6
絶海の女神たちの狂宴

#グリードオーシャン #ノベル

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#グリードオーシャン
🔒
#ノベル


0



里見・朱音



斑鳩・椿
併せノベルをお願いいたします
アラン・スミス(f41264)さん
里見・朱音(f41185)さん
宇多・遥(f42867)さん
呼び方は下の名前に+さん付け

・PCについて
外見:吊り目、小さな唇に口紅、左手薬指にプラチナの婚約指輪
胸と尻は大きく、括れた腰、太めの腿
柔らかそうな成人女性の身体付き
普段着は和服で肉感的な身体はその下に隠れている

性格:お淑やかでおっとりの未亡人、世間知らず、あらあらまあ系
恥ずかしがりだが雰囲気に流されがち、辱められるとノリノリの被虐体質
潮は少し吹ける、ご奉仕好き

・参加動機
二作目の出演
前作の売れ行きが好調であることを知り、恋人に露見することが不安になる
販売停止は可能かとアランに相談し、停止する対価として会員限定公開の作品へ追加出演を提案され自ら承諾
(恋人は他PCでノベル了承済、通称は「彼」で匂わせる程度)

・衣装
水で溶ける白いマイクロビキニ
褐色肌によく映え、少し動くだけで大き目の乳暈がはみ出る

・ノベル内容
他の女優達を気遣う
明らかにトロそうで体力もないため、圧倒的に弱い者を嬲りたがる男優に狙われる
水着が溶けると羞恥心から動けなくなり座り込んでしまう
実は追われている間に濡れている
ご奉仕をしたら挿入はしないと言われ、フェラとパイズリでご奉仕
もちろん嘘なのであっさりと正常位で凌辱
獲物を嬲るように胸と尻を揉みしだかれたりしながら、後背位や騎乗位で何度も犯され
声を出さないよう我慢するが、それが加虐心を煽ることになって喘がされる
涙で歪む視界に薬指の指輪が滲んで見える

NG:極端な隠語、アナル、妊娠

NG以外はアドリブ歓迎です
概要はアランさんに準拠いたします


宇多・遥



アラン・スミス





 いつも通りの「交渉」の手腕で集まった上玉。机に並べられた資料を手に取り、アラン・スミス(神出鬼没の動画配信者・f41264)は顎を撫でる。

「商人は木の葉も錦に飾る、か。腕の見せ所だな、金の卵ちゃんたち……」

 撮影中、その間に生じる全ての事象を受け入れるものとする――そんな文言を刻んだ契約書に捺印させた。であれば演出家としていかにこのショーを盛り上げるか、その全てが、責任が、双腕にかかっている。配信という手段は思っているよりもずっと敷居は低いが、見ようによっては底が浅く感じてしまうものだ。特に今回は「セット」に金をかけているため、チープさが出てしまうのは致命的。
 過去の出演女優や、新しく雇った女優、いずれも粒揃いだ。

「アクシデント……いや、アンサンブルを増やして偶発的な……」

 ブツブツと呟くアランは、リスク回避に無難な作品を手がけるという選択肢はない。その先に待つのは無難な作品相応の無難な売上しかないと知っているからだ。
 シビアである。作品に対しても、問題を抱え出演を快諾してしまった者たちに対しても、己に対しても。
 とはいえ企画は決まった! 綿密な思索の果てに、最後の画竜点睛は思い切りの良さだ。その勢いはまさしく意気揚々。見上げるグリードオーシャンの透き通る青い空も、これから起きる乱痴気騒ぎを祝福しているかのようだった。

 ……。
 …………。

 『無人島ガンサバイバー! 百人の魔の手 捕まったら最後
 出演 里見・朱音(茜呪・f41185)、斑鳩・椿(徒花の鮮やかさ・f21417)、宇多・遥(BANされがち・f42867)』。

● REC①
 かつて悪漢に目をつけられて、逃げ惑っていたところを匿われた椿。彼女が身の安全と引き換えに払った対価は、不貞の奴隷妻としての動画撮影であった。全ては「彼」のもとに戻るため。望まぬ行為ではあったが巧みな技術で半ば強制的に励起した昂りと火照りは染み付いて離れず、契りをかわしてもいない男に盛ってしまった過去が具に思い出されてしまう。
 そして今、椿は再び逃げている。

「うぅ……ぁん……っ! んっふ……っ、ぅん……っ」

 雌の匂いが充満しておりムワッとした熱気が伝わってくる。悩ましげな声が自然も漏れて、ようやく椿は己の醸し出すフェロモンの重篤さを自覚した。
 まるで襲ってくださいと言わんばかりの淫靡な姿。
 事前の説明では、無人島で行われる水遊びの姿を撮影する、と聞かされていた。

「まさか……こんなこと……」

 その無人島に放たれたのは己を含む、キャスト若干名。撮影用の無数のドローン。そして精力旺盛な百人の男たちであった。男たちの半ば暴走ともいうべき「遊び」の誘いに脇目もふらず逃げ出したものの、猟兵であることを差し引いても自分は体力がない。村の外に出ることもなかった身の上、出かけるのも恋人を得てからという始末。
 何より、こんな状況でなお昂る己の肢体の意地らしさ。
 股ぐらは極度の緊張状態からかトロトロと愛蜜を漏らして、滲みを作る……?

「……はッ?!」

 肌にべったりと吸い付いて、二枚貝に似た女陰のシルエットが浮き彫りになっている……そんな透けて、滲みとなるハズの場所は、布地が溶けるように解けて霧散してしまっていた。
 そこだけではない。
 汗やじっとりとした湿気により刻一刻と水着が消えていくではないか。
 元より少し動くだけで大き目の乳暈がはみ出るほどのマイクロビキニであったが、それでも着ていたものがなくなるというのは忘我の羞恥を椿に感じさせた。試しに触れてみると、キュンと胎の底が疼く。

 ――ちゅくっ……!

「ンっ……どこかへ身を隠して……ッ」
「見ィつけた!」

 ここはグリードオーシャンに浮かぶ狭い狭い無人島である。程なくして、椿の願いも虚しく男たちに取り囲まれてしまう。手に手に水鉄砲で武装した男たちに掃射されればいよいよ万事休す。美しさを誇った銀尾は折れ、耳は力無く折り畳まれている。
 やがて静かにその場に立ち止まり。
 跪き、両手をあげて上目遣いで懇願する。
 完全な降参だ。慈悲をもって己の股ぐらに挿入、そんな最悪の事態だけを防ごうとする。……それが男たちの嗜虐心を刺激するとも知らずに。椿は清廉な姫巫女ではない。圧倒的に弱い者を嬲りたがる男優から狙われた、褐色肌を紅潮させた牝狐である。

 ――べちんっ!

 男たちは手に手にまろび出した。至近にいたそのうちの一人、解放された男の欲棒は、椿の顔に目がけてビンタを打ってしまったのだった。
 うだるような暑さ。灼熱が男のフェロモンを極限まで沸き立たせて、椿の鼻腔を刺激する。

「あっ? あんッ! 立派で……こんなにおっきくなって……」

 恐怖と怯えの中に、しかしどこか甘やかすような声色が混じるのは、天性の妖狐としてのサガかもしれない。
 吐く息は、荒く、熱い。瞳はぼうっと潤み、睫毛は濡れ、頬は紅く色味を帯び、牝の穴は意図せず柔らかくなっている。仄かな痴情に染めてなお骨灰磁器のような肌は滑らかさで、男らは灯りに群がる蛾の如く誘惑される。I字の深い谷間。繁殖に特化しふくらんだ尻。引き締まった腿と柳の腰、すらりと優雅に伸びる長い脚。鎖骨から胸のラインはトランプのスペードを思わせる曲線を描く。
 取り囲んだ男たちは皆揃いも揃って、昂ぶりのまま股間に血液が送り込まれていくのだ。目の前にいるのは妖婦。ゆえに、あらゆる性暴力が許される。

「たまんねェッ……」
「本当に、ほんとうに誠心誠意ご奉仕すれば……あむっ」

 浅ましく、舐めしゃぶって、精子出させて、それを食べることだけが活路だと信じ、大口を開けて亀頭を飲み込んだ。
 あまりに刺激が強すぎる! 男は主導権を握ろうと高圧的に顎を掴む。顎を押さえられたままでも関係なく舌を突き出す椿の姿は、たまらなく官能的だ。
 精液を欲しがって、届かない舌を懸命にレロレロと上下させられると、結局押し切られてなされるがままの奉仕を受けてしまう。
 弄ばれたくないから、弄ぶ。軽々とタブーを冒してしまった己の無責任さを今は頭の片隅に押しやって、奉仕を続ける。肉棒がびくんと震えるたびに、あまりの悍ましさに瞠目する。直視すれば決心が鈍りそうで、椿は無我夢中だった。

「んじゅ、じゅ……じゅるる!!」

 口元を歪ませながら、食らいつき、啜った。可憐な双眸が不様な寄り目になる。暴力的なまでの奉仕に、男はすぐさま腰砕けになった。イキリ勃起した欲棒を差しだして、彼女が満足するまで舐めしゃぶらせ、精液を叩きつけることこそが彼女への慈悲だと勘違いするくらいには、熱っぽい奉仕であった。椿の頭をガッチリ固定して、喉奥向けてマグマを放出する。

 ――びゅっ! ドピュ! ドピュッドピュッ!!

「んーふー……! も、ごぉ……れる、れぉ……」
「こいつ自分から飲んでるぜ……ェッ」

 暴力的な頭固定イラマチオに、窒息フェラ絶頂を繰り返し下半身を震わせる。それでも決して吐かず、白目を剥いて鼻から逆流させながらも、見事に飲み下してみせた。
 次の男が椿を無理やり引き寄せて、その胸で奉仕するように高らかに命じる。無論断る道理はない。

「れ……ぉ……」

 透明の液体を限界まで伸ばした赤い舌先から、自らの胸の谷間に垂らしていく。そのまま重い胸を持ち上げると、熱く昂る男そのものを挟み込んでいく。いわゆる性技の紅葉合わせ。椿の爆乳でも男の全ては収めきれず、亀頭はひょっこりと顔を出していた。

「……ッ!? れ、れぇー」

 勢いに気圧されつつも、谷間にさらに過量の涎を垂らした。銀の蜜はまるでパンケーキにかける蜂蜜のよう。双房は滑りを増して、先端が谷間を出入りしている。乳肉の蹂躙。包み込まれる肉の快楽に欲棒が蕩ける感覚が、男の喜悦を促した。……やがて、胸間の媚熱が快感に脈打った事で気分が乗ってきたのか。上下の動きだけでなく左右、回転し、擦り合わせる様に爆乳で捏ねくり回す。

 ――ぎゅうっ……! ぎゅむっ、ぶにゅ!

「ん……ぃ゛っ?!」

 その最中に尻たぶや胸の下あたりを別の男に弄られるのは、待たしてしまっていることの罰なのか、さらに奉仕をしなければどうなるかわからないぞという無言の脅しなのか。

「あむっ……レロレロ……ちゅるるる、チュパジュルルル……」

 先端の飛び出ている亀頭を椿は口奉仕し始める。肉クッションの如き極上のパイズリ全体を刺激し、生温かい口腔で感度の良い先端を攻めるコンビネーション。想い人のためにと磨いた性技を惜しまずに披露する。その眼差しは決して見せまいとした涙に滲み、涙で歪む視界に薬指の指輪が滲んで見える。……声は出さない。鯨の潮吹きの様な射精で、整った綺麗な顔を髪を、大きな胸を、肩を首筋を汚されようとも、心までは穢されないのだと誇示するために。

「はぁ……はぁ……ふっ、ふっ……満足……でしょう……あっ?!」

 興奮冷め止まぬ恥丘があらわになる。見知らぬ男たちにもっとも秘すべき場所を晒している。その背徳感で達してしまいそうになる。ほとんど溶けて無くなってしまった、愛液でびっしょりのクロッチ部分は、時間差で捲れて、卑猥な糸を引きながら落ちた。
 目と口を吊り細めた眼差しは、絶望に歪んでいるのに、しかしどこか妖艶にも見える。妖婦、先ほどと同じでもより激しく、狂おしいまでの淫蕩さ。涙声がその表情から絞り出される。

「約束ぅっ……ま、守って……ッ」
「どんどん溢れてんな、この淫乱が。本当はお前も欲しいんじゃねえか」
「んぁっ! だめっ、いきなりっ、そんなのっ……ぅうぅぅっ?!」

 ――にゅるり!

「おっ!? はい……ってるぅ……だめって……いったのにぃい……ッ」

 屹立しきった肉棒が、力強く内からお腹を押し上げる。
 未亡人でも、というか未亡人だからこそというべきか、内部は熱くてヌルヌルとした軟肉がぎゅうぎゅうに詰まっており、男は欲望に従い勃起の硬さだけで突き進んでゆく。愛液まみれの膣口を抉じ開ける征服感は男の腹の底に凄まじい全能感を呼び覚まし、竿全体が最奥まで納入されて下半身同士が接合したところでようやく進撃は止まった。
 コツコツとぶつかる子部屋の入り口。
 手持ち無沙汰の別の男は、手の親指で肉豆の皮をめくる。ぷっくりと膨らむ赤い蕾に愛液を塗りたくってくるくると弄れば、椿の瞼の裏に快楽のスパークが明滅した。

「や……い、いくっ……い――」

 下唇を噛んでなんとか堪える。これ以上イってなるものか。背中を地につけ、がに股で情けない格好をして、余韻が残る体はピクピクしっぱなし。痙攣とともにハメ潮を撒き散らし、肩で呼吸して、鼻息を荒くして。
 それでもいじらしく両手で男の胸を押す。

「や……めッ」

 ――ぬちゅ! じゅぷ! ずちゅっ!

「あんっ! ふぁっ!? お腹、ゴリゴリ、やめっで……!」

 切っ先が子宮口に突き刺さる。肉棒の形を覚えさせるように、激しく打ち込む。
 男が果てれば、次なる男がすぐに挿入を開始し、消えない心の傷を刻むように競い合って椿を汚す。尾を掴んで無理やり引きずるように体位を変えた男は、そのツンと張った胸を鷲掴みにして、強引に後ろから突き上げる。生理的反応でピンと勃った乳首をグミのようにブニュブニュと弄くり回した。

「ああぁ!! ちくびと、なかぁっ!? いっしょは、だめっ! おかしくなる……!」

 強制的に注ぎ込まれた快楽で椿の胎はうねり、男を喜ばせるように襞々が徹底的に絞り上げる激しい快楽を与えてしまう。
 耐えられる、わけがない。
 絶頂待ちの体を引いて、男から椿が逃げようとする。けど、男たちは逃さない。
 足に力が入っていない。軽々と彼女を抱きかかえては、いわゆる駅弁の体位で挿入する。無遠慮に突き上げて、今にもイきそうな敏感なナカを蹂躙する。

「オクっ! ゴリゴリ、突かれるのっ! きもぢっ、頭……チカチカするっ! のぉお゛っ?!」

 彼女の噛み殺していた喘声が、獣の雄叫びを彷彿させる濁りを孕み始める。
 性欲に堕落して品性を失ったそれは、あられもない声と淫らに歪んだ表情と相まって、男たちのボルテージをこれ以上ないくらいに煽るのであった。汗と肌と愛液が擦り合う音。はぁはぁと喧しく声が重なる。
 言うなれば、鼓膜と肉棒が一緒に刺激されて、射精感がこみ上げる状態。男たちは、直接絡んでいないものまで含めて、一斉に肉欲を放精させた。

 ――びゅるるるる!! どぴゅ、どびゅうう!!

「あああぁぁぁ……あつぃ……あ……あぁ……ッ」

 指先にまで、糸が引く。
 指輪にかかった白く濁った滲みまで、ドローンのカメラはしっかりと録画していた。拒めない。受け入れるしかない。いずれ世に出回るであろうこの動画が、「彼」に届かないことを……今は、祈ることしかできなかった。

● REC②
 朱音は、背中側に手を組み合わされて、縛られ、木に逆さ吊りにされていた。
 一見細い縄で縛られているが、両腕は後ろ手に回され重ね合わせる形で縛られており、その縄は前面において乳房を上下から絞りあげるように頑丈に食い込んでいる。

「うう……あぅう……これは……ちが……うッ」

 息が途切れる。水溶性のブラとショーツを次々と引き剥がされ、椿同様に逃走した。陸上選手とはいえ短距離走者。元より普通の水着の企画と聞かされ、半ば騙されたような形でまともな準備もしていなかった。
 こんなハズじゃない、でも挑まれた以上……そして負けた以上仕方ないのではないか。押しの弱さが滲み出た結果、男たちにあれよあれよという間に仕掛け罠で吊し上げられてしまったのだ。
 中学生離れした形の良い乳房が、食い込んだ縄によって楕円に変形し飛び出している。
 健康的な脚は、ふくらはぎと腿裏がピタリと閉じ合わされて何重にも縄が回され、縛られている。

「お願い……外してよ、これせめてふつうに……ッ」

 ――ぬる……ずぞぞぞ!

「ひウッ?!」

 荒縄のギシギシと鳴る独特の音。
 初めは何の動きもない朱音の脚線が、啜るような艶めかしい水音に細かに震えだし、ついには太枝を軋ませるほどの激しい痙攣となり始める。
 アンダーヘアにまで汁がつきギトギトになっている。よく注意すれば、周辺からはかすかに小便の匂いが漂ってさえいる。朱音は、男が決して清潔とはいえない己の股ぐらに貪りつく姿を目の当たりにして絶句してしまっていた。

「ん、ふっ、んんっ! ……あっ、ん」

 申し訳なさと、男たちのあまりの熱心さに気圧されて、言葉にならない嬌声を呑み込むので精一杯。瞳は固く閉じて涙を溢し、薄い唇からは幾筋もの唾液を垂らしている。 上下逆転したまま踏ん張ろうとすれば、当然漏らしたくない液体が垂れ流されてくる。
 男が蜜を掬うように舌を抽送し、股ぐらからクチャクチャと粘り気のある音が響いて、朱音の閉じた瞳が震える。

「……げほげほ、えッほっ」
「そろそろ限界か?」

 逆さ吊りのまま前屈みになって激しく咳き込んだ。地面に音を立てて溢れさせるのは、小水と愛蜜、涎に涙がミックスされた液溜まり。顔を真っ赤にしてひゅうひゅうと妙な呼吸をし、目も虚ろになっていた。でろんと開きっぱなしの口は、男たちにとって格好の的だ。
 桜色の唇に逸物を擦り付け、そのままずりゅっと一息に朱音の喉奥へ突き入れる。

「うん、んっ……あ゛え゛ぁ……!!」

 吐き出そうと激しく嘔吐く。ぐらぐらと中空で揺れていた姿勢を別の男に挟まれるように押し付けられ、逸物を改めて深々と口腔へ捻じ込まれた。
 喉深く入れられるたびに鎖骨が浮き出て肩跳ね上がり、大量の粘ついた涎が溢れる。
 喉から発せられたのは声ではなく、音だった。ぶちゅぶちゅという唾の音を合間に挟みながら、厚紙をぐしゃぐしゃに丸めたときのような、ひしゃげた音。男は朱音の喉を性処理の道具くらいにしか思っていない。男のソレは平均より遥かに大きく、顎から鎖骨、脇腹にかけて波打つような筋肉の強張りが浮き出て見えた。

「ご……ご、っぐ……えは、えほっ」
「吐いたり、歯を立てたらどうなるかわかってるよな?」
「はっ、えへ……っふぅ……!?」

 一切の容赦なく、喉奥まで逸物を入れて留める、再びゆっくりと抽送してまた留めるという地獄の責めを仕掛けてきた。 カリ太の亀頭に咽頭を抉りまわされ、朱音はいよいよ白目を剥いて悶絶する。
 やがて、その時は訪れた。
 長く長く時間をかけてようやく一人を満足させたのだ。

 ――どびゅるるるッ!! どくっ、どぷっ……!

「ごおおぅ、うおこっ、おう、おうう゛ッ?!」

 喉奥にぬめり込まされていく、男の欲望そのものの白い奔流。鼻から口の隙間からと逆流させ、さながら淫靡なオブジェの如く成り果てた朱音である。

「か、は……ぁ……い、あっ……まっで、もうおわりじゃ……ッ」
「バカ言っちゃいけないよ。こんなんじゃいつまで経っても終わらないよ!」

 身じろぎすらできなかった。たっぷりと喉奥射精を受けたのち、ゆっくりと地に降ろされたのだから無理もない。
 男の指がむき出しの割れ目をなぞると、もはや敏感になりすぎて全身の性感帯に電流が走ったように衝撃を受け、朱音は腰を浮かして激しく反応を示した。

「そこおほッ゛」

 指先で陰核をぐっと押さえられ、さっきより激しく身体が跳ねる。右手の指は陰核をぐにぐにと摘み、左手の中指は膣内へ潜り込んだ。
 易々と異物を受け入れる自分の身体が、いよいよどうにかなってしまったのかと不安になった。朱音は自分の体に走る快楽をロクに制御できていない。その表れだった。

「ぁ゛えッ?! お……もい、ぐるじ……ぇ」

 もはや逃げ出すどころか足腰に力も入らず、大股を広げて仰向けに転がるのみだ。
 それは男たちに降伏し、問答無用の種付けプレスに対する受け入れ体勢であることを意味する。本来であれば秘すべきところをあえて晒す。……牝としての被虐の気質が自然とそうさせたのかもしれない。男が被さることでカメラを意識させないという男優としてのテクでもある。

 ――ズリュッ! どぢゅ! どづん!

 いずれにせよ、躊躇いながらも脚を開き、身体の重心を頭の後ろに移動させて、後ろ向きにでんぐり返しをしているような体勢になった。
 これは押し倒されてしまったのだ、と言い訳することもできるだろう。
 現実問題。
 まんぐり返しの体勢で男の眼下に、とろっとろに蕩けた膣穴を晒して。亀頭が陰核をぐりぐりと押し、愛液がとろりと溢れて。淫口は早くしろとひっきりなしに震え、挿入を促して――これが期待でなくて何なのか。

「ん、ぁっ、ぁっ……それにッ゛このかっこう、はじゅ、っ、はずかしい……ッ」

 建前の言葉とは裏腹に、男に組み敷かれながら、期待と未知の快楽への困惑とが混ぜこぜの視線で見つめて、太ももの間を必死に広げさえして、自分の淫らな部分を曝け出してしまう。
 上から圧し掛かって犯す体位ゆえ、恥ずかしい肉豆だけでなく性感帯全てを密着した男の欲望ですり潰され擦り上げられる感覚、体重を雌の肉穴にたたきつけられる重圧感、何もかもが快感に変換されていく、意識がトびそうなほどの快楽の連続だった。

「く、ぉっ、んぉ゛っ!? でもこれ、んぁっ、しゅ、ご、い……!」

 イきそうになるとぴんっと足に力が入り、尻がぐぐっと持ち上がってくる。ならばとさらに肉厚土手を掘削するため太ももの下に手を入れて、ぐいっと持ち上げられる。
 真上から犯すように腰をふりたくられるだけでも悶絶ものなのに、じゅぷ、じゅぷ、じゅぷと激しい水音が立ち、男の下で胸と巨尻が跳ねまわった。

 ――ぶしっ! ぷしゃあっ!

 潮が吹き出したと同時に蠢く媚肉のうねる締め付けに、男は限界を迎えさせられた。

 ――ぐちゅぬぷっぬちゅっじゅぷ、びゅるるうるるっ!!

「イ、ぐ、ぅんんんっっ……!!」

 快楽の塊が男の尿道を走り抜け、密着していた子部屋の入り口へと殺到した。陸上で鍛えた逞しい足が無意識に男の腰に巻き付いて、膣穴の中で剛直がびくびくと痙攣するのを、じっと味わう。
 これほどまでに甘美な瞬間が果たしてあっただろうか。どんなメダルやトロフィーでも、この時より勝る価値はないのではないか。

「んはあぁああぁっ……」

 深々と息を吐き出し、居並ぶ男たちを見遣る。巨大でカリの張った凶悪なもの。それらを前にしてもはや進退など考えられるハズもなく、突き入れられれば膣口が引きつり、筋が限界まで張ってしまうだろう。
 それでも、いやそれだからこそ、快楽も極限まで突き詰められるというもの。陸上でいうところのランナーズハイに近い状態である。
 男たちも朱音に対し容赦はない。膣には巨大な逸物が埋まり、隙間は無い。だから一つ開いた菊門へと狙いをつけ、ゆっくりと挿入していった。膣に埋まる巨大な肉棒で延びきっていた筋を更に引き絞り、肛門の皺一つ一つが完全に伸びきる。

「んあ゛ぁ゛ッん! あ゛、ぁ゛、ん゛あぁ゛ぁッ!?」

 肛門が体外に引き出され、膣壁が膣口の外に引きずり出され、押し込まれる。
 膣内に埋まっているモノの姿をはっきりと下腹の外から見える程に膨らませ、そして受け入れるには長すぎるモノに子部屋を叩かれている。鍛えたらどうとかいう時限ははるかに超えている。ただ、流されるままだ。怒涛のような快楽の奔流に、身を任せる。

 ――どぢゅどぢゅどぢゅ!!

 愛液が、腸液が溢れ飛んで、至近で記録していたドローンの一つに降りかかりそうになる。抜かれれば巨大な風穴が二つ。ゴポリと体液を一塊吐き出す。そうして緩んだ肉穴を、再び別の男たちが蓋をする。
 男たちの怒号はだんだんと激しくなり、それに応じて肉を叩く音も大きくなる。ばちゅばちゅと水音が大きくなって、やがて獣のような唸り声が上がり、静寂。そしてまた男が荒い息で貪り始める。
 そして。
 も、何もない。
 終わらないのだ。その繰り返しが。延々と続く。続いて続いて、まぐわって、快楽が脳に刷り込まれる。

 ――ぶぴぃっ!

 空気音を立て、二穴から朱音の愛液と精液がブレンドされた体液が吐き出された。
 そんな間抜けな音で我に帰ったのは幸せだったのか不幸だったのか。
 それでも、まだ終わってない。交代した男たちが思う様欲望を放出し続けて、回復した男もまた並んで延々と種付けする地獄絵図。全身に精液を浴び、膣内にも溢れるほど注ぎ込まれ、真っ赤に充血した陰部と、膣口から溢れ出る体液。頬は紅潮し、はっ、はっ、と息が弾んでいる。

「はっあ……ん……ぁあ! はっあ……ぁあ……」

 情婦のように淫らに誘う姿に見えるだろう。男たちは萎えず、彼女を嬲る。
 遠からず、吐き出された欲望を逆流させて掻き出すことすら叶わず、妊娠したような見事なボテ腹を晒すことになるだろう。
 当初の健康的な美からかけ離れた、無惨な姿。にも関わらず、彼女は一つの真実を手にしていた。……気づいたのだ。己こそが、男たちにとってのトロフィーであったのだと。

● REC③
 遥は、こっそり二人の痴態を目の当たりにして、興奮の坩堝にいた。
 いわゆる性交渉の機会こそまだないものの、耳年増を通り越して、己をチャットレディと称し媚態を切り売りして日銭を稼いでいる。全ては世直し、人助けのため。
 そんな身柄だからこそ、こうした「生」の、そして性の情報は鮮烈であり、刺激的でもあった。

 ――ぴゅっ!

「おぅ?!」

 素っ頓狂な声を漏らして悶絶する。
 彼女自身はこれを後学のための見学だと認識していた。が、アランも男優も、どころか椿や朱音でさえも彼女を一見学者と認識はしてなかった。
 水溶性の水着を装着して、椿が激しく潮を吹いて乱れる姿で股ぐらを染みができるくらいまで激しく濡らしたその姿を、よもや見学者だからの一言で逃れられるはずもない。男優達は準備完了と受け取りいざ撮影と己も逸物を露出させて取り囲む。

「藪から棒に打ち水とは無礼じゃぞ! わらわは平民と、ましてやおぬしらのような無礼者とはぜーったいせっくすなぞせんぞっ! 絶対じゃっ! ふんっ」
「あーセックスはしないんだな?」
「んお……う。やけにものわかりがよいのう」

 ごくりと生唾を飲む。遥は男たちの剛直から目が離せずにいた。彼女が普段用いる張り型……いわゆるオモチャ、そのどれよりも大きく、生々しい肉感と牡臭にクラクラしてしまう。それでも、彼女なりに「鍛え」てきた自負もある。誉高い宇多の名を汚さないためにも、ここで引き下がってくれるなら、と頷いた。

「これからすんのはお仕置きだ。お前みたいな世間知らずに大人を怒らせたらどうなるか、たっぷり教えてやる」

 引き締まった大きな太腿、ムチッと大きく膨らんだ艷尻、キュッと絞られた腰周り、そして百をオーバーしているであろう大胆なバスト、その全てが実に艶めかしい。
 その女を、否、最高の牝を、馬並みクソデカ逸物で完璧にわからせる。

「立てよ。おらこっち向けや」
「ふん……」
「もっとお誂え向きに持てるとこがあるだろ、なァッ」

 ――ぐにぃいいいッ!!

「んっお゛……?! お゛っお゛っお゛っ〜〜!?」

 掴んで立たせたのは、強引に穿り出された陥没乳首である。
 デカ乳輪かつパフィーニップルの豊乳の中で埋没していた乳首は、男の手で掴まれて弄られればなんと小指の第一関節位のサイズはあろうかという存在感である。それは熱り立つ男たちからすればちょうど摘みやすい突起。

「んや゛っっ力つっっよォっちくびつまむなぁ゛! たわけぇ、ちぎ! れ、んっぎょオォォ!!」
「おい、いくらなんでも濡れすぎだろ。さては準備してたな。どうなってんだ」

 遥のソコは既に大量の愛液を溢れんばかりに分泌させていた。天然のローションでたっぷりと潤った牝の穴っぽこが、泉の如くこんこんと滴らせて、地に水溜りが広がっていく。水着はほとんど溶けてあってないようなものだ。
 いよいよ性交の危機と半ば本気で喧しくしている彼女を黙らせるように、胸先の桜桃を捻りあげられて、そこを起点にばるんばるんと胸を大揺れさせる、ダイナミックな躍動。傍目でもわかるくらいに、牝芯も同じく勃起させて、発情した肢体が今にも収穫してほしそうに疼いて堪らない。
 極上の、牝。

 ――どくんっ!

「わらわは……なにを……ッ」

 モニタの向こうの下民たちが興奮する様を夢想して、乳首をコリコリにさせるクセがついてしまった。女陰もすぐにトロトロになって、男で言えばカウパーに白濁したおつゆが混じるような本気の状態。椿が潮を吹いて悶える姿が、朱音が種付けプレスでイき潰れる姿が、己であればどれだけ幸せだろう。
 初めての男が、高貴なる宇多の娘の初めての相手がこんな有象無象の名も知れぬ者でよいのかと、脳裏に過ったのもまた事実。それ以上に胸の高鳴りが、本能が告げている。

「た……ためしてみるか。おぬしら平民の……お、おち……ぽなどでっ! わらわが絶頂などする訳がないのじゃっ! こんなただでかいだけのモノなどっ」

 ――どちゅっ! ぬっぷうぅぅぅぅ~~……ごちゅんッ!!

「んう゛っっ! ん゛、ん゛っ……❤︎ うあ゛……ち、ぽっ、太、す、ぎじゃぁっ……!」

 凶悪長竿の先っぽが、遥のナカの奥の奥、無防備に晒された子部屋の入り口に熱烈な接吻を落とすと、遥はそれだけで軽い甘イキに達した。
 太すぎる。大きすぎる。その存在感を愛と錯覚するほどに彼自身がナカで主張する。
 だらしなく降りてきたキス待ちの子宮を、思い切り押し上げられて、遥は達した。

「おちんぽきもちよすぎるのじゃっ❤︎ お゛お゛お゛お゛ぉぉぉっ❤︎ イクっ❤︎ イクの止まらんのじゃっ❤︎ わらわのお゛ほ?! んっ❤︎ こ、か、カタチ変わってしまうっ」
「勝手にイくなよ仕置きだろ殺すぞ!」
「お゛ッ❤︎ お゛っ❤︎ そんにゃっ、お゛ぅっ! ほぉ゛!? へぇえ゛ッ?!」

 気持ち良すぎる! 全身が弓形に仰反る! 自ら激しく腰を振り始め潮を吹いてイキ狂い、一撃でわからせられる悦びを知った遥。焦点の合わない目で天井を見上げて、そこでようやく撮影ドローンの存在を再認識し、突き出していた舌を飲み込んだ。

「やめ、や゛、ろと、いっておろうにぃッ゛!」

 逸物で女陰を串刺しにされながら凄んでも説得力はまるでない。むしろ熟れた膣肉は情熱的な媚び媚び運動に、より一層の熱を乗せる。

 ――どっびゅっっっ!! どびゅびゅるる!!

「ォぉおお、んっっお゛❤︎ イぐイぐインぐぅうううッ!!❤︎」

 浮き出る汗と漏れる愛蜜の数々滴。むわりと漂う芳醇な肉感の香り。甘ったるい牝のアクメ声。
 逞しい脈動を刻む凶悪竿は、お家を誇る生娘に情け容赦ない種付けを敢行した。

「はぁッ……はあッこのアマ! 勝手にイきやがって。死ぬまでマワしてやるからな……」

 パンッ! パンッ! と遥のデカ尻が打ち付けられる音が響く。ピストンの度に遥の大きな胸がぷるん! たぷんっ!! と上下に揺れて男の情欲を煽っている。
 手持ち無沙汰な他の男達も肉棒を取り出しており、遥が淫らに犯されている姿を見て自慰をしていた。
 その視線、突き立つ欲望、それを録画されているという異常な環境。全ての精神的負荷が快楽へと変わり、陥没乳首が勃起してムクムクと痛いほどに屹立する。

「ひンッ❤︎ もうやめるのじゃあ、変になる、へんになるからぁ……❤︎」

 ――ぷしっ、ブシャアア!!

「ッ……お゛❤︎ あ゛っ❤︎ ……イ゛ッッッ~~~?!❤︎」

 子宮に直接流し込まれる大量の白濁。ナカは特に敏感になっているのか、凄まじい射精の勢いに、子宮内で精子がびちびちっと跳ね回って、その余韻だけで際限なく絶頂するほどであった。

「だめじゃ、抜い゛てェ❤︎ またクる、や゛じゃ、離せ、イく❤︎ こんにゃ゛れいぷでイ゛ッちゃうのじゃぁ❤︎」

 男たちの肉棒が限界まで膨れ上がり、種付けのために亀頭がグリグリと子宮に押し付けられる。そうして膨れ上がって破裂した奔流が、遥の褐色肌を、そして外だけでなく中にも放たれる。もはやそれをおかしいとも、疑念も怒りも湧いてこない。肉棒に何度も何度も突かれ女陰で望まぬ肉奉仕をして、乳房を揺らし揉みしだかれて、淫らな声を上げているうちに、だんだん何を考えてるのか分からなくなってきてしまった。
 本当はデビュー作を飾るメーカーか見極める、のが目的だったハズだ。こうして善がるのは本意ではない、ハズだった。ほうほうの体で這うようにして地面を掴む。

「なんとか……にげ……ぎヒィッ❤︎」

 彼女は逃げているつもりだったのだろう。実際はそうではない。腕と足を使って目の前の男に抱きつきながら、幸せそうに喘いでいるだけだ。脳内に過剰分泌された脳内麻薬が、遥に都合のいいように現実を捻じ曲げる。裏返った瞳にまともな世界など映るわけがない。
 結合している男は逃がさないとばかりに腰を押し付けて、尻肉を鷲掴みにしたまま遥のポルチオを亀頭でググゥッと無遠慮に押し込んだ。
 子部屋を剛直に押し当てて自ら子種を注がれにいく。肌と肌を重ねた状態での膣内射精に、じんわりと幸福感を覚えながら、遥は精子を受け止め続けた。

 ――どぴゅるるるっ! どぴゅっ! どぴゅるるうるるっ!!

「お゛ぉ……ッッ❤︎ イグぅ……ッッッ❤︎ イクイク……イッック゛ぅ……ッ❤︎」

 すでに下腹の膨れた小さな胎へ、容赦なく大量の精子が流れ込んでいく。先に子宮に入っていた精子と今まさに注ぎ込まれている精子が入り乱れ、遥の子宮内で居場所を奪い合っている。

「最後の一滴まで飲み込めッ」
「ふぅ゛~……ッ❤︎ ぅ゛っ……❤︎ ぉ゛ッ」

 無意識のものか天性のものか、子部屋を収縮させて精子を飲み干していく。その間も男は遥のデカ尻に腰をピッタリと密着状態に押しつけて子宮内に自分の精子を馴染ませていた。
 絶頂の余韻で身体をビクビクと痙攣させ、うつ伏せのまま動けないでいる。そんな遥にまた別の男が群がり始める。余韻の中でまた深いイキを覚えた遥。大きく身体を反らせ、胸先からも、尿道からも、体液をぶち撒けながら、止めどない絶頂を迎えた。そして、その昂りから降りられない。狂ったようにイき悶える。

「おごぉぉぉ゛っ!?!?❤︎ ……んぼぉお゛❤︎ ……ごぺぇ゛……っ」

 高みに上がったのが降りてくるのを待たずに、巨大な欲棒が遥の奥を突く。

 ――パァン!!

「ひギぃッ?!」

 まるで馬に鞭を入れるかのように、肉付きのよい尻を思いっきり叩かれた。島中に響き渡るのではないかというほど大きく鳴った遥の爆尻。
 視聴者がいる。期待している者がいる。プライドが遥を突き動かす。
 自然と身体が反応し、四つん這いになり、ケダモノのような姿勢を取ってしまった。

「あ゛ぎぃっ❤︎ ……あがっ、やめ、や゛めよ゛ぉぉッ! せめて゛ひどとして――」

 ――パァンッ!!

「んぉおおおっ!?❤︎」

 痛いほどまでに勃起した乳首は牝芯ほどの硬さと敏感さを以て、捻られ齧られとやりたい放題。ゆさゆさ揺らしながら男の目の前にぶら下げていれば、さながら二輪を動かすハンドルのように右に左と摘まれ弄ばれる。
 性を貪り、無我夢中に快楽を追い求める姿、痛みさえも快楽だと感じ入って舌をまろび出す痴態。男たちの嘲りの笑いには、どこが高貴な人間だよ、と失笑の意味が込められている。屈辱的な目や、痛みと恥辱を快楽に変換する、変態被虐嗜好、それを崇めろという方が無理がある。

「ぐぇ゛え゛っ❤︎」

 スパンキング地獄は続く。
 やがて愛液がびちゃっと飛び散り、全身を包み込んでいたなけなしの力が緩んだ隙に、もっとナカの締まりをよくしろと、男たちは群がって踏ん張れないように体を持ち上げて、その細首を絞めあげる。

「……お゛ぉおお゛っ❤︎ ……が、あぐぅう」

 蛙が潰れたようなくぐもった声は、臨死の絶頂オホ声であった。酸素を取り込まなければいよいよ死んでしまう。
 男たちは遥に臨死の経験と引き換えにほんの少しの快楽を要求した。まるで使い捨ての性処理道具のように遥を「消費」する。
 誉とは程遠い、生命を軽んじ踏み躙る振る舞いに、しかし遥は興奮した。首を絞められ、白目を剥きながらジリジリと失命に向かいつつ、蜜穴は最大限の興奮液を垂れ流し、突き刺さった肉棒をきゅぅんと締め付けて肉奉仕する。

「んごぇ゛え゛っ……っ❤︎ イぎゅイぎゅイんぐぎゅううぅうううッ❤︎」

 鼻汁も涙もとめどなく溢れて、胎の底は灼熱を帯びているのに、頭の内側はすぅっと冷えていく。
 酸素を取り込もうとする口に、まだ隙間があるとくぱくぱ広がるもう一つの孔に、男は欲望のまま突き入れる。肉で埋め尽くされる。褐色肌が白くマーキングされ、胸も太ももも痣だらけでひしゃげる。口も、膣も、尻穴も。ありとあらゆる箇所を犯され、遥はイった。
 それが永遠のように続く。男たちはまだまだイキり勃たせて、遥のアピールを待ち望んでいる。解放されることのない、無限に続く生き地獄。

「……これが本物の……せっくす、なのじゃな……❤︎」

 イき果てながら、呟いた。
 それが正しいかは、わからない。
 ただ、男たちを熱狂の渦に巻き込む、映像美。「彼」が求めるエンターテイメントの一端となったことは、間違いない。
 鮮烈なデビューを飾った遥がこの先どこを目指すのか、それはまだ誰にもわからないことであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2024年12月12日


挿絵イラスト