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首を長くして待ってます

#エンドブレイカー! #戦後 #ギガンティア #紅華騎士団

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●growth,enhance,expand
「ここを超えれば、私も成長できる……!」
 ぽっかりと口を開けた洞窟の前で、剣を携える少女が一人。
 その身体は細身ではあるが、腕や足にはどうにかつけたと思しき筋肉がそこそこ。そしてその服装は、細くきついハイレグにマントを羽織ったどこぞの悪の女幹部的なものであった。
 少女の目の前にある洞窟は、どこの地図にも載っていないある日突然現れたとしか思えない不可思議なもの。だが、なぜか彼女にはこの洞窟が自分を成長させてくれるものだという揺るぎない確信があった。
「そうなれば、私もきっと騎士団に……!」
 細腕に剣を握り、少女は洞窟へと踏み入った。そして一階層ほど降りたところで、彼女を異形の影が取り囲んだ。一見すれば着物姿の若き少女だが、身長と同じほどの長さまで伸びた首と刃物のような爪。そしてその着物はなぜかみしみしと音を立てていた。
「出たな!」
 少女は臆することなく剣を振り上げる。その瞬間。
「なああああああっ!?」
 その胸が、数倍の巨大さに膨れ上がった。

●選ばれたのは
「こんにちは、依頼です……」
 アレクサンドラ・ヒュンディン(狗孤鈍狼・f25572)が猟兵たちに挨拶する。普段からダウナー系の彼女だが、今日は心持ちさらにテンション低めだ。
「エンドブレイカーの世界で、ギガンティアが出現しました。それを破壊してきてください」
 ギガンティア。それはエンドブレイカーにある多数のマスカレイドが巣食うダンジョンであり、かつてはエンドブレイカーたちがマスカレイド退治と修業を兼ね通っていた場所。ゴーストタウンやブレイズゲートみたいなもの……と言えば伝わるものには伝わるかもしれない。
「こちらはエンドブレイカーの現役時代には存在せず、つい最近できたもの。名を『エキスパンドアビス』と言います」
 エリクシルの効果により新たなギガンティアが生まれるのは、猟兵がこの世界を訪れた時から度々あること。それを今回も対処して来いということだ。
「このダンジョンはある一人の女性の願いが元になって生まれています。彼女自身はその自覚はなく、ただここが自分をとても高めてくれるダンジョンだと確信してここに入っています。この人の救出も任務の内となります」
 無意識のうちに中へ誘い込まれてしまったのだろう。その果ては中のマスカレイドに倒されるか、最奥にたどり着いてもエリクシルに飲まれるか。いずれにせよ悲惨な結果となる前に、彼女と接触、共闘せよということだ。
「ところで、ギガンティアには時々訳の分からない仕掛けがついてます。で、今回の仕掛けというのが……ちっ……」
 そこでアレクサンドラは僅かに舌打ちし。
「……身体部位の大幅拡張です」
 自分の胸に手を当てながら言った。
「この女性、ある騎士団に入団希望なのですが、地力不足ということで一度試験に落ちてしまっているのです。なので再挑戦のためもっと成長したいと願ったところ、それにエリクシルが反応してこの様なギガンティアができてしまったようです」
 エリクシルは人の願いを悪意を持って曲解した上、それを最悪の形で叶える。今回は『成長』という言葉を捻じ曲げて形にしたのだろう。
「ダンジョンに入ると、体の色々な部位が『拡張』します……首が伸びたり顔が膨れたり、もちろん、胸やお尻も……なんでこのギガンティア昔になかったの……」
 そう言えばアレクサンドラはエンドブレイカーと縁があるらしい。某肉ボディでなく彼女が依頼を出しているのはその辺りの縁だろう。

「ギガンティアの浅い階層では、例の女の人が『首長娘』というイマージュと戦っています。一見すると和服姿の女の子ですが、伸びた首や髪での攻撃の他、非実体化しつつ体の形を変えて攻撃して来たりもします……あと、着物の下も、なんか膨れてます……裏切りやがって……」
 はるか昔首長娘と何かあったらしいアレクサンドラ。とにかく、元々肉体変化が得意な存在だったのがギガンティアの作用が加わりさらにパワーアップしているらしい。

「そして首長娘を退けて深層に行けば、『夢姫レム』がエリクシル所持者として待ち構えています……彼女はかつての魔王候補者の一人で、多数のエンドブレイカーを一人で相手取った極めて強大なマスカレイドでした……」
 魔王ゼルデギロスの半身と翼を持ち、イマージュを自在に操る少女。たった一人で100を超えるエンドブレイカーを相手取った恐るべき存在である。
「彼女はその名の通り相手を眠らせてくる他、羽の生えた首長娘を大量召喚しけしかけてきます。また魔王変化を活用し物理攻撃も強いです」
 流石に当時の強さはないが、『夢姫』の名に違わぬ能力と実力を持って戦う強敵だという。

「ちなみにこのダンジョン、深層に行くほど影響は増しまして……最深部の夢姫も当然その影響を受けています。それを本人がどう思っているかは……まあ、会えた時にでも聞いてみてください。そしてもちろん、皆さんにもその影響はどんどん出てきます」
 基本的にはギガンティア破壊によって影響は切れるはずだが、探索中は常に影響下にあると思ってよいようだ。
「まあ、動きにくいでしょうが、一方で重量が増えるのは攻撃力や防御力にも影響がありますし、あるいは普通じゃできない動きもできるようになるかも……」
 変化は必ずしも悪性であるとは限らない。上手く利用すれば、戦いを有利に進めることもできるだろう。

「というわけで皆さん……何とかこのギガンティア叩き潰して……首長娘と夢姫のズルを制裁してきてください……よろしくお願いします……」
 最後に結局本音を漏らしつつ、アレクサンドラは転移を開き猟兵を肉体変化の深淵へと送り出した。


鳴声海矢
 こんにちは、鳴声海矢です。今回はエンドブレイカー!でのシナリオとなります。

 今回は突如出現したギガンティア『エキスパンドアビス』を攻略していただきます。
 ここは入った者の肉体を『拡張』するダンジョンで、奥へ進むほど肉体変化は大きくなっていきます。拡張する部位や方向は人それぞれなので、それを上手く使うことでプレイングボーナスとなります。

 第一章では『首長娘』との集団戦。首や髪を使った攻撃が得意なイマージュです。手の爪も通常攻撃程度には振るえます。元々肉体変化を活用する戦法が得意な種族なこともあり、能力も割り増し気味に強くなっています。あと着物の下など戦闘に関係ない部分も微拡張済。

 第二章では『夢姫レム』とのボス戦。魔王ゼルデギロスの部位所有者で、眠りに関わる能力や魔王への変身を用いて戦います。流石に生前の戦争ボス級の強さはありませんが、それでも相当に強いです。ちなみに彼女はややダウナーで男の子嗜好を見下し気味ですが、その実にぎやかなカーニバルで注目されるのが好きな思春期女子です。彼女を倒せばエリクシルと共にギガンティアは消滅します。

 このシナリオでは、ギガンティアを生む願いの元となった女性が先行して進入しています。彼女を保護、共闘しつつ進んでください。以下詳細。

 エアトベーレ・フォルライフ オラクルの天誓騎士(志望) 16歳、女。赤いロングヘア。
 ランスブルグ所属のある騎士団に憧れ入団を志すが、実力不足故一度試験に落ちている。諦めずにこの一年懸命に努力を続け実力を磨いてきたが、その願いをエリクシルに付け込まれ無自覚にギガンティアを生み出してしまった。
 精神性も騎士たらんと正々堂々な実直を目指しているが、なぜかやたらと高露出で扇情的な服を着ている。これにも理由があるらしい。
 体形は本来細身だが無理に付けた筋肉で少し歪に太くなっている。またギガンティア効果で絶賛色々変容中。

 最後に、まあ分かるでしょうがネタシナリオです。お色気よりもコミカル路線を想像していますが、まあ大体どうやっても何とかはなるんじゃないでしょうか。一応ボスはそこそこ強いですが、まあ油断しすぎなければ多分それなりにいけるでしょう。

 それでは、プレイングをお待ちしています。
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第1章 集団戦 『首長娘』

POW   :    首長巻き付き
自身の身体部位ひとつを【長く伸びる状態】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
SPD   :    髪の毛鎌
自身の【髪の毛が変化した鎌】ひとつを用いた行動・攻撃の威力を3分間3倍にする。終了後[髪の毛が変化した鎌]は【髪の生え変わり】により破壊される。
WIZ   :    イマージュボディ
自身の肉体を【非実体の思念の塊】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。

イラスト:KANtarou

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 新たに出現したギガンティア『エキスパンドアビス』。その挑戦者であり生成者である騎士志望の少女エアトベーレ・フォルライフが、多量のイマージュの群れに囲まれていた。
「こ、これは一体何なの……!」
 元々細く薄い高露出衣装だったが、巨大化した胸がそれを弾き飛ばして丸出し状態に。何とかマントを前にやってそこを庇っていると、その分短くなった後ろ側から尻が僅かにはみ出した。
「ひぃぃっ!?」
 そして空気に触れた瞬間、そこがまたぼんっとおおきくなる。こちらは衣装の形状の関係で元々丸出しに近かったが、その細布さえ肉に埋もれて見えない状態。
 その姿をケラケラ笑いながら見つつ迫ってくるイマージュ『首長娘』。だが、エアトベーレが苦し紛れに振り回した剣が一体の胸元を掠めた。その瞬間、合わせで固く抑えられていた着物が破れ、エアトベーレ同様に巨大な胸が一気に飛び出す。
「ヒア!?」
 驚いたような声を上げ、バランスを崩し仰向けに転がるその首長娘。そこに重い体を引きずり、エアトベーレが飛び掛かる。
「このっ!」
 その巨大な胸の間を狙って剣を突き立てると、エアトベーレ自身の激増した体重が重りとなって剣は簡単に相手を貫き消滅させた。
 有利にも不利にもなる重量増加。だが集団型相当のイマージュと未熟な騎士志願者ではそれを理解し使いこなすはどちらにも難しいだろう。
 しかし、この様な奇怪な状況でさえ己のものとできる存在が世界の外にはいる。
 体変われど変わらぬ実力を持つ者たちよ、『拡張』に翻弄される者が正しき『成長』へ向かえるよう、まずは首長娘たちを制圧せよ!
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
確かに、慣れてないと大変ですよねぇ。

元々のサイズに加え『体型変化』の影響は非常に受け易いですから、一層目開始直後で胸が運動会の大玉級になってますが。
『FGS』の重力操作で重量を軽減、『FAS』による飛行と『FPS』の探査で足元の不如意を補いますぅ。
『巻き付き』は『FLS』と『FMS』で防御、【剥活】を発動し増幅された私自身とエアトベーレさんの『豊満さ』に比例した範囲と威力の『領域』を形成、場の影響で更に増量すれば比例して強化されますので、纏めて『吸収』し仕留めますねぇ。

首長娘さん達の受けていた『変化』も吸収する為、人数分の『変化』が適用され凄まじい状態になりそうですが。


全会原・タイガ
アドリブ・絡みOK

嫌な予感しかしねぇ!

俺の変化は元々でかい胸や尻がもっとでかくなっちまいそうな気がする……
その変化を逆手にとってUCで相手を同じように肥大させてやる!
既にでかくなってる分オレよりもずっと肥大させられるかもな!

けどオレの身に刻まれてる【不抗の呪紋】がダンジョンの効果を想定より高めちまうかも……?



 突如現れたギガンティア『エキスパンドアビス』。そこに入り発生源となっている者を助けつつ、最奥部のエリクシルを破壊せよというのが今回の依頼の大まかな内容だ。
「嫌な予感しかしねぇ!」
 全会原・タイガ(男は度胸!女でも度胸!・f23916)は話を聞いた途端から、|とてつもなく嫌な《いつもの展開》予感にずっと支配されていた。
 そしてその予感は、ギガンティアに一歩入った瞬間に現実となる。
「うおお、やっぱりか!」
 タイガの胸と尻がぶくんと膨らんだ。さらに一歩進むごとにその変化は如実になっていき、すぐに丸々としたボールのような肉玉が体の前後についたような状態になる。
 そんな肉を揺らしながら僅かに進むと、地に転がる肉玉が見えた。
「くっ、これじゃ上手く戦えない……!」
 自分の尻肉の上に座り、その状態で地についた胸に上体を乗せるという格好で無様に剣を振り回す肉。恐らくあれがこのギガンティアの元となった願いを持つ救出対象、エアトベーレ・フォルライフだろう。
「なんだ、あのくらいで動けないのか?」
 その姿にタイガは首をかしげる。彼女のサイズは確かに一般的には人外級だが、自分からしたらあの程度変化の内に入らないレベルだ。
「確かに、慣れてないと大変ですよねぇ」
 そして聞こえるもう一つの声。その主は運動会の大玉ころがしの玉四つ……分の乳尻となった、夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)であった。
 るこるの肉体も元々豊満であったのがこのギガンティアに入ると同時に膨らみ始め、第一層であるこの場所で既にこのサイズとなっていた。
 しかし、やはりるこるにとってもこの程度では動くのに苦労するようなことはない。装備での重力軽減や僅かに浮き上がることで足元の確保を行ってはいるが、この程度なら仮にそれがなくてもそこまで問題になるようなことはないだろう。
「だ、誰だ……う、体が、動かない……」
 後ろから現れた者の存在にエアトベーレも気づいたようだが、下半身は尻、上半身は胸の重さに拘束され振り返ることすらできない。
 その代わりに、自分の姿を見せるのと彼女の盾になるため、二人は前に出た。
「とりあえず、助けに来たと思ってくれればいいぜ!」
 そう言いながらタイガが前にいた首長娘に体当たりを敢行する。その重量をまともに受けた首長娘は後ろに吹っ飛び、首を絡ませながら倒れた。
 それにより猟兵を明確に敵と認識したか、首長娘たちの首が一斉ににょろりと伸び始める。それは無限とも思えるほどの柔軟性と伸縮性をもってるこるを取り囲もうとした。
 それに対してるこるはバリアと障壁を張って防御を試みるが、なんと首長娘たちの首はそれごとるこるを潰そうというのか、兵装ごとまとめて巻き取って締め上げ始めた。
 さらにその状態から髪を伸ばし、その先端を鎌のようにしてタイガの方も攻撃にかかる。その髪は鞭のようにしなやかでありながら先端は鋼のように固く、タイガの周囲を高速で切り裂きまわった。
「うお、危ね……ってやっぱりかよぉぉぉ!!」
 タイガは膨らんだ体を揺らして咄嗟に躱すが、完全に避け切ることができず服を切り裂かれてしまった。
「やはり、この領域と相性が良いみたいですねぇ」
 首長娘自体はこのギガンティア固有の存在ではないが、ここの特性と彼女ら自身の能力が噛み合っておりその能力は通常より増している。るこるは相手の戦い方と罅を入れられたようになり始めた自分の防御にそれを見て取った。
 なれど、それは相手だけの話ではない。
「大いなる豊饒の女神の象徴せし欠片、その法廷の理をここに」
 るこるは【豊乳女神の加護・剥活】を発動。周囲の『豊満さ』に比例した範囲と威力の『領域』を形成した。
 この場で豊満な仲間と言えばタイガ、そして救出対象のエアトベーレ。どちらも相当な豊満ぶりだが、その領域の攻撃を当てられた首長娘は即座に跳んで避けた。
 首長娘にとってもこのギガンティアの効果は概ね強化に当たる。それを吸収できればと思ったが、敵もそれを自覚しているのか易々と奪われる気はないようだ。
「意外とお強いようですねぇ」
「ち……動けるようじゃまだ甘いんだよ! オレが受けた屈辱、テメェらも味わいやがれ!」
 その軽やかな動きにタイガはいらついたように言う。それと同時に、タイガは丸出しになった全身から【斗乱子班出蜜苦】を放った。
 それもひょいと避ける首長娘だが、膨れ上がった胸の下に隠れた腹に『不抗の呪紋』が浮かび上がった。
 その瞬間、ダンジョンの効果がさらに増幅されタイガの肉がさらに倍近く膨れ上がる。
「うおぉぉぉぉぉぉ!?」
 その感覚にタイガが絶叫を上げるが、同時にそれはるこるの力にもなり領域がさらに広く濃く展開、首長娘を対に捉えるに至った。
「ヘ、ア、ヒャアアアアア!?」
 首長娘たちの黒い着物がもぞもぞ動き、そしてその厚い布を突き破って色白肉玉がいくつも飛び出した。それはエアトベーレと同サイズ、るこるやタイガと比べればまだ小さくも見えるが、それでも体のバランスは崩れるらしく肉が跳ねそれに合わせて首と頭も滅茶苦茶に振り回される。
「それでは、いただきますねぇ」
 その首長娘の『強化』を吸収、るこるは胸を特に大きく膨らませ、それによって首長娘たちを膨れた肉事圧殺した。
「す、すまない、助かった……と言っていいのかな……?」
 その肉に乗っかりながらエアトベーレが言う。
「ええ、大丈夫ですよぉ」
「悲しいことにな……」
 このくらいでも二人はまだ限界には程遠い。探索はこれからだとばかりに、二人は先達としてエアトベーレを|救い《掬い》ながら肉の深淵へ潜りゆくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

真宮・奏
【星月の絆】で参加

聞いた話ですと、ギガンディアで意味不明な現象が良く起こるダンジョンって解釈でいいですか?願いをなんでも叶えるって点ですでに怪しいですが。とっても嫌な予感がしますが、骨は拾ってくれますね、瞬さん・・・

うわ、私も瞬さんも両腕が筋肉もりもりでロープのように伸びましたよ!!なんで瞬さんノリノリなんですか!!え?肉弾戦できるようで嬉しい?まあ、武器も盾も使えないのでガントレットの手で力任せに殴るしかないですね!!

【オーラ防御】【残像】【回復力】で身を守りつつ、【限界突破】と【怪力】で【グラップル】!!杖で殴る瞬さんも新鮮ですね。力は人並みにあるんですよね。


神城・瞬
【星月の絆】で参加

ギガンディアが訳わからん仕組みのダンジョンであることも、エリクシルが歪んだ形で願いを叶えるのはわかってますしね。物凄く悪い予感がしますが、被害者が増える前になんとかせねば。

いきなり僕と奏の腕が筋肉盛り上がってロープのように伸びました!?
これはいつもの術操作は無理ですね。杖ちゃんと持てませんし。なら月光の騎士発動。移動力捨てて杖の「直接殴る威力」を増やします。いつもは術で援護してますし、家族に前立てる人材多くいるので目立ちませんけど、人並みの力はあるんですよ?

もちろん、【オーラ防御】【残像】【第六感】で防御の構えはしたうえで【魔力増強】【限界突破】で杖で思い切り殴ります!!



 ギガンティア、それは元々はエンドブレイカーしかそれと認識できないものであった。だがただのダンジョンとしてはそうでない者でも理解できていたこと、そして何よりエンドブレイカーが外の世界と繋がったことで、その特異性は多くの者が知る所となっていた。
「聞いた話ですと、ギガンディアで意味不明な現象が良く起こるダンジョンって解釈でいいですか?」
 真宮・奏(絢爛の星・f03210)もエンドブレイカーとは縁遠い出身ではあるが、猟兵としての活動で聞いた話によりその大まかな形は知っていた。
「ギガンディアが訳わからん仕組みのダンジョンであることも、エリクシルが歪んだ形で願いを叶えるのはわかってますしね。物凄く悪い予感がしますが、被害者が増える前になんとかせねば」
 それを神城・瞬(清光の月・f06558)が補填する。
「願いをなんでも叶えるって点ですでに怪しいですが。とっても嫌な予感がしますが、骨は拾ってくれますね、瞬さん……」
 そんな怪しさ満点の場所に踏み込む覚悟を決めつつ、二人はギガンティア『エキスパンドアビス』へと踏み込んだ。
 入った瞬間から体に覚える妙な違和感。それを不安に思いつつ先に進んでいけば、やがて奥から和服少女の群れが姿を現す。
 それが個々に住み着くイマージュ『首長娘』だということは既に知っている。いざ戦闘と二人が武器を取ろうとした時、その腕が突如として膨れ上がった。
「うわ、私も瞬さんも両腕が筋肉もりもりでロープのように伸びましたよ!!」
 その変化に奏が大声を出す。二人の腕の筋肉がまるで何か危険な薬物でも注射したかのように丸々と膨れ上がり、さらにはそこから骨の形状を無視して前方に向かって一気に伸びたのだ。
「いきなり僕と奏の腕が筋肉盛り上がってロープのように伸びました!?」
 その変化に同様に瞬も驚いている……のだが、その顔はなぜか笑っている。
「これはいつもの術操作は無理ですね。杖ちゃんと持てませんし」
 そう言いながら腕を振り回す姿は明らかに楽しそうだ。腕を大きく振り回しその感覚を確かめつつ、それを前向きに受け入れているのが見て取れる。
「なんで瞬さんノリノリなんですか!!」
「いや、まさか肉弾戦ができるようなるとは嬉しいな、と……」
 瞬は普段から後方支援を担当ということもあり、前に出ての殴り合いとは基本無縁であった。いつも行動を共にしている者たちの関係上その役回りを受け持つのが当然と理解してはいるのだが、やっぱりたまにははっちゃけてみたい時もあるのだろう。
「大切な人と世界を護る為に!!」
 なので、【月光の騎士】で5倍にするのは普段まず強化しない物理攻撃力。増量されていた腕の筋肉がさらに膨れ上がり、しかして膨張からの柔軟性は失わない肉の鞭と化す。そして犠牲にするのは移動力。何しろ手が伸びるのだから移動する必要自体がなく、実質ノーリスクだ。
 それに対抗意識でも燃やしたか、首長娘も自分の首を長く伸ばし、やはり鞭のようにしならせ正面からぶつかり合わせた。
 ばちん! と大きな音を立てて双方がぶつかるが、力は圧倒的に瞬の方が強く首長娘は首と頭部と押し込まれ、そのまま根元の体ごと振り回されて壁に叩きつけられてしまった。
「いつもは術で援護してますし、家族に前立てる人材多くいるので目立ちませんけど、人並みの力はあるんですよ?」
 一体を軽々仕留め、涼しい顔で言う瞬。
「まあ、武器も盾も使えないのでガントレットの手で力任せに殴るしかないですね!!」
 その前に立てる人代表の奏も、その考え方と行動に理解を示しガントレットを付けた拳を握り締める。
「信念を貫く一撃を!!」
 そして、その場からべた足で放つ【信念の一撃】。それに対しても別の首長娘が首を伸ばし迎撃にかかるが、横に振りまわした瞬に対し奏の拳は真っ直ぐ撃ちだされている。それはまるでゴムのバズーカの如く一直線に首の先端、首長娘の頭部を捉え、その長い首の向かう方向を180度変えてそのまま体に激突させた。自身の頭を砲弾の様に食らった首長娘は勢いよく吹っ飛んでいき、そのまま壁にぶつかって消え失せる。
 二体が倒れたのを見て本気を出すつもりか、首長娘たちは一斉に首を伸ばし数で二人を押し切ろうとしてきた。
 頭部をフレイルのように使い、奏に向かって連続で首長娘の顔が叩きつけられる。だが、それを残像を残す速さで飛んで外しながら奏は腕を伸ばし、逆に首長娘の体を掴んでいた。
「せーのっ!」
 そしてその腕を思い切り引き寄せ『シルフィード・シューズ』を履いた足を向けて突っ込んでいく。そのままユーベルコードの乗った蹴りが、首長娘の体を切断した。
 だが結果敵中に飛び込む形になってしまった奏に他の首長娘が攻撃を向ける。
「では、たまには杖で思い切り殴ります!!」
 それに対して、瞬が伸びた腕を再び振るってなぎ払った。首長娘たちも方向を変えそれを迎撃するが、例え変化していてもこの腕は瞬の体。オーラや感覚を纏わせることは容易だし、鞭の理屈でその速さは残像を残すほど。その腕は相手の攻撃を跳ね返す防御を纏いつつ、先端に構えた杖が分銅の如くなって奏を囲む首長娘たちの胴をなぎ倒した。
「杖で殴る瞬さんも新鮮ですね。力は人並みにあるんですよね」
「使う機会があまりないですけどね」
 異常な状況に置かれるならその異常を最大限に武器にする。長く膨れた腕を戦いの中で我がものとし、それを楽しみさえしながら二人はさらに奥へと進んでいくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
拡張部位:お尻と胸♥
彼女達とはエリクシルドラゴンを救済した時以来ね。
今回はどう愛してあげようかしら♪

あら、非実体の思念体になっちゃった。
だけど思念体なら
私の愛【誘惑・催眠術・範囲攻撃】を直に感じる筈

ね、私と触れ合いましょ♥

UCを解いて実体化した彼女達と【脱衣】
肉付きの増したお尻や乳を露に
甘えるように長い首を巻き付け
私の乳や秘所に口づけてくる彼女達に【気合い】爆発♥
媚毒の【呪詛】体液を【乱れ撃ち】

あぁん、もう我慢できない♥
セーラも手伝って♥

『私達の楽園』で召喚した154人のセーラと共に
【化術】で舌を伸ばし
首長ちゃん達の首筋・乳・お尻を舐め回した後
秘所を【串刺し・慰め・生命力吸収・大食い】で救済♥



 アンデッド、ゴーレム、魔獣など、エンドブレイカーにも敵性存在はいる。今でこそ人類の一部に数えられているバルバやピュアリィも、かつては和解不能なモンスターという位置づけであった。
 しかし、他世界のそれと決定的に異なることとして、彼らは全て『オブリビオンではない』ということがあげられる。エンドブレイカーのモンスターは骸の海とは基本的には関係なく、それぞれの種族に合った手段で繁殖し、殺せば死に、同じ固体は存在しない通常の生命体と変わりない存在であった。
 しかし、ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は首長娘に好意的な視線を向ける。
「彼女達とはエリクシルドラゴンを救済した時以来ね。今回はどう愛してあげようかしら♪」
 確かに首長娘が属するイマージュは、想念が実体化したというとりわけ生物とかけ離れた存在といえる。だからというわけではないが、ドゥルールは心持ち膨らんだ着物に包まれた首長娘の体を物欲しげに見ていた。
 だが、首長娘たちにとってこのギガンティアに入ってきた者は全て攻撃対象。その体が着物ごと揺れ、背景が透けるような形になった。
「あら、非実体の思念体になっちゃった」
 薄れた体が壊れたテレビ画面のように伸び、曲がり、ぶれる。思念から生まれたイマージュたる彼女たちの真の姿を見せるかの如く不定に動き、その身体でにじり寄って来た。
 それに対しドゥルールは物理的な攻撃ではなく、催眠術を振りまく形で迎え撃った。
「思念体なら私の愛を直に感じる筈」
 物理的な攻撃が効かなそうな代わりに、思念そのものという状態であれば精神攻撃には脆いはず。その予想に従うかのように、首長娘たちの体がさらにうねり、悶えるかのように揺らぎを増していく。
 それでも、思念体となれば彼女たちの攻撃も直接精神に叩き込まれるようなものとなる。伸びた首が絡みついて締め上げれば、それは物理的な力がないにも関わらず息を詰まらせ、骨をきしませる痛みを与えてくる。
「ね、私と触れ合いましょ♥」
 その間近にある首に、ドゥルールは強く囁いた。思念体であれ頭の部分に直接打ち込まれた催眠術にかかり、その首長娘は霊体化を解き実体へと戻る。
 その瞬間、ドゥルールは自ら衣服を脱ぎ、そして首長娘たちの着物もはだけさせた。そこから飛び出すのは、衣服で抑え込まれていた|ギガンティアの影響をたっぷり受けた体《超巨大化した乳尻》。
 異形ながら幼さを感じる顔立ちの首長娘にあまりにも不釣り合いなその大きなものに、ドゥルールは自分の肉を押し付ける。首長娘も首を巻き付けてくるがそこにも胸や股間を押し付け、そこから体液を吸わせることで呪詛を移して相手を籠絡しようとするドゥルール。
 しかしギガンティア産イマージュ故時折攻撃の意思が戻るのか、首の締め付けが強くなり体がきしんでくる。それはそれで圧迫感が心地よくもあるのだが、相手が複数とあっては中々すべてに手と肉が回り切らないのも事実だ。
「あぁん、もう我慢できない♥セーラも手伝って♥」
 それに対しでドゥルールが【私達の楽園】で呼び出したのは、首長娘ならぬ|舌長娘《人間戦車子豚・セーラ》。
「ヒャッハー!」
 奇声を上げる緑髪の少女の軍団が口から首長娘の首並みに長い舌を伸ばし、首長娘の全身を舐めまわし始めた。
「ヒ!?」
 自分が巻き付かれるのは初めてなのか戸惑うような声を上げる首長娘。その反応に、ドゥルールも自分の下に化術をかけて伸ばし、それを用いて首長娘の体を下から貫いた。
 イマージュであっても膨らむ肉があるということは相応に人に近い肉体器官もある。それを舌でたっぷりと味わいつつ、セーラとも舌を絡み合わせるドゥルール。
 セーラも召喚された瞬間からギガンティアの影響を受けているのか、元々立派だった乳が際限なく膨らんでいきそれをマウントでも取るかのように首長娘に押し付けている。
 膨張と伸張の絡み合いの中、ドゥルールは首長娘たちを味わい、食らい尽くしていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

オトワレル・マキシマム
一体なんなんですのこのダンジョンは!!!!????先に進むごとに体全体膨らんでいって…っ!おみ足も腕も膨らむにつれまんまるな体に取り込まれ手首足首頭だけちょこんと出た愉快なアドバルーンみたいな姿になってますわーっ!!??これはこれで愛らしくはあるけれど!短い足のせいで体を大きく左右に揺らして一歩一歩よたよた歩き…タイヘンですわーっー!!!!愛らしいドレスも上半分で半円状になり、下半分は…ぱ…ぱんツ…考えないほうがいいですわね!!!!自慢の高笑いで敵は吹き飛ばしひれ伏させますわ!!膨らんだ体が管楽器のような効果を発揮し!破壊力は計り知れませんわよ!!!!!



 このギガンティア『エキスパンドアビス』は、その名の通り下へ下へと降りていく構造をしている。それに従い、オトワレル・マキシマム(爆音令嬢・f44434)も入ってからずんずんと下へ進んでいった。
 そして数階層降りたところで。
「一体なんなんですのこのダンジョンは!!!!????先に進むごとに体全体膨らんでいって……っ!」
 ギガンティア全体を揺るがさんばかりの大声でオトワレルが叫んだ。
「おみ足も腕も膨らむにつれまんまるな体に取り込まれ手首足首頭だけちょこんと出た愉快なアドバルーンみたいな姿になってますわーっ!!??これはこれで愛らしくはあるけれど!」
 その体形は自己申告の通り。まずは体全体が膨張しはじめたが、とりわけ胴部の膨張が著しくやがてそれが四肢を飲み込み始める。最終的には腕と足は完全に吸収され、球体に手と足と頭がついたような体形になってしまった。テレビウム故に頭部の形状は基本そのままで、またそれ故カートゥーンのキャラクターのようにも見えて異形感は薄めなのは幸いか。
 とりあえずこの体でも生命維持は問題なさそうだが、移動の方はどうかというと。
「短い足のせいで体を大きく左右に揺らして一歩一歩よたよた歩き……タイヘンですわーっー!!!!」
 関節も当然全て胴に吸収されてしまっているので、体全体を左右に振って少しずつ前に出ていくしかない。いうなれば全く稼働しない人形を無理矢理歩かせているかのような状態で、もちろん手もバランスとりなどの役には立たなくなっている。
 ところで、このギガンティア『エキスパンドアビス』、その効果が及ぶのは中にいる者の『肉体』である。影響の出方に個人差はあるものの、体以外には直接は影響は及ぼさない。精神や装備、そしてもちろん、衣服にも。
 オトワレルの着ているいかにもお嬢様なドレスも例外ではなく、上半身は繊維が悲鳴を上げるほどに引き伸ばされパツパツに。そして当然スカートの丈も伸びるなんてことはないわけで。
「ぱ……ぱんツ……考えないほうがいいですわね!!!!」
 丸くなった体で下半身が見えないのをこれ幸いと、そこがどうなっているかはあえて考えないでおくオトワレルであった。
 そうやって大声で自分の状況や感情を逐一実況しながら進んでいくオトワレルだが、それを取り囲むように首長娘の群れが現れた。
 通常は微妙に感情の読みづらい笑顔を浮かべている彼女たちだが、何か今回は明らかに不機嫌な顔をしている。恐らく洞窟中に響き渡るオトワレルの大声が迷惑で苦情(物理)を言いに出てきたのだろう。
 抗議の髪鎌がオトワレルに迫る。まともに動けないオトワレルでは、当然ながら回避も防御もままならない。何とか体を揺すって転がるように避けるが、すでにはち切れかけていた服に刃が辺りびっと音を立ててそこから裂けた。
「ああ!!!! 何しますのよ!!!!」
 どこがどう破れているかも満足に確認できない状態だが、次は本当に体を切り裂かれてしまう。
 ならばどうするか。
「やられる前にやるのみ!!! ですわ!!!!」
 膨れた体に目いっぱい空気を吸い込むオトワレル。そして。
「甘美なる笑い声が響き渡りますわーーーーーーッッ!!!!!!」
 【オーホッホッホ! オーホッホッホ!オー…(反響)】とばかりにギガンティア全体を揺らさんばかりの大声が響き渡った。
 精神構造の分かりづらいイマージュさえ苦情を言いに来るほどに、オトワレルの声は大きい。そしてさらに、膨れ上がった体が管楽器の共鳴装置のような作用をおこし、その声が何倍にも増幅されて辺りにまき散らされた。
 連鎖破壊やまびこ反響が洞窟の壁を反射しまくり、全方位から首長娘を襲う。
「!? !!!!????!?!!?」
 目をぐるぐるに回し首をのたうたせる首長娘たち。口が開いているあたり彼女らも何か悲鳴でも上げているのかもしれないが、それもオトワレルの大声にかき消されて周囲には聞こえない。
「破壊力は計り知れませんわよ!!!!!」
 その音圧に負け、首長娘たちは滅茶苦茶に頭を振り回した上ばったりとその場に倒れて動かなくなった。その上を、高笑いを続けながら優雅に踏み越えていくオトワレル。
「オーホッホッホ! オーホッホッホ!オー…」
 最早どれが反響なのか地声なのか。その判別すらつかない大音量でギガンティアを揺らしつつ、オトワレルの丸い体はさらなる深淵へ進んでいくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【POW判定】
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪

クローネちゃんもね?
胸とか尻とか、その辺りが大きくなると思ってたんだよ?
…まさか身長の方がもっと大きくなるとは思ってなかったよ★

拡張部位は『全身』★
具体的には身長が伸びてくるよ♪
元は170cm位の身長が第1章時点でも倍近くになるね♪
あ、後|戦闘に関係ない(?)部分《胸とか尻とか》も大きくなってきてるよ♪
着ていた|白いビキニアーマー《可変式けしからん服》は体格・体型に合わせて伸びてくれてるけど…なんか異音がする様な気g(ブチィッ!)アッ★

まずはエアトベーレちゃんを【追跡】し合流するね♪
合流したらそこからは協力して進むよ♪

UCは『ワタシの屍王変身』★
ノーライフキング形態に変身するね♪
変身前時点の身長が伸びた事で、変身後の身長・体重が増加するよ♪
この状態なら【重量攻撃】の威力が普段よりアップするね♪
えっ?そんな巨体でダンジョン内を動けるかって?
…か、【怪力】でなんとか…できたり、しない?



 ギガンティア『エキスパンドアビス』は、深部へ行くほど体が肥大していく。ここに入った猟兵や発生の元となった騎士志願者、そして住み着いているイマージュたちの全てが、体のいずれかの部位が拡張されていた。
「クローネちゃんもね? 胸とか尻とか、その辺りが大きくなると思ってたんだよ?」
 もちろんクローネ・マックローネ(|闇《ダークネス》と|神《デウスエクス》を従える者・f05148)もその例に漏れず、肥大化していた。しかしその部位は。
「……まさか身長の方がもっと大きくなるとは思ってなかったよ★」
 なんと全身が余すところなく巨大化していた。元々170cmと女性としてはやや高めの身長だったが、それが既に倍近くまで伸びている。しかもただ単純に巨大化しただけではなく|戦闘に関係ない(?)部分《胸とか尻とか》は割増しで大きくなっているため、全体のバランスもかなり極端化してきていた。
 だが、クローネはブラックタールである。元々不定の肉体を持ち好きなように形状を変えられる種族だ。送料が大きくなっているのはともかく、体の形状が変化するのは種族的に当然の事。何なら人型でなくなることも自由なくらいだ。そしてもちろん着ていた|白いビキニアーマー《可変式けしからん服》も体格・体型に合わせ変形する機能が付いているため、変わった体に合わせて伸びてくれている。これなら衣装に関しては何の問題も……
「……なんか異音がする様な気g(ブチィッ!)アッ★」
 というわけで、クローネは全裸となった巨体を引きずってエキスパンドアビス中層へと降りていくのであった。
 その状態で先行した者達が残した色々(意味深)な痕跡を辿っていけば、そこにいたのは4連肉玉。
「なれたと思ったのにまた大きく……!」
 それは救出対象でありこのギガンティアの大元であるエアトベーレ・フォルライフ。予知で見た時よりさらに巨大化した胸と尻を揺らし、まるでその肉で這うように先へと進んでいる。
「おや、そちらも随分ご立派な……それじゃ、ここからは協力して進んでいこうか♪」
 その彼女に合流し協力を申し出るクローネ。巨大化した裸体を見せることが何よりの自己紹介ともなり、相手もクローネが何者かをすぐに理解する。
「あ、ああ……ありがとう……申し訳ない、こんな姿で……」
 エアトベーレも見た目はほとんど全裸。だが元々細布同然だったハイレグがぎりぎり切れずに残っており、胸の根元や腰や尻に深く食い込んでその肉をチャーシューのように搾り上げている状態だ。
 もちろんクローネ的にはその姿など気にするものでもないし、何ならむしろ見ていて有難いと思うくらい。
 動き辛そうにしているエアトベーレを自分の巨大な全身で上手く後押ししつつ進んでいくと、白いものが行く先をみっちりと塞いでいた。
「……こいつらもこうなってるのか……」
 エアトベーレが嫌でも目に入る自分の巨大乳と見比べながら呟く。前にいたのはついに着物さえ全てはじけ飛び、全裸の巨大肉を塊のように寄せあった首長娘たちの群れであった。
 まるで一つの巨大な肉塊から伸びた何本もの触手のように、首長娘たちは長い首をのたうたせる。その先端にある顔だけは全く変わっておらず可愛らしい笑顔を浮かべているのが、肉体の異形感をより際立たせていた。
 そんな相手でも、クローネは怯まない。
「クルクルクログロクローネちゃん!大きなノーライフキングになぁれ!」
 巨肉の群れを前にノリノリの【ワタシの屍王変身】。ネクロオーブの力を持って、黒く流動的な肉体が透明な水晶になり、さらに背中には水晶の羽が生える。そして何より、元々巨大化していた身長がさらに三倍に巨大化した。
 合計してその身長は都合六倍。全長10メートルを超える水晶の巨体がそこに現れた。
 これこそクローネのノーライフキング形態。半液体の柔らかさを誇るクローネの乳尻中心の肉が硬質なカチカチ肉になり、感触やフェチズムの方向を変化させる。
 どうやら首長娘側にはそういう嗜好はないらしく、長く首を伸ばして頭部フレイルでその体を滅多撃ちにかかった。
 硬質になった体にガンガンと頭が当たるが、水晶には傷一つつかない。柔軟性を失った代わりに圧倒的な硬度を得たノーライフキングの体は、たとえギガンティアで強化されていても集団型のイマージュに傷つけられるようなものではなかった。
 そして、背の翼は飾りではない。それが羽ばたくように動くと、クローネの巨体がずいっと前に出た。
 その全身を頭を押し付け首を巻き付け止めようとする首長娘たち。だが、どんな抵抗をしてもクローネの体は止まらない。
「お、エアトベーレちゃん、乗ってく?」
 そして途中にいるエアトベーレを自身の巨体の上に乗せる。相当に膨らんだエアトベーレも、今のクローネと比べてしまえば一つのボールに過ぎない大きさだ。
 そして、その巨体を天井を押し上げるような形でクローネは起こす。
「この状態なら【重量攻撃】の威力が普段よりアップするね♪」
 そのまま体を沈めれば、超巨大クローネ+巨大エアトベーレの重量が纏めて首長娘たちの体を押し潰した。
 こうして敵による妨害はなくなり、あとは最奥を目指すのみ。だが、エアトベーレが肉を揺すってクローネの顔に近づき何事かを尋ねる。
「えっ? そんな巨体でダンジョン内を動けるかって?」
 何しろ既にサイズはいっぱいいっぱい。もちろん進んでいけば膨張はさらに進んでいくわけで。
「……か、【怪力】でなんとか……できたり、しない?」
 アップした力でダンジョンの壁を破壊し、無理矢理押し通ろうとするクローネ。完全破壊はもちろんエリクシルを破壊しなければできないが、壁を削っていくくらいなら何とかなりそうだ。
 だが、その削り方は装甲もない裸体をこすり付け無理矢理自分のサイズに洞窟を合わせていくもの。たとえ痛みやダメージはなくても、その壁から来る別の感覚に耐えられるのか……それは最奥まで進み確かめるより他はなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『夢姫レム』

POW   :    魔王覚醒
【マスカレイドの王】に変身する。変身の度に自身の【魔王の部位】の数と身長が2倍になり、負傷が回復する。
SPD   :    夢奪い
【目覚めぬ眠りをもたらす呪詛】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全対象を眠らせる。また、睡眠中の対象は負傷が回復する。
WIZ   :    レムのおともだち
召喚したレベル×1体の【幻想獣(イマージュ)マスカレイド】に【幻想の翼】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。

イラスト:ぴょん吉

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 各々に膨れた体を引きずりながら猟兵と騎士志願者エアトベーレがようやくたどり着いた、ギガンティア『エキスパンドアビス』の最深部。
 そこにいたのは、小柄な少女であった。
「冒険は楽しかった? 私は分からないけど」
 その姿は左右非対称のパジャマと仮面、そして背には禍々しい翼という異質なもの。ダンジョンの最奥にいる異形としては十分に相応しい姿はあるが、しかしこのギガンティアに限ればそれはあり得ない姿であった。
 その体は、正に幼い少女そのままだったのだ。
「ほんと、男の子ってしょうがないよね。こーんなのとか」
 少女の手足がすらりと伸び、モデルのような体形になる。
「こんなのとか」
 全身が一気に膨らみ、あり得ないほどの大量の筋肉で覆われる。
「こんなのが大好きなんて」
 胸と尻だけが丸々と膨らみ、幼い体を隠すほどのサイズになって揺れる。
「こんなのいくらでも変えられるのに、ばかみたい」
 次々と自分の体を拡張、変化させて様々な体形に変わっていく少女。
 このギガンティアの作用を自在に使いこなす彼女こそ『夢姫レム』。エリクシルと融合したこのギガンティアの核であり、はるか昔魔王候補として全てのエンドブレイカーを相手取った強力にして凶悪なマスカレイドである。
「ほんと、こんなの何の価値もない。私には何がいいのかわからないなー。ねぇ教えて、どこがいいの? ただ重いだけだし邪魔だし服買うの大変そうだしー」
 巨大な胸をゆさゆさ揺らして煽るレム。やたら楽しげなのは本当に煽るのが楽しいのか、あるいは実はこの巨大胸が気に入っているのか。
 そして、少女は自分と並ぶもう一つの『核』に目を向ける。
「あなた、女の子の癖にそんな男の子みたいなシュギョーとかするの? そんなのしなくていいのよ。私がいくらでもあなたの体を変えてあげる。苦労なんかしなくてもいくらでも強くも、大きくも、凄くもなれるのよ」
 レムが囁く甘言。それはエリクシルの甘い誘惑。それを見せつけるように、レムは自分の体を鍛えこまれた歴戦の猛者とも言うべき肉体へ変化させる。
「く……!」
 翻ってエアトベーレは、最早乳と尻に体が申し訳程度についているような無様な状態。彼女の誘いに一度頷けば、それだけでこの無残な体を捨て理想の力と体が手に入るのだ。
 しかしエンドブレイカーは、そして猟兵は知っている。エリクシルの誘い、それは願った者の全てを破壊し、終焉へと追い込む破滅の誘いでしかないと。
「ところで……呼んでない人まで来ちゃったね。ヒーロー気取り? ほんとそういうのつまんない。だから、あなた達も……」
 レムの体が丸く膨らみ。
「この深遠で、素敵なカーニバルの仲間になりましょ」
 そう言って魔王の翼を大きく広げた。
 さあ、ギガンティアを踏破してきた者たちよ。夢姫が齎す偽りの夢を破壊し、正しき夢を現実に向かわせるのだ!
全会原・タイガ
アドリブ・絡みOK

なりてぇ体はあるけどよ、ロクでもねぇ力に頼る気は無ぇんだよ!

胸と尻はまだ膨らみ続けてやがる…動くこと自体はできるが敵の攻撃を回避しきる自信は無ぇな。ならUCで肉体を強化して真っ向からぶちかましてやる!
ダンジョンの効果とUCによる変化で【連獄の呪紋】が反応し、肉体強化と変化が止まらなくなっちまうかも……!?


オトワレル・マキシマム
貴女が元凶ですのね!!!!!!なんてキュートな姿にしてくれやがりましたの!!!移動は大変だけど可愛いと思いますわ!!!!ただし!!姿はともかく服を破いたことは許されなくってよ!!!!!巨大なスピーカーガジェットで周囲を取り囲み、コロシアムバトルフィールドを形成しますわ!!!!わたくしの甘美なるボイスをリピート再生して丸々膨れたわたくし自身に照射!!跳ね回り特攻をしかけますわ~~~!!!!|舞踏会《マスカレイド》はお好き!!??ならばわたくしと踊りませんこと!!!!!わたくしが眠ろうとも、物言わぬ機械であるガジェットたちがステップ&ターンを踏ませてくれてよ!!!!!!



 ギガンティア最奥部にいたダンジョンの主『夢姫レム』。エリクシルの力でこの場所を作りあげた彼女は、このギガンティアの作用である肉体変化を己のものとして自在に自分の体を変化させる能力を得ていた。
「ほら、ねぇ、なりたい体があるんでしょ? どんな惨めな体の人でも、強くてきれいな体になれるのよ」
「なりてぇ体はあるけどよ、ロクでもねぇ力に頼る気は無ぇんだよ!」
 それを見せつけることでエアトベーレにエリクシルに屈するよう迫っていたレムに、全会原・タイガ(男は度胸!女でも度胸!・f23916)が力強く反論した。
「なぁに、そんなひどい体で言われても説得力ないわ。それともそのぶよぶよ、も~っと膨らませて欲しいの?」
 既に肉球と化しているタイガの乳に、自分の胸を膨らませて挑発するように押し当てるレム。その態度と感触にタイガが顔をしかめていると、大音響がそれを遮った。
「貴女が元凶ですのね!!!!!!」
 あまりの声に思わず耳を抑えるレム。それでもレムは気を取り直しそちらにも変わらず|挑発《メスガキムーブ》をかける。
「そうよ、だから私にお願いすればあなたも……」
「なんてキュートな姿にしてくれやがりましたの!!! 移動は大変だけど可愛いと思いますわ!!!!」
 だが、さらに大音量で続くのは意外にも肯定的な言葉。それを発するのは最早球体と化したオトワレル・マキシマム(爆音令嬢・f44434)の体であった。
「え、じゃあその……」
「ただし!! 姿はともかく服を破いたことは許されなくってよ!!!!!」
 そしてレムがそれに返そうとするのをまた遮り、体ではない別の所へのクレーム。確かにオトワレルのドレスの一部は首長娘との戦いで切り裂かれた傷が入っており、そこから深層まで移動してきた分の拡張でその傷はさらに引き伸ばされていた。
 そしてめいめいに巨大化した女たちを囲むように、大量のスピーカーが現れる。
「巨大なスピーカーガジェットで周囲を取り囲み、コロシアムバトルフィールドを形成しますわ!!!!」
 【ガジェットショータイム】でガジェットを召喚したことを大声で説明するオトワレル。そしてその中心でオトワレルは高々を笑い声をあげた。
「オーッホッホッホッホ!!!!」
 それは首長娘との戦いで使ったユーベルコードではなく、本当にただの高笑い。だが、それは周囲のガジェットに反響し音の洪水となってスピーカーの内側を揺らす。
「うおぉぉぉゆれるぅぅぅぅぅぅ!!」
「きゃあああっ!?」
 その音の奔流は中央にいたタイガの巨肉が波打つほど。その激しい波に、いやがらせ乳合わせをしていたレムが膨らませた胸ごと跳ね飛ばされ転がった。
「う、うぅ……もういいわよこんなの。さっさと眠りなさい!」
 自分の爆乳を押し込んで元の貧乳に戻し、翼を広げてそこから呪詛を撒き散らすレム。それが直撃し、オトワレルは球体の体の上にあるテレビ画面が消灯、そのまま眠りに落ちてしまった。
 そしてタイガも、その肉に呪詛がぶち当たる。
「まだ膨らみ続けてやがる……動くこと自体はできるが敵の攻撃を回避しきる自信は無ぇ……」
 その体質上、このギガンティア最深部の影響をもろに吸い込み続け際限なく膨れていくタイガの体。
「な。ならUCで肉体を強化して真っ向からぶちかましてやる!」
 ならやはりその体を武器にするしかない。タイガは【あやかしメダル「呪い牛」】を自身に張り付け、その体を自ら変化させた。
「ンモモモォ~~~!!」
 途端、タイガの乳と尻はもちろん、そこについていた四肢までが大きく盛り上がる。ただし四肢についたのは大量の筋肉であり、それを使って四足で走ることでレムに体当たりをぶちかました。
「え、なにそれ……きゃああっ!」
 自分の体より大きな乳房に跳ね飛ばされ、レムが宙を舞う。
 レムは空中で翼を広げ体勢を立て直そうとするが、その背に何かが激しくぶつかり今度は地面へと叩き落とされた。
「こ、今度は何よぉ!」
 後ろを振りむけば、スピーカーコロシアム内を縦横に飛び回る球体の姿が。それは録音した音に跳ね飛ばされる。オトワレルの体であった。
 今眠っている彼女の目論見を代弁するならこうだろう。
『わたくしの甘美なるボイスをリピート再生して丸々膨れたわたくし自身に照射!! 跳ね回り特攻をしかけますわ~~~!!!! わたくしが眠ろうとも、物言わぬ機械であるガジェットたちがステップ&ターンを踏ませてくれてよ!!!!!!』
 巨大な声を一度録音しておけば、あとは自分が叫ばなくても音の波動として自分の丸い体を跳ね飛ばしてくれる。狙いを付けることこそできないが、ギガンティア効果で膨れたオトワレル自身の巨体が攻撃範囲はカバーしてくれるはずだ。
 そんな巨大球体が跳ねまわるフィールドの地面は、さらに膨れたタイガの肉。
「ブモ、ウンモォォォォォォォォ!!」
 オトワレルが床でバウンドするたびにその体が深くタイガの肉に食い込み、タイガの絶叫と共にその部位が膨れて上にはじき返す。
「な、なによこれ、こんなの、わけわかんな……!」
 レムは懸命に飛び回って避けるが、彼女の肉体変化は拡大のみ。小さくなって避けるということは出来ない。
「|舞踏会《マスカレイド》はお好き!!?? ならばわたくしと踊りませんこと!!!!!」
 いつの間にか目を覚ましていたオトワレルの、マスカレイドの姫への誘い。そしてその下では、散々打ち据えられたタイガの肉が『連獄の呪紋』の反応で筋肉、脂肪双方が共鳴増殖を始めていた。
「モモモモモォォォォォォォォ~~~~~!!!!」
 乳尻が脂肪のフィールドと化し、四肢がそれを支える筋肉の柱となる。その肉のマットに、オトワレルに抑えつけられたままレムが叩きつけられた。
「げぶぅっ!?」
 その肉に全身挟まれ、『女の子』らしからぬ悲鳴を上げるレム。煽り、嘲るために膨らませた相手の肉に埋もれ、|少女《メスガキ》は自分の『悪戯』の制裁を分からせられるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

真宮・奏
【星月の絆】で参加

流石、夢姫というだけありますね。貴女こそ女性を侮辱してます。豊満な方は魅力的ですが、保つのに相当な努力がいります。大事なのは中身。魅力的な容姿にみあうだけのちゃんとした中身の伴った性格が必要。

まあ、もう言葉は不要ですね。問答無用で消し飛ばしましょう。何気に手数が多すぎるので【オーラ防御】【盾受け】【武器受け】【拠点防御】【受け流し】【ジャストガード】【受け流し】【鉄壁】!!足を踏ん張って受け切ります!!

覚悟はいいですか?女性の在り方を侮辱し、男性の尊厳を辱めた罪、許しません!!【限界突破】の煌めく神炎!!瞬さんと合計して6つの巨大な炎の球で攻撃!!


神城・瞬
【星月の絆】で参加

そこまで拗らせると呆れるしかないですね。スタイル維持するの大変なんですよ。女の方は。家族に身近にいますしね。自由に体型変えれる夢姫にはわからないでしょうが。あと、外見だけで中身悪辣は猛烈に嫌われます。

まあ、何をいっても無駄そうですので、とっと消えてもらいましょう。手数がとても多いので【残像】【心眼】【オーラ防御】【第六感】【回復力】で凌ぎます。

杖は持てませんが口で術の詠唱はできますので。【高速詠唱】【全力魔法】で凍てつく炎!!奏と合計して6つの大きな火の玉をぶつけます!!

勝手に人の在り方を決めないでください。悪意の入ったものなら尚更です!!消えてください!!



 夢姫レムはその外見通り、年端も行かぬ少女である。その年齢で魔王候補のマスカレイドとなり討ち果たされたが、再び蘇った彼女は肉体も精神もそこから時を刻むことはなくなっていた。
「そこまで拗らせると呆れるしかないですね」
 いかにもその|年齢特有の病気《中二病》をこじらせたような彼女の発言に、神城・瞬(清光の月・f06558)は呆れ気味に言う。
「スタイル維持するの大変なんですよ。女の方は。家族に身近にいますしね。自由に体型変えれる夢姫にはわからないでしょうが。あと、外見だけで中身悪辣は猛烈に嫌われます」
「えー、でも結局男の子ってこういうの好きなんでしょ? その癖口じゃ嫌いだなんだいって、ほんと意味わかんない」
 だが、レムはそれにも馬鹿にしたような口調で返す。全く相手の話を理解する気のなさそうなその姿勢に、真宮・奏(絢爛の星・f03210)も嘆息した。
「流石、夢姫というだけありますね。貴女こそ女性を侮辱してます。豊満な方は魅力的ですが、保つのに相当な努力がいります。大事なのは中身。魅力的な容姿にみあうだけのちゃんとした中身の伴った性格が必要」
 ギガンティア由来の能力で自在に体を変えられるレム。辛い努力をしている人間にとってそれを飛ばして結果だけを得られるというのは、まさに甘い誘惑。だがそれはまさにあり得ぬ夢。実際に体を作り維持したければ、相応の努力が必要なのが現実なのだ。。
 そしてまた、中身の伴わない外見だけの存在というのは往々にして嫌われるもの。このギガンティアの効果で帰られるのは肉体だけ。労せず理想の肉体を得たところで、それで心が満たされるかと言えば奏にはそうは思えなかった。
「夢は夢、なんて諦めてるからよ。夢がかなうと知った時、誰もがそれに従うの。そうよね? みんな」
 レムが言うと、その後ろに大量の首長娘が現れた。それは今度は綺麗に整えられた好スタイルを惜しげもなく着物からはみ出させ、さらに背中にはレムと同じ翼まで備えたまさに『理想』の体。
「さあ、カーニバルの始まりよ」
 レムの号令一下、首長娘たちが一斉に飛翔し、二人へと襲い掛かった。
「何気に手数が多すぎますね」
「性格はあれでも実力は相応、ということでしょうか」
 空中からの首による巻突きや頭での殴打、さらに爪による引っかきと、首長娘たちの猛攻が降り注ぐ。奏はそれに対し武器や盾、さらにオーラや己の耐久力まで動員。足を踏ん張ってその場を決して揺らがぬ堅守の構えを取ることで、絶え間ない攻撃をその守りで防ぎきらんとした。
 一方瞬は、敵の攻撃を心眼と第六感で察知、ギリギリまで引きつけ残像を見せるほどの速さで動くことで外すという回避中心の動き。それでも避け切れなかった分は魔法によって少しでも傷を回復させることで、防御力自体の低さをカバーする。
「ねぇ、どうして踊らないの? 踊れる脚にしてあげようか?」
 防戦一方の二人を嘲り笑うレム。彼女自身はその場から動かず首長娘たちを指揮しているだけだが、その指揮するイマージュのとてつもない数自体が彼女の実力を物語っていた。
 それに対して、瞬は口の中で何かをぶつぶつと呟いている。
「なぁに? 言いたいことがあるならはっきり言えば?」
 悪態でもついているのかとレムは笑う。だが、瞬の表情は落ち着いていた。
「杖は持てませんが口で術の詠唱はできますので」
 その瞬間、三つの青白い火球が首長娘たちをかき分け現れた。
「これは見た目通りの炎ではないですよ?」
 それは本来156個出せる【凍てつく炎】を、三つになるまで合成した大火球。
「この炎が、未来を照らす灯りとなるように」
 そしてそれに呼応し、奏も【煌く神炎】を三つ同じように出した。こちらも同じ数を凝縮した極大の炎。
「うそ、おっきい……イマージュたち、それを止めて!」
 その大きさに威力を見て取ったレムが首長娘たちを指示し、それを防ごうとする。指示に従い首長娘たちは火球に飛びついて自らの体で鎮火させようとするが、凝縮した火力の前には触れただけでただ燃え上がり、消えていくだけ。
「勝手に人の在り方を決めないでください。悪意の入ったものなら尚更です!! 消えてください!!」
「覚悟はいいですか? 女性の在り方を侮辱し、男性の尊厳を辱めた罪、許しません!!」
 二人で呼吸を合わせ、その火球をレムに叩きつける。イマージュ操作に集中しその場から動かないレムは、避けるための動作が一瞬遅れていた。
「うそ、いや……いやぁぁぁぁっ!!」
 |積み上げた努力《レベル》の分だけ合わさり大きくなった炎が、安易な変化を囁く少女の小さな体を飲み込み燃やしていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【POW判定】
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪

第1章時点から更に身長が伸びて、元の身長(170cm位)の四倍近くになってるよ♪
胸とか尻とかも割増しで増えて、(身長以外は)エアトベーレちゃんとそう変わらない4連肉玉状態だね♪
着ていた服?ご臨終だよ★

エアトベーレちゃんとの【連携攻撃】で敵を倒すよ♪
|一人《個の強さ》の限界と、仲間がいる事の良さをエアトベーレちゃんに教えてあげるね♪

UCは『クローネちゃんの巨大化ご当地怪人変身★』★
巨大化ご当地怪人形態に変身するね♪
先程同様、変身前時点の身長が伸びた事で、変身後の身長・体重が増加しているよ♪
【ご当地パワー/武器から光線】によるご当地ビームと、【ご当地パワー/重量攻撃/踏みつけ/怪力】によるご当地キックで戦うね♪
…いや、足よりも胸や尻の方が先に当たるだろうから、「ご当地ヒップ」とか「ご当地バスト」というのが正しいかな?
敵の攻撃は【鉄壁/硬化/回復力】で耐えるね♪



 改めて言うが、このエキスパンドアビスは体を拡張させるギガンティアである。そしてその効果は下層へ行くほど強力になり、ボスの控えるこの最深部ではそれは最大級となっている。
 その場所でクローネ・マックローネ(|闇《ダークネス》と|神《デウスエクス》を従える者・f05148)はどうなっていたかというと。
「うわー、おっきぃ」
 目の前でレムが馬鹿にしたように言いながら見上げる巨体。元々170cmの長身が4倍ほどになり、さらにそこからバランスを崩す膨れ方をしていた乳尻はより極端化。乳尻の超巨大肉玉が四つ並んだところに7メートル近いの芯のように体がついた、黒い肉の要塞の様な身体となっていた。
 上に同比率の肉体で身長は人並みのエアトベーレが乗り、まるで肉の鏡餅の如く。そしてもちろんこんな体に耐えられる衣装があるわけもなく。
「着ていた服? ご臨終だよ★」
 何もかもが曝け出された全裸肉餅となっていた。
「何それ気持ち悪ぅい。そんな体になっちゃって……でも大丈夫。私がカーニバルの見世物に使ってあげる」
 エアトベーレにも聞こえるように、レムはクローネを嘲り倒す。そして彼女の翼がはためき、さらに仮面から装甲が伸びレムの体に纏わりつき始めた。
「私なら、こんな風に魔王になって大きくなれるのよ。そんなぶくぶくの醜い体と違う、いずれは完全な魔王に至る体なの」
 身長を二倍に伸ばすが、元々小柄なレムではそれでもクローネの身長の半分にも満たない程度。だがその身体はより禍々しい部位に覆われており、彼女がかつて目指した|魔王《ゼルデギロス》へと近づいていることを示していた。
「そんな悍ましい力など……おうっ!?」
 クローネの上で、エアトベーレが歯噛みする。だがその怒りで震えるのは巨大な乳と尻で、その中の神経も拡張されているのかその振動だけでエアトベーレは奇声を上げて目を裏返す。
「おっほぉ♪ これも楽しいけど……ここはこれでイこうか♪」
 その振動が乗っているクローネの肉にも伝わり共鳴するようにクローネも声を出すが、その肉の振動で盛り上げるように肉の中から謎のフードを取り出した。
「西園寺ちゃん……アナタの力、ちょっと使わせてもらうね♪」
 肉をはねさせ、それを器用に口に運ぶ。その瞬間、クローネの肉体がさらなる変化を遂げた。
 元々巨大だった肉体がさらに大きくなり、全身から各地のご当地名産品が生えてくる。過去に取り込んだダークネスの力で生えてくるのは蝋燭……だが、それ以上に体の巨大化が凄まじい。
 元々7メートル級の身長だったのが三倍、そして当然それに比例して乳と尻も大きくなる。そしてその巨大化だけで肉に強烈な振動が走り、さらにその揺れがえあとべーれの巨肉さえも揺さぶって成長を促進させた。
「おぉぉぉぉぉぉぉぉ♪」
「うおぉぉぉぉぉぉぉ❤」
 二人は絶叫と共に、振動の分だけさらに乳尻を巨大化させた。これが【クローネちゃんの巨大化ご当地怪人変身★】、エキスパンドアビスバージョンといったところか。
「それじゃ早速……ご当地キーック♪」
 エアトベーレを乗せたまま、巨大クローネが跳躍する。その巨大さはレムの動きでも避け切ることができず、大きく吹き飛ばされる。
「さらにもう一発♪」
 そしてさらに追撃。これも躱せず吹っ飛ばされるレムだが、翼をはためかせて体勢を立て直しなんとかその場に着地した。
「な、なにがキックよ、全然違うじゃない!」
「大きすぎるから仕方ないね♪」
 何しろどう動こうともう手や足より乳や尻が前に出ている状態。いうなれば肉弾攻撃は全て「ご当地ヒップ」とか「ご当地バスト」というのが正しいような状態だ。
「この……ぶくぶくお肉!」
 レムが翼を使い一気に飛翔。魔王のものと化した腕でクローネに鋭い一撃を見舞った。
「もう一つ!」
 さらにその腕を起点に回転跳躍、クローネの上に跳びあがり、乗っていたエアトベーレに踵落としを決める。
「おっほぉ♪」
「ひぎゅぅっ!」
 それは鋭敏化している二人の肉を深々と穿ち、神経を抉るほどの刺激を与えた。だがエアトベーレはともかく、クローネは瞬時に体を硬化させそれを刺激程度のものに抑えた。
「じゃ……キめちゃおうか。|一人《個の強さ》の限界と、仲間がいる事の良さをエアトベーレちゃんに教えてあげるね♪」
 クローネの乳にご当地パワーが滾り、そこからご当地ビームが発射される。その発射口は言わずもがなだ。
「くっ……こんな……」
 そのまま逃げようとするレム。だが、空中から降って来た落石が直撃しその動きを止めた。
「ぐぅぅぅぅぅっ!!」
 否、それは石ではない。ビーム発射の反動で跳ね上げられたエアトベーレの巨体。それが逃がさぬとばかりにレムの体を抑えつけ、さらに尻の間で彼女の体を挟むことで拘束した。
「や、なによ、こんな……離して……」
 エアトベーレの尻は体よりはるかに大きい。例えば生かしていても元の小柄なレムの体を捕まえるくらいは容易い。
 そして、そこに向かってクローネが突進する。
「これが|連携《オーバーロード》の力だよ♪」
 そのまま胸からレムへ向かって激突、クローネの乳とエアトベーレ尻による連携重量攻撃が、レムを肉の中に埋もれさせ押し潰した。
「おぉぉぉぉぉぉっ!!」
「おおっ、凄い衝撃♪」
 その肉に伝わる感覚が、その攻撃の手ごたえを二人に確かに伝えていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
拡張部位:お尻と胸♥
女の体に欲情するのは男だけじゃないけど……
男になれば、その価値が分かるんじゃない?

【化術】でレムの股間に肉棒を生やし【誘惑】
男の本能に耐えながら私を眠らせようとしても
『運命改革・超魔逆転覇』の反射に
【催眠術・全力魔法】も乗せて逆に眠らせるわ

【念動力】で彼女の夢を【ハッキング】
夢と現実の両方で悦びを味わわせてアゲル♥
【怪力】で衣服を【引き裂き】
全裸になった彼女を押し倒し【騎乗】更に爆乳で顔を挟み【捕縛】

私の体液は媚毒の【呪詛】を含んでるの。
胸の谷間から漂う汗の香りはどんな花よりも甘く鼻腔を支配し
蜜壺に挿入された彼女の肉棒は欲望を吐き出さずに居られない

レムの手を掴み、私のお尻へと導けば
しっとり汗ばんだ柔らかい肉が彼女の掌に吸い付く

全身を全身で味わっても
飽きぬ。足りぬ。手放せぬ。
喰らい尽くせぬ肉。永遠の夢。それが女の在り方の1つ

睡眠中の負傷は回復するようだけど
魂そのものを取り込む私の【慰め・生命力吸収・大食い】は
無上の【回復阻害攻撃】
私と一緒に素敵な夢を紡ぎましょ、お姫様♥



 夢姫レムにはかつて協力者がいた。『うさぎさん』と呼ばれるそれは彼女を焚き付けるためこう言ったことがある。
『頑張れるかだって? それどころの話じゃない! 今や君は最強の魔王候補者だ!』
 そしてそれに対しレムはこう答えていた。
『男の子って、すぐ最強とか無敵とか言うよね。ばかみたい』
 彼女は異性の感性を理解しようとせず、幼稚だと見下す思春期少女特有の思考を持っていた。
「女の体に欲情するのは男だけじゃないけど……男になれば、その価値が分かるんじゃない?」
 その彼女にドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は言ってみるが、レムは馬鹿にしたような表情を浮かべたまま。
「いやよ、男の子なんて興味ない。こんなのに興奮するなんて、ほんとにばかみたいだもん」
 ここに来るまでに体以上に膨らんだドゥルールの胸と尻にあてつけるように、レムは自分の同じ部位を膨らませて揺らす。するとまるでそこから発せられるかのように、眠りの呪詛が辺りを包み込んだ。
 その呪詛を気にしないかのようにドゥルールは突っ込んでいき、レムに組み付く。そして巨大化した胸同士を押し当てて強引に身を寄せ、レムの股間に手を伸ばした。
「……なにこれ、気持ち悪い」
 さすられたそこを、レムは不快そうに見下ろす。そこは自身で肉体変化したわけでもないのに、パジャマがテントを張るように大きく盛り上がっていた。
 それに抵抗するかの如く呪詛がドゥルールを取り巻く。だが、ドゥルールを包んだ呪詛は全く同じ量レムを包み込み、その目を閉じさせた。
 がくりと力を抜いて座り込むレム。【運命改革・超魔逆転覇】で返した眠りの状態異常に自身の催眠術も乗せ、眠りのエキスパートであるレムを強引に眠らせたのだ。
「夢と現実の両方で悦びを味わわせてアゲル♥」
 レムの服を破り、自身が生やした巨大なものを露出させる。目を閉じたままぴくんとレムが反応し、解放されたそれは凶悪な固さで天を衝いていた。
 そしてレムの小さな顔を大きな胸で挟みながら、レムのそれの上に腰を下ろす。そのまま心も繋がろうとした瞬間に、レムの意識が向こうから自身を侵してきた。
「ここは私の世界よ。夢の中で私に適うと思った?」
 夢の中のレムが、ドゥルールの胸の中で嘲るように言う。姿勢や体こそ現実と同じ状態だが、こちらではレムの方が優位にあるような調子で喋っていた。
 夢姫レムに対し、オーバーロードの力で夢と現実を曖昧にしたような状態での戦闘。意識は己の領域にいるだけあり、レムは繋がっている場所から夢の呪いを捻じ込み、相手を支配しようとする。相手に付けられたそれを自分の力で包み、より凶悪に肥大化させ、武器として相手の体を抉り、意識と肉体の両方の破壊を狙うレム。
 彼女の力が己の体を裂こうとしているのを感じながら、ドゥルールはレムの手を取って自身の尻を抱かせる。しっとり汗ばんだ柔らかい肉を彼女の掌に吸い付かせ、胸の中の彼女に囁く。
「全身を全身で味わっても飽きぬ。足りぬ。手放せぬ。喰らい尽くせぬ肉。永遠の夢。それが女の在り方の1つ」
「私は女の子。あの時から、今でもずっと」
 もしマスカレイドにならずエンドブレイカーに倒されなければ、レムは今頃三十路近くにもなっていただろう。だが、彼女は己の時を止め、永遠のカーニバルを望んだ。彼女は永遠に『姫』であり『女の子』であって、『女王』や『女』になることは望まない。唯一望んだ変革は魔王に至ることだけの少女は、男を見下すのと同じように女になることも拒絶した。
 しかし、それならば少女である彼女を味わうだけとドゥルールはレムを喰らう。レムの肉体は反射された彼女のユーベルコードの効果で眠っている故に、眠り続けている限りその負傷は回復してしまう。
 ならば精神の方を吸収しつくそうとそちらを喰らっての回復阻害。だが、体が眠っていてもレムは夢の中では自由に動ける。
 夢と現実の境もあいまいになり、心を吸えば体が傷つき、眠り続ければそれが癒えるという状態。ドゥルールはつながった場所からレムを喰らおうとするが、その接続はレムにとっても相手の|夢《魂》をそのまま侵せる状態。
「……っ」
 ドゥルールの体内に己の呪詛を吐き出し、レムは震える。膨らませた胸からも似た色のものを無意味に吐き出しているのは、あくまで戯れにやっているのだと主張するためか。
 覚めないままに夢現の狭間を行き来する力と欲。
「私と一緒に素敵な夢を紡ぎましょ、お姫様♥」
 それは夢姫の精が吸い尽くされその膨らんだ体がしおれるまで、夢と現実を行き来し続くのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
色々と大変なのは否定出来ませんねぇ。

エアトベーレさんには、この様な『変則的な状況への慣れも、修練次第で力に変えられる』ということをお伝えしますぅ。
レムさんが用いた様な『肉体変異術』を修練で身に着けるのも一案ですし。

先程の『吸収』と階層の影響も有り、既に胸はガスタンク級以上、且つまだ膨れている状態ではありますが、『FGS』で重力を制御し『FAS』で飛行すれば問題ありません。
『FLS』で各『祭器』を召喚、『FPS』で敵方の動きを把握しつつ【慥鑒】を発動、レムさんを映した『鏡』から『祭器』を召喚しますねぇ。
【魔王覚醒】の影響が何であれ『相性的絶対性』が付与された各『祭器』の攻撃/防御は『負傷回復』の量を上回る『継続ダメージ』と『増加した部位への耐性』が得られますぅ。
相手の強さ故『膨乳速度』も大幅に増すことになりますが、この程度なら問題なく慣れておりますので、『胸』による[重量攻撃]で圧殺を狙うのも有りでしょう。
適性の関係上、解決しても暫く膨らみ続ける可能性は高いですが。



 ギガンティアの最下層まで下りたことで、エアトベーレの体は肉玉が連結したようなものになってしまった。その姿をレムは嘲笑い、理想の体に変えてやると言って自分の肉体を変化させて見せた。
「色々と大変なのは否定出来ませんねぇ」
 それに対し夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は、確かに乳と尻に体のほとんどを占領されるのは大変だと頷いて見せる。
「そうね、あなたもそんな体だものね。ねぇ、どれがどのお肉? ぶくぶく過ぎて分からない」
 そのるこるを、けらけら笑ってレムは指さす。降りるほどに体を膨らませるギガンティアの効果はるこるにも十全に作用し、一つ一つがガスタンク級の乳尻がのたうつ肉の要塞と言えるものへと変化していた。
 その笑いを無視し、るこるはエアトベーレに語り掛ける。
「この様な変則的な状況への慣れも、修練次第で力に変えられます」
 それはるこるの経験からくる言葉。彼女の技の中には肉体を極端なまでに肥大させ、それを力に変える者がいくつもある。またこのギガンティアに潜った他の猟兵たちも、それぞれに起きた変化を利用して戦いを有利に進めた者がいた。
 元より戦場に置いて、必ず安定した場所で予想通りの戦いばかりができるとは限らない。彼女が志す実働と実戦を行う騎士団ならなおさらである。
 この世界のみならず、文明レベルの近いアックス&ウィザーズ、逆に科学極まるサイバーザナドゥやスペースオペラワールド、そしてエンドブレイカーと並ぶ英雄たちの世界シルバーレインやサイキックハーツ。
 その他どんな世界にも、予想だにしない戦場は多くあった。しかしそれは敵の力になると同時に、逆用すれば戦いを有利に進められるものもまた少なくなかった。
 ましてや、今この場においてはこの変容が力になると敵が教えてくれているのだ。
「レムさんが用いた様な『肉体変異術』を修練で身に着けるのも一案です」
 ユーベルコードはどこまでも自由。敵の使った技を真似るのも、己に合う形に変えてしまうのも、修練次第でいくらでも可能なのだ。元々戦う力を多少なり持っているエアトベーレなら、UDCアースなどで平和な表世界のみに生きる一般人などよりずっとやりやすいはずだろう。
 そして、この変容した肉体での戦い方を見せようと、るこるは重力操作と飛行装置を合わせて巨大すぎる体を宙に浮かせた。
「そんな体で浮いてもすぐに天井につっかえちゃうよ?」
 相変わらず相手を馬鹿にするレムの前で、るこるは黙って装備を展開する。元々持ち込んだものだけでなく、そうでないものも強引に呼び出して並べていく様を見て、レムは自身の翼を広げた。
「そんなにぞろぞろ並べてもだめよ。カーニバルは多いだけじゃダメ。花がないと……ね」
 仮面や翼が巨大化し、さらに周囲にいくつもの手が浮かび上がる。かつて『|カーニバル《夢姫軍》』を率いてエンドブレイカーと戦った強力なマスカレイド『夢姫レム』の姿を再び顕現し、さらにその中にある自身の体までもを膨らませていくレム。
「私は素敵なカーニバルをもう一度作るの。カーニバルには夢がある。花がある。夢を叶えた女の子はどんな花よりきれいなの。だから……」
 彼女の周囲に舞う無数の手が筋骨で一気に膨れ上がる。
「邪魔はさせない……!」
 その全てが拳を握り、一斉にるこるに殴り掛かった。
 拳がいくつも巨肉にめり込み、それを揺らす。全身の肉が津波の様にたわみ揺れ、るこるの巨大な体を激震の如くに揺さぶった。
「大いなる豊饒の女神、あなたの使徒に『鏡姫の加護』をお与え下さいませ」
 そのダメージはかなりのもの。だが、るこるはそれを外面には出さず【豊乳女神の加護・慥鑒】を発動した。
 大きな鏡が現れ、レムの姿を映す。
 そこに移るのは当然レムの姿。だがそれはマスカレイド『夢姫レム』ではない。パジャマを着て枕を抱えた、金髪で色白で眠たげな表情。その身の内に尋常ならざる才能を眠らせた、しかしそれ以外はただの少女『レム』であった。
「……もう、忘れたわ」
 マスカレイドになる前。曲りなりにも唯一認めた男性であるあの『|怪盗《へんな人》』に|出会う《唆される》前のことなど、もう思い出す気もない。
 レムはるこるの肉に爪を突き刺し、翼を刃のように振るい、無数の手を殴りつけさせ続ける。
 しかし、その攻撃は直線的。そして、るこるの心は体を打たれ、そしてギガンティアの効果でも膨れ続けているこの状況でも全く冷静であった。
 るこるの用いたユーベルコードの効果は『相性的絶対性』が付与された祭器を呼び出すもの。それで呼び出されたのは『FXS』、精神干渉を遮断するものだ。
 肉にめり込むレムの力は強い。オーバーロードした身であってようやく耐えられるもの。しかし、それでもなお攻撃でも防御でもなく心を守る方向の強化が出たのは、レムの精神性によるものだろう。
 レムの力は強く、戦闘勘も優れている。知能だって低くない。しかし、彼女の心は少女のままで時が止まっているのだ。
 膨れ続ける体に慌てない。挑発に怒りもしない。強力な攻撃に苦しむこともない。注目を浴びたいカーニバルの姫にとって、|誰からも相手にされないこと《無視》こそが最もされたくないことなのだ。
 それはかつてただの少女だった時の何かが作用しているのか。だがそれを知る必要なしと、るこるは相手の攻撃を無視し祭器を差し向けて攻撃を返し続ける。
「この体……大丈夫なの……?」
「ええ」
 エアトベーレの不安げな声に、るこるは冷静に答える。そして、あくまで彼女に対してだけ、一つ教示を見せる。
「この程度なら問題なく慣れておりますので」
 このギガンティアの膨張効果、そして結果として胸が建造物級になることなど、最早数え切れないほど経験した当り前の事。
 そしてそれだから、この状況を武器にすることもできる。
「『胸』による[重量攻撃]で圧殺を狙うのも有りでしょう」
 あえて冷たい説明口調のまま、るこるは胸を持ち上げた。それはレムの攻撃をすべて無視したまま、その体の上に覆い被さる。
「いや……私は、もう一度……!」
 その先は言わせぬと、巨大な胸がレムを再びの深き眠りへと押し込んだ。

 その時、何かが壊れるようなした。それと同時に、ギガンティア全体が激しく振動し始める。
「ま、まさか、崩れ……!」
 エアトベーレの焦った声。だが次の瞬間、彼女と中にいた猟兵全てが、何もない野原に放り出されていた。
「え、あ……」
 そこは確かにあの洞窟が口を開けていた場所。しかし今は元からそんなものなかったかのように、ただ秋風が吹き抜ける草原となっていた。
 そしてエアトベーレが自らの体を見る。
「え、あ……あれ?」
 その体は、ごく普通の人間サイズとなっていた。服は完全に切れとんだ故に全裸だが、鍛錬によって筋肉のついた手足と腹。そして……豊満な胸と尻。
「こ、これは!?」
 元々細身だった彼女だが、ギガンティアの後遺症か膨れていた胸と尻を中心にかなり肉付き良くなっていた。だが、結果として無理な鍛錬でついていた筋肉に合う肉量になり、全体のバランスはむしろ整っている。
 これはただの怪我の功名か、あるいはあの夢姫の置き土産か。そして各猟兵……特にこう言った状況に適応性の高い者たちに土産が残されているかはまた別の話だが。
「結果として、色々と成長は出来た。私はこの経験が無駄だったと思わない。ありがとう」
 そう言ってエアトベーレは猟兵たちに頭を下げる。
 彼女がこの『成長』で夢を現実に変えられるのか。それはまだ、夢の先の話であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年10月17日


挿絵イラスト