|英霊《おれたち》だって羽目外したいんだ!
●まあ、好きにやろうや!
「うんうん。大変だったんだね」
『そうなんですよォ……隊長殿もみんなも好き勝手やりたいことをやりに突っ走ってしまったし……』
王子さまは置いて行かれた兵士の英霊と会話していた。如何にも苦労人な雰囲気が物腰からも出ている。
「それで……そのみんなは何処に行ったの?」
『何人かは女学生になりたいとか言って憑依する身体を探しに行きました……隊長殿も一緒に……』
苦労人は啜り泣き出した。置いて行かれた事も響いていそうだが、それ以上に身内がバカやっているのに耐えられないのだろう。
「よしよし……辛かったんだね」
王子さまはただ苦労人を労わる様に背中辺りをさすっている。そして彼らは気が済むまで愚痴とか色々を吐き捨ててゆく。
『例えば……同僚なんかはカフェーに行きてえって言って戻ってこないし! アイツら一体どこ行ったんだよォ……』
悲しい声を上げて、英霊はまた泣いた。
●連れ戻せ
渋い顔をした暮林・朝徳(人間の咎人殺し・f43618)は煙草を吹かして舌打ちする。
「まさかねえ……タガ外してやりたい放題やる為に逃げちゃったって話がねえ……なんつーかねえ……ハァ……」
頭が痛いのか、こめかみを抑えていた。言っちゃなんだが、まるで気苦労が絶えない中間管理職みたいな表情だ。
「どうやらね、英霊たちはねえ……人形と同化しちまったんだな! どうかしてるねえ!」
自棄になりつつも、説明は欠かさない。若干投げやり気味だが。
「逃げた武闘派の英霊は戦闘人形と『宝石人形』徳の翡翠って人形をボディにして女学生ライフをエンジョイするつもりだとさ!」
やりたい放題やろうとしているのだ。こんな異郷の地で!
「あと何人かは……カフェに居るんだと。まあ、人形英霊を連れ戻してからでも遅くはないでしょ」
まあ、そういう訳でよろしく。そう言った憲兵はグリモアをそっと光らせた。
サバ缶煮込み丼
男の子だって可愛い女の子になりたいんです。それに同感したサバ缶煮込み丼です。
宜しくお願い致します。
第1章:👾『戦闘人形』
英霊たちが乗り移ってしまった人形です。ダンジョンの上にある学園で女学生ライフをエンジョイしようと企んでおります。出来ればどうにかして連れ戻してください。
第2章:👿『『宝石人形』徳の翡翠』
英霊隊長殿が乗り移った人形です。
誰よりも高い徳を持つ厄介な人形ですので、ご用心を!
第3章:🏠『ケットシーカフェはいかが』
英霊たちがしれっと入り込んだカフェです。カフェをエンジョイしつつ、英霊たちをどうにかして連れ戻してください。
説明は以上です。それでは宜しくお願い致します。
第1章 集団戦
『戦闘人形』
|
POW : ガイダンス・ガン
【対象の動きを【見切り】、【誘導弾】の弾丸】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : クイック・ダブルドロウ
レベル分の1秒で【【2回攻撃】の【鎧無視攻撃】の弾丸】を発射できる。
WIZ : ドールズ・コミュニティ
【事前に対象の【情報収集】を行う事で、】対象の攻撃を予想し、回避する。
イラスト:ひゅー
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
『ゲェ! 猟兵!』
『アナタね、ゲエなんて言い回しは良くなくってよ! この場合は……あら、猟兵!』
戦闘人形に乗り移った英霊たちは猟兵を発見した途端、銃口を向けた。
『言葉遣いを気にしてる場合かぁ!? とにかく抵抗だッ!』
『私も同感ですわ! こんなに可愛らしい肉体を得たのですから、もう少し楽しませてくださいまし!』
『……お前、俺と同じ男だったよな?』
『お嬢様になりたかったの! おっと、なりたかったのですわ!』
どうやら何が何でも帰らないつもりらしい。となればどうにかして説得するか力ずくか。
さて、どうしたものか。
中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『貴方はどんな血を流すのかしら』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)
裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。お嬢様口調だけどアグレッシブで享楽的
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】
槍を使うことがあれば、相手を【串刺し】にします
その他使えそうな技能があれば適宜使用する感じで
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します
あと、虫が苦手
「貴方はどんな血を流すのかしら?」
中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)の副人格であるシルヴァーナは好戦的な笑みを浮かべた。
『うわっ、殺人鬼かよコイツ!』
『野蛮ですわね!』
戦闘人形たちは両手の拳銃を構えた。 クイック・ダブルドロウの構えだ! 特殊な貫通弾を早撃ちの要領でぶっ放す!
放たれたその弾はシルヴァーナを貫いた!
「うふふふ……」
しかし弾はただ通り抜けるのみで、痛手にはなっていない。
『残像かァ!?』
『なんと言う事ですの!?』
驚愕するものの、人形たちは互いの背中を庇っている。両手の拳銃を右へ左へと構えながら、どこから来るのかを警戒しているのだろう。
しかし、突然人形の一人が倒れた! そこには惨殺ナイフが刺さっている。
『アッ、やりやがったなァ!?』
銃を構え暗がりへ、マガジンが空になるまで発砲している! しかし死体も血液も残されていない。
『どこに居来やがった……?』
「御機嫌よう!」
背後にジグザグスラッシュが突き刺さる!
成功
🔵🔵🔴
鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です
かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかけるような行為はしません
不明な点はお任せします
「――|起動《イグニッション》!」
イグニッションカードを掲げ、鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)は装備を展開した。
掛け声に気が付いたのか、人形たちの視線は鈴乃宮に集まった。
『やる気かよォ!』
『仕方がないトラブルに過ぎませんわァ!』
血の気の多い人形たちは自分たちの得物を構え、 ガイダンス・ガンをぶっ放す! 誘導弾が辺りにばら撒かれ、銃弾の軌道がまるで鳥籠めいて取り囲んでくる!
しかし、鈴乃宮は楽器ケース――大蘭華で防ぎ切った! ついでに左手の魔剣、黒の葬華を振り回し、斬撃波で次々と弾丸を叩き落としてゆく!
『ぬぅ……流石猟兵……!』
『やはりあなた方猟兵は脅威ですわね! 忌々しい限りで!』
更に誘導弾を撃ってゆくが、どうしても銃弾が届く事はない!
弾幕を次々と払っているその間、何やら言葉を紡いでいた。
「彼の力を以て世界へ翔ぶ――是、我が友情の形也」
発動するはユーベルコード【|黒燐幻想劇弾・飛空銀蝶《イマジンファース・ガーネットアイ》】!
無数の黒燐蟲が集まり、『赤眼の銀蝶』を模した飛空艇へと変化する! そして飛空艇からは黒燐蟲が怒涛の如く溢れて来た!
『ゲェ!?』
そして人形たちは蟲の洪水に飲み込まれた!
成功
🔵🔵🔴
納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから10年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!
あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ
商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします
「うーん……なにごとも、ほどほどが肝心だと思うんですわ」
納花・ピンチン(ブギーモンスターの勇者・f31878)は軽く咎めた。
『まあ、うん……だよな……』
『御尤もですわね……』
人形たちはなんだかその通りだと同意を示していた。もしかすると話せば分かる輩なのかもしれない。しれないのだが……
『ですが、今更下げる頭もありませんのよ!』
『悪いが、力尽くでも退いてもらうぞ!』
悲しいかな、彼らは徹底抗戦のつもりらしい。銃口を勇者へと向けた! そして引き金を引き、次々と誘導弾が放たれる!
だが、納花はひらりひらりと弾を避けつつ、距離を詰めてゆく。右手にはハサミ風の勇者の剣、左手には殺戮刃物。傍目から見ればどれも同じにしか見えないそれを得物として殴るつもりである!
『うわっ、近寄って来たぁ!』
『落ち着きなさ――!?』
眼前に広がる光によって、人形たちは目が眩んだ! 光の正体は――光の斬撃!
「……こんくらい痛かったんやでっ!!」
怒りの関西弁と共に斬撃が叩き込まれる!
成功
🔵🔵🔴
寺内・美月(サポート)
アドリブ・連携歓迎
※エロ・グロ・ナンセンスの依頼はご遠慮願います。
・依頼された地域に亡霊司令官(顔アイコンの人物)と隷下部隊を派遣。美月がグリモアベースから到着するまで(サポート参加では現地にいない状態)、現地での活動に必要な権限を付与
・基本は一個軍団(歩兵・戦車・砲兵・高射・航空・空挺のいずれか)に、出動しない軍団から一個師団程を増強し派遣
・戦力不足の恐れがある場合は、上記の兵科別軍団を二十~三十個軍団ほど増派し派遣軍を編成
・敵に対し砲兵・高射・航空部隊の火力、戦車・空挺部隊の機動力、歩兵部隊の柔軟性を生かした戦闘を行う
・他の猟兵の火力支援や治療等も積極的に行い、猟兵の活動を援護
「全航空部隊に発令…『叢雨』発動」
寺内・美月(霊軍統べし|黒衣《学生服》の帥・f02790)の号令と共に亡霊将兵で構成された空挺軍団と航空軍団が現れた!
『うわぁ……言っちゃあなんだけどやり過ぎじゃないか?』
『まあ、私たちは敵ですものね。過剰は多分ないでしょうねえ!』
人形たちはかなり動揺しているようだ。そりゃあそうだろう。まさか精々数名程度の歩兵部隊に戦闘機とかを呼び出すとは思うまい!
『ま、抵抗しましょうか!』
『マジかよォ……嘘だろォ!?』
ドールズ・コミュニティでの情報交換を行ったところで、怒涛の如く現れた空からの刺客に対応しようがない!
それに拳銃程度で高速飛行する機体を撃ち落とせる訳がない! 航空機の機関銃などが人形たちを次々と撃破してゆく!
『やっぱさ、コレ勝てなくないか?』
『英霊だって言っても不利な戦いは無理なのですわ!』
最終的に人形たちは数の暴力で押し潰されるか、無力化されてゆく。全滅である。
成功
🔵🔵🔴
緋宮・紗月
クロムキャバリア世界の小国出身、アンサーヒューマンにしてサイキッカーのサイキックキャバリア乗りです
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」です
クールで真面目、任務に忠実な性格
戦闘では専用機「遠雷」を駆り、各種武装を使い分けます
発電系の超能力も得意です
UCは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
又、例え依頼の成功の為でも、公序良俗に反する行動はしません。
後はお任せ。宜しくお願いします!
『……うわあ、そこまでやるのかい?』
『大人げない……』
人形たちはもはや戦意が若干萎えている。
その理由は非常に簡単だ。PPDS-S 遠雷に乗っている猟兵、緋宮・紗月(アンサーヒューマンのサイキックキャバリア・f32272)が原因である!
電撃を纏ったキャバリアに彼らは既に怯えてしまっている。例え誉れ高き英霊であれど、雷神めいた巨大兵器に面食らってしまうと、中々どうして立ち上がれないのだ!
『う……うわああああ!!』
もはや見切ろうにも、動きを観察する程の余裕がないのか、錯乱気味に誘導弾をぶっ放す! しかし、誘導弾は激しい電撃で次々と黒焦げの炭めいた物体に変わってしまった。
『……やべえ』
ついでに彼らは足元に撃ち出された特殊弾に今更ながら気が付いた。それは何やら雷を引き付けそうな雰囲気を醸し出している。
「――逃がさないわ」
次の瞬間、特殊弾頭に雷が落っこちた! ユーベルコード【雷導閃】である!
『……大人しくしまぁす!』
彼らは立場を弁え、大人しくなった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『『宝石人形』徳の翡翠』
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POW : 勇敢なる殉教者達~無名の英雄譚~
戦闘力のない、レベル×1体の【何処かの世界の一般人(洗脳済み)】を召喚する。応援や助言、技能「【かばう(敵の攻撃対象を自身に移し変える)】」を使った支援をしてくれる。
SPD : スピーチロック
【一言でも、自身の語った言葉】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ : 洗脳人形~イェーガーコントロール~
【自身の語った言葉を、一言でも聞く】事で【聞いた対象が自身の言い成りになる洗脳状態】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
イラスト:片九里たわわ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「アララギ・イチイ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
『おやおや……まさか部下たちが打ちのめされてしまうとは……』
『宝石人形』徳の翡翠、もとい隊長殿は穏やかにそう呟いていた。
『ですが……まあ、構わないでしょう。私は戦うつもりはないのです。どうか見逃していただけませんでしょうか?』
なんと交渉するつもりなのか、錫杖片手に左手を差し出している。
だが、彼を問答無用に叩きのめす事も可能だ。さて、どうしたものか。
ギュスターヴ・ベルトラン(サポート)
よう、お出ましだな?
…ソレが怨嗟による存在であっても、殺す事に歓びを得る存在であっても
人の間に悲しみと苦しみが広がる以上は…神敵必滅、躯の海に叩き返す
■行動
柄が悪くとも信心深いため、戦う前に【祈り】を捧げる事は忘れない
敵の主義主張は聞き、それを受けて行動する。行動原理を理解しないままの行動はしない
連携相手がいるならば相手のフォローに、居ないなら全力で敵をシバきに行く
戦場によっては屋内でも空が飛べるタイプの魔導バイクを乗り回す
「公序良俗に反することはしてねえぞ」と言うし実際にそうするタイプ
■攻撃
主武器:リングスラッシャーと影業
近距離攻撃が不得意なので敵とは距離を取って戦う
アドリブ連帯歓迎
「……そうか。だがな、あるべき所に戻るべきだろうがよォ!」
祈りを済ませたギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)はさっそくリングスラッシャーを構えた。
『さようでございますか……では仕方ありませんね!』
人形はユーベルコードを発動させた。すると何やら人影が現れた。
まるで一般人みたいな服装にそこらへんに居そうな人間だ。どうやら発動させたユーベルコードは【勇敢なる殉教者達~無名の英雄譚~】らしい。
しかし、呼び出しただけで終わってしまった。呼び出された彼らはひたすらに応援している。具体的に言うと野球場の応援団みたいに。たまにヤジも飛んでくる。
『さて。困ったことに……私は戦いが苦手でして……』
「おいおい……」
両者、動きに困っている。マジでどうすんのサって言いたげな空気だ。なんだか気まずさとグダグダな感じが漂ってきた。
『……とりあえず決着だけでも付けませんか?』
「あー……そう、だな」
なんだか手に付けようがなくなってしまったので。
この変な空気を断ち切る為、【|七つの罪源、滅するは《セプテム・ペッカータ・モルターリア》】が放たれた!
成功
🔵🔵🔴
数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」
基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。
探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。
情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。
戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。
「うーん、なるほどねぇ。でもそりゃ虫のいい話じゃないのかい?」
『うーん。やはりそうですよねえ……』
数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)と『宝石人形』徳の翡翠は対話を行っていた。人形はこの世界で生を謳歌したい、数宮は元居た場所に戻したい。悲しいかな、話は平行線だ。大体オブビリオンになってしまった挙句に先の大戦で色々やらかしてしまった存在から飛び出してしまったものをほったらかしにするのは猟兵からしてもよろしくない。
つまり交渉決裂と言う訳だ!
『では申し訳ないですが……動かないでくださいな!』
咄嗟に発動させるはユーベルコード【スピーチロック】! 言霊的なエネルギーが捕縛しに来る!
しかしそれは躱された。
「悪いね、アンタとはちょいと繋がらせてもらったよ」
|超感覚探知《テレパシーリンク》によって言葉の動きを予測して、躱したのである!
「多少手荒に行くよッ!」
ついでにグラップルで掴みつつ、ゼロ距離から放電をかました!
成功
🔵🔵🔴
諏訪野・みすず(サポート)
とにかく突撃して、ボスをぶっ飛ばします。「みすずちゃんにはパパ以外は、勝てないよー!」「このままじゃマズいよね」アドリブ、共闘歓迎です。
『まあ、座ってお話だけでも……』
もちろん罠である。無意識のうちにユーベルコード【洗脳人形~イェーガーコントロール~】を発動させているのだ。もしも対話しようものならば、手玉に取られかねないのである!
「うおおお!」
しかし、諏訪野・みすず(不思議系ダンサー・f00636)は突撃してきた!
一見すると単なる無謀な突撃であるが、この場合ではむしろ良い!
何故なら、どんな言葉であろうとも聞こえなければ意味がない! 聞く耳無ければ成り立たないのだ!
そしてバールのようなものを取り出した。どう見てもバールにしか見えないそれを野球のバットめいて握っている!
「えーい!」
更にバールにスチームエンジンをくっ付けて、フルスイングの構えに移る!
『おっと……これはこれは容赦がないですなあ!』
蒸気エンジンが湯気を吐き出しながら、バールが思いっきり振られてゆく!
頭を狙った一撃が容赦なく、頭部を砕きかねない強烈な一撃を叩き込んだ!
成功
🔵🔵🔴
ステラ・カガミ(サポート)
『よろしくね。』
人間のシンフォニア×サウンドソルジャー、20歳の女です。
普段の口調は「年相応の少女口調(あたし、~くん、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
踊り子兼歌姫なので歌ったり踊ったりすることが大好きです。
明るく好奇心旺盛な性格で、自慢の歌と踊りで旅費を稼ぎながら世界を回っています。
戦闘では歌や踊りを使っての援護に回ることが多く、ユーベルコードもそれに準じた使い方をします。
描写NGはありませんので、あらゆる用途で使って頂いて大丈夫です。
「あたしのとっておきの一曲よ!」
喉を整え、ステラ・カガミ(踊り子兼歌姫・f14046)は一つ息を吸う。
『おっと、どんなのを歌うので?』
徳の翡翠は無意識的にユーベルコード【洗脳人形~イェーガーコントロール~】を発動させていた。だが、彼の声は歌姫に届いていない。何故なら彼女はもう歌の世界に入っているのだ。
歌われる曲は|幻獣魔曲《ゲンジュウマキョク》。魔曲の魔力は何やら形作り始めた。それはまるで怪物の様な形をしている。
『おぉ、中々素晴らしい!』
英霊はこの魔曲に見入っている。徐々に徐々に怪物に輪郭が出来て来た。どうやら彼女のユーベルコードは既に発動させているのだ!
更に彼女の魔曲は続く。怪物の輪郭がはっきりとしたものへと変わった。
『おや?』
ふと、英霊は視界のうちに何やら妙なものが入って来た。この怪物は一体何なのか。呑気な事を考えたが、すぐに何が起きるかを理解してしまった。
『おっと……』
怪物は人形目掛けて飛び掛かる!
成功
🔵🔵🔴
バジル・サラザール(サポート)
『毒を盛って毒で制す、なんてね』
『大丈夫!?』
『あまり無理はしないでね』
年齢 32歳 女 7月25日生まれ
外見 167.6cm 青い瞳 緑髪 普通の肌
特徴 手足が長い 長髪 面倒見がいい 爬虫類が好き 胸が小さい
口調 女性的 私、相手の名前+ちゃん、ね、よ、なの、かしら?
下半身が蛇とのキマイラな闇医者×UDCエージェント
いわゆるラミア
バジリスク型UDCを宿しているらしい
表の顔は薬剤師、本人曰く薬剤師が本業
その割には大抵変な薬を作っている
毒の扱いに長け、毒を扱う戦闘を得意とする
医術の心得で簡単な治療も可能
マッドサイエンティストだが、怪我した人をほおっておけない一面も
アドリブ、連携歓迎
バジル・サラザール(猛毒系女史・f01544)は思案する。人形と言う非生物的な相手に毒物が通用するのだろうか。無機物をダメにする様な劇物であればいいだろう。だが、そんな劇物を持っていただろうか。
心当たりがないものだから、今回使うユーベルコードはいつもと違う事にした。
構えるユーベルコードはウィザード・ミサイル。ただし属性はいつもの毒属性ではなく、炎属性のそれだ。
『おっと、もしかするとアレですか。焼きますか?』
「残念ながら」
『さいですか……』
無意識のうちにユーベルコード【洗脳人形~イェーガーコントロール~】は発動した。もし次の瞬間に何か喋ろうものならばバジルは人形の言いなりになってしまうだろう。
だが、彼が言葉を紡ぐよりも先にウィザード・ミサイルが放たれた!
英霊を宿した人形はまるで人型の松明めいて大きく燃え上がる。
『……そうですねえ。次があるのならば今度はもう少し抵抗出来そうな肉体を選びましょうかね』
人形は炎に呑まれながら、そう呟いた。
成功
🔵🔵🔴
筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?
「邪魔をしないでくれるかな」
筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)は
『おっと、辛辣ですな……』
しれっと【洗脳人形~イェーガーコントロール~】を発動させていた――が、それよりも早く。
「――聖なる力、邪なる者を封じる力をここに」
筒石の眼鏡がピカッと光る! その途端、人形の動きが止まった。ユーベルコード【ヒプノシスリストラクション】による催眠により、動きが封じられたのである!
しかしそれでも一時的。すぐに決めねば動き始めるだろう。止めを刺す為に|熱線銃《ブラスター》を構えた。
狙いは人形頭部のこめかみ。出来る限り距離を詰め、動かない内に引き金を引く。ZAPと音を立て、|熱線銃《ブラスター》から光が矢の如く飛び出した!
『……壊されてしまったみたいですな』
英霊は堪忍したのか、霊体の腕を上げて降参した。完全に抵抗する気はなくしているのか、人形から出て来てからずっと両腕を上げている。
『大人しくしますからね……』
とにかく彼は降参している。多分事が済んだかもしれない。
成功
🔵🔵🔴
第3章 日常
『ケットシーカフェはいかが』
|
POW : ケットシーとたわむれる
SPD : ケットシーとたわむれる
WIZ : ケットシーとたわむれる
|
種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
『……ア!』
英霊たちは気まずそうにこちらを見つめていた。忘れてはならないが、彼らは脱走兵である。
だが、彼らは抵抗の意志は特に見せていない。ただ、カフェをエンジョイしているだけの様に見える。
『あのぉ……出来れば楽しんでも構いません?』
彼らは単なる客らしい。ならば彼らと事を構えるのは良くないだろう。
「あの……ご注文とかありますか?」
ケットシーは気まずげにこちらを見つめていた。
政木・朱鞠(サポート)
とりあえず、感覚共有した『忍法・繰り飯綱』を放ち【追跡】や【情報収集】で周囲を探って敵の分布や地形の情報を把握しておきたいね。
目標としている存在の大体の位置や大きさとかが解かれば良いんだけど、無理に深掘りしないように注意しないとね。
アドリブも連携もOK
政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)はなんだか困惑していた。一体なんだこの空気はといった具合に。
「ご注文は何に致しますか?」
ケットシーは注文伝票片手に伺って来る。こうなってしまうと下がろうものにも下がれない。
「それじゃあ、緑茶を一杯」
「緑茶を一杯ですね? かしこまりました……」
伝票にサラサラとペンを走らせたケットシーはさっさと店の奥へと引っ込んでしまった。
そして何とも言えない沈黙が漂う。一体どうすべきであろうか。
しばらくして、二人組のケットシーが現れた。そして座る政木の足元にすり寄った。まるで本物の猫の様に。
『おー……ヨシヨシ』
よく見れば他の客である英霊はケットシーを撫でているようだ。もしかするとこれがこの店の楽しみ方なのかもしれない。
「こうかしら……?」
ちょっと粗目に、でも気持ち優しくケットシーの頭を撫でてみた。
「なあん……」
気持ち良いのか、微妙なのか、まるで何とも言えない声を上げていた。でも、満足げな表情をしていそうなので多分これが良いのかもしれない。
成功
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冷泉院・卯月(サポート)
勿論お仕事は大事ですけどぉ、折角なら珍しい物や新しい物も見つけたいですよねぇ~。
あ、ご一緒される方がいらっしゃればぁ、一緒に頑張りましょうねぇ~。
あまり戦闘は得意ではないですけどぉ、ぶちくんとたれちゃんの力も借りてぇ、頑張っちゃいますよぉ~。
遠距離なら二人に短杖になってもらって魔法弾を撃ったりぃ、
接近戦なら二人で力を合わせて杵になってもらって頑張っちゃいますぅ~。
パラドクスは状況に応じて臨機応変に使いましょうかぁ~。
戦闘以外なら運転なんかも得意なのでぇ、何処へでもお届けしちゃいますよぉ~。
道中も楽しいことが見つかるといいですよねぇ~。
「それじゃあよろしくお願いいたしますにゃあ」
「は~い、よろしくお願いしますねぇ~」
冷泉院・卯月(壱七八あーる・f40880)はそれとなくカフェを満喫しようとしていた。
「よ~しよしよし」
「ふ、ふわあああ……」
ケットシーを軽くなでた途端に、骨抜きにされたのかまるで抜けた声を上げている。もしかすると動物使いの技能が高いからなのかもしれない。
ナデナデはまだ続く。もうふにゃふにゃとなってしまい、すっかり腰が抜けてしまっている。
『すっげえなあ……骨抜きだよ、ありゃあもうしばらく立てないなあ』
遠巻きに見ている英霊たちは感心したような目線を向けている。もしかするとここまで骨抜きにした英霊は居ないのかもしれない。
『それにしてもまさかそんなに出来る奴が居るだなんて……すっごぉい』
冷泉院の手付きや動きを観察してはそれとなく動きを真似している。どうやら英霊たちは動物使いの技能を手に入れようとしているらしい。
『おお』
感心したような声も上げた。
成功
🔵🔵🔴
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。
口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。
食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆
※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。
ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)とケットシーの二人はにゃあにゃあ言い合いながら、何やら色々食べている。
「うみゃあ!」
「美味しいにゃあ!」
猫っぽい人狼とケットシーの二人は仲良く飯やらおやつらしきものを食べ続けている。山みたいに積み上げられていたそれらはまるでごっそりと手で削る様にドンドンと食料の山は削られてゆく。
「おかわり!」
「沢山食べたいのにゃ♪」
ケットシーはなんと先程の量をまた出せと要求してきた。あんな量を食べてもなお、二人の胃袋はまだ余裕があるようで、まだかなまだかなと無邪気な表情を見せている。
「は、はーい……」
勘弁してくれと愚痴を漏らしながらも、店員ケットシーは厨房へと引っ込んでいった。しばらくした後にワゴンに乗せられた食料の山がやって来る。
目を輝かせた二人組はまたもやガツガツと食べ始めた。この調子だと店の食料は全部この二人に食べ尽くされるかもしれない。
『……こりゃあ俺らは出禁かもな』
英霊は静かにそう呟いた。
成功
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