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やべエキツネとくろめのカラス

#獣人戦線 #戦後 #幻朧帝国 #【Q】 #カラス #アジア戦線

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●性癖:人間の心理や行動の癖・性格、性質上の偏りのことを意味する表現。
 人間、誰にだって持ち合わせた嗜好というものがある。それらは他者や他人に対し危害を加えなければ問題ない。どんな嗜好であろうと持ち合わせるのであれば自由だ。
 さて、人間心理には性的倒錯というものがある。例えば異性装だとか、加被虐、|ペドフィリア《小児性愛》など。そしてその欲求を満たそうとする輩は少なくない。
 更にそれが他社に危害を加えるものですら行う輩もいる。今回のケースはその一例だ。

●事案発生
「キツネが来た! キツネが!」
 カラスの雛達は一斉に走っている。それを不穏な影が追って来た。シルエットから見て――九尾の狐だろう。しかも、尻尾には石像が絡まっている。雛達はこれを知っている。
「あぁ、また|一人《・・》!」
「転んだらマズイ!」
 石像にはカラスの身体的特徴が見受けられる。しかも背丈は子供ほど。もちろんこれは作り物ではない。犠牲者である。
「でもさあ、どーすんのさ! 走ってばっかじゃ無理だよォ!」
 元気で満ち溢れている雛といえど、決して体力は無限ではない。
「知らないよォ!」
 彼らの背後でキツネは笑う。
『ウフフ……おいでなさい?』
 闇のオーラが雛達を呑まんとばかりに包み込む……!

●イエスロリータノータッチ
「事案が起きてんだわ。いわゆる誘拐って奴でさ?」
 暮林・朝徳(人間の咎人殺し・f43618)は煙草を吹かしては吐き出すのを繰り返している。
「犯人は石九尾。九本の尾を持つキツネ。たちが悪い事に人民租界幹部……丁度地元で趣味をおっぱじめちゃってるんだなあ、コレが!」
 事もあろうに幹部が趣味を始めてしまった訳だ。しかも割と少ないカラスを狙っているのは更に良くない。
「まあ、たまに権力者がマンハントなんてやっちまう事は珍しくもないんだが……アイツ、事もあろうに帝国とつるんで試供品まで貰ったって情報まで来ちまった……」
 その上逢魔弾道弾の試供品を貰ってしまった。まるでシャンプーとか香水みたいなノリで!
「ちなみに現場は人民租界の祭り会場。幹部はお忍び兼趣味の時間で来てるって所だな。だから――騒ぎになる前にコイツを排除しちまおう。牢に入るタマじゃあないだろうからな」
 憲兵は何のためらいもなく暗殺するようにと告げた。治安維持の為なら暗殺も辞さないのだろう。
「あ、ちなみにな。お祭りに行くからさ……お駄賃弾むよ? しかも|御上《政府》からのお小遣いで遊べるって訳なの。お小遣い貰うついででさ、一仕事やらないか?」
 つまり公費でお祭り楽しめるわけだ。[祭りに行けてラッキー♪]と思ってやるものアリかもしれない。


サバ缶煮込み丼
 サバ缶煮込み丼です。趣味は人に迷惑かけないようにしましょうねえって事でシナリオです。
 よろしくお願いいたします。

 第1章:🏠『街のお祭りに行こう』
 カラス達が年越しのお祭りを行っております。屋台に行くのもダンスするのも任意です。
 ただし、不審者警戒もお忘れなく。

 第2章:👿『石化妖狐『石九尾』』
 趣味を行っている人民租界幹部です。彼女からコレクションを奪えば間違いなくキレます。
 ちなみに今回のシナリオでは石化を治療可能な状態異常であるものとします。犠牲者を砕く事のない様にお気を付けて。

 説明は以上です。何卒宜しくお願い致します。
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第1章 日常 『街のお祭りに行こう』

POW   :    露天の店を巡って楽しむ

SPD   :    皆とダンスや演芸を楽しむ

WIZ   :    お祭りの料理やお酒を楽しむ

イラスト:del

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

饗庭・樹斉
悪いきつね…子供というか雛狙いとか色んな意味でアウトじゃない?
逢魔弾道弾も爆発させちゃまずいし早めに見つけてさくっと暗殺しないとね!
…試供品感覚とか在庫余ってるのかな…?

と、その前にまずはお祭りいっぱい楽しむよ!
露店は軽く巡りつつ本命はダンス!中国のカラス獣人のダンスがどんな感じなのか楽しみ♪
空飛んだりとか色々工夫もあるだろうし色々学びつつ、僕も一緒に踊って楽しむね。
あちこち跳ねたり踊ったりしつつ観客の方には注意を向けて、石九尾らしき妖狐いないか探しておくね。
お忍びだし変化してる可能性もあるけど闇のオーラ…というか何か視線のヤバさとか隠し切れてないとこあるんじゃないかな?

※アドリブ絡み等お任せ



 饗庭・樹斉(沈黙の黄雪晃・f44066)は思案する。
(悪いきつね……子供というか雛狙いとか色んな意味でアウトじゃない?)
 しかも、そいつは逢魔弾道弾を貰っているのだ。試供品感覚で貰っているあたり、もしかすると在庫が余っているのだろうか。戦術核めいたそれをばら撒かれても困るのだが。

 饗庭は屋台を軽く回りながら、本命であるダンスの場へと向かってゆく。そこは石畳の広場である。ここで思い思いに踊れという訳だ。
 周りを見れば様々な文化を見せている。保守的な伝統芸から革新的ダンスまで。優雅な舞いから激しいフラメンコまでと多種多様な文化が揃っている。
 まるで演武の様に踊る者もいれば、西洋のフラメンコめいた情熱的な踊りを魅せる者もいる。挙句の果てには一体どこで習ったのか、ブレイクダンスをする者まで。
 明らかに未来的な踊りであったが、人民たちはやいのやいのと盛り上がっている。新しい物好きの彼らにとってはこういうのは実に大好物であろう。
 なお、空を飛ぶのはまだいないようだ。例え飛行可能なカラスといえど、ダンスはまだ地に足付けねばままならないのかもしれない。

 広場から徐々に人が減ってゆく。もう踊る者は踊り切ったようで、衣装やら楽器を回収し撤収の準備をしているようだ。
 そんな中、饗庭がオーディエンスから広場へと足を踏み入れた途端、スターライトがどこからともなく光り輝き彼を照らす。
「おっ、星が照らすたぁ……そりゃあ粋だねえ」
「どう踊るか見ようや!」
 道行くカラスはそれを見ようと集まった。
 スターライトは跳ねたりしながら踊る彼を追う。その踊りは古風であるが、決して他のダンスと見劣りなどしない。優雅に舞い、ズンッと力強く踏み締めるその様はまるで脳に焼き付けてやらんとばかりに印象を叩き付けてくる。太鼓の音で胸が響く様な、そんな感触だ。
 儀式的神聖さと厳かさが広場を包み、観客たちは息を飲んでそれを眺める。
 彼が踊りを終え、星明りが消えた時に観客たちはようやく我に返った。そしてすぐさま万雷の歓声と拍手で彼を称える。ここまで鬼気迫る演技は見たことがないとばかりに。
「ありがとう! ありがとう!」
 その拍手に対し、彼は優雅に一礼で答えた。不自然にならない程度に視線を観客たちへ向けながら。
(オーラもない……不自然な観客も居ないみたいだね。もしかするとはずれかも?)
 九尾もなければオーラもない。もしかするとここには居ないのかもしれない。

『……やはり正解でしたわね』
 祭り会場からやや近い飲食店にて九尾は呟く。女の勘か長年の経験か。まるで真打めいて現れたあのキツネに何やら不穏さを覚え、そう感じた途端に場所替えをしたのだ。
 注がれた紅茶に砂糖を小さじ一杯注ぎ、クルクルかき混ぜながら、彼女はひたすら思案する。
『不自然な光からして……|手の者《猟兵》かしら? エージェントだったらあんな真似はしないでしょうし』
 要警戒。彼女は一つ警戒ボルテージを引き上げた。尻尾を出せば趣味どころではなくなると考えながら。
『……最悪、私の|花火《・・》も使うかもしれないわね』
 袖口に潜む冷たい感覚を感じながら、出来上がった一つ紅茶を啜った。脳に糖分が行く感覚を感じながら、彼女は一つ体勢を整えようと思いつく。
『ごめんなさい? 電話とかお借り出来ないかしら?』

大成功 🔵​🔵​🔵​

瑠璃・やどり(サポート)
『いっくよー!』
人狼の白虎拳士 × 降魔拳伝承者
普段の口調は「快活(私、~君、なの、よ、なんだね、なの?)」

美味しい物に目がなく沢山食べます。
また、誰にでもフレンドリーに話しかけます。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。アドリブ・連携歓迎。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「おー! いいねいいね、お祭りだよ!」
 瑠璃・やどり(チャイナウルフガール・f03550)の顔に笑顔が咲いた。お祭り特有のどこか浮いた雰囲気というのは中々どうして侮りがたい。財布の紐も緩んでしまうのがよく分かる。
 更に屋台から漂って来る食べ物の香りもまたあいまって、気分も上がるし、腹は減る。
「何か食べよッかなあ……あれなんだろう?」
 ふと、気になる何かが視界に入った。その方を向けば――おあつらえ向きの物があるではないか。
「さあ、大食いに自信あるなら寄ってらっしゃい見てらっしゃい!」
 大食い大会である。参加費は……ないらしい。参加費を払うのはリタイアした時のみ。中々に悪賢い。
「いいね!」
 しかし彼女は大食いに自信がある猟兵である。例え大食い技能が無かろうと、猟兵の空腹の前には風の前の塵も同じ。
 なので、結論から言おう。
「チキショーッ! 商売あがったりだ! おめえは出禁だ!」
 大食い用の食料を大方食われてしまったものだから、お祭りの序盤で頓挫してしまった。これでは大損だ。
 なお、当の本人である瑠璃は気ままに露店を回っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『石化妖狐『石九尾』』

POW   :    獣喰いの九尾
【九つの尻尾】に【闇のオーラ】を注ぎ込み変形させる。変形後の[九つの尻尾]による攻撃は、【尻尾へ取り込み石化】の状態異常を追加で与える。
SPD   :    石の狐火
【身体に纏う闇のオーラ】からレベル×1個の【灰色の狐火】を召喚する。[灰色の狐火]に触れた対象は【遅効性の石化】の状態異常を受ける。
WIZ   :    闇のオーラ
レベルm半径内に【闇のオーラ】を放出し、味方に治癒を、敵に【石化】の状態異常、全員に興奮作用を与える。

イラスト:おおやけさかな

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠テフラ・カルデラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


『ハイ……|大姐《姐さん》。配置に付きましたぜ……』
 今度は公衆電話にて、九尾は指示を出す。電話の主は人民租界の構成員。彼らは雑多な建物が多くひしめくこの人民租界にて、猟兵を待ち構えているようだ。ノイズ交じりの金属音も聞こえてくる。横流しされた軍用銃器を整備しているのだろう。
『よろしいわ。ではお次は――そろそろ来る猟兵たちの足止めをお願い』
 彼女は一つ、逃げの姿勢に移る。命あっての物種とも言うが……何より情報だ。
 猟兵たちは超大国の手の者で、サボタージュを行う危険因子である。そういった情報を流す様、幹部会で伝えれば、間違いなく不穏因子は減るだろう。
『私も無事では済まないわね……』
 問題は彼女が果たして逃げ切れるかどうかである。
マグラ・ユメノミヤ(サポート)
「木戸銭は結構――貴方がたの苦痛と骸さえ頂ければ、十分ですから」
◆口調
・一人称は私、二人称は貴方。持って回ったような物言いで、敵にさえ敬語を用いるものの内容は悪辣
◆癖・習性
・コワモテに反してぬいぐるみや人形を好む
・苦痛を受ける度に気分が高まる性癖
◆行動傾向
・妻と部下をオブリビオンに殺された経験から生命の埒外に到達した悲しみの猟兵。胸中に渦巻くのは、復讐心と愛する者を護れなかった罪悪感……
・見えざる魔力のからくり糸で、凶器を仕込んだ球体関節人形を自在に操ってあらゆる試練に挑む。ダークセイヴァーを出自とするだけあって、そのスタイルは冷徹で老獪
・死霊術士であることから、魔導にもいちおう通暁している



 石九尾は背後で響く銃声が鳴り止んだのを認識した途端、足を止めた。背後からポタリポタリと滴る音が聞こえてくる。
『……随分お早い事ね?』
 背後を振り返ると、老紳士が立っている。少女を模した人形を見るに人形師の様に見える。しかし、人形から漂う鉄臭さは決して誤魔化せない。
「淑女のお方をお待たせするのは紳士として恥ずべきと思いまして……」
 老紳士――マグラ・ユメノミヤ(堂巡魔眩の人形師・f35119)は静かに言い放った。物腰は非常に丁寧なそれであるが、彼の口調からは殺気と敵意がひしひしと込められている。
 ――コイツは猟兵だ。時間稼ぎの部下たちは恐らく全滅したと見て良いだろう。
 手元を自然な動きで隠し、軽く握った掌の中で狐火を小さく作り出す。
『へえ……それは結構……ねッ!』
 ほんの一瞬視界を塞がんとばかりに石の狐火を投擲。マグラの視界を覆わんとする様に狐火は煌めく!
 だが、マグラの表情は変わらない。ただ淡々とした様子で言い放つ。
「あなたの業、しかと『自見』させてもらいました……」
 その時、処刑人形ルーチェの胎の中から先程と同じ狐火が飛び出した! |処刑操法「おなか、の、じけん」《エクスキューション・マーダーケイス》によるものか!
『――ッ!』
 狐火は――九尾の足に命中し、彼女はバランスを大きく崩した。何たる因果応報であろうか!
 マグラはゆっくりと足を進めてくる。人形から処刑器具を取り出しながら。
「さて……まだまだ時間はあるのですから。どうか、遠慮なさらず……」
 何をされるのかを察したキツネは必死にもがく。何度ももがき続けた。
 しかし、いくらもがけど助けは来ない。そうしている間にも人形の処刑器具はもう眼前に迫り――冷たい感触が頭を貫いた。だが、死なない。まだ死なない。これでは死ねない。
「まだまだこれからですよ」
 九尾の苦痛と苦悩はまだ続く。恐らく早く殺せと必死に懇願するだろうが、それはきっと叶わないだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

饗庭・樹斉
…まあアレだけ目立ったら警戒されるよねー!
これだけの数…この周囲一帯戦場ってことだろうし、遠慮要らないよね?

UC起動、配下含めた敵全てに対し呪言解放!
組織とか集団戦って思考力とか協調性がなくなったら大変なことになるよね。
そして不運…カラスの人が相対的に幸運になるから上手く害せないんじゃないかな。銃の暴発とか、強いカラスに返り討ちとか。
そして敵が多い程奪った僕はラッキー!
隠れて逃げようとしてる石九尾も…何か先に戦ってる人に加勢するね!
狐火は運も頼りつつ見切って触れぬよう回避し肉薄。
石化された子がいたら壊さぬよう注意、石九尾の頭に音響攻撃叩き込んで怯ませてその隙に救出するね。

※アドリブ絡み等お任せ



「……まあ、アレだけ目立ったら警戒されるよねー!」
 饗庭・樹斉(沈黙の黄雪晃・f44066)は苦笑いを浮かべながら、何処からともなくやって来た武装集団を見た。
「これだけの数……この周囲一帯戦場ってことだろうし、遠慮要らないよね?」
 彼は躊躇うことなく、ユーベルコード【|縁崩し《ディスコネクト》】を発動させ、不和の災厄を齎す呪言を解き放つ!
『てぇ――うわっ、ぼ、暴発!?』
『オイ、整備班は何をしていたんだよッ!』
 構えたはずの銃器は次々と【不幸にも】暴発してゆく。また別の戦場では――
「ヒャッハー! チャカ置いてけッ!」
『なんだこいつ等!?』
 【不幸にも】通りがかったやたらと強い連中に倒されてゆく。
 一方、饗庭に幸運が次々と訪れる。
『なんでここが!?』
 最初は逃亡しようとしていた石九尾を発見。彼女は飛行機による逃亡を図ろうとしていたようで、飛行機のプロペラはまだ回転を始めたばかり。九尾の尻尾には石化したカラスの雛達が積まれている。
「居たぞーっ!」
「あのキツネに続け―ッ!」
 更に饗庭の後を追い、カラス達が雪崩れ込む!
『えぇい、うっとうしい!』
 虫を払うような手振りで石の狐火を放つが、それらは次々と見当違いな方向へと飛んで行く。饗庭も運を頼りにしながら、次々と走って距離を詰める!
「えぇい!」
 遂に剣の届く範囲にまで寄った彼は天雲を直接頭に叩き込む! 更に追い打ちとばかりに音響攻撃!
『あっあああ!』
 脳味噌をシェイクされるような衝撃を感じながら、九尾はバランスを崩す。その弾みで石となった雛が落ちかけた。
「危ない!」
 しかし【幸運にも】危なげなくキャッチ! 更にカラス達が押し寄せて我が子を奪還せんとばかりに群がった!
『何をするの! 離しなさいよ!』
 しかし手足を掴まれてしまえば、動けない。動けないからユーベルコードも使えない!
 そして親カラス達は我が子を取り返すと同時に、今度は独身カラス達による徹底的な袋叩きが始まる。彼らは根に持つタイプなのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

諏訪野・みすず(サポート)
とにかく突撃して、ボスをぶっ飛ばします。「みすずちゃんにはパパ以外は、勝てないよー!」「このままじゃマズいよね」アドリブ、共闘歓迎です。



『小癪なァ!』
 闇のオーラを放っているが、そのオーラはスチームエンジンの蒸気と共に吹き飛ばされてゆく。スチームエンジンを取り付けたレガリアスシューズでブレイクダンスを踊りながら、次々と吹き飛ばしているのだ!
「みすずちゃんにはパパ以外は、勝てないよー!」
 石九尾と戦っているのは諏訪野・みすず(不思議系ダンサー・f00636)! 石化させるオーラに触れないよう、器用に立ち回っている!
『ならば……来いッ!』
 今度は何やら無線機で呼び掛けた。すると――なんとどこからともなくマフィアめいた武装集団が次々と雪崩れ込んでくる! 鼻息を荒くしているあたり、闇のオーラに当てられいるようだ!
『えぇーい! 掛かりなさい!』
 マフィアたちは次々と手持ちの手斧やナイフを構え、突っ込んでいった。だが、彼らは次々とボールめいて蹴り飛ばれ、マフィア達は吹っ飛ばされる!
『危ないわね!』
 舌打ちしつつ、吹っ飛んでくるマフィアを躱す。しかし、マフィアの影に隠れて接近する諏訪野には気が付かなかったらしい。
『あっ――お前はァ!』
 手痛いキックが腹に一発! 内臓破裂を引き起こす程の痛烈な一撃は九尾の意識を飛ばすのに十分だったようで、彼女は一発でノックアウトしてしまった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ギュスターヴ・ベルトラン(サポート)
よう、お出ましだな?
…ソレが怨嗟による存在であっても、殺す事に歓びを得る存在であっても
人の間に悲しみと苦しみが広がる以上は…神敵必滅、躯の海に叩き返す

■行動
ガラが悪くとも信心深いため戦う前に【祈り】を捧げる事を忘れない
敵の主義主張は聞き、それを受けて行動する。行動原理を理解しないまま行動はしない
連携相手がいるならば相手のフォローへ、居ないなら全力で敵をシバきに行く
戦場によっては屋内でも空が飛べるタイプの魔導バイクを乗り回す
「公序良俗に反することはしてねえぞ」と言うし実際にそうするタイプ

■攻撃
主武器:リングスラッシャーと影業、魔導書
近距離攻撃が不得意なので敵とは距離を取って戦う

アドリブ連帯歓迎



「よう、お出ましだな? こっちから行くぞォ!」
『!?』
  魔導バイクにまたがって、ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)は何処からともなく現れた!
 ふと、彼はロザリオを握り締め、祈りの言葉を捧げる。
「――天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。御国がきますように」
 行っているのはユーベルコード【|人類進化:到達《サイキックハーツ》】。
『うわぁ、急に落ち着かないで!?』
 正直な話、いきなりこんな祈りの言葉を言い出したら困惑する事しか出来ない! しかしそれはそれとして闇のオーラを視界を塞がんとばかりに放つ。煙幕めいて立ち込めているものだからかなり激しい視界不良が発生している!
「Parer les attaques! ……ついでに反撃準備完了!」
 しかし、闇のオーラは二重退魔陣で祓われる! 今現在使用しているユーベルコードは【二重退魔陣:展開】!
 更に前輪が九尾へ迫り――撥ね飛ばす!

成功 🔵​🔵​🔴​

ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。

口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。

食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆

※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。



「ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!」
 ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)にとって一食の恩は非常に重たい意味合いを持つ。カラス達から貰った菓子類を齧りながら、彼女は狐に向かってこう叫んだ。
「悪いコトするなら、こっちはこのお菓子で守っちゃうのにゃ!!」
 ――お菓子? 九尾の思考が一瞬ブレた。お菓子類で一体何をしようというのか。
『高々お菓子に何が出来るのかしら? 是非ともお見せくださる?』
 悪女はミーヤをそう挑発した。だが、それは恐らく悪手だったのだろう。
「えーい!」
 彼女の構えるガジェットから大量のお菓子類が怒涛の勢いで放出された! しかもそれはまるで濁流めいた勢いで、九尾に襲い掛かって来る!
『えぇい、無茶するわね!?』
  闇のオーラで身を纏った――が、これは攻撃ではなく単なる質量。いわば消火泡に包まれる炎という所。
『こんな……こんな、ダサい感じだなんて……』
 彼女は呆気なく菓子類に沈んでゆく。しばらくガサゴソと音を立てていたが……やがてそれも静まった。

 雛達を取り戻したカラス達だが。
「あっ、戻った!」
 どうやらしばらくしたら石化は治ったようである。これならば後腐れもなく祭りを続けられるだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2024年12月13日


挿絵イラスト