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【サポート優先】サイコブレイカー培養槽なんて壊そうよ！

作者：ナイン高橋

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これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです（通常参加者を採用する場合もあります）。

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●サイバーザナドゥ
「メガコーポの実験施設を襲撃ます」
　朝倉・くしな（鬼道羅刹僧・f06448）が地図を広げながら言ってきた。
　説明しよう！
　メガコーポは様々な恩恵を目当てにしばしば派手な超能力者狩りを企業に下請けさせているが、それはそれとして培養液での強制サイキック覚醒による人材補充と言う事で、一般人も裏ではいっぱい攫っている。
　攫われた一般人は培養槽に捕らえ、薬物漬けにすることでサイキックへの覚醒を強引に促し「自社の使い捨て戦力にできるサイコブレイカー」を作り出すつもりなのだ。
　勿論、違法薬物の過剰摂取は時に人間をサイコブレイカーに覚醒させる場合もあるが、そうなれなかった者はただただ薬物に脳と肉体を破壊され尽くした廃人と化すだけだ。
「という訳で、この「サイコブレイカー培養槽」を保有するメガコーポの実験施設のひとつの所在が判明しました。乗り込んでラボごとぶっ潰し、培養槽に囚われた人々を救出してきてください」
　場所はグリモア猟兵の予知で判明済み。
　必要なのはアジトの扉を開く事だ。
「なんやかんやメガコーポ傘下の企業の実験施設の扉です。セキュリティがしっかりしてるので……まあうまい感じに突入してください」
　力づく。口八丁。ハッキング。どんな方法でもいい。
　なお、扉は幾つかあるのだが、攫われた人を避難させる関係上、なるべく複数の扉を開けた方が望ましい。
「内部に潜入すると、警備を担当しているオブリビオンが迎撃にきます」
　彼女はサイコブレイカー培養槽で強制覚醒されオブリビオン化した戦闘用レプリカントだ。
　命令には忠実だが、自己意識は既に崩壊している。
　そのため定型的な戦法にはめっぽうつよいが、突発的な行動や突飛な状況には対応が遅れるようだ。
　どうにか撃破し、培養槽部屋を見つけて欲しい。
「培養槽部屋に辿り着けば、あとは簡単です。戦闘要員のいない実験室はすぐさま制圧可能ですから、捕らわれていた人々を救出。そのまま彼らを護衛しつつ脱出してください」
　実験室はそもそも護衛のオブリビオンを倒したことで研究員たちは勝手に逃げ出しており、救出は簡単だ。
　しかし投与され続けていた薬物の影響で、攫われてきた一般人の多くは未だ前後不覚の状態にある。
　何とかして彼らを護衛しつつ、このラボを破壊して脱出を図って欲しい。
「サイコブレイカー培養槽なんて許せませんね。それを破壊できるのは猟兵だけ。よろしくお願いします」

第1章 冒険 『アジトの扉を開け』

POW   :    扉や建物の一部を破壊して侵入する SPD   :    ハッキングしてセキュリティを解除する WIZ   :    営業マンのフリをして交渉し、受付スタッフに扉を開けてもらう 👑7 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

●
「確かに、放置は出来ませんねぇ。やってみましょう」
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は事件のあらましを聞くと培養槽の設置してある施設へと赴いた。
　そこにあるのは頑丈そうな扉であった。
　誰も入れない、と言うよりも誰も外に出さないという意思を感じるものであった。
「潜入と同時に逃がす為の開放も兼ねる以上、「閉められない状態」にしておいた方が良さそうですねぇ」
　拐って来た人たちを逃がさないつもりなのだろうが、猟兵が来た時点でそれは失敗に終わる。
『ん？なんだお前、止まれ！』
　歩いて扉に向かっていたるこるに見張りの者から警告が入る。警告から入るあたりまだ良心的な組織であった。
「体型上、目立つのは仕方有りませんので、堂々と参りましょう」
　しかしるこるは警告を無視して1歩歩く毎にぷるぷるしながらもずんずん進む。
『おかしいぞ！撃てー！』
「てりゃーですぅ」
　警備に当たっていた人員はそんなるこるに対して火器を使って攻撃してきたが、それをるこるは一刀両断。
　刀で銃弾を弾いてみせれば一気に近づき四肢のサイバーウェアを切断し無力化していく。
「【剣刃一閃】ですぅ」
　そのまま扉まで駆け抜けると、斬撃。
　かなり大きめに扉を切り抜いてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●
　メガコーポの傘下の施設で一般人が攫われて薬物漬けにされている。
　骸の海を大量混入したこの薬品に漬けることで、一部の人間はサイキッカーとして覚醒できるのだ。
　……ただしそれが成るのはほんのごく一部。
　それ以外の大半は当然のように耐え切れずに死んでしまう。
　そんな悪行を許す訳にはいかない。
「どりゃああっ！」
　数宮・多喜（撃走サイキックライダー・f03004）は宇宙カブを駆り、多くの奴隷たちが連れ去れた研究施設へと突撃を仕掛ける！
「扉を開けちゃいいんだろ！｜こういうの《力づく》は得意だよ！」
　培養槽のある研究施設を襲撃し、一般人を避難させるにはまずは分厚い扉を開けるしかない。
　そして多喜が選ぶ方法は、当然のように扉の破壊であった。
「邪魔だ邪魔だぁ！」
　警備の人員もいたがそれらを蹴散らし、多喜はカブで駆け上がると跳躍。
　途中でカブを足場にして更に空中から跳び、構えを取る。
「練って、整え、ぶち込むっ！漢女の徹し（ヲトメノトオシ）」
　【無属性のサイキックエナジーを込めた掌底】による超高速かつ大威力の一撃！
　それによって物理的に出入り口を開くのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

●
「あー、はいはい。こーいうやつね」
　ギュスターヴ・ベルトラン（我が信仰、依然揺るぎなく・f44004）は出くわした扉の状況を見てうんうんと頷いていた。
　彼の前にあるのは巨大な扉。
　メガコーポが作った実験施設の出入り口だ。
　例によって例の如く、この奥の実験施設には培養槽があり、そこに誘拐された一般人が無理矢理薬品漬けにされてサイキックへの覚醒を促されているのだ。
　当然、覚醒できるのは極々一部。それ以外は違法薬物の過剰摂取によって脳と肉体を破壊され廃人となる。
「でもって、｜侵入者を防ぐ《・・・・・・》目的じゃなくて、｜脱走者を逃がさない《・・・・・・・・・》ための扉ね」
　ギュスターヴはその扉の方向性を見て、やることを決める。
「このくそったれな施設に祈りを捧げよう」
　そして開くは魔導書。
「――この世の国は我らの主とそのメシアのものとなった。主は世々限りなく統治される」
　紡ぐは黙示録の喇叭吹き（トロンペット・ドゥ・ラポカリプス）。
「Trompettes de l'Apocalypse」
　降り注ぐ【第一から第七の天使が吹くラッパの音】が毎秒1回ずつ、着弾地点から半径1ｍ以内の全てを消滅させる。
　止まる事のない音爆撃は、施設の扉を穴だらけにするのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

●
「さぁ、ショウの始まりです！」
　シン・ドレッドノート（真紅の奇術師・f05130）は依頼を受けるとメガコーポのアジトの１つにやってきた。
　ここでは攫われた人たちが培養槽に入れられ、違法薬物を大量混入。
　薬物漬けにすることでサイキックへの覚醒を強引に促し「自社の使い捨て戦力にできるサイコブレイカー」を作り出すつもりなのだ。
　勿論、違法薬物の過剰摂取は時に人間をサイコブレイカーに覚醒させる場合もあるが、そうなれなかった者はただただ薬物に脳と肉体を破壊され尽くした廃人と化すだけだ。
「そんな事をさせるわけにはいかないでしょう」
　そのためシンはこのアジトの扉を突破するためユーベルコードを発動する。
「燃えあがれ！ロード・スカーレット！」
　閃光の紅彗星（ロード・スカーレット）！
　無機物と合体し、自身の身長の2倍のロボに変形するユーベルコードである。
　特に真紅のラインと黄金の縁取りが高貴な印象を与える、純白のスペースバイク【ノーブル・スカーレット】と合体した時に最大の効果を発揮するのだ。
「いきますよ！」
　ロボになったシンはその機体性能でごり押し！
　侵入者対策よりも逃亡者対策を重視していたアジトの扉の警備など無理矢理突破して、どでかい穴を空けるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

●
「人々を攫って薬物づけにするなんて」
　事件のあらましを聞いたメイド服姿のマチルダ・バレンタイン（ヴァルキュリアの鎧装騎兵・f40886）はメガコーポのアジトの前までやってきた。
　ここでは攫った人を骸の海を大量混入させた薬物に漬けることで、サイキッカーとして覚醒を促す培養槽が置いてある。
　実際にサイキッカーに目覚めるものはいるにはいるが、それは極々一部。
　殆どの人々は廃人と化し、使い捨てにされるのだ。
　またサイキッカー自身も決して使い捨てのコマではないとは言えない。
「むむ！そのような施設、見過ごすわけにはいかんでござります！！」
　シャイニー・デュール（シャイニングサムライ・f00386）もまた事件の内容を聞くとやる気を見せていた。
　真面目な彼女はこのような悪事と放っておくという選択肢はないのだ。
「培養槽を破壊するには、あの扉を事前に破壊しておかないといけないのですね」
「ならば、強行突破でござりますな！」
　目的はアジトの奥にある培養槽の破壊だが、それに伴って攫われた人々の救出も含まれている。
　彼らを個別にどうにかするのは難しいので、脱出のための道筋を作って上げて欲しいのだ。
　そのためにも、この、侵入者を迎撃するよりも逃亡者を出さない目的で作られたアジトの扉を破壊しておいてほしい。
「みんな、お願い！」
　マチルダはユーベルコード：サモン・ヴァルキュリアーズを発動。
　【自身と同じ装備を持つ】【歩兵小隊のヴァルキュリアを召喚し】【陣形を展開】。
　攻撃重視の陣形で正面から突撃していく。
　勿論、アジトから攻撃が飛んでくるが、それを上回る火力で押し込んでいく。
「扉は任せて欲しいでござります！」
　そんなマチルダのヴァルキュリア部隊の掩護を受けながら、シャイニーがダッシュ。
　扉の前まで辿り着くと、刀を振るう。
「剣刃一閃でござります！」
　振るった刃は扉を切断！
　侵入経路兼脱出口を１つ増やしたのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

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「さあ、美結行こうか！遅れないでついてきて！」
　東・御星（破断創炎の閃鋼・f41665）はパートナーの美結と共に事件に挑む。
　今回の依頼は、サイバーザナドゥのとあるサイコブレイカー培養槽の破壊。
　攫われた人々が薬品漬けにされて強制的にサイキッカー覚醒or廃人化を施されている施設の破壊なのだ。
　そのためにもまずはアジトの扉を解放する必要がある。
「メガコーポの欲望そのものを否定するつもりはないけど、攫われた人たちが明日を生きたいっていうのも欲望だよ！」
　御星は欲望は生きるエネルギーというスタンスでいくと、アジトの扉を守る警備員たちを実力行使で制圧していく。
　どうやら侵入者を迎撃するのが主な目的ではなく、逃亡者を外に出さない事に主眼を置いていたらしく、簡単に無力化できた。
「あとはこの扉だね。美結、いけそうかな！？」
　御星が大きな声で聞けば丁度、扉が開くところであった。
　物理的な要素では御星。電脳分野は美結の担当なのだ。
「さあ、攫われた人たちを救い出そう！」

成功 🔵​🔵​🔴​

●
「はっ……思い出しましたわ！！」
　明日・がある（レジンのくつ・f42044）が唐突にそんな事を言い始めた。
「え？あ……えと、なにを、思い出したんス？
　あ、どうしよう。と思ったものの、他の誰もいないので自分が聞くしかないと思ったメローア・ゴドレイア（残念ドラゴンオタク　レベルMAX・f44031）が一応話を振ってきた。
「思い出しましたの！！！わたくしが前世でチャンネル登録300万人の超人気ハンドメイド作家であったことを……！！！」
「え？あ、うん？？よかったスね？」
　があるはぶんぶんと両手を振ってアピールするが、メローアは何の話？と混乱していた。
「ところで何ですの？コレどういう状況ですの？？？」
「えあ！？……それ、ボクが聞きたいスけど？？」
　そんな訳で二人が訪れていたのはサイバーザナドゥのとあるメガコーポの息のかかった研究施設。
　そこには誘拐された人々を骸の海が大量混入された薬物を過剰摂取させることで一般人をサイキッカーに目覚めさせる培養槽があるのである！
　しかし実際に目覚める事が出来るのが極々一部。
　そのほかの人たちは皆廃人となってしまう恐ろしい場所なのだ。
「どうせならドラゴンになれるようにしてほしかったス」
「わたくしレジンとフェルトとかぎ針編みしか能がありませんわ〜〜〜！！！！！勘弁してくださいまし〜〜〜〜！？」
　まあ二人にはあんまり関係なかったかもしれない！
　でも今回の任務はそんな研究施設へと侵入を果たすためにアジトの扉を突破することなのである。
「あ、わたくしレジンにかけては右に出る者ございませんわ！」
　があるはポン！とゆうやけを切り取ってみましたわ！（レジンキャスト）を使って、【役立たずのきれいな石】を創造してきた。
　これは対象の【「いらないけどほしい」】という願いを叶える効果があるのだ。
「あ、それ。カウンターにすっごい丁度よさそうスね。欲しいス」
「どうぞです！！！」
　早速メローアが受け取った！そう、メローアは、デュエリストなのだ！そのためカードで遊ぶ時に使うカウンター用のきれいな石は意外と欲しがったりする時があったりなかったりするのである。
「へ……へへへ、このカウンターを使う、ドラゴンを見せるス」
　メローアはきれいな石を貰って上がったテンションのままにカードをデッキからドロー。
　なんとこのデッキ。全てがドラゴンカードであり、メローアはユーベルコードの力でそのドラゴンを実体化できるのだ！
「さあ、いくスよ！罪眼の強欲龍（ギルティアイズ・グリードラゴン）！召喚！！」
　そしてデュエリストカードから呼び出したのは１体の超強力なドラゴン！
　知らんけど多分、カウンターを乗せるタイプの効果があったりなかったりするのである。知らんけど。
「すごいぞー！！かっこいいぞー！！
　まあそれはそれとして実体化した罪眼の強欲龍（ギルティアイズ・グリードラゴン）はそのまま【断罪のブレス】で攻撃。
　アジトの扉を破壊して、道を切り開くのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

●
「その！培養槽はっ！！！複数人同時入れなのですの！！！？？？それとも、個人用！！！？？？？男女別はされておりますの！！！？？？？」
　ゾンビーヌ・ロッテンローズ（元カルト組織「リビング・デッド魔導会」の腐薔薇姫・f40316）が凄い勢いでアジトへと突貫をかましにきた。
　サイバーザナドゥで発生した事件。
　誘拐した人たちを培養槽に捕らえ、薬物漬けにすることでサイキックへの覚醒を強引に促し「自社の使い捨て戦力にできるサイコブレイカー」を作り出すという非人道的な行為をするメガコーポのアジト。
　その事件のあらましを聞いたゾンビーヌは鼻息荒く詰め寄ったいた。
　彼女の注目するところはただひとつ。
　違法薬物を過剰摂取させるために一般人とぶち込む培養槽の仕様であった。
「もしや男女別、２人まで用、きっちり何日間も密室で、もしかして服も全て脱がされていてぶふーーーーっ！！！」
　ゾンビーヌの妄想は一般人男性と一般人男性が同じ培養槽の中で薬品漬けであふーんあはーんになっているものだった。
　そう、デッドマンなゾンビーヌであるが、ゾンビとして蘇った文字通りの『腐』女子なのであったのだ。
　彼女の妄想は止まらない。
「こうしてはおられませんわー！！！さっそく確認、もとい、観察……もとい、救出しなくてはいけませんわね！！！！！」
　ともかくもユーベルコードを発動すると、植物ゾンビをけしかけてアジトの扉を守っていた警備員たちを制圧。
　そのまま扉を解放し、中へと突撃してしまうのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

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「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
　銀誓館学園所属の能力者出身の鈴乃宮・影華（暗がりにて咲く影の華・f35699）が参戦してきた。
　サイバーザナドゥのこの事件。
　攫われた一般人がアジトの奥の培養槽で、骸の海の混入している薬物を強制摂取させられ、サイキッカーに強制覚醒されそうになっている。
　運よくサイキッカーに目覚めたとしてもメガコーポの使い捨て可能なコマにされてしまうし。
　そうでなくてもこの方法では覚醒できずにただ廃人と化すものが殆どだ。
　悪逆非道な行いを止めるためにはアジトの扉を解放する必要がある。
「ええ。大丈夫です。こういった手合いの仕事なら、私の得意分野です－－イグニッション！」
　そして影華は一瞬で武装状態に換装するとぞわっとその身から、黒い塊を……共生する黒燐蟲を出す。
「彼の力を以て世界を壊す――皆、何もかも消し飛ばして！」
　溢れ出る【黒燐蟲の塊】が放たれると扉にぶつかり爆発。
　【あらゆる物を喰らい尽くす黒燐蟲の群れ】が出現し、アジトの扉を文字通りに虫食いにしてしまう。
「さあ。これで障害なく通れますね」
　影華は悠々となくなったアジトの扉をくぐっていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

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「攫った人たちを薬品漬けにするなんて美しくないわ！そんなの許せないわね！」
　多重人格者である仲佐・衣吹（多重人格者のマジックナイト・f02831）の副人格の1人、女性人格のネイルがやってきた。
　サイバーザナドゥで日常的に起きているメガコーポによる誘拐事件。
　その一部が、このアジトの奥で薬品漬け培養槽に入れることで強制的にサイキッカーに覚醒させるためだったというのが判明したのだ。
　もしも覚醒したとしてもメガコーポの使い捨て可能なコマ扱い。
　そして大半の人間は薬物の過剰摂取で廃人と化す。
　どうあっても救いようのない非人道的な行為である。
「そんなの、アタシが許すはずがないじゃない！」
　ネイルは攫われた人たちを救う為に事件に介入する。
「まあメガコーポの企みは阻止するだけですよ」
　鳶沢・成美（三角定規の除霊建築士・f03142）も物理要員としてこの作戦に参加してくれる。
　まずはこのアジトの扉をどうにかして解放する必要がある。
　攫われた人たちはそれなりの人数がいるので、脱出は自力で行って貰う必要があるのだが、その道筋を作っておかなくてはいけないのだ。
　侵入経路兼脱出経路である。
「警備を一気に倒して鎮圧する必要がありそうね……ここはこれよ！」
　そしてネイルはユーベルコードを発動する。
「ソード・ミラージュ、からの黒影剣よ！」
　精巧な残像分身を生み出したネイルはそのまま己に影を纏う。
　分身はネイルのユーベルコードをコピーしてそのまま独自に行動を開始する。
　視聴嗅覚での感知を不可能にする影のオーラは警備員たちの隙を突き、オーラに触れた相手の生命力を奪って昏倒させていく。
「違法建築で耐久性がガタガタ過ぎる……」
　その間に成美が除霊建築学を元にしてアジトの扉の脆いところを探り当てていた。
　サイバーザナドゥにもまともな建築家もいるにはいるが、モグリで下手な仕事をするヤツらも沢山いるのである。
「これで……ちょっと寒いかな？　なんてね氷塊撃（ヒョウカイゲキ）」
　成美はユーベルコードを発動すると、単純で重い【氷の塊】の一撃を叩きつける。
　物理的な質量による攻撃によって、扉は破壊。
　見事に道を作り出すのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

●
「んー、道を作るのに、あの扉を壊せばいいのよね？」
　妖艶なサキュバスの魔女、ミーガン・クイン（規格外の魔女・f36759）はメガコーポ傘下のアジトまで来た。
　今回の依頼はサイバーザナドゥで発生した誘拐事件の解決。
　誘拐された人々が研究施設の奥の培養槽で薬物漬けにされて、サイキッカーに強制覚醒or廃人化を強要されているのでそれを救いだすのが目的だ。
　攫われた人たちはそれなりに多いので、こっそり潜入……ではなく、もう培養槽は破壊するし、人々は脱走してもらう必要がある。
　そのため、アジトの扉は豪快に破壊して進んで欲しいのである。
「そういうことなら私の魔法は得意分野よ♪」
　ミーガンはぺろりと舌を出して笑みを浮かべるとユーベルコードを発動する。
「拡大魔法（マキシマムスペル）おおきくなぁれ♪」
　空中に魔法陣の紋章を描いたミーガンは己の身体を超巨大化させていく。
　その大きさはとどまることを知らずにアジトの建物すら簡単に越えてどんどんどんどん巨大化していき、遂には足元に見下ろす程になった。
「さあ、これでどーお？魔女キーック♡」
　勢いがつき過ぎてもいけないのでつま先でと蹴ったミーガンはどーん！と、扉をぶち破って破壊するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

第2章 集団戦 『量産型蹂躙鉄腕機兵『ゴーレム・ガール』』

POW   :    ゴーレムインパクト 単純で重い【蹂躙鉄腕「ゴーレムアーム」】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。 SPD   :    ゴーレムスマッシュ 【ゴーレムアームに搭載されたロケットの噴射】で超加速した武器を振るい、近接範囲内の全員を20m吹き飛ばし、しばらく行動不能にする。 WIZ   :    ゴーレムロケットパンチ 自身の【戦闘能力の減少】を代償に、【ロケットエンジンで飛翔するゴーレムアーム】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【質量を活かした攻撃や腕に装備したブレード】で戦う。 イラスト：もろ蔵 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

●
『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します』
「おやおやぁ～、見つかってしまいましたかぁ～」
「こっそりしてたつもりなんだけどなぁ！」
　サイバーザナドゥの研究施設に潜入していた僵尸の向・存（葭萌の幽鬼・f34837）。
　そして妖狐のサエ・キルフィバオム（突撃！社会の裏事情特派員・f01091）は警備員に見つかってしまった。
　流石にメガコーポの傘下の違法な研究施設らしく、侵入者対策……というよりも逃亡者対策のシステムが厳重で完全に隠れて進むのは難しいようだった。
『排除排除』
　出て来たオブリビオンは量産型蹂躙鉄腕機兵『ゴーレム・ガール』。
　この研究施設のサイコブレイカー培養槽で強制覚醒させられた一般人がオブリビオン化させられ戦闘用レプリカントに改造させられた使い捨て要員である。
　命令には忠実だが、自己意識は既に崩壊しており、侵入者である猟兵を容赦なく攻撃してくるようだ。
「向こうさん、やる気のようですわ！」
「まあ、オブリビオンなら倒すだけですよ」
　ブギーモンスターの勇者たる納花・ピンチン（ブギーモンスターの勇者・f31878）と除霊建築士の鳶沢・成美（三角定規の除霊建築士・f03142）も武器を構えて戦闘態勢に移行する。
　培養槽部屋に辿り着くためには邪魔するオブリビオンは蹴散らして進む必要があるだろう。
　このまま倒すしかない。
『敵、殲滅。ゴーレムインパクト』
　猟兵たちが準備を整えている間に、ゴーレム・ガールは無感情な顔のまま突撃してきた。
　ブースターから火を吹かせると、ダッシュして腕に装備した【蹂躙鉄腕「ゴーレムアーム」】を振り下ろしてくる。
「非道なことをなされる方には手加減無用、全力で参らせていただきますねぇ～」
　そんなゴーレム・ガールに反応したのは存である。
　ぺりっと己の【封魂符】を捨て【半オブリビオンモード】に変身すると、相手のゴーレムアームを真っ向から受け止める。
　ドゴォーン！と直撃地点の周辺地形すら破壊する攻撃が当たり、凄まじい衝撃が周囲に走る。
「大丈夫ですよぉ～。手足の二・三本くらいもげてもなんとかなりますのでぇ～」
『！！？？？』
　しかしユーベルコード：屍身超越を発動していた存は、元々の頑丈さに加えて防御力10倍。欠損部位再生能力も得ていたことでダメージを受けつつと生存。
　相手の腕を受け止めて見せる。
　ゴーレム・ガールは自らの必殺の一撃が受け止められてしまうという想定外の事態に動揺し隙が生まれた。
　どうやらゴーレム・ガールは自意識と無くして命令に忠実にした分、定型の行動にはめっぽう強いが、想定外の戦術や事体には思考能力が追い付かず処理が間に合わないようであった。
　これが大きな隙である。
「今だね！食らいつけメルクっ！」
　相手の隙を見逃さず、サエが素早く動くと、【液体金属装甲の一部】を相手にぶつける。
　そして動きを止めた相手の装甲の一部を捕食することで、自らの武装を相手の弱点に対応した形状に変化させる。
「グラール・フォーシス！さあ、その武装、剝ぎ取っちゃうよ！」
　サエはゴーレム・ガールの武装の接続部分を狙って攻撃。
　相手の武装の機能を制限させていく。
「次はアタシですわ！」
　状況を把握するのに混乱したままのゴーレム・ガールに対してピンチンが勇者の剣を掲げながら迫る。　
　光輝く勇者の武器が威力を増し、ゴーレム・ガールへと光の斬撃を放つ。
「ブレイブソードですわ！！」
『！！！？？？』
「三角定規二刀流をお見舞いしましょう」
　吹き飛ばされたゴーレム・ガールを待ち受けていたのは詠唱三角定規を両手に構えた成美であった。
「三角定規二刀流・三連撃（サンカクジョウギニトウリュウ・サンレンゲキ）！！」
　【詠唱三角定規】で装甲を破り、【詠唱三角定規】でダウンさせ、【詠唱三角定規】でとどめを刺す連続攻撃！！
　猟兵たちの華麗な連携が決まり、オブリビオンを撃破するのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

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「キノキノ、キノが来たからもう、大丈夫だよ」
　ピュアリィ「キノコつむり」の星霊術士であるキノ・コバルトリュフ（キノコつむりの星霊術士・f39074）もこのアジトにやってきた。
　サイバーザナドゥで起きた誘拐事件。
　その真相は、メガコーポが使い捨て可能なコマを量産するための材料を集めていたのである！
　そんな非道な行いを許す訳にはいかない！サイキッカーに強制覚醒させる培養槽を破壊するのが目的なのだ！
『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します』
「キノノ！見つかっちゃった！？」
　そしてこの施設で強制覚醒され薬物投与で洗脳・オブリビオン化させられたのが量産型蹂躙鉄腕機兵『ゴーレム・ガール』である。
　彼女たちはそのまま施設の警備役として活用されているのだ。
『ゴーレムロケットパンチ』
　ゴーレム・ガールはキノを見つけると、両腕の【ロケットエンジンで飛翔するゴーレムアーム】を発射！
　自身の戦闘能力の減少を代償にするだけあってその質量とパワーはかなりのものだ！
「キノノ？キノだけじゃ心配だって？マツタケ！キノには星霊の仲間がいるから大丈夫！！」
　しかしキノは決して一人でやってきた訳ではない。
「トリュフ！！キノ達の活躍を見せてあげるよ」
　呼び出したのは【星霊スピカ】！
　寝食を共にした彼らはキノとの信頼関係を築けており、スピカダンスでゴーレムアームの注意を引き付ける。
『想定外発生。想定外発生……』
「キノキノ、みんなよろしくね」
　洗脳によって任務に忠実になったゴーレム・ガールは、定められた動きは得意だが、スピカダンスなんてモノは全く対応できない。
　混乱したままにキノの呼び出した星霊たちにもみくちゃにされるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

●
『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します』
　サイバーザナドゥのメガコーポ傘下のサイキッカー覚醒工場に侵入した猟兵たち。
　目的であるサイコブレイカー培養槽の破壊を行う前に、警備に当たっているオブリビオンに発見されてしまった。
　侵入者対策……というよりも恐らくは逃亡者対策なのだろう。
『排除排除』
　出て来たオブリビオンは量産型蹂躙鉄腕機兵『ゴーレム・ガール』。
　この研究施設のサイコブレイカー培養槽で強制覚醒させられた一般人がオブリビオン化させられ戦闘用レプリカントに改造させられた使い捨て要員である。
　命令には忠実だが、自己意識は既に崩壊しており、侵入者である猟兵を容赦なく攻撃してくるようだ。
「迎撃が来たようですねぇ。始めましょうかぁ」
「そうだね」
　侵入していた夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）と風祭・悠華（静灰の傭兵少女・f32278）は迎え撃つ体勢を取る。
　培養槽部屋に辿り着くためには邪魔するオブリビオンは蹴散らして進む必要があるだろう。
　このまま倒すしかない。
『敵、殲滅。ゴーレムインパクト』
　ゴーレム・ガールは無感情な顔のまま突撃してきた。
　ブースターから火を吹かせると、ダッシュして腕に装備した【蹂躙鉄腕「ゴーレムアーム」】を振り下ろしてくる。
「屋内でですからそれなり程度の広さ、且つ『砲撃音』を考えますと、遠距離系の兵装は使いづらいですねぇ」
　対してるこるは『FAS』による浮遊で足場の影響を遮断、『刀』を構えユーベルコードを発動する。
「大いなる豊饒の女神、あなたの使徒に『飛将の加護』をお与え下さいませ。皍劊（チチガミサマノカゴ・シュンコクノホウトウ）」
　【斬撃の動作中完全無敵化、万象を斬る『刀』】の横薙ぎ。
　それによって振り下ろそうと近接攻撃を仕掛けて来たゴーレム・ガールに先制攻撃を放つ。
『！！？？？』
　腕を振りあげた事で防御の薄くなった生身の胴体部分に斬撃が加えられる。
　明らかに超常による速度の対応に、ゴーレム・ガールは想定外の状況に陥り動きを鈍らせる。
「そこ、壊すね」
　アサルトライフルを構えた悠華がその隙を見逃さずに穿徹の壊弾（ブレイク）を放つ！
　体勢を崩している相手に対してより致命的なダメージを与えるユーベルコードは正しくその能力を発揮し、相手を打ち倒すのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

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「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
　銀誓館学園所属の能力者出身の鈴乃宮・影華（暗がりにて咲く影の華・f35699）はアジトの扉を破壊するとそのまま侵入を果たした。
　するとそこに警備役のオブリビオンがやって来る。
『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します』
　やってきたのは両手両足に巨大な武装を付けた少女。
　量産型蹂躙鉄腕機兵『ゴーレム・ガール』である。
　この研究施設のサイコブレイカー培養槽で強制覚醒させられた一般人がオブリビオン化させられ戦闘用レプリカントに改造させられた使い捨て要員だ。
　命令には忠実だが、自己意識は既に崩壊しており、侵入者である猟兵を容赦なく攻撃してくるようだ。
『排除排除』
「――｜起動《イグニッション》！」
　影華はかつての様にイグニッションカードを掲げ起動の言葉と共に一瞬で各種装備を展開。
　体内に棲む黒燐蟲を出しながらゴーレム・ガールと戦いを開始する。
『敵、殲滅。ゴーレムスマッシュ』
　初回からゴーレム・ガールは無感情な顔のまま突撃してきた。
　【ゴーレムアームに搭載されたロケットの噴射】で超加速した武器を振るうと、影華を吹き飛ばして行動不能にしようとしてくる。
「ぐぅ……っ！？」
　凄まじい衝撃と共に吹き飛ばされる影華。
　なんとか防御の体勢はとったが、体勢は崩れてしまった。
『追撃……』
　ゴーレム・ガールがスタンした影華に追撃を仕掛けようとしたが、そこに黒い塊がまとわりついてくる。
『！！！？？？』
「彼の力を以て世界は答える――其れが、キミの選んだ結末よ」
　気付けば周囲に黒い、黒燐蟲の群れが溢れかえっていて、ゴーレム・ガールや影華の身体にまとわりついていた。
「黒燐奏甲・因果応報（イマジンドレス・カルマ）」
　戦場全体に黒燐蟲の群れを発生させるユーベルコード。
　敵には【接触箇所から全身へと広がる腐食の呪い】の攻撃を、味方には【病毒が死滅し損傷が癒えていく慈愛】の回復を与え続ける。
　これによって影華はダメージから立ち上がり、逆にゴーレム・ガールは未知の攻撃に混乱するままにその身を崩すのであった。
「20mは、射程範囲内ですよ」

成功 🔵​🔵​🔴​

●
「ヴァンパイアが関与している訳ではなさそうだが、放っておくわけにもいくまい」
　風雷堂・顕吉（吸血鬼狩人・f03119）は事件のあらましを聞くとサイコブレイカー培養槽の破壊に協力してくれることになった。
　サイバーザナドゥで起きている一般人の誘拐事件。
　その一部はメガコーポ傘下のアジトの奥で培養槽に入れられ、無理矢理薬品漬けにされてサイキッカーに覚醒させられているのだ。
　上手く行ってもそのまま薬物投与でメガコーポの使い捨て可能なコマ。
　そして大半の人間は薬物の過剰摂取で廃人になるような所業だ。
『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します』
「おっと見つかったみたいだね」
　共に移動していたノインプラス・エバースプリング（S級文犯・f45042）が出て来た警備員を見る。
『排除排除』
　やってきたのは両手両足に巨大な武装を付けた少女。
　量産型蹂躙鉄腕機兵『ゴーレム・ガール』である。
　この研究施設のサイコブレイカー培養槽で強制覚醒させられた一般人がオブリビオン化させられ戦闘用レプリカントに改造させられた使い捨て要員だ。
　命令には忠実だが、自己意識は既に崩壊しており、侵入者である猟兵を容赦なく攻撃してくるようだ。
「悪いが倒させてもらおう」
「お前の正義を証明しに、僕という悪を滅ぼしてみてよ」
　顕吉とノインプラスは躊躇することなく、ゴーレム・ガールと戦闘を開始する。
『敵、殲滅。ゴーレムインパクト』
　そんな二人を相手にゴーレム・ガールは無感情な顔のまま突撃してきた。
　ブースターから火を吹かせると、ダッシュして腕に装備した【蹂躙鉄腕「ゴーレムアーム」】を振り下ろしてくる。
「大振りな動きだ。天地無双剣」
　顕吉は相手の見るからに強烈な威力が込められたパンチを、抜き放った剣による【神速の突き】で迎え撃つ。
『！！！！？？？？』
　キン！と金属同士がこすれる音がしたと思えば、巨大な質量を伴っていたはずのゴーレムアームが、顕吉の剣の返し刀で弾かれ、受け流されていた。
「動揺している場合かな！？」
　卓越した剣術による防御に想定外の事態となったゴーレム・ガールは判断が鈍り動きが止まる。
　そこに顕吉が鋭い突きを喰らわせる。
「舞台に置かれた銃は物語の中で打たれないといけない。……って、誰かが言ってたらしいよ♪」
　さらにそこにノインプラスがユーベルコードを発動。
　インクの矢をゴーレム・ガールの生身の肉体に突き刺し……そして引き抜く。
「回収される伏線（フォアシャドウタイム）」
　そして生み出されたインクの悪魔がとどめを刺すのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

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「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
「めずらしい　そざいはなさそう　だけど　たおさないといけない　てきは　いるみたい　だね」
　サイボーグのアス・ブリューゲルト（蒼銀の騎士・f13168）とガルゴム人のネッド・アロナックス（ガムゴム人の冒険商人・f41694）もこの依頼に参加して来てくれた。
『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します』
　戦う相手はゴーレム・ガール。
　サイバーザナドゥのメガコーポ傘下の施設に拉致られ、サイキッカーとして無理矢理覚醒させられその四肢にサイボーグ機械を取り付けられた哀れな少女だ。
　しかし既にオブリビオン化は済んでおり、自我も殆どなく救いようはない。
　ここで倒してやるのが慈悲だろう。
『敵、殲滅。ゴーレムスマッシュ』
　ゴーレム・ガールはアスとネッドを発見すると排除モードに移行。
　ゴーレムアームに搭載されたロケットの噴射で加速しながらその腕を振るってアスとネッドを吹き飛ばしてこようとする。
「ねこさん　だよ」
　ネッドはそんなゴーレム・ガールの攻撃に敢えて前に出ていく。
　そして発動するユーベルコード：猫の悪戯。
「にゃん　にゃん　にゃー」
『攻撃、回避。当たりません』
　猫の魔力を全身に纏ったネッドは跳び回り跳ね回り、ゴーレム・ガールのパワフルなパンチを回避する。
　直線的な速度では圧倒的に増さっているはずのゴーレム・ガールだが、予想できない俊敏な動きにネッドに全く拳を当てることができない。
「隙を見せるとは……そこだ！」
　そしてネッドが相手の注意を惹きつけている間にアスが反撃の準備を整える。
「リミッター解除……目覚めよ、蒼き咆哮！！」
　覚醒・蒼き咆哮（リミッターオープン・アズライトハウリング）。
　蒼い色をした二丁の銃【ブルーブラスター】に施された【アズライトハウリング】の封印を解除。
　強烈な熱線ビームを放つ！
　リミッターを解除した攻撃力は抜群で、ゴーレム・ガールを一撃で吹き飛ばすのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

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「こうなったら手芸スキルで成り上がりですわ〜〜！！！」
　毎日昼12:00に全ての記憶がリセットされる設定のノンプレイヤーキャラクターの没貴族（アークロイヤル）、明日・がある（レジンのくつ・f42044）。
　なんと奇跡的に２４時間が経過する前にそのまま依頼を続行できた。
　そのため目の前に開けたアジトの扉の奥へと流れでそのまま突き進み、そしてオブリビオンに遭遇する。
『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します。排除モードに移行……』
　出て来たのはゴーレム・ガール。
　このサイバーザナドゥのメガコーポ傘下のアジトに誘拐された一般人の少女が無理矢理サイキッカーに強制覚醒させられた上で四肢をサイボーグ化。
　薬物の過剰摂取で自我も崩壊させてしかも骸の海の大量混入でオブリビオン化までさせられたという可哀そうの極みみたいな敵である。
　もはや助かる見込みもないのでここで倒してあげるのが慈悲となるのだろう。
『敵、殲滅。ゴーレムスマッシュ』
「デッドヒートキャリバーを食ラエですにゃ」
『ガガガガッ！！！！？？？』
　があるを発見したゴーレム・ガールはそのまま戦闘モードに移行して、ゴーレムアームに搭載されたロケット噴射による超加速でぶん殴りぶっ飛ばそうとしていたが、その前に何かに轢かれた。
「ライドキャリバー様ぁ！何か当たった気がしますわぁ～～～～～！！！！！」
「いんぷノ前に出タのガ悪イのデスにゃ」
　轢き逃げ事件を起こしたのはライドキャリバーのインプレッサターボ・フォレストハリアー（ワールドラリーエクスペリメンタル・f44230）であった。
　ユーベルコードの轢殺ダメージ2倍パワーを得るために操縦席に誰でもいいから乗せたくてがあるを放り込んでいた。
　轢き逃げする気満々だった。
『が、ガガガ……侵入者、排除……』
　出オチで轢き飛ばされたゴーレム・ガールであったがそのゴーレム・アーム＆レッグの防御力でなんとか生き残った。
　そして警備役としての使命を果たすため、両手のゴーレム・アームのロケット噴射を起動させ、があるとインプレッサーターボに向けて拳を向ける。
『ゴーレムロケットパンチ』
　己の戦闘能力の減少を代償に発射するロケットパンチ！
　【ロケットエンジンで飛翔するゴーレムアーム】ががあるとインプレッサーターボに向けて突撃してくる！
「まだ息ガありましタ。タシカコウイウ時『ますたー』ハコウ言ッテタにゃ。ブッ殺ス、●ぁっく」
「あ、わたくし｜石《レジン》にかけては右に出る者ございませんわ！｜石《レジン》はいかがですわ！？」
「デットヒートキャリバー！！」
　があるのぽいっと落とした｜石《レジン》を踏み台にしてインプレッサーターボは跳躍！
　ロケットパンチを空中で回避すると、ユーベルコードによって黒炎を纏って突撃！
　戦闘力が激減したゴーレム・ガールを今度こそ倒すのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

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『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します』
「ああ、うんうん。そういう依頼だったな。そういや」
　サイバーザナドゥの誘拐事件。
　攫われた人たちが培養槽に入れられ、薬物の過剰摂取によるサイキッカー強制覚醒を促されていると聞いて、件のアジトにカチコミを仕掛けたギュスターヴ・ベルトラン（我が信仰、依然揺るぎなく・f44004）。
　扉を破壊し、そのまま培養槽のある場所を探そうと侵入。
　そして当然のようにやってきた警備役のオブリビオンと遭遇する……まではよかったのだが。
「オブリビオンがその攫われた女の子なのかよ」
『排除排除』
　出て来たオブリビオンは量産型蹂躙鉄腕機兵『ゴーレム・ガール』。
　この研究施設のサイコブレイカー培養槽で強制覚醒させられた一般人がオブリビオン化させられ戦闘用レプリカントに改造させられた使い捨て要員である。
　もはや手遅れ。この場で倒してやることがせめてのもの慈悲となるだろう。
『敵、殲滅。ゴーレムロケットパンチ』
　ゴーレム・ガールに自我はないようで、命令に従い侵入者であるギュスターヴを容赦なく攻撃してくるようだ。
　腕に装備した【ロケットエンジンで飛翔するゴーレムアーム】を飛ばし、質量攻撃を仕掛けて来る。
「まあせめて、安らかに眠れることを祈るしかないか――天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。御国がきますように」
　ギュスターヴは迫るロケットパンチを前に魔導書を開き、祈りを捧げる。
　そして魔力を高めると、そのまま正面に力を放つ。
「ゲシュタルトバスター！」
　Grimoire：Galgalim（マドウショ・ガルガリン）！
　【魔導書】から、着弾地点で爆発する【物質や霊体を直接破壊する禁呪】を連射するユーベルコードを発動。
　爆発は敵にダメージを、地形には【炎上】効果を付与し、自身には【火炎耐性】効果を与える効果があり、ロケットパンチを正面からぶっ放す！
『！！！！？？？』
　想定外の反撃に、予め決められた行動にはめっぽうつよいが、それ以外の事にはめっぽうよわいゴーレム・ガールが混乱したまま立ち尽くしてしまう。
「……なぁ、これマジで敬虔な信仰の徒が使っていいやつか？」
　そのまま火力がどんどこ放たれ、ギュスターヴは無防備になったゴーレム・ガールを殲滅するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

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『侵入者発見。侵入者発見』
「また来ましたですわ！！」
「何度も何度も出くわしてしまいますねぇ～」
　オブリビオンを一度は退けた納花・ピンチン（ブギーモンスターの勇者・f31878）と向・存（葭萌の幽鬼・f34837）であったが、再び巡回中のゴーレム・ガールに遭遇してしまった。
「何度来ようともオブリビオンなら倒すだけですよ」
　当然のように鳶沢・成美（三角定規の除霊建築士・f03142）も一緒である。
「キノノ！？キノもまた出くわしちゃったよ！？」
　ついでにキノ・コバルトリュフ（キノコつむりの星霊術士・f39074）も既に別口でゴーレム・ガールを倒していたのだが、また出くわしてしまった。
　敵は集団敵なので、１度倒してもまた別のオブリビオンに出くわすこともあるのである。
　それはそれとして、倒すしかないだろう。
『侵入者発見。侵入者発見。排除します』
　薬物の過剰摂取によって自我を崩壊させられ、メガコーポの命令に忠実になるように洗脳されたゴーレム・ガール。
　彼女は猟兵たちを見つけると抑揚のない声で宣言しながら戦闘モードに移行してくる。
「にゃにゃ！？敵さんがやってきたにゃー！？」
「にゃんか来たにゃ」
　勿論、再戦する猟兵ばかりではない。
　ご飯に釣られて依頼を受けたミーヤ・ロロルド（にゃんにゃん元気っ娘・f13185）や、にゃ語尾仲間なアイクル・エフジェイコペン（クロスオーバー三代目・f36327）もやってきた。
　培養槽のある部屋を探していたのだがその途中で皆と合流。
　そして警備役のオブリビオンであるゴーレム・ガールと初遭遇していた。
「中々、強敵そうな相手だね」
「雇われたからにはしっかり働くさ」
　古びた赤い帽子のヤドリガミ、アメリア・イアハッター（夢想空流・f01896）と煙管（仕込み銃）のヤドリガミ。ミランダ・モニカ（マザーズロザリオ・f05823）のヤドリガミの二人もここに来た。
『敵勢力多数。行動開始……敵、殲滅。ゴーレムスマッシュ』
　ゴーレム・ガールは多数の猟兵を相手にすることから、範囲攻撃を選択してきたようだ。
　無感情な顔のまま突撃。
　【ゴーレムアームに搭載されたロケットの噴射】で超加速した武器を振るい、まとめて吹き飛ばして行動不能にしようとしてくる狙いのようだ。
「まずは敵のアジトだと相手が有利ですからね。こっちに有利なように地形を変えましょう」
　そんなゴーレム・ガールに対してまず動いたのは成美であった。
「除霊建築学・陰陽八卦！！」
　これこそ除霊建築士の真骨頂。
　戦場内に、見えない【陰陽の気】の流れを作り出すと、下流にいるゴーレム・ガールを【八卦炉結界】に囚れ、回避率が激減させる。
『ステータス下降。回避率減少……対応方法……検索中……』
　異世界の技術にゴーレム・ガールは対処法に困惑する。
　洗脳及び強制学習によって定型の動作や事体にはめっぽう強いゴーレム・ガールであるが、その分想定外の事体にはめっぽう弱いのである。
「にゃにゃ！！今にゃ！」
　相手のステータスが減少したのを確認したミーヤが、今が攻撃のチャンスだとユーベルコードを発動していく。
「ガジェットショータイムにゃ！！」
　いま戦っている対象に有効な【変な形のガジェット】を召喚されるユーベルコード。
　それはどう見ても発射台。
　誰かをセットして撃ち出すようなロングバレルであった。
　使い方さえ分かればものすごく強いのだが、操作方法などは残念ながら出てこない。
「はっはっは！！お嬢ちゃん、こりゃ良いモンあるね！　借りるよ！」
「にゃにゃ！？わかるのかにゃっ！？」
　しかしそこは戦場傭兵のミランダがこりゃあいいとばかりに照準器に回ってきた。
　数多の戦場を渡り歩いてきた傭兵であるミランダはこういった兵器もお手の物なのだ。
「さあ誰が乗るんだい！？」
　ただしミランダは撃つ方！弾の方は別である！
「に゛ゃ！あたしが行くにゃー！」
　そんな中、アイクルが名乗り出る。
　パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのが信条なアイクルにはこの手の発射台はうって付けなのだ。
　ミーヤが後ろに回ってトリガーを搾り、ミランダが照準を定める。
「乱戦遊戯（ランセンユウギ）！そらぁ！出力アップだよぉ！」
「にゃにゃー！発射にゃー！」
「ぶっ殺おおおおおおす！●ぁぁぁぁぁぁっく！！」
　そして撃ち出されるアイクルが一直線にゴーレム・ガールへとかっとんでいく！
『！！！！？？？？』
「ええいうっとーしーに゛ゃっ！！」
　完全武装状態のゴーレム・ガールはまさかの人間砲台になんで！？みたいに吃驚して動きが止まる。
　その間にかっとんできたアイクルはユーベルコードを発動。
　【魂を込めた全力の打撃】全力拒否（オマエノソレハムチャクチャキニイラナイ）によって、ゴーレム・ガールの装備されたゴーレム・アームを力づくで無理矢理吹き飛ばす。
『！！！！？？？？？？？』
　巨大質量兵器が生身の身体で無力化されたことに更に困惑するゴーレム・ガールはもはやどうしようもなくなっていた。
　自我を崩壊させた上で洗脳及び刷り込みによる戦闘技術のインストールをされたゴーレム・ガールは定型の戦闘にはめっぽうつよいのだが、こんなハチャメチャな動きには対処法を自分で思考することができず、めっぽう弱いのだ。
「隙だらけだね！ここがチャンスだよ！」
　その隙をアメリアが帽子を深く被りながらも覗く鋭い目で射抜く。
「どんどんテンポ上げるよ！戦風拳舞（センプウケンブ）」
　アメリアはゴーレム・ガールの元まで疾走すると【予め猛練習しておいた風を纏った拳舞】をお見舞いする！
　途中で止められない程の超高速連続攻撃なのだが、呆然としていたゴーレム・ガールには全て命中し大ダメージを与える。
『ダメージ、甚大。修正修正……敵、殲滅。ゴーレムロケットパンチ』
　しかしここで、ゴーレム・ガールも反撃に出る。
　本隊にかなりのダメージが入り、しかも片腕のゴーレムアームを飛ばされてしまったゴーレム・ガールはもう片方の腕のゴーレムアームを最大限利用する事にしたようだ。
　残った片手の【ロケットエンジンで飛翔するゴーレムアーム】を飛ばし、質量攻撃を仕掛けて来ようとする。
「それではこちらは～、私がどうにかしましょう～」
　相手のロケットパンチに前に出たのは存だった。
　存はしゅるしゅると四肢の包帯を解いていくと、それにユーベルコードの力を込めていく。
「油断大敵ですよぉ～？四肢抱絞（シシホウコウ）」
　【切断された四肢】から放たれた【包帯】が、飛んでくるロケットパンチに絡みつくと【捕縛】。
　その動きを一時的に止めて見せる。
「んん～、重いですがぁ～、少しの間なら防げますよぉ～」
　ミチミチと己の肉体が悲鳴を上げているが、存はそんなものは気にせずに強引にロケットパンチを封じていく。
　いまこそ攻撃のチャンスである。
「キノキノ！足の早さじゃ負けないよ」
　ここでキノがユーベルコード：爆走！キノコロード（ポイズニック・キノコロード）を発動。
　突然【地面から生えた】姿勢のまま、爆速で移動しゴーレム・ガールへとカットんでいく！！！
『！！！？？？』
　突如して巨大キノコが迫って来る状況にゴーレム・ガールは完全に混乱。
　洗脳とかそんなの関係なく、判断に困って動きが止まってしまう。
「キノー！！」
　ドーン！とそのままの速度で体当たりをしたキノはゴーレム・ガールを吹き飛ばす。
　またユーベルコードの効果によって移動中に攻擊が命中した敵に【食中毒】の状態異常を与える事にも成功する。
『！！！！？？？？』
　突然のキノコ中毒にゴーレム・ガールは更に混乱する。
「もっかい、喰らわせてあげますわ～！ブレイブソードですわ～！！」
　そしてピンチンが着々とチャージしていた勇者の武器を掲げる！
　戦場の仲間が受けた【負傷】に比例した威力と攻撃範囲の【光の斬撃】がゴーレム・ガールを斬り飛ばすのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

●
「はーい呼ばれてなくても参上する庚さんデスよ」
「助太刀します！」
「今日はどんなところにいけるのかな？」
「キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだからバトルだって芸術よ。美しく戦いなさい！」
「気に入らねえ奴をぶっ飛ばせばいいんだろ？」
「困っている人をほったらかしにしてたら、あっと言う間に未来が過去に喰い潰され無いように頑張らないとね」
「戦う必要があるようですね」
　レプリカントの鎧装騎兵、試作機・庚（盾いらず・f30104）。
　オラトリオの聖者であるシホ・エーデルワイス（捧げるもの・f03442）。
　バイオモンスターの聖者のアウル・トールフォレスト（高き森の怪物・f16860）。
　仲佐・衣吹（多重人格者のマジックナイト・f02831）……の副人格の１人、女性人格のネイル。
　東方妖怪の陽環・柳火（突撃爆砕火の玉キャット・f28629）。
　妖狐の化身忍者の政木・朱鞠（狐龍の姫忍・f00521）
　雪女のストームブリンガー、高嶋・瑞希（雪女のストームブリンガー・f36313）の７人も依頼に参加してきてくれた。
『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します』
　今回の依頼はサイバーザナドゥの誘拐事件で、いつものようにメガコーポが攫った人たちを薬品漬けにしようとしているのでそれを阻止するもの。
　培養槽を見つけて破壊するのが目的なのだが、その前に警備役のオブリビオンを倒す必要があるのだ。
「あー、私はハピエン厨なので出来ればこのオブリビオンになった女の子も助けたいのデスが……」
『排除します』
「無理デスか。仕方ありませんね」
　戦い相手のゴーレム・ガールはこのメガコーポのアジトでサイキッカーに強制的に覚醒させられた一般人の成れの果てだ。
　ただ覚醒させられただけではなく、骸の海が大量混入した薬物を過剰摂取させられ既に自我は崩壊。
　オブリビオン化も完全に完了しており手はつけられないのだ。
　ここで倒してやることこそが慈悲となるだろう。
「面白そうな両手だね。どんな風に使うのかな？」
　アウルは一人、ゴーレム・ガールのかなり巨大な両手両足に興味津々だった。
　ただの武装ではないだろう。サイキッカーのサイキック能力を前提とした強化武装のようである。
「無理矢理洗脳して戦わせるなんて美しくないわ！」
「胸糞わりぃが、倒すしかねぇよな！」
　ネイルと柳火はゴーレム・ガールの処遇に憤りを感じていた。
「今は目の前のターゲットを倒すことに集中しないとね……」
「どうか安らかな眠りを……」
　朱鞠は救いようがないのであれば倒すしかないと。
　シホもまたただ相手を憎むような性格ではなく、無慈悲な状況に陥らされてしまった少女に祈りを捧げる。
「皆さん、来ますよ！－－｜起動《イグニッション》！」
　瑞希が起動の言葉と共に武装を展開するのを合図に、敵も味方も戦闘に移行する。
『敵、殲滅。ゴーレムロケットパンチ』
　複数の猟兵に対しゴーレム・ガールは怯む事なくユーベルコードを発動する。
　命令に忠実に従い、己の戦闘能力が減少するのもいとわず侵入者である庚に攻撃を仕掛けて来る。
　腕に装備した【ロケットエンジンで飛翔するゴーレムアーム】を飛ばす質量攻撃だ。
　それも両腕をそれぞれ飛ばしてきて２発もある！
「私がまずは威力を減衰させます！」
　そんな強力な攻撃に対して瑞希がまずは前に出て来る。
「氷雪地獄！」
　雪女である瑞希はその能力を発動すると、戦場に【猛烈な吹雪】を発生させる。
　ロケットパンチの威力はそれによってかなり軽減したようだ。
　更には【雪だるまアーマー】によるガードアップも付与する。
「これなら私でも対応できそうデス」
　その結果を見て、庚が防御のためにと前衛を務めるために前に出て来る。
「昔とちょっと勝手は違うデスけど……ディフェンダーらしくデスね」
　そして発動するユーベルコードは、防衛戦術（ディフェンド・オーダー）。
　自身の装備する「【甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の文字を持つアイテム】」を変形させ、防御力を１０倍に高めて防御を固める。
　そのままロケットパンチを真正面から受け止める！
「ぐぅっ！！思いデスが……受け止めましたデスよ！」
「それじゃもう片方はわたしがどうにかしようかな」
　庚が片方を受け止めると、アウルがもう片方のロケットパンチに狙いを定める。
　雪だるまアーマーが意外と気に入っている様子であった。
　そして雪だるまで高まった理力を使い、己の人形兵器エンキドゥにユーベルコードの力を注ぐ。
「エンキドゥ！動きを止めて！蛮戦技巧・地縛錨鎖（オウガバトル・バインドアンカー）」
　放たれたのはエンキドゥが変化した光の鎖。
　それはロケットパンチに絡みつくと、アウルは己のバイオモンスターとしてのパワーをも駆使して強引に地面に縛り付ける！
「これで動けないよ」
『！！！！？？？？』
　ゴーレム・ガールは自らの渾身のユーベルコードが防がれたことに衝撃を受けたようで、動揺したまま停止していた。
「ここね！いくわよ！」
「やってやるぜ！」
　その隙をネイルと柳火が見逃さずにゴーレム・ガール本体へと攻撃を仕掛けにいく。
「援護します！」
「私も手伝うわ！」
　更にシホと朱鞠がネイルと柳火をサポートするようにユーベルコードを発動する。
「咲き誇って！私のエーデルワイス！」
　ユーベルコード：【華霞】儚きエーデルワイスの嵐（ハナカスミ・ハカナキエーデルワイスノアラシ）。
　シホは己の武器を無数の【感覚を晦ませる、銀色に輝くエーデルワイス】の花びらに変え、ゴーレム・ガールへと舞い散らせる。
「フォックスファイア！」
　朱鞠は印を組むと、無数の狐火を放ちゴーレム・ガールへと向かわせる。
　この狐火は朱鞠が全て個別で操作できるため相手のゴーレムアームのロケットパンチをすり抜けて進んでいく。
　またシホの花びらも同じようにロケットパンチをすり抜けて敵を逃がすことなく包み込んでいく。
『！！！？？？？』
　全方位からの攻撃に対処方法が遅れるゴーレム・ガール。
　自我を失い、洗脳による戦術のインストールを行った彼女たちは、事前に定められた行動や戦術にはめっぽう強いが、逆に想定外の攻撃にはめっぽう弱いのだ。
　ロケットパンチで武装を解除してしまっているのもあって、シホと朱鞠の包囲攻撃に対しての防御が全く間に合っていなかった。
「いくわよ！トリニティエンハンス！」
「来やがれ星霊バルカン！」
　ゴーレム・ガールが花びらに翻弄されている間に近付いていたネイルと柳火が共にユーベルコードを発動する。
　【炎の魔力】【水の魔力】【風の魔力】で自身を強化する魔法を使ったネイルは攻撃力重視でルーンソードを振るう！
　柳火は自身の護符装束を分解するとそこから星霊『バルカン』を召喚！
　共に火炎の術で攻撃を仕掛ける。
『！！！！？？？？』
　猟兵たちの連携を前にゴーレム・ガールは成す術もなく消滅するのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

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「どりゃあああ！！邪魔だ邪魔だぁ！」
　数宮・多喜（撃走サイキックライダー・f03004）はメガコーポのアジトの扉を強引に破壊した勢いのままに宇宙カブを乗り回し豪快に爆走する。
　このアジトの奥には誘拐された一般人が薬漬けにしてサイキック能力に無理矢理覚醒させる培養槽があるのだ。
　上手くサイキッカーになればそのまま薬物投与と洗脳によりメガコーポの使い捨て可能なコマ。
　もしサイキッカーに覚醒できなければそのまま薬物の過剰摂取で廃人になるというのだ。
　多喜はそんなことを許すはずもなかった。
『侵入者発見。侵入者発見』
「はっ！やっぱり護衛くらいはいるもんだね！」
　そんな多喜の前に現れたのは警備役のオブリビオン。『ゴーレム・ガール』。
　例の誘拐された一般人の成れの果てで、使い捨て可能なコマとしてオブリビオン化させられ使い回されているのだ。
「だけど、もうオブリビオンになっちまってるなら関係ないね！」
　多喜は減速することなくゴーレム・ガールへと突撃していく。
『敵、殲滅。ゴーレムスマッシュ』
　対するゴーレム・ガールも迎え撃つ。
　【ゴーレムアームに搭載されたロケットの噴射】で超加速した武器を振るうと、吹き飛ばして行動不能にしようとしてくる。
「気合入れろよ相棒……いくぜ。アタシたちは、一心同体さ！」
　多喜はその攻撃を……ぎりぎりのところで宇宙カブから跳び上がって回避！
　そのままユーベルコードを発動すると、人機一体（チャージアップバディ・ジャンクションドライブ）！！
　宇宙カブと合体してみせる！
「これで決めてやるさ！！」
　多喜はそのまま【宇宙カブが変形したパワードアーマー】をまとい、高速移動と高出力のメーザーでゴーレム・ガールを打ち倒すのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

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『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します』
「どうやら見つかってしまったようだな！」
「潜入タイムは終了のようデース！」
　ハイカラさんのクロムキャバリア、ベルト・ラムバルド（自称、光明の暗黒騎士・f36452）と。
　サイボーグの鎧装騎兵、バルタン・ノーヴェ（雇われバトルサイボーグメイド・f30809）はオブリビオンと遭遇する。
　ここはサイバーザナドゥの研究施設。
　誘拐された一般人が連れ去られた場所で、彼らが入れられるサイキッカー覚醒用の培養槽を探していたのだが。
　流石にメガコーポの傘下の違法な研究施設らしく、侵入者対策……というよりも逃亡者対策のシステムが厳重で完全に隠れて進むのは難しいようだった。
『排除排除』
　出て来たオブリビオンは量産型蹂躙鉄腕機兵『ゴーレム・ガール』。
　この研究施設のサイコブレイカー培養槽で強制覚醒させられた一般人がオブリビオン化させられ戦闘用レプリカントに改造させられた使い捨て要員である。
　命令には忠実だが、自己意識は既に崩壊しており、侵入者である猟兵を容赦なく攻撃してくるようだ。
「四肢が大きいな。ならばキャバリアで戦えそうだな！」
　ゴーレム・ガールはサイキック能力で稼働する巨大な手脚、ゴーレムアームとゴーレムレッグを装備している。
　それを見てパワー勝負になるだろうと判断したベルトは己のキャバリアに搭乗する。
「行くぞ！キャバリア『パロメデス』」
　暗黒騎士風にあれこれ改造されたキャバリアで勝負を挑む。
『敵、殲滅。ゴーレムインパクト』
　そんなベルトに対して、ゴーレム・ガールは無感情な顔のまま突撃してきた。
　ブースターから火を吹かせると、ダッシュして腕に装備した【蹂躙鉄腕「ゴーレムアーム」】を振り下ろしてくる。
「ぬおおおお！？思ったよりも動きも早いし力もつよーい！！」
　ベルトはその攻撃をキャバリアで受け止めざる得なかった。
　そのまま力比べに移行するが、ゴーレム・ガールはサイキック能力も駆使しており見た目以上にパワーがあった。
「雇われメイド、バルタン！　参上デース！」
　だがその均衡（若干ベルトが不利）を崩すものが現れた。
「お助けしますデース！骸式兵装展開、械の番！」
　バルタンはユーベルコードを発動。
　模倣様式・戦闘機械都市（イミテーションスタイル・マザー・コンピュータ）。
　バルタン自身が、仲間のキャバリアと合体し強化を付与する。
「お？おおおお！？なんだかわからんが力が湧いてくるぞぉ！？」
「今がチャンスデース！」
　ベルトはよくわからないままに、しかしなんかパワーアップした己のキャバリアの出力でゴーレム・ガールを押し返す！
『！！！？？？』
　突然のパワーアップに対応が遅れるゴーレム・ガールは完全に隙だらけの姿を晒す。
「この一撃はすっごく痛いぞ～！当たれ～ッ！！！災いの一撃（ワザワイノイチゲキ）！」
　【RBXSサークランサーでの串刺し】が命中した対象に対し、高威力高命中の【零距離巨大荷電粒子ビーム砲】を放つ連続コンボ！
　調子に乗ったベルトは見事にその連撃を当てて、ゴーレム・ガールを打ち倒すのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

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『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します』
「おほほほ。そのような愚鈍な動きでは、わたくしは捉えられませんわよ？」
　両手両足を巨大なゴーレムアームとゴーレムレッグで武装したサイキッカー、『量産型蹂躙鉄腕機兵『ゴーレム・ガール』』を一人の猟兵が翻弄する。
『排除！排除……っ！』
「ほら、ほぉら。こちらですわよ」
　武骨な武装を振り回すゴーレム・ガールの周りを舞うようにひらりひらりと躱すのは多重人格者である中村・裕美（捻じくれクラッカー・f01705）の副人格、シルヴァーナであった。
　優雅さを感じるような動きで素早く動き、ゴーレム・ガールを翻弄していた。
「武装は強力ですが、この程度の使い手では宝の持ち腐れですわ」
『排除……！！』
　ぶんぶんと腕を振り回すゴーレム・ガールであるがその悉くが紙一重でシルヴァーナには当たらない。
　シルヴァーナは完全に動きを見切っていた。
『敵、殲滅。ゴーレムスマッシュ』
　挑発に乗ったからか、このままでは埒が明かないと判断したのか、ゴーレム・ガールはここで大技に出た。
　【ゴーレムアームに搭載されたロケットの噴射】で超加速した武器を振るうと、周囲を吹き飛ばして行動不能にしようとしてくる。
「甘いですわ！」
　だがシルヴァーナは敢えて敵の懐に素早く入り込む。
『！！！？？？』
「わたくし達に立ち塞がる者は、すべて切り裂いて差し上げますわ」
　ユーベルコード：切裂姫（プリンチペッサ・ロ・スクァルタトーレ）。
　加速したシルヴァーナは惨殺ナイフによる一撃をゴーレム・ガールへと繰り出す。
　大技を出そうとして隙を晒した相手にシルヴァーナは容赦なく突き刺すのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

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『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します』
「えっちなのうみそおいしいです」
　アリス・セカンドカラー（不可思議な腐敗の混沌魔術師艶魔少女・f05202）はアジト内部を警備していたオブリビオンに自らバトルを挑みにいく。
『排除排除』
　出て来たオブリビオンは量産型蹂躙鉄腕機兵『ゴーレム・ガール』。
　この研究施設のサイコブレイカー培養槽で強制覚醒させられた一般人がオブリビオン化させられ戦闘用レプリカントに改造させられた使い捨て要員である。
　命令には忠実だが、自己意識は既に崩壊しており、侵入者である猟兵を容赦なく攻撃してくるようだ。
「自我崩壊してるってことだけど、それはそれで、味がありそうじゃない？あ、物理的な意味じゃなくて」
『ゴーレムロケットパンチ』
　なんやかんや言っているアリスに対して、ゴーレム・ガールは初手から最大最強技を発動。
　両腕の【ロケットエンジンで飛翔するゴーレムアーム】を発射！ロケットパンチを繰り出してくる！
　自身の戦闘能力の減少を代償にするだけあってその質量とパワーはかなりのものだ！
「ふーん、その程度、簡単に避けられ、あばーーーっ！！！！？？？？」
　どーん！
　アリスは吹き飛ばされた。
『侵入者、排除完了……っ！！！！？？？？？』
　倒れ伏したアリスを見て、ゴーレム・ガールは勝利を確信したと思ったら、爆発の煙が晴れるとそこに複数の人影が！
『アリスがヤられたか』
『だがヤツは我等四天王最弱』
　出て来たのは、オリュンポス腐海四天王（オリュンポスフカイシテンノオ）である！
　アリスが倒された際に出て来る、力強い助っ人たちである！
『とはいえ可愛い妹分がヤられたのは面白くないな』
『『『死を持って購え』』』
『！！！？？？？』
　ある意味ド定番の流れなのだが、ゴーレム・ガールにしてみれば素っ頓狂この上ない。
　自我崩壊＋戦術を洗脳インストールしてきたゴーレム・ガールは定型の動きにはめっぽうつよいが、予想外の出来事にはめっぽうよわいのだ。
　故に突如現れたよくわからん四天王には全く対処できず、そのまま打ち倒されるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

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「さあ、美結行こうか！遅れないでついてきて！」
　パートナーの美結と共に東・御星（破断創炎の閃鋼・f41665）は戦闘に参加する。
『侵入者発見。侵入者発見。ただちに排除します』
　戦う相手はオブリビオンは量産型蹂躙鉄腕機兵『ゴーレム・ガール』。
　両手両足を巨大なゴーレムアームとゴーレムレッグで武装したサイキッカーで、メガコーポによって自我を崩壊させられ、命令に従うように洗脳された悲しい相手である。
「欲望を持てなくなったのは悲しいね。あなたたちみたいな犠牲者をこれ以上増やさないようにするよ！」
　御星はゴーレム・ガールの素材となった少女に哀れみを示しながらも、決して容赦はしない。
　ここで打ち倒すことこそが、この少女への慈悲となるのだから。
『敵、殲滅。ゴーレムインパクト』
　ゴーレム・ガールは無感情な顔のままユーベルコードを発動。
　ブースターから火を吹かせると、ダッシュして腕に装備した【蹂躙鉄腕「ゴーレムアーム」】を振り下ろしてくる。
「ここが勝負所だね！美結！」
　御星は相手のユーベルコードを見て、それを真っ向から打ち砕くことにした。
「美結、アイハブコントロール。ディスラプター使用承認申請」
『ユーハブコントロール、申請、承認しました！』
「展開、照準任せた！」
　それは無敵の【あらゆるUCを突破するディスラプター】を想像から創造するユーベルコード。
「イマジネーション・ディスラプター！！」
　二人で使うユーベルコードは決して負けない。
　御星の創造力はゴーレム・ガールを容易に上回り、相手のユーベルコードごと、打ち消し、突破し、撃破するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

第3章 冒険 『タコ部屋』

POW   :    監督者を始末して悠々と脱出 SPD   :    騒ぎを起こしてその隙に脱出 WIZ   :    脱出口を作って密かに脱出 👑7 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

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　警備役のオブリビオンを打ち倒しながら進軍した猟兵たち。
　彼らは遂に培養槽部屋の１つに辿り着いた。
　そこには誘拐された一般人たちが、タコ部屋に押し込まれ捕らえられていた。
　既に実験室に居たはずのメガコーポ社員は逃げ出しているようで、ここには攫われた人たちしかいない。
　だが、どうやら投与され続けていた薬物の影響で、攫われてきた一般人の多くは未だ前後不覚の状態にある。
　何とかして彼らを護衛しつつ、このラボを破壊して脱出を図る必要がある。
「極楽浄土にて習得せし御業で皆様方を「ひーる」致します！」
　という訳でアラタマ・ミコト（極楽浄土にて俗世に塗れし即身仏・f42935）がユーベルコードで視界内の一般人を全回復するユーベルコードを使ってきた！
「完全回復でございます。さあ、もう一踏ん張りと参りましょう」
　前後不覚だった人たちもこれで安心！
　更には誘拐されて混乱している人たちにもフォローが入る！
「……皆様方が極楽浄土で相まみえた「もんすたー」というものになっております」
　うん、このユーベルコード、【極楽の蓮の花】に汚染され、レベル分間、理性無き【天上界の獣】と化すんだよね……。
「これはばぐではないのです！極楽浄土でで言うちーとというものなのです！……多分なのです！！」
　そのまま理性を吹っ飛ばした一般人を引き連れて、アラタマはアジトを脱出するのであった。
　あ、培養槽は壊しておきました。

大成功 🔵​🔵​🔵​

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『騒ぎを起こすんじゃない！』
　警備役のオブリビオンを打ち倒しながら進軍した猟兵たち。
　彼らは遂に培養槽部屋に辿り着いた。
　そこには誘拐された一般人たちが、タコ部屋に押し込まれ監督者のメガコーポ社員によって捕らえられていた。
　ただ、このメガコーポ社員は戦闘能力はほぼないようだ。
「にゃにゃーっ！！」
　そんな訳でミーヤ・ロロルド（にゃんにゃん元気っ娘・f13185）は監督者のメガコーポ社員をぶっ飛ばした。
『あばーっ！？』
　戦闘力のない社員など猟兵の敵ではないのだ。
「さぁみんな、ミーヤの歌を聞いてにゃ♪　心と体を癒してあげるのにゃ～♪」
　邪魔するものがいなくなったところでミーヤはユーベルコードを発動。
　シンフォニック・キュア（ミーヤノウタデイヤスノニャー）。
　【可愛らしい歌声】を聞いて共感した対象全てを治療するユーベルコードで、一般人たちを正気に戻す。
「さあ、脱出にゃー！！」
　元気を取り戻した彼らであれば問題なく脱出できるだろう。
　ミーヤは一般人たちと一緒にアジトを脱走するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

●
「さて、後は脱出ですねぇ」
　警備役のオブリビオンを撃破し、培養槽の部屋まで辿り着いた夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）。
　あとは連れ去られた一般人たちを脱走するのを誘導するだけである。
「大いなる豊饒の女神、その産み落とせし小世界の一つを御与え下さい。豊乳女神の加護・豊艶界（チチガミサマノカゴ・ホウエンナルセカイ）」
　るこるはここでユーベルコードを発動する。
　【豊乳女神の聖印】……勾玉を、誘拐された一般人の中でも動かすのが難しい人や、培養槽などに触れさせると、それらを異空間の高級ホテル風施設に収納する。
「前後不覚の状態であれば、逆に『抵抗される』『出られる』可能性もまず有りませんから、この中でお休み頂けば、交戦に巻込まれることは有りませんねぇ」
　逆に自分の足で逃げられる人はそのまま逃げて貰いたいのでこれで問題ないだろう。
　薬で眠らされている人などはそのまま休んで貰ってるこるがあとで放出するようだ。
「ついでに、『研究資料』や『使用されていた薬品』等が有れば、後程治療する役にも立ちそうですし、一緒に回収しておきますねぇ」
　ごそごそと火事場泥棒もしれっとやっていくるこるである。
　だがサイバーザナドゥではメガコーポ同士の情報戦などよくあることだ。
　問題ない。
「さ、あとは障害を排除して脱出しますぅ」
　そしてるこるは武装を展開すると、脱走する一般人たちを飛行して飛び越え、やってきた警備たちを砲撃で倒して安全を確保しながら脱出を手助けしていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

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　警備役のオブリビオンを打ち倒しながら進軍した猟兵たち。
　彼らは遂に培養槽部屋の１つに辿り着いた。
　そこには誘拐された一般人たちが、タコ部屋に押し込まれ捕らえられていた。
　既に実験室に居たはずのメガコーポ社員は逃げ出しているようで、ここには攫われた人たちしかいない。
　だが、どうやら投与され続けていた薬物の影響で、攫われてきた一般人の多くは未だ前後不覚の状態にある。
　何とかして彼らを護衛しつつ、このラボを破壊して脱出を図る必要がある。
「神器解放でございます！」
　ということで即身仏の大将軍（ダイショーグン）アラタマ・ミコト（極楽浄土にて俗世に塗れし即身仏・f42935）は攫われた人たちをユーベルコードで理性無き【天上界の獣】にして強制脱走！
　道中にあった培養槽は、これ、ボーナスボックスかな？みたいな雰囲気で粉砕しながらやってきた。
「幾多の試練（くえすと）より法具（れああいてむ）を授かろうかと思うたのですが、これではないようで？」
　しかし培養槽は普通に培養槽なのでどれだけ破壊してもメガコーポが困るだけ！
　よーしやってよし！
「我らが駆ける前には勝利の未来。しかし駆けた後には屍と瓦礫のみ！荒狂い破滅齎す戦車（デストラクションドライブデュラハーン）！」
　ルパート・ブラックスミス（独り歩きする黒騎士の鎧・f10937）がそこに単純で重い【専用トライクを燃える鉛で強化し加速突進】の一撃を叩きつける。
　タコ部屋に穴が空くと、理性を無くした一般人たちが我先にと外に飛び出していく。
「これもまた、騎士として。救援作業のひとつだ」
　黒騎士の鎧のヤドリガミであるルパートは騎士道精神も持ち合わせており人命救助も積極的であった。
　そのためアラタマがわほーいと神器解放で【三種の神器】を振り回しまくって暴れていてもきちんと避難経路を作ったりしてサポート。
　二人の活躍によってなんやかんやで、人々は脱出することができたのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

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「わたくしレジンとフェルトとかぎ針編みしか能がありませんわ〜〜〜！！！！！」
　毎日昼12:00に全ての記憶がリセットされる設定のノンプレイヤーキャラクターの没貴族（アークロイヤル）、明日・がある（レジンのくつ・f42044）。
　なんと奇跡的に２４時間が経過する前に、1章2章3章と1つの依頼にそのまま続行できていた。
　そのため目の前に開けたアジトの扉の奥へと流れでそのまま突き進み、オブリビオンを倒せば、攫われた人々のいるタコ部屋まで到着したのである！
『なんだ貴様はっ！？騒ぎを起こすんじゃない！』
　もちろんそこには、一般人を虐待しながら脱走を防止する監督者がムチを構えてまっていたのだが。
「デッドヒートキャリバーを食ラエですにゃ」
『あばーっ！！！？？？？』
　監督者はがあるを乗せて入っていたライドキャリバーのインプレッサターボ・フォレストハリアー（ワールドラリーエクスペリメンタル・f44230）に轢き殺された。
　そもそもユーベルコードの轢殺ダメージ2倍パワーを得るために操縦席に誰でもいいから乗せたくてがあるを放り込んでいた。
　轢き逃げする気満々だった。
『ぐ、こんなところにまで、侵入者、だと……』
「まだ息ガありましタ。タシカコウイウ時『ますたー』ハコウ言ッテタにゃ。ブッ殺ス、●ぁっく」
　インプレッサターボは念入りに 監督者を始末しておいた。
「よし！攫われた人たちの居る部屋には問題なくついたね！」
　そこに宇宙カブに乗った数宮・多喜（撃走サイキックライダー・f03004）が到着する。
「こんな培養槽なんざ、全部ぶっ壊してやるよ！」
　多喜はバイクに乗りながら、培養槽をバリンバリンと割って回って囚われていた人々を救出。
　そのまま脱出するように促していく。
「さあ皆！ここから脱出するんだよ！」
「はっ……思い出しましたわ！！わたくしが前世でチャンネル登録300万人の超人気ハンドメイド作家であったことを……！！！」
　そんなこんなをしているとがあるは、何かを思い出していた。
　特に役に立たない記憶だが、しかしこれでもがあるはショップ店員NPCなのである。
「あ、わたくし｜石《レジン》にかけては右に出る者ございませんわ！｜石《レジン》はいかがですわ！？」
　があるはそう言って安全を確保すると、出入り口に陣取って【役立たずのきれいな石】を販売し始める。
　攫われていた一般人はそれをいらないな……とは思いながらも助けてくれた多喜と仲間らしい人が配ってるなら……と貰っていくことにする。
「ゆうやけを切り取ってみましたわ！こちらですわ！」
　ショップ店員NPCであるがあるは迅速に素早く｜石《レジン》を渡しては処理していく。
　こうしてきちんと列を作って混乱を招くことなくタコ部屋から人々を脱出させる事に成功したのであった。
「ぶっ殺ス、ふ●っく！！」
　インプレッサターボはときおり現れる 監督者をひき逃げしていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

●
　猟兵たちはアジトの扉を破壊。さらに警備役のオブリビオンを倒すと、施設の奥にある研究用の部屋へと辿り着いた。
　そこにいたのは攫われていた一般人たちである。
「クローネちゃんが来たからにはもう大丈夫だよ♪」
　ブラックタールのクローネ・マックローネ（闇と神を従える者・f05148）は、一般人が囚われていたタコ部屋に入ると明るい声できゅるんとアピールした。
「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん。ただいま参上。……って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。うう、これも番組の為なのね」
　それに続くようにバーチャルキャラクターの音駆螺・鬱詐偽（帰ってきたネガティブアイドル・f25431）もアイドル決めポーズをしながら動画配信をスタートし挨拶をする。
　彼女は自分の配信のためにも頑張らなくてはいけないのだ。
「クローネちゃんと、アイドルの彼女で、みんなをげーんきにさせちゃうからね♪」
「え？私もやるの？無理よ……私は必要ないでしょ？え、番号のため？、うう……仕方ないのよね」
　この研究施設に連れ込まれてきた人たちは既にかなり元気がないようであった。
　そのため二人はまずは一般人たちをサポートしようと動いたのである。
「いっくよー♪クローネちゃんのゲリラライブ★（ブラック・サキュバス・アイドル・ライブ）」
「サウンド・オブ・パワー！」
　クローネは【召喚した淫魔アイドル達の開催するライブ】によって【歌って踊ってエッチもできる楽しい空間】を発生させ、聞いたものたちを治療する。
　そして合わせた鬱詐偽のサウンドパワーによって共感したもの全てを強化してみせる。
　因みに鬱詐偽はネガティブではあるが、アイドルなのでえっちはNGだ。
「はぁい♪お待たせぇ♪」
　そんなこんなをしていると、急に壁がドカーン！と爆発した。
　正確には、壁につま先が突っ込んできていた。
　鬱詐偽はひぅっ！？とびくついていた。クローネは楽しそうにはしゃいでいた。
「一般人さんの出口を確保したわよー」
　そんなことをしたのはサキュバスの魔女、ミーガン・クイン（規格外の魔女・f36759）であった。
　彼女の魔法は拡大魔法。
　ミーガン自身の身体を巨大化させることで、なんやかんや超質量になってキック！
　研究施設の壁も崩壊させたのである。
「中の人たちを巻き込まないようにするの大変だったわ」
「元気にして、強化もかけてあるから、これで多少当たっても大丈夫だったよね♪」
「……それで私の歌を使うのは、心臓に悪いわ」
　ともかくも無事に一般人はみんな、自力で移動できるまで回復。
　施設を脱出するまでは強化も施されているし、ミーガンによって脱出口も確保できた。
　ついでにサイキッカー強制覚醒培養槽も魔女キックに巻き込まれて破損していたので問題ないだろう。
　こうして3人の活躍によって無事にこのタコ部屋の中にいた一般人たちは脱出することに成功するのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

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「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
　アス・ブリューゲルト（蒼銀の騎士・f13168）も攫われた人たちの救助のサポートをするためにアジトの奥まで辿り着いた。
「囚われた人々の救出か。吸血鬼狩りをしていれば、そういった事案も経験があるさ」
　ヴァンパイアハンターをしている風雷堂・顕吉（吸血鬼狩人・f03119）もこの事件を放ってはおけないと手助けしてくれる。
　サイバーザナドゥのメガコーポ傘下のアジトは猟兵たちの襲撃によっててんやわんや。
　警備のオブリビオンも殆ど始末しており、誘拐した人たちの避難も既に開始している。
「だが、猟兵ならば無視できるような存在の監視員でも一般人では危険なままか」
「ここは救助は他のメンバーに任せて、俺たちは更に陽動を重ねておく方がよさそうだな」
　ふたりは冷静に状況を分析すると、単純に一般人たちを救い出すのではなく、逃げる一般人たちに危害を加える可能性のあるメガコーポ傘下の社員をどうにかする方を選ぶ。
「ならばこれだ！ブルーライト・インパクト」
　アスはキャバリア、アクアブループラチナⅡに搭乗するとアジトの他の部屋にも襲撃をかけにいく。
「このまま……突っ込む！！」
　青と白の塗装の塗られたサイキックキャバリアはアスのユーベルコードの力を帯びると、地形を無視して突き進み攻撃を仕掛けていく。
　監督者たちはユーベルコードなどを使用できるような戦闘員ではないので、一方的にアスが蹂躙し暴れ回っていく。
「俺も仕事をしなくてはな」
　アスの働きを見た顕吉も動き始める。
「殺界形成」
　己の殺気を周囲に放つと、それは漆黒の色を纏い、戦場内に広まっていく。
　監督者のような弱者たちはその殺気に当てられただけでひるみ、逃走し始めていく。
　そしてこの殺気には強者の居場所も探る能力があるのだ。
「ふむ。強いものは残っていないようだが……まあ念のためアジトの内部をくまなく探っていこう」
　アスと顕吉はこうして監督者を一般人に近づけさせないようにしていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

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「閉じ込められて窮屈な思いをするってのは我慢ならないよな」
　ネコマタの妖怪である陽環・柳火（突撃爆砕火の玉キャット・f28629）は、誘拐された一般人たちを心配していた。
　狭い所にいくのは安心するような気もするが、だからといって閉じ込めれているのはストレスになる。
　ネコ理論である。
「って訳で、この邪魔な扉は……斬るぜ！」
　柳火は気合を込めるとユーベルコードを発動。
　名刀『マタタビ丸』を引き抜くと、剣刃一閃！
　頑丈に作られていたアジトの奥の研究室への扉を切断し、中へと侵入。
『ぬおおお！？なんだ貴様はっ？！』
「しゃらくせーぜ！」
　中に居た監督者は殴って無力化。所詮はユーベルコードも使えない非戦闘員である。
「よし！助けにきたぜ！さっさと逃げろよ！」
　そして柳火はサイキッカー強制覚醒培養槽を片っ端から切り裂いて破壊していきながら、中にいた攫われた一般人たちに声をかけていき、彼らを脱出させるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

●
「さてと、よろしくお願いいたしますわ」
　多重人格者の中村・裕美（捻じくれクラッカー・f01705）……の副人格であるシルヴァーナも誘拐された一般人の救出の手助けにやってきてくれた。
　優雅な佇まいでくすっと軽く笑う彼女がまず最初にやったことは……。
『ん？なんだ貴様は！？脱走者か！？さっさと部屋に戻れ！！ぐぎゃっ？！』
「うーさぎうさぎ、何見て刎ねる♪」
　誘拐された一般人を監視していた監督者を素早く始末してしまうことだった。
　ユーベルコード：ヴォーパルスラッシュ。
　惨殺ナイフの一閃が容赦なく監督者の首を跳ねていた。
「さあ皆さま、脱出するお時間ですわよ。邪魔者は始末しておきましたからご安心くださいませ」
　そしてシルヴァーナは悠々と攫われた一般人たちを解放。
　お嬢様然とし態度は何処か安心感をもたらすようで問題なく案内。
　ついでにサイキッカー強制覚醒培養槽も破壊して回り、彼らを救助していくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

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「キノキノ、キノが来たからもう、大丈夫だよ」
　警備役のオブリビオンを打ち倒しながら進軍した猟兵たち。
　彼らは遂に培養槽部屋の１つに辿り着いた。
　そこには誘拐された一般人たちが、タコ部屋に押し込まれ捕らえられていた。
　既に実験室に居たはずのメガコーポ社員は逃げ出しているようで、ここには攫われた人たちしかいない。
　だが、どうやら投与され続けていた薬物の影響で、攫われてきた一般人の多くは未だ前後不覚の状態にある。
　何とかして彼らを護衛しつつ、このラボを破壊して脱出を図る必要がある。
「キノノ？キノだけじゃ心配だって？」
　ピュアリィ「キノコつむり」の星霊術士、キノ・コバルトリュフ（キノコつむりの星霊術士・f39074）はそんなタコ部屋の１つに辿り着いていた。
「マツタケ！キノには星霊の仲間がいるから大丈夫！！」
　キノはユーベルコードを発動すると星霊スピカを召喚。
　寝食を共にした星霊スピカは信頼度が高く、混乱しそうな一般人たちをスピカダンスで注意を反らしてなだめ、ペロペロなめで癒していった。
「トリュフ！！キノ達の活躍を見せてあげるよ」
　意外となんやかんやで問題なく一般人たちと脱出に成功するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

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「このアセビの聖痕は必要な時に身代わりとなって、人々を守る使命を負った生贄の証」
　オラトリオの聖者、シホ・エーデルワイス（捧げるもの・f03442）は攫われた一般人たちを安全に救助するため自ら囮になる作戦をとっていた。
　己の胸に刻まれた聖痕が輝くとユーベルコードを発動。
　【覚聖】覚醒せしアセビの聖痕（カクセイ・メザメシアセビノスティグマ）。
　「【誘惑、おびき寄せ、かばう、存在感、優しさ】」の技能レベルを急激に上昇させると、まだ内部にいた監督者たちの前に出て見せる。
「暫し浮世を離れて……この甘き香を堪能なさいませ……」
　妖狐の化身忍者の政木・朱鞠（狐龍の姫忍・f00521）もまた、ここでユーベルコードを発動。
　桃の香りを周囲に振り撒いてそっと監督者たちの居る場所にも流し込んでいく。
「私がお相手をします……」
『なんだぁ！？脱出者か！？』
『侵入者が来たからって、調子に乗ってるんじゃないかぁ！？』
　監督者たちはユーベルコードも使えない非戦闘員たちである。
　しかし誘拐された一般人は彼らの持つムチで痛めつけられ逆らえないため、彼らはかなり冗長していた。
　そのためシホや朱鞠に対しても同じように上からの視線でやってくる。いや、むしろ近づいて彼女たち二人の美貌に気付くと下卑た視線を向けてきた。
「ここで私が彼らの注意を惹きつけておけば、安全に脱出できるはずです……」
　シホはそっと相手に聞こえない程度の声で呟く。
『あ？なんだって？』
『いけないねぇ、お嬢ちゃん。脱走は重罪だよ！！おじさんたちが罰を与えてあげないとねぇ！』
「私を味見したい？」
　朱鞠は妖艶な笑みを浮かべると彼らを挑発する。
　そしてそれで十分であった。
『あん？うっぷ……なんだ？』
　彼らは突然、視界がぐらつき、気持ち悪くなっていく。
「忍法・酔桃香（ニンポウ・スイトウコウ）……桃の香りで、【酩酊】しなさい」
　それは朱鞠の放ったユーベルコードの効果であった。
　味方には治癒を、敵には【酩酊】を与える。
　これによって攫われた一般人たちは元気にして監督者たちは皆、行動不能に陥らせてしまうのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

●
「ハーイ！　ワタシがサポートに来た、バルタンデース！」
　サイボーグのバルタン・ノーヴェ（雇われバトルサイボーグメイド・f30809）がドカーン！とタコ部屋の扉を破壊！
　攫われた一般人たちのいる場所へと突入してきた。
「カクリヨメモリ、ロゴスイグニッション！模倣様式・幽世幻想（イミテーション・アヤカシオヤブン）」
　【東方親分】【西洋親分】【竜神親分】【新し親分】の四体の妖怪親分たちの【メモリ】【を用いて、各々を模した姿に変身】
　自身を強化すると、脱走のために動き出す。
　今の扉破壊は竜神親分の力だろう。
「西洋親分の力、おかりしますデース！」
　黄金が自在に動き、攫われた一般人たちを補助していく。
　道なき道にも通路を作り、本来存在しないはずの脱出口まで作り出してしまう。
「あとは新し親分の力デース！」
　そしてなんやかんや爆発ネタ！！
　ドカーン！と何の前触れもなくタコ部屋のサイキッカー強制覚醒培養槽を破壊して脱走するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

最終結果：成功 完成日:2025年02月20日