彼女が腹を満たす前に飛空艇が耐えきれなくなり、見事潰れてしまったのだった。
成功
🔵🔵🔴
御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推っ参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!
バトルや行動は常に生中継+後で編集しての動画配信(視聴者が直視しては危ない系は除く!)
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先よ
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNGだぞ?
戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!
「ドローン動作確認完了!」
船後方にて、忙しなく動き回る人物がいる。御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)が配信の準備をしていたのだ。
「早めに終わって良かった。これで心置きなく敵を待てる!」
ウキウキしながら敵の船に目を向ける。どんどん近づいてきている。さながら映画のワンシーンだ。
「今回の配信も見映えの良さは心配しなくても大丈夫だね」
撮影用ドローン、通称『天地』の前に立つ。
「元気か?皆の者。今回は船に襲いかかる空賊を退治するのだ!ぜひ応援してくれ!チャンネル登録もよろしくな!」
ふと後ろを見ると、すぐそこまで空賊の船が近づいていた。
「それでは、空賊とのバトル、ご覧あれ!」
蛇の姿をした体がうねる。両手を広げた彼女の姿は、神の威厳を感じる。
「はーはっはっは!妾は真の邪神、御形・菘であるぞ!お主らに、宣戦布告する!いつでも良いぞ!かかってこい!」
武器を手にした空賊が群がる。一つの団子の様になった彼らは、轟音と共にふっ飛ばされた。
「お主らのその心意気!誠に天晴れ!その強さ、ワルっぷり!素晴らしい!だが、妾のほうがずっと強い!もっとスゴい!さあ、バトルの続きをしようぞ!」
我先にと空賊たちが襲いかかる。それを彼女は腕で、尾で殴り、薙ぎ払う。
「まだまだぁ!お主らの全力を妾にぶつけるのだ!」
撮影は空賊たちが音を上げるまで続いた。その後、撮影された映像を編集する喜色満面の菘が目撃されたという。
成功
🔵🔵🔴
リカルド・マスケラス(サポート)
『さーて、どう調べるっすかね~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
得意なのはサポートで、非戦闘時はコミュ力や宇宙バイクの機動力で情報収集をしたりなどが可能。ある程度のその世界の知識や常識なども世界知識でわきまえていたりもする
色々な世界を渡って学んだことで魔術や機械の操縦など何でもござれ
また、仮面単体の時のサイズを利用すれば、念動力と組み合わせて、狭い場所を通ったり潜入調査を行うこともできる
基本的には真面目に仕事はしますが、きれいなお姉さんと一緒に行動できる選択肢があれば、迷わずそちらを選ぶチャラいキツネさんです
シホ・エーデルワイス(サポート)
私でお役に立てるなら喜んで
人柄
物静かで儚げな雰囲気
余り自己主張せず
仲間が活躍しやすい様に支援します
心情
仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています
基本行動
手伝いや救助が必要な人がいれば
身の危険を顧みず身代わりになったり庇ったり
疲労を気にせず治療します
一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませないよう
UCや技能を駆使して生き残る事を諦めません
またUC【贖罪】により楽には死ねません
ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います
探索
得意な技能を優先して使います
またUCも使える物があれば出し惜しみしません
戦闘
味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用
「空賊っすか。ブルーアルカディアではよくあることっすね」
狐の面を着けた――その面が本体なのだが――リカルド・マスケラス(希望の|仮面《マスカレイド》・f12160)は愛機のエンジンをかけた。
「ちょっくら様子を見に行くとするっすか〜」
飛空艇から飛び出し、地上で機体の修理をしている空賊のところへ向かった。
「兄ちゃん、俺等になんか用か?」
厳つい顔面の空賊がリカルドの前に立ち塞がる。
「あ、いやぁすごい船だなって思っただけっす。ほら、すごいものって近くで見たくなるじゃないっすか?」
他の空賊がこちらを睨んでくる。
「別に船に手を出すつもりは無いっすよ!ほんとにすごい船だなって思っただけっすから!」
空賊達に詰め寄られ、後退りながらバイクに手をかけようとする。だが、その手は何も触れなかった。
「え?あれ?……ば、バイクをどこにやったんすか!」
「うるせぇ!」
蹴り飛ばされる。その拍子に面が外れた。
誰かに助けてもらおう。面は飛空艇へと飛んでいった。
飛空艇の甲板に、シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)が佇んでいる。今にも消え入ってしまいそうな儚さを纏い、遠くを見つめていた。
静寂が破られるまでは。
「誰か〜、助けて欲しいっす〜!」
咄嗟にその声のする方を向くと、面がふよふよ浮いていた。
「ど、どうされましたか……?」
「き、キレーなお姉さん!じゃなくて、今自分の体が大ピンチなんす!」
シホの目が見開かれた。
「それは大変です!直ぐに助けに行きます」
「ありがとうっす〜!」
面に導かれ、空賊の元へと向かった。
「なかなか持つじゃねぇか。こりゃ案外楽しめそうだぜ」
空賊達に集団リンチを受けるリカルドの体。
「コイツはどうだ?耐えられるかぁ?」
剣を振りかざす空賊。地面に倒れ伏して動けないリカルドに避けるすべはない。目を閉じた。
――ザクッ!
リカルドが目を開けると、その視界に白い羽が映った。
「私が来たからには、この方をこれ以上傷つけさせません」
彼女は羽を広げた。
『私の祈りを拠り所に、この身を盾とし、一時の安息をもたらし給え』
結界がリカルドを、シホを覆う。シホは膝をつくと、救急箱を開いた。
「すぐに治して差し上げますから、少し我慢してください」
傷口を消毒し、包帯を巻き、腫れた箇所を冷やす。
「もう、痛くありませんか?」
「大丈夫っす!全快っす!」
それは良かった、とシホが笑う。それをリカルドは心配そうな目で見ていた。
「あの、そっちこそ大丈夫っすか?さっき思いっきり斬られてましたし、それにすごく疲れているようにも見えるんすけど」
「私は大丈夫です。こう見えて、簡単には死なない体質ですから」
それよりも、とシホは空賊達を一瞥する。先にこちらを何とかしなくてはならない。
「私は支援に徹します。攻撃はお任せします」
こんな綺麗な|女性《ひと》に頼まれたら断れない。それがリカルドだ。
「了解っす!頑張るっすよ!」
結界が解除される。戦いの口火を切ったのはリカルドだ。
「キレーなお姉さんを傷つけた罪は重いっすよ〜!しっかり償ってもらうっすからね!」
手裏剣が舞う。リカルドが振り回す鎖鎌に空賊達は屠られていく。
「死ねぇ!」
リカルドに後ろから襲いかかる空賊をシホが撃ち抜く。リカルドは地上で死闘を繰り広げ、シホは空中から空賊達を狙う。
「これで、終わりっす!」
最後の1人が倒れた。もうここに彼らの敵はいない。シホはゆっくりと着地し、リカルドはシホの元に向かった。
「お疲れ様っす!」
「ウィリアムさんを守れて良かったです」
2人とも飛空艇に戻ろうとした時、不意にリカルドが口を開いた。
「あの〜、この戦いが終わったら一緒にお茶して欲しいっす!」
シホは気まずそうに笑い、こう答えた。
「あの……私、既に伴侶がいて……」
すみません、と小さな声で付け加えるシホ。リカルドは無理やり笑みを浮かべた。
「あ、大丈夫っす!気にしなくて……はは」
「お誘い、ありがとうございました」
シホが飛び去っていく。リカルドはそれを寂しく眺めていた。
「可愛かったなぁ……」
その後、リカルドも愛機を見つけ出し、飛空艇へと戻っていった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
第2章 集団戦
『帝国式軍用ワイバーン『レッド・ラム』』
|
POW : 八一式船体捕捉用アンカー
【尾部に移植された鎖付き鉄球】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : レッド・ラム
【頭部に生えた衝角(ラム)】で攻撃する。[頭部に生えた衝角(ラム)]に施された【対装甲ドリル】の封印を解除する毎に威力が増加するが、解除度に応じた寿命を削る。
WIZ : 形態変化機構『ストラトスウォーム』
無機物と合体し、自身の身長の2倍のロボに変形する。特に【他の個体】と合体した時に最大の効果を発揮する。
イラスト:アイカワ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
集うドラゴン達。帝国により身体を改造されたものの、最終的に放逐された哀しき者達。それでも我らに牙を剥き、恩人の帰還の邪魔となるならば、駆逐しなければならない。
この先に待ち受ける召喚獣と戦うために。天使核を手に入れる為に。
鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です
かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかけるような行為はしません
不明な点はお任せします
「うーん、想定よりドラゴンが多いですね」
眼鏡の位置を直す女性。銀誓館学園所属の元能力者であり、猟兵。鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)は能力者時代から愛用しているイグニッションカードを手にした。
「―――|召喚《イグニッション》!」
一瞬で、彼女の背中に武装プラットフォームが現れた。同時に召喚されたらしきバズーカを構え、影華は狙いを定めた。
「私の『轟蘭華』と『破蘭華』で駆逐しましょう」
熱線がドラゴンの群れに放たれる。『破蘭華』からも黒い靄を纏ったエネルギー弾が連射される。
「まだまだこんなものではありませんよ!」
激しくなる攻撃。雨のように降り注ぐ弾。流石のドラゴンもこれには耐えられまい。
そう思われた。
煙が立ちこめる。地上が全く見えない。もう一度下を覗き込んだ影華の目が、不意に見開かれた。
「……くっ。流石は軍用兵器。思ったよりしぶといですね」
先程に比べ数は少なくなっているが、まだまだ元気に動き回っている。
「……|機神《キャバリア》を召喚しましょう」
再びイグニッションカードを手にした。
「|神機召喚《アクセス》―――|起動《イグニッション》!」
声が響く。同時に、神々しいほど白く輝くキャバリアが召喚された。影華はそれに搭乗すると、飛空艇を飛び立った。
ドラゴン達も飛んでくる機体をすぐに認識した。キャバリアからエネルギー弾が放たれる。
着弾するが、どれも致命傷にはならない。
「向こうも迎撃態勢に入ったようですね……」
ドラゴン達は尖った角をこちらに向けてくる。更に、何か封印のような物が解けていくようにも見える。
「装甲を破壊しようと……それならば、先手を打ちましょう」
彼女はその眼鏡に内蔵されたモニターを起動した。
「U.N.M.A。|omnes una manet nox《オムネース・ウーナ・マネト・ノクス》を起動」
呼応するかのように、モニターに『システム・アンロック』と表示された。
『E.N.M.Aから宣託――誰の下にも、終わりは等しく訪れる』
誰のものか分からない声がした直後、機体背面の黒い羽衣状のエネルギー体が大きく展開された。
ドラゴン達がそれを理解しようと機体に目を凝らすも、そこにはもう機体の姿はない。
機体は瞬きする程の時間で浮島に着陸していた。
「これが、機神の力です」
キャバリアから振動波が放たれる。それは同心円状に急速に広がり、ドラゴン達に避けるすべはない。
1、2、3、4。そう数え終わる頃には、どんなに逞しいドラゴンも倒れ伏していた。息があるのもあと数匹。
もう機神の、影華の敵ではなかった。
成功
🔵🔵🔴
アメリア・イアハッター(サポート)
【サポート】
他の猟兵の行動が成功するようにサポートに徹し、下記のような行動をとります。
・機動力が必要であれば宇宙バイク「エアハート」に仲間を乗せる。
・仲間の攻撃が当たるように、敵の行動をUC「風の友」で読んだり、氷系のUCを使って敵の機動力を封じる。
・仲間の攻撃を強化するために支援系UCを使ったり、鼓舞をする。
・敵の注意を逸らすため、宇宙バイク騎乗や空中にて囮となる。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
河崎・統治(サポート)
絡み、アドリブ歓迎
戦闘前にイグニッションカードから装備を展開し装着。
味方と連携しつつ周囲を警戒、【地形の利用】をしつつ【索敵】【偵察】して進む。暗所では暗視ゴーグルを使用する。
敵と遭遇したらアサルトウェポン、アームガトリングと21式複合兵装ユニット2型の【誘導弾】と【砲撃】【レーザー射撃】による【弾幕】【制圧射撃】で攻撃しつつ接近し、白兵戦の間合いまで接近した所で水月を抜刀し【切り込み】【切断】で攻撃する。
可能なら装甲の隙間や関節を狙い【鎧無視攻撃】【鎧砕き】を仕掛ける。
敵の攻撃は【推力移動】【見切り】で回避するか【武器受け】【オーラ防御】で防御する。
使用UCは状況に合わせて変更。
「うわっ、ドラゴンが多すぎて地面が見えねえ……」
イグニッションカードを手に、河崎・統治(帰って来た能力者・f03854)がぽつりと呟いた。
彼の視線の先で、ドラゴンが浮島を埋め尽くしている。ただでさえ一匹一匹が強いのに数の暴力も加わったら……全く恐ろしい。
「でも、戦うしかないよな。その為に俺はここにいるんだ」
イグニッションカードから装備が展開される。銃に甲冑、刀まで。装着し終わったところで、誰かが統治の肩を叩いた。
「ドラゴン討伐に行くんでしょ?なら私も手伝うよ」
赤い髪を揺らすアメリア・イアハッター(夢想空流・f01896)は、傍らの黒い宇宙バイクをコンコンと叩く。
「戦闘サポートは私に任せて」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
2人を乗せた宇宙バイクは浮島へと飛んでいった。
「ここで降ろしてくれ」
「はいはーい!」
統治はバイクを降りると、遺跡の影から向こうを覗き見る。
「すごい風景だな……」
「尻尾に付いてる鉄球、怖いよね。あれ振り回してくるのかな?」
「だろうな」
2人ともドラゴン達から視線を外さない。不意にドラゴンがこちらを向いた。咄嗟に顔を引っ込める。
「勘もいいな。迂闊に動いたら詰みそうだ。これでは水月を使えない」
「その水月っていうのは何?」
「刀だ」
何やら考え込むアメリア。
「どうしたんだ?」
「いや、それなら解決できるかも」
アメリアは訝しむ統治に向き直った。
「私、氷魔法で肉体を凍らせて動けなく出来るんだ」
「それなら、まずは俺が絶え間ない広範囲の攻撃を仕掛けつつ、白兵戦の間合いまで近づく。そこまで行ったら、氷魔法を発動してドラゴンの動きを止めてくれ。俺が水月で斬る」
アメリアが眉を寄せて外を窺う。
「でも一人であの数を対処できる?」
統治は大きく頷いた。
「俺は刀に不死鳥の炎を纏わせて攻撃できる。その炎は俺が消すまで延焼し続けるんだ。あれだけ可燃物が密集ししてるんだ、よく燃えそうだろ?」
「それもそうだね」
「じゃあ、行くぞ」
アサルトウェポンの発砲音が、戦いの火蓋を切った。アサルトウェポンと彼の腕に装着されたアームガトリングが絶え間なく火を噴く。
「ガウウ!」
ドラゴンの一匹が尾の鉄球を振り回す。兵装に接続されたブースターが作動し、間一髪でそれを逃れた。
「お返しだっ!」
背部兵装からミサイルが飛び出す。レーザー光線も撃ち出されていく。銃弾、ミサイル、レーザー光線。絶え間ない弾幕を避けられず、鉄球を失う個体も出てきた。
「よし!私の出番だね!」
統治の前に立ちはだかるドラゴンが凍りつく。
「やっちゃって!」
水月を抜刀し、振り被る。
『焼き斬れ!フェニックススラッシュ!』
刀に炎がまとわりつく。切り裂いたと同時に、ジェットパックで脱出した。
斬られたドラゴンについた火は、瞬く間に燃え広がっていった。
「すごいね!一気にいなくなったよ!」
「氷魔法で動きが封じられたおかげだよ、ありがとう」
こうして、島を埋め尽くしていたドラゴンは、あっという間に数える程になってしまったのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ギュスターヴ・ベルトラン(サポート)
|C’est du soutien, ok.《サポートだな、了解》
一人称:オレ
二人称:相手の名前+さん呼び、敵相手の時のみ呼び捨て
口調:粗野で柄が悪い
■行動
信心深いため戦う前に【祈り】を捧げる事を忘れない
敵の主義主張は聞き、それを受けて行動する。行動原理を理解しないまま行動はしない
連携相手がいるならば相手のフォローへ、居ないなら全力で敵をシバきに行く
戦場によっては屋内でも空が飛べるタイプの魔導バイクを乗り回す
「公序良俗に反することはしてねえぞ」と言うし実際にそうするタイプ
■攻撃
主武器:リングスラッシャーと影業、魔導書
近距離攻撃が不得意なので敵とは距離を取って戦う
アドリブ連帯歓迎
陽環・柳火(サポート)
東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。
悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
正面からのぶつかり合いを好みますが、護符を化け術で変化させて操作したりなどの小技も使えます。
全力魔法使用後の魔力枯渇はにゃんジュール等の補給で補います
名刀『マタタビ丸』は量産品なので、もしも壊れても予備があります。
ユーベルコードは指定した物か公開しているものを使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
「どりゃああああ!」
刀をぶん回す陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)。ドラゴン達に勇猛果敢に立ち向かう姿はさながら英雄だが、もふもふの猫耳がどこか愛らしい。
「早く倒れろやぁ!ウィリアムが帰れなくて困ってんだよ!」
彼女が浮島にやって来たのはついさっき。サングラスを着けた猟兵が彼の魔導バイクに乗せてくれ、何とかこの浮島に降り立った。
早速戦闘を挑みに行き、現在に至る。
「てめぇらは骨も残さず燃やし尽くしてやるぜ!」
刃とともに炎が舞い、護符が風を切って飛ぶ。護符が爆発したり、ばらばら弾幕が散らばったり。時にはドラゴンが吹っ飛ぶ。
かなり派手にぶちかましている柳火だが、流石に限界というものがある。地を埋め尽くすドラゴンの群れを一人で殲滅しきるのは至難の業だ。また疲労も蓄積している。全力で魔法を使えばそれなりにダメージを与えられそうだが、その後が問題だ。
うまく囮になってくれて、尚且つ強い誰かが助けにきてくれたら……
「あのお嬢さん、随分派手にやってんな」
ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)は柳火を送り届けた後、魔導バイクから戦場を見下ろしていた。
彼女が優勢ならこのまま帰還しようと考えていた。しかし現在敵の数に押されている。
「やっぱり、助けに行ったほうがいいな」
十字を切り、胸の前で手を組む。戦闘前の主への祈りだ。
彼は魔導バイクを浮島へと走らせた。
「だーっ!何でこんなにしぶといんだてめぇら!」
攻撃しても攻撃しても減らないドラゴン。我慢の限界に達していた。
その時、彼女の耳は機械が動く――エンジン音の様な音を捉えた。
「何者っ!」
「こりゃ駄目だな。脳まで完全に制御されてやがる。戦闘中止は無理か」
頭上には魔導バイク。先程乗って来た機体そのものだ。
「アンタはさっきの!」
「助太刀に来たぜ。お嬢さん」
彼はそれだけ口にすると、光輪を投げた。それはドラゴン達を切り裂いていく。ドラゴン達がそちらに気を取られている隙に、彼は一匹の鳩を召喚した。
『――希望は失望に終ることはない。我らに賜わった聖霊によって、神の愛が我らの心に注がれているからである』
一瞬にして、大量の鳩が飛び立っていく。光を纏った鳩達は柳火の肩に、腕に、足下に留まる。
「あれ?何か……疲れがなくなったような……?」
「神の祝福である。とまあこれで戦えるな」
にっと笑うギュスターヴ。柳火も負けじと笑い返した。
「それじゃ、俺も本気だすぜ!」
掌の中で燃え盛る炎。それは勢いを増していく。
「まずはコイツだ!喰らいやがれ!」
最早火の玉どころか火球とでも言えそうな程大きくなった炎をビームの様に撃ち出す。更に左右に振り、一気に敵を薙ぎ倒す。
「それでも足りないテメェには……」
手に力を入れ、マタタビ丸を構え、目を閉じる。
『喰らいやがれってんだ! 折角の大盤振る舞いなんだからよ!』
目をかっと見開いた。その瞬間、彼女の体に力が漲った。
「オラァッ!」
神速で振り下ろされる太刀を避けられる者などいない。速さだけではない。その一撃はとても強く、硬く、重かった。
彼女の本気と鳩の祝福が合わさり、とんでもない力が彼女の体に宿った。
「オレの鳩は役に立ったみたいだな。オレも最後に一発、行こうか」
柳火の太刀とギュスターヴの光輪が、最後の一匹を屠った。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
試作機・庚(サポート)
はーい呼ばれてなくても参上する庚さんデスよ
サポート参加ってやつデスね
…サポート参加って何書けばいいんデスかね?
とりあえず口調はこれでわかると思うんデスけど…
まぁ私はその時々で色々変わるデスから気にしない気にしない
私が出来ることなら大体の事はするデス
あーけど、基本私はハピエン厨デスからあまりにも酷いことはしないデス
私がされる分には基本何されても別に問題ないデスけど…
私以外の奴…例え敵でもあまりにも可愛そうだと感じたら手を差し伸べる場合があるデス
まぁ必要があればやることやるんデスけどね
仕事デスし
なんでそこの判断は任せるデース
こんなもんでいいデスかね…?
あっ忘れてた『UCの詠唱は自由にどうぞ』デスよ
「わーお。想像以上に多いデスね」
試作機・庚(|盾いらず《フォートレス》・f30104)は閉口した。彼女の目の前には、地面を埋め尽くすドラゴン、ドラゴン、ドラゴン。もうドラゴン島に改名しようぜって言いたくなる程のドラゴン。その全てが生体兵器。なんと恐ろしい島だ。
「今からこれと戦わなきゃいけないんデスね。まあ、仕事だしちゃんとやるデスよ」
ドラゴンがこちらを向く。―――戦闘、開始。
オプショナルビットが機関銃に変化する。割れるような銃声が響く。ドラゴンも鉄球と爪で応戦する。銃声、唸り声、鉄球が空を切る音。
庚とドラゴンの戦闘は、突然中断された。
ドラゴンが、一つになっていく――。その体はあっという間に天へと伸び、足は浮島からはみ出そうな程。浮島を覆うように広がる翼。
20mはある一体の巨大なドラゴンとなった。
「なんか……大きくなってしまったデス」
ただ呆然と見つめていた庚。こんな大きさの化物、気圧されない者など居ない。
だが、彼女は猟兵だ。世界の埒外にある者だ。それならば、どんな規格外の存在だって対等に渡り合える。
「仕事は、ちゃんと片付けないとダメデスね」
機関銃を短銃に作り替える。深呼吸。心を落ち着かせる。
大きさで負けるなら、速さで勝てば良い。
「私の必殺の銃撃。今、解放する時デス」
ドラゴンが足を振り上げる。踏み潰すつもりだ。短銃を握る手に力が入った。
振り下ろされた足は強く地面を踏みしめたが、庚を潰す事はできなかった。ドラゴンは庚を捜そうと、下を向く。その目に映ったのは、自身の膝に乗る庚だった。
振り落とそうとするも、彼女の姿は煙の様に消えた。音もなく現れ、予兆も無く消える。段々と頭の方に近づいていること以外、何の規則性もない。
『1』
カウントと同時に、銃声。ドラゴンはその体勢を崩しかけた。危うく島から落ちそうになる。
『2』
『3』
カウントが進む。体勢が立て直せない。ふらつく中、目の前に庚が現れた。逃すまいと鉄球を放つ。
「その手は、私には通用しないデス」
ワープ。銃口をドラゴンの額に押し当てた。
『4』
最後の銃撃。必殺の弾丸。ドラゴンを貫いた。
『超重力に囚われてもらうデスよ』
合体を保てなくなり、ばらばらとドラゴンが地に堕ちる。必殺の弾丸は、一気に数百匹を屠った。
「天使核を持って帰れば、今回の任務は完了デス」
今日もお仕事、お疲れ様でした。
成功
🔵🔵🔴
向・存(サポート)
もし手助けが必要でしたらお手伝いするのですよぉ~。
得意なのは近接戦闘とか、【情報収集】も兼ねた見回りとかお話を伺うのも好きですよぉ~。
非道なことをなされる方には手加減無用、全力で参らせていただきますねぇ~。
大丈夫ですよぉ~。手足の二・三本くらいもげてもなんとかなりますのでぇ~。
ユーベルコードの出し惜しみをするつもりはありませんよぉ~。
使いどころに迷ったときはぁ、ご同輩に相談するのも良いですねぇ~。
あとは最後まで油断大敵、【咄嗟の一撃】も放てるように【逃亡阻止】は意識しておきましょう~。
堅実にきちんと片づけたら、皆で美味しいものでも食べて帰りましょう~。
※アドリブ・連携歓迎
政木・朱鞠(サポート)
確かに集団相手の対応は厄介だけど悩む時間が勿体ないし、困っている人をほったらかしにしてたら、あっと言う間に未来が過去に喰い潰され無いように、今は目の前のターゲットを倒すことに集中しないとね…。
死ぬこと以外はかすり傷とまでは言わないけど、ここで退くわけには行かないよね。
戦闘
相手は多勢…手数で押し負けないようにしないとね。
武器は拷問具『荊野鎖』をチョイスして、『咎力封じ』を使用して動きを封じて、【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使い【傷口をえぐる】でダメージを与える戦法を取ろうかな。
アドリブ連帯歓迎
明日・がある(サポート)
はっ……思い出しましたわ!!
わたくしが前世でチャンネル登録300万人の超人気ハンドメイド作家であったことを……!!!
ところで何ですの?
コレどういう状況ですの???
わたくしレジンとフェルトとかぎ針編みしか能がありませんわ〜〜〜!!!!!
勘弁してくださいまし〜〜〜〜!?
★自分のことを転生者だと思い込んでいる|超低品質《ぽんこつ》AIです。
★毎日昼12:00に|記憶《メモリ》がリセットされ、実在しない「前世」のこと以外は何も覚えていません。あらゆる状況にノリだけで対応します。
★UCを含め、マトモな攻撃能力を持ちません。
★ただし、ショップ店員扱いなのでギャグのように固いです。肉壁としてお使いください。
浮島の遺跡。とうの昔に廃墟となった神殿の跡。そこに潜む人影が2つ。
「たくさんの"どらごん"ですねぇ〜、ねぇねぇ朱鞠ちゃん、ぜぇんぶ倒したらさっきの街で見つけたお店、一緒に行きたいですぅ〜」
「急に話が変わるね。まあ良いよ。ただこいつらのボスを倒してからならね」
向・存(葭萌の幽鬼・f34837)は嬉しそうに腕を振る。その姿が余りにも可愛らしいので、政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)は思わず笑みを溢した。だがすぐに我に返る。
「いけない。敵をちゃんと見ておかなきゃ。相手は多勢……手数で押し負けないように、せめて装備だけでも分析は済ませといた方がいいからね」
視線を戻した朱鞠。その肩をとんとんと叩かれた。無視しても止まない。すこーし肩で小突いてみるが、やっぱり止まない。
「存さん。もうお話は終わりよ。今は目の前のターゲットを倒すことだけに集中しなきゃ」
「違いますよぉ〜、あれ見えますかぁ〜?」
存が指さす先には、あたふたと慌てる人の姿。左右を見回してはあたふた、空を見上げてはあたふた、走り回っている。
「コレどういう状況ですの!?わたくしレジンとフェルトとかぎ針編みしか能がありませんのに!!こんなドラゴンに囲まれてどう生きていけって言うんですの〜!?」
朱鞠の顔色が変わった。
「人!?なんでこんな辺鄙なところに……って違う。助けに行かなきゃ!力を貸して、存さん」
「分かってますよぉ〜」
ドラゴンが唸る。自分たちのテリトリーを侵されたのが不満なのか、威嚇を続ける。
「誰か!助けてくださいませ〜!」
ドラゴンが鉄球を振り回しながら、彼女に近づいてくる。
「待て!そこのドラゴン、お前の相手は私よ!」
朱鞠の言葉は無視、一際大きく振られた鉄球が、お嬢様めがけて一直線!
「きゃああああ!」
ドカーン。お嬢様はふっ飛ばされた……かと思いきやその場に突っ立っていた。
「痛い!痛いですわ!何よドラゴンのくせに!生意気ですわ!」
「大丈夫!?怪我はない?」
駆け寄る朱鞠。対してお嬢様はぽかーんと呆けていた。優しく叩いてみるも反応無し。突然お嬢様はびくりと震えた。
「はっ!!わたくし、思い出しましたわ!前世でチャンネル登録者300万人の超人気ハンドメイド作家であったことを!そしてココに仕事のために来たことを……!」
「え?じゃあ、もしかして……あなたも猟兵なの?」
「猟兵というものは分かりませんわ!でも多分そういうことなのでしょう!」
明日・がある(レジンのくつ・f42044)も一応猟兵の一人だ。但し本人は|超低品質《ぽんこつ》なAIであり、とんでもない鳥頭でもある。ちなみにレジンとフェルトとかぎ針編みしか能がないのは事実だ。
しれっと邪魔なドラゴンをぶっ飛ばしながら、存もゆったりと歩いてきた。
「私もそうだと思いますよぉ〜、私の将としての勘がそう言ってますぅ〜」
「お手を煩わせてしまったこと、謝罪いたしますわ。お詫びといってはなんですけど、貴方がたの盾になって差し上げてもよろしくてよ?」
「盾って……いや、でもあの攻撃に耐えられたしなぁ……」
朱鞠は味方を壁にすることに抵抗を感じた。本人がいいと言っているとはいえ、いくら打たれ強いからと盾代わりにするのは気が引ける。返答を躊躇っていると、存が顔を覗き込んできた。
「朱鞠ちゃん、使える物は使ってしまいましょぉ〜?"どらごん"の攻撃も強くなってますしぃ〜」
それだけ言うと、彼女は再び戦いに身を投じていった。彼女だけに戦わせるわけにはいかない。朱鞠は覚悟を決めた。
「それじゃ、私も戦おうか。盾役、よろしくね」
「承知しましたわ!」
があるが攻撃を全て引き付け、その間に存と朱鞠が攻撃する。があるは持ち前のタフさでどれだけ攻撃を受けても傷一つつかず、延々と鬼ごっこだ。存は刀を振るい包帯を振るい、ドラゴン達の動きを少しでも遅くする。そこに朱鞠が一撃。だが、一つ問題があった。
「全然減らないね……一匹にこれだけ時間かけてたら日が暮れちゃう。どうする?」
「わたくしはこのまま逃げ回りますわ〜!」
存からの返答がない。朱鞠が名前を呼ぶと、何かを思いついた様に空を見上げた。
「少し私に任せてほしいですぅ〜」
彼女は目の前の一体に目を合わせた。
『不幸の連鎖は止まりませんよぉ〜止めることもまた、できないのですぅ〜』
目がキラリと光る。同時に、ドラゴンに傷がついた。それ自体は致命傷にはならない。
「があるちゃん、暫く動かないでくださぁい」
ドラゴンがその角にかけられた封印を解除する。本気モードだ。
「ちょっとお待ちなさい!?これわたくしを完全に殺しにきてますわ!」
「だいじょーぶだいじょーぶ」
角をこちらに向け、ドラゴンが突進して来た。もう無理だ、があるは目を閉じた。
角が何かに刺さる音。恐る恐る目を開けると、目の前でドラゴンが突き刺されていた。
「え?どういうことですの……?」
「ただの"偶然"ですよぉ〜。不慮の事故ってやつですねぇ〜」
刺されたドラゴンは反撃する。なんと始まったのは同士討ち。更に他のドラゴンも巻き込まれ内戦状態に。朱鞠もがあるも開いた口が塞がらない。
「これなら勝手に数が減るし戦って疲労も溜まりますよぉ〜。朱鞠ちゃん、一気に畳み掛けてくださいねぇ〜」
状況を理解した朱鞠は脛当を装着した。
「了解!私に任せて!」
助走をつけ、一気に高く跳躍する。
『悪いけど、足蹴にさせて貰うよ……それとも、ヒールで踏まれたかったかな?』
超音速の蹴撃。急所に3発。硬い装甲がバキバキと音を立てて破壊される。その破片が他の個体に突き刺さる。
「全部、私の荊野鎖で絡め取ってあげる。手裏剣も刺してあげようかしら?」
弱ったドラゴンを鎖が縛り、脆弱になった装甲を砕き、小さな棘が傷口を抉る。手裏剣で広範囲の敵にも損傷を与える。どれだけ数が多くとも、疲弊していれば一体一体にかかる時間は圧倒的に短くなる。
仲間が屠られていくのに恐怖を覚えたのか、それとも内戦に巻き込まれたくなかったのか、一匹のドラゴンが逃げ出そうとした。その目の前に、包帯。
「そういうのも想定済みですよぉ〜」
剣の様な硬さとなった包帯は、ドラゴンを切り裂いた。
「逃げさせませんよぉ〜、一匹も」
朱鞠の超高速攻撃、存の撹乱と逃亡阻止、があるの無尽蔵の体力。3人の強力な連携で、見事大量の天使核を手に入れられたのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです
音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。
自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
プロデューサーより
シン・ドレッドノート(サポート)
実年齢はアラフィフですが、外見は20代前後。
行動パターンは落ち着いた大人の振舞い。
口調は丁寧。時折、奇術師らしい芝居がかった言い回しをします。
「さぁ、ショウの始まりです!」等。
技能、ユーベルコードは状況に応じたものを使用。
身軽で素早い動き、器用さを活かした行動をとります。
主にビットを展開、ビームシールドで防御しつつ、銃器による攻撃を行います。
効果があるなら破魔の力を込めて。
依頼成功のために積極的に行動しますが、他の猟兵や住民の迷惑になるような行動は避けるようにします。
女性には年齢関係なく優しく。
但し、奥さんがいるので女性からの誘惑には動じません。
失礼のない程度に丁寧に辞退します。
「何よこの仕事……こんなの無理じゃない……」
うう、と呻く音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)は、飛空艇から浮島を見下ろした。
時は少し遡り、鬱詐偽にある連絡があった。
「あ〜、うさぎちゃん?一件仕事入ったから宜しくね〜」
それだけ言ってぷつんと切れた電話。まあ私アイドルだし折角の仕事だし……と安請け合いしてしまったのが運の尽きだった。何の企画かと尋ねてみれば「ドラゴンとお話する企画」だと答えられ、え?ドラゴンって意思疎通できるの?と思う間もなくグリモアベースに連れて行かれ、そしたら謎の飛空艇に乗せられ……そして今、どう見ても戦闘態勢に入っているドラゴン達を見て絶望しているというわけである。
「はあ……今からあそこに行かなきゃなんないのかぁ……鬱だ……」
「うさぎちゃーん、ロケ始めるよー!」
鬱詐偽は気の抜けた返事をすると、その場を後にした。
「3、2、1」
カチンコが鳴らされる。
「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さんただいま参上」
何故こんな恥ずかしいセリフを言わなければならないのか、自分でも疑問だったが、これも番組の為だと割り切った。番組が終わることは鬱詐偽の命綱が切れると同義だからだ。それだけは避けたい。
「今日はこの島に生息するドラゴンさんとお話したいと思います。……あ、危険なのでテレビの前の皆さんは真似しないでね」
ちらりとドラゴンを見遣る。殺気マシマシの目が見えてしまい、咄嗟に目を背けた。こんなの絶対失敗するに決まってる。
「それじゃあ、行きますね」
もう鬱で鬱で仕方がない。
「こ、こんにちは〜……」
恐る恐る声を掛けてみる。反応無し。ただしこちらから視線を1秒たりとも離さない。
「良い、天気、ですね……」
圧を感じる。思わず数歩後ずさった。目を逸らすも別の個体と目が合ってしまい、気まずい。
「ど、どうです……」
グルルルル………
あ、これはやばいやつだと悟った瞬間、無意識で足が動いた。
「……もう、無理〜〜〜!」
どこまで走ったか分からない。とにかく走って、走って、走って……気がつくと、遺跡のような場所にいた。
「何よここ……うう」
寒気がする。遺跡の中は暗闇で、何も見えない。ゾンビやミイラが奥から出てきそうな雰囲気だが、やはり好奇心には勝てないというか、鬱詐偽は足を踏み入れてしまった。
「あと5歩、5歩入ったら帰る」
1歩、2歩、3歩、4歩……そろりそろりと忍び足。何もないのではないか。安心のような感情に心が満たされ、つい油断してしまった。
5歩目。地面に着地した足を、何かが這う感触。恐る恐る下を見ると、鼠が一匹。
「きゃああああ!」
慌てふためいた末、足が縺れてすってんころりん。持ち前の不運を一番最悪なタイミングで発揮してしまった。
「もう嫌……」
「……何か、聞こえませんでした?」
「ええ。何だか、悲鳴のような」
響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)は入り口に戻ろうとする。それをシン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)が優しく制した。
「女性を危険に晒すわけには行きません。此処は一つ、私が様子を見に行きましょう」
ランタンを手に、暗い広間に戻る。入り口から射し込む光が、倒れ込む鬱詐偽を照らしていた。咄嗟に駆け寄り、脈を見る。
「大丈夫ですか!」
「……あ、はい。大丈夫」
シンは安堵の表情を浮かべた。鬱詐偽に手を差し伸べる。
「立てますか?」
「すみませんすみません私は大丈夫ですから一人で立てますから」
鬱詐偽は手をとらず自力で立ち上がったが、すぐにしゃがみこんでしまった。
「ほんとにごめんなさいお手を煩わせてしまって申し訳ないですそもそも私なんて生まれてこなきゃ良かったんだ何で私此処にいるんだろ」
完全ネガティブモードの鬱詐偽に驚きつつも、シンはもう一度手を差し伸べた。
「別に迷惑ではありませんよ。倒れている人が居たら助けたくなるのが私の性分ですから」
ぼそりと感謝の言葉を告げる鬱詐偽。だがどこか上の空だ。
「どうしましたか?」
「いや……その、向こうから視線を感じて……」
彼女が指さす方には、頬に手を添え満面の笑みでこちらを見つめるリズがいた。
「ごめんなさい。つい可愛らしい物を見ると笑顔が溢れてしまって……」
「い、いや。好きなものがあるのは素晴らしいと、思う」
遺跡を抜け出し、今はテレビの収録現場へと向かっている。真っすぐ走ってきたのが幸いだった、真っすぐ歩けば元の場所に戻れる。
「なるほど、鬱詐偽さんはテレビの収録でこの島にいらっしゃったんですね」
「う、うん。でもドラゴンとお話するとかいう意味不明な企画で連れてこられたんだよね。やりたくなかったなぁ……」
鬱詐偽は苦笑い。一方のシンはドラゴン、という言葉に反応した。
「丁度、私達もドラゴンに用事がありまして」
「どんな用事?」
「この島のドラゴンを殲滅しに」
フリーズする鬱詐偽。やっぱり危険なドラゴンだったのだ。お話するなんて頭お花畑な企画、成功するわけがなかったのだ。
「それもこの島のは生体兵器でして」
そうなるとあの企画は私が生体兵器と話すという誰得な企画だったのか。そんなことを思っていたところ、不意にリズからの熱視線を感じなくなった。
「テレビの収録で来られたのですよね?それならばスタッフの方々はドラゴンのところに残されているのでは……」
全員の血相が変わった。スタッフ達は猟兵ではないただの一般人だ。生体兵器だという事も知らない彼らに危機が迫っているのは明白だ。
「早く向かいましょう」
彼らが目にしたのは、傷つき、倒れたスタッフの姿だった。
「あ、あ、私が逃げた、から……」
貴方のせいじゃない、とリズが優しく背中をさすった。
「まずは彼らを安全なところまで避難させなければ。攻撃は私が引きつけるので、お二人で避難させて下さい」
シンはそれだけ言うとドラゴンに立ち向かっていった。
「さあ、奇術の粋をご覧ください!ショウの幕が開きますよ!」
彼の腕についた腕輪が光りだす。十字が幾つも重なったそれから、光線が飛び出した。光線は空へと飛んでいく。
『閃光と共に!降り注げ、光の雨!』
空に飛んでいった光線が、途端に自然の理に従うように降り注いだ。
「ああ、光の雨は美しい!」
光が降り注ぐ光景をバックに、リズと鬱詐偽は要救助者を運び出していく。
「皆意識はありますね。ただ負傷と出血が酷い」
「……このまま皆が死んじゃったらどうしよう……」
ぶるぶると震える姿が可哀想で、リズは何かしてあげられないか、と辺りを見回した。何か、あれば。緑の葉が生い茂る木、青い空、小さく咲く桃色の花。
直感的に、リズの脳に天から何かが降ってきた。それは思い描くほど具体的に、現実のようになっていく。
「鬱詐偽さん、心配なさらないで。私がこの方々を癒してさしあげますわ」
彼女はそっと目を閉じる。心の奥底に湧いてくる思いを解放するように、彼女から桜の花吹雪が放たれる。
『疲れましたか? では私が癒やして差し上げましょう』
桜吹雪が座り込むスタッフ達を包み込む。彼等は薄く開いていた目をやがて閉じ、小さく寝息を立て始めた。
「これで大丈夫。眠っている間に少しは回復するでしょう」
鬱詐偽は少し顔を上げた。リズに手を伸ばす。その掌には幾つか金貨が乗せられていた。
「あ、ありがとう……私なんかの為に……ごめんなさい、今コレくらいしか持ってなくて」
「謝礼はいりませんわ。お気持ちだけで十分ですから。それよりも、シン様に加勢しなくては」
鬱詐偽は頷き、立ち上がってリズの後を追った。
「流石にこの数を全て相手にするのは骨が折れますね。大分疲れてまいりました」
「か、加勢に来たよ。シンさん」
「おお、鬱詐偽さん、助かります。リズさんも」
「スタッフの方々は私のユーベルコードで回復させていますわ。この戦闘が終わる頃には歩けると思いますわ」
それよりも、とリズがドラゴンに視線を向ける。シンのお陰でかなり疲弊しているが、腐ってもドラゴン。まだまだ強い。
「す、すごい……さっきまで皆元気ピンピンだったのに……」
「とりあえず、気絶している個体から倒していきましょう」
シンは小型ビットを手に再びドラゴンの元に駆けていく。リズも青い宝石のついた杖を手に、彼を追う。
「あ……」
鬱詐偽は、何も出来なかった。アイドルだから、攻撃する手段を持ち合わせていない。アイドルだから、武器なんて何も持ってない。何も、力になれない。
「やっぱり、私が此処にいる意味なんて……」
ないのかもしれない。だが、胸の内に湧き出る思いがその思い込みをとどめる。私だって、何か出来ることはあるはず。
「でも、アイドルに出来ることなんて……」
1つ、浮かんだ。これなら、私でも戦える。
「次はこっちです!リズさん、お願いします!」
「お任せ下さいませ!」
シンのトリッキーな動きで惑わし、リズが白薔薇の嵐で傷をつける。怯んだ隙を突いてシンが急所を狙う。
世界の理など存在しないかの様に自由自在縦横無尽に跳ね回るシン。白薔薇の花びらが竜巻の様に舞い上がり、一気にドラゴンを襲う。
「そういえば、鬱詐偽さんは!?」
2人ははっとした表情で周囲を見回す。どこにも彼女の姿は見えない。巻き込まれてしまったか。
「リズさん、後ろ!」
リズが振り向くと、ドラゴンが覆いかぶさって来た。それを華麗に躱した彼女の目が捉えたのは。
「鬱詐偽様!?何故その様なところに!?」
彼女は、ドラゴンの頭の上に立っていた。振り落とそうとするも、落ちない。
『私の歌を聴いて、ね』
マイクを手に、歌い出す。その歌声は魂に響くものがあった。無性に共感したくなるような、そんな響きがあった。
「何だか、懐かしい感じが致します。それに、体の内側からとてつもない力が溢れてくるようですわ……」
「同感です。ショウはまだまだ終わりませんね。彼女の歌声をBGMに、第2幕の始まりです!」
戦場に響き渡る歌声、空を舞う白薔薇の花びら、銃身から放たれる粒子弾。戦場だけれど、どこか美しいような儚いような、そんな風景だった。
「いやいや、力がみなぎってきてたまりません!私の本気をお見せしましょう!」
もう一度、光の雨が降り注ぐ。1度目よりも沢山の雨が、激しく降り注ぐ。
「私も、負けてはいられませんね。私の花びらの雨も、どうぞお受け取り下さいませ」
白薔薇が更に増える。祈りが通じたかのように、歓喜を示すように。フラワーシャワーも降り注ぐ。
「私の思い、受け取ってね……!」
歌声は更に響き、より心の奥深くへと染み込んでいく。それが更に皆を強くする。
歌に奇術、花の舞。芸術的で美しい│戦い《舞台》は、猟兵の勝利で幕を閉じた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか
太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ
正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像で目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな
それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ
「水心子真峰、推参。さて、真剣勝負といこうか?」
堂々とドラゴン達の前に現れたのは、水心子・真峰(ヤドリガミの剣豪・f05970)。
彼女は一本の刀を佩いている。それに手をかけるも……抜刀はしない。使うのは、錬成カミヤドリで複製した刀。
「流石に本体を使うのはな。これで刃毀れなんてしたら大変だ」
――ガルルル!
警戒心を露わにしたドラゴン。ここから立ち去れと言わんばかりだ。
その中の一体が、鉄球を放った。
「おっと、不意打ちか?ならば、こちらもお返しさせてもらおう」
そのドラゴンの背中から一振りの刀が現れ、串刺しにする。
「何も1本しか操らないとは限らないぞ。私はこの刀を160本出せる」
この言葉の意味をドラゴン達が理解したかは定かではないが、突然背後に刀が現れ、貫かれるという攻撃はドラゴン達に恐怖を与えたに違いない。
「まだ2本しか使っていないぞ」
更に剣を複製する。それぞれが独立しているかの様に不規則に動く。軌道予測を許さない斬撃。ドラゴン達は当然それを警戒する。だが、彼女の狙いはまさにそこにある。
「陽動作戦って言葉、知っているか?」
いつの間にか死角に回り込んだ真峰。それをドラゴンが認識する前に斬り伏せる。
その直後の隙を狙って鉄球が飛ばされる。だが、彼女に鉄球が当たるより先に新たな刀が生まれた。
彼女の周囲で高速回転を始める。そのエネルギーに押し負け、鉄球はまるでゴムボールの様に弾かれた。
彼女の圧倒的な強さに恐れをなし、一部のドラゴン達は彼女と戦わず、機を待つという道を選んだ。角の封印を解除し、どんな装甲でも紙くずの様に破れる程の、本来の破壊力を取り戻す。そうして、やっと封印が完全に解除された。
ドッドッドッドッ
真峰が音のした方に目を向けると、角をこちらに向け突進するドラゴンの群れが見えた。
「あれは本気だな。よかろう。こちらも本気で返すぞ」
ドラゴンの角と真峰の刀が火花を散らす。その勝負は僅か一瞬だった。真峰の刀はぽっきりと折れ、粉々に砕け散った。だが、そこに彼女の姿はない。
「お前達が見てたのは残像だ。私は此処に居るぞ!」
そう声高に叫ぶと、一気に10連撃。深くて正確な斬撃は、ドラゴンを一気に屠った。
「よしよし。沢山の天使核が手に入ったな。これでウィリアムも帰れるであろう」
山のような天使核を腕に抱え、真峰は意気揚々と飛空艇に戻っていった。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『召喚獣『ヴァジュラ』』
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POW : 電磁結界
【雷の尻尾】から、戦場全体に「敵味方を識別する【レベル回の雷撃と超電磁場】」を放ち、ダメージと【電磁力反発による近接攻撃不可】の状態異常を与える。
SPD : サンダー・レールガン
【超電磁場と雷の拡散】によりレベル×100km/hで飛翔し、【超電磁場の強さ】×【雷エネルギー】に比例した激突ダメージを与える。
WIZ : 雷電の支配者
【戦場を覆う超電磁場と雷の奔流】を放ち、戦場内の【金属の物品、および電気】が動力の物品全てを精密に操作する。武器の命中・威力はレベル%上昇する。
イラスト:shirounagi
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠アイン・セラフィナイト」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
森の奥深くで、その龍は眠りについていた。
「ヴァジュラ、また遊んでね!」
「いつも守ってくれてありがとう!」
ああ、またな。声には出来ないけれど。代わりに低く唸ることしかできないけれど。時が経って子供たちが大人になり、またその子供たちとこうして穏やかに暮らす。その繰り返しを、何百年と続けてきたのだ。
帝竜共が来るまで。
帝竜の群れはあっという間にこの島を廃墟にした。民は殺され、街は消え失せた。この島に残ったのは自分と森の奥深くにあった神殿だけだ。帝竜共は全てを蹂躙すると、何処かへと去っていった。
暫く、何も手につかなかった。皆死んでしまった。自分が守れなかったせいだ。もし結界をもっと強くしておいたら、もっと早くに気付いていたら。
自分が、あいつら全部を葬れるほど、強かったら。
もう、この島に往時の姿を残すものは神殿しかない。あの日笑っていた子供達の家も、いつも五月蝿い程賑やかだった市場も、とっくの昔に無くなってしまった。今ではその跡地にドラゴンが群れているだけだ。時折、自分が何故この島に残っているのか分からなくなる。それは今でも、はっきりとは分からない―――
もう、護るべきものもないのだ。それならば、いっそのこと破壊し尽くしてしまおう。何もかも。
城田・紗希(サポート)
基本的には考えるより行動するタイプ。
でもウィザードミサイルや斬撃の軌跡ぐらいは考える。…脳筋じゃナイデスヨ?
暗器は隠しすぎたので、UC発動時にどこから何が出てくるか、術者も把握していない。
逆恨みで怒ってる?…気のせいデスヨ。UCの逆恨みじゃアルマイシ。
ちゃんと説明は聞いてマシタヨ?(地の文と目を合わせない)
戦闘は、範囲系ユーベルコードなら集中砲火、単体攻撃なら可能な限りの連続使用。
必要に応じて、カウンターでタイミングをずらしたり、鎧破壊で次の人を有利にしておく。
……防御?なんかこう、勘で!(第六感)
耐性……は、なんか色々!(覚えてない)
「うわー、なんか変な森だなー、どこ?ここ……」
光は僅かな木漏れ日のみ。背の高い木々が生い茂り、鬱蒼としているという言葉がよく似合う。その中を城田・紗希(人間の探索者・f01927)は一人で歩く。
「ほんとにこんなとこに召喚獣がいるの?ほんとに?」
周囲を見回してもそれらしき影は見当たらない。恐ろしいほど静まり返っている。風すらない。聞こえるのは自分の足音のみ。
「はー、お腹すいた……もぐもぐ」
アイスバーを手に、その辺りを適当に歩いてみる。まあ何もないか、とその場を去ろうとした時だった。
バチッ!!
「いった!!」
全身に強い痛みを感じた。全身に一度に静電気を受けたような、そんな痛みだ。頭を押さえながらふらふら立ち上がる。
「何なのよもう!」
ふとそこを見ると、先程までなかったはずの障壁が出来上がっていた。当たれば痛そうな小さな稲妻が、時折ぴしっと走る。
「ほんとに何なの………?」
もう一度触ってみる。ビリッ。やっぱり痛い。見た目からして電気の障壁だろう。
だが紗希はそれ以上に大変なことに気がついてしまった。
「あ、アイスが……落ちてる!」
彼女は思い出した。初めに障壁に当たった時、不意に右手の力を緩めてしまったことを。そして、右手を思いっきり開いてしまったことを。
呆然とする紗希。虚ろな目で障壁のその先を見据えていた。
「アイスの恨み、晴らさずにはいられない!」
顔に青筋が立つ。堪忍袋の緒が切れた。頭の中でブチッと音がした。
「覚悟ー!!!」
果敢に障壁に向かって突進。このまま突っ切るつもりだ!
「どりゃー!!」
見事突破。電気にある程度耐性があったのが功を奏した。さっきのは突然の攻撃に対処できなかっただけだ。
「どこじゃあーー!!」
咄嗟に空を見上げる。葉の隙間から、青色の何かが見えた。さらにはそれを中心にあの障壁が展開されている。これはもう間違いない。
『アイスの恨み、お前に絶対返してやるわぁ!!!!』
とうとう怒りが最高潮に達した。一発喰らわせてやらねば気が済まない。その感情に呼応してか、彼女の体は大きくなっていく。目がぎらつく程に大きくなっていく。
「これならお前がよく見えるなぁ!!」
もう周囲の木々と同じくらいの背丈になった紗希は、殺気の籠もった視線を召喚獣に送る。
「一発受け止めろやぁ!!!」
愛刀を大きく振り被り、召喚獣に振り下ろす!
「はぁ!?」
だが、その刀は謎の障壁に阻まれて届かない!どれだけ強く押し付けても一向に障壁が砕ける気配はない。これは、近接戦闘が向かないタイプだ。
「なら、こっちで勝負だ!!」
ちょっと後退。とにかく距離を置く。障壁の外に出た。
彼女は杖を顕現させると、目を閉じて集中した。攻撃は勘で避ける。とにかく今は集中。
「よし!準備バッチリ!」
強く念じる。ふわふわと炎が現れ、それは何百本もの矢と化す。念じ続ける程矢の先は鋭利になり、炎の勢いが増す。
「これならどうだ、ウィザードミサイル!!受けてみろ!」
炎の矢が一斉に召喚獣を襲う。障壁すら貫き、召喚獣の全身に刺さる。
ちょっとスッキリした紗希。アイスのことはもう仕方ないと開き直った。そしてもう一つ。これが終わったらもう一度アイスを買いに行くことを心に誓った。今度は落とさずに食べきって見せよう。
成功
🔵🔵🔴
リカルド・マスケラス(サポート)
『正義のヒーローの登場っすよ~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
NPCに憑依(ダメージはリカルドが請け負う)して戦わせたりも可能
接近戦で戦う場合は鎖鎌や鎖分銅の【ロープワーク】による攻撃がメインだが、プロレスっぽい格闘技や忍者っぽい技もいける
遠距離戦では宇宙バイク内臓の武装による射撃攻撃やキャバリアによる【結界術】
その他状況によって魔術による【属性攻撃】や【破魔】等使用。
猟兵や戦闘力のあるNPCには【跳梁白狐】で無敵状態を付与できる。
基本的にチャラい上辺ですが、人々の笑顔のため、依頼自体には真面目に取り組みます
「この辺にいるっすかね〜、召喚獣」
宇宙バイクのエンジン全開。リカルド・マスケラス(希望の│仮面《マスカレイド》・f12160)が森を颯爽と走る。
岩に乗り上げジャンプ、した瞬間だった。
「うわわわ!どうなってるんっすか〜!?」
大きく、どころでは表現しきれないほど空に舞い上がった。重力に逆らって上昇を続けるバイク。
「いててて!」
木々の枝が刺さる。ばさっと音がして、木々からひょっこり顔を出す様な形になる。
「あ、あれって……召喚獣っすよね!?」
絶え間ない電流をその身に纏い、翼をばさばさと羽ばたかせ、こちらを睨んでいる。時折鳴る雷もこの召喚獣のせいだろうか。
一時止まった上昇が、再び始まった。上昇だけではなく前進、つまり召喚獣に近づいている。だんだん速くなる前進。しがみついていなければ吹き飛ばされる程の風を受ける。
このままでは突っ込んで感電がいいところだ。バイクから離れなければ。それはそうなのだがなにせ此処は空の上。足場はない。
「こうなったら、危険を覚悟でやるしかないっす!」
なんと両手をハンドルから離し、バイクの上に立った!上手くバランスを取りながら、脚に力を込める。
『ここらでいっちょ、熱くキメるっすよ!』
バイクを強く蹴る。体が宙に浮く。黒いコートが風にはためく。
体中が熱い。高速で飛ぶ火の玉と化したリカルド。
「このまま一直線っす!!」
電流すら無効化し、そのまま懐に飛び込む!フライングクロスチョップが炸裂した!電流のエネルギーをも炎のエネルギーと変えた、超威力の一撃だ。
「さあ、どうっすか?」
それだけ言い残して宇宙バイクに跨る。その背後で起きた大爆発には目もくれず、走り去っていった。
成功
🔵🔵🔴
ルパート・ブラックスミス(サポート)
ルパート・ブラックスミス。黒騎士の鎧のヤドリガミ、特定のユーベルコード無しでは肉体がないリビングアーマーだ。
戦いでは敵に切り込み、広範囲を焼き払い掃討するのが基本戦法。
周囲に護るべきものがある時、他の猟兵に合わせる時等はその限りではない。
特に身を呈して他を護るのは騎士の本意、躊躇はない。多少鎧が破損しても後で直せる。
事情次第では敵に敬意を示す事もあるが容赦だけはせん。
弱点は…リビングアーマーな上に鎧の中は燃える鉛だからな。
泳げないし暗闇でも隠さねば青火が目立つ。音を立てないのも難しい。
これでも騎士だ、依頼の成功の為でも公序良俗に反する行動はせんぞ。
後はその場のアドリブに任せよう。よろしく頼む。
青く燃える翼をはためかせ、ルパート・ブラックスミス(独り歩きする黒騎士の鎧・f10937)は召喚獣の前に立つ。
「これが件の召喚獣……ヴァジュラか」
ルパートはヴァジュラの境遇に思いを馳せた。この召喚獣もかつては心優しい守護者であったと聞いた。誰かを護るという使命はルパートもヴァジュラも同じだった。だがヴァジュラは既に"過去"に呑まれ、"現在"を破壊する衝動に駆られている。
「長きにわたり民を護ってきた事に対しては敬意を示そう。だがこの世界に生きる者を害する存在となってしまった貴殿に容赦はせんぞ」
抜き身の黄金の剣を手にヴァジュラに肉薄する。一刀の元に断ち切ろうとしたその時だった。
(なんだ……この違和感は)
咄嗟に鉛の青火で鎧を覆った。その青日の揺らめき方は尋常ではなかった。彼の意思で自由自在に動かせる青火だが、なぜかそれ以外の意思も介在しているような動き方をしていた。
彼の体にも違和感があった。手足に糸がついていて、それを誰かが無理やり動かそうとしているような、そんな感覚を覚えた。
(相手は電磁場を操る、磁界の中で電流を流し金属を動かすという寸法か)
しかしルパートの炎はルパートが最も上手に扱える。自らの体の一部なのだから。支配さえ振り切ってしまえばこちらのものだ。
(ならば、一気に畳み掛けるのみ)
ルパートが身体を制御できなくなるのが先か、ヴァジュラが斃れるのが先か。
『我が血肉は在りし形を手放し。されど…捕えし贄は放さず!』
数え切れないほどの燃える鉛の縄が稲妻の如き、いや稲妻を超える速さでヴァジュラに迫る。ヴァジュラも稲妻を走らせ、鉛の炎を打ち砕かんとする。しかし、稲妻が届くより先に鉛の縄はヴァジュラを縛り付けた。
「切り裂くッ!」
電撃をものともせず懐に飛び込む。黄金の剣を大きく振りかぶる。そのまま召喚獣を電流ごと両断した。
成功
🔵🔵🔴
柳・依月(サポート)
俺は柳依月、UDCアースの大学生だ。……だが、実は人間じゃない。妖怪だ。それでも俺は人間が好きで人間と共にある。彼らの日常を守る為、てのが俺の戦う理由になるのかな。
戦闘時は基本仕込み番傘での近接戦だが、中長距離や支援に回る時などは呪髪糸や禍魂による呪いなんかも使用する。
非戦闘なら情報収集が得意だ。主にネットだが、聞き込みとかもする。【化術】も得意だからな。
以下PL
ギャグ系の状況でもノリはいい方です。
UCは指定した物をどれでも使用し(詠唱ご自由に)、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
飛空艇には柳・依月(ただのオカルト好きの大学生・f43523)がいた。慣れた手つきでスマートフォンを取り出す。しかし、すぐ彼の眉間にシワが寄った。
「はあ、やっぱ使えないな。あいつの電磁場はここにも影響するのか」
カード類を置いてきてよかった。スマートフォンは、直してもらおう。一応持ってきた方位磁針も狂ってしまって役に立たない。だがこの程度で尻込みしてはいけない。これから向かう場所の電磁場の強さはこの場の比ではないのだから。
飛空艇が対象に近づく。雷撃を紙一重で避けながらのスリリングな飛行。
(こんなのじゃ攻撃できないな、攻撃の手が一瞬でも弱まったら反撃できるが)
雷撃はこちらを的確に狙ってくる。避けたと思えばまた次の雷撃。純粋に隙がない。レース・フォーミュラと言えども回避で精一杯でこれ以上接近できない。
(少しでも攻撃を弱められないか?)
思考を巡らせる。この状況を打破できる切り札は―――
「これだ」
依月はウィリアムに駆け寄り、耳打ちした。ウィリアムは依月を一瞥すると、小さく頷いた。
(この状況下ではほんの僅かな時間しか稼げないと思うが、それでいい。あとはウィリアムの腕に託そう)
ヴァジュラは飛び回る飛空艇から一瞬たりとも目を離さなかった。あれは敵だと本能が訴えかけてくる。あれを見逃したら自分の全てが打ち砕かれる気すらしていた。
しっかりと見ていた、はずだった。
飛空艇は、消えた。
どこにいった。索敵に集中するため一度全ての攻撃を止めた。辺りを見回す。
見つけた。しかしその時にはかつてないほど接近され、身体の自由を奪われていた。
「かかったな、呪いの罠に」
ヴァジュラの体に巻き付いた呪髪糸から呪詛が注ぎ込まれる。依月が内包していた呪いをヴァジュラにぶつける。攻撃の手を止まっている内に飛空艇から畳み掛けるような援護射撃。
最後は霊符によってヴァジュラを見事封じた。再び暴れることのないように。
成功
🔵🔵🔴
大豪傑・麗刃(サポート)
一人称『わたし』『麗ちゃん』
どんなシリアスでも一度はネタをやりたいのだ!ダジャレ、奇怪な言動、一発ギャグ、パロ、メタ等何でもよい。状況が悪化する行為はやらない(変態的衝動時等必要な場合を除く)
超シリアスのためギャグ絶対ダメというならシリアスオンリーもできなくはないがその時は頭痛が痛くなるのだ(強調表現としての二重表現肯定派)
一応根は武人なので強敵相手の戦いには心昂る一面もある。ユーベルコードによってはそうならない場合もあるが。
ユーベルコードが
近接系:何も考えず正面から真っ向勝負挑む
遠距離系:射程距離ギリギリから一方的に攻撃狙い
ギャグ系:お手数かけますがなんとかお願いします!
それ以外:まー適当に
「うぎゃー!!なんじゃいこの雷はぁーー!」
森の中を逃げ回るのは大豪傑・麗刃(26歳児・f01156)。彼の横を雷が掠める。ほっとするのも束の間、側撃雷が彼に落ちた。
ビリビリビリッ!
「いててててて!なんだアイツ、ピ〇チュウなのか!?10万ボルト使えるのか!?」
確かに色を変えてみれば……って違う違う。確かに電撃を操るという点では似てなくもないが、相手はポ〇モンではなく召喚獣、それもオブリビオンなのだ。
「いやー、強そうだなアイツ!おらワクワクすっぞ!」
楽しそうで何よりだが、敵を倒さずには終われない。そろそろ戦わなければ。
「よっしゃあ!派手に行くぜっ!」
着流しにジャージ、そして赤いマントを羽織る。なんというか絶妙にダサ……ゲフンゲフンとても個性的なファッションだ。とても目立つ。
「うぎゃあああ!またかよお!」
―――当然敵の攻撃も集中する。
だが。彼に降りかかる災難はそれだけではなかった。
トントン。肩を叩かれる。
「うーん、誰だぁ……」
振り向いた先には―――
「げっ!ぶ、部長……わぁー奇遇ですねー。あれ?皆もいるなぁ?ど、どうしたのかなー」
その時彼は思い出した。休暇の取得を忘れたことを。
「大豪傑ゥ!無断欠勤とはァいい度胸だなァ!」
鬼のような形相の部長、その他面々が追いかけてくる。
楽しい楽しい鬼ごっこの始まりだ。
「ぎゃああああ!」
本来の任務を忘れ、彼はとにかく駆けた。一度振り返ると途轍もない殺気を感じた。何も考えず、ひた走る。
突然、目の前に召喚獣が現れた。地表に降りてきたのだ。
「うわああああ!」
咄嗟にバトルアックスで斬りつけた。極限状態にある中で出した力は驚くべきものだった。まさに捨て身の一撃。
召喚獣は倒れた。
しかし麗刃はそれに気づかず走り去っていった。本人は全く気づいていないが、召喚獣討伐を達成したのだ。
成功
🔵🔵🔴
鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です
かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
不明な点はお任せします
ベルト・ラムバルド(サポート)
キャバリアを使用できる環境なら愛用のキャバリアを操縦します
そのとき装備してるキャバリア用の剣と槍を振るい騎士道の名のもとにボスと戦います
キャバリアの操縦技術は優れています
キャバリア使用不可なら生身とその時の装備してる物で戦いますが残念ながら生身だとそんなに強くありません
それを補助するのが己のハイカラなオーラとセンスと瞬間思考力とUCによる謎の召喚術で頑張ります
アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。
「召喚獣……あれがそうでしょうか」
「だな。聞いた話と一致する」
双眼鏡を覗く鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)、その隣には腕を組むベルト・ラムバルド(自称、光明の暗黒騎士・f36452)。遠くに稲妻が走っている。きっとそこに召喚獣がいるのだろう。
「近づくのは危険ですね。稲妻が発生する頻度も上がっています」
「他の奴らが戦ってくれているのだろうが、あれでは加勢しようにもできんな。この船は借り物だ、変に傷を付けられん。ウィリアムの操縦技術に頼るという道もあるが……」
頭を抱えていた時、背後から声が掛かった。
「なら……俺達が単身で乗り込めばいいだろう」
声の主はアス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)。
「君たち……キャバリアは操縦できるか?」
2人は頷く。ベルトは自信ありげな顔をしている。
「キャバリアの操縦は私の得意技だ。寧ろ生身では戦いづらい」
「私も、キャバリアには心得があります」
「なら話は早いな」
飛空艇から飛び立った3機のキャバリア。召喚獣と対峙した。先に動いたのは猟兵だった。
「もう好きにはさせません!」
影華はキャバリアの中で立ち、手を打ち鳴らす。ユーベルコード『acta est fabula』発動の予兆だ。
「あなたの棲家にお帰り下さい」
召喚獣が哭く。断固として拒否する、そう言っているようだ。
突然、召喚獣が苦しみだした。帰還を拒否したことの代償だ。その隙を見逃さずアスとベルトが斬り込む。
しかし相手も苦しみつつ大量の稲妻を放ってくる。技の物量に押し切られそうだ。ならば。
「こちらも味方を増やせば良い!出でよ!私の仲間達!」
その瞬間、周囲に大量のキャバリアが現れた。ベルトのユーベルコード『幻影暗黒聖騎士団』が発動されたのだ。彼等も加勢し、一気に猟兵優勢となる。一撃で消える脆弱さはあるものの、数の力は侮れない。
ますます召喚獣の攻撃が激しくなる。先制攻撃が効き、相手にユーベルコードを発動する余裕はないが、それでも強い。何百年と島を守り続けたその強さは今もなお衰えていない。
「こちらにも限界がある。そろそろ決着を付けなければ……だが」
「相手は死に物狂いです。そう簡単に倒れる訳がありません。隙が少ない、致命傷を与えにくい……」
「そうだな。私も先程から急所を狙っているのだが悉く邪魔される」
「遠距離射撃での攪乱も効いてはいますが、決定的な隙ができません」
ずっと黙っていたアスが、口を開いた。
「2人とも、敵の翼を狙ってくれるか」
「翼……ですか?胴体ではなく?」
アスが肯定する。
「敵の体勢さえ崩してくれれば、あとは俺が何とかする。だから、頼む」
「了解しました。E.N.M.A、着弾地点を変更して」
「分かった。騎士の誇りを以て、責務を全うしよう」
影華のキャバリアから放たれた光線が召喚獣の翼を貫く。彼女の使役する黒燐蟲も翼に纏わりつき、それを食い破ろうとする。ベルトも光の剣を幾度も振るい、翼を切り裂く。
召喚獣の体が、右に傾いた。その隙をアスは見逃さなかった。
「撃ち貫け!イーグルショット!」
アスのユーベルコード『イーグルショット』。弾丸が命中した箇所を破壊する効果を持つ。だが、これにはもう一つ特徴がある。
"相手が体勢を崩している場合"、より致命的な箇所に命中する。
弾丸は、召喚獣の額に命中した。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
政木・朱鞠(サポート)
ふーん、やっと、ボスのお出ましか…。
もし、貴方が恨みを晴らすためでなく悦に入るために人達を手にかけているのなら、不安撒き散らした貴方の咎はキッチリと清算してから骸の海に帰って貰うよ。
SPDで戦闘
代償のリスクは有るけど『降魔化身法』を使用してちょっと強化状態で攻撃を受けて、自分の一手の足掛かりにしようかな。
ボス側の弐の太刀までの隙が生まれればラッキーだけど…それに頼らずにこちらも全力で削り切るつもりで相対する覚悟で行かないとね。
得物は拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使いつつ【傷口をえぐる】【生命力吸収】の合わせで間を置かないダメージを与えたいね。
アドリブ連帯歓迎
試作機・庚(サポート)
はーい呼ばれてなくても参上する庚さんデスよ
サポート参加ってやつデスね
…サポート参加って何書けばいいんデスかね?
とりあえず口調はこれでわかると思うんデスけど…
まぁ私はその時々で色々変わるデスから気にしない気にしない
私が出来ることなら大体の事はするデス
あーけど、基本私はハピエン厨デスからあまりにも酷いことはしないデス
私がされる分には基本何されても別に問題ないデスけど…
私以外の奴…例え敵でもあまりにも可愛そうだと感じたら手を差し伸べる場合があるデス
まぁ必要があればやることやるんデスけどね
仕事デスし
なんでそこの判断は任せるデース
こんなもんでいいデスかね…?
あっ忘れてた『UCの詠唱は自由にどうぞ』デスよ
バルタン・ノーヴェ(サポート)
「ご安心くだサーイ! ワタシが来マシタ!」
ご用命あらば即参上! アドリブ連携歓迎デース!
普段の口調:片言口調(ワタシor我輩、アナタ&~殿、デス、マス、デショーカ? デース!)
戦闘スタイル:白兵射撃の物理系
各種武装の中から敵に有効なものを選択して用いてくだサーイ!
刀も銃器も、内蔵兵器や換装式ウェポンも、何でもOKデス!
アタック重視でもディフェンス重視でも対応可能デース!
斬り込み、爆撃、弾幕を張ったり、パリィ盾したり、臨機応変に立ち回りマース!
指定ユーベルコードが使いづらいなら、公開している他のものを使用しても問題はありマセーン!
オブリビオンを倒して、ミッションクリアのために力をお貸ししマース!
シェーラ・ミレディ(サポート)
※OK:シリアス
※NG:エロ、ネタ、コメディ、心情系
※傭兵的なスポット参戦
称号通り、僕の身体を維持するための金儲けと、弱者をいたぶる醜い行いが許せぬ義侠心が行動指針だ。
美しいものは愛でるべきだが、恋愛には結びつかないなぁ。
性格ブスは醜い。見るに堪えん。
複数の精霊銃をジャグリングのように駆使する、彩色銃技という技(UC)を使って、敵を攻撃しようか。
敵からの攻撃は基本的に回避する。が、護衛対象がいるならかばうのも検討しよう。
……嗚呼、僕を傷付けたなら、代償は高くつくぞ!
「召喚獣ヴァジュラ。やっとボスのお出ましね」
政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)は木の枝に座っていた。木といってもあと少しで召喚獣に届きそうな程大きい。だが、忍の彼女にかかれば木登りなんて楽勝だ。そうやって軽々と、そして召喚獣に居場所を悟られないように登り、今は召喚獣を監視している。隙があれば直ぐに攻撃できるよう準備を整えて。
「ここからじゃ射程に入らないデス。もっと近くに行ければ良いんデスけど」
その隣の木では試作機・庚(盾いらず・f30104)が双銃を手に息を潜めていた。2人とも、じっと敵に隙が生まれる瞬間を待っていた。
1人の少年が飛空艇に佇んでいる。宝石のような紫の瞳。彼の名はシェーラ・ミレディ(金と正義と・f00296)。美しく装飾された銃をジャグリングのようにぽんぽんと投げる。
「全く主張の強い敵だ。そんなに電流を流さずともそのデカい図体で分かる
さ」
その隣にはバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。どこに持っていたのか台所を設営し、料理を始めている。
「腹が減っては戦はできぬデース!」
とんでもないスピードで料理を完成させ、飛空艇のあちこちへと配って回った。
「アナタも食べマスカー?」
シェーラに料理を差し出すバルタン。
「では、お言葉に甘えて」
シェーラが丁度食べ終わり、ご馳走様、と言ったところで、船内は緊張感に包まれた。
「気付かれたか」
稲妻が周囲を走る。その中を飛空艇は潜り抜け、召喚獣へと飛ぶ。シェーラとバルタンは戦闘態勢に入る。
「召喚獣ヴァジュラよ。君が長きにわたり民を脅威から護ってきた事に対しては敬意を示そう。だが今の君は破壊者だ、見るに堪えん」
「残念デスケド、今のワタシにはアナタを倒すというミッションがあるのデス。オブリビオンは倒さなきゃデース!」
バルタンはサイボーグの体に内蔵された大型ガトリングガンを連射する。攻撃の手を緩めない。シェーラも4丁の銃を操り戦う。
稲妻がシェーラを掠めた。彼の眉間に皺が寄った。
「僕を傷付けたなら、代償は高くつくぞ!」
銃を投げる手に力が入る。
「恋する乙女は強かろう?」
矢継ぎ早に飛び出す銃弾。一途に一点、召喚獣を攻撃し続ける。ユーベルコード『彩色銃技・純情一途』で敵を追い詰めた。
「ワタシも本気を出さないとダメデスネ!」
バルタンの体を迸る電流が包み込む。ユーベルコード『荷電粒子体』。
「突撃デース!!!!」
彼女の友人達の幻影も現れ、3人で召喚獣へと超高速で突進!シェーラによって動きを封じられた召喚獣に一撃!
これを機に、地上でも攻勢が始まった。庚のオプショナルビットが飛び立ち、朱鞠が投げた手裏剣が音もなく召喚獣に刺さる。
「この敵にはこっちのが都合が良さそうデスね」
庚はなんと自らの体を変形させた。ユーベルコード『秘匿兵装之零-変形機構開放-』により、自らの力を高める。
「射程が5倍になったデス。代わりに移動力は落ちたデスが」
これなら、召喚獣を双銃の射程圏内に収められる。
「私の銃撃、喰らうと良いデス」
間髪を入れず撃ち出される弾丸。召喚獣は体勢を整える余裕すらない。
朱鞠もユーベルコードで自らを強化する。
「代償はあるけど……この状態で攻撃を受ければ次の一手の足掛かりになる」
相手が次の攻撃を放つ前に全身全霊の攻撃を放つ。一気に生命力を削り切る。
彼女はその身に妖怪、幽鬼、悪鬼を憑かせた。体に力が漲る。荊野鎖を手に枝を蹴り、宙へと飛び出した。召喚獣がこちらに突進してくる。攻撃を受けているため本来よりも弱くなっているが、それでも速い。
「今だ!」
彼女はくるりと身を翻し、攻撃を避ける。攻撃の失敗できた隙を朱鞠は見逃さない。鎖で装甲ごと破壊する!そのまま鎖を巻き付かせ、絞める。小さな棘で傷口を広げる。彼女の得意な戦法だ。代償として毒の苦しみに耐えつつも全ての力を結集する。
「削り切るわ!」
召喚獣が苦しみだす。生命力が吸われていく。朱鞠が苦しさに耐えきれず鎖を緩めるまで、召喚獣の生命力は減り続け、もはや飛ぶ事も出来なくなってしまった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!
人柄
普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します
心情
仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています
基本行動
味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します
一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします
またUC【贖罪】により楽には死ねません
ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います
戦闘
味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用
戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます
揺れる銀の髪。髪に咲いたエーデルワイスの花。シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)は召喚獣を捜していた。
「痛っ」
ぴりっと、静電気のような痛みが走る。ということは―――
「あれが、召喚獣ヴァジュラ……」
木々の間からその姿を見せる召喚獣。それを見る彼女の目には哀れみが浮かんでいる。
「かつては島を護る善なるドラゴンでありましたが、民を、街を破壊され、いつしか過去に呑み込まれてしまった……」
誰かを護ること、助けることの難しさを、シホは知っている。故に、それが叶わなかった時の無力感を想像することも難しいことではなかった。
「そして今、破壊者となってしまったのですね」
飛翔し、召喚獣と相対する。覚悟を決めた凛々しい表情で、聖銃を手に相手に目を合わせる。
「私はあなたと戦わなければなりません。容赦は、いたしません!」
シホが撃ち、召喚獣が稲妻を放つ。彼女は舞うように電撃を避ける。シホの攻撃は召喚獣の近くまで届いたものの、電流に弾かれてしまった。撃っては避け、撃っては避け……
このままでは終わらない。彼女の直感がそう言った。
「でも、どうやって……」
突然、彼女の脳に何かが降ってきた。初め朧げだったそれは段々と鮮明になっていく。勝ちへの道筋が見えてきた。
「ヴァジュラさん、あなたに一曲捧げましょう」
シホの羽がふわりと広がる。彼女は双銃のマシンピストル機能を解除、銃口を召喚獣に向けた。
『【弾葬】聖銃二丁で奏でる葬送曲』。楽器を奏でているような連射をするユーベルコード。銃声は無機質であるにも関わらず、なぜか音楽のように聞こえる。
冷静さを欠き、一度美しい音色に陶酔してしまえばこちらのもの。召喚獣に反撃の余地はなかった
成功
🔵🔵🔴
四条・眠斗(サポート)
ぅゅ……くぅ……あらぁ?
いつの間にか始まってましたかぁ?
さっさと事件を解決しないとぉ、安心してもうひと眠りできませんからねぇ。
ユーベルコードは出し惜しみしても仕方ありませんからぁ、
一気に片づけるつもりでやっちゃいましょう。
こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ。
それにぃ、様子を見てる間にまた眠くなっちゃっても困っちゃいますしぃ。
荒事じゃなくてぇ、楽しいことならめいっぱい楽しんじゃいましょう。
のんびりできるところとかぁ、動物さんがたくさんいるところなんか素敵ですよねぇ。
でもぉ、身体を動かすのも好きですよぉ。
お互いに納得の上で全力が出せると一番良いですよねぇ。
※アドリブ・絡み歓迎
クローネ・マックローネ(サポート)
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
基本は一般人の安全を優先で♪
多少の怪我は厭わず積極的に動くね♪
シリアスな場面では状況の解決を優先するよ
コメディ色が強い場合はその場のノリを楽しむ方向で動くね♪
えっち系・状態変化系もばっちこいだよ♪
絡みOK、NG無しだよ★
UCは少人数を召喚する系か単体攻撃系を優先して使うよ♪
状況に応じてMS様が好きなのを使ってね★
後はMS様におまかせするね♪
「今回のターゲットは……アレだね★」
クローネ・マックローネ(闇と神を従える者・f05148)は森から空を見上げた。空と言っても見える面積の殆どは召喚獣の体で隠れてしまっている。
「うーん、なーんかさっきからピリピリするんだよねー?」
それが召喚獣のせいであることは何となく分かっている。ならば取る行動は1つ。
「よーしっ、戦闘を始めよう★」
ネクロオーブを手に、味方オブリビオンを召喚する。
「皆でアイツを倒しに行くよー★」
一斉に召喚獣へと飛びかかるオブリビオン。召喚獣からの攻撃をものともせずに戦っている。皆が必死で戦っている中自分だけ戦わないのも気まずい。クローネは真剣な表情でぽつりと呟いた。
「屍王ちゃん、召喚」
その少し遠くで、少女がぐっすりと眠っていた。可愛らしい寝袋に肌触りの良さそうな布を掛けて、夢の世界へ飛んでいる。
割れるような轟音が鳴り響くまでは。
「ぅゅ……くぅ……あらぁ?」
眠い目を擦りながら、四条・眠斗(白雪の眠り姫・f37257)はきょろきょろ周囲を見回した。
「いつの間にか戦い始まってましたかぁ?」
向こうでクローネが戦っているのが見える。
「さっさと事件を片付けちゃいましょぉ。じゃないとも安心してもうひと眠りできませんからぁ」
寝床を片付け、ちょこちょこ音のした方へと走っていった。
「とうちゃぁく」
眠斗がついたその時、クローネが変身しようとしていた。クローネに美しく輝く翼が生えていく。ユーベルコード『ワタシの水晶の翼』の力だ。
「すごいですねぇ」
「えへへ、ありがと」
くるりと回ってみせるクローネ。眠斗は興味を持ったようだ。
「飛べるんですかぁ?」
「多分……ねぇ屍王ちゃん、ワタシに翼を生やしたのはいいけど、こんな翼でどうやって飛べば……」
水晶の翼がはためく。体が浮き始めた。
「あっ……なんでか知らないけど飛び方が分かるわ」
怖っ、と小さく零した。
とにかくクローネは飛べるようになった。仲間の為に今にも飛んでいこうとする彼女。しかし眠斗が引き留めた。
「どうせならぁ、もっと強くなってからにしませんかぁ?」
雪が、降り始めた。雲一つない空だというのに。その雪はどんどん激しさを増していく。とうとう吹雪と言えるほどまでになった。
「敵にはダメージをぉ、味方の皆さんには雪だるまアーマーをプレゼントですぅ」
眠斗のユーベルコード『氷雪地獄』で味方が一気に強化される。クローネ配下のオブリビオン達は味方認定されているようで、彼等も雪だるまアーマーを装着した。もちろん、クローネも。
「よし、行くよ!」
召喚獣と同じ高さまで急上昇。そしてその背後に光の球を顕現させた。
「キミの生命力、吸い取らせてね」
光の球は召喚獣へと一直線。全て避けきる体力は召喚獣に残されていない。電撃も無意味だ。数え切れないほどの光線が召喚獣を襲う。苦しむ召喚獣。少しずつその高度を落としていく。その下で待ち構えるのは。
「こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ」
超巨大錘を野球バットのように構える眠斗。召喚獣が降ってくる。
「一気に片を付けちゃいましょうねぇ」
錘が風を切る音。思いっきり殴打した。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。
自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
プロデューサーより
インプレッサターボ・フォレストハリアー(サポート)
「いんぷノセリフハコンナ感ジノヒラガナかたかな逆転表記デオ願イスルにゃ」
いかにも機械ぽい抑揚のない平坦口調ですがたぶんその方がかっこいいと思ってるからやってるだけ。
「戦闘ニハ余計ナ感情ハ不要にゃ。いんぷハ機械ダカラにゃ」
敵には深い事情あるかもしれないけど何の感慨もなく戦うがダメージ受けたり敵の非道に怒ったりするといきなり感情豊かな感じになるとか。
「タシカコウイウ時『ますたー』ハコウ言ッテタにゃ。ブッ殺ス、●ぁっく」
選択されたユーベルコードが
キャリバースピン:足止め与えながら一撃離脱を繰り返す
デッドヒートキャリバー:可能なら誰かに乗ってもらい、高速移動で相手を翻弄し、ひき逃げし一撃離脱を繰り返す
「えっと……ここを、押して……あ、ついた」
重いため息をつく音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)。手持ちカメラの録画ボタンを押す。
「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さんただいま参上」
お決まりの口上を述べる。すっかり自分に定着してしまった恥ずかしいセリフ。言いたくないけど仕方ない。
「今回は雷を操るという伝説の召喚獣を倒しに行くから、チャンネルはこのままでね」
一度録画を切る。鬱詐偽は見る見る小さくしゃがみ込んでしまった。
「伝説の召喚獣なんか私に倒せるわけないじゃない。どうしろっていうの?」
そうしている間にも飛空艇は対象へと接近していく。
「あああ戦わなきゃだけど怖い、怖いけど戦わなきゃ……こんな時に一緒に戦ってくれる人なんて……」
「何デ蹲ッテルにゃ」
抑揚の無い平坦な声。鬱詐偽がはっとして顔を上げると、目の前にはインプレッサターボ・フォレストハリアー(ワールドラリーエクスペリメンタル・f44230)。
「戦ウノガ最善ノ策にゃ」
鬱詐偽は立ち上がり、深呼吸した。動画撮影用のドローンを召喚、その前に立つ。
「今から、戦いにいくよ」
「ヤットヤル気ニナッテクレタにゃ。いんぷダケジャ大変ダシ、オ手伝イシテホシイにゃ」
インプは自身の機体に銃やら何やらをセッティングしている。
「これを手伝えばいいのね?」
「違ウにゃ。いんぷニ乗ルにゃ」
鬱詐偽は躊躇いつつも、ハンドルに手をかけ、シートに座る。
「準備完了にゃ」
雷の低い音。召喚獣付近の禍々しいオーラが近づくほど強くなる。時折近くを稲妻が走る。
「ソロソロ始マルにゃ」
召喚獣の目が、こちらを向いた。稲妻が襲いかかる。飛空艇のインプからもミサイルや銃弾を召喚獣へと撃ち込む。激しい攻防戦が続いた。痺れを切らした召喚獣はとっておきの一撃を、インプはレーザービームをほぼ同時に放つ。2つの攻撃は、互いを打ち消し合った。
「今にゃ。全速前進デ特攻スルにゃ。威力ハイツモノ2倍にゃ」
無意識の内に鬱詐偽はハンドルを握りしめる手に力を入れた。
僅かにバック。助走をつけて、インプは飛空艇を飛び出した。機体を黒炎が包む。
「ひっとあんどあうぇいにゃ」
「頑張ってね、インプさん」
召喚獣に突っ込み、地面に叩きつける。一度離れ、Uターンしてからもう一度召喚獣を轢く。高速移動、フェイントを駆使して召喚獣を惑わせ、一撃して離脱。召喚獣が動かなくなるまで。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
古賀・茉莉(サポート)
人間の殺人鬼×魔女、14歳の女です。
普段の口調は「口調:ボクっ娘(ボク、~君、だね、だよ、~かい?)
戦闘中はボクっ娘(ボク、~君、だね、だよ、~かい?)
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
ジャンルは戦闘が特に好きです。
描写は自身の血みどろ、苦戦、スプラッタ、バイオレンス、内臓露出するくらいの負傷描写を特に好みます。
スキルは特に使わず武器のみで戦います。
よろしくおねがいします!
雷が落ちる。稲妻が走る。人が焼ける匂い。地上に堕ちた召喚獣ヴァジュラと猟兵古賀・茉莉(人間の殺人鬼・f33080)が戦っている。
「ああああっ!」
雷撃を受け、煙が上がる体。全身に火傷を負いながらも彼女は戦いをやめなかった。体に蓄積されたダメージ。耐えきれず血を噴く。爪の攻撃を受け腹を裂かれた。召喚獣が振り回す雷の尾が直撃する。鉄塊による打撃ダメージと雷による感電。倒れ込む茉莉。その口角は上がっていた。
「ああ……ボク……生きてるっ!」
愉悦の笑みを浮かべたまま起き上がると、体の損傷をものともせず双剣を構え直す。そして召喚獣へと飛びかかる。何度も何度も斬りつける。剣を通じて感電しても、傷口から血が噴き出しても。
召喚獣とて余裕があるわけではない。一撃一撃は小さくとも茉莉が与えた傷は着実に増え、体力を奪っていった。ましてやどれだけ深い傷を与えようが平気で再起し襲いかかる為、このままでは茉莉より先に召喚獣が斃れるのは必然だった。
召喚獣の様子がおかしくなる。力を振り絞り後ろへ跳んだ。電流を纏った角を茉莉の方に向けている。電流の密度が高くなっていく。もはや角が見えない程に溜まった瞬間、ずっと遠くに居たはずの召喚獣の姿は茉莉の前方30cmにあった。
衝突の衝撃を全身に受け、何十mも吹き飛ばされる。召喚獣が纏っている電流が全身に浴びせられた。肌が、髪が焼ける。
「くっ!がぁ、ゔっ……」
声すら出せない。全身の筋肉が硬直した。それでも。感覚をとうに失った足で地を蹴り、震える腕で双剣を振った。召喚獣の懐へ飛び込む。
ぽたりぽたりと赤いものが垂れる。刀身が赤く染まった黒い剣をつたって。
その後、茉莉はグリモアベースへと送還された。それだけは、伝えておこう。
成功
🔵🔵🔴
アメリア・イアハッター(サポート)
【サポート】
他の猟兵の行動が成功するようにサポートに徹し、下記のような行動をとります。
・機動力が必要であれば宇宙バイク「エアハート」に仲間を乗せる。
・仲間の攻撃が当たるように、敵の行動をUC「風の友」で読んだり、氷系のUCを使って敵の機動力を封じる。
・仲間の攻撃を強化するために支援系UCを使ったり、鼓舞をする。
・敵の注意を逸らすため、宇宙バイク騎乗や空中にて囮となる。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
風薙・澪(サポート)
戦闘は剣、ポンプアクション散弾銃、魔法を主に使って戦う。
近距離は剣、中距離は銃、遠距離は魔法が主な攻撃手段だが、
状況に応じて距離に拘らず扱う時もある。
敵が少ないときは、逆に剣、銃で隙を作り魔法で止めを刺す。
剣も銃も基本は両手で扱う為、右手に剣、左手銃のような二刀流的なことはほぼしない。
剣は両手持ちではあるものの軽快に扱い、フットワークを軽くして戦う。
銃はほぼ9粒装弾の散弾を使っているが、対象を打ち抜けないときなどはスラッグ(一粒弾)も使う。
いずれにせよ射程はあまり長くない。
弾倉はチューブマガジンで後入先出。(最後に込めた弾薬が最初に撃ち出される)
「どうする?2人で一気に行く?それとも私が囮になろうか?」
「うーん、どっちでもいいわ、好きな方選んでいいよ」
アメリア・イアハッター(夢想空流・f01896)は赤い帽子を指先でくるくる回している。その隣では風薙・澪(ウィザードウォーリア・f17869)が武器の最終チェック。
「そうだ!まずはさ、そっちが陰から攻撃して。そこで私が派手に登場すれば敵の注意を逸らせるでしょ?」
「分かったわ。それでやってみましょう」
召喚獣は地面から数m程度浮かんでいた。澪は静かに銃を構え、狙いを定めた。銃声と共に数発の弾丸が着弾する。召喚獣は地面に降り音のした方へと歩いていった。
「おーい、こっちだよ!」
明るく大きな声が響き渡る。アメリアのバイクがエンジン全開で突っ込んできた。召喚獣を軽々と乗り越える。着地を決めるとドリフトして急発進。目では追えない速さで敵を翻弄する。対抗して召喚獣も浮遊する。雷で捕らえようとするも失敗。
「そんなんじゃ私は捕まえられないよ!」
アメリアはにんまりと笑う。挑発の意味もあるが、もっと大事な意味がある。
「了解。ちょっとめんどくさいけどやるしかないわよね」
再び澪の銃撃。潜伏場所を悟られないように引き金を引いた直後に場所を変える。どこから何の攻撃がくるか分からないように。アメリアが派手にトリッキーな動きをしてくれるお陰で、澪の銃撃はかなり効果的だ。ダメージを与え続けられている。
「そろそろ、クライマックスかな」
アメリアは一度森の中に消える。澪にそっと耳打ちした。
「最後の一撃、頼んでもいい?」
「もちろん。私に任せて」
森を出たアメリアの体がバイクごと持ち上がる。いつの間にか燕を思わせるスタイリッシュなフライトスーツに着替えていた。ユーベルコード『Sky Up My Heart』によって空高く舞い上がっては急降下、敵を更に惑わせる。
「まだまだ行くよ!ついてきて!」
動きも速くなり、よりダイナミックに。もはや一つのパフォーマンスのようだ。召喚獣は呆気にとられていた。この隙を、澪は見逃さない。
「我、此処に喚びだしたるは、魔狼の顎。其の鋭き牙を以て、敵を穿ち貫け」
何もなかった空間に突然氷の槍が現れる。冷気を噴き出し、召喚獣へと一直線!
「高圧縮液体窒素と私の全力の魔法、受けてみなさい」
ユーベルコード『氷霜槍』。傷の痛み、高密度の魔力、そして−196℃の液体窒素により召喚獣は行動不能に陥った。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
飯綱・杏子(サポート)
狩った獲物は持ち帰ってもいいっすか?
ジビエ|食材《オブリビオン》がヒト型でなければ料理して喰らうっす
ヒト型の食材を料理するときはこちらがヒト型を辞めるのが|マナー《マイルール》っす
リビングアーマーや宇宙船の類だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるし、食器としても活用するっす
どんなに癖のある|肉《ジビエ》でも濃い味付けにすれば食えない肉はないっす
悪魔だから|毒は利かない《【毒耐性】持ち》っす。酔うけど。腐敗も発酵もわたしには一緒っす
あと|八つ裂きにされても死なない《【切断部位の接続】持ち》っす
シナリオや同行者の都合で、ヒト型を性的な意味で食い散らかしてもいいっすよ
白子もミルクも大好きっす
ネッド・アロナックス(サポート)
めずらしい そざいはある?
なければ じょうほうを しいれて かえろうかな!
(※セリフはひらがな+カタカナ+空白で話します)
探し物や調べ物は楽しくて得意だよ
"くらげほうき"や"ゆきソリ"で空を飛んだり泳いだりしてヒトや物も運ぶよ
戦闘はサポートに回ることが多いかな
手強い敵は基本隠れながら隙を作って逃げる!
"クリーピングコイン"で物をひっかけて飛ばしたり
"しろくじら"の歌で余所見をさせたりね
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
よろしくおねがいします!
ティナ・ルウ(サポート)
普段から四つ足で行動したり、敵に吠える、気に入った相手を舐めたりじゃれついたりするなど、行動はかなり獣に近いです。
会話はできますが、人の言葉を話すのはあまり得意ではありません。
(かなりたどたどしい話し方になります)
明るく好奇心旺盛な性格で喜怒哀楽がはっきりしており、あまり考えず、直感的に行動します。
戦闘では爪や牙を駆使し、身体能力を生かして獣のように戦います。
描写にNG等はありませんので、自由に動かして頂いて大丈夫です。
明日・がある(サポート)
はっ……思い出しましたわ!!
わたくしが前世でチャンネル登録300万人の超人気ハンドメイド作家であったことを……!!!
ところで何ですの?
コレどういう状況ですの???
わたくしレジンとフェルトとかぎ針編みしか能がありませんわ〜〜〜!!!!!
勘弁してくださいまし〜〜〜〜!?
★自分のことを転生者だと思い込んでいる|超低品質《ぽんこつ》AIです。
★毎日昼12:00に|記憶《メモリ》がリセットされ、実在しない「前世」のこと以外は何も覚えていません。あらゆる状況にノリだけで対応します。
★UCを含め、マトモな攻撃能力を持ちません。
★ただし、ショップ店員扱いなのでギャグのように固いです。肉壁としてお使いください。
「今日はどんな獲物が取れるか、すっごく楽しみっす」
舌舐めずりする飯綱・杏子(悪食の飯テロリスト・f32261)。口の端から涎が垂れかけている。その隣ではティナ・ルウ(人狐・f19073)が見つけた虫に目を輝かせていた。
「ティナ、楽しみ。ボス」
「そうっすね〜、強ければ強いほど肉を食む時の喜びは大きくなるっすから」
その後ろでは鼻歌を歌いながらネッド・アロナックス(ガムゴム人の冒険商人・f41694)がスキップ。それを明日・がある(レジンのくつ・f42044)が追いかける。
「そうだ皆さん、わたくしのレジンはいかがですか?わたくし、レジンにかけては右に出る者ございませんの!」
彼女は両手に4つ、レジンを乗せた。朝の雲がたなびく空、昼の雲一つない晴天、ノスタルジックな夕焼け空、宝石箱のような星空をそれぞれイメージしてある。
「すっごく きれい だね」
「コレもらってもいいっすか?」
各々が気に入ったレジンを取っていく。実はこのレジン、があるがユーベルコード『ゆうやけを切り取ってみましたわ!』で創造したものである。"いらないけどほしい"という願いを叶える能力つき。
「うっし、綺麗なものを見てやる気上がってきたっすよ!」
全員が息を潜める。近くに召喚獣がいる。
「ビリビリしてて美味しそう……、電撃纏ってるヤツは舌が痺れるのがたまんないっす」
「めずらしい そざいが とれそうだね」
召喚獣が後ろを向いた瞬間。杏子とティナが飛びかかった!
2人して召喚獣の体に噛み付く。ティナは電撃に負けず爪で引っ掻き回し、杏子に至っては電撃すらも美味しく頂いている。召喚獣が身震いするも、中々離れない。自らの肉を犠牲にする他なかった。2人共肉を食いちぎる。
召喚獣が咆哮する。対抗してティナが吠える。召喚獣が電撃を放とうとした瞬間、前方から大量の金貨が横殴りの雨のように飛んできた。
「クリーピングコイン おやくにたちましたか?」
召喚獣の目や口などに張り付いたコイン。暫く離れることはないだろう。
「てきが うごけなく なっている あいだに おみず のむ?」
コップに水を注ぐネッド。
「この おみずを のむとね はやく げんきに なれるし じぶんの こくふくしたいものに つよく なれるんだよ」
3人はコップを受け取ると、ごくごくと飲み干した。
「おいしいっす!これで元気200倍っすよ〜!」
「わたくしも力が出てきましたわ!」
「うん。とても、元気なる」
よし、と杏子が膝を叩く。準備完了。
「行くっすよっ、皆!」
視覚を失いただただ戸惑う召喚獣。そこを狙うのは猟兵達。その気配を感知し、全方位に雷を放つ。
「これ以上、暴れさせませんわよ〜!」
があるが召喚獣にしがみつく。電撃などものともしない。自身の体重で動きを遅くし、自身がじたばた藻掻くことで攻撃に集中させないようにする。
「がうっ!」
続いてティナのターン。ユーベルコード『爪・牙強化』で効果、威力、射程が3倍になった爪で召喚獣を引き裂く。さっきの攻撃でつけた傷より何倍も深い。これなら翼の一本くらい折れるはず。
「わたくしのことはお気になさらず!」
があるに背中を押され、ティナは角と翼を攻撃、破壊し、召喚獣を弱体化。鋭くなった牙で思いっきり肉を食い千切る。最後は杏子。
「いただきっす!」
大型のナタをぶん回す。絶対に仕留めて食ってやるという強い意志。これが、彼女の覚悟だ。
「ここと、ここと、ここも!」
彼女が『美味しそう』だと思った箇所をナタで切り取っていく。ナタを通じて高圧電流が体に流れるが気にしない。全てはご馳走のため。"食"にどこまでも貪欲になれるのが杏子であり、ユーベルコード『フードファイト・狩猟モード』だ。
「これで仕留めるっす!」
ナタの一撃が、召喚獣を屠った。
「ふう〜、満足っす〜」
お腹が膨れて眠くなった杏子。疲れたのか、ティナはもう眠っている。
「たくさん めずらしい そざいが とれました」
ネッドは戦利品を詰めた透明なゴムのバッグから天使核を取り出す。
「あとは これを ウィリアムさんに とどければ ミッションかんりょうです」
「よし、そろそろ戻るっすよ。ティナさん、起きるっす」
ティナは一度欠伸をする。
「これで一件落着、ですわね」
穏やかな光が、4人を、遺跡となった神殿を照らし出していた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴