if 僵尸量産化計画~dead end
●僵尸大好き邪仙 黒道・
梦蝶姐さん
封神武侠界において人街の力を持つ仙人の中には邪悪に身を染めた邪仙と呼ばれる者達がいる。
その中でも美女を僵尸化することを愛する巨乳邪仙・梦蝶と呼ばれる女は特に危険であり、これまでに幾人もの犠牲者を僵尸化させてきたという曰くつきの邪仙。
今日も強く美しい僵尸の新素体が手に入り彼女はご機嫌だった。
「うふふ❤️ まさかこんな極上の素材が手に入るなんて。たまに人里に出てきてみるものね♪」
普段潜伏している地から離れ導師が住まうという小屋にいるところに現れた極上で蠱惑的な美を持つ娘を一目見て思った。
この娘を素体にすれば新しく考案したばかりの増殖する僵尸の母胎にバッチリだと。
「あらあら、こんな辺鄙な所までどうなさったの?」
「こちらに仙人様がいらっしゃると聞いていてもたってもいられず!」
興奮気味に話を続けるリサ。目の前の女性がまさか邪仙であるとは露ほども疑わず胸に秘めていた“殖える”ということについていくつも問いかけ二人は夜遅くまで話し込んでしまった。
新しい境地をいくつも聞かせてもらった気がする。この梦蝶という女仙はどうやら僵尸についても詳しいらしくそれはそれは新しく練られた術式の話は耳を疑うばかりの素晴らしさだ。
曰く、死体である僵尸でありながら子を孕みそして生み続けることが出来る特殊な個体。
死せる身体はもはや休息を必要とせず常時孕み続けることができる禁断の術式。生態系を狂わせるには十分なその内容にも目を輝かせ聞き入っていたリサ。
(ん……眠い。ちょっと話し込みすぎたかしら)
何杯目かの茶をお替りし眠気が襲ってきた。目の前にはニコニコと話し相手になってくれている梦蝶。
重くなっていく瞼、そしてプツンと意識が途切れリサは深い眠りについていった。
魔境の叡智を授かろうとこの地を訪れたリサ・コットンテイル(ダークメサイア・f44387)にとってこのような辺境が自分の最期の地となろうとは思いもよらなかったに違いない……。
「……急急如律令!」
巨乳邪仙・梦蝶が呪を唱えると同時に寝かされていたリサの肉体から魂魄が飛び出し、そして黄色の符に吸い込まれていくと血のような赤色の文字が浮かび上がり封じられてしまう。
術式によって符に定着させられた魂は身体に戻ることもできず次第にその意識は希薄なものになっていくしかない。
魂魄が抜け落ちた肉体は徐々に死へと近づき最終的にはただの屍と成り果ててしまう。
だがこの場合は違うのだ。
「僵尸は成長も生殖も可能。喜びなさい、貴女の“夢”は叶ったわ❤️」
妖艶なる邪仙はそっと僵尸の肢体を指で撫でながら怪しく微笑む。
腹に淫紋を刻まれ特殊な製法で生み出された新たなる怪異。精を貪り仔を孕む死せる孕み袋。
魂を封じられ肉体は僵尸と成り果てた……もはやここにいるのはリサという女ではなく、ただの淫らな残滓でしかなかった。
●淫魔僵尸の怪
封神武侠界の片田舎で事件は静かに起こっていた。官憲の目が届かぬ寒村に近頃現れるという魔性の女の噂だ。
静寂に包み込まれた農村の扉が静かに開けられ独特のリズムで室内へと入ってきた妖艶な女は、眠っていた男の枕元に立つと欲望に塗れた笑みで口元をゆっくりと開いた。
「あぁ❤️ 愛しのあなた……今宵わたしと結ばれ仔を為しましょう❤️」
僵尸伝統の衣装とは似ても似つかない露出度の高い服装をしたリサだったモノ。
額そして胸と股間に貼られている符から滲み出る淫気はもう抑えきれてはいない。
もはや男の顔も体格も気にせず見つめているのはその股間のみ。蛇を思わせる長い舌をジュルリと伸ばしゆっくりと屈みこんでいく。
「んっ、なんだ……股が熱い?」
眠っていた男はまるで天国に昇るかのような夢心地から覚め股間に感じるザラザラとした舌の感触に驚きそして唸った。
「お、お前いった何を……うっ!!」
声を出そうとした瞬間カリっと舌が這い我慢の限界が訪れた。ドクドクと欲望が吐き出され見知らぬ
女の口内へとそれは流し込まれていく。
「んぐんぐっぷは❤️ あぁ……元気そうな子種汁ぅ❤️ 今度はわたしの奥までちゃんと届かせてね❤️」
「なっ、なにを……おぉぉ、なんだこれと熱いっ」
出したばかりだというのに硬さを失わない男の肉棒に跨り僵尸と化したリサは迷わず股間で咥えこんでいく。
体重をかけるだけで奥まで一気に突き刺され仰け反るも本番はここからだ。
こうして来る日も来る日もあちらこちらの村で男が見知らぬ僵尸に精を奪うという事件があったのは確か。
だがそれ以上の実害がない者でそれ以上調べられることも無くただただ月日だけが流れていき、いつしかそのような噂も忘れ去られようとしていた。
だがそれは表向きの事……事件の問題点は何も解決していなかった。
「おほっ❤️ 産まれ、産まれまひゅぅ❤️」
邪仙 黒道・梦蝶が用意した小屋から漏れ出すリサの甘く切ない声。そして同時にその場から漏れ出す妖気はあまりにも禍々しく呪われてしまっている。
専用の孕み僵尸と成り果てたリサの周囲には何人もの
生まれたての僵尸が鳴き声をあげこの世に出現してしまっていた。
殖えるということに固執していたリサ、その夢はこうしてかなったかもしれない。
だがしかし僵尸と成り果てたことで心は封じられ自我も何もない状態でその喜びを知ることは一生ない。
そしてこの時点においてもはやリサは村の人々を襲ったりする必要がなくなっていた。
自分で生み出した仔達はあっという間に成長し、そして親たるリサと交わりさらに濃くなっていく僵尸の呪われた血。
メリメリメリと肉の引き裂けるような音と共に生み出された新たなる僵尸がベチャリと床に転がった。
ヤリとげたとばかりビクビクと痙攣し元の体形へと戻れたリサはガニ股のまま倒れこみ失った仙力が回復するまで暫しの休息へと入った。
次にリサの名が歴史書に現れたのは、とある領主に献上され国を亡ぼすまでに至らしめた
肉人形としてのことだという……。
成功
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