帝都櫻大戰⑪〜神と勇者とぐるぐるバット
●勇者の帰還
黄金――!
それは人類の――あらゆるワルどもの憧れ!
銀行強盗で得た金銭も確かに素敵ではあるが、ああ、山の如くに積まれた黄金ほど喉から手が出るほどに『欲しがる』ものはない! されど――嗚呼、悪魔達は『それ』以上に凄まじいものに見入ってしまった。おお、聳え立つは八億の魂を身に宿した神! その名はエンシェント・レヰス『護国鉄神零號』!!! オブリビオンと化した彼は本来の性格を蝕まれ、今、邪悪な化身へと染まりつつある。そんな彼の配下にけっこう強い『悪魔』がなってしまったら鬼に金棒――とてもじゃないが、猟兵でも勝てるか否か怪しくなる!
其処にやってきたのは――キャンピーくんの埒外性によって――5thKING。魔王『ガチデビル』に身体を乗っ取られていたが、猟兵の活躍のおかげで解放された『勇者リリリリ』である! 勇者の姿を見るや即座に――鉄の神の拳は直撃した!
すごくいた~い。でも勇者なのでほれこのように元気です(ぶんぶん)。それに、今の僕には新たな『力』も宿っています。いや、それでも、この剣は刺さりそうにないな~。あ、そりゃそうか、これ『バット』だもんね~(おめめぐるぐる)。
ば、莫迦な……我の拳の直撃を受けて無傷だと……それに、その回転……まるで玩具を手に入れた子供のようではないか……あと強き者よ、目を回していないか?
運も実力も足りてそうな顔だけどね~? それでも、僕の盾パワーとぐるぐるパワーを突破することは難しいんじゃないかな~。あ、そうだ。このパワー貸してあげるから、だれかかわりに攻撃して~??? なぜかわかんないけど攻撃があたりそうにないんだ~(ふらふら)。
戦いが始まる!!!
●グリモアベース
「ぐるぐるバッ……じゃなかった」
良かった。
「えっと、デビルキングワールドに行くわよ。なんでもエンシェント・レヰス『護国鉄神零號』が悪魔達をサクラミラージュに引き摺り出そうとしているらしいの。悪魔達は如何かって? ああ、うん、彼等『ワルくて強そう』なやつにご執心ってわけ……あ、そうそう。キャンピーくんのおかげで『勇者』が現地にいるみたい。で、戦闘している筈なんだけど、如何やら拮抗状態ってやつみたいね。うん、そりゃあそうよ。だって勇者の得物、バットだし……」
なんで???
「そりゃぐるぐるバットに影響されたからよ。ぐるぐるバットは世界を超える。良いわね? ごほん、兎も角。勇者リリリリを盾にして全力で攻撃するのが吉よ。あとぐるぐるパワーも使えるわ。神に至りましょう」
グリモアが輝いて。
にゃあら
にゃあらです。
ぶんぶん。
プレイングボーナス……隙や反動を顧みず、全力の攻撃を叩き込む/勇者リリリリに守ってもらいながら戦う。
第1章 ボス戦
『護国鉄神零號』
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POW : 零式噴進飛翔拳
かつて喰らった「【鋼鉄共栄圏の人々】」の魂を纏い、2倍ダメージ・2回攻撃・自動反撃を有した【ロケットパンチ】を装備する。
SPD : 八岐大蛇機関砲
【自在に射角調整が可能な蛇型四連機関砲】を最大レベル秒間連射し続け、攻撃範囲にダメージと制圧効果(脱出・侵入を困難にする)を与える。
WIZ : 護国熱血破壊砲
装備武器から【護国英霊波導砲】を発射する。自身の【放熱装置】削減量に応じ、威力・速度・発射数が増加する。
イラスト:柿坂八鹿
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
やっぱりいた~い。でもほら、ぐるぐるしたら神にいたれるので無敵です(ぐるぐる)。何かしら、別の意味で勇者が危うい――🌈――気もするが、そんな些細な事を考えてはいけない。今は目の前に聳えるエンシェント・レヰス『護国鉄神零號』を全力で攻撃すべきだ。この怪物を、この化け物を、オブリビオンと化した存在を――止めなければ世界が壊れてしまうのだから! 強き者よ、前後不覚な状態では我の一撃を『喰らう』事も難いのではないか。大丈夫~。ぐるぐるしてるとそっちの攻撃が『吸い込まれる』からね(おめめぐるぐる)。
朱鷺透・小枝子
夜剣は置いてきました。あれにぐるぐるパワーは自家中毒モノでしょう。
リリリリ殿!暫しお待ちを!!
八億の魂!その生命力に対抗するならば!『この躯を壊せ!!』
『騎兵骨刃』ボーンブレイド型抗体兵器を自身の首に突き立て合体!
リリリリ殿から盾のオーラとぐるぐるパワーを付与して頂き!
【呪詛】生命と敵対せし存在と化す!
真なる死を叩きつけろ!!
メガスラスター【推力移動】巨大骨刃を生やしぐるぐるパワーで回転の勢いを載せ突撃!『護国鉄神零號』を【切断】更に回転する骨指弾を放ち【貫通攻撃】禍々しき呪いを撃ち込み、【念動力】鋼鉄縄を伸ばして鉄神の装甲に引っ掛け【空中機動】全身各所から骨刃を伸ばし、鉄神の体を刻み続ける!
墓を暴くかの如くに、埋葬を拒むかの如くに、その心身は塵芥へと燃えていた。敵の肉と骨を断てると謂うのであれば、最早、この肉と骨も道具と思惟すべきだ。強いられたのではなく、強いたのだと、虐げられたのではなく、虐げたのだと。この身この心を存分に|禍戦場《ゲヘナ》へと墜とすと好い。此処が我等の悪夢で在るならば、それこそ、願ったり叶ったりだと染み込ませると宜しい――種ではなく火種だ、この燻りこそ脳髄を侵している――夜剣は置いてきました。あれにぐるぐるパワーは自家中毒モノでしょう。得物が無気味であればあるほど、獲物が神秘的であればあるほど、発熱とやらがひどくなる。たとえ、全てに醜いと罵られようと、如何して、カンタン脳を弄り倒せるのか。リリリリ殿! 暫しお待ちを!! 八億の魂! その生命力に対抗するならば! 何処に奈落が存在するのかと訊ねられたなら、早々に、オマエの頭部を叩くのだ。『この躯を壊せ!!』兵器を必要とする場合、まず、想うべきは己の肉と骨だ。いいや、骨こそが、首に突き立てるべき白だろう。見よ、この髄に至るまでの容赦のなさを――狂っているに違いない。
盾とぐるぐる、ウロボロスを彷彿とさせる|力《パワー》を宿したのならば『やるべき』事はひとつ。生命と敵対せし存在と化し、莫迦みたいに聳える壁を、神を、パラノイアめいて滅ぼしに掛かるのだ。真なる死を叩きつけろ!!! 貴様には、この|禍戦場《ゲヘナ》で存在している術などない。ほう、強き者よ、我が波動砲を受けてみよ。見事、受け切り、この身体を壊す事が出来たのなら、多大な感謝の言の葉を贈ってくれる……!
なんだか猟兵がぐにゃぐにゃ回って見えるよ(おひざぷるぷる)。立っている事もやっとな勇者は頑丈なので放置していても問題ない。兎角、巨大な巨大な神の顎へと突撃せよ。メガスラスターの推力と共に己の躯、|巨大骨刃《エモノ》をギュルギュルと回転させ、|護国《そうこう》を切断する。其処だ、其処が弱点となった。指差しての定めと数秒、その『先』こそが弾丸とされ、嗚呼、内側へと|呪詛《のろ》いをお届けする。莫迦な……! 我の装甲を、八億の魂の一部を、こうも容易に侵してくるとは……! 貴様はもうスクラップだ。貴様はもうジャンクにもなれやしない……! 砕けていない装甲に巻き付いたのは|鋼鉄縄《ハラワタ》だ。たとえ臓腑が失われようとも、この痛みだけはオマエのものだ。肉と皮を抉り、伸び、針の筵の化身と成れ。
此処にひとつの|回転《ドリル》は顕現し、神の麺麭を蹂躙する!
刻み続けよ――グロテスクだと絶句されても、尚!
大成功
🔵🔵🔵
叢雲・蓮
あ~…デカくて強くてカッコよくて悪そうなロボって憧れるよね、メッチャ分かる。じゃ、なくって…勇者ちゃんマジで大丈夫? いや、大丈夫ならいいんだけどさ。
取り敢えず、大丈夫って言ってくれてるから俺は藤袴で全力攻撃を叩き込むことに注力しようかな。前後に結構デカい隙ができちゃうんだけれども、そこを埋めるのは勇者ちゃんを信頼してお任せするよ。
『悪くて強そう』なのは、やっぱりクールな剣士じゃん? ってことで、悪魔たちに見られていそうな時は敵には徹頭徹尾、冷静に対処する雰囲気で行こうかな。
ロケット・パンチが吸い込まれた、渦の中心にいた勇者にぶち当たる。
両腕の『ない』神など最早木偶だ、二足を狙うのも『ワル』らしい。
ドレッドノートの巨大さに比べれば、恐れ知らずへの仰天に比べれば、あの程度の『神』など矮躯に等しい。されど悪魔どもの目には『大きくて、ワルくて、何より強い』と映ってしまうのも仕方のない事だろう。何せ彼等は純粋で『いいこ』で、デビルキング法を絶対とする盲目なのだから。あ~……。デカくて強くてカッコよくて悪そうなロボって憧れるよね、メッチャ分かる。男のロマンが理解出来ているではないか猟兵よ、いや、この場では番犬と描写しても問題ないだろうか。……じゃ、なくって……勇者ちゃんマジで大丈夫? ロボの攻撃は確かに効いていないのだろう。勇者の謂っていた通り、そう、彼女の身体は神以上の強靭さなのだ。では、何を心配しているのか。それはあれだ、ぐるぐるしすぎて目を回しているところ……。すごくぐ~るぐる。でも勇者なので🌈も怖くありません(よたよた)。いや、うん、大丈夫ならいいんだけどさ……?
勇者を信じなければ、勇者に委ねなければ、確実に此方がやられてしまうと解っていた。ならば全身全霊でユーベルコードを叩きつける事こそが最適解だと、愚直さに頭を突っ込むと宜しい。それが俺のやるべき事だし、注力しなければ勇者ちゃんの頑張りもムダになってしまうよね。前後隙だらけになるのが疵、されど、一切を受け止めてくれるのであれば――覚悟を決める事も容易いか。そこを埋めるのは勇者ちゃんを信頼して、お任せするよ。まかされた~。さあ、思いっきりやっちゃてよ猟兵~(頭ゆらゆら)。
悪くて強そう、その代名詞と謂えば『剣客』だ。やっぱり、クールな剣士に憧れる人は多いよね。徹頭徹尾、冷静さを前面に出しておけ。敵の攻撃を勇者に押し付け、その隙間を縫うように|紫電《オマエ》は駆けた。何……我の装甲を豆腐めいて破壊するだと……強き者よ、我は感謝するぞ。もしかしたら本当に我を倒せるかもしれん……。
――誰の為かと問われたのなら『彼女』の為だ。
成功
🔵🔵🔴
紫・藍
リリリリの勇者さんが守ってくださるおかげで存分にライブに集中できるのでっす!
歌って踊って奏でてパフォって大満足なのでっすよー!
ではでは場も温まってきましたし。
いつものをやっちゃいまっすかー!
「「「「「藍ちゃんくんでっすよー!」」」」」
楽器も舞台装置も舞台代わりにした愛用の飛空艇も、みんながみんなSD藍ちゃんくんに変身なのでっす!
しかもしかも今回はぐるぐるパワーも上乗せできるということで!
零號を囲んで藍ちゃんくんズでくるくる踊りながら回りながら音響攻撃なのでっすよー!
回転速度、上げてきまっすよー!
零號さんにはもはや無数の藍ちゃんくんズに見えるかと!
藍ちゃんくんサイクロンステージなのでっす!
偶像を庇うようにして、偶像を崇めるようにして、回転を続ける勇者の愛らしさはオマエの愛らしさに等しいのか否か。デビルキングワールドに齎されたひとつの熱狂の種はとある|大家族《アルラウネ》にも届けられた。ならば、噂は噂を蔓延させ、この場をインスタントなステージにしてしまうのも予想できる。リリリリの勇者さんが守ってくださるおかげで存分に、望外にライブに集中できるのでっす! 歌って踊って奏でてパフォって、ついでにぐるぐるして大満足なのでっすよー! なんとも深夜番組なご出演ではないか藍ちゃんくん、ウレタンポカポカ以下略は間に合っていると謂ってやれ。ではでは場も温まってきましたし、いつものやっちゃいまっすかー! ファンにとっては当たり前な光景だ、だが、初めて目にする『神』としては、今から沸き立つ混沌にひっくり返る他にない。藍ちゃんくんでっすよー! 藍ちゃんくんでっすよー! 藍ちゃんくんでっすよー! 幾重にもなった『声』の大きさ、成程、何処ぞのヴィランも目を回すほどの凄まじさか。楽器も舞台装置も、舞台代わりの飛空艇も、何もかもが藍ちゃんくんだ。ちっこい背丈に愛らしさ倍増、最早、神だろうと佛だろうと、フォーミュラだろうと、藍ちゃんくん達は止められない。
ぬ……ぬぅ、強き者、いや、強き者達よ、我の拳は勇者に受け止められたが、その小ささで我を倒すつもりなのか。普段ならば難いかもしれない。されど、今回の藍ちゃんくん達はぐるぐるパワーも貰っている。旅行者を取り囲む虎は果たしてバターに成れるのか。いいや、成ってみせたのだ。かごめかごめ、籠の中の鳥よ、如何して自分が目を回さないと自信が持てる――上げていきまっすよー!!!
ガトリングも吃驚な回転速度だ、囲んで叩くのではなく囲んで歌う、声量はいよいよ兵器の域へと到達し『神』の身体を崩し始める。莫迦な……我の装甲を破壊するほどの声量だと? ぐるぐるはぎゅるぎゅるとオノマトペを進化させ『神』は無数の藍ちゃんくんを『見て』しまった。これが藍ちゃんくんサイクロンステージなのでっす! もう、藍ちゃんくんは止められませんし、止まれないのでっすよー!
すっごいぐるぐるしてる~。あ、待って、ちょっと無理かも(しりもち)。
成功
🔵🔵🔴
エドゥアルト・ルーデル
回転に˝敬意˝を払え
リリリリ氏と戦った時を思い出すでござるな…ならばこの護国マンにも回転して貰うしかない
持ちなバットを!ぐるぐるすっぞ!この世界ではこれが流儀だ!護国マンだけじゃあない拙者は八億の魂に問いかけてるッ!
質問を畳みかける事で8憶の冷静さを奪いそうかな…そうかも…と言う気分にさせるんでござるよ
拙者とリリリリ氏タッグの1対2変則マッチ!横の回転を縦の回転に変換しバットを叩きつけろ!
お互いぐるぐるパワーを得るが…リリリリ氏の分有利!そして最後はより回転に敬意を払ったものが勝つ!
なに機械は🌈しないって?都合の悪いことは忘れよ
リリリリ氏だけ🌈かもでござるがこれは必要な犠牲でござった
反吐が出るほどに過激な回転だ、勇者の三半規管、ご臨終である。
|非現実的な《ありえねェ》と呟く事に、呆然とする事に、嗚呼、誰が罪を被せると謂うのか。デビルキングワールドに降り立ったひとつの影はある意味で『ワル』の頂点に立つ男であり、その腐れ外道な具合には如何なる悪魔も恐れ、震え上がる他にない。見よ、あの迷彩を――突然この世界に現れたまったく知らないおっさんである。いや、勿論、彼は猟兵なのだが、そうやって描写しておいた方が精神的に宜しいのかもしれない――回転に“敬意”を払え。唐突に出現してからの咀嚼し難い言の葉だ。これには『神』も困惑するしかない。しかし、勇者はというと――あ、あの時の猟兵だ。ちょっと僕の名前を莫迦にしてた気もするけど、僕は寛容だから水に流すよ(ぶんぶん)。リリリリ氏と、ガチデビルと戦った時を思い出すでござるな……ならば、この護国マンにも回転してもらうしかない。正気でも失ったのだろうか。それとも、既に目を回しているのだろうか。神は渡されたバット――丁度いい大きさの――を手にして頭を痛めた。持ちな……テメェの|得物《バット》を! ぐるぐるすっぞ!!! この世界ではこれが流儀だ!!! いや可笑しな者よ、ここはデビルキングワールドの筈……。護国マンだけじゃあない、拙者は、ぐるぐるバット選手として八億の魂に問いかけているッ!!! 降伏は無駄だ、抵抗しろ。抵抗すればするほどに、考えれば考えるほどに『ぐるぐる』するのが正しいのかと、そうかな……そうかも……と、認識を塗り潰されてしまう。良いだろう、強き者よ、我は強き者に、ぐるぐるバットで挑むとする。そして、当然――「「殺し合いだ(よ)ッ!!!」」
拙者とリリリリ氏タッグの1対2変則マッチ! 狂った独楽めいた横回転のエネルギーを縦の回転に変換し、只、あの|頭部《スイカ》をぶち壊せ!!! お互いぐるぐるパワーを得た事で『神』の破壊力は星を割るほどに強化されているが――勇者は惑星よりも硬い! 此方が圧倒的に有利!!! そして最後はより回転に敬意を払ったものが――神に至った者が勝利する!!! これが、これこそが、オマエの愛したぐるぐるバットだ!!!
神の色は虹ではなく黄金か、或いは赤だ。
なに? 機械は🌈しないって? 都合の悪いことは忘れよ。
それに……モザイクが必要なのは|頭部《スイカ》も同じでござる。
わ、わ、すごくぐ~るぐる……あ、やば、これ無理……、気持ち悪……(🌈)。
……必要な犠牲でござった。
成功
🔵🔵🔴
カタリナ・エスペランサ
リリリリも相変わらず元気そうで何よりだ
その強さはよく知ってる。ま、勇者様に遠慮なく護られるのも役得って奴だね
《封印を解く+エネルギー充填+力溜め+リミッター解除+ドーピング》
さて――《瞬間強化》最高速で回り込むよ
リリリリに狙いの向いていた相手の反応を《心眼》で先読み
【猫の手】結界を差し込み自在射角等の動作を阻害する事で死角を作り間合いに捉える訳だ
同時使用UCは【狂嵐誘舞】
《早業+怪力+蹂躙+空中戦+ダンス+アクセルコンボ》乱舞は一撃ごとに瞬時150余りの回転を強制する
遠心分離だったかな
キミも、内包する魂も。悪いものはこの回転で落として還るといい
――護国の神なれと願われた器
叶うなら安らかな眠りを
ねえねえ、お腹のなかからっぽなんだけど、
まだ頭の中ぐるぐるするんだよね~(ぐったり)。
遊園地に迷い込んだオコサマみたいな無様だ、蹲ってプルプルしている勇者だが、しかし、その『強さ』だけは嘘ではない。リリリリも相変わらず元気そうで何よりだ。いや、元気なのだろうか。先程のぐるぐるバットで色々とアウトなのではないだろうか。……と、とにかく、アタシは勇者の頑丈さも知ってる。ま、勇者様に遠慮なく護られるってのも役得ってやつだね。すごくからげんき。勇者だからね、🌈いた程度じゃへこたれないよ(おめめぎゅるぎゅる)。強き者達よ、その状態で、そのふらついた身体で、我の攻撃を受け止めると謂うのか。ああ、我は確かに強き者よ、その硬さを理解しているつもりだが――勇者が動けそうにないなら此方が動いてしまえば宜しい、たとえお花畑に倒れ込んだって勇者の盾は絶対なのだ。さて――最高速で往くよ。
あらゆる封印は拭い取られ、勇者との一期一会に歓喜した。勿論、この場合の一期一会は『表現的』なものだ。これからも勇者とは仲良くする予定だし、この世界を壊させるつもりも欠片とない。嗚呼、見えた。八岐大蛇の顎の向かう『先』が。成程、悉くは『アタシ』を狙っているが、勇者の背後に回ってしまえば容易な事。たとえ、射角の調整が可能だとしても『阻害』してやれば問題ない。総ての|破壊《ちから》が勇者を襲う。すごくいた~い。でも、勇者なのでこのくらい平気です(ぶんぶん)。一秒どころか十秒か。もしくは一分。まさか、五分ほど稼げてはいないか。踊るのは得意だからね、旅芸人の十八番ってやつさ。
捉えた――死角からの急襲だ、命中した時点で掌の上だと宣言してやれ。
|縦横無尽《サイクロン》――目を回していた勇者にとってこの埒外性は『目』に毒か。神の装甲に一撃を喰らわせたのなら、嗚々、凄まじい轟音と共に回転を始める。塵も積もれば山となる。乱舞は筆舌に尽くし難き速度の誘いとなって魂の『カタチ』へと干渉する。遠心分離だったかな。キミも、内包する魂も。悪いものはこの回転で落として、還るといい。それこそ、虹の橋を渡るということだね。強き者よ……まさか、我を『神』として送ってくれるのか……。護国の神なれと願われた器――叶うなら安らかな眠りを。
成功
🔵🔵🔴
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
ぐるぐるって何だろう。
まあ、とりあえずぐるぐるしたらなんとかなるならそうしようか。
とりあえず防御は考えなくていいならあとはあの硬そうな体を壊す方法だね。
まあここはシンプルにいこう。
硬いものを壊す一番簡単な方法は、同じ硬さのものをぶつける事。
飛んできたロケットパンチを防いでもらったらそれを掴んで、【飛衝放撃】で投げ返すよ。
投げるときにぐるぐるーっと回れば威力も上がるかな。
ぐるぐる…ぐるぐる…ぐるぐる…そろそろいいかな、飛んでけー!
うえ、さすがに気持ちわるくなったなあ。
頼まれたら断れないタイプだ、傍から見たなら独楽である。
猟兵ブレードの選手としてスカウトされるかもしれない。
万象を喰らうと宣うならば、猟兵よ、鯨の如くに大きな口腔を開けると良い。過去も現在も未来も、あらゆる『もの』を力に変えなければ、あらゆる『もの』を利用しなければ【神】には敵わない。ぐるぐるって何だろう……。一瞬だけ、刹那だけ、回転とやらに疑問を覚えたが『そんな些細な』ことは世界の隅っこに置いておくと宜しい。まあ、とりあえずぐるぐるしたらなんとかなるならそうしようか。そうとも、神を疑ってはならない。ぐるぐるして、目を回して、🌈に塗れている勇者が無事なのだから【神】は誓って存在しているのだ。この場合の神は『ぐるぐるバット』を意味する、護国なんとかを指してはいない。
兎にも角にも状況はシンプルだ。猟兵~、今ちょっと立ってられないから勝手に盾にしてくれたら嬉しいなぁ(おめめぎゅるんぎゅるん)。うん、まあ、そう『言ってくれた』ならありがたく使ってやるのが正解か。飛翔してきたロケット・パンチを持ち前の怪力で抱えた|勇者《たて》にぶつける。すごくいた~い。でも、目が回っているのでよくわかりません(へろへろ)。硬いものを壊す一番簡単は方法とは何か。そう、同じ硬さのものを勢いよく『激突』させること。がしりと、逃がさないよう神の『拳』を掴んでみせた。
何……? 我の拳を掴むだと……? 的は大きい。ならば、多少雑に扱ったって命中させる事は難しくない。ぐるぐるバットではない、ぐるぐるフィストだ。投擲する前にぶん回し、ぶん回れ――これがオマエの思い付いたハンマー投げじみた『攻撃』である。ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐるぐるぐる……。強き者よ、其処まで回らなくとも威力は十分なのではないか……? そろそろいいかな、飛んでけー! 護国鉄神零號の顔面にシュートだ。凹むほどの一撃の重さ! 勇者の頑丈さがより恐ろしい証明となったか。……うえ……さすがに気持ちわるくなったなあ。
すっかり可愛らしいキマイラだ、お花畑はあっちだと勇者は笑う。
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
わかりやすくてヨシッ!
シンプルにいかせてもらうですよ!
一度はぐるぐるで神と邂逅した身
あの時の感覚を思い出してぐるぐるしながら上空からアポイタカラで強襲!
高速回転を加えた蹴りを叩き込むですよ!
ぐるぐるが生み出す神秘の力を纏った蹴り必殺技に相応しいものなのです
必殺だ。必殺なのだから、致命傷を与えなければならない。
成程、神を斃す一歩手前だ、引きずり込んでやったのだ。
――彗星の如くに。
八億の魂が未だ、回転する身体にしがみついていた頃、回転の神は新たな|猟兵《もの》を誘うかの如くに呼び寄せた。竜すらも、神すらも脅かすその『鬼』は稀にノリと勢いだけで『最悪』の化身を撥ね退ける。闘いあるところに悪鬼羅刹あり、様々な戦場で駆けるサマは正しく、一騎当千の称号が相応しいか。わかりやすくてヨシッ! そう、この戦争は、この戦場は――カッコいいロボットには名状し易さこそが肝なのだ。だったらこっちもシンプルでいかせてもらうですよ! それに……一度はぐるぐるの神に邂逅した『身』なのだ。あの時の感覚と🌈の臭いに身を委ねてぐるんぐるんと突き進むが良い。あ、待ってよ猟兵。既に眩暈でダウン寸前の勇者も手伝ってくれた。たとえば、異形、この機械仕掛けにもサイクロンは宿っている……。ほう、強き者よ。我が拳を如何にして逸らすと謂うのか。決まっている。強襲だ。天高く、空高く、宙に至るまで――アポイタカラは哄笑した!
必殺技とはロマンの塊である。奇怪な、機械なカット・インと共に機体が回転する。回転は凄まじい破壊力と盾パワーを纏い、そのままロケット・パンチを虹の彼方へ! 何……? 我が拳を受け止めるのではなく、弾き飛ばしただと……! ぐるぐるが生み出す神秘の力、物理の力を止められる存在はいないっぽい! その胴体に風穴を開けよ。おお……我が……我が身体が……悲鳴を上げている。これなら、強き者よ、我にトドメを刺す事も可能かもしれん。かもしれない? よゆーよゆー。このくらい、ぐるぐるバットの後っぽい! 朝飯前ではないのか猟兵よ。朝飯前だと朝ごはん食べれなくなるからね。ごもっとも。
成功
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アルテミシア・アガメムノン
ほほほ、リリリリさん、お久し振りです!
お元気そう――じゃない気もします??
お目目ぐるぐるですけれど大丈夫かしら??
まあ、それでも勇者。不覚は取らないでしょう。防御はお任せしますわよ!
と防御はリリリリに全振り。自身は攻撃専念です。
ふむ、この空間、ぐるぐる螺旋の力が渦巻いている様な気がしますわね?
ならば、それを利用いたしましょう!
【焔神の乱舞】!
無数の大焔球を戦場全体でぐるぐるぐる螺旋の動きでぐるぐるパワーを取り込み、無数の超大焔球に進化!
それをズバババババッと護国鉄神零號に超連撃で炸裂させましょう!
護国鉄神零號さんは幻朧帝の被害者ですが――魔界に手を出すのであれば消えて頂くほかありませんわね!
|魔王《ガチデビル》の無様な姿は、正直、あまり思い出したくなかった。頭痛と眩暈の両者に挟まれた気分に陥りそうで、ああ、今にもくだけてしまいそう。だが、そんな頭の中を刹那の内に拭えなくて何が|女帝《エンプレス》か。哄笑と共に、呵々と共に、現状とやらに坐すると宜しい。ほほほ、リリリリさん、お久し振りです! ん~? あ、ぐるぐるバットの時の猟兵だね。いや、ほんと、感謝してるよ(頭ぶんぶん)。お元気そう――じゃない気もします??? まったく、いったい何があったと謂うのか。勿論、原因は火を見るよりも明らかだし、頭ぶんぶんなお返事で顔色の悪さが増したようにも思えた。おめめぐるぐるですけれど大丈夫かしら??? うーん、大丈夫だよ。これでも勇者だからね、状態異常には慣れてるつもり(おめめぎゅるるるる)。ま、まあ、それでも勇者。不覚は取らないでしょう。前後不覚かもしれませんが、防御はお任せしますわよ! あとは王道だ。勇者パーティのアタッカーとして参加すると宜しい。魔王で魔女が勇者の仲間とは前代未聞ではないか。いいや、仲間を裏切ったかのような行為、凄まじく『ワル』だ!
強き者よ、我には最早、欠片ほどの力しか残されていない。この攻撃を耐えられたら、我は、潔く敗北を認めよう。ロマンに溢れた神が最後、選択したのは波動砲である。これで勇者諸共、強き者よ、消し炭にしてくれる――! 素晴らしい『ワル』な科白ではないか。おお、エネルギー。八億の魂の想いと共に悪夢的な一撃が放たれた。
すごくいた~い。でも、ぐるぐるしていたので全部僕に中りました。よって猟兵も無傷です(🌈)。目を回してしまった勇者はもう使い物にならない。役目を果たしてくれたのだ。ならば――ふむ、この空間、ぐるぐる螺旋の力が渦巻いているような気がしますわね? 魔王はなんでも利用する。それが勇者の力であれ、嘔気の副産物であれ。極光――! 無数の焔は大きな球体となり旋回し、その旋回は無限の魔力を活かしてくれた。おお、強き者よ。この光は……この超巨大な、進化した、欲の塊めいたものは……!
護国鉄神零號さんは幻朧帝の被害者ですが……魔界に手を出すのであれば、わたくしの国に手を出すのであれば、消えて頂くほかありませんわね! |凄惨なまでの連撃《ズバババババッ》。最早、エンシェント・レヰス『護国鉄神零號』は影すらも在らず、消滅した!
やっぱりすごいな~。あと当分の間はぐるぐるしたくない……(きゅう)。
リリリリさん? リリリリさん? 顔色が腐った葡萄みたいですわね???
こうして護国鉄神零號は倒された。
されど、戦争は続くのである。
成功
🔵🔵🔴