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帝都櫻大戰①〜透明魂魄軍団の見えざる凶刃

#サクラミラージュ #帝都櫻大戰 #第一戦線

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●透明魂魄軍団
「ソウマコジロウ様の命により、我ら旧帝都軍突撃隊・大和組隊員がこの帝都桜學府本部を守る!」
 兵士達は特殊強化阿片を摂取し、やる気を漲らせていた。
「敵を内部に引き込み斬り捨てよ! 透明化していれば我らの攻撃は全て奇襲となる!」
「透明魂魄軍団の力を見せるのだ!!」
 透明魂魄軍団となった大和組隊員は透明になって室内の景色に姿を溶け込ませた――。

●グリモアベース
「諸君には帝都櫻大戰の第一戦線に向かってもらう」
 バルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)が集まった猟兵にミッションの説明を始める。
「かつて帝都を制圧した唯一の人物「ソウマコジロウ」。幻朧帝によって望まぬ蘇生を果たし、青山にある『帝都桜學府本部』を制圧している。そこでサクラミラージュの大地破壊儀式を遂行しようとしているようだ。それを阻止する為に帝都桜學府本部に乗り込んでもらうが、内部にはソウマコジロウの能力により透明化した「見えない影朧」の群れである『透明魂魄軍団』に埋め尽くされている」
 影朧が透明化されて帝都桜學府本部を占拠し、儀式の邪魔になる者を排除しようと配備されている。

「透明魂魄軍団を撃破せねば儀式の阻止は難しいだろう。これを撃破して儀式を止めてもらう。透明化されているのは『旧帝都軍突撃隊・大和組隊員』。刀を武器にする特殊強化阿片により肉体を強化された兵士達だ。室内という白兵戦に有利な環境で透明化した多数の敵を相手となれば不利は否めない。だが本部を奪還する為に立ち上がった學徒兵達も突撃する。その協力を得られれば不利を覆し勝利を手に出来るだろう」
 室内という閉鎖空間で透明化した剣士の部隊との戦闘となる。透明化に対処し、こちらも學徒兵達と協力して戦わなければ困難な戦いとなるだろう。

「見えぬ敵であっても幾つもの激戦を潜り抜けてきた諸君ならば勝てる。透明魂魄軍団を撃破し、第一戦線を突破せよ!」
 バルモアの激励を受け、猟兵は世界を繋げるゲートを潜って帝都桜學府本部に向かった。


天木一
 こんにちは天木一です。
 帝都櫻大戰の第一戦線です。帝都桜學府本部を占拠している透明魂魄軍団を撃破する作戦となります。

 『旧帝都軍突撃隊・大和組隊員』は透明化して待ち構えています。
 學徒兵達と協力して戦う/透明な敵を捕捉する手段を講じるとプレイングボーナスを得られます。

 複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
 プレイングの締め切り日などは決まり次第タグにて。
 それでは、サクラミラージュの大地破壊儀式を阻止しましょう!
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第1章 集団戦 『旧帝都軍突撃隊・大和組隊員』

POW   :    強化阿片摂取
【特殊強化阿片を摂取して身体能力】を一時的に増強し、全ての能力を6倍にする。ただし、レベル秒後に1分間の昏睡状態に陥る。
SPD   :    限界突破
【特殊強化阿片を過剰摂取する】事で【肉体のリミッターを解除した姿】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    殲滅斬
自身の【赤い瞳】が輝く間、【装備武器による攻撃】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

八乙女・櫻子
自分をはじめ多くの学徒兵が居ながら、桜學府の本部がこうも簡単に影朧の手に落ちようとは…!
されど敵の手の内も分かった以上、もう不覚は取りますまい!
敵を掃討し、本部を奪還する!

まずは室内への突入前に光線銃を手当たり次第に撃ちまくる
銃器を装備せし学徒兵も同様に撃ちまくれ!
此れは命中せずとも良し…なぜなら銃撃で室内を破壊し、粉塵を巻き起こす事が目的ゆえに
例え敵そのものは見えずとも、宙に舞う粉塵の揺らぎによってその気配を感知できる!
そこを「花嵐」で断ち切ってみせよう!



●帝都桜學府本部奪還作戦
「自分をはじめ多くの学徒兵が居ながら、桜學府の本部がこうも簡単に影朧の手に落ちようとは……!」
 帝都桜學府本部の前で、八乙女・櫻子(若桜の學徒兵・f22806)が悔しそうに顔を歪める。
「されど敵の手の内も分かった以上、もう不覚は取りますまい! 敵を掃討し、本部を奪還する!」
「「はい!!」」
 奪われたなら至急奪い返せばいいと、前向きに考えて本部の玄関前に立ち、その周囲には志を同じくする學徒兵達が気合を入れて集まっていた。

「隠れて不意打ちをしてくるならば炙り出すまで!」
 室内への突入前に【六六式光線銃改】を手当たり次第に撃ちまくる!
「銃器を装備せし学徒兵も同様に撃ちまくれ!」
「「了解!!」」
 指示を出すと學徒兵達もまた同じように室内に向けて銃を乱射する。
「此れは命中せずとも良し……なぜなら銃撃で室内を破壊し、粉塵を巻き起こす事が目的ゆえに」
 樹檄が室内を滅茶苦茶に破壊し、埃やら塵やらが舞い散っていた。
「例え敵そのものは見えずとも、宙に舞う粉塵の揺らぎによってその気配を感知できる! そこを「花嵐」で断ち切ってみせよう!」
 その予想通り、エントランスの中に粉塵が大きく動く場所が幾つもあった。

「そこか!」
 【試製七六式退魔刀】を抜刀するとユーベルコード『花嵐』を発動し、破魔の霊力を込めて一閃し斬撃波を放つ。その一撃は大和組隊員を上下に両断し、壁に衝突する前に軌道を変えて次々と透明の敵を斬り裂いた!
「な、んだと……?」
「透明になった我らがこうも容易く……」
 死して透明化が解けると何体もの死体が床に転がっていた。
「おおっ!!」
 その見事な技に學徒兵が感嘆の声を上げた。
「では突入する! ついてこい!」
「「はいっ!!!」」
 櫻子を先頭に本部に乗り込み、同じように銃撃して敵を探り部屋を一つずつ制圧していった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夜刀神・鏡介
自分どころか他人を……しかも複数を透明化できるとは。厄介この上ない能力だ
こういう時は分かりやすく対処するとしよう

つまり、塗料の類を周辺一帯にぶち撒ける。學府ならそれくらいあるだろう
あくまで室内だし、完全には避けられまい

尤も、身についた塗料も透明になる可能性はある……が
ソウマコジロウ本人ならいざ知らず、あくまで彼の力を借りているだけの連中が、そこまで透明化を使いこなせるとも思わない

位置が分かれば學徒兵達でもある程度は戦っていけるだろう。基本的には多対一で当たるのが良い
俺は利剣を抜いて、澪式・捌の型【炎舞】の構えで斬り込んでいく
敵が強化されているならばまずは防御を優先に、受けきってからカウンターだ



「自分どころか他人を……しかも複数を透明化できるとは。厄介この上ない能力だ」
 夜刀神・鏡介(道を貫く一刀・f28122)は透明化されている敵に対する対処法を考える。
「こういう時は分かりやすく対処するとしよう」
 そう言って、學徒兵に呼び掛け道具を用意させる。
「これでいいですか?」
「ああ、それを室内にぶち撒けろ」
「はい!」
 學徒兵達が持ってきたのは塗料の入った一斗缶。それを部屋のあちこちに撒いてカラフルに染めていった。
「室内だし完全には避けられまい。尤も、身についた塗料も透明になる可能性はある……が、ソウマコジロウ本人ならいざ知らず、あくまで彼の力を借りているだけの連中が、そこまで透明化を使いこなせるとも思えん」
「色が付いたぞ!!」
「あそこだ!!」
 學徒兵が空中の何もないところに塗料が付いたのを見つける。
「囲め、多対一で当たれ」
「了解しました!!」
「包囲だ!」
 鏡介が指示するとすぐに學徒兵達が塗料の付いた敵を囲み、次々と剣を突き入れて仕留めた。
「馬鹿な……」
「この塗料の所為か!!」
 『旧帝都軍突撃隊・大和組隊員』が塗料が身体に付着したり、足元に広がっている場所に足跡が残って自らの位置がバレていることに気付いた。
「バレているならば正面から斬り合うまで!」
 不意を突こうと散っていた大和組隊員が集まってくる。

「集まってくれるなら好都合――」
 鏡介が前に出ると利剣【清祓】を抜き放ち、ユーベルコード『澪式・捌の型【炎舞】』の構えで斬り込む――。
「斬り捨てろ!!」
 すぐさま反応した大和組隊員が刀を振り下ろす。だがその鋭い刃を柔の太刀で真綿に包むように受け流し、体勢を崩したところで焔の如き剛の太刀を叩き込み、首を刎ねた!
「強化して一気に掛かれ!!」
 特殊強化阿片を摂取した大和組隊員が次々と斬り掛かる。されどその刃は鏡介に届かず、全て受け流された。
「そんな馬鹿な!!」
「薬に頼らなければいけないようじゃあ二流だ。鍛え上げればそんな物は必要ない」
 鏡介が敵を斬り崩すと、學徒兵達も加勢しようと突撃する。
「押し切るぞ!」
「本部を取り戻すんだ!!」
 勢いに勝る學徒兵が大和組隊員を斬り倒し押し返した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ロビ・シートン
ソウマコジロウは、そんな事を望んでおらん。
奴に思考を乗っ取られたのは、つい先ごろだからな。
見えない敵との闘いは一度やったんで、対処法は分かった。
とりあえず、感覚的に音や殺気がする方向に人型で水鉄砲から見えない位置にペイント発射しておく。
敵があらわになり次第、支援しているものに攻撃するように言う。
そして、我もダガーで攻撃する。



「押されているぞ! このままではソウマコジロウ様に申し訳がたたん!」
「態勢を立て直せ!! 何としても侵入を抑えるのだ!」
 下がった大和組隊員が透明の姿を利用して隠れ潜む……。

「ソウマコジロウは、そんな事を望んでおらん」
 ロビ・シートン(狼王・f18227)は真の気持ちを汲み取り、望まぬ行動を止めてやろうと本部に踏み込んだ。
「奴に思考を乗っ取られたのは、つい先ごろだからな」
 それでも限界までこの世界のことを想い、猟兵へと未来を託したのだ。ならばそれに応えてみせようと敵の姿を探る。
「見えない敵との闘いは一度やったんで、対処法は分かった」
 感覚を鋭く研ぎ澄まし、音や殺気がする方向に人型となって水鉄砲からカラフルなペイントを発射した。
「なんだっ!?」
「色がついているぞ!」
 空中にべったりとペイントが付着して大和組隊員の姿が露わとなる。
「あそこにいるぞ、攻撃するがいい」
「了解!」
 ロビが指差すと、學徒兵達が斬り掛かって動揺している敵を斬り倒した。その間にもロビは水鉄砲を撃ってべたべたと敵をペイントで色づけていく。

「こうなったらまともに斬り合うのみ!」
「掛かれ!!!」
 バレてしまっては仕方ないと、大和組隊員がカラフルに色のついた刀を構えた。
「正面切っての戦いでは被害が出るか。切り崩すとしよう」
 ロビはユーベルコード『シーブズ・ギャンビット』を発動し、素早く風のように走り抜けながら【ダガー】を振るって大和組隊員達の首を切り裂いた。
「あ……? がはっ……!?」
「ぐっ、速い……!!」
 血が噴き出しバタバタと大和組隊員が赤く染まって倒れていく。
「敵陣が乱れたぞ!!」
「今だ! 突撃ー!!!」
 そこへ學徒兵達が殺到して薙ぎ倒していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

スピネル・クローバルド
アドリブ・連携歓迎

■心情
透明化している敵は厄介ですね。ですが私達もそう簡単には負けませんよ。

■行動
學徒兵達と協力して戦いますね。
私達が猟兵である事、カタストロフを止めたいという旨を告げて
協力を得るようにします。
出来るだけ、丁寧な口調と態度を心掛けますね。

戦闘では【迷彩】を駆使した森葉静隠(UC)を使用して、自身と仲間の姿を隠しますね。
相手が透明化しているのなら、こちらも姿を隠す戦法で行きます、これで同条件ですね。

あとは、私は【心眼】で敵の位置を見極め、【気配感知】で大体の敵の居場所を見抜き
『フォレストスナイパー』で【範囲攻撃】を使い敵を射抜きます。

敵の殲滅斬は【見切り】で避ける様心掛けます。



「透明化している敵は厄介ですね。ですが私達もそう簡単には負けませんよ」
 スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)は見えない敵であっても負けはしないと、本部を取り戻そうと同じ目的の學徒兵達と共闘する。
「相手と同じく我々も身を潜めます。仲間と離れず同士討ちに気を付けてください」
「「はいっ!」」
 そう説明するとユーベルコード『|森葉静隠《ハーミット・イン・フォレスト》』を発動し、木の葉を降らせて自身と學徒兵達の姿を隠した。
「相手が透明化しているのなら、こちらも姿を隠す戦法で行きます、これで同条件ですね」
 そうして隠れて身を潜め敵が現れるのを待つ……。

「ここに人の気配があったが……」
「これは……何故木の葉がこんなに?」
 大和組隊員は広い部屋中に積もる葉っぱを見て訝し気な声を漏らす。
(油断しましたね)
 スピネルは僅かに聞こえた声で居場所を察知し、心眼で正確な位置を見極め、木製の弓【フォレストスナイパー】を構えて矢を放つ! 空気を切り裂き飛んだ矢が大和組隊員の首に突き刺さった!
「あっ、がっ?」
 息が詰まり溺れるように大和組隊員が崩れ落ち、透明化が解けて死体が転がる。
「敵だ!!」
「木の葉に隠れているのか!」
「今です!」
 慌てて大和組隊員が下がろうとするとスピネルが声を上げ、隠れていた學徒兵達が一斉に銃を構えて発砲する。弾幕が張られて被弾した大和組隊員が倒れていく。
「このまま殲滅します」
 銃弾によって傷ついた相手が血を流すと、それが床を汚す。それを元にスピネルが次々と矢を放ち、敵を射抜いて仕留めていった。

「舐めるな!!!」
 被弾しながらも大和組隊員が踏み込み學徒兵に向けて刀を振り上げる。その動きは木の葉を散らしていくために透明でも容易く把握できた。
「そちらから近づいてくれるなら好都合です」
 冷静にスピネルが矢を射って大和組隊員の胸を貫いた。
「ぐはっ!」
 血を吐いた大和組隊員が剣を掲げたまま仰向けに倒れる。
「俺たちもやるぞ!」
「おう!」
 それに続いて學徒兵達が銃を撃ちまくり、大和組隊員を蜂の巣にして倒していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

霧島・絶奈
◆心情
罠を張る側が罠に掛かるのはお約束でしょう?

◆行動
【罠使い】の技を活かし「魔法で敵を識別するサーメート」を一定数ずつ設置しつつ進行
更に曲がり角や各部屋を通過前に【衝撃波】で複数個を投射
味方には反応しないというご都合主義の権化の使い処ですね
近接戦を強いられる以上、全滅こそしなくても奇襲は成立し得ません

『暗キ獣』を使用
學徒兵達とも連携した【集団戦術】による【範囲攻撃】で敵を鏖殺
姿が見えぬなら徹底的面制圧で空間事蹂躙するまで…
狭い屋内は最早貴方方にとって死地でしかありません

私自身も【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復



「透明になって待ち構えているようですね」
 本部に足を踏み入れた霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は敵がどこかで待ち構える室内を歩き出しサーメートを設置する。
「罠を張る側が罠に掛かるのはお約束でしょう?」
 いくつか置くと進み、また仕掛けていく。さらには曲がり角や各部屋を通過前に衝撃波に投射する。
「味方には反応しないというご都合主義の権化の使い処ですね。近接戦を強いられる以上、全滅こそしなくても奇襲は成立し得ません」
 そうして進んでいると、近くで爆発が起こり悲鳴が上がる。
「爆弾だとっ!?」
「罠だ! 気を付けろ!!」
 燃えあがった大和組隊員が力尽きて倒れ込み、余波によって薙ぎ払われた者が傷つき警戒の声を上げた。

「どうやら引っ掛かったようですね。」
「敵だっ!! 構え!!」
 その音に気付いた學徒兵達が集まり刀を構える。
「此処で迎え撃ちましょう」
 絶奈はユーベルコード『|暗キ獣《ソラト》』を発動し、屍獣と屍者の軍勢を召喚して所狭しと展開した。
「皆さんは此の兵達を盾にして戦ってください。そうすれば不意打ちを受けないでしょう」
「あ、ああ! わかった!」
 驚きながらも學徒兵達は頷いてその後ろに立つ。
 そこへ透明な大和組隊員が斬り掛かり、屍兵を斬り倒していった。
「そこか!!」
 それを見た學徒兵達が刀を突き出して大和組隊員を貫く。
「ぐがっ!! 敵が多い! これでは透明になっていても意味がない!」
「こやつら死人だぞ! まともにやっていてもキリがない!」
 致命傷を与えても死なない屍の兵をバラバラに切断する。だがその隙に學徒兵達が攻撃を加え大和組隊員は傷き倒れていった。

「このままではジリ貧だ! 違う部屋に移動する!」
 数を減らした大和組隊員が下がって部屋から出ていく。
「姿が見えぬなら徹底的面制圧で空間事蹂躙するまで……狭い屋内は最早貴方方にとって死地でしかありません」
 絶奈が仕掛けてあったサーメートを起爆し、通路という狭い空間に入った大和組隊員を纏めて爆散させた!
「ぐあああああああああああ!!!!」
 悲鳴を上げて焼け焦げた大和組隊員が倒れ、廊下に死体が重なった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フィーナ・シェフィールド
アドリブ連携歓迎です

ソウマコジロウさんも、旧帝都軍の方々も。
生前はこの帝都を守るために命を懸けた勇敢な方々だったはず。
帝の力でこんな戦いをさせられるなんて、本意ではないでしょうね…
せめて帝の思い通りにならないよう、わたしたちでその企みを喰い止めましょう!

【戦場に描くは彼岸の桜】を発動。
彼岸桜の花びらを散布し、透明化している影朧に振り撒くことでその輪郭を明らかにし、更に効果範囲内の影朧を破魔の力によりその存在そのものを浄化、消滅させると共に、味方の傷を癒していきます。
見えさえすれば、攻撃を受け流し、反撃することも可能です。
「この儀式、絶対阻止します!學徒兵のみなさん、どうか力を貸してください!」


真月・よる
*アドリブ・連携OK*

ん。真なる月の名の下にこの戦局に介入を開始するよ。
……はぁ、面倒くさい。

さて、學徒兵達の支援を行いながら透明な敵を捕捉する手段といったら
まあ、これだよね。

身に纏っている闇纏布を外し、空高く放り投げてUC発動。
これで戦場全域に月の加護による強化と、
反面敵には継続してダメージが行く事になるね。

後は夜闇に乗じてダメージで怯んでるような敵がいたら
一体ずつ【斬撃波】とか【衝撃波】なんかを駆使しつつ各個撃破。
【グラップル】で組み付いたり、【念動力】【影縛り】でふんじばるのもいいかもねー。

「あたしが来たからには學府本部は速攻で解放するよ。てーか早く終わらせたい」



「これ以上は好きにはさせん!」
「この部屋は必ず死守するぞ!!」
 数を減らした大和組隊員が大きな部屋に集まり、猟兵達を待ち構えていた。

「ソウマコジロウさんも、旧帝都軍の方々も。生前はこの帝都を守るために命を懸けた勇敢な方々だったはず」
 人々を、そして世界を守る為に戦ったはずだと、フィーナ・シェフィールド(天上の演奏家・f22932)はオブリビオンとなってしまい、今は世界を破壊する為に戦わさせられている兵達の気持ちを想う。
「帝の力でこんな戦いをさせられるなんて、本意ではないでしょうね……せめて帝の思い通りにならないよう、わたしたちでその企みを喰い止めましょう!」
 この世界を守ってみせると、ユーベルコード『|戦場に描くは彼岸の桜《エンブレム・オブ・スプリングブロッサム》』を発動し、歌声を大きな室内に響かせると彼岸桜の花びらが舞い散る。
「なんだ……花?」
「構うな、我らの使命は敵を討つのみ」
 花びらを無視して透明化されている大和組隊員は忍び寄る。だが花びらが触れて輪郭を明らかにしていた。
「おかしい……力が抜けていく……」
「おい、どうした?」
 そこにいたはずの仲間が消えて大和組隊員が動揺する。
 花びらは破魔の力を帯び、オブリビオンという存在そのものを浄化、消滅させていた。
「この花の所為か! 一気に攻撃に移る!!」
 赤い瞳を輝かせ、大和組隊員が一気に斬り掛かろうとする。
「この儀式、絶対阻止します! 學徒兵のみなさん、どうか力を貸してください!」
「任せてください!!」
「敵が見えていれば戦える!」
 學徒兵もまた刀で迎撃し、透明の敵と切り結んで火花を散らした。
「ええい! なぜ切り崩せん!!」
 実力で勝るはずの大和組隊員が押しきれずにいた。
「この歌は力だけではなく、味方の傷を癒すこともできます」
 床に彼岸桜のエンブレムが描かれ、その中に入っている學徒兵の受けた傷はすぐに癒えていく。

「本気を出せ! 命を削ろうとも勝利を手にする!」
「勢いが増した!?」
 大和組隊員は瞳を赤くして限界を超えた斬撃を放ち、學徒兵を後退させる。
「ん。真なる月の名の下にこの戦局に介入を開始するよ。……はぁ、面倒くさい」
 任務であれば仕方ないと、真月・よる(無住の月・f43404)は溜息を吐きながらも戦場となっている本部に乗り込んだ。
「さて、學徒兵達の支援を行いながら透明な敵を捕捉する手段といったら……まあ、これだよね」
 身に纏っている黒い外套【闇纏布】を外し、空高く放り投げてユーベルコード『暗天、宙を覆う』を発動して、闇纏布がどこまでも広がり戦場を夜闇で包み、味方に真なる月の加護による強化を与える。そして敵に対しては闇が浸蝕するようにダメージを与えていく。
「なんだっ暗闇になったぞ!」
「どうなっている!!」
(隙だらけね)
 驚いた大和組隊員が慌てて後退する。その隙を突いてよるが手刀から斬撃波を放って吹き飛ばした。そして近くの敵らの足を払い、転ばせて影縛りでふんじばった。
「貴様の仕業か!!」
「あたしが来たからには學府本部は速攻で解放するよ。てーか早く終わらせたい」
 面倒な仕事はさっさと終わらせるに限ると、よるは怒鳴る敵の拘束を強めた。
「俺たちも続くぞ!」
「本部を取り戻すんだ!!」
 學徒兵達が拘束された敵に止めを刺し、真なる月の加護と歌によって強化された肉体で敵を薙ぎ倒していった。

「こんな! 我らがこうも一方的に!!」
「學徒兵のみなさん、一気に叩き潰しましょう!」
「「おう!!」」
 フィーナが呼び掛けて歌い、ひらひら幻想的に舞う彼岸桜の花びらで敵を覆い弱らせる。そこへ學徒兵が殺到して切り殺していった。
「これなら早く終わりそうね。ペースを上げてくよ」
 よるもそれを手助けするように、反撃しようと構える敵を念動力で妨害し、衝撃波を叩き込んで薙ぎ倒す。
「うぉおおおおおおおおおおお!!」
 そこへ學徒兵達が斬り掛かってトドメを刺していった。
 そうして大きなフロアを完全に制圧し、本部奪還に向けて大きく前進した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

木常野・都月
【狐勢】
テラーさんは、猟兵、初めてです?
なら俺も頑張ります!

まずはテラーさんを守れる場所にいよう。
敵の攻撃は高速詠唱、カウンターで対処、必要なら激痛耐性で我慢しつつ庇おう。

後は見えない敵を何とかしよう。
風の精霊様に情報収集とマーキングをお願いしよう。
空気の流れが変な場所を探すんだ。
野生の勘、第六感も使って捉えたい。

マーキングを元に範囲攻撃、属性攻撃、多重詠唱で敵の場所を炙り出そう。
地の精霊様には敵の足を掴んで貰おう。
櫻の精霊様には花弁を敵に貼り付けて貰おう。
花弁や土が盛り上がってる所が目印になるはず!

テラーさん、やっちゃって下さい!
UC【精霊の歌】を!

あとはテラーさんに援護射撃できればいいな。


テラー・レギオン
【狐勢】
この世界での戦闘は初めてです、よろしくお願いします

學徒兵達に戦線を作ってもらいたい

「帝都桜學府本部は君達のものだ!主役は君達だ、派手にやってくれ!」

都月くんにもフォローをもらっているので、學徒兵に視線を集めてもらい
念動力で自分以外のところのものを動かしつつ
UC【避実撃虚・バックブレーダー】で敵の意識外から攻撃したい

「圧倒的な力があれば姿を隠さずとも作戦は遂行できる、隠れるということは、真正面から当たれる自信がないんだろう
それに、姿を隠さずとも意識から外れれば見えないのと同じだ」

たとえ敵のスピードが上がったとして、有利な位置からの二回攻撃ならば対応できるだろう



「テラーさんは、猟兵、初めてです?」
「この世界での戦闘は初めてです、よろしくお願いします」
 木常野・都月(|妖狐《ヒト見習い》の精霊術士・f21384)が尋ねると、テラー・レギオン(何者でもない戦場傭兵・f39434)が頷いて異世界を珍しそうに見渡す。
「なら俺も頑張ります!」
「ええ、共にこの世界を救いましょう」
 やる気を漲らせる都月とテラーは本部を奪還せんとする學徒兵達に接触する。
「帝都桜學府本部は君達のものだ! 主役は君達だ、派手にやってくれ!」
「はい!」
「やってやるぜ!!」
 テラーが檄を飛ばし、共に本部へと乗り込んでいく。

「じゃあ俺が前に出ますね」
「我々も戦うぞ!!」
「「おう!!」」
 都月が前に立ってテラーを守れるように位置取る。學徒兵達もいつでも戦えるように刀を抜き放った。
(風の精霊様、空気の流れが変な場所を教えてください)
 見えないならと目を閉じた都月は、室内に吹き抜ける穏やかな風が何かにぶつかって流れが変わる場所を見つける。
 それはどんどん移動して近づいてくる……。
(地の精霊様、敵の足を掴んでください。櫻の精霊様、花弁を敵に貼り付けてください)
 精霊達へとお願いし、ぼこりと現れた土が大和組隊員の足をがっしりと掴み、ひらひらと舞う花弁がくっついてマーキングする。
「なんだっ」
「動けん!」
 奇襲を仕掛けるつもりが逆に先手を取られ、慌てて大和組隊員が拘束を解こうとする。
「花弁や土が盛り上がってる所が目印になるはず! テラーさん、やっちゃって下さい!」
「都月くんのフォローに応えるとしましょう」
 テラーが念動力で自分から離れたところのものを動かして敵の注意を逸らしつつ、ユーベルコード『|避実撃虚《ヒジツゲッキョ》・バックブレーダー』を発動する。
(圧倒的な力があれば姿を隠さずとも作戦は遂行できる、隠れるということは、真正面から当たれる自信がないんだろう)
 アサルトウェポンを構え花びらの張り付いた透明の敵の頭部を狙う――。
(それに、姿を隠さずとも意識から外れれば見えないのと同じだ――)
 引金を引くと放たれた弾丸は正確に見えない敵の頭部を撃ち抜いた!
「がっ!?」
 何が起きたかも理解する前に即死した大和組隊員が倒れる。

「狙撃か!!」
「こちらの居場所がバレている!! 迎撃せよ!」
 大和組隊員が特殊強化阿片を過剰摂取し、スピードを上げテラーに向かって突撃する。
「テラーさんの元には行かせない! チィ、頼んだよ!」
 その前に都月が立ち塞がり、ユーベルコード『精霊の歌』を発動すると月の精霊チィが歌い始め、その歌に共感した者の戦闘力を高める。
 反応速度の上がった都月が薬物によって強化された敵の動きに追いつき、【エレメンタルダガー】を振るって刃を弾いた。
「力が沸いてくる、これならいけるぞ!」
「我々も続けぇええ!!」
 同じように歌によって強化された學徒兵達が斬り掛かり、大和組隊員のスピードについていき複数人で刀を浴びせ斬り倒す。
「邪魔するか!」
「ならば貴様らからだ!!」
 大和組隊員の刃が學徒兵へと向けられ、刀と刀ばぶつかり合って火花が散る。
「敵のスピードが上がりましたが、こちらも強化されいるなら問題なく対応できます」
 仲間達が激しく剣戟を響かせているところに、テラーが銃口を向けて大和組隊員を撃ち抜いた。
「狙撃手が邪魔だ!」
「だがこやつらを斬らねば辿り着けん!!」
「その通り! 俺たちが居る限り、テラーさんは攻撃できないよ!」
 何とかテラーの元に向かおうと大和組隊員が瞳を赤く染めて攻撃を激しくするが、都月はそれをダガーで凌ぐ。そして時間を稼いでいる間にテラーが敵に銃弾を叩き込む。
「このまま押し返すぞ!」
「行くぞ! 本部を取り返すんだ!!」
 二人が敵を叩くと、その勢いに乗って學徒兵達も斬り掛かり、大和組隊員を次々と倒していった……。

「……もう敵は居ないかな?」
「どうやら終わったようです」
 都月が室内に風を吹かしてももう周囲に敵が居ないことを確認し、テラーも気配を感じないと銃口を下して大きく息を吐いた。
「どうでしたかテラーさん」
「世界は違っても、戦いに変わりはありませんね」
 問いかける都月にテラーはやることに変わりはなく、問題なかったと銃を仕舞う。
「やった! これで本部奪還までもう少しだ!」
「ありがとうございます。皆さんのお蔭で勝てました!」
「このまま全部の敵を排除するぞ!!」
 二人に感謝した學徒兵達は喜び合い、本部奪還までもう少しと士気を高めていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年09月10日


挿絵イラスト