めしませ悪魔的レストラン
やあやあ|猟兵共《おまえたち》、こんな噂をご存知か。
デビルキングワールド、何処とも知れぬ場所にゃ壮大な迷宮が出来ておいでで。そこに行けば『しっかりと盛り付けされた美味いもん』ってのがたらふく食えるって話だ。そこの主の名を魔王ビストログルメ……ああ、今じゃ亡くなって久しいが、とんでもなく悪魔的に美味いもんをそこでたぁくさん作り続けてたらしいが、あの迷宮自身もそうなったってのが誰かの口コミだったようなそうでもないような、まあ兎に角だ、迷宮自体がシェフとなってるのも悪い噂じゃあないと思うのさ。行ってみるかい、食べてみるかい。焼きそばから超高級の逸品まで、全部が全部美味なようだ。
但し気をつけな。噂ってのは風なんだ、今じゃ既に数多の過去が棲みついてたらふく食ってるのだよ……。
そんな風の噂、誰が短く噛み砕く?
「……お腹が空いた」
黒髪に桜の枝花を戴いた桜の精が噛み砕く。
くぅ。腹が減っては戦は出来ぬ。
「……?」
But she must carry out the mission of grimoire, for now!
「ぁ」
|猟兵共《おまえたち》に見られていたのだ料理を食べたがるような空白。
何事もなかったかのように向き直って。
「……ええと。
デビルキングワールドの迷宮の一つ『リストランテ・ハロウィーン』に向かってくださいね」
簡単に、短く噛み砕くのだ。
「そこに巣食うオブリビオンを倒していけば、全世界を巡るハロウィンパーティを安全に開催できるはずです」
ハロウィンを護る為でもあったのだよ。
「ただ数が多い上……其処の料理をこれでもかと食べまくった後です、力を相当増すでしょう。よって倒すのは一人に絞ります。勇者リリリリの力もお借りします」
彼女もそこに既にいるみたいですからね、と。また悪魔的に大暴れすることになりそうな機運の高まり方、食欲をそそるったら。
「こちらも料理を楽しむことで準備を終えましょうね。相応しい食べ方が必要です……それこそガツガツ思いっきり食べられるようなハンバーガーや、テーブルマナーを必要とするような高級料理まで出てくるものですから」
品揃えが無限大、楽しみもそそられるったら。
「長く居すぎるとラスボスがこちらに気づいて迫ってくるでしょうが……焦ることはありません。正しく食べて、デビルパワーで以て過去を鎮めましょうね」
期待高まってしょうがない。左手くるり。
「どうぞ、良い食事を」
川内主将
お世話になっております。
料理をいっぱい食べられるんですねやったー!
全2章構成になります。第1章で料理を楽しみ、第2章で思いっきりオブリビオンのラスボスをぶっ倒しましょう。
第1章の料理、それぞれの料理に相応しい食べ方で食べることが出来たのならデビルパワーマシマシ、第2章において自動的にプレイングボーナスを得ることが出来ます。大事に食べよう。
後第2章は勇者リリリリも居ります。一緒に戦おう(流石にフォーミュラ程の強さではありませんが、相当に強いです)!
第2章のラスボスオブリビオンは『ワルの遊園地』を裏から操り運営していたとのことですが、今回も超絶にワルなことを考えていると思われます。
以上、よろしくお願いいたします。
第1章 日常
『リストランテ・ハロウィーン!』
|
POW : ボリュームのある料理を豪快に食べる
SPD : 気軽な軽食をライトに食べる
WIZ : 洗練されたマナーで高級料理を食べる
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
降りてみな、降りてみな。
おっと、登りもいけるのか。
地上100階地下100階、構造としてもとんでもない造り方であったことよリストランテ。建築基準法は如何した……その世の常識が悪魔的だからとうに飛び越したに違いない、兎も角かの魔王ビストログルメの手腕、“つくる”ことに於いては凄まじいものであったと言えよう。美味しい匂いが漂って、漂って。行けば行く程に景色に悪魔たち、ああ全部オブリビオンなのが厄介だな、「話が何もかもちげえんだよ」だの「こんなの食ってないとやってらんないよ」だの「あの勇者め何故生きて」だの全てもぐもぐに消えるが運命、誰も彼もが魔王の施しに預かろうとしているものだから必死だったのだよ。
しかし、焦ることなぞあるまい。
誰もいない階層があったんだ、幾つなのかは最早どうだって宜しい……見よ。
広大なテーブルだ、複数人なんて規模では無え、宴会までできるんじゃないかって疑う程の豪勢な……嗚呼セッティングだけでも豪勢だってのに、無限に|出現《ポップ》するようなその光景、まさに美味の二文字を目に焼き付けるような料理の数々。
|猟兵共《おまえたち》も望むが宜しい……本当に何でもあるのだよ。とても温かくチーズとろけるハンバーガーに、肉汁たっぷり火加減自在の絶品レアステーキ、果てはテーブルを幾ら埋め尽くしても足りないフルコースetc, etc…
強欲であれ、|悪《ただ》しく食べるのだ。
フィフィ・ファルクス
なるほど、美味しそうな料理が山盛りですね。ですが私はクールでビューティーなサイボーグなので節度を弁えた食事を……いやめっちゃ美味しそうですねUC発動。
悪魔「こういう時こそ品性を忘れずに節制するのが大切だぞ…」
天使「いいじゃないですかいっぱい食べましょうその方が絶対気持ちいいし幸せですよ…」
うーんこれはどう見ても天使が正しい。では悪食開始です、美味な品々をいっぱい味わうとしましょうひゃっほう。
「まあ私は感情のないサイボーグなのでこんなもの食べたところで別になにも感じま美味しーい!!」(台詞
唯一分かるのが自分の名前だ、
「なるほど、美味しそうな料理が山盛りですね」
唯一から繋がって多くが分かるんだ。今だってほら、見よ、テーブル、|猟兵《おまえ》の席の其処彼処、綺麗に盛り付けられし様々な|料理《ゆうわく》。今日の品揃えはがっつりジューシーなやつだ、焼き立てアツアツのハンバーグステーキを初めとしてボリューム満点の肉料理いっぱい。
しかしこういう時確かに節度は大事だな、だって|猟兵《おまえ》はフィフィ・ファルクス、今日という今日を迎え続け図太く生きるサイボーグ。幾度でも情報を常に更新していけ。そうらクールでビューティーに、それこそバーバリアンに仕上がって……、
絶品の香り。
「いやめっちゃ美味しそうですね」
訊いてみてAIに。天使と悪魔――Which one?
「こういう時こそ品性を忘れずに節制するのが大切だぞ…」
OMG it’s so |diabolic《あくまらしい》.
「いいじゃないですかいっぱい食べましょうその方が絶対気持ちいいし幸せですよ…」
促す天使、全く以って悪い誘惑。逆なんだ悉く、デビルキングワールドじゃあ悪魔が善良なのが世の常なのだから仕方ない。だが正しさを見てみるがいい、
「うーんこれはどう見ても天使が正しい」
清く正しくかっ喰らうしかあるまいよ。
有言実行、ナイフとフォークがあるもんだが持ったらばハンバーグをば豪快に切り分けて思いっきりぱくり。途端に広がるジューシー肉汁、とんでもなく悪魔的な食べ応えが襲ってきたんだ甘んじて受け入れてひゃっほう。
「まあわたしは感情のないサイボーグなのでこんなもの食べたところで別になにも感じま美味しーい!!」
大渋滞だ、噛んで飲み込め|欲望《singularity》。ハンバーグを食べたくらいじゃ足りないな、次もその次もと尽きることの無い美味を、そんな欲しがりな今日を生き抜いてみせるがいい。あらまあ、その次がこんがり焼け色のついた骨付き肉か。じゃあ骨をば手に持って喰らいつけ。骨ごといくかのように……なんたる悪食、これまた凄まじい食べ応えで止まる気がしないんだ!
噛めば噛む程に、食らえば喰らうほどに満たされるそうだそれが現実を生きるということ。
「ふぅ……完食です。やはりわたしの中の天使に従って正解でしたね」
漲って居る。
大成功
🔵🔵🔵
弓落・高寿
わあい美味いもん。我、美味いもん大好き。
『食べ物に見合った作法』とやらがよく分からんが…余程の事がなければ大丈夫だろう。
所望するのは故郷では食べられぬもの。あぁ、さくらみらーじゅで食した洋食とやらが美味しかったので、そのような類いの…まずはおむらいすをとって─食す前には忘れずに「いただきます」と。
一通り食べ終えたら次は|甘いもの《でざーと》に|甘いもの《すいーつ》、|甘いもの《かんみるい》。
いやほら、食えば食うほど強くなるのだろ。だから仕方ない、仕方ないのだ…あ、おかわり。次。
鼻腔を擽ることだ、其処彼処。
「わあい美味いもん。我、美味いもん大好き」
オブリビオンたちが相応しい食に夢中なもんだから本当にそうなのだよ、故郷じゃ食べられぬものを食べたいとやってきた弓落・高寿、平安京異邦人であるからして『食べ物に見合った作法』とやらがよく分からん、となっていたものだけど。
(余程の事がなければ大丈夫だろう)
さあさ空いている席に、オブリビオンたちの気付かぬような席にお着きなされ。そして思い出せ、どんな物が印象に残ったか……おお、そうそう、桜咲き乱れる大正の世、洋食がとても美味しかったのだと記憶して居る。
願ってもみればほら、眼前にその洋食。兎も角作法よく食べれば良いと理解せよ、オムライスの盛り付けられたお皿をとっては……
「いただきます」
この一言だけでも実に良いもんです、何かが変わったと感じる前にスプーンで一掬いして、それでほら、口に運んでみると分かるのさ。
「……んん。美味い」
堪能しているな、熱々だな、炊き立てご飯に熱々卵にケチャップの絡み合う素敵な美味しさが身に染み渡るのだよ。一口食べればその度に手が止まらない、そうして『見合った作法』の実現の為に一口一口を確実に、丁寧に。繰り返し繰り返すサイクル、とても満足度が高いように感じることが出来ればその調子。
ああ、食べ終えてしまったな。まだ欲しいと感じるな、小腹さえも埋めなくては。
大丈夫、デザートがありますよ。餡子入りのおまんじゅうに……なんと桜プリンなるものまで。世界が世界を学ぶようだ、それとも魔王ビストログルメの遊び心か、流石に桜の花びらまでは乗らぬが、淡い桜の色合いが実に食欲を誘うもんだから本当に|あまくて《でざーと》、|あまくて《すいーつ》、|あまくて《かんみるい》。
止まることを知らぬのだその身、だって仕方ないのだよ。もちもち食感に和溢れる餡の甘さが口の中を占拠する度に、プリンのぷるぷる感、口に入れた瞬間蕩け出す味わいを感じる度に、体の奥底へ、隅々へ何か悪魔的な力が流れていくのを感じるのだ、いっそ壮絶なくらいの悪魔的な奔流とでも言ったらいいのか、相応しいようだったからこそ強くなる、強くなる、そうしてまだまだ、
「…あ、おかわり。次」
|強くなる《For the next step.》。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『『真のラスボス』総支配人・オーレリア嬢』
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POW : 【崩壊】ハートブレイク・エンド
【滴る毒腺から瘴気を、瞳に灯した邪悪な光 】から、戦場全体に「敵味方を識別する【肉体と精神を侵蝕する瘴気の渦と邪気の光】」を放ち、ダメージと【行動不能、精神異常、傀儡化、自我喪失】の状態異常を与える。
SPD : 【死棘】スーサイド・ステップ
【伸縮自在の刺胞と幻影を纏ったステップ 】で敵の間合いに踏み込み、【触れた領域を毒に変える結界を形成する魔術】を放ちながら4回攻撃する。全て命中すると敵は死ぬ。
WIZ : 【禁断】エクリプス・オーレリア
自身の【捨てる事で、太陽の光を遮断する海月の傘 】を捨て【存在感が正気を奪う、底知れない昏い海の月】に変身する。防御力10倍と欠損部位再生力を得るが、太陽光でダメージを受ける。
イラスト:わにら
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「ファラリス・ミルメレク」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
|つくてーん《※Silent》。
「リリリリだ」
悪魔的な勇者です。
「お腹がいっぱい」
唇の端のクリームを舌がさらって。
「元気もいっぱい」
漲り過ぎたその力。
「ご馳走を食べたリリリリは、」
是非是非使ってくださいませ――
「ちょっぴり運動がしたいかも」
「な、何がちょっぴりだというのですか!」
――What’s up, lady?
どうしてもリリリリが邪魔だったのだよ。
「折角ここで料理をたくさん食べて、悪いことが出来ると思ったのに」
具体性を持ってみたならばマジに悪魔的。
「このリストランテを大きな遊園地に作り替えて、傘下に置けると思ったのに!」
凄まじいことを考えるものだが駄々が些か強いらしい。
「勇者などいたら、お仕舞いではないですかああああ!」
なので躾けてやるが宜しい。
「そう――猟兵も一緒なのでパワーがもりもり」
「っい!? まさか猟兵、勇者と一緒……!?」
食後の運動こそ、きちんとしなされ。
「ほれこのようにパワーも爆発します」
「そ、そんなことがあああああ!!」
アラタマ・ミコト
極楽浄土にて習得せし御業で皆様方を「ひーる」致します!
完全回復でございます。
さあ、妖共との戦いももう一踏ん張りと参りましょう。
……皆様方が極楽浄土で相まみえた「もんすたー」というものになっております。
これはばぐではないのです!
極楽浄土でで言うちーとというものなのです!……多分なのです!!
止めることが叶うのだよ――用意は宜しいか。
「むむ! これは妖……あくまなるものなのですか!」
そうなのだ|荒魂鎮神命《あらたましずむるのかみのみこと》、此度は|ラスボス《オーレリア嬢》が悪さをしようというものだからしかと止めてみせるが|猟兵《おまえ》の使命。
「一緒にたくさん頑張るといいことあるかも〜!」
「はい、頑張るのです!」
そう言ったならば位置でも変えようか、リリリリのみを視界に収めることにした、ヒールすべきはきっと猛威を振るうべき悪魔にあるのか――否勇者が運動を頑張ると知れるからこその励ましであるか――香気が極楽つれて漂ってくるぞほうらゆらり、すまない嬢よ香気は今勇者のみのもの。
「ほああ、これ、とってもいい匂い――!」
勇者が悪魔的にも、
「いっぱい頑張っちゃえるかもーーー!!」
「ひいいいい!!?」
反射で|悪魔《つき》が|海月《かさ》を捨ててやがる、昏い海の月そのものが最後の刺客なのだと知るがよろしい、しかしなんだ、それすら圧し通してみせるような覇気を勇者に呼び込んだのは何を隠そうこの神なのだ、
「なんだか極楽浄土で相まみえた『もんすたー』というものですけど――」
「もんすたー的に強いのも、すごくいいかも!」
では極楽浄土よ二人歩きをしなされ、伝説鍛冶師ウサギの鍛造せし刀をば手に、立ち所にミコトが袈裟懸けで嬢を真っ二つに斬り裂きますならば。
「う!?」
その深手、あっという間に治りかけるところなのだけど。
「なんの、負けるものですk」
「ほれこのように剣で!」
刺し貫くぞざくり――こじ開けることも出来ます! の言葉が響くならば悪魔的料理の齎す|力《バフ》に合わせ徐々に実現していく深い傷なのだ、抉れ抉れと世界が命令するかのようだ、嗚呼この世とはなんとも無情なものよ、ラスボスが必ず負けを刻むように出来ていくのが殊更に世の常らしくあることなのだよ!
事実大きくよろめくオーレリア嬢、さすがは料理の力だ、同じく食っているはずだが猟兵か最期かという運命なのか、もう跳ね上がる防御力と欠損の回復力が完全に意味を為していらっしゃらない、深々と腹に出来た傷がなんと食後に悪いことやら。
「おのれ悪魔に、猟兵!! 海の月が、負けるはずは――」
「これが極楽浄土でで言うちーとというものなのです! ……多分なのです!!」
誠に美しくあるのだよ――ぱちぱち拍手するリリリリだ。
大成功
🔵🔵🔵
柳・依月(サポート)
俺は柳依月、UDCアースの大学生だ。……だが、実は人間じゃない。妖怪だ。それでも俺は人間が好きで人間と共にある。彼らの日常を守る為、てのが俺の戦う理由になるのかな。
戦闘時は基本仕込み番傘での近接戦だが、中長距離や支援に回る時などは呪髪糸や禍魂による呪いなんかも使用する。
非戦闘なら情報収集が得意だ。主にネットだが、聞き込みとかもする。【化術】も得意だからな。
以下PL
ギャグ系の状況でもノリはいい方です。
UCは指定した物をどれでも使用し(詠唱ご自由に)、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
「……さて」
思うのです柳・依月、再び勇者の|蛮行《ロア》でも|視聴《ごらん》になれるかと。
「いっぱい、食べたか?」
「勿論リリリリは! 大満足です!」
「ううぅ、また猟兵が増えている!?」
確か|先程《ぜんかい》見た時はちょうど運動不足のあれそれが過去に変わり果てた姿を齎していたのだったか、なんとか――、
「そういう、もんだろ。猟兵ってのは」
嗚呼広げている、番傘をさして居る。丁度目の前に咲いていたというのだ魔術が、まるで自殺でも誘うかの様なステップだ、海月の毒が染み込む様な自然性が心惑わせようとしてくるから大変ったらありゃしない、でも|猟兵《おまえ》、|オカルト好き《かたられるがわ》だというので無敵ったらありゃしない。二、三、四全て鮮やかに受け止めた給へ、その傘で海月が如く、丁寧に魔術を防いでしまって発動の芽も植えられていない様であれば素早く傘を取り回し飛び回るのだくるくる、しゅたり。最高に舞う様な時間、気づけば死の棘の領域なんぞ物言わぬ花なことよ、ゆっくり背を伸ばし余裕の空白を作らんとするところにはリリリリが助けに入って、オーレリア嬢と踊る踊る、その盾で上手く向こうのリードをいなし導くかの様だ、こりゃスムーズに進み過ぎる。
「実はリリリリ、ダンスも得意かも」
「もう何でも出来るではないですか!! だいたい猟兵にしたって、私の毒の魔術を、結界さえ作らせてくれないなんて――」
「一方的、だろう?」
おやまあお嬢様、ラスボスの御手に何が伸びている?
「蝕むってのは、そういうもんだ。また一つ語らせてくれ」
きれいな|御髪《いと》が伸びて居る。
気づけばほら雁字搦めだ、もりもり食事にデビルパワーでなくともこのレベチ、始末がつきすぎて状況が可愛らしいことに……ああ呪詛はとても恐ろしいものであるのだよ、くるしいくるしいと直接的に言い聞かせてくるものだ痛みで恐怖で、未知の怪談らしき――、
「……お腹がいっぱいのところ、悪いんだけどな」
お腹がはち切れそうになっていやしないか、嬢。
成功
🔵🔵🔴
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、可能なら末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。
基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
「にゃあ」
美味しそうな匂いが遅くに鼻腔をくすぐろうと。
「今日は誰も彼もがお腹いっぱいにゃ? 食後の運動が大切にゃ」
|ねこ《dwarf》は変わらずお仕事であることよ。
「猫でないのににゃあと鳴くのですか!?」
「そういうものにゃ。まああたしも事の詳細はよくわかってにゃいけど」
状況を掴まずに迷い込むことだってあろう、猫とは多くが気紛れなもの、平和に平凡に暮らしていた少女それがアイクル・エフジェイコペン、底抜けにいってみましょうか。嬢をじいっとよく見てはこう申せ、
「なんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ」
「なんとなくで襲ってこないで!!」
にゃに力を入れましょう。可愛らしい|悲鳴《ツッコミ》なぞ届くものかは、直後にかなり強めの|袈裟懸け《ずばーん》を差し入れたのが勇者なんですよ。
「人生は流れと勢いでもあるかも。一緒にワルになってみる?」
「にゃあ」
曖昧な鳴き声だ、ワルのお誘いは口じゃお預けか、行動で示すスマート性、ゆるりにゃんにゃん素手でGO、正確無比に右の拳を突き出せば制限されるラスボスの動き、踏み込みから次の技への繋がりに至るまで“正統派”のイメージを込めてみて。徐々に共に追い詰めて、おっと傘が飛んできたぞ危ないな、海の月がこちらを覗いているような気がしてならないのだけど――
「にゃあーーーーーーもう、」
――見ているからこその相殺行動。
「ええいうっとーしーに゛ゃっ!!」
勇者の代わりに飛び抜けて、月を落とし給へ全力で。無茶苦茶にも気に入らないのだよ、何だかむかむかしてしょうがない、フラストレーションは解消するに限る。見よ、砕かれんばかりの勢いで月が、嬢に転じては泣きそうな顔をしていらっしゃったので、状況は更に良く進んだものと判断できる、といったところ。
「あなた、無茶苦茶ですわっ!! ほんとに、」
「気に入らないものは気に入らないに゛ゃ、そういう気分にゃっ!」
今度は勇者と一緒にワンツーパンチ――決まったぜ。
成功
🔵🔵🔴
高嶋・瑞希(サポート)
絡み・アドリブ歓迎
戦闘開始と同時に「イグニッション!」の掛け声で武装を装着し戦闘状態へ移行します。
遠距離では結晶輪と氷霊手の「エネルギー弾」「誘導弾」で攻撃、近距離ではなぎなた、七支刀、アイスガントレットを使い分けて攻撃します。
敵の攻撃は「気配感知」「第六感」「霊的防護」「オーラ防御」「武器受け」で回避又は防御します。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
その次もさくりと繋げましょうと。
「イグニッション!」
元気な掛け声一発、二発目はなんだ紫の穂が――
「くうっ!?」
「おお!」
気にさせる暇だって与えない。薙刀だったのだよ、かように鋭い一撃、上半身狙い突き込むような攻撃の一手もまた、間違い無くオーレリア嬢を追い詰める武器の一つなのであるからして。見ればそこに高嶋・瑞希、武装を正しくその身に纏いて馳せ参じるが道理。
「助けに参りました――ここは協力し、向こうを抑えましょう」
「そうしよう! ほれリリリリとっても腕がぶんぶん!」
ぐるぐる回る腕にふふ、と声を溢せば研ぎ澄ますのだ精神、そして舞うのだよ巫覡載霊の舞。ご覧あれ、神霊体のその守りたるや伊達ではないので。
「くう……ですが何度も、月は落ちないものですわっっ」
何度傘を捨てる気ですかお嬢様、また海の月がお目見えに。しかして10倍の防御力ととんでもない再生力は今度こそ直に立ち向かう必要が出てくるものだがはたして、動いたものだ|猟兵共《おまえたち》。
「こういう時はゴリ押しで攻める時かも!」
「であれば――これが確かに適任ですね」
気をつけ給へ、デビルパワーがあまりにもはち切れそうな感じである。加えて瑞希のユーベルコード、薙刀に力を齎すものでもあるのだ。滲み出て流れている衝撃波の威力たるや、いっぺんにぶつけてみれば計り知れないというのに。
「「せーのっ」」
一斉にぶつけて見た結果、爽快にも響き続ける音。ぐぐぐとめり込ませてみて、力で圧し続けるならば力こそパワー、ただぶつけ続けて証明するのだ結果をば。試せばわかる、もう少しだ、ひびが入ってはばりばりと砕けそうで――。
「きゃああああああ!?」
バリバリと砕いて見た結果がこれ。海の月は啖呵に反しまた落ちて、無防備になってしまわれたオーレリア嬢の、塞がらぬ開いた口。こりゃ10倍を挟むのは、無理そうで。
「うまく、いきましたね」
「やっぱり無敵かも!」
瞬間凄まじい勢いで吹き飛ばされていく嬢――再度の薙刀と一閃、実に力溢れていて。
成功
🔵🔵🔴
蒋・ジュディ
●SPD
こんなに食べると血糖値の爆上がりで|眠くなって《至って》しまいそうだけど、そこは悪魔的な勇者様ってところかしらね?
けれども、少し眠くなったら遠慮なく言って頂戴
私に乗せてあげて、落とさず走り続けるわよ
触れた領域を毒に変える結界を形成する魔術を行使しているけど…サイキック由来のサーヴァントとは言え機械のライドキャリバーに通用するかしら?
『フリーダムブレイズ』で効果をそっくりそのままお返しするけど、流石に4回もアクセルターンして轢き続けるのは現実的ではないわ
だから、私が突破口を切り開いて、破った結界から勇者様がズバッとヤってくれれば問題ないわ
さて眠るものだろうか勇者が。
「こんなに食べると血糖値の爆上がりで|眠くなって《至って》しまいそうだけど」
少なくとも安らかではなさそうか。今日も元気に大暴れ、という文が似合うくらいには騒がしいんだ|かの娘《5thKING》――そこは悪魔的な勇者様ってところかしらね? 溢した言葉が実に芸術的。
「けれども、少し眠くなったら遠慮なく言って頂戴」
「リリリリはとっても大丈夫ー! ほれこのように」
なんだっけ。はしゃぎすぎたので子供みたいに瞼が重くなるもんです。
「ちょっとおやすみがしたいかも」
「わかったわ」
Then how about you?
「私に乗って。飛ばしていくわよ」
|機械《ライドキャリバー》に寝る道理などあるものかは。
「ううう、ちょっと楽になるかと思いましたのに……!」
「残念、簡単にはいかないわよ?」
それが蒋・ジュディだ、逆にリリリリがとことん楽を出来る乗り心地、風にでもなってみるかと法則が囁くのだよ――瞼を閉じ少しzzzな勇者乗せてほら、エンジン全開でバイクが縦横無尽!
「直接潰すのも、本当に楽じゃないですわね……!!」
スーサイド・ステップを踏まなきゃな、伸縮自在の刺胞が飢えて居る、バイクに近づこうにも轢かれたくないな、ただ魔術の触れた場所が毒で満たされるものだからちょっとコースがハンドリングが制限されて――二度打ったが外れているような感じを向こうは――、
「サイキック由来のサーヴァントとは言え機械のライドキャリバーに通用するかしら?」
こちらはそう紡ぎながら組み立てるのだブチ抜ける手順、制限を受けた分だけ考えさせようか、燃えて燃えて燃え盛れ、ボッと火がついたならば魂の奥底まで燃え上がるのがきっと心地が良いものだろうから、そのうえ|感情《こころ》が冷たくクールに決まっていて、そのせいだろう、三も四もジュディを妨げない、ただ単純なお返しじゃ嬢は満足なぞしないだろうから!
「思い切り――アクセルしましょう!」
真っ直ぐに突っ切って――嬢が己の身を庇う――突破、すぐ近くを錐揉み舞う嬢だ、
「さあ起きて、勇者様!」
ぱちぱち、瞬きの音なぞ聴こえない。一閃――穿つ音なぞ、勢い全開のエンジンの音に埋め尽くされて聴こえない。
ただ、ちゃんとこの目で見ていたものだから。
「遊園地計画がっ、台無しですわ〜〜〜っ!」
その言葉だけで理解がいったものだ――
はてさて、勇者が言うには、いっぱい|猟兵共《おまえたち》と暴れ回れて、
「リリリリ、とっても満足かも!」
――だそうです。
大成功
🔵🔵🔵