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帝都櫻大戰⑪〜より凄い"ワル"（性癖）を見せろ！

作者：ナイン高橋

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●　～デビルキングワールド～　護国鉄神零號 VS破軍
『何だ……？　悪魔と呼ばれる強き者達が、我の配下になろうとしている！？』
「『物凄く強いのにバカな奴』の相手にはうんざりしているのですが……まあ片っ端からぶっ飛ばせば、考えを改める事でしょう。私にあのバカ共をぶっ飛ばす力があれば、の話ですが……」

『うおー！なんだあれ！？すっげー"めちゃくちゃパワフルでカッコいいワル"っぽいぞ！』
『マジかよ！？もしかして"デビルキング並みにスゴい奴"なんじゃ！？』
『こうしちゃいられねぇ！オレたちも"ワル"になるチャンスだぜ！』
『配下にしてくださーい！あ、これ履歴書です』

●グリモアベース
「という訳で、護国鉄神零號の味方に付こうとし始めている一般悪魔さんたちをどうにかしてきてください」
　朝倉・くしな（鬼道羅刹僧・f06448）が説明を開始する。
　デビルキングワールドでは黄金大迷宮（6thKINGビームスプリッターが建設した迷宮）を起点に突如として大量の幻朧桜が溢れ出し、住民の悪魔達をサクラミラージュに引きずり出そうとしている。
　同時にエンシェント・レヰス『護国鉄神零號』もこの地に現れたと思ったら、あろうことか地元の悪魔達は彼を「デビルキング並みにスゴい奴」と憧れの目で見上げているのである……！
　既に『護国鉄神零號』を「めちゃくちゃパワフルでカッコいいワル」と認識した一部の悪魔達が、護国鉄神零號の味方に付こうとし始めてしまっているのだ！
「デビルキングワールドの一般悪魔さんはその辺のオブリビオンなんか屁でもない位に凄い強いしなんやかんや皆して強大なユーベルコード使いです。このまま敵の支配下に組み入れさせるわけにはいきません」
　幸い、猟兵にはキャンピーくんの力でこの世界に渡ってきた妖狐七星将『破軍』が協力を申し出てくれている。
　護国鉄神零號の元に集結しようとしている悪魔を破軍と一緒にちぎっては投げて、「猟兵の方がもっとずっとヤバくてカッコいい」と思い直してもらうのだ！
「特に今回集結している一般悪魔さんは『ヲークサモナー』さんたちばかり。彼らは同じ"同士"を探していたり、より深い"共感できるワル"を示すことで、戦わずとも猟兵のワルに付いてくれます」
　彼らは厳しい修行の末《魔法使い》へと覚醒した豚の悪魔たち。《召喚術》を得意とする。
　『現実の美少女には紳士的にノータッチ』がモットーで、背中のウネウネは召喚術の媒体のようで、ユーベルコードを使うと消失するようだ。
　悪魔さんたちは皆"いいこ"で、デビルキング法の下、"ワルいことはいいことだ！"と言う思考で行動している。
　基本的に「ワルいことしたいな～……なんも思いつかん！！！ええっ！？黒板消しの罠を作った！？すっごいワルじゃん！！！！！」みたいな感じである。
　あと、一般悪魔さんたちは凄い頑丈なので、猟兵の本気の攻撃で焼いても刺してもまずまず死ぬことはない。
　本気で殺そうとしない限りは大丈夫なのでガンガン攻撃して欲しい。
「一般悪魔さんたちに『猟兵の方がやっぱりワルじゃん！！！』と思って貰うには皆さんの力が必要です。よろしくお願いします」

第1章 集団戦 『ヲークサモナー』

POW   :    “同志”よ、助太刀するぞ！ 【同じ性癖を持つ者】が自身の元へ多く集まるほど、自身と［同じ性癖を持つ者］の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。 SPD   :    この女の子の姿になる装備と合体する設定は使える！ 【黒歴史ノート】に封じた【美少女精霊を宿したさいきょうのそうび】と合体し、あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になる。ただし解除時にダメージを全て受ける。 WIZ   :    出ませい、妹姫騎士！ 自身の【生命力（社会的な意味で）】を代償に、1〜12体の【妹姫騎士】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●
「まあ、護国鉄神零號さんは格好良いですからねえ。ちょっと、彼等の性癖と零號さんの方向性は違う気が致しますが……しかも、今は中身がオブリビオンになったせいでワル」
　7thKINGの代表格の1人であるアルテミシア・アガメムノン（黄金の女帝・f31382）は一般悪魔さんであるヲークサモナーさんたちがつこうとするのも分かりますと頷いていた。
「まあ、そうは言ってもオブリビオンにつくのはダメです！」
　しかしだからと言って世界を破壊してしまうようなガチのワルは推奨できない。
　ここは猟兵としてデビルキングとして、正しいワルを教えてやるしかないだろう！
「ワルにつくのはいいですがオブリビオンかどうかちゃんと見分けられる様に教育して差し上げましょう！」
　アルテミシアの方向性は、普通に力こそパワー！
『出ませい、妹姫騎士！』
　ヲークサモナーが性癖前回の妹姫騎士ちゃん（×１２体）（ある日突然、１２人も妹が出来たら、どうしますか？それもみーんな、姫騎士だったのです！）を召喚してきた！
「焔神の乱舞（ヒノカグツチ）発動！ジュジュジュと妹姫騎士ごとこんがり焼いてあげましょう！」
『うおー！？拙者の妹姫騎士ちゃんたちがぁーっ！？』
　無数の大焔球が高速で旋回し戦場を駆け巡り、ヲークサモナーの性癖ごと焼いて回った。
　なんて強引な解決法！まさにワル！
　なおヲークサモナー自身は頑丈なのでこの程度の攻撃ではビクともしなかった。
「ほほほ、オブリビオンにさえ与さなければ趣味は自由です！大いに楽しみなさいな！」
　そんなこんなでアルテミシアは一般悪魔さんを正気に戻すのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●
「破軍さん、よろしくおねがいしますわね」
「ええ。ああいうの物凄く強いのにバカな奴は片っ端からぶっとばせば、考えを改めるでしょう。よろしくお願いします」
　妖狐七星将『破軍』はうんざりした顔でレナ・フォルトゥス（森羅万象爆裂魔人・f09846）にぶっ飛ばす方の担当をふってきた。
　仕方ない。彼女は猟兵としては特に覚醒しておらずユーベルコードも持っていないのだ。
　普通にユーベルコードに覚醒してる一般悪魔さんは１人１人がめっちゃ強いのである。
『うおー！なんだあれ！？すっげー"めちゃくちゃパワフルでカッコいいワル"っぽいぞ！』
『マジかよ！？もしかして"デビルキング並みにスゴい奴"なんじゃ！？』
『こうしちゃいられねぇ！オレたちも"ワル"になるチャンスだぜ！』
『配下にしてくださーい！あ、これ履歴書です』
　そんな一般悪魔さんはドテドテと護国鉄神零號の元へと配下にして貰おうと走っていた。
「……オーク？？にしては、触手付き……かと思ったけど、あれって触媒なのね？噂のケルベロスディバイトのヤツと同じかと思ったら別なのね」
　このヲークサモナーさんは厳しい修行の末《魔法使い》へと覚醒した召喚術の使い手たち。
　背中に背負っているウネウネは触媒で召喚術を使うと消失する。
　なおモットーは『現実の美少女には紳士的にノータッチ』である。
「アルダワにもいるし、他にも色んなところで見る変種……A＆Wにいる普通のオークより多く見かけるのは気のせいかしらね？？」
　でもA＆Wには一応複数種類いるし、アルダワもダンジョン敵なので出て来ても特に問題はないと思うの。
　あとモンスターやデウスエクスと、豚の悪魔で、最終的に何となく見た目は同じに見えるけど種族とか出自は全く違うし。
「ま、いいわ。どうせ、その触手でアレコレ、助平案件しでか……しはしないのだったわね。でも悪魔ですし止め刺さなければどうって事ない連中のようですからね。思いっきりやらせてもらうわね」
　あれこれ考えていたレナであったがやることは決まっている。
　一般悪魔さんが護国鉄神零號の元へ行こうとするのを力づくで止めて猟兵の方がカッコいいと思わせるのだ！
『なんだお前！？えーい邪魔するな！オレたちは"ワル"になるんだぁ！』
『どうしてもっていうなら……おいでませい！妹姫騎士！』
　道を塞ぐように現れたレナに対してヲークサモナーたちは背中の触手を消失させ、代わりに性癖全開の妹姫騎士を召喚してきた！
　その数、１２体！（ある日突然、１２人も妹が出来たら、どうしますか？それもみーんな、姫騎士だったのです！）
「大きければ強いだろうけど、それだけが強さの基準じゃないわよ。という訳で……スーパーノヴァ！！」
　レナはヲークサモナーの召喚術に対して問答無用のユーベルコードを発動！
　２つの腕輪と４つの指輪を全て光らせるのを合図に、破軍に通るであろう道筋を聞いていたレナは事前に仕掛けておいた超巨大魔法陣でヲークサモナーを閉じ込めて【超新星爆発】を落とし、極大ダメージを与える！
『ほわーーーっ！！！！？？？？』
「さすがに悪魔だけあって死んでないのですわね……」
　妹姫騎士ちゃん１２体はすぐに全滅したが、当然のように頑丈な一般悪魔さんであるヲークサモナーは無事で、ただただ待伏せ！？罠設置！？パワー！！→それってワルなんじゃ！？と感動してレナの配下になります！履歴書です！とか言ってきはじめたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

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『うおー！なんだあれ！？すっげー"めちゃくちゃパワフルでカッコいいワル"っぽいぞ！』
『マジかよ！？もしかして"デビルキング並みにスゴい奴"なんじゃ！？』
『こうしちゃいられねぇ！オレたちも"ワル"になるチャンスだぜ！』
『配下にしてくださーい！あ、これ履歴書です』

「かっこよさのアピールって難しいな……でも頑張って戦ってみる……」
　護国鉄神零號のパワフルさに思わず惚れ込んでしまったらしい一般悪魔さんたち。
　彼らを、オブリビオンの配下にさせないために霧崎・天音（異世界のラストドラゴンスレイヤー・f40814）はその力を相手に見せて自分の方がワルだと主張することにした。
「かっこよさアピールならやっぱり……空を飛び回りながら並み居る敵を蹴散らして倒していくのがいいかな」
　そのために天音はドテドテと走って護国鉄神零號の元へいこうとしていたヲークサモナーたちの前に飛び出す。
「待って」
『むむぅ！何ヤツ！？』
「護国鉄神零號の元へ君達をいかせるわけにはいかない」
　堂々と進路を妨害すると武器を構えてみせる天音
『ブヒョー！あんな"めちゃくちゃパワフルでカッコいいワル"の部下になれば、オレもワルになれる！邪魔するなー！』
　ヲークサモナーはワルになりたーいと言う気持ちでぶつかりにいく。
『“同志”たちよ、助太刀してくれ！』
　なんと、ヲークサモナーは別の同じ性癖を持つヲークサモナーを召喚術で呼び出すことが出来るのだ！
「これが竜殺しの……最後の一撃！ラスト・ドラゴンスレイヤー！」
　天音は真正面からユーベルコードを発動！
　炎と冷気を宿したダブルパイルバンカーをプロメテウス炎神で加速し攻撃！
　普通ならやばそうな攻撃力だが、一般悪魔さんは悪魔さんなので死ぬことはなくただただ吹っ飛ぶ！
「私は別の世界で最後の竜を打ち倒したことがある。今使った技はその一撃！本気を出したら皆倒れてしまうことになる！」
（これで悪魔の皆もかっこいいと思ってくれるかな……）
『ブヒョー！すごいパワーブヒョー！』
　ぶっ飛ばされたヲークサモナーは見た目でしか判断していなかった護国鉄神零號よりも、やっぱり猟兵がワルぅ！と考えなおしてくれたのであった、

大成功 🔵​🔵​🔵​

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『うおー！なんだあれ！？すっげー"めちゃくちゃパワフルでカッコいいワル"っぽいぞ！』
『マジかよ！？もしかして"デビルキング並みにスゴい奴"なんじゃ！？』
『こうしちゃいられねぇ！オレたちも"ワル"になるチャンスだぜ！』
『配下にしてくださーい！あ、これ履歴書です』

「護国鉄人零号のパワフルさをすごいワルだと思っているなら…更なるパワーを見せつけてやれば良いんだ！」
　護国鉄神零號のパワフルさに思わず惚れ込んでしまったらしい一般悪魔さんたち。
　彼らを、オブリビオンの配下にさせないための方法としてレイヴァ・エレウネラ（恐れ知らずな外界の女神・f44350）は脳みそ筋肉的思考に辿り着いてしまっていた。
「一杯殴ってちぎっては投げればいいって破軍さんも言ってたよ！」
　そしてレイヴァはドテドテと走って護国鉄神零號の元へいこうとしていたヲークサモナーたちの前に飛び出す。
「そこまでだよ！」
『むむぅ！何ヤツ！？』
「護国鉄神零號の元へキミ達をいかせるわけにはいかない」
「というわけで、ヲークサモナーさん！勝負を申し込むよ!」
　堂々と進路を妨害すると徒手空拳で指をさすレイヴァ。
『ブヒョー！あんな"めちゃくちゃパワフルでカッコいいワル"の部下になれば、オレもワルになれる！邪魔するなー！』
　そんな二人にヲークサモナーはワルになりたーいと言う気持ちでぶつかりにいく。
『“同志”たちよ、助太刀してくれ！』
　なんと、ヲークサモナーは別の同じ性癖を持つヲークサモナーを召喚術で呼び出すことが出来るのだ！
「待ってたよー！てやー！」
　召喚されたヲークサモナーさんたちは一般悪魔さんなので普通に強いのだが、レイヴァはそんな彼らの腕前を体感するとより燃え上がって突撃！
　杖や拳で攻撃されても決して避けずに肉体強度の高い体で受け止め、怪力パワーで正面から連続コンボで吹っ飛ばす！
　普通ならやばそうな攻撃力だが、一般悪魔さんは悪魔さんなので死ぬことはなくただただ吹っ飛ぶ！
「さぁ！キミたちが納得するまでボクのパワーを見せてあげるよ！」
　こうして真正面からパワーでねじ伏せることで、猟兵もすごいパワーを持ったワルだと思って改心（？）してくれたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●
『“同志”たちよ、助太刀してくれ！』
　なんと、ヲークサモナーは別の同じ性癖を持つ"同志"を召喚することができるのだ！
「クローネちゃんの性癖は固め！」
　そこに割り込んでいったのはクローネ・マックローネ（闇と神を従える者・f05148）！
「石化や凍結、金属化、蝋固め……形を保ったまま別の物質へと変わるシチュエーションだよ♪」
『な、なんだってーっ！？』
　ヲークサモナーのカルチャーショック！？
　まさかのヤラレ属性に一般悪魔さんはドッキドキのワッルワル。
「ヲークサモナーちゃん達は「自分が固まる」よりは「美少女が固められる」シチュの方が好きそうだね……♪」
『ウッ！？ば、バレてしまっているでブヒョー！』
「それなら、クローネちゃんが実際に固まってあげるよ★」
　ここでクローネはユーベルコードを発動！
　使うのはクローネちゃんのセルフ固め体験★（ブラック・セルフ・ペトリファイ）。
　自分の身体のあちこちを石・金・氷・蝋・ガラス・宝石等々……様々な材質に固めてあらゆる攻撃に対してほぼ無敵になる……が、今回は動けなくなる状態異常もポイントだ！
「身体全体を一つの材質で固めるのもいいけど……欲張って部位ごとにバラバラな材質にする方がワルいんじゃないかな★」
『な、なんてワルいんだーブヒョー！！！！』
　こうして新たな性癖というワルを植え付けられたヲークサモナーは護国鉄人零号のことを忘れてすっかりクローネと仲を深めるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●
「こ、これはまた大変そうな？」
　デビルキングワールドの一般悪魔さんのパワーのすごさをしっている夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は、事態のヤバさを理解していた。
『“同志”たちよ、助太刀してくれ！』
　なんと、ヲークサモナーは別の同じ性癖を持つ"同志"を召喚することができるのだ！
「私で突けそうな性癖」となりますと、『超乳』『膨乳』系になりますかねぇ？」
　というわけでそこにるこるの性癖をねじこみに行った！
『な、なんですとぉ！妹姫騎士にはない要素……超乳……』
『いやだが、巨乳の妹は一般性癖では……？』
「更にですねぇ、こうですぅ」
　そこにるこるはユーベルコードを発動すると、追加の性癖を叩き込みにいく。
「大いなる豊饒の女神、その偉大なる御姿の恵みを我が身へ。沃貌（チチガミサマノカゴ・ジョウヨクナルカタチ）」
　女神の秘薬を服用すると、なんとるこるの身体が、巨人化していくではないか！
　しかもただの巨人化ではない。胸のサイズは身体のサイズの倍化比率よりも更に肥大化しているのである。
「これで『超乳＋巨大娘性癖』という、二重の『サイズフェチ』となりますぅ」
『ブヒョー！まさかの、ビック＆ビック！』
『自分よりも大きいサイズの妹姫騎士……ありブヒョ……』
　ヲークサモナーさんたちは己の性癖にるこるの提示される性癖が合体してどんどん突き詰めていってしまう。
「更には『母乳』を生やせば『噴乳』も重ねられますし、なんでしたら『丸のみ』なんかも……」
『ブヒョー！ブヒョー！』
　どんどん重ねられていく性癖にもやはヲークサモナーたちはパンク状態。
　すっかり護国鉄人零号のことなど頭から吹っ飛んでいたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

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「性癖とか云々はわからねぇが、要はワルでかっこいいと思わせりゃいいんだろ？」
　陽環・柳火（突撃爆砕火の玉キャット・f28629）はヲークサモナーたちを止めるため、己の性癖やワルを示しにいった。
「なら、ちっちゃい頃は結構悪ガキって言われてたからな」
『ちっちゃい……』
『今も（背は）ちっちゃくないか？』
『いや、（胸は）でかいのでは？』
『（背は）ちっちゃくても、（胸は）でっかい妹姫騎士……いけるブヒョー……』
　柳火の登場にヲークサモナーたちはふむふむと礼儀正しく話を聞いてくれていた。
　なお彼らの性癖を書き記すためにも彼らはしっかりと柳火を参考にしていた。
　大丈夫である。彼らのモットーは『現実の美少女には紳士的にノータッチ』である。
「イタズラとかで言えばそーだな……人の車とか落書きしたらすげー怒られた」
　しかし柳火はそんな彼らの会話や視線に気付かずにそのままワルを示そうと話を続ける。
「だから車にいたずら描きとかどーなん？」
『『な、なんだってーっ！？く、車にいたずら描きとか、すっげぇー！ワルじゃんブヒョー！！！！！』』
　まあそれはそれとして、そんなデビルキングワールド基準でものすっごいワルい提案なんてされてしまったら、ヲークサモナーたちはびっくり仰天である。
　もはや柳火をワルの頂点なのではないかとワルワルドキドキで見つめてきている。
「よし！そうと決まれば車を探しにいくぞ！」
『ブヒョー！ついていきやす！』
　尊敬のまなざしを一身に受け止める柳火はそのまま悪ガキどもと悪さをしにいこうと先導してこの場を離れる。
　これで護国鉄人零号の配下になるのはきっとみんな忘れてくれただろう。
　なお、見つけた車へのいたずら書きだが……。
「こうだ！火車合体！」
『ブヒョー！カッコイイ！！』
　柳火はユーベルコードでデビルキングワールドのそこらへんに違反駐車のワルをして止まっていた車と合体！
　パワードスーツっぽく変形させて身に纏い、メカカッコよさをアピール！
「どーだ。これもこれでいいだろ？あ、こら、俺の身体まで落書きするな」
　めっちゃ彼らの妹姫騎士のイラストが柳火の顔と胸になってメカニカルな痛車になるのであった。
　なお、車の持ち主はこのあまりのワルさよろこびむせびわなないた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

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「分らん。彼らのいうワル性癖とはなんだ！？」
　朱鷺透・小枝子（亡国の戦塵・f29924）は悩みに悩んでいた。
　ヲークサモナーたちを止めるには、ワル性癖を見せるのが一番だ！
　しかし小枝子にはワル性癖がわからなかった。
「ええい、こうなれば力で以て従わせるのみ！『破軍』殿！ご助力をお願いいたします！！」
「いえ、私にあのバカ共をぶっ飛ばす力はないので……そちらにお任せします」
　小枝子は破軍に助けを求めようとしたが、ユーベルコードも使えない破軍はするっと小枝子に全て丸投げしてきた。
　とはいっても一般悪魔さんがやってくる場所くらいは指定してくれたのでそこへ向かう。
「ちょっと待ったー！」
　小枝子はドテドテと護国鉄神零號の元へ行こうとしているヲークサモナーたちの前に出る！
『そこをどけーブヒョー！』
『“同志”たちよ、助太刀してくれブヒョー！』
　だがヲークサモナーは別の同じ性癖を持つ"同志"を召喚して突破を試みて来る。
「『結髪金属』発動！力づくでも止めてやる！」
　体から無数の金属線を生やし念動力でヲークサモナーに巻きつけ、念動と怪力で投げ飛ばす！
『ブヒョー！？美少女から触手ブヒョー！？』
「ええい触手がどうのこうのと訳の分からない事を言って！これは金属線だ！！先端がとがっててとても痛いぞ！！」
　小枝子は金属線を思いっきりしならせて振るいヲークサモナーへ打ちつけては苛め抜く。
『ブヒョー！？なるほど。学生服。美少女。触手……これが新たな性癖……！』
「学生服がだからどうしたというのだ！！」
　なんやかんやヲークサモナーたちを縛り上げて護国鉄神零號からワルの魅力を奪い取った小枝子はヲークサモナーたちから尊敬の視線を向けられるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2024年09月17日