帝都櫻大戰㉓〜尊厳破壊幻朧帝・怨嗟
●イティハーサ・零號
幻朧帝イティハーサは、エンシェント・レヰス『護国鉄神零號』と融合することで「意志」を獲得し、侵略新世界『|殲機鋼鉄共栄圏《せんきこうてつきょうえいけん》』を創造した。
全国民が肉体を失い|鉄人形《ロボット》と化した、太平洋戦争期にも似た戦乱の世界が、幻朧帝の号令により他世界の侵略に乗り出そうとしている――!
「侵略新世界『|殲機鋼鉄共栄圏《せんきこうてつきょうえいけん》』の国民には、零號に搭載された8億の魂が使用されていると聞く。死後も尚尊厳を傷つけられ、憎き仇敵の尖兵として駆り出されんとしている彼等を放ってはおけないだろう」
いつもと違った男口調で話し出す、グリモア猟兵の功・三成(平安さぽおと女房・f42973)。
「|鉄人形《ロボット》に組み込まれた魂達が怨嗟の叫びを上げる度に幻朧帝はより強大な力を得る。攻撃も熾烈になるだろう」
怨嗟の叫びという名のバフがかかっている状態。だが、バフを減らせぬという事はない。
「その怨嗟は衝撃波と強い怨みの念で聞く者の行動を封じてしまうが、猟兵達が何らかの手段で彼らの叫びを聞き届け、怨嗟を少しでも和らげることができれば悪影響も弱まるはずだ。魂達が猟兵に完全に同調し、心を開かせることができれば、彼らの叫びは逆に猟兵に力を与えてくれるようになる。ここまでの作戦を理解した上で、戦場に挑んで欲しい」
三成は普段通りの口調に戻りながら、グリモアの転移を始める。
「それでは皆様、健闘を祈ります」
ぺこりとお辞儀をして猟兵達を見送る、三成だった。
椿油
椿油です。このグリモア猟兵、たまに男性口調になります。やめて! もう護国鉄神零號の中の八億の魂の尊厳は0よ!
戦争なので1章構成、『イティハーサ・零號』とのボス戦です。
プレイングボーナスは「理不尽な叫びを聞き、怨嗟を和らげてあげる/魂達を味方に付け、強化を受けて戦う」ことです。
皆様のアツいプレヰング、お待ちしております!
第1章 ボス戦
『イティハーサ・零號』
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POW : 天矢『殲機鋼鉄共栄圏』
【命令と共に飛来する殲滅機械矢(ミサイル)】に乗り、レベル×5km/hで飛翔する。飛翔突撃も可能。
SPD : 神鷹『殲機鋼鉄共栄圏』
【飛翔する神鷹の真下の大地】から【無数の生命殲滅鉄人形】を召喚する。[無数の生命殲滅鉄人形]はレベル×5km/hで飛翔し敵を攻撃する。使用者はこれに騎乗可能。
WIZ : 骸眼『殲機鋼鉄共栄圏』
【骸眼の蠢き】を合図に、予め仕掛けておいた複数の【足止め用の対猟兵鉄人形軍団】で囲まれた内部に【『殲機鋼鉄共栄圏』の爆弾の雨】を落とし、極大ダメージを与える。
イラスト:炭水化物
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ツォーナ・ロチェアーダ
この戦場…覚悟を決める必要がありそうですね!
まずは盾を構えて、8億の皆さんに呼びかけましょう!
皆さん、好き勝手に踏みにじられ、挙句にこうして利用される事にはさぞかしお怒りでしょう…ならばその怒り、怨嗟、すべてボクにぶつけてください!
それらは必ずボクが受け止め、貴方達が憎むべきである相手に叩き込んできます!
恐らく最初はその衝撃波で身体は動かくなるでしょうし、ミサイルも飛んでくるはず…。
ですが【覚悟】を持って受け止め耐えていれば、必ずその恨みは和らぎ動けるようになるはず…!
そうなれば後は幻朧帝に突撃したての一撃を叩き込み、7倍の衝撃波…いえ、いっそ8億7倍の衝撃波を叩き込むぐらいの気迫で行きます!
「この戦場……覚悟を決める必要がありそうですね!」
ツォーナは【カーバングル】を盾に変形させて構え、8億の魂へと呼びかける。
『オオォオォォォ……!!!』
「皆さん、好き勝手に踏みにじられ、挙句にこうして利用される事にはさぞかしお怒りでしょう……ならばその怒り、怨嗟、すべてボクにぶつけてください!」
『怨み……晴らす……!!!』
「それらは必ずボクが受け止め、貴方達が憎むべきである相手に叩き込んできます!」
『本当か……!!!』
怨嗟を吐き出し始める8億の魂達。ツォーナは盾を構えて、全ての怨嗟、そして|殲滅機械矢《ミサイル》を受け止める。
『ウガァァァァ!!』
『我が……怨み……!!』
『おかあちゃん……どこ……!?』
『怖いよ……つらいよ……!!』
『許さない……!!』
『ちくわ大明神……!!』
『おのれぇぇぇ!!!』
「(も、もう少し耐えれば!)」
怨嗟を受け止め続けた事により、怨嗟の叫びは軽くなり、やがて反転し始める。その機会を逃さず、UC《カウンターインパクト》を発動したツォーナは|殲滅機械矢《ミサイル》を受けてすぐにシールドバッシュと魔力の衝撃波で装甲を破壊していく。攻撃を受けた直後で威力は7倍、いや怨嗟を乗せて8億7倍だ。
「全ての怨嗟、ボクが受け止めました! 覚悟ーーッ!!!」
『ぐぐ……!!』
融合した護国鉄神零號の身体にヒビが入り、イティハーサの身が少しばかり揺れたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
朱鷺透・小枝子
サイキックシールド展開、攻撃を【オーラ防御】
そして【呪詛】で以て彼らの怨嗟と繋がる!
怨敵に使われるなど、他世界を侵略させるための兵器にされるなど!!
許せぬ筈がないだろう!至極最もだ!ならば怒れ!なげきではなく!敵への怒りを、イティハーサへの怒りを燃やせ!!それが、自分達の力になる!!!
|怨嗟《なげき》ではなく|憤怒《いかり》を煽り、その怒りと同調し、
『ディスポーザブル』発動!【念動力】RX騎兵刀を【投擲】
強化した念動【怪力】で、イティハーサ目掛け巨刀を豪速でぶん投げる!!念動力で軌道制御!飛翔するイティハーサへぶち当て落し!
そこへ【呪詛】崩壊霊物質纏う騎兵刀で!!鉄神の中の本体を呪い壊す!!!
小枝子は【サイキックシールド】を展開し、攻撃をサイキックのオーラで防御しつつ怨嗟と呪詛でリンクして演説を開始する。
「怨敵に使われるなど、他世界を侵略させるための兵器にされるなど!! 許せぬ筈がないだろう! 至極最もだ!」
『オオオォォォォ……!!』
「ならば怒れ! なげきではなく! 敵への怒りを、イティハーサへの怒りを燃やせ!! それが、自分達の力になる!!!」
『オオォオォ……。オオオオオオオオーーーーッッ!!!!!』
憤怒を煽った小枝子は、それに合わせてUC《ディスポーザブル》を発動し強化された【RX騎兵刀】をイティハーサへとぶん投げる。念動力で角度を変え、|殲滅機械矢《ミサイル》に乗って飛翔するイティハーサを追いかける。
『いけぇぇぇ……!!!』
『やってしまえ……!!!』
『赦さぬ……!!!』
崩壊霊物質の呪詛を含んだ【RX騎兵刀】がイティハーサへと当たる。
『ぐぬぉ……!!』
呪いの力で、本体であるイティハーサを徐々に壊していくのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ガーネット・グレイローズ
すべての民がロボットに成り果て、戦争を強要される世界か。
そんな忌まわしい世界を創るのが貴様の望みか…!
私の《第六感》が、鉄人形と化した人々の怨嗟の声を感じ取る。
鉄人形が周囲に集まってきたのを見計らい、【終末異界兵器:審判】
を発動する。天使型魔導兵器が吹き鳴らす終末のラッパに合わせ、
ローズタクトを振るって、強い恨みの念を和らげるための
《慰め》の調べを奏でよう。機械の体となった彼らには、
特に有効に働くはずだ。
うまいこと鉄人形の包囲を抜け出したら、すぐに紅剣を発現させて
イティハーサ・零號本体へと斬りかかる。
エナジー刃による《鎧無視攻撃》と《連続コンボ》で集中攻撃だ!
貴様だけはここで絶対に討ち果たす!
「すべての民がロボットに成り果て、戦争を強要される世界か。そんな忌まわしい世界を創るのが貴様の望みか……!」
『生命は要らぬというこの意思が分からぬ限り、汝には儂の趣旨が判からぬだろうな……』
イティハーサはそう零した。
ガーネットは猟兵鉄人形軍団の怨嗟の声を感じ取った。集まって来た鉄人形へとUC《終末異界兵器「ⅩⅩ:審判」》を発動し、空から現れた天使型魔導兵器によるラッパの演奏と共に、【ローズタクト】を振るって慰めの旋律を奏でる。
『あぁ……救ってくれ……!!』
『たすけて……我々を救済して……』
『ありが……とう……』
怨嗟の声がガーネットへと味方していく。猟兵鉄人形軍団の叫びに後押しされて包囲を抜けると、サイキックエナジーから【|紅剣《こうけん》】を作り出し、イティハーサへと斬りかかっていく。
「貴様だけはここで絶対に討ち果たす!」
エナジー刃で次々と斬り刻んでいくと、イティハーサは痛みに苦しみながら溜め息をついた。
『……汝には、判からぬか』
ガーネットが怒る中、イティハーサは傷ついていくのだった。
大成功
🔵🔵🔵
フィーナ・シェフィールド
アドリブ連携歓迎♪
囚われ続けていた8億の魂、解放してあげないと、ね。
幻朧帝をやっつけて、みんなを安らかな場所へ!
シュッツエンゲルを展開しオーラ防御の結界で攻撃を軽減しつつ、ツウィリングス・モーントから破魔の歌を響かせます!
「魔を祓い、傷つきし者を癒す。響け、聖なる旋律!」
【交響詩『天秤の女神』】を奏でます。
悪しき魂には破魔の旋律によるダメージを。
疲れ傷ついた魂には、慈愛の旋律による癒しを。
「みんな、ちょっとだけ…その怨嗟を晴らすために、力を貸して!」
鉄人形に捕らわれた魂を癒し、帝の呪縛から解放すると共に、みんなの力を借りて幻朧帝に向けて破魔の歌声を響かせます!
「この世から消えなさい、幻朧帝!」
「囚われ続けていた8億の魂、解放してあげないと、ね」
【シュッツエンゲル】を展開するフィーナ。
「幻朧帝をやっつけて、みんなを安らかな場所へ!」
【|ツウィリングス・モーント《双子の月》】から破魔の歌を響かせていく。
「魔を祓い、傷つきし者を癒す。響け、聖なる旋律!」
UC《交響詩『天秤の女神』》を発動し、フィーナの破魔の歌が破魔の旋律と慈愛の旋律を奏でていき、怨嗟どよめく8億の魂を癒していく。
『ああ……気持ちいい……』
『こんな気分は……久しぶりよ……』
『癒される……』
そして、フィーナは8億の魂へと呼びかける。
「みんな、ちょっとだけ……その怨嗟を晴らすために、力を貸して!」
怨嗟の叫びは救われ、加護の声へと変化していく。そして、イティハーサへ向けて破魔の歌声を響かせた。
「この世から消えなさい、幻朧帝!」
響き渡る加護と破魔の音。イティハーサの身にヒビが入った。
『ぐぬぉ……!!』
8億の魂の声がこだまし、フィーナの声が強まっていくのを感じたイティハーサは身を抑えるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
真月・真白
避けられぬ世界の仕組みだとしても、過去は棄て去るだけじゃない、敵対するだけじゃない、歴史として拾い記し、それは未来を目指すための道標になる…イティハーサ、僕は貴方とは決して折り合えない…歴史は『|未来《いのち》』のためにあるんだ!
再孵化させられた護国鉄神零號は、僕が相対した彼とは別
ですがその時の宣言を違える気はありません
UC発動、本体である歴史書を開きペンを手に歩みます
零號、そして八億の魂たちよ、貴方達の『過去』を、今こそ『歴史』として記します
どれだけ攻撃を受けてもやめません。滅びによる怨嗟も、それより以前の彼らの『|物語《人生》』も全てを受け止め、遺し、未来へ繋ぐために
攻撃は栞型霊符で
朱鷺透・小枝子
怒りとの同調を維持し!『摩訶鉢特摩』発動!
【呪詛】戦場内を極寒地獄に変え魂縛る鉄人形と『イティハーサ・零號』、爆弾の雨もまとめて凍結する!
凍て尽き壊れ果てろ!イティハーサ!!
これは貴様への、怒りと憎悪の血潮だ!!!
【念動力】で血氷で染まった|鉄人形氷塊《味方》を掴み【投擲】!
高速で飛ばしイティサーハへぶつけ【重量攻撃】
一発では生温い!何度でも怒りを燃やせ!!
貴殿らと自分の手で!奴を壊すのだ!!!
【闘争心】を燃やす血氷で染まった鉄人形凍結軍団を念動力で操り、弾幕投擲!間断なく!隙間なく!息をつかせぬ物量弾幕で『イティハーサ・零號』の凍結した|装甲《鉄神》を砕き|骨身《本体》まで凍てつかせて砕く!
「避けられぬ世界の仕組みだとしても、過去は棄て去るだけじゃない、敵対するだけじゃない、歴史として拾い記し、それは未来を目指すための道標になる」
真白は歴史を紡いで来た身として想いをあらわにする。
「……イティハーサ、僕は貴方とは決して折り合えない……歴史は『|未来《いのち》』のためにあるんだ!」
『ならば……やって見せよ。歴史を紡いで見せよ……』
イティハーサは真白へと無数の生命殲滅鉄人形を新たに仕向ける。
「凍て尽き壊れ果てろ! イティハーサ!! これは貴様への、怒りと憎悪の血潮だ!!!」
UC《摩訶鉢特摩》を発動した小枝子は、戦場に大紅蓮地獄を発生させ、極寒の戦場は鉄人形、イティハーサ、爆弾の雨を丸ごと凍結させる。
『汝は……!』
次の瞬間、凍り付いたイティハーサの目の前に飛んで来る血氷で染まった鉄人形の氷塊。その姿は憤怒に染まったままだった。
『オオォオォォォ!!!』
「一発では生温い! 何度でも怒りを燃やせ!! 貴殿らと自分の手で! 奴を壊すのだ!!!」
『オオオオォォォォォォォォ!!!』
次々と投擲される|鉄人形《味方》達。
真白は、新しく増えた生命殲滅鉄人形に対しUC《歩み記し続ける歴史書》を発動する。
「零號、そして八億の魂たちよ、貴方達の『過去』を、今こそ『歴史』として記します」
|物語《人生》を紡いでいく。歴史書にまた1ページ1ページが刻まれていく。数億の怨嗟も受け止め、次へと繋いでいく。UCと血氷の力で、攻撃をも遮断していく。
「貴殿らも怒りを燃やせ!! そして奴へと歯向かえ!!!」
小枝子の言葉に、次なる投擲の弾丸となる無数の生命殲滅鉄人形は即座に氷の弾丸へとなってイティハーサへと飛んで行った。
「未来へ繋いでいきましょう」
真白も栞型霊符を飛ばして加勢する。
『ぐっ……護国鉄神零號に潜む歴史の全てを味方につけたか……儂は……このような歴史は……望んでいない!!』
――投擲される霊符と鉄人形が、|鉄神《装甲》をも砕き、骨へと到達し、凍てついたイティハーサは砕かれる。
それと同時に、8億全ての鉄人形が雄叫びを上げて勝利を喜んだのだった。
大成功
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