完走率0%!?危険なゴッドレース
●『ゴッドゲームオンライン非公式攻略wiki』より抜粋
『ゴッドゲームオンライン』の魅力の一つといえば、臨場感溢れる広大なマップだろう。その広さに加え、新たなマップが追加されることもあり、全てのエリアに足を運んだことがあるプレイヤーはまず存在しないと言われている。
そのマップを駆けるレースは対人戦、所謂『PvP』要素を持ちながらも戦闘要素が少ないこともあり、カジュアルに楽しめると評判のコンテンツである。その中でも『ゴッドレース』は数あるレースの中でも最高峰とされ、優勝者には多額のトリリオンとここでしか入手できない激レアアイテム、そして称号『神速の冒険者』が贈られる。
レースごとにレギュレーションは変化するが、『ゴッドレース』においては『地を駆ける』ことが唯一のレギュレーションとされる。それ故、騎獣や魔導バイクはもちろん、自分の足で走る参加者も珍しくない。
●走り出せ猟兵
「そんな『ゴッドレース』がバグプロトコルに乗っ取られました(;´Д`)」
一部の猟兵から『またお前か』という表情を向けられるエウレカ・ムーンサイド(月光竜はダンジョンをバズらせたい・f42610)。エウレカはそんな状況に若干申し訳なさを抱えつつ説明を始めた。
「今回開催される『ゴッドレース』が即死バグに汚染されてしまいまして、このまま開催してしまいますと多くの一般ゲームプレイヤーが|遺伝子番号《ジーンアカウント》焼却の呻きにあってしまうのです:;(∩´﹏`∩);:」
なるほどそれは危険だ。猟兵たちの反応を見ながらエウレカは説明を続ける。
「今回は『エスト平原』を端から端まで横断するコースとなっています(/・ω・)/」
三日月形のグリモアがゲームマップを映し出す。
「スタート地点は東端の街『ラパン』。ここに大会運営担当の|組合員《ギルドスタッフ》がいるので、彼らに話しかけてエントリーしてください。スタートするとすぐにバグプロトコルの群れが出現するのですが、こいつら『抵抗不能の即死攻撃』を放ってきます。どれだけ抵抗不能かというと、『キャラクターとバグプロトコルが接触した時点でアウト』というレベルです(;´Д`)」
『理不尽すぎでは?』という声が上がる。
「猟兵ですら『一撃喰らえば即死扱いでクエストから退場』になるという理不尽さです。ですが、数々の理不尽をねじ伏せてきた皆さんなら何とかしてくれると信じています٩( ''ω'' )و」
数多の戦争での所業を考えれば、エウレカがそう言いたくなるのも不思議ではない。
「バグプロトコルを倒した後は暫く平原が続くのですが、即死バグ汚染の影響で本来存在しないオブジェクトが出現しますので、これらを回避しつつゴールである西端の街『ペルン』へ向かってください。」
●同僚の尻拭い
「『ペルン』の手前で、今回『ゴッドレース』を乗っ取った首謀者が現れるのですが、その、『首謀者』というのが、非常に申し訳ない事に|私の同僚《ドラゴンプロトコル》でして……(~_~;)」
土下座するエウレカに何事かを察する一部の猟兵。
「彼女、『リンドヴルム』は元々いい子だったんですけど、何年か前の夏イベでクエストボスをした時に簡単攻略テクが広まりすぎたせいで狩られまくって結果グレちゃったんです(/_;)」
仕事熱心なドラゴンプロトコルでもそんなことあるんだ……と妙な所で感心する猟兵たちはさておいて、エウレカが説明を続ける。
「『リンドヴルム』の攻撃もまた『一撃喰らえば即死扱い』となっています。ただ、彼女本人への接触はセーフ判定ですのでそこを有効活用すれば何とかなると思います。ある程度ダメージが溜まったら、『リンドヴルム』は撤退してくれます。これで反省してくれるといいのですが……。」
三日月型のグリモアが輝く。
「それでは皆さん、平和なゴッドレースの為によろしくお願いします。」
武炎鉄
こんにちわ、武炎鉄です。2025年最後(多分)は節目の40作目でGGOです。
12月中には完結させたいので、サポート入れつつ早め進行(当社比)でやっていく予定です。
●第1章は『とおせんぼのアオクマくん』との戦闘です。詳細は断章にて。
●第2章は平原を駆け抜けるレースです。バグプロトコルの影響で、触れたら即死のオブジェクトが出現します。
●オブジェクトの内容はプレイングで指定可能です。
●第3章は『リンドヴルム』との戦闘です。詳細は断章にて。
●その他連絡事項はタグでお知らせします。
第1章 集団戦
『とおせんぼのアオクマくん』
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POW : くまっ!!
【抱き着き】で近接攻撃し、命中した部位ひとつをレベル秒間使用不能にする。
SPD : くまくま!!
【エモーショナルバルーン】に宿る【『×』の移動制限】を解き放ち、レベルm半径内の敵には[『×』の移動制限]で足止めを、味方には【くまくまエリアの癒し】で癒しを与える。
WIZ : がおー!!
全身に【愛くるしさ】を帯び、戦場内全ての敵の行動を【「がおー!!」と叫ぶこと】で妨害可能になる。成功するとダメージと移動阻止。
イラスト:橡こりす
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●スタート地点にて
『ゴッドレース』のスタート地点である『ペルン』の街へと転送された猟兵たち。早速運営担当の|組合員《ギルドスタッフ》を探し出すと、エントリーの手続きを行った。
「では、こちらからルールの説明をさせてもらいます。」
出場者――その殆どが猟兵――を前にメガホンを手にした運営担当の|組合員《ギルドスタッフ》が説明を始める。
「今回は『地面に足及びそれに類するもの』が常に接地していることが条件となります。5秒以上地面への接地が無い場合、飛行と見做し失格となります。ジャンプなどをされる際はこの点ご注意ください。それから、他の参加者への攻撃は禁止です。なお、補助魔法やアイテムによる走力強化は可能です。」
それ以外にも細かいルール説明はあったが、それらはおいおい紹介することにしよう。
「それでは『ゴッドレース』開始です!」
スタート位置に付いた参加者たちは、号砲と共に駆けだした。
しばらく走ると、前方に蠢く青い群れが出現した。あれが今回グリモア猟兵の説明にあった『即死バグ保有のバグプロトコル』だろうか。猟兵たちは各々の手段でバグプロトコルを排除することにしたのだった。
アラタマ・ミコト(サポート)
|荒魂鎮神命《あらたましずむるのかみのみこと》助太刀に馳せ参じてございます。
かの軍勢が障害なのでございますね。
では、極楽浄土で身に付けし武芸でお相手いたしましょう。
●即身仏の青熊退治
「|荒魂鎮神命《あらたましずむるのかみのみこと》、助太刀に馳せ参じてございます。」
青いクマの群れに立ちはだかるのはアラタマ・ミコト(極楽浄土にて俗世に塗れし即身仏・f42935)。今回、鞭剣の『|宇露菩櫓須無礼怒《ウロボロスブレイド》』を手に持っている。
「くまっ!」
「くまっ!!」
「くまくまっ!」
ミコトに気付いた青いクマたちが一斉に向かってきた。が、本来彼らは障害物として設定されていたモンスターである。それ故、悲しいことに移動速度が異様に遅いのであった。
「要するに、あれらに触れることなく倒せばよいのですね。」
『|宇露菩櫓須無礼怒《ウロボロスブレイド》』を振るうと、刀身が折れたカッターの刃のようにいくつにも分割され、ミコトの念動力を以てふわふわと宙に浮かんでいる。
「では、極楽浄土で身に付けし武芸でお相手いたしましょう。」
分割された『|宇露菩櫓須無礼怒《ウロボロスブレイド》』にユーベルコードの光が宿る。
「|荒魂鎮神命《あらたましずむるのかみのみこと》の法力に従い、宝剣よ妖を穿つのです!」
宙に浮かぶ『|宇露菩櫓須無礼怒《ウロボロスブレイド》』の刃が弾丸の如く青いクマたちを貫く。
「くまー……」
青いクマたちの断末魔を聞きながら、ミコトは周囲を見渡した。
「こちらでどろっぷしたのは『毛皮』で、あちらは『獣の肉』……。むむっ!これはレア食材の『熊の手』に『熊の胆』!」
行きがけの駄賃とばかりに、素材集めも怠らないミコトなのであった。
成功
🔵🔵🔴
佐藤・和鏡子
愛車の救急車でエントリーします。
現実世界の車を持ち込めてよかったです。
レースゲームから各種レーシングカーは用意できそうですが自分の愛車が一番ですから。
萌え萌え☆ビィィィム!を撃ちこんで魅了状態にして道を空けてもらいます。
攻撃を受けたら即死なら、初めから攻撃させなければ無害ですから。
幸い、アオクマくんは動きが遅いようなので運転しながら萌え萌え☆ビィィィム!を撃っても当てられそうですから。
●進め!救急車
それは紛れもなく救急車であった。
救急車が走ること自体はよくあることかもしれない。だが、今回は走っている場所が問題なのだ。ここはGGO、その世界観ベースは中世風ファンタジーなのだから。
「現実世界の車を持ち込めてよかったです。」
ハンドルを握る佐藤・和鏡子(リトルナース・f12005)の表情は明るい。最初はレースゲームのデータを流用してフォーミュラーカーを持ち込むことも考えていたが、この場合やはり慣れた愛車が最も適していると判断したのだった。
患者の搬送を行う訳ではないので、敢えてサイレンを切った状態でアクセルを踏み込み加速する。『ゴッドレース』の舞台である『エスト平原』は舗装こそされていないが、自動車が走ること自体に支障をきたすことはない。タイヤ越しに伝わる感覚はアスファルトで舗装された道と何ら変わることなく、快適な走行を約束していた。
遠くに蠢く青い群れが見えた。あれが今回話にあった『抵抗不能の即死攻撃』を放つバグプロトコル『とおせんぼのアオクマくん』だ。
「がおー!」
「がおー!!」
「がおがおー!」
手足をバタバタさせ、愛くるしい雄叫びを上げて救急車の前に立ち塞がるアオクマくんの群れ。
「そうだ『攻撃を受けたら即死』なら、初めから攻撃させなければいいんです!」
和鏡子は群れの手前で救急車を一時停止させ、少しばかり考えた。そして閃いた。彼らに道を開けてもらえばよいのでは?早速窓を開けると、その身を乗り出して胸の前に手でハートマークを作った。その手に桃色のユーベルコードの光が宿ると、手を前に突き出しビームをアオクマくんの群れに放つ。
「萌え萌え☆ビィィィム!」
ビームの直撃を受けたアオクマくんたちの目がハートマークに変化した。どうやら魅了状態になったようだ。
「すみませーん!道を開けてもらえますかー?」
和鏡子の呼びかけに答えるように、アオクマくんたちがゆっくりと横へと移動を始めた。そして数分後、群れの真ん中に救急車が通れるほどの道幅が現れた。
「ご協力ありがとうございましたー!」
通りすがる救急車に手を振り、見送るアオクマくんたち。その背後では|槍を持ったドラゴンプロトコル《リンドヴルム》が説教する気満々で立っていた。
その後、アオクマくんたちは|上司《リンドヴルム》にこってり絞られたそうな。
成功
🔵🔵🔴
累巣・薫
アリス適合者の魔書魔術士×ファイアブラッド、61歳の男です。
普段の口調は「おじさん(私、~君、~さん、だねぇ、だよ、だよねぇ、なのかい?)」、
真剣な時には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
よろしければ、UC「火炎弾」をオートバイに乗って、撃ちまくりたいです
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせで、よろしくおねがいいたします。
●激走!燃える包帯男
遠くからオートバイが走ってきた。『魔導バイク』なるアイテムが存在するGGOにおいて、それは割と当たり前の光景なのだが、何せ全身を包帯に巻かれた乗り手が燃えている。目撃者がいたら不安になること間違いなしだが、乗り手である累巣・薫(包帯男・f45752)本人は気にも留めない。
己の血を灼熱の炎に変換して戦う超能力者、ファイアブラッド。累巣が燃えているのはその能力の一端であり、本人はさほど熱を感じていない。最も、猟兵に覚醒する前はそれで重度の火傷を負っているのだが。
「あ、見えたねぇ。」
青い群れを視認した累巣が呟いた。彼には一つの策があった。
「接触するだけでアウトな相手なら、接触する前に倒せばいいよねぇ」。
包帯の一部がほどけ、風になびく。酷く焼け爛れた火傷跡が外気に晒される。
「アポロンよ!美しい神よ、太陽と預言者よ、あなたに祈ります!」
火傷跡から炎の弾丸が生成され、青い群れに向かい飛んでいく。
「くまっ!?」
「くまー!?」
視覚外から飛んでくる火炎弾に為すすべなく倒されていくアオクマくんたち。わたわたと逃げようとするも、悲しいかな元々の移動速度が遅いせいで、回避できるわけがない。
「うん、作戦成功だねぇ。」
焼け焦げた跡が生々しく残る地面を見ながら、累巣はオートバイのアクセルを捻り、加速する。地面には真新しいタイヤの轍が追加されていた。
成功
🔵🔵🔴
ヨグ・ダーロス
思考:げーむというのは面白いですね、このような荒唐無稽な事件が起きるとは、あの都市で獣の脳を喰らっているだけではできなかった経験です。それにしてもこのルールは我々(ナノナノ)には不利ではないですかね全く・・・
行動:【動物変身】で体内の生体情報を使用して馬に変身して走行します。アオクマにはUC「超念動力」を使用して、周囲の物質をぶつけるか、衝撃で吹き飛ばします。
●冒涜的なのは猟兵なりや?
漆黒の毛並みを持つ一頭の馬が平原を疾走する。ヨグ・ダーロス(冒涜的脳喰らい・f45745)は風を全身で味わいながら、初めてのGGOを楽しんでいた。
「『げーむ』というのは面白いですね、このような荒唐無稽な事件が起きるとは。」
長い間滅びた都市に囚われていた彼にとって、技術の進化の果てにあるようなGGOは完全に未知の世界であった。現実ではない筈なのに、踏みしめる地面も体に感じる風も、全て現実感を伴っている。それがまたたまらなく不思議であった。
少しして、遠くに青く蠢く群れが見えた。あれがグリモア猟兵の話に出てきた『バグプロトコル』とかいうものだろう。立ち止まり、相手の出方を見る。
「がおー!」
「がおー!!」
「がおがおー!」
両手を振り上げ、愛らしくヨグに迫るアオクマくんの群れ。だが、ヨグは慌てることなく1体のアオクマくんに狙いを定めると、見えざるサイキックエナジーを発射した。
「私が何かを思うのなら、それは必ず実現するのですよ。」
サイキックエナジーは狙い通りアオクマくんを捕獲すると、そのままの勢いで回転させ、群れの中に投げつけた。衝突した他のアオクマくんたちが消滅していく。
「ふむ。即死バグはバグプロトコル同士でも有効と。」
コツをつかんだヨグはその後もサイキックエナジーで掴んでは投げを繰り返し、アオクマくんを粗方消滅させた。
「ふう、即死バグがなければ1体ぐらい味見しても良かったのですが。」
ヨグが光を放ちながら元の姿に戻る。それは一般ゲームプレイヤーが見たら『新種のモンスターでは?』と疑いたくなるような、冒涜的な外見をしていた。
オオスズメバチのような形の目と腹部の目玉を持ち、頭には無数の触手を生やしたナノナノ……いや本当にナノナノなのかお前。
「それにしてもこのルールは|我々《ナノナノ》には不利ではないですかね全く……。」
小型かつ浮遊がデフォルトのナノナノにとって『地面に足が付いていること』をルールとするゴッドレースのレギュレーションは不利に等しい。だからこそハンデを補うように『乗り物の利用可能』『アイテムや魔法による強化可能』というルールが存在するのだが。
「まぁ文句を言っても仕方ありません。先に進みましょう。」
ヨグは再び馬の姿に変化すると、更に西へと走り出した。
大成功
🔵🔵🔵
諏訪野・啓太郎(サポート)
『唯のろくでなしの旅烏ですよ。』
スペースノイドのスターライダー×電脳魔術士、34歳の男です。
普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、負傷した仲間には「元気に(俺、~くん、~さん、だね、だよ、~かい?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●旅烏は平原を行く
小気味良いエンジン音を立て、1台の大型バイクが風を切って走っていた。
「このまま行けば、他の連中が言ってた『即死攻撃のバグプロトコル』とやらにぶち当たりそうだな。」
諏訪野・啓太郎(さすらいのライダー・f20403)がヘルメットに内蔵された電脳ゴーグルで場所を確認しつつ、臨戦態勢に入る。
「要するに、俺がそいつらに直接触らなけりゃいいってことだ。」
前方に腕を構え、ユーベルコードを発動する。
「行ってこい!エレクトロレギオン!」
光の中から835体の戦闘用機械兵器が出現し、道を切り開くようにバグプロトコルへと向かっていった。
「くまー!?」
戦闘用機械兵器の奇襲を受け、パニックに陥るアオクマくんたち。機械兵器は爪の一撃で倒せる程度ではあったが、恐れを知らぬ機械兵器は相打ち上等でアオクマくんたちに攻撃を繰り出していく。その猛攻を前に、アオクマくんたちは1体、また1体と倒されていく。
啓太郎が到着した時には、アオクマくんたちは随分を数を減らしていた。
「ここまで減ってりゃ十分だろ。」
追いすがるアオクマくんたちを無視するように、啓太郎の宇宙バイクは加速する。
「がおー!」
叫びを上げ、襲い掛かろうとしたアオクマくん。だが背後から機械兵器が無慈悲に打ち倒す。
エリア一帯に配置されていた『とおせんぼのアオクマくん』は猟兵たちによりすべて倒された。
「ま、まだまだこれからよ!」
『リンドヴルム』はその様子を上空から見ていたが、どうやら彼女にはまだ策が残っているらしい。果たして猟兵たちはそれらを乗り越えられるのだろうか。
成功
🔵🔵🔴
第2章 冒険
『開催! ゴッドレース!!』
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POW : 機敏な騎獣で駆ける!
SPD : 俺が最速だ! 自力走行!
WIZ : 魔導バイク、アクセル全開!
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●更なる罠
『即死バグを放つバグプロトコル』を倒した猟兵たちは、しばらく『エスト平原』を高速で直進していた。しかし、行く手を阻むようにいきなりオブジェクトが大量に出現し、一時停止を余儀なくされた。
「ふっふっふっ、この大量のトラップを超えられるかしら?」
上空でほくそ笑む『リンドヴルム』。だが、猟兵たちは本質的に諦めが悪い。あの手この手で罠を乗り越えようとしていたのであった。
印旛院・ラビニア(サポート)
・境遇的なものもあり、思考や嗜好は成人男性のものです(恥ずかしい境遇なので自分からは喋らない)
・基本的にはヘタレで気弱、慎重な面がありますが、物事がうまくいったり周りに煽てられるとイキって墓穴を掘ることもあります
・なんだかんだで人がいい
・やり込みゲーマーで現状を学ぶ【学習力】と自分のプレイに【チューニング】できる応用力が武器
・キャバリア・劫禍との関係はUCの秘密設定あたりで察してください
・何か役立つ素材があれば【何でも工房】でアイテムや建造物の合成を短時間で行えます
UCは活性化した物をどれでも使用し、例え依頼のためでも、公序良俗に反する行動はしません。えっちな展開はコメディ目であれば許容
●巨大迷路を突破せよ
黒いキャバリアが地面を疾走する。クロムキャバリアならよくあることだが、ここはGGO。故に違和感が無い訳ではない。しかし、「地面に足もしくはそれに類するものが常に接地している限り、騎獣や乗り物の使用は自由」という『ゴッドレース』のレギュレーションにおいて、「キャバリアが自分の足で走る」のであれば参加を認めざるを得ないのだ。
「何故我が走らねばならぬ?」
「そういうルールなんだから仕方ないじゃない。」
文句をぶつくさ呟きながらも走る『劫禍』と、操縦席で進行方向を確認している印旛院・ラビニア(エタらない人(仮)・f42058)。着実にゴールの『ペルン』へと近づいていることを確認しながら、足を進める。
しばらく走ると、目の前に大量のブロックで構築された迷路が出現した。
「あからさまに罠だな。」
速攻で迷路に向けミサイルを放つ『劫禍』だったが、迷路の壁は土煙を上げるだけで、ミサイルの直撃を受けても無事であった。
「ぐぬぬ……どうしてもここを通れということか。」
「そうみたいだね。それにこのブロック自体が即死トラップになってる。触れたら一発アウトだよ。」
ラビニアが解析結果を共有した。
その頃、上空には地上の様子を眺めてほくそ笑む『リンドヴルム』の姿があった。
「ふっふっふっ、大量に素材を集めて作った巨大迷路、楽しんでくれるかしら?」
『リンドヴルム』はこの迷路を出現させるにあたり、本当に律義に素材を集めてブロックをクラフトし、せっせと自らブロックを積み上げていた。ドラゴンプロトコルの権限はどこいった。
迷路を進むラビニアと『劫禍』だったが、ふとラビニアが何かに気付いた。
「そういえば、地面にはブロックがないね。」
「言われてみればそうだな。しかしそれがどうした?」
「ちょっと地面を掘ってみよう。」
ラビニアがパネルを操作すると、『劫禍』の腕に以前鹵獲したドリル型アタッチメントが装着された。土煙を巻き上げ、地面を掘り進める。
「やっぱりだ。地下にはブロックがない!」
「なるほど、ならば一気に迷路の終わりまで掘り進めるぞ!」
「ちょ、ちょっと何ショートカットしてんのよ!?確かに素材不足で地下までブロック配置できなかったけど、頑張って迷路作ったこっちの苦労も考えてよ!」
上空で頭を抱える『リンドヴルム』。実は彼女、迷路なら正攻法でクリアするだろうと踏んで準備をしていたのだが、その苦労は全部無駄になってしまったのだった。
「レーダーによると、ここで迷路は終わりみたいだね。」
「よし、地上に出るぞ。」
進行方向を変え、地上へと戻ってきた1人と1機。振り返ると迷路の出口が見えた。どうやらオブジェクトはクリアのようだ。
再び走り出した『劫禍』。その背中を『リンドヴルム』は歯噛みしながら見送るしかなかった。
成功
🔵🔵🔴
佐藤・和鏡子
ジャンプで落とし穴を越えたり、片輪走行で細い通路を抜けるなど、私自身の運転技術と今まで様々な修羅場を共に潜り抜けてきた愛車の救急車の性能を駆使してトラップをクリアします。
バグ利用のグリッチやチート使用が当たり前のゲーム世界だからこそ、純粋な運転技術でイベントをクリアすることに価値があると思いますから。
ここのボスもその手のインチキプレイは嫌というほどは体で味わっているでしょうし。
現実世界の道で鍛えられたプロドライバーの本物の運転技術を見せてあげますね。
●救急車ラリーレース
ここまで快調に救急車を走らせてきた和鏡子であったが、突然出現した障害物にブレーキを踏まざるを得なかった。
「なるほど、これが『オブジェクト』ですか。」
行く手にはシーソーやジャンプ台、異常に細い道や大型のスラロームなどが仕掛けられてる。そして、コースの下には落下すれば一発アウトの即死ブロックが敷き詰められており、明らかにドライバーの腕を試そうという意図が感じられた。その様子は『レベル99の自動車教習所実技コース』と評するのが最も適切であったように思われた。
「『ローグライク・サーキット』を思い出しますね。」
アスリートアースの最新技術で作られた最高峰のサーキット、それが『ローグライク・サーキット』だ。こちらはコース自体が変形し、障害を作り出す。テクニカルな運転技術が要求されるが、それ故に思いもよらないショートカットを見つけ出すこともできる。だが、こちらのコースにはそのようなものは見当たらなかった。
「さて、行きましょう!」
和鏡子は改めてハンドルを握り直すと、アクセルを踏み込んだ。
救急車を狙うように、地面からいきなり巨大な棘が大量に生えてきた。和鏡子は絶妙なハンドリングで棘を回避し、棘の隙間を縫うように、かつスピードを落とさぬよう走行する。
棘を抜けた先にはジャンプ台があり、コースの間には巨大なプールが触れたら即死判定付きの水を湛えて待ち構える。救急車はは限界まで加速すると、ジャンプ台から向こう岸へと飛び立った。着地の衝撃で車体は大きく揺れたものの、巨大なプールを飛び越えることに成功した。
和鏡子はその後も巨大シーソーや回転ノコギリなどの仕掛けを順調にクリアしていく。
上空から様子を見ていた『リンドヴルム』は和鏡子の運転技術に感心したようだった。
「ふーん、なかなかやるじゃない。」
デジタルゲーム世界のGGOにおいて、攻略にバグ利用のグリッチやチートの利用は珍しくない。廃人の集まりことRTA勢もゲームの一つの楽しみ方として確立されている。だが『リンドヴルム』にとってそれはあまり好ましいものではなかった。
ゲームプレイヤーには仕様の範囲内で、正攻法を用いてクリアしてほしい。元々運営側の存在である彼女は極端な無理ゲーをプレイヤーに強いることはなかった。だが、あの夏。彼女の心遣いは広まりすぎたお手軽攻略テクニックによってものの見事に打ち砕かれた。
「もう作業ゲーじゃね?これ。」
ボスレイド戦闘に参加していたとある一般ゲームプレイヤーの心無い一言により、彼女はキレた。ドラゴンプロトコルとしてのあらゆる業務を放棄し、プレイヤーたちに理不尽な難易度のクエストを吹っ掛けては|遺伝子番号《ジーンアカウント》を焼却する日々が始まったのだ。
救急車が最後の大玉追跡から逃れ、全ての仕掛けを突破した。和鏡子も思わずふう、と息をつく。ここを抜けたら、ゴールがある『ペルン』までは一直線だ。
己の技量のみを駆使し、正攻法で全ての仕掛けをクリアした和鏡子を称えるように、『リンドヴルム』は拍手で救急車を見送った。その顔には、若干の笑みが浮かんでいた。
大成功
🔵🔵🔵
仇死原・アンナ(サポート)
普段はぼんやりですが敵前では獄炎操る処刑人と化します
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います
UCは指定した物をどれでも使用
普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)
捜索・探索時はぼんやりですが真面目に仕事をします
敵の出現や危険が迫ると処刑人になります
同行者とは出来る限り協力をします
一般人や病人子供には優しく接しますが悪党には容赦なし
機械の操作は苦手ですがキャバリアの操縦はそこそこ(本職に比べたら劣る)
●大地駆けよ処刑人
高らかに蹄の音を立て、一頭の馬が平原を疾走する。全身から青白い炎を噴き出したそれは、おぞましい亡霊のように思われた。その背中に跨る女は、馬の身体から噴き出す炎など意に介さぬように手綱を握っている。
馬の名は『コシュタバァ』、そして主人たる騎手は仇死原・アンナ(処刑人、炎の花嫁、魔女、屠る騎士、そしてあいどる☆・f09978)といった。
1人と1頭の目の前に、突如として障害物が出現した。それは障害馬術で使用されるようなハードルであったり、総合馬術の竹柵や生垣、水濠などを組み上げたブロックで再現したコースだった。
「これがグリモア猟兵の話にあった『オブジェクト』ね?」
『オブジェクト』の手前で一度『コシュタバァ』の走りを止め、様子をうかがう。どうやらこのコースを抜けないとゴールへは辿り着けないようだった。
「よし、行くよ。」
気を引き締め直し、再び手綱を取るアンナ。そこに迷いはないようだった。
「見たことのないライドモンスターね。」
上空から様子を眺めていた『リンドヴルム』であるが、彼女の興味は『コシュタバァ』にあったようだ。ペガサスやユニコーンといった馬型のライドモンスターは珍しくないが、肉体が燃え盛る馬型のモンスターなど彼女は出会ったことがない。もしかしたら、自分が知らない間に新しく実装されたのだろうか?疑問は尽きない。
「はっ!」
鮮やかな手綱さばきで障害物を次々と飛び越えていくアンナと『コシュタバァ』。その姿はまさに人馬一体と呼ぶにふさわしかった。
「ジャンプはまぁまぁのようだけど、これはどうかしら?」
『リンドヴルム』の呟きと同時に、コース上に投石の雨が降り注ぐ。だがアンナは慌てることなく馬上で『鎖の鞭』を構えると、地獄の炎を纏わせ頭上で振り回した。それはまるで傘のように投石から1人と1頭の身を護り、一つのかすり傷すら負うことなくトラップを突破した。
「やってくれるじゃないの。」
態度とは裏腹に言葉に笑みが隠せない『リンドヴルム』。純粋な騎乗技術と人馬一体の絆でコースをクリアしたアンナと『コシュタバァ』を見送りながら、彼女もまたゴールへと先回りするのだった。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『リンドヴルム』
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POW : ジェノサイドフィールド
自身が【フィールドに存在して】いる間、レベルm半径内の対象全てに【多重のデバフ&悪辣な状態異常】によるダメージか【ボスにあるまじき程のバフ&リジェネ効果】による治癒を与え続ける。
SPD : 魔槍ブリューナク
【聖槍ブリューナク】に【何度もハメ殺しで周回された恨みの念】を注ぎ込み変形させる。変形後の[聖槍ブリューナク]による攻撃は、【デスペナルティ5倍化】の状態異常を追加で与える。
WIZ : マルチバッドエンド
【対象が初見の武装】を使って「どのように攻撃するか」を予想できなかった対象1体に、【正しく対応しないと即死】の一撃が必ず命中する。
イラスト:おきな
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠夢幻・天魔」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●ゴール前のひと騒ぎ
バグプロトコルや障害物などの妨害こそあったものの、おおむね順調にゴール地点である『ペルン』の街へと近づきつつあった猟兵たち。しかし、その手前で立ち塞がるように上空から影が舞い降りた。
「このまま素直にゴールさせると思った?」
手には『魔槍ブリューナク』を構え、その身に纏うのはグレる原因となった水着アイテム。今回の黒幕『リンドヴルム』がその姿を現したのだ。
「ここから先は通さないわよ!」
さっさとゴールするにせよ、帰るよう説得するにせよ、まずは彼女を叩きのめさないと話にならないようだ。
佐藤・和鏡子
この水着を着せると弱体化するので何らかの方法で彼女に着せて簡単に狩る方法が普及したのでしょうか?
データを修正して本来の服に直したいのですが、私の技術では無理なのでこちらも同じ水着を着て同じコンディション(ミレナリオ・リフレクション)で戦います。
インチキして楽に勝つのではなく、お互い全力で戦って打倒するまでの部分が本来のゲームの楽しさだと思いますから。(ましてリアルな人間の仲間がいるオンラインゲームなのに)
向こうが槍ならこちらは槍斧を使って対抗します。
私もそれなりに実戦を経験しているので、今までの経験を踏まえて攻撃パターンを予測して対抗します。
槍斧の重量に私のパワーを載せて力で押し切ります。
●正々堂々、水着でバトル!
遠くからリンドヴルムの姿を確認した和鏡子は、彼女のとある異変に気付いた。
「あれ?防御力が低下していますね。それに呪いのステータス異常が……。」
リンドヴルムのステータス画面が表示される。防御力には|数値低下《デバフ》を示す赤い逆三角形が表示されており、呪いを現すアイコンも同時に表示されている。しかし、それを補うように攻撃力と魔力、素早さの部分には|数値上昇《バフ》を現す緑色の三角形が表示されていた。
実はこれ、現在リンドヴルムが装備している防具であり、彼女がグレる原因となったドロップアイテム『呪竜の水着』の効果なのだ。本来ならば呪いの効果が出る前に速攻でカタを付ける、|聖剣士《グラファイトフェンサー》辺りが装備するアイテムなのだが、これを彼女に着せるバグ技が横行し、防御力低下と呪いの効果で倒されやすくなったのだった。
「となると、データを修正して本来の服に直したいところですが、私の技術では難しそうですね…
そこで和鏡子はあることを閃いた。手持ちのスクール水着のデータを書き換え『呪竜の水着』と同じものを用意したのだ。そして装備を変更する。
「これでよし、と。」
和鏡子の水着は『呪竜の水着』の色違いとでも言うべきもので、リンドヴルムが装備しているオリジナルが紫なのに対し、和鏡子のものは水色となっている。同じなのはデザインだけではなく、装備効果――即ち攻撃力、魔力、素早さの上昇と防御力の低下、そして呪い効果の付与――も全く同じである。
「えっ!?『呪竜の水着』の色違い!?私そんなの実装した覚えないよ!?」
和鏡子の姿を見て驚くリンドヴルム。『驚くポイントがそこでいいのか』という疑問はさておいて、目の前の|看護師《ナース》は正々堂々と彼女と戦うつもりだ。
「本来のゲームの楽しさって、互い全力で戦って打倒するまでの部分だと思うんですよね。」
リンドヴルムに語り掛ける和鏡子。
「わかる……。ホントそれよね……。」
竜の目には若干涙が浮かぶ。自分と同じゲーム観を持つプレイヤーがここにいるのだ。嬉しくない訳が無い。
あとは言葉などいらない。正々堂々とお互いの全力をぶつけあうだけだ。リンドヴルムが『魔槍ブリューナク』を、和鏡子が槍斧の形をした抗体兵器を構える。
先手を取ったのはリンドヴルムだ。呪いの力が禍々しい渦となって『魔槍ブリューナク』から放たれる。和鏡子は落ち着いて攻撃の軌道を読み、渦を回避すると怪力を以て抗体兵器を振るい、リンドヴルムに殴りかかる。
「そうそう、これだよこれ!」
『魔槍ブリューナク』で攻撃を受け止めながら、リンドヴルムは歓喜の声を上げた。そこには作業ゲーなどではない、本来のゲームの姿があった。
成功
🔵🔵🔴
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、可能なら末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。
基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。
自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
プロデューサーより
●部位破壊は基本
「降りてくるのに゛ゃぁあ!」
上空から地上に向け攻撃を繰り出してくるリンドヴルム。それに対しアイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)はガチギレしていた。
『5秒以上両足、あるいはそれに類する部位が地面から離れると失格』というゴッドレースのルールに加え、彼女自身対空攻撃手段が乏しいという事もあって、手出しができない状況なのだ。
「『降りろ』と言われて素直に下りる馬鹿がどこにいるのよ!」
リンドヴルムの言うこともごもっともである。
そんなこんなで続いていた膠着状態は、ひょんなことから破られることになる。
「何これ?」
リンドヴルムが周囲を飛行する何かに気付いた。それはファンタジーがメインテーマの世界であるGGOにおいて不自然であるもの。そう、撮影用ドローンである。
「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん、ただいま参上。……何で今回は俯瞰アングルなのかしら?」
地上では音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)がバッチリと決めポーズを取っていた。その決まりぶりにアイクルも思わず拍手を送る。
「増えたけど、まぁ気にすることは無さそうね。」
地上の様子を眺めていたリンドヴルムが呟いた。少なくとも、アドバンテージはまだ自分にあると。
「あれが地上に降りてくれば、こっちにもワンチャンあるのにゃ。」
「なるほど、そういうことね。」
アイクルの言葉に納得した鬱詐偽が杖を構え、息を吹きかけた。すると大量のシャボン玉が現れ、風に乗ってリンドヴルムの下へと殺到しだした。
「こんなもの、簡単に割れるじゃない。」
羽をバタバタと動かしてシャボン玉を割っていくリンドヴルムだったが、次第に体の動きが鈍ってきた。実はこのシャボン玉には呪詛の力が込められており、割ると閉じ込められていた呪詛が割った対象へと襲い掛かるようになっているのだ。
「ぐっ、体が重い!」
飛行高度がどんどん下がっていく。
「リンドヴルムが落ちてくるにゃ!」
「好機ね、畳みかけていくわよ。」
鬱詐偽は杖をウサギマイクに持ち替えると、一つの曲を歌いだした。歌の力がアイクルの能力を増幅させる。
「させるか!」
リンドヴルムもまた、地上フィールドを書き換え周囲一帯にデバフと状態異常を引き起こす呪詛をばら撒いた。しかし、鬱詐偽の歌声に混ぜられた呪詛が相殺してきた。
「呪いには呪いで対抗するの。」
「確かに仕様の範囲内だけど!どうしてそんな発想に至るの!?」
そんな中、歌声に交じってモーターの爆音が周囲に響き渡る。音のする方を見れば、アイクルがチェーンソー剣を構えて突撃してきた。
「その羽を切り取ってやるに゛ゃぁあ!」
「ぎゃあああああ!!」
流石のリンドヴルムもこれには恐怖の叫びを上げた。飛べる敵は翼や羽を部位破壊することで飛行不能にするのがセオリーだが、後で回復するとはいえ痛いものは痛いのだ。
アイクルがリンドヴルムの尾を掴んだ。と、一気に振り回し、その身体を地面へと叩きつける。動けないうちにチェーンソー剣で羽が切断された。
「これでもう飛べないのにゃ!」
そのままの勢いで殴り倒すアイクル。その様子を遠巻きに撮影しながら、鬱詐偽が配信を締めていた。
「それでは皆さん、また次回の配信でお会いしましょう。バイバイ。」
成功
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筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?
藍沢・瑠璃(サポート)
【性格】
自分に自信がなくて基本的にネガティブな思考ですが臆病というわけではなく意外と思い切りはいい性格をしています。
強い相手には相応にビビりますが弱そうな相手(集団敵)には基本的に強気です。
普段は敬語で一人称は「ボク」です。
【戦闘】
ボス的にはビビりつつもなるべく油断させて隙に怪力を生かした接近戦で圧倒しようとします。基本は接近戦しか能がありません。
集団的では一転して強気になって敵陣に突っ込んで格闘で蹂躙したり怪力で(文字通り)ちぎっては投げして戦います。
基本的に接近戦しか能がありません。
●ラン・クラッシュ・ラン
「いたたた……酷い目に遭ったわ……。」
羽を切断され、ダメージもそのままによろよろと立ち上がるリンドヴルムだったが、そこに追い打ちをかけるように、別の猟兵の姿が現れた。
「ふーん、これがリンドヴルムか。」
「羽が無いね。誰かが切り落としたのかな?」
同じ黒い服を着た少年2人がこちらを見て会話している。片方は黒い瞳で、もう片方は金色の瞳だ。それが無ければ判別不能なくらい、2人は似ていた。
少年――筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)とその兄『トール』を追いかけるように、遠くから巨大な影が迫っていた。
「待ってよぉー!」
影の正体は丸みを帯びた|鋼鉄の巨人《キャバリア》AIR-09F『シュツルム・イェーガー』であった。それに乗ってやって来た少女、藍沢・瑠璃(ヤドリガミのゴッドハンド・f37583)は遅れを取り戻そうと焦っていた。
「まぁいいわ、何人来ようと同じね!」
リンドヴルムは『魔槍ブリューナク』を地面に差し、周囲のフィールドを自身に有利な状態――大量のバフと常時HP回復発動――へと書き換えた。
「さあ来なさい!ゴールへは行かせないわよ!」
「どうする?」
トオルが『トール』と瑠璃に相談を持ち掛ける。
「即死攻撃はまだ回避の手立てがあるからいい。問題はあの大量のバフ、特に防御力強化だ。」
『トール』が自身の見立てを述べる。
「回復も厄介だよね。」
瑠璃もまた、自身の所見を述べた。
「どうやらHPの回復量は数値が固定されているようだ。同様に回復発生の時間間隔も固定されている。」
「となると、『防御バフを突き破りつつ回復量以上のダメージを与える』という戦法になるかな。」
トオルが話をまとめ、作戦を提案した。
「この状況だと、それがベストだな。」
『トール』の意見に瑠璃も頷く。
「ほら、早くかかって来なさいよ!それとも今更ビビってんの?」
痺れを切らしたリンドヴルムが挑発を仕掛けてきた。作戦会議の間ちゃんと待っているあたり、どうにも本来の真面目さが抜けきらないようだ。
「今行くよ!」
トオルが|熱線銃《ブラスター》を、『トール』がルーンソードを構え『シュツルム・イェーガー』が拳に覇気を漲らせる。
「やる気満々じゃないの。嬉しいわ。」
リンドヴルムもまた『魔槍ブリューナク』を改めて構え直した。
先に仕掛けたのはトオルであった。|熱線銃《ブラスター》から放たれたビームが幾筋もリンドヴルムに襲い掛かる。
「甘い!」
『魔槍ブリューナク』の刃で器用に反射し、そうでないものは器用に回避してみせたが、そこに『トール』が電撃を帯びたルーンソードで斬りかかってきた。『魔槍ブリューナク』で刃を受け止め、電撃は防御力強化のバフを利用し耐えた。
「この程度で私に勝てると思ってるの?」
「さあね。」
トオルの援護射撃を受け、斬撃による攻撃を続ける『トール』。その攻撃を時に回避し、時に受け止めながら、リンドヴルムはかすかな違和感を覚えていた。
(そういえば、さっきまでいたあのデカブツが仕掛けてこないわね……。)
とはいえ、目の前の猛攻を放置できるほど彼女も器用ではない。一気呵成にカタを付けるべく『魔槍ブリューナク』に呪詛の力を籠めだしたその時だった。
「今だ!」
『トール』の声と共に『シュツルム・イェーガー』が勢いよく上空から落下し、リンドヴルムに向かって覇気を帯びた拳を振り下ろした。純粋な質量による攻撃は咄嗟に構えた『魔槍ブリューナク』を破壊し、更には防御力強化バフを貫通。通常のプレイではまずお目にかかれないダメージの数値を叩き出した。
「チームプレイで『キリングフィールド』を突破するなんて、なかなかやるじゃない。」
ボロボロになりながらも連携の良さを褒めるリンドヴルムに、3人は隠し切れない人の好さを感じるのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ギュスターヴ・ベルトラン(サポート)
よう、お出ましだな?
…ソレが怨嗟による存在であっても、殺す事に歓びを得る存在であっても
人の間に悲しみと苦しみが広がる以上は…神敵必滅、躯の海に叩き返す
■行動
ガラが悪くとも信心深いため戦う前に【祈り】を捧げる事を忘れない
敵の主義主張は聞き、それを受けて行動する。行動原理を理解しないまま行動はしない
連携相手がいるならば相手のフォローへ、居ないなら全力で敵をシバきに行く
戦場によっては屋内でも空が飛べるタイプの魔導バイクを乗り回す
「公序良俗に反することはしてねえぞ」と言うし実際にそうするタイプ
■攻撃
主武器:リングスラッシャーと影業、魔導書
近距離攻撃が不得意なので敵とは距離を取って戦う
アドリブ連帯歓迎
アラタマ・ミコト
万物を浄化せしめる仏罰の光でございます。
全てを等しく零に帰すこの御業はむなしいものでございますね。
……ちょっと待つのです!
『どろっぷ』まで浄化しなくていいのです!!
高れあどろっぷ品までが零に帰してしまったのです……。
●道を開く
槍は折れ、満身創痍のリンドヴルム。それでもなお彼女は立ち上がる。その様子を見たギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)は憐れみを感じていた。
「この状態でも戦い続けようとするの、もう|管理者《ドラゴンプロトコル》の使命感みたいなものだな。」
これは彼女を倒すことでしか救えないだろう。ギュスターヴは茨の冠の形をしたリングスラッシャー『HYMNE』を手に取った。足元から現れた烏の姿をした影『Miserere nobis』が彼の頭上を舞う。
「――天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。御国がきますように。」
眼前で十字を切り、祈る。それは己の為の祈りであり、哀れな|呪竜《リンドヴルム》の為の祈りであった。
時を同じくして、アラタマ・ミコト(極楽浄土にて俗世に塗れし即身仏・f42935)もまた、リンドヴルムの姿に憐れみを感じていた。
「襤褸と成り果てても我らの立ちはだかりますか。ならば|御業《ユーベルコード》にて浄化致すまで。」
ミコトが後光を背負い、ふわりと浮かび上がる。
「万物よ零へと還るといいのです!あらたまちゃん式|邪辻免斗零《ジャッジメントレイ》!!」
後光より光の玉が放たれ、着弾地点に天から光の柱が降り落ちる。
「こんなもの!」
リンドヴルムが大量の呪殺弾を作り出し、2人に向けて発射した。しかし、呪殺弾は2人に届くより先に光の柱に触れ、消滅した。
「え、アレヤバくない?」
ミコトの|御業《ユーベルコード》『|邪辻免斗零《ジャッジメントレイ》』を目撃したギュスターヴはその危険性を一発で理解した。
「頼むからこっちに飛ばさないでくれよ!」
上空のミコトに向かって叫ぶギュスターヴだったが、ミコトの返答はつれないものだった。
「そんなこと言われても、こちらからでは制御できないのです!」
「あの光の柱はこっちで何とかするしかないか!」
ギュスターヴはバイク型の魔導書『Galgalim』を呼び出すと、早速跨り走り出した。スラロームの如き正確さで光の柱を回避し、リンドヴルムへと距離を詰めていく。そして『HYMNE』に祈りと祝福と破邪の力を籠め、限界まで接近する。
「くっ『ブリューナク』があればこんなもの!」
リンドヴルムもまた、光の柱を回避しながら攻めあぐねていた。遠距離攻撃は光の柱に防がれる。しかし近距離攻撃もまた、上空のミコトには届かない。せめて羽が健在であればと考えたが、それは無駄なあがきだと首を振った。
(あまり時間はかけられない、この一撃で終わらせる!)
ギュスターヴが『HYMNE』を放った。眩しいくらいの聖なる光を放ち、リンドヴルムの元へと飛翔する。
強烈な光に一瞬リンドヴルムの目がくらんだ。その一瞬で十分だった。聖なる茨の冠が呪竜を引き裂き、彼女は地へと崩れた。
「やるじゃないの。」
リンドヴルムは苦しみながらも笑っていた。
「こんなプレイヤーが沢山いるなら、GGOもまだまだ安泰ね。」
「……あの、リンドヴルムさん」
話しかけようとするギュスターヴを制し、リンドヴルムがぽい、と何かを投げた。
「持っていきなさい。私だってドロップアイテムぐらい落とすわよ。」
消滅エフェクトがリンドヴルムの身体を包む。
「次は負けないからね、覚えておきなさいよ。」
負け惜しみのような言葉を残して、『ゴッドレース』を妨害していた呪竜は消滅した。いや、厳密に言えば『消滅したように見せかけて撤退した』だろう。
「さてお楽しみの『どろっぷ』を……」
ドロップアイテムに近寄るミコトだったが、ドロップアイテムの真上に光の柱が落下してしまった。
「ちょっと待つのです!『どろっぷ』まで浄化しなくていいのです!!」
ミコトの叫びもむなしく、ドロップアイテムが消滅してしまった。リンドヴルムがドロップしたのは『呪竜の水着』で間違いない。なかなかの高レアアイテムだっただけに、ミコトの落胆もひとしおである。
「まぁお嬢さん。ゴールしたら参加賞でアイテム貰えるようだし、そちらで頑張ってみようぜ?」
ギュスターヴが『Galgalim』の後ろにミコトを乗せ、ゴールへと走り出した。
もうすぐ『ペルン』の街が見えてくる。長かった『ゴッドレース』も決着が付く頃合だ。
成功
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